JPH11201793A - 流量センサ - Google Patents
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- JPH11201793A JPH11201793A JP10007692A JP769298A JPH11201793A JP H11201793 A JPH11201793 A JP H11201793A JP 10007692 A JP10007692 A JP 10007692A JP 769298 A JP769298 A JP 769298A JP H11201793 A JPH11201793 A JP H11201793A
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Abstract
調増加出力を単純な構成で得ると共に順方向流検出時の
検出感度に優れた流量センサを得る。 【解決手段】 上流側の発熱抵抗4,下流側の発熱抵抗
5で構成された複数の発熱部を流体の上流から下流に向
けて配置し、発熱抵抗4,5から流体への熱伝達現象に
基づいて流体の流量あるいは流速を計測する感熱式流量
センサにおいて、複数の発熱抵抗4,5の温度が流体の
温度に対して各々所定の温度だけ昇温するように発熱抵
抗4,5に流す加熱電流を制御する手段30、31、3
2と、複数の発熱抵抗4,5の内、上流側にある発熱抵
抗4への加熱電流と下流側にある発熱抵抗5への加熱電
流の差を求める手段34と、この加熱電流の差に基づい
て流体の流速あるいは流量を検出する手段35〜37と
を備えている。
Description
熱体あるいは発熱体によって加熱された部分から流体へ
の熱伝達現象に基づいて流体の流速あるいは流量を計測
する流量検出素子及び流量センサに関するものであり、
例えば内燃機関の吸入空気量を計測する場合等に用いら
れる流量センサである。
号公報に示されている従来の感熱式流量センサの流量検
出素子であり、図14は従来の感熱式流量センサの回路
図である。従来の感熱式流量センサの流量検出素子は図
13に示すように、セラミックなどの電気絶縁材料で作
られた平板状基材38、この平板状基材38の表面上に
スパッタリングとフォトエッチングにより形成された感
熱抵抗体である白金薄膜よりなる発熱抵抗39a,39
bより構成さている。発熱抵抗39aは吸気上流側に対
応する位置に、また発熱抵抗39bは吸気下流側に対応
する位置に形成され、これら発熱抵抗39a(以下、上
流側発熱抵抗と記載する),発熱抵抗39b(以下、下
流側発熱抵抗と記載する)の外表面上にはアルミナまた
は酸化シリコンの薄膜がコーティングされている。上流
側発熱抵抗39a,下流側発熱抵抗39bは平板状基材
38の表面上で外部接続端子40a,40bに接続され
ている。
も感熱抵抗体である白金薄膜よりなり、発熱抵抗と同様
なプロセスで構成されているが、その抵抗値は発熱抵抗
の50倍以上になるように設計されている。図13にお
いて、上流側発熱抵抗39a,下流側発熱抵抗39b、
温度補償抵抗41a,41bは計測流体である空気が通
る主通路19の中に配置されている。
抵抗41a及び固定抵抗42a,43a,44aでブリ
ッジ回路を構成し固定抵抗42aと44aとの中点及び
固定抵抗43aと上流側発熱抵抗39aとの中点の電位
をそれぞれ差動増幅器45aに入力して電位差を検出す
るようにしている。
号をトランジスタ46aのベースに入力し、上記ブリッ
ジ中点の電位が等しくなるように閉ループ制御してい
る。このトランジスタ46aのエミッタは温度補償抵抗
41aと上流側発熱抵抗39aとの接続点に接続され、
そのコレクタは電源に接続している。
側の温度補償抵抗41b,固定抵抗42b,43b,4
4bでブリッジ回路を構成し、差動増幅器45b及びト
ランジスタ46bを用いて閉ループ制御回路を構成して
いる。そして、ブリッジ回路を構成する固定抵抗42b
と44bとの中点及び固定抵抗43bと下流側発熱抵抗
39bとの中点の電位をそれぞれ差動増幅器45bに入
力して電位差を検出するようにしている。
が、温度補償抵抗41a,41bで計測された吸気温度
よりも100℃高い温度となるように、ブリッジ回路を
構成する固定抵抗の値が決められている。尚、ブリッジ
の平衡条件より、例えば、上流側発熱抵抗39aの抵抗
値RHは以下の式で与えられる。
よりも100℃高い温度になるように各ブリッジ抵抗値
を設定しているため、吸気温度が一定ならば温度補償用
抵抗体41aの抵抗値、発熱抵抗体39aの抵抗値は一
定となり、この発熱抵抗体39aの抵抗値は流量に拘わ
らず一定値となるように差動増幅器45aとトランジス
タ46aによりブリッジに流す電流を制御する。よっ
て、発熱抵抗体39aに流れる電流を固定抵抗43aに
おける電圧降下より検出することで、空気流量を求める
ことができる。
流側発熱抵抗39aから気流に伝達する熱は気流の流速
が大きいほど増す。一方、下流側発熱抵抗39bに沿っ
て流れる気流は、上流側発熱抵抗39aによって昇温さ
れているため、上流側発熱抵抗39aほど気流に熱が伝
達されない。即ち、上流側発熱抵抗39aは下流側発熱
抵抗39bより良く冷却され、冷却の度合いの差は気流
の流速が増すほど大きくなる。
一定に保つための加熱電流は、下流側発熱抵抗39bの
抵抗値を一定に保つための加熱電流よりも大きく、その
差は気流の流速が大きいほど増す。加熱電流は、空気流
量の関数である熱伝達量に相当する量となり、熱伝達量
は流速の関数であるため、固定抵抗43aの両端電圧V
aと固定抵抗43bの両端電圧Vbの差は気流の流速、
あるいは定められた通路内を通過する気流の流量の関数
となる。
方向流の場合はVa>Vbとなり、逆方向流の場合はV
b>Vaとなるため、VaとVbの差は流量の絶対値と
気流の方向を現す出力となる。従って、差動増幅器47
でVaとVbの差をとって出力とすれば流れの方向を検
出できる流量センサとなる。
来の流量センサでは、上流側発熱抵抗39aと下流側発
熱抵抗39bを構成する各々のブリッジ回路において、
ブリッジ回路を構成する抵抗は同じ物が用いられてい
る。
サの流量信号として取り扱う場合は、流量が0のときV
a−Vb=0となり気流が下流から上流に流れる逆流の
場合はVa−Vb<0となる。このような出力を持つ流
量センサを、例えば自動車用内燃機関の燃料制御用コン
トロールユニットのように流量センサの信号が入力され
る装置に使用する場合は、負の入力を認識できるように
回路を構成する必要があり、入力回路が複雑化する。
bの値に所定のバイアスVobを加え、Va−Vb+V
obを流量信号として取り扱うこともできるが、この場
合は流量センサ内に電圧加算回路を新たに追加しなけれ
ばならない。さらに、流量センサを自動車用内燃機関の
吸入空気流量センサとして用いるような場合は、周囲温
度が−30℃〜110℃の範囲で変化するため、この電
圧加算回路は周囲温度によるバイアスVobの変動を極
めて小さく回路設計を行う必要がある。上記のような対
策はいずれにしてもコストのかかるものとなる。
の燃料制御用吸気流量センサとして用いられる場合では
スロットル開度が大きくバルブオーバラップのある運転
領域では流量は逆流を含む脈動流となることがある。だ
が、一般に最大逆流流量は順方向流の最大計測流量より
もかなり小さなものとなる。従ってこのような用途の流
量センサの感度は順方向流の計測において高く設計され
ることが望しい。しかしながら、上記のような従来の流
量センサにおいては、順方向流と逆方向流の感度が等し
くなっているため、順方向の最大計測流量に制限が生じ
る場合がある。
ためになされたもので、第1の目的は逆流検出時から順
流検出時にかけて、正の単調増加出力を単純な構成で得
ることにあり、それによって流量センサ及びその出力を
受ける装置の構成を単純にすることにある。またこの発
明の第2の目的は順方向流に対する感度の高い流量セン
サを得ることにある。
量センサは、感熱抵抗体で構成された複数の発熱部を、
流体の上流から下流に向けて配置されており、前記発熱
部から流体への熱伝達現象に基づいて流体の流量あるい
は流速を計測する感熱式流量センサにおいて、前記複数
の発熱部の温度が前記流体の温度に対して各々所定の温
度だけ昇温するように感熱抵抗体に流す加熱電流を制御
する手段と、前記複数の発熱部の内、上流側にある発熱
部への加熱電流と下流側にある発熱部への加熱電流の差
を求める手段と、この加熱電流の差に基づいて前記流体
の流速あるいは流量を検出する手段とを備え、流量が0
のときにおいて上流側感熱抵抗体の加熱電流が下流側感
熱抵抗体の加熱電流よりも大きくなるようにしたもので
ある。
を構成する感熱抵抗体は、流体の上流側感熱抵抗体の抵
抗値を前記流体の下流側感熱抵抗体の抵抗値よりも小さ
くしたものである。
された上流側感熱抵抗体の膜厚を、下流側感熱抵抗体の
膜厚より厚くしたものである。
抵抗体の平均温度が下流側感熱抵抗体の平均温度よりも
高くしたものである。
熱部の面積を下流側の発熱部の面積よりも大きくしたも
のである。
感熱抵抗体に直列接続され、この感熱抵抗体に流れる加
熱電流を検出する第1の抵抗と、前記下流側感熱抵抗体
に直列接続され、この感熱抵抗体に流れる加熱電流を検
出する前記第1の抵抗より抵抗値が大きい第2の抵抗
と、前記第1の抵抗の両端電圧と前記第2の抵抗の両端
の差から流体の流量あるいは流速を検出する手段とを備
えたものである。
一実施の形態である流量検出素子17Aの断面図(図1
の下図)と平面図(上図)を示すものである。断面図は
平面図に示されたA−A部の断面を表す。これは以下に
述べる他の実施の形態においても同様である。本実施の
形態に係る流量検出素子17Aは、図に示すように厚さ
0.4mmのシリコンよりなる平板状基材1の表面に厚
さ1μmの窒化シリコン等よりなる絶縁性の支持膜2が
スパッタ、蒸着、CVD等の方法で形成され、その上に
厚さ0.2μmの白金等の感熱抵抗体膜よりなる発熱抵
抗4,5が蒸着やスパッタ等の方法で着膜されている。
いはドライエッチング等の方法を用いて電流路であるパ
ターンニングが形成されている。パターンニングによっ
て構成された発熱抵抗4,5の発熱部の面積は、1mm
×0.05mmである。また、絶縁性の支持膜2の上に
は同様に厚さ0.2μmの白金等の感熱抵抗体膜よりな
る計測流体温補償抵抗6a,6bが蒸着やスパッタ等の
方法で着膜されている。
抵抗6a,6bの上には厚さ1μmの窒化シリコン等よ
りなる絶縁性の保護膜3がスパッタ、蒸着、CVD等の
方法で形成されている。矢印9は計測流体の流れの方向
である。内燃機関の吸気流量を計測する場合は吸気口か
らシリンダーへ流れる方向を示すことになる。ただし、
例えば4気筒内燃機関の場合、バルブオーバラップやス
ロットル弁開度や吸気管路の条件によっては逆流を含む
脈動流となる。
熱抵抗5は下流側にあり、両発熱抵抗4,5は流れの方
向に並んでいる。発熱抵抗4,5(上流側発熱抵抗4、
下流側発熱抵抗5と記載する)及び計測流体温補償抵抗
6a,6bはリードパターン13a〜13hを経て流量
検出素子の外部との電気的接続を行うための電極14a
〜14hに接続されている。電極14a〜14hの部分
はワイヤボンド等の方法で外部と電気的な接続をするた
めに保護膜3が除去されている。
れている面とは逆の面に形成された裏面保護膜15に写
真製版等の方法でエッチングホール16を形成後、例え
ばアルカリエッチング等を施すことによって、平板状基
材1の一部が除去され、ダイヤフラム12が形成されて
いる。ダイヤフラム12の面積は1.4mm×0.4m
mである。
って各々形成される上流側の発熱部と下流側の発熱部は
流れの方向の幅及び流れと直交する方向の長さが同一で
あり、発熱面積が同一となっているが、上流側発熱抵抗
4は、下流側発熱抵抗5にくらべてパターン幅が大き
く、またパターン長が短く設計されているため、上流側
発熱抵抗4の抵抗値RH1は下流側発熱抵抗5の抵抗値
RH2よりも小さくなっている。
かりやすいように示されており実際の寸法比では描かれ
ていない。これは以下に示す他の実施の形態の図におい
ても同様である。図5は本実施の形態に係る加熱電流制
御回路と計測流体の流量及び流速検出回路を含む流量セ
ンサの構成図である。
aは、ホイストンブリッジを形成する上流側発熱抵抗
4、基準抵抗24a、固定抵抗28a、固定抵抗26a
と温度補償抵抗6aの直列体及びインピーダンス変換回
路を構成する固定抵抗25a,26a,差動増幅器29
a、そしては基準抵抗24a,固定抵抗28aの各両端
電圧であるAa点とBa点の電位差を求める差動増幅器
30a、ベースに差動増幅器30aの出力を入力し、コ
レクタをpnp型の出力トランジスタ32aのベースに
接続したエミッタ接地のnpn型の制御トランジスタ3
1aより構成される。インピーダンス変換回路は温度補
償抵抗6aに電流が流れ過ぎないようにするためであ
る。
電源の+に、コレクタはブリッジの+端に接続されてい
る。従って、出力トランジスタ32aはベース電流に応
じて所定のコレクタ電流、即ち加熱電流がブリッジを通
して上流側発熱抵抗4に流れる。差動増幅器30a、制
御トランジスタ31a,出力トランジスタ32aによっ
てAa点とBa点の電圧が等しくなるように上流側発熱
抵抗4に流す加熱電流IH1を制御する閉ループ回路が
構成されている。
明したように、上流側発熱抵抗4の抵抗値RH1は吸気
温度よりも100℃高い温度になるように各ブリッジ抵
抗値を設定しており、吸気温度が一定ならば温度補償用
抵抗体6aの抵抗値、上流側発熱抵抗体4の抵抗値は一
定となり、この上流側発熱抵抗体4の抵抗値RH1は流
量に拘わらず一定値となるように差動増幅器30aと制
御トランジスタ31a、制御トランジスタ32aにより
ブリッジに流す電流を制御する。よって、上流側発熱抵
抗体4に流れる電流を基準抵抗24aにおける電圧降下
より検出することで、空気流量を求めることができる。
bは、ホイストンブリッジを形成する下流側発熱抵抗
5、基準抵抗24b、固定抵抗28b、固定抵抗と温度
補償抵抗6bの直列体及びインピーダンス変換回路を構
成する固定抵抗25b,26b,差動増幅器29b、そ
しては基準抵抗24b,固定抵抗28bの各両端電圧で
あるAb点とBb点の電位差を求める差動増幅器30
b、ベースに差動増幅器30bベースに差動増幅器34
bの出力を入力し、コレクタをpnp型の出力トランジ
スタ32aのベースに接続したエミッタ接地のnpn型
の制御トランジスタ31aより構成される。
bに電流が流れ過ぎないようにするためである。出力ト
ランジスタ32bのエミッタは電源の+に、コレクタは
ブリッジの+端に接続されている。差動増幅器30b、
トランジスタ31b,32bによってAb点とBb点の
電圧が等しくなるように加熱電流IH2を制御する閉ル
ープ回路が構成されている。
明したように、下流側発熱抵抗5の抵抗値RH2は吸気
温度よりも100℃高い温度になるように各ブリッジ抵
抗値を設定しており、吸気温度が一定ならば温度補償用
抵抗体6bの抵抗値、下流側発熱抵抗体5の抵抗値は一
定となり、この下流側発熱抵抗体5の抵抗値RH2は流
量に拘わらず一定値となるように差動増幅器30bと制
御トランジスタ31b、制御トランジスタ32bにより
ブリッジに流す電流を制御する。よって、下流側発熱抵
抗体5に流れる電流を基準抵抗24bにおける電圧降下
より検出することで、空気流量を求めることができる。
1,VM2の差は差動増幅器34で求められる。差動増
幅器34の後段には、差動増幅器35と増幅率を決める
固定抵抗36,37とからなる増幅回路が接続されてい
る。差動増幅器35の出力Voは流量センサの出力であ
る。
出素子17Aを用いた流量センサの正面図及び横断面図
である。図において17は流量検出素子、18は流量検
出素子17を収めた検出管路、19は検出管路18を収
めた計測流体の通路である主通路、20は主通路におい
て計測流体の入り側に設けた格子状の整流器、21は図
5に示す加熱電流制御回路及び流量・流速検出回路が収
められたケース、22は加熱電流制御回路及び流量・流
速検出回路に電源を供給したり、計測出力を取り出すた
めのコネクタである。流量センサの正面図及び横断面図
は以後に述べる他の実施の形態においても同様である。
示す制御回路によって所定の平均温度になるようにフィ
ードバック制御されている。加熱電流値は、上流側及び
下流側発熱抵抗4,5の発熱温度を各々計測流体温補償
抵抗6a,6bで検出された計測流体温度に基づいて適
切に変えて行けば、計測流体の流速と密度の積に相当す
る量の関数となる。このような定温度差制御の検出原理
については上述した従来例と同等である。
抵抗4から計測流体への熱伝達が多くなるため加熱電流
が増加する。一方下流側にある下流側発熱抵抗5の部分
には上流側発熱抵抗4によって暖められた気流が流れる
ため上流側発熱抵抗4に比べると加熱電流の増加は少な
い。従って、上流側発熱抵抗4と下流側発熱抵抗5の加
熱電流の差を基準抵抗24a,bにおける電圧降下の差
VM1−VM2を差動増幅器34で求めることによっ
て、流量と流れの方向を検出することができる。上流側
発熱抵抗4のジュール熱をH1,下流側発熱抵抗5のジ
ュール熱をH2とすると、これらは式(1),(2)で
表される。
流の温度 順流時:Ta1≒Ta 逆流時:Ta1>Ta Ta2:発熱抵抗4が構成された発熱部表面を流れる気
流の温度 順流時:Ta2>Ta 逆流時:Ta2≒Ta
24bによって電圧VM1,VM2に変換される。
1=A2,S1=S2,TH1=TH2である。流量0
のときはTa1≒Ta2であるから、H1=H2となり
従って、 VM1−VM2>0となる。
した場合の、所定の通路径を有する管路内を通過する流
量に対するVM1,VM2,VM1−VM2の特性の一
例を示す。図9は本実施の形態の流量に対するVM1,
VM2,VM1−VM2の特性を示す。
s以上の流領域においてVM1−VM2は正の値で単調
増加している。従って、本流量センサの出力を受ける装
置において、負の値の入力を受けるインターフェイス回
路は不要であり、また本流量センサ内に電圧加算回路を
付加する必要もない。
M2は図5に示した増幅回路(演算増幅器35等)によ
って所定の増幅がなされ、流量センサの出力Voは計測
流量範囲において0〜5Vとなっている。尚、本実施の
形態では、RH1<RH2とするために上流側発熱抵抗
4は下流側発熱抵抗5に比べてパターン幅を大きく、パ
ターン長を短くしているが、パターン幅のみを大きくし
たり、パターン長のみを長くしても良い。
の形態である流量検出素子17Bの断面図と平面図を示
すもので、図における1〜16は実施の形態1と同一の
ものである。この実施の形態では上流側発熱抵抗4と下
流側発熱抵抗5のパターンニングは同一であるが、白金
膜の厚さが図3の斜線部において増厚されており、0.
23μmとなっている。
を用いた場合の流量センサの動作は実施の形態1と同様
であるが、本実施の形態の場合、上流側発熱抵抗4とパ
ターンニングと下流側発熱抵抗5のパターンニングを同
一に構成できているために、上流と下流発熱抵抗5のパ
ターンニングの差による発熱部の温度分布の差が生じに
くい。したがって、発熱部の温度分布を均一にするとい
ったパターンニングの自由度が大きく、検出精度を高め
ることができる。
施の形態である流量検出素子17Cの断面図と平面図を
示すもので、図における1〜16は実施の形態1と同一
のものである。この実施の形態では上流側発熱抵抗4と
下流側発熱抵抗5が構成された各々の発熱部の面積及
び、抵抗値は同一である。
示す制御回路によって平均温度が制御されているが、本
実施の形態では上流側発熱抵抗4の平均温度が下流側発
熱抵抗5の平均温度よりも高くなるようにブリッジの構
成抵抗を設定している。従ってΔT1>ΔT2となって
いる。
(1),(2)において、RH1=RH2,A1>A
2,S1=S2,TH1>TH2である。流量0のとき
はTa1≒Ta2であるから、H1>H2となり従って
VM1−VM2>0となる。図10は本実施の形態の流
量に対するVM1,VM2,VM1−VM2の特性を示
す。
VM1−VM2は正の値で単調増加している。従って、
本流量センサの出力を受ける装置において、負の値の入
力を受けるインターフェイス回路は不要であり、また本
流量センサ内に電圧加算回路を付加する必要もない。
よって所定の増幅がなされ、流量センサの出力Voは計
測流量範囲において例えば0〜5Vとなっている。
き、上流側の発熱部から下流側の発熱部への気流による
熱伝達量が大きくなり、流量が増加したときの下流側発
熱抵抗5の加熱電流IH2の増加が抑制される。つま
り、式(2)においてTa2をより大きくすることがで
きる。従って上下流の加熱電流差を大きくとることがで
き、流量センサとしての順方向流に対する感度を上げる
ことができる。
施の形態である流量検出素子17Dの断面図と平面図を
示すもので、図における1〜16は、上記実施の形態1
と同一のものである。この実施の形態では上流側発熱抵
抗4が構成された発熱部の面積S1のほうが、下流側発
熱抵抗5が構成された発熱部の面積S2よりも大きくな
っている。
に示す制御回路によって各々同一の平均温度に制御され
ている。このように構成されている場合は、式(1),
(2)において、 RH1=RH2,A1>A2,TH
1=TH2である。流量0のときはTa1≒Ta2であ
るから、H1>H2となり従って VM1−VM2>0
となる。
1,VM2,VM1−VM2の特性を示す。流量約−4
0g/s以上の流領域においてVM1−VM2は正の値
で単調増加している。従って、本流量センサの出力を受
ける装置において、負の値の入力を受けるインターフェ
イス回路は不要であり、また本流量センサ内に電圧加算
回路を付加する必要もない。
よって所定の増幅がなされ、流量センサの出力Voは計
測流量範囲において例えば0〜5Vとなっている。さら
に本実施の形態では、順方向流のとき、上流側の発熱部
から下流側の発熱部への気流による熱伝達量が大きくな
り、流量が増加したときの下流側発熱抵抗5の加熱電流
IH2の増加が抑制される。つまり、式(2)において
Ta2をより大きくとることができる。従って上下流の
加熱電流差を大きくとることができ、流量センサとして
の順方向流に対する感度を上げることができる。
積を下流側の発熱部の面積より大きくするために、流れ
方向の幅を大きくしたが、流れに直交する方向に大きく
しても良い。
した流量検出素子17Cを用い、図5の回路図において
加熱電流検出用の基準抵抗24aと24bの抵抗値をR
M1>RM2とし、またTH1=TH2となるようにブ
リッジ回路23a,23bの固定抵抗27a,27b,
28a,28bの抵抗値が定められている。
0のときはH1=H2となり従って式(3)(4)より
VM1−VM2>0となる。図12は本実施の形態の流
量に対するVM1,VM2,VM1−VM2の特性を示
す。
s以上の流領域においてVM1−VM2は正の値で単調
増加している。従って、本流量センサの出力を受ける装
置において、負の値の入力を受けるインターフェイス回
路は不要であり、また本流量センサ内に電圧加算回路を
付加する必要もない。VM1−VM2は図5に示した増
幅回路によって所定の増幅がなされ、流量センサの出力
Voは計測流量範囲において例えば0〜5Vとなってい
る。
素子17A〜17Dに平板状の形状を持つものについて
説明したが、必ずしも平板状である必要はなく、例えば
単一の円筒形状で上流と下流に抵抗膜が形成されている
場合や、白金膜を着膜した円筒形状の素子や白金線を巻
き付けた円筒形状の素子を上下流に複数並べたように配
置した流量検出素子を用いても良い。また、発熱抵抗
4,5の発熱部の大きさも上記に限定されることはな
い。
熱抵抗体が構成された複数の発熱部を、流体の上流から
下流に向けて配置されており、前記発熱部から流体への
熱伝達現象に基づいて流体の流量あるいは流速を計測す
る感熱式流量センサにおいて、前記複数の発熱部の温度
が前記流体の温度に対して各々所定の温度だけ昇温する
ように感熱抵抗体に流す加熱電流を制御する手段と、前
記複数の発熱部の内、上流側にある発熱部への加熱電流
と下流側にある発熱部への加熱電流の差を求める手段
と、この加熱電流の差に基づいて前記流体の流速あるい
は流量を検出する手段とを備え、流量が0のとき上流側
感熱抵抗体の加熱電流が下流側感熱抵抗体の加熱電流よ
りも大きくなるようにしたので、上流側にある感熱抵抗
体の加熱電流と下流側にある感熱抵抗体の加熱電流の差
を流量信号として用いれば逆流時から順流時にかけて常
に正の単調増加出力が得られ、流量センサ及びその出力
を受ける装置のインターフェイスを単純、安価に構成で
きるという効果がある。
を構成する感熱抵抗体は、流体の上流側感熱抵抗体の抵
抗値を前記流体の下流側感熱抵抗体の抵抗値よりも小さ
くしたので、上下流で同一のジュール熱を発生させる場
合でも、上流側感熱抵抗体の加熱電流が下流側加熱電流
よりも大きくなり、上流側にある感熱抵抗体の加熱電流
と下流側にある感熱抵抗体の加熱電流の差を流量信号と
して用いれば逆流時から順流時にかけて常に正の単調増
加出力が得られ、流量センサ及びその出力を受ける装置
のインターフェイスを単純、安価に構成できるという効
果がある。
された上流側感熱抵抗体の膜厚を、下流側感熱抵抗体の
膜厚より厚くしたので、上流側と下流側感熱抵抗体の形
状、配置を同一とした場合でも、上流側発熱抵抗と下流
側発熱抵抗のパターンニングの自由度を損なわずに上流
側感熱抵抗体の抵抗値を下流側感熱抵抗体の抵抗値より
も小さくできるため、温度分布や熱伝達の状況が上流と
下流で大きく異なることがなく容易に逆流時から順流時
にかけて常に正の単調増加出力が得られ、かつ精度の良
い流量センサが得られるという効果がある。
抵抗体の平均温度が下流側感熱抵抗体の平均温度よりも
高くしたので、上下流の発熱部が同じ表面積であり、そ
こに構成された感熱抵抗体が同じ抵抗値である場合で
も、上流側感熱抵抗体のジュール熱が下流側感熱抵抗体
のジュール熱より大きくなり、従って上流側にある感熱
抵抗体の加熱電流と下流側にある感熱抵抗体の加熱電流
の差を流量信号として用いれば容易に逆流時から順流時
にかけて常に正の単調増加出力が得られ、流量センサ及
びその出力を受ける装置のインターフェイスを単純、安
価に構成できる。また順方向の検出感度を高めた流量セ
ンサが構成できるという効果がある。さらに加えて順方
向流においては、上流側の発熱部から下流側の発熱部へ
の気流による伝熱量が増すために上下流の感熱抵抗体の
加熱電流の差を大きくとることができ、感度を高めるこ
とができるという効果がある。
熱部の面積を下流側の発熱部の面積よりも大きくしたの
で、上流側感熱抵抗体のジュール熱が下流側感熱抵抗体
のジュール熱より大きくなり、従って上流側にある感熱
抵抗体の加熱電流と下流側にある感熱抵抗体の加熱電流
の差を流量信号として用いれば容易に逆流から順方向に
おいて正の単調増加出力が得られ、流量センサ及びその
出力を受ける装置のインターフェイスを単純、安価に構
成でき、また順方向の検出感度を高めた流量センサが構
成できる。さらに加えて順方向流においては、上流側の
発熱部から下流側の発熱部への気流による伝熱量が増す
ために上下流の感熱抵抗体の加熱電流の差を大きくとる
ことができ、感度を高めることができる。
感熱抵抗体に直列接続され、この感熱抵抗体に流れる加
熱電流を検出する第1の抵抗と、前記下流側感熱抵抗体
に直列接続され、この感熱抵抗体に流れる加熱電流を検
出する前記第1の抵抗より抵抗値が大きい第2の抵抗
と、前記第1の抵抗の両端電圧と前記第2の抵抗の両端
電圧の差から流体の流量あるいは流速を検出する手段と
を備え、流量が0のときにおいて前記第1の抵抗の両端
電圧の方が前記第2の抵抗の両端電圧よりも大きくなる
ようにしたので、上流側にある感熱抵抗体の加熱電流と
下流側にある感熱抵抗体の加熱電流の差を流量信号とし
て用いれば逆流時から順流時にかけて常に容易に正の単
調増加出力が得られ、流量センサ及びその出力を受ける
装置のインターフェイスを単純、安価に構成できるとい
う効果がある。
の断面図及び平面図である。
の断面図及び平面図である。
す流量検出素子の断面図及び平面図である。
の断面図及び平面図である。
流量及び流速検出回路を示す図である。
正面図である。
横断面図である。
る。
ある。
ある。
ある。
発熱抵抗、5 下流側発熱抵抗、6a,6b 温度補償
抵抗、17A〜17D 流量検出素子、23a,b ブ
リッジ回路、24a,b 基準抵抗、25a〜28a,
25b〜28b固定抵抗、29a,29b,30a,3
0b 差動増幅器、31a,31b,32a,32b
トランジスタ、33 電源、34 差動増幅器、35,
36,37 固定抵抗、39a,39b 発熱抵抗。
Claims (6)
- 【請求項1】 感熱抵抗体で構成された複数の発熱部を
流体の上流から下流に向けて配置し、前記発熱部から流
体への熱伝達現象に基づいて流体の流量あるいは流速を
計測する感熱式流量センサにおいて、 前記複数の発熱部の温度が前記流体の温度に対して各々
所定の温度だけ昇温するように感熱抵抗体に流す加熱電
流を制御する手段と、 前記複数の発熱部の内、上流側にある発熱部への加熱電
流と下流側にある発熱部への加熱電流の差を求める手段
と、 この加熱電流の差に基づいて前記流体の流速あるいは流
量を検出する手段とを備え、流量が0のときに上流側感
熱抵抗体の加熱電流が下流側感熱抵抗体の加熱電流より
も大きくなるようにしたことを特徴とする流量センサ。 - 【請求項2】 上記発熱部を構成する感熱抵抗体は、流
体の上流側感熱抵抗体の抵抗値を前記流体の下流側感熱
抵抗体の抵抗値よりも小さいことを特徴とする請求項第
1に記載の流量センサ - 【請求項3】 膜状に構成された上流側感熱抵抗体の膜
厚を、下流側感熱抵抗体の膜厚より厚くしたことを特徴
とする請求項第1項または第2項に記載の流量センサ。 - 【請求項4】 上流側感熱抵抗体の平均温度が下流側感
熱抵抗体の平均温度よりも高いことを特徴とする請求項
第1項ないし第3項のいずれかに記載の流量センサ。 - 【請求項5】 上流側の発熱部の面積は下流側の発熱部
の面積よりも大きいことを特徴とする請求項第1項ない
し第4項のいずれかに記載の流量センサ。 - 【請求項6】 上流側感熱抵抗体に直列接続され、この
感熱抵抗体に流れる加熱電流を検出する第1の抵抗と、 下流側感熱抵抗体に直列接続され、この感熱抵抗体に流
れる加熱電流を検出する前記第1の抵抗より抵抗値が大
きい第2の抵抗と、 前記第1の抵抗の両端電圧と前記第2の抵抗の両端電圧
の差から流体の流量あるいは流速を検出する手段とを備
えたことを特徴とする流量センサ。
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