JPH11207161A - 固体処理剤溶解装置 - Google Patents

固体処理剤溶解装置

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JPH11207161A
JPH11207161A JP10010330A JP1033098A JPH11207161A JP H11207161 A JPH11207161 A JP H11207161A JP 10010330 A JP10010330 A JP 10010330A JP 1033098 A JP1033098 A JP 1033098A JP H11207161 A JPH11207161 A JP H11207161A
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JP
Japan
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solid processing
processing agent
solid
dissolving
tablet
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JP10010330A
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English (en)
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Eiichi Sakaki
映一 榊
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個の固体処理剤を迅速に水に溶解、希釈
して処理液を調製する手段の提供。 【解決手段】 固体処理剤溶解槽の内部に、固体処理剤
捕捉手段と該固体処理剤捕捉手段の固体処理剤側に溶液
吐出部を持つ固体処理剤循環吐出手段を合わせ持ち、又
は微小固体処理剤捕捉手段を有することを特徴とする固
体処理剤溶解装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ハロゲン化銀写真感光材料の
処理剤の溶解方法に関し、特に固体処理剤の溶解方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハロゲン化銀写真感光材料の処
理剤は濃縮液で流通し、使用時にケミカルミキサーと呼
ばれる調製装置を用いて水で使用液濃度に希釈調製し用
いられてきた。近年錠剤型固体処理剤が出現し、複数個
の錠剤タイプの固体処理剤を投入し、攪拌又はポンプ等
の循環手段により槽内の溶液を循環することにより溶
解、希釈が行われている。
【0003】しかし、固体処理剤、特に錠剤タイプの固
体処理剤は、錠剤の径及び厚みが大きく、さらに固体処
理剤の構成成分の中には水に溶解しにくい成分も含有さ
れており、固体処理剤の調製時間の律速となっているた
め、迅速な溶解調製法が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
個の固体処理剤を迅速に水に溶解、希釈して処理液を調
製する手段を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】1.固体処理剤溶解槽の
内部に、固体処理剤捕捉手段と該固体処理剤補足手段に
対し固体処理剤側に溶液吐出部を持つ固体処理剤側循環
吐出手段を合わせ持つことを特徴とする固体処理剤溶解
装置。
【0006】2.固体処理剤捕捉手段に対し、固体処理
剤側に固体処理剤付着防止手段を持つことを特徴とする
1に記載の固体処理剤溶解装置。
【0007】3.前記固体処理剤補足手段の形状の一部
が下方向に凸であることを特徴とする1又は2に記載の
固体処理剤溶解装置。
【0008】4.固体処理剤溶解装置の固体処理剤溶解
槽の内部に、固体処理剤捕捉手段と該固体処理剤捕捉手
段より目の細かい微小固体処理剤捕捉手段と該微小固体
処理剤捕捉手段よりも微小固体処理剤側に、微小固体処
理剤捕捉手段の閉塞防止手段を合わせ持つことを特徴と
する1〜3のいずれか1項に記載の固体処理剤溶解装
置。
【0009】5.固体処理剤溶解槽の底部に、循環吐出
手段からの液体吐出力により作動する槽内流動発生手段
を有することを特徴とする1〜4のいずれか1項に記載
の固体処理剤溶解装置。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に係
る固体処理剤とは、ハロゲン化銀写真感光材料の現像、
定着又は停止や漂白などの一連の写真現像処理のうち固
体化されたものをいう。
【0011】処理剤を固体化するには、濃厚液又は微粉
ないし粒状写真処理剤と水溶性結着剤を混練・成型する
か、仮成型した写真処理剤の表面に水溶性結着剤を噴霧
して被覆層を形成する等、特開平4−29136号、同
4−85535号、同4−85536号、同4−855
33号、同4−85534号、同4−172341号等
に記載された任意の手段が採用できる。固体処理剤は粉
末状、顆粒状または錠剤錠等、様々な形態が採りうる
が、これらの中でも錠剤状処理剤が好ましい。
【0012】好ましい錠剤の製造法としては、粉末状の
処理剤成分を造粒した後、打錠工程を行い形成する方法
である。単に粉末状処理剤成分を混合し、打錠工程によ
り形成された固体処理剤より、溶解性や保存性が改良さ
れ、結果として写真性能も安定になるという利点があ
る。
【0013】錠剤形成のための造粒方法には、転動造
粒、押出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、攪拌造粒、流動
層造粒、噴霧乾燥造粒等、公知の方法を用いることがで
きる。錠剤形成のためには、得られた造粒物の平均粒径
は、造粒物を混合し加圧圧縮する際、成分の不均一化、
いわゆる偏析が起こり難いという点で、100〜800
μmのものを用いることが好ましく、より好ましくは2
00〜750μmである。更に、粒度分布は、造粒物粒
子の60%以上が±(100〜150)μmの偏差内に
あるものが好ましい。
【0014】得られた造粒物を加圧・圧縮する際には、
公知の圧縮機、例えば油圧プレス機、単発式打錠機、ロ
ータリー式打錠機、プリケッテングマシンを用いること
ができる。加圧・圧縮されて得られる固体処理剤は任意
の形状を採ることが可能だが、生産性、取扱い性の観点
から、又はユーザーサイドで使用する場合の粉塵の問題
からはいわゆる錠剤が好ましい。
【0015】更に好ましくは、造粒時、各成分毎、例え
ばアルカリ剤、還元剤、保恒剤等を分別造粒することに
よって更に上記効果が顕著になる。
【0016】錠剤処理剤の製造方法は、例えば特開昭5
1−61837号、同54−155038号、同52−
88025号、英国特許1,213,808号等に記載
される一般的な方法で製造でき、更に顆粒処理剤は、例
えば特開平2−109042号、同2−109043
号、同3−39735号及び同3−39739号等に記
載される一般的な方法で製造できる。更に又、粉末処理
剤は、例えば特開昭54−133332号、英国特許7
25,892号、同729,862号及びドイツ特許
3,733,861号等に記載されるが如き一般的な方
法で製造できる。
【0017】固体処理剤の嵩密度は、その溶解性と本発
明の目的の効果の点から、錠剤である場合、1.0〜
2.5g/cm3が好ましい。1.0g/cm3より大き
いと得られる固形物の強度の点で、又、2.5g/cm
3より小さいと固形物の溶解性の点でより好ましい。
【0018】固体処理剤が顆粒又は粉末である場合、嵩
密度は0.40〜0.95g/cm3のものが好まし
い。
【0019】現像錠剤は、現像主薬として、レダクトン
類、特にアスコルビン酸及び/又はエリソルビン酸(立
体異性)及びそれらの塩を含有することが好ましい。
【0020】更に以下のような現像主薬を含有しても良
い。ジヒドロキシベンゼン類(例えば、ハイドロキノ
ン、クロロハイドロキノン、ブロモハイドロキノン、ジ
クロロハイドロキノン、イソプロピルハイドロキノン、
メチルハイドロキノン、2,3−ジクロロハイドロキノ
ン、メトキシハイドロキノン、2,5−ジメチルハイド
ロキノン、ハイドロキノンモノスルホン酸カリウム、ハ
イドロキノンモノスルホン酸ナトリウムなど)、3−ピ
ラゾリドン類(例えば、1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4−エチル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−
4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−
ピラゾリドン、1−p−トリル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−2−アセチル−4,4−ジメチル−3−ピ
ラゾリドン、1−(2−ベンゾチアゾール)−3−ピラ
ゾリドン、3−アセトキシ−1−フェニル−3−ピラゾ
リドンなど)、アミノフェノール類(例えば、o−アミ
ノフェノール、p−アミノフェノール、N−メチル−o
−アミノフェノール、N−メチル−p−アミノフェノー
ル、2,4−ジアミノフェノールなど)、1−アリル−
3−アミノピラゾリン類(例えば、1−(p−ヒドロキ
シフェニル)−3−アミノピラゾリン、1−(p−メチ
ルアミノフェニル)−3−アミノピラゾリン、1−(p
−アミノ−m−メチルフェニル)−3−アミノピラゾリ
ンなど)、ピラゾロン類(例えば、4−アミノピラゾロ
ン)など、或いはこれらの混合物がある。
【0021】現像錠剤は亜硫酸塩及び/又はメタ重亜硫
酸塩を含有することが好ましい。更に錠剤を溶解し現像
液とした場合の液中の亜硫酸塩量は0.05モル/リッ
トル以上0.3モル/リットル未満、更に0.1モル/
リットル以上0.3モル/リットル未満が好ましい。
【0022】その他、キレート剤や硬膜剤の重亜硫酸塩
付加物を用いることができる。又、銀スラッジ防止剤を
添加することも好ましい。シクロデキストリン化合物の
添加も好ましく、特開平1−124853号記載の化合
物が特に好ましい。
【0023】現像剤にはアミン化合物を添加することも
でき、米国特許第4,269,929号記載の化合物が
特に好ましい。
【0024】現像剤には、緩衝剤を用いることが必要
で、緩衝剤としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重
炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、燐酸三ナトリウム、
燐酸三カリウム、燐酸二カリウム、硼酸ナトリウム、硼
酸カリウム、四硼酸ナトリウム(硼砂)、四硼酸カリウ
ム、o−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(サリチル酸ナ
トリウム)、サリチル酸カリウム、5−スルホ−2−ヒ
ドロキシ安息香酸ナトリウム(5−スルホサリチル酸ナ
トリウム)、5−スルホサリチル酸カリウム等を挙げる
ことができる。
【0025】一方、アルカリ剤としては緩衝作用も有す
る炭酸塩が好ましい。炭酸塩としては、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸リチウム等が挙げられる。
【0026】更に、現像処理液中の炭酸塩量は、0.3
モル/リットル以上0.8モル/リットル未満が好まし
い。
【0027】現像促進剤としては、チオエーテル系化合
物、p−フェニレンジアミン系化合物、4級アンモニウ
ム塩類、p−アミノフェノール類、アミン系化合物、ポ
リアルキレンオキサイド、その他1−フェニル−3−ピ
ラゾリドン類、ヒドラジン類、メソイオン型化合物、イ
ミダゾール類等を必要に応じて添加することができる。
【0028】カブリ防止剤としては、臭化カリウムの如
きアルカリ金属ハロゲン化物及び有機カブリ防止剤が使
用できる。有機カブリ防止剤としては、例えばベンゾト
リアゾール、6−ニトロベンズイミダゾール、5−ニト
ロイソインダゾール、5−メチルベンゾトリアゾール、
5−ニトロベンゾトリアゾール、5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−チアゾリルベンズイミダゾール、2−チ
アゾリルメチルベンズイミダゾール、インダゾール、ヒ
ドロキシアザインドリジン、アデニンの如き含窒素複素
環化合物(代表例として1−フェニル−5−メルカプト
テトラゾール)等を挙げることができる。
【0029】現像剤組成物には、更に必要に応じて、シ
クロデキストリン化合物等を現像主薬の溶解度向上の助
剤として使用することができる。更に、その他のステイ
ン防止剤、スラッジ防止剤、重層効果促進剤等の各種添
加剤を用いることができる。
【0030】現像錠剤で得られる現像液のpHは10.
5以下の範囲のものが好ましく、更に好ましくは9〜1
0.0の範囲である。
【0031】この他、現像錠剤で得られる現像液には
L.F.A.メソン著「フォトグラフィック・プロセッ
シング・ケミストリー」フォーカル・プレス社刊(19
66年)の22〜229頁、米国特許第2,193,0
15号、同2,592,364号、特開昭48−649
33号などに記載のものを用いてよい。
【0032】固体処理剤のうち定着錠剤を用いた定着液
について述べる。
【0033】定着液は、定着錠剤を調製し、溶解して調
液する。定着剤としては、チオ硫酸塩を含有することが
好ましい。チオ硫酸塩は、具体的には、リチウム、カリ
ウム、ナトリウム、アンモニウムの塩として用いられる
が、好ましくは、チオ硫酸アンモニウム及びチオ硫酸ナ
トリウム塩として用いることにより、定着速度の速い定
着液が得られる。
【0034】その他、定着主薬として沃化物塩やチオシ
アン酸塩なども用いることができる。
【0035】定着液は、亜硫酸塩を含有する。亜硫酸塩
としては、固体リチウム、カリウム、ナトリウム、アン
モニウム塩等が用いられる。
【0036】定着液は、水溶性クロム塩または水溶性ア
ルミニウム塩等を含有しても良い。水溶性クロム塩とし
てはクロム明ばんなどが挙げられ、水溶性アルミニウム
塩としては硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムカリウ
ム、塩化アルミニウムなどを挙げることができる。
【0037】定着液は酢酸イオンを含有する。酢酸イオ
ンの種類は任意で、定着液中での酢酸イオンを解離する
任意の化合物に対して本発明は適用できるが、酢酸や酢
酸のリチウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム塩
などが好ましく用いられ、特にナトリウム塩、アンモニ
ウム塩が好ましい。
【0038】更に、クエン酸、酒石酸、りんご酸、琥珀
酸、フェニル酢酸およびこれらの光学異性体などが含ま
れてもよい。
【0039】これらの塩としては(例えばクエン酸カリ
ウム、クエン酸リチウム、クエン酸ナトリウム、クエン
酸アンモニウム、酒石酸水素リチウム、酒石酸水素カリ
ウム、酒石酸カリウム、酒石酸水素ナトリウム、酒石酸
ナトリウム、酒石酸水素アンモニウム、酒石酸アンモニ
ウムカリウム、酒石酸ナトリウムカリウム、りんご酸ナ
トリウム、りんご酸アンモニウム、琥珀酸ナトリウム、
琥珀酸アンモニウムなどに代表されるリチウム、カリウ
ム、ナトリウム、アンモニウム塩などが好ましい物とし
て挙げられる。
【0040】前記化合物の中でより好ましいものとして
は、クエン酸、イソクエン酸、りんご酸、フェニル酢酸
及びこれらの塩である。その他の酸としては、例えば硫
酸、塩酸、硝酸、硼酸のような無機酸の塩や、ギ酸、プ
ロピオン酸、シュウ酸、りんご酸などの有機酸類などが
挙げられるが、好ましくは硼酸、アミノポリカルボン酸
類などの酸及び塩である。
【0041】キレート剤としては、例えばニトリロ三酢
酸、エチレンジアミン四酢酸などのアミノポリカルボン
酸類及びこれらの塩などが挙げられる。
【0042】界面活性剤としては、例えば硫酸エステル
化物、スルホン化物などのアニオン活性剤、ポリエチレ
ングリコール系、エステル系などのノニオン界面活性
剤、両性活性剤などが挙げられる。
【0043】湿潤剤としては、例えばアルカノールアミ
ン、アルキレングリコールなどが挙げられる。
【0044】定着促進剤としては、チオ尿素誘導体、分
子内に三重結合を有するアルコール、チオエーテルなど
が挙げられる。
【0045】定着液はpH3.8以上、好ましくは4.
2〜5.5を有する。
【0046】固体処理剤は、現像、定着ともに1種類で
ある必要はなく、特別な目的があれば複数の種類からな
っていてもよい。
【0047】
【発明の実施の形態】次に本発明の固体処理剤溶解槽に
ついて説明する。
【0048】本発明の固体処理剤溶解装置の概念図を図
1に示す。
【0049】図1において、循環手段2は、固体処理剤
溶解槽1内の上部吸い込み口3から送水パイプを経て溶
解液を循環するための循環ポンプ4を介して固体処理剤
溶解槽の上部固体処理剤側循環吐出手段5及び循環吐出
手段6に循環する。循環ポンプはマグネットポンプなど
種々のポンプを用いることがができる。
【0050】循環手段の吸い込み口3には、異物や未溶
解固体処理剤の流入を防ぐためフィルターやストレーナ
ーを用いることもできる。
【0051】固体処理剤捕捉手段8とは、固体処理剤9
が固体処理剤溶解槽1に堆積したり、循環手段2に至る
液体流路を閉塞する事を防ぐ目的で固体処理剤溶解槽内
に設置され、多孔性の仕切り部材で一つの孔の面積は
0.1〜1000mm2であり、1〜10mm2が特に好
ましい。材質は固体処理剤による摩耗性や腐食性が少な
い点でSUS316などのステンレス材が適している
が、PVC等の樹脂でもよい。
【0052】固体処理剤溶解槽1の下部の循環吐出手段
6からの液体噴出力により、固体処理剤9が固体処理剤
捕捉手段8上のなるべく広い範囲に重なり合う事なく分
散することが、固体処理剤表面のなるべく広い部位に水
を当てる為に特に重要である。最も簡易な方法として
は、固体処理剤捕捉手段の形状の一部を下方向に凸に
し、テフロンの様な滑り易い材料を固体処理剤捕捉手段
上にコーティングまたは固体処理剤捕捉手段8自体を滑
り易い素材に変える方法を用いることができる。
【0053】微小固体処理剤捕捉手段7は、微小固体処
理剤10が循環手段2に至る液体流路に侵入することを
防ぐ手段で、固体処理剤溶解槽1内に設置されることが
好ましく、固体処理剤捕捉手段8と同様に多数の孔を有
しているが、固体処理剤捕捉手段より目が細かく、一つ
の孔の面積は0.01〜10mm2であることが好まし
く、0.5〜5mm2であることが特に好ましい。
【0054】微小固体処理剤捕捉手段7の材質は摩耗性
や腐食性の点からSUS316等のステンレス材が最も
好ましいが、全てまたは一部をPVCやナイロン等の樹
脂、ネオプレンやバイトン等のゴムにしても差し支えな
い。
【0055】固体処理剤側循環吐出手段5とは、固体処
理剤捕捉手段8上の固体処理剤に、循環手段2からの液
体を吹き付けて溶解を早める為のものであり、吐出部に
は複数の吐出孔を有していることが好ましい。吐出孔は
加工が容易な点で、直径0.3〜5mmの円形であるこ
とが好ましく、1〜3mmであることが特に好ましい。
【0056】メンテナンスを容易にするため、固体処理
剤溶解槽1の内側の送水パイプ部分をカプラーやヘルー
ル等を設けて着脱可能にしておくと便利である。
【0057】固体処理剤側循環吐出手段5からの液体吐
出流量は、溶解初期には少なく、一定時間を経過したら
多くするという様に状況に応じて可変出来る様にしてお
くとさらによく、固体処理剤等に当たって跳ね返った吐
出液の溶解槽外部への飛散を防ぐことが出来る様にな
る。
【0058】固体処理剤側循環吐出手段5の吐出部は複
数でも差し支えなく、吐出部の位置は固体処理剤捕捉手
段8よりも固体処理剤側であれば特に限定されるもので
はない。
【0059】固体処理剤付着防止手段11とは、溶解の
過程で固体処理剤や微小固体処理剤が再凝集して大きな
塊となる事を防ぐために固体処理剤捕捉手段8上の固体
処理剤側に複数個設けるものであり、金属製や樹脂製の
球体や円筒体など種々のものを用いることが出来る。
【0060】直径が3〜30mmの内部が中空であるス
テンレス球殻、直径3〜10mmのPVC製の球体など
が、液流により動き易い点で特に好ましい。
【0061】微小固体処理剤捕捉手段7の閉塞防止手段
12とは、微小微細固体処理剤捕捉手段の孔が未溶解の
微小固体処理剤により閉塞して循環手段の流量を低下さ
せることを防ぐ為に1個または複数個設けるものであ
り、槽内の液流により微小固体処理剤捕捉手段に衝撃を
与えることにより詰まり等を防止する。
【0062】金属製や樹脂製の球体や円筒体など種々の
ものを用いることが出来るが、腐食性や摩耗性からSU
S316等のステンレス製の内部が中空である球殻が特
に好ましい。
【0063】槽内流動発生手段13とは、固体処理剤溶
解槽1の下部に1個または複数個設置され、循環手段2
からの液体流を循環吐出手段6の吐出部より受けること
により回転作動し、固体処理剤溶解槽への微小固体処理
剤10の堆積を防止して溶解を促進する。
【0064】槽内流動発生手段の部材としては、軽量で
あることや、回転軸部との潤滑性が優れている点で、P
VC等の樹脂である事が特に好ましい。
【0065】なお、固体処理剤溶解槽1の上部、下部と
は、固体処理剤溶解槽の上縁から下方30mm、槽の底
から上方に30mmまでの間を指しているものとする。
【0066】固体処理剤9は、前記錠剤タイプの固体処
理剤で、直径5〜50mm、厚み3〜20mmである円
筒形の錠剤、またはブリケットマシンで圧縮成型する事
により得られる様な、長軸が4〜40mmである不定形
の顆粒を指す。
【0067】微小固体処理剤10とは、固体処理剤が衝
撃や摩耗により砕けた破片、未だ未溶解の固体処理剤の
一部を指し、長軸が4mm未満のものを指している。
【0068】次に固体処理剤のうち現像錠剤及び該現像
錠剤を溶解して得られる現像液について説明する。
【0069】
【実施例】実施例1 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0070】(固体処理剤の作製) 〈現像錠剤Aの作製〉1−フェニルー3−ピラゾリドン
を570g、NーアセチルーD,L−ペニシラミン10
g、グルタルアルデヒドビス亜硫酸ナトリウム塩100
0gをそれぞれバンタムミル中で平均10μmになるま
で粉砕する。この微粉にメタ重亜硫酸ナトリウム120
0g、エリソルビン酸ナトリウム4000gを加え、更
に糖類としてD−ソルビット150g、D−マンニット
150gを加えミル中で3分混合し、青色1号0.3g
を含む水の添加量を30mlとして攪拌造粒を行い、造
粒物を流動乾燥器で40℃で乾燥して水分をほぼ完全に
除去し、更に1.0mmのメッシュを装着した整粒機で
整粒して造粒物Aを得た。
【0071】造粒物Aをロータリー混合機で10分間混
合し、得られた混合物をロータリー式打錠機により充填
量を10g/1錠として圧縮打錠を行い、直径30mm
の円筒形の現像錠剤Aを作製した。
【0072】〈現像錠剤Bの作製〉炭酸カリウム100
00g、重炭酸ナトリウム200gをそれぞれバンタム
ミル中で平均10μmになるまで粉砕する。得られた微
粉にDTPA・5Na250g、1−フェニルー5−メ
ルカプトテトラゾール7.0g、D−マンニット800
gを加え、ミル中で3分混合し、青色1号0.06gを
含む水の添加量を30mlにして攪拌造粒を行い、造粒
物を流動乾燥器で40℃で乾燥して水分をほぼ完全に除
去し、更に1.0mmのメッシュを装着した整粒機で整
粒して造粒物Bを得た。
【0073】造粒物Bをロータリー混合機で10分間混
合し、得られた混合物をロータリー式打錠機により充填
量を10g/1錠として圧縮打錠を行い、直径30mm
の円筒形の現像錠剤Bを作製した。
【0074】〈定着錠剤Aの作製〉チオ硫酸アンモニウ
ム/チオ硫酸ナトリウム(90/10重量比)1458
0gを市販のバンタムミル中で平均10μmになるまで
粉砕する。この微粉に亜硫酸ナトリウム550g、メタ
重亜硫酸ナトリウム750g、パインフロー1220g
を加え、青色1号0.5gを含む水の添加量を50ml
にして攪拌造粒を行い、造粒物を流動乾燥器で50℃で
乾燥して水分をほぼ完全に除去し、更に1.0mmのメ
ッシュを装着した整粒機で整粒して造粒物Aを得た。
【0075】このようにして得られた造粒物Aにβアラ
ニン3000g、酢酸ナトリウム4330g、ロータリ
ー混合機で5分間混合し、得られた混合物をロータリー
式打錠機により充填量を10g/1錠として圧縮打錠を
行い、直径30mmの円筒形の定着錠剤Aを作製した。
【0076】〈定着錠剤Bの作製〉ホウ酸600g、硫
酸アルミ・8水塩1480g、琥珀酸1100g、酒石
酸300gを市販もバンタムミル中で平均10μmにな
るまで粉砕する。これらの微粉にD−マンニット250
g、D−ソルビット50gを加え、青色1号0.4gを
含む水の添加量を30mlにして攪拌造粒を行い、造粒
物を流動乾燥器で50℃で乾燥して水分をほぼ完全に除
去し、更に1.0mmのメッシュを装着した整粒機で整
粒して造粒物Bを得た。
【0077】更に、造粒物Bに酢酸ナトリウム750g
を加え、ロータリー混合機で5分間混合し、得られた混
合物をロータリー式打錠機により充填量を10g/1錠
として圧縮打錠を行い、直径30mmの円筒形の定着錠
剤Bを作製した。
【0078】(溶解所要時間の測定)固体現像錠剤A剤
50錠、B剤50錠を固体処理剤溶解装置の固体処理剤
捕捉手段内に入れ、35℃の水4400mlを加えて循
環しながら溶解した。この際、水を注ぎ込んだ瞬間から
溶解が完了するまでの時間を計測した。
【0079】同様に固体定着錠剤A剤90錠、B剤30
錠を固体処理剤溶解装置の固体処理剤捕捉手段内に入
れ、35℃の水4200mlを加えて循環しながら溶解
した。この際、水を注ぎ込んだ瞬間から溶解が完了する
までの時間を計測した。
【0080】固体処理剤溶解装置のうち各手段の条件は
下記である。
【0081】1.固体処理剤捕捉手段:開口部の面積1
80cm2、孔の直径3mm、 2.微小固体処理剤捕捉手段:開口部の面積150cm
2、孔の直径1mm、 3.固体処理剤側循環吐出手段:吐出部直径2mm×2
0孔、 4.固体処理剤付着防止手段:直径6mmの塩化ビニル
の球体10個、 5.微小固体処理剤捕捉手段の閉塞防止手段:直径6m
mの塩化ビニルの球体6個、 6.槽内流動発生手段:直径140mm、翼幅10mm
6枚構成 なお、比較として、固体処理剤溶解槽と循環手段のみか
ら構成される従来の溶解方法を用いて溶解所要時間を測
定した。
【0082】これらの結果をまとめて表1に示した。
【0083】
【表1】
【0084】表1より、本発明の固体処理剤溶解装置は
優れた溶解能力を有することが分かる。
【0085】
【発明の効果】本発明により、複数個の固体処理剤を迅
速に水に溶解、希釈して処理液を調製する手段を提供す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体処理剤溶解装置の概念を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 固体処理剤溶解槽 2 循環手段 3 循環手段吸い込み口 4 循環ポンプ 5 固体処理剤側循環吐出手段 6 循環吐出手段 7 微小固体処理剤捕捉手段 8 固体処理剤捕捉手段 9 固体処理剤 10 微小固体処理剤 11 固体処理剤付着防止手段 12 微小固体処理剤捕捉手段7の閉塞防止手段 13 槽内流動発生手段 14 給水 15 処理液排出口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体処理剤溶解槽の内部に、固体処理剤
    捕捉手段と該固体処理剤補足手段に対し固体処理剤側に
    溶液吐出部を持つ固体処理剤側循環吐出手段を合わせ持
    つことを特徴とする固体処理剤溶解装置。
  2. 【請求項2】 固体処理剤捕捉手段に対し、固体処理剤
    側に固体処理剤付着防止手段を持つことを特徴とする請
    求項1に記載の固体処理剤溶解装置。
  3. 【請求項3】 前記固体処理剤補足手段の形状の一部が
    下方向に凸であることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の固体処理剤溶解装置。
  4. 【請求項4】 固体処理剤溶解装置の固体処理剤溶解槽
    の内部に、固体処理剤捕捉手段と該固体処理剤捕捉手段
    より目の細かい微小固体処理剤捕捉手段と該微小固体処
    理剤捕捉手段よりも微小固体処理剤側に、微小固体処理
    剤捕捉手段の閉塞防止手段を合わせ持つことを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の固体処理剤溶解
    装置。
  5. 【請求項5】 固体処理剤溶解槽の底部に、循環吐出手
    段からの液体吐出力により作動する槽内流動発生手段を
    有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
    記載の固体処理剤溶解装置。
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