JPH11209451A - 摩擦材用樹脂組成物 - Google Patents

摩擦材用樹脂組成物

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JPH11209451A
JPH11209451A JP1747298A JP1747298A JPH11209451A JP H11209451 A JPH11209451 A JP H11209451A JP 1747298 A JP1747298 A JP 1747298A JP 1747298 A JP1747298 A JP 1747298A JP H11209451 A JPH11209451 A JP H11209451A
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JP
Japan
Prior art keywords
friction material
parts
resin
resin composition
ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP1747298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Ozeki
真一 大関
Masahiko Funahashi
正彦 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Durez Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Durez Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦材の製造過程における成形、焼成を短時
間で行うことができ、焼成後の架橋密度が高く、高強度
の摩擦材を得ることができる樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 フェノール類とアルデヒド類との重縮合
物で、樹脂中のメチレン結合においてオルソ結合対パラ
結合の比(o/p比)が1.0以上4.5未満であるフ
ェノール樹脂と、フェノール樹脂に対して14重量%以
上21重量%以下のヘキサメチレンテトラミンを含有さ
せてなる摩擦材用樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦材を得るため
に用いられるバインダーであって、摩擦材の製造過程に
おける成形、焼成を短時間で行うことを可能にし、焼成
後の架橋密度が高く、高強度の摩擦材を得ることを可能
にする摩擦材用樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂は従来から優れた機械的
特性、耐熱性及び接着性などを有するため、摩擦材を得
るためのバインダーとして用いられてきた。しかし、従
来の摩擦材用フェノール樹脂は硬化が遅く、摩擦材の製
造過程における成形、焼成に長時間を要するという問題
があった。そのような欠点を解決するために、フェノー
ル樹脂中のメチレン結合においてオルソ結合対パラ結合
の比(以下、o/p比という)を0.7以上1.0未満
にすることにより、樹脂に速硬化性を付与し成形時間、
焼成時間を短縮するという検討がなされてきた。しか
し、摩擦材の製造過程において更に成形時間、焼成時間
を短縮させたいとする要求が高く、より硬化が速く短時
間で成形、焼成を行うことが可能なフェノール樹脂の開
発が必要となってきた。そこでフェノール樹脂のo/p
比が1.44以上であり、ヘキサメチレンテトラミンの
含有量がフェノール樹脂とヘキサメチレンテトラミンの
合計に対して5〜12重量%である(フェノール樹脂に
対して5.3〜13.6%)摩擦材用樹脂組成物が検討
されてきたが、焼成後の架橋密度が十分でなく、摩擦材
としての強度が低いという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フェノール
樹脂のこのような問題点を解決するために種々の検討の
結果完成したもので、その目的とするところは摩擦材の
製造過程における成形、焼成を短時間で行うことがで
き、かつ焼成後の架橋密度が高く、高強度の摩擦材を得
ることを可能にする摩擦材用樹脂組成物を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、フェノール樹
脂を合成する際、o/p比を1.0以上4.5未満に制
御し、得られたフェノール樹脂に対して14重量%以上
21重量%以下のヘキサメチレンテトラミンを含有させ
ることを特徴とする摩擦材用樹脂組成物であり、かかる
組成物を使用することにより、成形、焼成を短時間で行
うことを可能にし、更に焼成後の架橋密度が高く、高強
度の摩擦材を得ることを可能にするものである。
【0005】以下、本発明について具体的に説明する。
本発明のフェノール樹脂を製造するために使用するフェ
ノール類は、フェノール、クレゾール、キシレノール、
エチルフェノール、プロピルフェノール、カテコール、
レゾルシン、ハイドロキノン、ビスフェノールA等であ
り、これらを単独または2種類以上組合わせて使用して
もよい。アルデヒド類はホルムアルデヒド、パラホルム
アルデヒド、ベンズアルデヒド等であり、これらを単独
または2種類以上組合わせて使用してもよい。フェノー
ル類とアルデヒド類とを反応する際の触媒としては、酢
酸亜鉛等の金属塩類、蓚酸、塩酸、硫酸、ジエチル硫
酸、パラトルエンスルホン酸等の酸類を単独または2種
類以上併用して使用できる。
【0006】フェノール樹脂の硬化剤としてはヘキサメ
チレンテトラミンを使用する。ヘキサメチレンテトラミ
ンの添加量はフェノール樹脂に対して14重量%以上2
1重量%以下が、成形、焼成を短時間で良好に行うこと
ができるので好ましい。14重量%未満では高強度の摩
擦材を得ることが困難であり、また、21重量%を超え
るとヘキサメチレンテトラミンの分解ガスが摩擦材に膨
れ、クラックなどを発生させる。更に好ましくは14〜
18重量%である。フェノール樹脂中のo/p比は1.
0以上4.5未満である。o/p比が1.0未満では硬
化が遅く、成形性に優れた樹脂を得ることができない。
また、o/p比が4.5以上の樹脂は成形時、成形面の
硬化が速すぎるためガスの抜けが悪く、摩擦材に膨れ、
クラックが発生するなどの問題がある。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。しか
し本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。また、実施例及び比較例に記載されている「部」
及び「%」は、すべて「重量部」及び「重量%」を示
す。
【0008】実施例1 撹拌装置、還流冷却器及び温度計を備えた反応装置にフ
ェノール1000部、37%ホルマリン630部及び酢
酸亜鉛20部を仕込後、徐々に昇温し温度が100℃に
達してから120分間還流反応を行った。内温が110
℃に達するまで常圧脱水を行い、次いで真空脱水を行
い、系内の温度が160℃まで昇温したところで、内容
物を反応器より取出して常温で固形のフェノール樹脂1
000部を得た。更に得られたフェノール樹脂1000
部にヘキサメチレンテトラミン150部を加え、粉砕し
粉末のフェノール樹脂組成物1139部を得た。
【0009】比較例1 実施例1と同様の反応装置にフェノール1000部、蓚
酸10部を仕込後、徐々に昇温し温度が100℃に達し
てから37%ホルマリン630部を60分かけ分割添加
し、次いで120分間還流反応を行った。内温が110
℃に達するまで常圧脱水を行い、次いで真空脱水を行
い、系内の温度が160℃まで昇温したところで、内容
物を反応器より取出して常温で固形のフェノール樹脂1
070部を得た。更に得られたフェノール樹脂1000
部にヘキサメチレンテトラミン150部を加え、粉砕し
粉末のフェノール樹脂組成物1139部を得た。
【0010】比較例2 酢酸亜鉛の仕込量を40部とした以外は実施例1と同様
に反応させ常温で固形のフェノール樹脂1000部を得
た。更に得られたフェノール樹脂1000部にヘキサメ
チレンテトラミン150部を加え、粉砕し粉末のフェノ
ール樹脂組成物1139部を得た。
【0011】比較例3 実施例1と同様にして固形のフェノール樹脂1000部
を得た。更に得られたフェノール樹脂1000部にヘキ
サメチレンテトラミン100部を加え、粉砕し粉末のフ
ェノール樹脂組成物1089部を得た。
【0012】比較例4 実施例1と同様にして固形のフェノール樹脂1000部
を得た。更に得られたフェノール樹脂1000部にヘキ
サメチレンテトラミン180部を加え、粉砕し粉末のフ
ェノール樹脂組成物1168部を得た。
【0013】実施例1及び比較例1〜4で得られた5種
類のフェノール樹脂について、o/p比を測定し、ヘキ
サメチレンテトラミンを配合したフェノール樹脂組成物
について、樹脂の硬化特性であるゲル化時間を測定し
た。次いで、各々別々に以下に示す配合割合で仕込み混
合した。 配合物 配合量(重量%) ガラス繊維 20 炭酸カルシウム 70 フェノール樹脂組成物 10
【0014】この配合物を温度160℃、圧力200k
g/cm2 で、150×150×20mmのサイズのテ
ストピースを成形した。このとき成形可能時間を測定し
た。更に、テストピースを180℃で3時間焼成しその
外観を観察し、曲げ強度を測定した。これらの結果を、
前記フェノール樹脂のo/p比及びゲル化時間とともに
表1に示す。なお、o/p比の測定は、赤外吸収スペク
トルを用い、730〜770cm-1 に現れるオルソ結合
の吸光度、800〜840cm-1 に現れるパラ結合の吸
光度の比率により行った。
【0015】
【表1】
【0016】表1より明らかなように、比較例1はフェ
ノール樹脂のo/p比が低いため、ゲル化時間が遅く、
成形時間が長いという不具合がある。また強度が低い。
比較例2は焼成時に膨れが発生するという不具合があ
る。よって強度の測定も不可能であった。比較例3は強
度が低いという不具合がある。また、ゲル化時間、成形
可能時間についても十分ではない。比較例4は比較例2
と同様、焼成時に膨れが発生するという不具合がある。
よって強度の測定も不可能であった。これらに対して、
実施例1はフェノール樹脂のo/p比を制御し、ヘキサ
メチレンテトラミン量を適正にした結果、摩擦材を成形
するのに適した硬化速度となり、成形時間は5分で、焼
成後の外観も良好であった。また、強度も高く、良好な
摩擦材を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の摩擦材用樹脂組成物は、摩擦材の製造過程におけ
る成形、焼成を短時間で行うことができ、焼成後の架橋
密度が高く、高強度の摩擦材を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール類とアルデヒド類との重縮合
    物樹脂で、樹脂中のメチレン結合においてオルソ結合対
    パラ結合の比(o/p比)が1.0以上4.5未満であ
    るフェノール樹脂と、フェノール樹脂に対して14重量
    %以上21重量%以下のヘキサメチレンテトラミンを含
    有させてなることを特徴とする摩擦材用樹脂組成物。
JP1747298A 1998-01-29 1998-01-29 摩擦材用樹脂組成物 Pending JPH11209451A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015118996A1 (ja) * 2014-02-07 2015-08-13 住友ベークライト株式会社 摩擦材用フェノール樹脂組成物、摩擦材及びブレーキ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015118996A1 (ja) * 2014-02-07 2015-08-13 住友ベークライト株式会社 摩擦材用フェノール樹脂組成物、摩擦材及びブレーキ
JPWO2015118996A1 (ja) * 2014-02-07 2017-03-23 住友ベークライト株式会社 摩擦材用フェノール樹脂組成物、摩擦材及びブレーキ
US9926446B2 (en) 2014-02-07 2018-03-27 Sumitomo Bakelite Company Limited Phenolic resin composition for friction material, friction material, and brake

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