JPH1121132A - 盤状ゲーサイトの製法 - Google Patents
盤状ゲーサイトの製法Info
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- JPH1121132A JPH1121132A JP19073397A JP19073397A JPH1121132A JP H1121132 A JPH1121132 A JP H1121132A JP 19073397 A JP19073397 A JP 19073397A JP 19073397 A JP19073397 A JP 19073397A JP H1121132 A JPH1121132 A JP H1121132A
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- hydroxide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 盤状のゲーサイトを製造する際のオキシアル
キルアミンの添加量を低減する方法を提供する。 【解決手段】 第二鉄塩と水酸化アルカリとを水の存在
下に反応させて水酸化第二鉄を生成させる際に、オキシ
アルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に第二鉄塩に対して
0.5〜14倍モル添加しておき、これと水酸化アルカ
リとを反応させて水酸化第二鉄を生成させ、得られた水
酸化第二鉄のスラリーを水熱処理して盤状ゲーサイトを
生成させることを特徴とする。
キルアミンの添加量を低減する方法を提供する。 【解決手段】 第二鉄塩と水酸化アルカリとを水の存在
下に反応させて水酸化第二鉄を生成させる際に、オキシ
アルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に第二鉄塩に対して
0.5〜14倍モル添加しておき、これと水酸化アルカ
リとを反応させて水酸化第二鉄を生成させ、得られた水
酸化第二鉄のスラリーを水熱処理して盤状ゲーサイトを
生成させることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粒子形態が盤状のゲ
ーサイト(α−FeOOH)の製法に関するものであ
る。本発明の盤状ゲーサイトは、黄色顔料、磁性粉末原
料、塗膜補強用顔料、2次元配向フェライト原料、複合
材料用補強剤(強化樹脂)等として利用することができ
る。
ーサイト(α−FeOOH)の製法に関するものであ
る。本発明の盤状ゲーサイトは、黄色顔料、磁性粉末原
料、塗膜補強用顔料、2次元配向フェライト原料、複合
材料用補強剤(強化樹脂)等として利用することができ
る。
【0002】
【従来技術】ゲーサイトは、本来針状鉄鉱と呼ばれるよ
うに自形として針状粒子に成長する本性をもっている。
それ故ゲーサイトの製法については、すでに多数知られ
ているが、公知法で得られるゲーサイトは針状であり、
これらゲーサイトは主として黄色顔料や長手(面内水平
磁気)記録用磁性粉等の電子材料原料として広く使用さ
れている。
うに自形として針状粒子に成長する本性をもっている。
それ故ゲーサイトの製法については、すでに多数知られ
ているが、公知法で得られるゲーサイトは針状であり、
これらゲーサイトは主として黄色顔料や長手(面内水平
磁気)記録用磁性粉等の電子材料原料として広く使用さ
れている。
【0003】従来、盤状ゲーサイトの製法として特公平
2−60610号、特公平2−62501号においてオ
キシアルキルアミンを用いる方法が提案されているが、
盤状ゲーサイトを製造するにあたり、オキシアルキルア
ミンを大量に添加する必要があり、これらの方法では生
産にかかるコストが高くなるという欠点がある。
2−60610号、特公平2−62501号においてオ
キシアルキルアミンを用いる方法が提案されているが、
盤状ゲーサイトを製造するにあたり、オキシアルキルア
ミンを大量に添加する必要があり、これらの方法では生
産にかかるコストが高くなるという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、盤状
のゲーサイトを製造する際のオキシアルキルアミンの添
加量を低減する方法を提供するものである。
のゲーサイトを製造する際のオキシアルキルアミンの添
加量を低減する方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ゲーサイ
トの粒子形態、粒度分布、分散性について、オキシアル
キルアミンを用い、添加剤の低減に関する研究を続けた
結果、第二鉄塩と水酸化アルカリとを反応させてゲーサ
イトの前駆体である水酸化第二鉄を生成させる際に、オ
キシアルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に添加してお
き、これと水酸化アルカリとを反応させて水酸化第二鉄
を生成させ、この水酸化第二鉄を水熱処理すると、少量
のオキシアルキルアミンの添加でもオキシアルキルアミ
ンを大量に用いたときと同様の盤状のゲーサイトを得ら
れることを見出し本発明に到った。
トの粒子形態、粒度分布、分散性について、オキシアル
キルアミンを用い、添加剤の低減に関する研究を続けた
結果、第二鉄塩と水酸化アルカリとを反応させてゲーサ
イトの前駆体である水酸化第二鉄を生成させる際に、オ
キシアルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に添加してお
き、これと水酸化アルカリとを反応させて水酸化第二鉄
を生成させ、この水酸化第二鉄を水熱処理すると、少量
のオキシアルキルアミンの添加でもオキシアルキルアミ
ンを大量に用いたときと同様の盤状のゲーサイトを得ら
れることを見出し本発明に到った。
【0006】本発明は、第二鉄塩と水酸化アルカリとを
水の存在化に反応させて水酸化第二鉄を生成させる際
に、オキシアルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に第二鉄
塩に対して0.5〜14倍モル添加しておき、これと水
酸化アルカリとを反応させて水酸化第二鉄を生成させ、
得られた水酸化第二鉄のスラリーを水熱処理して盤状ゲ
ーサイトを生成させることを特徴とする盤状ゲーサイト
の製法に関するものである。
水の存在化に反応させて水酸化第二鉄を生成させる際
に、オキシアルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に第二鉄
塩に対して0.5〜14倍モル添加しておき、これと水
酸化アルカリとを反応させて水酸化第二鉄を生成させ、
得られた水酸化第二鉄のスラリーを水熱処理して盤状ゲ
ーサイトを生成させることを特徴とする盤状ゲーサイト
の製法に関するものである。
【0007】本発明において、第二鉄塩としては一般に
硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄が好適である。水
酸化アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等が好適に使用される。第二鉄塩と水酸化アルカリと
を水の存在下に反応させる方法としては、一般に第二鉄
塩水溶液と水酸化アルカリ水溶液とを反応させる方法が
好適である。その際第二鉄塩の濃度は0.1〜1モル/
lになるように調製するのが適当であり、水酸化アルカ
リの濃度は0.3〜5モル/lになるように調製するの
が適当である。また、第二鉄塩に対する水酸化アルカリ
の使用量は1〜10倍等量程度にするのが適当である。
硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硝酸第二鉄が好適である。水
酸化アルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等が好適に使用される。第二鉄塩と水酸化アルカリと
を水の存在下に反応させる方法としては、一般に第二鉄
塩水溶液と水酸化アルカリ水溶液とを反応させる方法が
好適である。その際第二鉄塩の濃度は0.1〜1モル/
lになるように調製するのが適当であり、水酸化アルカ
リの濃度は0.3〜5モル/lになるように調製するの
が適当である。また、第二鉄塩に対する水酸化アルカリ
の使用量は1〜10倍等量程度にするのが適当である。
【0008】本発明の盤状ゲーサイトを得るに当たって
は、第二鉄塩と水酸化アルカリとを水の存在下に反応さ
せてゲーサイトの前駆体である水酸化第二鉄を生成させ
る際に、オキシアルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に添
加しておき、これと水酸化アルカリとを反応させて水酸
化第二鉄を生成させることが重要である。
は、第二鉄塩と水酸化アルカリとを水の存在下に反応さ
せてゲーサイトの前駆体である水酸化第二鉄を生成させ
る際に、オキシアルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に添
加しておき、これと水酸化アルカリとを反応させて水酸
化第二鉄を生成させることが重要である。
【0009】特に、第二鉄塩とオキシアルキルアミンと
を混合するに際し、第二鉄塩に対するオキシアルキルア
ミンの使用量を0.5〜14の範囲の所定のモル比と
し、混合時の両者の比率が前記所定モル比以上になる状
態で混合することが好ましい。前記オキシアルキルアミ
ンと第二鉄塩の混合方法としては、オキシアルキルアミ
ンを水のごとき溶媒に溶解させ、これに第二鉄塩溶液を
添加する方法、オキシアルキルアミンの溶液と第二鉄塩
溶液を前記所定のモル比の割合で同時に添加混合する方
法等が挙げられる。
を混合するに際し、第二鉄塩に対するオキシアルキルア
ミンの使用量を0.5〜14の範囲の所定のモル比と
し、混合時の両者の比率が前記所定モル比以上になる状
態で混合することが好ましい。前記オキシアルキルアミ
ンと第二鉄塩の混合方法としては、オキシアルキルアミ
ンを水のごとき溶媒に溶解させ、これに第二鉄塩溶液を
添加する方法、オキシアルキルアミンの溶液と第二鉄塩
溶液を前記所定のモル比の割合で同時に添加混合する方
法等が挙げられる。
【0010】オキシアルキルアミンの添加量は普通には
第二鉄塩に対して、0.5〜14倍モル好ましくは、2
〜10倍モルにするのが良い。オキシアルキルアミンの
添加量が少なすぎると良好な盤状ではなく、粒子が2〜
3個集合したような粒子になり好ましくない。オキシア
ルキルアミンとしては、アルキル基の炭素数が2〜6の
ものが好適であり、その代表例として、エタノールアミ
ン、γ−プロパノールアミン、β−プロパノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソ
ブタノールアミン等を挙げることができ、なかでもエタ
ノールアミンは好適である。
第二鉄塩に対して、0.5〜14倍モル好ましくは、2
〜10倍モルにするのが良い。オキシアルキルアミンの
添加量が少なすぎると良好な盤状ではなく、粒子が2〜
3個集合したような粒子になり好ましくない。オキシア
ルキルアミンとしては、アルキル基の炭素数が2〜6の
ものが好適であり、その代表例として、エタノールアミ
ン、γ−プロパノールアミン、β−プロパノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソ
ブタノールアミン等を挙げることができ、なかでもエタ
ノールアミンは好適である。
【0011】オキシアルキルアミンを添加して第二鉄塩
と水酸化アルカリとを反応させて水酸化第二鉄を生成さ
せる際の反応温度は、50℃以下、好ましくは−10〜
45℃にするのが、オキシアルキルアミンの添加効果を
高め、盤状比、粒子形態等をコントロールする上で好適
である。温度が高すぎると、粒子が長大化したり、α−
Fe2O3が混在したり、粒子形態のばらつきが大きくな
ったりしやすく、また過度に低くしても特に利点はな
い。また、反応時間は特に制限されないが一般的には1
〜20時間の範囲から適宜選択される。
と水酸化アルカリとを反応させて水酸化第二鉄を生成さ
せる際の反応温度は、50℃以下、好ましくは−10〜
45℃にするのが、オキシアルキルアミンの添加効果を
高め、盤状比、粒子形態等をコントロールする上で好適
である。温度が高すぎると、粒子が長大化したり、α−
Fe2O3が混在したり、粒子形態のばらつきが大きくな
ったりしやすく、また過度に低くしても特に利点はな
い。また、反応時間は特に制限されないが一般的には1
〜20時間の範囲から適宜選択される。
【0012】第二鉄塩と水酸化アルカリとの反応によっ
て得られる水酸化第二鉄スラリーは、これを直ちに水熱
処理しても盤状ゲーサイトを生成させることができる
が、水熱処理に先だって熟成すると形態の揃った盤状粒
子がげ得られやすくなる。熟成方法としては、0〜50
℃で、5〜30時間程度、撹拌または撹拌せずに放置す
る方法が一般に採用される。
て得られる水酸化第二鉄スラリーは、これを直ちに水熱
処理しても盤状ゲーサイトを生成させることができる
が、水熱処理に先だって熟成すると形態の揃った盤状粒
子がげ得られやすくなる。熟成方法としては、0〜50
℃で、5〜30時間程度、撹拌または撹拌せずに放置す
る方法が一般に採用される。
【0013】また水熱処理効果を高めるためには、スラ
リーのpHを10以上、好ましくは10.5〜12にし
て水熱処理するのが望ましい。スラリーのpHを10以
上に調製する方法としては、例えば水酸化第二鉄を生成
させたスラリーを、ろ過、洗浄、あるいは上澄液を除去
した後、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リを用いて調製する方法が便利である。
リーのpHを10以上、好ましくは10.5〜12にし
て水熱処理するのが望ましい。スラリーのpHを10以
上に調製する方法としては、例えば水酸化第二鉄を生成
させたスラリーを、ろ過、洗浄、あるいは上澄液を除去
した後、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リを用いて調製する方法が便利である。
【0014】水熱温度温度は、100〜250℃、好ま
しくは120〜230℃が好適である。水熱処理温度が
低すぎるとゲーサイトに変換させるのに長時間を要し、
また、粒子が細長くなったり、形態のばらつきが大きく
なったりし、水熱温度が高すぎるとα−Fe2O3が生成
したりする。水熱処理時間は特に制限されないが一般に
は0.5〜5時間程度である。また水熱処理には、一般
にオートクレーブが好適に採用される。水熱処理するこ
とによってスラリー中の水酸化第二鉄は、分散性のよい
盤状ゲーサイトに変換される。水熱処理後、スラリーか
ら盤状ゲーサイト粒子を回収する方法としては、水洗、
ろ過、乾燥等の通常の方法を採用することができる。
しくは120〜230℃が好適である。水熱処理温度が
低すぎるとゲーサイトに変換させるのに長時間を要し、
また、粒子が細長くなったり、形態のばらつきが大きく
なったりし、水熱温度が高すぎるとα−Fe2O3が生成
したりする。水熱処理時間は特に制限されないが一般に
は0.5〜5時間程度である。また水熱処理には、一般
にオートクレーブが好適に採用される。水熱処理するこ
とによってスラリー中の水酸化第二鉄は、分散性のよい
盤状ゲーサイトに変換される。水熱処理後、スラリーか
ら盤状ゲーサイト粒子を回収する方法としては、水洗、
ろ過、乾燥等の通常の方法を採用することができる。
【0015】本発明において水熱処理後に回収される盤
状ゲーサイト粒子は、そのX線回折スペクトルからα−
FeOOHの結晶であることが確認される。また、粒子
径(盤径)、盤状比(粒子径/厚み)等は、製造条件に
よってかなり広範囲に変えることができるが、透過電子
顕微鏡で盤状ゲーサイト粒子を観察、測定すると、粒子
形態は盤状、さらに詳しくは六角盤状ないしはそれに近
似した形態を有しており、粒子径は0.01〜0.5μ
mの範囲、詳しくは90%以上の粒子が0.01〜0.
3μmの範囲にあり、盤状比は3〜10の範囲、特に3
〜7の範囲にある。また六角盤状ないしそれに近似した
形態において六辺の短辺と長辺との長さの比(長辺/短
辺)は、4以下、大部分の粒子は3以下である。また、
平均粒子径および平均盤状比(任意に粒子30個を測定
した平均値)は、0.02〜0.3μmおよび3〜7の
範囲にある。
状ゲーサイト粒子は、そのX線回折スペクトルからα−
FeOOHの結晶であることが確認される。また、粒子
径(盤径)、盤状比(粒子径/厚み)等は、製造条件に
よってかなり広範囲に変えることができるが、透過電子
顕微鏡で盤状ゲーサイト粒子を観察、測定すると、粒子
形態は盤状、さらに詳しくは六角盤状ないしはそれに近
似した形態を有しており、粒子径は0.01〜0.5μ
mの範囲、詳しくは90%以上の粒子が0.01〜0.
3μmの範囲にあり、盤状比は3〜10の範囲、特に3
〜7の範囲にある。また六角盤状ないしそれに近似した
形態において六辺の短辺と長辺との長さの比(長辺/短
辺)は、4以下、大部分の粒子は3以下である。また、
平均粒子径および平均盤状比(任意に粒子30個を測定
した平均値)は、0.02〜0.3μmおよび3〜7の
範囲にある。
【0016】
実施例1 塩化第二鉄(FeCl3・6H2O)50gを蒸留水50
0mlに溶解させた溶液を、モノエタノールアミン34
ml(塩化第二鉄に対し3倍モル)を蒸留水500ml
に溶解させて10℃に保持した溶液中に滴下した。この
溶液を、水酸化ナトリウム75gを蒸留水2lに溶解さ
せ、10℃に保持した溶液中に滴下し、約10℃に保持
しながら十分に撹拌して反応させ、水酸化第二鉄スラリ
ーを得た。このスラリーを30℃で約20時間放置し熟
成した後、上澄液を除去し、濃度10%の水酸化ナトリ
ウム水溶液で洗浄してスラリーのpHを11に調製しス
ラリーを内容1lのオートクレーブに仕込み、150℃
で1時間水熱処理を施し、盤状ゲーサイトを得た。盤状
ゲーサイトは、これらを水洗、ろ過、乾燥して粉末状ゲ
ーサイトを得た。
0mlに溶解させた溶液を、モノエタノールアミン34
ml(塩化第二鉄に対し3倍モル)を蒸留水500ml
に溶解させて10℃に保持した溶液中に滴下した。この
溶液を、水酸化ナトリウム75gを蒸留水2lに溶解さ
せ、10℃に保持した溶液中に滴下し、約10℃に保持
しながら十分に撹拌して反応させ、水酸化第二鉄スラリ
ーを得た。このスラリーを30℃で約20時間放置し熟
成した後、上澄液を除去し、濃度10%の水酸化ナトリ
ウム水溶液で洗浄してスラリーのpHを11に調製しス
ラリーを内容1lのオートクレーブに仕込み、150℃
で1時間水熱処理を施し、盤状ゲーサイトを得た。盤状
ゲーサイトは、これらを水洗、ろ過、乾燥して粉末状ゲ
ーサイトを得た。
【0017】得られた盤状ゲーサイトの粉末の透過電子
顕微鏡写真を図1に示す。またX線回折による分析でこ
の盤状ゲーサイトは、α−FeOOH構造であることが
確認された。盤状ゲーサイトは透過電子顕微鏡により観
察し、粒子径(盤径)、盤状比(粒子径/厚み)等を測
定した。これらの結果を表面積の測定結果とともに表1
に示す。なお表1中、平均粒子径および平均盤状比は、
粒子30個についての平均値である。
顕微鏡写真を図1に示す。またX線回折による分析でこ
の盤状ゲーサイトは、α−FeOOH構造であることが
確認された。盤状ゲーサイトは透過電子顕微鏡により観
察し、粒子径(盤径)、盤状比(粒子径/厚み)等を測
定した。これらの結果を表面積の測定結果とともに表1
に示す。なお表1中、平均粒子径および平均盤状比は、
粒子30個についての平均値である。
【0018】実施例2〜5 実施例1の塩化第二鉄に対するエチレングリコールの使
用量を3倍モルから1倍モルにかえた(実施例2)、実
施例1の塩化第二鉄に対するエチレングリコールの使用
量を3倍モルから14倍モルにかえた(実施例3)、実
施例1の水酸化第二鉄を生成させる際に温度を10℃か
ら−10℃に変えた(実施例4)、実施例1の水熱処理
温度を150℃から180℃に変えた(実施例5)、他
は実施例1と同様にして盤状ゲーサイトを得た。実施例
1と同様にして粒子形状を測定した結果を表1に示す。
用量を3倍モルから1倍モルにかえた(実施例2)、実
施例1の塩化第二鉄に対するエチレングリコールの使用
量を3倍モルから14倍モルにかえた(実施例3)、実
施例1の水酸化第二鉄を生成させる際に温度を10℃か
ら−10℃に変えた(実施例4)、実施例1の水熱処理
温度を150℃から180℃に変えた(実施例5)、他
は実施例1と同様にして盤状ゲーサイトを得た。実施例
1と同様にして粒子形状を測定した結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】比較例1 塩化第二鉄(FeCl3・6H2O)50gを蒸留水1l
に溶解させて10℃に保持した溶液を、水酸化ナトリウ
ム75gおよびモノエタノールアミン34ml(塩化第
二鉄に対し3倍モル)を蒸留水2lに溶解させ、10℃
に保持した溶液中に滴下し、約10℃に保持しながら十
分に撹拌して反応させ、水酸化第二鉄スラリーを得た。
このスラリーを30℃で約20時間放置し熟成した後、
上澄液を除去し、濃度10%の水酸化ナトリウム水溶液
で洗浄してスラリーのpHを11に調製しスラリーを内
容1lのオートクレーブに仕込み、150℃で1時間水
熱処理を施し、ゲーサイトを得た。ゲーサイトは、これ
らを水洗、ろ過、乾燥して粉末状ゲーサイトを得た。得
られたゲーサイトの粒子形態は針状で、粒径(長軸)の
平均が0.3μm、軸比(長軸/短軸)の平均値は1
0.1、比表面積24m2/gであった。
に溶解させて10℃に保持した溶液を、水酸化ナトリウ
ム75gおよびモノエタノールアミン34ml(塩化第
二鉄に対し3倍モル)を蒸留水2lに溶解させ、10℃
に保持した溶液中に滴下し、約10℃に保持しながら十
分に撹拌して反応させ、水酸化第二鉄スラリーを得た。
このスラリーを30℃で約20時間放置し熟成した後、
上澄液を除去し、濃度10%の水酸化ナトリウム水溶液
で洗浄してスラリーのpHを11に調製しスラリーを内
容1lのオートクレーブに仕込み、150℃で1時間水
熱処理を施し、ゲーサイトを得た。ゲーサイトは、これ
らを水洗、ろ過、乾燥して粉末状ゲーサイトを得た。得
られたゲーサイトの粒子形態は針状で、粒径(長軸)の
平均が0.3μm、軸比(長軸/短軸)の平均値は1
0.1、比表面積24m2/gであった。
【0021】
【発明の効果】本発明により得られる盤状ゲーサイトは
従来の針状、粒状等のゲーサイトと同様の用途に使用で
きるだけでなく、塗膜補強用顔料、2次元配向用フェラ
イト原料、複合材料補強用、垂直磁気記録用磁性粉末原
料等をはじめとした広い分野において利用することがで
きる。
従来の針状、粒状等のゲーサイトと同様の用途に使用で
きるだけでなく、塗膜補強用顔料、2次元配向用フェラ
イト原料、複合材料補強用、垂直磁気記録用磁性粉末原
料等をはじめとした広い分野において利用することがで
きる。
【図1】図1は、本発明の実施例1で得られた盤状ゲー
サイトの粒子形態を示す図面に代える電子顕微鏡写真で
ある。
サイトの粒子形態を示す図面に代える電子顕微鏡写真で
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 第二鉄塩と水酸化アルカリとを水の存在
下に反応させて水酸化第二鉄を生成させる際に、オキシ
アルキルアミンを予め第二鉄塩溶液に第二鉄塩に対して
0.5〜14倍モル添加しておき、これと水酸化アルカ
リとを反応させて水酸化第二鉄を生成させ、得られた水
酸化第二鉄のスラリーを水熱処理して盤状ゲーサイトを
生成させることを特徴とする盤状ゲーサイトの製法。 - 【請求項2】 オキシアルキルアミンのアルキル基の炭
素数が2〜6である請求項1記載の盤状ゲーサイトの製
法。 - 【請求項3】 オキシアルキルアミンがエタノールアミ
ンである請求項1記載の盤状ゲーサイトの製法。 - 【請求項4】 第二鉄塩とオキシアルキルアミンとを混
合するに際し、第二鉄塩に対するオキシアルキルアミン
の使用量を0.5〜14の範囲の所定のモル比とし、混
合時の両者の比率が前記所定モル比以上になる状態で混
合することを特徴とする請求項1記載の盤状ゲーサイト
の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19073397A JPH1121132A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 盤状ゲーサイトの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19073397A JPH1121132A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 盤状ゲーサイトの製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1121132A true JPH1121132A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16262886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19073397A Pending JPH1121132A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | 盤状ゲーサイトの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1121132A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102649639A (zh) * | 2012-05-09 | 2012-08-29 | 上海颜钛实业有限公司 | 尖晶石型铁氧体纳米粉体的水热制备法 |
-
1997
- 1997-07-02 JP JP19073397A patent/JPH1121132A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102649639A (zh) * | 2012-05-09 | 2012-08-29 | 上海颜钛实业有限公司 | 尖晶石型铁氧体纳米粉体的水热制备法 |
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