JPH1121263A - 抗腫瘍性物質be−45985類 - Google Patents
抗腫瘍性物質be−45985類Info
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- JPH1121263A JPH1121263A JP19048197A JP19048197A JPH1121263A JP H1121263 A JPH1121263 A JP H1121263A JP 19048197 A JP19048197 A JP 19048197A JP 19048197 A JP19048197 A JP 19048197A JP H1121263 A JPH1121263 A JP H1121263A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】新規抗腫瘍剤の創製。
【解決手段】構造式[I]
【化1】
[式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は酸素
原子又はイミノ基を示す]で表される化合物又はその薬
学的に許容しうる塩等。
原子又はイミノ基を示す]で表される化合物又はその薬
学的に許容しうる塩等。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬の分野で有用で
あり、より具体的には腫瘍細胞に対し増殖を阻害し、制
癌効果を発揮する新規化合物、その製造法及びその用途
並びに本化合物を産生する新規なストレプトミセス(S
treptomyces)属に属する微生物に関するも
のである。
あり、より具体的には腫瘍細胞に対し増殖を阻害し、制
癌効果を発揮する新規化合物、その製造法及びその用途
並びに本化合物を産生する新規なストレプトミセス(S
treptomyces)属に属する微生物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】癌化学療法の分野においては、既に多く
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の希求に
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の制癌物質が充分
に効果を発揮できない種々の癌を標的とした優れた制癌
活性を有する化合物を見出すことが本発明が解決しよう
とする課題である。
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の制癌物質が充分
に効果を発揮できない種々の癌を標的とした優れた制癌
活性を有する化合物を見出すことが本発明が解決しよう
とする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、構造式
[I]及び構造式[II]で表される化合物が優れた抗
腫瘍作用を示すことを見いだして本発明を完成した。即
ち、本発明は新規な構造式[I]
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、構造式
[I]及び構造式[II]で表される化合物が優れた抗
腫瘍作用を示すことを見いだして本発明を完成した。即
ち、本発明は新規な構造式[I]
【0005】
【化4】 [式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は酸素
原子又はイミノ基を示す]で表される化合物又はその薬
学的に許容しうる塩、構造式[II]
原子又はイミノ基を示す]で表される化合物又はその薬
学的に許容しうる塩、構造式[II]
【0006】
【化5】 で表される化合物、その製法及び用途、並びに上記構造
式[II]で表される化合物及び構造式[III]
式[II]で表される化合物及び構造式[III]
【0007】
【化6】 で表される化合物を産生する能力を有するストレプトミ
セス(Streptomyces)属に属する微生物に
関するものである。以下に本発明にかかわる新規な抗腫
瘍性物質BE−45985類の物理学的な性状を示す。
ここで、構造式[III]で表される化合物をBE−4
5985A1、構造式[I]のR1が水素原子であり、R
2が酸素原子である化合物をBE−45985A2、R1
がメチル基であり、R2がイミノ基である化合物をBE
−45985A3、R1が水素原子であり、R2がイミノ
基である化合物をBE−45985A4、構造式[I
I]で表される化合物をBE−45985Xと称する。
セス(Streptomyces)属に属する微生物に
関するものである。以下に本発明にかかわる新規な抗腫
瘍性物質BE−45985類の物理学的な性状を示す。
ここで、構造式[III]で表される化合物をBE−4
5985A1、構造式[I]のR1が水素原子であり、R
2が酸素原子である化合物をBE−45985A2、R1
がメチル基であり、R2がイミノ基である化合物をBE
−45985A3、R1が水素原子であり、R2がイミノ
基である化合物をBE−45985A4、構造式[I
I]で表される化合物をBE−45985Xと称する。
【0008】本発明の化合物は、薬学的に許容しうる塩
の形で存在することができる。そのような塩としては、
例えば、塩酸、硫酸などの無機酸又は酢酸、クエン酸、
酒石酸、マレイン酸などの有機酸との付加塩が挙げられ
る。また、本発明の化合物が酸性の基を含む場合には、
該酸性基は、例えばカリウム塩、ナトリウム塩などのア
ルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩のどのア
ルカリ金属塩、エチルアミン塩、アルギニン塩などの有
機塩基との塩の形態で存在することもできる。下記にN
MR測定における略号の意味を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツBE−45985A1の物理化学的性状 性状 ;赤褐色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C24H19O7Cl 質量分析;[HRFAB−MS](M+H)+ m/z
として: 実測値 455.0899 計算値 455.0898 紫外部吸収スペクトル;λmax(CHCl3,nm):3
10,434,510(sh) 赤外部吸収スペクトル;ν(KBr,cm-1):308
1,2960, 1724,1626,1541,1
500,1410,1371,1350, 1280,
1220,1169,1126,1078,1039,
883, 7191 H−NMRスペクトル(CDCl3,500MHz)δ
ppm:12.1(1H,s),11.5(1H,
s),7.97(1H,s),7.42(1H,s),
7.35(1H,brs),3.98(3H,s),
3.84(3H,s),3.04(2H,q,J=7.
3Hz),2.54(3H,d,J=0.9Hz),
1.27(3H,t,J=7.3Hz)13 C−NMRスペクトル(CDCl3,125MHz)
δppm:192.9(s),183.4(s),16
6.5(s),160.4(s),156.3(s),
153.8(s),141.1(s),140.5
(s), 138.6(s),137.9(s),13
7.0(s),133.3(s),126.6(s),
122.7(d),119.4(s),119.3
(s), 118.9(d),117.6(d),11
5.5(s),61.4(q), 52.5(q),2
1.1(q),20.3(t),13.8(q) 溶解性;酢酸エチル等の有機溶媒に可溶。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.77[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル(2:
1)] 呈色反応;硫酸反応 陽性BE−45985A2の物理化学的性状 性状 ;赤褐色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C23H17O7Cl 質量分析;[HRFAB−MS](M+H)+ m/
zとして: 実測値 441.0739 計算値 441.0741 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm):2
32,304,435,505(sh) 赤外部吸収スペクトル;ν(KBr,cm-1):293
3,1716, 1629,1558,1409,13
75,1276,1240,1165, 1124,1
081,1041,887,7291 H−NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δ
ppm:12.1(1H,s),11.5(1H,
s),8.09(1H,s),7.43(1H,s),
7.35(1H,s),3.85(3H,s),3.1
2(2H,q,J=7.4Hz),2.54(3H,
s),1.29(3H,t,J=7.4Hz)13 C−NMRスペクトル(CDCl3,100MHz)
δppm:193.1(s),183.6(s),16
8.2(s),160.5(s),156.5(s),
153.9(s),141.4(s),141.3
(s),138.8(s),137.1(s),13
6.7(s),133.5(s),126.9(s),
122.9(d),119.6(s),119.5
(d),119.4(s),117.8(d),11
6.0(s),61.4(q),21.2(q),2
0.4(t),13.8(q) 溶解性;ジメチルスルホキシド、メタノール等の有機溶
媒に可溶. 酸性、中性、塩基性物質の区別;酸性 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.43[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(3:
1)]BE−45985A3の物理化学的性状 性状 ;紫色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C24H20O6NCl 質量分析;[HRFAB−MS](M+H)+ m/z
として: 実測値 454.1044 計算値 454.1057 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm):2
44,305,575 赤外部吸収スペクトル;ν(KBr,cm-1):332
3,2950, 1730,1610,1456,13
57,1267,1243,1076, 1022,8
81,1 H−NMRスペクトル(400MHz,DMSO−
d6)δppm:16.3(1H,s),12.5(1
H,brs),11.9(1H,s),7.62(1
H,s),7.51(1H,s),7.38(1H,
s),3.89(3H,s),3.62(3H,s),
2.89(2H,q,J=7.3Hz),2.48(3
H,s),1.13(3H,t,J=7.3Hz)13 C−NMRスペクトル(100MHz,DMSO−d
6)δppm:184.1(s),170.2(s),
167.4(s),163.5(s),154.9
(s),153.4(s),142.7(s),13
8.7(s),136.5(s),136.1(s),
134.0(s),132.1(s),124.9
(s),122.7(d),119.3(s),11
8.2(s),115.7(d),112.5(d),
111.3(s),60.8(q), 52.4
(q),20.6(q),20.4(t),14.1
(q) 溶解性;ジメチルスルホキシド、メタノール等の有機溶
媒に可溶。 酸性、中性、塩基性物質の区別;弱塩基性 Rf値;0.32[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)]BE−45985A4の物理化学的性状 性状 ;紫色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C23H18O6NCl 質量分析;[HRFAB−MS](M+H)+ m/z
として: 実測値 440.0896 計算値 440.0901 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm):2
37,303,535 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):314
7,2962, 1716,1670,1616,16
00,1456,1407,1356, 1338,1
240,1051,887,7591 H−NMRスペクトル(400MHz,DMSO−
d6)δppm:16.3(1H,s),13.3(2
H,brs),12.0(1H,s),7.61(1
H,s),7.49(1H,s),7.37(1H,
s),3.62(3H,s),2.92(2H,q,J
=7.3Hz),2.47(3H,s),1.13(3
H,t,J=7.3Hz)13 C−NMRスペクトル(100MHz,DMSO−d
6)δppm:184.3(s),170.1(s),
168.8(s),163.6(s),155.3
(s),153.4(s),142.1(s),13
8.6(s),136.5(s),136.1(s),
135.5(s),132.0(s),124.7
(s),122.6(d),119.4(s),11
8.0(s),115.7(d),112.7(d),
111.2(s),60.8(q),20.6(q),
20.3(t),14.2(q) 溶解性;ジメチルスルホキシド、メタノール等の有機溶
媒に可溶. 酸性、中性、塩基性物質の区別;両性 Rf値;0.23[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(2:
1)] 呈色反応;硫酸反応 陽性BE−45985Xの物理化学的性状 性状 ;濃い茶色のアモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C23H12O8 質量分析;[HRFAB−MS](M+3H)+ m/
zとして: 実測値 419.0764 計算値 419.0767 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm):2
31,272,454,550;(HCl酸性MeO
H,nm):205,233,263,468;(Na
OH塩基性MeOH,nm):234,281,375
(s),610 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):335
4,3296, 1653,1558,1541,14
19,1373,1105,1070, 6081H−
NMRスペクトル(500MHz,THF−d8)δp
pm:2.34(3H,s),6.31(1H,s),
6.85(1H,s),7.14(1H,s),7.6
6(1H,s),8.31(1H,s),9.76(1
H,s),12.4(1H,s),13.9(1H,
s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,THF−
d8)δppm:21.9(q),112.4(d),
117.0(d),117.7(s),118.1
(d),120.2(s),120.3(d),12
2.5(s), 124.0(d),125.2
(s),133.7(s),136.2(s),14
2.2(s),142.4(s),143.2(s),
156.2(s), 158.1(s),162.4
(s),163.5(s),181.3(s),18
8.9(s),189.3(s), 192.8(s) 溶解性;ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド
等に溶け易く、メタノール、テトラヒドロフランにわず
かに溶解するが、水には殆ど溶けない。 酸性、中性、塩基性物質の区別;弱酸性物質 Rf値;0.38[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] BE−45985類の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−45985類のマウス実験腫瘍細胞
に対する増殖阻止作用を決定するため、in vitr
oで試験を行なった。マウス白血病細胞P388に対す
る抗腫瘍試験は、BE−45985類をジメチルスルホ
キシドに溶解した後、牛胎児血清10%含有RPMI1
640培地(20mMの2−メルカプトエタノールを含
む)で逐次希釈し、2x103個の腫瘍細胞を含む細胞
培養培地(牛胎児血清10%含有RPMI1640培
地、20mMの2−メルカプトエタノールを含む)50
μlに対し50μlを加えた。37℃で72時間、5%
CO2下で培養後、MTT測定法により対照群と比較
した。
の形で存在することができる。そのような塩としては、
例えば、塩酸、硫酸などの無機酸又は酢酸、クエン酸、
酒石酸、マレイン酸などの有機酸との付加塩が挙げられ
る。また、本発明の化合物が酸性の基を含む場合には、
該酸性基は、例えばカリウム塩、ナトリウム塩などのア
ルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩のどのア
ルカリ金属塩、エチルアミン塩、アルギニン塩などの有
機塩基との塩の形態で存在することもできる。下記にN
MR測定における略号の意味を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツBE−45985A1の物理化学的性状 性状 ;赤褐色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C24H19O7Cl 質量分析;[HRFAB−MS](M+H)+ m/z
として: 実測値 455.0899 計算値 455.0898 紫外部吸収スペクトル;λmax(CHCl3,nm):3
10,434,510(sh) 赤外部吸収スペクトル;ν(KBr,cm-1):308
1,2960, 1724,1626,1541,1
500,1410,1371,1350, 1280,
1220,1169,1126,1078,1039,
883, 7191 H−NMRスペクトル(CDCl3,500MHz)δ
ppm:12.1(1H,s),11.5(1H,
s),7.97(1H,s),7.42(1H,s),
7.35(1H,brs),3.98(3H,s),
3.84(3H,s),3.04(2H,q,J=7.
3Hz),2.54(3H,d,J=0.9Hz),
1.27(3H,t,J=7.3Hz)13 C−NMRスペクトル(CDCl3,125MHz)
δppm:192.9(s),183.4(s),16
6.5(s),160.4(s),156.3(s),
153.8(s),141.1(s),140.5
(s), 138.6(s),137.9(s),13
7.0(s),133.3(s),126.6(s),
122.7(d),119.4(s),119.3
(s), 118.9(d),117.6(d),11
5.5(s),61.4(q), 52.5(q),2
1.1(q),20.3(t),13.8(q) 溶解性;酢酸エチル等の有機溶媒に可溶。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.77[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル(2:
1)] 呈色反応;硫酸反応 陽性BE−45985A2の物理化学的性状 性状 ;赤褐色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C23H17O7Cl 質量分析;[HRFAB−MS](M+H)+ m/
zとして: 実測値 441.0739 計算値 441.0741 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm):2
32,304,435,505(sh) 赤外部吸収スペクトル;ν(KBr,cm-1):293
3,1716, 1629,1558,1409,13
75,1276,1240,1165, 1124,1
081,1041,887,7291 H−NMRスペクトル(CDCl3,400MHz)δ
ppm:12.1(1H,s),11.5(1H,
s),8.09(1H,s),7.43(1H,s),
7.35(1H,s),3.85(3H,s),3.1
2(2H,q,J=7.4Hz),2.54(3H,
s),1.29(3H,t,J=7.4Hz)13 C−NMRスペクトル(CDCl3,100MHz)
δppm:193.1(s),183.6(s),16
8.2(s),160.5(s),156.5(s),
153.9(s),141.4(s),141.3
(s),138.8(s),137.1(s),13
6.7(s),133.5(s),126.9(s),
122.9(d),119.6(s),119.5
(d),119.4(s),117.8(d),11
6.0(s),61.4(q),21.2(q),2
0.4(t),13.8(q) 溶解性;ジメチルスルホキシド、メタノール等の有機溶
媒に可溶. 酸性、中性、塩基性物質の区別;酸性 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.43[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(3:
1)]BE−45985A3の物理化学的性状 性状 ;紫色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C24H20O6NCl 質量分析;[HRFAB−MS](M+H)+ m/z
として: 実測値 454.1044 計算値 454.1057 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm):2
44,305,575 赤外部吸収スペクトル;ν(KBr,cm-1):332
3,2950, 1730,1610,1456,13
57,1267,1243,1076, 1022,8
81,1 H−NMRスペクトル(400MHz,DMSO−
d6)δppm:16.3(1H,s),12.5(1
H,brs),11.9(1H,s),7.62(1
H,s),7.51(1H,s),7.38(1H,
s),3.89(3H,s),3.62(3H,s),
2.89(2H,q,J=7.3Hz),2.48(3
H,s),1.13(3H,t,J=7.3Hz)13 C−NMRスペクトル(100MHz,DMSO−d
6)δppm:184.1(s),170.2(s),
167.4(s),163.5(s),154.9
(s),153.4(s),142.7(s),13
8.7(s),136.5(s),136.1(s),
134.0(s),132.1(s),124.9
(s),122.7(d),119.3(s),11
8.2(s),115.7(d),112.5(d),
111.3(s),60.8(q), 52.4
(q),20.6(q),20.4(t),14.1
(q) 溶解性;ジメチルスルホキシド、メタノール等の有機溶
媒に可溶。 酸性、中性、塩基性物質の区別;弱塩基性 Rf値;0.32[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)]BE−45985A4の物理化学的性状 性状 ;紫色アモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C23H18O6NCl 質量分析;[HRFAB−MS](M+H)+ m/z
として: 実測値 440.0896 計算値 440.0901 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm):2
37,303,535 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):314
7,2962, 1716,1670,1616,16
00,1456,1407,1356, 1338,1
240,1051,887,7591 H−NMRスペクトル(400MHz,DMSO−
d6)δppm:16.3(1H,s),13.3(2
H,brs),12.0(1H,s),7.61(1
H,s),7.49(1H,s),7.37(1H,
s),3.62(3H,s),2.92(2H,q,J
=7.3Hz),2.47(3H,s),1.13(3
H,t,J=7.3Hz)13 C−NMRスペクトル(100MHz,DMSO−d
6)δppm:184.3(s),170.1(s),
168.8(s),163.6(s),155.3
(s),153.4(s),142.1(s),13
8.6(s),136.5(s),136.1(s),
135.5(s),132.0(s),124.7
(s),122.6(d),119.4(s),11
8.0(s),115.7(d),112.7(d),
111.2(s),60.8(q),20.6(q),
20.3(t),14.2(q) 溶解性;ジメチルスルホキシド、メタノール等の有機溶
媒に可溶. 酸性、中性、塩基性物質の区別;両性 Rf値;0.23[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム/メタノール(2:
1)] 呈色反応;硫酸反応 陽性BE−45985Xの物理化学的性状 性状 ;濃い茶色のアモルファス状固体又は結晶 分子式 ;C23H12O8 質量分析;[HRFAB−MS](M+3H)+ m/
zとして: 実測値 419.0764 計算値 419.0767 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH,nm):2
31,272,454,550;(HCl酸性MeO
H,nm):205,233,263,468;(Na
OH塩基性MeOH,nm):234,281,375
(s),610 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):335
4,3296, 1653,1558,1541,14
19,1373,1105,1070, 6081H−
NMRスペクトル(500MHz,THF−d8)δp
pm:2.34(3H,s),6.31(1H,s),
6.85(1H,s),7.14(1H,s),7.6
6(1H,s),8.31(1H,s),9.76(1
H,s),12.4(1H,s),13.9(1H,
s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,THF−
d8)δppm:21.9(q),112.4(d),
117.0(d),117.7(s),118.1
(d),120.2(s),120.3(d),12
2.5(s), 124.0(d),125.2
(s),133.7(s),136.2(s),14
2.2(s),142.4(s),143.2(s),
156.2(s), 158.1(s),162.4
(s),163.5(s),181.3(s),18
8.9(s),189.3(s), 192.8(s) 溶解性;ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド
等に溶け易く、メタノール、テトラヒドロフランにわず
かに溶解するが、水には殆ど溶けない。 酸性、中性、塩基性物質の区別;弱酸性物質 Rf値;0.38[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] BE−45985類の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−45985類のマウス実験腫瘍細胞
に対する増殖阻止作用を決定するため、in vitr
oで試験を行なった。マウス白血病細胞P388に対す
る抗腫瘍試験は、BE−45985類をジメチルスルホ
キシドに溶解した後、牛胎児血清10%含有RPMI1
640培地(20mMの2−メルカプトエタノールを含
む)で逐次希釈し、2x103個の腫瘍細胞を含む細胞
培養培地(牛胎児血清10%含有RPMI1640培
地、20mMの2−メルカプトエタノールを含む)50
μlに対し50μlを加えた。37℃で72時間、5%
CO2下で培養後、MTT測定法により対照群と比較
した。
【0009】マウス大腸癌細胞colon26に対する
抗腫瘍試験は、BE−45985類をジメチルスルホキ
シドに溶解した後、牛胎児血清10%含有RPMI16
40培地で逐次希釈し、1x103個の腫瘍細胞を含む
細胞培養培地(牛胎児血清10%含有RPMI1640
培地)100μlに対し100μlを加えた。37℃で
72時間、5%CO2下で培養後、50%トリクロロ酢
酸で固定し、0.4%スルホローダミンBで染色後、1
0mMトリス液を用いて細胞から色素を抽出した。45
0nmを対照波長として550nmに於ける吸光度を測
定して対照群と比較した。その結果、BE−45985
類は両癌細胞に対し、強い増殖阻止活性を示し、50%
増殖阻害濃度(IC50)は第1表の通りであった。更
に、BE−45985類のヒト癌細胞に対する抗腫瘍活
性をin vitroで試験した。
抗腫瘍試験は、BE−45985類をジメチルスルホキ
シドに溶解した後、牛胎児血清10%含有RPMI16
40培地で逐次希釈し、1x103個の腫瘍細胞を含む
細胞培養培地(牛胎児血清10%含有RPMI1640
培地)100μlに対し100μlを加えた。37℃で
72時間、5%CO2下で培養後、50%トリクロロ酢
酸で固定し、0.4%スルホローダミンBで染色後、1
0mMトリス液を用いて細胞から色素を抽出した。45
0nmを対照波長として550nmに於ける吸光度を測
定して対照群と比較した。その結果、BE−45985
類は両癌細胞に対し、強い増殖阻止活性を示し、50%
増殖阻害濃度(IC50)は第1表の通りであった。更
に、BE−45985類のヒト癌細胞に対する抗腫瘍活
性をin vitroで試験した。
【0010】細胞は、ヒト大腸癌細胞DLD−1、ヒト
肺癌細胞PC−13及びヒト胃癌細胞MKN−45を使
用し、細胞培養用培地は、全ての癌細胞共に牛胎児血清
10%含有RPMI1640培地を用いた。BE−45
985類をまずジメチルスルホキシドに溶解し、次に牛
胎児血清10%含有RPMI1640培地で逐次希釈し
て検液とした。癌細胞増殖阻害の検定は、1x103個
の癌細胞を含む細胞培養用の培地100μlを96穴マ
イクロプレートに分注し、37℃で24時間、5% C
O2下で培養した後、上記検液100μlを加えた。更
に、72時間培養後細胞を50%トリクロロ酢酸で固定
し、以下colon26細胞と同様の方法を用い対照群
と比較検討した。その結果、BE−45985類はヒト
腫瘍細胞においても強い増殖阻害活性を示し、その50
%増殖阻止濃度(IC50)は第1表の通りであった。
肺癌細胞PC−13及びヒト胃癌細胞MKN−45を使
用し、細胞培養用培地は、全ての癌細胞共に牛胎児血清
10%含有RPMI1640培地を用いた。BE−45
985類をまずジメチルスルホキシドに溶解し、次に牛
胎児血清10%含有RPMI1640培地で逐次希釈し
て検液とした。癌細胞増殖阻害の検定は、1x103個
の癌細胞を含む細胞培養用の培地100μlを96穴マ
イクロプレートに分注し、37℃で24時間、5% C
O2下で培養した後、上記検液100μlを加えた。更
に、72時間培養後細胞を50%トリクロロ酢酸で固定
し、以下colon26細胞と同様の方法を用い対照群
と比較検討した。その結果、BE−45985類はヒト
腫瘍細胞においても強い増殖阻害活性を示し、その50
%増殖阻止濃度(IC50)は第1表の通りであった。
【0011】
【表1】 上述したように BE−45985類はマウス及びヒト
の腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、
本発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として
有用である。つぎに、BE−45985類の製造法につ
いて説明する。本発明の抗腫瘍性物質BE−45985
類の製造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性
物質BE−45985類を生産するものならばいずれで
も良いが、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙
げられる。 1.形態 A45985株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸
を形成し輪生岐及び菌糸の分断は認められない。気菌糸
上には胞子の長い連鎖(50個以上)を作り、その形態
は、主として直線〜波状であるが、フック〜ループ状も
見られる。胞子の表面は毛様で大きさが1.0〜0.7
×0.7〜0.6μm位の円筒及び卵形であり、胞子の
う、鞭毛胞子及び菌核等の特殊な器官は観察されない。 2.各種寒天平板培地における培養性状 A45985株の各種寒天平板培地における培養性状を
第2表に示す。
の腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、
本発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として
有用である。つぎに、BE−45985類の製造法につ
いて説明する。本発明の抗腫瘍性物質BE−45985
類の製造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性
物質BE−45985類を生産するものならばいずれで
も良いが、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙
げられる。 1.形態 A45985株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸
を形成し輪生岐及び菌糸の分断は認められない。気菌糸
上には胞子の長い連鎖(50個以上)を作り、その形態
は、主として直線〜波状であるが、フック〜ループ状も
見られる。胞子の表面は毛様で大きさが1.0〜0.7
×0.7〜0.6μm位の円筒及び卵形であり、胞子の
う、鞭毛胞子及び菌核等の特殊な器官は観察されない。 2.各種寒天平板培地における培養性状 A45985株の各種寒天平板培地における培養性状を
第2表に示す。
【0012】
【表2】 3.生育温度(イースト・麦芽寒天培地、14日間培
養) 9℃;生育せず 12℃;生育不良、気菌糸形成せず 15℃;生育良好、気菌糸形成僅少 18℃;生育良好、気菌糸形成良好 22℃;生育、気菌糸形成非常に良好 26℃;生育、気菌糸形成非常に良好 29℃;生育、気菌糸形成非常に良好 35℃;生育不良、気菌糸形成せず 38℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陰性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量4%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。(+は利用され
ることを示し、−は利用され内ことを示す。)
養) 9℃;生育せず 12℃;生育不良、気菌糸形成せず 15℃;生育良好、気菌糸形成僅少 18℃;生育良好、気菌糸形成良好 22℃;生育、気菌糸形成非常に良好 26℃;生育、気菌糸形成非常に良好 29℃;生育、気菌糸形成非常に良好 35℃;生育不良、気菌糸形成せず 38℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陰性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量4%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。(+は利用され
ることを示し、−は利用され内ことを示す。)
【0013】
【表3】 6.細胞壁組成 LLージアミノピメリン酸が検出された。以上の菌学的
諸性質よりA45985株は放線菌ストレプトミセス属
に属すると考えられる。したがって、A45985株を
ストレプトミセス・エスピー A45985(Stre
ptomyces sp. A45985)と称するこ
ととした。なお、本菌株は通商産業省工業技術院生命工
学工業技術研究所に寄託されており、受託番号はFER
M P−14707である。本発明で使用する抗腫瘍性
物質BE−45985類を生産する微生物の変異株は、
例えばX線若しくは紫外線などの照射処理、例えばナイ
トロジェンマスタード、アザセリン、亜硝酸、2−アミ
ノプリン若しくはN−メチル−N’−ニトロ−N−ニト
ロソグアニジン(NTG)等の変異誘起剤による処理、
ファージ接触、形質転換、形質導入又は接合などの通常
用いられる菌種変換処理方法によりBE−45985類
生産菌を変異させた微生物である。本発明のBE−45
985類を製造するにあたり、BE−45985類の生
産菌株を栄養源含有培地に接種して好気的に発育させる
ことにより、BE−45985類を含む培養物が得られ
る。栄養源としては、放線菌の栄養源として公知のもの
が使用できる。例えば、炭素源としては、市販されてい
るブドウ糖、麦芽糖、デンプン、庶糖、糖密又はデキス
トリンなどが単独又は混合物として用いられる。窒素源
としては、市販されている大豆粉、コーンステイープリ
カー、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、綿実粉、ペプ
トン、小麦胚芽、魚粉、ミートミール、脱脂米ヌカ、脱
脂肉骨粉、無機アンモニウム塩又は硝酸ナトリウムなど
が単独又は混合物として用いられる。無機塩としては、
市販されている炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化
カリウム、硫酸マグネシウム、臭化ナトリウム、ホウ酸
ナトリウム又は各種リン酸塩などを使用することができ
る。その他必要に応じて、鉄、マンガン、亜鉛、コバル
ト、モリブデン酸などの重金属塩を微量添加することも
できる。また、発泡の激しい場合には消泡剤として、例
えば大豆油又は亜麻仁油などの植物油、オクタデカノー
ルなどの高級アルコール類、各種シリコン化合物などを
適宜添加してもよい。これらのもの以外でも、該生産菌
が利用し、BE−45985類の生産に役立つもの例え
ば3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸又はホウ
酸ナトリウムなどであれば、いずれも使用することがで
きる。
諸性質よりA45985株は放線菌ストレプトミセス属
に属すると考えられる。したがって、A45985株を
ストレプトミセス・エスピー A45985(Stre
ptomyces sp. A45985)と称するこ
ととした。なお、本菌株は通商産業省工業技術院生命工
学工業技術研究所に寄託されており、受託番号はFER
M P−14707である。本発明で使用する抗腫瘍性
物質BE−45985類を生産する微生物の変異株は、
例えばX線若しくは紫外線などの照射処理、例えばナイ
トロジェンマスタード、アザセリン、亜硝酸、2−アミ
ノプリン若しくはN−メチル−N’−ニトロ−N−ニト
ロソグアニジン(NTG)等の変異誘起剤による処理、
ファージ接触、形質転換、形質導入又は接合などの通常
用いられる菌種変換処理方法によりBE−45985類
生産菌を変異させた微生物である。本発明のBE−45
985類を製造するにあたり、BE−45985類の生
産菌株を栄養源含有培地に接種して好気的に発育させる
ことにより、BE−45985類を含む培養物が得られ
る。栄養源としては、放線菌の栄養源として公知のもの
が使用できる。例えば、炭素源としては、市販されてい
るブドウ糖、麦芽糖、デンプン、庶糖、糖密又はデキス
トリンなどが単独又は混合物として用いられる。窒素源
としては、市販されている大豆粉、コーンステイープリ
カー、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、綿実粉、ペプ
トン、小麦胚芽、魚粉、ミートミール、脱脂米ヌカ、脱
脂肉骨粉、無機アンモニウム塩又は硝酸ナトリウムなど
が単独又は混合物として用いられる。無機塩としては、
市販されている炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化
カリウム、硫酸マグネシウム、臭化ナトリウム、ホウ酸
ナトリウム又は各種リン酸塩などを使用することができ
る。その他必要に応じて、鉄、マンガン、亜鉛、コバル
ト、モリブデン酸などの重金属塩を微量添加することも
できる。また、発泡の激しい場合には消泡剤として、例
えば大豆油又は亜麻仁油などの植物油、オクタデカノー
ルなどの高級アルコール類、各種シリコン化合物などを
適宜添加してもよい。これらのもの以外でも、該生産菌
が利用し、BE−45985類の生産に役立つもの例え
ば3−(N−モルホリノ)プロパンスルホン酸又はホウ
酸ナトリウムなどであれば、いずれも使用することがで
きる。
【0014】培養方法としては、一般の微生物代謝産物
の生産方法と同様に行なえばよく、固体培養でも液体培
養でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌培養、
振とう培養又は通気培養などのいずれを実施してもよい
が、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が望ましい。培
養温度は16〜36℃が適当であるが、好ましくは18
〜29℃である。好ましい培地のpHは4〜8の範囲
で、培養時間は72時間〜400時間、好ましくは96
時間〜360時間である。培養物から目的とするBE−
45985類を採取するには、微生物の生産する代謝物
から採取するのに通常使用される分離手段が適宜利用さ
れる。
の生産方法と同様に行なえばよく、固体培養でも液体培
養でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌培養、
振とう培養又は通気培養などのいずれを実施してもよい
が、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が望ましい。培
養温度は16〜36℃が適当であるが、好ましくは18
〜29℃である。好ましい培地のpHは4〜8の範囲
で、培養時間は72時間〜400時間、好ましくは96
時間〜360時間である。培養物から目的とするBE−
45985類を採取するには、微生物の生産する代謝物
から採取するのに通常使用される分離手段が適宜利用さ
れる。
【0015】BE−45985類は培養濾液中及び菌体
中に存在するので、培養濾液又は菌体より通常の分離手
段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又は吸着若し
くは分配クロマトグラフィー法及びゲル濾過法などを単
独又は組み合わせて行なうことにより精製できる。好ま
しい分離精製の例として次の方法が挙げられる。まず培
養液を濾過し、菌体を得る。得られた菌体をメタノール
又はアセトンなどの有機溶媒を用いて抽出する。得られ
た粗抽出物について、水ー酢酸エチル分配を行ない、酢
酸エチルを留去後得られる抽出物について逆相カラムク
ロマトグラフィーを行なう。BE−45985類を含む
フラクションを減圧下で濃縮し、残留物を再度逆相カラ
ムクロマトグラフィーに供することにより、BE−45
985類を得ることができる。本発明の化合物BE−4
5985類は腫瘍細胞の増殖を阻害し、制癌効果を発揮
するが、本発明化合物を抗腫瘍剤として使用する際の投
与形態としては各種の形態を選択でき、例えば錠剤、カ
プセル剤、散剤、顆粒剤若しくは液剤などの経口剤、又
は例えば溶液若しくは懸濁液などの殺菌した液状の非経
口剤が挙げられる。
中に存在するので、培養濾液又は菌体より通常の分離手
段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又は吸着若し
くは分配クロマトグラフィー法及びゲル濾過法などを単
独又は組み合わせて行なうことにより精製できる。好ま
しい分離精製の例として次の方法が挙げられる。まず培
養液を濾過し、菌体を得る。得られた菌体をメタノール
又はアセトンなどの有機溶媒を用いて抽出する。得られ
た粗抽出物について、水ー酢酸エチル分配を行ない、酢
酸エチルを留去後得られる抽出物について逆相カラムク
ロマトグラフィーを行なう。BE−45985類を含む
フラクションを減圧下で濃縮し、残留物を再度逆相カラ
ムクロマトグラフィーに供することにより、BE−45
985類を得ることができる。本発明の化合物BE−4
5985類は腫瘍細胞の増殖を阻害し、制癌効果を発揮
するが、本発明化合物を抗腫瘍剤として使用する際の投
与形態としては各種の形態を選択でき、例えば錠剤、カ
プセル剤、散剤、顆粒剤若しくは液剤などの経口剤、又
は例えば溶液若しくは懸濁液などの殺菌した液状の非経
口剤が挙げられる。
【0016】固体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル
剤、顆粒剤又は粉末の形態として製造することもできる
が、適当な添加物を使用して製造することもできる。そ
のような添加物としては、例えば乳糖若しくはブドウ糖
などの糖類、例えばトウモロコシ、小麦若しくは米など
のデンプン類、例えばステアリン酸などの脂肪酸、例え
ばメタケイ酸アルミン酸マグネシウム若しくは無水リン
酸カルシウムなどの無機塩、例えばポリビニルピロリド
ン若しくはポリアルキレングリコールなどの合成高分
子、例えばステアリン酸カルシウム若しくはステアリン
酸マグネシウムなどの脂肪酸塩、例えばステアリルアル
コール若しくはベンジルアルコールなどのアルコール
類、例えばメチルセルルース、カルボキシメチルセルロ
ース、エチルセルロース若しくはヒドロキシプロピルメ
チルセルロースなどの合成セルロース誘導体、その他、
水、ゼラチン、タルク、植物油、アラビアゴムなど通常
用いられる添加物が挙げられる。
剤、顆粒剤又は粉末の形態として製造することもできる
が、適当な添加物を使用して製造することもできる。そ
のような添加物としては、例えば乳糖若しくはブドウ糖
などの糖類、例えばトウモロコシ、小麦若しくは米など
のデンプン類、例えばステアリン酸などの脂肪酸、例え
ばメタケイ酸アルミン酸マグネシウム若しくは無水リン
酸カルシウムなどの無機塩、例えばポリビニルピロリド
ン若しくはポリアルキレングリコールなどの合成高分
子、例えばステアリン酸カルシウム若しくはステアリン
酸マグネシウムなどの脂肪酸塩、例えばステアリルアル
コール若しくはベンジルアルコールなどのアルコール
類、例えばメチルセルルース、カルボキシメチルセルロ
ース、エチルセルロース若しくはヒドロキシプロピルメ
チルセルロースなどの合成セルロース誘導体、その他、
水、ゼラチン、タルク、植物油、アラビアゴムなど通常
用いられる添加物が挙げられる。
【0017】これらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉
末などの固形製剤は一般的には0.1〜100重量%、
好ましくは5〜100重量%の有効成分を含む。液状製
剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、ピーナッツ
油若しくはゴマ油などの植物由来の油など液状製剤にお
いて通常用いられる適当な添加剤を使用し、懸濁液、シ
ロップ剤若しくは注射剤などの形態として製造される。
特に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下注射で
投与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射用蒸留
水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射用)、生理食塩
水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射用液体
(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウムなどの水溶
液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射用)
など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。
末などの固形製剤は一般的には0.1〜100重量%、
好ましくは5〜100重量%の有効成分を含む。液状製
剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、ピーナッツ
油若しくはゴマ油などの植物由来の油など液状製剤にお
いて通常用いられる適当な添加剤を使用し、懸濁液、シ
ロップ剤若しくは注射剤などの形態として製造される。
特に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下注射で
投与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射用蒸留
水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射用)、生理食塩
水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射用液体
(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウムなどの水溶
液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射用)
など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。
【0018】これらの注射剤はあらかじめ溶解したもの
のほか、粉末のままあるいは適当な添加剤を加えたもの
を用時溶解する形態もとり得る。これらの注射液 は通
常、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の有
効成分を含む。 また、経口投与の懸濁剤又はシロップ
剤などの液剤は、0.5〜10重量%の有効成分を含
む。
のほか、粉末のままあるいは適当な添加剤を加えたもの
を用時溶解する形態もとり得る。これらの注射液 は通
常、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の有
効成分を含む。 また、経口投与の懸濁剤又はシロップ
剤などの液剤は、0.5〜10重量%の有効成分を含
む。
【0019】本発明の化合物の実際に好ましい投与量
は、使用される化合物の種類、配合された組成物の種
類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主及び腫瘍に
よって変化することに注意すべきである。例えば、1日
あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、10〜50
0mgであり、非経口投与、好ましくは静脈注射の場
合、1日あたり、10〜100mgである。なお、投与
回数は投与方法及び症状によって異なるが、1回ないし
5回である。以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるも
のではない。
は、使用される化合物の種類、配合された組成物の種
類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主及び腫瘍に
よって変化することに注意すべきである。例えば、1日
あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、10〜50
0mgであり、非経口投与、好ましくは静脈注射の場
合、1日あたり、10〜100mgである。なお、投与
回数は投与方法及び症状によって異なるが、1回ないし
5回である。以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるも
のではない。
【0020】
【0021】
実施例1BE−45985A1の製造 斜面軟寒天培地に接種した放線菌A45985株をグル
コース0.1%、デキストリン2%、魚粉0.5%、コ
ーングルテンミール1%、酵母エキス0.1%、硫酸マ
グネシウム0.05%、塩化ナトリウム0.1%、塩化
カルシウム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩
化第二銅0.00004%、塩化マンガン0.0000
4%、塩化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.0
0008%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、及び
モリブデン酸ナトリウム0.00024%からなる培地
(pH7.0)110mlを含む500ml容の三角フ
ラスコ2本に接種し、28℃で3日間、回転振盪機(毎
分180回転)上で培養した。この培養液を2mlずつ
上記の培地を110ml含む500ml容の三角フラス
コ50本に接種し28℃で5日間、回転振盪機(毎分1
80回転)上で培養した。
コース0.1%、デキストリン2%、魚粉0.5%、コ
ーングルテンミール1%、酵母エキス0.1%、硫酸マ
グネシウム0.05%、塩化ナトリウム0.1%、塩化
カルシウム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩
化第二銅0.00004%、塩化マンガン0.0000
4%、塩化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.0
0008%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、及び
モリブデン酸ナトリウム0.00024%からなる培地
(pH7.0)110mlを含む500ml容の三角フ
ラスコ2本に接種し、28℃で3日間、回転振盪機(毎
分180回転)上で培養した。この培養液を2mlずつ
上記の培地を110ml含む500ml容の三角フラス
コ50本に接種し28℃で5日間、回転振盪機(毎分1
80回転)上で培養した。
【0022】このようにして得られた培養液(約5L)
にセライト(和光純薬、No.545)300gを加え
て濾過し、菌体を分離した。この菌体にメタノール2L
を加え、数時間攪拌後、菌体を濾去し、メタノール抽出
液を得た。メタノール抽出液を減圧下に濃縮した後、残
渣に酢酸エチル600ml、脱イオン水300mlを加
えて抽出した。得られた酢酸エチル抽出液を減圧下に濃
縮し黒色残渣を得た。この残渣に酢酸エチル30mlを
加えた後濾過し、濾液を減圧下に留去した。得られた残
留物をシリカゲルのカラム(メルク社製キーゼルゲル6
0、2.0cmφx40cm)にかけ、ヘキサン/酢酸
エチルの溶出溶媒(30:1、15:1、10:1)で
順次溶出した。溶出した活性画分にメタノール10ml
を加え、濃縮したところ、結晶が析出した。この結晶を
含む溶液を減圧濾過し、BE−45985A1の赤褐色
粉末を49mg得た。 実施例2BE−45985A2の製造 実施例1で得られたBE−45985A112.5mg
に1N水酸化ナトリウム水溶液0.5ml、メタノール
5mlを加え、60℃、2時間攪拌した。反応後、反応
液を減圧下に濃縮した後、1N−塩酸0.5mlを加え
たたところ、褐色の沈殿を生じた。この沈殿を含む溶液
に脱イオン水5ml及び酢酸エチル5mlを加えて抽出
し、さらに、脱イオン水10mlで洗浄した。酢酸エチ
ル抽出液を減圧下に濃縮した後、残渣に 酢酸エチル2
ml、メタノール4mlを加えて溶解させ、濃縮したと
ころ、結晶が析出した。この結晶を含む溶液を減圧濾過
し、BE−45985A2の赤褐色粉末を7.7mg得
た。 実施例3BE−45985A3の製造 実施例1で得られたBE−45985A113mgに1
N−アンモニア−メタノール溶液2mlを加え、室温で
24時間攪拌した。反応後、1N 塩酸を用いて中和
し、濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル50ml、脱
イオン水100mlを加えて抽出した。得られた酢酸エ
チル抽出液を減圧下に濃縮乾固し、BE−45985A
3の紫色粉末を12.7mg得た。 実施例4BE−45985A4の製造 実施例1で得られたBE−45985A110mgに2
8%アンモニア水2mlを加え、室温で4時間攪拌し
た。反応を進行させるために、4時間後に温度を60℃
とし、20時間後に温度80℃、メタノール1ml、2
8%アンモニア水1mlを加え、40時間後に、温度を
100℃、28%アンモニア水1ml加え、48時間攪
拌した。反応後、反応液を減圧下に留去後、残渣をセフ
ァデックスLH−20(ファルマシア社製、1.5cm
φx30cm, 溶出;メタノール)のクロマト用カラ
ムにかけて精製し、目的の画分を減圧下に濃縮した。得
られた残渣に酢酸エチル50ml、脱イオン水50ml
を加え抽出し、得られた酢酸エチル抽出液を減圧下に濃
縮乾固して、BE−45985A4の紫色粉末を8mg
得た。 実施例5BE−45985Xの製造 斜面軟寒天培地に接種した放線菌A45985株をグル
コース0.1%、デキストリン2%、魚粉0.5%、コ
ーングルテンミール1%、酵母エキス0.1%、硫酸マ
グネシウム0.05%、塩化ナトリウム0.1%、塩化
カルシウム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩
化第二銅0.00004%、塩化マンガン0.0000
4%、塩化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.0
0008%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、及び
モリブデン酸ナトリウム0.00024%からなる培地
(pH7.0)110mlを含む500ml容の三角フ
ラスコ1本に接種し、28℃で7日間、回転振盪機(毎
分180回転)上で培養した。この培養液を3mlずつ
上記の培地を110ml含む500ml容の三角フラス
コ7本に接種し28℃で5日間、回転振盪機(毎分18
0回転)上で培養した。さらにこの培養物をグルコース
0.1%、デキストリン2%、MS−#3600(日本
食品化工(株)製) 2%、魚粉0.5%、コーングル
テンミール1%、酵母エキス0.1%、硫酸マグネシウ
ム0.05%、塩化ナトリウム0.1%、塩化カルシウ
ム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩化第二銅
0.00004%、塩化マンガン0.00004%、塩
化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.00008
%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、及びモリブデ
ン酸ナトリウム0.00024%からなる培地(pH
7.0)110mlを含む500ml容の三角フラスコ
200本に接種し、28℃で14日間、回転振盪機(毎
分180回転)上で培養した。このようにして得られた
培養液約 20Lにメチルエチルケトン 30Lを加
え、1時間攪拌後、セライト(和光純薬、No.54
5)500gを加えて濾過した。濾液の上層を減圧下に
濃縮し、メチルエチルケトンを留去した。この粗抽出物
を6N HClを用いてpH 4に調製し、4℃にて一
晩放置した。生成した沈澱物を水150ml、メタノー
ル150ml、メチルエチルケトン150mlで順次洗
浄し、粗抽出物7.03gを得た。この粗抽出物0.7
2gを取り、ジメチルホルムアミド 30ml、トルエ
ン100mlに溶解し、ワコーゲル C−300(和光
純薬、4.0cmf x48cm)カラムにチャージし
た後、トルエン−ジメチルホルムアミド−メタノール
(100:30:5)、毎分9mlで溶出した。活性画
分を集め、酢酸エチル400mlを加え、400mlの
6mM塩酸で洗浄した。さらに酢酸エチル層を400m
lの水で洗浄した後、上層を減圧下に濃縮した。酢酸エ
チルを留去したのち、3mM塩酸 100mlを加えて
僅かに濃縮し、生成した沈殿物を濾集して粗精製物6
5.3mgを得た。このうち15.1mg、15.6m
gをそれぞれ2mlのジメチルホルムアミドに溶解して
逆相クロマトグラフィーに供した。カラムはYMC P
ack A343 S5 ODS (株式会社ワイエム
シー、2.0cmφx25cm)、20mMギ酸アンモ
ニウム緩衝液(pH3.81)−アセトニトリル(5
5:54)から120分で(10:90)となるように
直線濃度勾配法を用いて、毎分2mlの流速で溶出し
た。得られた活性画分を集め、酢酸エチル200mlを
加えた後、水200mlで洗浄し、さらに上層を水10
0mlで洗浄した。上層は減圧下に濃縮して水が約1m
lとなった時、3mlのメタノールを加え、3000回
転、10分で遠心分離した。得られた沈澱物に水1ml
を加え、凍結乾燥することにより、純粋なBE−459
85X6.6mgを濃い茶色の粉末として得た。以下に
本発明の化合物の製剤例を示すが、本発明の化合物の製
剤は本製剤例に限定されるものではない。 製剤例1 本物質(BE−45985類) 10(部) 重質酸化マグネシウム 15 乳糖 75 を均一に混合して、350mm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 本物質(BE−45985類) 45(部) 澱粉 15 乳糖 16 結晶性セルロース 21 ポリビニルアルコール 3 蒸留水 30 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177mmの大きさの顆粒剤とし
た。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。 製剤例5 本物質(BE−45985類) 0.6(部) 非イオン系界面活性剤 2.4 生理的食塩水 97 を加温混合してからアンプルに入れ、滅菌を行なって注
射剤を作製した。
にセライト(和光純薬、No.545)300gを加え
て濾過し、菌体を分離した。この菌体にメタノール2L
を加え、数時間攪拌後、菌体を濾去し、メタノール抽出
液を得た。メタノール抽出液を減圧下に濃縮した後、残
渣に酢酸エチル600ml、脱イオン水300mlを加
えて抽出した。得られた酢酸エチル抽出液を減圧下に濃
縮し黒色残渣を得た。この残渣に酢酸エチル30mlを
加えた後濾過し、濾液を減圧下に留去した。得られた残
留物をシリカゲルのカラム(メルク社製キーゼルゲル6
0、2.0cmφx40cm)にかけ、ヘキサン/酢酸
エチルの溶出溶媒(30:1、15:1、10:1)で
順次溶出した。溶出した活性画分にメタノール10ml
を加え、濃縮したところ、結晶が析出した。この結晶を
含む溶液を減圧濾過し、BE−45985A1の赤褐色
粉末を49mg得た。 実施例2BE−45985A2の製造 実施例1で得られたBE−45985A112.5mg
に1N水酸化ナトリウム水溶液0.5ml、メタノール
5mlを加え、60℃、2時間攪拌した。反応後、反応
液を減圧下に濃縮した後、1N−塩酸0.5mlを加え
たたところ、褐色の沈殿を生じた。この沈殿を含む溶液
に脱イオン水5ml及び酢酸エチル5mlを加えて抽出
し、さらに、脱イオン水10mlで洗浄した。酢酸エチ
ル抽出液を減圧下に濃縮した後、残渣に 酢酸エチル2
ml、メタノール4mlを加えて溶解させ、濃縮したと
ころ、結晶が析出した。この結晶を含む溶液を減圧濾過
し、BE−45985A2の赤褐色粉末を7.7mg得
た。 実施例3BE−45985A3の製造 実施例1で得られたBE−45985A113mgに1
N−アンモニア−メタノール溶液2mlを加え、室温で
24時間攪拌した。反応後、1N 塩酸を用いて中和
し、濃縮した。得られた残渣に酢酸エチル50ml、脱
イオン水100mlを加えて抽出した。得られた酢酸エ
チル抽出液を減圧下に濃縮乾固し、BE−45985A
3の紫色粉末を12.7mg得た。 実施例4BE−45985A4の製造 実施例1で得られたBE−45985A110mgに2
8%アンモニア水2mlを加え、室温で4時間攪拌し
た。反応を進行させるために、4時間後に温度を60℃
とし、20時間後に温度80℃、メタノール1ml、2
8%アンモニア水1mlを加え、40時間後に、温度を
100℃、28%アンモニア水1ml加え、48時間攪
拌した。反応後、反応液を減圧下に留去後、残渣をセフ
ァデックスLH−20(ファルマシア社製、1.5cm
φx30cm, 溶出;メタノール)のクロマト用カラ
ムにかけて精製し、目的の画分を減圧下に濃縮した。得
られた残渣に酢酸エチル50ml、脱イオン水50ml
を加え抽出し、得られた酢酸エチル抽出液を減圧下に濃
縮乾固して、BE−45985A4の紫色粉末を8mg
得た。 実施例5BE−45985Xの製造 斜面軟寒天培地に接種した放線菌A45985株をグル
コース0.1%、デキストリン2%、魚粉0.5%、コ
ーングルテンミール1%、酵母エキス0.1%、硫酸マ
グネシウム0.05%、塩化ナトリウム0.1%、塩化
カルシウム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩
化第二銅0.00004%、塩化マンガン0.0000
4%、塩化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.0
0008%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、及び
モリブデン酸ナトリウム0.00024%からなる培地
(pH7.0)110mlを含む500ml容の三角フ
ラスコ1本に接種し、28℃で7日間、回転振盪機(毎
分180回転)上で培養した。この培養液を3mlずつ
上記の培地を110ml含む500ml容の三角フラス
コ7本に接種し28℃で5日間、回転振盪機(毎分18
0回転)上で培養した。さらにこの培養物をグルコース
0.1%、デキストリン2%、MS−#3600(日本
食品化工(株)製) 2%、魚粉0.5%、コーングル
テンミール1%、酵母エキス0.1%、硫酸マグネシウ
ム0.05%、塩化ナトリウム0.1%、塩化カルシウ
ム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩化第二銅
0.00004%、塩化マンガン0.00004%、塩
化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.00008
%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、及びモリブデ
ン酸ナトリウム0.00024%からなる培地(pH
7.0)110mlを含む500ml容の三角フラスコ
200本に接種し、28℃で14日間、回転振盪機(毎
分180回転)上で培養した。このようにして得られた
培養液約 20Lにメチルエチルケトン 30Lを加
え、1時間攪拌後、セライト(和光純薬、No.54
5)500gを加えて濾過した。濾液の上層を減圧下に
濃縮し、メチルエチルケトンを留去した。この粗抽出物
を6N HClを用いてpH 4に調製し、4℃にて一
晩放置した。生成した沈澱物を水150ml、メタノー
ル150ml、メチルエチルケトン150mlで順次洗
浄し、粗抽出物7.03gを得た。この粗抽出物0.7
2gを取り、ジメチルホルムアミド 30ml、トルエ
ン100mlに溶解し、ワコーゲル C−300(和光
純薬、4.0cmf x48cm)カラムにチャージし
た後、トルエン−ジメチルホルムアミド−メタノール
(100:30:5)、毎分9mlで溶出した。活性画
分を集め、酢酸エチル400mlを加え、400mlの
6mM塩酸で洗浄した。さらに酢酸エチル層を400m
lの水で洗浄した後、上層を減圧下に濃縮した。酢酸エ
チルを留去したのち、3mM塩酸 100mlを加えて
僅かに濃縮し、生成した沈殿物を濾集して粗精製物6
5.3mgを得た。このうち15.1mg、15.6m
gをそれぞれ2mlのジメチルホルムアミドに溶解して
逆相クロマトグラフィーに供した。カラムはYMC P
ack A343 S5 ODS (株式会社ワイエム
シー、2.0cmφx25cm)、20mMギ酸アンモ
ニウム緩衝液(pH3.81)−アセトニトリル(5
5:54)から120分で(10:90)となるように
直線濃度勾配法を用いて、毎分2mlの流速で溶出し
た。得られた活性画分を集め、酢酸エチル200mlを
加えた後、水200mlで洗浄し、さらに上層を水10
0mlで洗浄した。上層は減圧下に濃縮して水が約1m
lとなった時、3mlのメタノールを加え、3000回
転、10分で遠心分離した。得られた沈澱物に水1ml
を加え、凍結乾燥することにより、純粋なBE−459
85X6.6mgを濃い茶色の粉末として得た。以下に
本発明の化合物の製剤例を示すが、本発明の化合物の製
剤は本製剤例に限定されるものではない。 製剤例1 本物質(BE−45985類) 10(部) 重質酸化マグネシウム 15 乳糖 75 を均一に混合して、350mm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 本物質(BE−45985類) 45(部) 澱粉 15 乳糖 16 結晶性セルロース 21 ポリビニルアルコール 3 蒸留水 30 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177mmの大きさの顆粒剤とし
た。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。 製剤例5 本物質(BE−45985類) 0.6(部) 非イオン系界面活性剤 2.4 生理的食塩水 97 を加温混合してからアンプルに入れ、滅菌を行なって注
射剤を作製した。
【0023】
【発明の効果】本発明に記載するBE−45985類、
マウス及びヒトの癌細胞に対して強い増殖抑制効果を示
すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用であ
る。
マウス及びヒトの癌細胞に対して強い増殖抑制効果を示
すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 69/95 C07C 69/95 251/22 251/22 C12N 1/20 C12N 1/20 A C12P 7/66 C12P 7/66 29/00 29/00 //(C12N 1/20 C12R 1:465) (C12P 7/66 C12R 1:465) (C12P 29/00 C12R 1:465) (72)発明者 中島 茂 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 小尻 勝久 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 須田 寛之 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内
Claims (9)
- 【請求項1】構造式[I] 【化1】 [式中、R1は水素原子又はメチル基を示し、R2は酸素
原子又はイミノ基を示す]で表される化合物又はその薬
学的に許容しうる塩。 - 【請求項2】構造式[II] 【化2】 で表される化合物又はその薬学的に許容しうる塩。
- 【請求項3】構造式[III] 【化3】 で表される化合物を産生する能力を有する微生物又はそ
の変異株を培養し、構造式[III]で表される化合物
を採取することを特徴とする構造式[III]で表され
る化合物の製造法。 - 【請求項4】構造式[II]で表される請求項2記載の
化合物を産生する能力を有する微生物又はその変異株を
培養し、構造式[II]で表される化合物を採取するこ
とを特徴とする構造式[II]で表される化合物の製造
法。 - 【請求項5】微生物又はその変異株がストレプトミセス
・エスピー(Streptomyces sp.)であ
る請求項2記載の製造法。 - 【請求項6】微生物がストレプトミセス・エスピー A
45985(Streptomyces sp. 45
985)又はその変異株である請求項3又は4記載の製
造法。 - 【請求項7】請求項2又は3記載の化合物を産生する能
力を有するストレプトミセス・エスピー(Strept
omyces sp.)又はその変異株。 - 【請求項8】請求項2又は3記載の化合物を産生する能
力を有するストレプトミセス・エスピー A45985
(Streptomyces sp. A45985)
又はその変異株。 - 【請求項9】請求項1又は2記載の化合物を有効成分と
して含有することを特徴とする抗腫瘍剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19048197A JPH1121263A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 抗腫瘍性物質be−45985類 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19048197A JPH1121263A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 抗腫瘍性物質be−45985類 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1121263A true JPH1121263A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16258827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19048197A Pending JPH1121263A (ja) | 1997-07-01 | 1997-07-01 | 抗腫瘍性物質be−45985類 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1121263A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009008508A1 (ja) | 2007-07-11 | 2009-01-15 | Microbial Chemistry Research Foundation | スルフォスチン、及びスルフォスチン関連化合物を有効成分とした抗腫瘍剤 |
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1997
- 1997-07-01 JP JP19048197A patent/JPH1121263A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009008508A1 (ja) | 2007-07-11 | 2009-01-15 | Microbial Chemistry Research Foundation | スルフォスチン、及びスルフォスチン関連化合物を有効成分とした抗腫瘍剤 |
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