JPH10101663A - 抗腫瘍性物質be−51068及びその製造法 - Google Patents
抗腫瘍性物質be−51068及びその製造法Info
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- JPH10101663A JPH10101663A JP27537096A JP27537096A JPH10101663A JP H10101663 A JPH10101663 A JP H10101663A JP 27537096 A JP27537096 A JP 27537096A JP 27537096 A JP27537096 A JP 27537096A JP H10101663 A JPH10101663 A JP H10101663A
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】新規抗腫瘍剤の創製。
【解決手段】構造式[I]
【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬の分野で有用で
あり、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍
作用を示す新規化合物、その製造法及びその用途並びに
該化合物を産生する微生物に関するものである。
あり、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍
作用を示す新規化合物、その製造法及びその用途並びに
該化合物を産生する微生物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】癌化学療法の分野においては、既に多く
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の希求に
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍性物質が
充分に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍
効果を発揮する化合物を提供することが本発明が解決し
ようとする課題である。
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍性物質が
充分に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍
効果を発揮する化合物を提供することが本発明が解決し
ようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、後記構
造式[1]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示す
ことを見いだして本発明を完成した。即ち、本発明は新
規な構造式[I]
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、後記構
造式[1]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示す
ことを見いだして本発明を完成した。即ち、本発明は新
規な構造式[I]
【0005】
【化2】 で表される化合物、その製法及び用途、並びに構造式
[I]の化合物を産生する能力を有するストレプトミセ
ス(Streptomyces)属に属する微生物に関
するものである。
[I]の化合物を産生する能力を有するストレプトミセ
ス(Streptomyces)属に属する微生物に関
するものである。
【0006】構造式[I]の化合物は、その抗腫瘍効果
及び産生菌株ストレプトミセス エスピー A5106
8株に因んで、抗腫瘍性物質BE−51068と命名さ
れた。以下に本発明にかかわる新規な抗腫瘍性物質BE
−51068の物理化学的な性状を示す。下記にNMR
測定における略号の意味を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツ BE−51068の物理化学的性状 性状 ;黄色油状物質 分子式 ;C26H30O4 質量分析;[高分解能FAB−MS](M−H)+ と
して: 実測値: 405.2079 計算値: 405.2065 紫外部吸収スペクトル; λmax(MeOH,nm(ε)):205(3735
0),234(24360),270(sh),308
(38330) λmax(0.1N HCl−MeOH=1:9,nm
(ε)):205(37350),234(2436
0),270(sh),308(38330) λmax(0.1N NaOH−MeOH=1:9,n
m(ε)):230(sh),260(24360),
310(27610),385(sh) 赤外部吸収スペクトル(KBr,cm-1):3446,
2924, 1690,1456,1362,10991 H−NMRスペクトル(500MHz,CDCl3,δ
ppm):1.77(3H,s),1.92(3H,
s),2.03(3H,s),2.37(3H,s),
3.36(2H,d,J=7.3Hz),3.80(3
H, s),4.29(2H,br d,J=4.9H
z),5.70(1H,br t,J=7.3Hz),
6.28(1H,dt,J=15.6,5.8 H
z),6.32(2H,m),6.46(1H,dd,
J=15.6,11.6Hz),6.49(1H,d,
J=11.6Hz),6.72(1H,d, J=1
5.6 Hz),7.06(1H,br d,J=7.
6Hz), 7.17(1H,d,J=7.6Hz),
7.33(1H,br s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,CDCl3,
δppm): 9.9(q),10.1(q),12.
6(q),21.1(q),30.6(t),60.1
(q),63.8(t),109.2(s),109.
5(s),124.7(d),125.5(d),12
6.7(d),128.0(d),128.5(d),
129.5(d),129.9(d),129.9
(d),130.9(d),133.0(s),13
5.1(s),136.4(s),136.7(s),
138.2(d),156.7(s),165.9
(s),168.1(s) 溶解性;ジメチルスルホキシド等の有機溶媒に溶け易
く、水に溶けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応、リンモリブデン酸反応 陽性 BE−51068の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−51068のマウス実験腫瘍細胞に
対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験を
行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍作
用試験は、BE−51068をジメチルスルホキシドに
溶解した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈してか
ら、牛胎児血清10%含有RPMI 1640培地(2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液
とした。1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地
(牛胎児血清10%含有 RPMI1640培地、20
mMの2−メルカプトエタノールを含む)50μlを9
6穴マイクロプレートに分注し、37℃で24時間、5
%C O2下で培養した後に上記の検液50μlを加え、
37℃で72時間、5%C O2下で培養後、MTT測定
法により対照群と比較した。マウス大腸癌細胞 col
on 26に対する抗腫瘍試験は、BE−51068を
ジメチルスルホキシドに溶解した後ジメチルスルホキシ
ドで逐次希釈してから、牛胎児血清10%含有RPMI
1640培地に加え検液とした。1x103個の腫瘍細
胞を含む細胞培養培地(牛胎児血清10%含有RPMI
1640培地)100μlを96穴マイクロプレートに
分注し、37℃で24時間、5%CO2下で培養した後
に上記の検液100μlを加え、37℃で72時間、5
%CO2下で培養後、50%トリクロロ酢酸で固定し、
0.4%スルホローダミンBで染色後、10mMトリス
液を用いて細胞から色素を抽出した。450nmを対照
波長として550nmに於ける吸光度を測定して対照群
と比較した。その結果、BE−51068は両腫瘍細胞
に対し、強い増殖阻止活性を示し、50%増殖阻害濃度
は第1表の通りであった。更に、BE−51068のヒ
ト腫瘍細胞に対する抗腫瘍活性を試験管内で試験した。
細胞は、ヒト大腸癌細胞 DLD−1、ヒト肺癌細胞
PC−13及びヒト胃癌細胞 MKN−45を使用し、
細胞培養用培地は、全ての腫瘍細胞共に牛胎児血清10
%含有RPMI1640培地を用い、上記のマウス大腸
癌細胞 colon 26と同様の方法を用いて測定し
た。その結果、BE−51068はヒト腫瘍細胞に対し
ても強い増殖阻害活性を示し、その50% 増殖阻止濃
度は第1表の通りであった。
及び産生菌株ストレプトミセス エスピー A5106
8株に因んで、抗腫瘍性物質BE−51068と命名さ
れた。以下に本発明にかかわる新規な抗腫瘍性物質BE
−51068の物理化学的な性状を示す。下記にNMR
測定における略号の意味を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツ BE−51068の物理化学的性状 性状 ;黄色油状物質 分子式 ;C26H30O4 質量分析;[高分解能FAB−MS](M−H)+ と
して: 実測値: 405.2079 計算値: 405.2065 紫外部吸収スペクトル; λmax(MeOH,nm(ε)):205(3735
0),234(24360),270(sh),308
(38330) λmax(0.1N HCl−MeOH=1:9,nm
(ε)):205(37350),234(2436
0),270(sh),308(38330) λmax(0.1N NaOH−MeOH=1:9,n
m(ε)):230(sh),260(24360),
310(27610),385(sh) 赤外部吸収スペクトル(KBr,cm-1):3446,
2924, 1690,1456,1362,10991 H−NMRスペクトル(500MHz,CDCl3,δ
ppm):1.77(3H,s),1.92(3H,
s),2.03(3H,s),2.37(3H,s),
3.36(2H,d,J=7.3Hz),3.80(3
H, s),4.29(2H,br d,J=4.9H
z),5.70(1H,br t,J=7.3Hz),
6.28(1H,dt,J=15.6,5.8 H
z),6.32(2H,m),6.46(1H,dd,
J=15.6,11.6Hz),6.49(1H,d,
J=11.6Hz),6.72(1H,d, J=1
5.6 Hz),7.06(1H,br d,J=7.
6Hz), 7.17(1H,d,J=7.6Hz),
7.33(1H,br s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,CDCl3,
δppm): 9.9(q),10.1(q),12.
6(q),21.1(q),30.6(t),60.1
(q),63.8(t),109.2(s),109.
5(s),124.7(d),125.5(d),12
6.7(d),128.0(d),128.5(d),
129.5(d),129.9(d),129.9
(d),130.9(d),133.0(s),13
5.1(s),136.4(s),136.7(s),
138.2(d),156.7(s),165.9
(s),168.1(s) 溶解性;ジメチルスルホキシド等の有機溶媒に溶け易
く、水に溶けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応、リンモリブデン酸反応 陽性 BE−51068の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−51068のマウス実験腫瘍細胞に
対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験を
行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍作
用試験は、BE−51068をジメチルスルホキシドに
溶解した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈してか
ら、牛胎児血清10%含有RPMI 1640培地(2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液
とした。1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地
(牛胎児血清10%含有 RPMI1640培地、20
mMの2−メルカプトエタノールを含む)50μlを9
6穴マイクロプレートに分注し、37℃で24時間、5
%C O2下で培養した後に上記の検液50μlを加え、
37℃で72時間、5%C O2下で培養後、MTT測定
法により対照群と比較した。マウス大腸癌細胞 col
on 26に対する抗腫瘍試験は、BE−51068を
ジメチルスルホキシドに溶解した後ジメチルスルホキシ
ドで逐次希釈してから、牛胎児血清10%含有RPMI
1640培地に加え検液とした。1x103個の腫瘍細
胞を含む細胞培養培地(牛胎児血清10%含有RPMI
1640培地)100μlを96穴マイクロプレートに
分注し、37℃で24時間、5%CO2下で培養した後
に上記の検液100μlを加え、37℃で72時間、5
%CO2下で培養後、50%トリクロロ酢酸で固定し、
0.4%スルホローダミンBで染色後、10mMトリス
液を用いて細胞から色素を抽出した。450nmを対照
波長として550nmに於ける吸光度を測定して対照群
と比較した。その結果、BE−51068は両腫瘍細胞
に対し、強い増殖阻止活性を示し、50%増殖阻害濃度
は第1表の通りであった。更に、BE−51068のヒ
ト腫瘍細胞に対する抗腫瘍活性を試験管内で試験した。
細胞は、ヒト大腸癌細胞 DLD−1、ヒト肺癌細胞
PC−13及びヒト胃癌細胞 MKN−45を使用し、
細胞培養用培地は、全ての腫瘍細胞共に牛胎児血清10
%含有RPMI1640培地を用い、上記のマウス大腸
癌細胞 colon 26と同様の方法を用いて測定し
た。その結果、BE−51068はヒト腫瘍細胞に対し
ても強い増殖阻害活性を示し、その50% 増殖阻止濃
度は第1表の通りであった。
【0007】
【表1】 上述したように BE−51068はマウス及びヒトの
腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、本
発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として有
用である。つぎに、BE−51068の製造法について
説明する。本発明の抗腫瘍性物質BE−51068の製
造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性物質B
E−51068を生産するものならばいずれでも良い
が、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙げられ
る。 1.形態 A51068株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸
を形成し輪生岐および菌糸の分断は認められない。気菌
糸上には胞子の連鎖を作り、その形態は、らせん状であ
る。胞子の表面はしわ状で、胞子のう、鞭毛胞子および
菌核等の特殊な器官は観察されない。コロニーはイース
ト・麦芽寒天培地等で気菌糸の成熟と共に次第に湿潤化
することが観察される。 2.各種寒天平板培地における培養性状(28℃、14
日間培養)
腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、本
発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として有
用である。つぎに、BE−51068の製造法について
説明する。本発明の抗腫瘍性物質BE−51068の製
造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性物質B
E−51068を生産するものならばいずれでも良い
が、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙げられ
る。 1.形態 A51068株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸
を形成し輪生岐および菌糸の分断は認められない。気菌
糸上には胞子の連鎖を作り、その形態は、らせん状であ
る。胞子の表面はしわ状で、胞子のう、鞭毛胞子および
菌核等の特殊な器官は観察されない。コロニーはイース
ト・麦芽寒天培地等で気菌糸の成熟と共に次第に湿潤化
することが観察される。 2.各種寒天平板培地における培養性状(28℃、14
日間培養)
【0008】
【表2】 3.生育温度(イースト・麦芽寒天培地、14日間培
養) 10℃;生育せず 15℃;生育良好、気菌糸形成僅少 18℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 22℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 25℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 29℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 32℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 36℃;生育良好、気菌糸形成僅少 39℃;生育良好、気菌糸形成せず 42℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陰性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陰性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量4%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。 Dーグルコース + ラフィノース + Dーキシロース + Dーマンニトール + Lーアラビノース − イノシトール + Lーラムノース − サリシン ± Dーフルクトース + シュクロース + Dーガラクトース + 6.細胞壁組成 LLージアミノピメリン酸とグリシンが検出された。 以上の菌学的諸性質よりA51068株は放線菌ストレ
プトミセス属に属すると考えられる。したがってA51
068株をストレプトミセス・エスピー A51068
(Streptomyces sp. A51068
)と称することとした。尚、本菌株は通商産業省工業
技術院生命工学工業技術研究所に寄託されており、受託
番号はFERM P−15623である。本発明で使用
する抗腫瘍性物質BE−51068を生産する微生物の
変異株は、例えばX線若しくは紫外線などの照射処理、
例えばナイトロジェンマスタード、アザセリン、亜硝
酸、2−アミノプリン若しくは N−メチル−N’−ニ
トロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)等の変異誘起
剤による処理、ファージ接触、形質転換、形質導入又は
接合などの通常用いられる菌種変換処理方法によりBE
−51068生産菌を変異させた微生物である。本発明
のBE−51068を製造するにあたり、BE−510
68の生産菌株を栄養源含有培地に接種して好気的に発
育させることにより、BE−51068を含む培養物が
得られる。栄養源としては、放線菌の栄養源として公知
のものが使用できる。例えば、炭素源としては、市販さ
れているブドウ糖、麦芽糖、デンプン、庶糖、糖蜜又は
デキストリンなどが単独又は混合物として用いられる。
窒素源としては、市販されている大豆粉、コーンステイ
ープリカー、グルテンミール、肉エキス、酵母エキス、
乾燥酵母、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、ミート
ミール、脱脂米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機アンモニウム塩
又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物として用いら
れる。無機塩としては、市販されている炭酸カルシウ
ム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウ
ム、臭化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム又は各種リン酸
塩などを使用することができる。その他必要に応じて、
鉄、マンガン、亜鉛、コバルト、モリブデン酸などの重
金属塩を微量添加することもできる。また、発泡の激し
い場合には消泡剤として、例えば大豆油又は亜麻仁油な
どの植物油、オクタデカノールなどの高級アルコール
類、各種シリコン化合物などを適宜添加してもよい。こ
れらのもの以外でも、該生産菌が利用し、BE−510
68の生産に役立つもの例えば3−(N−モルホリノ)
プロパンスルホン酸又はホウ酸ナトリウムなど、いずれ
も使用することができる。培養方法としては、一般の微
生物代謝産物の生産方法と同様に行なえばよく、固体培
養でも液体培養でもよい。液体培養の場合は、静置培
養、攪拌培養、振とう培養又は通気培養などのいずれを
実施してもよいが、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養
が望ましい。培養温度は 18〜32℃が適当である
が、好ましくは18〜29℃である。好ましい培地のp
Hは4〜8の範囲で、培養時間は48時間〜240時
間、好ましくは72 時間〜168時間である。培養物
から目的とするBE−51068を採取するには、微生
物の生産する代謝物から採取するのに通常使用される分
離手段が適宜利用することができる。BE−51068
は菌体中に存在するので、菌体より通常の分離手段、例
えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又は吸着若しくは分
配クロマトグラフィー法及びゲル濾過法などを単独又は
組み合わせて行なうことにより精製できる。好ましい分
離精製の例として次の方法が挙げられる。まず培養液を
濾過し、菌体を得る。得られた菌体をメタノールまたは
アセトンなどの有機溶媒を用いて抽出する。得られた粗
抽出物について、水ー酢酸エチル系で分配を行ない、酢
酸エチルを留去後得られる残留物についてシリカゲルク
ロマトグラフィー(クロロホルム/ヘキサンで溶出)を
行なう。BE−51068を含む画分を減圧下で濃縮
し、さらにゲル濾過(メタノールで溶出)を行うことに
より、BE−51068を油状物質として得ることがで
きる。本発明の化合物 BE−51068は腫瘍細胞の
増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するが、本発明化合物
を抗腫瘍剤として使用する際の投与形態としては各種の
形態を選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒
剤若しくは液剤などの経口剤、又は例えば溶液若しくは
懸濁液などの殺菌した液状の非経口剤が挙げられる。固
体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル剤、顆粒剤又は粉
末の形態として製造することもできるが、適当な添加物
を使用して製造することもできる。そのような添加物と
しては、例えば乳糖若しくはブドウ糖などの糖類、例え
ばトウモロコシ、小麦若しくは米などのデンプン類、例
えばステアリン酸などの脂肪酸、例えばメタケイ酸アル
ミン酸マグネシウム若しくは無水リン酸カルシウムなど
の無機塩、例えばポリビニルピロリドン若しくはポリア
ルキレングリコールなどの合成高分子、例えばステアリ
ン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシウムなど
の脂肪酸塩、例えばステアリルアルコール若しくはベン
ジルアルコールなどのアルコール類、例えばメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロー
ス若しくはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの
合成セルロース誘導体、その他、水、ゼラチン、タル
ク、植物油、アラビアゴムなど通常用いられる添加物が
挙げられる。
養) 10℃;生育せず 15℃;生育良好、気菌糸形成僅少 18℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 22℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 25℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 29℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 32℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 36℃;生育良好、気菌糸形成僅少 39℃;生育良好、気菌糸形成せず 42℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陰性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陰性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量4%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。 Dーグルコース + ラフィノース + Dーキシロース + Dーマンニトール + Lーアラビノース − イノシトール + Lーラムノース − サリシン ± Dーフルクトース + シュクロース + Dーガラクトース + 6.細胞壁組成 LLージアミノピメリン酸とグリシンが検出された。 以上の菌学的諸性質よりA51068株は放線菌ストレ
プトミセス属に属すると考えられる。したがってA51
068株をストレプトミセス・エスピー A51068
(Streptomyces sp. A51068
)と称することとした。尚、本菌株は通商産業省工業
技術院生命工学工業技術研究所に寄託されており、受託
番号はFERM P−15623である。本発明で使用
する抗腫瘍性物質BE−51068を生産する微生物の
変異株は、例えばX線若しくは紫外線などの照射処理、
例えばナイトロジェンマスタード、アザセリン、亜硝
酸、2−アミノプリン若しくは N−メチル−N’−ニ
トロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)等の変異誘起
剤による処理、ファージ接触、形質転換、形質導入又は
接合などの通常用いられる菌種変換処理方法によりBE
−51068生産菌を変異させた微生物である。本発明
のBE−51068を製造するにあたり、BE−510
68の生産菌株を栄養源含有培地に接種して好気的に発
育させることにより、BE−51068を含む培養物が
得られる。栄養源としては、放線菌の栄養源として公知
のものが使用できる。例えば、炭素源としては、市販さ
れているブドウ糖、麦芽糖、デンプン、庶糖、糖蜜又は
デキストリンなどが単独又は混合物として用いられる。
窒素源としては、市販されている大豆粉、コーンステイ
ープリカー、グルテンミール、肉エキス、酵母エキス、
乾燥酵母、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、ミート
ミール、脱脂米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機アンモニウム塩
又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物として用いら
れる。無機塩としては、市販されている炭酸カルシウ
ム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウ
ム、臭化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム又は各種リン酸
塩などを使用することができる。その他必要に応じて、
鉄、マンガン、亜鉛、コバルト、モリブデン酸などの重
金属塩を微量添加することもできる。また、発泡の激し
い場合には消泡剤として、例えば大豆油又は亜麻仁油な
どの植物油、オクタデカノールなどの高級アルコール
類、各種シリコン化合物などを適宜添加してもよい。こ
れらのもの以外でも、該生産菌が利用し、BE−510
68の生産に役立つもの例えば3−(N−モルホリノ)
プロパンスルホン酸又はホウ酸ナトリウムなど、いずれ
も使用することができる。培養方法としては、一般の微
生物代謝産物の生産方法と同様に行なえばよく、固体培
養でも液体培養でもよい。液体培養の場合は、静置培
養、攪拌培養、振とう培養又は通気培養などのいずれを
実施してもよいが、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養
が望ましい。培養温度は 18〜32℃が適当である
が、好ましくは18〜29℃である。好ましい培地のp
Hは4〜8の範囲で、培養時間は48時間〜240時
間、好ましくは72 時間〜168時間である。培養物
から目的とするBE−51068を採取するには、微生
物の生産する代謝物から採取するのに通常使用される分
離手段が適宜利用することができる。BE−51068
は菌体中に存在するので、菌体より通常の分離手段、例
えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又は吸着若しくは分
配クロマトグラフィー法及びゲル濾過法などを単独又は
組み合わせて行なうことにより精製できる。好ましい分
離精製の例として次の方法が挙げられる。まず培養液を
濾過し、菌体を得る。得られた菌体をメタノールまたは
アセトンなどの有機溶媒を用いて抽出する。得られた粗
抽出物について、水ー酢酸エチル系で分配を行ない、酢
酸エチルを留去後得られる残留物についてシリカゲルク
ロマトグラフィー(クロロホルム/ヘキサンで溶出)を
行なう。BE−51068を含む画分を減圧下で濃縮
し、さらにゲル濾過(メタノールで溶出)を行うことに
より、BE−51068を油状物質として得ることがで
きる。本発明の化合物 BE−51068は腫瘍細胞の
増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するが、本発明化合物
を抗腫瘍剤として使用する際の投与形態としては各種の
形態を選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒
剤若しくは液剤などの経口剤、又は例えば溶液若しくは
懸濁液などの殺菌した液状の非経口剤が挙げられる。固
体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル剤、顆粒剤又は粉
末の形態として製造することもできるが、適当な添加物
を使用して製造することもできる。そのような添加物と
しては、例えば乳糖若しくはブドウ糖などの糖類、例え
ばトウモロコシ、小麦若しくは米などのデンプン類、例
えばステアリン酸などの脂肪酸、例えばメタケイ酸アル
ミン酸マグネシウム若しくは無水リン酸カルシウムなど
の無機塩、例えばポリビニルピロリドン若しくはポリア
ルキレングリコールなどの合成高分子、例えばステアリ
ン酸カルシウム若しくはステアリン酸マグネシウムなど
の脂肪酸塩、例えばステアリルアルコール若しくはベン
ジルアルコールなどのアルコール類、例えばメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロー
ス若しくはヒドロキシプロピルメチルセルロースなどの
合成セルロース誘導体、その他、水、ゼラチン、タル
ク、植物油、アラビアゴムなど通常用いられる添加物が
挙げられる。
【0009】これらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉
末などの固形製剤は一般的には 0.1〜100重量
%、好ましくは5〜100重量%の有効成分を含む。液
状製剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、ピーナ
ッツ油若しくはゴマ油などの植物由来の油など液状製剤
において通常用いられる適当な添加剤を使用し、懸濁
液、シロップ剤又は注射剤などの形態として製造され
る。特に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下注
射で投与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射用
蒸留水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射用)、生理食
塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射用液体
(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウムなどの水溶
液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射用)
など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。
末などの固形製剤は一般的には 0.1〜100重量
%、好ましくは5〜100重量%の有効成分を含む。液
状製剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、ピーナ
ッツ油若しくはゴマ油などの植物由来の油など液状製剤
において通常用いられる適当な添加剤を使用し、懸濁
液、シロップ剤又は注射剤などの形態として製造され
る。特に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下注
射で投与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射用
蒸留水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射用)、生理食
塩水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射用液体
(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウムなどの水溶
液)若しくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射用)
など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。
【0010】これらの注射剤はあらかじめ溶解したもの
のほか、粉末のままあるいは適当な添加剤を加えたもの
を用時溶解する形態もとり得る。これらの注射液は通
常、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の有
効成分を含む。又、経口投与の懸濁剤又はシロップ剤な
どの液剤は、0.5〜10重量%の有効成分を含む。
のほか、粉末のままあるいは適当な添加剤を加えたもの
を用時溶解する形態もとり得る。これらの注射液は通
常、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%の有
効成分を含む。又、経口投与の懸濁剤又はシロップ剤な
どの液剤は、0.5〜10重量%の有効成分を含む。
【0011】本発明の化合物の実際に好ましい投与量
は、使用される化合物の種類、配合された組成物の種
類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主及び腫瘍に
よって変化することに注意すべきである。例えば、1日
あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、10〜50
0mgであり、非経口投与、好ましくは静脈注射の場
合、1日あたり、10〜100mgである。なお、投与
回数は投与方法及び症状によって異なるが、1回ないし
5回である。以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるも
のではない。
は、使用される化合物の種類、配合された組成物の種
類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主及び腫瘍に
よって変化することに注意すべきである。例えば、1日
あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、10〜50
0mgであり、非経口投与、好ましくは静脈注射の場
合、1日あたり、10〜100mgである。なお、投与
回数は投与方法及び症状によって異なるが、1回ないし
5回である。以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるも
のではない。
【0012】
【0013】
実施例1 BE−51068の製造法 斜面軟寒天培地に接種した放線菌A51068株をグル
コース1.0%、デキストリン2.0%、ソイビーンミ
ール0.2%、小麦胚芽0.6%、ポリペプトン0.5
%、酵母エキス0.3%、フミン酸0.03%、炭酸カ
ルシウム0.1%からなる培地(pH7.0)110m
l を含む500ml容の三角フラスコ3本に接種し、
28℃で 48時間、回転振盪機(毎分180回転)上
で培養した。この培養液を2mlずつ上記の培地を11
0ml含む500ml容の三角フラスコ100本に接種
し、28℃で120時間回転振盪機(毎分180回転)
上で培養した。
コース1.0%、デキストリン2.0%、ソイビーンミ
ール0.2%、小麦胚芽0.6%、ポリペプトン0.5
%、酵母エキス0.3%、フミン酸0.03%、炭酸カ
ルシウム0.1%からなる培地(pH7.0)110m
l を含む500ml容の三角フラスコ3本に接種し、
28℃で 48時間、回転振盪機(毎分180回転)上
で培養した。この培養液を2mlずつ上記の培地を11
0ml含む500ml容の三角フラスコ100本に接種
し、28℃で120時間回転振盪機(毎分180回転)
上で培養した。
【0014】このようにして得られた培養液(約10
L)から濾過により菌体を分離後、菌体にメタノール
(3Lx2)を加えて抽出し、抽出液を減圧下800
mlまで濃縮した後、酢酸エチル(1000mlx2)
で抽出した。得られた酢酸エチル抽出液を減圧下に濃縮
し、粗抽出物を得た。この粗抽出物の内、半量をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(メルク社製キーゼルゲ
ル60、70〜230メッシュ、2.5x35cm、ク
ロロホルム/ヘキサン(20:1)で溶出)に付し、B
E−51068を含む画分を得た。この画分を減圧下に
濃縮して得られたものを、更にシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー( メルク社製キーゼルゲル60、70〜
230メッシュ、1.5x15cm、クロロホルム/ヘ
キサン(10:1)で溶出)に付し、BE−51068
を含む画分を得た。この画分を減圧下に濃縮して得られ
たものを、セファデックスLH−20カラム(ファルマ
シア社、1.5x80cm、メタノールで溶出)に付
し、BE−51068を含む画分を濃縮乾固することに
よりBE−51068を36.5mg得た。以下に本発
明の化合物の製剤例を示すが、本発明の化合物の製剤は
本製剤例に限定されるものではない。 製剤例1 本物質(BE−51068) 10(部) 重質酸化マグネシウム 15 乳糖 75 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 本物質(BE−51068) 45(部) 澱粉 15 乳糖 16 結晶性セルロース 21 ポリビニルアルコール 3 蒸留水 30 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径 1410〜177μ mの大きさの顆粒剤と
した。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
L)から濾過により菌体を分離後、菌体にメタノール
(3Lx2)を加えて抽出し、抽出液を減圧下800
mlまで濃縮した後、酢酸エチル(1000mlx2)
で抽出した。得られた酢酸エチル抽出液を減圧下に濃縮
し、粗抽出物を得た。この粗抽出物の内、半量をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(メルク社製キーゼルゲ
ル60、70〜230メッシュ、2.5x35cm、ク
ロロホルム/ヘキサン(20:1)で溶出)に付し、B
E−51068を含む画分を得た。この画分を減圧下に
濃縮して得られたものを、更にシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー( メルク社製キーゼルゲル60、70〜
230メッシュ、1.5x15cm、クロロホルム/ヘ
キサン(10:1)で溶出)に付し、BE−51068
を含む画分を得た。この画分を減圧下に濃縮して得られ
たものを、セファデックスLH−20カラム(ファルマ
シア社、1.5x80cm、メタノールで溶出)に付
し、BE−51068を含む画分を濃縮乾固することに
よりBE−51068を36.5mg得た。以下に本発
明の化合物の製剤例を示すが、本発明の化合物の製剤は
本製剤例に限定されるものではない。 製剤例1 本物質(BE−51068) 10(部) 重質酸化マグネシウム 15 乳糖 75 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 本物質(BE−51068) 45(部) 澱粉 15 乳糖 16 結晶性セルロース 21 ポリビニルアルコール 3 蒸留水 30 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径 1410〜177μ mの大きさの顆粒剤と
した。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
【0015】
【発明の効果】本発明に記載するBE−51068は、
マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効果を
示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用であ
る。
マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効果を
示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:465) (C12P 17/06 C12R 1:465) (72)発明者 小尻 勝久 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 須田 寛之 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】構造式[I] 【化1】 で表される化合物。
- 【請求項2】構造式[I]で表される請求項1記載の化
合物を産生する能力を有する微生物又はその変異株を培
養し、構造式[I]で表される化合物を採取することを
特徴とする、構造式[I]で表される化合物の製造法。 - 【請求項3】微生物又はその変異株がストレプトミセス
・エスピー(Streptomyces sp.)であ
る請求項2記載の製造法。 - 【請求項4】微生物がストレプトミセス・エスピー A
51068(Streptomyces sp. A5
1068)又はその変異株である請求項2記載の製造
法。 - 【請求項5】請求項1記載の化合物を産生する能力を有
するストレプトミセス・エスピー (Streptom
yces sp.)又はその変異株。 - 【請求項6】ストレプトミセス・エスピー A5106
8(Streptomyces sp. A5106
8)又はその変異株。 - 【請求項7】構造式[I]で表される請求項1記載の化
合物を含有することを特徴とする抗腫瘍剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27537096A JPH10101663A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 抗腫瘍性物質be−51068及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27537096A JPH10101663A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 抗腫瘍性物質be−51068及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10101663A true JPH10101663A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17554544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27537096A Pending JPH10101663A (ja) | 1996-09-26 | 1996-09-26 | 抗腫瘍性物質be−51068及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10101663A (ja) |
-
1996
- 1996-09-26 JP JP27537096A patent/JPH10101663A/ja active Pending
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