JPH10147594A - 抗腫瘍性物質be−43547類 - Google Patents
抗腫瘍性物質be−43547類Info
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- JPH10147594A JPH10147594A JP32350896A JP32350896A JPH10147594A JP H10147594 A JPH10147594 A JP H10147594A JP 32350896 A JP32350896 A JP 32350896A JP 32350896 A JP32350896 A JP 32350896A JP H10147594 A JPH10147594 A JP H10147594A
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- Japan
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- antitumor
- compound
- methanol
- streptomyces
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Abstract
(57)【要約】
【課題】新規抗腫瘍剤の創製。
【解決手段】一般式[I]
【化1】
[式中、Rは−(CH2)10CH(CH3)2、−(C
H2)12CH3、−(CH2)10CH(CH3) CH2C
H3、−(CH2)11CH(CH3)2、−(CH2)13C
H3、−(CH2)12CH(CH3)2又は−(CH2)14
CH3を示す]で表される化合物。
H2)12CH3、−(CH2)10CH(CH3) CH2C
H3、−(CH2)11CH(CH3)2、−(CH2)13C
H3、−(CH2)12CH(CH3)2又は−(CH2)14
CH3を示す]で表される化合物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬の分野で有用で
あり、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍
作用を示す新規化合物、その製造法及びその用途並びに
該化合物を産生する微生物に関するものである。
あり、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍
作用を示す新規化合物、その製造法及びその用途並びに
該化合物を産生する微生物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】癌化学療法の分野においては、既に多く
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の希求に
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍性物質が
充分に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍
効果を発揮する化合物を提供することが本発明が解決し
ようとする課題である。
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍性物質が
充分に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍
効果を発揮する化合物を提供することが本発明が解決し
ようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、後記一
般式[I]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示す
ことを見いだして本発明を完成した。即ち、本発明は新
規な一般式[I]
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、後記一
般式[I]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示す
ことを見いだして本発明を完成した。即ち、本発明は新
規な一般式[I]
【0005】
【化2】 [式中、Rは−(CH2)10CH(CH3)2、−(C
H2)12CH3、−(CH2)10CH(CH3) CH2C
H3、−(CH2)11CH(CH3)2、−(CH2)13C
H3、−(CH2)12CH(CH3)2又は−(CH2)14
CH3を示す]で表される化合物、その製法及び用途、
並びに一般式[I]の化合物を産生する能力を有するス
トレプトミセス(Streptomyces)属に属す
る微生物に関するものである。
H2)12CH3、−(CH2)10CH(CH3) CH2C
H3、−(CH2)11CH(CH3)2、−(CH2)13C
H3、−(CH2)12CH(CH3)2又は−(CH2)14
CH3を示す]で表される化合物、その製法及び用途、
並びに一般式[I]の化合物を産生する能力を有するス
トレプトミセス(Streptomyces)属に属す
る微生物に関するものである。
【0006】一般式[I]の化合物は、その産生菌株ス
トレプトミセス・エスピー A43547株に因んで、
Rが−(CH2)10CH(CH3)2である化合物をBE
−43547A1、−(CH2)12CH3である化合物を
BE−43547A2、−(CH2)10CH(CH3) C
H2CH3である化合物をBE−43547B1、−(C
H2)11CH(CH3)2である化合物をBE−4354
7B2、−(CH2)13CH3である化合物をBE−43
547B3、−(CH2)12CH(CH3)2である化合物
をBE−43547C1、−(CH2)14CH3である化
合物をBE−43547C2と称し、またこれらを総称
してBE−43547類と称する。以下に本発明にかか
わる新規な抗腫瘍性物質BE−43547類の物理化学
的な性状を示す。下記にNMR測定における略号の意味
を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツBE−43547A1の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C30H49N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 564.3644 計算値 564.3649 比旋光度;[α]20 D=+12.8°(c=0.5,M
eOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):238sh(13,200),258
(16,200) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
2,3410,3369,3253,2920,285
2,1749,1709,1689,1662,161
8,1591,1533,1516,1468,140
0,1275,1192,1165,1109,108
2,1018,974,937,870,8491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.59(1H,s),8.30(1
H,dd,J=6.7,5.5Hz),7.05(1
H,d,J=15.2Hz),6.29(1H,d,J
=15.2Hz),6.20(1H,s),5.72
(1H,s),5.27(1H,s),5.05(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=19.0Hz),4.00(1H,dd,J=1
6.5,5.5Hz),3.78(1H,dd,J=1
6.5,6.7Hz),3.65(1H,d,J=1
9.0Hz),3.33(1H,dq,J=9.8,
7.0Hz),2.91(3H,s),1.61(3
H,s),1.61(1H,m),1.46(1H,
m),1.42(1H,m),1.12−1.28(1
6H,m),1.10(3H,d,J=7.0Hz),
1.05(2H,m),0.77(6H,d,J=6.
7Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.5(s),173.7(s),
167.9(s),167.3(s),166.5
(s),139.5(d),136.8(s),11
6.3(d),114.9(t),80.4(s),7
6.2(d),50.3(t),44.0(t),4
3.7(d),38.3(t),35.1(q),3
1.3(t),29.2(t),28.9(t),2
8.9(t),28.8(t),28.7(t),2
8.7(t),27.2(d),26.7(t),2
4.2(t),22.1(q),22.1(q),2
0.7(q),15.7(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;10.6min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547A2の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C30H49N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 564.3640 計算値 564.3649 比旋光度;[α]20 D=+9°(c=1.0,MeOH
−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):236sh(11,600),257
(14,300) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):340
6,3367,3302,3269,2920,285
0,1747,1707,1660,1618,159
1,1531,1514,1468,1400,137
7,1269,1192,1161,1134,111
1,1080,1012,972,937,866,8
491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.59(1H,s),8.32(1
H,dd,J=6.7,5.5Hz),7.04(1
H,d,J=15.3Hz),6.29(1H,d,J
=15.3Hz),6.21(1H,s),5.72
(1H,s),5.26(1H,s),5.04(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=19.2Hz),4.00(1H,dd,J=1
6.5,5.5Hz),3.77(1H,dd,J=1
6.5,6.7Hz),3.66(1H,d,J=1
9.2Hz),3.33(1H,dq,J=9.8,
7.0Hz),2.91(3H,s),1.61(3
H,s),1.61(1H,m),1.47(1H,
m),1.12−1.28(22H,m),1.09
(3H,d,J=7.0Hz),0.78(3H,t,
J=6.7Hz )13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.6(s),173.7(s),
167.9(s),167.3(s),166.5
(s),139.5(d),136.8(s),11
6.3(d),114.9(t),80.4(s),7
6.2(d),50.3(t),44.0(t),4
3.7(d),35.0(q),31.3(t),3
1.2(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.9(t),28.8(t),2
8.7(t),28.7(t),28.6(t),2
4.2(t),22.0(t),20.7(q),1
5.7(q),13.5(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;11.3min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547B1の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C31H51N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 578.3807 計算値 578.3805 比旋光度;[α]20 D=+19.6°(c=0.5,M
eOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):238sh(12,100),257
(14,800) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
2,3408,3369,3331,3261,296
2,2920,2852,2335,1749,170
7,1662,1616,1589,1535,151
4,1466,1427,1400,1377,135
0,1277,1190,1161,1134,110
9,1078,1012,972,935,868,8
491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.57(1H,s),8.13(1
H,t,J=6.0Hz),7.08(1H,d,J=
15.1Hz),6.28(1H,d,J=15.1H
z),6.05(1H,s),5.72(1H,s),
5.29(1H,s),5.08(1H,brt,J=
10.0Hz),4.52(1H,d,J=18.9H
z),4.03(1H,dd,J=16.5,5.8H
z),3.80(1H,dd,J=16.5,6.7H
z),3.62(1H,d,J=18.9Hz),3.
34(1H,dq,J=10.0,7.0Hz),2.
92(3H,s),1.61(3H,s),1.60
(1H,m),1.46(1H,m),1.12−1.
28(19H,m),1.10(3H,d,J=7.0
Hz),1.02(1H,m),0.99(1H,
m),0.76(3H,t,J=7.3Hz),0.7
4(3H,d,J=6.1Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.5(s),173.7(s),
167.9(s),167.2(s),166.6
(s),139.6(d),136.7(s),11
6.2(d),115.2(t),80.4(s),7
6.1(d),50.4(t),44.0(t),4
3.9(d),35.9(t),35.1(q),3
3.7(d),31.4(t),29.3(t),2
9.0(t),28.9(t),28.9(t),2
8.8(t),28.8(t),28.7(t),2
6.4(t),24.2(t),20.7(q),1
8.6(q),15.7(q),10.8(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;13.4min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm],22.8min
[高速液体クロマトグラフィー;カラム:フルオフィッ
クス 4.6Φx250mm、溶出溶媒:70%メタノ
ール、流速:1.0ml/min、検出:UV254n
m]BE−43547B2の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C31H51N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 578.3804 計算値 578.3805 比旋光度;[α]20 D=+16.8°(c=0.5,M
eOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):236sh(13,500),257
(16,500) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
4,3406,3369,3261,3253,292
0,2850,2362,2333,1749,170
7,1662,1614,1589,1533,151
2,1468,1429,1400,1377,134
6,1277,1190,1163,1134,110
9,1078,1016,974,937,866,8
491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.57(1H,s),8.16(1
H,dd,J=6.7,5.5Hz),7.08(1
H,d,J=15.0Hz),6.28(1H,d,J
=15.0Hz),6.07(1H,s),5.72
(1H,s),5.28(1H,s),5.08(1
H,brt,J=9.7Hz),4.52(1H,d,
J=19.2Hz),4.03(1H,dd,J=1
6.5,5.5Hz),3.79(1H,dd,J=1
6.5,6.7Hz),3.63(1H,d,J=1
9.2Hz),3.34(1H,dq,J=9.7,
7.0Hz),2.92(3H,s),1.61(3
H,s),1.60(1H,m),1.46(1H,
m),1.43(1H,m),1.12−1.28(1
8H,m),1.10(3H,d,J=7.0Hz),
1.05(2H,m),0.77(6H,d,J=6.
4Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.5(s),173.7(s),
167.9(s),167.2(s),166.5
(s),139.6(d),136.7(s),11
6.2(d),115.2(t),80.4(s),7
6.1(d),50.3(t),44.0(t),4
3.9(d),38.3(t),35.1(q),3
1.4(t),29.2(t),29.0(t),2
8.9(t),28.9(t),28.9(t),2
8.8(t),28.7(t),27.2(d),2
6.7(t),24.2(t),22.0(q),2
2.0(q),20.7(q),15.7(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;13.4min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm],24.2min
[高速液体クロマトグラフィー;カラム:フルオフィッ
クス 4.6Φx250mm、溶出溶媒:70%メタノ
ール、流速:1.0ml/min、検出:UV254n
m]BE−43547B3の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C31H51N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 578.3785 計算値 578.3805 比旋光度;[α]20 D=+9.4°(c=1.0,Me
OH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):238sh(13,300),258
(16,400) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
4,3408,3369,3267,2920,285
0,1749,1691,1662,1616,159
1,1533,1512,1468,1400,137
7,1275,1192,1163,1109,108
0,1012,974,937,868,8491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.58(1H,s),8.18(1
H,dd,J=6.4,5.5Hz),7.07(1
H,d,J=15.2Hz),6.29(1H,d,J
=15.2Hz),6.10(1H,s),5.72
(1H,s),5.28(1H,s),5.07(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=9.6Hz),4.02(1H,dd,J=16.
5,5.5Hz),3.79(1H,dd,J=16.
5,6.4Hz),3.63(1H,d,J=9.6H
z),3.34(1H,dq,J=9.8,7.0H
z),2.92(3H,s),1.61(3H,s),
1.61(1H,m),1.47(1H,m),1.1
2−1.28(24H,m),1.10(3H,d,J
=7.0Hz),0.78(3H,t,J=6.7H
z)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.5(s),173.7(s),
167.9(s),167.3(s),166.6
(s),139.6(d),136.8(s),11
6.2(d),115.2(t),80.4(s),7
6.1(d),50.4(t),44.0(t),4
3.9(d),35.1(q),31.4(t),3
1.2(t),29.0(t),29.0(t),2
9.0(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.8(t),28.7(t),2
8.6(t),24.2(t),22.0(t),2
0.7(q),15.7(q),13.5(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;14.5min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547C1の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C32H53N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 592.3930 計算値 592.3962 比旋光度;[α]20 D=+13.7°(c=1.0,M
eOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):235sh(11,500),256
(14,800) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
2,3410,3371,2918,2850,174
9,1707,1689,1660,1533,151
6,1468,1400,1275,1192,116
5,1134,1111,1080,1018,97
4,937,868,8491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.60(1H,s),8.34(1
H,dd,J=6.8,5.5Hz),7.04(1
H,d,J=15.0Hz),6.29(1H,d,J
=15.0Hz),6.23(1H,s),5.72
(1H,s),5.26(1H,s),5.04(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=19.0Hz),4.00(1H,dd,J=1
6.5,5.5Hz),3.77(1H,dd,J=1
6.5,6.8Hz),3.66(1H,d,J=1
9.0Hz),3.33(1H,dq,J=9.8,
7.0Hz),2.91(3H,s),1.61(3
H,s),1.61(1H,m),1.46(1H,
m),1.42(1H,m),1.12−1.29(2
0H,m),1.09(3H,d,J=7.0Hz),
1.05(2H,m),0.77(6H,d,J=6.
7Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.6(s),173.8(s),
167.9(s),167.3(s),166.6
(s),139.5(d),136.8(s),11
6.3(d),114.9(t),80.4(s),7
6.2(d),50.3(t),44.0(t),4
3.7(t),38.3(t),35.1(q),3
1.3(t),29.2(t),29.0(t),2
8.9(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.8(t),28.7(t),2
7.2(t),26.7(t),24.2(t),2
2.1(q),22.1(q),20.7(q),1
5.7(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;17.4min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547C2の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C32H53N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 592.3976 計算値 592.3962 比旋光度;[α]20 D=+15.4°(c=0.32,
MeOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):238sh(14,700),257
(18,300) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):336
3,3246,2922,2848,2364,174
5,1707,1653,1616,1589,151
6,1464,1427,1398,1259,119
4,1109,1084,1014,976,941,
8681 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.60(1H,s),8.39(1
H,dd,J=6.4,5.5Hz),7.03(1
H,d,J=15.2Hz),6.30(1H,d,J
=15.2Hz),6.29(1H,brs),5.7
1(1H,s),5.26(1H,s),5.03(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=19.2Hz),3.99(1H,dd,J=1
6.2,5.5Hz),3.77(1H,dd,J=1
6.2,6.4Hz),3.67(1H,d,J=1
9.2Hz),3.33(1H,dq,J=9.8,
6.7Hz),2.91(3H,s),1.60(3
H,s),1.60(1H,m),1.47(1H,
m),1.12−1.28(26H,m),1.09
(3H,d,J=6.7Hz),0.78(3H,t,
J=6.7Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.6(s),173.8(s),
167.9(s),167.4(s),166.5
(s),139.5(d),136.8(s),11
6.3(d),114.8(t),80.4(s),7
6.2(d),50.3(t),44.0(t),4
3.7(d),35.0(q),31.3(t),3
1.2(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.9(t),28.8(t),2
8.7(t),28.6(t),24.2(t),2
2.0(t),20.7(q),15.7(q),1
3.5(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;18.8min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547類の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−43547類のマウス実験腫瘍細胞
に対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験
を行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍
作用試験は、BE−43547類をジメチルスルホキシ
ドに溶解した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈して
から、牛胎児血清10%含有RPMI1640培地(2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液
とした。1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地
(牛胎児血清10%含有RPMI1640培地、20m
Mの2−メルカプトエタノールを含む)50μlを96
穴マイクロプレートに分注し、37℃で24時間、5%
CO2下で培養した後に上記の検液50μlを加え、3
7℃で72時間、5%CO2下で培養後、MTT測定法
により対照群と比較した。マウス大腸癌細胞colon
26に対する抗腫瘍試験は、BE−43547類をジメ
チルスルホキシドに溶解した後ジメチルスルホキシドで
逐次希釈してから、牛胎児血清10%含有RPMI16
40培地に加え検液とした。1x103個の腫瘍細胞を
含む細胞培養培地(牛胎児血清10%含有RPMI16
40培地)100μlを96穴マイクロプレートに分注
し、37℃で24時間、5%CO2下で培養した後に上
記の検液100μlを加え、37℃で72時間、5%C
O2下で培養後、50%トリクロロ酢酸で固定し、0.
4%スルホローダミンBで染色後、10mMトリス液を
用いて細胞から色素を抽出した。450nmを対照波長
として550nmに於ける吸光度を測定して対照群と比
較した。その結果、BE−43547類は両腫瘍細胞に
対し、強い増殖阻止活性を示し、50%増殖阻害濃度
(IC50)は第1表の通りであった。更に、BE−43
547類のヒト腫瘍細胞に対する抗腫瘍活性を試験管内
で試験した。細胞は、ヒト大腸癌細胞DLD−1、ヒト
肺癌細胞PC−13及びヒト胃癌細胞MKN−45を使
用し、細胞培養用培地は、全ての腫瘍細胞共に牛胎児血
清10%含有RPMI1640培地を用い、上記のマウ
ス大腸癌細胞colon26と同様の方法を用いて測定
した。その結果、BE−43547類はヒト腫瘍細胞に
対しても強い増殖阻害活性を示し、その50%増殖阻止
濃度(IC50)は第1表の通りであった。
トレプトミセス・エスピー A43547株に因んで、
Rが−(CH2)10CH(CH3)2である化合物をBE
−43547A1、−(CH2)12CH3である化合物を
BE−43547A2、−(CH2)10CH(CH3) C
H2CH3である化合物をBE−43547B1、−(C
H2)11CH(CH3)2である化合物をBE−4354
7B2、−(CH2)13CH3である化合物をBE−43
547B3、−(CH2)12CH(CH3)2である化合物
をBE−43547C1、−(CH2)14CH3である化
合物をBE−43547C2と称し、またこれらを総称
してBE−43547類と称する。以下に本発明にかか
わる新規な抗腫瘍性物質BE−43547類の物理化学
的な性状を示す。下記にNMR測定における略号の意味
を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツBE−43547A1の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C30H49N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 564.3644 計算値 564.3649 比旋光度;[α]20 D=+12.8°(c=0.5,M
eOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):238sh(13,200),258
(16,200) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
2,3410,3369,3253,2920,285
2,1749,1709,1689,1662,161
8,1591,1533,1516,1468,140
0,1275,1192,1165,1109,108
2,1018,974,937,870,8491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.59(1H,s),8.30(1
H,dd,J=6.7,5.5Hz),7.05(1
H,d,J=15.2Hz),6.29(1H,d,J
=15.2Hz),6.20(1H,s),5.72
(1H,s),5.27(1H,s),5.05(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=19.0Hz),4.00(1H,dd,J=1
6.5,5.5Hz),3.78(1H,dd,J=1
6.5,6.7Hz),3.65(1H,d,J=1
9.0Hz),3.33(1H,dq,J=9.8,
7.0Hz),2.91(3H,s),1.61(3
H,s),1.61(1H,m),1.46(1H,
m),1.42(1H,m),1.12−1.28(1
6H,m),1.10(3H,d,J=7.0Hz),
1.05(2H,m),0.77(6H,d,J=6.
7Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.5(s),173.7(s),
167.9(s),167.3(s),166.5
(s),139.5(d),136.8(s),11
6.3(d),114.9(t),80.4(s),7
6.2(d),50.3(t),44.0(t),4
3.7(d),38.3(t),35.1(q),3
1.3(t),29.2(t),28.9(t),2
8.9(t),28.8(t),28.7(t),2
8.7(t),27.2(d),26.7(t),2
4.2(t),22.1(q),22.1(q),2
0.7(q),15.7(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;10.6min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547A2の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C30H49N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 564.3640 計算値 564.3649 比旋光度;[α]20 D=+9°(c=1.0,MeOH
−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):236sh(11,600),257
(14,300) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):340
6,3367,3302,3269,2920,285
0,1747,1707,1660,1618,159
1,1531,1514,1468,1400,137
7,1269,1192,1161,1134,111
1,1080,1012,972,937,866,8
491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.59(1H,s),8.32(1
H,dd,J=6.7,5.5Hz),7.04(1
H,d,J=15.3Hz),6.29(1H,d,J
=15.3Hz),6.21(1H,s),5.72
(1H,s),5.26(1H,s),5.04(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=19.2Hz),4.00(1H,dd,J=1
6.5,5.5Hz),3.77(1H,dd,J=1
6.5,6.7Hz),3.66(1H,d,J=1
9.2Hz),3.33(1H,dq,J=9.8,
7.0Hz),2.91(3H,s),1.61(3
H,s),1.61(1H,m),1.47(1H,
m),1.12−1.28(22H,m),1.09
(3H,d,J=7.0Hz),0.78(3H,t,
J=6.7Hz )13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.6(s),173.7(s),
167.9(s),167.3(s),166.5
(s),139.5(d),136.8(s),11
6.3(d),114.9(t),80.4(s),7
6.2(d),50.3(t),44.0(t),4
3.7(d),35.0(q),31.3(t),3
1.2(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.9(t),28.8(t),2
8.7(t),28.7(t),28.6(t),2
4.2(t),22.0(t),20.7(q),1
5.7(q),13.5(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;11.3min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547B1の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C31H51N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 578.3807 計算値 578.3805 比旋光度;[α]20 D=+19.6°(c=0.5,M
eOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):238sh(12,100),257
(14,800) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
2,3408,3369,3331,3261,296
2,2920,2852,2335,1749,170
7,1662,1616,1589,1535,151
4,1466,1427,1400,1377,135
0,1277,1190,1161,1134,110
9,1078,1012,972,935,868,8
491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.57(1H,s),8.13(1
H,t,J=6.0Hz),7.08(1H,d,J=
15.1Hz),6.28(1H,d,J=15.1H
z),6.05(1H,s),5.72(1H,s),
5.29(1H,s),5.08(1H,brt,J=
10.0Hz),4.52(1H,d,J=18.9H
z),4.03(1H,dd,J=16.5,5.8H
z),3.80(1H,dd,J=16.5,6.7H
z),3.62(1H,d,J=18.9Hz),3.
34(1H,dq,J=10.0,7.0Hz),2.
92(3H,s),1.61(3H,s),1.60
(1H,m),1.46(1H,m),1.12−1.
28(19H,m),1.10(3H,d,J=7.0
Hz),1.02(1H,m),0.99(1H,
m),0.76(3H,t,J=7.3Hz),0.7
4(3H,d,J=6.1Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.5(s),173.7(s),
167.9(s),167.2(s),166.6
(s),139.6(d),136.7(s),11
6.2(d),115.2(t),80.4(s),7
6.1(d),50.4(t),44.0(t),4
3.9(d),35.9(t),35.1(q),3
3.7(d),31.4(t),29.3(t),2
9.0(t),28.9(t),28.9(t),2
8.8(t),28.8(t),28.7(t),2
6.4(t),24.2(t),20.7(q),1
8.6(q),15.7(q),10.8(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;13.4min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm],22.8min
[高速液体クロマトグラフィー;カラム:フルオフィッ
クス 4.6Φx250mm、溶出溶媒:70%メタノ
ール、流速:1.0ml/min、検出:UV254n
m]BE−43547B2の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C31H51N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 578.3804 計算値 578.3805 比旋光度;[α]20 D=+16.8°(c=0.5,M
eOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):236sh(13,500),257
(16,500) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
4,3406,3369,3261,3253,292
0,2850,2362,2333,1749,170
7,1662,1614,1589,1533,151
2,1468,1429,1400,1377,134
6,1277,1190,1163,1134,110
9,1078,1016,974,937,866,8
491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.57(1H,s),8.16(1
H,dd,J=6.7,5.5Hz),7.08(1
H,d,J=15.0Hz),6.28(1H,d,J
=15.0Hz),6.07(1H,s),5.72
(1H,s),5.28(1H,s),5.08(1
H,brt,J=9.7Hz),4.52(1H,d,
J=19.2Hz),4.03(1H,dd,J=1
6.5,5.5Hz),3.79(1H,dd,J=1
6.5,6.7Hz),3.63(1H,d,J=1
9.2Hz),3.34(1H,dq,J=9.7,
7.0Hz),2.92(3H,s),1.61(3
H,s),1.60(1H,m),1.46(1H,
m),1.43(1H,m),1.12−1.28(1
8H,m),1.10(3H,d,J=7.0Hz),
1.05(2H,m),0.77(6H,d,J=6.
4Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.5(s),173.7(s),
167.9(s),167.2(s),166.5
(s),139.6(d),136.7(s),11
6.2(d),115.2(t),80.4(s),7
6.1(d),50.3(t),44.0(t),4
3.9(d),38.3(t),35.1(q),3
1.4(t),29.2(t),29.0(t),2
8.9(t),28.9(t),28.9(t),2
8.8(t),28.7(t),27.2(d),2
6.7(t),24.2(t),22.0(q),2
2.0(q),20.7(q),15.7(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;13.4min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm],24.2min
[高速液体クロマトグラフィー;カラム:フルオフィッ
クス 4.6Φx250mm、溶出溶媒:70%メタノ
ール、流速:1.0ml/min、検出:UV254n
m]BE−43547B3の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C31H51N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 578.3785 計算値 578.3805 比旋光度;[α]20 D=+9.4°(c=1.0,Me
OH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):238sh(13,300),258
(16,400) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
4,3408,3369,3267,2920,285
0,1749,1691,1662,1616,159
1,1533,1512,1468,1400,137
7,1275,1192,1163,1109,108
0,1012,974,937,868,8491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.58(1H,s),8.18(1
H,dd,J=6.4,5.5Hz),7.07(1
H,d,J=15.2Hz),6.29(1H,d,J
=15.2Hz),6.10(1H,s),5.72
(1H,s),5.28(1H,s),5.07(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=9.6Hz),4.02(1H,dd,J=16.
5,5.5Hz),3.79(1H,dd,J=16.
5,6.4Hz),3.63(1H,d,J=9.6H
z),3.34(1H,dq,J=9.8,7.0H
z),2.92(3H,s),1.61(3H,s),
1.61(1H,m),1.47(1H,m),1.1
2−1.28(24H,m),1.10(3H,d,J
=7.0Hz),0.78(3H,t,J=6.7H
z)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.5(s),173.7(s),
167.9(s),167.3(s),166.6
(s),139.6(d),136.8(s),11
6.2(d),115.2(t),80.4(s),7
6.1(d),50.4(t),44.0(t),4
3.9(d),35.1(q),31.4(t),3
1.2(t),29.0(t),29.0(t),2
9.0(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.8(t),28.7(t),2
8.6(t),24.2(t),22.0(t),2
0.7(q),15.7(q),13.5(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;14.5min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547C1の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C32H53N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 592.3930 計算値 592.3962 比旋光度;[α]20 D=+13.7°(c=1.0,M
eOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):235sh(11,500),256
(14,800) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
2,3410,3371,2918,2850,174
9,1707,1689,1660,1533,151
6,1468,1400,1275,1192,116
5,1134,1111,1080,1018,97
4,937,868,8491 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.60(1H,s),8.34(1
H,dd,J=6.8,5.5Hz),7.04(1
H,d,J=15.0Hz),6.29(1H,d,J
=15.0Hz),6.23(1H,s),5.72
(1H,s),5.26(1H,s),5.04(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=19.0Hz),4.00(1H,dd,J=1
6.5,5.5Hz),3.77(1H,dd,J=1
6.5,6.8Hz),3.66(1H,d,J=1
9.0Hz),3.33(1H,dq,J=9.8,
7.0Hz),2.91(3H,s),1.61(3
H,s),1.61(1H,m),1.46(1H,
m),1.42(1H,m),1.12−1.29(2
0H,m),1.09(3H,d,J=7.0Hz),
1.05(2H,m),0.77(6H,d,J=6.
7Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.6(s),173.8(s),
167.9(s),167.3(s),166.6
(s),139.5(d),136.8(s),11
6.3(d),114.9(t),80.4(s),7
6.2(d),50.3(t),44.0(t),4
3.7(t),38.3(t),35.1(q),3
1.3(t),29.2(t),29.0(t),2
8.9(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.8(t),28.7(t),2
7.2(t),26.7(t),24.2(t),2
2.1(q),22.1(q),20.7(q),1
5.7(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;17.4min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547C2の物理化学的性状 性状 ;白色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C32H53N3O7 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 592.3976 計算値 592.3962 比旋光度;[α]20 D=+15.4°(c=0.32,
MeOH−CHCl3) 紫外部吸収スペクトル;λmax(MeOH−CHCl3,
nm(ε)):238sh(14,700),257
(18,300) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):336
3,3246,2922,2848,2364,174
5,1707,1653,1616,1589,151
6,1464,1427,1398,1259,119
4,1109,1084,1014,976,941,
8681 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):8.60(1H,s),8.39(1
H,dd,J=6.4,5.5Hz),7.03(1
H,d,J=15.2Hz),6.30(1H,d,J
=15.2Hz),6.29(1H,brs),5.7
1(1H,s),5.26(1H,s),5.03(1
H,brt,J=9.8Hz),4.52(1H,d,
J=19.2Hz),3.99(1H,dd,J=1
6.2,5.5Hz),3.77(1H,dd,J=1
6.2,6.4Hz),3.67(1H,d,J=1
9.2Hz),3.33(1H,dq,J=9.8,
6.7Hz),2.91(3H,s),1.60(3
H,s),1.60(1H,m),1.47(1H,
m),1.12−1.28(26H,m),1.09
(3H,d,J=6.7Hz),0.78(3H,t,
J=6.7Hz)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):211.6(s),173.8(s),
167.9(s),167.4(s),166.5
(s),139.5(d),136.8(s),11
6.3(d),114.8(t),80.4(s),7
6.2(d),50.3(t),44.0(t),4
3.7(d),35.0(q),31.3(t),3
1.2(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.9(t),28.9(t),2
8.9(t),28.9(t),28.8(t),2
8.7(t),28.6(t),24.2(t),2
2.0(t),20.7(q),15.7(q),1
3.5(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;中性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.53[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)] RT;18.8min[高速液体クロマトグラフィー;
カラム:クロマトレックス−ODS 4.6Φx250
mm、溶出溶媒:90%メタノール、流速:1.0ml
/min、検出:UV254nm]BE−43547類の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−43547類のマウス実験腫瘍細胞
に対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験
を行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍
作用試験は、BE−43547類をジメチルスルホキシ
ドに溶解した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈して
から、牛胎児血清10%含有RPMI1640培地(2
0mMの2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液
とした。1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地
(牛胎児血清10%含有RPMI1640培地、20m
Mの2−メルカプトエタノールを含む)50μlを96
穴マイクロプレートに分注し、37℃で24時間、5%
CO2下で培養した後に上記の検液50μlを加え、3
7℃で72時間、5%CO2下で培養後、MTT測定法
により対照群と比較した。マウス大腸癌細胞colon
26に対する抗腫瘍試験は、BE−43547類をジメ
チルスルホキシドに溶解した後ジメチルスルホキシドで
逐次希釈してから、牛胎児血清10%含有RPMI16
40培地に加え検液とした。1x103個の腫瘍細胞を
含む細胞培養培地(牛胎児血清10%含有RPMI16
40培地)100μlを96穴マイクロプレートに分注
し、37℃で24時間、5%CO2下で培養した後に上
記の検液100μlを加え、37℃で72時間、5%C
O2下で培養後、50%トリクロロ酢酸で固定し、0.
4%スルホローダミンBで染色後、10mMトリス液を
用いて細胞から色素を抽出した。450nmを対照波長
として550nmに於ける吸光度を測定して対照群と比
較した。その結果、BE−43547類は両腫瘍細胞に
対し、強い増殖阻止活性を示し、50%増殖阻害濃度
(IC50)は第1表の通りであった。更に、BE−43
547類のヒト腫瘍細胞に対する抗腫瘍活性を試験管内
で試験した。細胞は、ヒト大腸癌細胞DLD−1、ヒト
肺癌細胞PC−13及びヒト胃癌細胞MKN−45を使
用し、細胞培養用培地は、全ての腫瘍細胞共に牛胎児血
清10%含有RPMI1640培地を用い、上記のマウ
ス大腸癌細胞colon26と同様の方法を用いて測定
した。その結果、BE−43547類はヒト腫瘍細胞に
対しても強い増殖阻害活性を示し、その50%増殖阻止
濃度(IC50)は第1表の通りであった。
【0007】
【表1】 上述したように BE−43547類はマウス及びヒト
の腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、
本発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として
有用である。つぎに、BE−43547類の製造法につ
いて説明する。本発明の抗腫瘍性物質 BE−4354
7類の製造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍
性物質 BE−43547類を生産するものならばいず
れでも良いが、例えば以下の菌学的性状を有する微生物
が挙げられる。 1.形態 A43547株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸
を形成し輪生枝および菌糸の分断は認められない。気菌
糸上には胞子の長い連鎖(50個以上)を作り、その形
態は直線状である。胞子の表面は平滑で大きさが1.8
〜1.0×0.9〜0.7μm位の円筒状であり、胞子
のう、鞭毛胞子および菌核等の特殊な器官は観察されな
い。コロニーはイースト・麦芽寒天培地等で気菌糸の成
熟と共に次第に湿潤化することが観察される。 2.各種寒天平板培地における培養性状(28℃、14
日間培養)
の腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、
本発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として
有用である。つぎに、BE−43547類の製造法につ
いて説明する。本発明の抗腫瘍性物質 BE−4354
7類の製造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍
性物質 BE−43547類を生産するものならばいず
れでも良いが、例えば以下の菌学的性状を有する微生物
が挙げられる。 1.形態 A43547株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸
を形成し輪生枝および菌糸の分断は認められない。気菌
糸上には胞子の長い連鎖(50個以上)を作り、その形
態は直線状である。胞子の表面は平滑で大きさが1.8
〜1.0×0.9〜0.7μm位の円筒状であり、胞子
のう、鞭毛胞子および菌核等の特殊な器官は観察されな
い。コロニーはイースト・麦芽寒天培地等で気菌糸の成
熟と共に次第に湿潤化することが観察される。 2.各種寒天平板培地における培養性状(28℃、14
日間培養)
【0008】
【表2】 3.生育温度(イースト・麦芽寒天培地、14日間培
養) 9℃;生育せず 12℃;生育せず 15℃;生育僅少、気菌糸形成せず 18℃;生育良好、気菌糸形成せず 22℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 26℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 29℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 35℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 37℃;生育良好、気菌糸形成僅少 41℃;生育僅少、気菌糸形成せず 48℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陰性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量4%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。
養) 9℃;生育せず 12℃;生育せず 15℃;生育僅少、気菌糸形成せず 18℃;生育良好、気菌糸形成せず 22℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 26℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 29℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 35℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 37℃;生育良好、気菌糸形成僅少 41℃;生育僅少、気菌糸形成せず 48℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陰性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量4%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃14日間培養した。
【0009】
【表3】 6.細胞壁組成 LLージアミノピメリン酸とグリシンが検出された。以
上の菌学的諸性質よりA43547株は放線菌ストレプ
トミセス属に属すると考えられる。したがって、A43
547株をストレプトミセス・エスピー A43547
(Streptomyces sp. A4354
7)と称することとした。尚、本菌株は通商産業省工業
技術院生命工学工業技術研究所に寄託されており、受託
番号はFERM P−14444である。本発明で使用
する抗腫瘍性物質BE−43547類を生産する微生物
の変異株は、例えばX線若しくは紫外線などの照射処
理、例えばナイトロジェンマスタード、アザセリン、亜
硝酸、2−アミノプリン若しくはN−メチル−N’−ニ
トロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)等の変異誘起
剤による処理、ファージ接触、形質転換、形質導入又は
接合などの通常用いられる菌種変換処理方法によりBE
−43547類生産菌を変異させた微生物である。本発
明のBE−43547類を製造するにあたり、BE−4
3547類の生産菌株を栄養源含有培地に接種して好気
的に発育させることにより、BE−43547類を含む
培養物が得られる。栄養源としては、放線菌の栄養源と
して公知のものが使用できる。例えば、炭素源として
は、市販されているブドウ糖、麦芽糖、デンプン、庶
糖、糖蜜又はデキストリンなどが単独又は混合物として
用いられる。窒素源としては、市販されている大豆粉、
コーンスティープリカー、グルテンミール、肉エキス、
酵母エキス、乾燥酵母、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、
魚粉、ミートミール、脱脂米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機ア
ンモニウム塩又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物
として用いられる。無機塩としては、市販されている炭
酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マ
グネシウム、臭化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム又は各
種リン酸塩などを使用することができる。その他必要に
応じて、鉄、マンガン、亜鉛、コバルト、モリブデン酸
などの重金属塩を微量添加することもできる。また、発
泡の激しい場合には消泡剤として、例えば大豆油又は亜
麻仁油などの植物油、オクタデカノールなどの高級アル
コール類、各種シリコン化合物などを適宜添加してもよ
い。これらのもの以外でも、該生産菌が利用し、BE−
43547類の生産に役立つもの例えば 3−(N−モ
ルホリノ)プロパンスルホン酸又はホウ酸ナトリウムな
どであれば、いずれも使用することができる。培養方法
としては、一般の微生物代謝産物の生産方法と同様に行
なえばよく、固体培養でも液体培養でもよい。液体培養
の場合は、静置培養、攪拌培養、振とう培養又は通気培
養などのいずれを実施してもよいが、特に振盪培養又は
深部通気攪拌培養が望ましい。培養温度は15〜41℃
が適当であるが、好ましくは22℃〜35℃である。好
ましい培地のpHは4〜8の範囲で、培養時間は 12
0時間〜216時間、好ましくは144時間〜192時
間である。培養物から目的とするBE−43547類を
採取するには、微生物の生産する代謝物から採取するの
に通常使用される分離手段を適宜利用することができ
る。BE−43547類は菌体中に存在するので、菌体
より通常の分離手段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹
脂法又は吸着もしくは分配クロマトグラフィー法及びゲ
ル濾過法などを単独又は組み合わせて行なうことにより
精製できる。好ましい分離精製の例として次の方法が挙
げられる。まず培養液を濾過し、菌体を得る。得られた
菌体をメタノールまたはアセトンなどの有機溶媒を用い
て抽出する。得られた粗抽出物について、水−酢酸エチ
ル系で分配を行ない、酢酸エチル層を留去後得られる残
留物についてシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノールで溶出)などを行なうことにより、B
E−43547類を粉末もしくは固体として得ることが
できる。本発明の化合物BE−43547類は腫瘍細胞
の増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するが、本発明化合
物を抗腫瘍剤として使用する際の投与形態としては各種
の形態を選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆
粒剤もしくは液剤などの経口剤、又は例えば溶液もしく
は懸濁液などの殺菌した液状の非経口剤が挙げられる。
固体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル剤、顆粒剤又は
粉末の形態として製造することもできるが、適当な添加
物を使用して製造することもできる。そのような添加物
としては、例えば乳糖もしくはブドウ糖などの糖類、例
えばトウモロコシ、小麦もしくは米などのデンプン類、
例えばステアリン酸などの脂肪酸、例えばメタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウムもしくは無水リン酸カルシウムな
どの無機塩、例えばポリビニルピロリドンもしくはポリ
アルキレングリコールなどの合成高分子、例えばステア
リン酸カルシウムもしくはステアリン酸マグネシウムな
どの脂肪酸塩、例えばステアリルアルコールもしくはベ
ンジルアルコールなどのアルコール類、例えばメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロ
ースもしくはヒドロキシプロピルメチルセルロースなど
の合成セルロース誘導体、その他、水、ゼラチン、タル
ク、植物油、アラビアゴムなど通常用いられる添加物が
挙げられる。これらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉
末などの固形製剤は一般的には0.1〜100重量%、
好ましくは5〜100重量%の有効成分を含む。液状製
剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、ピーナッツ
油もしくはゴマ油などの植物由来の油など液状製剤にお
いて通常用いられる適当な添加剤を使用し、懸濁液、シ
ロップ剤又は注射剤などの形態として製造される。特
に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下注射で投
与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射用蒸留
水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射用)、生理食塩
水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射用液体
(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウムなどの水溶
液)もしくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射用)
など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。これらの注
射剤はあらかじめ溶解したもののほか、粉末のままある
いは適当な添加剤を加えたものを用時溶解する形態もと
り得る。これらの注射液は通常、0.1〜10重量%、
好ましくは1〜5重量%の有効成分を含む。又、経口投
与の懸濁剤又はシロップ剤などの液剤は、0.5〜10
重量%の有効成分を含む。本発明の化合物の実際に好ま
しい投与量は、使用される化合物の種類、配合された組
成物の種類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主及
び腫瘍によって変化することに注意すべきである。例え
ば、1日あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、1
0〜500mgであり、非経口投与、好ましくは静脈注
射の場合、1日あたり、10〜100mgである。な
お、投与回数は投与方法及び症状によって異なるが、1
回ないし5回である。以下に、実施例を挙げて本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
上の菌学的諸性質よりA43547株は放線菌ストレプ
トミセス属に属すると考えられる。したがって、A43
547株をストレプトミセス・エスピー A43547
(Streptomyces sp. A4354
7)と称することとした。尚、本菌株は通商産業省工業
技術院生命工学工業技術研究所に寄託されており、受託
番号はFERM P−14444である。本発明で使用
する抗腫瘍性物質BE−43547類を生産する微生物
の変異株は、例えばX線若しくは紫外線などの照射処
理、例えばナイトロジェンマスタード、アザセリン、亜
硝酸、2−アミノプリン若しくはN−メチル−N’−ニ
トロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)等の変異誘起
剤による処理、ファージ接触、形質転換、形質導入又は
接合などの通常用いられる菌種変換処理方法によりBE
−43547類生産菌を変異させた微生物である。本発
明のBE−43547類を製造するにあたり、BE−4
3547類の生産菌株を栄養源含有培地に接種して好気
的に発育させることにより、BE−43547類を含む
培養物が得られる。栄養源としては、放線菌の栄養源と
して公知のものが使用できる。例えば、炭素源として
は、市販されているブドウ糖、麦芽糖、デンプン、庶
糖、糖蜜又はデキストリンなどが単独又は混合物として
用いられる。窒素源としては、市販されている大豆粉、
コーンスティープリカー、グルテンミール、肉エキス、
酵母エキス、乾燥酵母、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、
魚粉、ミートミール、脱脂米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機ア
ンモニウム塩又は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物
として用いられる。無機塩としては、市販されている炭
酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マ
グネシウム、臭化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム又は各
種リン酸塩などを使用することができる。その他必要に
応じて、鉄、マンガン、亜鉛、コバルト、モリブデン酸
などの重金属塩を微量添加することもできる。また、発
泡の激しい場合には消泡剤として、例えば大豆油又は亜
麻仁油などの植物油、オクタデカノールなどの高級アル
コール類、各種シリコン化合物などを適宜添加してもよ
い。これらのもの以外でも、該生産菌が利用し、BE−
43547類の生産に役立つもの例えば 3−(N−モ
ルホリノ)プロパンスルホン酸又はホウ酸ナトリウムな
どであれば、いずれも使用することができる。培養方法
としては、一般の微生物代謝産物の生産方法と同様に行
なえばよく、固体培養でも液体培養でもよい。液体培養
の場合は、静置培養、攪拌培養、振とう培養又は通気培
養などのいずれを実施してもよいが、特に振盪培養又は
深部通気攪拌培養が望ましい。培養温度は15〜41℃
が適当であるが、好ましくは22℃〜35℃である。好
ましい培地のpHは4〜8の範囲で、培養時間は 12
0時間〜216時間、好ましくは144時間〜192時
間である。培養物から目的とするBE−43547類を
採取するには、微生物の生産する代謝物から採取するの
に通常使用される分離手段を適宜利用することができ
る。BE−43547類は菌体中に存在するので、菌体
より通常の分離手段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹
脂法又は吸着もしくは分配クロマトグラフィー法及びゲ
ル濾過法などを単独又は組み合わせて行なうことにより
精製できる。好ましい分離精製の例として次の方法が挙
げられる。まず培養液を濾過し、菌体を得る。得られた
菌体をメタノールまたはアセトンなどの有機溶媒を用い
て抽出する。得られた粗抽出物について、水−酢酸エチ
ル系で分配を行ない、酢酸エチル層を留去後得られる残
留物についてシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホ
ルム/メタノールで溶出)などを行なうことにより、B
E−43547類を粉末もしくは固体として得ることが
できる。本発明の化合物BE−43547類は腫瘍細胞
の増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するが、本発明化合
物を抗腫瘍剤として使用する際の投与形態としては各種
の形態を選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆
粒剤もしくは液剤などの経口剤、又は例えば溶液もしく
は懸濁液などの殺菌した液状の非経口剤が挙げられる。
固体の製剤は、そのまま錠剤、カプセル剤、顆粒剤又は
粉末の形態として製造することもできるが、適当な添加
物を使用して製造することもできる。そのような添加物
としては、例えば乳糖もしくはブドウ糖などの糖類、例
えばトウモロコシ、小麦もしくは米などのデンプン類、
例えばステアリン酸などの脂肪酸、例えばメタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウムもしくは無水リン酸カルシウムな
どの無機塩、例えばポリビニルピロリドンもしくはポリ
アルキレングリコールなどの合成高分子、例えばステア
リン酸カルシウムもしくはステアリン酸マグネシウムな
どの脂肪酸塩、例えばステアリルアルコールもしくはベ
ンジルアルコールなどのアルコール類、例えばメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロ
ースもしくはヒドロキシプロピルメチルセルロースなど
の合成セルロース誘導体、その他、水、ゼラチン、タル
ク、植物油、アラビアゴムなど通常用いられる添加物が
挙げられる。これらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉
末などの固形製剤は一般的には0.1〜100重量%、
好ましくは5〜100重量%の有効成分を含む。液状製
剤は、水、アルコール類又は例えば大豆油、ピーナッツ
油もしくはゴマ油などの植物由来の油など液状製剤にお
いて通常用いられる適当な添加剤を使用し、懸濁液、シ
ロップ剤又は注射剤などの形態として製造される。特
に、非経口的に筋肉内注射、静脈注射又は皮下注射で投
与する場合の適当な溶剤としては、例えば注射用蒸留
水、塩酸リドカイン水溶液(筋肉注射用)、生理食塩
水、ブドウ糖水溶液、エタノール、静脈内注射用液体
(例えばクエン酸及びクエン酸ナトリウムなどの水溶
液)もしくは電解質溶液(点滴静注及び静脈内注射用)
など、又はこれらの混合溶液が挙げられる。これらの注
射剤はあらかじめ溶解したもののほか、粉末のままある
いは適当な添加剤を加えたものを用時溶解する形態もと
り得る。これらの注射液は通常、0.1〜10重量%、
好ましくは1〜5重量%の有効成分を含む。又、経口投
与の懸濁剤又はシロップ剤などの液剤は、0.5〜10
重量%の有効成分を含む。本発明の化合物の実際に好ま
しい投与量は、使用される化合物の種類、配合された組
成物の種類、適用頻度及び治療すべき特定部位、宿主及
び腫瘍によって変化することに注意すべきである。例え
ば、1日あたりの成人の投与量は、経口投与の場合、1
0〜500mgであり、非経口投与、好ましくは静脈注
射の場合、1日あたり、10〜100mgである。な
お、投与回数は投与方法及び症状によって異なるが、1
回ないし5回である。以下に、実施例を挙げて本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0010】
【0011】
実施例1 BE−43547類の製造法 斜面軟寒天培地に接種した放線菌A43547株をグル
コース0.2%、デキストリン2.0%、ミートミール
0.5%、脱脂米ヌカ0.5%、脱脂肉骨粉0.1%、
乾燥酵母0.05%、硫酸マグネシウム0.025%、
臭化ナトリウム0.025%、塩化ナトリウム0.25
%、リン酸水素二カリウム0.05%、硫酸第一鉄0.
0002%、塩化第二銅0.00004%、塩化マンガ
ン0.00004%、塩化コバルト0.00004%、
硫酸亜鉛0.00008%、ホウ酸ナトリウム0.00
008%、モリブデン酸ナトリウム0.00024%か
らなる培地(pH7.2)110mlを含む500ml
容の三角フラスコ6本に接種し、28℃で72時間、回
転振盪機(毎分180回転)上で培養した。この培養液
を2mlずつ上記の培地110mlを含む500ml容
の三角フラスコ200本に接種し28℃で168時間、
回転振盪機(毎分180回転)上で培養した。このよう
にして得られた培養液(約20L)から濾過により菌体
を分離し、この菌体をメタノール2Lで洗浄後、メタノ
ール、メチルエチルケトンの混合溶媒(2:1)9Lで
数時間攪拌後、菌体を濾去し、粗抽出液を得た。この抽
出液をn−ヘキサン9Lで洗浄した後、酢酸エチル、脱
イオン水の混合溶媒(2:1)18Lで溶剤抽出を行な
った。上層を減圧下に約1Lに濃縮し、クロロホルム
1.5L、メタノール1Lを加えて抽出した。得られた
クロロホルム抽出液を減圧下に濃縮し、残留物をシリカ
ゲル(100g)のクロマトカラムにかけ、クロロホル
ム、メタノールの混合溶媒(30:1)で溶出した。溶
出した活性画分を減圧下に濃縮乾固し、BE−4354
7類を含む混合物を得た。再度、シリカゲル(80g)
のクロマトカラムを行なった後、セファデックスLH−
20のクロマトグラフィー用カラム(3φx58cm)
にかけ、クロロホルム、メタノールの混合溶媒(1:
2)で溶出した。目的の分画を減圧下に濃縮し、クロロ
ホルム、メタノール及び脱イオン水の混合溶媒系を用い
て、4℃で2日間攪拌しながら結晶化を行ない、BE−
43547類化合物を含む結晶を1076.7mg得る
ことができた。次いで、クロマトレックスのODSカラ
ム(Chromatorex,50φx300mm)を
用いた高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を行な
い、90%メタノール溶液で溶出した結果、BE−43
547A1,A2を含む画分I(156.3mg)、BE
−43547B1,B2,B3を含む画分II(657.
1mg)、BE−43547C1,C2を含む画分III
(151.0mg)がそれぞれ得られた。画分I(15
3.6mg)からは、90%メタノール溶液でHPLC
(Chromatorex−ODS,20φx250m
m)を行なうことにより、BE−43547A1を2
7.4mg、BE−43547A2を114.5mg単
離した。また、画分IIの一部(398.0mg)よ
り、画分Iと同条件でHPLC(Chromatore
x−ODS,20φx250mm)を行ない、BE−4
3547B1,B2の混合物を261.2mg、BE−4
3547B3を130.5mg得た。更にBE−435
47B1,B2の混合物からは、70%メタノールの溶出
溶液でフルオフィックスカラムを用いたHPLC(Fl
uofix,20φx250mm)を行なうことによ
り、BE−43547B1を27.9mg、BE−43
547B2を22.2mg単離した。最後の画分III
(151.0mg)においては、90%メタノール溶液
でHPLC(Chromatorex−ODS,20φ
x250mm)を行なうことにより、BE−43547
C1を112.8mg、BE−43547C2を11.2
mg単離した。以下に本発明の化合物の製剤例を示す
が、本発明の化合物の製剤は本製剤例に限定されるもの
ではない。 製剤例1 本物質(BE−43547) 10(部) 重質酸化マグネシウム 15 乳糖 75 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 本物質(BE−43547) 45(部) 澱粉 15 乳糖 16 結晶性セルロース 21 ポリビニルアルコール 3 蒸留水 30 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177μmの大きさの顆粒剤とし
た。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
コース0.2%、デキストリン2.0%、ミートミール
0.5%、脱脂米ヌカ0.5%、脱脂肉骨粉0.1%、
乾燥酵母0.05%、硫酸マグネシウム0.025%、
臭化ナトリウム0.025%、塩化ナトリウム0.25
%、リン酸水素二カリウム0.05%、硫酸第一鉄0.
0002%、塩化第二銅0.00004%、塩化マンガ
ン0.00004%、塩化コバルト0.00004%、
硫酸亜鉛0.00008%、ホウ酸ナトリウム0.00
008%、モリブデン酸ナトリウム0.00024%か
らなる培地(pH7.2)110mlを含む500ml
容の三角フラスコ6本に接種し、28℃で72時間、回
転振盪機(毎分180回転)上で培養した。この培養液
を2mlずつ上記の培地110mlを含む500ml容
の三角フラスコ200本に接種し28℃で168時間、
回転振盪機(毎分180回転)上で培養した。このよう
にして得られた培養液(約20L)から濾過により菌体
を分離し、この菌体をメタノール2Lで洗浄後、メタノ
ール、メチルエチルケトンの混合溶媒(2:1)9Lで
数時間攪拌後、菌体を濾去し、粗抽出液を得た。この抽
出液をn−ヘキサン9Lで洗浄した後、酢酸エチル、脱
イオン水の混合溶媒(2:1)18Lで溶剤抽出を行な
った。上層を減圧下に約1Lに濃縮し、クロロホルム
1.5L、メタノール1Lを加えて抽出した。得られた
クロロホルム抽出液を減圧下に濃縮し、残留物をシリカ
ゲル(100g)のクロマトカラムにかけ、クロロホル
ム、メタノールの混合溶媒(30:1)で溶出した。溶
出した活性画分を減圧下に濃縮乾固し、BE−4354
7類を含む混合物を得た。再度、シリカゲル(80g)
のクロマトカラムを行なった後、セファデックスLH−
20のクロマトグラフィー用カラム(3φx58cm)
にかけ、クロロホルム、メタノールの混合溶媒(1:
2)で溶出した。目的の分画を減圧下に濃縮し、クロロ
ホルム、メタノール及び脱イオン水の混合溶媒系を用い
て、4℃で2日間攪拌しながら結晶化を行ない、BE−
43547類化合物を含む結晶を1076.7mg得る
ことができた。次いで、クロマトレックスのODSカラ
ム(Chromatorex,50φx300mm)を
用いた高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を行な
い、90%メタノール溶液で溶出した結果、BE−43
547A1,A2を含む画分I(156.3mg)、BE
−43547B1,B2,B3を含む画分II(657.
1mg)、BE−43547C1,C2を含む画分III
(151.0mg)がそれぞれ得られた。画分I(15
3.6mg)からは、90%メタノール溶液でHPLC
(Chromatorex−ODS,20φx250m
m)を行なうことにより、BE−43547A1を2
7.4mg、BE−43547A2を114.5mg単
離した。また、画分IIの一部(398.0mg)よ
り、画分Iと同条件でHPLC(Chromatore
x−ODS,20φx250mm)を行ない、BE−4
3547B1,B2の混合物を261.2mg、BE−4
3547B3を130.5mg得た。更にBE−435
47B1,B2の混合物からは、70%メタノールの溶出
溶液でフルオフィックスカラムを用いたHPLC(Fl
uofix,20φx250mm)を行なうことによ
り、BE−43547B1を27.9mg、BE−43
547B2を22.2mg単離した。最後の画分III
(151.0mg)においては、90%メタノール溶液
でHPLC(Chromatorex−ODS,20φ
x250mm)を行なうことにより、BE−43547
C1を112.8mg、BE−43547C2を11.2
mg単離した。以下に本発明の化合物の製剤例を示す
が、本発明の化合物の製剤は本製剤例に限定されるもの
ではない。 製剤例1 本物質(BE−43547) 10(部) 重質酸化マグネシウム 15 乳糖 75 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 本物質(BE−43547) 45(部) 澱粉 15 乳糖 16 結晶性セルロース 21 ポリビニルアルコール 3 蒸留水 30 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177μmの大きさの顆粒剤とし
た。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
【0012】
【発明の効果】本発明に記載するBE−43547類
は、マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効
果を示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用
である。
は、マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効
果を示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12P 21/04 C12P 21/04 //(C12N 1/20 C12R 1:465) (72)発明者 小尻 勝久 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 須田 寛之 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】一般式[I] 【化1】 [式中、Rは−(CH2)10CH(CH3)2、−(C
H2)12CH3、−(CH2)10CH(CH3) CH2C
H3、−(CH2)11CH(CH3)2、−(CH2)13C
H3、−(CH2)12CH(CH3)2又は−(CH2)14
CH3を示す]で表される化合物。 - 【請求項2】一般式[I]で表される請求項1記載の化
合物を産生する能力を有する微生物又はその変異株を培
養し、一般式[I]で表される化合物を採取することを
特徴とする、一般式[I]で表される化合物の製造法。 - 【請求項3】微生物又はその変異株がストレプトミセス
・エスピー(Streptomyces sp.)であ
る請求項2記載の製造法。 - 【請求項4】微生物がストレプトミセス・エスピー A
43547(Streptomyces sp. A4
3547)又はその変異株である請求項2記載の製造
法。 - 【請求項5】請求項1記載の化合物を産生する能力を有
するストレプトミセス・エスピー(Streptomy
ces sp.)又はその変異株。 - 【請求項6】ストレプトミセス・エスピー A4354
7(Streptomyces sp. A4354
7)又はその変異株。 - 【請求項7】一般式[I]で表される請求項1記載の化
合物を有効成分として含有することを特徴とする抗腫瘍
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32350896A JPH10147594A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 抗腫瘍性物質be−43547類 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32350896A JPH10147594A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 抗腫瘍性物質be−43547類 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10147594A true JPH10147594A (ja) | 1998-06-02 |
Family
ID=18155480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32350896A Pending JPH10147594A (ja) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | 抗腫瘍性物質be−43547類 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10147594A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106632221A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-10 | 中国科学院南海海洋研究所 | 一类大环内酯化合物及其在制备抗肿瘤药物中的应用 |
| CN108530515A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 天津尚德药缘科技股份有限公司 | 天然产物be-43547环状母核的制备方法 |
| CN111825631A (zh) * | 2019-04-13 | 2020-10-27 | 南开大学 | Be-43547衍生物及其盐,制备方法及其在制备抗癌药物中的用途 |
-
1996
- 1996-11-19 JP JP32350896A patent/JPH10147594A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106632221A (zh) * | 2016-12-22 | 2017-05-10 | 中国科学院南海海洋研究所 | 一类大环内酯化合物及其在制备抗肿瘤药物中的应用 |
| CN108530515A (zh) * | 2017-03-02 | 2018-09-14 | 天津尚德药缘科技股份有限公司 | 天然产物be-43547环状母核的制备方法 |
| CN111825631A (zh) * | 2019-04-13 | 2020-10-27 | 南开大学 | Be-43547衍生物及其盐,制备方法及其在制备抗癌药物中的用途 |
| CN111825631B (zh) * | 2019-04-13 | 2023-10-13 | 新沂尚德药缘药业有限公司 | Be-43547衍生物及其盐,制备方法及其在制备抗癌药物中的用途 |
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