JPH10168054A - 抗腫瘍性物質be−41926 - Google Patents
抗腫瘍性物質be−41926Info
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- JPH10168054A JPH10168054A JP35186696A JP35186696A JPH10168054A JP H10168054 A JPH10168054 A JP H10168054A JP 35186696 A JP35186696 A JP 35186696A JP 35186696 A JP35186696 A JP 35186696A JP H10168054 A JPH10168054 A JP H10168054A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culture
- antitumor
- cells
- compound
- streptomyces
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- Pending
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】新規抗腫瘍剤の創製。
【解決手段】一般式[I]
【化1】
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬の分野で有用で
あり、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍
作用を示す新規化合物、その製造法及びその用途並びに
該化合物を産生する微生物に関するものである。
あり、より具体的には腫瘍細胞の増殖を阻害して抗腫瘍
作用を示す新規化合物、その製造法及びその用途並びに
該化合物を産生する微生物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】癌化学療法の分野においては、既に多く
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
の化合物が医薬品として実用化されている。しかしなが
らさまざまな種類の腫瘍に対してその効果は必ずしも充
分ではなく、また臨床上これらの薬剤に対する腫瘍細胞
の耐性現象が明らかにされるにつれ、その臨床的応用性
は複雑化している[第47回日本癌学会総会記事、12
頁〜15頁(1988年)等参照]。このような状況
下、癌治療の分野においては常に新規抗腫瘍性物質の開
発が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の希求に
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍性物質が
充分に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍
効果を発揮する化合物を提供することが本発明が解決し
ようとする課題である。
応えることのできる新規な抗腫瘍性物質を提供すること
を目的とするものである。即ち、既存の抗腫瘍性物質が
充分に効果を発揮できない種々の腫瘍に対しても抗腫瘍
効果を発揮する化合物を提供することが本発明が解決し
ようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、後記構
造式[I]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示す
ことを見いだして本発明を完成した。即ち、本発明は新
規な構造式[I]
題を解決すべく、抗腫瘍活性を有する物質について微生
物二次代謝産物を広くスクリーニングした結果、後記構
造式[I]で表される化合物が優れた抗腫瘍作用を示す
ことを見いだして本発明を完成した。即ち、本発明は新
規な構造式[I]
【0005】
【化2】 で表される化合物、その製法及び用途、並びに構造式
[I]の化合物を産生する能力を有するストレプトミセ
ス(Streptomyces)属に属する微生物に関
するものである。以下に本発明にかかわる新規な抗腫瘍
性物質BE−41926の物理化学的な性状を示す。下
記にNMR測定における略号の意味を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツBE−41926の物理化学的性状 性状 ;暗褐色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C40H30O9S 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 687.1665 計算値 687.1689 紫外部吸収スペクトル;λmax(0.2%DMSO/M
eOH,nm(ε)):230(105,600),2
45sh(80,900),286sh(52,80
0),360sh(18,500) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
4,1655,1583,1464,1269,111
7,1074,1030,6061 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):10.5(1H,s),7.82(1
H,t,J=7.6Hz),7.60(1H,s),
7.56(1H,d,J=7.6Hz),7.52(1
H,d,J=7.6Hz),7.50(1H,t,J=
7.6Hz),7.44(1H,s),7.41(1
H,d,J=7.6Hz),7.27(1H,d,J=
7.6Hz),6.85(1H,brs),6.80
(1H,brs),6.31(1H,d,J=6.7H
z),5.79(1H,d,J=6.7Hz),4.9
4(1H,s),3.94(3H,s),3.78(3
H,s),2.90(1H,d,J=16.2Hz),
2.86(2H,brs),2.60(1H,d,J=
16.2Hz),2.28(3H,s),1.19(3
H,s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):196.8(s),186.5(s),
186.4(s),181.9(s),158.6
(s),156.5(s),154.4(s),14
4.1(s),142.6(s),141.1(s),
139.2(s),139.1(d),137.1
(s),136.6(s),135.9(s),13
5.8(s),135.4(s),135.4(d),
135.3(s),134.7(s),132.7
(d),131.4(s),130.4(s),12
9.6(d),120.3(s),117.8(d),
117.6(d),117.6(d),117.5
(d),116.5(s),115.2(d),11
4.9(d),69.5(s),58.8(d),5
6.3(q),55.8(q),53.2(t),4
2.6(t),28.6(q),21.1(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;弱酸性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.64[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)]BE−41926の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−41926のマウス実験腫瘍細胞に
対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験を
行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍試
験は、BE−41926をジメチルスルホキシドに溶解
した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈してから、牛
胎児血清10%含有RPMI1640培地(20mMの
2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液とした。
1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地(牛胎児血
清10%含有RPMI1640培地、20mMの2−メ
ルカプトエタノールを含む)50μlを96穴マイクロ
プレートに分注し、37℃で24時間、5%CO2下で
培養した後に上記の検液50μlを加え、37℃で72
時間、5%CO2下で培養後、MTT測定法により対照
群と比較した。マウス大腸癌細胞colon26に対す
る抗腫瘍試験は、BE−41926をジメチルスルホキ
シドに溶解した後ジメチルスルホキシドで逐次希釈して
から、牛胎児血清10%含有RPMI1640培地に加
え検液とした。1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養
培地(牛胎児血清10%含有RPMI1640培地)1
00μlを96穴マイクロプレートに分注し、37℃で
24時間、5%CO2下で培養した後に上記の検液10
0μlを加え、37℃で72時間、5%CO2下で培養
後、50%トリクロロ酢酸で固定し、0.4%スルホロ
ーダミンBで染色後、10mMトリス液を用いて細胞か
ら色素を抽出した。450nmを対照波長として550
nmに於ける吸光度を測定して対照群と比較した。その
結果、BE−41926は両腫瘍細胞に対し、強い増殖
阻止活性を示し、50%増殖阻害濃度(IC50)は第1
表の通りであった。更に、BE−41926のヒト腫瘍
細胞に対する抗腫瘍活性を試験管内で試験した。細胞
は、ヒト大腸癌細胞DLD−1、ヒト肺癌細胞PC−1
3及びヒト胃癌細胞MKN−45を使用し、細胞培養用
培地は、全ての腫瘍細胞共に牛胎児血清10%含有RP
MI1640培地を用い、上記のマウス大腸癌細胞co
lon26と同様の方法を用いて測定した。その結果、
BE−41926はヒト腫瘍細胞に対しても強い増殖阻
害活性を示し、その50%増殖阻止濃度(IC50)は第
1表の通りであった。
[I]の化合物を産生する能力を有するストレプトミセ
ス(Streptomyces)属に属する微生物に関
するものである。以下に本発明にかかわる新規な抗腫瘍
性物質BE−41926の物理化学的な性状を示す。下
記にNMR測定における略号の意味を示す。 s : シングレット d : ダブレット t : トリプレット q : カルテット m : マルチプレット br: ブロード J : カップリング定数 Hz: ヘルツBE−41926の物理化学的性状 性状 ;暗褐色アモルファス状固体若しくは結晶 分子式 ;C40H30O9S 質量分析;[高分解能FAB−MS](M+H)+とし
て: 実測値 687.1665 計算値 687.1689 紫外部吸収スペクトル;λmax(0.2%DMSO/M
eOH,nm(ε)):230(105,600),2
45sh(80,900),286sh(52,80
0),360sh(18,500) 赤外部吸収スペクトル;(KBr,cm-1):344
4,1655,1583,1464,1269,111
7,1074,1030,6061 H−NMRスペクトル(500MHz,DMSO−d
6,δppm):10.5(1H,s),7.82(1
H,t,J=7.6Hz),7.60(1H,s),
7.56(1H,d,J=7.6Hz),7.52(1
H,d,J=7.6Hz),7.50(1H,t,J=
7.6Hz),7.44(1H,s),7.41(1
H,d,J=7.6Hz),7.27(1H,d,J=
7.6Hz),6.85(1H,brs),6.80
(1H,brs),6.31(1H,d,J=6.7H
z),5.79(1H,d,J=6.7Hz),4.9
4(1H,s),3.94(3H,s),3.78(3
H,s),2.90(1H,d,J=16.2Hz),
2.86(2H,brs),2.60(1H,d,J=
16.2Hz),2.28(3H,s),1.19(3
H,s)13 C−NMRスペクトル(125MHz,DMSO−d
6,δppm):196.8(s),186.5(s),
186.4(s),181.9(s),158.6
(s),156.5(s),154.4(s),14
4.1(s),142.6(s),141.1(s),
139.2(s),139.1(d),137.1
(s),136.6(s),135.9(s),13
5.8(s),135.4(s),135.4(d),
135.3(s),134.7(s),132.7
(d),131.4(s),130.4(s),12
9.6(d),120.3(s),117.8(d),
117.6(d),117.6(d),117.5
(d),116.5(s),115.2(d),11
4.9(d),69.5(s),58.8(d),5
6.3(q),55.8(q),53.2(t),4
2.6(t),28.6(q),21.1(q) 溶解性;クロロホルム等の有機溶媒に溶け易く、水に溶
けにくい。 酸性、中性、塩基性物質の区別;弱酸性物質 呈色反応;硫酸反応 陽性 Rf値;0.64[メルク社製キーゼルゲル 60F
254使用、展開溶媒:クロロホルム−メタノール(1
0:1)]BE−41926の生物学的活性(抗腫瘍作用) 抗腫瘍性物質BE−41926のマウス実験腫瘍細胞に
対する増殖阻止作用を決定するため、試験管内で試験を
行なった。マウス白血病細胞P388に対する抗腫瘍試
験は、BE−41926をジメチルスルホキシドに溶解
した後、ジメチルスルホキシドで逐次希釈してから、牛
胎児血清10%含有RPMI1640培地(20mMの
2−メルカプトエタノールを含む)に加え検液とした。
1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養培地(牛胎児血
清10%含有RPMI1640培地、20mMの2−メ
ルカプトエタノールを含む)50μlを96穴マイクロ
プレートに分注し、37℃で24時間、5%CO2下で
培養した後に上記の検液50μlを加え、37℃で72
時間、5%CO2下で培養後、MTT測定法により対照
群と比較した。マウス大腸癌細胞colon26に対す
る抗腫瘍試験は、BE−41926をジメチルスルホキ
シドに溶解した後ジメチルスルホキシドで逐次希釈して
から、牛胎児血清10%含有RPMI1640培地に加
え検液とした。1x103個の腫瘍細胞を含む細胞培養
培地(牛胎児血清10%含有RPMI1640培地)1
00μlを96穴マイクロプレートに分注し、37℃で
24時間、5%CO2下で培養した後に上記の検液10
0μlを加え、37℃で72時間、5%CO2下で培養
後、50%トリクロロ酢酸で固定し、0.4%スルホロ
ーダミンBで染色後、10mMトリス液を用いて細胞か
ら色素を抽出した。450nmを対照波長として550
nmに於ける吸光度を測定して対照群と比較した。その
結果、BE−41926は両腫瘍細胞に対し、強い増殖
阻止活性を示し、50%増殖阻害濃度(IC50)は第1
表の通りであった。更に、BE−41926のヒト腫瘍
細胞に対する抗腫瘍活性を試験管内で試験した。細胞
は、ヒト大腸癌細胞DLD−1、ヒト肺癌細胞PC−1
3及びヒト胃癌細胞MKN−45を使用し、細胞培養用
培地は、全ての腫瘍細胞共に牛胎児血清10%含有RP
MI1640培地を用い、上記のマウス大腸癌細胞co
lon26と同様の方法を用いて測定した。その結果、
BE−41926はヒト腫瘍細胞に対しても強い増殖阻
害活性を示し、その50%増殖阻止濃度(IC50)は第
1表の通りであった。
【0006】
【表1】 上述したように、BE−41926はマウス及びヒトの
腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、本
発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として有
用である。つぎに、BE−41926の製造法について
説明する。本発明の抗腫瘍性物質BE−41926の製
造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性物質B
E−41926を生産するものならばいずれでも良い
が、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙げられ
る。 1.形態 A41926株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸
を形成し輪生枝及び菌糸の分断は認められない。気菌糸
上には胞子の長い連鎖(30〜50個)を作り、その形
態は直線及び波状である。胞子の表面は平滑で大きさが
1.0〜0.8×1.5〜1.2μm位の円筒状であ
り、胞子のう、鞭毛胞子及び菌核等の特殊な器官は観察
されない。 2.各種寒天平板培地における培養性状(28℃、14
日間培養)
腫瘍細胞に対し顕著な増殖阻止作用を示す。従って、本
発明はヒトをはじめとする哺乳動物の抗腫瘍剤として有
用である。つぎに、BE−41926の製造法について
説明する。本発明の抗腫瘍性物質BE−41926の製
造に使用する微生物又はその変異株は、抗腫瘍性物質B
E−41926を生産するものならばいずれでも良い
が、例えば以下の菌学的性状を有する微生物が挙げられ
る。 1.形態 A41926株はよく伸長し分岐する基生菌糸と気菌糸
を形成し輪生枝及び菌糸の分断は認められない。気菌糸
上には胞子の長い連鎖(30〜50個)を作り、その形
態は直線及び波状である。胞子の表面は平滑で大きさが
1.0〜0.8×1.5〜1.2μm位の円筒状であ
り、胞子のう、鞭毛胞子及び菌核等の特殊な器官は観察
されない。 2.各種寒天平板培地における培養性状(28℃、14
日間培養)
【0007】
【表2】 3.生育温度(イースト・麦芽寒天培地、14日間培
養) 4℃;生育せず 9℃;生育僅少、気菌糸形成せず 12℃;生育良好、気菌糸形成せず 16℃;生育非常に良好、気菌糸形成僅少 18℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 21℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 25℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 28℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 30℃;生育非常に良好、気菌糸形成僅少 33℃;生育非常に良好、気菌糸形成僅少 36℃;生育非常に良好、気菌糸形成せず 39℃;生育良好、気菌糸形成せず 42℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陽性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量4%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃、14日間培養した。
養) 4℃;生育せず 9℃;生育僅少、気菌糸形成せず 12℃;生育良好、気菌糸形成せず 16℃;生育非常に良好、気菌糸形成僅少 18℃;生育非常に良好、気菌糸形成良好 21℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 25℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 28℃;生育及び気菌糸形成非常に良好 30℃;生育非常に良好、気菌糸形成僅少 33℃;生育非常に良好、気菌糸形成僅少 36℃;生育非常に良好、気菌糸形成せず 39℃;生育良好、気菌糸形成せず 42℃;生育せず 4.生理学的諸性質 (1)ゼラチンの液化 陽性 (グルコース・ペプトン・ゼラチン培地) (2)スターチの加水分解 陽性 (スターチ・無機塩寒天培地) (3)脱脂粉乳の凝固 陽性 (スキムミルク培地) (4)脱脂粉乳のペプトン化 陽性 (スキムミルク培地) (5)メラニン様色素の生成 陰性 (6)食塩耐性 食塩含有量4%以下で生育 (イースト・麦芽寒天培地) 5.炭素源の利用能 プリドハム・ゴドリーブ寒天を基礎培地とし、下記各種
糖を添加して28℃、14日間培養した。
【0008】
【表3】 6.細胞壁組成 LLージアミノピメリン酸とグリシンが検出された。 以上の菌学的諸性質よりA41926株は放線菌ストレ
プトミセス属に属すると考えられる。したがって、A4
1926株をストレプトミセス・エスピー A4192
6 (Streptomyces sp. A4192
6)と称することとした。尚、本菌株は通商産業省工業
技術院生命工学工業技術研究所に寄託されており、受託
番号はFERM P−15780である。本発明で使用
する抗腫瘍性物質BE−41926を生産する微生物の
変異株は、例えばX線若しくは紫外線などの照射処理、
例えばナイトロジェンマスタード、アザセリン、亜硝
酸、2−アミノプリン若しくはN−メチル−N’−ニト
ロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)等の変異誘起剤
による処理、ファージ接触、形質転換、形質導入又は接
合などの通常用いられる菌種変換処理方法によりBE−
41926生産菌を変異させた微生物である。本発明の
BE−41926を製造するにあたり、BE−4192
6の生産菌株を栄養源含有培地に接種して好気的に発育
させることにより、BE−41926を含む培養物が得
られる。栄養源としては、放線菌の栄養源として公知の
ものが使用できる。例えば、炭素源としては、市販され
ているブドウ糖、麦芽糖、デンプン、庶糖、糖蜜又はデ
キストリンなどが単独又は混合物として用いられる。窒
素源としては、市販されている大豆粉、コーンステイー
プリカー、グルテンミール、肉エキス、酵母エキス、乾
燥酵母、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、ミートミ
ール、脱脂米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機アンモニウム塩又
は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物として用いられ
る。無機塩としては、市販されている炭酸カルシウム、
塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、臭
化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム又は各種リン酸塩など
を使用することができる。その他必要に応じて、鉄、マ
ンガン、亜鉛、コバルト、モリブデン酸などの重金属塩
を微量添加することもできる。また、発泡の激しい場合
には消泡剤として、例えば大豆油又は亜麻仁油などの植
物油、オクタデカノールなどの高級アルコール類、各種
シリコン化合物などを適宜添加してもよい。これらのも
の以外でも、該生産菌が利用し、BE−41926の生
産に役立つもの例えば 3−(N−モルホリノ)プロパ
ンスルホン酸又はホウ酸ナトリウムなど、いずれも使用
することができる。培養方法としては、一般の微生物代
謝産物の生産方法と同様に行なえばよく、固体培養でも
液体培養でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌
培養、振とう培養又は通気培養などのいずれを実施して
もよいが、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が望まし
い。培養温度は12〜39℃が適当であるが、好ましく
は 21〜28℃である。好ましい培地のpHは4〜8
の範囲で、培養時間は48 時間〜240時間、好まし
くは72時間〜192時間である。培養物から目的とす
るBE−41926を採取するには、微生物の生産する
代謝物から採取するのに通常使用される分離手段を適宜
利用することができる。BE−41926は培養濾液中
及び菌体中に存在するので、培養液又は菌体より通常の
分離手段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又は吸
着若しくは分配クロマトグラフィー法及びゲル濾過法な
どを単独又は組み合わせて行なうことにより精製でき
る。好ましい分離精製の例として次の方法が挙げられ
る。まず培養液を濾過し、得られた菌体をメタノール又
はアセトンなどの有機溶媒を用いて抽出する。菌体の粗
抽出物と培養濾液について、水ー酢酸エチル系で分配を
行ない、酢酸エチル層を留去後得られる残留物について
シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ールで溶出)などを行なうことにより、BE−4192
6を粉末若しくは固体として得ることができる。本発明
の化合物BE−41926は腫瘍細胞の増殖を阻害し、
抗腫瘍効果を発揮するが、本発明化合物を抗腫瘍剤とし
て使用する際の投与形態としては各種の形態を選択で
き、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤若しくは液
剤などの経口剤、又は例えば溶液若しくは懸濁液などの
殺菌した液状の非経口剤が挙げられる。固体の製剤は、
そのまま錠剤、カプセル剤、顆粒剤又は粉末の形態とし
て製造することもできるが、適当な添加物を使用して製
造することもできる。そのような添加物としては、例え
ば乳糖若しくはブドウ糖などの糖類、例えばトウモロコ
シ、小麦若しくは米などのデンプン類、例えばステアリ
ン酸などの脂肪酸、例えばメタケイ酸アルミン酸マグネ
シウム若しくは無水リン酸カルシウムなどの無機塩、例
えばポリビニルピロリドン若しくはポリアルキレングリ
コールなどの合成高分子、例えばステアリン酸カルシウ
ム若しくはステアリン酸マグネシウムなどの脂肪酸塩、
例えばステアリルアルコール若しくはベンジルアルコー
ルなどのアルコール類、例えばメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、エチルセルロース若しくはヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースなどの合成セルロー
ス誘導体、その他、水、ゼラチン、タルク、植物油、ア
ラビアゴムなど通常用いられる添加物が挙げられる。こ
れらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉末などの固形製
剤は一般的には0.1〜100重量%、好ましくは5〜
100重量%の有効成分を含む。液状製剤は、水、アル
コール類又は例えば大豆油、ピーナッツ油若しくはゴマ
油などの植物由来の油など液状製剤において通常用いら
れる適当な添加剤を使用し、懸濁液、シロップ剤又は注
射剤などの形態として製造される。特に、非経口的に筋
肉内注射、静脈注射又は皮下注射で投与する場合の適当
な溶剤としては、例えば注射用蒸留水、塩酸リドカイン
水溶液(筋肉注射用)、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、
エタノール、静脈内注射用液体(例えばクエン酸及びク
エン酸ナトリウムなどの水溶液)若しくは電解質溶液
(点滴静注及び静脈内注射用)など、又はこれらの混合
溶液が挙げられる。これらの注射剤はあらかじめ溶解し
たもののほか、粉末のままあるいは適当な添加剤を加え
たものを用時溶解する形態もとり得る。これらの注射液
は通常、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%
の有効成分を含む。また、経口投与の懸濁剤又はシロッ
プ剤などの液剤は、0.5〜10重量%の有効成分を含
む。本発明の化合物の実際に好ましい投与量は、使用さ
れる化合物の種類、配合された組成物の種類、適用頻度
及び治療すべき特定部位、宿主及び腫瘍によって変化す
ることに注意すべきである。例えば、1日あたりの成人
の投与量は、経口投与の場合、10〜500mgであ
り、非経口投与、好ましくは静脈注射の場合、1日あた
り、10〜100mgである。なお、投与回数は投与方
法及び症状によって異なるが、1回ないし5回である。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
プトミセス属に属すると考えられる。したがって、A4
1926株をストレプトミセス・エスピー A4192
6 (Streptomyces sp. A4192
6)と称することとした。尚、本菌株は通商産業省工業
技術院生命工学工業技術研究所に寄託されており、受託
番号はFERM P−15780である。本発明で使用
する抗腫瘍性物質BE−41926を生産する微生物の
変異株は、例えばX線若しくは紫外線などの照射処理、
例えばナイトロジェンマスタード、アザセリン、亜硝
酸、2−アミノプリン若しくはN−メチル−N’−ニト
ロ−N−ニトロソグアニジン(NTG)等の変異誘起剤
による処理、ファージ接触、形質転換、形質導入又は接
合などの通常用いられる菌種変換処理方法によりBE−
41926生産菌を変異させた微生物である。本発明の
BE−41926を製造するにあたり、BE−4192
6の生産菌株を栄養源含有培地に接種して好気的に発育
させることにより、BE−41926を含む培養物が得
られる。栄養源としては、放線菌の栄養源として公知の
ものが使用できる。例えば、炭素源としては、市販され
ているブドウ糖、麦芽糖、デンプン、庶糖、糖蜜又はデ
キストリンなどが単独又は混合物として用いられる。窒
素源としては、市販されている大豆粉、コーンステイー
プリカー、グルテンミール、肉エキス、酵母エキス、乾
燥酵母、綿実粉、ペプトン、小麦胚芽、魚粉、ミートミ
ール、脱脂米ヌカ、脱脂肉骨粉、無機アンモニウム塩又
は硝酸ナトリウムなどが単独又は混合物として用いられ
る。無機塩としては、市販されている炭酸カルシウム、
塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム、臭
化ナトリウム、ホウ酸ナトリウム又は各種リン酸塩など
を使用することができる。その他必要に応じて、鉄、マ
ンガン、亜鉛、コバルト、モリブデン酸などの重金属塩
を微量添加することもできる。また、発泡の激しい場合
には消泡剤として、例えば大豆油又は亜麻仁油などの植
物油、オクタデカノールなどの高級アルコール類、各種
シリコン化合物などを適宜添加してもよい。これらのも
の以外でも、該生産菌が利用し、BE−41926の生
産に役立つもの例えば 3−(N−モルホリノ)プロパ
ンスルホン酸又はホウ酸ナトリウムなど、いずれも使用
することができる。培養方法としては、一般の微生物代
謝産物の生産方法と同様に行なえばよく、固体培養でも
液体培養でもよい。液体培養の場合は、静置培養、攪拌
培養、振とう培養又は通気培養などのいずれを実施して
もよいが、特に振盪培養又は深部通気攪拌培養が望まし
い。培養温度は12〜39℃が適当であるが、好ましく
は 21〜28℃である。好ましい培地のpHは4〜8
の範囲で、培養時間は48 時間〜240時間、好まし
くは72時間〜192時間である。培養物から目的とす
るBE−41926を採取するには、微生物の生産する
代謝物から採取するのに通常使用される分離手段を適宜
利用することができる。BE−41926は培養濾液中
及び菌体中に存在するので、培養液又は菌体より通常の
分離手段、例えば溶媒抽出法、イオン交換樹脂法又は吸
着若しくは分配クロマトグラフィー法及びゲル濾過法な
どを単独又は組み合わせて行なうことにより精製でき
る。好ましい分離精製の例として次の方法が挙げられ
る。まず培養液を濾過し、得られた菌体をメタノール又
はアセトンなどの有機溶媒を用いて抽出する。菌体の粗
抽出物と培養濾液について、水ー酢酸エチル系で分配を
行ない、酢酸エチル層を留去後得られる残留物について
シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ールで溶出)などを行なうことにより、BE−4192
6を粉末若しくは固体として得ることができる。本発明
の化合物BE−41926は腫瘍細胞の増殖を阻害し、
抗腫瘍効果を発揮するが、本発明化合物を抗腫瘍剤とし
て使用する際の投与形態としては各種の形態を選択で
き、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤若しくは液
剤などの経口剤、又は例えば溶液若しくは懸濁液などの
殺菌した液状の非経口剤が挙げられる。固体の製剤は、
そのまま錠剤、カプセル剤、顆粒剤又は粉末の形態とし
て製造することもできるが、適当な添加物を使用して製
造することもできる。そのような添加物としては、例え
ば乳糖若しくはブドウ糖などの糖類、例えばトウモロコ
シ、小麦若しくは米などのデンプン類、例えばステアリ
ン酸などの脂肪酸、例えばメタケイ酸アルミン酸マグネ
シウム若しくは無水リン酸カルシウムなどの無機塩、例
えばポリビニルピロリドン若しくはポリアルキレングリ
コールなどの合成高分子、例えばステアリン酸カルシウ
ム若しくはステアリン酸マグネシウムなどの脂肪酸塩、
例えばステアリルアルコール若しくはベンジルアルコー
ルなどのアルコール類、例えばメチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、エチルセルロース若しくはヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースなどの合成セルロー
ス誘導体、その他、水、ゼラチン、タルク、植物油、ア
ラビアゴムなど通常用いられる添加物が挙げられる。こ
れらの錠剤、カプセル剤、顆粒剤及び粉末などの固形製
剤は一般的には0.1〜100重量%、好ましくは5〜
100重量%の有効成分を含む。液状製剤は、水、アル
コール類又は例えば大豆油、ピーナッツ油若しくはゴマ
油などの植物由来の油など液状製剤において通常用いら
れる適当な添加剤を使用し、懸濁液、シロップ剤又は注
射剤などの形態として製造される。特に、非経口的に筋
肉内注射、静脈注射又は皮下注射で投与する場合の適当
な溶剤としては、例えば注射用蒸留水、塩酸リドカイン
水溶液(筋肉注射用)、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、
エタノール、静脈内注射用液体(例えばクエン酸及びク
エン酸ナトリウムなどの水溶液)若しくは電解質溶液
(点滴静注及び静脈内注射用)など、又はこれらの混合
溶液が挙げられる。これらの注射剤はあらかじめ溶解し
たもののほか、粉末のままあるいは適当な添加剤を加え
たものを用時溶解する形態もとり得る。これらの注射液
は通常、0.1〜10重量%、好ましくは1〜5重量%
の有効成分を含む。また、経口投与の懸濁剤又はシロッ
プ剤などの液剤は、0.5〜10重量%の有効成分を含
む。本発明の化合物の実際に好ましい投与量は、使用さ
れる化合物の種類、配合された組成物の種類、適用頻度
及び治療すべき特定部位、宿主及び腫瘍によって変化す
ることに注意すべきである。例えば、1日あたりの成人
の投与量は、経口投与の場合、10〜500mgであ
り、非経口投与、好ましくは静脈注射の場合、1日あた
り、10〜100mgである。なお、投与回数は投与方
法及び症状によって異なるが、1回ないし5回である。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【0009】
【0010】
実施例1 BE−41926の製造法 斜面軟寒天培地に接種した放線菌A41926株をグル
コース0.1%、デキストリン2%、魚粉0.5%、コ
ーングルテンミール1%、酵母エキス0.1%、硫酸マ
グネシウム0.05%、塩化ナトリウム0.1%、塩化
カルシウム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩
化第二銅0.00004%、塩化マンガン0.0000
4%、塩化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.0
0008%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、及び
モリブデン酸ナトリウム0.00024%からなる培地
(pH7.0)110mlを含む500ml 容の三角
フラスコ3本に接種し、28℃で48時間、回転振盪機
(毎分180 回転)上で培養した。この培養液を2m
lずつ上記の培地110mlを含む 500ml容の三
角フラスコ100本に接種し28℃で168時間、回転
振盪機(毎分180回転)上で培養した。このようにし
て得られた培養液(約10L)から濾過により菌体を分
離し、メタノール5Lを加え、数時間攪拌後、菌体を濾
去し、メタノール抽出液を得た。この抽出液のメタノー
ルを減圧下に留去し、残渣に脱イオン水1.4Lを加
え、酢酸エチル3Lを加えて溶剤抽出を行なった。また
培養濾液に酢酸エチル10Lを加えて抽出した。菌体及
び濾液の酢酸エチル抽出液を減圧下に濃縮し、残留物を
シリカゲルのクロマト塔(2.4φx28cm)にか
け、メタノール/クロロホルムの混合溶媒(30:1)
で溶出した。溶出した活性画分を減圧下に濃縮乾固し、
BE−41926を含む粗精製物340mgを得た。次
いで、セファデックスLH−20(3φx65cm)の
クロマトグラフィー用カラムにかけ、メタノールで溶出
した。目的の分画を減圧下に濃縮し、低温下(4℃、2
日間)で結晶化を行ない、暗褐色のBE−41926を
89mg得た。以下に本発明の化合物の製剤例を示す
が、本発明の化合物の製剤は本製剤例に限定されるもの
ではない。 製剤例1 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177μmの大きさの顆粒剤とし
た。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
コース0.1%、デキストリン2%、魚粉0.5%、コ
ーングルテンミール1%、酵母エキス0.1%、硫酸マ
グネシウム0.05%、塩化ナトリウム0.1%、塩化
カルシウム0.05%、硫酸第一鉄0.0002%、塩
化第二銅0.00004%、塩化マンガン0.0000
4%、塩化コバルト0.00004%、硫酸亜鉛0.0
0008%、ホウ酸ナトリウム0.00008%、及び
モリブデン酸ナトリウム0.00024%からなる培地
(pH7.0)110mlを含む500ml 容の三角
フラスコ3本に接種し、28℃で48時間、回転振盪機
(毎分180 回転)上で培養した。この培養液を2m
lずつ上記の培地110mlを含む 500ml容の三
角フラスコ100本に接種し28℃で168時間、回転
振盪機(毎分180回転)上で培養した。このようにし
て得られた培養液(約10L)から濾過により菌体を分
離し、メタノール5Lを加え、数時間攪拌後、菌体を濾
去し、メタノール抽出液を得た。この抽出液のメタノー
ルを減圧下に留去し、残渣に脱イオン水1.4Lを加
え、酢酸エチル3Lを加えて溶剤抽出を行なった。また
培養濾液に酢酸エチル10Lを加えて抽出した。菌体及
び濾液の酢酸エチル抽出液を減圧下に濃縮し、残留物を
シリカゲルのクロマト塔(2.4φx28cm)にか
け、メタノール/クロロホルムの混合溶媒(30:1)
で溶出した。溶出した活性画分を減圧下に濃縮乾固し、
BE−41926を含む粗精製物340mgを得た。次
いで、セファデックスLH−20(3φx65cm)の
クロマトグラフィー用カラムにかけ、メタノールで溶出
した。目的の分画を減圧下に濃縮し、低温下(4℃、2
日間)で結晶化を行ない、暗褐色のBE−41926を
89mg得た。以下に本発明の化合物の製剤例を示す
が、本発明の化合物の製剤は本製剤例に限定されるもの
ではない。 製剤例1 を均一に混合して、350μm以下の粉末状又は細粒状
の散剤とする。この散剤をカプセル容器に入れカプセル
剤とした。 製剤例2 を均一に混合した後、破砕造粒して乾燥し、次いで篩別
して直径1410〜177μmの大きさの顆粒剤とし
た。 製剤例3 製剤例2と同様の方法で顆粒剤を作製した後、この顆粒
剤96部に対してステアリン酸カルシウム3部を加えて
圧縮成形し直径10mmの錠剤を作製した。 製剤例4 製剤例2の方法で得られた顆粒剤90部に対して結晶性
セルロース10部及びステアリン酸カルシウム3部を加
えて圧縮成形し、直径8mmの錠剤とした後、これにシ
ロップゼラチン、沈降性炭酸カルシウム混合懸濁液を加
えて糖衣錠を作製した。
【0011】
【発明の効果】本発明に記載するBE−41926は、
マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効果を
示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用であ
る。
マウス及びヒトの腫瘍細胞に対して強い増殖抑制効果を
示すことから、医薬の分野で癌の治療剤として有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長嶋 正生 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 小尻 勝久 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内 (72)発明者 須田 寛之 茨城県つくば市大久保3番地 萬有製薬株 式会社つくば研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】構造式[I] 【化1】 で表される化合物。
- 【請求項2】構造式[I]で表される請求項1記載の化
合物を産生する能力を有する微生物又はその変異株を培
養し、構造式[I]で表される化合物を採取することを
特徴とする、構造式[I]で表される化合物の製造法。 - 【請求項3】微生物又はその変異株がストレプトミセス
・エスピー(Streptomyces sp.)であ
る請求項2記載の製造法。 - 【請求項4】微生物がストレプトミセス・エスピー A
41926(Streptomyces sp. A4
1926)又はその変異株である請求項2記載の製造
法。 - 【請求項5】請求項1記載の化合物を産生する能力を有
するストレプトミセス・エスピー(Streptomy
ces sp.)又はその変異株。 - 【請求項6】ストレプトミセス・エスピー A4192
6(Streptomyces sp. A4192
6)又はその変異株。 - 【請求項7】構造式[I]で表される請求項1記載の化
合物を有効成分として含有することを特徴とする抗腫瘍
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35186696A JPH10168054A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 抗腫瘍性物質be−41926 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35186696A JPH10168054A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 抗腫瘍性物質be−41926 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10168054A true JPH10168054A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18420154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35186696A Pending JPH10168054A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 抗腫瘍性物質be−41926 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10168054A (ja) |
-
1996
- 1996-12-11 JP JP35186696A patent/JPH10168054A/ja active Pending
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