JPH11227417A - 床走行用タイヤカバー - Google Patents

床走行用タイヤカバー

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JPH11227417A
JPH11227417A JP10036316A JP3631698A JPH11227417A JP H11227417 A JPH11227417 A JP H11227417A JP 10036316 A JP10036316 A JP 10036316A JP 3631698 A JP3631698 A JP 3631698A JP H11227417 A JPH11227417 A JP H11227417A
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JP
Japan
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tire
tire cover
floor
wire
main body
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JP10036316A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kunii
和男 國井
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Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面走行用タイヤカバーに対して、網状パタ
ーンの変形性を維持しつつ、ブロックパターンが大きな
タイヤに対して装着した場合においても、タイヤの外周
面と、床面との間を確実に非接触状態に維持し得る機能
を具備せしめる。 【解決手段】 略網状のパターンに組んだタイヤカバ
ー本体1を車両用タイヤCの外周に巻回装着し、タイヤ
Cの外周面と、床面との間を非接触状態に維持する床走
行用タイヤカバーであって、前記タイヤカバー本体1を
構成する線材1’の裏面側に、同線材1’の側部に沿っ
て同線材1’の幅を増大せしめる側片5を延出形成して
成るものであり、上記側片により線材1’の実質的な幅
を広げることにより、同線材1’がタイヤCのブロック
の溝に落ち込むのを防止して、網目からタイヤCのブロ
ックが突出するのを回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、倉庫や工場屋内
等の床面を車両にて走行する際に、車両のタイヤに装着
するタイヤカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倉庫や工場屋内の床面、さらには
室内競技場の床面等、汚れを嫌う床面の上を作業車両等
で移動する際には、出来るだけ低速にて走行することに
より、床面にタイヤのスリップ跡や傷が付くのを回避し
ている。しかし、実際には、発進時や停止時、旋回時等
において、床面に多少なりともタイヤのスリップ跡が付
いたり、タイヤ溝に入り込んだ小石等によりすり傷が付
いてしまうことは避けられない。尚、上記した作業車両
とは、例えば高所作業用車両や大型なRV車両等のこと
である。特に高所作業用車両のタイヤは重量の嵩むソリ
ッドタイヤであり、タイヤ外周面に凹設するタイヤパタ
ーンの溝の深く幅も広いものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記した如き事
情から、特願昭61−234473号のように、構内を
走行する専用のタイヤが開発されている。上記した構内
車両用のタイヤは、タイヤを構成するゴム組成物からカ
ーボンブラックを取り除くことにより、走行時にタイヤ
のスリップ跡が付くのを回避するものである。
【0004】しかし、構内専用に使用する作業車両であ
れば、上記した構内専用タイヤを装着したままでもよい
が、通常時に、屋外の路上等で作業する作業車両を、一
時的に構内で使用する場合には、やむなく通常のタイヤ
のままで構内に進入するか、若しくは、ゴムマット等を
移動経路に敷きつめたり、通常のタイヤから構内専用タ
イヤに履き替える等の必要があり、大変面倒であった。
また、構内専用のタイヤを装着している状態からいった
ん屋外の道路に出て走行する必要がある場合は、構内専
用のタイヤから通常のタイヤに履き替える必要があり、
これもまた面倒であった。
【0005】そこで、本願出願人は、上記した事情鑑
み、通常のタイヤの外周面にスリップ跡を生じないタイ
ヤカバーを巻回装着することにより、装着が簡単で、且
つ走行中におけるタイヤのスリップ跡や擦り傷等から床
面を保護する床走行用のタイヤカバーを提案した(特願
平9−224917号)。また、上記タイヤカバーは構
内専用のタイヤを装着している状態からいったん屋外の
道路に出て走行する必要のある場合に、上記した構内専
用のタイヤに装着することにより、構内専用タイヤを地
面と接触させることなく走行することもできるので大変
便利である。
【0006】図7乃至図9にて示すように、上記した床
走行用タイヤカバー100は、ゴムから成る線材10
1’を網目状パターンに組んで外形略帯形のタイヤカバ
ー本体101を成形してある。このタイヤカバー本体1
01を構成するゴム材は、スリップ跡の原因となるカー
ボンブラックを排除し、明るいグレー等の目立たない色
に着色したゴム材から成形し、仮にスリップ跡が付いた
場合にもその跡が目立たないような配慮がなされてい
る。
【0007】上記タイヤカバー本体101の両側部に
は、略くの字形に形成した掛止部102,103を本体
101の長さ方向に定間隔をおいて突出形成し、このタ
イヤ内側の各掛止部102に沿って締め付けロープ10
4を取付固定すると共に、タイヤ外側の各掛止部103
にはゴムバンドdを掛止する掛止金具105をかしめ固
定してある。
【0008】上記した如く構成した床走行用タイヤカバ
ー100をタイヤCに装着する際には、タイヤカバー本
体1をタイヤCの外周に巻回した後、同本体1の内側縁
の各掛止部102に沿って設けた締め付けロープ104
両端部の接続具104a,104b同士を接続すること
により上記締め付けロープ104によりタイヤカバー本
体1の内側縁の締め付けを行う。次いで、上記タイヤカ
バー本体1外側縁に沿って設けた各掛止部103に取付
固定した各掛止金具105に輪状のゴムバンドdを引き
伸ばしながら掛止することにより、図7にて示すように
装着する。
【0009】ところで、上記した床走行用タイヤカバー
100は、上記したように装着することにより、車両の
走行中において、上記タイヤCの外周面と、床面Bとの
間を非接触状態に維持することにより、タイヤのスリッ
プ跡が床面に着かないように構成したものであり、殆ど
のタイヤに有効である。
【0010】しかし、前記したような高所作業用車両の
タイヤや大型RV車用のタイヤのように、ブロックパタ
ーンが大きく、ブロック同士の間の溝が広く深いものに
対して装着すると、図7及び図8にて示すように、網状
パターンを構成する線材101’がブロック間の溝に落
ち込んでしまい、特にタイヤCのショルダー部分におい
て網目からタイヤCのブロックの一部が突出する状態と
なる。上記したようにタイヤカバー本体1の網目からタ
イヤCのブロックの一部が突出してしまうと、走行中の
車両が急旋回した場合等に、上記したように網目から突
出するブロックの一部が床面に接触してスリップ跡や擦
り傷等を付けてしまう可能性があった。
【0011】また、上記したような不具合を回避するた
めに、上記した如き網状パターンのタイヤカバーではな
く、網目の全くない帯板状のタイヤカバーによりタイヤ
をカバーすることも考えられるが、網目のない帯板状の
タイヤカバーは、タイヤ外周の曲面に対応して変形して
密着する性質が大幅に低下するので、装着性が悪くな
り、また、タイヤ外周面とタイヤカバーとの間に部分的
な浮き上がりを生じることになって、走行中に振動や騒
音を発生する原因となる。
【0012】本発明の目的は、上記した如き床面走行用
タイヤカバーに対して、網状パターンの変形性(タイヤ
に対する密着性)を維持しつつ、ブロックパターンが大
きなタイヤに対して装着した場合においても、タイヤの
外周面と、床面との間を確実に非接触状態に維持し得る
機能を具備せしめることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の床走行用タイヤカバーは、ゴム若しく
は合成樹脂からなる線材を略網状のパターンに構成し
て、外形略帯形状のタイヤカバー本体を成形し、該タイ
ヤカバー本体を車両用タイヤの外周に巻回装着し、車両
の走行中において、上記タイヤの外周面と、床面との間
を非接触状態に維持する床走行用タイヤカバーであっ
て、前記タイヤカバー本体を構成する線材の裏面側の側
部に沿って同線材の幅を増大せしめる略薄板状の側片を
形成して成るものである。
【0014】上記した手段によれば、タイヤカバー本体
はゴム若しくは合成樹脂からなる線材を網目状のパター
ンに構成することにより、車両用タイヤの外周に巻回装
着する略帯形状の外形に成形される。上記タイヤカバー
本体は、タイヤの外周に巻回装着するとにより、走行中
において、タイヤ外周面と床面とが直接接触するのを回
避する。また、上記タイヤカバー本体を構成する線材の
裏面側には、同線材の側部に沿って略薄板状の側片を形
成してあり、該側片により上記線材の実質的な幅が増大
される。
【0015】上記側片は、タイヤカバー本体を構成する
線材の裏面側の側部に沿って同線材の幅を広げるように
形成される。よって、上記床走行用タイヤカバーをタイ
ヤの外周に巻回装着状態においては、タイヤカバー本体
を構成する線材の裏面側は、側部に形成した側片の分だ
け幅が広くなった状態となり、且つ、同線材は、上記側
片の表側に突出した状態となる。よって、上記タイヤカ
バーの装着状態においては、上記線材が当接するタイヤ
外周面においてブロックパターンの溝の上に上記側片が
架け渡された状態となり、この側片の保持力により網目
を構成する線材がタイヤ外周のブロックパターンの溝部
分に落ち込むことが防止される。
【0016】また、上記した側片は、網状パターンのタ
イヤカバー本体を構成する線材の側部に沿って薄板状に
延出形成してあるので、タイヤカバーをタイヤの外周面
に巻回装着した場合において、網目の変形に伴って上記
側片も変形し、タイヤ外周面に対して自然に密着する。
【0017】上記床面走行タイヤカバーは、タイヤカバ
ー本体を床面と同系色のゴム若しくは合成樹脂により構
成するとよい。この場合、仮にタイヤカバーの素材が床
面にスリップ跡として付着したとしても、同系色のた
め、床面の色彩と同化して目立たない状態となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図1乃至図5は床走行用タイヤカバ
ーを示している。上記した床走行用タイヤカバーAは、
例えば倉庫や工場内等の床面Bを走行する際に、屋外用
タイヤCの外周に巻回装着して床面Bを保護するもので
あり、タイヤCの外周に巻回するように略帯形に構成し
たタイヤカバー本体1の内側に沿って締付ロープ2を付
設し、この締付ロープ2の両端に、接続バックル4a,
4bを取付けてある。
【0019】上記タイヤカバー本体1は、ゴム材の内部
に合成繊維やワイヤー,グラスファイバー等の高張力性
芯材1aを内設してなる線材1’を、図示する如き網状
のパターンに組んで一体成形することにより、タイヤC
外周に巻回装着せしめる帯状体として構成し、その内側
部分及び外側部分に沿って、略山形に突出する掛止部1
b及び1cを一定の間隔にて突出形成してある。尚、本
実施例の場合、上記した如く網状パターンに構成したタ
イヤカバー本体1の一個一個の網目は略菱形に形成して
ある。
【0020】上記タイヤカバー本体1のタイヤ内側に定
間隔をおいて設けた各掛止部1bに沿っては、高張力繊
維の繊維束にゴム被覆して成る締め付けロープ2を沿設
し、各掛止部1bに対して止着金具3aを介してかしめ
固定してある。また、上記締め付けロープ2の両端部に
は同締め付けロープ2の両端部を着脱可能に接続する接
続バックル4a,4bを付設してある。また、上記タイ
ヤカバー本体1のタイヤ外側に設けた各掛止部1cに
は、後述するゴムバンドdを掛止する掛止金具3bをか
しめ固定してある。尚、上記した各掛止金具3a,3b
を、タイヤカバー本体1の内外両掛止部1b,1cの先
端部に各々かしめ固定する際には、同掛止部1b,1c
の内側に沿って一体形成される側片5に挿通せしめる形
でかしめ固定する。尚、側片5については後で詳しく説
明する。
【0021】上記締付ロープ2の両端を連結する接続バ
ックルは締付ロープ2の一端に取付ける4aと、同ロー
プ2の他端に取付ける4bとから成り、高強度の合成樹
脂若しくは金属材にて形成する。
【0022】一方の接続バックル4aは、掛止部42付
きのフック41を突出形成してあり、上記フック41を
他方の接続バックル4bの挿入孔45に挿入して掛止部
42を掛止することにより、両バックル4a,4bをロ
ックした状態にて接続する。また、接続した両バックル
4a,4bを分離させるには、接続バックル4bに開設
した開口46に覗く接続バックル4bのフック41先端
を押して弾性変形させる。これにより、上記掛止部42
の掛止が解除され、両バックル4a,4bを分離するこ
とができる。
【0023】上記タイヤカバー本体1を構成するゴム材
は、スリップ跡の起因であるカーボンブラックを排除し
た配合であり、以下に本実施例に使用した配合例を示
す。 天然ゴム 30(重量部) SBR 45 BR 25 含水ケイ酸 45 顔料系 5 尚、タイヤカバー本体の色は、どのような色に着色して
もよいが、スリップ跡を目立たなくする意味では走行す
る床面Bと同系色が好ましい。倉庫や工場の床面の場
合、グレー系の色を用いる場合が多いので、タイヤカバ
ー本体はグレー系の色に着色すると多くの現場に対応で
きる。
【0024】上記した如く網状パ−ターンに構成したタ
イヤカバー本体1は、網状パターンを構成する各線材
1’の裏面側の両側部に沿って略薄板状の側片5を延出
形成してある(図1,図3)。上記側片5は、タイヤカ
バー本体1の網目を構成する線材1’の幅を実質的に広
く維持するためのものであって、略菱形の網目を構成す
る各線材1’の裏面側の両側部に沿って略一定の幅にて
一体成形してある。
【0025】上記側片5は、例えば2mm程度の肉厚
で、且つ線材1’の幅と略同じ程度の幅を有する薄板状
部材であり、線材1’裏面側の両側面から外側に延出す
る形で一体形成してある。また、上記側片5の裏面は線
材1’の裏面と面一状態としてある。上記側片5は線材
1’を挟んで両側部に設けられるため、同線材1’が構
成する網状パターンを略3倍に太くしたパターンにて形
成され、線材1’は上記側片5の中央に沿って突出した
形態となる。即ち、上記側片5の断面は略凸型となる
(図3)。
【0026】また、上記側片5を設けたタイヤカバー本
体1の表面は、線材1’により構成される略菱形の網目
の内側に沿って上記側片5による菱形の薄板状部が形成
され、さらに該側片5の内側に菱形の開口部10が形成
される形態となる(図1,3)。尚、上記した側片の肉
厚や幅は任意に変更してもよい。また、上記タイヤカバ
ー本体1の網目は菱形だけではなく、同本体1の内外両
側縁部に沿っては略三角形の網目も部分的に形成され
る。また、本願出願人は、多くの試作と試験を繰り返し
た結果、図6にて示すように、タイヤCの溝の幅をb,
タイヤカバー本体1の線材1’の幅をa,側片5の厚さ
をtとした場合、 a+(2t)> b の関係を維持す
ることにより、タイヤCの溝内にタイヤカバー本体1の
線材1’が落ち込むのを確実に防止し得ることを確認す
ることができた。尚、本実施例の場合、上記a=12m
m,b=18mm,c=5mm,t=4mmに設定して
ある。しかし、上記した各数値はこれに限定するもので
はなく、任意に変更してもよい。
【0027】上記した如く構成した床走行用タイヤカバ
ーAをタイヤCに装着する際には、タイヤカバー本体1
をタイヤCの外周に巻回し、締め付けロープ2両端の接
続バックル4a,4bを接続する。そして、タイヤカバ
ー本体1の一端部外側の掛止部1c’に固着したフック
金具6を、同タイヤカバー本体1他端の掛止部1c’’
に掛止する。その後、タイヤカバー本体1の外側に沿っ
て設けた各掛止金具3bにゴムバンドdを順次掛止して
タイヤC外周に巻回したタイヤカバー本体1をタイヤC
外周面に対して圧着する(図4)。
【0028】尚、上記したように、側片5を設けたタイ
ヤカバー本体1は、側片を設けずに線材1’だけによっ
て構成したタイヤカバー本体と比較すると変形性は若干
低下する。しかし、上記側片5は、線材1’に沿って薄
板状に形成してあるので、線材1’が構成する網目の変
形に伴って上記側片5も柔軟に変形する。よって、タイ
ヤカバーAをタイヤCの外周に巻回装着する際に、若干
の抵抗を感じるものの、タイヤカバー本体1を構成する
各網目は柔軟に変形してタイヤCの外周面に密着するの
で、タイヤCに対する装着に支障を来たすことはなく、
また、装着作業の作業性も良好である。
【0029】上記した如くタイヤCの外周に巻回装着し
た床走行用タイヤカバーAは、走行中において、タイヤ
C外周面に代わって床面Bと接触し、タイヤCの外周面
が床面Bに対して直接接触するのを回避する(図5)。
【0030】また、網状パターンのタイヤカバー本体1
を構成する線材1’は、上記側片5により幅を広げたよ
うに形成されるため、タイヤカバーAをタイヤCの外周
に巻回して装着状態において、各網目を構成する線材
1’の裏面側は、幅広状の帯形状となる。よって、装着
状態において、上記線材1’は側片5と共にタイヤ外周
面に密着し、ブロックパターンの溝の上では、同溝を挟
むブロック間に架け渡される状態で被着し、幅の広い側
片5の保持力により線材1’がブロックパターンの溝部
分に落ち込むことを防止し得ると共に、同線材1’は安
定した状態にてタイヤCの外周面に密着する(図5)。
その結果、タイヤカバー本体1の網状パターンを構成す
る線材1’がブロック間の溝に落ち込んで、網目からブ
ロックが突出する状態を回避することができる。
【0031】作業の終了後において、タイヤCに装着し
た床走行用タイヤカバーAを外す際には、タイヤカバー
本体1外側の各掛止金具3bに沿って掛止したゴムバン
ドdを順次引き伸ばして取り外し、フック金具6及び接
続具4a,4bの接続を外すことによりタイヤCの外周
から取り外すことができる。また、上記タイヤカバー本
体1は、薄目のグレーに着色してあるので、作業中にお
いてタイヤカバー本体1のスリップ跡が床面Bに付着し
た場合にも、タイヤCのスリップ跡のように黒く目立つ
ことがなく、殆ど分からない状態となる。尚、上記タイ
ヤカバーAは、屋外の通常の道路を走行するタイヤCに
装着して構内を走行する使用方法の他に、構内専用のタ
イヤを装着している状態からいったん屋外の道路に出て
走行する必要のある場合にも使用することができる。こ
の場合、構内専用のタイヤに上記した場合と同様にタイ
ヤカバーA装着することにより、構内専用タイヤを地面
に接触させることなく屋外の道路を走行することができ
るので、構内専用のタイヤに傷や汚れが着くのを防止す
ることができる。尚、上記したようにタイヤカバーAを
装着して屋外の道路を走行した後には、次ぎに屋内で使
用する際に供えてタイヤカバーAを綺麗に清掃し、汚れ
や小さな砂利等を落としておく必要がある。
【0032】上記実施例の床走行用タイヤカバーAは、
線材1’の両側に沿って側片5を形成したが、上記側片
は、線材の一側だけに形成してもよい(図示せず)。こ
の場合、上記実施例のものと比較すると、線材の落ち込
み防止効果は若干低下するが、タイヤカバー本体の重量
を軽減すると共に、変形性を向上せしめることができ
る。また、上記実施例においては、タイヤカバー本体1
を構成する全ての網目の線材1’に沿って側片5を形成
したが、上記側片は部分的に省略してもよい。線材の落
ち込みが生じる可能性の少ない部分、例えばタイヤCの
トレッド面の中央部に沿う部分の網目等は側片を省略し
てもよい。無論、側片を形成する位置と省略する位置と
はタイヤのブロックパターンのタイプに対応して設定す
ることになる。
【0033】尚、上記実施例におけるタイヤカバー本体
1は、略菱形の網目を連続した網目パターンにて構成し
たが、同タイヤカバー本体1は、タイヤCの外周面と床
面Bとの間を非接触状態に保てるものであれば、どのよ
うな網目パターンであってもよく、網目の形状や、大き
さ、線材の太さ、肉厚等は任意に変更してもよい。
【0034】上記タイヤカバー本体1は、ゴム材の内部
に高張力性芯材1aを内設して線材の補強を行った。し
かし、上記タイヤカバーを装着した状態での走行は、床
面Bをゆっくりと移動する程度であるから、タイヤカバ
ー本体1の強度には余裕がある。よって、上記高張力性
芯材1aは、本数を削減したり、若しくは省略すること
もできる。また、上記タイヤカバー本体1は、アラミド
繊維等の短繊維を混入して引っ張り強度を向せしめたゴ
ム材を帯板状に打ち抜き成形した後、上記したタイヤカ
バー本体と同様な形状に成形してもよい。また、上記ゴ
ム材はアラミド繊維を混入しないゴム素材をそのまま使
用してもよく、強度的にも問題なく使用できる。さら
に、上記タイヤカバー本体は、ゴム材以外にも、ウレタ
ン、PVC等の合成樹脂材等、スリップ跡の付きにくい
素材を用いて構成してもよい。
【0035】尚、上記床走行用タイヤカバーAは、側片
5を線材1’と一体成形したが、上記側片は、タイヤカ
バー本体とは別体に構成した後、上記タイヤカバー本体
の裏面に接着してもよい。この場合、上記側片は薄板状
のゴム若しくは合成樹脂部材を幅広状の網状パターンと
して打ち抜き成形し、その上に、線材1’を網状に組ん
で成形したタイヤカバー本体を載置して接着することに
より構成する。また、この場合、タイヤカバー本体と側
片とが同一な材質により構成されている必要はなく、タ
イヤカバー本体とは異なる材質を用いて薄板状部材を構
成してもよい。上記実施例においては、タイヤカバー本
体1を1本の帯状に形成したが、同タイヤカバー本体
は、複数の本体部材に分割し、これら本体部材同士を連
結して1本の帯状に構成しても良い(図示せず)。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床走行用
タイヤカバーは、線材を略網状のパターンに組んでタイ
ヤカバー本体を成形し、該タイヤカバー本体を構成する
線材の裏面側の側部に沿って、同線材の幅を増大せしめ
る略薄板状の側片を形成して成るものであるから、上記
タイヤカバー本体をタイヤの外周に巻回装着することに
より、走行中においてタイヤ外周面と床面とが直接に接
触するのを回避し、タイヤのスリップ跡が床面に付着す
るのを防止することができる。
【0037】また、上記タイヤカバー本体を構成する線
材の裏面側の側部に沿って側片を形成してあるため、上
記線材の裏面側は上記側片の分だけ幅が広くなった状態
となる。よって、タイヤカバーの装着状態において、上
記線材が当接するタイヤ外周面のブロックパターンの溝
の上に、幅広い側片が架け渡された状態となり、この側
片の保持力により、網目を構成する線材がタイヤ外周の
ブロックパターンの溝部分に落ち込むのを確実に防止す
ることができる。したがって、本願の床走行用タイヤカ
バーは、特殊車両や大型RV車用のタイヤのように、ブ
ロックパターンが大きく且つ溝の幅の広いタイヤに装着
した場合でも、上記した如く線材の落ち込みを回避し
て、上記タイヤカバー本体の網目からタイヤのブロック
が突出するのを効果的に防止し、ブロックの突出による
タイヤ跡の付着現象を確実に回避することができる。
【0038】また、上記側片は、網状パターンのタイヤ
カバー本体を構成する線材の側部に沿って薄板状に形成
したものであるから、線材が構成する網目の変形に伴っ
て上記側片も柔軟に変形し得る。よって、側片により上
記した如き線材の落ち込みを回避しつつ、装着時におけ
るタイヤカバー本体の変形性(タイヤに対する密着性)
や、装着作業の作業性を良好に維持することができる。
【0039】請求項2記載の床走行用タイヤカバーのよ
うに、上記タイヤカバーを、床面と同系色の素材にて構
成したものにおいては、不注意により、床面にタイヤカ
バーのスリップ跡が付着したとしても、そのスリップ跡
は床面と同系色となるため、床面の色彩と同化し、殆ど
目立たない状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施した床走行用タイヤカバーを一
部切欠して示す正面図。
【図2】 図1におけるII-II 線断面図。
【図3】 図1におけるIII-III 線断面図。
【図4】 タイヤに巻回装着したタイヤカバーを示す斜
視図。
【図5】 タイヤに装着したタイヤカバーの接地部を示
す縦断面図。
【図6】 タイヤ外周の溝とタイヤカバー本体の断面寸
法との関係を示す縦断面図。
【図7】 タイヤに巻回装着した従来のタイヤカバーを
示す斜視図。
【図8】 タイヤに装着した従来のタイヤカバーの接地
部を示す縦断面図。
【図9】 タイヤカバーを一部切欠して示す正面図。
【符号の説明】
A・・・床走行用タイヤカバー B・・・床面 C・・・タイヤ 1・・・タイヤカバー本体 1’・・・線材 5・・・側片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム若しくは合成樹脂からなる線材を
    略網状のパターンに構成して、外形略帯形状のタイヤカ
    バー本体を成形し、該タイヤカバー本体を車両用タイヤ
    の外周に巻回装着し、車両の走行中において、上記タイ
    ヤの外周面と、床面との間を非接触状態に維持する床走
    行用タイヤカバーであって、前記タイヤカバー本体を構
    成する線材の裏面側の側部に沿って同線材の幅を増大せ
    しめる略薄板状の側片を形成して成る床走行用タイヤカ
    バー。
  2. 【請求項2】 上記タイヤカバー本体を床面と同系色
    のゴム若しくは合成樹脂により構成した請求項1記載の
    床走行用タイヤカバー。
JP10036316A 1998-02-18 1998-02-18 床走行用タイヤカバー Pending JPH11227417A (ja)

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