JPH11228526A - ペプチド誘導体及びその薬学的に許容される塩、その製造方法及びその用途 - Google Patents
ペプチド誘導体及びその薬学的に許容される塩、その製造方法及びその用途Info
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- JPH11228526A JPH11228526A JP10038730A JP3873098A JPH11228526A JP H11228526 A JPH11228526 A JP H11228526A JP 10038730 A JP10038730 A JP 10038730A JP 3873098 A JP3873098 A JP 3873098A JP H11228526 A JPH11228526 A JP H11228526A
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Abstract
活性を選択的に阻害することにより、歯周病疾患の予防
剤及び治療剤等として有用な新規化合物を提供するこ
と。 【解決手段】一般式 【化1】 (式中、Xは−CHOH−又は−CO−を示し、A1及
びA2は同一又は相異なってリジル基又はヒスチジル基
を示す。R1は水素原子又はニトロ基を示し、R2は置換
オキシカルボニル基を示し、R3は−OR4又は−NR5
R6を示す。R4、R5又はR6は、同一又は異なってそれ
ぞれ低級アルキル基を示す。)で表されるペプチド誘導
体及びその薬学的に許容される塩、その製造方法及びそ
の用途。
Description
導体及びその薬学的に許容される塩、その製造方法及び
その用途に関する。
よって惹起される一種の感染症と考えられている。その
中でも特に、グラム陰性嫌気性桿菌のポルフィロモナス
・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis、以下
「P.ジンジバリス」と略す。)が成人性歯周炎や急速
進行性歯周炎において最も重要な病因菌であることが明
らかにされている(J. Clin. Periodontol., 15, 85-93,
1988、同316-323, 1988、J.Dent. Res.,63, 441-451,
1984)。近年、そのP.ジンジバリスが産生するプロテ
アーゼ群がその機能、即ちコラーゲンをはじめとする歯
周組織成分や生体防御系に関与する血清蛋白質を分解す
ることが知られ、病原性と深く関係していることが明ら
かにされている(Greiner D.,Mayrand D.:Biology of th
e Species Porphyromonas gingivalis, Edited by Shah
H. N., Mayrand D. and Genco R. J.,pp227-243, CRC
Press, Boca Raton, Ann Arbor, London, Tokyo, 199
3)。このP.ジンジバリスが産生するトリプシン様プロ
テアーゼ活性を有する蛋白質分解酵素であるアルグ−ジ
ンジパイン(Arg-gingipain、以下「RGP」と略
す。)も好中球障害活性や歯周組織の主要成分であるコ
ラーゲンを分解することが知られ、菌の定着、歯周炎の
発現や歯周組織の破壊に関与するものと考えられている
(山本,日薬理誌,105,345〜355(199
5))。
菌の成育を阻害するような薬剤、例えばシクロヘキサジ
ン、トラネキサム酸やテトラサイクリン、ミノサイクリ
ン等の抗生物質、カミツレチンキ、ラタニアチンキ等の
天然物等が利用されている。しかしながら、これらの薬
剤は安全性に問題があったり、不快臭を伴う等種々の問
題が残されている。また、特開平5−97708号公報
には、ATPアーゼ阻害剤、システインプロテアーゼ阻
害剤等を有効成分とする歯周病治療剤が開示されている
が、該治療剤の抗歯周病効果は満足のいくものではなか
った。一方、RGPを阻害する物質としては、特開平8
−81380号公報に高分子量ポリフェノールが報告さ
れているのみである。
病の発症と進行にP.ジンジバリスが密接に関係してい
ること、P.ジンジバリスの歯周病に関与する成分には
蛋白質分解酵素であるRGPが寄与していることに着目
し、RGPの蛋白質分解活性を選択的に阻害することに
より、歯周病疾患の予防剤及び治療剤等として有用な新
規化合物を提供することにある。
製造方法及び用途を提供することにある。
病疾患の予防及び治療剤を得るべく鋭意研究を重ねた結
果、蛋白質分解酵素であるRGPの活性を阻害する新規
なペプチド誘導体を見出し、これに基づき本発明を完成
した。
示し、A1及びA2は同一又は相異なってリジル基又はヒ
スチジル基を示す。R1は水素原子又はニトロ基を示
し、R2は置換オキシカルボニル基を示し、R3は−OR
4又は−NR5R6を示す。R4、R5又はR6は、同一又は
異なってそれぞれ低級アルキル基を示す。)で表される
ペプチド誘導体及びその薬学的に許容される塩に係る。
示し、A1及びA2は同一又は相異なってリジル基又はヒ
スチジル基を示す。R1は水素原子又はニトロ基を示
し、R2は置換オキシカルボニル基を示し、R3は−OR
4又は−NR5R6を示す。R4、R5又はR6は、同一又
は異なってそれぞれ低級アルキル基を示す。A3及びA4
は同一又は相異なってNεが保護基で保護されたリジル
誘導体又はNimが保護基で保護されたヒスチジル誘導体
を示し、R7は水素原子、ニトロ基又は保護基を示
す。)で表されるペプチド誘導体及びその薬学的に許容
される塩を、脱保護基反応することを特徴とする一般式
は、前記に同じ。)で表されるペプチド誘導体及びその
薬学的に許容される塩の製造方法にも係る。
ペプチド誘導体及びその薬学的に許容される塩を有効成
分とするアルグ−ジンジパイン阻害剤、一般式(1)で
表されるペプチド誘導体及びその薬学的に許容される塩
を有効成分とする歯周病疾患用薬剤、並びに一般式
(1)で表されるペプチド誘導体及びその薬学的に許容
される塩、及び薬学的に許容される担体を含有する組成
物にも係る。
換オキシカルボニル基としては、例えば、ベンジルオキ
シカルボニル、ジフェニルメトキシカルボニル、p−メ
トキシベンジルオキシカルボニル等のアラルキルオキシ
カルボニル基、エトキシカルボニル、tert−ブトキ
シカルボニル等のアルキルオキシカルボニル基等が挙げ
られ、好ましくはアラルキルオキシカルボニル基であ
り、より好ましくはベンジルオキシカルボニル基であ
る。
アルキル基としては、例えばメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、ペンチ
ル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖状又は分枝状の
アルキル基が挙げられ、好ましくはメチル又はエチル基
である。
い化合物は、一般式(1)においてA1及びA2がリジル
基であり、R3が−NR5R6であるペプチド誘導体及び
その薬学的に許容される塩である。更に、より好ましい
化合物は、一般式(1)においてA1及びA2がリジル
基、R1が水素原子であり、R2がアラルキルオキシカル
ボニル基であり、R3が−NR5R6であるペプチド誘導
体及びその薬学的に許容される塩である。
ては、特に制限はなく、薬学的に許容される酸を作用さ
せた酸付加塩が挙げられる。酸付加塩としては、例えば
塩酸塩、硫酸塩等の無機酸塩、ギ酸塩、トリフルオロ酢
酸塩、酢酸塩、酒石酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、
コハク酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩等の塩が
挙げられる。更に、本発明化合物又はその薬学的に許容
される塩は、水和物に代表される溶媒和物の形であって
もよい。
L−体、D−体のいずれであっても良い。好ましくは、
L−体である。
例えば、前記本発明製造方法に基づき、下記反応工程式
1に従って製造することができる。
R3、A3、A4及びR7は、前記に同じ。)。
示されるNεが保護基で保護されたリジル誘導体又はN
imが保護基で保護されたヒスチジル誘導体の保護基とし
ては、R2が安定であるような反応条件で除去されるも
のであれば特に制限はなく、例えば、t−ブトキシカル
ボニル基、p−メトキシカルボベンゾキシ基、トリチル
基等が挙げられる。
であるような反応条件で除去されるものであれば特に制
限はなく、例えば、t−ブトキシカルボニル基、1−ア
ダマンチルオキシカルボニル基、2,2,5,7,8−ペン
タメチルクロマン−6−スルホニル基等が挙げられ、好
ましくは2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−
スルホニル基である。
物を、適当な溶媒中あるいは無溶媒で、希酸で処理する
ことにより、A3、A4及びR7の保護基を選択に除去
し、一般式(1)で表される本発明化合物が得られる。
反応の条件としてはR2が安定であるような反応条件で
あれば特に制限はない。
与しないものであれば特に制限はなく、例えばクロロホ
ルム、ジクロロメタン、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等が例示できる。希酸としては、例えば塩酸、硫酸等
の鉱酸、トリフルオロ酢酸、パラトルエンスルホン酸等
の有機酸が例示できる。希酸の量としては、一般式
(2)で表される化合物に対し、1〜1000倍モル量
程度、好ましくは1〜100倍モル量である。また、反
応を促進するために、アニソール、チオアニソール等を
反応促進剤として添加してもよい。反応時間は、0.1
〜100時間程度であり、好ましくは0.5〜5時間で
ある。反応温度は、0〜100℃程度であり、好ましく
は0〜40℃である。
式(2)で表される化合物は、ペプチド合成化学の分野
で通常用いられる方法、例えば、「(社)日本生化学会
編、生化学実験講座1、タンパク質の化学IV、207-400
頁、1977年、(株)東京化学同人発行」に記載の方法に
準じて製造される。具体的には、下記反応工程式2及び
3に従って、製造できる。
に同じ。R7aは水素原子又は保護基を示し、R8はアラ
ルキルオキシカルボニル基を示し、R9は低級アルキル
基を示す。)。
は、例えば、t−ブトキシカルボニル基、1−アダマン
チルオキシカルボニル基、2,2,5,7,8−ペンタメチ
ルクロマン−6−スルホニル基等が挙げられ、好ましく
は2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−スルホ
ニル基である。
ては、例えば、ベンジルオキシカルボニル、ジフェニル
メトキシカルボニル基等が挙げられ、好ましくはベンジ
ルオキシカルボニル基である。
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜
6の直鎖状又は分枝状のアルキル基が挙げられ、好まし
くはメチル又はエチル基である。
物を、適当な溶媒中又は無溶媒で、公知化合物である一
般式(4)で表される化合物と縮合させることにより、
一般式(5)で表される化合物が得られる。
与しないものであれば特に制限はなく、例えばN,N−
ジメチルアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、
ジオキサン、酢酸エチル、1−メチル−2−ピロリドン
等が例示でき、これらを単独で又は2種以上混合して使
用してもよい。縮合させる場合、例えばN,N−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩等の縮合
剤を用いる方法、イソブチルクロロフォルメート等を用
いた混合酸無水物法、アジド法、活性エステル法等を用
いることができ、好ましくは縮合剤を用いる方法であ
る。縮合剤の量としては、一般式(3)で表される化合
物に対し、0.5〜10モル倍量程度、好ましくは、1
〜2倍モル量である。また、反応を促進するために、そ
れらの縮合剤に、例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジ
カルボキシイミド等の添加剤を反応促進剤として添加し
てもよい。反応時間は、0.1〜100時間程度であ
り、好ましくは0.5〜20時間である。反応温度は、
−50〜100℃程度であり、好ましくは−20〜40
℃である。
れる化合物は、単離又は単離することなく次の工程(ii
i)に用いることができる。
般式(5)で表される化合物を、適当な溶媒中又は無溶
媒で、一般式(6)で表される化合物を反応させること
により、一般式(2a)で表される化合物が得られる。
与しないものであれば特に制限はなく、例えばN,N−
ジメチルアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、
ジオキサン、酢酸エチル、1−メチル−2−ピロリドン
等が例示でき、これらを単独で又は2種以上混合して使
用してもよい。一般式(6)で表される化合物の量とし
ては、一般式(5)で表される化合物に対し、0.5〜
10倍モル量程度、好ましくは0.9〜2倍モル量であ
る。反応時間は、0.1〜100時間程度であり、好ま
しくは0.5〜20時間である。反応温度は、−50〜
100℃程度であり、好ましくは−20〜40℃であ
る。
される化合物は、単離又は単離することなく前記工程
(i)に用いることができる。
特表平8−502493号公報に開示されている6−ニ
トログアニジノ−3−(S)−(1,1−ジメチルエト
キシ)メタナミイミド−2−ヒドロキシヘキサン酸エス
テルを出発原料として、公知慣用の方法により、Nα−
t−ブトキシカルボニル基をR8基に変換し、更にニト
ロ基をR7a基に変換することにより得られる。
前記に同じ。)。
同様の方法により、上記一般式(5)で表される化合物
の代わりに、特表平8−502493号公報に開示され
ている一般式(7)で表される化合物を用いて、一般式
(8)で表される化合物が得られる。
れる化合物は、単離又は単離することなく、次の工程
(v)に用いることができる。
様の方法により、上記一般式(3)で表される化合物の
代わりに、工程(iv)により得られた一般式(8)で表さ
れる化合物を用いて、一般式(2b)で表される化合物
が得られる。
される化合物は、単離又は単離することなく、前記工程
(i)に用いることができる。
(2a)又は(2b)で表される化合物は、適当な溶媒
中又は無溶媒で、酸化反応を行い、一般式(2)で表さ
れる化合物におけるXを−CHOH−から−CO−に変
換することができる。本酸化反応は、例えば、デスマー
チン試薬を用いるデスマーチン酸化、ジメチルスルフォ
キシド−1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド塩酸塩−ジクロロ酢酸を試薬として
用いる改良モファット酸化等の方法が用いられる。
与しないものであれば特に制限はなく、例えばN,N−
ジメチルアミド、テトラヒドロフラン、塩化メチレン、
ジオキサン、酢酸エチル、1−メチル−2−ピロリドン
等が例示でき、これらを単独で又は2種以上混合して使
用してもよい。試薬の量としては、一般式(2a)又は
(2b)で表される化合物に対し、0.3〜100モル
量程度、好ましくは0.5〜10倍モル量である。反応
時間は、0.1〜100時間程度であり、好ましくは
0.5〜50時間である。反応温度は、−20〜100
℃程度であり、好ましくは0〜40℃である。
各化合物は、再結晶、蒸留、各種カラムクロマトグラフ
ィー等の合成化学上の通常の分離手段で精製可能であ
る。
びその薬学的に許容される塩は、歯周病の発症と進行に
密接に関係しているP.ジンジバリスが産生する蛋白質
分解酵素であるRGPを選択的に強力に阻害する。ま
た、本発明ペプチド誘導体は、その構造成分が、天然に
存在する安全性の高いアミノ酸あるいはその誘導体より
なることから、生体内代謝産物も含めて、極めて安全性
の高いと考えられる。
誘導体及びその薬学的に許容される塩は、これを有効成
分とするアルグ−ジンジパイン阻害剤及び歯周病疾患用
薬剤として、有用である。ここで、歯周病疾患用薬剤と
しては、歯周病疾患の予防剤及び治療剤が包含される。
導体及びその薬学的に許容される塩は、これと薬学的に
許容される担体を含有する組成物としても、有用であ
る。例えば、本発明ペプチド誘導体又はその薬学的に許
容される塩は薬学的に許容される担体と配合し、口腔用
ゲル製剤、口腔用粘膜付着性軟膏、歯周ポケット挿入
剤、歯肉付着製剤等の口腔用製剤又は歯磨、洗口液、ト
ローチ等の口腔衛生剤として投与することができる。
形に応じた通常使用される適宜な成分を使用することが
でき、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルメチル
セルロース、流動パラフィン、白色ワセリン、プラチナ
ベース、オイドラジットL、アルギン酸ナトリウム、ア
ルギン酸プロピレングリコールエステル、プルラン、ト
ラガント、キサンタンガム、キトサン、ポリビニルピロ
リドン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリ
メタアクリル酸、メタアクリル酸エチル、ジメチルアミ
ノアセテート、酢酸セルロース、コラーゲン、アテロコ
ラーゲン、ゼラチン、グリセリン、トリアセチン、マク
ロゴール400、ポリソルベート60、ステアリン酸ポ
リオキシル40、パラオキシ安息香酸ブチル、セタノー
ル、モノステアリン酸グリセリン、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、第二リン酸カルシウム、カラギーナ
ン、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫
酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、ヒノキチオール、アラントイン、グリチルリチン、
アラビアゴム、デンプン、コーンスターチ、サッカリン
ナトリウム、ステビオサイド、ブドウ糖、乳糖、ステア
リン酸マグネシウム、リン酸一カリウム、リン酸二カリ
ウム、メントール、ユーカリ油、ペッパーミント、スペ
アミント、色素、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン
酸ナトリウムのフッ化物、塩化リゾチウム、アズレン等
の抗炎症剤、塩化ナトリウム等の通常使用される成分を
適宜配合することができる。
容される塩を含有する組成物を投与する方法としては、
例えば、ゲル製剤又は軟膏製剤の場合は、歯肉に塗布す
ればよく、テープ製剤の場合には歯肉に付着させればよ
く、又ポケット挿入剤の場合には歯周ポケットに挿入す
ればよい。
り異なるが、通常本発明ペプチド誘導体又はその薬学的
に許容される塩として0.001重量%以上を含有する
製剤の適量を、通常1日1回以上投与、塗布または洗浄
すればよい。
本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に
制限されるものではない。尚、参考例及び実施例に示し
た各化学構造式において、OH基が結合する不斉炭素原
子に付けられた「*」及び「※」の記号は、対となる化
合物間で絶対配置が互いに逆であることを示している。
じて製造された6−ニトログアニジノ−3−(S)−
(1,1−ジメチルエトキシ)メタナミイミド−2−ヒ
ドロキシヘキサン酸メチルエステル1.9g(5.2mm
ol)、アニソール0.2mlとトリフルオロ酢酸19
mlの混合物を氷冷下15分、室温45分攪拌した。反
応後、反応液を減圧下濃縮し、残渣にn−ヘキサン20
mlを加えた。n−ヘキサン層をデカンテーションによ
り除去後、得られた残渣をテトラヒドロフラン20ml
に溶解し、氷冷下、トリエチルアミンで中和した。この
テトラヒドロフラン溶液をNα−カルボベンゾキシ−N
ε−t−ブトキシカルボニル−L−リジン2.57g
(6.8mmol)、トリエチルアミン1.1ml(7.
8mmol)とイソブチルクロロホルメート1.0ml
(7.8mmol)で調製した混合酸無水物のテトラヒ
ドロフラン溶液30mlに加え、氷冷下0.5時間撹拌
した。精製水2mlを加え反応を停止させた後、反応液
に飽和食塩水を加え酢酸エチル抽出した。酢酸エチル層
を5%クエン酸水、飽和食塩水、5%炭酸水素ナトリウ
ム水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒;クロロホルム:エタノール=1
0:1(v/v)で溶出)により精製した。石油エーテ
ルより粉末化し、上記化合物2.85g(収率87.7
%)を得た。以下に物性値を示す。
brs), 7.38-7.23 (6H, m), 6.92 (1H, m), 5.96及び5.7
8 (1H, brd), 5.06 (2H, m), 4.84及び4.77 (1H, brs),
4.39 (1H, m), 4.27及び4.203 (1H, brs), 4.08 (1H,
m), 3.79及び3.77 (3H, s),3.45-3.08 (4H, m), 1.82-
1.27 (19H, m)。
1693, 1680, 1666, 1660, 1536, 1531, 1273, 1256。
−2)の合成
(3.7mmol)のメタノール溶液23mlに氷冷
下、水酸化ナトリウム221mg(5.5mmol)の
水溶液22mlを加え、3時間撹拌した。反応液を1N
塩酸水にてpH4に調製し、溶媒を留去した後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、
硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣にジエ
チルエーテルを加え粉末化し、化合物(1)のカルボン
酸誘導体1.94g(収率85.8g)を得た。得られ
たカルボン酸誘導体1.60g(2.6mmol)に、
Nα−カルボベンゾキシ−Nε−t−ブトキシカルボニ
ル−L−リジン ジメチルアミド847mg(3.1m
mol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物4
24mg(3.1mmol)、1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩594
mg(3.1mmol)、N−メチルモルホリン263
mg(2.6mmol)のDMF16ml溶液を室温6
時間撹拌した。反応後、反応液に飽和食塩水を加え酢酸
エチル抽出した。酢酸エチル層を5%クエン酸水、飽和
食塩水、5%炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水で順次
洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
クロロホルム:メタノール=10:1(v/v)で溶
出)により精製し、薄層クロマトグラフィー上、Rf値
0.39(展開溶媒;クロロホルム:メタノール=1
0:1(v/v))の画分を採取し、石油エーテルより
粉末化し、化合物(2−1)を579mg(収率25.
7%)得た。また、Rf値0.35(展開溶媒;クロロ
ホルム:メタノール=10:1(v/v))の画分を採
取し、ジエチルエーテルより粉末化し、化合物(2−
2)を918mg(収率40.7%)得た。更に両化合
物の混合物を349mg(収率15.5%)得た。以下
に物性値を示す。
brs), 7.81-7.69 (1H, brd), 7.32(5H, m), 6.86 (1H,
m), 5.98 (1H, brs), 5.11-5.02 (2H, m), 4.89-4.60
(3H,m), 4.36-4.12 (3H, m), 3.45 (1H, m), 3.11 (8H,
m), 2.93 (3H, s), 1.80-1.27 (34H, m)。
1704, 1692, 1679, 1666, 1659, 1650, 1641, 1632, 16
15, 1601, 1547, 1536, 1530, 1519, 1514, 1503, 145
3, 1444, 1413, 1408, 1403, 1392, 1367, 1268, 1254,
1170。
(c=1.003, クロロホルム )。
brs), 7.70-7.52 (2H, m), 7.33-7.23 (5H, m), 6.13
(1H, brs), 5.17-4.74 (5H, m), 4.30 (1H, m), 4.18
(1H, m), 4.12 (1H,m), 3.33-2.91 (12H, m), 1.72-1.3
5 (34H, m)。
1704, 1692, 1679, 1666, 1659, 1650, 1642, 1632, 16
14, 1548, 1536, 1530, 1519, 1514, 1503, 1453, 144
4, 1413, 1409, 1403, 1392, 1367, 1268, 1254, 117
0。
(c=0.507, クロロホルム )。
0mg(0.58mmol)の10%酢酸−メタノール
溶液20mlに、10%パラジウムカーボン250mg
を加え、常圧下で20時間接触水素還元した。反応後、
不溶物を濾去し、溶媒を留去した。得られた残渣のジオ
キサン2mlと飽和炭酸水素ナトリウム水2mlの混合
溶液に氷冷下、カルボベンゾキシクロライド165μl
(1.154mmol)を加え、10時間反応した。反
応後、反応液を半分量濃縮し、精製水を加え、ジエチル
エーテルで洗浄した。水層を濃縮後、得られた残渣を5
0%メタノール水に溶解し、MCIゲル(三菱化学社
製、CHP−20(75〜150μ))を担体としたカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒;60%メタノール
水で溶出)により精製した。得られた画分を減圧下濃縮
し、ジエチルエールより粉末化し、上記化合物374m
g(収率78.9%)を得た。以下に物性値を示す。
(5H, m), 5.12-5.04 (2H, m), 4.84(1H, m), 4.28-4.27
(1H, m), 4.07-4.04 (2H, m), 3.21-3.01 (9H, m),2.9
5 (3H, s), 1.81-1.25 (34H, m)。
1704, 1691, 1689, 1679, 1674, 1666, 1660, 1650, 16
42, 1633, 1615, 1548, 1536, 1530, 1519, 1514, 150
3, 1407, 1403, 1367, 1275, 1252, 1172。
(c=1.013, メタノール )。
4mg(0.99mmol)の10%酢酸−メタノール
溶液30mlに、10%パラジウムカーボン400mg
を加え、常圧下で20時間接触水素還元した。反応後、
不溶物を濾去し、溶媒を留去した。得られた残渣のジオ
キサン3mlと飽和炭酸水素ナトリウム水3mlの混合
溶液に氷冷下、カルボベンゾキシクロライド211μl
(1.48mmol)を加え、10時間反応した。反応
後、反応液を半分量濃縮し、精製水を加え、ジエチルエ
ーテルで洗浄した。水層を濃縮後、得られた残渣を50
%メタノール水に溶解し、MCIゲル(三菱化学社製、
CHP−20(75〜150μ))を担体としたカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒;55%メタノール水で
溶出)により精製した。得られた画分を減圧下濃縮し、
凍結乾燥し、上記化合物544mg(収率67.2%)
を得た。以下に物性値を示す。
(1H, brs), 7.36-7.31 (5H, m), 6.76 (1H, brs), 5.04
-4.95 (2H, m), 4.66-4.63 (1H, m), 4.09 (1H, m),3.9
6 (1H, m), 3.92-3.88 (1H, m), 3.05-2.82 (12H, m),
1.64-1.09 (34H, m)。
1642, 1527, 1456, 1405, 1367, 1274, 1252, 1172。
(c=1.006, メタノール ) 参考例5 下記化合物(5)の合成
(2−2)の混合物349mg(0.40mmol)と
デスマーチン試薬680mg(1.61mmol)のジ
クロロメタン溶液30mlを室温13時間撹拌した後、
反応液に精製水2mlを加え、0.2時間撹拌した。不
溶物を瀘去し、ジクロロメタン層を5%炭酸水素ナトリ
ウム水、飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾
燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;クロロホルム:エタノール=
12:1(v/v)で溶出)により精製した。石油エー
テルより粉末化し、上記化合物191mg(収率54.
8%)を得た。以下に物性値を示す。
brs), 7.52 (1H, brs), 7.33 (5H,m), 5.88 (1H, brs),
5.39 (1H, brs), 5.07 (2H, s), 4.87-4.83 (1H, m),
4.75 (1H, m), 4.17 (1H, m), 3.49-3.29 (2H, m), 3.1
0-2.91 (10H, m), 1.98 (1H, m), 1.75-1.33 (33H,
m)。
1704, 1692, 1680, 1666, 1659, 1650, 1642, 1632, 16
21, 1614, 1548, 1536, 1530, 1519, 1514, 1503, 145
3, 1367, 1254, 1170。
じて製造された6−ニトログアニジノ−3−(S)−
(1,1−ジメチルエトキシ)メタナミイミド−2−ヒ
ドロキシヘキサン酸メチルエステル14.2g(39.
1mmol)の10%酢酸−メタノール溶液20ml
に、10%パラジウムカーボン4.0gを加え、常圧下
で32時間接触水素還元した。反応後、不溶物を濾去
し、溶媒を留去した。得られた残渣とトリフルオロ酢酸
150mlの混合物を1.3時間撹拌した。反応液を減
圧下濃縮し、残渣にn−ヘキサン50mlを加えた。n
−ヘキサン層をデカンテーションにより除去後、得られ
た残渣のジオキサン180mlと飽和炭酸水素ナトリウ
ム水200ml混合溶液に氷冷下、カルボベンゾキシク
ロライド7.3ml(51.0mmol)を加え、13
時間撹拌した。反応液を濃縮し、2N塩酸を加え、ジエ
チルエーテルで洗浄した。水層をMCIゲル(三菱化学
社製、CHP−20(75〜150μ))を担体とした
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒;30%メタノー
ル水で溶出)により精製した。得られた画分を減圧下濃
縮・乾燥し、不定形の結晶11.5g(83.5%)を
得た。得られた結晶10.5g(29.8mmol)、
水酸化ナトリウム2.0g(50mmol)、50%メ
タノール水200mlの混合物を55分間撹拌した。反
応液を1N塩酸でpH7に調製し、減圧下濃縮した。得
られた残渣を1N塩酸に溶解し、MCIゲルを担体とし
たカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;30〜40%
メタノール水で溶出)により精製した。得られた画分を
減圧下濃縮・乾燥し、不定形の結晶7.32g(72.
6%)を得た。得られた結晶500mg(1.44mm
ol)、2N水酸化ナトリウム3ml、アセトン3ml
の混合物に氷冷下、2,2,5,7,8−ペンタメチル
クロマン−6−スルホニルクロライド700mg(2.
31mmol)のアセトン溶液2mlを滴下し、2.5
時間撹拌した。反応後、反応液を5%クエン酸でpH7
に調製し、減圧下濃縮した。残渣を5%クエン酸で酸性
とし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩
水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去
し、残渣をメタノール中シクロヘキシルアミン塩とし、
ジエチルエーテルより粉末化した。得られた粉末を1N
塩酸にて脱塩し、酢酸エチルで抽出後、酢酸エチル層を
硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
クロロホルム:メタノール:精製水=10:3:1(v
/v)の下層液で溶出)により精製した。ジエチルエー
テルより粉末化し、上記化合物を154mg(収率1
7.7%)得た。以下に物性値を示す。
(M+Na)+。
7.29 (5H, m), 7.09及び6.84 (1H,d, J=8Hz), 6.74 (1
H, brs), 6.41 (1H, brs), 5.03-4.99 (2H, m), 3.93-
3.89(1H, m), 3.77-3.72 (1H, m), 3.03-2.97 (2H, m),
2.60-2.47 (8H, m), 2.03 (3H, s), 1.79-1.74 (2H,
m), 1.48-1.26 (10H, m)。
1710, 1626, 1621, 1580, 1550, 1453, 1299, 1238, 11
66, 1110。
g(1.16mmol)に、Nε−t−ブトキシカルボ
ニル−L−リジン ジメチルアミド381mg(1.3
9mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和
物203mg(1.5mmol)、1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
290mg(1.5mmol)、N−メチルモルホリン
117mg(1.28mmol)のDMF25ml溶液
を加え、室温6時間撹拌した。反応後、反応液に飽和食
塩水を加え酢酸エチル抽出した。酢酸エチル層を5%ク
エン酸水、飽和食塩水、5%炭酸水素ナトリウム水、飽
和食塩水で順次洗浄後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(展開溶媒;クロロホルム:エタノール=15:1
(v/v)で溶出)により精製し、上記化合物632m
g(収率63.3%)を得た。以下に物性値を示す。
(1H, m), 7.32-7.29 (5H, m), 6.28-6.02 (2H, m), 5.7
5及び5.55 (1H, m), 5.11-5.04 (2H, m), 4.81 (2H,
m), 4.46-4.05 (2H, m), 3.34-3.04 (7H, m), 2.91 (3
H, s), 2.63-2.56 (8H, m), 2.10 (3H, s), 1.81 (2H,
m), 1.61-1.24 (25H, m)。
1636, 1550, 1455, 1403, 1394, 1368, 1298, 1251, 11
67, 1111, 610.7。
g(0.72mmol)に、10%パラジウムカーボン
210mg、酢酸3滴、メタノール100mlの混合物
を加え、3.0kg/cm2、5時間接触水素還元し
た。反応後、不溶物を濾去し、溶媒を留去した。得られ
た残渣とN−メチルモルホリン73mg(0.72mm
ol)のDMF2ml溶液をNα−カルボベンゾキシ−
Nε−t−ブトキシカルボニル−L−リジン330mg
(0.87mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール水和物117mg(0.87mmol)、1−エチ
ル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミ
ド塩酸塩166mg(0.87mmol)のDMF5m
l溶液に氷冷下、滴下し、室温で12時間撹拌した。反
応後、反応液に飽和食塩水を加え酢酸エチル抽出した。
酢酸エチル層を5%クエン酸水、飽和食塩水、5%炭酸
水素ナトリウム水、飽和食塩水で順次洗浄、硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホルム:エタ
ノール=25:2(v/v)で溶出)により精製し、上
記化合物632mg(収率80.5%)を得た。以下に
物性値を示す。
8(M+H)+。
(1H, m), 7.30 (5H, m), 6.97 (1H,m), 6.31 (2H, br
s), 6.13-6.03 (1H, m), 5.10-4.80 (5H, m), 4.30-4.1
5 (3H, m), 3.20-2.91 (12H, m), 2.61 (2H, m), 2.57
(3H, s), 2.55 (3H, s), 2.09(3H, s), 1.79 (2H, m),
1.71-1.24 (40H, m)。
1656, 1639, 1548, 1479, 1454, 1402, 1393, 1367, 12
96, 1251, 1168, 1111, 610.6。
g(0.47mmol)とデスマーチン試薬794mg
(1.87mmol)のジクロロメタン溶液20mlを
室温5時間撹拌した後、反応液に精製水2mlを加え、
0.5時間撹拌した。不溶物を瀘去し、ジクロロメタン
層を5%炭酸水素ナトリウム水、飽和食塩水で順次洗浄
後、硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;クロ
ロホルム:エタノール=16:1(v/v)で溶出)に
より精製した。石油エーテルより粉末化し、上記化合物
215mg(収率42.3%)を得た。以下に物性値を
示す。
4(M−H)-。
(1H, brd, J=7.6Hz), 8.28 (1H, brd, J=6.6Hz), 7.35-
7.26 (6H, m), 6.77-6.75 (2H, m), 6.40 (1H, brs),
5.04-4.97 (2H, m), 4.92 (1H, m), 4.67-4.62 (1H,
m), 4.02-3.97 (1H, m), 3.03-2.83 (12H, m), 2.59-2.
47 (8H, m), 2.03 (3H, s), 1.78-1.75 (2H, m), 1.62-
1.14 (40H, m)。
1704, 1692, 1679, 1666, 1659, 1650, 1642, 1632, 16
21, 1613, 1581, 1573, 1564, 1548, 1536, 1531, 151
9, 1513, 1503, 1494, 1453, 1444, 1392, 1367, 1296,
1251, 1168, 1111。
g(0.128mmol)に、アニソール0.1ml、
トリフルオロ酢酸10mlの混合物を加え、氷冷下15
分、室温1.5時間撹拌した。反応後、反応混合物を減
圧下濃縮した。残渣にジエチルエーテルを加え、析出し
た結晶を瀘取した。得られた結晶を含水メタノールに溶
解し、4N塩酸1mlを加え、反応液を蒸発乾固する操
作を2度行った後、精製水に溶解し、MCIゲル(三菱
化学社製、CHP−20(75〜150μ))を担体と
したカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;5%メタノ
ール水で溶出)により精製した。得られた画分を減圧下
濃縮した後、更に1N塩酸0.5mlを加え凍結乾燥
し、上記化合物の塩酸塩を73.3mg得た。以下に物
性値を示す。
m), 5.21-5.11 (2H, m), 4.79 (1H, m), 4.27-4.08 (3
H, m), 3.18 (3H, s), 3.10-2.97 (9H, m), 1.80-1.32
(16H, m)。
2946, 1703, 1661, 1650, 1633, 1573, 1562, 1525, 14
69, 1455, 1255, 1128, 699, 634, 622, 607, 593, 57
9, 564, 550, 536。
(c=0.513, メタノール )。
(0.102mmol)に、アニソール0.1ml、ト
リフルオロ酢酸10mlの混合物を加え、氷冷下15
分、室温1.5時間撹拌した。反応後、反応混合物を減
圧下濃縮した。残渣にジエチルエーテルを加え、析出し
た結晶を瀘取した。得られた結晶を含水メタノールに溶
解し、4N塩酸1mlを加え、反応液を蒸発乾固する操
作を2度行った後、精製水に溶解し、MCIゲル(三菱
化学社製、CHP−20(75〜150μ))を担体と
したカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;精製水で溶
出)により精製した。得られた画分を減圧下濃縮した
後、更に1N塩酸0.5mlを加え凍結乾燥し、上記化
合物の塩酸塩を60.7mg得た。以下に物性値を示
す。
d, J=9Hz), 7.36-7.30 (5H, m), 5.12-5.04 (2H, m),
4.83 (1H, m), 4.28 (1H, m), 4.17-4.04 (2H, m), 3.2
3-3.12 (5H, m), 2.98-2.92 (7H, m), 1.84-1.35 (16H,
m)。
1698, 1662, 1656, 1644, 1633, 1526, 1469, 1457, 12
52, 599, 575。
(c=0.574, メタノール )。
g(0.174mmol)に、アニソール0.1ml、
トリフルオロ酢酸10mlの混合物を加え、氷冷下で1
5分、室温で1.5時間撹拌した。反応後、反応混合物
を減圧下濃縮した。残渣にジエチルエーテルを加え、析
出した結晶を瀘取した。得られた結晶を含水メタノール
に溶解し、4N塩酸1mlを加え、反応液を蒸発乾固す
る操作を2度行った後、精製水に溶解し、MCIゲル
(三菱化学社製、CHP−20(75〜150μ))を
担体としたカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;10
%メタノールで溶出)により精製した。得られた画分を
減圧下濃縮した後、更に1N塩酸0.5mlを加え凍結
乾燥し、上記化合物の塩酸塩を90.9mg得た。以下
に物性値を示す。
(5H, m), 5.09 (2H, s), 4.81(1H,m), 4.29-4.02 (2H,
m), 3.22-2.91 (12H, m), 1.93-1.35 (16H, m)。
1673, 1634, 1528, 1455, 1404, 1342, 1266, 1132, 10
61, 700。
g(0.405mmol)に、アニソール0.4ml、
トリフルオロ酢酸6mlの混合物を加え、氷冷下で15
分、室温で1.5時間撹拌した。反応後、反応混合物を
減圧下濃縮した。残渣にジエチルエーテルを加え、析出
した結晶を瀘取した。得られた結晶を含水メタノールに
溶解し、4N塩酸1mlを加え、反応液を蒸発乾固する
操作を2度行った後、精製水に溶解し、MCIゲル(三
菱化学社製、CHP−20(75〜150μ))を担体
としたカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;10%メ
タノールで溶出)により精製した。得られた画分を減圧
下濃縮した後、更に1N塩酸0.5mlを加え凍結乾燥
し、上記化合物の塩酸塩を174mg得た。以下に物性
値を示す。
(5H, m), 5.12 (1H, d, J=12Hz), 5.07 (1H, d, J=12H
z), 4.80-4.77 (1H, m), 4.26-4.02 (2H, m), 3.22-3.1
0 (5H, m), 2.98-2.92 (7H, m), 1.98-1.36 (16H, m)。
2949, 1660, 1649, 1520, 1469, 1456, 1405, 1256, 11
74, 620, 597, 584。
阻害活性の測定 RGPは門脇、山本らの方法〔T.kadowaki, K.Yamamot
o, et al. The Journalof Biological Chemistry, 269,
21371-21378(1994)〕によりPorphyromonasgingivali
s 381の培養瀘液の上清より調製されたものを使用し
た。
脇、山本らの方法〔The Journal of Biological Chemis
try, 269, 21371-21378(1994)〕に従って測定した。
即ち、50mMのL−システイン100μl、0.1M
のリン酸ナトリウム緩衝液(pH7.5)200μl、
0.05%のブリッジ35(ポリオキシエチレン(2
3)ラウリルエーテル、商標名、和光純薬(株)製)を
含む12.3nMの酵素(RGP)液20μl、蒸留水
80μl、本発明化合物のジメチルスルホキシド溶液1
00μlの混合物を37℃で5分間保温した。その後、
20μMの7−(Nα−カルボベンゾキシ−L−フェニ
ルアラニル−L−アルギニル)アミノ−4−メチルクマ
リンを含む0.1%ジメチルスルホキシド水溶液500
μlを加え、40℃で反応した。10分間後、10mM
のヨード酢酸を含む0.1M酢酸ナトリウム緩衝液(p
H5.0)1000μlを反応液に加え、反応を停止さ
せ、遊離した7−アミノ−4−メチルクマリンを蛍光分
光光度計を用い、波長380nmで励起した460nm
の蛍光波長の蛍光強度を測定した。対照として、本発明
化合物のジメチルスルホキシド溶液の代わりにジメチル
スルホキシドを用い、同様に反応し、蛍光強度を測定し
た。それらの結果から算出した各化合物の蛋白質分解酵
素活性(50%阻害活性)を表1に示す。
阻害活性の測定はA.J.Barrettらの方法(Bi
ochemical Journal、201、189-198(1982))に従った。
定は8mMのジチオスレイトール及び4mMのエチレン
ジアミン四酢酸四ナトリウムを含む400mMのリン酸
ナトリウム緩衝液(pH6.0)0.5ml、5μlの
カテプシンBと0.1%ブリッジ35(ポリオキシエチ
レン(23)ラウリルエーテル、商標名、和光純薬
(株)製)を含む酵素液0.8ml及び本発明化合物
0.2mlを加え、40℃で10分間保温した。その
後、20μMの7−(N−カルボベンゾキシ−L−フェ
ニルアラニル−L−アルギニル)アミノ−4−メチルク
マリンを含む0.1%ジメチルスルホキシド水溶液0.
5mlを加え、40℃で10分間反応した。反応後、1
00mMのモノクロル酢酸ナトリウムを含む100mM
の酢酸ナトリウム緩衝液(pH4.3)2.0mlを加
え反応を停止させ、遊離した7−アミノ−4−メチルク
マリンを蛍光光度計を用い、波長350nmで励起した
458nmの蛍光波長の蛍光強度を測定した。それらの
結果から算出した各化合物の蛋白質分解酵素活性(50
%阻害活性)を表1に示す。
上記カテプシンBの測定方法に準じて行った。
カテプシンLをpH5.5の緩衝液に加え、同様に遊離
した7−アミノ−4−メチルクマリンを蛍光光度計を用
い蛍光強度を測定した。それらの結果から算出した各化
合物の蛋白質分解酵素活性(50%阻害活性)を表1に
示す。
択的にアルグ−ジンジパイン(RGP)の酵素分解活性
を阻害しうることが判る。
分解能に対する本発明化合物による阻害活性の測定 RGPによるヒトtypeIコラーゲンの分解に対する本発
明化合物による阻害活性の測定は、次のようにして行っ
た。50mMのL−システインと100mMのリン酸ナ
トリウム緩衝液(pH7.5)の1:2の割合(V/
V)の混液10μl、0.36mg/mlの酵素液10
μl、本発明化合物の水溶液10μlの混合物を37℃
で10分間保温した。その後、1000μg/mlのヒ
トtypeIコラーゲン(生化学工業製)30μlを加え、
37℃で反応した。60分間後、反応液20μlを10
0μg/mlのロイペプチンと10mMのEDTA−N
a2を含む混液1μlで反応を停止させた。反応液を1
00℃で、5分間熱処理した後、反応液15μlをSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動に供し、下記条件
下でヒトtypeIコラーゲンを測定した。対照として、本
発明化合物の水溶液に代えて、精製水を用い、同様に反
応し、電気泳動により比較測定した。
0−200,000(第一化学薬品(株)製)、 ローディングバッファー:0.0625Mトリス塩酸バ
ッファー(pH6.8),2%ドデシル硫酸ナトリウ
ム,10%グリセロール,5%2−メルカプトエタノー
ル,10%ブロモフェノールブルー、 電極バッファー:0.025Mトリス−0.194Mグ
リシン(pH8.4),0.1%ドデシル硫酸ナトリウ
ム、 泳動条件:20mA定電流、泳動時間:約2時間、 着色:Coomassie Brilliant Blue R-250(PAGE Blue 8
3)。
3)は、1μg/mlの低用量でRGPによるヒトtype
Iコラーゲンの分解を有意に阻害することが判った。
口腔内中に存在しているポルフィロモナス・ジンジバリ
ス(P.gingivalis)が産生するアルグ−ジンジパイン
(RGP)の活性を特異的かつ高活性に阻害することが
でき、例えば、歯周病の予防剤及び治療薬等として有用
である。
Claims (7)
- 【請求項1】一般式 【化1】 (式中、Xは−CHOH−又は−CO−を示し、A1及
びA2は同一又は相異なってリジル基又はヒスチジル基
を示す。R1は水素原子又はニトロ基を示し、R2は置換
オキシカルボニル基を示し、R3は−OR4又は−NR5
R6を示す。R4、R5又はR6は、同一又は異なってそれ
ぞれ低級アルキル基を示す。)で表されるペプチド誘導
体及びその薬学的に許容される塩。 - 【請求項2】A1及びA2がリジル基であり、R3が−N
R5R6である請求項1に記載のペプチド誘導体及びその
薬学的に許容される塩。 - 【請求項3】A1及びA2がリジル基、R1が水素原子で
あり、R2がアラルキルオキシカルボニル基であり、R3
が−NR5R6である請求項2に記載のペプチド誘導体及
びその薬学的に許容される塩。 - 【請求項4】一般式 【化2】 (式中、Xは−CHOH−又は−CO−を示し、A1及
びA2は同一又は相異なってリジル基又はヒスチジル基
を示す。R1は水素原子又はニトロ基を示し、R2は置換
オキシカルボニル基を示し、R3は−OR4又は−NR5
R6を示す。R4、R5又はR6は、同一又は異なってそれ
ぞれ低級アルキル基を示す。A3及びA4は同一又は相異
なってNεが保護基で保護されたリジル誘導体又はNim
が保護基で保護されたヒスチジル誘導体を示し、R7は
水素原子、ニトロ基又は保護基を示す。)で表されるペ
プチド誘導体及びその薬学的に許容される塩を、脱保護
基反応することを特徴とする一般式 【化3】 (式中、X、A1、A2、R1、R2及びR3は、前記に同
じ。)で表されるペプチド誘導体及びその薬学的に許容
される塩の製造方法。 - 【請求項5】一般式(1)で表されるペプチド誘導体及
びその薬学的に許容される塩を有効成分とするアルグ−
ジンジパイン阻害剤。 - 【請求項6】一般式(1)で表されるペプチド誘導体及
びその薬学的に許容される塩を有効成分とする歯周病疾
患用薬剤。 - 【請求項7】一般式(1)で表されるペプチド誘導体及
びその薬学的に許容される塩、及び薬学的に許容される
担体を含有する組成物。
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-
1998
- 1998-02-20 JP JP03873098A patent/JP3873429B2/ja not_active Expired - Lifetime
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