JPH11230236A - 防振支持装置 - Google Patents
防振支持装置Info
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- JPH11230236A JPH11230236A JP3831298A JP3831298A JPH11230236A JP H11230236 A JPH11230236 A JP H11230236A JP 3831298 A JP3831298 A JP 3831298A JP 3831298 A JP3831298 A JP 3831298A JP H11230236 A JPH11230236 A JP H11230236A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】可動部材の材質や形状を改善することにより、
可動部材の変位動作に支障を与えず安定した防振制御特
性を得ることができる防振支持装置を提供する。 【解決手段】可動部材78を、流体室84の隔壁の一部
を形成する隔壁形成部材78Aと、電磁アクチュエータ
52側に位置する磁路形成部材78Bとを一体化した構
成とする。そして、隔壁形成部材をアルミニウム合金製
の非磁性材料により形成し、磁路形成部材を鉄製の磁材
料により形成している。また、隔壁形成部材は、流体室
に面しながら磁路形成部材と連結している隔壁部80c
の肉厚を薄く形成し、隔壁部の外周から可動部材の変位
方向に向けて環状のリブ80bを突出させた構造として
いる。また、リブ80bとシールリング72との間の全
周にシール部材86を固定している。そして、可動部材
を、隔壁形成部材の流体室に対して逆側を向く面に内周
部が接する板ばね86を介して支持リング74が弾性支
持している。
可動部材の変位動作に支障を与えず安定した防振制御特
性を得ることができる防振支持装置を提供する。 【解決手段】可動部材78を、流体室84の隔壁の一部
を形成する隔壁形成部材78Aと、電磁アクチュエータ
52側に位置する磁路形成部材78Bとを一体化した構
成とする。そして、隔壁形成部材をアルミニウム合金製
の非磁性材料により形成し、磁路形成部材を鉄製の磁材
料により形成している。また、隔壁形成部材は、流体室
に面しながら磁路形成部材と連結している隔壁部80c
の肉厚を薄く形成し、隔壁部の外周から可動部材の変位
方向に向けて環状のリブ80bを突出させた構造として
いる。また、リブ80bとシールリング72との間の全
周にシール部材86を固定している。そして、可動部材
を、隔壁形成部材の流体室に対して逆側を向く面に内周
部が接する板ばね86を介して支持リング74が弾性支
持している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両のエ
ンジン等の振動体を車体等の支持体に防振しつつ支持す
る装置に関し、特に、振動体及び支持体間に介在するよ
うに配設される支持弾性体によって流体室を画成し、そ
の流体室の容積を能動的に変化させることにより振動伝
達率の低減を図ることができる防振支持装置において、
上下方向の変位により流体室の容積を変化させる可動部
の構造を改良したものである。
ンジン等の振動体を車体等の支持体に防振しつつ支持す
る装置に関し、特に、振動体及び支持体間に介在するよ
うに配設される支持弾性体によって流体室を画成し、そ
の流体室の容積を能動的に変化させることにより振動伝
達率の低減を図ることができる防振支持装置において、
上下方向の変位により流体室の容積を変化させる可動部
の構造を改良したものである。
【0002】
【従来の技術】この種の先行技術としては、例えば図4
や本出願人が先に提案した特願平8−59219号明細
書に記載したものがある。
や本出願人が先に提案した特願平8−59219号明細
書に記載したものがある。
【0003】即ち、先行技術としての防振支持装置を図
4を伴って説明すると、この防振支持装置1は、例えば
エンジン等の振動体側に固定される平板状の固定部材2
を有し、この固定部材2の上面にはエンジンへの取り付
け用のボルト2aが一体に設けられていて、この固定部
材2の裏面には、支持弾性体3の上面中央部が加硫接着
されている。
4を伴って説明すると、この防振支持装置1は、例えば
エンジン等の振動体側に固定される平板状の固定部材2
を有し、この固定部材2の上面にはエンジンへの取り付
け用のボルト2aが一体に設けられていて、この固定部
材2の裏面には、支持弾性体3の上面中央部が加硫接着
されている。
【0004】支持弾性体3は、その中央部が周縁部より
も上方に盛り上がった肉厚円形状のゴム状弾性体であ
り、その外周面は、円筒部材4の上端部内周面に加硫接
着されている。円筒部材4は、シール部材固定用の上側
間座5と、板ばね支持用の下側間座6と、電磁アクチュ
エータ10のヨーク10Aの縁部10aとともに、外筒
7の内周面に固定されている。つまり、外筒7内面に円
筒部材4、上側間座5、下側間座6及び縁部10aがこ
の順で圧入された状態で、その外筒7の上端部及び下端
部を内側に折り曲げることにより、各部材が一体となっ
ている。
も上方に盛り上がった肉厚円形状のゴム状弾性体であ
り、その外周面は、円筒部材4の上端部内周面に加硫接
着されている。円筒部材4は、シール部材固定用の上側
間座5と、板ばね支持用の下側間座6と、電磁アクチュ
エータ10のヨーク10Aの縁部10aとともに、外筒
7の内周面に固定されている。つまり、外筒7内面に円
筒部材4、上側間座5、下側間座6及び縁部10aがこ
の順で圧入された状態で、その外筒7の上端部及び下端
部を内側に折り曲げることにより、各部材が一体となっ
ている。
【0005】電磁アクチュエータ10は、円筒形の鉄製
のヨーク10Aと、このヨーク10Aの上面に軸を上下
に向けて固定された励磁コイル10Bと、ヨーク10A
の上面中央部に極を上下に向けて固定された永久磁石1
0Cと、から構成され、ヨーク10Aの下端面には図示
しない取り付け用のボルト等が固定されていて、そのボ
ルトを利用して例えば車体等の支持体側に固定される。
なお、ヨーク10Aと支持体との間には、振動低減制御
に必要な残留振動を検出するために、図示しない加重セ
ンサ等が介在する。
のヨーク10Aと、このヨーク10Aの上面に軸を上下
に向けて固定された励磁コイル10Bと、ヨーク10A
の上面中央部に極を上下に向けて固定された永久磁石1
0Cと、から構成され、ヨーク10Aの下端面には図示
しない取り付け用のボルト等が固定されていて、そのボ
ルトを利用して例えば車体等の支持体側に固定される。
なお、ヨーク10Aと支持体との間には、振動低減制御
に必要な残留振動を検出するために、図示しない加重セ
ンサ等が介在する。
【0006】一方、電磁アクチュエータ10の上方に
は、外筒7内において上下方向に変位可能なように、可
動部材11が配設されている。可動部材11は、略円板
状の鉄製の隔壁形成部材11Aと、略円板状の鉄製の磁
路形成部材11Bとから構成された部材であって、それ
ら隔壁形成部材11Aと磁路形成部材11Bとは、電磁
アクチュエータ10から遠い方に位置する隔壁形成部材
11Aの裏面中央部から下方に向けて突出した円柱部1
1aが、電磁アクチュエータ10に近い方に位置する磁
路形成部材11Bの中央部に形成され上面側に突出する
円筒部11bに圧入されることにより、一体となってい
る。磁路形成部材11Bの下面(電磁アクチュエータ1
0側の面)の周縁部には、この磁路形成部材11Bと電
磁アクチュエータ10との直接の衝突を防止するための
リング状のゴム状弾性体からなるストッパ部材11Cが
固定されている。
は、外筒7内において上下方向に変位可能なように、可
動部材11が配設されている。可動部材11は、略円板
状の鉄製の隔壁形成部材11Aと、略円板状の鉄製の磁
路形成部材11Bとから構成された部材であって、それ
ら隔壁形成部材11Aと磁路形成部材11Bとは、電磁
アクチュエータ10から遠い方に位置する隔壁形成部材
11Aの裏面中央部から下方に向けて突出した円柱部1
1aが、電磁アクチュエータ10に近い方に位置する磁
路形成部材11Bの中央部に形成され上面側に突出する
円筒部11bに圧入されることにより、一体となってい
る。磁路形成部材11Bの下面(電磁アクチュエータ1
0側の面)の周縁部には、この磁路形成部材11Bと電
磁アクチュエータ10との直接の衝突を防止するための
リング状のゴム状弾性体からなるストッパ部材11Cが
固定されている。
【0007】そして、円筒部11bの先端部が隔壁形成
部材11Aの裏面側に突き当たっていて、これにより、
隔壁形成部材11A及び磁路形成部材11B間には、リ
ング状に連続した板ばね収容空間12が形成されてい
る。かかる板ばね収容空間12内には、この可動部材1
1を弾性支持するために、ばね鋼材製の板ばね13が収
容されている。そして、その板ばね13の内周部上面
が、隔壁形成部材11Aの裏面中央部に円筒部11b先
端部を包囲するように形成された肉厚部11cを支持
し、板ばね13の外周部裏面が、下側間座6内周面に形
成されたリング状に連続する凸部からなる支持部6aに
支持されていて、これにより、可動部材11が外筒7に
板ばね13を介して弾性支持されている。
部材11Aの裏面側に突き当たっていて、これにより、
隔壁形成部材11A及び磁路形成部材11B間には、リ
ング状に連続した板ばね収容空間12が形成されてい
る。かかる板ばね収容空間12内には、この可動部材1
1を弾性支持するために、ばね鋼材製の板ばね13が収
容されている。そして、その板ばね13の内周部上面
が、隔壁形成部材11Aの裏面中央部に円筒部11b先
端部を包囲するように形成された肉厚部11cを支持
し、板ばね13の外周部裏面が、下側間座6内周面に形
成されたリング状に連続する凸部からなる支持部6aに
支持されていて、これにより、可動部材11が外筒7に
板ばね13を介して弾性支持されている。
【0008】また、隔壁形成部材11Aの上面は平坦に
なっていて、その上面と、支持弾性体3下面と、円筒部
材4内周面とで、流体室15が形成されていて、その流
体室15内には流体が封入されている。但し、流体室1
5から板ばね収容空間12側への流体の漏洩を防止する
ために、上下動する可動部材11の隔壁形成部材11A
外周面と、上側間座5内周面との間には、シール部材1
6が固定されている。
なっていて、その上面と、支持弾性体3下面と、円筒部
材4内周面とで、流体室15が形成されていて、その流
体室15内には流体が封入されている。但し、流体室1
5から板ばね収容空間12側への流体の漏洩を防止する
ために、上下動する可動部材11の隔壁形成部材11A
外周面と、上側間座5内周面との間には、シール部材1
6が固定されている。
【0009】即ち、シール部材16は、リング形状をし
たゴム状弾性体であって、その内周面は隔壁形成部材1
1Aの外周面に加硫接着され、その外周面は上側間座5
の内周面に加硫接着されていて、その弾性変形によっ
て、上側間座5や外筒7に対する可動部材11の上下方
向への相対変位を許容している。
たゴム状弾性体であって、その内周面は隔壁形成部材1
1Aの外周面に加硫接着され、その外周面は上側間座5
の内周面に加硫接着されていて、その弾性変形によっ
て、上側間座5や外筒7に対する可動部材11の上下方
向への相対変位を許容している。
【0010】このような構成の防振支持装置1であれ
ば、図示しないコントローラから供給される駆動信号に
よって電磁アクチュエータ10が発生する磁力が変化
し、可動部材11が上下方向に変位して流体室15の容
積が変化し、その容積変化が支持弾性体3の拡張方向ば
ねに作用するから、固定部材2及び外筒7間には能動的
な支持力が発生する。そこで、電磁アクチュエータ10
に供給する駆動信号を適応アルゴリズム等に従って適切
に生成することにより、固定部材2側から外筒7側に伝
達される振動を支持力によって相殺又は低減することが
できるから、支持体側の振動レベルを低減することがで
きるのである。
ば、図示しないコントローラから供給される駆動信号に
よって電磁アクチュエータ10が発生する磁力が変化
し、可動部材11が上下方向に変位して流体室15の容
積が変化し、その容積変化が支持弾性体3の拡張方向ば
ねに作用するから、固定部材2及び外筒7間には能動的
な支持力が発生する。そこで、電磁アクチュエータ10
に供給する駆動信号を適応アルゴリズム等に従って適切
に生成することにより、固定部材2側から外筒7側に伝
達される振動を支持力によって相殺又は低減することが
できるから、支持体側の振動レベルを低減することがで
きるのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、可動部材1
1が上下方向に変位するとき、板ばね13と隔壁形成部
材11Aとの接触部において摩耗粉が生じやすい。この
とき、板バネ13はばね鋼材で形成され、可動部材11
全体は鉄で形成されているので、発生した摩耗粉が摩耗
により磁気を帯びやすい。この磁気を帯びた摩耗粉が磁
路形成部材11B上に落ちると磁路形成部材11Bの磁
界が狂ってしまい、可動板11が傾きながらヨーク10
A上の永久磁石10Cに近づき、磁路形成部材11Bの
縁部がヨーク10A表面に接触するおそれがある。
1が上下方向に変位するとき、板ばね13と隔壁形成部
材11Aとの接触部において摩耗粉が生じやすい。この
とき、板バネ13はばね鋼材で形成され、可動部材11
全体は鉄で形成されているので、発生した摩耗粉が摩耗
により磁気を帯びやすい。この磁気を帯びた摩耗粉が磁
路形成部材11B上に落ちると磁路形成部材11Bの磁
界が狂ってしまい、可動板11が傾きながらヨーク10
A上の永久磁石10Cに近づき、磁路形成部材11Bの
縁部がヨーク10A表面に接触するおそれがある。
【0012】また、鉄製の可動部材11は重いので、板
ばね13とで決まる共振周波数が低くなる。このため、
制御可能な周波数が低くなり、振動を良好に低減するた
めの制御系を設計する上で支障になってしまう。
ばね13とで決まる共振周波数が低くなる。このため、
制御可能な周波数が低くなり、振動を良好に低減するた
めの制御系を設計する上で支障になってしまう。
【0013】そこで、実際には、可動部材11の軽量化
を図るため、隔壁形成部材11Aの形状を小さくすると
いう方策が採られることになるが、隔壁形成部材11A
の形状を小さくすると、その外径寸法が小さくなってし
まい、シール部材16の幅寸法(図4中の寸法a)を大
きくせざるをえない。このように、シール部材16の幅
寸法が大きくなると流体室15に対するシール部材16
の受圧面積が大きくなる。そのため、可動部材11が上
下方向に変位して流体室15の容積が変化しても、その
容積変化が支持弾性体3の拡張方向ばねに作用せず、シ
ール部材16の弾性変形に吸収されてしまうおそれがあ
る。したがって、流体室15の容積変化を支持弾性体3
の拡張方向ばねに作用させるため、可動部材11の上下
方向のストロークを大きくしなければならないが、大型
の電磁アクチュエータ10を搭載してストロークを大き
くすると、配設スペースやコストの面で望ましくなくな
る。
を図るため、隔壁形成部材11Aの形状を小さくすると
いう方策が採られることになるが、隔壁形成部材11A
の形状を小さくすると、その外径寸法が小さくなってし
まい、シール部材16の幅寸法(図4中の寸法a)を大
きくせざるをえない。このように、シール部材16の幅
寸法が大きくなると流体室15に対するシール部材16
の受圧面積が大きくなる。そのため、可動部材11が上
下方向に変位して流体室15の容積が変化しても、その
容積変化が支持弾性体3の拡張方向ばねに作用せず、シ
ール部材16の弾性変形に吸収されてしまうおそれがあ
る。したがって、流体室15の容積変化を支持弾性体3
の拡張方向ばねに作用させるため、可動部材11の上下
方向のストロークを大きくしなければならないが、大型
の電磁アクチュエータ10を搭載してストロークを大き
くすると、配設スペースやコストの面で望ましくなくな
る。
【0014】本発明は、このような先行する防振支持装
置が有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、可動部材の材質や形状を改善することにより、可動
部材の変位動作に支障を与えず安定した防振制御特性を
得ることができる防振支持装置を提供することを目的と
している。
置が有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、可動部材の材質や形状を改善することにより、可動
部材の変位動作に支障を与えず安定した防振制御特性を
得ることができる防振支持装置を提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、支持弾性体と、この支持弾
性体の一端側が固定される第1部材と、前記支持弾性体
の他端側が固定される第2部材と、前記支持弾性体及び
前記第2部材によって画成され内部に流体が封入された
流体室と、この流体室の容積を変化させる方向に変位可
能に前記第2部材に弾性支持された可動部材と、この可
動部材を挟んで前記流体室とは逆側に位置するように前
記第2部材に支持され且つ駆動信号に応じて前記可動部
材を変位させる力を発生する電磁アクチュエータと、を
備えた防振支持装置において、前記可動部材を、前記流
体室の隔壁の一部を形成する隔壁形成部材と、前記電磁
アクチュエータ側に位置する磁路形成部材とを一体化し
た構成とし、前記隔壁形成部材を非磁性を有する材料に
より形成し、前記磁路形成部材を磁性を有する材料によ
り形成する一方、前記可動部材を、前記隔壁形成部材の
前記流体室に対して逆側を向く面に内周部が接する板ば
ねを介して前記第2部材が弾性支持するようにした。
に、請求項1に係る発明は、支持弾性体と、この支持弾
性体の一端側が固定される第1部材と、前記支持弾性体
の他端側が固定される第2部材と、前記支持弾性体及び
前記第2部材によって画成され内部に流体が封入された
流体室と、この流体室の容積を変化させる方向に変位可
能に前記第2部材に弾性支持された可動部材と、この可
動部材を挟んで前記流体室とは逆側に位置するように前
記第2部材に支持され且つ駆動信号に応じて前記可動部
材を変位させる力を発生する電磁アクチュエータと、を
備えた防振支持装置において、前記可動部材を、前記流
体室の隔壁の一部を形成する隔壁形成部材と、前記電磁
アクチュエータ側に位置する磁路形成部材とを一体化し
た構成とし、前記隔壁形成部材を非磁性を有する材料に
より形成し、前記磁路形成部材を磁性を有する材料によ
り形成する一方、前記可動部材を、前記隔壁形成部材の
前記流体室に対して逆側を向く面に内周部が接する板ば
ねを介して前記第2部材が弾性支持するようにした。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の防振支持装置において、前記隔壁形成部材を、アル
ミニウム合金等のように軽量な非磁性材料で形成した。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の防
振支持装置において、前記隔壁形成部材を、前記流体室
に面しながら前記磁路形成部材と連結している隔壁部の
肉厚を薄く形成し、前記隔壁部の外周から前記可動部材
の変位方向に向けて環状のリブを突出させた構造とし
た。
載の防振支持装置において、前記隔壁形成部材を、アル
ミニウム合金等のように軽量な非磁性材料で形成した。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の防
振支持装置において、前記隔壁形成部材を、前記流体室
に面しながら前記磁路形成部材と連結している隔壁部の
肉厚を薄く形成し、前記隔壁部の外周から前記可動部材
の変位方向に向けて環状のリブを突出させた構造とし
た。
【0017】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3の何れかに記載の防振支持装置において、前記隔壁
形成部材及び前記磁路形成部材を、アルミニウム合金製
のボルトのような軽量ボルトを介して互いに連結した。
至3の何れかに記載の防振支持装置において、前記隔壁
形成部材及び前記磁路形成部材を、アルミニウム合金製
のボルトのような軽量ボルトを介して互いに連結した。
【0018】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至3の何れかに記載の防振支持装置において、アルミニ
ウム合金等のように軽量材料で形成した前記隔壁形成部
材に連結突起部を形成し、前記磁路形成部材に嵌合孔を
形成するとともに、前記嵌合孔に前記連結突起部を内嵌
し、前記嵌合孔を貫通して突出した前記連結突起部の端
部をかしめ固定することにより、前記隔壁形成部材及び
前記磁路形成部材を互いに連結した。
至3の何れかに記載の防振支持装置において、アルミニ
ウム合金等のように軽量材料で形成した前記隔壁形成部
材に連結突起部を形成し、前記磁路形成部材に嵌合孔を
形成するとともに、前記嵌合孔に前記連結突起部を内嵌
し、前記嵌合孔を貫通して突出した前記連結突起部の端
部をかしめ固定することにより、前記隔壁形成部材及び
前記磁路形成部材を互いに連結した。
【0019】さらに、請求項6記載の発明は、請求項1
乃至5の何れかに記載の防振支持装置において、前記隔
壁形成部材の外周面と前記第2部材の内周面との間に、
全周に渡ってシール部材を固定した。
乃至5の何れかに記載の防振支持装置において、前記隔
壁形成部材の外周面と前記第2部材の内周面との間に、
全周に渡ってシール部材を固定した。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、可動部材
を構成する隔壁形成部材を非磁性を有する材料により形
成し、磁路形成部材を磁性を有する材料により形成した
ので、板ばねの内周部と隔壁形成部材との接触部におい
て発生した摩耗粉が摩耗しても、その摩耗粉は磁気を帯
びることがない。その結果、摩耗粉が磁路形成部材上に
落ちても磁路形成部材の磁界を乱すおそれがなく、電磁
アクチュエータのヨークへの可動部材の接触を防止する
ことができる。
を構成する隔壁形成部材を非磁性を有する材料により形
成し、磁路形成部材を磁性を有する材料により形成した
ので、板ばねの内周部と隔壁形成部材との接触部におい
て発生した摩耗粉が摩耗しても、その摩耗粉は磁気を帯
びることがない。その結果、摩耗粉が磁路形成部材上に
落ちても磁路形成部材の磁界を乱すおそれがなく、電磁
アクチュエータのヨークへの可動部材の接触を防止する
ことができる。
【0021】また、請求項2記載の発明によると、請求
項1記載の効果を得ることができるとともに、隔壁形成
部材を軽量な非磁性材で形成して可動部材の軽量化を図
っていることから、板ばねとで決まる共振周波数が低い
値となり、制御可能な周波数が高い値となるので、振動
を良好に低減するための制御系を設計する上で有利であ
るという効果がある。
項1記載の効果を得ることができるとともに、隔壁形成
部材を軽量な非磁性材で形成して可動部材の軽量化を図
っていることから、板ばねとで決まる共振周波数が低い
値となり、制御可能な周波数が高い値となるので、振動
を良好に低減するための制御系を設計する上で有利であ
るという効果がある。
【0022】また、請求項3記載の発明によると、請求
項1又は2記載の効果を得ることができるとともに、隔
壁形成部材を、前記流体室に面しながら磁路形成部材と
連結している隔壁部の肉厚を薄く形成し、前記隔壁部の
外周から前記可動部材の変位方向に向けて環状のリブを
突出させた構造としてさらに可動部材の軽量化を図って
いるので、大型の電磁アクチュエータを用いなくても十
分な大きさの支持力をはっせいすることができる。
項1又は2記載の効果を得ることができるとともに、隔
壁形成部材を、前記流体室に面しながら磁路形成部材と
連結している隔壁部の肉厚を薄く形成し、前記隔壁部の
外周から前記可動部材の変位方向に向けて環状のリブを
突出させた構造としてさらに可動部材の軽量化を図って
いるので、大型の電磁アクチュエータを用いなくても十
分な大きさの支持力をはっせいすることができる。
【0023】また、請求項4及び5記載の発明による
と、隔壁形成部材及び磁路形成部材の連結部の軽量化を
図っているので、請求項1乃至3記載と同様の効果を得
ることができる。
と、隔壁形成部材及び磁路形成部材の連結部の軽量化を
図っているので、請求項1乃至3記載と同様の効果を得
ることができる。
【0024】さらに、請求項6記載の発明によると、請
求項1乃至5記載の効果を得ることができるとともに、
従来装置のように隔壁形成部材の外径寸法を小さくしな
くても本発明の隔壁形成部材の軽量化を図ることができ
ることから、本発明の隔壁形成部材の外周面と第2部材
の内周面との間に全周に渡って固定したシール部材を、
流体室に対する受圧面積が小さくなる形状に設定するこ
とができる。この結果、可動部材が上下方向に変位して
流体室の容積が変化しても、その容積変化がシール部材
の弾性変形に吸収されるおそれがない。そして、前述し
た請求項3のように隔壁形成部材の環状のリブと第2部
材との間にシール部材を固定すると、従来装置と比較し
て体積が増大したシール部材となる。これにより、上下
方向のばね定数が大きいシール部材を選択しなくても、
可動部材の上下方向変位に伴う弾性変形に対する耐久性
が低下しないシール部材となる。さらに、電磁アクチュ
エータで発生する力の特性を、シール部材の小さなばね
定数を無視し、板ばねのばね定数のみを考慮して決定で
きるという利点もある。
求項1乃至5記載の効果を得ることができるとともに、
従来装置のように隔壁形成部材の外径寸法を小さくしな
くても本発明の隔壁形成部材の軽量化を図ることができ
ることから、本発明の隔壁形成部材の外周面と第2部材
の内周面との間に全周に渡って固定したシール部材を、
流体室に対する受圧面積が小さくなる形状に設定するこ
とができる。この結果、可動部材が上下方向に変位して
流体室の容積が変化しても、その容積変化がシール部材
の弾性変形に吸収されるおそれがない。そして、前述し
た請求項3のように隔壁形成部材の環状のリブと第2部
材との間にシール部材を固定すると、従来装置と比較し
て体積が増大したシール部材となる。これにより、上下
方向のばね定数が大きいシール部材を選択しなくても、
可動部材の上下方向変位に伴う弾性変形に対する耐久性
が低下しないシール部材となる。さらに、電磁アクチュ
エータで発生する力の特性を、シール部材の小さなばね
定数を無視し、板ばねのばね定数のみを考慮して決定で
きるという利点もある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る防振支持装置
の一実施形態である能動型振動制御装置を適用した車両
の概略側面図である。
に基づいて説明する。図1は本発明に係る防振支持装置
の一実施形態である能動型振動制御装置を適用した車両
の概略側面図である。
【0026】先ず、構成を説明すると、エンジン17が
駆動信号に応じた能動的な支持力を発生可能な防振支持
装置(能動型エンジンマウント)20を介して、サスペ
ンションメンバ等から構成される車体18に支持されて
いる。なお、実際には、エンジン17及び車体18間に
は、防振支持装置20の他にエンジン17及び車体18
間の相対変位に応じた受動的な支持力を発生する複数の
エンジンマウントも介在している。受動的なエンジンマ
ウントとしては、例えばゴム状の弾性体で荷重を支持す
る通常のエンジンマウントや、ゴム状の弾性体内部に減
衰力発生可能に流体を封入してなる公知の流体封入式の
マウントインシュレータ等が適用できる。
駆動信号に応じた能動的な支持力を発生可能な防振支持
装置(能動型エンジンマウント)20を介して、サスペ
ンションメンバ等から構成される車体18に支持されて
いる。なお、実際には、エンジン17及び車体18間に
は、防振支持装置20の他にエンジン17及び車体18
間の相対変位に応じた受動的な支持力を発生する複数の
エンジンマウントも介在している。受動的なエンジンマ
ウントとしては、例えばゴム状の弾性体で荷重を支持す
る通常のエンジンマウントや、ゴム状の弾性体内部に減
衰力発生可能に流体を封入してなる公知の流体封入式の
マウントインシュレータ等が適用できる。
【0027】次に、図2に示すものは、防振支持装置2
0の具体的な構成を示すものである、装置ケース43に
外筒34、オリフィス構成部材36、内筒37、支持弾
性体32等のマウント部品を内蔵し、これらマウント部
品の下部に、主流体室の隔壁の一部を形成しながら弾性
支持された可動部材を主流体室の容積が変化する方向に
変位させる電磁アクチュエータ52と、車体メンバ28
の振動状況を検出する荷重センサ54とを内蔵してい
る。
0の具体的な構成を示すものである、装置ケース43に
外筒34、オリフィス構成部材36、内筒37、支持弾
性体32等のマウント部品を内蔵し、これらマウント部
品の下部に、主流体室の隔壁の一部を形成しながら弾性
支持された可動部材を主流体室の容積が変化する方向に
変位させる電磁アクチュエータ52と、車体メンバ28
の振動状況を検出する荷重センサ54とを内蔵してい
る。
【0028】すなわち、本実施形態の防振支持装置20
は、連結ボルト30aを上方に向けて固定したエンジン
側連結部材30を備えている。このエンジン側連結部材
30の下部には、断面逆台形状の中空筒体30bが固定
されている。
は、連結ボルト30aを上方に向けて固定したエンジン
側連結部材30を備えている。このエンジン側連結部材
30の下部には、断面逆台形状の中空筒体30bが固定
されている。
【0029】前記エンジン側連結部材30の下面側に
は、エンジン側連結部材30の下部側及び中空筒体30
bの周囲を覆うように、支持弾性体32が加硫接着によ
り固定されている。この支持弾性体32は、中央部から
外周部に向けて緩やかに下方に傾斜する厚肉の略円筒状
の弾性体であって、内面に断面山形状の空洞部32aが
形成されている。そして、薄肉形状とした支持弾性体3
2の下端部は、軸心(以下、マウント軸と称する)P1
が中空筒体30bと同軸に振動体支持方向(この場合
は、上下方向)を向くオリフィス構成部材36の内周面
に加硫接着により結合している。
は、エンジン側連結部材30の下部側及び中空筒体30
bの周囲を覆うように、支持弾性体32が加硫接着によ
り固定されている。この支持弾性体32は、中央部から
外周部に向けて緩やかに下方に傾斜する厚肉の略円筒状
の弾性体であって、内面に断面山形状の空洞部32aが
形成されている。そして、薄肉形状とした支持弾性体3
2の下端部は、軸心(以下、マウント軸と称する)P1
が中空筒体30bと同軸に振動体支持方向(この場合
は、上下方向)を向くオリフィス構成部材36の内周面
に加硫接着により結合している。
【0030】オリフィス構成部材36は、同一外周径と
した上端筒部36a及び下端筒部36bの間に小径筒部
36cを連続して形成した部材であり、外周に環状凹部
を設けている。また、図示しないが、小径筒部36cに
は開口部が形成されており、この開口部を介してオリフ
ィス構成部材36の内側及び外側が連通している。
した上端筒部36a及び下端筒部36bの間に小径筒部
36cを連続して形成した部材であり、外周に環状凹部
を設けている。また、図示しないが、小径筒部36cに
は開口部が形成されており、この開口部を介してオリフ
ィス構成部材36の内側及び外側が連通している。
【0031】また、オリフィス構成部材36の外側に外
筒34が嵌合しており、この外筒34は内周径をオリフ
ィス構成部材36の上端筒部36a及び下端筒部36b
の外周径と同一寸法とし、軸方向の長さをオリフィス構
成部材36と同一寸法に設定した円筒部材である。ま
た、この外筒34には開口部34aが形成されており、
この開口部34aの開口縁部にゴム製の薄膜弾性体から
なるダイアフラム42の外周が結合して開口部34aを
閉塞しつつ、外筒34の内側に向けて膨出している。
筒34が嵌合しており、この外筒34は内周径をオリフ
ィス構成部材36の上端筒部36a及び下端筒部36b
の外周径と同一寸法とし、軸方向の長さをオリフィス構
成部材36と同一寸法に設定した円筒部材である。ま
た、この外筒34には開口部34aが形成されており、
この開口部34aの開口縁部にゴム製の薄膜弾性体から
なるダイアフラム42の外周が結合して開口部34aを
閉塞しつつ、外筒34の内側に向けて膨出している。
【0032】そして、上記構成の外筒34を、環状凹部
を囲むようにオリフィス構成部材36に外嵌すると、外
筒34及びオリフィス構成部材36間の周方向に環状空
間が画成され、その環状空間にダイアフラム42が膨出
した状態で配設される。
を囲むようにオリフィス構成部材36に外嵌すると、外
筒34及びオリフィス構成部材36間の周方向に環状空
間が画成され、その環状空間にダイアフラム42が膨出
した状態で配設される。
【0033】また、オリフィス構成部材36の内側に嵌
合している内筒37は、オリフィス構成部材36の小径
筒部36cより小径に形成した最小径筒部37aを備
え、その最小径筒部37aの上下端部に径方向外方に向
けて環状部37b、37cが形成されている。上部側の
環状部37bは、外周径がオリフィス構成部材36の小
径筒部36cより僅かに小径に形成され、下部側の環状
部36cは、オリフィス構成部材36の下端筒部36b
より小径に形成されているとともに、最小径筒部37a
に第2開口部37dが形成されている。
合している内筒37は、オリフィス構成部材36の小径
筒部36cより小径に形成した最小径筒部37aを備
え、その最小径筒部37aの上下端部に径方向外方に向
けて環状部37b、37cが形成されている。上部側の
環状部37bは、外周径がオリフィス構成部材36の小
径筒部36cより僅かに小径に形成され、下部側の環状
部36cは、オリフィス構成部材36の下端筒部36b
より小径に形成されているとともに、最小径筒部37a
に第2開口部37dが形成されている。
【0034】そして、装置ケース43は、その上端部に
上端筒部36aの外周径より小径の円形開口部を有する
上端かしめ部43aが形成されているとともに、この上
端かしめ部43aと連続するケース本体の形状を、内周
径が外筒34の外周径と同一寸法で下端開口部まで連続
する円筒形状(下端開口部を図2の破線で示した形状)
とした部材である。
上端筒部36aの外周径より小径の円形開口部を有する
上端かしめ部43aが形成されているとともに、この上
端かしめ部43aと連続するケース本体の形状を、内周
径が外筒34の外周径と同一寸法で下端開口部まで連続
する円筒形状(下端開口部を図2の破線で示した形状)
とした部材である。
【0035】そして、支持弾性体32、オリフィス構成
部材36、内筒37及びダイアフラム42を一体化した
外筒34を装置ケース43の下端開口部から内部に嵌め
込んでいき、上端かしめ部43aの下面に外筒34及び
オリフィス構成部材36の上端部を当接させることによ
り、それらが装置ケース43内の上部に配設される。
部材36、内筒37及びダイアフラム42を一体化した
外筒34を装置ケース43の下端開口部から内部に嵌め
込んでいき、上端かしめ部43aの下面に外筒34及び
オリフィス構成部材36の上端部を当接させることによ
り、それらが装置ケース43内の上部に配設される。
【0036】ここで、装置ケース43の内周面とダイヤ
フラム42とで囲まれた部分に空気室42cが画成され
るが、この空気室42cを臨む位置に空気孔43aが形
成されており、この空気孔43aを介して空気室42c
と大気が連通している。
フラム42とで囲まれた部分に空気室42cが画成され
るが、この空気室42cを臨む位置に空気孔43aが形
成されており、この空気孔43aを介して空気室42c
と大気が連通している。
【0037】また、装置ケース43内の下部には円筒状
のスペーサ70が嵌め込まれており、このスペーサ70
内の上部に可動部材78が配置されているとともに、ス
ペーサ70内の下部に電磁アクチュエータ52が配置さ
れている。
のスペーサ70が嵌め込まれており、このスペーサ70
内の上部に可動部材78が配置されているとともに、ス
ペーサ70内の下部に電磁アクチュエータ52が配置さ
れている。
【0038】すなわち、スペーサ70は、上部筒体70
a及び下部筒体70bとの間にゴム製の薄膜弾性体から
なるダイアフラム70cを加硫接着した部材である。ま
た、電磁アクチュエータ52は、外観円筒形のヨーク5
2aと、ヨーク52aの上端面側に埋設した円環状の励
磁コイル52bと、ヨーク52aの上面中央部に磁極を
上下方向に向けて固定した永久磁石52cとで構成され
ており、前記ヨーク52aは、上下方向に2分割した上
部ヨーク部材53a及び下部ヨーク部材53bとで構成
されており、上部ヨーク部材53aの下側外周及び下部
ヨーク部材53bの上側外周を削り取って、周方向に連
続する凹部52dが形成されている。そして、スペーサ
70のダイアフラム70cは、前記凹部52dにむけて
膨出しており、装置ケース43の内周面とダイヤフラム
70cとで囲まれた部分に空気室70dが画成される
が、この空気室70dを臨む位置に空気孔43bが形成
されており、この空気孔43bを介して空気室70dと
大気が連通している。なお、ヨーク52aの下面と、車
体側連結ボルト60を備えた蓋部材62との間には、振
動低減制御に必要な残留振動を検出るために、加重セン
サ64が介装されている。なお、荷重センサ64として
は、圧電素子,磁歪素子,歪ゲージ等が適用可能であ
り、このセンサの検出結果は、図1に示すように、残留
振動信号eとしてコントローラ25に供給されるように
なっている。
a及び下部筒体70bとの間にゴム製の薄膜弾性体から
なるダイアフラム70cを加硫接着した部材である。ま
た、電磁アクチュエータ52は、外観円筒形のヨーク5
2aと、ヨーク52aの上端面側に埋設した円環状の励
磁コイル52bと、ヨーク52aの上面中央部に磁極を
上下方向に向けて固定した永久磁石52cとで構成され
ており、前記ヨーク52aは、上下方向に2分割した上
部ヨーク部材53a及び下部ヨーク部材53bとで構成
されており、上部ヨーク部材53aの下側外周及び下部
ヨーク部材53bの上側外周を削り取って、周方向に連
続する凹部52dが形成されている。そして、スペーサ
70のダイアフラム70cは、前記凹部52dにむけて
膨出しており、装置ケース43の内周面とダイヤフラム
70cとで囲まれた部分に空気室70dが画成される
が、この空気室70dを臨む位置に空気孔43bが形成
されており、この空気孔43bを介して空気室70dと
大気が連通している。なお、ヨーク52aの下面と、車
体側連結ボルト60を備えた蓋部材62との間には、振
動低減制御に必要な残留振動を検出るために、加重セン
サ64が介装されている。なお、荷重センサ64として
は、圧電素子,磁歪素子,歪ゲージ等が適用可能であ
り、このセンサの検出結果は、図1に示すように、残留
振動信号eとしてコントローラ25に供給されるように
なっている。
【0039】一方、スペーサ70内の上部には、シール
部材固定用のシールリング72と、板ばね支持用の支持
リング74、ギャップ保持リング76が配置されている
とともに、装置ケース43内において上下方向に変位可
能となるように可動部材78が配置されている。
部材固定用のシールリング72と、板ばね支持用の支持
リング74、ギャップ保持リング76が配置されている
とともに、装置ケース43内において上下方向に変位可
能となるように可動部材78が配置されている。
【0040】可動部材78は、アルミニウム合金からな
る外観円形状の隔壁形成部材78Aと、この隔壁形成部
材78Aより大径円形状に形成され、鉄からなる磁路形
成部材78Bとで構成された部材であって、電磁アクチ
ュエータ52に対して遠い方に位置する隔壁形成部材7
8Aの軸心にボルト孔80aを形成し、電磁アクチュエ
ータ52に近い磁路形成部材78Bを貫通したアルミニ
ウム合金製の軽量ボルト80がボルト孔80aに螺合す
ることにより、隔壁形成部材78A及び磁路形成部材7
8Bが一体構造となっている。
る外観円形状の隔壁形成部材78Aと、この隔壁形成部
材78Aより大径円形状に形成され、鉄からなる磁路形
成部材78Bとで構成された部材であって、電磁アクチ
ュエータ52に対して遠い方に位置する隔壁形成部材7
8Aの軸心にボルト孔80aを形成し、電磁アクチュエ
ータ52に近い磁路形成部材78Bを貫通したアルミニ
ウム合金製の軽量ボルト80がボルト孔80aに螺合す
ることにより、隔壁形成部材78A及び磁路形成部材7
8Bが一体構造となっている。
【0041】また、磁路形成部材78Bの外周縁部に
は、この磁路形成部材78Bと電磁アクチュエータ52
との直接の衝突を防止するためのリング状のゴム状弾性
体からなるストッパ部材78Cが固定されている。
は、この磁路形成部材78Bと電磁アクチュエータ52
との直接の衝突を防止するためのリング状のゴム状弾性
体からなるストッパ部材78Cが固定されている。
【0042】そして、隔壁形成部材78A及び磁路形成
部材78B間には、リング状に連続した板ばね収容空間
が画成されているが、この板ばね収容空間に、この可動
部材78を弾性支持するための板ばね82が収容されて
いる。つまり、板ばね82の内周部が、隔壁形成部材7
8Aの裏面中央部を下側から支持し、板ばね82の外周
部を、支持リング74の内周面に形成した凸状リング7
4aが下側から支持しており、これにより可動部材78
が装置ケース43に板ばね82を介して弾性支持されて
いる。
部材78B間には、リング状に連続した板ばね収容空間
が画成されているが、この板ばね収容空間に、この可動
部材78を弾性支持するための板ばね82が収容されて
いる。つまり、板ばね82の内周部が、隔壁形成部材7
8Aの裏面中央部を下側から支持し、板ばね82の外周
部を、支持リング74の内周面に形成した凸状リング7
4aが下側から支持しており、これにより可動部材78
が装置ケース43に板ばね82を介して弾性支持されて
いる。
【0043】そして、隔壁形成部材78Aは、流体室8
4に面している隔壁部80cの肉厚を薄くし、隔壁部8
0cの外周から上方に突出する環状のリブ80bを形成
した部材である。また、隔壁形成部材78の上面と、支
持弾性体32の下面と、内筒37の内周面とで流体室8
4が形成され、この流体室84内に流体が封入される。
ただし、流体室84から板ばね82を収容している板ば
ね収容空間側への流体の漏洩を防止するため、隔壁形成
部材78Aの外周側と、シールリング72の内周側との
間には、シール部材86が固定されている。
4に面している隔壁部80cの肉厚を薄くし、隔壁部8
0cの外周から上方に突出する環状のリブ80bを形成
した部材である。また、隔壁形成部材78の上面と、支
持弾性体32の下面と、内筒37の内周面とで流体室8
4が形成され、この流体室84内に流体が封入される。
ただし、流体室84から板ばね82を収容している板ば
ね収容空間側への流体の漏洩を防止するため、隔壁形成
部材78Aの外周側と、シールリング72の内周側との
間には、シール部材86が固定されている。
【0044】このシール部材86は、リング形状をした
ゴム状弾性体であって、その弾性変形によって、シール
リング7や装置ケース43に対する可動部材78の上下
方向への相対変位を許容している。
ゴム状弾性体であって、その弾性変形によって、シール
リング7や装置ケース43に対する可動部材78の上下
方向への相対変位を許容している。
【0045】一方、電磁アクチュエータ52の励磁コイ
ル52bは、コントローラ25から供給される電流であ
る駆動信号yに応じて所定の電磁力を発生するようにな
っている。コントローラ25は、マイクロコンピュー
タ,必要なインタフェース回路,A/D変換器,D/A
変換器,アンプ、ROM,RAM等の記憶媒体等を含ん
で構成され、エンジン17で発生する振動を低減できる
能動的な支持力が防振支持装置20に発生するように、
防振支持装置20に対する駆動信号yを生成し出力する
ようになっている。
ル52bは、コントローラ25から供給される電流であ
る駆動信号yに応じて所定の電磁力を発生するようにな
っている。コントローラ25は、マイクロコンピュー
タ,必要なインタフェース回路,A/D変換器,D/A
変換器,アンプ、ROM,RAM等の記憶媒体等を含ん
で構成され、エンジン17で発生する振動を低減できる
能動的な支持力が防振支持装置20に発生するように、
防振支持装置20に対する駆動信号yを生成し出力する
ようになっている。
【0046】ここで、エンジン17で発生するアイドル
振動やこもり音振動は、例えばレシプロ4気筒エンジン
の場合、エンジン回転2次成分のエンジン振動が車体1
8に伝達されることが主な原因であるから、そのエンジ
ン回転2次成分に同期して駆動信号yを生成し出力すれ
ば、車体側振動の低減が可能となる。そこで、本実施の
形態では、エンジン17のクランク軸の回転に同期した
(例えば、レシプロ4気筒エンジンの場合には、クラン
ク軸が180度回転する度に一つの)インパルス信号を
生成し基準信号xとして出力するパルス信号生成器19
を設けていて、その基準信号xが、コントローラ25に
供給されるようになっている。
振動やこもり音振動は、例えばレシプロ4気筒エンジン
の場合、エンジン回転2次成分のエンジン振動が車体1
8に伝達されることが主な原因であるから、そのエンジ
ン回転2次成分に同期して駆動信号yを生成し出力すれ
ば、車体側振動の低減が可能となる。そこで、本実施の
形態では、エンジン17のクランク軸の回転に同期した
(例えば、レシプロ4気筒エンジンの場合には、クラン
ク軸が180度回転する度に一つの)インパルス信号を
生成し基準信号xとして出力するパルス信号生成器19
を設けていて、その基準信号xが、コントローラ25に
供給されるようになっている。
【0047】そして、コントローラ25は、供給される
残留振動信号e及び基準信号xに基づき、逐次更新型の
適応アルゴリズムの一つである同期式Filtered
−XLMSアルゴリズムを実行することにより、防振支
持装置20に対する駆動信号yを演算し、その駆動信号
yを防振支持装置20に出力するようになっている。
残留振動信号e及び基準信号xに基づき、逐次更新型の
適応アルゴリズムの一つである同期式Filtered
−XLMSアルゴリズムを実行することにより、防振支
持装置20に対する駆動信号yを演算し、その駆動信号
yを防振支持装置20に出力するようになっている。
【0048】具体的には、コントローラ25は、フィル
タ係数Wi (i=0,1,2,…,I−1:Iはタップ
数)可変の適応ディジタルフィルタWを有していて、最
新の基準信号xが入力された時点から所定のサンプリン
グ・クロックの間隔で、その適応ディジタルフィルタW
のフィルタ係数Wi を順番に駆動信号yとして出力する
一方、基準信号x及び残留振動信号eに基づいて適応デ
ィジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を適宜更新する
処理を実行するようになっている。
タ係数Wi (i=0,1,2,…,I−1:Iはタップ
数)可変の適応ディジタルフィルタWを有していて、最
新の基準信号xが入力された時点から所定のサンプリン
グ・クロックの間隔で、その適応ディジタルフィルタW
のフィルタ係数Wi を順番に駆動信号yとして出力する
一方、基準信号x及び残留振動信号eに基づいて適応デ
ィジタルフィルタWのフィルタ係数Wi を適宜更新する
処理を実行するようになっている。
【0049】適応ディジタルフィルタWの更新式は、F
iltered−X LMSアルゴリズムに従った下記
の(1)式のようになる。 Wi (n+1)=Wi (n)−μRT e(n) ……(1) ここで、(n),(n+1)が付く項はサンプリング時
刻n,n+1における値であることを表し、μは収束係
数である。また、更新用基準信号RT は、理論的には、
基準信号xを、防振支持装置1の電磁アクチュエータ5
2及び荷重センサ64間の伝達関数Cを有限インパルス
応答型フィルタでモデル化した伝達関数フィルタC^で
フィルタ処理した値であるが、基準信号xの大きさは
“1”であるから、伝達関数フィルタC^のインパルス
応答を基準信号xに同期して次々と生成した場合のそれ
らインパルス応答波形のサンプリング時刻nにおける和
に一致する。また、理論的には、基準信号xを適応ディ
ジタルフィルタWでフィルタ処理して駆動信号yを生成
するのであるが、基準信号xの大きさが“1”であるた
め、フィルタ係数Wi を順番に駆動信号yとして出力し
ても、フィルタ処理の結果を駆動信号yとしたのと同じ
結果になる。
iltered−X LMSアルゴリズムに従った下記
の(1)式のようになる。 Wi (n+1)=Wi (n)−μRT e(n) ……(1) ここで、(n),(n+1)が付く項はサンプリング時
刻n,n+1における値であることを表し、μは収束係
数である。また、更新用基準信号RT は、理論的には、
基準信号xを、防振支持装置1の電磁アクチュエータ5
2及び荷重センサ64間の伝達関数Cを有限インパルス
応答型フィルタでモデル化した伝達関数フィルタC^で
フィルタ処理した値であるが、基準信号xの大きさは
“1”であるから、伝達関数フィルタC^のインパルス
応答を基準信号xに同期して次々と生成した場合のそれ
らインパルス応答波形のサンプリング時刻nにおける和
に一致する。また、理論的には、基準信号xを適応ディ
ジタルフィルタWでフィルタ処理して駆動信号yを生成
するのであるが、基準信号xの大きさが“1”であるた
め、フィルタ係数Wi を順番に駆動信号yとして出力し
ても、フィルタ処理の結果を駆動信号yとしたのと同じ
結果になる。
【0050】次に、本実施の形態の動作を説明する。即
ち、エンジン17でアイドル振動やこもり音振動が発生
している状況では、コントローラ25から防振支持装置
20の電磁アクチュエータ52に対しては、基準信号x
が入力された時点から、サンプリング・クロックの間隔
で、適応ディジタルフィルタWのフィルタ係数Wi が順
番に駆動信号yとして供給される。
ち、エンジン17でアイドル振動やこもり音振動が発生
している状況では、コントローラ25から防振支持装置
20の電磁アクチュエータ52に対しては、基準信号x
が入力された時点から、サンプリング・クロックの間隔
で、適応ディジタルフィルタWのフィルタ係数Wi が順
番に駆動信号yとして供給される。
【0051】この結果、励磁コイル52bに駆動信号y
に応じた磁力が発生するが、磁路形成部材78Bには、
既に永久磁石52cによる一定の磁力が付与されている
から、その励磁コイル52bによる磁力は永久磁石52
cの磁力を強める又は弱めるように作用すると考えるこ
とができる。つまり、励磁コイル52bに駆動信号yが
供給されていない状態では、磁路形成部材78Bを含む
可動部材78は、板ばね82による支持力と、永久磁石
52cの磁力との釣り合った中立の位置に変位すること
になる。そして、この中立の状態で励磁コイル52bに
駆動信号yが供給されると、その駆動信号yによって励
磁コイル52bに発生する磁力が永久磁石52cの磁力
と逆方向であれば、可動部材78は電磁アクチュエータ
52とのクリアランスが増大する方向に変位する。逆
に、励磁コイル52bに発生する磁力が永久磁石52c
の磁力と同じ方向であれば、可動部材78は電磁アクチ
ュエータ52とのクリアランスが減少する方向に変位す
る。
に応じた磁力が発生するが、磁路形成部材78Bには、
既に永久磁石52cによる一定の磁力が付与されている
から、その励磁コイル52bによる磁力は永久磁石52
cの磁力を強める又は弱めるように作用すると考えるこ
とができる。つまり、励磁コイル52bに駆動信号yが
供給されていない状態では、磁路形成部材78Bを含む
可動部材78は、板ばね82による支持力と、永久磁石
52cの磁力との釣り合った中立の位置に変位すること
になる。そして、この中立の状態で励磁コイル52bに
駆動信号yが供給されると、その駆動信号yによって励
磁コイル52bに発生する磁力が永久磁石52cの磁力
と逆方向であれば、可動部材78は電磁アクチュエータ
52とのクリアランスが増大する方向に変位する。逆
に、励磁コイル52bに発生する磁力が永久磁石52c
の磁力と同じ方向であれば、可動部材78は電磁アクチ
ュエータ52とのクリアランスが減少する方向に変位す
る。
【0052】このように可動部材78は正逆両方向に変
位可能であり、可動部材78が変位すれば、流体室84
の隔壁の一部を形成する隔壁形成部材78Aも変位し、
これにより流体室84の容積が変化し、その容積変化に
よって支持弾性体32の拡張ばねが変形するから、この
防振支持装置20に正逆両方向の能動的な支持力が発生
するのである。
位可能であり、可動部材78が変位すれば、流体室84
の隔壁の一部を形成する隔壁形成部材78Aも変位し、
これにより流体室84の容積が変化し、その容積変化に
よって支持弾性体32の拡張ばねが変形するから、この
防振支持装置20に正逆両方向の能動的な支持力が発生
するのである。
【0053】駆動信号yとなる適応ディジタルフィルタ
Wの各フィルタ係数Wi は、同期式Filtered−
X LMSアルゴリズムに従った上記(1)式によって
逐次更新されるため、ある程度の時間が経過して適応デ
ィジタルフィルタWの各フィルタ係数Wi が最適値に収
束した後は、駆動信号yが防振支持装置1に供給される
ことによって、エンジン17から防振支持装置20を介
して車体18側に伝達されるアイドル振動やこもり音振
動が低減されるようになるのである。
Wの各フィルタ係数Wi は、同期式Filtered−
X LMSアルゴリズムに従った上記(1)式によって
逐次更新されるため、ある程度の時間が経過して適応デ
ィジタルフィルタWの各フィルタ係数Wi が最適値に収
束した後は、駆動信号yが防振支持装置1に供給される
ことによって、エンジン17から防振支持装置20を介
して車体18側に伝達されるアイドル振動やこもり音振
動が低減されるようになるのである。
【0054】そして、本実施形態にあっては、可動部材
78を、アルミニウム合金からなる非磁性体の隔壁形成
部材78Aと、鉄からなる磁性体の磁路形成部材78B
とで構成しているので、板ばね82と隔壁形成部材78
Aとの接触部において発生した摩耗粉が摩耗しても、磁
気を帯びることがない。その結果、摩耗粉が磁路形成部
材78B上に落ちても磁路形成部材78Bの磁界を乱す
おそれがなく、電磁アクチュエータ10のヨーク52a
への可動部材78の接触を防止することができる。つま
り、電磁アクチュエータ52が可動部材78を引きつけ
る場合、摩耗粉は磁路形成部材78Bの磁界を乱してい
ないので、傾斜が防止されて電磁アクチュエータ52に
対して略水平に離間している可動部材78がヨーク52
aに近づいていき、ヨーク10Aへの片当たり等の可能
性を低減することができる。
78を、アルミニウム合金からなる非磁性体の隔壁形成
部材78Aと、鉄からなる磁性体の磁路形成部材78B
とで構成しているので、板ばね82と隔壁形成部材78
Aとの接触部において発生した摩耗粉が摩耗しても、磁
気を帯びることがない。その結果、摩耗粉が磁路形成部
材78B上に落ちても磁路形成部材78Bの磁界を乱す
おそれがなく、電磁アクチュエータ10のヨーク52a
への可動部材78の接触を防止することができる。つま
り、電磁アクチュエータ52が可動部材78を引きつけ
る場合、摩耗粉は磁路形成部材78Bの磁界を乱してい
ないので、傾斜が防止されて電磁アクチュエータ52に
対して略水平に離間している可動部材78がヨーク52
aに近づいていき、ヨーク10Aへの片当たり等の可能
性を低減することができる。
【0055】また、隔壁形成部材78Aをアルミニウム
合金により形成して可動部材78の軽量化を図っている
ことから、板ばね82とで決まる共振周波数が低い値と
なり、制御可能な周波数が高い値となるので、振動を良
好に低減するための制御系を設計する上で有利となる。
合金により形成して可動部材78の軽量化を図っている
ことから、板ばね82とで決まる共振周波数が低い値と
なり、制御可能な周波数が高い値となるので、振動を良
好に低減するための制御系を設計する上で有利となる。
【0056】また、隔壁形成部材78A及び磁路形成部
材78Bは、アルミニウム合金製の軽量ボルト80を介
して連結しているので、さらに可動部材78の軽量化を
図ることができる。なお、可動部材78の下面中央部は
磁力線が通らないので、軽量ボルト80が非磁性体であ
っても可動部材78の上下方向の変位に悪影響を与えな
い。
材78Bは、アルミニウム合金製の軽量ボルト80を介
して連結しているので、さらに可動部材78の軽量化を
図ることができる。なお、可動部材78の下面中央部は
磁力線が通らないので、軽量ボルト80が非磁性体であ
っても可動部材78の上下方向の変位に悪影響を与えな
い。
【0057】また、本実施形態では、流体室84に面し
ている隔壁部80cの肉厚を薄くし、隔壁部80cの外
周から上方に突出する環状のリブ80bを形成した隔壁
形成部材78Aを使用しているので、図4に示した従来
装置の改善策のように隔壁形成部材の外径寸法を小さく
しなくても軽量化を図ることができる。そして、シール
部材86の幅寸法が小さくなって流体室84に対するシ
ール部材86の受圧面積も小さいので、可動部材78が
上下方向に変位して流体室84の容積が変化しても、そ
の容積変化がシール部材86の弾性変形に吸収されるお
それがない。その結果、大型の電磁アクチュエータ10
を用いなくても、十分な大きさの支持力を発生する上で
極めて有利である。
ている隔壁部80cの肉厚を薄くし、隔壁部80cの外
周から上方に突出する環状のリブ80bを形成した隔壁
形成部材78Aを使用しているので、図4に示した従来
装置の改善策のように隔壁形成部材の外径寸法を小さく
しなくても軽量化を図ることができる。そして、シール
部材86の幅寸法が小さくなって流体室84に対するシ
ール部材86の受圧面積も小さいので、可動部材78が
上下方向に変位して流体室84の容積が変化しても、そ
の容積変化がシール部材86の弾性変形に吸収されるお
それがない。その結果、大型の電磁アクチュエータ10
を用いなくても、十分な大きさの支持力を発生する上で
極めて有利である。
【0058】さらに、シール部材86は、隔壁形成部材
78Aのリブ80bの外周とシールリング72との間に
固定されているので、図4に示した従来装置と比較して
体積が増大した部材となる。その結果、上下方向のばね
定数が大きい部材を選択しなくても、可動部材78の上
下方向変位に伴う弾性変形に対する耐久性が低下しない
シール部材86となる。それとともに、電磁アクチュエ
ータ52で発生する力の特性を、シール部材86の小さ
なばね定数を無視し、板ばね82のばね定数のみを考慮
して決定できるという利点もある。
78Aのリブ80bの外周とシールリング72との間に
固定されているので、図4に示した従来装置と比較して
体積が増大した部材となる。その結果、上下方向のばね
定数が大きい部材を選択しなくても、可動部材78の上
下方向変位に伴う弾性変形に対する耐久性が低下しない
シール部材86となる。それとともに、電磁アクチュエ
ータ52で発生する力の特性を、シール部材86の小さ
なばね定数を無視し、板ばね82のばね定数のみを考慮
して決定できるという利点もある。
【0059】ここで、本実施の形態にあっては、連結ボ
ルト30が第1部材に対応し、オリフィス構成部材3
6、内筒37、装置ケース43、シールリング72、支
持リング74、ギャップ保持リング76が第2部材に対
応している。
ルト30が第1部材に対応し、オリフィス構成部材3
6、内筒37、装置ケース43、シールリング72、支
持リング74、ギャップ保持リング76が第2部材に対
応している。
【0060】図3は本発明の第2の実施形態を示す図で
あって、この実施の形態も上記第1の実施形態と同様に
本発明に係る防振支持装置20を車両に適用したもので
あり、全体構成は上記第1の実施形態と同様であるため
その図示及び説明は省略する。また、図3は、上記第1
の実施形態の図2と同様に防振支持装置20の構成を示
す断面図であり、図2の場合と同一の部材及び部位には
同じ符号を付し、その重複する説明は省略する。
あって、この実施の形態も上記第1の実施形態と同様に
本発明に係る防振支持装置20を車両に適用したもので
あり、全体構成は上記第1の実施形態と同様であるため
その図示及び説明は省略する。また、図3は、上記第1
の実施形態の図2と同様に防振支持装置20の構成を示
す断面図であり、図2の場合と同一の部材及び部位には
同じ符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0061】即ち、本実施形態にあっては、隔壁形成部
材78Aに連結突起部80dを形成し、磁路形成部材7
8Bに嵌合孔80eを形成している。そして、嵌合孔8
0eに上方から内嵌した連結突起部80dの下端部をか
しめ固定することにより、隔壁形成部材78A及び磁路
形成部材78Bが互いに連結している。その他の構成
は、上記第1の実施形態と同様である。
材78Aに連結突起部80dを形成し、磁路形成部材7
8Bに嵌合孔80eを形成している。そして、嵌合孔8
0eに上方から内嵌した連結突起部80dの下端部をか
しめ固定することにより、隔壁形成部材78A及び磁路
形成部材78Bが互いに連結している。その他の構成
は、上記第1の実施形態と同様である。
【0062】このような構成にすると、第1実施形態の
軽量ボルト80に代えてアルミニウム合金製の連結突起
部80dを使用して隔壁形成部材78A及び磁路形成部
材78Bを一体化しているので、可動部材78の軽量化
を図ることができる。この結果、板ばね82とで決まる
共振周波数が低い値となり、制御可能な周波数が高い値
となるので、振動を良好に低減するための制御系を設計
する上で有利となる。なお、可動部材78の下面中央部
は磁力線が通らないので、連結突起部80dが非磁性体
であっても可動部材78の上下方向の変位に悪影響を与
えない。
軽量ボルト80に代えてアルミニウム合金製の連結突起
部80dを使用して隔壁形成部材78A及び磁路形成部
材78Bを一体化しているので、可動部材78の軽量化
を図ることができる。この結果、板ばね82とで決まる
共振周波数が低い値となり、制御可能な周波数が高い値
となるので、振動を良好に低減するための制御系を設計
する上で有利となる。なお、可動部材78の下面中央部
は磁力線が通らないので、連結突起部80dが非磁性体
であっても可動部材78の上下方向の変位に悪影響を与
えない。
【0063】なお、上記各実施形態の隔壁形成部材78
A、ボルト孔80aはアルミニウム合金製であるが、軽
量化を図ることができ、非磁性を有する材料であれば、
例えばチタン合金などを材料としても同様の作用効果を
得ることができる。しかし、材料コストの面で考えると
アルミニウム合金が適している。
A、ボルト孔80aはアルミニウム合金製であるが、軽
量化を図ることができ、非磁性を有する材料であれば、
例えばチタン合金などを材料としても同様の作用効果を
得ることができる。しかし、材料コストの面で考えると
アルミニウム合金が適している。
【0064】そして、本発明の適用対象は車両に限定さ
れるものではなく、エンジン17以外で発生する振動を
低減するための防振支持装置であっても本発明は適用可
能であり、適用対象に関係なく上記各実施の形態と同様
の作用効果を奏することができる。例えば、工作機械か
らフロアや室内に伝達される振動を低減する防振支持装
置であっても、本発明は適用可能である。
れるものではなく、エンジン17以外で発生する振動を
低減するための防振支持装置であっても本発明は適用可
能であり、適用対象に関係なく上記各実施の形態と同様
の作用効果を奏することができる。例えば、工作機械か
らフロアや室内に伝達される振動を低減する防振支持装
置であっても、本発明は適用可能である。
【0065】さらに、上記各実施の形態では、駆動信号
yを生成するアルゴリズムとして同期式Filtere
d−X LMSアルゴリズムを適用しているが、適用可
能なアルゴリズムはこれに限定されるものではなく、例
えば、通常のFiltered−X LMSアルゴリズ
ム等であってもよい。
yを生成するアルゴリズムとして同期式Filtere
d−X LMSアルゴリズムを適用しているが、適用可
能なアルゴリズムはこれに限定されるものではなく、例
えば、通常のFiltered−X LMSアルゴリズ
ム等であってもよい。
【図1】車両の概略側面図である。
【図2】第1の実施形態の防振支持装置の構成を示す断
面図である。
面図である。
【図3】第2の実施形態の防振支持装置の構成を示す断
面図である。
面図である。
【図4】先行する防振支持装置の構成を示す断面図であ
る。
る。
20 防振支持装置 30 連結ボルト(第1部材) 32 支持弾性体 36 オリフィス構成部材(第2部材) 37 内筒(第2部材) 43 装置ケース(第2部材) 52 電磁アクチュエータ 72 シールリング(第2部材) 74 支持リング(第2部材) 76 ギャップ保持リング(第2部材) 78 可動部材 78A 隔壁形成部材 78B 磁路形成部材 80 軽量ボルト 80b リブ 80c 隔壁部 80d 連結突起部 80e 嵌合孔 82 板ばね 84 流体室 86 シール部材
Claims (6)
- 【請求項1】 支持弾性体と、この支持弾性体の一端側
が固定される第1部材と、前記支持弾性体の他端側が固
定される第2部材と、前記支持弾性体及び前記第2部材
によって画成され内部に流体が封入された流体室と、こ
の流体室の容積を変化させる方向に変位可能に前記第2
部材に弾性支持された可動部材と、この可動部材を挟ん
で前記流体室とは逆側に位置するように前記第2部材に
支持され且つ駆動信号に応じて前記可動部材を変位させ
る力を発生する電磁アクチュエータと、を備えた防振支
持装置において、 前記可動部材を、前記流体室の隔壁の一部を形成する隔
壁形成部材と、前記電磁アクチュエータ側に位置する磁
路形成部材とを一体化した構成とし、前記隔壁形成部材
を非磁性を有する材料により形成し、前記磁路形成部材
を磁性を有する材料により形成する一方、前記可動部材
を、前記隔壁形成部材の前記流体室に対して逆側を向く
面に内周部が接する板ばねを介して前記第2部材が弾性
支持するようにしたことを特徴とする防振支持装置。 - 【請求項2】 前記隔壁形成部材を、アルミニウム合金
等のように軽量な非磁性材料で形成したことを特徴とす
る請求項1記載の防振支持装置。 - 【請求項3】 前記隔壁形成部材を、前記流体室に面し
ながら前記磁路形成部材と連結している隔壁部の肉厚を
薄く形成し、前記隔壁部の外周から前記可動部材の変位
方向に向けて環状のリブを突出させた構造としたことを
特徴とする請求項1又は2記載の防振支持装置。 - 【請求項4】 前記隔壁形成部材及び前記磁路形成部材
を、アルミニウム合金製のボルトのような軽量ボルトを
介して互いに連結したことを特徴とする請求項1乃至3
の何れかに記載の防振支持装置。 - 【請求項5】 アルミニウム合金等のように軽量材料で
形成した前記隔壁形成部材に連結突起部を形成し、前記
磁路形成部材に嵌合孔を形成するとともに、前記嵌合孔
に前記連結突起部を内嵌し、前記嵌合孔を貫通して突出
した前記連結突起部の端部をかしめ固定することによ
り、前記隔壁形成部材及び前記磁路形成部材を互いに連
結したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
の防振支持装置。 - 【請求項6】 前記隔壁形成部材の外周面と、前記第2
部材の内周面との間に、全周に渡ってシール部材を固定
したことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の
防振支持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3831298A JPH11230236A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 防振支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3831298A JPH11230236A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 防振支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11230236A true JPH11230236A (ja) | 1999-08-27 |
Family
ID=12521788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3831298A Pending JPH11230236A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 防振支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11230236A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240841A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3831298A patent/JPH11230236A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008240841A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
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