JPH11240445A - 液圧倍力装置 - Google Patents

液圧倍力装置

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Publication number
JPH11240445A
JPH11240445A JP10043514A JP4351498A JPH11240445A JP H11240445 A JPH11240445 A JP H11240445A JP 10043514 A JP10043514 A JP 10043514A JP 4351498 A JP4351498 A JP 4351498A JP H11240445 A JPH11240445 A JP H11240445A
Authority
JP
Japan
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valve
hydraulic pressure
hydraulic
piston
pressure
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Application number
JP10043514A
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English (en)
Inventor
Kuraji Yamashita
山下倉治
Osamu Kanazawa
金沢治
Hiroyuki Yamaga
山賀裕之
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非常用アキュムレータに所定の液圧を確実に蓄
圧することができるようにしながら、しかも当接音の発
生を抑制あるいは防止する。 【解決手段】非常用アキュムレータ9の蓄圧が設定圧と
なると、第2ボール弁112が開いて、室101の作動
液が絞り81で絞られてリザーバ8にゆっくりと排出さ
れる。このため、段付ピストン70の上動がゆっくりと
なる。これにより、段付ピストン70の上端がハウジン
グ93に当接し難くなり、当接音の発生が抑制される。
仮に、段付ピストン70がハウジング93に当接して
も、ゆっくり当接するので、当接音の発生はほとんどな
く、しかも段付ピストン70は弾性部材80を介してハ
ウジング93に当接するので、当接音の発生をより一層
確実に防止できる。更に、弁部98が弁座97に着座す
るときにも、弁座97が弾性部材で形成されているの
で、同様に当接音は発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
いてブレーキペダルの踏力を作動液の液圧により倍力し
てブレーキ力を増大させるオープンセンタ型のブレーキ
ブースタ等の液圧倍力装置の技術分野に属し、特に作動
液の液圧失陥時に液圧倍力装置を作動させるための非常
用の液圧を蓄えておく非常用アキュムレータを備えた液
圧倍力装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車等の車両においては、操作
部材の操作力を作動液の液圧により倍力して出力する液
圧倍力システムが用いられているものがある。この液圧
倍力システムとして、例えば、ブレーキペダルのペダル
踏力のみでは得られない大きなブレーキ力を得るためや
ペダル踏力を軽減するため等により、作動液の液圧によ
り作動する液圧ブレーキ倍力装置を用いてペダル踏力を
倍力してマスタシリンダを作動させる液圧ブレーキシス
テムがある。
【0003】このような液圧ブレーキシステムとして、
従来図4に示すような液圧ブレーキシステムがある。図
中、1は液圧ブレーキシステム、2はブレーキペダル、
3はこのブレーキペダル2によって作動されてペダル踏
力を倍力して出力するオープンセンタ型ハイドロリック
ブレーキブースタ(以下、ブレーキブースタまたは単に
ブースタともいう)、4はこのブースタ3の出力によっ
て作動されブレーキ液圧を発生するタンデム型のマスタ
シリンダ、5はマスタシリンダ4からのブレーキ液圧で
作動して各車輪に対するブレーキ力を発生するブレーキ
シリンダ、6はエンジン7によって駆動されて作動液を
ブースタ3に送給するポンプ、8は作動液を貯留するリ
ザーバ、および9はポンプ6の故障等によりポンプ6か
ら作動液が送給されないときに、ブースタ3を作動させ
るための非常用の液圧を蓄える非常用アキュムレータで
ある。
【0004】オープンセンタ型のブースタ3は、ブレー
キ非操作時に制御弁の隙間が最大に開いて作動液を自由
に流すとともに、操作時に制御弁の隙間を絞ることによ
り作動液の流れを制限して液圧を発生し、この液圧によ
り出力するものであり、従来種々の構造のものが公知と
なっている。その一例のブースタ3を図5に示す。この
ブースタ3は従来公知であり、しかも後述する本発明の
ブースタにおいて詳細に説明するので、ここでは本発明
が解決しようとする課題に関係する部分について簡単に
説明する。
【0005】図5に示すブレーキ非操作状態において
は、第1環状溝10と第2環状溝11との間の隙間が最
大となっており、また第2環状溝11と第3環状溝12
との間が遮断しているとともに第3環状溝12と第4環
状溝13との間が連通している。したがって、ポンプ6
から吐出された作動液は、オープンセンタ型のブースタ
3の入口通路14、第2環状溝11、第1環状溝10と
第2環状溝11との間の隙間、第1環状溝10、および
循環通路15を通って、再びリザーバ8に循環してい
る。その場合、第1環状溝10と第2環状溝11との間
の隙間が最大となっているので、循環している作動液に
はほとんど液圧は発生しない。
【0006】この状態でブレーキペダル2の踏込により
入力軸16が前進すると、一対のレバー17,18(一
対のレバーは図5において図面に直交する方向に重合し
ている)が回動してバルブスプール19が前進する。す
ると、第1環状溝10と第2環状溝11との間の隙間が
絞られ、また第2環状溝11と第3環状溝12とが連通
し、かつ第3環状溝12と第4環状溝13とが遮断す
る。第1および第2環状溝10,11との間の隙間が絞
られる(最終的にはこの隙間は0となる場合もある)こ
とにより、第2環状溝11に液圧が発生する。この液圧
は、第2環状溝11と第3環状溝12との間の隙間、第
1径方向孔20、軸方向孔21、および第3チェックバ
ルブと第2径方向孔22とを通って動力室23に導入さ
れて、パワーピストン24に作用する。これにより、パ
ワーピストン24はペダル踏力を倍力したブーキ操作力
を発生し、このブレーキ操作力が出力軸25から出力さ
れてマスタシリンダ4を作動し、ブレーキが作動する。
【0007】また、第2環状溝11に発生した液圧は、
アキュムレータバルブ27のチェックバルブからなるチ
ャージングバルブ28における弁体29を図5において
右方に移動して、弁体29をゴムシート30から離座さ
せてチャージングバルブ28を開く。これにより、この
液圧は弁体29とゴムシート30との間の隙間、弁体2
9の外周およびアキュムレータ通路31を通って非常用
アキュムレータ9に導入され、この非常用アキュムレー
タ9に蓄えられる。
【0008】ブレーキペダル2を解放すると、入力軸1
6およびバルブスプール19が図5に示す非作動位置に
後退して、第3環状溝12と第4環状溝13とが連通
し、かつ第2環状溝11と第3環状溝12とが遮断し、
更に第1環状溝10と第2環状溝11との間の隙間が最
大となる。このため、動力室23の作動液は、孔22,
21,20、第3環状溝12、第3環状溝12と第4環
状溝13との間の隙間、第4環状溝13および排出通路
32を通ってリザーバ8に排出される。これにより、パ
ワーピストン24が非作動位置に後退してブレーキ操作
力が消滅し、マスタシリンダ4が非作動状態に戻ってブ
レーキ作動が解除される。そして、第1および第2環状
溝10,11との間の隙間が最大となることにより、第
2環状溝11に発生した液圧は消滅する。
【0009】ポンプ6が故障して、第1環状溝10と第
2環状溝11との間の隙間が絞られても液圧が発生しな
くなったときは、ブレーキペダル2が更に大きく踏み込
まれることにより、バルブスプール19が最大ストロー
ク前進する。バルブスプール19がそれ以上前進しなく
なった後、ブレーキペダル2が更に踏み込まれて入力軸
16が更に前進すると、レバー17,18が更に回転
し、スライドバルブ33がバルブスプール19に対して
相対的に前進移動する。すると、第2径方向孔22が閉
塞され、動力室23がポンプ6から遮断される。スライ
ドバルブ33が更に前進するとリテーナ34も前進する
ので、このリテーナ34によりアキュムレータバルブ2
7におけるチェックバルブからなるダンプバルブ36の
弁体35が前進させられて、このダンプバルブ36が開
き、非常用アキュムレータ9に蓄えられている液圧が動
力室23に導入され、この非常用アキュムレータ9の液
圧によりパワーピストン24が作動する。これにより、
ポンプ6が故障しても、非常用アキュムレータ9に所定
圧の液圧が蓄えられている間、非常用アキュムレータ9
の液圧により、ペダル踏力が倍力されてブレーキを作動
させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この液圧ブ
レーキシステム1においては、非常用アキュムレータ9
への蓄圧は、ブレーキ操作時に発生する液圧すなわちポ
ンプ吐出圧を非常用アキュムレータ9に導入することに
より行われている。このため、ブレーキ操作力が小さい
と、非常用アキュムレータ9に十分に蓄圧されない場合
が生じ、ポンプ6の故障時に非常用アキュムレータ9の
液圧による倍力可能回数が少なくなり、ブレーキ力を十
分に確保できないことが考えられる。
【0011】そこで、本出願人は、チャージングバルブ
装置によりアキュムレータに所定の液圧を確実に蓄圧す
る液圧倍力装置を提案している(特願平8ー31918
2号)。この液圧倍力装置では、非常用アキュムレータ
の蓄圧が設定圧以下であるとき、この蓄圧でチャージン
グバルブ装置の段付ピストンが下動して流量制限弁を絞
り位置に設定し、ポンプから吐出される作動液が絞られ
て、液圧が発生し、この液圧が非常用アキュムレータに
蓄えられる。非常用アキュムレータの蓄圧が設定圧を超
えると、段付ピストンに作用する非常用アキュムレータ
の圧力がチャージングバルブ装置の排出口からリザーバ
に排出されるので、段付ピストンが上動して流量制限弁
を絞らない位置に設定し、ポンプから吐出される作動液
が何等絞られないで、ブースタの方へ自由に流動して液
圧は発生しなくなり、非常用アキュムレータの蓄圧が終
了する。
【0012】ところで、この特願平8ー319182号
で提案されている液圧倍力装置では、段付ピストンに作
用する作動液がリザーバに排出する際、段付ピストンが
上動してその上端が対向するハウジングに当接し、当接
音が発生するおそれが考えられる。また、ポンプの停止
時には、段付ピストンの下端部の弁部が弁座に着座する
ようになるが、このときにも当接音が発生するおそれが
考えられる。これらの当接音は、段付ピストンおよび弁
部の動作および制御性に何ら関与するものではないが、
その発生をできるだけ抑制するか防止することが望まし
い。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、非常用アキュムレータに
所定の液圧を確実に蓄圧することができるようにしなが
ら、しかも当接音の発生を抑制あるいは防止することの
できる液圧倍力装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、非常用アキュムレータに蓄え
る液圧を発生させる流量制限手段が、非常用アキュムレ
ータの液圧が設定圧以下のときは、非常用アキュムレー
タの液圧が作用されて絞り弁を作動液の流れを絞って液
圧を発生する第1位置に設定し、非常用アキュムレータ
の液圧が前記設定圧を超えたときは、作用されているこ
の液圧の作動液を排出することにより、絞り弁をこの作
動液の流れを制限することなく自由に流す第2位置に設
定する弁作動制御手段を備えているとともに、更に、弁
作動制御手段に作用する液圧の作動液が排出されるとき
に流動する制御圧排出通路に設けられ、この作動液の排
出時に作動液を絞る絞りを備えていることを特徴として
いる。
【0015】また、請求項2の発明は、弁作動制御手段
が、一端に非常用アキュムレータの液圧が作用されるピ
ストンから構成されており、ピストンの一端およびこの
ピストンの一端が対向するハウジング部分の少なくとも
一方に弾性部材を備えており、更に絞り弁は、ピストン
の他端に形成された絞り通路と、ピストンの他端に形成
された弁部と、弁部が着座可能な弁座とからなるととも
に、弁部および弁座の少なくとも一方が弾性部材で構成
されていることを特徴としている。
【0016】更に、請求項3の発明は、非常用アキュム
レータに蓄える液圧を発生させる流量制限手段が、非常
用アキュムレータの液圧が設定圧以下のときは、非常用
アキュムレータの液圧が作用されて絞り弁を作動液の流
れを絞って液圧を発生する第1位置に設定し、非常用ア
キュムレータの液圧が前記設定圧を超えたときは、作用
されているこの液圧の作動液を排出することにより、絞
り弁をこの作動液の流れを制限することなく自由に流す
第2位置に設定する弁作動制御手段を備えているととも
に、この弁作動制御手段が、一端に非常用アキュムレー
タの液圧が作用されるピストンから構成されており、ピ
ストンの一端およびこのピストンの一端が対向するハウ
ジング部分の少なくとも一方に弾性部材を備えているこ
とを特徴としている。
【0017】更に、請求項4の発明は、更に絞り弁が、
ピストンの他端に形成された絞り通路と、ピストンの他
端に形成された弁部と、弁部が着座可能な弁座とからな
るとともに、弁部および弁座の少なくとも一方が弾性部
材で構成されていることを特徴としている。
【0018】更に、請求項5の発明は、非常用アキュム
レータに蓄える液圧を発生させる流量制限手段が、非常
用アキュムレータの液圧が設定圧以下のときは、非常用
アキュムレータの液圧が作用されて絞り弁を作動液の流
れを絞って液圧を発生する第1位置に設定し、非常用ア
キュムレータの液圧が前記設定圧を超えたときは、作用
されているこの液圧の作動液を排出することにより、絞
り弁をこの作動液の流れを制限することなく自由に流す
第2位置に設定する弁作動制御手段を備えているととも
に、弁作動制御手段が、一端に非常用アキュムレータの
液圧が作用されるピストンから構成されており、絞り弁
が、ピストンの他端に形成された絞り通路と、ピストン
の他端に形成された弁部と、弁部が着座可能な弁座とか
らなるとともに、弁部および弁座の少なくとも一方が弾
性部材で構成されていることを特徴としている。
【0019】
【作用】このように構成された本発明の液圧倍力装置に
おいては、更に、非常用アキュムレータの蓄圧状態に応
じて流量制限弁による非常用アキュムレータへの作動液
の流量が制御される。これにより、非常用アキュムレー
タの蓄圧が設定圧より小さいときは多くの作動液を非常
用アキュムレータへ送給して、非常用アキュムレータが
迅速に設定圧となるように蓄圧されるとともに、この設
定圧への蓄圧制御の精度が良好になる。
【0020】特に、請求項1の発明においては、非常用
アキュムレータの蓄圧が設定圧になったとき、弁作動制
御手段に作用する液圧の作動液が絞りにより絞られるの
で、弁作動制御手段の作動がゆっくりとなる。このた
め、弁作動制御手段の急激な作動によるハウジングとの
当接音が抑制されるようになる。
【0021】また、請求項2の発明においては、弁作動
制御手段がピストンにより構成されており、このピスト
ンに作用する液圧の作動液が排出されるとき、ピストン
が移動する。このとき、ピストンはゆっくりと移動する
ので、ピストンの一端がハウジング部分に当接し難く、
当接音の発生が抑制される。しかも、仮に、ピストンの
一端がハウジング部分に当接したとしても、ピストンは
弾性部材を介してハウジング部分に当接するので、当接
音の発生が更に一層確実に防止される。更に、ポンプが
停止したとき、絞り弁の弁部が弁座に着座するようにな
るが、このとき弁部と弁座とは弾性部材を介して着座す
るので、同様に当接音の発生が防止される。
【0022】更に、請求項3および4の発明において
も、同様にピストンが弾性部材を介してハウジング部分
に当接するので、ピストンとハウジングとの当接音が抑
制されるようになる。更に、請求項4および5の発明に
おいても、同様に絞り弁の弁部と弁座とが弾性部材を介
して着座するので、当接音の発生が防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明に係る液圧倍
力装置をブレーキブースタに適用した実施の形態の第1
例を示し、(a)はその縦断面図、(b)は(a)にお
けるIB−IB線に沿う横断面図である。なお、前述の図4
および図5に示す従来のシステムと同じ構成要素には同
じ符号を付して説明する。
【0024】図1(a)に示すように、本第1例の液圧
倍力装置が適用されたブレーキブースタ3は、前方ハウ
ジング部37と後方ハウジング部38とからなるハウジ
ング39を備えている。後方ハウジング部38には、図
示しないブレーキペダルに連結部材40を介して連結さ
れる入力軸16が液密にかつ摺動可能に貫通されてい
る。また前方ハウジング部37には、パワーピストン2
4が液密にかつ摺動可能に設けられている。このパワー
ピストン24はリターンスプリング42により図1
(a)において常時右方に付勢されている。このパワー
ピストン24の前端部には、このパワーピストン24の
出力をマスタシリンダ4のピストンに伝達してこのピス
トンを作動する出力軸25が嵌合当接されている。更
に、前方ハウジング部37と後方ハウジング部38との
間のハウジン39内に、動力室23が形成されており、
この動力室23にパワーピストン24のピストン部24
bの後面が面している。
【0025】更に前方ハウジング部37には、パワーピ
ストン24の下方に制御弁43が設けられている。図2
に詳細に示すように、この制御弁43は、前方ハウジン
グ部37の孔44内に摺動可能に嵌挿された筒状のバル
ブスプール19を備えている。前方ハウジング部37の
孔44の内面には第1環状溝10および第3環状溝12
がそれぞれ形成されているとともに、バルブスプール1
9の外周面には第2環状溝11および第4環状溝13が
形成されている。
【0026】更にバルブスプール19には、軸方向に貫
通する軸方向孔21が穿設されているとともに、第3環
状溝12に対向する位置に、この第3環状溝12と軸方
向孔21との間を常時連通する第1径方向孔20が穿設
されている。更に、動力室23内に延設されたバルブス
プール19の後端部19aには、動力室23と軸方向孔
21との間を連通する第2径方向孔22が穿設されてい
る。
【0027】更に、この第2径方向孔22が形成されて
いるバルブスプール19の後端部19aの外周には、第
3径方向孔45を有する筒状のスライドバルブ33が摺
動可能に嵌合されており、このスライドバルブ33はス
プリング46により常時後方(図2において右方)に付
勢されており、非作動時はバルブスプール19の後端に
固定されたストッパ47に当接されている。このバルブ
スプール19のストッパ47当接位置では、図示のよう
に第2径方向孔22と第3径方向孔45とが整合し、軸
方向孔21と動力室23とが第2および第3径方向孔2
2,45を介して連通している。また、スライドバルブ
33がスプリング46の付勢力に抗してバルブスプール
19に対して前方へ相対移動したとき第3径方向孔45
が第2径方向孔22からずれて、両孔22,45を介す
る軸方向孔21と動力室23との連通が遮断されるよう
になっている。
【0028】更に、バルブスプール19の軸方向孔21
の右端は動力室23に開口しており、この開口部に第3
チェックバルブ48が設けられている。この第3チェッ
クバルブ48は軸方向孔21から動力室23に向かう作
動液の流れを許容し、逆に動力室23から軸方向孔21
に向かう作動液の流れは阻止するようになっている。
【0029】第1環状溝10は循環通路15および配管
通路127を介して常時リザーバ8に連通している。ま
た第2環状溝11は、入口通路14に常時連通してお
り、後で詳述するが、この入り口通路14は配管通路1
25、通路96、流量制限弁68、および配管通路94
を介して液圧源であるポンプ6に接続されている。更に
第3環状溝12は、またブレーキブースタ3の非作動時
第2環状溝11から遮断されかつ第4環状溝13に連通
するとともに、ブレーキブースタ3の作動時第2環状溝
11に連通しかつ第4環状溝13から遮断されるように
なっている。更に第4環状溝13は、配管通路127を
介してリザーバ8に接続される循環通路15に常時連通
している。
【0030】バルブスプール19はスプリング49によ
り常時後方に付勢されており、非作動時は図示のように
その後端が後方ハウジング部38に当接して後退限位置
(すなわち、非作動位置)に設定されている。そして、
このバルブスプール19の非作動位置では、第1環状溝
10と第2環状溝11との連通面積が最大となってい
る。
【0031】更にパワーピストン24の後端にはレバー
支持部材50が固定されており、図1(b)に詳細に示
すようにこのレバー支持部材50に入力軸16の軸方向
と直交する横方向にそれぞれ突設された一対の支持ピン
51,52に、一対のレバー17,18の各一端がそれぞ
れ揺動可能に支持されている。図1(a)に示すよう
に、これらのレバー17,18の各他端はそれぞれスラ
イドバルブ33に突設された図示しない支持ピンに揺動
可能に支持されている。また、各レバー17,18の一
端側寄りには、それぞれレバー17,18における長手
方向の長孔53,54が穿設されている。
【0032】筒状の弁制御部材55が入力軸16に摺動
可能に外嵌されている。この弁制御部材55は、入力軸
16の後部部材16bとの間に縮設されたコイルスプリ
ング56により常時左方へ付勢されていて、非作動時は
入力軸16の先端部16aの段部16cに当接されてい
る。また、図1(b)に示すように弁制御部材55に
は、一対の係合ピン57,58がそれぞれ入力軸16の
軸方向と直交する横方向に突設されており、これらの係
合ピン57,58はそれぞれレバー17,18の長孔5
3,54を貫通して延設されている。そして、これらの
係合ピン57,58はともにレバー17,18の長孔5
3,54の内壁面には軸方向移動時に係合するようにな
っている。
【0033】更に、入力軸16の先端部16aにはトラ
ベルリミッタ59が設けられている。このトラベルリミ
ッタ59は、入力軸16の先端部16aに穿設されて、
パワーピストン24の内孔24cに先端部16aが嵌挿
されることにより形成された室60と動力室23とを連
通する通路61に、ボール弁62とこのボール弁62が
着座可能な弁座63とこのボール弁62を弁座63方向
に常時付勢するスプリング64とからなる常開の開閉弁
65、および同じ通路61に摺動可能に嵌挿され、ボー
ル弁62を押圧して開閉弁65を開閉制御する押圧ピン
66とから構成されている。
【0034】そしてこのトラベルリミッタ59は、弁制
御部材55が段部16cに当接して押圧ピン66を図2
において左方に押圧しているときは、この押圧ピン66
がボール弁62を押圧して弁座63から離座させて開閉
弁65を開き、これにより動力室23と室60とが押圧
ピン66の外周面に形成された軸方向の溝66aおよび
開いた開閉弁65を通して連通している。このように動
力室23と室60とが連通しているときは、入力軸16
がパワーピストン24に対して軸方向に相対移動可能と
なる。また、弁制御部材55が押圧ピン66を押圧して
いないときは、この押圧ピン66はボール弁62を何等
押圧しない。したがって、このときはボール弁62はス
プリング64の付勢力により弁座63に着座して開閉弁
65を閉じ、動力室23と室60とが遮断されて室60
が密封される。このように室60が密封されているとき
は、入力軸16はパワーピストン24に対して軸方向に
相対移動不能となる。
【0035】更に、図5に示す従来のブースタ3のアキ
ュムレータバルブ27では、弁体29とゴムシート30
とからなるチェックバルブからなるチャージングバルブ
28が設けられているが、この第1例のブースタ3で
は、このチャージングバルブ28は設けられていなく、
リリーフバルブ77およびチェックバルブからなるダン
プバルブ36のみが設けられている。
【0036】なお、各スプリング41,42,46,49,
56の各ばね力は、それぞれ通常のブレーキ操作時に入
力軸16が前進したとき、まずスプリング41,42が
撓み、次いでスプリング49が撓み、次いでスプリング
56が撓み、最後にスプリング46が撓むような大きさ
に設定されている。
【0037】また、67は後方ハウジング部38と連結
部材40との間に設けられた伸縮可能なゴム等からなる
ブーツであり、このブーツ67は入力軸16の後方部材
16bの外周面に異物が侵入するのを防止するためのも
のである。
【0038】そして、本例の液圧倍力装置においては、
チャージングバルブ28に相当する、すなわち非常用ア
キュムレータ9に自動的に蓄圧するためのチャージング
バルブ装置28がブースタ3とは別体に設けられてい
る。すなわち、図3に示すように本第1例の液圧倍力装
置のチャージングバルブ装置28は、ブースタ3のハウ
ジングから分離して配設されたハウジング93を備え、
このハウジング93に非常用アキュムレータ9が設けら
れている。
【0039】また、ハウジング93には、配管通路94
を介してポンプ6の吐出側に接続された作動液導入口9
5が形成されており、この作動液導入口95はブースタ
3の入口通路14に接続される通路96に接続されてい
るとともに、非常用アキュムレータ9に連通する通路6
9に接続されている。そして、作動液導入口95と通路
96との間および作動液導入口95と通路69との間に
ともに位置するようにして、流量制限弁68が配設され
ており、この流量制限弁68は、ハウジング93に液密
にかつ摺動可能に設けられ、段部70aを有する段付ピ
ストン70を備えている。
【0040】段付ピストン70の下端部は、ハウジング
93に形成された弁座97に着座可能な第1弁部98と
されている。この第1弁部98には通路69と段付ピス
トン70の下端とに開口するT字状の絞り通路99が穿
設されており、この絞り通路99の径は通路94,96
に比してかなり小さく設定されている。また、弁座97
は、ゴム等の弾性部材から構成されている。これらの弁
座97と第1弁部98と絞り通路99とにより、第1絞
り弁が構成されている。また、通路96が開口する環状
溝100と段付ピストン70の段部70aとで第2絞り
弁が構成されている。
【0041】そして、段付ピストン70はスプリング7
5のばね力により第1弁部98が弁座97に着座する方
向かつ段部70aが環状溝100から離隔する方向に常
時付勢されている。また、段付ピストン70の段部70
aには、通路69の液圧がスプリング75のばね力に対
抗する方向に作用されるようになっている。更に、ハウ
ジング93には、段付ピストン70の上端が面する室1
01が形成され、後述するようにこの室101に導入さ
れた作動液の液圧が絞り弁の制御圧として段付ピストン
70にスプリング75のばね力と同方向に作用するよう
になっている。更に、この室101の上端には、ゴム等
の弾性部材80が設けられている。
【0042】室101は、通路102、後述する絞り8
1、通路103を介して非常用アキュムレータ9に接続
可能にされているとともに、通路102、絞り81、通
路104、排出口105および配管通路106を介して
配管通路127に接続可能にされているとともに、更に
この配管通路127を介してリザーバ8に接続可能にさ
れている。通路102,104、排出口105、および
配管通路106により、制御圧排出通路が構成されてい
る。
【0043】通路102と通路103および通路104
との間には、圧力制御バルブ107が配設されている。
この圧力制御バルブ107は、ハウジング93に液密に
かつ摺動可能に配設され、上端に第1シート部108を
有するとともに下端に第2シート部109を有し、更に
径方向の小孔からなる絞り81を有する筒状の段付シー
ト部材110と、第1シート部108に着座可能な第1
ボール弁111と、第2シート部109に着座可能な第
2ボール弁112と、第1押圧部材113を介して第1
ボール弁111を第1シート部108に着座させる方向
に常時付勢する第1スプリング114と、第2押圧部材
115を介して第2ボール弁112を第2シート部10
9に着座させる方向に常時付勢する第2スプリング11
6と、後述するように非常用アキュムレータ9の蓄圧が
設定圧より小さいとき第2ボール弁112が第2シート
部109に着座するとともに非常用アキュムレータ9の
蓄圧が設定圧になったとき第2ボール弁112が第2シ
ート部109から離座するように、リテーナ117を介
して第2スプリング116の設定ばね力を調節する調節
ねじ118と、この調節ねじ118をハウジング93に
固定するダブルナット119と、段付シート部材110
の内孔に摺動自在に嵌挿され、第1および第2ボール弁
111,112をそれぞれ第1および第2シート部10
8,109から離座する方向に選択的に押圧するステム
120とを備えている。
【0044】そして、この圧力制御バルブ107は、図
示の非作動状態では段付シート部材110が第2スプリ
ング116のばね力により第2ボール弁112を介して
上方に押圧されてハウジング93に螺合されたプラグ1
21当接している。この状態では、第2ボール弁112
が第2シート部109に着座しているとともに、第1ボ
ール弁111がステム120に押圧されて第1シート部
108から離座している。圧力制御バルブ107のこの
状態は、非常用アキュムレータ9の蓄圧が設定圧より小
さい間、保持されるようになっている。非常用アキュム
レータ9の蓄圧が設定圧になると、第2ボール弁112
が第2スプリング116のばね力に抗して第2シート部
109から離座するとともに、第1ボール弁111が第
1シート部108に着座するようになっている。
【0045】また、調節ねじ118には、リテーナ11
6に当接する先端と反対の後端側にねじ部118aが形
成されているとともに、後端にこの調節ねじ118を回
す工具が嵌合する6角穴84が形成されている。また、
調節ねじ118の先端側にOリング82が設けられてい
る。そして、先端側にOリング82を組み込んだ状態
で、6角穴84に工具を嵌合して回すことにより、調節
ねじ118をハウジング93の孔に螺合し、ナット11
9でロックする。このように、先端側にOリング82を
組み込み、後端側をハウジング93に螺合する構成によ
り、調節ねじ118による第2スプリング116のばね
力つまり第2ボール弁112の開弁圧の調整がし易くな
るとともに、液密性を向上させることができる。
【0046】更に通路69には、非常用アキュムレータ
9に向かう方向の作動液の流れのみを許容するチェック
バルブ122が設けられている。更に非常用アキュムレ
ータ9は通路123および配管通路126を介してブー
スタ3のアキュムレータ通路31に接続されているとと
もに、通路123に非常用アキュムレータ9の蓄圧低下
を検知する圧力スイッチからなる警報用スイッチ124
が設けられている。
【0047】このように構成された本例のブレーキブー
スタ3においては、ブレーキ非作動時には入力軸16お
よび制御弁43のバルブスプール19が図示の非作動位
置にある。また、ポンプ6が運転されていないときは、
流量制限弁68および圧力制御バルブ107がそれぞれ
図3に示す状態に設定されている。すなわち、第1弁部
98が弁座97に着座しているとともに段部70aが環
状溝100から離隔した第1状態に設定される。
【0048】この第1状態でしかも非常用アキュムレー
タ9の液圧が設定圧より小さい状態で、エンジン7が駆
動されてポンプ6が運転されると、ポンプ6から吐出さ
れた作動液が配管通路94を通してチャージングバルブ
装置28の作動液導入口95に導入される。作動液導入
口95に導入された作動液は、更に流量制限弁68の段
付ピストン70の絞り通路99を通って通路69の方へ
流れる。このとき、作動液は絞られるので、作動液導入
口95側に比較的低い第1液圧が発生する。この第1液
圧により、段付ピストン70が少し上方へ移動し、流量
制限弁68は第1弁部98が弁座97から離座するとと
もに、第2絞り弁の段部70aが環状溝100に若干連
通する第2状態に設定される。これにより、ポンプ6か
ら吐出された作動液は、第1弁部98と弁座97との間
の間隙を通過した作動液は、段付ピストン70の段部7
0aと環状溝100との間の連通路を通って絞られて通
路96に流れ、更に配管通路125を通ってブースタ3
の入口通路14に流れていく。
【0049】入口通路14に流れてきた作動液は、更に
第2環状溝11、第1環状溝10および循環通路15を
通ってリザーバ8へ再び戻る、すなわち循環して流れる
ようになっているが、このとき第1環状溝10と第2環
状溝11との連通面積が最大となっているので、作動液
のこの循環流れは何等絞られることはなく、第2環状溝
11には液圧は発生しないようになっている。
【0050】同時に通路96に流れる作動液が段部70
aと環状溝100とからなる第2絞り弁で絞られること
により、通路69には前述の第1液圧より大きい第2液
圧が発生し、この第2液圧がチェックバルブ122を通
って非常用アキュムレータ9に流入し、非常用アキュム
レータ9が自動的に蓄圧される。
【0051】非常用アキュムレータ9に蓄圧された液圧
は、通路103、第1ボール弁111と第1シート部1
08との間の間隙、筒状段付シート部材110の軸方向
孔、絞り81および通路102を通って室101に導入
される。この室101に導入された液圧は段付ピストン
70に下向きに作用するので、段付ピストン101は、
通路69の液圧がこの段付ピストン101に上向きに作
用することにより生じる上向きの力と、室101の液圧
が段付ピストン70に下向きに作用することにより生じ
る下向きの力およびスプリング75のばね力の合力とが
バランスした状態に保持される。このとき、段付ピスト
ン101のこの状態では、通路96を介してのブースタ
3への作動液の流れが絞られた状態に保持される。した
がって、ブースタ3への作動液の流れが絞られた状態
で、非常用アキュムレータ9が蓄圧され続ける。この状
態での、室101の液圧は通路69の液圧よりスプリン
グ75の分だけ若干低い。また、通路103の液圧すな
わち非常用アキュムレータ9の液圧により、段付シート
部材110はスプリング116のばね力に抗して若干下
動して、その段部がハウジングの段部に当接した状態に
保持される。
【0052】非常用アキュムレータ9の液圧が設定圧よ
り小さく、非常用アキュムレータ9の蓄圧が続けられて
いるときに、ブレーキペダル2の踏込により通常ブレー
キ操作が行われると、入力軸16および弁制御部材55
がともに一体的に前進する。すると、まず係合ピン5
7,58が長孔53,54の側壁に当接して、レバー1
7,18がそれぞれスライドバルブ33の支持ピンを中
心に図2において反時計時計方向に回動する。これによ
り、パワーピストン24が前進し、これに伴って出力軸
25が前進してマスタシリンダ4のピストンを押す。
【0053】マスタシリンダ4のピストンが作動してマ
スタシリンダ4に液圧が発生し始めると、パワーピスト
ン24の最初の前進がほぼなくなる。更に入力軸16が
前進すると、今度はレバー17,18はそれぞれ支持ピ
ン51,52を中心に図2において時計方向に回動す
る。すると、レバー17,18の他端がスライドバルブ
33を介してバルブスプール19が押圧するので、バル
ブスプール19が前進する。このため、第3環状溝12
と第4環状溝13とが遮断されるとともに、第1環状溝
10と第2環状溝11との間の間隙が絞られ、更に第2
環状溝11と第3環状溝12とが連通する。すると、第
2環状溝11に液圧が発生し、この液圧は第2環状溝1
1から第3環状溝12、第1径方向孔20、軸方向孔2
1および第3チェックバルブを通って動力室23に供給
されるばかりでなく、軸方向孔21から第2および第3
径方向孔22,45を通っても動力室23に供給され
る。これにより、パワーピストン24が更に前進しブレ
ーキペダル2のペダル踏力を倍力して出力する。このパ
ワーピストン24の出力が出力軸25を介してマスタシ
リンダ4のピストンを更に押圧し、マスタシリンダ4は
大きな液圧を発生する。このマスタシリンダ4の液圧に
より、ブレーキがかけられる。
【0054】同時に動力室23の液圧は入力軸16を右
方に押圧するが、この入力軸16を押圧する力とブレー
キペダル2の踏力によって入力軸16に左方へ作用され
る力とが釣り合った状態に保持される。こうして、動力
室23にはブレーキペダル2の踏力に対応した液圧が供
給されるようになる。ブレーキペダル2の踏込が上昇し
て入力軸16が更に大きく前進すると、バルブスプール
19も更に大きく前進し、第1環状溝10と第2環状溝
11との間の隙間が更に小さくなる(最終的にはこの隙
間が0となる場合もある)と、発生する液圧が大きくな
るので、動力室23の液圧も上昇する。したがって、パ
ワーピストン24の出力も増大し、マスタシリンダ液圧
も上昇する。
【0055】ブレーキ解除時ブレーキペダル2の踏込が
解放されると、入力軸16が後退する。すると、まずレ
バー17,18が支持ピン51,52を中心に時計方向に
回動し、バルブスプール19が非作動位置の方へ移動す
る。このため、第1環状溝10と第2環状溝11との間
の隙間が最大となって、ポンプ6からの作動液の流れが
絞られなくなり、第2環状溝11に発生していた液圧が
循環通路15を通ってリザーバ8へ排出されて消滅す
る。また、第2環状溝11と第3環状溝12とが遮断さ
れかつ第3環状溝12と第4環状溝13とが連通する。
すると、動力室23に供給されていた液圧も、第3およ
び第2径方向孔45,22、軸方向孔21、第1径方向
孔20、第3環状溝12、第4環状溝13および循環通
路15を通ってリザーバ8に排出されて消滅する。これ
により、パワーピストン24が非作動位置の方へ後退す
る。バルブスプール19の後端が後方ハウジング部38
に当接して後退限位置となると、レバー17,18はス
ライドバルブ33の支持ピンを中心に反時計方向に回動
する。これにより、パワーピストン24が非作動位置と
なって出力を発生しなくなるので、マスタシリンダ4も
非作動となって、ブレーキが解除する。
【0056】ブレーキ作動時に、ブレーキペダル2の踏
込が大きくなって、バルブスプール19の前端が前方ハ
ウジング部37の孔44を塞ぐプラグ83に当接する、
すなわちバルブスプール19がフルストロークすると、
動力室23の液圧がそれ以上上昇しなくなる。すなわ
ち、ブレーキブースタ3は全負荷点となる。この全負荷
点になっても更にブレーキペダル2が踏み込まれると、
バルブスプール19が前進しなくかつレバー17,18
がほとんど回動しないが、入力軸16のみが前進するよ
うになる。
【0057】これにより、入力軸16がスプリング56
のばね力に抗して弁制御部材55に対して相対的に前進
する。すると、弁制御部材55が押圧ピン66を押圧し
なくなるので、押圧ピン66はボール弁62を押圧しな
くなる。このため、ボール弁62は弁座63に着座し、
開閉弁65が閉じ、室60は密封される。すなわち、ト
ラベルリミッタ59が作動する。これにより、ブレーキ
ペダル2の踏力によって入力軸16に作用する力は直接
パワーピストン24に加えられる。したがって、ブレー
キブースタ3の全負荷点以降は、ブレーキブースタ3は
入力軸16の入力の増加分だけ出力が増加するようにな
る。
【0058】なお、バルブスプール19がフルストロー
クした後、入力軸16が更に前進したとき、レバー1
7,18を介してスライドバルブ33がスプリング46
のばね力に抗してバルブスプール19に対して相対的に
前進する。このため、このスライドバルブ33に設けら
れているリテーナ34も前進して弁体35を前進させて
ダンプバルブ36を開き、動力室23が非常用アキュム
レータ9に連通する。しかし、非常用アキュムレータ9
の蓄圧は全負荷点時の動力室23の液圧と同じであるの
で、動力室23の液圧は全負荷点時の液圧と同じとな
る。
【0059】更にポンプ6が故障すると、入力軸16お
よびバルブスプール19がともに前進しても第2環状溝
11には液圧が発生しないので、動力室23にも液圧が
供給されない。したがって、ブレーキブースタ3は倍力
作用を行わない。しかし、入力軸16が更に大きく前進
すると、前述と同様にバルブスプール19がフルストロ
ークした後、レバー17,18を介してスライドバルブ
33がバルブスプール19に対して相対的に前進する。
このため、まずスライドバルブ33の第3径方向孔45
がバルブスプール19の第2径方向孔22とずれて、第
2および第3径方向孔22,45を介する軸方向孔21
と動力室23との連通がスライドバルブ33により遮断
される。更にスライドバルブ33が前進すると、リテー
ナ34が弁体35を前進させるのでダンプバルブ36が
開かれて、動力室23が非常用アキュムレータ9に連通
する。したがって、非常用アキュムレータ9の液圧が動
力室23に供給され、動力室23の液圧が全負荷点時の
液圧と同じになるまで上昇する。そしてこの動力室23
の液圧により、ブレーキブースタ3は倍力作用を行う。
こうして、ポンプ故障時にも、非常用アキュムレータ9
に蓄圧がある間、ブレーキブースタ3は所定の大きさの
出力を発生するようになる。
【0060】非常用アキュムレータ9に蓄えられた液圧
が設定圧になると、室101に導入される液圧により、
第2ボール弁112がスプリング116のばね力に抗し
て下動し、第2シート部109から離座するとともに、
この第2ボール弁112の下動により、ステム120お
よび第1ボール弁111も下動するので、第1ボール弁
111が下動して第1シート部108に着座する。した
がって、通路102が通路103から遮断されるととも
に、通路104に連通されるので、室101には非常用
アキュムレータ9の液圧が導入されなくなるとともに、
室101の液圧が通路102、絞り81、筒状段付シー
ト部材110の軸方向孔、第2ボール弁112と第2シ
ート部109との間の間隙、通路104、排出口10
5、配管通路106および配管通路127を通してリザ
ーバ8に排出される。すると、室101の液圧が低下
し、段付ピストン70が上方へ移動する。このとき、室
101の作動液が絞り81によって絞られるので、作動
液のリザーバ8への排出はゆっくりとなる。したがっ
て、段付ピストン70の上方移動はゆっくりとなる。こ
れにより、段付ピストン70の上端が室101の上端の
ハウジング93に当接し難くなり、当接音は抑制され
る。仮に、段付ピストン70の上端がハウジング93に
当接したとしても、段付ピストン70の上動がゆっくり
であるので、当接音はほとんど生じることはない。
【0061】室101の液圧が実質的になくなる、すな
わち大気圧となると、段付ピストン70が更に上方へ移
動して、その段部70aと環状溝100との間の間隙が
大きくなり、流量制限弁68は第3状態に設定されて、
通路69から通路96へ流れる作動液が少し絞られた状
態に保持される。すなわち、ブースタ3への作動液の流
量が増大し、通路69に発生する液圧が小さくなって非
常用アキュムレータ9への蓄圧が終了する。段付ピスト
ン70が上方へ移動したとき、仮にその上端が室101
の上端のハウジング93に当接したとしても、段付ピス
トン70の上端が弾性部材80に当接するので、この弾
性部材80により当接音が更に確実に防止されるように
なる。また、室101の液圧がなくなるので、第1ボー
ル弁111の第1シート部108に着座するシート力が
増大し、スプリング116のばね力によっては第1シー
ト部108から離座することはない。
【0062】非常用アキュムレータ9の液圧が設定圧以
上に蓄圧されている状態で、ポンプ6が始動されると、
流量制限弁68は第1状態から直接第3状態に設定さ
れ、前述と同様に通路69から通路96へ流れる作動液
は少し絞られるだけで、そのほとんどがブースタ3の方
へ流動する。
【0063】非常用アキュムレータ9の液圧が消費され
て、非常用アキュムレータ9の蓄圧が低下すると、圧力
制御バルブ107の第2ボール弁112がスプリング1
16のばね力により上動して第2シート部109に着座
するとともに、ステム120が上動することにより第1
ボール弁111が上動して第1シート部108から離座
する。これにより、非常用アキュムレータ9の液圧が再
び室101に導入され、再び段付ピストン70が下動
し、その段部70aと環状溝100との間の間隙が小さ
くなり、通路69から通路96へ流れる作動液が前述の
非常用アキュムレータ9の蓄圧時の状態に再び絞られ
る。したがって、すなわち通路69の液圧すなわちポン
プ6の吐出圧が上昇し、非常用アキュムレータ9の蓄圧
が再開する。また、この非常用アキュムレータ9の蓄圧
低下が警報用スイッチ124によって検知されて運転者
に報される。
【0064】エンジンが停止して、ポンプ6の駆動が停
止したときは、ポンプ6からの作動液は作動液導入口9
5に供給されなくなる。すると、段付ピストン70はス
プリング75のばね力により下方に移動し、第1弁部9
8が弁座97に着座する。このとき、弁座97が弾性部
材によって形成されているので、当接音が防止される。
【0065】なお、弾性部材80は段付ピストン70の
上端に設けることもできる。また、弁座97を弾性部材
で形成する代わりに、第1弁部98の弁座97との当接
部位に弾性部材を設けるようにすることもできる。
【0066】この第1例の液圧倍力装置によれば、非常
用アキュムレータ9の自動蓄圧作動が行われているとき
に、ブレーキ操作が行われても、ブレーキペダル2の踏
力を所定の大きさに倍力して通常ブレーキを確実にかけ
ることができるばかりでなく、非常用アキュムレータ9
の蓄圧が設定圧以上のときは、流量制限弁68によりブ
ースタ3への作動液の流量を増大させて通常ブレーキを
更に一層確実にかけることができる。
【0067】また、非常用アキュムレータ9の設定圧よ
り小さい状態で、ポンプ6が始動されたとき、ポンプ6
から吐出された作動液は流量制限弁68の第2絞り弁に
より流量が絞られて非常用アキュムレータ9に流入する
ので、この非常用アキュムレータ9の突入圧力が小さく
なる。したがって、ポンプ6始動時、突入圧力による非
常用アキュムレータ9への衝撃を抑制することができ
る。
【0068】更に、圧力制御バルブ107により、非常
用アキュムレータ9の蓄圧状態に応じて流量制限弁68
による非常用アキュムレータ9への作動液の流量を制御
しているので、非常用アキュムレータ9の蓄圧が設定圧
より小さいときは多くの作動液を非常用アキュムレータ
9へ送給して、非常用アキュムレータ9が迅速に設定圧
となるように蓄圧されるとともに、この設定圧への蓄圧
制御の精度が良好になる。
【0069】更に、警報用スイッチ124により、非常
用アキュムレータ9の蓄圧が設定圧であるか否かを検知
するようにしているので、チャージングバルブ装置28
のチャージング機能の異常等により、ポンプ6が運転さ
れても非常用アキュムレータ9に設定圧以上の液圧が蓄
圧されない異常状態になったときに、この異常状態を確
実に知ることができる。
【0070】更に、非常用アキュムレータ9の蓄圧が設
定圧になったとき、室101の作動液をリザーバ8に排
出する際、この作動液を絞り81により絞ってゆっくり
と排出しているので、段付ピストン70の上方移動をゆ
っくりとすることができる。
【0071】これにより、段付ピストン70の上端を室
101の上端のハウジング93に当接させ難くして、当
接音を抑制することができる。仮に、段付ピストン70
の上端がハウジング93に当接したとしても、段付ピス
トン70の上動がゆっくりであるので、当接音はほとん
ど生じることはない。しかも、段付ピストン70の上端
がハウジング93に当接しても、段付ピストン70の上
端を弾性部材80に当接させるようにしているので、こ
の弾性部材80により当接音を更に確実に防止できる。
【0072】更に、流量制限弁68の弁座97を弾性部
材で形成しているので、ポンプ6の停止時に、段付ピス
トン70の第1弁部98が弁座97に着座したとき、当
接音を防止することができる。
【0073】なお、前述の例では、筒状の段付シート部
材110に絞り81を設けるようにしているが、絞り8
1を段付シート部材110の軸方向孔の内周面とステム
120の外周面との間の間隙で構成することもできる。
また、絞り81を第2ボール弁112の通路を絞ること
により形成することもできるし、更に絞り81を通路1
04の孔の内周面とリテーナ117の外周面との間の間
隙で構成することもできる。これらの場合は、いずれも
段付シート部材110には、段付シート部材110の軸
方向孔と通路102とを連通する通常の大きさの径方向
孔が設けられることは言うまでもなく、また、通路10
3と通路102との間は何ら絞られなくなり、室101
へのアキュムレータ圧の導入が迅速になるので、アキュ
ムレータ9の蓄圧時の段付ピストン70の制御性が向上
する。更に、絞り81は、このように段付シート部材1
10、段付シート部材110の軸方向孔とステム120
との間、第2ボール弁112およびを通路104の孔と
リテーナ117との間のいずれか1個所に設けてもよい
が、これらの個所のいくつかに組み合わせて設けてもよ
い。
【0074】更に、前述の例では、絞り81、弾性部材
からなる弁座97、および弾性部材101をすべて設け
るようにしているが、これらは単独で設けることもでき
るし、いくつか組み合わせて、設けることもできる。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液圧倍力装置によれば、非常用アキュムレータの液圧
が設定圧以下のときは、非常用アキュムレータを自動的
に蓄圧することができる。
【0076】また、非常用アキュムレータの蓄圧状態に
応じて流量制限弁による非常用アキュムレータへの作動
液の流量を制御しているので、非常用アキュムレータの
蓄圧が設定圧より小さいときは多くの作動液を非常用ア
キュムレータへ送給して、非常用アキュムレータを迅速
に設定圧となるように蓄圧できるとともに、この設定圧
への蓄圧制御の精度が良好になる。
【0077】更に、本発明によれば、絞りにより弁作動
制御手段の作動をゆっくりにしているので、弁作動制御
手段の急激な作動によるハウジングとの当接音を抑制で
きる。 更に、本発明によれば、弁作動制御手段を構成
するピストンをハウジングに弾性部材を介して当接する
ようにしているので、当接音の発生を防止できる。更
に、本発明によれば、絞り弁の弁部を弁座に弾性部材を
介して着座するようにしているので、同様に当接音の発
生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液圧倍力装置をブレーキブース
タに適用した実施の形態の第1例におけるブレーキブー
スタを示し、(a)はその縦断面図、(b)は(a)に
おけるIB-IB線に沿う断面図である。
【図2】 図1に示す第1例のブレーキブースタの一部
を部分的に拡大して示す拡大断面図である。
【図3】 図1に示す第1例の液圧倍力装置におけるチ
ャージングバルブ装置を示す断面図である。
【図4】 従来の液圧倍力システムの一例を示す図であ
る。
【図5】従来のオープンセンタ型ハイドロリックブレー
キブースタの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…液圧倍力システム、2…ブレーキペダル、3…オー
プンセンタ型ハイドロリックブレーキブースタ、4…マ
スタシリンダ、5…ブレーキシリンダ、6…ポンプ、8
…リザーバ、9…非常用アキュムレータ、28…チャー
ジングバルブ;チャージングバルブ装置、68…流量制
限弁、70…段付ピストン、80…弾性部材、81…絞
り、82…Oリング、84…6角穴、93…ハウジン
グ、95…作動液導入口、96…通路、97…弁座、9
8…第1弁部、99…絞り通路、101…室、102,
104,133…通路、105…排出口、106…配管
通路、107…圧力制御バルブ、108…第1シート
部、109…第2シート部、110…段付シート部材、
111…第1ボール弁、112…第2ボール弁、114
…第1スプリング、116…第2スプリング、117…
リテーナ、118…調節ねじ、119…ナット、120
…ステム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、非作動時前記入口通路
    を通って流れてくる前記作動液を自由に前記循環通路へ
    流動させかつ前記動力室を前記リザーバに接続するとと
    もに、作動時前記入口通路を通って流れてくる前記作動
    液の流れを少なくとも絞って液圧を発生させかつこの液
    圧を前記動力室に導入する制御弁と、前記入口通路また
    は前記循環通路を通って流れる前記作動液の流れを絞っ
    て液圧を発生する第1位置とこの作動液の流れを制限す
    ることなく自由に流す第2位置とが設定された絞り弁を
    有する流量制限手段と、この流量制限手段によって発生
    された液圧を蓄える非常用アキュムレータと、非常時に
    前記制御弁の作動によって作動されて前記非常用アキュ
    ムレータの液圧を前記動力室に導入する非常用弁手段と
    を備え、前記入力軸に伝えられた操作力を前記動力室に
    導入された液圧により倍力して出力する液圧倍力装置で
    あって、 前記流量制限手段は、前記非常用アキュムレータの液圧
    が設定圧以下のときは、前記非常用アキュムレータの液
    圧が作用されて前記絞り弁を前記第1位置に設定し、前
    記非常用アキュムレータの液圧が前記設定圧を超えたと
    きは、作用されているこの液圧の作動液を排出すること
    により、前記絞り弁を前記第2位置に設定する弁作動制
    御手段を備えているとともに、 更に、前記弁作動制御手段に作用する液圧の作動液が排
    出されるときに流動する制御圧排出通路に設けられ、こ
    の作動液の排出時に作動液を絞る絞りを備えていること
    を特徴とする液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記弁作動制御手段は、一端に前記非常
    用アキュムレータの液圧が作用されるピストンから構成
    されており、前記ピストンの一端およびこのピストンの
    一端が対向するハウジング部分の少なくとも一方に弾性
    部材を備えており、更に前記絞り弁は、前記ピストンの
    他端に形成された絞り通路と、前記ピストンの他端に形
    成された弁部と、前記弁部が着座可能な弁座とからなる
    とともに、前記弁部および前記弁座の少なくとも一方が
    弾性部材で構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の液圧制御装置。
  3. 【請求項3】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、非作動時前記入口通路
    を通って流れてくる前記作動液を自由に前記循環通路へ
    流動させかつ前記動力室を前記リザーバに接続するとと
    もに、作動時前記入口通路を通って流れてくる前記作動
    液の流れを少なくとも絞って液圧を発生させかつこの液
    圧を前記動力室に導入する制御弁と、前記入口通路また
    は前記循環通路を通って流れる前記作動液の流れを絞っ
    て液圧を発生する第1位置とこの作動液の流れを制限す
    ることなく自由に流す第2位置とが設定された絞り弁を
    有する流量制限手段と、この流量制限手段によって発生
    された液圧を蓄える非常用アキュムレータと、非常時に
    前記制御弁の作動によって作動されて前記非常用アキュ
    ムレータの液圧を前記動力室に導入する非常用弁手段と
    を備え、前記入力軸に伝えられた操作力を前記動力室に
    導入された液圧により倍力して出力する液圧倍力装置で
    あって、 前記流量制限手段は、前記非常用アキュムレータの液圧
    が設定圧以下のときは、前記非常用アキュムレータの液
    圧が作用されて前記絞り弁を前記第1位置に設定し、前
    記非常用アキュムレータの液圧が前記設定圧を超えたと
    きは、作用されているこの液圧の作動液を排出すること
    により、前記絞り弁を前記第2位置に設定する弁作動制
    御手段を備えているとともに、 前記弁作動制御手段は、一端に前記非常用アキュムレー
    タの液圧が作用されるピストンから構成されており、前
    記ピストンの一端およびこのピストンの一端が対向する
    ハウジング部分の少なくとも一方に弾性部材を備えてい
    ることを特徴とする液圧制御装置。
  4. 【請求項4】 更に前記絞り弁は、前記ピストンの他端
    に形成された絞り通路と、前記ピストンの他端に形成さ
    れた弁部と、前記弁部が着座可能な弁座とからなるとと
    もに、前記弁部および前記弁座の少なくとも一方が弾性
    部材で構成されていることを特徴とする請求項3記載の
    液圧制御装置。
  5. 【請求項5】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、非作動時前記入口通路
    を通って流れてくる前記作動液を自由に前記循環通路へ
    流動させかつ前記動力室を前記リザーバに接続するとと
    もに、作動時前記入口通路を通って流れてくる前記作動
    液の流れを少なくとも絞って液圧を発生させかつこの液
    圧を前記動力室に導入する制御弁と、前記入口通路また
    は前記循環通路を通って流れる前記作動液の流れを絞っ
    て液圧を発生する第1位置とこの作動液の流れを制限す
    ることなく自由に流す第2位置とが設定された絞り弁を
    有する流量制限手段と、この流量制限手段によって発生
    された液圧を蓄える非常用アキュムレータと、非常時に
    前記制御弁の作動によって作動されて前記非常用アキュ
    ムレータの液圧を前記動力室に導入する非常用弁手段と
    を備え、前記入力軸に伝えられた操作力を前記動力室に
    導入された液圧により倍力して出力する液圧倍力装置で
    あって、 前記流量制限手段は、前記非常用アキュムレータの液圧
    が設定圧以下のときは、前記非常用アキュムレータの液
    圧が作用されて前記絞り弁を前記第1位置に設定し、前
    記非常用アキュムレータの液圧が前記設定圧を超えたと
    きは、作用されているこの液圧の作動液を排出すること
    により、前記絞り弁を前記第2位置に設定する弁作動制
    御手段を備えているとともに、 前記弁作動制御手段は、一端に前記非常用アキュムレー
    タの液圧が作用されるピストンから構成されており、前
    記絞り弁は、前記ピストンの他端に形成された絞り通路
    と、前記ピストンの他端に形成された弁部と、前記弁部
    が着座可能な弁座とからなるとともに、前記弁部および
    前記弁座の少なくとも一方が弾性部材で構成されている
    ことを特徴とする液圧制御装置。
JP10043514A 1998-02-25 1998-02-25 液圧倍力装置 Pending JPH11240445A (ja)

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