JPH1178856A - 液圧倍力装置 - Google Patents

液圧倍力装置

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JPH1178856A
JPH1178856A JP24851297A JP24851297A JPH1178856A JP H1178856 A JPH1178856 A JP H1178856A JP 24851297 A JP24851297 A JP 24851297A JP 24851297 A JP24851297 A JP 24851297A JP H1178856 A JPH1178856 A JP H1178856A
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JP
Japan
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pressure
hydraulic
valve
hydraulic pressure
power chamber
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JP24851297A
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Inventor
Kunio Okano
岡野邦雄
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Jidosha Kiki Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Kiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絞り弁が作動液を絞り放しになる異常を確実に
運転者に知らせるとともに、この異常時にも作動液をブ
ースタへ十分に供給できるようにする。 【解決手段】ポンプから作動液導入口95に導入された
作動液が流量制限弁68によって絞られるので、液圧が
発生し、この液圧が非常用アキュムレータ9に蓄圧され
る。非常用アキュムレータ9の蓄圧が終了しても、段付
ピストン70が上動しないで、流量制限弁68が作動液
を絞り放しになると、流量制限弁68の上流側の作動液
の液圧および温度が上昇する。圧力センサ128および
温度センサ129がこれらの液圧および温度を検出し、
ECU130は、この液圧が設定圧以上である状態が設
定時間以上継続したとき、あるいは温度が設定温度以上
である状態が設定時間以上継続したときに出力して、警
報装置131を作動すると共に、電磁開閉弁133を開
いて、ポンプとブースタの入口通路とを直接連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車にお
いてブレーキペダルの踏力を作動液の液圧により倍力し
てブレーキ力を増大させるブレーキブースタ等の液圧倍
力装置の技術分野に属し、特に作動液の液圧失陥時に液
圧倍力装置を作動させるための非常用の液圧を蓄えてお
く非常用アキュムレータを備えた液圧倍力装置の技術分
野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車等の車両においては、操作
部材の操作力を作動液の液圧により倍力して出力する液
圧倍力システムが用いられているものがある。この液圧
倍力システムとして、例えば、ブレーキペダルのペダル
踏力のみでは得られない大きなブレーキ力を得るためや
ペダル踏力を軽減するため等により、作動液の液圧によ
り作動する液圧ブレーキ倍力装置を用いてペダル踏力を
倍力してマスタシリンダを作動させる液圧ブレーキシス
テムがある。
【0003】このような液圧ブレーキシステムとして、
従来図5に示すような液圧ブレーキシステムがある。図
中、1は液圧ブレーキシステム、2はブレーキペダル、
3はこのブレーキペダル2によって作動されてペダル踏
力を倍力して出力するオープンセンタ型ハイドロリック
ブレーキブースタ(以下、ブレーキブースタまたは単に
ブースタともいう)、4はこのブースタ3の出力によっ
て作動されブレーキ液圧を発生するタンデム型のマスタ
シリンダ、5はマスタシリンダ4からのブレーキ液圧で
作動して各車輪に対するブレーキ力を発生するブレーキ
シリンダ、6はエンジン7によって駆動されて作動液を
ブースタ3に送給するポンプ、8は作動液を貯留するリ
ザーバ、および9はポンプ6の故障等によりポンプ6か
ら作動液が送給されないときに、ブースタ3を作動させ
るための非常用の液圧を蓄える非常用アキュムレータで
ある。
【0004】オープンセンタ型のブースタ3は、ブレー
キ非操作時に制御弁の隙間が最大に開いて作動液を自由
に流すとともに、操作時に制御弁の隙間を絞ることによ
り作動液の流れを制限して液圧を発生し、この液圧によ
り出力するものであり、従来種々の構造のものが公知と
なっている。その一例のブースタ3を図6に示す。
【0005】図6に示すブレーキ非操作状態において
は、第1環状溝10と第2環状溝11との間の隙間が最
大となっており、また第2環状溝11と第3環状溝12
との間が遮断しているとともに第3環状溝12と第4環
状溝13との間が連通している。したがって、ポンプ6
から吐出された作動液は、オープンセンタ型のブースタ
3の入口通路14、第2環状溝11、第1環状溝10と
第2環状溝11との間の隙間、第1環状溝10、および
循環通路15を通って、再びリザーバ8に循環してい
る。その場合、第1環状溝10と第2環状溝11との間
の隙間が最大となっているので、循環している作動液に
はほとんど液圧は発生しない。
【0006】この状態でブレーキペダル2の踏込により
入力軸16が前進すると、一対のレバー17,18(一
対のレバーは図6において図面に直交する方向に重合し
ている)が回動してバルブスプール19が前進する。す
ると、第1環状溝10と第2環状溝11との間の隙間が
絞られ、また第2環状溝11と第3環状溝12とが連通
し、かつ第3環状溝12と第4環状溝13とが遮断す
る。第1および第2環状溝10,11との間の隙間が絞
られる(最終的にはこの隙間は0となる場合もある)こ
とにより、第2環状溝11に液圧が発生する。この液圧
は、第2環状溝11と第3環状溝12との間の隙間、第
1径方向孔20、軸方向孔21、および第3チェックバ
ルブと第2径方向孔22とを通って動力室23に導入さ
れて、パワーピストン24に作用する。これにより、パ
ワーピストン24はペダル踏力を倍力したブーキ操作力
を発生し、このブレーキ操作力が出力軸25から出力さ
れてマスタシリンダ4を作動し、ブレーキが作動する。
【0007】また、第2環状溝11に発生した液圧は、
アキュムレータバルブ27のチェックバルブからなるチ
ャージングバルブ28における弁体29を図6において
右方に移動して、弁体29をゴムシート30から離座さ
せてチャージングバルブ28を開く。これにより、この
液圧は弁体29とゴムシート30との間の隙間、弁体2
9の外周およびアキュムレータ通路31を通って非常用
アキュムレータ9に導入され、この非常用アキュムレー
タ9に蓄えられる。
【0008】ブレーキペダル2を解放すると、入力軸1
6およびバルブスプール19が図6に示す非作動位置に
後退して、第3環状溝12と第4環状溝13とが連通
し、かつ第2環状溝11と第3環状溝12とが遮断し、
更に第1環状溝10と第2環状溝11との間の隙間が最
大となる。このため、動力室23の作動液は、孔22,
21,20、第3環状溝12、第3環状溝12と第4環
状溝13との間の隙間、第4環状溝13および排出通路
32を通ってリザーバ8に排出される。これにより、パ
ワーピストン24が非作動位置に後退してブレーキ操作
力が消滅し、マスタシリンダ4が非作動状態に戻ってブ
レーキ作動が解除される。そして、第1および第2環状
溝10,11との間の隙間が最大となることにより、第
2環状溝11に発生した液圧は消滅する。
【0009】ポンプ6が故障して、第1環状溝10と第
2環状溝11との間の隙間が絞られても液圧が発生しな
くなったときは、ブレーキペダル2が更に大きく踏み込
まれることにより、バルブスプール19が最大ストロー
ク前進する。バルブスプール19がそれ以上前進しなく
なった後、ブレーキペダル2が更に踏み込まれて入力軸
16が更に前進すると、レバー17,18が更に回転
し、スライドバルブ33がバルブスプール19に対して
相対的に前進移動する。すると、第2径方向孔22が閉
塞され、動力室23がポンプ6から遮断される。スライ
ドバルブ33が更に前進するとリテーナ34も前進する
ので、このリテーナ34によりアキュムレータバルブ2
7におけるチェックバルブからなるダンプバルブ36の
弁体35が前進させられて、このダンプバルブ36が開
き、非常用アキュムレータ9に蓄えられている液圧が動
力室23に導入され、この非常用アキュムレータ9の液
圧によりパワーピストン24が作動する。これにより、
ポンプ6が故障しても、非常用アキュムレータ9に所定
圧の液圧が蓄えられている間、非常用アキュムレータ9
の液圧により、ペダル踏力が倍力されてブレーキを作動
させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この液圧ブ
レーキシステム1においては、非常用アキュムレータ9
への蓄圧は、ブレーキ操作時に発生する液圧すなわちポ
ンプ吐出圧を非常用アキュムレータ9に導入することに
より行われている。このため、ブレーキ操作力が小さい
と、非常用アキュムレータ9に十分に蓄圧されない場合
が生じ、ポンプ6の故障時に非常用アキュムレータ9の
液圧による倍力可能回数が少なくなり、ブレーキ力を十
分に確保できないことが考えられる。
【0011】そこで、本出願人は、チャージングバルブ
装置によりアキュムレータに所定の液圧を確実に蓄圧す
る液圧倍力装置を提案している(特願平8ー31918
2号)。この液圧倍力装置では、非常用アキュムレータ
の蓄圧が設定圧以下であるとき、この蓄圧でチャージン
グバルブ装置の段付ピストンが下動して流量制限弁を絞
り位置に設定し、ポンプから吐出される作動液が絞られ
て、液圧が発生し、この液圧が非常用アキュムレータに
蓄えられる。非常用アキュムレータの蓄圧が設定圧を超
えると、段付ピストンに作用する非常用アキュムレータ
の圧力がチャージングバルブ装置の排出口からリザーバ
に排出されるので、段付ピストンが上動して流量制限弁
を絞らない位置に設定し、ポンプから吐出される作動液
が何等絞られないで、ブースタの方へ自由に流動して液
圧は発生しなくなり、非常用アキュムレータの蓄圧が終
了する。
【0012】ところで、この特願平8ー319182号
で提案されている液圧倍力装置において、非常用アキュ
ムレータ9の蓄圧終了時に、段付ピストンに作用する圧
力が排出されない等の何らかの原因で、段付ピストンが
上動しなく流量制限弁が絞り位置に設定されたままとな
り、ポンプから吐出される作動液が絞られ放しになる
と、その抵抗により、作動液の温度が上昇して、ポンプ
効率が低下し、ブースタへの作動液の供給が十分に行わ
れなくなる場合を生じることが考えられる。また、作動
液の温度が上昇すると、ブースタの制御弁の液密性が低
下してリザーバへの液漏れが多くなり、ブースタの出力
が低下することも考えられる。しかも、このような状態
が生じても、運転者は何ら知ることができない。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、非常用アキュムレータの
蓄圧が終了しても絞り弁が作動液を絞り放しになる異常
を確実に運転者に知らせることのできる液圧倍力装置を
提供することである。また、本発明の他の目的は、この
ような異常時にも作動液をブースタへ十分に供給できる
液圧倍力装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、非常用アキュムレータに蓄圧
するための液圧を発生する流量制限手段の絞り弁の上流
側の作動液の圧力を検出して圧力検出信号を出力する圧
力検出手段と、この圧力検出手段からの圧力検出信号に
基づいて、前記絞り弁の上流側の作動液の圧力が設定圧
以上である状態が設定時間以上継続したとき異常である
と判断し、警報信号を出力する異常判断手段と、この異
常判断手段からの警報信号により警報を発する警報装置
とを備えていることを特徴としている。また請求項2の
発明は、前記異常判断手段が、液圧倍力装置の作動時に
は異常判断を行わないことを特徴としている。
【0015】更に請求項3の発明は、非常用アキュムレ
ータに蓄圧するための液圧を発生する流量制限手段の絞
り弁の上流側の作動液の圧力を検出して圧力検出信号を
出力する圧力検出手段と、液圧倍力装置の非作動時に、
この圧力検出手段からの圧力検出信号に基づいて、前記
絞り弁の上流側の作動液の圧力が設定圧以上である状態
が設定時間以上継続したことが設定回数以上検出された
とき異常であると判断し、警報信号を出力する異常判断
手段と、この異常判断手段からの警報信号により警報を
発する警報装置とを備えていることを特徴としている。
【0016】更に請求項4の発明は、非常用アキュムレ
ータに蓄圧するための液圧を発生する流量制限手段の絞
り弁の上流側の作動液の温度を検出して温度検出信号を
出力する温度検出手段と、この温度検出手段からの温度
検出信号に基づいて、前記絞り弁の上流側の作動液の温
度が設定温度以上である状態が設定時間以上継続したと
き異常であると判断し、警報信号を出力する異常判断手
段と、この異常判断手段からの警報信号により警報を発
する警報装置とを備えていることを特徴としている。
【0017】更に請求項5の発明は、非常用アキュムレ
ータに蓄圧するための液圧を発生する流量制限手段の絞
り弁をバイパスして前記ポンプと前記入口通路とを接続
するバイパス通路に、通常時閉じている電磁開閉弁を備
え、また前記異常判断手段は警報信号を出力するとき
に、同時に切換制御信号を出力するようになっており、
前記電磁開閉弁は、通常時閉じて前記バイパス通路を遮
断し、前記異常判断手段からの前記切換制御信号により
開いてバイパス通路を連通することを特徴としている。
【0018】更に請求項6の発明は、非常用アキュムレ
ータに蓄圧するための液圧を発生する流量制限手段の絞
り弁をバイパスして前記ポンプと前記入口通路とを接続
するバイパス通路に設けられ、通常時閉じている電磁開
閉弁と、前記絞り弁の上流側の作動液の圧力が設定圧以
上である状態が設定時間以上継続したとき、前記絞り弁
の上流側の作動液の圧力が設定圧以上である状態が設定
時間以上継続したことが設定回数以上検出されたとき、
前記絞り弁の上流側の作動液の温度が設定温度以上であ
る状態が設定時間以上継続したとき、非常用アキュムレ
ータの蓄圧が所定圧以上のとき、または液圧倍力装置の
作動時で前記絞り弁の上流側の圧力が所定圧以上である
ときに、切換制御信号を出力する異常判断手段とを備
え、前記電磁開閉弁が、通常時閉じて前記バイパス通路
を遮断し、前記異常判断手段からの前記切換制御信号に
より開いてバイパス通路を連通することを特徴としてい
る。
【0019】更に請求項7の発明は、非常用アキュムレ
ータに蓄圧するための液圧を発生する流量制限手段の絞
り弁の上流側の作動液の温度により膨張する高温膨張体
を備え、この高温膨張体が膨張することにより、前記流
量制限手段を強制的に第2位置に設定することを特徴と
している。
【0020】
【作用】このように構成された請求項1ないし6の各発
明の液圧倍力装置においては、非常用アキュムレータの
液圧が設定圧以下のときは流量制限手段の絞り弁が第1
位置に設定される。これにより、入口通路へ流れる作動
液が絞られて絞り弁の上流側に液圧が発生し、この液圧
が非常用アキュムレータに自動的に蓄えられる。非常用
アキュムレータの蓄圧が所定圧になると、絞り弁が第2
位置に設定され、非常用アキュムレータの蓄圧が終了す
る。これにより、入口通路へ流れる作動液が絞られなく
なって、絞り弁の上流側に発生した液圧がなくなるとと
もに、作動液が入口通路へ自由に流れるようになる。
【0021】また、請求項1の発明においては、非常用
アキュムレータの蓄圧が終了しても、何らかの原因で、
絞り弁が作動液を絞り放しになると、絞り弁の上流側の
作動液の圧力が上昇するが、この作動液の圧力が圧力検
出手段によって検出される。そして、異常判断手段は、
圧力検出手段によって検出された圧力が設定圧以上であ
る状態が設定時間以上継続したときに異常であると判断
し、警報信号を出力し、この警報信号により警報装置が
警報を発して運転者に知らせる。
【0022】また、請求項2の発明においては、液圧倍
力装置の作動時には、異常判断手段は異常判断を行わな
い。これにより、液圧倍力装置の作動によって上昇した
圧力を圧力検出手段によって検出しても、異常判断手段
はこの圧力に基づいて誤って異常判断を行うことが防止
される。
【0023】更に、請求項3の発明においては、絞り弁
の上流側の作動液の圧力が圧力検出手段によって検出さ
れるが、異常判断手段は、この圧力が設定圧以上である
状態が設定時間以上継続したことが設定回数検出された
ときには、異常であると判断し、警報信号を出力し、こ
の警報信号により警報装置が警報を発して運転者に知ら
せる。
【0024】更に、請求項4の発明においては、絞り弁
が作動液を絞り放しになると、作動液の温度が上昇する
が、この作動液の温度が温度検出手段によって検出され
る。そして、異常判断手段は、温度検出手段によって検
出された温度が設定温度圧以上である状態が設定時間以
上継続したときに異常であると判断し、警報信号を出力
し、この警報信号により警報装置が警報を発して運転者
に知らせる。
【0025】更に、請求項5の発明においては、異常判
断手段は、警報信号を出力するときに、同時に切換制御
信号を出力して、電磁開閉弁を開く。すると、絞り弁の
バイパス通路が連通し、ポンプからの作動液が絞り弁を
バイパスして、直接入口通路に供給されるようになる。
これにより、絞り弁による作動液の絞り放しの異常が運
転者に知らされるばかりでなく、この異常時にも入口通
路への作動液の供給が十分に行われるようになる。
【0026】更に、請求項6の発明においては、異常判
断手段が、絞り弁の上流側の作動液の圧力が設定圧以上
である状態が設定時間以上継続したとき、前記絞り弁の
上流側の作動液の圧力が設定圧以上である状態が設定時
間以上継続したことが設定回数以上検出されたとき、絞
り弁の上流側の作動液の温度が設定温度以上である状態
が設定時間以上継続したとき、非常用アキュムレータの
蓄圧が所定圧以上のとき、または液圧倍力装置の作動時
で前記絞り弁の上流側の圧力が所定圧以上であるとき
に、切換制御信号を出力して、電磁開閉弁を開く。する
と、請求項5の発明と同様にバイパス通路が連通し、ポ
ンプからの作動液が絞り弁をバイパスして、直接入口通
路に供給されるようになる。
【0027】これにより、絞り弁による作動液の絞り放
しの異常時にも入口通路への作動液の供給が十分に行わ
れるようになる。また、非常用アキュムレータの蓄圧が
所定圧以上のときには、この蓄圧を更に行う必要がない
ので、バイパス通路を連通させることにより、入口通路
への作動液の十分な供給が確保されるようになる。更
に、液圧倍力装置の作動時で絞り弁の上流側の圧力が所
定圧以上であるときには、絞り弁が第1位置に設定され
て作動液が絞られていて、非常用アキュムレータの蓄圧
が行われている最中であり、このときにも入口通路への
作動液の十分な供給が確保されるようになる。
【0028】更に請求項7の発明においては、絞り弁が
作動液を絞り放しになって、作動液の温度が上昇する
と、この作動液の温度上昇により高温膨張体が膨張す
る。そして、この高温膨張体の膨張により流量制限手段
が強制的に作動液をほとんど絞らない第2位置に設定さ
れる。これにより、入口通路への作動液の供給が十分に
行われるようになる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明に係る液圧倍
力装置をブレーキブースタに適用した実施の形態の第1
例を示し、(a)はその縦断面図、(b)は(a)にお
けるIB−IB線に沿う横断面図である。なお、前述の図5
および図6に示す従来のシステムと同じ構成要素には同
じ符号を付して説明する。
【0030】図1(a)に示すように、本第1例の液圧
倍力装置が適用されたブレーキブースタ3は、前方ハウ
ジング部37と後方ハウジング部38とからなるハウジ
ング39を備えている。後方ハウジング部38には、図
示しないブレーキペダルに連結部材40を介して連結さ
れる入力軸16が液密にかつ摺動可能に貫通されてい
る。また前方ハウジング部37には、パワーピストン2
4が液密にかつ摺動可能に設けられている。このパワー
ピストン24はリターンスプリング42により図1
(a)において常時右方に付勢されている。このパワー
ピストン24の前端部には、このパワーピストン24の
出力をマスタシリンダ4のピストンに伝達してこのピス
トンを作動する出力軸25が嵌合当接されている。更
に、前方ハウジング部37と後方ハウジング部38との
間のハウジン39内に、動力室23が形成されており、
この動力室23にパワーピストン24のピストン部24
bの後面が面している。
【0031】更に前方ハウジング部37には、パワーピ
ストン24の下方に制御弁43が設けられている。図2
に詳細に示すように、この制御弁43は、前方ハウジン
グ部37の孔44内に摺動可能に嵌挿された筒状のバル
ブスプール19を備えている。前方ハウジング部37の
孔44の内面には第1環状溝10および第3環状溝12
がそれぞれ形成されているとともに、バルブスプール1
9の外周面には第2環状溝11および第4環状溝13が
形成されている。
【0032】更にバルブスプール19には、軸方向に貫
通する軸方向孔21が穿設されているとともに、第3環
状溝12に対向する位置に、この第3環状溝12と軸方
向孔21との間を常時連通する第1径方向孔20が穿設
されている。更に、動力室23内に延設されたバルブス
プール19の後端部19aには、動力室23と軸方向孔
21との間を連通する第2径方向孔22が穿設されてい
る。
【0033】更に、この第2径方向孔22が形成されて
いるバルブスプール19の後端部19aの外周には、第
3径方向孔45を有する筒状のスライドバルブ33が摺
動可能に嵌合されており、このスライドバルブ33はス
プリング46により常時後方(図2において右方)に付
勢されており、非作動時はバルブスプール19の後端に
固定されたストッパ47に当接されている。このバルブ
スプール19のストッパ47当接位置では、図示のよう
に第2径方向孔22と第3径方向孔45とが整合し、軸
方向孔21と動力室23とが第2および第3径方向孔2
2,45を介して連通している。また、スライドバルブ
33がスプリング46の付勢力に抗してバルブスプール
19に対して前方へ相対移動したとき第3径方向孔45
が第2径方向孔22からずれて、両孔22,45を介す
る軸方向孔21と動力室23との連通が遮断されるよう
になっている。
【0034】更に、バルブスプール19の軸方向孔21
の右端は動力室23に開口しており、この開口部に第3
チェックバルブ48が設けられている。この第3チェッ
クバルブ48は軸方向孔21から動力室23に向かう作
動液の流れを許容し、逆に動力室23から軸方向孔21
に向かう作動液の流れは阻止するようになっている。
【0035】第1環状溝10は循環通路15および配管
通路127を介して常時リザーバ8に連通している。ま
た第2環状溝11は、入口通路14に常時連通してお
り、後で詳述するが、この入り口通路14は配管通路1
25、通路96、流量制限弁68、および配管通路94
を介して液圧源であるポンプ6に接続されている。更に
第3環状溝12は、またブレーキブースタ3の非作動時
第2環状溝11から遮断されかつ第4環状溝13に連通
するとともに、ブレーキブースタ3の作動時第2環状溝
11に連通しかつ第4環状溝13から遮断されるように
なっている。更に第4環状溝13は、配管通路127を
介してリザーバ8に接続される循環通路15に常時連通
している。
【0036】バルブスプール19はスプリング49によ
り常時後方に付勢されており、非作動時は図示のように
その後端が後方ハウジング部38に当接して後退限位置
(すなわち、非作動位置)に設定されている。そして、
このバルブスプール19の非作動位置では、第1環状溝
10と第2環状溝11との連通面積が最大となってい
る。
【0037】更にパワーピストン24の後端にはレバー
支持部材50が固定されており、図1(b)に詳細に示
すようにこのレバー支持部材50に入力軸16の軸方向
と直交する横方向にそれぞれ突設された一対の支持ピン
51,52に、一対のレバー17,18の各一端がそれぞ
れ揺動可能に支持されている。図1(a)に示すよう
に、これらのレバー17,18の各他端はそれぞれスラ
イドバルブ33に突設された図示しない支持ピンに揺動
可能に支持されている。また、各レバー17,18の一
端側寄りには、それぞれレバー17,18における長手
方向の長孔53,54が穿設されている。
【0038】筒状の弁制御部材55が入力軸16に摺動
可能に外嵌されている。この弁制御部材55は、入力軸
16の後部部材16bとの間に縮設されたコイルスプリ
ング56により常時左方へ付勢されていて、非作動時は
入力軸16の先端部16aの段部16cに当接されてい
る。また、図1(b)に示すように弁制御部材55に
は、一対の係合ピン57,58がそれぞれ入力軸16の
軸方向と直交する横方向に突設されており、これらの係
合ピン57,58はそれぞれレバー17,18の長孔5
3,54を貫通して延設されている。そして、これらの
係合ピン57,58はともにレバー17,18の長孔5
3,54の内壁面には軸方向移動時に係合するようにな
っている。
【0039】更に、入力軸16の先端部16aにはトラ
ベルリミッタ59が設けられている。このトラベルリミ
ッタ59は、入力軸16の先端部16aに穿設されて、
パワーピストン24の内孔24cに先端部16aが嵌挿
されることにより形成された室60と動力室23とを連
通する通路61に、ボール弁62とこのボール弁62が
着座可能な弁座63とこのボール弁62を弁座63方向
に常時付勢するスプリング64とからなる常開の開閉弁
65、および同じ通路61に摺動可能に嵌挿され、ボー
ル弁62を押圧して開閉弁65を開閉制御する押圧ピン
66とから構成されている。
【0040】そしてこのトラベルリミッタ59は、弁制
御部材55が段部16cに当接して押圧ピン66を図2
において左方に押圧しているときは、この押圧ピン66
がボール弁62を押圧して弁座63から離座させて開閉
弁65を開き、これにより動力室23と室60とが押圧
ピン66の外周面に形成された軸方向の溝66aおよび
開いた開閉弁65を通して連通している。このように動
力室23と室60とが連通しているときは、入力軸16
がパワーピストン24に対して軸方向に相対移動可能と
なる。また、弁制御部材55が押圧ピン66を押圧して
いないときは、この押圧ピン66はボール弁62を何等
押圧しない。したがって、このときはボール弁62はス
プリング64の付勢力により弁座63に着座して開閉弁
65を閉じ、動力室23と室60とが遮断されて室60
が密封される。このように室60が密封されているとき
は、入力軸16はパワーピストン24に対して軸方向に
相対移動不能となる。
【0041】なお、各スプリング41,42,46,49,
56の各ばね力は、それぞれ通常のブレーキ操作時に入
力軸16が前進したとき、まずスプリング41,42が
撓み、次いでスプリング49が撓み、次いでスプリング
56が撓み、最後にスプリング46が撓むような大きさ
に設定されている。
【0042】また、67は後方ハウジング部38と連結
部材40との間に設けられた伸縮可能なゴム等からなる
ブーツであり、このブーツ67は入力軸16の後方部材
16bの外周面に異物が侵入するのを防止するためのも
のである。
【0043】そして、本例の液圧倍力装置においては、
チャージングバルブ28に相当する、すなわち非常用ア
キュムレータ9に自動的に蓄圧するためのチャージング
バルブ装置28がブースタ3とは別体に設けられてい
る。すなわち、図3に示すように本第1例の液圧倍力装
置のチャージングバルブ装置28は、ブースタ3のハウ
ジングから分離して配設されたハウジング93を備え、
このハウジング93に非常用アキュムレータ9が設けら
れている。
【0044】また、ハウジング93には、配管通路94
を介してポンプ6の吐出側に接続された作動液導入口9
5が形成されており、この作動液導入口95はブースタ
3の入口通路14に接続される通路96に接続されてい
るとともに、非常用アキュムレータ9に連通する通路6
9に接続されている。そして、作動液導入口95と通路
96との間および作動液導入口95と通路69との間に
ともに位置するようにして、流量制限弁68が配設され
ており、この流量制限弁68は、ハウジング93に液密
にかつ摺動可能に設けられ、段部70aを有する段付ピ
ストン70を備えている。
【0045】段付ピストン70の下端部は、ハウジング
93に形成された弁座97に着座可能な第1弁部98と
されている。この第1弁部98には通路69と段付ピス
トン70の下端とに開口するT字状の絞り通路99が穿
設されており、この絞り通路99の径は通路94,96
に比してかなり小さく設定されている。これらの弁座9
7と第1弁部98と絞り通路99とにより、第1絞り弁
が構成されている。また、通路96が開口する環状溝1
00と段付ピストン70の段部70aとで第2絞り弁が
構成されている。
【0046】そして、段付ピストン70はスプリング7
5のばね力により第1弁部98が弁座97に着座する方
向かつ段部70aが環状溝100から離隔する方向に常
時付勢されている。また、段付ピストン70の段部70
aには、通路69の液圧がスプリング75のばね力に対
抗する方向に作用されるようになっている。更に、ハウ
ジング93には、段付ピストン70の上端が面する室1
01が形成され、後述するようにこの室101に導入さ
れた作動液の液圧が絞り弁の制御圧として段付ピストン
70にスプリング75のばね力と同方向に作用するよう
になっている。
【0047】室101は、各通路102,103を介し
て非常用アキュムレータ9に接続可能にされているとと
もに、各通路102,104、排出口105および配管
通路106を介して配管通路127に接続可能にされて
いるとともに、更にこの配管通路127を介してリザー
バ8に接続可能にされている。
【0048】通路102と通路103および通路104
との間には、圧力制御バルブ107が配設されている。
この圧力制御バルブ107は、ハウジング93に液密に
かつ摺動可能に配設され、上端に第1シート部108を
有するとともに下端に第2シート部109を有する筒状
の段付シート部材110と、第1シート部108に着座
可能な第1ボール弁111と、第2シート部109に着
座可能な第2ボール弁112と、第1押圧部材113を
介して第1ボール弁111を第1シート部108に着座
させる方向に常時付勢する第1スプリング114と、第
2押圧部材115を介して第2ボール弁112を第2シ
ート部109に着座させる方向に常時付勢する第2スプ
リング116と、後述するように非常用アキュムレータ
9の蓄圧が設定圧より小さいとき第2ボール弁112が
第2シート部109に着座するとともに非常用アキュム
レータ9の蓄圧が設定圧になったとき第2ボール弁11
2が第2シート部109から離座するように、リテーナ
117を介して第2スプリング116の設定ばね力を調
節する調節ねじ118と、この調節ねじ118をハウジ
ング93に固定するダブルナット119と、段付シート
部材110の内孔に摺動自在に嵌挿され、第1および第
2ボール弁111,112をそれぞれ第1および第2シ
ート部108,109から離座する方向に選択的に押圧
するステム120とを備えている。
【0049】そして、この圧力制御バルブ107は、図
示の非作動状態では段付シート部材110が第2スプリ
ング116のばね力により第2ボール弁112を介して
上方に押圧されてハウジング93に螺合されたプラグ1
21当接している。この状態では、第2ボール弁112
が第2シート部109に着座しているとともに、第1ボ
ール弁111がステム120に押圧されて第1シート部
108から離座している。圧力制御バルブ107のこの
状態は、非常用アキュムレータ9の蓄圧が設定圧より小
さい間、保持されるようになっている。非常用アキュム
レータ9の蓄圧が設定圧になると、第2ボール弁112
が第2スプリング116のばね力に抗して第2シート部
109から離座するとともに、第1ボール弁111が第
1シート部108に着座するようになっている。
【0050】更に非常用アキュムレータ9は通路123
および配管通路126を介してブースタ3のアキュムレ
ータ通路31に接続されているとともに、通路123に
非常用アキュムレータ9の蓄圧低下を検知する圧力スイ
ッチからなる警報用スイッチ124が設けられている。
【0051】更に、チャージングバルブ装置28の作動
液導入口95の近傍の配管通路94に、作動液導入口9
5の近傍の作動液の圧力を検出する圧力センサ128お
よび作動液導入口95の近傍の作動液の温度を検出する
温度センサ129がそれぞれ設けられている。作動液導
入口95の近傍の作動液の圧力および温度は、ともに流
量制限弁68の第2絞り弁の上流側の作動液の圧力およ
び温度に近似したものとなっている。これらの圧力セン
サ128および温度センサ129は、ともに本発明の異
常判断手段を構成する電子制御装置(以下、ECUとも
いう)130に接続されているとともに、このECU1
30には、警報装置131が接続されている。
【0052】更に、ポンプ6から吐出された作動液が流
動する配管通路94とブースタ3の入口通路14へ接続
する配管通路125とを、チャージングバルブ装置28
をバイパスして直接接続するバイパス通路132が設け
られており、更にこのバイパス通路132には、遮断位
置Iと連通位置IIとが設定された常閉の電磁開閉弁13
3が設けられている。この電磁開閉弁133もECU1
30に接続されている。
【0053】そして、ECU130は、圧力センサ12
8のからの圧力に基づいて、(1) 第2絞り弁の上流側の
作動液の圧力が設定圧以上である状態が設定時間以上継
続したこと、を判断したときに警報信号を警報装置13
1に出力すると同時に、電磁開閉弁133に切換制御信
号を出力するようになっている。また、(1)の判断中に
ブレーキ作動が行われた場合(図示しない通常自動車に
設けられているブレーキ作動時オンするブレーキスイッ
チがオンになった場合)はその判断を中止して、液圧倍
力装置の作動によって上昇した圧力に基づいて、ECU
130が誤って異常判断を行うことを防止するようにし
ている。
【0054】なお、この(1)の条件では、第2絞り弁の
上流側の作動液の圧力が設定圧以上である状態が設定時
間以上継続すると、ECU130が警報信号および切換
制御信号を出力するようになっているが、(1)の条件が
成立してもECU130が警報信号および切換制御信号
を出力しないようにし、ECU130が、(2) (1)の条
件の成立が設定回数以上検出されたことを判断したとき
に警報信号を警報装置131に出力すると同時に、電磁
開閉弁133に切換制御信号を出力するようにすること
もできる。
【0055】更に、前述の(1)〜(2)の場合の他に、EC
U130は、温度センサ129からの温度に基づいて、
(3) 第2絞り弁の上流側の温度が設定温度以上である状
態が設定時間以上継続したことを判断したときにも警報
信号を警報装置131に出力すると同時に、電磁開閉弁
133に切換制御信号を出力するようにしている。更
に、ECU130は、(4) 非常用アキュムレータ9の蓄
圧が所定圧以上であること、(5) ブースタ3の作動時
(ブレーキスイッチのオン時)に、第2絞り弁の上流側
の作動液の圧力が所定圧以上であることを判断したとき
にも、電磁開閉弁133に切換制御信号を出力するよう
になっている。(4)の条件は、非常用アキュムレータ9
が所定圧以上に蓄圧されているときは、第2絞り弁によ
って作動液を絞る必要がないため、ブースタ3の方へ十
分な作動液を送給できるようにするためである。また、
(5)の条件は、通常、第2絞り弁の上流側の作動液の圧
力が所定圧以上であるときは、チャージングバルブ装置
28は、非常用アキュムレータ9に蓄圧中であり、その
ためにブースタ3への作動液の供給が十分でなくなるお
それがあることが考えられるので、電磁開閉弁133に
切換制御信号を出力して電磁開閉弁133を連通位置II
に切り換えるようにするためである。
【0056】このように構成された本例のブレーキブー
スタ3においては、ブレーキ非作動時には入力軸16お
よび制御弁43のバルブスプール19が図示の非作動位
置にある。また、ポンプ6が運転されていないときは、
流量制限弁68および圧力制御バルブ107がそれぞれ
図3に示す状態に設定されている。すなわち、第1弁部
98が弁座97に着座しているとともに段部70aが環
状溝100から離隔した第1状態に設定される。
【0057】この第1状態でしかも非常用アキュムレー
タ9の液圧が設定圧より小さい状態で、エンジン7が駆
動されてポンプ6が運転されると、ポンプ6から吐出さ
れた作動液が配管通路94を通してチャージングバルブ
装置28の作動液導入口95に導入される。作動液導入
口95に導入された作動液は、更に流量制限弁68の段
付ピストン70の絞り通路99を通って通路69の方へ
流れる。このとき、作動液は絞られるので、作動液導入
口95側に比較的低い第1液圧が発生する。この第1液
圧により、段付ピストン70が少し上方へ移動し、流量
制限弁68は第1弁部98が弁座97から離座するとと
もに、第2絞り弁の段部70aが環状溝100に若干連
通する第2状態に設定される。これにより、ポンプ6か
ら吐出された作動液は、第1弁部98と弁座97との間
の間隙を通過し、段付ピストン70の段部70aと環状
溝100との間の連通路を通って絞られて通路96に流
れ、更に配管通路125を通ってブースタ3の入口通路
14に流れていく。
【0058】入口通路14に流れてきた作動液は、更に
第2環状溝11、第1環状溝10および循環通路15を
通ってリザーバ8へ再び戻る、すなわち循環して流れる
ようになっているが、このとき第1環状溝10と第2環
状溝11との連通面積が最大となっているので、作動液
のこの循環流れは何等絞られることはなく、第2環状溝
11には液圧は発生しないようになっている。
【0059】同時に通路96に流れる作動液が段部70
aと環状溝100とからなる第2絞り弁で絞られること
により、通路69には前述の第1液圧より大きい第2液
圧が発生し、この第2液圧がチェックバルブ122を通
って非常用アキュムレータ9に流入し、非常用アキュム
レータ9が自動的に蓄圧される。
【0060】非常用アキュムレータ9に蓄圧された液圧
は、通路103、第1ボール弁111と第1シート部1
08および通路102を通って室101に導入される。
この室101に導入された液圧は段付ピストン70に下
向きに作用するので、段付ピストン101は、通路69
の液圧がこの段付ピストン101に上向きに作用するこ
とにより生じる上向きの力と、室101の液圧が段付ピ
ストン70に下向きに作用することにより生じる下向き
の力およびスプリング75のばね力の合力とがバランス
した状態に保持される。このとき、段付ピストン101
のこの状態では、通路96を介してのブースタ3への作
動液の流れが絞られた状態に保持される。したがって、
ブースタ3への作動液の流れが絞られた状態で、非常用
アキュムレータ9が蓄圧され続ける。この状態での、室
101の液圧は通路69の液圧よりスプリング75の分
だけ若干低い。また、通路103の液圧すなわち非常用
アキュムレータ9の液圧により、段付シート部材110
はスプリング116のばね力に抗して若干下動して、そ
の段部がハウジングの段部に当接した状態に保持され
る。
【0061】非常用アキュムレータ9の液圧が設定圧よ
り小さく、非常用アキュムレータ9の蓄圧が続けられて
いるときに、ブレーキペダル2の踏込により通常ブレー
キ操作が行われると、入力軸16および弁制御部材55
がともに一体的に前進する。すると、まず係合ピン5
7,58が長孔53,54の側壁に当接して、レバー1
7,18がそれぞれスライドバルブ33の支持ピンを中
心に図2において反時計時計方向に回動する。これによ
り、パワーピストン24が前進し、これに伴って出力軸
25が前進してマスタシリンダ4のピストンを押す。
【0062】マスタシリンダ4のピストンが作動してマ
スタシリンダ4に液圧が発生し始めると、パワーピスト
ン24の最初の前進がほぼなくなる。更に入力軸16が
前進すると、今度はレバー17,18はそれぞれ支持ピ
ン51,52を中心に図2において時計方向に回動す
る。すると、レバー17,18の他端がスライドバルブ
33を介してバルブスプール19が押圧するので、バル
ブスプール19が前進する。このため、第3環状溝12
と第4環状溝13とが遮断されるとともに、第1環状溝
10と第2環状溝11との間の間隙が絞られ、更に第2
環状溝11と第3環状溝12とが連通する。すると、第
2環状溝11に液圧が発生し、この液圧は第2環状溝1
1から第3環状溝12、第1径方向孔20、軸方向孔2
1および第3チェックバルブを通って動力室23に供給
されるばかりでなく、軸方向孔21から第2および第3
径方向孔22,45を通っても動力室23に供給され
る。これにより、パワーピストン24が更に前進しブレ
ーキペダル2のペダル踏力を倍力して出力する。このパ
ワーピストン24の出力が出力軸25を介してマスタシ
リンダ4のピストンを更に押圧し、マスタシリンダ4は
大きな液圧を発生する。このマスタシリンダ4の液圧に
より、ブレーキがかけられる。
【0063】同時に動力室23の液圧は入力軸16を右
方に押圧するが、この入力軸16を押圧する力とブレー
キペダル2の踏力によって入力軸16に左方へ作用され
る力とが釣り合った状態に保持される。こうして、動力
室23にはブレーキペダル2の踏力に対応した液圧が供
給されるようになる。ブレーキペダル2の踏込が上昇し
て入力軸16が更に大きく前進すると、バルブスプール
19も更に大きく前進し、第1環状溝10と第2環状溝
11との間の隙間が更に小さくなる(最終的にはこの隙
間が0となる場合もある)と、発生する液圧が大きくな
るので、動力室23の液圧も上昇する。したがって、パ
ワーピストン24の出力も増大し、マスタシリンダ液圧
も上昇する。
【0064】ブレーキ解除時ブレーキペダル2の踏込が
解放されると、入力軸16が後退する。すると、まずレ
バー17,18が支持ピン51,52を中心に時計方向に
回動し、バルブスプール19が非作動位置の方へ移動す
る。このため、第1環状溝10と第2環状溝11との間
の隙間が最大となって、ポンプ6からの作動液の流れが
絞られなくなり、第2環状溝11に発生していた液圧が
循環通路15を通ってリザーバ8へ排出されて消滅す
る。また、第2環状溝11と第3環状溝12とが遮断さ
れかつ第3環状溝12と第4環状溝13とが連通する。
すると、動力室23に供給されていた液圧も、第3およ
び第2径方向孔45,22、軸方向孔21、第1径方向
孔20、第3環状溝12、第4環状溝13および循環通
路15を通ってリザーバ8に排出されて消滅する。これ
により、パワーピストン24が非作動位置の方へ後退す
る。バルブスプール19の後端が後方ハウジング部38
に当接して後退限位置となると、レバー17,18はス
ライドバルブ33の支持ピンを中心に反時計方向に回動
する。これにより、パワーピストン24が非作動位置と
なって出力を発生しなくなるので、マスタシリンダ4も
非作動となって、ブレーキが解除する。
【0065】ブレーキ作動時に、ブレーキペダル2の踏
込が大きくなって、バルブスプール19の前端が前方ハ
ウジング部37の孔44を塞ぐプラグ83に当接する、
すなわちバルブスプール19がフルストロークすると、
動力室23の液圧がそれ以上上昇しなくなる。すなわ
ち、ブレーキブースタ3は全負荷点となる。この全負荷
点になっても更にブレーキペダル2が踏み込まれると、
バルブスプール19が前進しなくかつレバー17,18
がほとんど回動しないが、入力軸16のみが前進するよ
うになる。
【0066】これにより、入力軸16がスプリング56
のばね力に抗して弁制御部材55に対して相対的に前進
する。すると、弁制御部材55が押圧ピン66を押圧し
なくなるので、押圧ピン66はボール弁62を押圧しな
くなる。このため、ボール弁62は弁座63に着座し、
開閉弁65が閉じ、室60は密封される。すなわち、ト
ラベルリミッタ59が作動する。これにより、ブレーキ
ペダル2の踏力によって入力軸16に作用する力は直接
パワーピストン24に加えられる。したがって、ブレー
キブースタ3の全負荷点以降は、ブレーキブースタ3は
入力軸16の入力の増加分だけ出力が増加するようにな
る。
【0067】なお、バルブスプール19がフルストロー
クした後、入力軸16が更に前進したとき、レバー1
7,18を介してスライドバルブ33がスプリング46
のばね力に抗してバルブスプール19に対して相対的に
前進する。このため、このスライドバルブ33に設けら
れているリテーナ34も前進して弁体35を前進させて
ダンプバルブ36を開き、動力室23が非常用アキュム
レータ9に連通する。しかし、非常用アキュムレータ9
の蓄圧は全負荷点時の動力室23の液圧と同じであるの
で、動力室23の液圧は全負荷点時の液圧と同じとな
る。
【0068】更にポンプ6が故障すると、入力軸16お
よびバルブスプール19がともに前進しても第2環状溝
11には液圧が発生しないので、動力室23にも液圧が
供給されない。したがって、ブレーキブースタ3は倍力
作用を行わない。しかし、入力軸16が更に大きく前進
すると、前述と同様にバルブスプール19がフルストロ
ークした後、レバー17,18を介してスライドバルブ
33がバルブスプール19に対して相対的に前進する。
このため、まずスライドバルブ33の第3径方向孔45
がバルブスプール19の第2径方向孔22とずれて、第
2および第3径方向孔22,45を介する軸方向孔21
と動力室23との連通がスライドバルブ33により遮断
される。更にスライドバルブ33が前進すると、リテー
ナ34が弁体35を前進させるのでダンプバルブ36が
開かれて、動力室23が非常用アキュムレータ9に連通
する。したがって、非常用アキュムレータ9の液圧が動
力室23に供給され、動力室23の液圧が全負荷点時の
液圧と同じになるまで上昇する。そしてこの動力室23
の液圧により、ブレーキブースタ3は倍力作用を行う。
こうして、ポンプ故障時にも、非常用アキュムレータ9
に蓄圧がある間、ブレーキブースタ3は所定の大きさの
出力を発生するようになる。
【0069】非常用アキュムレータ9に蓄えられた液圧
が設定圧になると、室101に導入される液圧により、
第2ボール弁112がスプリング116のばね力に抗し
て下動し、第2シート部109から離座するとともに、
この第2ボール弁112の下動により、ステム120お
よび第1ボール弁111も下動するので、第1ボール弁
111が下動して第1シート部108に着座する。した
がって、通路102が通路103から遮断されるととも
に、通路104に連通されるので、室101には非常用
アキュムレータ9の液圧が導入されなくなるとともに、
室101の液圧が通路102、第2ボール弁112と第
2シート部109との間の間隙、通路104、逆止弁1
29、排出口105、配管通路106および配管通路1
27を通してリザーバ8に排出される。
【0070】これにより、室101の液圧が実質的にな
くなる、すなわち大気圧となるので、段付ピストン70
が更に上方へ移動して、その段部70aと環状溝100
との間の間隙が大きくなり、流量制限弁68は第3状態
に設定されて、通路69から通路96へ流れる作動液が
少し絞られた状態に保持される。すなわち、ブースタ3
への作動液の流量が増大し、通路69に発生する液圧が
小さくなって非常用アキュムレータ9への蓄圧が終了す
る。また、室101の液圧がなくなるので、第1ボール
弁111の第1シート部108に着座するシート力が増
大し、スプリング116のばね力によっては第1シート
部108から離座することはない。
【0071】ところで、ECU130は、圧力センサ1
28によって検出された圧力および温度センサ129に
よって検出された温度に基づいて、流量制限弁68の第
2絞り弁の上流側の作動液の圧力および温度が、前述の
(1)ないし(3)の場合になったと判断すると、警報信号お
よび切換制御信号を出力する。これにより、警報装置1
31が警報を発し、運転者は、段付ピストン70が上動
しなく、第2絞り弁が作動液を絞り放しの状態にあるこ
とを知るとともに、電磁開閉弁133が連通位置IIに切
り換えられて、バイパス通路132が連通し、第2絞り
弁により作動液が絞り放しの状態でも、ポンプ6から吐
出された作動液がバイパス通路132を通して直接ブー
スタ3の入口通路14に十分に供給されるようになる。
その場合、前述の(1)の判断中にブレーキスイッチがオ
ンしてブレーキ作動を行われたときには、ECU130
はこの(1)の判断を中止する。
【0072】また、前述の(4)および(5)の場合にも、E
CU130は、切換制御信号を出力し、電磁開閉弁13
3が連通位置IIに切り換えられる。こうして、非常用ア
キュムレータ9が所定圧以上に蓄圧されているときは、
第2絞り弁によって作動液が絞られなく、作動液はバイ
パス通路132を通して直接ブースタ3の入口通路14
に十分に供給されるようになる。
【0073】図4は、本発明の実施の形態の第2例のチ
ャージングバルブ装置を部分的に示す、部分拡大断面図
である。なお。前述の第1例と同じ構成要素には同じ符
号を付すことにより、その詳細な説明は省略する。
【0074】図4に示すようにこの第2例の液圧倍力装
置では、段付ピストン70の下端部に、下方に開口する
軸方向穴134が穿設されており、この軸方向穴134
に、段付ピストン70を強制的に上動させるピストン1
35が液密にかつ摺動可能に設けられているとともに、
このピストン135を作動させる、サーモワックスある
いはバイメタル等の高温状態で膨張する高温膨張体13
6が設けられている。ピストン135には、第1例の絞
り通路99の一部が穿設されてているとともに、段付ピ
ストン70に絞り通路99の他部が穿設されている。
【0075】なお、前述の第1例における、バイパス通
路132と電磁開閉弁133は、この第2例では省略さ
れており、それ以外のこの第2例の他の構成は、第1例
と同じである。
【0076】このように構成された第2例の液圧倍力装
置においては、非常用アキュムレータ9の蓄圧が終了し
ても、段付ピストン70が上動しなく、第2絞り弁が作
動液を絞り放しとなると、前述と同様に第2絞り弁の上
流側の作動液の温度が上昇する。この作動液の温度が高
温になると、高温膨張体136も高温状態となる。この
ため、高温膨張体136は膨張してピストン135を下
方に押圧し、ピストン135は下方へ移動し、作動液導
入口95が形成されているプラグ137に当接する。作
動液の温度が更に上昇して高温膨張体136は更に膨張
する。このため、ピストン135を押圧する高温膨張体
136の力が増大するが、ピストン135がプラグ13
7に当接しているため、高温膨張体136の力は段付ピ
ストン70を上方へ押し上げるようになる。これによ
り、段付ピストン70は強制的に上動させられ、第2絞
り弁が作動液をほとんど絞らない状態になる。こうし
て、第2絞り弁の不必要な絞りが防止されるとともに、
ブースタ3の入口通路14に作動液が十分に流れるよう
になる。この第2例の他の作用効果は、バイパス通路1
32と電磁開閉弁133の作用効果を除いて、第1例と
同じである。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の液圧倍力装置によれば、非常用アキュムレータの液圧
が設定圧以下のときは、非常用アキュムレータを自動的
に蓄圧することができる。
【0078】また、本発明によれば、絞り弁の上流側の
作動液の圧力が設定圧以上である状態が設定時間以上継
続したときに、警報装置が警報を発するようにしている
ので、絞り弁の絞り放しの異常を運転者に知らせること
ができる。
【0079】更に、本発明によれば、液圧倍力装置の作
動時には、異常判断手段は異常判断を行わないようにし
ているので、異常判断手段が液圧倍力装置の作動時に上
昇した圧力に基づいて誤って異常判断を行うことを防止
できる。
【0080】更に、本発明によれば、絞り弁の上流側の
作動液の圧力が設定圧以上である状態が設定時間以上継
続したことが、設定回数以上検出したとき、警報装置が
警報を発するようにしているので、絞り弁の絞り放しの
異常を運転者により一層確実に知らせることができる。
【0081】更に、本発明によれば、絞り弁の上流側の
作動液の温度が設定温度以上である状態が設定時間以上
継続したときに、警報装置が警報を発するようにしてい
るので、絞り弁の絞り放しの異常を運転者に知らせるこ
とができる。
【0082】更に、本発明によれば、異常判断手段が警
報信号を出力するときに、同時にバイパス通路の電磁開
閉弁を切り換えるようにしているので、絞り弁による作
動液の絞り放しの異常が運転者に知らされるばかりでな
く、この異常時にも入口通路への作動液の供給を十分に
行うことができる。
【0083】更に、本発明によれば、異常判断手段が異
常であると判断したときに、バイパス通路の電磁開閉弁
を切り換えるようにしているので、絞り弁による作動液
の絞り放しの異常時にも入口通路への作動液の供給を十
分に行うことができる。
【0084】更に、本発明によれば、絞り弁が作動液を
絞り放しになって、作動液の温度が上昇したとき、高温
膨張体が膨張して流量制限手段を強制的に第2位置に設
定するようにしているので、入口通路への作動液の供給
を十分に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液圧倍力装置をブレーキブース
タに適用した実施の形態の第1例におけるブレーキブー
スタを示し、(a)はその縦断面図、(b)は(a)に
おけるIB-IB線に沿う断面図である。
【図2】 図1に示す第1例のブレーキブースタの一部
を部分的に拡大して示す拡大断面図である。
【図3】 図1に示す第1例の液圧倍力装置におけるチ
ャージングバルブ装置を示す断面図である。
【図4】 本発明に係る液圧倍力装置の実施の形態の第
2例におけるチャージングバルブ装置を部分的に示す、
部分拡大断面図である。
【図5】 従来の液圧倍力システムの一例を示す図であ
る。
【図6】従来のオープンセンタ型ハイドロリックブレー
キブースタの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…液圧倍力システム、2…ブレーキペダル、3…オー
プンセンタ型ハイドロリックブレーキブースタ、4…マ
スタシリンダ、5…ブレーキシリンダ、6…ポンプ、8
…リザーバ、9…非常用アキュムレータ、28…チャー
ジングバルブ;チャージングバルブ装置、68…流量制
限弁、69…通路、70…段付ピストン、70a…段
部、94…配管通路、95…作動液導入口、96…通
路、128…圧力センサ、129…温度センサ、130
…電子制御装置(ECU)、131…警報装置、132
…バイパス通路、133…電磁開閉弁、134…軸方向
穴、135…ピストン、136…高温膨張体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、非作動時前記入口通路
    を通って流れてくる前記作動液を自由に前記循環通路へ
    流動させかつ前記動力室を前記リザーバに接続するとと
    もに、作動時前記入口通路を通って流れてくる前記作動
    液の流れを少なくとも絞って液圧を発生させかつこの液
    圧を前記動力室に導入する制御弁とからなるブースタ、
    および前記ポンプから前記入口通路に流れる前記作動液
    の流れを絞って液圧を発生する第1位置とこの作動液の
    流れを制限することなく自由に流す第2位置とが設定さ
    れた絞り弁を有する流量制限手段と、この流量制限手段
    によって発生された液圧を蓄える非常用アキュムレータ
    と、非常時に前記制御弁の作動によって作動されて前記
    非常用アキュムレータの液圧を前記動力室に導入する非
    常用弁手段とからなるチャージングバルブ装置を備え、
    前記入力軸に伝えられた操作力を前記動力室に導入され
    た液圧により倍力して出力する液圧倍力装置であって、 更に、前記絞り弁の上流側の作動液の圧力を検出して圧
    力検出信号を出力する圧力検出手段と、この圧力検出手
    段からの圧力検出信号に基づいて、前記絞り弁の上流側
    の作動液の圧力が設定圧以上である状態が設定時間以上
    継続したとき異常であると判断し、警報信号を出力する
    異常判断手段と、この異常判断手段からの警報信号によ
    り警報を発する警報装置とを備えていることを特徴とす
    る液圧倍力装置。
  2. 【請求項2】 前記異常判断手段は、液圧倍力装置の作
    動時には異常判断を行わないことを特徴とする請求項1
    記載の液圧倍力装置。
  3. 【請求項3】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、非作動時前記入口通路
    を通って流れてくる前記作動液を自由に前記循環通路へ
    流動させかつ前記動力室を前記リザーバに接続するとと
    もに、作動時前記入口通路を通って流れてくる前記作動
    液の流れを少なくとも絞って液圧を発生させかつこの液
    圧を前記動力室に導入する制御弁と、前記ポンプから前
    記入口通路に流れる前記作動液の流れを絞って液圧を発
    生する第1位置とこの作動液の流れを制限することなく
    自由に流す第2位置とが設定された絞り弁を有する流量
    制限手段と、この流量制限手段によって発生された液圧
    を蓄える非常用アキュムレータと、非常時に前記制御弁
    の作動によって作動されて前記非常用アキュムレータの
    液圧を前記動力室に導入する非常用弁手段とを備え、前
    記入力軸に伝えられた操作力を前記動力室に導入された
    液圧により倍力して出力する液圧倍力装置であって、 更に、前記絞り弁の上流側の作動液の圧力を検出して圧
    力検出信号を出力する圧力検出手段と、液圧倍力装置の
    非作動時に、この圧力検出手段からの圧力検出信号に基
    づいて、前記絞り弁の上流側の作動液の圧力が設定圧以
    上である状態が設定時間以上継続したことが設定回数以
    上検出されたとき異常であると判断し、警報信号を出力
    する異常判断手段と、この異常判断手段からの警報信号
    により警報を発する警報装置とを備えていることを特徴
    とする液圧倍力装置。
  4. 【請求項4】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、非作動時前記入口通路
    を通って流れてくる前記作動液を自由に前記循環通路へ
    流動させかつ前記動力室を前記リザーバに接続するとと
    もに、作動時前記入口通路を通って流れてくる前記作動
    液の流れを少なくとも絞って液圧を発生させかつこの液
    圧を前記動力室に導入する制御弁と、前記ポンプから前
    記入口通路に流れる前記作動液の流れを絞って液圧を発
    生する第1位置とこの作動液の流れを制限することなく
    自由に流す第2位置とが設定された絞り弁を有する流量
    制限手段と、この流量制限手段によって発生された液圧
    を蓄える非常用アキュムレータと、非常時に前記制御弁
    の作動によって作動されて前記非常用アキュムレータの
    液圧を前記動力室に導入する非常用弁手段とを備え、前
    記入力軸に伝えられた操作力を前記動力室に導入された
    液圧により倍力して出力する液圧倍力装置であって、 更に、前記絞り弁の上流側の作動液の温度を検出して温
    度検出信号を出力する温度検出手段と、この温度検出手
    段からの温度検出信号に基づいて、前記絞り弁の上流側
    の作動液の温度が設定温度以上である状態が設定時間以
    上継続したとき異常であると判断し、警報信号を出力す
    る異常判断手段と、この異常判断手段からの警報信号に
    より警報を発する警報装置とを備えていることを特徴と
    する液圧倍力装置。
  5. 【請求項5】 更に前記絞り弁をバイパスして前記ポン
    プと前記入口通路とを接続するバイパス通路に、通常時
    閉じている電磁開閉弁を備え、また前記異常判断手段は
    警報信号を出力するときに、同時に切換制御信号を出力
    するようになっており、前記電磁開閉弁は、通常時閉じ
    て前記バイパス通路を遮断し、前記異常判断手段からの
    前記切換制御信号により開いてバイパス通路を連通する
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1記載の
    液圧倍力装置。
  6. 【請求項6】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、非作動時前記入口通路
    を通って流れてくる前記作動液を自由に前記循環通路へ
    流動させかつ前記動力室を前記リザーバに接続するとと
    もに、作動時前記入口通路を通って流れてくる前記作動
    液の流れを少なくとも絞って液圧を発生させかつこの液
    圧を前記動力室に導入する制御弁と、前記ポンプから前
    記入口通路に流れる前記作動液の流れを絞って液圧を発
    生する第1位置とこの作動液の流れを制限することなく
    自由に流す第2位置とが設定された絞り弁を有する流量
    制限手段と、この流量制限手段によって発生された液圧
    を蓄える非常用アキュムレータと、非常時に前記制御弁
    の作動によって作動されて前記非常用アキュムレータの
    液圧を前記動力室に導入する非常用弁手段とを備え、前
    記入力軸に伝えられた操作力を前記動力室に導入された
    液圧により倍力して出力する液圧倍力装置であって、 更に、前記絞り弁をバイパスして前記ポンプと前記入口
    通路とを接続するバイパス通路に設けられ、通常時閉じ
    ている電磁開閉弁と、前記絞り弁の上流側の作動液の圧
    力が設定圧以上である状態が設定時間以上継続したと
    き、前記絞り弁の上流側の作動液の圧力が設定圧以上で
    ある状態が設定時間以上継続したことが設定回数以上検
    出されたとき、前記絞り弁の上流側の作動液の温度が設
    定温度以上である状態が設定時間以上継続したとき、非
    常用アキュムレータの蓄圧が所定圧以上のとき、または
    液圧倍力装置の作動時で前記絞り弁の上流側の圧力が所
    定圧以上であるときに、切換制御信号を出力する異常判
    断手段とを備え、 前記電磁開閉弁は、通常時閉じて前記バイパス通路を遮
    断し、前記異常判断手段からの前記切換制御信号により
    開いてバイパス通路を連通することを特徴とする液圧倍
    力装置。
  7. 【請求項7】 操作力によって作動する入力軸と、ポン
    プから吐出される作動液が送給される入口通路と、前記
    作動液をリザーバへ循環させる循環通路と、作動時前記
    作動液の液圧が導入される動力室と、この動力室の液圧
    によって作動して出力するパワーピストンと、前記入力
    軸の作動によって作動制御され、非作動時前記入口通路
    を通って流れてくる前記作動液を自由に前記循環通路へ
    流動させかつ前記動力室を前記リザーバに接続するとと
    もに、作動時前記入口通路を通って流れてくる前記作動
    液の流れを少なくとも絞って液圧を発生させかつこの液
    圧を前記動力室に導入する制御弁と、前記ポンプから前
    記入口通路に流れる前記作動液の流れを絞って液圧を発
    生する第1位置とこの作動液の流れを制限することなく
    自由に流す第2位置とが設定された絞り弁を有する流量
    制限手段と、この流量制限手段によって発生された液圧
    を蓄える非常用アキュムレータと、非常時に前記制御弁
    の作動によって作動されて前記非常用アキュムレータの
    液圧を前記動力室に導入する非常用弁手段とを備え、前
    記入力軸に伝えられた操作力を前記動力室に導入された
    液圧により倍力して出力する液圧倍力装置であって、 更に、前記絞り弁の上流側の作動液の温度により膨張す
    る高温膨張体を備え、この高温膨張体が膨張することに
    より、前記流量制限手段を強制的に第2位置に設定する
    ことを特徴とする液圧倍力装置。
JP24851297A 1997-09-12 1997-09-12 液圧倍力装置 Pending JPH1178856A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005507812A (ja) * 2001-10-30 2005-03-24 ロバート ボッシュ コーポレイション 油圧ブレーキブースタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005507812A (ja) * 2001-10-30 2005-03-24 ロバート ボッシュ コーポレイション 油圧ブレーキブースタ

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