JPH11240492A - 船外機のチルトロック装置 - Google Patents

船外機のチルトロック装置

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JPH11240492A
JPH11240492A JP10040558A JP4055898A JPH11240492A JP H11240492 A JPH11240492 A JP H11240492A JP 10040558 A JP10040558 A JP 10040558A JP 4055898 A JP4055898 A JP 4055898A JP H11240492 A JPH11240492 A JP H11240492A
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JP
Japan
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cylinder
lock device
outboard motor
tilt lock
piston
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JP10040558A
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English (en)
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Tamotsu Nakamura
保 中村
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Astemo Ltd
Original Assignee
Showa Corp
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/08—Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/10—Means enabling trim or tilt, or lifting of the propulsion element when an obstruction is hit; Control of trim or tilt

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 チルトロック装置10を、シリンダ12
と、このシリンダ12に上下移動自在に挿入したピスト
ン13と、このピストン13の上部に取付けたピストン
ロッド14と、ピストン13の上下に形成した上部・下
部油室S1,S2と、これら上部・下部油室S1,S2
に上部・下部油路45,12aを介して連通するととも
に、シリンダ12を囲う如くにシリンダ12に取付けた
蓄圧室S3と、上部油路45に介設した弁であって、ピ
ストン13が上昇し上部油室S1内の圧力が所定値を越
えたときに開く第1リリーフ弁18とから構成した。 【効果】 第1リリーフ弁を取付けるためのスペースを
大きくでき、また、第1リリーフ弁をシリンダの外部に
設けるよりもチルトロック装置をコンパクトにでき、更
に、シリンダから外部に接続する外部連通路が不要にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船外機のチルトロッ
ク装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機のチルトロック装置としては、例
えば、特公平2−58155号公報「船外機のチルトロ
ック装置」が知られている。
【0003】上記技術は、チルトロック装置の基本機能
に加えてチルトアップ操作力の低減を簡素な構成によっ
て達成するものであり、同公報の第1図、第4図及び第
5図に示される通り、シリンダ8と、このシリンダ8に
移動可能に挿入したピストン12と、このピストン12
に取付けたピストンロッドとしてのロッド11と、ピス
トン12の両側に区画した油室である第1室8a及び第
2室8bと、これら第1・第2室8a,8bを連通する
ピストン12内の通路13,14と、これらの通路1
3,14の途中に設けた逆止弁15(第1リリーフ
弁),16と、上記第1・第2室8a,8bをシリンダ
8外でピストン12をバイパスして連絡する連通路24
と、この連通路24の途中に設けた切換弁37と、この
切換弁37内に設けた弁座42、弁体44及びバネ47
からなる第2リリーフ弁とを備える。第1リリーフ弁と
第2リリーフ弁とは、船外機Bが流木等の障害物に衝突
した際に船外機Bが受ける衝撃を緩和するためのもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では、ピスト
ン12に逆止弁16を取付けたことで、同じくピストン
12に取付けた第1リリーフ弁15は、取付けスペース
が少ないことによる寸法上の制約を受け、設計自由度が
少なくなって、チルトロック装置の十分な緩衝性能を得
ることが難しいという不都合がある。
【0005】また、第1リリーフ弁15と同一機能を有
する第2リリーフ弁とは、別部材に分散して設けたた
め、チルトロック装置は大きなスペースを占め、更に、
シリンダ8からシリンダ8の外部に連通路24を延ば
し、この連通路24の途中に切換弁37を設けたため、
組立時の配管が煩わしいという不都合がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、緩衝性能を向上
させることができ、コンパクトで、コスト低減が図れる
船外機のチルトロック装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、船尾に船外機を取付け、この船
外機を使用位置から待機位置までスイングさせるときに
船外機を任意の位置で止めることができるとともに、走
行中に船外機に加わった衝撃を和らげるために、船尾と
船外機との間に介設するチルトロック装置において、こ
のチルトロック装置を、シリンダと、このシリンダに上
下移動自在に挿入したピストンと、このピストンの上部
に取付けたピストンロッドと、ピストンの上下に形成し
た上部・下部油室と、これら上部・下部油室に上部・下
部油路を介して連通するとともに、シリンダを囲う如く
にシリンダに取付けた蓄圧室と、上部油路に介設した弁
であって、ピストンが上昇し上部油室内の圧力が所定値
を越えたときに開く第1リリーフ弁とから構成した。
【0008】シリンダ上部の上部油路に第1リリーフ弁
を介設したことで、第1リリーフ弁を取付けるためのス
ペースが大きくなり、第1リリーフ弁におけるリリーフ
圧力、取付け寸法、個数等の設計自由度が増すため、チ
ルトロック装置の緩衝性能を向上させることができる。
また、第1リリーフ弁をシリンダの外部に設けるよりも
チルトロック装置がコンパクトになる。更に、シリンダ
から外部に接続する外部連通路が不要になる。
【0009】請求項2は、シリンダを外シリンダで囲っ
て蓄圧室を形成したものであって、外シリンダの中央部
を、偏平断面の筒とした。偏平な方向を船外機の前後方
向になるようにチルトロック装置を取付けることで、チ
ルトロック装置が占める前後方向のスペースが小さくな
る。
【0010】請求項3は、ピストンに上部・下部油室を
連通する連通路を設け、この連通路に下部油室内の圧力
が所定値を越えたときに開く第2リリーフ弁を設けて、
ピストンがシリンダの途中まで上昇した浅瀬走行の状態
で、下部油室内の圧力が所定値を越えたときに第2リリ
ーフ弁を開け、自動的にピストンを下降させて浅瀬走行
状態を解除することができるようにした。
【0011】浅瀬走行中に、例えば、船外機の船体前方
への推力を高めて、チルトロック装置に圧縮力を加えた
場合に、下部油室内の圧力が所定値を越えて第2リリー
フ弁が開き、上部油室と下部油室とが連通し、ピストン
が最下降した通常走行の状態に自動的に移行する。
【0012】請求項4は、蓄圧室内にシリンダから所定
の隙間を保って筒部材を挿入するとともに、蓄圧室内に
筒部材の下端が常時作動油に浸かるように作動油とガス
とを満たし、上部油路を隙間で構成することで、第1リ
リーフ弁が開いたときに、蓄圧室内のガスが上部油路を
介して上部油室に逆流しないようにした。第1リリーフ
弁が開いた時に、蓄圧室内のガスが上部油室内に逆流し
ないので、上部油室にガスが溜らない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るチルトロック装置を船
尾と船外機との間に取付けた状態を示す側面図であり、
船尾1にスターンブラケット2を固定し、このスターン
ブラケット2に水平軸3を中心にして上下に回転可能に
スイベルブラケット4を取付け、このスイベルブラケッ
ト4に船外機5を取付け、上記スターンブラケット2と
スイベルブラケット4との間にチルトロック装置10を
介設した状態を示す。なお、6は船外機5のプロペラ、
7…(…は複数個を示す。以下同様。)はスターンブラ
ケット2の後部に開けた位置調整孔である。8はストッ
パピンであり、位置調整孔7…を選択して差込むことで
船外機10のチルトダウン位置を調整するためのもので
ある。
【0014】図2は本発明に係るチルトロック装置の側
面図であり、チルトロック装置10の胴部10aの幅が
くびれ部10bを除いて船体前後方向に上部から下部ま
で一定であることを示す。
【0015】図3は図2の3−3線断面図であり、チル
トロック装置10が最も縮んだ状態を示す。チルトロッ
ク装置10は、長手中央部を外方へ膨らませた外シリン
ダ11と、この外シリンダ11の内側に配置したシリン
ダとしての内シリンダ12と、この内シリンダ12に上
下動可能に挿入したピストン13と、このピストン13
の上部に延ばしたピストンロッドとしての中空ピストン
ロッド14と、この中空ピストンロッド14をピストン
13に取付けるための取付け部材を兼ねる手動開閉弁1
5と、この手動開閉弁15を開閉する手動操作機構16
と、上記内シリンダ12の上部に取付けた上部ブロック
17と、この上部ブロック17内に設けた第1リリーフ
弁18,18とからなる。
【0016】また、チルトロック装置10は、上下動す
る中空ピストンロッド14をガイドするために外シリン
ダ11の上部に取付けたロッドガイド21と、上記内シ
リンダ12の外側に所定の隙間を設けて配置するととも
に、上記ロッドガイド21と外シリンダ11との間に上
部を挟み込んで固定した筒部材としての中間シリンダ2
2と、上記ピストン13内に設けた第2リリーフ弁23
と、外・内シリンダ11,12の下部に取付けた下部ブ
ロック24とからなる。なお、26はスイベルブラケッ
ト4(図1参照)に手動操作機構16の上部を回転可能
に取付けるための上部取付け部材である。
【0017】更に、チルトロック装置10は、内シリン
ダ12内をピストン13で区画した上部油室S1及び下
部油室S2と、外シリンダ11と内シリンダ12との間
に設けた容積補償室を兼ねる蓄圧室としてのアキュムレ
ータS3とからなる。
【0018】外シリンダ11は、上部円筒部11aと、
外方へ膨らませた拡幅部11b,11bと、下部円筒部
11cと、これら上部円筒部11a及び拡幅部11b,
11b間に形成した上部傾斜部11d,11dと、拡幅
部11b,11b及び下部円筒部11c間に形成した下
部傾斜部11e,11eとからなる。
【0019】手動操作機構16は、中空ピストンロッド
14の上端に取付けた基部16aと、この基部16aに
回転可能に取付けたカムシャフト16bと、このカムシ
ャフト16bに形成したカム部16cと、このカム部1
6c周面に追従して中空ピストンロッド14内を上下動
する操作ロッド16dとからなる。なお、16eは図示
せぬハンドルを取付けるための六角状端部である。
【0020】下部ブロック24は、チルトロック装置1
0の下端をスターンブラケット2(図1参照)に回転可
能に取付ける取付け部材を兼ねる。アキュムレータS3
は、上部に大気圧より高いガスを封入し、下部に作動油
を満たし、内シリンダ12の下端部に開けた下部油路と
しての通油孔12a,12a(図5参照)にて下部油室
S2と連通するものである。なお、FSは油面である。
【0021】上記アキュムレータS3によって、内シリ
ンダ12内に中空ピストンロッド14が進入した場合に
は、中空ピストンロッド14の進入体積分の作動油が上
・下部油室S1,S2から通油孔12a,12a(図5
参照)を介してアキュムレータS3内へ移動して油面F
Sが上昇し、内シリンダ12内から中空ピストンロッド
14が退出した場合には、中空ピストンロッド14の退
出体積分の作動油がアキュムレータS3内から通油孔1
2a,12a(図5参照)を介して上・下部油室S1,
S2内へ移動して油面FSが下降して、上・下部油室S
1,S2内の作動油の容積変化を補償する。
【0022】図4は図2の4−4線断面図であり、外シ
リンダ11の中央部の拡幅部11b,11bを通る断面
を、偏平な筒に形成し、ここでは、その断面を半径Rの
半円C1、直線L1、半径Rの半円C2及び直線部L2
で繋いだ長円とし、外シリンダ11と内シリンダ12と
の間にアキュムレータS3を設けたことを示す。
【0023】このように、チルトロック装置10(図3
参照)は、内シリンダ12を外シリンダ11で囲ってア
キュムレータS3を形成したものであって、外シリンダ
11の中央部を、偏平断面の筒としたことにより、偏平
な方向を船外機5(図1参照)の前後方向になるように
チルトロック装置10(図3参照)を取付けることで、
チルトロック装置10(図3参照)が占める前後方向の
スペースが小さくなり、舵とり時やチルト操作時の船外
機5(図1参照)の操作性を向上させることができると
ともに、両ブラケット2,4(図1参照)のコンパクト
化が可能になる。
【0024】図5は本発明に係るチルトロック装置の下
部拡大断面図であり、外シリンダ11は、下部ブロック
24に溶接したものである。内シリンダ12は、下端を
下部ブロック24の小径部24aにわずかなしまりばめ
又はわずかなすきまばめにて挿入したものである。ピス
トン13は、中空ピストンロッド14との間に第2リリ
ーフ弁23の上端部を押えるプレート13aを備える。
【0025】中空ピストンロッド14は、下部に、手動
操作機構16(図3参照)の操作ロッド16dの上下動
をガイドする小径縦孔14aと、この小径縦孔14aの
下部に開けた中間縦孔14bと、この中間縦孔14bの
下方に開けた大径縦孔14cと、この大径縦孔14cの
上部に形成しためねじ14dと、上記大径縦孔14cか
ら上部油室S1へ貫通させた第1油路14e,14eを
備える。ピストン13及び中空ピストンロッド14は、
上部油室S1と下部油室S2とを連通する連通路28を
備える。そして、この連通路28は、途中に手動開閉弁
15を設けたものである。
【0026】手動開閉弁15は、中空ピストンロッド1
4にねじ結合した弁座を兼ねる弁ケース15aと、この
弁ケース15a内に設けた弁体15bと、この弁体15
bをリテーナ15cを介して上端で押圧するスプリング
15dと、このスプリング15dの下端を支え、且つ弁
ケース15aの下部を塞ぐ下蓋15eとからなる。
【0027】弁ケース15aは、弁体15b上方側面に
開けた第1横油路15f,15fと、これら第1横油路
15f,15f及び中空ピストンロッド14の第1油路
14e,14eに連通する環状油路15gと、弁体15
bの上方に開けた縦油路15hと、弁座部15jと、上
記弁体15b、リテーナ15c及びスプリング15dを
収納する弁室15kと、この弁室15kと下部油室S2
とを連通する第2横油路15mとを備える。なお、15
nは弁ケース15aの上部に形成したおねじで、中空ピ
ストンロッド14のめねじ14dに螺合するものであ
る。
【0028】手動操作機構16(図3参照)の操作ロッ
ド16dは、大径部16gと、中間径部16hと、下部
小径部16jとからなる。下部小径部16jは、外径を
手動開閉弁15の縦油路15hの内径よりも小さくし、
また、下端で手動開閉弁15の弁体15bを押し下げる
ものであり、縦油路15hの内周と下部小径部16jの
外周との間で油路31を形成する。なお、32,33
は、スプリング及びリテーナであり、大径部16gの下
端と手動開閉弁15の弁ケース15aの上端との間に介
設することで、操作ロッド16dの上端を図3に示した
カムシャフト16bのカム部16cに押し付けるもので
ある。
【0029】図5において、第2リリーフ弁23は、ピ
ストン13が弁ケース及び弁座を兼ね、弁体23aと、
この弁体23aをリテーナ23bを介して閉側である下
方に押圧するスプリング23cと、これら弁体23a、
リテーナ23b及びスプリング23cを収納する弁室2
3dと、この弁室23dから上部油室S1に通じる図示
せぬ油路及び下部油室S2に通じる油路23eとを備え
る。なお、34はスプリング23cの上端部の位置決め
をするリング、35,36はOリングである。連通路2
8は、上記した中空ピストンロッド14の第1油路14
e,14eと、中空ピストンロッド14内周と、ピスト
ン13内周とで構成するものである。
【0030】図6は本発明に係るチルトロック装置の上
部拡大断面図であり、上部ブロック17は、外周部17
aと、上部に設けた上部小径部17bと、内シリンダ1
2をOリング37を介して挿入する下部小径部17c
と、第1リリーフ弁18,18の弁室となる凹部17
d,17dと、この凹部17d,17dから上部油室S
1に通じる油路17e,17e及び上部小径部17bの
外方の油室S4に通じる油路17f,17fとを備え
る。なお、17g,17gは第1リリーフ弁18の弁座
となる凹部17d,17dの底部、38は中空ピストン
ロッド14と上部ブロック17との隙間を密封するOリ
ングである。
【0031】第1リリーフ弁18は、上部油室S1内の
圧力が所定値を越えたときに開くリリーフ弁であり、上
部ブロック17の凹部17d,17d内に、弁体18
a,18aと、これらの弁体18a,18aをリテーナ
18b,18bを介して下方に押圧するスプリング18
c,18cとを備える。
【0032】ロッドガイド21は、ダストシール41を
取付けるために内周上部に設けた凹部21aと、くびれ
部21bとを備え、外シリンダ11にくびれ部21bで
加締めるとともに、外シリンダ11の上端部を折曲げて
取付けたものである。なお、42,43,44はOリン
グである。
【0033】中間シリンダ22は、内シリンダ12との
間に隙間寸法CL1となる隙間D1を設け、ロッドガイ
ド21との間に隙間寸法CL2となる隙間D2を設け、
上端部を外シリンダ11とロッドガイド21の間に挿入
し、ロッドガイド21のくびれ部21bに外シリンダ1
1を加締める際に共に加締めて固定し、下端Eを油面F
Sが上下しても常に作動油に浸かるようにしたものであ
る。上部ブロック17の油路17e、凹部17d、油路
17f、油室S4、隙間D2、隙間D1で上部油路45
を構成する。
【0034】このように、チルトロック装置10(図3
参照)を、内シリンダ12と、この内シリンダ12に上
下移動自在に挿入したピストン13(図5参照)と、こ
のピストン13の上部に取付けたピストンロッド14
と、ピストン13の上下に形成した上部・下部油室S
1,S2(図5参照)と、これら上部・下部油室S1,
S2に上部・下部油路45,12a(図5参照)を介し
て連通するとともに、内シリンダ12を囲う如くに内シ
リンダ12に取付けたアキュムレータS3と、上部油路
45に介設したリリーフ弁であって、ピストン13が上
昇し上部油室S1内の圧力が所定値を越えたときに開く
第1リリーフ弁18,18とから構成したことで、第1
リリーフ弁18,18を取付けるためのスペースが大き
くなり、第1リリーフ弁18,18におけるリリーフ圧
力、取付け寸法、個数等の設計自由度が増すため、チル
トロック装置10の緩衝性能を向上させることができ
る。
【0035】また、第1リリーフ弁18,18を内シリ
ンダ12の外部に設けるよりもチルトロック装置10
(図3参照)をコンパクトにすることができ、チルトロ
ック装置10を取付けるための図1に示した船尾と船外
機5との間の取付け自由度が増し、チルトロック装置1
0の両端に取付けるスターンブラケット2及びスイベル
ブラケット4並びに船外機5の形状の設計自由度を増す
ことができる。また、チルトロック装置10を船体へ取
付ける以前の搬送や保管時の取扱いが容易になる。
【0036】更に、内シリンダ12(図3参照)から外
部に接続する外部連通路が不要になり、配管施工又はシ
リンダ側部に一体に連通路を鋳造成形する必要がなく、
チルトロック装置10(図3参照)の組立が容易にな
り、コスト低減を図ることができる。以上より、チルト
ロック装置10及びこの取付けブラケット2,4を含め
た船外機5にかかるコストを抑えることができる。
【0037】以上に述べたチルトロック装置10の手動
操作の作用を次に説明する。図7(a),(b)は本発
明に係るチルトロック装置の手動操作を説明する図であ
り、(a)は手動開閉弁が開いた状態、(b)は船外機
のチルト状態を示す。例えば、浅瀬を走行する場合に
は、図7(b)に示すように、船外機5の下端が海底又
は川底に干渉しないように船外機5を上方へチルトさせ
る必要がある。このような場合には、まず、図3におい
て、手動操作機構16のカムシャフト16bを六角状端
部16eに専用のハンドルを掛けて回転させる。これに
より、カムシャフト16bのカム部16cで操作ロッド
16dを下降させる。
【0038】図7(a)において、操作ロッド16dを
下降させることによって、操作ロッド16dの下端で手
動開閉弁15の弁体15bを押し下げる。これにより、
手動開閉弁15が開き、上部油室S1は、中空ピストン
ロッド14の第1油路14e,14e、手動開閉弁15
の環状油路15g、第1横油路15f,15f、油路3
1、弁室15k及び第2横油路15mを介して下部油室
S2と連通し、中空ピストンロッド14及びピストン1
3の上下動が可能になる。
【0039】図7(b)において、図7(a)の状態の
ままで、船外機5を希望する角度に手動で上方へ傾け
る。この時、チルトロック装置10には引張力が作用す
るため、図7(a)に示したピストン13が上昇し始
め、上部油室S1内の圧力が高くなって、上部油室S1
内の作動油は、上記した中空ピストンロッド14の第1
油路14e,14e、手動開閉弁15の環状油路15
g、第1横油路15f,15f、油路31、弁室15k
及び第2横油路15mを通って下部油室S2内へ流れ
る。この時、アキュムレータS3内のガスの圧力は、チ
ルトロック装置10(図7(b)参照)が伸張するのを
補助するので、上記した上方へのチルト操作を楽に行う
ことができる。
【0040】この後、再び図3に示した手動操作機構1
6のカムシャフト16bを回転させると、図7(a)に
示したスプリング32の弾性力で操作ロッド16dが上
昇する。これによって、弁体15bから操作ロッド16
dの下端が離れ、弁体15bはスプリング15dの弾性
力で弁座部15jに着座し、手動開閉弁15は閉じて、
再び図5に示した状態となる。
【0041】従って、上・下部油室S1,S2間の作動
油の流通ができなくなり、ピストン13は上下動できな
くなって、チルトロック状態となる。これによって、浅
瀬走行ができるようになる。また、船体を陸上げする場
合にも、図7(b)に示したチルトロック装置10の手
動操作で船外機5を水平近くまで傾け、その状態を維持
することができる。
【0042】船外機5を図1に示したようなほぼ鉛直の
状態に戻すには、上記したような手動操作によって手動
開閉弁15を開ければよい。これにより、船体が停止中
であれば、船外機5の自重でほぼ鉛直の状態にゆっくり
と戻る。また、船体が浅瀬走行中であれば、船外機5の
自重と推力とによりほぼ鉛直の状態に戻る。なお、この
時の内シリンダ12内の作動油は、船外機5を上方へチ
ルトさせた場合とは逆の経路を流れる。
【0043】以上に述べたチルトロック装置10の自動
操作の作用を次に説明する。図8は本発明に係るチルト
ロック装置の自動操作を説明する図(前半)であり、船
外機に外力が作用した状態を示す。図9は本発明に係る
チルトロック装置の自動操作を説明する図(後半)であ
り、第1リリーフ弁が開いた状態を示す。
【0044】図8において、例えば、走行中に船外機5
の前部に流木Wが衝突した場合、船外機5の下部には矢
印で示したような後方への力が作用し、チルトロック装
置10には引張力が作用する。図3において、チルトロ
ック装置10への引張力により、ピストン13(図5参
照)は上昇しようとし、上部油室S1の圧力が増大す
る。
【0045】図6において、上部油室S1の圧力が所定
値、即ち、所定値=(アキュムレータS3内の圧力)+
(第1リリーフ弁18のスプリング18cのセット荷
重)÷(弁体18aと底部17gとの接触部分の断面
積)、を越えた時、図9に示すように、第1リリーフ弁
18,18が開く。
【0046】そして、図9において、第1リリーフ弁1
8が開くと、ピストン13(図5参照)及び中空ピスト
ンロッド14は上昇し始め、上部油室S1内の作動油
は、矢印で示すように上部油路45を通ってアキュムレ
ータS3内に流れ、図8に示したチルトロック装置10
は伸張して、船外機5はチルトする。従って、チルトロ
ック装置10により、船外機5に作用する衝撃を和ら
げ、船外機5の破損を防止することができる。
【0047】また、図6に示したように、アキュムレー
タS3内に内シリンダ12から所定の隙間D1を保って
中間シリンダ22を挿入するとともに、アキュムレータ
S3内に中間シリンダ22の下端Eが常時作動油に浸か
るように作動油とガスとを満たし、図6に示した隙間D
1を含む、上部ブロック17の油路17e,17e、凹
部17d,17d、油路17f,17f、油室S4、隙
間D2、隙間D1で上部油路45を構成することで、第
1リリーフ弁18,18が開いたときに、アキュムレー
タS3内のガスが上部油路45を介して上部油室S1に
逆流しないようにしたことにより、上部油室S1にガス
が溜らず、図8に示したチルトロック装置10のチルト
ロック性能を維持することができる。
【0048】船外機5に外力が作用しなくなると、図5
に示したピストン13は上昇しなくなり、上部油室S1
内の圧力は所定値以下に減少し、図6に示したように、
第1リリーフ弁18は閉じる。図8において、船外機5
がチルトした後に通常走行する場合は、手動操作で船外
機5を図のような鉛直の状態に戻せばよい。
【0049】以上のように、内シリンダ12の上部の上
部油路45に第1リリーフ弁18を介設したことで、組
立直後に上部油室S1内に混入したエアをピストン13
(図5参照)を強制的に上昇させることで第1リリーフ
弁18を開いてアキュムレータS3へ逃がすことがで
き、また、内シリンダ12を囲う如くに内シリンダ12
にアキュムレータS3を取付けたことで、上部油路45
を短くすることができる。従って、これらよりエアを容
易に抜くことができる。
【0050】以上に述べた第2リリーフ弁23の作用を
次に説明する。図10は本発明に係る第2リリーフ弁の
作用を示す断面図である。例えば、図7(b)に示した
ような岸近くで船外機5をチルトした状態にして浅瀬走
行した後、図1に示したような沖合に出て船外機5をほ
ぼ鉛直の状態にして通常走行に移る場合がある。
【0051】この時には、船外機5の出力を高め、推力
を増す。これにより、図7(b)において、船外機5の
増大した推力によって船外機5の下部に船体前方への力
が作用する。これにより、チルトロック装置10には圧
縮力が作用する。
【0052】図10において、上記チルトロック装置1
0(図7(b)参照)の圧縮力によって、下部油室S2
内の圧力が増大し、この圧力と上部油室S1との差圧が
所定値を越えた時に第2リリーフ弁23が開き、下部油
室S2内の作動油は第2リリーフ弁23の油路23e、
弁室23d及び図示せぬ油路を介して上部油室S1に流
れるため、ピストン13は下降し、図7(b)に示した
チルトロック装置10は縮んで、船外機5は自動的に図
1に示したほぼ鉛直の状態になる。そして、図10に示
した下部油室S2内の圧力が所定値以下に減少すると、
第2リリーフ弁23は閉じ、チルトロック状態になるの
で、通常走行が可能になる。
【0053】このように、ピストンに上部・下部油室S
1,S2を連通する連通路28を設け、この連通路28
に下部油室S2内の圧力が所定値を越えたときに開く第
2リリーフ弁23を設けて、ピストン13が内シリンダ
12の途中まで上昇した浅瀬走行の状態で、下部油室S
2内の圧力が所定値を越えたときに第2リリーフ弁23
を開け、自動的にピストン13を下降させて浅瀬走行状
態を解除することができるようにしたことにより、浅瀬
走行中に、例えば、図7(b)に示した船外機5の船体
前方への推力を高めて、チルトロック装置10に大きな
圧縮力を加えると、ピストン13(図10参照)が下降
して、船外機5がほぼ鉛直の状態になり、通常走行の状
態に自動的に移行することができる。従って、この場
合、手動での操作がなくなり、船外機5の操作性を高め
ることができる。
【0054】尚、本発明の船外機のチルトロック装置1
0は、船外機に限るものではなく、他の昇降装置にも採
用できる。また、本発明の第1リリーフ弁18(図6参
照)を、実施の形態では、同一のものを2個設けたが、
これに限るものではなく、それぞれのスプリング18c
のばね定数、個数のどちらか一方を異ならせてもよい
(個数の場合は、1個又は3個以上)。更に、ばね定
数、個数共に異ならせてもよい。上記のばね定数をそれ
ぞれ異ならせた場合には、チルトロック装置10による
船外機5(図8参照)への衝撃の吸収を段階的に行うこ
とができ、より緩衝作用を高めることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の船外機のチルトロック装置は、チルト
ロック装置を、シリンダと、このシリンダに上下移動自
在に挿入したピストンと、このピストンの上部に取付け
たピストンロッドと、ピストンの上下に形成した上部・
下部油室と、これら上部・下部油室に上部・下部油路を
介して連通するとともに、シリンダを囲う如くにシリン
ダに取付けた蓄圧室と、上部油路に介設した弁であっ
て、ピストンが上昇し上部油室内の圧力が所定値を越え
たときに開く第1リリーフ弁とから構成したので、第1
リリーフ弁を取付けるためのスペースが大きくなり、第
1リリーフ弁におけるリリーフ圧力、取付け寸法、個数
等の設計自由度が増すため、チルトロック装置の緩衝性
能を向上させることができる。
【0056】また、第1リリーフ弁をシリンダの外部に
設けるよりもチルトロック装置をコンパクトにすること
ができ、チルトロック装置を取付けるための船尾と船外
機との間の取付け自由度が増し、チルトロック装置の両
端に取付けるスターンブラケット及びスイベルブラケッ
ト並びに船外機の形状の設計自由度を増すことができ
る。更に、チルトロック装置を船体へ取付ける以前の搬
送や保管時の取扱いが容易になる。
【0057】更に、シリンダから外部に接続する外部連
通路が不要になり、配管施工又はシリンダ側部に一体に
連通路を鋳造成形する必要がなく、チルトロック装置の
組立が容易になり、コスト低減を図ることができる。以
上より、チルトロック装置及びこの取付けブラケットを
含めた船外機にかかるコストを抑えることができる。
【0058】請求項2の船外機のチルトロック装置は、
シリンダを外シリンダで囲って蓄圧室を形成したもので
あって、外シリンダの中央部を、偏平断面の筒としたの
で、偏平な方向を船外機の前後方向になるようにチルト
ロック装置を取付けることで、チルトロック装置が占め
る前後方向のスペースが小さくなり、船外機の船体後方
への突出量が小さくなって、舵とり時やチルト操作時の
船外機の操作性を向上させることができる。
【0059】請求項3の船外機のチルトロック装置は、
ピストンに上部・下部油室を連通する連通路を設け、こ
の連通路に下部油室内の圧力が所定値を越えたときに開
く第2リリーフ弁を設けて、ピストンがシリンダの途中
まで上昇した浅瀬走行の状態で、下部油室内の圧力が所
定値を越えたときに第2リリーフ弁を開け、自動的にピ
ストンを下降させて浅瀬走行状態を解除することができ
るようにしたので、浅瀬走行中に、例えば、船外機の出
力を高めて、チルトロック装置に大きな圧縮力を加える
と、ピストンが下降して船外機5がほぼ鉛直の状態にな
り、通常走行の状態に自動的に移行することができるた
め、手動での操作がなくなり、船外機の操作性を高める
ことができる。
【0060】請求項4の船外機のチルトロック装置は、
蓄圧室内にシリンダから所定の隙間を保って筒部材を挿
入するとともに、蓄圧室内に筒部材の下端が常時作動油
に浸かるように作動油とガスとを満たし、上部油路を隙
間で構成することで、第1リリーフ弁が開いたときに、
蓄圧室内のガスが上部油路を介して上部油室に逆流しな
いようにしたので、上部油室にガスが溜らず、チルトロ
ック性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチルトロック装置を船尾と船外機
との間に取付けた状態を示す側面図
【図2】本発明に係るチルトロック装置の側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】本発明に係るチルトロック装置の下部拡大断面
図
【図6】本発明に係るチルトロック装置の上部拡大断面
図
【図7】本発明に係るチルトロック装置の手動操作を説
明する図
【図8】本発明に係るチルトロック装置の自動操作を説
明する図(前半)
【図9】本発明に係るチルトロック装置の自動操作を説
明する図(後半)
【図10】本発明に係る第2リリーフ弁の作用を示す断
面図
【符号の説明】
1…船尾、5…船外機、10…チルトロック装置、11
…外シリンダ、12…シリンダ(内シリンダ)、12a
…下部油路(通油孔)、13…ピストン、14…ピスト
ンロッド(中空ピストンロッド)、18…第1リリーフ
弁、22…筒部材(中間シリンダ)、23…第2リリー
フ弁、28…連通路、45…上部油路、C1,C2…半
円、D1,D2…隙間、E…下端、L1,L2…直線
部、S1…上部油室、S2…下部油室、S3…蓄圧室
(アキュムレータ)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船尾に船外機を取付け、この船外機を使
    用位置から待機位置までスイングさせるときに船外機を
    任意の位置で止めることができるとともに、走行中に船
    外機に加わった衝撃を和らげるために、船尾と船外機と
    の間に介設するチルトロック装置において、このチルト
    ロック装置は、シリンダと、このシリンダに上下移動自
    在に挿入したピストンと、このピストンの上部に取付け
    たピストンロッドと、前記ピストンの上下に形成した上
    部・下部油室と、これら上部・下部油室に上部・下部油
    路を介して連通するとともに、前記シリンダを囲う如く
    にシリンダに取付けた蓄圧室と、前記上部油路に介設し
    た弁であって、ピストンが上昇し上部油室内の圧力が所
    定値を越えたときに開く第1リリーフ弁とからなる船外
    機のチルトロック装置。
  2. 【請求項2】 前記シリンダを外シリンダで囲って前記
    蓄圧室を形成したものであって、前記外シリンダの中央
    部は、偏平断面の筒であることを特徴とする請求項1記
    載の船外機のチルトロック装置。
  3. 【請求項3】 前記ピストンに上部・下部油室を連通す
    る連通路を設け、この連通路に下部油室内の圧力が所定
    値を越えたときに開く第2リリーフ弁を設けて、前記ピ
    ストンがシリンダの途中まで上昇した浅瀬走行の状態
    で、前記下部油室内の圧力が所定値を越えたときに第2
    リリーフ弁を開け、自動的にピストンを下降させて浅瀬
    走行状態を解除することができるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の船外機のチルトロック装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄圧室内に前記シリンダから所定の
    隙間を保って筒部材を挿入するとともに、蓄圧室内に筒
    部材の下端が常時作動油に浸かるように作動油とガスと
    を満たし、前記上部油路を前記隙間で構成することで、
    前記第1リリーフ弁が開いたときに、蓄圧室内のガスが
    上部油路を介して上部油室に逆流しないようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の船外機のチルトロック装
    置。
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