JPH11243332A - Cmosゲート回路 - Google Patents

Cmosゲート回路

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Publication number
JPH11243332A
JPH11243332A JP10145846A JP14584698A JPH11243332A JP H11243332 A JPH11243332 A JP H11243332A JP 10145846 A JP10145846 A JP 10145846A JP 14584698 A JP14584698 A JP 14584698A JP H11243332 A JPH11243332 A JP H11243332A
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JP
Japan
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output
mos transistor
channel mos
circuit
inverter
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JP10145846A
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Inventor
Yasuaki Suzuki
保明 鈴木
Masaru Shiine
賢 椎根
Masayuki Horie
昌幸 堀江
Susumu Suwa
進 諏訪
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 容量性負荷による出力歪みを低減し、また内
部貫通電流を抑止しつつ消費電力が小さく、かつ在来の
製造プロセスを変えることなく安価に製造出来るCMO
Sゲート回路を提供する。 【解決手段】 第一のPチャネル型MOSトランジスタ
2および第一のNチャネル型MOSトランジスタ3のド
レイン同士を接続したゲートに第二のPチャネル型MO
Sトランジスタ7および第二のNチャネル型MOSトラ
ンジスタ8を付加し、該第二の両トランジスタは出力の
立ち上がり時と立ち下がり時のみ所定時間オンにする。
また、該第一のPチャネル型MOSトランジスタと該第
一のNチャネル型MOSトランジスタに遅延ゲートと貫
通電流抑止ゲートとを付加し、該両トランジスタがオン
オフ交番時に該遅延ゲートの遅延時間中オフ状態を遷移
するよう構成することにより貫通電流を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速論理回路に係
り、特に、貫通電流を阻止し、消費電力が小さく、且つ
製造プロセスを変えることなく実現出来るCMOSゲー
ト回路に関する。
【0002】通信装置や情報処理装置はその通信容量の
拡大や情報処理能力の向上のため高速化の要請が強く、
使用するCMOSゲート回路にも高速化が要求される。
【0003】
【従来の技術】図13は従来のCMOSゲート回路であ
る。図13において1は入力対出力極性が反転されるイ
ンバータを表し、2はPチャネル型MOSトランジス
タ、3はNチャネル型MOSトランジスタを示す。ま
た、該Pチャネル型MOSトランジスタ2と該Nチャネ
ル型MOSトランジスタ3の組み合わせによってさらに
1と同様な一個のインバータが構成される。従って図1
3は入出力極性が一致するノン・インバーティング・ゲ
ートを示す。14は図13のデータ出力端子から後段を
見た時の浮遊容量を示す。
【0004】図14は図13の回路の真理値表である。
データ入力が0の場合にはデータ出力も0であり、デー
タ入力が1の場合にはデータ出力も対応して1である。
図16はゲート出力として0と1および不定出力(高イ
ンピーダンス状態)の三つの状態を有する従来のスリー
・ステート・CMOSゲート回路である。図16におい
て1はインバータ、2はPチャネル型MOSトランジス
タ、3はNチャネル型MOSトランジスタを示し、図1
3と同様に該Pチャネル型MOSトランジスタ2と該N
チャネル型MOSトランジスタ3とで一個のインバータ
が構成される。5は出力反転の論理積回路、6は出力反
転の論理和回路である。
【0005】図16ではデータ入力と制御信号とは論理
積と論理和操作後の各出力を反転して、該Pチャネル型
MOSトランジスタ2および該Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ3で構成されるインバータに供給される。
【0006】図16の作用は次のようになる。まず制御
信号が1である場合、該論理積回路5の第二入力は0と
なるので該論理積回路5は1を出力する。この時、論理
和回路6の第二入力には1が供給され、該論理和回路6
は0を出力する。
【0007】従って制御信号が1の場合、該Pチャネル
型MOSトランジスタ2と該Nチャネル型MOSトラン
ジスタ3は共にオフとなり、データ出力のレベルは不定
(高インピーダンス状態)となる。
【0008】一方、逆に制御信号が0の場合はインバー
タ1出力が1に固定されるので、該論理積回路5はデー
タ入力を反転出力し、データ入力が0の時に1を、また
データ入力が1の時に0を出力する。またこの時、該論
理和回路6の第二入力には0が固定的に供給されるので
該回路6もデータ入力を反転出力するよう作用し、デー
タ入力が0の時に1を、またデータ入力が1の時に0を
出力する。
【0009】従って制御信号が0の場合は図16の回路
はノン・インバーティング・ゲートとして動作する。図
17は図16の構成の上記動作を示す真理値表である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図15は図13の構成
の動作を説明する図である。まず、データ入力が0から
1に変化するとインバータ1の出力が1から0に下が
り、該Pチャネル型MOSトランジスタ2がオンとなっ
て、ソースに供給された電源電圧で浮遊容量14を充電
することによりデータ出力が1に変化する。
【0011】この時の該Pチャネル型MOSトランジス
タ2のソース対ドレイン間オン抵抗をR、浮遊容量14
の容量をCとすれば、データ出力は充電時定数τ、即ち τ=R・C で立ち上がり変化する。
【0012】一方、データ入力が1から0に下がると該
インバータ1の出力が0から1に上がるので、該Pチャ
ネル型MOSトランジスタ2に代わって該Nチャネル型
MOSトランジスタ3がオンとなり該浮遊容量14の電
荷を放電する。この時の該Nチャネル型MOSトランジ
スタ3のソース対ドレイン間オン抵抗をRとすれば、デ
ータ出力は上記入力が0から1に変化した時と同様に時
定数τで立ち下がり変化する。
【0013】従って、図13の回路では該浮遊容量14
によってデータ出力の立ち上がりと立ち下がりとに波形
歪みが生じ、データ入力に対して出力応答遅延を生ず
る。次に図18は図16で制御信号が0の場合の動作を
示している。図16において制御信号は0であるのでイ
ンバータ1は1を出力している。従ってデータ入力が0
から1に変化すると該論理積回路5(NANDと略記し
ている)の出力と該論理和回路6(NORと略記してい
る)の出力は共に1から0に変化する。
【0014】これにより、データ入力が0から1に変化
する時には該Pチャネル型MOSトランジスタ2がオン
となって該浮遊容量14を充電する。この時の該Pチャ
ネル型MOSトランジスタ2のオン抵抗をRとし、該浮
遊容量14の容量をCとすれば、データ出力は時定数τ
で立ち上がり変化することになり、前記図13と同様に
データ入力に対する出力応答遅延を生ずる。
【0015】一方、データ入力が1から0に変化する時
には該論理積回路5と該論理和回路6は共に0から1に
変化するので、この時には該Nチャネル型MOSトラン
ジスタ3がオンとなって該浮遊容量14の電荷を放電す
る。この時の該Nチャネル型MOSトランジスタ3のオ
ン抵抗がRであるとすれば、上記の入力が0から1に変
化する場合と同様にデータ出力は時定数τで立ち下がり
変化し、該出力応答遅延を生ずる。
【0016】以上の如く図13や図16の従来のCMO
Sゲートには、第一の問題として容量性負荷による波形
歪みで出力応答遅延を生ずる負荷依存性の問題があっ
た。該出力応答遅延は該ゲートが集積回路の緩衝用出力
段に使用される場合に、該集積回路外部の配線に分布す
る大きな浮遊容量を負うため顕著に増大する。
【0017】上記の浮遊容量による該出力応答遅延を低
減するには、ゲートの動作インピーダンスを低下させ該
時定数τを小さくする必要があり、このために該Nチャ
ネル型MOSトランジスタおよび該Pチャネル型MOS
トランジスタのゲート幅を太くするか、またはゲート長
を短くして駆動能力を高める方法がある。
【0018】しかしながら、前者の方法ではトランジス
タのチップ面積が増大して高集積化を阻害することとな
り、一方、後者の方法では微細化のために漏れ電流増大
や静電気耐圧の低下を招く。更に、いずれもゲートの動
作インピーダンス低下に伴って後段に接続されるインピ
ーダンス整端回路での直流電流の増加をもたらし、消費
電力が増加する。
【0019】次に第二の問題として図13や図16の従
来のCMOSゲート回路には、データ入力変化時に該P
チャネル型MOSトランジスタ2および該Nチャネル型
MOSトランジスタ3が同時に瞬間的にオンとなって、
衝撃電流が流れる貫通電流と呼ばれる問題があった。
【0020】図19は貫通電流の発生の模様を説明する
図である。図19は該Pチャネル型MOSトランジスタ
2および該Nチャネル型MOSトランジスタ3のゲート
入力電圧と該両MOSトランジスタの閾値電圧、CMO
Sゲート回路出力電圧、貫通電流との関係を示してい
る。VsはCMOSゲート回路の電源電圧、Vth−Pは
該Pチャネル型MOSトランジスタ2の閾値電圧点、V
th−Nは該Nチャネル型MOSトランジスタ3の閾値電
圧点、またtは時間である。
【0021】図13や図16のPチャネル型MOSトラ
ンジスタ2とNチャネル型MOSトランジスタ3は共に
前段のインバータ1の出力を受けているが、該両MOS
トランジスタの閾値電圧点は図19の如くVth−PとV
th−Nで異なる。
【0022】該インバータ1の出力が1の場合に該Nチ
ャネル型MOSトランジスタ3が、また逆に該出力が0
の場合に該Pチャネル型MOSトランジスタ2がオンと
なって、該両MOSトランジスタ間は排他的にオンオフ
作用が行われる。
【0023】然るに、データ入力が変化する過程では次
のように一時的に該排他的作用を喪失する場合がある。
例えば、図13のデータ入力が0から1に変化する場合
には、図19でゲート入力電圧(即ちインバータ1の出
力レベル)が1から0に低下して行き、該Pチャネル型
MOSトランジスタ2のゲート対ドレイン間閾値電圧点
Vth−Pを下回る時点で該トランジスタ3がまずオンと
なり(図19のbで示す期間)、次に該ゲート入力電圧
が更に低下して該Nチャネル型MOSトランジスタ3の
ゲート対ドレイン間閾値電圧Vth−N以下となった時点
で該トランジスタ2がオフとなる(図19のcで示す期
間)。
【0024】即ち、ゲート入力電圧の変化に連れてオフ
だった該Pチャネル型MOSトランジスタ2がまずオン
に向かい、次にオンだった該Nチャネル型MOSトラン
ジスタ3がオフに向かう。逆に、図13のデータ入力が
1から0になる場合は、図19のc、d、aで示す期間
に対応して順に上記と逆にオフだった該Nチャネル型M
OSトランジスタ3がまずオンに向かい、代わって該P
チャネル型MOSトランジスタ2がオフに向かう順序
に、該両MOSトランジスタの排他的作用が進行する。
【0025】図20は上記図19に示す該期間aからd
に対応する該Pチャネル型MOSトランジスタ2および
該Nチャネル型MOSトランジスタ3の動作状態を示し
ているが、期間bとdでは該Pチャネル型MOSトラン
ジスタ2および該Nチャネル型MOSトランジスタ3の
双方がオン状態となる。
【0026】このように図13の該両MOSトランジス
タのオンオフ交番時にはゲート入力電圧の変化に伴って
該両MOSトランジスタのオンが重複する期間が生ず
る。この結果、該インバータ1の出力変化が終止点に到
達して該両MOSトランジスタの排他的作用が確定する
までの該期間bおよびdにおいて、該両MOSトランジ
スタのオンに伴う短絡的電流が流れることとなる。これ
が貫通電流と呼ばれるデータ入力変化過程で発生する異
常電流である。
【0027】該インバータ1の出力変化時間はCMOS
ゲート回路の速度に対応して小さく貫通電流は瞬間的で
あるからCMOSゲート回路の論理的作用は維持される
が、瞬間的な大電流が無効に流れ、また前記第一の問題
点の波形歪みによって出力変化過程が長くなるほど増大
して、異常発熱や寄生サイリスタ現象(ラッチアップと
呼ばれる現象)などの重大な障害を引き起こす原因とな
る。
【0028】更に、その衝撃的負荷変動が周囲の回路に
電気的擾乱を与え、構成装置の高速化と安定化を阻む大
きな要因になる。本発明は上記第一の問題点に鑑み、通
常の製造プロセスを変えることなく浮遊容量の影響を低
減出来る低消費電力のCMOSゲートを提供することを
目的としている。
【0029】更に本発明は上記第二の問題点に鑑み、通
常の製造プロセスを変えることなく容易に貫通電流を阻
止出来るCMOSゲートを提供することを目的としてい
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記第一の容
量負荷依存性問題を解決するために、図13のCMOS
ゲート回路に通常の回路素子を用いて新たな第二のPチ
ャネル型MOSトランジスタおよび新たな第二のNチャ
ネル型MOSトランジスタを付加し、前記Pチャネル型
MOSトランジスタ2がオンしてデータ出力が立ち上が
り変化する期間は該付加した第二のPチャネル型MOS
トランジスタもオンして該浮遊容量14を充電し、また
前記Nチャネル型MOSトランジスタ3がオンしてデー
タ出力が立ち下がり変化する期間は該付加した第二のN
チャネル型MOSトランジスタもオンして該浮遊容量1
4の電荷を放電する如く構成し、通常のゲートを出力変
化時のみ並列動作させてCMOSゲート回路の高速化を
達成するものである。
【0031】上記本発明の原理によれば、例えば図13
のCMOSゲート回路で該第二の通常のPチャネル型M
OSトランジスタと該Pチャネル型MOSトランジスタ
2、該第二の通常のNチャネル型MOSトランジスタと
該Nチャネル型MOSトランジスタ3とのディメンジョ
ンが同じならば、前記オン抵抗Rは1/2に低減される
から、容量性負荷による出力応答遅延の時定数を1/2
に低減出来る。
【0032】しかも、付加した該第二のPチャネル型M
OSトランジスタと該第二のNチャネル型MOSトラン
ジスタは、データ出力の立ち上がり変化時と立ち下がり
変化時のみオンとするように構成するから、通常、高速
化のため送受ゲート間の送端と受端に設けられるインピ
ーダンス整端回路において費消されるべき定常的負荷電
流を大幅に低減することが出来、単に、第二のPチャネ
ル型MOSトランジスタと第二のNチャネル型MOSト
ランジスタとを付加して、各々を前記Pチャネル型MO
Sトランジスタ2および前記Nチャネル型MOSトラン
ジスタ3とに並列接続せしめる場合とは異なり、定常的
な消費電力の増加を抑圧しながら通常のCMOSゲート
回路の応答を高速化することが出来る。
【0033】次に本発明は前記第二の問題である貫通電
流を解決するため、図13のCMOSゲート回路に通常
の回路素子を用いた遅延用ゲートおよび通常の回路素子
を用いた貫通抑止用ゲートとを付加し、次のように貫通
電流を阻止する。
【0034】即ち、貫通電流は前記のように、該インバ
ータ1出力が変化する過程で該Pチャネル型MOSトラ
ンジスタ2と該Nチャネル型MOSトランジスタ3の両
MOSトランジスタが過度的にオンとなって発生するか
ら、本発明では、上記遅延用ゲートにより該インバータ
1の出力確定時間に相当する遅延信号を作成し、該両M
OSトランジスタがオンまたはオフ動作を交番するデー
タ入力変化時は、該遅延期間中は該両MOSトランジス
タをオフとし、データ入力が確定する該遅延期間以降に
該両MOSトランジスタのいずれかの排他的オン作用を
行うように、該抑止ゲートを構成して貫通電流を阻止す
る。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は本発明の高速化の第一の実
施の形態を示し、ノン・インバーティング・ゲートに本
発明を適用したものである。
【0036】図1において1はインバータである。2は
Pチャネル型MOSトランジスタ、3はNチャネル型M
OSトランジスタで、該Pチャネル型MOSトランジス
タ2およびNチャネル型MOSトランジスタ3によって
インバータを構成している。従って、図1の構成はノン
・インバーティング・ゲートである。
【0037】4は遅延インバータ、5は出力反転の論理
積回路、6は出力反転の論理和回路、7は新たに付加す
る第二のPチャネル型MOSトランジスタ、8は新たに
付加する第二のNチャネル型MOSトランジスタ、14
は図1の出力端子から後段を見た時の浮遊容量である。
【0038】図1は前記図13の構成に該遅延インバー
タ4、該出力反転の論理積回路5、出力反転の論理和回
路6、該第二のPチャネル型MOSトランジスタ7およ
び該第二のNチャネル型MOSトランジスタ8を付加し
て高速化するものである。
【0039】図2は図1の構成の動作を説明する図で、
その動作は以下のようになる。該論理積回路5にはデー
タ入力と、該インバータ4によってデータ入力を遅延反
転したデータ入力とが供給されているから、該論理積回
路5の出力はデータ入力の立ち上がりから該遅延インバ
ータ4の出力の立ち下がりまでの一定期間0になる。
【0040】該論理積回路5の出力が該第二のPチャネ
ル型MOSトランジスタ7のゲートに供給されているの
で、該トランジスタ7は該論理積回路5が0を出力して
いる該一定期間だけオンになる。
【0041】一方、この期間は該Pチャネル型MOSト
ランジスタ2のゲートには0が供給されていて該Pチャ
ネル型MOSトランジスタ2もオンになっている。従っ
て、該論理積回路5がオンしている期間は該浮遊容量1
4は該Pチャネル型MOSトランジスタ2と該第二のP
チャネル型MOSトランジスタ7の両方によって充電さ
れる。該Pチャネル型MOSトランジスタ2と該第二の
Pチャネル型MOSトランジスタ7が同じディメンジョ
ンとするとオン抵抗はR×1/2であり、立ち上がりの
時定数はτ×1/2に減少する。
【0042】同様に、該論理和回路6にはデータ入力
と、該遅延インバータ4によってデータ入力を遅延・反
転したデータ入力とが供給されているので、該論理和回
路6はデータ入力の立ち下がりから該遅延インバータ4
の出力の立ち上がりまでの一定期間1になる。
【0043】該論理和回路6の出力が該第二のNチャネ
ル型MOSトランジスタ8のゲートに供給されているの
で、該トランジスタ8は該論理和回路6が1を出力して
いる該一定期間オンになる。
【0044】ところで、この期間には該Nチャネル型M
OSトランジスタ3のゲートには1が供給されていて、
該Nチャネル型MOSトランジスタ3もオンになってい
る。従って、該論理和回路6がオンしている期間に該浮
遊容量14は、該Nチャネル型MOSトランジスタ3と
該第二のNチャネル型MOSトランジスタ8の両方によ
り電荷を放電される。該Nチャネル型MOSトランジス
タ3と該第二のNチャネル型MOSトランジスタ8が同
じディメンジョンであれば、該浮遊容量側から見たオン
抵抗はR×1/2であり、この時の立ち下がり時定数は
τ×1/2に減少する。図2はデータ出力の実線(本発
明の回路)と破線(従来の回路)でこの模様を示してい
る。
【0045】ここで該第二のPチャネル型MOSトラン
ジスタ7と該第二のNチャネル型MOSトランジスタ8
は上記した如くデータの立ち上がり時と立ち下がり時し
かオンしないから、インピーダンス整端回路で費消され
る平均電力は前記した通り微小であり、ここにおいて本
発明の高速化による消費電力増加を抑圧したCMOSゲ
ート回路の高速化が果たされる。
【0046】即ち、Pチャネル型MOSトランジスタと
Nチャネル型MOSトランジスタのドレイン同士を接続
したCMOSゲート回路において、新たに第二のPチャ
ネル型MOSトランジスタと第二のNチャネル型MOS
トランジスタを付加し、データ出力の立ち下がり変化時
だけ該第二のNチャネル型MOSトランジスタをオンに
し、データ出力の立ち上がり変化時だけ該Pチャネル型
MOSトランジスタをオンにするように制御する。
【0047】尚、MOSトランジスタのオン抵抗はMO
Sトランジスタ自体のディメンジョンに反比例するの
で、該第二のPチャネル型MOSトランジスタ7と該第
二のNチャネル型MOSトランジスタ8のディメンジョ
ンを許容される範囲で大きくすれば図1の構成の応答は
更に高速化される。
【0048】また、図1では付加するPチャネル型MO
SトランジスタもNチャネル型MOSトランジスタも1
個であるものとしたが、当然複数個であってもよく各々
の数が異なっても差し支えない。
【0049】図3は本発明の高速化の第二の実施の形態
であり、スリー・ステート・CMOSゲート回路を高速
化する場合を示している。図3において、1はインバー
タ、2はPチャネル型MOSトランジスタ、3はNチャ
ネル型MOSトランジスタ、4は遅延インバータ、5は
出力反転の論理積回路、6は出力反転の論理和回路、7
は第二のPチャネル型MOSトランジスタ、8は第二の
Nチャネル型MOSトランジスタ、9は三入力の出力反
転の論理積回路、10は三入力の出力反転の論理和回
路、14は図3の構成におけるデータ出力端子から後段
を見た時の浮遊容量である。
【0050】図3の構成は、図16の構成に該遅延イン
バータ4、該第二のPチャネル型MOSトランジスタ
7、該第二のNチャネル型MOSトランジスタ8、該三
入力の出力反転の論理積回路9、該三入力の出力反転の
論理和回路10を付加して高速化を図るものである。
【0051】図4は図3の構成の動作を説明する図で制
御信号が0の場合について図示しておりその動作は次の
ようになる。制御信号が0であるから該インバータ1は
常に1を出力している。従ってデータ入力と該インバー
タ1を入力されている該論理積回路5と該論理和回路6
の出力はデータ入力を反転したものになっている。
【0052】一方、該遅延インバータ4はデータ入力を
該遅延インバータ4の遅延量だけ遅延、反転させて出力
している。従って、データ入力と該インバータ1の出力
と該遅延インバータ4の出力を供給される該三入力の出
力反転の論理積回路9(図4では3NANDと略記して
いる)の出力は、データ入力の立ち上がりから該遅延イ
ンバータ4の出力の立ち下がりまでの一定期間0にな
る。該三入力の出力反転の論理積回路9の出力は該第二
のPチャネル型MOSトランジスタ7のゲートに供給さ
れているので、該第二のPチャネル型MOSトランジス
タ7は該三入力の出力反転の論理積回路9の出力が0の
該一定期間だけオンになる。この時、該Pチャネル型M
OSトランジスタ2のゲートにはやはり0が供給されて
いるので、該Pチャネル型MOSトランジスタ2と該第
二のPチャネル型MOSトランジスタ7は該三入力の出
力反転の論理積回路9の出力が0の一定期間だけ同時に
オンになる。このため浮遊容量14側から見たインピー
ダンスが低下して、図3の構成のデータ出力の立ち上が
りの応答は図16に比較して高速化される。
【0053】同様に、データ入力と該インバータ1の出
力と該遅延インバータ4の出力を供給される該三入力の
出力反転の論理和回路10(図4では3NORと略記し
ている)の出力は、データ入力の立ち下がりから該遅延
インバータ4の出力の立ち上がりまでの一定期間だけ1
になる。該三入力の出力反転の論理和回路10の出力は
該第二のNチャネル型MOSトランジスタ8のゲートに
供給されているので、該第二のNチャネル型MOSトラ
ンジスタ8は該三入力の出力反転の論理和回路10の出
力が1の一定期間だけオンになる。この時、該Nチャネ
ル型MOSトランジスタ3のゲートにはやはり1が供給
されているので、該Nチャネル型MOSトランジスタ3
と該第二のNチャネル型MOSトランジスタ8は該三入
力の出力反転の論理和回路10の出力が1の一定期間だ
け同時にオンになる。このため浮遊容量14側から見た
インピーダンスが低下して、図3の構成のデータ出力の
立ち下がりの応答は図16に比較して高速化される。
【0054】図5は本発明の高速化の第三の実施の形態
で、図3と同様にスリー・ステート・CMOSゲート回
路を高速化する場合を示している。図5において1はイ
ンバータ、2はPチャネル型MOSトランジスタ、3は
Nチャネル型MOSトランジスタ、5は出力反転の論理
積回路、6は出力反転の論理和回路、7は第二のPチャ
ネル型MOSトランジスタ、8は第二のNチャネル型M
OSトランジスタ、11は遅延ノン・インバータ、12
は論理和回路、13は論理積回路、14は図5の構成に
おいて後段を見た時の浮遊容量である。
【0055】図5の構成は図16の構成に該遅延ノン・
インバータ11、該第二のPチャネル型MOSトランジ
スタ7、該第二のNチャネル型MOSトランジスタ8、
該論理積回路13、該論理和回路12を付加して高速化
を図るものである。
【0056】図6は図5の構成の動作を説明する図で、
制御信号が0の場合について図示しておりその動作は次
のようになる。制御信号が0であるから該インバータ1
は常に1を出力している。従って該論理積回路5の出力
はデータ入力を反転したものになる。また、該論理和回
路6には制御信号がそのまま供給されているので、該論
理和回路6の出力もまたデータ入力を反転したものにな
る。
【0057】従って、該遅延ノン・インバータ11の出
力と該論理積回路5の出力を供給されている該論理和回
路12は、データ入力の立ち上がりから該遅延ノン・イ
ンバータ11の出力の立ち上がりまでの一定期間だけ0
を出力する。該論理和回路12の出力は該第二のPチャ
ネル型MOSトランジスタ7のゲートに供給されている
ので、該第二のPチャネル型MOSトランジスタ7はこ
の一定期間だけオンになる。この時該Pチャネル型MO
Sトランジスタ2もオンであるので、該Pチャネル型M
OSトランジスタ2と該第二のPチャネル型MOSトラ
ンジスタ7は、データ入力の立ち上がりから該遅延ノン
・インバータ11の出力の立ち上がりのでの一定期間だ
け同時にオンになる。このため、該浮遊容量14側から
見たインピーダンスが低下して、データ出力の立ち上が
り時の時定数が減少する。
【0058】同様に、該遅延ノン・インバータ11の出
力と該出力反転の論理和回路6の出力を供給されている
該論理積回路13は、データ入力の立ち下がりから該遅
延ノン・インバータ11の出力の立ち下がりまでの一定
期間だけ1を出力する。該論理積回路13の出力は該第
二のNチャネル型MOSトランジスタ8のゲートに供給
されているので、該第二のNチャネル型MOSトランジ
スタ8はこの期間だけオンになる。この時、該Nチャネ
ル型MOSトランジスタ3もオンであるので、該Nチャ
ネル型MOSトランジスタ3と該第二のNチャネル型M
OSトランジスタ8は、データ入力の立ち下がりから該
遅延ノン・インバータ11の出力の立ち下がりまでの一
定期間だけ同時にオンになる。このため該浮遊容量14
側から見たインピーダンスが低下してデータ出力の立ち
下がり時の時定数が減少する。
【0059】上記のように、図5の構成の応答は図16
の構成に対して高速化される。ところで、図5の構成は
図3の構成に対して変形を加えたものである。従ってス
リー・ステート・CMOSゲート回路の高速化について
高速化の手段は単一ではないことが分かる。
【0060】即ち、図5の構成も図3と同様に、Pチャ
ネル型MOSトランジスタとNチャネル型MOSトラン
ジスタのドレイン同士を接続した構成を有するスリー・
ステート・CMOSゲート回路において、新たに第二の
Pチャネル型MOSトランジスタと第二のNチャネル型
MOSトランジスタを付加し、データ出力の立ち下がり
時だけ該第二のNチャネル型MOSトランジスタをオン
にし、データ出力の立ち上がり時だけ該Pチャネル型M
OSトランジスタをオンにするように構成して、消費電
力増加を抑圧しつつCMOSゲート回路の高速化を果た
している。
【0061】次に、図7は本発明の貫通電流阻止の第一
の実施の形態である。2はPチャネル型MOSトランジ
スタ、3はNチャネル型MOSトランジスタ、11は遅
延ノンインバータ、5は出力反転の論理積回路、6は出
力反転の論理和回路である。また14はデータ出力端か
ら後段を見たときの浮遊容量を示す。
【0062】図8は図7の構成の動作を説明する図であ
り、その動作は次のようになる。データ入力が1に立ち
上がると、まず該データ入力と該遅延ノンインバータ1
1で遅延した該データ入力との論理和がこの時点で1で
あるから、出力反転の論理和回路6の出力(NORの出
力と略記している)は0となる。これによりNチャネル
型MOSトランジスタ3がオフとなる。一方、該遅延ノ
ンインバータ11の出力と該データ入力との論理積によ
り、該遅延ノンインバータ11の遅延時間に対応した時
点で出力反転の論理積回路5の出力(NANDの出力と
略記している)が0になる。これによりPチャネル型M
OSトランジスタ2がオンとなって該ゲート回路の出力
が該データ入力に対応して1となる。
【0063】次に、データ入力が0になると該論理積回
路5の出力(NANDの出力)が直ちに1となり、該P
チャネル型MOSトランジスタ2がオフになる。他方、
データ入力が0になると該遅延ノンインバータ11の遅
延時間に対応した時点で出力反転の論理和回路6の出力
(NORの出力)が1になる。これにより該Nチャネル
型MOSトランジスタ3がオンとなって該ゲート回路の
出力が該データ入力に対応して0となる。
【0064】以上の動作は以下の順になっている。図8
に示す期間B、Cに対応して順に、データ入力の立ち上
がり時には、まず該Nチャネル型MOSトランジスタ3
がオフとなり(期間B)、次に該遅延ノンインバータ1
1の遅延に対応して該Pチャネル型MOSトランジスタ
2がオンとなる(期間C)。
【0065】データ入力の立ち下がり時には図8に示す
期間D、Aに対応して順に、まず該Pチャネル型MOS
トランジスタ2がオフになり(期間D)、次に該遅延に
対応して該Nチャネル型MOSトランジスタ3がオンと
なる(期間A)。
【0066】即ち、該遅延ノンインバータ11の遅延時
間を基にしたデータ入力の変化期間に、該Pチャネル型
MOSトランジスタ2および該Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ3の双方をオフに遷移させるようにして貫通電
流を阻止している。
【0067】図9は本発明の貫通電流阻止の第二の実施
の形態であり、図16のスリー・ステート・CMOSゲ
ート回路の貫通電流阻止を行う場合を示している。1は
インバータ、2はPチャネル型MOSトランジスタ、3
はNチャネル型MOSトランジスタ、11は遅延ノンイ
ンバータ、5は出力反転の論理積回路、6は出力反転の
論理和回路、14はデータ出力端から後段を見たときの
浮遊容量を示す。
【0068】図10は図9の構成の動作を説明する図で
制御信号が0の場合について図示しており、その動作は
図8の場合と同様に次のようになる。制御信号が0であ
るから該インバータ1は常に1を出力し、該論理積回路
5の出力はデータ入力を反転したものになる。また、該
論理和回路6にも制御信号が供給され、制御信号が0で
あるから該論理和回路6の出力もデータ入力を反転した
ものになる。
【0069】データ入力が1に立ち上がると該データ入
力と該遅延ノンインバータ11で遅延した該データ入力
との論理和が1であるから、出力反転の論理和回路6の
出力(3NORの出力と略記している)は0となる。こ
れによりNチャネル型MOSトランジスタ3がオフとな
る。一方、該遅延ノンインバータ11の出力と該データ
入力との論理積により、該遅延ノンインバータ11の遅
延時間に対応した時点で出力反転の論理積回路5の出力
(3NANDの出力と略記している)が0になる。これ
によりPチャネル型MOSトランジスタ2がオンとなっ
て該ゲート回路の出力が該データ入力に対応して1とな
る。
【0070】次に、データ入力が0になると該論理積回
路5の出力(3NANDの出力)が直ちに1となり、該
Pチャネル型MOSトランジスタ2がオフになる。他
方、データ入力が0になると該遅延ノンインバータ11
の遅延時間に対応した時点で出力反転の論理和回路6の
出力(3NORの出力)が1になる。これにより該Nチ
ャネル型MOSトランジスタ3がオンとなって該ゲート
回路の出力が該データ入力に対応して0となる。
【0071】以上の動作は以下の順になっている。図1
0に示す期間B、Cに対応して順に、データ入力の立ち
上がり時には、まず該Nチャネル型MOSトランジスタ
3がオフとなり(期間B)、次に該遅延ノンインバータ
11の遅延に対応して該Pチャネル型MOSトランジス
タ2がオンとなる(期間C)。
【0072】データ入力の立ち下がり時には図10の期
間D、Aに対応して順に、まず該Pチャネル型MOSト
ランジスタ2がオフになり(期間D)、次に該遅延に対
応して該Nチャネル型MOSトランジスタ3がオンとな
る(期間A)。
【0073】即ち、該遅延ノンインバータ11の遅延時
間を基にしたデータ入力の変化期間に、該Pチャネル型
MOSトランジスタ2および該Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ3の双方をオフに遷移させるようにして貫通電
流を阻止している。
【0074】次に、図11に本発明の高速化と貫通電流
阻止の並行実施の形態を示す。図11において1はイン
バータ、2はPチャネル型MOSトランジスタ、3はN
チャネル型MOSトランジスタ、4は遅延インバータ、
5は出力反転の論理積回路、6は出力反転の論理和回
路、7は第二のPチャネル型MOSトランジスタ、8は
第二のNチャネル型MOSトランジスタ、9は三入力の
出力反転の論理積回路、11は遅延ノンインバータ、1
0は三入力の出力反転の論理和回路、14は図11の構
成におけるデータ出力端子から後段を見た時の浮遊容量
である。
【0075】図11の構成は、前記図3の本発明の高速
化の第二の実施の形態を基にして、更に該遅延ノンイン
バータ11を付加し、高速化並びに貫通電流阻止とを同
時に図るものである。
【0076】図12は図11の構成の動作を説明する図
で、制御信号が0の場合について図示しているが、まず
本発明の高速化の動作を主要に説明する。まずデータ出
力の立ち上がりの場合は、データ入力が1に立ち上がる
と制御信号が0であるから該インバータ1は1を出力し
ており、データ入力と該インバータ1の出力を入力され
ている該論理積回路5と該論理和回路6の出力はデータ
入力を反転したものになっている。
【0077】一方、該遅延インバータ4はデータ入力を
該遅延ノンインバータ11で遅延させ、更に該遅延イン
バータ4の遅延量だけ遅延、反転させて出力している。
従って、データ入力と該インバータ1の出力と該遅延イ
ンバータ4の出力を供給される該三入力の出力反転の論
理積回路9(図12では3NAND9出力と略記してい
る)の出力は、該遅延ノンインバータ11の立ち上がり
から該遅延インバータ4の出力の立ち下がりまでの一定
期間0になる。該三入力の出力反転の論理積回路9の出
力は該第二のPチャネル型MOSトランジスタ7のゲー
トに供給されているので、該第二のPチャネル型MOS
トランジスタ7は該三入力の出力反転の論理積回路9の
出力が0の該一定期間オンになる。この時、該Pチャネ
ル型MOSトランジスタ2のゲートにはやはり0が供給
されているので、該Pチャネル型MOSトランジスタ2
と該第二のPチャネル型MOSトランジスタ7は該三入
力の出力反転の論理積回路9の出力0の該一定期間(図
12に示す期間E)同時にオンになる。
【0078】このため浮遊容量14側から見たインピー
ダンスが低下してデータ出力の立ち上がり応答が図16
に比較して高速化され、本発明の高速化が果たされる。
一方、データ出力の立ち下がりの場合は同様に、データ
入力が0に立ち下がると該遅延ノンインバータ11の出
力と該遅延インバータ4の出力を供給される該三入力の
出力反転の論理和回路10の出力(図12では3NOR
10出力と略記している)は、該遅延ノンインバータ1
1出力の立ち下がりから該遅延インバータ4の出力の立
ち上がりまでの一定期間1になる。該三入力の出力反転
の論理和回路10の出力は該第二のNチャネル型MOS
トランジスタ8のゲートに供給されているので、該第二
のNチャネル型MOSトランジスタ8は該三入力の出力
反転の論理和回路10の出力が1の該一定期間オンにな
る。この時、該Nチャネル型MOSトランジスタ3のゲ
ートにもやはり1が供給されているので、該Nチャネル
型MOSトランジスタ3と該第二のNチャネル型MOS
トランジスタ8とは該三入力の出力反転の論理和回路1
0の出力が1の該一定期間(図12に示す期間F)同時
にオンになる。このため浮遊容量14側から見たインピ
ーダンスが低下して、データ出力の立ち下がりの応答は
図16に比較して高速化され、本発明の高速化が果たさ
れる。
【0079】次に図12により、図11の該Pチャネル
型MOSトランジスタ2と該Nチャネル型MOSトラン
ジスタ3とで構成されるインバータゲートにおける、本
発明の貫通電流の阻止作用について主要に説明する。
【0080】データ入力が1に立ち上がると該データ入
力と該遅延ノンインバータ11で遅延した該データ入力
との論理和が1であるから、出力反転の論理和回路6の
出力(3NOR出力と略記している)は0となる。これ
によりNチャネル型MOSトランジスタ3がオフとな
る。一方、該遅延ノンインバータ11の出力と該データ
入力との論理積により、該遅延ノンインバータ11の遅
延時間に対応した時点で出力反転の論理積回路5の出力
(3NAND出力と略記している)が0になる。これに
よりPチャネル型MOSトランジスタ2がオンとなって
該ゲート回路の出力が該データ入力に対応して1とな
る。
【0081】次に、データ入力が0になると該論理積回
路5の出力(3NAND出力)が直ちに1となり、該P
チャネル型MOSトランジスタ2がオフになる。他方、
データ入力が0になると該遅延ノンインバータ11の遅
延時間に対応した時点で出力反転の論理和回路6の出力
(3NOR出力)が1になる。これにより該Nチャネル
型MOSトランジスタ3がオンとなって該ゲート回路の
出力が該データ入力に対応して0となる。
【0082】以上の動作は以下の順になっている。図1
2に示す期間B、Cに対応して順にデータ入力の立ち上
がり時にまず該Nチャネル型MOSトランジスタ3がオ
フとなり(期間B)、次に該遅延ノンインバータ11の
遅延に対応して該Pチャネル型MOSトランジスタ2が
オンとなる(期間C)。
【0083】データ入力の立ち下がり時には図10に示
す期間D、Aに対応して順にまず該Pチャネル型MOS
トランジスタ2がオフになり(期間D)、次に該遅延に
対応して該Nチャネル型MOSトランジスタ3がオンと
なる(期間A)。
【0084】即ち、該遅延ノンインバータ11の遅延時
間を基にしたデータ入力の変化期間に、該Pチャネル型
MOSトランジスタ2および該Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ3の双方をオフに遷移させるようにして貫通電
流を阻止している。
【0085】以上、図11においては前記図3の本発明
の高速化の第二の実施の形態と、前記図9の本発明の貫
通電流阻止の第二の実施の形態とを並行して実施する場
合を示したが、上記例の如く本発明の高速化と貫通電流
阻止の実施の形態とは独立にまたは並行して実施するこ
とが出来、かつ実施に伴って各々の効果を独立にまたは
並行して発揮出来ることが明らかである。
【0086】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、通常
のCMOSゲート回路の製造プロセスを変更することな
く消費電力の増加を抑圧しながら容量性負荷依存性を低
減し、かつ、貫通電流を阻止したCMOSゲート回路を
提供することが出来るから、構成装置の高速化と安定化
に顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高速化の第一の実施の形態である。
【図2】図1の構成の動作を説明する図である。
【図3】本発明の高速化の第二の実施の形態である。
【図4】図3の構成の動作を説明する図である。
【図5】本発明の高速化の第三の実施の形態である。
【図6】図5の構成の動作を説明する図である。
【図7】本発明の貫通電流阻止の第一の実施の形態であ
る。
【図8】図7の構成の動作を説明する図である。
【図9】本発明の貫通電流阻止の第二の実施の形態であ
る。
【図10】図9の構成の動作を説明する図である。。
【図11】本発明の高速化と貫通電流阻止の並行実施の
形態である。
【図12】図11の構成の動作を説明する図である。
【図13】従来のCMOSゲート回路である。
【図14】図13の構成の真理値表である。
【図15】図13の構成の動作を説明する図である。
【図16】従来のスリー・ステート・CMOSゲート回
路である。
【図17】図16の構成の真理値表である。
【図18】図16の構成の動作を説明する図である。
【図19】ゲート入力電圧と閾値電圧を説明する図であ
る。
【図20】図19における回路の動作状態表である。
【符号の説明】
1 インバータ 2 Pチャネル型MOSトランジスタ 3 Nチャネル型MOSトランジスタ 4 遅延インバータ 5 出力反転の論理積回路 6 出力反転の論理和回路 7 第二のPチャネル型MOSトランジスタ 8 第二のNチャネル型MOSトランジスタ 9 3入力の出力反転の論理積回路 10 3入力の出力反転の論理和回路 11 遅延ノン・インバータ 12 論理和回路 13 論理積回路 14 浮遊容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀江 昌幸 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 諏訪 進 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一のPチャネル型MOSトランジスタ
    と第一のNチャネル型MOSトランジスタのドレイン同
    士を接続した構成を有するCMOSゲート回路におい
    て、 第二のPチャネル型MOSトランジスタと第二のNチャ
    ネル型MOSトランジスタを付加し、該第二のPチャネ
    ル型MOSトランジスタと該第二のNチャネル型MOS
    トランジスタのドレイン同士を接続し、該接続点を該第
    一のPチャネル型MOSトランジスタと第一のNチャネ
    ル型MOSトランジスタのドレイン同士の接続点に接続
    し、 該第二のPチャネル型MOSトランジスタは該CMOS
    ゲート回路のデータ出力の立ち上がり開始から所定の時
    間オンにし、 該第二のNチャネル型MOSトランジスタは該CMOS
    ゲート回路のデータ出力の立ち下がり開始から所定の時
    間オンにする構成を備えることを特徴とするCMOSゲ
    ート回路。
  2. 【請求項2】 データ入力を受けて反転して出力する第
    一のインバータと、第一のPチャネル型MOSトランジ
    スタと第一のNチャネル型MOSトランジスタのドレイ
    ン同士を接続してなり、該第一のインバータの出力を受
    ける第二のインバータとを備えるCMOSゲート回路に
    おいて、 該データ入力を遅延させて反転する遅延インバータと、
    該データ入力と該遅延インバータの出力を受ける出力反
    転の論理積回路と、該データ入力と該遅延インバータの
    出力を受ける出力反転の論理和回路と、 該第一のPチャネル型MOSトランジスタと第一のNチ
    ャネル型MOSトランジスタのドレインの接続点にドレ
    インを接続され、該出力反転の論理積回路の出力をゲー
    トに受ける第二のPチャネル型MOSトランジスタと、 該第一のPチャネル型MOSトランジスタと第一のNチ
    ャネル型MOSトランジスタのドレインの接続点にドレ
    インを接続され、該出力反転の論理和回路の出力をゲー
    トに受ける第二のNチャネル型MOSトランジスタとを
    備えることを特徴とするCMOSゲート回路。
  3. 【請求項3】 制御信号を受けて反転して出力する第一
    のインバータと、データ入力と該第一のインバータの出
    力を受ける第一の出力反転の論理積回路と、データ入力
    と制御信号を受ける第一の出力反転の論理和回路と、第
    一のPチャネル型MOSトランジスタと第一のNチャネ
    ル型MOSトランジスタのドレイン同士を接続してな
    り、該第一の出力反転の論理積回路の出力を該第一のP
    チャネル型MOSトランジスタが受け、該第一の出力反
    転の論理和回路の出力を該第一のNチャネル型MOSト
    ランジスタが受ける第二のインバータとを備えるゲート
    回路において、 データ入力を反転、遅延させる遅延インバータと、デー
    タ入力と該遅延インバータの出力と該第一のインバータ
    の出力を受ける第二の出力反転の論理積回路と、データ
    入力と制御信号と該遅延インバータの出力を受ける第二
    の出力反転の論理和回路と、 該第一のPチャネル型MOSトランジスタと第一のNチ
    ャネル型MOSトランジスタのドレイン同士の接続点に
    ドレインを接続され、該第二の出力反転の論理積回路の
    出力をゲートに受ける第二のPチャネル型MOSトラン
    ジスタと、 該第一のPチャネル型MOSトランジスタと第一のNチ
    ャネル型MOSトランジスタのドレイン同士の接続点に
    ドレインを接続され、該第二の出力反転の論理和回路の
    出力をゲートに受ける第二のNチャネル型MOSトラン
    ジスタとを備えることを特徴とするCMOSゲート回
    路。
  4. 【請求項4】 制御信号を受けて反転して出力する第一
    のインバータと、データ入力と該第一のインバータの出
    力を受ける出力反転の論理積回路と、データ入力と制御
    信号を受ける出力反転の論理和回路と、第一のPチャネ
    ル型MOSトランジスタと第一のNチャネル型MOSト
    ランジスタのドレイン同士を接続してなり、該第一の出
    力反転の論理積回路の出力を該第一のPチャネル型MO
    Sトランジスタが受け、該第一の出力反転の論理和回路
    の出力を該第一のNチャネル型MOSトランジスタが受
    ける第二のインバータとを備えるCMOSゲート回路に
    おいて、 データ入力を遅延させる遅延ノン・インバータと、該遅
    延ノン・インバータの出力と該出力反転の論理積回路の
    出力を受ける論理和回路と、該遅延ノン・インバータ出
    力と該出力反転論理和回路の出力を受ける論理積回路
    と、 該第一のPチャネル型MOSトランジスタと第一のNチ
    ャネル型MOSトランジスタのドレイン同士の接続点に
    ドレインを接続され、該論理和回路の出力をゲートに受
    ける第二のPチャネル型MOSトランジスタと、 該第一のPチャネル型MOSトランジスタと第一のNチ
    ャネル型MOSトランジスタのドレイン同士の接続点に
    ドレインを接続され、該論理積回路の出力をゲートに受
    ける第二のNチャネル型MOSトランジスタとを備える
    ことを特徴とするCMOSゲート回路。
  5. 【請求項5】 データ入力を遅延させて出力する遅延ゲ
    ートと、データ入力と該遅延ゲートの出力を受ける出力
    反転の論理積回路と、データ入力と該遅延ゲートの出力
    を受ける出力反転の論理和回路と、Pチャネル型MOS
    トランジスタとNチャネル型MOSトランジスタのドレ
    イン同士を接続してなるインバータとを備えるCMOS
    ゲート回路であって、 該出力反転の論理積回路の出力を該Pチャネル型MOS
    トランジスタのゲートに受け、該出力反転の論理和回路
    の出力を該Nチャネル型MOSトランジスタのゲートに
    受けるよう構成して、該遅延ゲートの遅延時間に対応す
    る期間は該Pチャネル型MOSトランジスタと該Nチャ
    ネル型MOSトランジスタの両該トランジスタを非活性
    とすることを特徴とするCMOSゲート回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060764A (ja) * 2010-09-08 2012-03-22 Seiko Instruments Inc 充放電制御回路及びバッテリ装置
JP2017028370A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 ローム株式会社 ドライバ回路及びそれを備えたデジタルアンプ

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