JPH11246776A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH11246776A
JPH11246776A JP5097598A JP5097598A JPH11246776A JP H11246776 A JPH11246776 A JP H11246776A JP 5097598 A JP5097598 A JP 5097598A JP 5097598 A JP5097598 A JP 5097598A JP H11246776 A JPH11246776 A JP H11246776A
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JP
Japan
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bis
dibromo
phenyl
flame
group
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Application number
JP5097598A
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English (en)
Inventor
Yasuhisa Tahira
泰久 田平
Yutaka Takeya
竹谷  豊
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11246776A publication Critical patent/JPH11246776A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂に混練する際の押出機によるペレット化
において吐出量が多く、加工性が良好な、難燃性に優れ
た熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)熱可塑性樹脂100重量部に対し
て(B)臭素化合物1〜50重量部および(C)無機系
難燃助剤0〜25重量部よりなり、該臭素化合物は、均
一度が1〜2.5の範囲の特定の臭素化合物であること
を特徴とする難燃性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工性に優れた難
燃性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】有機高分子材料は、成形性、機械特性、
電気特性に優れることより、さまざまな用途に使用され
ている。なかでも、ハイインパクトポリスチレン(HI
PS)樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂及びポリオ
レフィン系樹脂は、優れた特性に加え、安価であること
から、家電製品及びOA機器のハウジング、室内及び室
外装飾品、建築材料、自動車部品をはじめ各種用途に多
量に使用されている。
【0003】また、これらの有機高分子材料は、一般的
に易燃性であるため、有機物の燃焼が、人々の安全を脅
かす災害原因ともなり、かかる有機高分子材料の難燃化
対策が必要となっており、有機高分子材料の難燃化に関
しては、UL規格をはじめ各種の規制が強化され、義務
づけられている。
【0004】有機高分子材料の難燃化は、一般的に、有
機高分子材料に難燃剤を添加する、難燃性樹脂をブレン
ドする、反応型難燃性モノマーを用いて有機高分子材料
自体を改質する等の方法により行われている。
【0005】スチレン系樹脂及びポリオレフィン系樹脂
等の熱可塑性樹脂における難燃化方法として、従来よ
り、各種臭素含有化合物の配合が提案されている。例え
ば、スチレン系樹脂の難燃化には、難燃剤としてヘキサ
ブロモシクロドデカン(特公昭43−29658号公
報)、2,2−ビス[(3,5−ジブロモ−4−アリル
オキシ)フェニル]プロパン(特公昭60−8019号
公報)、2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−4−
(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]プロ
パン(特開昭60−240750号公報等)、ビス
[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロピ
ルオキシ)}フェニル]スルフォン(特開昭60−24
0750号公報等)等をかかる樹脂に配合する方法が知
られており、また、ポリオレフィン系樹脂の難燃化に
も、難燃剤として2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−
4−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]
プロパン(特公平5−82856号公報等)、ビス
[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロピ
ルオキシ)}フェニル]スルフォン(特公昭50−35
103号公報)等をかかる樹脂に配合する方法が知られ
ているが、かかる難燃剤は、樹脂に混練する際、特に押
出機によるペレット化において吐出量が少なく加工性に
劣り、生産性が低くなるといった欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、加工性の
優れた難燃性熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的
として鋭意検討を重ねた結果、難燃剤として使用する臭
素化合物の均一度を特定の範囲内に制御することで、樹
脂に混練する際の押出機によるペレット化において吐出
量が多く、加工性に優れ、生産性の高い難燃性樹脂組成
物が得られることを見い出し本発明に到達した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、(A)熱可塑性樹脂100重量部に対して(B)臭
素化合物1〜50重量部および(C)無機系難燃助剤0
〜25重量部よりなり、該臭素化合物は、均一度が1〜
2.5の範囲の下記式(1)で示される臭素化合物であ
ることを特徴とする難燃性樹脂組成物が提供される。
【0008】
【化3】
【0009】(但し、式中、m、n、p、qは1〜6の
整数であり、Ar1、Ar2は同一または異なっていても
よく、2価の炭素数5〜16の芳香族炭化水素基であ
り、Yはメチレン、プロピレン、イソプロピリデン、イ
ソブチリデン、シクロヘキシリデン、スルフォン、ケト
ンおよび単結合から選ばれる一種であり、R1、R2はそ
れぞれ炭素数2〜6の飽和炭化水素基である。)
【0010】本発明で使用される(A)熱可塑性樹脂と
しては、例えばポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系
樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニ
レンエーテル系樹脂等が挙げられ、なかでもポリオレフ
ィン系樹脂およびポリスチレン系樹脂が好ましく使用さ
れる。
【0011】ポリオレフィン系樹脂としては、エチレ
ン、プロピレン、ブテン等のオレフィン類の単独重合体
若しくは共重合体またはこれらオレフィンと共重合可能
な成分との共重合体であり、具体的には、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アク
リル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−プ
ロピレン共重合体およびプロピレン−ブテン共重合体等
が挙げられ、なかでもポリプロピレンが好ましく用いら
れる。
【0012】ポリスチレン系樹脂としては、ビニル芳香
族単量体を構成成分とする樹脂を云い、このビニル芳香
族単量体としては、スチレン、o−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、m−メチルスチレン、2,4−ジメ
チルスチレン、エチルスチレン、p−ターシャリーブチ
ルスチレン等の核アルキル置換スチレン、α−メチルス
チレン、α−メチル−p−メチルスチレン等のα−アル
キル置換スチレン、モノブロモスチレン、ジブロモスチ
レン、トリブロモスチレン等の核ハロゲン置換スチレン
等が挙げられる。具体的には、ポリスチレン、ポリメチ
ルスチレン、ゴム変性スチレン樹脂(HIPS)、アク
リロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹
脂)、アクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン共重
合体(AAS樹脂)、アクリロニトリル−エチレンプロ
ピレンゴム−スチレン共重合体(AES樹脂)、メタク
リル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体(MBS
樹脂)が挙げられ、なかでもHIPSおよびABS樹脂
が好ましく、HIPSが特に好ましく用いられる。
【0013】かかるゴム変性スチレン樹脂(HIPS)
とは、ポリスチレン樹脂よりなるマトリックス中にゴム
状重合体が粒子状に分散してなる重合体をいい、ゴム状
重合体の存在下にスチレンおよび必要に応じこれと共重
合可能なビニル単量体を加えて単量体混合物を公知の塊
状重合、塊状懸濁重合、溶液重合または乳化重合するこ
とにより得られる。また、その重合方法も一段で重合し
ても、多段で重合してもよい。このゴム状重合体を形成
するジエン系ゴム成分としては、例えばポリブタジエ
ン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、
ブタジエン−イソプレン共重合体、エチレン−プロピレ
ン共重合体、天然ゴム等のゴムが好ましく用いられ、そ
の割合はHIPS樹脂成分中5〜80重量%であるのが
好ましい。
【0014】また、該ABS樹脂は、ジエンゴム成分を
幹とし、それにグラフト共重合可能な芳香族ビニル化合
物成分およびシアン化ビニル化合物成分をグラフト重合
させたグラフト共重合体である。ジエンゴム成分として
は、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体等
が挙げられ、これらのジエンゴム成分にグラフトされる
芳香族ビニル化合物成分としては、例えばスチレン、α
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、アルコキシス
チレンおよびハロゲン化スチレン等が挙げられ、なかで
もスチレンが好ましく用いられ、また、シアン化ビニル
化合物成分としては、例えばアクリロニトリル、メタク
リロニトリルおよびクロロアクリロニトリル等が挙げら
れ、なかでもアクリロニトリルが好ましく用いられる。
さらに、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタク
リル酸オクチル、無水マレイン酸、N置換マレイミド等
を使用することができる。かかるグラフト共重合体は、
塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合のいずれの重
合法で製造してもよく、グラフトの方式としては一段グ
ラフトでも多段グラフトでもよい。また、グラフト共重
合体に、該芳香族ビニル化合物成分と該シアン化ビニル
化合物成分とを別途共重合して得られるビニル化合物重
合体をブレンドしたものも好ましく使用できる。
【0015】これらの熱可塑性樹脂のなかで、上述した
ように、ポリプロピレンおよびHIPSが好ましく用い
られ、特に、難燃性に優れるためポリプロピレンが好ま
しく使用される。また、これらの熱可塑性樹脂は、単独
であるいは二種以上を組み合わせて使用することができ
る。
【0016】本発明で使用される(B)臭素化合物は、
均一度が1〜2.5の範囲の上記式(1)で示される臭
素化合物である。かかる式(1)中のm、n、p、qは
1〜6の整数、好ましくは1〜4の整数であり、A
1、Ar2は同一または異なっていてもよく、2価の炭
素数5〜16の芳香族炭化水素基、好ましくはフェニル
基、トリル基、キシリル基またはナフチル基であり、Y
はメチレン、プロピレン、イソプロピリデン、イソブチ
リデン、シクロヘキシリデン、スルフォン、ケトンおよ
び単結合から選ばれる一種であり、好ましくはメチレ
ン、イソプロピリデン、イソブチリデン、シクロヘキシ
リデン、スルフォンおよび単結合から選ばれる一種であ
り、R1、R2はそれぞれ炭素数2〜6の飽和炭化水素
基、好ましくはエチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基およびイソブチル基である。
【0017】かかる式(1)で示される臭素化合物とし
て、具体的には、2,2−ビス[3,5−ジブロモ−4
−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)フェニル]プロ
パン、2,2−ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3
−ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)フェニル]プ
ロパン、2,2−ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,
3−ジブロモブチルオキシ)フェニル]プロパン、2,
2−ビス[3,5−ジブロモ−4−(3,4−ジブロモ
ブチルオキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス
[3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモペンチル
オキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[3,5−
ジブロモ−4−(4,5−ジブロモペンチルオキシ)フ
ェニル]プロパン、2,2−ビス[3,5−ジブロモ−
4−(2,3,4,5−テトラブロモペンチルオキシ)
フェニル]プロパン;
【0018】ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3−
ジブロモプロピルオキシ)フェニル]スルフォン、ビス
[3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモ−2−メ
チルプロピルオキシ)フェニル]スルフォン、ビス
[3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモブチルオ
キシ)フェニル]スルフォン、ビス[3,5−ジブロモ
−4−(3,4−ジブロモブチルオキシ)フェニル]ス
ルフォン、ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジ
ブロモペンチルオキシ)フェニル]スルフォン、ビス
[3,5−ジブロモ−4−(4,5−ジブロモペンチル
オキシ)フェニル]スルフォン、ビス[3,5−ジブロ
モ−4−(2,3,4,5−テトラブロモペンチルオキ
シ)フェニル]スルフォン;
【0019】1,1−ビス[3,5−ジブロモ−4−
(2,3−ジブロモプロピルオキシ)フェニル]エタ
ン、1,1−ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3−
ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)フェニル]エタ
ン、1,1−ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3−
ジブロモブチルオキシ)フェニル]エタン、1,1−ビ
ス[3,5−ジブロモ−4−(3,4−ジブロモブチル
オキシ)フェニル]エタン、1,1−ビス[3,5−ジ
ブロモ−4−(2,3−ジブロモペンチルオキシ)フェ
ニル]エタン、1,1−ビス[3,5−ジブロモ−4−
(4,5−ジブロモペンチルオキシ)フェニル]エタ
ン、1,1−ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3,
4,5−テトラブロモペンチルオキシ)フェニル]エタ
ン;
【0020】ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3−
ジブロモプロピルオキシ)フェニル]メタン、ビス
[3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモ−2−メ
チルプロピルオキシ)フェニル]メタン、ビス[3,5
−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモブチルオキシ)フ
ェニル]メタン、ビス[3,5−ジブロモ−4−(3,
4−ジブロモブチルオキシ)フェニル]メタン、ビス
[3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモペンチル
オキシ)フェニル]メタン、ビス[3,5−ジブロモ−
4−(4,5−ジブロモペンチルオキシ)フェニル]メ
タン、ビス[3,5−ジブロモ−4−(2,3,4,5
−テトラブロモペンチルオキシ)フェニル]メタン;
【0021】[3,3′,5,5′−テトラブロモ−
4,4′−(1,2−ジブロモエチルオキシ)]ビフェ
ニル、[3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′
−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)]ビフェニル、
[3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′−
(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)]ビ
フェニル、[3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,
4′−(2,3−ジブロモブチルオキシ)]ビフェニ
ル、[3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′−
(3,4−ジブロモブチルオキシ)]ビフェニル、
[3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′−
(2,3−ジブロモペンチルオキシ)]ビフェニル、
[3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′−
(4,5−ジブロモペンチルオキシ)]ビフェニル、
[3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′−
(2,3,4,5−テトラブロモペンチルオキシ)]ビ
フェニル;
【0022】2,2−ビス[4,6,8−トリブロモ−
5−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)α−ナフチ
ル]プロパン、2,2−ビス[4,6,7−トリブロモ
−5−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)β−ナフチ
ル]プロパン、2,2−ビス[4,6,8−トリブロモ
−5−(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルオキ
シ)α−ナフチル]プロパン、2,2−ビス[4,6,
7−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモ−2−メチル
プロピルオキシ)β−ナフチル]プロパン、2,2−ビ
ス[4,6,8−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモ
ブチルオキシ)α−ナフチル]プロパン、2,2−ビス
[4,6,7−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモブ
チルオキシ)β−ナフチル]プロパン、2,2−ビス
[4,6,8−トリブロモ−5−(3,4−ジブロモブ
チルオキシ)α−ナフチル]プロパン、2,2−ビス
[4,6,7−トリブロモ−5−(3,4−ジブロモブ
チルオキシ)β−ナフチル]プロパン、2,2−ビス
[4,6,8−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモペ
ンチルオキシ)α−ナフチル]プロパン、2,2−ビス
[4,6,7−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモペ
ンチルオキシ)β−ナフチル]プロパン、2,2−ビス
[4,6,8−トリブロモ−5−(4,5−ジブロモペ
ンチルオキシ)α−ナフチル]プロパン、2,2−ビス
[4,6,7−トリブロモ−5−(4,5−ジブロモペ
ンチルオキシ)β−ナフチル]プロパン、2,2−ビス
[4,6,8−トリブロモ−5−(2,3,4,5−テ
トラブロモペンチルオキシ)α−ナフチル]プロパン、
2,2−ビス[4,6,7−トリブロモ−5−(2,
3,4,5−テトラブロモペンチルオキシ)β−ナフチ
ル]プロパン;
【0023】ビス[4,6,8−トリブロモ−5−
(2,3−ジブロモプロピルオキシ)α−ナフチル]ス
ルフォン、ビス[4,6,7−トリブロモ−5−(2,
3−ジブロモプロピルオキシ)β−ナフチル]スルフォ
ン、ビス[4,6,8−トリブロモ−5−(2,3−ジ
ブロモ−2−メチルプロピルオキシ)α−ナフチル]ス
ルフォン、ビス[4,6,7−トリブロモ−5−(2,
3−ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)β−ナフチ
ル]スルフォン、ビス[4,6,8−トリブロモ−5−
(2,3−ジブロモブチルオキシ)α−ナフチル]スル
フォン、ビス[4,6,7−トリブロモ−5−(2,3
−ジブロモブチルオキシ)β−ナフチル]スルフォン、
ビス[4,6,8−トリブロモ−5−(3,4−ジブロ
モブチルオキシ)α−ナフチル]スルフォン、ビス
[4,6,7−トリブロモ−5−(3,4−ジブロモブ
チルオキシ)β−ナフチル]スルフォン、ビス[4,
6,8−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモペンチル
オキシ)α−ナフチル]スルフォン、ビス[4,6,7
−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモペンチルオキ
シ)β−ナフチル]スルフォン、ビス[4,6,8−ト
リブロモ−5−(4,5−ジブロモペンチルオキシ)α
−ナフチル]スルフォン、ビス[4,6,7−トリブロ
モ−5−(4,5−ジブロモペンチルオキシ)β−ナフ
チル]スルフォン、ビス[4,6,8−トリブロモ−5
−(2,3,4,5−テトラブロモペンチルオキシ)α
−ナフチル]スルフォン、ビス[4,6,7−トリブロ
モ−5−(2,3,4,5−テトラブロモペンチルオキ
シ)β−ナフチル]スルフォン;
【0024】1,1−ビス[4,6,8−トリブロモ−
5−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)α−ナフチ
ル]エタン、1,1−ビス[4,6,7−トリブロモ−
5−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)β−ナフチ
ル]エタン、1,1−ビス[4,6,8−トリブロモ−
5−(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)
α−ナフチル]エタン、1,1−ビス[4,6,7−ト
リブロモ−5−(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピ
ルオキシ)β−ナフチル]エタン、1,1−ビス[4,
6,8−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモブチルオ
キシ)α−ナフチル]エタン、1,1−ビス[4,6,
7−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモブチルオキ
シ)β−ナフチル]エタン、1,1−ビス[4,6,8
−トリブロモ−5−(3,4−ジブロモブチルオキシ)
α−ナフチル]エタン、1,1−ビス[4,6,7−ト
リブロモ−5−(3,4−ジブロモブチルオキシ)β−
ナフチル]エタン、1,1−ビス[4,6,8−トリブ
ロモ−5−(2,3−ジブロモペンチルオキシ)α−ナ
フチル]エタン、1,1−ビス[4,6,7−トリブロ
モ−5−(2,3−ジブロモペンチルオキシ)β−ナフ
チル]エタン、1,1−ビス[4,6,8−トリブロモ
−5−(4,5−ジブロモペンチルオキシ)α−ナフチ
ル]エタン、1,1−ビス[4,6,7−トリブロモ−
5−(4,5−ジブロモペンチルオキシ)β−ナフチ
ル]エタン、1,1−ビス[4,6,8−トリブロモ−
5−(2,3,4,5−テトラブロモペンチルオキシ)
α−ナフチル]エタン、1,1−ビス[4,6,7−ト
リブロモ−5−(2,3,4,5−テトラブロモペンチ
ルオキシ)β−ナフチル]エタン;
【0025】ビス[4,6,8−トリブロモ−5−
(2,3−ジブロモプロピルオキシ)α−ナフチル]メ
タン、ビス[4,6,7−トリブロモ−5−(2,3−
ジブロモプロピルオキシ)β−ナフチル]メタン、ビス
[4,6,8−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモ−
2−メチルプロピルオキシ)α−ナフチル]メタン、ビ
ス[4,6,7−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモ
−2−メチルプロピルオキシ)β−ナフチル]メタン、
ビス[4,6,8−トリブロモ−5−(2,3−ジブロ
モブチルオキシ)α−ナフチル]メタン、ビス[4,
6,7−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモブチルオ
キシ)β−ナフチル]メタン、ビス[4,6,8−トリ
ブロモ−5−(3,4−ジブロモブチルオキシ)α−ナ
フチル]メタン、ビス[4,6,7−トリブロモ−5−
(3,4−ジブロモブチルオキシ)β−ナフチル]メタ
ン、ビス[4,6,8−トリブロモ−5−(2,3−ジ
ブロモペンチルオキシ)α−ナフチル]メタン、ビス
[4,6,7−トリブロモ−5−(2,3−ジブロモペ
ンチルオキシ)β−ナフチル]メタン、ビス[4,6,
8−トリブロモ−5−(4,5−ジブロモペンチルオキ
シ)α−ナフチル]メタン、ビス[4,6,7−トリブ
ロモ−5−(4,5−ジブロモペンチルオキシ)β−ナ
フチル]メタン、ビス[4,6,8−トリブロモ−5−
(2,3,4,5−テトラブロモペンチルオキシ)α−
ナフチル]メタン、ビス[4,6,7−トリブロモ−5
−(2,3,4,5−テトラブロモペンチルオキシ)β
−ナフチル]メタン等が挙げられる。
【0026】なかでも、2,2−ビス[{3,5−ジブ
ロモ−4−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フェ
ニル]プロパン、2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−
4−(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルオキ
シ)}フェニル]プロパン、ビス[{3,5−ジブロモ
−4−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フェニ
ル]メタン、ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3
−ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)}フェニル]
メタン、ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジ
ブロモプロピルオキシ)}フェニル]スルフォン、ビス
[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモ−2−
メチルプロピルオキシ)}フェニル]スルフォン、
{3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′−
(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}ビフェニル、
{3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′−
(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)}ビ
フェニルおよび{3,3′,5,5′−テトラブロモ−
4,4′−(1,2−ジブロモエチルオキシ)}ビフェ
ニルが好ましく、2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−
4−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]
プロパン、ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−
ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]メタンおよびビ
ス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロ
ピルオキシ)}フェニル]スルフォンがより好ましく、
特に2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3
−ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]プロパンが好
ましく使用される。
【0027】本発明でいう均一度は、重量基準の累積粒
度分布グラフを作成し、粒径の小さいものから累積し
て、累積重量が60%になるところの粒径d60と累積重
量が10%になるところの粒径d10を求め、d60/d10
の式により算出される。この値が1に近くなるほど粒度
の揃った粒体と云える。
【0028】本発明における(B)臭素化合物におい
て、かかる均一度の値は1〜2.5であり、1〜2.3
が好ましく、1〜1.7がより好ましい。かかる臭素化
合物の均一度が2.5を越えると、樹脂に配合し、溶融
混練する際の加工性に劣ることとなる。
【0029】また、かかる臭素化合物の平均粒径は0.
2mm〜1mmの範囲が好ましく、0.25mm〜0.
9mmの範囲がより好ましく、この範囲内の臭素化合物
粒体は、難燃剤として樹脂に配合する際の分散性に優れ
ることとなる。
【0030】本発明において、均一度が1〜2.5であ
る臭素化合物を得る方法としては、例えば、(1)臭素
化合物の粉体を、熱風加熱式乾燥装置により、50℃以
上の温度で処理する方法、(2)臭素化合物の粉粒体
を、篩い分け等により粒径を揃える方法等が挙げられ、
なかでも(1)の方法が、臭素化合物の損失がなく、操
作も簡単であり好ましく採用される。
【0031】かかる熱風加熱式乾燥装置により、50℃
以上の温度で処理される臭素化合物の粉体は、どのよう
な方法を用いて得られたものでも良い。例えば、臭素化
合物の良溶媒溶液を、貧溶媒中に添加し、析出させた臭
素化合物の粉体や、臭素化合物の良溶媒溶液からロータ
リーエバポレーター等で良溶媒を蒸発、除去し、残った
臭素化合物の固まりを粉砕した臭素化合物の粉体等が使
用される。
【0032】該臭素化合物の粉体は、平均粒径が0.0
01〜0.2mmのものが好ましく、0.01〜0.1
mmのものがより好ましい。臭素化合物の粉体は、50
℃以上の温度で、熱風に接触した場合に、その粉体の表
面が部分的に溶融した状態となり、そこがバインダーと
なって、粉体同士が効果的に互いに付着し合い、粒径の
揃った臭素化合物の粒体を容易に形成するものと考えら
れる。
【0033】かかる方法において使用する乾燥装置は、
熱風加熱式乾燥装置であり、減圧乾燥器等の伝導加熱式
乾燥装置では、本発明で使用される特定の均一度を有す
る臭素化合物粒体を得ることはできない。かかる熱風加
熱式乾燥装置としては、例えば、材料静置型熱風加熱方
式の箱型乾燥器、材料搬送型熱風加熱方式のトンネル乾
燥器やバンド乾燥器等が挙げられる。また、加熱された
気体を乾燥器内で循環する方式も好ましく使用される。
かかる熱風加熱式乾燥装置に用いられる加熱された気体
としては、空気または不活性気体が好ましく用いられ、
不活性気体としては、ヘリウム、アルゴン、窒素等が挙
げられ、窒素が特に好ましく使用される。
【0034】また、熱風加熱式乾燥装置のなかでも振動
式の熱風加熱式乾燥装置を使用することが好ましく、か
かる振動式の熱風加熱式乾燥装置を使用すると、乾燥、
顆粒化が長時間に及ぶ場合においても、臭素化合物の滞
留による内壁への融着の問題がなく、また、粒度分布の
幅が狭い、より均一な粒径をもつ臭素化合物の粒体を得
ることができる。
【0035】上記(1)の方法においては、熱風加熱式
乾燥装置内の温度を50℃以上に保つことが必要であ
る。かかる温度が50℃未満では、臭素化合物の粉体が
互いに付着せず粒体を形成しない。また、熱風加熱式乾
燥装置内の温度は、使用する臭素化合物粉体の融点以下
の温度であることが、大きな固まりを形成する問題がな
く好ましく採用される。また、乾燥装置内の圧力は特に
限定されないが、常圧で臭素化合物の顆粒化を行うこと
が好ましい。
【0036】臭素化合物の粉体が2,2−ビス[{3,
5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロピルオキ
シ)}フェニル]プロパンの粉体の場合は、熱風加熱式
乾燥装置内は、50℃〜120℃の温度が好ましく、5
0℃〜115℃の温度がより好ましく、55℃〜110
℃の温度が特に好ましい。臭素化合物の粉体がビス
[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロピ
ルオキシ)}フェニル]メタンの粉体の場合は、熱風加
熱式乾燥装置内は、50℃〜100℃の温度が好まし
く、50℃〜95℃の温度がより好ましく、55℃〜9
0℃の温度が特に好ましい。ビス[{3,5−ジブロモ
−4−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フェニ
ル]スルフォンの粉体の場合は、熱風加熱式乾燥装置内
は、50℃〜170℃の温度が好ましく、55℃〜16
5℃の温度がより好ましく、60℃〜160℃の温度が
特に好ましい。
【0037】また、臭素化合物の粉体を熱風加熱式乾燥
装置内で顆粒化させる時間は、10分以上行うことが好
ましく、10分〜30時間がより好ましく、15分〜2
0時間がさらに好ましい。
【0038】また、熱風加熱式乾燥装置の加熱された気
体の風速は、0.1〜5m/secが好ましく、0.2
〜3m/secがより好ましい。この範囲内の風速であ
ると、特定の均一度を有する臭素化合物粒体を容易に得
ることができる。
【0039】かかる方法において、熱風加熱式乾燥装置
内の臭素化合物の容量は、熱風加熱式乾燥装置の内容量
に対して、容量比で0.1〜90%の範囲が好ましく、
0.2〜80%の範囲がより好ましく、0.3〜60%
の範囲がさらに好ましく、0.5〜30%の範囲が特に
好ましい。この範囲内であると、特定の均一度を有する
臭素化合物粒体を容易に得ることができ、生産性にも優
れる。
【0040】また、本発明の難燃性樹脂組成物におい
て、必要に応じて使用される(C)無機系難燃助剤とし
ては、臭素化合物との相互作用により難燃性を増加させ
るものであり、具体的には、三酸化アンチモン、五酸化
アンチモン、三酸化硼素、硼酸亜鉛、赤リン等が挙げら
れ、なかでも三酸化アンチモンおよび五酸化アンチモン
が特に好ましい。
【0041】かかる難燃性樹脂組成物における各成分の
割合は、熱可塑性樹脂100重量部に対して、上記臭素
化合物は1〜50重量部であり、1.5〜30重量部が
好ましく、2〜15重量部がより好ましく、2.5〜1
0重量部がさらに好ましく、3〜8重量部が特に好まし
い。1重量部より少なくなると難燃効果が少なく、50
重量部より多くなると難燃性樹脂組成物の熱安定性が低
下し、また、機械的物性が低下するため好ましくない。
また、熱可塑性樹脂100重量部に対して、上記無機系
難燃助剤は0〜25重量部であり、0.1〜20重量部
が好ましく、0.2〜15重量部がより好ましく、0.
3〜10重量部が特に好ましい。25重量部より多くな
ると機械的物性が低下するため好ましくない。
【0042】本発明の難燃性樹脂組成物は、これらの各
成分を上記配合割合で配合し、ヘンシェルミキサー、タ
ンブラーミキサー、スーパーミキサー、バンバリーミキ
サー、ニーダー、ロール、単軸押出機、二軸押出機等に
より混合混練する方法を適宜用いることにより製造され
る。
【0043】また、本発明の難燃性樹脂組成物には、着
色剤、顔料、安定剤、可塑剤、滑剤、紫外線吸収剤、充
填剤、補強剤、発泡剤、その他の添加剤を所望により配
合することができる。
【0044】本発明によって得られた難燃性樹脂組成物
は家電製品およびOA機器のハウジング、室内および室
外装飾品、建築材料、自動車部品をはじめ、各種用途の
材料として極めて有用である。
【0045】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳述するが、
もとよりこれに限定されるものではない。なお、評価は
下記(1)〜(3)の方法に従った。
【0046】(1)平均粒径、均一度 試料を、200、100、60、20、16、10、
5、3.5メッシュの篩を使用し、篩い分けた後、重量
を基準とした累積粒度分布グラフを作成し、累積重量が
50%になるところの粒径を求め、これを平均粒径とし
た。また、篩い分けで測定できない平均粒径0.1mm
以下のものは、コールターカウンターLS230型粒度
分布測定装置を用いて、得られた重量を基準とした累積
粒度分布グラフより、同様に平均粒径を求めた。また、
均一度は、作成した累積粒度分布グラフを、粒径の小さ
いものから累積して、累積重量が60%になるところの
粒径d60と累積重量が10%になるところの粒径d10
求め、d60/d10の式により算出した。
【0047】(2)吐出量 樹脂組成物を二軸押出機により溶融混練しペレット化す
る際、2分間で吐出されたペレットの重量を秤り、この
重量を1時間当たりに換算した量を吐出量(kg/時)
とした。
【0048】(3)難燃性 難燃性の評価は、UL規格のUL−94に定める垂直燃
焼試験方法に従って、厚さ1/8インチの試験片を用い
て測定した。なお、評価結果のnotVとは、Vランク
に満たない不合格品を意味する。また、JISK−72
01による酸素指数(OI値)を測定した。
【0049】[合成例1]攪拌装置、コンデンサー、温
度計、滴下ロートおよびアイスバスを備えたガラス製容
器に、2,2−ビス{(3,5−ジブロモ−4−アリル
オキシ)フェニル}プロパン300g(0.48モル)
および塩化メチレン511gを入れ溶解させた。次に、
この溶液を2℃に冷却し、攪拌しながら、臭素161.
3g(1.01モル)を30分かけて滴下ロートより滴
下した。滴下終了時には、反応溶液の温度は15℃であ
った。滴下終了後、さらに反応溶液を30分間攪拌を続
け、臭素の付加反応を終了した。
【0050】次に、反応溶液中の過剰の臭素を15重量
%亜硫酸水素ナトリウム水溶液120gで還元した後、
生成した臭化水素を25重量%の水酸化ナトリウム水溶
液を用いて中和した。その後、この溶液から塩化メチレ
ン層を分液し、かかる塩化メチレン層から塩化メチレン
を90%程度蒸発、除去し、これにメタノール1200
mLを加え反応生成物を沈殿させ、この沈殿物をろ過し
て塊状固体を取り出した。この塊状固体を乳鉢で粉砕
し、80℃、10時間、5mmHgで減圧乾燥し、平均
粒径0.05mmの2,2−ビス[{3,5−ジブロモ
−4−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フェニ
ル]プロパンを得た。
【0051】[合成例2]合成例1において、2,2−
ビス{(3,5−ジブロモ−4−アリルオキシ)フェニ
ル}プロパン300gの代わりにビス{(3,5−ジブ
ロモ−4−アリルオキシ)フェニル}スルフォン311
g(0.48モル)を使用した以外は、合成例1と同様
の方法を行い、平均粒径0.08mmのビス[{3,5
−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロピルオキ
シ)}フェニル]スルフォンを得た。
【0052】[合成例3]合成例1において、2,2−
ビス{(3,5−ジブロモ−4−アリルオキシ)フェニ
ル}プロパン300gの代わりにビス{(3,5−ジブ
ロモ−4−アリルオキシ)フェニル}メタン287g
(0.48モル)を使用した以外は、合成例1と同様の
方法を行い、平均粒径0.02mmのビス[{3,5−
ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}
フェニル]メタンを得た。
【0053】[調整例1]内温を80℃に保ち、窒素を
風速0.9m/secで流している内容積90Lの振動
式の熱風循環加熱式乾燥機(玉川マシナリー(株)製Q
AD)に、合成例1で得られた平均粒径0.05mmの
2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジ
ブロモプロピルオキシ)}フェニル]プロパン(以下、
TBA−BPと略称することがある)粉体1kg(容量
1.7L)を入れた。40分間乾燥した後に、TBA−
BPを取り出した。得られたTBA−BP粒体の平均粒
径は0.7mm、均一度は1.3であった。
【0054】[調整例2]内温を80℃に保ち、窒素を
風速0.9m/secで流している内容積90Lの熱風
循環加熱式箱型乾燥機(タバイエスペック(株)製LC
−112)に、合成例1で得られた平均粒径0.05m
mの2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3
−ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]プロパン粉体
1kg(容量1.7L)を入れた。40分間乾燥した後
に、TBA−BPを取り出した。得られたTBA−BP
粒体の平均粒径は0.8mm、均一度は1.9であっ
た。
【0055】[調整例3]内温を57℃に保ち、窒素を
風速0.9m/secで流している内容積90Lの熱風
循環加熱式箱型乾燥機(タバイエスペック(株)製LC
−112)に、合成例1で得られた平均粒径0.05m
mの2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3
−ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]プロパン粉体
1kg(容量1.7L)を入れた。40分間乾燥した後
に、TBA−BPを取り出した。得られたTBA−BP
粒体の平均粒径は0.3mm、均一度は2.2であっ
た。
【0056】[調整例4]内温を80℃に保ち、窒素を
風速0.9m/secで流している内容積90Lの振動
式の熱風循環加熱式乾燥機(玉川マシナリー(株)製Q
AD)に、合成例2で得られた平均粒径0.08mmの
ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプ
ロピルオキシ)}フェニル]スルフォン(以下、TBS
−BPと略称することがある)粉体1kg(容量1.4
L)を入れた。40分間乾燥した後に、TBS−BPを
取り出した。得られたTBS−BP粒体の平均粒径は
0.3mm、均一度は1.7であった。
【0057】[調整例5]内温を80℃に保ち、窒素を
風速0.9m/secで流している内容積90Lの振動
式の熱風循環加熱式乾燥機(玉川マシナリー(株)製Q
AD)に、合成例3で得られた平均粒径0.02mmの
ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプ
ロピルオキシ)}フェニル]メタン(以下、TBF−B
Pと略称することがある)粉体1kg(容量1.8L)
を入れた。40分間乾燥した後に、TBF−BPを取り
出した。得られたTBF−BP粒体の平均粒径は0.4
mm、均一度は1.5であった。
【0058】[調整例6]内温を42℃に保ち、窒素を
風速0.9m/secで流している内容積90Lの熱風
循環加熱式箱型乾燥機(タバイエスペック(株)製LC
−112)に、合成例1で得られた平均粒径0.05m
mの2,2−ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3
−ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]プロパン粉体
1kg(容量1.7L)を入れた。40分間乾燥した後
に、TBA−BPを取り出した。得られたTBA−BP
の平均粒径は0.06mm、均一度は3.6であった。
【0059】[調整例7]内温を42℃に保ち、窒素を
風速0.9m/secで流している内容積90Lの熱風
循環加熱式箱型乾燥機(タバイエスペック(株)製LC
−112)に、合成例2で得られた平均粒径0.08m
mのビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジブロ
モプロピルオキシ)}フェニル]スルフォン粉体1kg
(容量1.4L)を入れた。40分間乾燥した後に、T
BS−BPを取り出した。得られたTBS−BPの平均
粒径は0.09mm、均一度は4.5であった。
【0060】[調整例8]調整例1において、内容積9
0Lの振動式の熱風循環加熱式乾燥機に代えて、内容積
90Lの伝熱加熱式減圧箱型乾燥機(タバイエスペック
(株)製LCV−232)を使用した以外は、調整例1
と同様の操作を行った。得られたTBA−BPの平均粒
径は0.10mm、均一度は2.7であった。
【0061】[実施例1]ハイインパクトポリスチレン
樹脂[HIPS;旭化成工業(株)製スタイロン492
R−H27−71]100部に、調整例1で得られた臭
素化合物6部および三酸化アンチモン0.6部を添加
し、タンブラー型ブレンダーで混合した後、二軸押出機
[池貝鉄工(株)製PCM−30]によりシリンダー温
度160℃でペレット化し、次いで射出成型機[(株)
名機製作所製SJ−25B]により成形温度230℃で
試験片を成形した。ペレット化における吐出量を算出
し、また、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、そ
の結果を表1に示した。
【0062】[実施例2]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例2で得られた臭
素化合物を使用する以外は、実施例1と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0063】[実施例3]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例3で得られた臭
素化合物を使用する以外は、実施例1と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0064】[実施例4]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物6部を10部として、三酸化アン
チモンを使用しない以外は、実施例1と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0065】[実施例5]実施例1において、三酸化ア
ンチモン0.6部の代わりに五酸化アンチモン1.0部
を使用する以外は、実施例1と同様の方法で試験片を成
形し、ペレット化における吐出量を算出し、また、得ら
れた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果を表1に
示した。
【0066】[実施例6]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例4で得られた臭
素化合物を使用する以外は、実施例1と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0067】[実施例7]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例5で得られた臭
素化合物を使用する以外は、実施例1と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0068】[実施例8]ポリプロピレン樹脂[PP;
チッソ石油化学工業(株)製K−1016]100部
に、調整例1で得られた臭素化合物8部および三酸化ア
ンチモン4部を添加し、タンブラー型ブレンダーで混合
した後、二軸押出機[池貝鉄工(株)製PCM−30]
によりシリンダー温度160℃でペレット化し、次いで
射出成型機[(株)名機製作所製SJ−25B]により
成形温度190℃で試験片を成形した。ペレット化にお
ける吐出量を算出し、また、得られた試験片を用いて難
燃性を評価し、その結果を表1に示した。
【0069】[比較例1]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例6で得られた臭
素化合物を使用する以外は、実施例1と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0070】[比較例2]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例8で得られた臭
素化合物を使用する以外は、実施例1と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0071】[比較例3]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物6部の代わりに調整例6で得られ
た臭素化合物を10部使用し、三酸化アンチモンを使用
しない以外は、実施例1と同様の方法で試験片を成形
し、ペレット化における吐出量を算出し、また、得られ
た試験片を用いて難燃性を評価し、その結果を表1に示
した。
【0072】[比較例4]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例6で得られた臭
素化合物を使用し、また、三酸化アンチモン0.6部の
代わりに五酸化アンチモン1.0部を使用する以外は、
実施例1と同様の方法で試験片を成形し、ペレット化に
おける吐出量を算出し、また、得られた試験片を用いて
難燃性を評価し、その結果を表1に示した。
【0073】[比較例5]実施例1において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例7で得られた臭
素化合物を使用する以外は、実施例1と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0074】[比較例6]実施例8において、調整例1
で得られた臭素化合物の代わりに調整例6で得られた臭
素化合物を使用する以外は、実施例8と同様の方法で試
験片を成形し、ペレット化における吐出量を算出し、ま
た、得られた試験片を用いて難燃性を評価し、その結果
を表1に示した。
【0075】
【表1】
【0076】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物は、樹脂に混
練する際の押出機によるペレット化において吐出量が多
く、加工性に優れ、生産性の高い、難燃性能の良好な樹
脂組成物であるため、その工業的効果は格別のものがあ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)熱可塑性樹脂100重量部に対し
    て(B)臭素化合物1〜50重量部および(C)無機系
    難燃助剤0〜25重量部よりなり、該臭素化合物は、均
    一度が1〜2.5の範囲の下記式(1)で示される臭素
    化合物であることを特徴とする難燃性樹脂組成物。 【化1】 (但し、式中、m、n、p、qは1〜6の整数であり、
    Ar1、Ar2は同一または異なっていてもよく、2価の
    炭素数5〜16の芳香族炭化水素基であり、Yはメチレ
    ン、プロピレン、イソプロピリデン、イソブチリデン、
    シクロヘキシリデン、スルフォン、ケトンおよび単結合
    から選ばれる一種であり、R1、R2はそれぞれ炭素数2
    〜6の飽和炭化水素基である。)
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂が、ポリスチレン系樹脂ま
    たはポリオレフィン系樹脂である請求項1記載の難燃性
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 臭素化合物が、下記式(2)で示される
    化合物である請求項1記載の難燃性樹脂組成物。 【化2】 (但し、式中、m、n、p、qは1〜4の整数であり、
    Ar1、Ar2は同一または異なっていてもよく、フェニ
    ル基、トリル基、キシリル基またはナフチル基であり、
    Yはメチレン、イソプロピリデン、イソブチリデン、シ
    クロヘキシリデン、スルフォンおよび単結合から選ばれ
    る一種であり、R1、R2はそれぞれエチル基、プロピル
    基、イソプロピル基、ブチル基およびイソブチル基から
    選ばれる一種である。)
  4. 【請求項4】 臭素化合物が、2,2−ビス[{3,5
    −ジブロモ−4−(2,3−ジブロモプロピルオキ
    シ)}フェニル]プロパン、2,2−ビス[{3,5−
    ジブロモ−4−(2,3−ジブロモ−2−メチルプロピ
    ルオキシ)}フェニル]プロパン、ビス[{3,5−ジ
    ブロモ−4−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フ
    ェニル]メタン、ビス[{3,5−ジブロモ−4−
    (2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)}フ
    ェニル]メタン、ビス[{3,5−ジブロモ−4−
    (2,3−ジブロモプロピルオキシ)}フェニル]スル
    フォン、ビス[{3,5−ジブロモ−4−(2,3−ジ
    ブロモ−2−メチルプロピルオキシ)}フェニル]スル
    フォン、{3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,
    4′−(2,3−ジブロモプロピルオキシ)}ビフェニ
    ル、{3,3′,5,5′−テトラブロモ−4,4′−
    (2,3−ジブロモ−2−メチルプロピルオキシ)}ビ
    フェニルおよび{3,3′,5,5′−テトラブロモ−
    4,4′−(1,2−ジブロモエチルオキシ)}ビフェ
    ニルから選ばれる一種の化合物である請求項1記載の難
    燃性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 無機系難燃助剤が、熱可塑性樹脂100
    重量部に対して0.1〜20重量部である請求項1記載
    の難燃性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 無機系難燃助剤が、三酸化アンチモン、
    五酸化アンチモン、三酸化硼素、硼酸亜鉛および赤リン
    からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物である
    請求項1記載の難燃性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100744732B1 (ko) 2004-02-09 2007-08-01 테크노 폴리머 가부시키가이샤 난연성 수지 조성물 및 성형품
KR100744731B1 (ko) 2003-10-16 2007-08-01 테크노 폴리머 가부시키가이샤 난연성 수지 조성물 및 성형품
JP2009007505A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Sumitomo Dow Ltd 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物

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