JPH11254145A - スポット溶接ガン - Google Patents
スポット溶接ガンInfo
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- JPH11254145A JPH11254145A JP10066628A JP6662898A JPH11254145A JP H11254145 A JPH11254145 A JP H11254145A JP 10066628 A JP10066628 A JP 10066628A JP 6662898 A JP6662898 A JP 6662898A JP H11254145 A JPH11254145 A JP H11254145A
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Landscapes
- Resistance Welding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】電極チップのワークに対する接触開始圧を低く
しながら、溶接時(通電時)にはワークに対する加圧力
を大きくし、また、電極チップがワークから離れるとき
の力を大きくしながら、ガンアーム3がストッパ12に
当たるときの力を小さくする。 【解決手段】ガンアームを駆動する加圧シリンダ7に受
圧面積の異なる大小のピストン23,24を直列に連結
して設け、溶接時のシリンダ出力を、電極チップがワー
クに接触する直前までは小ピストン24が担い、その後
は大ピストン23が担うようにし、溶接後のシリンダ出
力は、電極チップがワークが離れるまでは大ピストン2
3が担い、その後はガンアーム3がストッパ12に当た
るまでを小ピストン24が担うようにする。
しながら、溶接時(通電時)にはワークに対する加圧力
を大きくし、また、電極チップがワークから離れるとき
の力を大きくしながら、ガンアーム3がストッパ12に
当たるときの力を小さくする。 【解決手段】ガンアームを駆動する加圧シリンダ7に受
圧面積の異なる大小のピストン23,24を直列に連結
して設け、溶接時のシリンダ出力を、電極チップがワー
クに接触する直前までは小ピストン24が担い、その後
は大ピストン23が担うようにし、溶接後のシリンダ出
力は、電極チップがワークが離れるまでは大ピストン2
3が担い、その後はガンアーム3がストッパ12に当た
るまでを小ピストン24が担うようにする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接ガン
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接は、重ね合わせたワークを
一対の電極チップで挟み、比較的小さな部分に電流及び
加圧力を集中させて抵抗熱よって局部的に加熱し加圧し
てナゲットを形成するものであり、抵抗溶接の一種とし
て知られている。そのためのスポット溶接ガンは、X型
にあっては1本のピンに回転自在に支持された一対のガ
ンアームと、一方のガンアームに対して他方のガンアー
ムを相対的に回動させに複動の加圧シリンダ(空気圧シ
リンダ)と、ガンストッパとを備えている。
一対の電極チップで挟み、比較的小さな部分に電流及び
加圧力を集中させて抵抗熱よって局部的に加熱し加圧し
てナゲットを形成するものであり、抵抗溶接の一種とし
て知られている。そのためのスポット溶接ガンは、X型
にあっては1本のピンに回転自在に支持された一対のガ
ンアームと、一方のガンアームに対して他方のガンアー
ムを相対的に回動させに複動の加圧シリンダ(空気圧シ
リンダ)と、ガンストッパとを備えている。
【0003】すなわち、加圧シリンダのシリンダチュー
ブが一方のガンアームに連結され、ピストンロッドが他
方のガンアームにチューブが連結されていて、該ピスト
ンロッドの往復動によって上記両電極チップによるワー
クの挟持及び加圧と該挟持の解除とを行なうようになっ
ている。ストッパはガンアームの一部を当接させて両電
極チップの離隔距離を規制するためのものである。
ブが一方のガンアームに連結され、ピストンロッドが他
方のガンアームにチューブが連結されていて、該ピスト
ンロッドの往復動によって上記両電極チップによるワー
クの挟持及び加圧と該挟持の解除とを行なうようになっ
ている。ストッパはガンアームの一部を当接させて両電
極チップの離隔距離を規制するためのものである。
【0004】このようなスポット溶接ガンでは、ワーク
を電極チップによって比較的高い圧力で加圧する必要か
ら、その加圧シリンダに受圧面積の大きなピストンが採
用されている。
を電極チップによって比較的高い圧力で加圧する必要か
ら、その加圧シリンダに受圧面積の大きなピストンが採
用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の如くピ
ストンの受圧面積が大きいために、これに圧縮空気が作
用したときのシリンダ出力が高く、溶接の際には電極チ
ップがワークに対して高い圧力で衝突する。このため、
ワークに打痕を生じ製品の外観ないしは品質が低下す
る。また、溶接後にガンアームが戻るときにはこのガン
アームがストッパに大きな力で衝突し、該アーム又はス
トッパの損傷を招き易くなる。このガンアームとストッ
パとの衝突を緩和するために、溶接後に圧縮空気の供給
圧を減圧することによってシリンダ出力を低くすること
もなされているが、その場合には電極チップをワークか
ら高い圧力で引き離すことができなくなり、該電極チッ
プがワークに付着したままになり易い。特に、近年はワ
ークにメッキその他のコーティングが施されていること
が多く、そのような被膜のために電極チップの付着現象
が生じ易くなっている。
ストンの受圧面積が大きいために、これに圧縮空気が作
用したときのシリンダ出力が高く、溶接の際には電極チ
ップがワークに対して高い圧力で衝突する。このため、
ワークに打痕を生じ製品の外観ないしは品質が低下す
る。また、溶接後にガンアームが戻るときにはこのガン
アームがストッパに大きな力で衝突し、該アーム又はス
トッパの損傷を招き易くなる。このガンアームとストッ
パとの衝突を緩和するために、溶接後に圧縮空気の供給
圧を減圧することによってシリンダ出力を低くすること
もなされているが、その場合には電極チップをワークか
ら高い圧力で引き離すことができなくなり、該電極チッ
プがワークに付着したままになり易い。特に、近年はワ
ークにメッキその他のコーティングが施されていること
が多く、そのような被膜のために電極チップの付着現象
が生じ易くなっている。
【0006】なお、圧力や流量を制御する弁を設け、そ
れらの切換えによって加圧シリンダに対する供給圧力を
制御することも考えられる。しかし、スポット溶接ガン
の場合は高速でワークのクランプ・アンクランプが繰り
返されるから、供給圧力を応答性良く制御することは困
難であり、特に作動流体として圧縮空気が用いられる場
合にはその傾向が顕著になり、さらには制御機器の追加
は生産コストの低減に不利になる。
れらの切換えによって加圧シリンダに対する供給圧力を
制御することも考えられる。しかし、スポット溶接ガン
の場合は高速でワークのクランプ・アンクランプが繰り
返されるから、供給圧力を応答性良く制御することは困
難であり、特に作動流体として圧縮空気が用いられる場
合にはその傾向が顕著になり、さらには制御機器の追加
は生産コストの低減に不利になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】これに対して、この発明
では加圧シリンダの構造を工夫することによって、制御
弁を追加することなく、溶接の際には電極チップをワー
クに対して低い圧力で接触させてその後に急増圧できる
ようにするとともに、溶接終了後は電極チップをワーク
から速やかに離脱させながら、ガンアームのストッパに
対する衝突を緩和することができるようにしたものであ
る。以下、具体的に説明する。
では加圧シリンダの構造を工夫することによって、制御
弁を追加することなく、溶接の際には電極チップをワー
クに対して低い圧力で接触させてその後に急増圧できる
ようにするとともに、溶接終了後は電極チップをワーク
から速やかに離脱させながら、ガンアームのストッパに
対する衝突を緩和することができるようにしたものであ
る。以下、具体的に説明する。
【0008】本発明は、重ね合わせたワークを一対の電
極チップによって挟持し、該挟持部に電流及び加圧力を
集中させることによってナゲットを形成するスポット溶
接ガンに関するものであって、各々の先端に上記電極チ
ップを相対するように支持する一対のガンアームと、上
記両ガンアームのうちの一方にシリンダチューブが連結
され、他方にピストンロッドが連結され、上記両電極チ
ップが接近・離隔するように一方のガンアームに対して
他方のガンアームを駆動する複動の加圧シリンダと、上
記両ガンアームの少なくとも一方を当接させて上記両電
極チップの離隔距離を規制するストッパとを備えてい
て、上記加圧シリンダは、そのシリンダ行程が複数の区
間に分けられ、各区間でのピストンロッドの往復動を担
う当該区間数に応じた複数の受圧面積の異なるピストン
を備えており、上記両電極チップがワークを加圧した状
態になる一方の行程端を挟んで往復する区間を受圧面積
大のピストンが担い、上記両ガンアームの少なくとも一
方がストッパに当接した状態になる他方の行程端を挟ん
で往復する区間を受圧面積小のピストンが担うように、
上記複数のピストンは受圧面積の大小の順で直列に連結
され、上記シリンダチューブは、上記各ピストンがその
担当区間でのピストンロッドの往復動のために摺動する
上記ピストンの受圧面積の大小の順で配設された複数の
チューブ部を備えているとともに、各ピストンがそのチ
ューブ部で摺動するときに作動流体が他のピストンをバ
イパスして当該ピストンに作用するようにするバイパス
部を備えていることを特徴とする。
極チップによって挟持し、該挟持部に電流及び加圧力を
集中させることによってナゲットを形成するスポット溶
接ガンに関するものであって、各々の先端に上記電極チ
ップを相対するように支持する一対のガンアームと、上
記両ガンアームのうちの一方にシリンダチューブが連結
され、他方にピストンロッドが連結され、上記両電極チ
ップが接近・離隔するように一方のガンアームに対して
他方のガンアームを駆動する複動の加圧シリンダと、上
記両ガンアームの少なくとも一方を当接させて上記両電
極チップの離隔距離を規制するストッパとを備えてい
て、上記加圧シリンダは、そのシリンダ行程が複数の区
間に分けられ、各区間でのピストンロッドの往復動を担
う当該区間数に応じた複数の受圧面積の異なるピストン
を備えており、上記両電極チップがワークを加圧した状
態になる一方の行程端を挟んで往復する区間を受圧面積
大のピストンが担い、上記両ガンアームの少なくとも一
方がストッパに当接した状態になる他方の行程端を挟ん
で往復する区間を受圧面積小のピストンが担うように、
上記複数のピストンは受圧面積の大小の順で直列に連結
され、上記シリンダチューブは、上記各ピストンがその
担当区間でのピストンロッドの往復動のために摺動する
上記ピストンの受圧面積の大小の順で配設された複数の
チューブ部を備えているとともに、各ピストンがそのチ
ューブ部で摺動するときに作動流体が他のピストンをバ
イパスして当該ピストンに作用するようにするバイパス
部を備えていることを特徴とする。
【0009】このような加圧シリンダ構造であれば、溶
接時には受圧面積の小さなピストンに作動流体が作用し
て電極チップがワークに接近していき、その後に受圧面
積の大きなピストンに作動流体が作用するから、該電極
チップのワークに対する接触開始圧を低いものにしなが
ら、溶接電流を通ずるときには電極チップによるワーク
の加圧力を大きくすることができる。溶接後は、はじめ
は受圧面積の大きなピストンに作動流体が作用して電極
チップがワークから離れ、その後に受圧面積の小さなピ
ストンに作動流体が作用するから、電極チップをワーク
から大きな力で引き離しながら、ガンアームがストッパ
に当る力を小さくすることができる。
接時には受圧面積の小さなピストンに作動流体が作用し
て電極チップがワークに接近していき、その後に受圧面
積の大きなピストンに作動流体が作用するから、該電極
チップのワークに対する接触開始圧を低いものにしなが
ら、溶接電流を通ずるときには電極チップによるワーク
の加圧力を大きくすることができる。溶接後は、はじめ
は受圧面積の大きなピストンに作動流体が作用して電極
チップがワークから離れ、その後に受圧面積の小さなピ
ストンに作動流体が作用するから、電極チップをワーク
から大きな力で引き離しながら、ガンアームがストッパ
に当る力を小さくすることができる。
【0010】ここに、作動流体として圧縮空気を用い、
ピストンとしては受圧面積の大きな大ピストンと、それ
よりも受圧面積の小さな小ピストンの2つを設けてこれ
を直列に連結し、シリンダチューブについては、一端に
上記大ピストンが摺動するための大チューブ部を形成
し、他端に上記小ピストンが摺動するための小チューブ
部を形成し、この大小のチューブ部間には、上記小ピス
トンが小チューブ部を摺動するときに上記大ピストンを
介在させるための上記大チューブ部よりも径の大きな第
1バイパス部を該大チューブ部に続いて形成し、上記大
ピストンが大チューブ部を摺動するときに上記小ピスト
ンを介在させるための上記小チューブ部よりも径の大き
な第2バイパス部を該小チューブ部に続いて形成し、こ
の両バイパス部を互いに連通したものとすることが好適
である。
ピストンとしては受圧面積の大きな大ピストンと、それ
よりも受圧面積の小さな小ピストンの2つを設けてこれ
を直列に連結し、シリンダチューブについては、一端に
上記大ピストンが摺動するための大チューブ部を形成
し、他端に上記小ピストンが摺動するための小チューブ
部を形成し、この大小のチューブ部間には、上記小ピス
トンが小チューブ部を摺動するときに上記大ピストンを
介在させるための上記大チューブ部よりも径の大きな第
1バイパス部を該大チューブ部に続いて形成し、上記大
ピストンが大チューブ部を摺動するときに上記小ピスト
ンを介在させるための上記小チューブ部よりも径の大き
な第2バイパス部を該小チューブ部に続いて形成し、こ
の両バイパス部を互いに連通したものとすることが好適
である。
【0011】このようにすると、圧縮空気は小ピストン
の外周をバイパスして大ピストンに作用し、あるいは大
ピストンの外周をバイパスして小ピストンに作用するこ
とになり、別途バイパス通路を形成することなく、内径
を変化させただけの簡単なシリンダチューブで圧縮空気
を必要なピストンに作用させることができる。
の外周をバイパスして大ピストンに作用し、あるいは大
ピストンの外周をバイパスして小ピストンに作用するこ
とになり、別途バイパス通路を形成することなく、内径
を変化させただけの簡単なシリンダチューブで圧縮空気
を必要なピストンに作用させることができる。
【0012】また、圧縮空気が小ピストンに作用してい
る状態から大ピストンに作用する状態に切替わったと
き、圧縮空気が小ピストンの背部から大小のチュープ部
間の大容積のバイパス部に流れて減圧されるため、加圧
シリンダによる電極チップの加圧力の上昇が一旦弱ま
り、しかる後に大ピストンの働きによってその加圧力が
上昇していく。
る状態から大ピストンに作用する状態に切替わったと
き、圧縮空気が小ピストンの背部から大小のチュープ部
間の大容積のバイパス部に流れて減圧されるため、加圧
シリンダによる電極チップの加圧力の上昇が一旦弱ま
り、しかる後に大ピストンの働きによってその加圧力が
上昇していく。
【0013】すなわち、ピストンとしては大小の2個で
あるが、小ピストンから大ピストンに切替わったとき
に、バイパス部によって一種の緩衝作用が発揮されるた
め、電極チップがワークに接触した後に当該切替えを行
なわずとも、つまり当該切替え後に電極チップがワーク
に接触するようにしても、その接触開始圧が期待に反し
て高くなることを避けることが容易である。このこと
は、溶接終了後にピストンロッドが復動するとき、大ピ
ストンから小ピストンへの切替わりを遅くして、大ピス
トンによる大きな力で電極チップをワークから引き離す
ことができることを意味する。
あるが、小ピストンから大ピストンに切替わったとき
に、バイパス部によって一種の緩衝作用が発揮されるた
め、電極チップがワークに接触した後に当該切替えを行
なわずとも、つまり当該切替え後に電極チップがワーク
に接触するようにしても、その接触開始圧が期待に反し
て高くなることを避けることが容易である。このこと
は、溶接終了後にピストンロッドが復動するとき、大ピ
ストンから小ピストンへの切替わりを遅くして、大ピス
トンによる大きな力で電極チップをワークから引き離す
ことができることを意味する。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、加圧シ
リンダに受圧面積の異なる複数のピストンを直列に設
け、電極チップがワークを加圧した状態になる一方の行
程端を挟んでピストンロッドが往復する区間を受圧面積
大のピストンが担い、ガンアームがストッパに当接した
状態になる他方の行程端を挟んでピストンロッドが往復
する区間を受圧面積小のピストンが担うようにしたか
ら、電極チップのワークに対する接触開始圧を低いもの
にしてワークに打痕を生ずることを避けながら、溶接電
流を通ずるときには電極チップによるワークの加圧力を
大きくして良好なナゲットを形成することできるととも
に、溶接後は電極チップがワークから離れるときの力を
大きくして該電極チップがワークに付着することを防止
し、しかもガンアームがストッパに当るときの力を小さ
くしてガンアーム及びストッパの耐久性を高めることが
できる。
リンダに受圧面積の異なる複数のピストンを直列に設
け、電極チップがワークを加圧した状態になる一方の行
程端を挟んでピストンロッドが往復する区間を受圧面積
大のピストンが担い、ガンアームがストッパに当接した
状態になる他方の行程端を挟んでピストンロッドが往復
する区間を受圧面積小のピストンが担うようにしたか
ら、電極チップのワークに対する接触開始圧を低いもの
にしてワークに打痕を生ずることを避けながら、溶接電
流を通ずるときには電極チップによるワークの加圧力を
大きくして良好なナゲットを形成することできるととも
に、溶接後は電極チップがワークから離れるときの力を
大きくして該電極チップがワークに付着することを防止
し、しかもガンアームがストッパに当るときの力を小さ
くしてガンアーム及びストッパの耐久性を高めることが
できる。
【0015】また、大小2個のピストンを直列に連結
し、シリンダチューブの大小のチューブ部間に大径のバ
イパス部を設けるようにしたものによれば、簡単な加圧
シリンダ構造で上述の効果を得ることができる。
し、シリンダチューブの大小のチューブ部間に大径のバ
イパス部を設けるようにしたものによれば、簡単な加圧
シリンダ構造で上述の効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】<全体構成>図1に示すX型スポ
ット溶接ガン1において、2はガンフレーム、3は第1
ガンアーム、4は第2ガンアーム、5,6はガンアーム
3,4の先端に相対するように設けられた電極チップ、
7はガンアーム3,4を駆動する加圧シリンダ、8はト
ランスである。このスポット溶接ガン1は、ロボットの
アーム9に支持されている。
ット溶接ガン1において、2はガンフレーム、3は第1
ガンアーム、4は第2ガンアーム、5,6はガンアーム
3,4の先端に相対するように設けられた電極チップ、
7はガンアーム3,4を駆動する加圧シリンダ、8はト
ランスである。このスポット溶接ガン1は、ロボットの
アーム9に支持されている。
【0017】ガンフレーム2は、相対する側板とこの両
側板を結ぶ連結板とよりなるコ字状のものである。この
連結板にトランス8が支持されている。ロボットアーム
9はトランス8に締結されている。ガンフレーム2の両
側板には主軸ピン11とストッパピン12とが平行にな
るように支持されており、主軸ピン11にガンアーム
3,4の各々が回転自在に支持されている。ストッパピ
ン12は電極チップ5,6の離隔距離を規制するもので
ある。
側板を結ぶ連結板とよりなるコ字状のものである。この
連結板にトランス8が支持されている。ロボットアーム
9はトランス8に締結されている。ガンフレーム2の両
側板には主軸ピン11とストッパピン12とが平行にな
るように支持されており、主軸ピン11にガンアーム
3,4の各々が回転自在に支持されている。ストッパピ
ン12は電極チップ5,6の離隔距離を規制するもので
ある。
【0018】ガンアーム3,4は、各々チップベース1
3,14を備えていて、上記電極チップ5,6はチップ
ベース13,14に取り付けられている。加圧シリンダ
7は第1ガンアーム3の主軸ピン11よりもチップベー
ス13の反対側に延びた支持部と第2ガンアーム6の基
部との間に設けられている。ストッパピン12は、第2
ガンアーム4の主軸ピン11よりもチップベース14の
反対側に延びた支持部と第1ガンアーム3の基部とに挟
まれる位置に配設されている。トランス8とガンアーム
3,4とはそれぞれ可動電束帯15,16によって接続
されている。すなわち、ガンアーム3,4はチップベー
ス13,14を含めて導電性材料によって形成されてお
り、トランス8からガンアーム3,4を介して電極チッ
プ5,6に通電される。
3,14を備えていて、上記電極チップ5,6はチップ
ベース13,14に取り付けられている。加圧シリンダ
7は第1ガンアーム3の主軸ピン11よりもチップベー
ス13の反対側に延びた支持部と第2ガンアーム6の基
部との間に設けられている。ストッパピン12は、第2
ガンアーム4の主軸ピン11よりもチップベース14の
反対側に延びた支持部と第1ガンアーム3の基部とに挟
まれる位置に配設されている。トランス8とガンアーム
3,4とはそれぞれ可動電束帯15,16によって接続
されている。すなわち、ガンアーム3,4はチップベー
ス13,14を含めて導電性材料によって形成されてお
り、トランス8からガンアーム3,4を介して電極チッ
プ5,6に通電される。
【0019】従って、ガンアーム3,4は、共に主軸ピ
ン11に回動自在に支持されているが、加圧シリンダ7
を作動させて電極チップ5,6が離隔するようにガンア
ーム3,4を駆動すると、この両ガンアーム3,4がス
トッパピン12に当接してこれを挟持することになる。
この挟持によって、ガンアーム3,4はガンフレーム2
に対して不動の状態になる。溶接に際しては、当該状態
でロボットアーム9を駆動することによって、電極チッ
プ5,6間にワークWを位置付け、加圧シリンダ7を作
動させて電極チップ5,6が接近するようにガンアーム
3,4を駆動すると、この両電極チップ5,6によって
ワークWが挟持され通電と加圧との作用によってワーク
Wにナゲットが形成される。しかる後、加圧シリンダ7
を作動させて電極チップ5,6が離隔するようにガンア
ーム3,4を駆動することになる。
ン11に回動自在に支持されているが、加圧シリンダ7
を作動させて電極チップ5,6が離隔するようにガンア
ーム3,4を駆動すると、この両ガンアーム3,4がス
トッパピン12に当接してこれを挟持することになる。
この挟持によって、ガンアーム3,4はガンフレーム2
に対して不動の状態になる。溶接に際しては、当該状態
でロボットアーム9を駆動することによって、電極チッ
プ5,6間にワークWを位置付け、加圧シリンダ7を作
動させて電極チップ5,6が接近するようにガンアーム
3,4を駆動すると、この両電極チップ5,6によって
ワークWが挟持され通電と加圧との作用によってワーク
Wにナゲットが形成される。しかる後、加圧シリンダ7
を作動させて電極チップ5,6が離隔するようにガンア
ーム3,4を駆動することになる。
【0020】<加圧シリンダについて>加圧シリンダ7
の具体的な構造は図2及び図3に示されている。同図に
おいて、21は第1ガンアーム3の支持部に固定された
シリンダチューブ、22はシリンダチューブ21より前
方(第2ガンアーム4側)へ突出したピストンロッドで
あり、このピストンロッド22は第2ガンアーム4の基
部に連結されている。シリンダチューブ21には受圧面
積の異なる(径の異なる)大小2個のピストン23,2
4が前後に直列に連結して配置されている。
の具体的な構造は図2及び図3に示されている。同図に
おいて、21は第1ガンアーム3の支持部に固定された
シリンダチューブ、22はシリンダチューブ21より前
方(第2ガンアーム4側)へ突出したピストンロッドで
あり、このピストンロッド22は第2ガンアーム4の基
部に連結されている。シリンダチューブ21には受圧面
積の異なる(径の異なる)大小2個のピストン23,2
4が前後に直列に連結して配置されている。
【0021】大ピストン23は円板状でありピストンシ
ールが嵌められている。小ピストン24は、大径のピス
トン部と該ピストン部より前方へ突出した小径の連結部
とを備えてなり、ピストン部の前部にピストンシールが
嵌められている。小ピストン24の連結部とピストンロ
ッド22とは大ピストン23を挟んで互いに結合されて
いる。また、小ピストン24は、その軸心部に後方に開
口した軸穴を有し、該軸穴より遠心方向に延びる連通孔
26がピストン部の前後方向における中間部(ピストン
シールよりも後側部位)の外周面に開口している。
ールが嵌められている。小ピストン24は、大径のピス
トン部と該ピストン部より前方へ突出した小径の連結部
とを備えてなり、ピストン部の前部にピストンシールが
嵌められている。小ピストン24の連結部とピストンロ
ッド22とは大ピストン23を挟んで互いに結合されて
いる。また、小ピストン24は、その軸心部に後方に開
口した軸穴を有し、該軸穴より遠心方向に延びる連通孔
26がピストン部の前後方向における中間部(ピストン
シールよりも後側部位)の外周面に開口している。
【0022】ピストンロッド22は、前方に開口した軸
穴を有するロッド28と、前後両端に連結孔を有するリ
ンク29とを連結してなる。すなわち、ロッド28の軸
穴には支軸を有する駒30が嵌められていて、この駒3
0の支軸にリンク29の一端の連結孔が枢支されてい
る。軸穴の底とリンク29との間にクッション材31が
圧縮状態で介装されている。リンク29の他端は第2ガ
ンアーム4の基端部にピンで連結されている。
穴を有するロッド28と、前後両端に連結孔を有するリ
ンク29とを連結してなる。すなわち、ロッド28の軸
穴には支軸を有する駒30が嵌められていて、この駒3
0の支軸にリンク29の一端の連結孔が枢支されてい
る。軸穴の底とリンク29との間にクッション材31が
圧縮状態で介装されている。リンク29の他端は第2ガ
ンアーム4の基端部にピンで連結されている。
【0023】シリンダチューブ21は、前端部に上記大
ピストン23が圧縮空気の圧力を受けて摺動する大径の
大チューブ部32を有し、後端部に上記小ピストン24
が圧縮空気の圧力を受けて摺動する小径の小チューブ部
33を有し、中間部に第1バイパス部34と第2バイパ
ス部35とが形成されている。シリンダチューブ21の
前端及び後端の各々には給排気管の接続口36,37が
形成されている。
ピストン23が圧縮空気の圧力を受けて摺動する大径の
大チューブ部32を有し、後端部に上記小ピストン24
が圧縮空気の圧力を受けて摺動する小径の小チューブ部
33を有し、中間部に第1バイパス部34と第2バイパ
ス部35とが形成されている。シリンダチューブ21の
前端及び後端の各々には給排気管の接続口36,37が
形成されている。
【0024】第1バイパス部34は、小ピストン24が
小チューブ部33を摺動するときに大ピストン23のピ
ストンシール部を介在させて、前端接続口36から供給
される圧縮空気を、大ピストン23をバイパスさせて小
ピストン24に作用させるためのものであり、大チュー
ブ部32に続いてその後側に形成され、且つ該大チュー
ブ部32よりも大径に形成されている。
小チューブ部33を摺動するときに大ピストン23のピ
ストンシール部を介在させて、前端接続口36から供給
される圧縮空気を、大ピストン23をバイパスさせて小
ピストン24に作用させるためのものであり、大チュー
ブ部32に続いてその後側に形成され、且つ該大チュー
ブ部32よりも大径に形成されている。
【0025】第2バイパス部35は、大ピストン23が
大チューブ部32を摺動するときに小ピストン24のピ
ストンシール部を介在させて、後端接続口37から供給
される圧縮空気を、小ピストン24をバイパスさせて大
ピストン23に作用させるためのものであり、小チュー
ブ部33に続いてその前側に形成され、且つ該小チュー
ブ部33よりも大径に形成されている。
大チューブ部32を摺動するときに小ピストン24のピ
ストンシール部を介在させて、後端接続口37から供給
される圧縮空気を、小ピストン24をバイパスさせて大
ピストン23に作用させるためのものであり、小チュー
ブ部33に続いてその前側に形成され、且つ該小チュー
ブ部33よりも大径に形成されている。
【0026】すなわち、シリンダ行程は、大ピストン2
3が受圧してピストンロッド22が往復する区間と、小
ピストン24が受圧してピストンロッド22が往復する
区間とに分けられており、この場合はピストンロッド2
2の前進によって電極チップ5,6の間隔が狭くなるよ
うにガンアーム4が回動するから、ピストンロッド22
が、両電極チップ5,6がワークWを加圧した状態にな
る前進端を挟んで往復する区間を受圧面積大のピストン
23が担い、両ガンアーム3,4がストッパピン12に
当接した状態になる後退端を挟んで往復する区間を受圧
面積小のピストン24が担うことになる。
3が受圧してピストンロッド22が往復する区間と、小
ピストン24が受圧してピストンロッド22が往復する
区間とに分けられており、この場合はピストンロッド2
2の前進によって電極チップ5,6の間隔が狭くなるよ
うにガンアーム4が回動するから、ピストンロッド22
が、両電極チップ5,6がワークWを加圧した状態にな
る前進端を挟んで往復する区間を受圧面積大のピストン
23が担い、両ガンアーム3,4がストッパピン12に
当接した状態になる後退端を挟んで往復する区間を受圧
面積小のピストン24が担うことになる。
【0027】そうして、溶接時には電極チップ5,6が
共にワークWに接触した状態になる直前に小ピストン2
4から大ピストン23に受圧状態が切替わるように、小
ピストン24が受圧する行程(小チューブ33の長さに
対応)が大ピストン23が受圧する行程(大チューブ3
2の長さに対応)よりも長くなっている。具体的には、
大ピストン23が受圧する行程は小ピストン24が受圧
する行程の1/3以下、ないしは1/5以下になってい
る。
共にワークWに接触した状態になる直前に小ピストン2
4から大ピストン23に受圧状態が切替わるように、小
ピストン24が受圧する行程(小チューブ33の長さに
対応)が大ピストン23が受圧する行程(大チューブ3
2の長さに対応)よりも長くなっている。具体的には、
大ピストン23が受圧する行程は小ピストン24が受圧
する行程の1/3以下、ないしは1/5以下になってい
る。
【0028】シリンダチューブ21の後端接続口37
は、該シリンダチューブ21の後端を塞ぐ端面板の中央
に形成されている。この端面板の内面には当該接続口3
7に連なる給排気用の孔を有する小筒38が固定されて
いるとともに、この小筒38の周囲には小ピストン24
の後端が当接する環状のクッション39が固着されてい
る。また、第1バイパス部34と第2バイパス部35と
の間の段部には大ピストン23の近接・離隔を検出して
ピストン23,24の摺動を確認するための近接スイッ
チ40が設けられている。また、給排気管接続口36,
37はスプリングリターン方式の5ポート2位置の電磁
切替バルブ41を介して空気圧源42に接続されてい
る。
は、該シリンダチューブ21の後端を塞ぐ端面板の中央
に形成されている。この端面板の内面には当該接続口3
7に連なる給排気用の孔を有する小筒38が固定されて
いるとともに、この小筒38の周囲には小ピストン24
の後端が当接する環状のクッション39が固着されてい
る。また、第1バイパス部34と第2バイパス部35と
の間の段部には大ピストン23の近接・離隔を検出して
ピストン23,24の摺動を確認するための近接スイッ
チ40が設けられている。また、給排気管接続口36,
37はスプリングリターン方式の5ポート2位置の電磁
切替バルブ41を介して空気圧源42に接続されてい
る。
【0029】<加圧シリンダの作動特性> −溶接時の加圧力− 図2に示すようにピストンロッド22がその行程の後退
端にある状態では、ガンアーム3,4がストッパピン1
2に当接し電極チップ5,6が互いに離隔している。こ
の電極チップ5,6間にワークWを位置付けてシリンダ
チューブ21に後端接続口37から圧縮空気を供給する
と、圧縮空気が小筒38から小ピストン24の後端面に
作用しピストンロッド22が前進する。図4に示すよう
に、この圧縮空気の供給に伴ってシリンダ出力が漸増す
るが、このときは、受圧面積の小さな小ピストン24に
圧縮空気が作用している状態であるから該出力は低い
(低圧領域)。
端にある状態では、ガンアーム3,4がストッパピン1
2に当接し電極チップ5,6が互いに離隔している。こ
の電極チップ5,6間にワークWを位置付けてシリンダ
チューブ21に後端接続口37から圧縮空気を供給する
と、圧縮空気が小筒38から小ピストン24の後端面に
作用しピストンロッド22が前進する。図4に示すよう
に、この圧縮空気の供給に伴ってシリンダ出力が漸増す
るが、このときは、受圧面積の小さな小ピストン24に
圧縮空気が作用している状態であるから該出力は低い
(低圧領域)。
【0030】電極チップ5,6が共にワークに接触する
直前になると、大ピストン23のピストンシール部が第
1バイパス部34から大チューブ部32に嵌まって摺動
を開始しその直後に小ピストン24のピストンシール部
が小チューブ部33から第2バイパス部35に移行する
(低圧領域から高圧領域への移行)。よって、圧縮空気
は小ピストン24の軸穴25から連通孔26、第2バイ
パス部35及び第1バイパス部34を経て大ピストン2
3の背面に作用するようになる。これにより、図4に示
すように、シリンダ出力は、その上昇が一旦弱まった後
に急上昇していき、その途中で電極チップ5,6が共に
ワークWに接触した状態になる(高圧領域)。
直前になると、大ピストン23のピストンシール部が第
1バイパス部34から大チューブ部32に嵌まって摺動
を開始しその直後に小ピストン24のピストンシール部
が小チューブ部33から第2バイパス部35に移行する
(低圧領域から高圧領域への移行)。よって、圧縮空気
は小ピストン24の軸穴25から連通孔26、第2バイ
パス部35及び第1バイパス部34を経て大ピストン2
3の背面に作用するようになる。これにより、図4に示
すように、シリンダ出力は、その上昇が一旦弱まった後
に急上昇していき、その途中で電極チップ5,6が共に
ワークWに接触した状態になる(高圧領域)。
【0031】このように、電極チップ5,6が共にワー
クWに接触するようになる直前に小ピストン24から大
ピストン23に切替わるから、この両電極チップ5,6
のワークWに対する接触開始圧を低く抑えることができ
るものである。また、小ピストン24から大ピストン2
3に切替わった際にシリンダ出力の上昇が一旦弱まるこ
とも、当該接触開始圧を低く抑えることに寄与してい
る。シリンダ出力の上昇が一旦弱まるのは、この小ピス
トン24から大ピストン23に移行する際には、この両
ピストン23,24が共にチューブ部32,33を摺動
する状態を生じて摺動抵抗が高くなることと、圧縮空気
が小容積の小チューブ部33からバイパス部34,35
よりなる大容積の室に急に吐き出されて一瞬減圧される
ためである。
クWに接触するようになる直前に小ピストン24から大
ピストン23に切替わるから、この両電極チップ5,6
のワークWに対する接触開始圧を低く抑えることができ
るものである。また、小ピストン24から大ピストン2
3に切替わった際にシリンダ出力の上昇が一旦弱まるこ
とも、当該接触開始圧を低く抑えることに寄与してい
る。シリンダ出力の上昇が一旦弱まるのは、この小ピス
トン24から大ピストン23に移行する際には、この両
ピストン23,24が共にチューブ部32,33を摺動
する状態を生じて摺動抵抗が高くなることと、圧縮空気
が小容積の小チューブ部33からバイパス部34,35
よりなる大容積の室に急に吐き出されて一瞬減圧される
ためである。
【0032】ここで、この接触開始圧を従来の大ピスト
ンのみを用いたスポット溶接ガンの場合と比較する。図
4に従来のものを2点鎖線で示すように、この場合は当
初から大ピストンが受圧してシリンダ出力が高まってい
くから、電極チップが共にワークに接触するようになる
接触開始圧が高くなっている。この従来のものと実線で
示す本発明のものとを比較すると、本発明によれば当該
接触開始圧が従来よりも低く抑えられ、ワークWに打痕
を生ずることが防止されることがわかる。
ンのみを用いたスポット溶接ガンの場合と比較する。図
4に従来のものを2点鎖線で示すように、この場合は当
初から大ピストンが受圧してシリンダ出力が高まってい
くから、電極チップが共にワークに接触するようになる
接触開始圧が高くなっている。この従来のものと実線で
示す本発明のものとを比較すると、本発明によれば当該
接触開始圧が従来よりも低く抑えられ、ワークWに打痕
を生ずることが防止されることがわかる。
【0033】小ピストン24から大ピストン23に切替
わった後は、シリンダ出力は該大ピストン23による最
大出力に達するまで上昇し、ワークWは高い圧力でクラ
ンプ(挟持)された状態になり、ガンアーム3,4には
撓みを生ずる。そして、この状態で通電される。従っ
て、電極チップ5,6は、ワークWに対する接触開始圧
は低いが、溶接時の加圧力は従来のものと同様に高くな
り、良好なナゲットを形成することができる。
わった後は、シリンダ出力は該大ピストン23による最
大出力に達するまで上昇し、ワークWは高い圧力でクラ
ンプ(挟持)された状態になり、ガンアーム3,4には
撓みを生ずる。そして、この状態で通電される。従っ
て、電極チップ5,6は、ワークWに対する接触開始圧
は低いが、溶接時の加圧力は従来のものと同様に高くな
り、良好なナゲットを形成することができる。
【0034】−溶接後のガン開放圧− 溶接後、切替バルブ41の作動によって給排気の方向が
切替わると、電極チップ5,6は大ピストン23によっ
て得られる高いシリンダ出力によってワークWに対する
クランプを開放していく(高圧領域)。この高いシリン
ダ出力は電極チップ5,6がワークWから離れるまで続
くから、電極チップ5,6のワークに対する付着を防止
するうえで有利である。なお、当該ガン開放圧が溶接時
のクランプ完了圧よりも低くなっているのは、大ピスト
ン23の前面側の受圧面積が後面側よりもピストンロッ
ド22の存在分小さくなっているからである。
切替わると、電極チップ5,6は大ピストン23によっ
て得られる高いシリンダ出力によってワークWに対する
クランプを開放していく(高圧領域)。この高いシリン
ダ出力は電極チップ5,6がワークWから離れるまで続
くから、電極チップ5,6のワークに対する付着を防止
するうえで有利である。なお、当該ガン開放圧が溶接時
のクランプ完了圧よりも低くなっているのは、大ピスト
ン23の前面側の受圧面積が後面側よりもピストンロッ
ド22の存在分小さくなっているからである。
【0035】電極チップ5,6がワークWから離れた後
に、小ピストン24のピストンシール部が第2バイパス
部35から小チューブ部33に嵌まって摺動を開始しそ
の直後に大ピストン23のピストンシール部が大チュー
ブ部32から第1バイパス部34に移行する(高圧領域
から低圧領域への移行)。
に、小ピストン24のピストンシール部が第2バイパス
部35から小チューブ部33に嵌まって摺動を開始しそ
の直後に大ピストン23のピストンシール部が大チュー
ブ部32から第1バイパス部34に移行する(高圧領域
から低圧領域への移行)。
【0036】この移行時も、両ピストン23,24が共
にチューブ部32,33を摺動する状態を生じて摺動抵
抗が高くなり、また、バイパス部34,35による圧縮
空気の減圧効果があり、ガン開放圧は急激に低下してい
く。そして、シリンダ出力が小ピストン24のみによっ
て得られるようになった後に(低圧領域)、両ガンアー
ム3,4がストッパピン12に当たる。このときはシリ
ンダ出力が低くなっているから、当該ストッパ圧は低
く、ガンアーム3,4やストッパピン12の受ける衝撃
は小さい。
にチューブ部32,33を摺動する状態を生じて摺動抵
抗が高くなり、また、バイパス部34,35による圧縮
空気の減圧効果があり、ガン開放圧は急激に低下してい
く。そして、シリンダ出力が小ピストン24のみによっ
て得られるようになった後に(低圧領域)、両ガンアー
ム3,4がストッパピン12に当たる。このときはシリ
ンダ出力が低くなっているから、当該ストッパ圧は低
く、ガンアーム3,4やストッパピン12の受ける衝撃
は小さい。
【0037】ここで、ガン開放圧とストッパ圧との関係
を従来の大ピストンのみを用いたスポット溶接ガンの場
合と比較する。図4に従来のものを2点鎖線で示すよう
に、大ピストンのみを用いた場合にはガン開放圧は高い
が、ストッパ圧も高くなる。一方、バルブ切替後に圧縮
空気の供給圧を減ずると、ストッパ圧は低くなるもの
の、ガン開放圧も低くなる。このようにガン開放圧を高
くすることと、ストッパ圧を低くすることとは、両立し
難い要求であるが、本発明によれば、この相反する要求
を同時に満たすことができるものである。
を従来の大ピストンのみを用いたスポット溶接ガンの場
合と比較する。図4に従来のものを2点鎖線で示すよう
に、大ピストンのみを用いた場合にはガン開放圧は高い
が、ストッパ圧も高くなる。一方、バルブ切替後に圧縮
空気の供給圧を減ずると、ストッパ圧は低くなるもの
の、ガン開放圧も低くなる。このようにガン開放圧を高
くすることと、ストッパ圧を低くすることとは、両立し
難い要求であるが、本発明によれば、この相反する要求
を同時に満たすことができるものである。
【0038】なお、上記実施形態では、第1バイパス部
34と第2バイパス部35とを異なる径に形成したが、
同じ径で一連に形成してもよい。
34と第2バイパス部35とを異なる径に形成したが、
同じ径で一連に形成してもよい。
【0039】また、上記実施形態では大小2つのピスト
ンを直列に連ねたが、受圧面積の相異なる複数のピスト
ンを受圧面積の大小の順で直列に連ねる一方、シリンダ
チューブに関しても、これに対応させて径の相異なる複
数のチューブ部をその径の大小の順で直列に連ね、各チ
ューブ部間に大径のバイパス部を形成するうにしてもよ
い。これにより、溶接時の加圧力を段階的に高め、溶接
後のガン開放圧を段階的に下げることができるようにな
る。
ンを直列に連ねたが、受圧面積の相異なる複数のピスト
ンを受圧面積の大小の順で直列に連ねる一方、シリンダ
チューブに関しても、これに対応させて径の相異なる複
数のチューブ部をその径の大小の順で直列に連ね、各チ
ューブ部間に大径のバイパス部を形成するうにしてもよ
い。これにより、溶接時の加圧力を段階的に高め、溶接
後のガン開放圧を段階的に下げることができるようにな
る。
【0040】また、上記実施形態では加圧シリンダの作
動流体として圧縮空気を用いたが、圧油を用いるように
してもよい。
動流体として圧縮空気を用いたが、圧油を用いるように
してもよい。
【0041】また、本発明は定置式スポット溶接ガンに
も採用することができ、また、C型スポット溶接ガンに
も採用することができる。
も採用することができ、また、C型スポット溶接ガンに
も採用することができる。
【図1】ロボットのアームに取り付けたスポット溶接ガ
ンを示す側面図。
ンを示す側面図。
【図2】ガンアームに取り付けた加圧シリンダのガン開
放時の状態を示す縦断面図。
放時の状態を示す縦断面図。
【図3】加圧シリンダの溶接加圧時の状態を示す縦断面
図。
図。
【図4】加圧シリンダの溶接加圧時及びガン開放時の出
力特性を示すグラフ図。
力特性を示すグラフ図。
1 スポット溶接ガン 2 ガンフレーム 3,4 ガンアーム 5,6 電極チップ 7 加圧シリンダ 8 トランス 9 ロボットのアーム 11 主軸ピン 12 ストッパピン 21 シリンダチューブ 22 ピストンロッド 23 大ピストン 24 小ピストン 32 大チューブ部 33 小チューブ部 34 第1バイパス部 35 第2バイパス部
Claims (2)
- 【請求項1】 重ね合わせたワークを一対の電極チップ
によって挟持し、該挟持部に電流及び加圧力を集中させ
ることによってナゲットを形成するスポット溶接ガンで
あって、 各々の先端に上記電極チップを相対するように支持する
一対のガンアームと、 上記両ガンアームのうちの一方にシリンダチューブが連
結され、他方にピストンロッドが連結され、上記両電極
チップが接近・離隔するように一方のガンアームに対し
て他方のガンアームを駆動する複動の加圧シリンダと、 上記両ガンアームの少なくとも一方を当接させて上記両
電極チップの離隔距離を規制するストッパとを備えてい
て、 上記加圧シリンダは、そのシリンダ行程が複数の区間に
分けられ、各区間でのピストンロッドの往復動を担う当
該区間数に応じた複数の受圧面積の異なるピストンを備
えており、 上記両電極チップがワークを加圧した状態になる一方の
行程端を挟んで往復する区間を受圧面積大のピストンが
担い、上記両ガンアームの少なくとも一方がストッパに
当接した状態になる他方の行程端を挟んで往復する区間
を受圧面積小のピストンが担うように、上記複数のピス
トンは受圧面積の大小の順で直列に連結され、 上記シリンダチューブは、上記各ピストンがその担当区
間でのピストンロッドの往復動のために摺動する上記ピ
ストンの受圧面積の大小の順で配設された複数のチュー
ブ部を備えているとともに、各ピストンがそのチューブ
部で摺動するときに作動流体が他のピストンをバイパス
して当該ピストンに作用するようにするバイパス部を備
えていることを特徴とするスポット溶接ガン。 - 【請求項2】 請求項1に記載されているスポット溶接
ガンにおいて、 上記ピストンとしては、受圧面積の大きな大ピストン
と、それよりも受圧面積の小さな小ピストンの2つを備
え、 上記シリンダチューブは、一端に上記大ピストンが摺動
するための大チューブ部を備え、他端に上記小ピストン
が摺動するための小チューブ部を備え、 上記シリンダチューブの大小のチューブ部間には、上記
小ピストンが小チューブ部を摺動するときに上記大ピス
トンを介在させるための上記大チューブ部よりも径の大
きな第1バイパス部が該大チューブ部に続いて形成され
ているとともに、上記大ピストンが大チューブ部を摺動
するときに上記小ピストンを介在させるための上記小チ
ューブ部よりも径の大きな第2バイパス部が該小チュー
ブ部に続いて形成され、第1バイパス部と第2バイパス
部とが連通していることを特徴とするスポット溶接ガ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10066628A JPH11254145A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | スポット溶接ガン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10066628A JPH11254145A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | スポット溶接ガン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11254145A true JPH11254145A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13321360
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10066628A Pending JPH11254145A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | スポット溶接ガン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11254145A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115041797A (zh) * | 2022-06-22 | 2022-09-13 | 隆昌山川机械有限责任公司 | 贮液筒定位块焊接辅具 |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP10066628A patent/JPH11254145A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115041797A (zh) * | 2022-06-22 | 2022-09-13 | 隆昌山川机械有限责任公司 | 贮液筒定位块焊接辅具 |
| CN115041797B (zh) * | 2022-06-22 | 2024-03-19 | 隆昌山川机械有限责任公司 | 贮液筒定位块焊接辅具 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061128 |
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