JPH11261076A - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents

半導体装置およびその作製方法

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JPH11261076A
JPH11261076A JP8294998A JP8294998A JPH11261076A JP H11261076 A JPH11261076 A JP H11261076A JP 8294998 A JP8294998 A JP 8294998A JP 8294998 A JP8294998 A JP 8294998A JP H11261076 A JPH11261076 A JP H11261076A
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aluminum
insulating film
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film
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Etsuko Fujimoto
悦子 藤本
Hisashi Otani
久 大谷
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミニウムでなるゲート配線を用いた絶縁
ゲート型トランジスタに、サリサイド工程によってシリ
サイド層を形成する。 【解決手段】 ゲート電極2000は、ゲート絶縁膜1
300に接して形成された金属層2110と、アルミニ
ウム層2200との積層導電膜を有し、これらの積層導
電膜は金属層2110の側面に形成された金属層の及び
アルミニウム層2200表面を陽極酸化したアルミナ層
を有する。この構成により、上記の積層導電膜はそれぞ
れの陽極酸化物層2110、2210で被覆される。金
属層2110はアルミニウムよりも融点が高い金属材料
で形成されるため、ゲート絶縁膜1300にアルミニウ
ムが拡散されることを防止するバリア層として機能す
る。よってゲート電極2000形成以後に500〜65
0℃での加熱が可能になり、サリサイド工程によってシ
リサイド層1111、1121を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は半導体薄膜を利用し
た薄膜トランジスタ等の絶縁ゲート型トランジスタを複
数備えた半導体回路をその構成に含む半導体装置の構造
及びその作製方法に関する。本発明の半導体装置は、ア
クティブマトリクス型液晶表示装置やイメージセンサ
等、絶縁ゲート型トランジスタでなる半導体回路を有す
る電子機器をも含むものである。
【0002】
【従来の技術】近年、絶縁性を有する基板上に形成され
た薄膜トランジスタ(以下、TFTと略記する)により
画素マトリクス回路及び駆動回路を構成したアクティブ
マトリクス型液晶ディスプレイが注目を浴びている。液
晶ディスプレイは0.5〜2インチ程度のプロジェクタ
ー向けのものや、10〜20インチ程度のノートパソコ
ン向けのものまであり、主に小型から中型までの表示デ
ィスプレイとして利用されている。
【0003】近年、液晶ディスプレイの大面積化が求め
られているが、大面積化すると画像表示部となる画素マ
トリクス回路の面積も大きくなり、これに伴ってマトリ
クス状に配列されたソース配線及びゲート配線等が長く
なるため、配線抵抗が増大する。更に微細化の要求のた
めに配線を細くする必要があり、配線抵抗の増大がより
顕在化される。また、ソース配線及びゲート配線には、
画素ごとにTFTが接続され、画素数が増大するため寄
生容量の増大も問題となる。液晶ディスプレイでは、一
般的にゲート配線とゲート電極は一体的に形成されてお
り、パネルの大面積化に伴ってゲート信号の遅延が顕在
化してくる。
【0004】そのため、ゲート配線として比抵抗の低い
アルミニウムを主成分とする材料が用られている。アル
ミニウムを主成分とする材料でゲート配線、ゲート電極
を形成することで、ゲート遅延時間を低くすることがで
き、高速動作させることができる。
【0005】また高速動作のためには、ソース/ドレイ
ン領域と、これら領域に接続されるソース/ドレイン配
線とのシート抵抗を減少する必要がある。ソース/ドレ
イン領域の低抵抗化のために、ソース/ドレイン領域表
面にTaやTi等の高融点金属とのシリサイド層を形成
することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】アルミニウム材料は、
低抵抗性という長所を有している一方、耐熱性が低いと
いう短所を有している。そのため、アルミニウムを主成
分とする材料でゲート電極・ゲート配線を形成した場合
には、ソース/ドレイン領域表面をシリサイド化するの
に、サリサイド(salicide,self-aligned silicide)工程
を利用することが困難である。
【0007】アルミニウムは加熱処理をするとヒロック
やウィスカーが発生しやすいため、ゲート電極・ゲート
配線を形成以後の工程では、そのプロセス温度の上限は
300〜450℃の範囲に制限される。、
【0008】しかしながら、アルミニウム配線を用いた
TFTでは300〜450℃範囲の加熱温度であって
も、ゲート電極で生ずるヒロック、ウィスカー等の突起
物がゲート絶縁膜を突き抜けてチャネル形成領域へ到達
したことや、アルミニウム原子がゲート絶縁膜中に拡散
したことが原因と考えられる、ゲート電極とチャネル間
のショート(短絡)による、薄膜トランジスタの動作不
良が確認された。
【0009】一方、ソース/ドレイン領域のシリサイド
化には400℃を越える温度の熱処理が必要になる。L
SIの分野でソース/ドレイン領域のシート抵抗の減少
を目的として、チタンシリサイドが主に利用されている
が、チタン(Ti)膜とシリコンとを反応させてチタン
シリサイドを形成するには、500〜600℃程度での
加熱処理が必要となる。
【0010】従来では、アルミニウム配線の耐熱性、T
FTの信頼性の観点から、アルミニウムでなるゲート電
極・配線を形成後に、シリサイド化工程を行うことがで
きなかった。
【0011】本発明は上記の問題点を解消して、ゲート
電極、ゲート配線材料としてアルミニウム材料を用いて
ゲート電極・配線の低抵抗化と、ソース/ドレイン領域
の表面にシリサイド層を形成して、ソース/ドレイン領
域のシート抵抗の低抵抗化を同時に実現した、高速動作
可能な絶縁ゲート型トランジスタ、及びその作製方法を
提供することを課題とする。
【0012】特に、アルミニウム材料を用いた配線を形
成後に加熱処理工程を加えても、アルミニウム原子がゲ
ート絶縁膜中に拡散しない技術を提供することを課題と
し、絶縁ゲート型トランジスタを高い歩留りで作製する
ことを可能にする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解消する
ために、同一基板上に形成された複数の絶縁ゲート型ト
ランジスタで構成された半導体回路を含む半導体装置で
あって、前記絶縁ゲート型のゲート電極は、前記ゲート
絶縁膜に密接して形成され、アルミニウムよりも融点が
高く陽極酸化可能な金属材料を主成分とする金属層と、
前記金属層の側面に形成された前記金属材料の陽極酸化
層と、前記金属層上に接して形成されたアルミニウム層
またはアルミニウムを主成分とする材料層と、前記アル
ミニウム層またはアルミニウムを主成分とする材料層の
表面に形成されたアルミニウムを陽極酸化したアルミナ
層と、を有し、前記ソース領域、前記ドレイン領域に
は、少なくとも前記ソース電極、前記ドレイン電極との
接続部にシリサイド層が形成されていることを特徴とす
る。
【0014】半導体装置の他の構成は、同一基板上に形
成された複数の薄膜トランジスタで構成される半導体回
路を含む半導体装置であって、前記薄膜トランジスタの
ゲート電極は前記ゲート絶縁膜上に密接して形成された
タンタル層と、前記タンタル層の側面に形成されたタン
タルオキサイド層と、前記タンタル層上に密接して形成
されたアルミニウム層またはアルミニウムを主成分とす
る材料層と、前記アルミニウム層またはアルミニウムを
主成分とする材料層の表面に形成されたアルミナ層と、
を有し、前記ソース領域、前記ドレイン領域には、少な
くとも前記ソース電極、前記ドレイン電極との接続部に
シリサイド層が形成されていることを特徴とする。
【0015】更に、本発明の同一基板上に形成された複
数の薄膜トランジスタで構成される半導体回路を構成に
含む半導体装置の作製方法の構成は、シリコンを主成分
とする材料でなる活性層と、該活性層に密接したゲート
絶縁膜とを形成する第1の工程と、前記ゲート絶縁膜に
密接してタンタル層を形成する第2の工程と、前記タン
タル層に密接してアルミニウムまたはアルミニウムを主
成分とする材料層を形成する第3の工程と、第1の陽極
酸化処理によって、前記アルミニウムまたはアルミニウ
ムを主成分とする材料層を選択的に陽極酸化して、その
側面に多孔質状アルミナ層を形成する第4の工程と、第
2の陽極酸化処理によって、前記アルミニウム層または
アルミニウムを主成分とする材料層を陽極酸化して、そ
の表面に無孔質状アルミナ層を形成すると同時に、前記
タンタル層を陽極酸化して、その側面にタンタルオキサ
イド層を形成する第5の工程と、前記ゲート絶縁膜をパ
ターニングして、前記活性層のソース、ドレイン領域の
表面を露出させる第6の工程と、前記多孔質アルミナ層
を除去する第7の工程と、前記ソース及びドレイン領域
に導電性を付与する不純物を添加する第8の工程と、前
記ソース、ドレイン領域の少なくとも表面をシリサイド
化する第9の工程と、を有することを特徴とする。
【0016】
【実施の形態】 本発明の実施の形態を図13を用いて
説明する。
【0017】図13は、本発明の構成を説明するため模
式図であり、薄膜トランジスタの断面図を示す。図13
には1つの薄膜トランジスタしか図示していないが、基
板1000上に複数の薄膜トランジスタが形成されて半
導体回路を構成している。
【0018】薄膜トランジスタは、絶縁表面を有する基
板1000上に形成されたシリコンを主成分とする活性
層1100と、ゲート絶縁膜1200と、ゲート電極2
000とソース電極1410と、ドレイン電極1420
とを有する。ゲート電極2000とソース/ドレイン電
極1410、1420は層間絶縁膜1300によって電
気的に絶縁されている。
【0019】活性層1100は、ソース領域1110、
ドレイン領域1120、チャネル形成領域1130を有
し、ソース領域1110、ドレイン領域1120の表面
はシリサイド化されて、シリサイド層1111、112
1が形成されている。
【0020】前記ゲート電極2000は、ゲート絶縁膜
1300に接して形成された金属層2110と、前記金
属層2110上に接して形成されたアルミニウム層22
00との積層導電膜を有し、さらに金属層2110の側
面に形成された金属層の陽極酸化物層2110及びアル
ミニウム層2200表面を陽極酸化したアルミナ層を有
する。この構成により、上記の積層導電膜はそれぞれの
陽極酸化膜で被覆されるため、絶縁性が高められると共
に、アルミニウム層2200の耐熱性も向上される。
【0021】本発明では、金属層2110は陽極酸化可
能であると共に、アルミニウムよりも融点が高い金属材
料で形成して、ゲート絶縁膜1300にアルミニウムが
拡散されることを防止するバリア層として機能させるた
め、ゲート電極2000形成以後に400℃以上の加熱
処理が可能になり、加熱温度を500〜600℃程度ま
で上げることができる。
【0022】このような金属層2210としてバルブ金
属を用いることができ、Ta、Nb、Hf、Ti、Cr
のいずれか一種金属元素もしくはこれらの合金、又はM
oとTaの合金を用いればよい。またアルミニウム層2
000は純アルミニウムだけでなく、Si、Sc等を数
重量%添加し耐熱性を向上させても良い。
【0023】本発明では、ゲート電極2000形成以後
に、500〜650℃の温度で加熱することができるよ
うになったため、サリサイド工程によってソース/ドレ
イン領域にシリサイド層1111、1121を形成する
ことができる。
【0024】図13の薄膜トランジスタの作製方法の1
例を以下に説明する。絶縁表面を有する基板1000上
にシリコンを主成分とする活性層1100を形成する。
活性層1100としては、非晶質シリコン薄膜を結晶化
した多結晶シリコン薄膜を用いればよい。結晶化には、
基板の耐熱性を考慮して、加熱処理、レーザやそれと同
等な強光を照射する方法等を適宜に選択すればよい。そ
して活性層1100上にゲート絶縁膜1200を構成す
る絶縁被膜を形成する。
【0025】次にゲート電極2000を形成する。金属
層2100、アルミニウム層2200を成膜し所定の形
状にパターニングする。それぞれ陽極酸化して、陽極酸
化物層2110と2120を形成する。これによってゲ
ート電極2000を完成する。本発明では、ゲート電極
2000において、主に信号、電流の経路としてアルミ
ニウム層2200を用いるため、その膜厚は400〜6
50nm程度とする。また、金属層は後述するようにバ
リア層をして機能すれば良く、その膜厚は10〜100
nm程度とする。
【0026】次にゲート電極2000をマスクにして前
記絶縁被膜をパターニングして自己整合的にゲート絶縁
膜1300を形成する。さらに、ゲート電極2000を
マスクにして、活性層1100に導電性を付与する不純
物を添加して、ソース/ドレイン領域1110、112
0とチャネル形成領域1130を自己整合的に形成す
る。
【0027】次に、ソース/ドレイン領域1100、1
200にシリサイド層1111、1121を形成する。
先ず、シリコンとシリサイド反応する金属膜を成膜す
る。この金属膜としては、500〜600℃程度の加熱
温度でシリサイド反応する金属膜であれば良く、例えば
Ta、Cr、Mn、Nb、Mo、Tiのいずれか一種の
金属膜を用いることができる。金属膜は活性層1100
のうちソース/ドレイン領域1110と1120のみ接
しており、加熱処理によってソース/ドレイン領域11
10、1120のシリコンと金属が反応して、シリサイ
ド層1111、1121が形成される。なお、ソース/
ドレイン領域1110、1120を完全にシリサイド化
しても良い。
【0028】シリサイド化の後、未反応の金属膜をエッ
チングで除去する。このとき、ゲート電極2000の金
属層2100とアルミニウム層2200はそれぞれの陽
極酸化層2110と2210で被覆されているため、エ
ッチングで除去されるようなことがない。なお、シリサ
イド化の加熱処理は電気炉内での加熱や赤外ランプを用
いたRTAを用いればよい。
【0029】そして、層間絶縁膜1300を形成し、こ
こにコンタクトホールを形成しソース/ドレイン電極1
410、1420を形成する。
【0030】本発明においては、ゲート電極2000に
アルミニウム層2200を用い、ソース/ドレイン電極
1410、1420との接続部にシリサイド層1111
と1121を形成しため、動作速度が向上され、また省
電力化が図れる。なお、ここでは、絶縁ゲート型トラン
ジスタの例として薄膜トランジスタを示したが、本発明
は、シリコン基板内にソース/ドレイン領域を有するM
OS型トランジスタに適用することもできる。
【0031】
【実施例】 図1〜12を用いて、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0032】〔実施例1〕本実施例では、半導体回路を
構成するTFTの作製方法を示す。図1(A)に本実施
例のTFTの模式的な断面構成図を示す。また、図1
(B)に図1(A)の150で示す矩形の領域の拡大図
を示す。
【0033】基板100表面には下地膜101が形成さ
れている。TFTは、下地膜101上に形成された活性
層103と、ゲート絶縁膜109と、ゲート電極と、層
間絶縁膜103と、ソース/ドレイン領域に接続された
ソース電極141、ドレイン電極142を有する。
【0034】活性層103は多結晶シリコン薄膜でな
り、ソース領域104、ドレイン領域105、チャネル
形成領域106と、高抵抗領域107と108が形成さ
れ、ソース領域104とドレイン領域105表面には、
それぞれシリサイド層104aと105aが形成されて
いる。
【0035】ゲート絶縁膜109は、活性層103表面
を熱酸化した熱酸化膜109bと、気相法(CVD)で
堆積された堆積絶縁膜109aで形成される。また、ゲ
ート電極は、タンタル層110とアルミニウム層120
と、タンタル層110とアルミニウム層120はそれぞ
れ陽極酸化したタンタルオキサイド層111、無孔質状
アルミナ層121とを有する。
【0036】以下、図2〜図4を用いて、TFTの作製
方法を説明する。まず、耐熱性の高い基板(本実施例で
は石英基板)100を用意する。基板100表面に下地
膜101として300nm厚の絶縁性珪素膜102を形
成する。絶縁性珪素膜とは、酸化珪素膜(SiOx )、
窒化珪素膜(Six y )、酸化窒化珪素膜(SiOx
y )のいずれか若しくはそれらの積層膜である。
【0037】基板100の耐熱温度は、後の熱酸化工程
に耐え得る温度であればよい。歪点が750℃以上であ
ればガラス基板(代表的には結晶化ガラス、ガラスセラ
ミクス等と呼ばれる材料)を利用することもできる。そ
の場合には下地膜を減圧熱CVD法で形成して基板全面
を絶縁性珪素膜で囲むようにすると、ガラス基板からの
成分物質の拡散を抑えられて効果的である。
【0038】また、下地膜101としては、基板100
全面を非晶質珪素膜で覆い、それを完全に熱酸化膜に変
成させた絶縁膜を用いることもできる。シリコン基板を
用いる場合には、下地膜101はシリコン基板表面を熱
酸化して形成する。
【0039】こうして絶縁表面を有する基板が準備でき
たら、減圧熱CVD法により非晶質珪素膜201を形成
する。非晶質珪素膜201の膜厚は20〜100nm
(好ましくは40〜75nm)とすれば良い。本実施例
では成膜膜厚を65nmとする。なお、減圧熱CVD法
で形成した非晶質珪素膜と同等の膜質が得られるのであ
ればプラズマCVD法を用いても良い。(図2(A))
【0040】次に、非晶質珪素膜201上に120nm
厚の酸化珪素膜でなるマスク絶縁膜201を形成する。
マスク絶縁膜202にはパターニングによって開口部2
02aを設けておく。
【0041】次に、特開平8−78329号公報記載の
技術に従って、結晶化を助長する触媒元素の添加工程を
行う。本実施例では触媒元素としてニッケルを選択し、
重量換算で10ppm のニッケルを含むニッケル酢酸塩を
エタノール溶液に溶かした溶液をスピンコート法により
塗布する。
【0042】勿論、ニッケル以外にもコバルト(C
o)、鉄(Fe)、パラジウム(Pd)、白金(P
t)、銅(Cu)、金(Au)、ゲルマニウム(G
e)、鉛(Pb)から選ばれた一種または複数種を用い
ることもできる。
【0043】こうして、マスク絶縁膜202の表面には
ニッケル含有層203が形成される。この時、ニッケル
はマスク絶縁膜202に設けられた開口部202aにお
いて非晶質珪素膜201を接するような状態となる。
(図2(B))
【0044】次に、450℃、1時間程度加熱して水素
出し処理した後、不活性雰囲気、水素雰囲気または酸素
雰囲気において500〜700℃(代表的には550〜
650℃、好ましくは570 ℃)の温度で4〜24時間の
加熱処理を加えて非晶質珪素膜201の結晶化を行う。
本実施例では570℃、14時間の加熱処理を行い、結
晶化を進行させる。(図2(C))
【0045】非晶質珪素膜201の結晶化はニッケルを
添加した領域(ニッケル添加領域)204で発生した核
から優先的に進行し、基板100の基板面に対してほぼ
平行に成長した結晶領域(ここでは横成長領域とよぶ)
205、206が形成される。横成長領域205、20
6は比較的揃った状態で個々の結晶粒が集合しているた
め、全体的な結晶性に優れるという利点がある。
【0046】結晶化工程が終了したら、そのままマスク
絶縁膜202をマスクとして活用してP(リン)を添加
してリン添加領域207を形成する。リンは添加領域2
07に1×1019〜1×1021atoms/cm3 の濃度(ニッ
ケルの約10倍)で含まれるように添加することが好ま
しい。(図2(D))
【0047】本実施例では横成長領域205、206に
残存するニッケルを除去するためにリンのゲッタリング
能力を利用する。リン以外にも砒素、アンチモン等の他
の15族元素を用いることもできるが、リンがゲッタリ
ング能力が高かった。
【0048】本実施例ではリンの添加工程にプラズマド
ーピング法を用いたが、他にイオンインプランテーショ
ン法又はプラズマドーピング法等のイオン打ち込み法、
気相からの拡散を用いる方法、固相からの拡散を用いる
方法のいずれかの手段を利用できる。また、リンの添加
工程でマスクとして活用するマスク絶縁膜202は、再
度パターニングして新たな開口部を設けても良いが、マ
スク絶縁膜202をそのまま用いることでスループット
の向上を図ることができる。
【0049】そして、リン添加領域207を形成した
後、500〜800℃(好ましくは600〜650℃)
で2〜24時間(好ましくは8〜15時間)の加熱処理
を行い、横成長領域205、206中のニッケルをリン
添加領域207へと移動させる(移動方向は矢印で示
す。)こうしてニッケルが5×1017atoms/cm3 以下
(好ましくは2×1017atoms/cm3 以下)にまで低減さ
れた横成長領域205’、206’が得られる。(図2
(E))
【0050】なお、現状ではSIMS(質量二次イオン
分析)による検出下限が2×1017atoms/cm3 程度であ
るため、それ以下の濃度を調べることはできない。しか
しながら、本実施例に示すゲッタリング工程を行えば、
横成長領域205’、206’内のニッケル濃度は少な
くとも1×1014〜1×1015atoms/cm3 程度にまで低
減されるものと推定される。
【0051】こうしてニッケルのゲッタリング工程が終
了したら、マスク絶縁膜202を除去した後、図2
(F)に示すように横成長領域205’、206’のみ
を利用して活性層103を形成する。この時、ニッケル
をゲッタリングした領域207は完全に除去してしまう
ことが望ましい。こうすることでニッケルが再び活性層
103内へと逆拡散することを防ぐことができる。なお
説明のため図面では活性層103を1つだけ図示した
が、半導体回路を構成するTFTに合わせて複数の活性
層が基板100上に同時に形成されている。
【0052】次に、てプラズマCVD法または減圧熱C
VD法により、絶縁性珪素膜でなる堆積絶縁膜109a
を活性層103を覆うように形成する。この絶縁膜10
9aの膜厚は50〜150nmとすれば良い。絶縁性珪
素膜としては酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜
を形成すればよい。
【0053】そして、図3(G)に示すように堆積絶縁
膜109aを形成した後、酸化性雰囲気において800
〜1100℃(好ましくは950〜1050℃)で加熱
処理を行い、活性層103表面を酸化して、活性層10
3と堆積絶縁膜109aの界面に熱酸化膜109bを形
成する。
【0054】なお、酸化性雰囲気はドライO2 雰囲気、
ウェットO2 雰囲気又はハロゲン元素(代表的には塩化
水素)を含む雰囲気とすれば良い。ハロゲン元素を含ま
せた場合、活性層103上の絶縁膜109aが薄ければ
ハロゲン元素によるニッケルのゲッタリング効果も期待
できる。
【0055】また、熱酸化工程の温度と時間は、熱酸化
膜の膜厚とスループットを鑑みて最適な条件を決定すれ
ば良い。本実施例では50nmの熱酸化膜109aを形
成する条件(950℃、30分)とする。また、同時に
25nmの活性層が減り、最終的に活性層の膜厚は40
nmとなる。
【0056】堆積絶縁膜109aを形成してから熱酸化
するという構成は、リンの気相中からの拡散を防ぐ効果
がある。このリンとはゲッタリング工程に先立って添加
されたリン(ここでは下地膜に含まれるリンを指す)で
あり、それが熱酸化工程の雰囲気中に拡散して活性層1
03に再添加される(リンのオートドーピングとも呼ば
れる)ことを防ぐことができる。
【0057】勿論、活性層103と堆積絶縁膜109a
との界面を熱酸化することで界面準位を大幅に低減し、
界面特性を飛躍的に向上させることも兼ねる。また、C
VD法で形成された堆積絶縁膜109aの膜質の向上も
図れるし、活性層103を薄膜化されるため光リーク電
流の低減も期待でき、活性層103を構成する多結晶シ
リコンの結晶粒内欠陥も低減される。
【0058】こうして図3(G)の状態が得られたら、
スパッタ法にて50nm厚のタンタル層110、400
nm厚のアルミニウム層120を順次積層形成する。ア
ルミニウム層120として2wt% のスカンジウムを含有
させたアルミニウム材料を利用した。タンタル層110
の膜厚は20nmあればバリア層として機能するが、あ
まり厚いとTFTの凹凸が大きくなるため、20〜10
0nm程度の厚さにすればよい。(図3(H))
【0059】次にフォトレジストマスク209を形成
し、タンタル層110及びアルミニウム層120をドラ
イエッチング法またはウェットエッチング法によりエッ
チングして、後のゲート電極の原型となる積層パターン
210を形成した。本実施例ではゲート電極とゲート電
極に信号を入力するゲート配線は一体的に形成されてい
る。図面ではTFTの活性層と交差しているゲート電極
をのみを示しているが、積層210パターンはゲート電
極およびゲート配線のパターンに合わせて形成されてい
る。
【0060】ドライエッチング用のエッチングガスとし
てはアルミニウム層120のエッチングには塩素系ガ
ス、タンタル層110のエッチングにはフッ素系ガスと
いうように使い分ければ連続的に処理することが可能で
ある。なお、タンタル層110が50nm程度と薄い場
合には塩素系ガスでアルミニウム層120とタンタル層
110とを一括してエッチングできることが確認されて
いる。(図3(I))
【0061】また、積層パターン210のパターニング
にはレジストマスク209を利用しているが、レジスト
マスク209を形成する前にあたって、アルミニウム層
120の表面を極薄く陽極酸化してアルミナ膜を形成
し、レジストマスク209の密着性を向上させる。
【0062】次に、レジストマスク209を残した状態
で、3%シュウ酸水溶液中で到達電圧8Vの陽極酸化処
理を行い、600〜800nm厚の多孔質状アルミナ層
211を形成する。この溶液中ではタンタル層110は
陽極酸化されず、アルミニウム層120のみが選択的に
陽極酸化されて、多孔質状アルミナ層211が形成され
る。(図3(J))
【0063】レジストマスク209を除去した後、さら
に、3%の酒石酸を含むエチレングリコール溶液中で到
達電圧80Vの陽極酸化処理を行う。この処理ではアルミ
ニウム層120とタンタル層110との両方が陽極酸化
される。(図3(K))
【0064】タンタル層110は多孔質状アルミナ層2
11に接する部分だけが陽極酸化されてタンタルオキサ
イド層111に変成された。これはその部分だけが多孔
質状アルミナ層211の内部を浸透してきた電解溶液に
触れるためである。
【0065】また、アルミニウム層120も多孔質状ア
ルミナ層211の内部を浸透した電解溶液に触れた部分
が酸化されて、その表面(多孔質状アルミナ層211の
内側)に100〜120nm厚の無孔質状アルミナ層1
21が形成される。無孔質状アルミナ層121の膜厚は
到達電圧によって決定される。
【0066】ここで、図3(K)に示す状態を示すSE
M写真を図11(A)に示した。なお、図11(A)は
図3(Kの構造を実験的に再現したサンプルを4万倍に
拡大したSEM写真であり、多孔質状アルミナ層211
付近の様子を示している。
【0067】また、図11(A)の模式図を図11
(B)に示した。図11(B)において、10は酸化珪
素膜でなる下地、11はタンタル層、12はアルミニウ
ム層、13はタンタルオキサイド層、14は無孔質状ア
ルミナ層、15は多孔質状アルミナ層である。
【0068】図11(B)に示すように、アルミニウム
層12の表面は無孔質状アルミナ層14で覆われ、その
外側に多孔質状アルミナ層15が形成されている。そし
て、タンタル層11の端部(多孔質状アルミナ層の下)
にはタンタルオキサイド層13が形成されている。
【0069】なお、図3ではタンタル層110とタンタ
ルオキサイド層111の膜厚は同じになっているが、図
11(A)に示す写真で見る限り、タンタル層は陽極酸
化処理によってタンタルオキサイド層に変成する際に約
2倍程度に体積が膨張して、膜厚が2〜4倍(代表的に
は3倍)程度に厚くなるようである。また、タンタルオ
キサイド層13はアルミナ層15の端部よりも外側に突
出していた。また15で示す部分は完全にタンタルオキ
サイドだけでなくタンタルも混在していることも予想さ
れる。
【0070】図3(K)に示す構成が得られたら、次に
ゲート電極部(タンタル層110、タンタルオキサイド
層111、アルミニウム層120、アルミナ層121)
及び多孔質状アルミナ層211をマスクとしてドライエ
ッチング法により堆積絶縁膜109aと熱酸化膜109
bをエッチングして、ゲート絶縁膜109をパターニン
グした。エッチングガスとしてはCHF3ガスを55scc
mの流量で用い、圧力55mtorr、供給電力800Wの条
件で行った。
【0071】この工程により堆積絶縁膜109aと熱酸
化膜109bが自己整合的にエッチングされ、ゲート絶
縁膜109は島状のパターンに加工された。この時、図
11を用いて説明したように、ゲート電極ではタンタル
オキサイド層111が最も外側に突出しているため、ゲ
ート絶縁膜の端面はタンタルオキサイド層111の端面
で画定される。また、活性層103において、後にソー
ス/ドレイン領域となる領域が露出した状態となる。
(図4(L))
【0072】このパターニング工程が終了したら、マス
クとして利用した多孔質状アルミナ層211を45℃に
保温したアルミ混酸(リン酸、酢酸、硝酸、水を体積%
で85:5:5:5の比で混合した)溶液を用いて除去
した。多孔質状アルミナ層211とタンタルオキサイド
層11の選択比が大きいので、タンタルオキサイド層1
11はエッチングされない。この様子は図12に示すS
EM写真からも明らかである。
【0073】図12に示すSEM写真は、図11(A)
に示す状態から多孔質状アルミナ層15のみを除去した
状態を示している。この写真からはタンタルオキサイド
層11がひさし状に残っていることが確認できる。
【0074】次に、1回目の不純物添加工程を行った。
なお、本実施例ではプラズマドーピング法を用いた。ま
たNチャネル型TFT(NTFT)を作製するため、N
型の導電性を付与する不純物イオンとして、P(リン)
またはAs(砒素)を選ぶ。ここではリンを添加した。
まず、1回目は加速電圧を70〜85keV と高くして行
った。この時、ゲート絶縁膜109表面にはタンタルオ
キサイド層111が存在するため、イオン注入時のダメ
ージが直接ゲート絶縁膜に到達しないため、ゲート絶縁
膜109中にトラップ準位が発生するのを抑制できる。
【0075】加速電圧が高いためタンタルオキサイド層
111とゲート絶縁膜109をリンイオンが通過して、
活性層103に添加される。この結果N型の不純物領域
212、213が形成される。また、活性層103にお
いてアルミニウム層120、アルミナ層121が上部に
存在する領域には、リンイオンが添加されなかった。
(図4(M))
【0076】この工程において領域212、213の不
純物濃度は後に高抵抗領域の抵抗値を決定することにな
る。従って、イオン注入時のドーズ量は領域212、2
13が所望の濃度の不純物を含むように実施者が最適値
を設定する必要がある。本実施例では、不純物領域21
2、213のリン濃度が1×1017〜1×1018atoms/
cm3 になるようにした。
【0077】次に、5〜10keV と低い加速電圧で2回
目の不純物添加工程を行った。この工程では加速電圧が
低いため、ゲート絶縁膜109が完全にマスクとして機
能する(タンタルオキサイド層111も存在するため特
開平7-135318号公報記載の技術よりもマスク効果が向上
している)。この工程ではN型不純物領域212、21
3のうち、その表面が露出されている領域104、10
5のみにリンイオンが添加される。本実施例では、この
領域104、105に1×1020〜1×1021atoms/cm
3 の濃度でリンが添加されるようにした。
【0078】1回目と2回目の不純物添加工において、
2度ともリンが添加された領域104、105はそれぞ
れソース領域、ドレイン領域となる。また1回目の不純
物添加工程でのみ不純物が添加された領域は、ソース/
ドレイン領域104、105よりも抵抗が高い、高抵抗
領域107、108となる。従って、ソース/ドレイン
領域104、105と高抵抗領域107、108との接
合部はゲート絶縁膜109(タンタルオキサイド層11
1の端部)によって画定する。また全くリンが添加され
なかった領域106は、後にキャリアの移動経路となる
真性または実質的に真性なチャネル形成領域となる。
(図4(N))
【0079】なお、真性とは電子と正孔が完全に釣り合
って完全に中性な領域を指し、実質的に真性な領域と
は、しきい値制御が可能な濃度範囲(1×1015〜1×
1017atoms/cm3)でN型またはP型を付与する不純物
を含む領域、または意図的に逆導電型不純物を添加する
ことにより導電型を相殺させた領域を指す。
【0080】また、本実施例の高抵抗領域107、10
8はソース/ドレイン領域104、105よりもリン濃
度が低くく、LDD領域又は低濃度不純物領域に対応す
る。なお、不純物添加工程の加速電圧や、ゲート絶縁膜
109及びタンタルオキサイド層111の膜厚によっ
て、領域107、108にリンを添加させないようにす
ることができる。この場合は、高抵抗領域107、10
8はオフセット領域として機能する。
【0081】また、同一基板上にPチャネル型TFTも
作製する場合には、Nチャネル型TFTの活性層をフォ
トレジストで覆い、残りの活性層にボロンを添加すれば
よい。添加されるボロンの濃度はソース/ドレイン領域
104、105や高抵抗領域107、108の導電型が
N型からP型に反転するように調節する。
【0082】以上のようにして活性層103への導電性
を付与する不純物の添加工程が終了したら、次に、不活
性ガス雰囲気中において加熱処理もしくは、エキシマレ
ーザを照射して、活性層に添加した不純物を活性化す
る。この工程は、次に行うシリサイド化の加熱処理と兼
用しても良い。
【0083】次に、ソース/ドレイン領域104、10
5の表面をシリサイド化する。本実施例ではチタンシリ
サイド層を形成する。先ずチタン(Ti)膜215をス
パッタ法にて成膜した。膜厚は10〜100nmここで
は、50nmの厚さにする。この状態では、活性層10
3はソース/ドレイン領域104、105だけでチタン
膜215と接している。そして、500〜650℃の温
度、ここでは550℃に加熱して、チタン膜215と、
チタン膜215に接している活性層103とを反応させ
てシリサイド化した。この結果ソース/ドレイン領域1
04、105の表面には、チタンシリサイド層104
a、105aが自己整合的に形成される。(図4
(O))
【0084】従来では、アルミニウム材料の耐熱性が低
かったため、ゲート電極を形成した以後の工程では、4
50℃程度の加熱処理しか施せなかったが、本実施例に
おいては、下層に設けられたタンタル層111を耐熱性
の低いアルミニウム層120のブロッキング層として利
用したため、450℃以上、500〜650℃の加熱処
理を施すことが可能となった。よって、ゲート電極をマ
スクに利用したサリサイド工程によって、シリサイド層
104a、105aを形成することが可能となった。
【0085】なお、図4(O)では、シリサイド層10
4a、105aで示すように、ソース/ドレイン領域1
04、105の表層のみをシリサイド化しているが、活
性層103の膜厚、及び加熱時間によって、ソース/ド
レイン領域104、105を全てシリサイド化すること
もできる。また、前述のようにシリサイド化工程の加熱
処理によって、活性層に添加された不純物を活性化でき
るため、シリサイド化工程前の活性化工程は省略するこ
とも可能である。
【0086】次に、シリサイド化工程で未反応のチタン
膜215を除去する。ここでは過酸化水素溶液ととアン
モニア溶液を混合したエッチャントを用いて、チタン膜
215のみを選択的に除去した。そして図1に示すよう
に層間絶縁膜130を形成する。層間絶縁膜130とし
ては酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化窒化珪素膜、有機性
樹脂膜またはそれらの積層膜を用いることができる。な
お、有機性樹脂膜としてはポリイミド、ポリアミド、ポ
リイミドアミド、アクリル等が挙げられる。
【0087】層間絶縁膜130を形成したら、コンタク
トホールを形成してソース電極141、ドレイン電極1
42を形成する。本実施例ではこれら電極材料としてチ
タン/アルミ/チタンからなる積層導電層を用いる。最
後に水素雰囲気中において 350℃2時間程度の水素化処
理を行い、TFT全体の水素終端処理を行う。こうして
図1に示すような構造のTFTが完成する。
【0088】本実施例のTFTは、ゲート電極を抗せす
るアルミニウム層とゲート絶縁膜との間にタンタル層が
存在するため、作製途中の熱処理によって、アルミニウ
ムがゲート絶縁膜に拡散することが防止できる。そのた
め、サリサイド工程を利用してソース/ドレイン領域表
面をシリサイド化することができる。よって、ゲート電
極をアルミニウム材料で形成してゲート電極の低抵抗化
を実現すると共に、ソース/ドレイン領域のシート抵抗
の低抵抗化が可能になり、高速動作に好適なTFTを得
ることができる。
【0089】更に、アルミニウム拡散による短絡を防げ
るため、非常に高い歩留りでTFTを作製することが可
能となり、同一基板上に百万個以上ものTFTを作製す
るAMLCDを作製においても高い良品率を確保するこ
とができる。そして、それに伴って液晶モジュールやそ
れを搭載した製品(電子機器)の製造コストを低減する
ことが可能である。また、本実施例では、TFTの例を
示したが、シリコン基板内にソース/ドレイン領域を形
成するMOS型トランジスタに、本実施例のゲート電極
の作製工程、及びシリサイド工程を応用できることは明
らかである。
【0090】〔実施例2〕 図5を用いて本実施例を説
明する。本実施例は、本発明をアクティブマトリクス型
液晶表示装置(AMLCD)を構成するアクティブマト
リクス基板の例である。アクティブマトリクス基板は同
一基板上にCMOS回路で構成された駆動回路とNTF
Tで構成された画素マトリクス回路とが作製されてい
る。なお、簡略にPチャネル型TFT(PTFT)の作
製工程及び条件の1例を以下に示す。
【0091】まず、リンイオンを注入したソース及びド
レイン領域にP型の導電性を付与する不純物イオン(ボ
ロン)を注入する。ドーピングガスとして、水素で5%
に希釈されたジボランを用いる。加速電圧は60〜90
kV、ドーズ量は1×1013〜8×1019atoms/cm3
する。なお、ソース及びドレイン領域に注入されたボロ
ンの濃度の最大値からリンの濃度の最大値を引いた濃度
が3×1019〜3×1021 atoms/cm3 となるようにド
ーズ量を調節することが重要である。この結果、ソース
及びドレイン領域の導電型が反転してP型の不純物領域
を形成することができる。なお、高抵抗領域の導電型も
反転する工程としてもよい。
【0092】図5において、NTFT301、PTFT
302はCMOS回路303を構成している。前述の様
に公知のCMOS技術を用いれば実施例1とほぼ同様の
工程で容易に実現できる。
【0093】また、画素マトリクス回路を構成する画素
TFT(本実施例ではNTFT)304は実施例1で説
明した作製工程に多少の工程を足せば実現できる。
【0094】まず、実施例1の工程に従って、画素TF
T304及びCMOS回路303を複数形成する。次
に、図5に示す様に第1の平坦化膜310を形成する。
本実施例では窒化珪素(50nm)/酸化珪素(25n
m)/アクリル(1μm)の積層構造を第1の平坦化膜
310として利用する。
【0095】なお、アクリルやポリイミドといった有機
性樹脂膜はスピンコート法で形成する溶液塗布型絶縁膜
なので、厚い膜を容易に形成できる上、非常に平坦な面
を得ることが可能である。そのため、1μm程度の膜厚
を高いスループットで形成することが可能であり、良好
な平坦面が得られる。
【0096】次に、第1の平坦化膜310上に遮光性導
電膜でなるブラックマスク311を形成する。またブラ
ックマスク311を形成するに先立って、第1の平坦化
膜310をエッチングして、最下層の窒化珪素膜のみを
残した凹部を形成しておく。
【0097】このようにしておくことで、凹部を形成し
た部分では画素TFT304のドレイン電極とブラック
マスク311とが窒化珪素膜のみを介して近接し、そこ
で補助容量312を形成する。窒化珪素は比誘電率が高
く、しかも膜厚が薄いので大容量を確保しやすい。
【0098】ブラックマスク311を形成すると同時に
補助容量312を形成したら、第2の平坦化膜313を
1.5μm厚のアクリルで形成する。補助容量52を形
成した部分は大きな段差を生じるが、その様な段差も十
分に平坦化できる。
【0099】最後に、第1の平坦化膜310及び第2の
平坦化膜313にコンタクトホールを形成し、透明導電
膜(代表的にはITO)からなる画素電極314を形成
する。こうして図5に示すアクティブマトリクス基板を
作製することができる。
【0100】なお、画素電極314として反射性の高い
導電膜、代表的にはアルミニウムまたはアルミニウムを
主成分とする材料を用いれば、反射型AMLCD用のア
クティブマトリクス基板を作製することもできる。
【0101】また、図5では画素TFTのゲート電極を
ダブルゲート構造としているが、シングルゲート構造で
も良いし、トリプルゲート構造等のマルチゲート構造と
しても構わない。
【0102】また、アクティブマトリクス基板の構造は
本実施例の構造に限定されるものではない。本発明の特
徴はゲート電極の構成およびソース/ドレイン領域のシ
リサイド化にあるので、それ以外の構成は本発明を限定
するものではなく、実施者が適宜決定すれば良い。
【0103】〔実施例3〕図6を用いて本実施例を説明
する。本実施例では、実施例1と異なる工程でTFTを
形成する場合の例であり、実施例1の陽極酸化工程の変
形例である。なお、本実施例の構成を他の実施例の構成
に利用することは可能である。
【0104】ここでは、実施例1とは図3(J)の状態
の工程までは同一の工程であるためその記載は省略す
る。図3(J)を得たら、図6(A)に示すようにゲー
ト絶縁膜のパターニングを行う。図6(A)において、
400は基板、401は下地膜、403は活性層、40
9aは堆積絶縁膜、409bは熱酸化膜、410はタン
タル層、420はアルミニウム層、41はアルミニウム
層を陽極酸化した多孔質状アルミナ層である。図3
(J)の状態を得たら、アルミニウム層420およびア
ルミナ層41をマスクにして、堆積絶縁膜409aと熱
酸化膜409bをエッチングして、ゲート絶縁膜409
をパターニングする。
【0105】次に、3%の酒石酸を含むエチレングリコ
ール溶液中で陽極酸化処理を行う。この処理ではとの両
方が陽極酸化されそれぞれ、膜厚の薄い陽極酸化物層が
形成される。(図6(B))
【0106】タンタル層410は多孔質状アルミナ層4
1に接する部分だけが陽極酸化されて、薄いタンタルオ
キサイド層43に変成される。アルミニウム層420は
その表面(多孔質状アルミナ層41の内側)に膜厚の薄
い無孔質状アルミナ層42が形成される。ここでは到達
電圧を1〜20V程度として、無孔質状アルミナ層42
の膜厚が10〜30nmとなるようにした。
【0107】そして、多孔質状アルミナ層41を選択的
に除去して図6(C)の状態を得る。この状態ではタン
タル層410が露出する。
【0108】再度、3%の酒石酸を含むエチレングリコ
ール溶液中で到達電圧80Vの陽極酸化処理を行う。こ
の処理ではアルミニウム層420とタンタル層410と
の両方が陽極酸化され、そ膜厚の厚いアルミナ層42
1、膜厚の厚いタンタルオキサイド層411が形成され
る。この工程で先に形成された薄いアルミナ層42、タ
ンタルオキサイド層43はそれぞれ厚いアルミナ層42
1、タンタルオキサイド層411と一体化される。(図
6(D))
【0109】実施例1の図3(K)の工程と異なり、本
実施例ではタンタル層410を陽極酸化するために、タ
ンタル層410を露出させた状態にして、タンタルオキ
サイド層411に変成しやすくさせており、タンタルオ
キサイド層411の膜厚がタンタル層410の2〜4倍
(代表的には3倍)程度に厚くなるようにする。このよ
うな構成とすることにより、後の高抵抗領域の上方に存
在しているタンタル層をタンタルオキサイド層411に
完全に変成し、TFTとして正常な動作を行う構造とす
る。
【0110】次に、活性層403に不純物イオンを添加
する。この工程は実施例1で説明した工程でおこえはよ
く、図6(E)に示すように活性層403にソース領域
404、ドレイン領域405、チャネル形成領域40
6、高抵抗領域407、408が形成される。これ以降
は、実施例1と同様に、シリサイド化工程等を行いTF
Tを完成させればよい。
【0111】〔実施例4〕本実施例を図7を用いて説明
する。本実施例は、実施例1のTFTにおいて、金属層
(タンタル層110)と、アルミニウム層120でなる
2層ゲート電極、配線と他の配線の接続方法について説
明する。なお、図7に示すTFTは図1と同じ構成であ
り、符号を省略した。
【0112】従来のアルミニウム単層のゲート電極構造
では、無孔質アルミナ層を除去するために、アルミ混酸
(リン酸、酢酸、硝酸、水を体積%で85:5:5:5
の比で混合した酸)とクロム酸溶液とを混合した酸(こ
こではクロム混酸と呼ぶ)を用いている。クロム混酸を
用いた場合には、ゲート絶縁膜や下地膜を構成する酸化
珪素膜との選択比がとれず、ゲート絶縁膜や下地膜まで
エッチングされてしまっていた。なお、クロム混酸と
は、上記のアルミ混酸10・に対してクロム酸溶液(ク
ロム酸350gと水150gを混合した溶液)550g
を混合した酸である。
【0113】本実施例では、図7に示すように、クロム
混酸に対して選択比を有するタンタルをゲート電極・配
線の下層に形成したことにより、タンタル層110がエ
ッチングストッパとして機能し、また、引出配線160
と電気的な接続をとることもできる。なお図7ではゲー
ト配線が活性層と交差するゲート電極部で引出配線16
0との接続を行ったが、他の部分でゲート配線と引出配
線160とのコンタクトをとっても良い。
【0114】〔実施例5〕 図8を用いて本実施例を説
明する。本実施例は実施例1の変形例であり、ソース/
ドレイン領域のソース/ドレイン電極との接続部上にコ
ンタクトバッドを形成する例を示す。
【0115】実施例3で説明したように、画素TFTの
層間絶縁膜は平坦な表面を得るために、800nm〜1
μmのように比較的厚く形成される。また、本発明では
ソース/ドレイン領域の表面をシリサイド化、もしくは
ソース/ドレイン領域を全てシリサイド化してしまうた
め、ソース/ドレイン電極との接続をとるために、上記
のように厚い層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する
には問題が生ずる。
【0116】コンタクトホール形成のために、フッ酸に
よってウエットエッチングをした場合には、チタンシリ
サイド層がエッチングされてしまう。また、フッ素系ガ
スによってドライエッチングを用いた場合には、下地膜
やゲート絶縁膜に利用されている酸化珪素膜や窒化珪素
膜と選択比がとれないため、層間絶縁膜が厚いとエッチ
ングに時間がかかるため、下地膜やゲート絶縁膜がエッ
チングされてしまう危惧がある。
【0117】本実施例は上述した問題を解消したもので
ある。以下、図8を用いてコンタクトホールの形成工程
を説明する。先ず実施例1で説明した作製方法に従っ
て、図4(O)に示す状態を得る。図8(A)は図4
(O)に対応しており、500は基板、501は下地膜
である。多結晶シリコンでなる活性層には、ソース領域
504、ドレイン領域505、チャネル形成領域50
6、高抵抗領域507、508が自己整合的に形成さ
れ、ソース/ドレイン領域505、504には、チタン
膜515との反応によってシリサイド層504a、50
5aが形成されている。509は熱酸化膜と堆積絶縁膜
とでなるゲート絶縁膜である。ゲート電極は、タンタル
層110、アルミニウム層520とでなる導電層を有
し、また当該導電膜の陽極酸化物であるタンタルオキサ
イド層111と、アルミナ層121とで被覆されてい
る。
【0118】本実施例では、ソース/ドレイン領域50
4、505の表面をシリサイド化した後、未反応のチタ
ン膜515を残存させたまま、スッパッタ法によりアル
ミニウム膜550を厚さ600〜1000nmの厚さに
成膜する。(図8(B))
【0119】次に、アルミニウム膜550のみをパター
ニングして、ソース/ドレイン電極とのコンタクトパッ
ド551、552を構成するアルミニウム層551a、
552aを形成する。パターニングにはチタン膜515
とのエッチング選択比をとっるため、実施例1で示した
アルミ混酸を用いたウエットエッチングを用いる。(図
8(C))
【0120】次に、アルミニウム層551a、552a
をマスクにしてチタン膜515をパターニングし、コン
タクトパッド551、552を構成するチタン層551
b、552bを形成する。パターニングにはここでは過
酸化水素溶液ととアンモニア溶液を混合したエッチャン
トを用いて、チタン膜515のみを選択的にパターニン
グした。以上の工程によって、アルミニウム層551
a、552aとチタン層551b、552bの積層導電
膜で構成されたコンタクトパッド551と552が形成
される。(図8(D))
【0121】次に、層間絶縁膜530を形成する。ここ
ではTEOSガスと酸素ガスを原料ガスに用いて、プラ
ズマCVD法にて、厚さ900nmの酸化珪素膜を成膜
した。そして、層間絶縁膜530にソース/ドレイン電
極のコンタクトホールを形成する。ここでは、フッ酸に
よるウエットエッチングを行った。本実施例では、コン
タクトホールの開口部に形成されたコンタクトパッド5
51と552がエッチングストッパとして機能するた
め、シリサイド層504a、505aがエッチングされ
るのを防ぐことができる。そして、スパッタ法でチタン
/アルミニウム/チタンでなる積層膜を連続成膜し、パ
ターニングしてソース電極541、ドレイン電極542
を形成する。(図8(E))
【0122】本実施例では、シリサイド工程で残存した
未反応のチタン膜をコンタクトパッド551、552と
して形成することによって、コンタクトホール形成時に
シリサイド層504a、505aがエッチングされるこ
とを防ぐことができる。また、コンタクトパッド55
1、552のソース/ドレイン電極との接続部にチタン
よりも低抵抗なアルミニウム層551a、552aする
ことで、ソース/ドレイン電極との接続抵抗を下げるこ
とができる。本実施例ではチタンシリサイド層を形成す
る。先ずチタン(Ti)膜215をスパッタ法にて成膜
した。膜厚は10〜100nmここでは、50nmの厚
さにする。この状態では、活性層103はソース/ドレ
イン領域104、105だけでチタン膜215と接して
いる。そして、500〜650℃の温度、ここでは55
0℃に加熱して、チタン膜215と、チタン膜215に
接している活性層103とを反応させてシリサイド化し
た。この結果ソース/ドレイン領域104、105の表
面には、チタンシリサイド層104a、105aが自己
整合的に形成される。(図4(O))
【0123】〔実施例6〕 実施例1〜5では、ゲート
電極において、下層に設けられたタンタル層111を耐
熱性の低いアルミニウム層120のブロッキング層とし
て利用したが、タンタル層111を形成する代りに、ゲ
ート絶縁膜に、ブロッキング効果の高い窒化珪素膜を形
成するようにしても良い。この場合には、窒化珪素膜は
アルミニウム層との界面でストレスが発生し易いため、
ゲート絶縁膜とアルミニウム層との界面には窒化酸化珪
素膜を成膜すると良い。
【0124】本実施例ではゲート絶縁膜を形成する場合
には(図3(G)参照)堆積絶縁膜として、厚さ5〜3
0nmの窒化珪素膜と厚さ1〜10nmの窒化酸化珪素
膜でなる積層膜をプラズマCVD法で連続成膜し、そし
て活性層を熱酸化して、窒化珪素膜との界面に熱酸化膜
を形成すればよい。なお、基板の耐熱性のため、熱酸化
工程が実施できない場合には、プラズマCVD法で酸化
珪素膜、窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜を連続成膜すれば
よい。
【0125】〔実施例7〕 実施例1〜6に示した構成
を含むアクティブマトリクス基板(素子形成側基板)を
用いてAMLCDを構成した場合の例について説明す
る。ここで本実施例のAMLCDの外観を図9に示す。
【0126】図9(A)において、801はアクティブ
マトリクス基板であり、画素マトリクス回路802、ソ
ース側駆動回路803、ゲート側駆動回路804が形成
されている。駆動回路はN型TFTとP型TFTとを相
補的に組み合わせたCMOS回路で構成することが好ま
しい。また、805は対向基板である。
【0127】図9(A)に示すAMLCDはアクティブ
マトリクス基板801と対向基板805とが端面を揃え
て貼り合わされている。ただし、ある一部だけは対向基
板805を取り除き、露出したアクティブマトリクス基
板に対してFPC(フレキシブル・プリント・サーキッ
ト)806を接続してある。このFPC806によって
外部信号を回路内部へと伝達する。
【0128】また、FPC806を取り付ける面を利用
してICチップ807、808が取り付けられている。
これらのICチップはビデオ信号の処理回路、タイミン
グパルス発生回路、γ補正回路、メモリ回路、演算回路
など、様々な回路をシリコン基板上に形成して構成され
る。図9(A)では2個取り付けられているが、1個で
も良いし、さらに複数個であっても良い。
【0129】また、図9(B)の様な構成もとりうる。
図9(B)において図9(A)と同一の部分は同じ符号
を付してある。ここでは図9(A)でICチップが行っ
ていた信号処理を、同一基板上にTFTでもって形成さ
れたロジック回路809によって行う例を示している。
この場合、ロジック回路809も駆動回路803、80
4と同様にCMOS回路を基本として構成される。
【0130】また、本実施例のAMLCDはブラックマ
スクをアクティブマトリクス基板に設ける構成(BM o
n TFT)を採用するが、それに加えて対向側にブラッ
クマスクを設ける構成とすることも可能である。
【0131】また、カラーフィルターを用いてカラー表
示を行っても良いし、ECB(電界制御複屈折)モー
ド、GH(ゲストホスト)モードなどで液晶を駆動し、
カラーフィルターを用いない構成としても良い。
【0132】また、特開平8-15686 号公報に記載された
技術の様に、マイクロレンズアレイを用いる構成にして
も良い。
【0133】〔実施例8〕本願発明の構成は、AMLC
D以外にも他の様々な電気光学装置や半導体回路に適用
することができる。
【0134】AMLCD以外の電気光学装置としてはE
L(エレクトロルミネッセンス)表示装置やイメージセ
ンサ等を挙げることができる。
【0135】また、半導体回路としては、ICチップで
構成されるマイクロプロセッサの様な演算処理回路、携
帯機器の入出力信号を扱う高周波モジュール(MMIC
など)が挙げられる。
【0136】このように本発明は絶縁ゲート型トランジ
スタで構成される回路によって機能する全ての半導体装
置に対して適用することが可能である。
【0137】〔実施例9〕実施例2に示したAMLCD
は、様々な電子機器のディスプレイとして利用される。
なお、本実施例に挙げる電子機器とは、アクティブマト
リクス型液晶表示装置を搭載した製品と定義する。
【0138】その様な電子機器としては、ビデオカメ
ラ、スチルカメラ、プロジェクター、プロジェクション
TV、ヘッドマウントディスプレイ、カーナビゲーショ
ン、パーソナルコンピュータ(ノート型を含む)、携帯
情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話等)などが
挙げられる。それらの一例を図10に示す。
【0139】図10(A)は携帯電話であり、本体30
01、音声出力部3002、音声入力部3003、表示
装置3004、操作スイッチ2005、アンテナ300
6で構成される。本願発明は音声出力部3002、音声
入力部3003、表示装置3004等に適用することが
できる。
【0140】図10(B)はビデオカメラであり、本体
3101、表示装置3102、音声入力部3103、操
作スイッチ3104、バッテリー3105、受像部31
06で構成される。本願発明は表示装置3102、音声
入力部3103、受像部3106に適用することができ
る。
【0141】図10(C)はモバイルコンピュータ(モ
ービルコンピュータ)であり、本体3201、カメラ部
3202、受像部3203、操作スイッチ3204、表
示装置3205で構成される。本願発明は受像部320
3、表示装置3205等に適用できる。
【0142】図10(D)はヘッドマウントディスプレ
イであり、本体3301、表示装置3302、バンド部
3303で構成される。本発明は表示装置3302に適
用することができる。
【0143】図10(E)はリア型プロジェクターであ
り、本体3401、光源3402、表示装置3403、
偏光ビームスプリッタ3404、リフレクター340
5、3406、スクリーン3407で構成される。本発
明は表示装置3403に適用することができる。
【0144】図10(F)はフロント型プロジェクター
であり、本体3501、光源3502、表示装置350
3、光学系3504、スクリーン3505で構成され
る。本発明は表示装置3503に適用することができ
る。
【0145】以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。また、他にも電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイ
などにも活用することができる。
【0146】
【発明の効果】本発明を利用することで絶縁ゲート型ト
ランジスタにおいて、ゲート電極としてアルミニウムま
たはアルミニウムを主成分とする材料を用いても、加熱
処理によってゲート電極と活性層との間で生じるショー
トなどの不良を防止することができる。よって、シリサ
イド化工程を用いることができるようになるため、ゲー
ト電極の低抵抗化とソース/ドレイン領域のシート抵抗
の低抵抗化が図れる
【0147】また、高い歩留りで信頼性の高い絶縁ゲー
ト型トランジスタを作製することができ、そのようなト
ランジスタで構成される半導体回路で機能する電気光学
装置や電気光学装置を搭載した電子機器の歩留り向上が
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のTFTの断面構成図。
【図2】 TFTの作製工程を示す図。
【図3】 TFTの作製工程を示す図。
【図4】 TFTの作製工程を示す図。
【図5】 実施例2のアクティブマトリクス基板の断面
構成図。
【図6】 実施例3のTFTの作製工程を示す図。
【図7】 実施例4のTFTの断面構成図。。
【図8】 実施例5のTFTの作製工程を示す図。
【図9】 実施例7のAMLCDの構成を示す図。
【図10】実施例9の電子機器の構成を示す図。
【図11】実施例1のゲート電極付近の構造を示すSE
M写真及びその模式図。
【図12】 実施例1のゲート電極付近の構造を示すS
EM写真。
【図13】 本発明の構成を説明するためのTFTの断
面構成図。
【符号の簡単な説明】
100 基板 103 活性層 104 ソース領域 104a シリサイド層 105 ドレイン領域 105a シリサイド層 110 タンタル層 111 タンタルオキサイド層(陽極酸化物層) 120 アルミニウム層 121 アルミナ層(陽極酸化物層) 141 ソース電極 142 ドレイン電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/78 617M

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に形成された複数の絶縁ゲー
    ト型トランジスタで構成された半導体回路を含む半導体
    装置であって、 前記絶縁ゲート型トランジスタは、チャネル形成領域、
    ソース領域及びドレイン領域を有するシリコンを主成分
    とする活性層と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、前記
    ソース領域に電気的に接続されたソース電極と、前記ド
    レイン領域に電気的に接続されたドレイン電極と、を有
    し、前記ゲート電極は、 前記ゲート絶縁膜に密接して形成され、アルミニウムよ
    りも融点が高く陽極酸化可能な金属材料を主成分とする
    金属層と、 前記金属層の側面に形成された前記金属材料の陽極酸化
    層と、 前記金属層上に接して形成されたアルミニウム層または
    アルミニウムを主成分とする材料層と、 前記アルミニウム層またはアルミニウムを主成分とする
    材料層の表面に形成されたアルミニウムを陽極酸化した
    アルミナ層と、を有し、 前記ソース領域、前記ドレイン領域には、少なくとも前
    記ソース電極、前記ドレイン電極との接続部にシリサイ
    ド層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記金属層は、Ta、Nb、Hf、T
    i、Crのいずれか一種金属元素もしくはこれらの合
    金、又はMoとTaの合金で形成されることを特徴とす
    る半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記シリサイド層は、Ta、Cr、M
    n、Nb、Mo、Tiのいずれか一種の金属とシリコン
    との化合物であることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体層は、多結晶シリコン薄膜で
    形成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 同一基板上に形成された複数の薄膜トラ
    ンジスタで構成される半導体回路を含む半導体装置であ
    って、 前記薄膜トランジスタは、シリコンを主成分としチャネ
    ル形成領域、ソース領域及びドレイン領域を有する活性
    層と、ゲート絶縁膜と、ゲート電極と、前記ソース領域
    に電気的に接続されたソース電極と、前記ドレイン領域
    に電気的に接続されたドレイン電極と、を有し、前記ゲ
    ート電極は、 前記ゲート絶縁膜上に密接して形成されたタンタル層
    と、 前記タンタル層の側面に形成されたタンタルオキサイド
    層と、 前記タンタル層上に密接して形成されたアルミニウム層
    またはアルミニウムを主成分とする材料層と、 前記アルミニウム層またはアルミニウムを主成分とする
    材料層の表面に形成されたアルミナ層と、を有し、 前記ソース領域、前記ドレイン領域には、少なくとも前
    記ソース電極、前記ドレイン電極との接続部にシリサイ
    ド層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記タンタル層の膜
    厚は5〜200nmであることを特徴とする半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、前記タンタル
    オキサイド層の端部は前記アルミナ層よりも外側に突出
    していることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至請求項7のいずれかにおい
    て、前記タンタルオキサイド層の膜厚は前記タンタル層
    の膜厚の2〜4倍であることを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】 同一基板上に形成された複数の薄膜トラ
    ンジスタで構成される半導体回路を構成に含む半導体装
    置の作製方法であって、 活性層と、該活性層に密接したゲート絶縁膜とを形成す
    る第1の工程と、 前記ゲート絶縁膜に密接してタンタル層を形成する第2
    の工程と、 前記タンタル層に密接してアルミニウム層またはアルミ
    ニウムを主成分とする材料層を形成する第3の工程と、 第1の陽極酸化処理によって、前記アルミニウム層また
    はアルミニウムを主成分とする材料層を選択的に陽極酸
    化して、その側面に多孔質状アルミナ層を形成する第4
    の工程と、 第2の陽極酸化処理によって、前記アルミニウム層また
    はアルミニウムを主成分とする材料層を陽極酸化して、
    その表面に無孔質状アルミナ層を形成すると同時に、前
    記タンタル層を陽極酸化して、その側面にタンタルオキ
    サイド層を形成する第5の工程と、 前記ゲート絶縁膜をパターニングして、前記活性層のソ
    ース、ドレイン領域の表面を露出させる第6の工程と、 前記多孔質アルミナ層を除去する第7の工程と、 前記ソース及びドレイン領域に導電性を付与する不純物
    を添加する第8の工程と、 前記ソース領域、前記ドレイン領域の少なくとも表面を
    シリサイド化する第9の工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記第6の工程
    は、前記多孔質状アルミナ層をマスクにして、前記ゲー
    ト絶縁膜をパターニングすることを特徴とする半導体装
    置の作製方法。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記第1の陽極酸
    化処理はシュウ酸を主成分とする溶液を電解溶液に用い
    ることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  12. 【請求項12】 請求項9において、前記第2の陽極酸
    化処理は、酒石酸を主成分とする溶液を電解溶液に用い
    ることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  13. 【請求項13】 同一基板上に形成された複数の絶縁ゲ
    ート型トランジスタで構成された半導体回路を含む半導
    体装置であって、 前記絶縁ゲート型トランジスタは、チャネル形成領域、
    ソース領域及びドレイン領域を有する活性層と、ゲート
    絶縁膜と、ゲート電極と、前記ソース領域に電気的に接
    続されたソース電極と、前記ドレイン領域に電気的に接
    続されたドレイン電極と、を有し、前記ゲート電極は、 前記ゲート絶縁膜上に接して形成されたアルミニウム層
    またはアルミニウムを主成分とする材料層と、前記アル
    ミニウム層またはアルミニウムを主成分とする材料層の
    表面に形成されたアルミニウムを陽極酸化したアルミナ
    層と、を有し、前記ゲート絶縁膜は窒化珪素層を有し、
    前記ソース領域、前記ドレイン領域には、少なくとも前
    記ソース電極、前記ドレイン領域との接続部にシリサイ
    ド層が形成されていることを特徴とする半導体装置。
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