JPH11269134A - アミノ酸誘導体 - Google Patents

アミノ酸誘導体

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JPH11269134A
JPH11269134A JP10092307A JP9230798A JPH11269134A JP H11269134 A JPH11269134 A JP H11269134A JP 10092307 A JP10092307 A JP 10092307A JP 9230798 A JP9230798 A JP 9230798A JP H11269134 A JPH11269134 A JP H11269134A
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Japan
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amino acid
group
alkyl group
acid derivative
branched
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JP10092307A
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English (en)
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Hiroshi Maruoka
博 丸岡
Kunitaka Hirose
国孝 広瀬
Mikiro Yanaka
幹郎 谷中
Mitsunori Hakozaki
充徳 箱崎
Toru Yamazaki
徹 山崎
Toshikazu Dewa
俊和 出羽
Yoshiyuki Takemura
好之 竹村
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Eiji Inoguchi
英司 井野口
Takeo Edamatsu
剛生 枝松
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Kureha Corp
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Kureha Corp
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Publication date
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規なアミノ酸誘導体ケモカイン受容体拮抗
剤の提供。 【課題】 次の式で示されるアミノ酸誘導体 R1-X-A-Y-R2 ・・・・・ (1) 式中、A はアルギニン、リシンまたはオルニチンを示
し、X は存在しないか、-(C=O)-, -(S=O)-, -SO2-, -NH
-(C=O)-, -NH-(C=S)- を示す、Y は、存在しないか、-O
-, -S-または-NR3- を示す。R1, R2は、それぞれ独立に
アルキル残基、アルケニル残基あるいはいずれか一方は
水素原子を示す。CXC およびCCケモカイン受容体拮抗作
用を有し、エイズ、アレルギー性疾患、炎症性疾患など
の治療あるいは予防に優れた効果を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なアミノ酸誘
導体及びその塩に関する。さらに本発明は、この化合物
を有効成分とするケモカイン受容体拮抗剤に関する。本
発明の化合物は、ケモカイン受容体拮抗剤としてエイ
ズ、アレルギー性疾患、炎症性疾患などの治療あるいは
予防に用いられる。
【0002】
【従来の技術】ケモカイン(Chemokine, chemotactic cy
tokineの略) は、白血病に対する遊走活性を有する4個
のシステインをこの分子内に含有する一群のタンパク質
であり、1番目と2番目のシステインの間に1個のアミ
ノ酸の挿入された CXCケモカイン(αケモカイン) サブ
ファミリーと1番目と2番目のシステインが隣接した C
C ケモカイン (βケモカイン) サブファミリーとがあ
る。 CXCケモカインはT-Cellline-tropic HIV(T-HIV)の
CD4 陽性細胞への侵入を可能にしている。そして、CCケ
モカインファミリーには RANTES, MIP-1β, MCP-1, MCP
-2, MCP-3, I-309などが含まれている。CCケモカイン中
でmacrophage-tropic HIV(M-HIV)のセカンドレセプター
であるCCR5が存在している。CCケモカインは単独、リン
パ球、好酸球、好塩基球、肥満細胞に作用してこれらの
細胞を遊走させ、また脱顆粒や種々の炎症性メディエー
ターの放出などの作用をしている。またインターロイキ
ン8(IL-8) もケモカインの 1種として知られている。
【0003】また、最近の總説(内科80(2)218〜224(19
97))によると、Bergerらは、G タンパク結合性レセプ
ターCXCR4 が T cell line-tropic HIV(T-HIV)のCD4 陰
性細胞への侵入を可能にすることを見出したことが記載
されている。そしてこのCXCR4 の生理的リガントがSDF-
1 という CXCケモカイン(αケモカイン) に属する分子
であることも判明してきている。なお、CXCR4 は金沢大
学 (現東京大学) の松島グループによって、またSDF-1
は京都大学の本庶グループと大阪大学の岸本グループに
よりすでに見いだされてクローニングされていた。さら
にCXCR4 発見の直前に米国の他のグループによって発見
されたCCケモカイン(RANTES, MIP-1α, β等のβケモカ
イン) はHIV-1 の感染を抑制するという報告をもなされ
た。結局、マクロファージにはCCR5が、また正常T 細胞
にはCD4 とともにCXCR4 が存在することがわかった。そ
して上記ケモカインの受容体拮抗剤としては、Arg Arg
Trp Trp Cys Xaa の6〜14個のアミノ酸よりなるペプチ
ドをインターロイキン8 拮抗剤とすること(WO95/1670
2)、インドール誘導体を有効成分とする非ペプチド型イ
ンターロイキン8 拮抗剤 (特開平9-169729号公報) ある
いはピペリジン誘導体を含有するケモカイン受容体拮抗
剤 (特開平9-249566号公報) 等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、このよ
うなインターロイキン8 、RANTES, MIP-1 α、SDF-1 な
どのケモカインによって惹起される疾患を阻害する薬剤
を開発するために鋭意研究したところ、新規なアミノ酸
誘導体が、IL-8、RANTES、MIP-1 α、SDF 等の受容体に
対する拮抗作用を有するという知見を得た。そして、さ
らにこの知見に基づいて検討を重ねた結果本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明の課題は、新規なアミ
ノ酸誘導体及びそのアミノ酸誘導体を有効成分とするケ
モカイン受容体拮抗剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は次の一般式(1)
で示されるアミノ酸誘導体またはその塩に関する。 R1-X-A-Y-R2 ・・・・・ (1) 式中、A は、アルギニン、リシンおよびオルニチンから
なる群から選ばれるアミノ酸残基を示す、X は、存在し
ないか、-(C=O)-, -(S=O)-, -SO2-, -NH-(C=O)-, -NH-
(C=S)- を示す、Y は、存在しないか、-O-, -S-または-
NR3- を示す。R1, R2は、それぞれ独立に、炭素数12〜3
0の直鎖アルキル基、分岐アルキル基、環状アルキル
基、コレステリル基、二重結合を1〜5含む直鎖アルケ
ニル基または分岐アルケニル基を示すか、あるいはR1,
R2のいずれか一方が水素原子、炭素数1〜8の直鎖アル
キル基、分岐アルキル基、環状アルキル基、直鎖アルケ
ニル基または分岐アルケニル基を示す。またR2は末端に
アシルオキシ基を有することがある。R3は、水素原子、
炭素数1〜8の直鎖アルキル基、分岐アルキル基、環状
アルキル基、直鎖アルケニル基、分岐アルケニル基を示
す。
【0006】さらに、本発明は上記一般式において、R1
が炭素数4〜8の直鎖アルキル基、分岐アルキル基、環
状アルキル基、直鎖アルケニル基または分岐アルケニル
基であり、R2が炭素数12〜30の直鎖アルキル基、分
岐アルキル基、環状アルキル基、コレステリル基、二重
結合を1〜5含む直鎖アルケニル基、分岐アルケニル基
であるアミノ酸誘導体またはその塩であることが望まし
く、あるいはX が存在しないか、-(C=O)- を示し、Y は
-O- または-NH-であるアミノ酸誘導体またはその塩であ
ることが望ましい。また、これらの塩としては、例え
ば、トリフルオロ酢酸塩、塩酸塩、酢酸塩、硫酸塩、乳
酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩、シュウ酸
塩、マロン酸塩、コハク酸塩、フマル酸塩、プロピオン
酸塩、酪酸塩などを挙げることができる。
【0007】本発明の化合物は、公知のペプチドの合成
方法によって製造することができる。例えば、1)所定の
アミノ酸のN末端を保護した保護アミノ酸と、R2-Y-Hと
を縮合させ (工程1)、2)アミノ酸N末端保護基を除去し
(工程2)、3) R1-X-Z と縮合し (工程3)、 (ただし、Z
はハロゲン原子、水素原子または水酸基を示す) 、4)ア
ミノ酸側鎖保護基を除去する (工程4)ことによって製造
することができる。
【0008】本発明のアミノ酸誘導体としては次の化合
物を例示することができる。 4-メチルペンタノイル-L- アルギニン-n- オクタデシル
エステル アセチル-L- アルギニン-n- オクタデシルエステル アセチル-L- アルギニン-n- ヘキサデシルアミド n-ヘキサデカノイル-L- アルギニン-n- オクタデシルエ
ステル n-ヘキサデカノイル-L- アルギニン-n- ヘキサデシルア
ミド アセチル-L- リシン-n- オクタデシルエステル
【0009】本発明は、前記アミノ酸誘導体またはその
塩を有効成分とするケモカイン受容体拮抗剤に関する。
本発明におけるアミノ酸誘導体またはその塩は、IL-8、
RANTES, MIP- 1α、SDF-1 などのケモカインによって惹
起される疾患、例えばエイズ、アレルギー性疾患、炎症
性疾患などの治療あるいは予防に用いられる。本発明の
アミノ酸誘導体またはその塩は、これをICR 系マウスに
単回経口投与(投与量500mg/kg) し、6日後の死亡例を
みたところ全くなく、このことからみて、急性毒性はな
いものと判断される。そして投与量は、一日体重1kg当
り、 0.1〜150mg 、好ましくは 1〜100 mgを1回または
数回に分けて投与することがてきる。投与形態は経口投
与が望ましいが、これに限るものではない。非経口的
に、例えば注射や経皮、腸内投与等適宜選択することが
てきる。また、前記投与量は患者の症状によって適宜変
更するこができる。
【0010】経口投与する場合の剤型は、本発明のアミ
ノ酸誘導体あるいはその塩に薬学的に許容される添加剤
1種又はそれ以上を加えて、例えば、散剤、錠剤、顆粒
剤、カプセル剤、坐剤、注射剤、又は経口用液剤等にす
ることができる。添加剤としては、例えば、ステアリン
酸マグネシウム、タルク、乳糖、デキストリン、デンプ
ン類、メチルセルロース、脂肪酸グリセリド類、水、プ
ロピレングリコール、マクロゴール類、アルコール、結
晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換
度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース類、ポ
ビドン、ポリビニルアルコール、ステアリン酸カルシウ
ム等を挙げることができる。更に、必要に応じて、着色
剤、安定化剤、抗酸化剤、防腐剤、pH調節剤、等張化
剤、溶解補助剤及び/または無痛化剤等を添加すること
ができる。顆粒剤、錠剤又はカプセル剤はコーティング
基剤、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等によっ
てコーティングすることもできる。そして、単独投与量
中に本発明のアミノ酸誘導体を 0.1〜150mg 、好ましく
は 1〜100mg 含有させることが望ましい。
【0011】次に実施例1を示して本発明のアミノ酸誘
導体の製法について具体的に説明する。
【実施例1】4-メチルペンタノイル-L- アルギニン-n-
オクタデシルエステル(化合物番号1)の製法 (1) N G -2,2,5,7,8- ペンタメチルクロマン-6- スルホ
ニル-L- アルギニン-n-オクタデシルエステル(Arg(Pmc)
-OC18H37)の合成 Fmoc-Arg(Pmc) 500mg をメタノール10mlおよび水 1mlに
溶解し、20%炭酸セシウム水溶液でpH8 に調整し、減圧
濃縮した。DMF により共沸し、減圧濃縮して得た残渣を
DMF10ml に溶解し、MsO-C18H37 789mgを加え、室温で24
時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して
得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール/水=7/3/0.5)にて精製
し、標記化合物136mg をクリーム色固体として得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 6.75-6.30(3H,br), 4.02-3.94(2H,m), 3.26-3.21(1H,
m), 3.07-3.00(2H,m), 2.58(2H,t,J=6.5Hz), 2.50(9H,3
s), 2.48(3H,s), 2.03(3H,s), 1.77(2H,t,J=6.5Hz), 1.
59-1.20(36H,m), 0.85(3H,t,J=7.0Hz) MS m/z (FAB);693 (MH+)
【0012】(2) 4-メチルペンタノイル-L- アルギニン
-n- オクタデシルエステルの合成 Arg(Pmc)-OC18H37 18.5mgをピリジン0.37mlに溶解し、W
SCI塩酸塩10.2mgと4-メチルペンタン酸 5μl を加え、
室温で3.5 時間攪拌した。反応液に1N塩酸を加え、ベン
ゼン/ 酢酸エチル=1/2の混合液で抽出した。有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して得た粗生成物
をクロロホルム0.2ml に溶解し、トリフルオロ酢酸0.2m
l を加え、室温で1.5 時間攪拌した。反応液を減圧濃縮
して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー( クロロホルム/ メタノール=5/1) にて精製し、標記
化合物10.4mgを無色シロップとして得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 8.17(1H,d,J=7.5Hz), 7.57(1H,brs), 7.50-6.70(2H,b
r), 4.26-4.18(1H,m), 4.07-3.99(2H,m), 3.16-3.07(2
H,m), 2.12(2H,t,J=7.5), 1.80-1.70(1H,m), 1.65-1.18
(38H,m), 0.90-0.83(9H,m) MS m/z (FAB);525 (MH+)
【0013】
【実施例2】アセチル-L- アルギニン-n- オクタデシル
エステル(化合物番号2)の製法 (1) アセチル-NG -2,2,5,7,8- ペンタメチルクロマン-6
- スルホニル-L- アルギニン-n- オクタデシルエステル
(Ac-Arg(Pmc)-OC18H37) の合成 実施例1の方法で合成したArg(Pmc)-OC18H37 17.1mg を
ピリジン1mgに溶解し、無水酢酸5 μl を加え、室温で
2 時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮
して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー( クロロホルム/ メタノール=15/1)にて精製し、標記
化合物16.7mgを白色固体として得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 8.19(1H,d,J=7.5Hz), 6.80-6.30(3H,br), 4.20-4.11(1
H,m), 4.05-3.96(2H,m),3.08-2.98(2H,m), 2.58(2H,t,J
=6.5Hz), 2.50(9H,3s), 2.47(3H,s), 2.03(3H,s), 1.78
(2H,t,J=6.5Hz), 1.70-1.17(36H,m), 0.85(3H,t,J=7.0H
z) MS m/z (FAB);735 (MH+)
【0014】(2) アセチル-L- アルギニン-n- オクタデ
シルエステル(Ac-Arg-OC18H37)の合成 Ac-Arg(Pmc)-OC18H37 15.70mg をクロロホルム 0.16ml
に溶解し、トリフルオロ酢酸 0.16ml を加え、室温で2
時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して得た粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホルム/ メ
タノール/ 水=7/3/0.5)にて精製し、標記化合物8.2mg
を白色固体として得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 8.24(1H,d,J=7.5Hz), 7.52(1H,brt), 7.47-6.50(3H,b
r), 4.25-4.18(1H,m), 4.06-3.97(2H,m), 3.14-3.04(2
H,m), 1.85(3H,s), 1.75-1.65(1H,m), 1.62-1.45(5H,
m), 1.31-1.15(30H,m), 0.86(3H,t,J=7.0Hz) MS m/z (FAB);469 (MH+)
【0015】
【実施例3】アセチル-L- アルギニン-n- ヘキサデシル
アミド(化合物番号3)の製法 (1) N-9-フルオレニルメトキシカルボニル-NG -2,2,5,
7,8- ペンタメチルクロマン-6- スルホニル-L- アルギ
ニン-n- ヘキサデシルアミド(Fmoc-Arg(Pmc)NHC16H33)
の合成 Fmoc-Arg(Pmc)OH 500mg をDMF10ml に溶解し、WSCI塩酸
塩10.2mg、HOBt203.9mg 、n-ヘキサデシルアミン364mg
を加え、室温で5 時間攪拌した。反応液に1N塩酸を加
え、ベンゼン/ 酢酸エチル=1/2の混合液で抽出した。有
機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して得た
粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー( 酢酸エチ
ル) にて精製し、標記化合物455mg を白色固体として得
た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 7.88(2H,d,J=7.5Hz), 7.79(1H,brt), 7.74-7.70(2H,m),
7.45-7.40(3H,m), 7.31(2H,t,J=7.5Hz), 7.00-6.30(3
H,m), 4.29-4.18(3H,m), 3.95-3.89(1H,m), 3.07-3.00
(4H,m), 2.57(2H,t,J=6.5Hz), 2.50(9H,3s), 2.47(3H,
s), 2.02(3H,s), 1.75(2H,t,J=6.5Hz), 1.67-1.15(32H,
t,J=7.0Hz), 0.85(3H,t,J=7.0) MS m/z (FAB);886 (MH+)
【0016】(2) アセチル-NG -2,2,5,7,8- ペンタメチ
ルクロマン-6- スルホニル-L- アルギニン-n- ヘキサデ
シルアミド(Ac-Arg(Pmc)NHC16H33) の合成 Fmoc-Arg(Pmc)NHC16H3340.7mg をDMF 0.16mlに溶解し、
ジエチルアミン16μlを加え、室温で15分攪拌した。反
応液を減圧濃縮して得た粗生成物をピリジン0.9ml に加
え、無水酢酸9 μl を加え、室温で1.5 時間攪拌した。
反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して得た粗生成物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー( クロロホルム
/ メタノール=15/1)にて精製し、標記化合物13.4mgを白
色シロップとして得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 7.91(1H,d,J=8.0Hz), 7.84(1H,t,J=5.5Hz), 6.72-6.30
(3H,br), 4.20-4.14(1H,m), 3.07-2.98(4H,m), 2.59(2
H,t,J=6.5Hz), 2.50(9H,3s), 2.47(3H,s), 2.03(3H,s),
1.82(3H,s), 1.78(2H,t,J=6.5Hz), 1.62-1.54(1H,m),
1.49-1.18(31H,m) 0.85(3H,t,J=7.0) MS m/z (FAB);706 (MH+) (3) アセチル-L- アルギニン-n- ヘキサデシルアミド(A
c-ArgNHC16H33)の合成 Ac-Arg(Pmc)-NHC16H33 11mg をクロロホルム 0.11ml に
溶解し、トリフルオロ酢酸 0.11ml を加え、室温で2 時
間攪拌した。反応液を減圧濃縮して得た粗生成物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホルム/ メタ
ノール/ 水=7/3/0.5)にて精製し、標記化合物 7.0mgを
白色固体として得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 8.07(1H,br), 7.94(1H,br), 7.86-7.69(2H,br), 7.37-
6.80(4H,br), 4.23-4.16(1H,m), 3.14-3.00(4H,m), 1.7
0-1.60(1H,m), 1.57-1.19(31H,m), 0.85(3H,t,J=7.0Hz) MS m/z (FAB);440 (MH+)
【0017】
【実施例4】n-ヘキサデカノイル-L- アルギニン-n- オ
クタデシルエステル(化合物番号4)の製法 (1) n-ヘキサデカノイル-NG -2,2,5,7,8- ペンタメチル
クロマン- 6-スルホニル-L- アルギニン-n- オクタデシ
ルエステル(C15H31-(C=O)-Arg(Pmc)OC18H37)の合成 実施例1の方法で合成したArg(Pmc)OC18H3717.3mg を塩
化メチレン0.35mlに溶解し、トリエチルアミン7 μl と
n-ヘキサデカノイルクロリド15μl を加え、室温で1.5
時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧濃縮して得た粗生成物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/ メタノ
ール=15:1) にて精製し、標記化合物 24.1mg を白色固
体として得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 8.10(1H,d,J=7.5Hz), 6.80-6.30(3H,br), 4.19-4.12(1
H,m), 3.98(2H,t,J=6.5Hz), 3.98(2H,t,J=6.5Hz), 3.09
-3.00(2H,m), 2.58(2H,t,J=6.5Hz), 2.50(9H,3s),2.47
(3H,s), 2.11-2.05(2H,m), 2.03(3H,s), 1.77(2H,t,J=
6.5Hz), 1.70-1.17(56H,m), 0.85(6H,t,J=7.0Hz) MS m/z (FAB);930 (MH+)
【0018】(2) n-ヘキサデカノイル-L- アルギニン-n
- オクタデシルエステル(C15H31-(C=O)-ArgOC18H37) の
合成 C15H31-(C=O)-Arg(Pmc)OC18H37 20.5mg をクロロホルム
0.2mlに溶解し、トリフルオロ酢酸 0.2mlを加え、室温
で4 時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して得た粗生成物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム:メタノール=5/1)にて精製し、標記化合物 4.7mgを
無色シロップとして得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 8.16(1H,d,J=7.0Hz), 7.49(1H,brt), 7.35-6.60(3H,b
r), 4.26-4.18(1H,m), 4.01(2H,t,J=6.0Hz), 3.13-3.06
(2H,m), 2.16-2.10(2H,m), 1.79-1.70(1H,m), 1.65-1.4
6(7H,m), 1.35-1.20(48H,m), 0.85(6H,2t,J=7.0Hz) MS m/z (FAB);665 (MH+)
【0019】
【実施例5】n-ヘキサデカノイル-L- アルギニン-n- ヘ
キサデシルアミド(化合物番号5)の製法 (1) n-ヘキサデカノイル-NG -2,2,5,7,8- ペンタメチル
クロマン-6- スルホニル-L- アルギニン-n- ヘキサデシ
ルアミド(C15H31-(C=O)-Arg(Pmc)NHC16H33) の合成 実施例1の方法で合成したFmoc-Arg(Pmc)NHC16H3338.2m
g をDMF0.16ml に溶解し、ジエチルアミン16μl を加
え、室温で15分攪拌した。反応液を減圧濃縮して得た粗
生成物を塩化メチレン0.6ml に溶解し、トリエチルアミ
ン12μl とヘキサデカノイルクロリド26μl を加え、室
温で1.5 時間攪拌した。反応液に水を加え、クロロホル
ムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧濃縮して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム/ メタノール=20:1) にて精
製し、標記化合物 29.7mg を白色固体として得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 7.82(1H,d,J=8.0Hz), 7.58(1H,t), 6.90-6.30(3H,br),
4.22-4.14(1H,m), 3.07-2.98(4H,m), 2.58(2H,t,J=6.0H
z), 2.50(9H,3s), 2.47(3H,s), 2.12-2.07(2H,m), 2.03
(3H,s), 1.77(2H,t,J=6.5Hz), 1.70-1.18(56H,m), 0.85
(3H,t,J=7.5Hz) MS m/z (FAB);902 (MH+)
【0020】(2) n-ヘキサデカノイル-L- アルギニン-n
- ヘキサデシルアミド(C15H31-(C=O)-ArgNHC16H33)の合
成 C15H31-(C=O)-Arg(Pmc)NHC16H3322.8mg をクロロホルム
0.23ml に溶解し、トリフルオロ酢酸 0.23ml を加え、
室温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して得た粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム:メタノール=5:1)にて精製し、標記化合物9.0mg
を白色固体として得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 7.90(1H,d,J=7.0Hz), 7.81(1H,t,J=6.0Hz), 7.44(1H,br
t), 7.35-6.60(3H,br),4.26-4.19(1H,m), 3 11-2.97(4
H,m), 2.16-2.09(2H,m), 1.70-1.60(1H,m), 1.52-1.18
(53H,m), 0.85(6H,2t,J=7.0Hz) MS m/z (FAB);636 (MH+)
【0021】
【実施例6】アセチル-L- リシン- オクタデシルエステ
ル(化合物番号6)の製法(T-273) の製造 (1) N-9-フルオレニルメトキシカルボニル- ε-tert-ブ
トキシカルボニル-L- リシン-n- オクタデシルエステル
(Fmoc-Lys(Boc)OC18H37)の合成 Fmoc-Lys(Boc) 100mg をDMF2mlに溶解し、WSCI塩酸塩12
3mg 、HOBt87mg、C18H 37OH173mg を加え、室温で8 時間
攪拌した。反応液に1N塩酸を加え、ベンゼン/酢酸エチ
ル=1/2の混合液で抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、減圧濃縮して得た粗生成物をシリカゲルク
ロマトグラフィー( クロロホルム/ メタノール) にて精
製し、標記化合物182.5mg を白色固体として得た。
【0022】1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 7.89(2H,d,J=7.0Hz), 7.78-7.69(3H,m), 7.41(2H,t,J=
7.0Hz), 7.33(2H,t,J=7.0Hz),6.75(1H,brt), 4.40-4.20
(3H,m), 4.11-3.96(2H,m), 2.93-2.88(2H,m), 1.70-1.1
0(39H,m), 0.85(3H,t,J=7.5Hz) MS m/z (FAB);721 (MH+)
【0023】(2) アセチル-L- リシン-n- オクタデシル
エステル(Ac-Lys-OC18H37)の合成 Fmoc-Lys(Boc)OC18H3739.4mgをDMF0.8mlに溶解し、ジエ
チルアミン0.08mlを加え、室温で1時間撹拌した。反応
液を減圧濃縮して得た粗生成物をピリジン0.55mlに溶解
し、無水酢酸10μl を加え、室温で15時間撹拌した。反
応液を減圧濃縮して得た粗生成物にトリフルオロ酢酸0.
28mlを加え、室温で20分攪拌した。反応液を減圧濃縮し
て得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/ メタノール=5/1)にて精製し、標記化
合物3.3mg を無色シロップとして得た。1 H NMR (500MHz,DMSO-d6) δ: 8.20(1H,d,J=7.5Hz), 7.53(2H,brs), 4.22-4.17(1H,m),
4.08-3.98(2H,m), 2.75(2H,t,J=7.5Hz), 1.84(3H,S),
1.72-1.15(38H,m), 0.86(3H,t,J=7.0Hz) MS m/z (FAB);441 (MH +)
【0024】
【実施例7】4-メチルペンタノイル-L- リシン-n- ヘキ
サデシルアミド(化合物番号7)の製法 (1) N-9-フルオレニルメトキシカルボニル -ε-tert-ブ
トキシカルボニル-L- リシン-n- ヘキサデシルアミド(F
moc-Lys(Boc)-NHC16H33)の合成 Fmoc-Lys(Boc)585mgをDMF 11.7mlに溶解し、WSCI塩酸塩
718mg、HOBt 506mg、C16H33NH2452mgを加え、室温で15
時間攪拌した。反応液に1N塩酸を加え、クロロホルムで
抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧
濃縮して得た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー (クロロホルム/ メタノール=20/1) にて精製
し、標記化合物 792mgを白色固体として得た。1 H NMR(500MHz,DMSO-d6) δ: 7.89(2H,d,J=7.3Hz),7.81(1H,brt),7.74-7.70(2H,m),7.
44-7.40(3H,m),7.32(2H,t,J=7.3Hz),6.77(1H,brt), 4.2
6-4,18(3H,m), 3,91-3.86(1H,m), 3.09-2.84(4H,m), 1.
60-1.10(43H,m), 0.85(3H,t,J=6.8Hz) MS m/z(FAB);692(MH+ )
【0025】(2) 4-メチルペンタノイル -ε-tert-ブト
キシカルボニル-L- リシン-n- ヘキサデシルアミドの合
成 Fmoc-Lys(Boc)-NHC16H3350mgをDMF1.0mlに溶解し、ジエ
チルアミン0.1 mlを加え、室温で2時間攪拌した。反応
液を減圧濃縮して得た粗生成物をDMF1.0mlに溶解し、4-
メチルペンタン酸14μl 、WSCI塩酸塩21mg、ジメチルア
ミノピリジン13mgを加え、室温で15時間攪拌した。反応
液に1N塩酸を加え、クロロホルムで抽出し、減圧濃縮し
て得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー (クロロホルム/ メタノール=30/1) にて精製し、
標記化合物34.7mgを白色固体として得た。1 H NMR(500MHz,DMSO-d6) δ: 7.80(1H,d,J=8.0Hz),7.78-7.73(1H,brt),6.72-6.68(1H,
brt),4.19-4.11(1H,m),3.09-2.93(2H,m),2.90-2.83(2H,
m),2.16-2.07(2H,m),1.60-1.17(37H,m), 0.90-0.83(9H,
m) MS m/z(FAB);568(MH+ )
【0026】(3) 4-メチルペンタノイル-L- リシン-n-
ヘキサデシルアミドの合成 4-メチルペンタノイル -ε-tert-ブトキシカルボニル-L
- リシン-n-.ヘキサデシルアミド32.5mgをクロロホルム
0.3 mlに溶解し、トリフルオロ酢酸0.3ml を加え、室温
で4.5 時間攪拌した。反応液を減圧濃縮して得た粗生成
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホル
ム/ メタノール=10/1) にて精製し、標記化合物13.7mg
を白色固体として得た。1 H NMR(500MHz,DMSO-d6) δ: 7.86(1H,d,J=9.0Hz),7.81-7.77(1H,brt),7.53(2H,br
s),4.21-4.13(1H,m),3.06-2.98(2H,m), 2.76-2.68(2H,
m), 2,12(2H,t,J=8.0Hz), 1.63-1.17(37H,m), 0.90-0.8
2(9H,m) MS m/z(FAB);468(MH+ )
【0027】
【実施例8】ペンタノイル-L- リシン-n- ヘキサデシル
アミド(化合物番号8)の製法 (1) ペンタノイル -ε-tert-ブトキシカルボニル-L- リ
シン-n- ヘキサデシルアミドの合成 Fmoc-Lys(Boc)-NHC16H3350mgをDMF1.0mlに溶解し、ジエ
チルアミン0.1ml を加え、室温で2時間攪拌した。反応
液を減圧濃縮して得た粗生成物をピリジン0.7ml に溶解
し、ペンタノイルクロリド13μl を加え、室温で15時間
攪拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出し、
減圧濃縮して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー (クロロホルム/ メタノール=30/1) に
て精製し、標記化合物19.0mgを白色固体として得た。1 H NMR(500MHz,DMSO-d6) δ: 7.81-7.74(2H,m),6.71(1H,brt),4.19-4.11(1H,m),3.09-
2.94(2H,m), 2.89-2.82(2H,m), 2,13-2.06(2H,m), 1.60
-1.10(38H,m), 0.88-0.82(6H,m) MS m/z(FAB);554(MH+ ) (2) ペンタノイル-L- リシン-n- ヘキサデシルアミドの
合成 ペンタノイル -ε-tert-ブトキシカルボニル-L- リシン
-n- ヘキサデシルアミド14mgをクロロホルム0.2 mlに溶
解し、トリフルオロ酢酸0.2ml を加え、室温で4.5 時間
攪拌した。反応液を減圧濃縮して得た粗生成物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー (クロロホルム/ メタノ
ール=6/1)にて精製し、標記化合物19.8mgを白色固体と
して得た。1 H NMR(500MHz,DMSO-d6) δ: 7.85(1H,d,J=8.5Hz),7.79(1H,t,J=6.0Hz),7.65(2H,br
s),4.23-4.15(1H,m),3.02-(2H,dd,J=7.0Hz,13.0Hz),2.7
7-2.70(2H,m), 2.12(2H,t,J=7.5Hz), 1,64-1.17(38H,
m), 0.90-0.82(6H,m) MS m/z(FAB);468(MH+ )
【0028】本発明は上記の方法に従って、表1に示さ
れる化合物を製造した。ただし、式中 Rは Argを、K は
Lysをそれぞれ示す。
【0029】
【表1】
【0030】次に、本発明のアミノ酸誘導体のIL-8,SD
F-1 及びRANTES拮抗活性の測定結果について試験例を示
す。
【試験例1】(1) IL-8拮抗活性の測定 ヒトTHP- 1 (単球由来細胞株) 細胞を(125I)IL-8を用い
た結合試験により本発明のIL-8アミノ酸誘導体の受容体
に対する親和性を次の方法により検討した。THP-1細胞
を10%FCS(FBS)を含む RPMI-1640培地にて継代し、その
対数増殖期細胞 5×106cell/400 μl を0.1 %ウシ血清
アルブミンを含む RPMI-1640培地に懸濁した。この懸濁
液に(125I)IL-8 (最終濃度 0.06 mM 比活性2200ci/mmo
l)と、本発明のアミノ酸誘導体のD'-PBSあるいはDMSO溶
液 4μl(最終濃度 100μM)とを混合した。氷中2時間反
応させ遠心後 1mlのD-PBS で5回洗浄した。最終的にD'
-PBS 1mlに懸濁し、細胞の総放射活性を測定した。THP-
1細胞に対する(125I)IL-8の特異的結合量(THP-1細胞のI
L-1受容体以外に結合した(125I)IL-8) は上記操作の本
発明のアミノ酸誘導体の代りに0.12μM IL-82 μl をTH
P-1 細胞懸濁液に加え求めた。THP-1 細胞に対する(125
I)IL-8の特異的結合量は、全結合量から非特異的結合量
を差し引いて求めた。すなわち、次式にて本発明のアミ
ノ酸誘導体の 100μM 用量でのTHP-1 細胞とIL-8の特異
的結合に対する阻害率 (%) を求めた。 阻害率 (%) =〔 (全結合量−非特異的結合量) −(本
発明のアミノ酸誘導体添加時結合量−非特異的結合
量)〕÷ (全結合量−非特異的結合量) ×100
【0031】(2) SDF-1 及びRANTES拮抗活性の測定 前記(1) の(125I)IL-8に代えて (125I)SDF-1及び(125I)
RANTES を同じ濃度で用いてこれらに対する拮抗活性を
測定した。その結果を表2に示した。
【0032】
【表2】 ────────────────────────────── 阻害率(% 100μM) 化合物番号 化学式 ────────────────── IL-8 SDF-1 RANTES ────────────────────────────── 1 CH3-CH(-CH3)-(CH2)2-C(=O)-R-O-(CH2)17-CH3 80 80 80 2 Ac-RO-(CH2)17-CH3 40 50 50 6 Ac-KO-(CH2)17-CH3 60 70 70 ──────────────────────────────
【0033】この表に示されるように本発明のアミノ酸
誘導体はIL-8, SDF-1 あるいは RANTES に対して拮抗活
性を示し、これらのケモカインによって惹起される疾患
を防止することができることが判明した。
【0034】
【試験例2】前記アミノ酸誘導体の急性毒性について検
討した。すなわち、5週齢のICR 系マウス (雄) を各群
5匹に分け、1週間馴化飼育後、0.5 %メチルセルロー
ス水溶液に実施例のアミノ酸誘導体を溶解又は分散して
単回経口投与( 投与量 500mg/kg)し、6日後の死亡数を
調べた。結果を表3に示した。表3に示されるようにい
ずれのアミノ酸誘導体を投与しても死亡せず、急性毒性
がないことが確認された。
【0035】
【表3】 ──────────────────── 化合物番号 死亡数/生存数 ──────────────────── 1 0/5 2 0/5 3 0/5 4 0/5 5 0/5 6 0/5 ────────────────────
【0036】
【製剤例】化合物番号1の化合物(10mg)、ラクトース(3
6mg)、コーンスターチ(150mg) 、微結晶セルロース(29m
g)、及びステアリン酸マグネシウム(5mg) を混合し、こ
れを打錠して錠剤(230mg/錠)にした。
【0037】
【発明の効果】本発明により新規なアミノ酸誘導体又は
その塩を提供することができる。本発明の新規なアミノ
酸誘導体又はその塩は CXC及びCCケモカイン受容体拮抗
作用を有し、エイズ、アレルギー性疾患、炎症性疾患な
どの治療あるいは予防剤として優れた効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 237/22 C07C 237/22 279/14 279/14 (72)発明者 山崎 徹 東京都葛飾区奥戸9−22−11 (72)発明者 出羽 俊和 東京都江戸川区南葛西1−1−1−402 (72)発明者 竹村 好之 東京都練馬区西大泉2−18−37 (72)発明者 鈴木 茂 神奈川県大和市西鶴間2−11−28 ドルミ 鶴間202号 (72)発明者 井野口 英司 群馬県館林市北成島町734−2 (72)発明者 枝松 剛生 神奈川県相模原市東橋本2−7−25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) で示されるアミノ酸誘導
    体またはその塩。 R1-X-A-Y-R2 ・・・・・ (1) 式中、A は、アルギニン、リシンおよびオルニチンから
    なる群から選ばれるアミノ酸残基を示す、 X は、存在しないか、-(C=O)-, -(S=O)-, -SO2-, -NH-
    (C=O)-, -NH-(C=S)- を示す、 Y は、存在しないか、-O-, -S-または-NR3- を示す。
    R1, R2は、それぞれ独立に、炭素数12〜30の直鎖アルキ
    ル基、分岐アルキル基、環状アルキル基、コレステリル
    基、二重結合を1〜5含む直鎖アルケニル基または分岐
    アルケニル基を示すか、あるいはR1, R2のいずれか一方
    が水素原子、炭素数1〜8の直鎖アルキル基、分岐アル
    キル基、環状アルキル基、直鎖アルケニル基または分岐
    アルケニル基を示す。またR2は末端にアシルオキシ基を
    有することがある。R3は、水素原子、炭素数1〜8の直
    鎖アルキル基、分岐アルキル基、環状アルキル基、直鎖
    アルケニル基または分岐アルケニル基を示す。
  2. 【請求項2】 R1は炭素数4〜8の直鎖アルキル基、分
    岐アルキル基、環状アルキル基、直鎖アルケニル基また
    は分岐アルケニル基を示し、R2は炭素数12〜30の直
    鎖アルキル基、分岐アルキル基、環状アルキル基、コレ
    ステリル基、二重結合を1〜5含む直鎖アルケニル基ま
    たは分岐アルケニル基を示す請求項1に記載のアミノ酸
    誘導体またはその塩。
  3. 【請求項3】 X は存在しないか、-(C=O)- を示し、Y
    は-O- または-NH-を示す請求項1に記載のアミノ酸誘導
    体またはその塩。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のアミノ
    酸誘導体またはその塩を有効成分とするケモカイン受容
    体拮抗剤。
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