JPH1127074A - 高周波フィルタ回路及びこれを用いたrfモジュール - Google Patents

高周波フィルタ回路及びこれを用いたrfモジュール

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JPH1127074A
JPH1127074A JP17452797A JP17452797A JPH1127074A JP H1127074 A JPH1127074 A JP H1127074A JP 17452797 A JP17452797 A JP 17452797A JP 17452797 A JP17452797 A JP 17452797A JP H1127074 A JPH1127074 A JP H1127074A
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circuit board
printed circuit
frequency filter
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JP17452797A
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Inventor
Katsu Adachi
克 足立
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
Original Assignee
Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
Kansai Nippon Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/16Printed circuits incorporating printed electric components, e.g. printed resistors, capacitors or inductors
    • H05K1/165Printed circuits incorporating printed electric components, e.g. printed resistors, capacitors or inductors incorporating printed inductors

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の高周波フィルタ回路では製造工程中で
コイルを調整しなければならず、多くの工数がいった。
また、部品もプリント回路基板とは別個にコイル等を配
さなければならず、部品点数が多くなってコストアップ
要因となっていた。 【解決手段】 プリント回路基板上11に形成された入
力周波数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プリ
ント回路基板の誘電率は2以上5以下であり、線幅w1
は0.2mm以上1.2mm以下、線間d1は0.2m
m以上0.4mm以下のパターンコイル12を用いた高
周波フィルタ回路を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は高周波用のフィル
タ回路に関するものであり、特にプリント回路基板上に
形成されたパターンコイルを用いたものに関する。また
このような高周波フィルタ回路を用いたRFモジュール
に関し、特にコードレスホン等に用いられるRFモジュ
ールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コードレスホン等では一般的にRFモジ
ュールの入力回路部分に高周波フィルタ回路が設けられ
ている。このようなRFモジュールの入力の特徴は入力
周波数が固定であるということであり、また周波数が日
本国内向けでは250〜380M程度、欧州向けでは9
00M程度の周波数の比較的高い周波数であるという点
である。以下に従来から用いられていたフィルタの一例
を示す。フィルタ回路はテフロンやガラエポ等の誘電体
基板上に形成されており、ストリップラインが各電子素
子を結びつけるようになっている。そしてスルーホール
を有する接地電極が形成され、ストリップラインによっ
て2つのチップコンデンサ及び接地電極と2つのチップ
コンデンサの中間部に挿入型のコイルが配置されてい
る。
【0003】このようなフィルタはハイパスフィルタと
呼ばれるものであって、カットオフ周波数fcはコンデ
ンサのキャパシタンスC1とインダクタのインダクタン
スL1との積の平方根の逆数に比例する形となってい
る。しかしながら最終的な製造工程においては必ずしも
これらの組立が正確に行なわれないため調整を行なわな
ければならず、空心コイルに棒等を用いて空心コイルの
開閉状態を調整し、チップコンデンサの特性のバラツキ
等も考慮しながら高周波機器にあった特性にフィルタを
調整しているのである。
【0004】ここでこのような電子回路が形成されるプ
リント配線板について簡単に説明しておく、電子回路を
構成していくためのベースとなるのが構成部品を固定
し、同時に部品間の相互接続を行なうための基板であ
り、これらはJIS等で定義されているものによれば、
回路設計に基ずいて部品間を接続するために導体パター
ンを絶縁基板の表面又は表面とその内部にプリントによ
って配線を形成したものとなっている。従来はガラスエ
ポキシ等からなるプリント配線板の表面に印刷又は蒸着
等により導体を形成してこれを適宜パターニングするこ
とにより所望の配線を形成するようにしている。そし
て、所望の配線が形成された後に表面実装部品や挿入部
品を適宜配することにより、最終的に機能する電子回路
を形成していた。
【0005】一方、近年においては、このプリント基板
の製造技術を応用してプリント基板上に直接導体パター
ン、例えばコンデンサやストリップライン、印刷抵抗等
を形成するようになってきている。また、特に近年では
これらと同様の工程を用いてプリント配線板上に直接プ
リントコイルを形成する場合もある。一方、RFモジュ
ールに関して言えば、RFモジュールの入力部分に設け
られたフィルタは従来品では順に複同調回路及びトラン
ジスタを介して複同調回路さらにその後にミキシング回
路に連結されており、その後IF処理回路に信号が導入
されている。これは図7に示すようなものであり、具体
的には図8に示すような回路図をもって構成されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のような高周波フ
ィルタ回路では製造工程中でコイルを調整しなければな
らず、多くの工数がかかって妥当でなかった。また、部
品もプリント回路基板とは別個にコイル等を配さなけれ
ばならず、部品点数が多くなってコストアップ要因とな
っていた。また、入力回路の高周波フィルタ回路部分で
結合を必要とする場合があるが、このような結合を必要
とする場合には、コイルとコイルの配置を最適化する設
計にしなければならず、コイルの配置方向等に制約を受
ける場合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、プリント回路基板上に形成された入力周波
数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プリント回
路基板の誘電率は2以上5以下であり、線幅0.2mm
以上1.2mm以下、線間0.2mm以上0.4mm以
下のパターンコイルを用いた高周波フィルタ回路を提供
する。また、プリント回路基板上に形成された入力周波
数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プリント回
路基板の誘電率は4.3以上4.9以下であり、線幅
0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2mm以上
0.4mm以下のパターンコイルが隣接して配され、コ
ンデンサで直列接続されて隣接して配されるコイル間の
最小線間が、0.1mm以上0.3mm以下である高周
波フィルタ回路を提供する。
【0008】また、プリント回路基板上に形成された入
力周波数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プリ
ント回路基板の誘電率は4.3以上4.9以下であり、
線幅0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2mm以
上0.4mm以下のパターンコイルが隣接して配され、
コイル間の最小線間が、0.3mm以上1.6mm以下
であり、両コイル間に接地された導電パターンが配され
た高周波フィルタ回路を提供する。また、プリント回路
基板上に形成された240MHz以上390MHz以下
の入力周波数固定の高周波フィルタ回路であって、前記
プリント回路基板の誘電率は4.3以上4.9以下であ
り、線幅0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2m
m以上0.4mm以下のパターンコイルが隣接して配さ
れ、コイル間の最小線間が、0.3mm以上1.6mm
以下であって、両コイル間に接地された導電パターンが
配された高周波フィルタ回路を提供する。
【0009】また、プリント回路基板上に形成された2
40MHz以上390MHz以下の入力周波数固定の高
周波フィルタ回路であって、前記プリント回路基板の誘
電率は4.5以上4.8以下であり、線幅0.2mm以
上1.2mm以下、線間0.2mm以上0.4mm以下
のパターンコイルが隣接して配され、コイル間の最小線
間が、0.3mm以上1.6mm以下であって、両コイ
ル間に接地された導電パターンが配された高周波フィル
タ回路を提供する。また、プリント回路基板上に形成さ
れた入力周波数固定の高周波フィルタ回路を用いたコー
ドレスホン用のRFモジュールであって、線幅0.2m
m以上1.2mm以下、線間0.2mm以上0.4mm
以下のパターンコイルを用いたRFモジュールを提供す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。請求項1記載の発明は前述のよ
うに プリント回路基板上に形成された入力周波数固定
の高周波フィルタ回路であって、このプリント回路基板
の誘電率は2以上5以下であり、線幅0.2mm以上
1.2mm以下、線間0.2mm以上0.4mm以下の
パターンコイルを用いた高周波フィルタ回路である。高
周波フィルタ回路としてこのようなものを使用する場合
には、従来から必要であったコイルの調整が不要となる
ことのほかプリント回路製造工程におけるエッチング精
度のバラツキによってもフィルタ特性のバラツキが一定
範囲内に押さえることができるため、高周波フィルタ回
路として信頼性の高いものを実現することができる。こ
こで誘電率や線幅、線間を規定したのはこのような範囲
で信頼性の高い高周波フィルタ回路を実現することがで
きるからである。
【0011】ここで誘電率は後に規定する線幅や線間に
よって浮遊容量が所望の範囲内に入るようにするための
条件であり、また、これらは実際にはガラスエポキシ製
のプリント基板等を使用することによって実現すること
ができるものである。次にコイルの線幅と線間を規定し
た主旨は、プリント基板の製造工程中におけるバラツキ
公差によっても高周波フィルタ回路の特性を一定範囲内
に押さえることができるためである。これについては表
1に示すような実験を行なって発明の効果を確認した。
具体的には高周波コイルのスパイラルパターンのパター
ン幅を故意に変化させた試作基板でインダクタンスを測
定し、この測定結果をもとにインダクタンスを多項式近
似してインダクタンスのバラツキを求めた。
【表1】
【0012】パターン幅の変動分をマイナス0.2mm
〜0.2mmの範囲で0.1mm刻みで変動させ、中心
となるインダクタンスの変化量を0.07Hとして式1
のように多項式近似にδWに代入し、インダクタンスの
バラツキを求めた。その結果インダクタンスのバラツキ
δLは±0.32nH、100分率表示では±2.7%
以内に入る結果となり、RFモジュール等に使われる高
周波回路の高周波フィルタ回路として充分な特性を確保
することが可能となった。これをグラフでもって示した
のが図9である。パターン幅をマイナス0.2mm〜
0.2mmの範囲でその値を変動させていくとインダク
タンスの変化量は1.8nH〜マイナス2.0H程度へ
とほぼ比例して減少するという結果を得ている。
【0013】このようなコイルは図1に示すようなもの
であって、具体的には特許請求の範囲の請求項1に記載
された範囲内で余裕を持たせることができる。プリント
回路基板11の誘電率が2以下や5以上の場合について
は、所望の特性を有する高周波フィルタ回路を設計する
ことはこのパターンコイル12のスペック内では不可能
であった。また、線幅w1を線幅0.2mm以上1.2
mm以下のパターンコイル12としたのはこの範囲内で
あれば、製造工程中におけるエッチング精度のバラツキ
を吸収できるからである。また線間d1を0.2mm以
上0.4mm以下としたのは前記のプリント回路基板1
1の誘電率と相俟ってこの範囲内では浮遊容量を充分小
さくすることができたためである。
【0014】次に請求項2記載の発明について説明す
る。請求項2記載の発明は前述のようにプリント回路基
板上に形成された入力周波数固定の高周波フィルタ回路
であって、前記プリント回路基板の誘電率は4.3以上
4.9以下であり、図2に示すように、線幅w2を0.
2mm以上1.2mm以下、線間d2を0.2mm以上
0.4mm以下のパターンコイル22が隣接して配さ
れ、コンデンサ23で直列接続されて隣接して配される
コイル間の最小線間dm2が、0.3mm以上1.6m
m以下である高周波フィルタ回路を提供するものであ
る。この発明は請求項1に記載されたパターンコイルの
うち特に隣接して同様のパターンコイル22が配される
場合であって、両コイル22、22間で電磁気的な結合
を目的とする高周波フィルタ回路の発明に関するもので
ある。
【0015】ここで誘電率は4.3以上4.9以下が適
当であり、特に請求項1に記載された発明と同様のパタ
ーンコイルであって、隣接されて配されるもののコイル
どうしの最も狭い最小線間dm2が0.3mm以上1.
6mm以下であるものに特定するものである。ここで
0.3mm以上1.6mm以下というように規定したの
はこの範囲で最適な結合が行なわれるからであるが、
0.1mmよりも小さい場合にはプリント回路基板上に
パターンコイルを形成する際のエッチング精度の公差か
ら充分に安定した高信頼の高周波フィルタ回路を形成す
ることはできず、また、0.3mmよりも最小線間dm
2が大きい場合には充分な結合を確保することができな
いことによるものである。例えばこのような高周波フィ
ルタ回路は図2に示すようなものであって、結合をとる
ために両コイル22、22はコンデンサ23によって直
列に接続されているのである。
【0016】次に請求項3記載の発明について説明す
る。請求項3記載の発明はプリント回路基板上に形成さ
れた入力周波数固定の高周波フィルタ回路であって、前
記プリント回路基板の誘電率は4.3以上4.9以下で
あり、線幅0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2
mm以上0.4mm以下のパターンコイルが隣接して配
され、コイル間の最小線間が、0.3mm以上1.6m
m以下であり、両コイル間に接地された導電パターンが
配された高周波フィルタ回路を提供するものである。こ
れは具体的には、図10に示すような回路に適用される
ものであって、隣接するコイル間の結合を必要としない
場合のコイルのパターン配線である。
【0017】具体的には図3に示すようなパターン形成
となり、この発明の特徴はコイル32、32間の最小線
間dm3が0.3mm以上1.6mm以下であり、両コ
イル32、32間に接地された導電パターン34が配さ
れている点にある。図10を見れば分かるようにこのよ
うなコイルは等価的に隣接するコイル間が接地された形
をとるものであるが、両コイル間にある程度の浮遊容量
が生じれば、必ずしも完全に接地された状態とはなら
ず、両コイルが接続することとなって妥当ではない。従
ってこのような高周波回路の場合には両者にいわゆるベ
タの導電パターン34を配し、この導電パターン34を
完全に接地するようにして両コイル32、32が結合す
るのを防ぐようにしている。
【0018】従って図10中に示される点線で示した浮
遊容量を充分に排除することができるのである。なお、
ここでコイル32、32間の最小線間dm3を0.3m
m以上にするのは0.3mm以下では、例え、間に接地
された導電パターン34を配した場合であっても結合を
充分に排除することができず、また1.6mm以上のコ
イル線間d3がある場合には両コイル32、32の結合
を排除するという観点からは優れているが、不必要な距
離であって、このように配置されるコイル32が必要と
するプリント回路基板31上の面積が大きくなり過ぎ、
全体として装置の小型化に反する結果となるためであ
る。
【0019】請求項4記載の発明について説明する。請
求項4記載の発明は前述のようにプリント回路基板上に
形成された240MHz以上390MHz以下の入力周
波数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プリント
回路基板の誘電率は4.3以上4.9以下であり、線幅
0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2mm以上
0.4mm以下のパターンコイルが隣接して配され、コ
イル間の最小線間が、0.3mm以上1.6mm以下で
あって、両コイル間に接地された導電パターンが配され
た高周波フィルタ回路である。
【0020】請求項3記載の発明と異なる点は入力周波
数を240MHz以上390MHz以下のものに限定し
たところにある。この周波数は現在国内で採用されてい
るコードレスホン等のRFモジュールに最適の周波数帯
であって、本発明者は具体的にはこの種のRFモジュー
ルを対象としてこの発明を完成したものである。従って
請求項1から3に記載する発明は、特にこのような周波
数帯の固定入力周波数に最適のものを提供する高周波フ
ィルタ回路である。
【0021】次に請求項5記載の発明について説明す
る。請求項5記載の発明は前述のようにプリント回路基
板上に形成された240MHz以上390MHz以下の
入力周波数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プ
リント回路基板の誘電率は4.5以上4.8以下であ
り、線幅0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2m
m以上0.4mm以下のパターンコイルが隣接して配さ
れ、コイル間の最小線間が、0.3mm以上1.6mm
以下であって、両コイル間に接地された導電パターンが
配された高周波フィルタ回路を提供するものである。本
発明の特徴は全体的には請求項4記載の発明と同様であ
るが前記プリント回路基板の誘電率を 4.5以上4.
8以下に限定した点に特徴がある。このような構成によ
って提供される高周波フィルタ回路は前述のようにプリ
ント回路基板の誘電率が4.5以上4.8以下の場合に
優れた特性を発揮するものであるが、その中でも特に
4.5以上4.8以下のプリント回路基板の誘電率に最
適な構成である。
【0022】次に、これらの発明の全体像を図面を用い
て説明する。以上請求項1から5に記載されたような高
周波フィルタ回路は、例えば図4に示すような現実的な
構成をしている。これをブロック図で示せば図5に記載
するようなものである。図7に示すように従来のRFモ
ジュールの入力フィルタ回路では前述のように複同調回
路2段を経てミキシングされ、IF周波数即ち中間周波
処理回路へと信号が伝送されて行くが、本発明において
は入力信号をトランジスタに入力される不要な周波数を
排除すべくC結合M結合を併用したバンドパスフィルタ
でもってフィルタリングし、トランジスタに入力した
後、希望の周波数プラス43.4MHzのところにある
イメージ波の排除及びミキサーに入力される不要な周波
数の排除を目的として、ローパスフィルタ及びバンドエ
リミネーションフィルタを配し、その後をミキサーにつ
ないで中間周波処理回路へと信号を送っている。
【0023】ここでC結合及びM結合を併用したバンド
パスフィルタについては、前述の請求項1ないし請求項
2記載の発明が適用され、このバンドパスフィルタを出
力されてトランジスタに入力され、バンドエリミネーシ
ョンフィルタに入った際の信号の処理が請求項3記載の
高周波フィルタ回路によってなされる。ここで前述のよ
うに、このバンドエリミネーションフィルタは図10に
示すような構成をするフィルタであるが、一般的にはこ
のフィルタは5次楕円関数フィルタといわれ、このフィ
ルタによって希望する周波数プラス43.4MHzの部
分に急峻なトラップを実現し、高品質の信号をミキサー
に送ることが可能となっている。このような5次楕円関
数フィルタは別名カウアフィルタと呼ばれているがこの
ようなフィルタを高精度で且つ高信頼に実現するため
に、本発明請求項3記載の発明が極めて有用である。
【0024】本提案のフィルタを、さらに具体的にブロ
ック図で図示したものが図6に示すものである。入力ラ
インからの信号はフィルタを通過し、トランジスタに入
力され、さらにフィルタを通過してミキサー回路に送ら
れる。入力信号が先ず最初に処理される部分のフィルタ
が、請求項1及び請求項2に記載されたフィルタであっ
てトランジスタを通過した信号が、再度処理されるフィ
ルタが請求項3に記載されたものである。なお、これを
従来のものと比べると従来のものは図8に示すような構
成となっていて、入力された信号が通過する際に挿入型
の部品であるコイルが用いられているのが図8からわか
る。
【0025】このように挿入型の部品であるコイルを利
用する場合には工数が多くなるとともに部品点数も多く
なって、全体として電子機器の信頼性の低下や高価格化
という問題点を生じる。また、5次楕円関数フィルタに
ついて追加的に説明する。図11は本発明に掛かる5次
楕円関数フィルタ型のフィルタ即ち請求項3記載の発明
によるRFの通過特性を表すものである。図11のグラ
フの右側下部に示すように希望周波数から43.4MH
zの部分に大きなトラップが形成されているのがわか
る。なおここで希望周波数は図11中黒い三角で示す部
分である。
【0026】以上のようにして構成されたRFモジュー
ルの一般的な電気特性を測定したものを表2に示す。1
から5まではそれぞれ同様な条件にて形成された同一品
質のものである。測定項目は送信周波数偏差から送信出
力、標準入力感度等、消費電流に至るまで5つのユニッ
トについてそれぞれ別個に測定されている。この表から
国内で使用されるコードレスホン用のRFモジュールの
特性として良好な特性を実現することができたことは明
らかである。
【表2】
【0027】次に請求項6記載の発明について説明す
る。請求項6記載の発明は、前述のように、プリント回
路基板上に形成された入力周波数固定の高周波フィルタ
回路を用いたコードレスホン用のRFモジュールであっ
て、線幅0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2m
m以上0.4mm以下のパターンコイルを用いたRFモ
ジュールである。記述のように請求項1から5に記載さ
れた発明は国内向けのコードレスホンに割り当てられた
周波数に対応するRFモジュールに最適のものであっ
て、前述のようなパターンコイルをこのようなRFモジ
ュールに適用した場合に高信頼且つ安定したRFモジュ
ールを実現することができる。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明に掛かる高周波フィ
ルタ回路やRFモジュールを用いればプリント配線回路
基板で同時に形成される高周波フィルタのパターンコイ
ルの公差内で充分に安定したパターンコイルを実現する
ことができ、また、本発明に記載したスペックにプリン
ト回路基板の誘電率やパターン幅、最小線間、コイル隣
接間距離あるいはコイル間に配される接地された導電パ
ターンを規定すると確実に且つ高信頼で結合を得たり、
または充分に結合を排除することができるという優れた
特性を実現することができる。また、以上のようにして
実現された高周波フィルタ回路をRFモジュールに用い
た場合には、特に国内の周波数に割り当てられたRFモ
ジュールの入力フィルタ回路として最適のものを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパターンコイルの正面図
【図2】 本発明の隣接するパターンコイルで、電磁気
的な結合をコンデンサで行なったパターンコイルの正面
【図3】 本発明のパターンコイルで離れた位置に形成
されるパターンコイルの正面図
【図4】 高周波フィルタ回路中のパターンコイルの一
実施例を示す図
【図5】 図4のフィルタ回路のブロック図
【図6】 本発明の5次楕円関数フィルタの回路例
【図7】 従来のフィルタ回路のブロック図
【図8】 従来のフィルタの回路例
【図9】 パターン幅の変化量とインダクタンス変化量
の関係を示すグラフ
【図10】 図3のパターンコイルの等価回路図
【図11】 5次楕円関数フィルタの特性を示すグラフ
【符号の説明】
11、21、31、41 プリント回路基板 12、22、32、42 パターンコイル 23 コンデンサ 34 導電パターン d1、d2、d3 線間 dm1、dm2、dm3、dm4、dm5 最小線間 w1、w2、w3 線幅

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント回路基板上に形成された入力周波
    数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プリント回
    路基板の誘電率は2以上5以下であり、線幅0.2mm
    以上1.2mm以下、線間0.2mm以上0.4mm以
    下のパターンコイルを用いた高周波フィルタ回路。
  2. 【請求項2】プリント回路基板上に形成された入力周波
    数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プリント回
    路基板の誘電率は4.3以上4.9以下であり、線幅
    0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2mm以上
    0.4mm以下のパターンコイルが隣接して配され、コ
    ンデンサで直列接続されて隣接して配されるコイル間の
    最小線間が、0.1mm以上0.3mm以下である高周
    波フィルタ回路。
  3. 【請求項3】プリント回路基板上に形成された入力周波
    数固定の高周波フィルタ回路であって、前記プリント回
    路基板の誘電率は4.3以上4.9以下であり、線幅
    0.2mm以上1.2mm以下、線間0.2mm以上
    0.4mm以下のパターンコイルが隣接して配され、コ
    イル間の最小線間が、0.3mm以上1.6mm以下で
    あり、両コイル間に接地された導電パターンが配された
    高周波フィルタ回路。
  4. 【請求項4】プリント回路基板上に形成された240M
    Hz以上390MHz以下の入力周波数固定の高周波フ
    ィルタ回路であって、前記プリント回路基板の誘電率は
    4.3以上4.9以下であり、線幅0.2mm以上1.
    2mm以下、線間0.2mm以上0.4mm以下のパタ
    ーンコイルが隣接して配され、コイル間の最小線間が、
    0.3mm以上1.6mm以下であって、両コイル間に
    接地された導電パターンが配された高周波フィルタ回
    路。
  5. 【請求項5】プリント回路基板上に形成された240M
    Hz以上390MHz以下の入力周波数固定の高周波フ
    ィルタ回路であって、前記プリント回路基板の誘電率は
    4.5以上4.8以下であり、線幅0.2mm以上1.
    2mm以下、線間0.2mm以上0.4mm以下のパタ
    ーンコイルが隣接して配され、コイル間の最小線間が、
    0.3mm以上1.6mm以下であって、両コイル間に
    接地された導電パターンが配された高周波フィルタ回
    路。
  6. 【請求項6】プリント回路基板上に形成された入力周波
    数固定の高周波フィルタ回路を用いたコードレスホン用
    のRFモジュールであって、線幅0.2mm以上1.2
    mm以下、線間0.2mm以上0.4mm以下のパター
    ンコイルを用いたRFモジュール。
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