JPH1127629A - サンプルレート変換装置 - Google Patents

サンプルレート変換装置

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JPH1127629A
JPH1127629A JP9173425A JP17342597A JPH1127629A JP H1127629 A JPH1127629 A JP H1127629A JP 9173425 A JP9173425 A JP 9173425A JP 17342597 A JP17342597 A JP 17342597A JP H1127629 A JPH1127629 A JP H1127629A
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JP
Japan
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mhz
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data
equation
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Application number
JP9173425A
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English (en)
Inventor
Shozo Fujii
省造 藤井
Katsuji Umichi
勝治 卯路
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後段にDCT変換を有する装置に用いるサン
プルレート変換装置において、入力映像データの最もエ
ネルギーが集中する直流成分のエリアス成分を低減し、
そのエリアス成分を主原因とするモスキートノイズを低
減することを目的とする。 【解決手段】 入力映像データの直流成分に関して、そ
れが折り返しによって発生する13.5MHzの高域の
エリアス成分を、低次であるがその周波数(13.5M
Hz)での伝達特性を完全にゼロとしたFIRフィルタ
でろ波することにより、エリアス成分がゼロの変換特性
が得られ、モスキートノイズが低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルビデオテ
ープレコーダーなどに用いられる、サンプルレート変換
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生技術と画像データの
高効率圧縮技術の発達に伴い、ビデオテープレコーダー
のディジタル化が進んできている。民生用途を主目的と
したディジタルビデオテープレコーダーの規格としてH
DディジタルVCRコンファレンス(HD DIGITAL VCR C
ONFERENCE)によるスペシフィケーション・オブ・コン
スマーユーズ・ディジタル・VCRs・ユージング・
6.3mm・マグネティック・テープ(Specification
of Consumer-Use Digital VCRs Using 6.3mm Magnetic
Tape)がある(以下、DVフォーマットと略す)。DV
フォーマットでは従来のNTSC映像信号を4:1:1
のディジタル映像データ形式として扱い、またPAL映
像信号を4:2:0のディジタル映像データ形式として
扱い、それぞれの圧縮記録、再生伸張を行う通常密度モ
ード(以下、SDモードと略す)を規定している。更
に、DVフォーマットではSDモード以外にも圧縮密度
を高めた方式として、NTSC映像信号、PAL映像信
号共に3:1:0のディジタル映像データ形式として扱
い、高密度圧縮するモード(以下、SDLモードと略
す)が設けられている。SDモードとSDLモードを共
に実現する機器としては、一般にSDモード用映像デー
タ入出力回路とSDLモード用映像データ入出力回路と
を独立に設けるのではなく、単一の回路で兼用化する場
合が多い。その場合それらの機器では、輝度信号の4対
3のサンプルレート変換装置や3対4サンプルレート変
換装置が用いられる。
【0003】以下、DVフォーマットのSDLモードに
使用されるサンプルレート変換装置の従来例について説
明する。
【0004】図7は、この従来のサンプルレート変換装
置の構成を示す構成図である。図7において、入力デー
タは13.5MHzで動作する10段の遅延段を備えた
データ遅延回路101の入力に接続され、データ遅延回
路101の10タップの出力D1からD10は加算切り
換え回路102を経て4個の加算器103〜106に接
続される。加算器103〜106の出力と、データ遅延
回路101の前記10タップの出力D1〜D10は乗算
切り換え回路107を経て15個の乗算器108〜12
2に供給され、その出力は総和加算回路123で加算さ
れる。総和加算回路123の出力Sは出力調整回路12
4を経て出力データとして外部出力される。また、外部
から与えられるモード信号は出力調整回路124と制御
回路125に接続され、制御回路125は加算切り換え
制御信号と乗算切り換え制御信号とを生成し、それぞれ
加算切り換え回路102と乗算切り換え回路107に供
給する。また、これらの回路は同期式ディジタル回路で
あり、13.5MHzの駆動クロックが供給されるが、
図7ではそのクロック供給配線は省略している。
【0005】以上のように構成された従来のサンプルレ
ート変換装置の構成例では、その動作はサンプルレート
13.5MHzの入力データからサンプルレート10.
125MHzの出力データに変換する4対3変換動作
と、サンプルレート10.125MHzの入力データか
らサンプルレート13.5MHzの出力データに変換す
る3対4変換動作があるが、以下順に説明する。
【0006】まず、4対3変換動作についてその動作を
説明する。サンプルレート13.5MHzの入力データ
は13.5MHzの駆動クロックに同期してデータ遅延
回路101に供給され、データ遅延回路101は駆動ク
ロックに同期して10段の遅延データ列をD1からD1
0に出力する。制御回路125はモード信号が4対3変
換動作を指示している場合、サイクル1からサイクル4
の4つの動作サイクルを持ち、前記駆動クロックに同期
して4つの動作サイクルを循環動作する。各サイクルで
制御回路125は加算切り換え制御信号と乗算切り換え
制御信号を順次切り換えることにより、加算切り換え回
路102と乗算切り換え回路107を制御して総和加算
回路123の出力Sに4種類の演算結果を出力させる。
サイクル1では、(数1)のように、サイクル2では
(数2)のように、サイクル3では(数3)のように演
算させ、サイクル4では(数4)のように出力する。
【0007】
【数1】
【0008】
【数2】
【0009】
【数3】
【0010】
【数4】
【0011】図8は前記4つのサイクルでのデータ遅延
回路102の遅延段の状態を示す状態図である。図8で
は、ある時刻の入力データをi(0)として、それ以降
のサンプルレート13.5MHzの入力データ列をi
(1)、i(2)とし、それ以前の入力データ列をi
(−1),i(−2)と表記している。この表記を用い
て(数1)から(数4)の演算内容を整理すると、サイ
クル1では(数5)、サイクル2では(数6)、サイク
ル3では(数7)、サイクル4では(数8)となってい
る。
【0012】
【数5】
【0013】
【数6】
【0014】
【数7】
【0015】
【数8】
【0016】出力調整回路124はモード信号が4対3
変換動作を指示している場合、総和加算回路123の各
サイクルの出力Sを3倍に乗算した後2048分の1に
丸ることで直流利得を1とし、4対3変換後データ列O
を出力する。図9は出力調整回路124の出力のタイミ
ングチャートを示すものである。図9で出力系列は前記
13.5MHzの駆動クロックに同期して出力される
が、サイクル1からサイクル3の3クロック分の出力が
有効であり、続くサイクル4のゼロ出力は無効データで
ある。サイクル1からサイクル3の出力データOのみに
着目した出力データ系列O(0)、O(1)、O
(2)、O(3)、O(4)・・・は(数5)から(数
7)に基づく演算により4対3変換されたサンプルレー
ト10.125MHzの出力データ列となっている。
【0017】次に、この従来例の4対3変換における変
換特性について説明する。入力データのサンプルレート
13.5MHzと出力データのサンプルレート10.1
25MHzの最小公倍数である最小公倍サンプルレート
40.5MHzを想定し、その単位遅延をzー1と記すも
のとする。このとき、入力データ列iのZ変換は、
【0018】
【数9】
【0019】である。各サイクルの出力は(数5)から
(数7)のZ変換からS1(Z)、z 4S2(Z)、z8
S3(z)が得られるので、整理して、(数10)〜
(数12)となる。
【0020】
【数10】
【0021】
【数11】
【0022】
【数12】
【0023】これは40.5MHzに拡張した3つのF
IRフィルタの出力を示しているが、上記従来例の出力
はサンプルレート10.125MHzのデータ列である
から、前記3つのFIRフィルタの出力から該当するデ
ータのみを抜き取って並べてものがそれに相当する。
(数10)から(数12)、及び(数9)により、サイ
クル1に該当するサンプルではS2とS3がゼロとな
り、サイクル2ではS1とS3がゼロ、サイクル3では
S1とS3がゼロとなる。従って前記従来例の特性はS
1からS3を加算したFIRフィルタ(数13)の4
0.5MHzの出力データ列から間引きにより10.1
25MHzの出力データ列を生成したものと全く等価で
ある。
【0024】
【数13】
【0025】図10に前記従来例の等価構成図を、図1
1にそのタイムチャートを示す。図10において、ゼロ
補間回路126はサンプルレート13.5MHzの入力
データに対して3個のゼロデータを埋め込み図11に示
す40.5MHzのゼロ補間入力データに変換する。入
力データとそのゼロ補間入力データの周波数成分の例を
図12(a),(b)に示す。図12(b)において、
ゼロ補間入力データの周波数成分は6.75MHz(角
周波数3分のπ)で折り返し13.5MHz(角周波数
3分の2π)にも入力データの直流に相当する成分が現
れる事を示している。ゼロ補間入力データは40.5M
Hzで動作する低域通過型FIRフィルタ127により
濾波される。低域通過型FIRディジタルフィルタ12
7の伝達関数Hは(数13)から、
【0026】
【数14】
【0027】であり、その周波数特性は図12(c)に
示すように最も典型的な交番定理による等リプル低域通
過型特性で、阻止域減衰量約46dBである。前記ゼロ
補間入力データを低域通過型FIRフィルタ127で処
理した出力の周波数成分を図12(d)に示す。図12
(b)で13.5MHzに出現した低域成分は低域通過
型FIRフィルタ127により図12(d)に示すよう
に減衰している。出力間引き回路128は図11に示す
ように低域通過型FIRフィルタ127の出力を間引い
て10.125MHzの出力データ列を生成するが、そ
の周波数成分は図12(d)の低域通過型FIRフィル
タ127の出力成分を5.0625MHzを軸に折り返
したものとなり、13.5MHzにあったエリアス成分
は図12(e)に示す出力周波数成分の3.375MH
zに現れる。図7の従来例の特性は図11の等価構成の
特性と全く同一であるから、その出力は図12(a)の
入力周波数成分とほぼ同一の周波数成分を持ったままサ
ンプルレート10.124MHzに変換されることとな
る。
【0028】次に、3対4変換動作についてその動作を
説明する。図13は3対4変換の場合の入力データのタ
イミングを示すタイミングチャートである。図13でサ
ンプルレート10.125MHzの入力データは3個の
有効なデータi(0),i(1),i(2)、に続けて
1個のゼロデータをはさむことで前記13.5MHzの
駆動クロックに同期させ、データ遅延回路101に供給
される。制御回路125はモード信号が3対4変換動作
を指示している場合、サイクル1からサイクル4の4つ
の動作サイクルを持ち、各サイクルで加算切り換え回路
102と乗算切り換え回路107を制御することで総和
加算回路123の出力Sに前記4対3変換の場合とは異
なった4種類の演算結果を出力させる。サイクル1から
サイクル4の各演算を(数15)から(数18)に示
す。
【0029】
【数15】
【0030】
【数16】
【0031】
【数17】
【0032】
【数18】
【0033】3対4変換の場合の4つのサイクルでのデ
ータ遅延回路102の各遅延段の状態を図14に示す。
一方、出力調整回路124はモード信号が3対4変換動
作を指示している場合、総和加算回路123の各サイク
ルの出力Sを512分の1に丸め、3対4変換後のデー
タ列Oを出力する。出力系列Oは前記13.5MHzの
駆動クロックに同期して出力されるサンプルレート1
3.5MHzのデータ列となる。
【0034】次にこの3対4変換動作の特性について説
明する。3対4変換動作の特性はやはり図10の等価構
成の特性と同一である。低域通過型FIRフィルタ12
7の伝達関数は(数15)から(数18)と図14に基
づいて算出できるが、その結果は(数14)と同一とな
る。ゼロ補間入力データの周波数成分は図15(b)に
示すように5.0625MHzと15.1875MHz
に対称軸を持つから、10.125MHzと20.25
MHzに入力データ列の直流成分のエリアス成分が出現
する。これを図15(c)の特性を持つ低域通過型FI
Rフィルタ127で処理した結果、図15(d)の周波
数成分を得る。4サンプルに1サンプルの率で出力間引
き回路128が抜き取り生成したサンプルレート13.
5MHzの出力データ列の周波数成分は、6.75MH
zに折り返し軸をもつから図15(e)に示すように
3.375MHzと6.75MHzにエリアス成分が出
現する。3対4変換動作においても図7の従来例の特性
は図11の等価構成の特性と全く同一であるから、その
出力は一部エリアス成分を持つものの、図15(a)の
入力周波数成分とほぼ同一の周波数成分を持ったままサ
ンプルレート13.5MHzに変換されることとなる。
【0035】また、この従来例のエリアス成分は入力デ
ータ列を数値200の直流成分としたとき4対3変換、
3対4変換ともに振幅数値3程度の雑音に相当するから
S/N比36dB程度を実現することができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】このサンプルレート変
換装置を前記DVフォーマットのSDLモードに使用し
た場合、入力映像データの最もエネルギーが集中する直
流成分のエリアスが3.375MHzに発生するため圧
縮、伸張過程でモスキートノイズの発生量を増大せし
め、画質劣化を招くという問題点を有していた。交番定
理に基づく等リプル低域通過特性のFIRフィルタを有
する従来のサンプルレート変換装置では、この問題を防
止するため阻止域減衰量を大きくしなければならず、よ
り高次であり、回路規模と消費電力の大きなFIRフィ
ルタを含む構成が要求されている。
【0037】本発明は前記問題点に鑑み、DVフォーマ
ットのSDLモードに適し、より低次で回路規模と消費
電力の小さな構成で実現するサンプルレート変換装置を
供給することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、入力映像データの最もエネルギーが集中す
る直流成分に関して、それが折り返しによって発生する
高域のエリアス成分を、低次であるがその周波数での伝
達特性を完全にゼロとしたFIRフィルタで原理的に除
去するように構成したものである。
【0039】
【発明の実施の形態】本発明は、入力ディジタルデータ
のサンプルレートをN、出力ディジタルデータのサンプ
ルレートをMとしたとき、自然数Iに対して、角周波数
(2π×I)/Mにゼロ点をもつ低域通過型特性を有す
るフィルタを備えるとしたものであり、4対3変換の場
合は3分の2πすなわち13.5MHzに、3対4変換
の場合は2分のπすなわち10.125MHzとπすな
わち20.25MHzとにゼロ点を持つから、サンプル
レート40.5MHzの時点で13.5MHz或いは1
0.125MHzと20.25MHzに出現する入力映
像データの直流成分のエリアスが完全に除去され、変換
後出力に折り返す3.375MHzのエリアス成分がゼ
ロになるという作用を有する。
【0040】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて実施例として説明する。
【0041】
【実施例】図1は本実施例におけるサンプルレート変換
装置の構成を示す構成図である。図1において、入力デ
ータは13.5MHzで動作する6段の遅延段を備えた
データ遅延回路1の入力に接続され、データ遅延回路1
の6タップの出力D1からD6のうち、D4を除く5つ
の出力は加算切り換え回路2を経て2個の加算器3と加
算器4に接続される。加算器3と加算器4の出力と、デ
ータ遅延回路1の前記6タップの出力は乗算切り換え回
路5を経て6個の乗算器6〜11に供給され、その6本
の出力と乗算切り換え回路5から直接供給される1本の
出力は総和加算回路12で加算される。総和加算器12
の出力Sは出力調整回路13を経て出力データとして外
部出力される。また、外部から与えられるモード信号は
出力調整回路13と制御回路14に接続され、制御回路
14は加算切り換え制御信号と乗算切り換え制御信号と
を生成し、それぞれ加算切り換え回路2と乗算切り換え
回路5に供給する。また、前記従来例と同じくこれらの
回路は同期式ディジタル回路であり、13.5MHzの
駆動クロックが供給されるが、図1ではそのクロック供
給配線は省略している。
【0042】以上のように構成された本発明のサンプル
レート変換装置の構成例では、その動作はやはり従来例
と同じくサンプルレート13.5MHzの入力データか
らサンプルレート10.125MHzの出力データに変
換する4対3変換動作と、サンプルレート10.125
MHzの入力データからサンプルレート13.5MHz
の出力データに変換する3対4変換動作がある。
【0043】まず、前記4対3変換動作についてその動
作を説明する。サンプルレート13.5MHzの入力デ
ータに対して制御回路14がサイクル1からサイクル4
の4つのサイクルをもち、加算切り換え回路2と乗算切
り換え回路5を制御して、総和加算回路12の出力Sが
等価的に低域通過型FIRフィルタの出力となるように
動作させることは前記従来例と同じである。本実施例の
場合サイクル1からサイクル4でのデータ遅延回路1の
状態は図2に示すものとなり、各サイクルでの総和加算
回路12の出力S1からS4は各々(数19)〜(数2
2)である。
【0044】
【数19】
【0045】
【数20】
【0046】
【数21】
【0047】
【数22】
【0048】変換出力S4は出力としては無効データで
あるから、本構成では、(数19)が示す重み付けが−
1、6、12、6、−1、0である第1の係数の組と、
(数20)が示す−1、1、9、11、3、−1である
第2の係数の組と、(数21)が示す−1、3、11、
9、1、−1である第3の係数の組からなる3つの係数
の組を持つFIRフィルタを実現している。また、第1
の係数重みの総和は22、第2の係数重みの総和は2
2、第3の係数重みの総和は22と、前記3つの係数の
組の重み総和が全て22で一致するという特徴を持たせ
ている。出力調整回路13はモード信号が4対3変換動
作を指示している場合、総和加算回路12の各サイクル
の出力Sを3倍に乗算した後32分の31倍して微調整
し、64分の1に丸ることで直流利得を1として、4対
3変換後データ列Oを出力する。出力データ列Oは図9
に示す前記従来例の場合と同じく13.5MHzの駆動
クロックに同期して出力され、サイクル1からサイクル
3の3クロック分の出力が有効であり、続くサイクル4
のゼロ出力は無効データとして扱い、サイクル1からサ
イクル3の出力データOのみに着目した出力データ系列
O(0)、O(1)、O(2)、O(3)、O(4)・
・・が(数19)から(数22)に基づく演算により4
対3変換されたサンプルレート10.125MHzの出
力データ列となっている。
【0049】次に、この4対3変換動作の特性について
説明する。本実施例の特性と同一の特性を有する等価構
成を図3に示す。図3の等価構成は図10の従来例の等
価構成と同じ動作をするが低域通過型FIRフィルタ1
6の伝達関数のみ異なる。低域通過型FIRフィルタ1
6の伝達関数Hは(数19)から(数21)に基づいて
算出できるが、その結果は(数23)である。
【0050】
【数23】
【0051】入力データから変換出力までの周波数成分
を図4に示す。図4(a)に示す入力データと図4
(b)に示すゼロ補間入力データの周波数成分は前記従
来例と同じである。図4(c)は低域通過型FIRフィ
ルタ16の周波数特性、すなわち(数23)に示す伝達
関数Hの周波数特性である。これは等リプル特性ではな
いが、(数23)はz=exp(2π/3)でH=0と
なる。すなわち3分の2πにゼロ点を持つため13.5
MHzの伝達特性が完全にゼロとなっている。この特殊
なゼロ点配置は、上述した(数19)から(数21)の
3つの係数の組の重み総和を一致させたことによって実
現されている。この特殊なゼロ点配置により図4(b)
で13.5MHzにあった入力データ直流成分のエリア
ス成分は低域通過型FIRフィルタ16によって完全に
除去され図4(d)に示す周波数特性となる。4サンプ
ルに1サンプルの率で出力間引き回路17が抜き取り生
成したサンプルレート10.125MHzの出力データ
列の周波数成分は、5.0625MHzに折り返し軸を
もつが、図4(d)で13.5MHzのエリアス成分が
ゼロとなっているから、図4(e)のでも3.375M
Hzのエリアス成分は発生していない。図1の実施例の
特性は図3の等価構成の特性と全く同一であるから、そ
の出力は図4(e)に示したように最もエネルギーの集
中する入力データの直流成分のエリアスを全く含まな
ず、理想的な4対3変換が実現されることとなる。
【0052】次に、3対4変換動作についてその動作を
説明する。3対4変換の場合は、サンプルレート10.
125MHzの入力データは3個の有効なデータに続け
て1個のゼロデータをはさむことで前記13.5MHz
の駆動クロックに同期してデータ遅延回路1に供給され
ること、制御回路14は、サイクル1からサイクル4の
4つの動作サイクルを持ち、4種類の演算を実現するこ
とは前記従例と同じであるが、その演算内容が異なる。
各サイクルでのデータ遅延回路の状態を図5に示す。サ
イクル1からサイクル4の各演算を(数24)から(数
27)に示す。
【0053】
【数24】
【0054】
【数25】
【0055】
【数26】
【0056】
【数27】
【0057】すなわち、本構成では、(数24)が示す
重み付けが−1、3、12、3、−1である第1の係数
の組と、(数25)が示す0、11、6、−1、0であ
る第2の係数の組と、(数26)が示す−1、9、9、
−1、0である第3の係数の組と、(数27)が示す−
1、6、11、0、0である第4の係数の組とからなる
4つの係数の組をもつFIRフィルタを実現している。
また、第1の係数重みの総和は16、第2、第3、第4
の係数重みもそれぞれ総和は16と、4つの係数重みの
それぞれの総和が一致するという特徴を持たせている。
出力調整回路13はモード信号が3対4変換動作を指示
している場合、総和加算回路12の各サイクルの出力S
を16分の1に丸ることで直流利得を1とし、3対4変
換後のサンプルレート13.5MHzのデータ列Oを出
力する。
【0058】次に、この3対4変換動作の特性について
説明する。本実施例の特性はやはり図3の等価構成によ
る特性と同一のものとなる。3対4変換の場合低域通過
型FIRフィルタ16の伝達関数Hは(数24)から
(数27)に基づいて算出できるが、その結果は(数2
8)であり、4対3変換の場合の伝達関数(数23)と
比較すればz5とz-5の係数のみ異なる。
【0059】
【数28】
【0060】入力データから変換出力までの周波数成分
を図6に示す。図6(a)に示す入力データと図6
(b)に示すゼロ補間入力データの周波数成分は前記従
来例と同じである。図6(c)は低域通過型FIRフィ
ルタ16の周波数特性、すなわち(数28)に示す伝達
関数Hの周波数特性である。これは等リプル特性ではな
く、図4(c)の特性とも異なる。(数23)は2分の
πとπとにゼロ点を持つため10.125MHzと2
0.25MHzの伝達特性が完全にゼロとなる。この特
徴的なゼロ点配置は(数24)から(数27)の4つの
係数重みのそれぞれの総和を一致させたことにより実現
されている。このゼロ点配置により、図6(b)で1
0.125MHzと20.25MHzにあった入力デー
タ直流成分のエリアスは低域通過型FIRフィルタ16
によって完全に除去され、その出力は図6(d)に示す
周波数特性となる。3サンプルに1サンプルの率で出力
間引き回路17が抜き取り、生成したサンプルレート1
3.5MHzの出力データ列の周波数成分は、6.75
MHzに折り返し軸をもつが、図6(d)で10.12
5MHzと20.25MHzのエリアス成分がゼロとな
っているから、図6(e)でも3.375MHzと6.
75MHzのエリアス成分は発生しない。図1の実施例
の特性は図3の等価構成の特性と全く同一であるから、
3対4変換にいても、その出力は図6(e)に示したよ
うに最もエネルギーが集中する入力データの直流成分の
エリアスを全く含まなず、理想的な変換が実現されるこ
ととなる。
【0061】以上のように本実施例によれば、3対4変
換においても、4対3変換においても映像データの最も
エネルギーが集中する直流成分に対して、そのエリアス
成分をゼロとすることができるから、高いS/N比を実
現する事ができる。前記DVフォーマットのSDLモー
ドを実現する機器に応用しては、モスキートノイズを低
減せしめ、画質を改善するものである。更に、FIRフ
ィルタの遅延段も少なく、伝達関数係数は単純な整数の
みであるから乗算器のビット数も少なく、小さな回路規
模で低消費電力を実現するものである。
【0062】また、本実施例では前記SDLモードを想
定して3対4変換と4対3変換を実現するものとした
が、一般に入力ディジタルデータのサンプルレートを
N、出力ディジタルデータのサンプルレートをMである
とき、図3の等価構成に於ける低域通過型FIRフィル
タ16の特性を、自然数Iに対して角周波数(2π×
I)/Mにゼロ点をもつ低域通過型特性とするような構
成としても良い。この場合、低域通過型FIRフィルタ
16はM×Nをクロックとする動作を想定することにな
る。ゼロ補間入力データの周波数成分の折り返し軸はN
π/(M×N)であるから入力信号の直流成分は角周波
数(2π×I)/Mにそのエリアス成分を持つ。従っ
て、(2π×I)/Mにゼロ点をもつ低域通過型FIR
フィルタを持つことにより前記本発明の実施例と同様に
理想的にエリアス成分を除去せしめ、高いS/N比を実
現することができる。特に直流成分にエネルギーが集中
する入力に適応してその効果が大である。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入力映像
データの最もエネルギーが集中する直流成分が折り返し
によって高域に発生させるエリアス成分を、その周波数
での伝達特性を完全にゼロとしたフィルタで原理的に除
去するように構成したことにより、高いS/N比を実現
し、ことにDVフォーマットのSDLモードに適用して
はモスキートノイズを低減せしめ、高い画質を得ること
ができるものである。また、等リプル特性のフィルタを
有する従来のサンプルレート変換装置に比して、より少
ない次数のフィルタで実現できるため、回路規模が小さ
く、より安価で、より低消費電力に実現できるという有
利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるサンプルレート変換装
置の構成を示すブロック図
【図2】同装置の4対3変換に於けるデータ遅延回路の
状態図
【図3】同装置の等価構成の構造を示す構造図
【図4】同装置の4対3変換に於ける周波数特性を説明
する周波数特性図
【図5】同装置の3対4変換に於けるデータ遅延回路の
状態図
【図6】同装置の3対4変換に於ける周波数特性を説明
する周波数特性図
【図7】従来のサンプルレート変換装置の構成を示すブ
ロック図
【図8】同装置の4対3変換に於けるデータ遅延回路の
状態図
【図9】従来と本発明の実施例の4対3変換に於ける出
力データのタイミングチャート
【図10】従来例の等価構成の構造を示す構造図
【図11】従来のサンプルレート変換装置の等価構成に
於ける入出力のタイミングチャート
【図12】従来例の4対3変換に於ける周波数特性を説
明する周波数特性図
【図13】従来と本発明の実施例の3対4変換に於ける
入力データのタイミングチャート
【図14】従来例の3対4変換に於けるデータ遅延回路
の状態図
【図15】従来例の3対4変換に於ける周波数特性を説
明する周波数特性図
【符号の説明】
1 データ遅延回路 2 加算切り換え回路 3、4 加算器 5 乗算切り換え回路 6〜11 乗算器 12 総和加算器 13 出力調整回路 14 制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタルデータのサンプルレート
    をN、出力ディジタルデータのサンプルレートをMとし
    たとき、自然数Iに対して、角周波数(2π×I)/M
    にゼロ点をもつ低域通過型特性を有するフィルタを備え
    たサンプルレート変換装置。
  2. 【請求項2】 サンプルレート13.5MHzのディジ
    タル映像データを入力とし、角周波数2π/3にゼロ点
    を持ち低域通過型特性を有するフィルタを備え、サンプ
    ルレート10.125MHzのディジタル映像データを
    出力するサンプルレート変換装置。
  3. 【請求項3】 サンプルレート10.125MHzのデ
    ィジタル映像データを入力とし、角周波数π/2とπと
    にゼロ点を持ち低域通過型特性を有するフィルタを備
    え、サンプルレート13.5MHzのディジタル映像デ
    ータを出力するサンプルレート変換装置。
  4. 【請求項4】 サンプルレート13.5MHzのディジ
    タル映像データを入力とし、係数重みが−1、−1、−
    1、1、3、6、9、11、12、11、9、6、3、
    1、−1、−1、−1であるFIR型ディジタルフィル
    タを備え、サンプルレート10.125MHzのディジ
    タル映像データを出力するサンプルレート変換装置。
  5. 【請求項5】 サンプルレート10.125MHzのデ
    ィジタル映像データを入力とし、係数重みが−1、−
    1、−1、0、3、6、9、11、12、11、9、
    6、3、0、−1、−1、−1であるFIR型ディジタ
    ルフィルタを備え、サンプルレート13.5MHzのデ
    ィジタル映像データを出力するサンプルレート変換装
    置。
  6. 【請求項6】 サンプルレート13.5MHzのディジ
    タル映像データを入力とし、係数重みが−1、6、1
    2、6、−1、0である第1の係数の組と、係数重みが
    −1、1、9、11、3、−1である第2の係数の組
    と、係数重みが−1、3、11、9、1、−1である第
    3の係数の組とを具備したFIR型ディジタルフィルタ
    を備え、サンプルレート10.125MHzのディジタ
    ル映像データを出力するサンプルレート変換装置。
  7. 【請求項7】 サンプルレート10.125MHzのデ
    ィジタル映像データを入力とし、係数重みが−1、3、
    12、3、−1である第1の係数の組と、係数重みが
    0、11、6、−1、0である第2の係数の組と、係数
    重みが−1、9、9、−1、0である第3の係数の組
    と、係数重みが−1、6、11、0、0である第4の係
    数の組とを具備したFIR型ディジタルフィルタを備
    え、サンプルレート13.5MHzのディジタル映像デ
    ータを出力するサンプルレート変換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002290209A (ja) * 2001-03-28 2002-10-04 Nippon Precision Circuits Inc デシメーションフィルタ
JP2002368624A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Sakai Yasue 圧縮装置及び方法、伸長装置及び方法、圧縮伸長システム、プログラム、記録媒体

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JP2002368624A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Sakai Yasue 圧縮装置及び方法、伸長装置及び方法、圧縮伸長システム、プログラム、記録媒体

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