JPH11277996A - 昇華捺染用金属板及び化粧金属板 - Google Patents
昇華捺染用金属板及び化粧金属板Info
- Publication number
- JPH11277996A JPH11277996A JP10366398A JP10366398A JPH11277996A JP H11277996 A JPH11277996 A JP H11277996A JP 10366398 A JP10366398 A JP 10366398A JP 10366398 A JP10366398 A JP 10366398A JP H11277996 A JPH11277996 A JP H11277996A
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- Japan
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- metal plate
- sublimation
- sublimation printing
- dye
- pigment
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- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐光性に優れ、受像面を紫外線遮断層で被覆
する必要がない昇華捺染用金属板、及び、化粧金属板を
提供する。また、耐光性に優れることに加えて、昇華捺
染紙と熱融着を起こさずに濃度の高い画像を形成するこ
とができる昇華捺染用金属板、及び、化粧金属板を提供
する。 【解決手段】 昇華捺染用金属板の金属板基材上に、紫
外線による昇華染料の変色を低減する高耐熱性の紫外線
阻止剤を含有した染料受容層を設ける。また、染料受容
層のバインダー樹脂として、ポリエステル系樹脂、アク
リル系樹脂、又はウレタン系樹脂であって、ガラス転移
温度が120℃以上ものを用いることによって、熱融着
を防止する。
する必要がない昇華捺染用金属板、及び、化粧金属板を
提供する。また、耐光性に優れることに加えて、昇華捺
染紙と熱融着を起こさずに濃度の高い画像を形成するこ
とができる昇華捺染用金属板、及び、化粧金属板を提供
する。 【解決手段】 昇華捺染用金属板の金属板基材上に、紫
外線による昇華染料の変色を低減する高耐熱性の紫外線
阻止剤を含有した染料受容層を設ける。また、染料受容
層のバインダー樹脂として、ポリエステル系樹脂、アク
リル系樹脂、又はウレタン系樹脂であって、ガラス転移
温度が120℃以上ものを用いることによって、熱融着
を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製の化粧板
(化粧金属板)、及び、それを作製するのに用いられる
昇華捺染用金属板に関する。さらに詳しくは、受像面の
上に紫外線遮断層を設ける必要のない化粧金属板、及
び、昇華捺染用金属板に関する。
(化粧金属板)、及び、それを作製するのに用いられる
昇華捺染用金属板に関する。さらに詳しくは、受像面の
上に紫外線遮断層を設ける必要のない化粧金属板、及
び、昇華捺染用金属板に関する。
【0002】
【従来の技術】システムキッチン等の厨房具、収納家具
等の家具類、建築内装材、弱電機器用キャビネットなど
に、絵柄や木目模様等の画像を付した化粧金属板、とり
わけ化粧鋼板が用いられている。化粧金属板を作製する
ために金属板の表面に絵柄や模様等の画像を形成する方
法としては、金属製基材の表面にオフセット印刷やグラ
ビア印刷等により画像を直接印刷したり、画像を印刷し
た樹脂フィルムを接着剤層を介して金属製基材の表面に
積層するなどの方法がある。特開平6−247097号
公報には、金属製基材の表面に、静電プロッターやイン
クジェットプリンターのようなオンデマンドプリンター
を用いて、印刷版を用いずに画像を形成する方法が記載
されている。また、特開平6−246870号公報に
は、樹脂フィルムの表面に、静電プロッターやインクジ
ェットプリンターのようなオンデマンドプリンターを用
いて画像を出力し、得られた模様入り樹脂フィルムを金
属製基材上に積層する方法が記載されている。
等の家具類、建築内装材、弱電機器用キャビネットなど
に、絵柄や木目模様等の画像を付した化粧金属板、とり
わけ化粧鋼板が用いられている。化粧金属板を作製する
ために金属板の表面に絵柄や模様等の画像を形成する方
法としては、金属製基材の表面にオフセット印刷やグラ
ビア印刷等により画像を直接印刷したり、画像を印刷し
た樹脂フィルムを接着剤層を介して金属製基材の表面に
積層するなどの方法がある。特開平6−247097号
公報には、金属製基材の表面に、静電プロッターやイン
クジェットプリンターのようなオンデマンドプリンター
を用いて、印刷版を用いずに画像を形成する方法が記載
されている。また、特開平6−246870号公報に
は、樹脂フィルムの表面に、静電プロッターやインクジ
ェットプリンターのようなオンデマンドプリンターを用
いて画像を出力し、得られた模様入り樹脂フィルムを金
属製基材上に積層する方法が記載されている。
【0003】別の方法として、オフセット印刷、グラビ
ア印刷、或いはオンデマンドタイプの印字方式により顔
料インキを用いて捺染用記録紙上に画像を形成し、得ら
れた顔料捺染紙と金属製基材を密着させて加熱又は加圧
することにより、金属製基材の表面に画像を転写するこ
とも知られている。しかしながら、顔料には透明性がな
い。このため、金属製基材上に顔料捺染を行なうと、形
成された画像のせいで下地の色や質感が隠蔽されてしま
い、金属製基材上に画像を形成するにもかかわらず、金
属光沢を充分に表現できない。
ア印刷、或いはオンデマンドタイプの印字方式により顔
料インキを用いて捺染用記録紙上に画像を形成し、得ら
れた顔料捺染紙と金属製基材を密着させて加熱又は加圧
することにより、金属製基材の表面に画像を転写するこ
とも知られている。しかしながら、顔料には透明性がな
い。このため、金属製基材上に顔料捺染を行なうと、形
成された画像のせいで下地の色や質感が隠蔽されてしま
い、金属製基材上に画像を形成するにもかかわらず、金
属光沢を充分に表現できない。
【0004】そこで特開昭49−17450号公報で
は、昇華染料を用いて捺染用記録紙上に画像をグラビア
印刷し、得られた昇華捺染紙と金属製基材を密着させて
加熱することにより、金属製基材の表面に透明性の高い
画像を転写する方法が提案されている。金属製基材は、
昇華染料に対して染着性がない。このため、金属製基材
上に昇華捺染を行なうには、金属製基材上に染料受容層
を設ける。そして、金属製基材の染料受容層形成面と昇
華捺染紙の画像印刷面を向かい合わせにして密着させ、
加熱することにより、画像を転写する。昇華染料は透明
性が高いので、昇華捺染によれば下地の金属光沢を充分
に生かした化粧金属板を作製できる。また画像の透明性
が高いと、色を重ねて再現する中間色も美しくなる。
は、昇華染料を用いて捺染用記録紙上に画像をグラビア
印刷し、得られた昇華捺染紙と金属製基材を密着させて
加熱することにより、金属製基材の表面に透明性の高い
画像を転写する方法が提案されている。金属製基材は、
昇華染料に対して染着性がない。このため、金属製基材
上に昇華捺染を行なうには、金属製基材上に染料受容層
を設ける。そして、金属製基材の染料受容層形成面と昇
華捺染紙の画像印刷面を向かい合わせにして密着させ、
加熱することにより、画像を転写する。昇華染料は透明
性が高いので、昇華捺染によれば下地の金属光沢を充分
に生かした化粧金属板を作製できる。また画像の透明性
が高いと、色を重ねて再現する中間色も美しくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】金属化粧板は、耐久消
費財の部品として用いられることが多い。しかしながら
昇華染料は、顔料と比べて耐光性が悪く、光線の照射を
受けると変色しやすい。そのため、捺染用金属板に昇華
捺染を行なうために、画像の耐光性を高める必要があ
る。熱転写受像シートに昇華熱転写を行なった後、受像
面の上に紫外線吸収剤を含有する紫外線遮断層を形成す
ることにより、印字物の耐光性を向上させることは、従
来から知られている。しかしながら、紫外線遮断層を省
略できるのであれば、そのほうが望ましい。
費財の部品として用いられることが多い。しかしながら
昇華染料は、顔料と比べて耐光性が悪く、光線の照射を
受けると変色しやすい。そのため、捺染用金属板に昇華
捺染を行なうために、画像の耐光性を高める必要があ
る。熱転写受像シートに昇華熱転写を行なった後、受像
面の上に紫外線吸収剤を含有する紫外線遮断層を形成す
ることにより、印字物の耐光性を向上させることは、従
来から知られている。しかしながら、紫外線遮断層を省
略できるのであれば、そのほうが望ましい。
【0006】そのうえ、紫外線遮断層を形成する際に有
機溶剤を用いると染料受容層が損傷したり、受容層上の
画像が滲むなどの不都合が起きやすい。そのため、紫外
線遮断層を形成するためには、例えば、紫外線遮断層用
のバインダー樹脂と紫外線吸収剤を含有する樹脂組成物
を溶融して押出しラミネーションしたり、同様の樹脂組
成物を水性エマルジョンにして塗布するなどの方法によ
り、有機溶剤を用いないで紫外線遮断層を形成する必要
がある。このため、特殊な装置や乾燥システムが必要と
なり、工程数も増える。コストの面からみて、画像形成
後のコーティングは、なるべく省略したい。
機溶剤を用いると染料受容層が損傷したり、受容層上の
画像が滲むなどの不都合が起きやすい。そのため、紫外
線遮断層を形成するためには、例えば、紫外線遮断層用
のバインダー樹脂と紫外線吸収剤を含有する樹脂組成物
を溶融して押出しラミネーションしたり、同様の樹脂組
成物を水性エマルジョンにして塗布するなどの方法によ
り、有機溶剤を用いないで紫外線遮断層を形成する必要
がある。このため、特殊な装置や乾燥システムが必要と
なり、工程数も増える。コストの面からみて、画像形成
後のコーティングは、なるべく省略したい。
【0007】また、本発明者らは、昇華染料を分散させ
た湿式現像剤を用い、静電プロッターやイオンプリンタ
ー等の静電気的作用を利用するオンデマンドタイプの印
字システムにより記録紙上に画像を出力して昇華捺染紙
を作製した。そして、得られた昇華捺染紙を用いて、金
属製基材の染料受容層上に昇華捺染を行なってみた。
た湿式現像剤を用い、静電プロッターやイオンプリンタ
ー等の静電気的作用を利用するオンデマンドタイプの印
字システムにより記録紙上に画像を出力して昇華捺染紙
を作製した。そして、得られた昇華捺染紙を用いて、金
属製基材の染料受容層上に昇華捺染を行なってみた。
【0008】しかしながら、金属製基材の染料受容層形
成面と昇華捺染紙の画像出力面を向かい合わせにして密
着・加熱すると、昇華捺染紙と染料受容層とが熱融着し
やすいという結果になった。そして、捺染紙を金属製基
材から強引に取り除こうとすると、ひどい場合には、捺
染紙の画像出力面が薄く剥離して染料受容層上に残って
しまう、いわゆる異常転写が起きた。また、昇華捺染紙
と染料受容層の熱融着を避けるために転写時の加熱温度
を低くすると、昇華染料の移行が少なくなって、転写画
像の濃度が足りなくなってしまうと言う不都合も起き
た。
成面と昇華捺染紙の画像出力面を向かい合わせにして密
着・加熱すると、昇華捺染紙と染料受容層とが熱融着し
やすいという結果になった。そして、捺染紙を金属製基
材から強引に取り除こうとすると、ひどい場合には、捺
染紙の画像出力面が薄く剥離して染料受容層上に残って
しまう、いわゆる異常転写が起きた。また、昇華捺染紙
と染料受容層の熱融着を避けるために転写時の加熱温度
を低くすると、昇華染料の移行が少なくなって、転写画
像の濃度が足りなくなってしまうと言う不都合も起き
た。
【0009】本発明は上記の実状に鑑みて成し遂げられ
たものであり、その第一の目的は、昇華捺染を行なった
後に紫外線遮断層を形成する必要がない昇華捺染用金属
板、及び、紫外線遮断層が設けられていなくても耐光性
に優れる化粧金属板を提供することにある。また、本発
明の第2の目的は、紫外線遮断層が必要ないことに加え
て、昇華捺染紙と熱融着を起こさずに濃度の高い画像を
形成することができる昇華捺染用金属板、及び、昇華染
料で形成され且つ濃度の高い画像を有し、しかも当該昇
華染料の画像が、紫外線遮断層で保護されていなくても
優れた耐光性を備えている化粧金属板を提供することに
ある。
たものであり、その第一の目的は、昇華捺染を行なった
後に紫外線遮断層を形成する必要がない昇華捺染用金属
板、及び、紫外線遮断層が設けられていなくても耐光性
に優れる化粧金属板を提供することにある。また、本発
明の第2の目的は、紫外線遮断層が必要ないことに加え
て、昇華捺染紙と熱融着を起こさずに濃度の高い画像を
形成することができる昇華捺染用金属板、及び、昇華染
料で形成され且つ濃度の高い画像を有し、しかも当該昇
華染料の画像が、紫外線遮断層で保護されていなくても
優れた耐光性を備えている化粧金属板を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を解決す
るために、本発明においては、金属板基材上に、紫外線
による昇華染料の変色を低減する高耐熱性の紫外線阻止
剤を含有した染料受容層が少なくとも設けられているこ
とを特徴とする昇華捺染用金属板、及び、当該昇華捺染
用金属板に昇華捺染を行なうことにより形成された化粧
金属板を提供する。
るために、本発明においては、金属板基材上に、紫外線
による昇華染料の変色を低減する高耐熱性の紫外線阻止
剤を含有した染料受容層が少なくとも設けられているこ
とを特徴とする昇華捺染用金属板、及び、当該昇華捺染
用金属板に昇華捺染を行なうことにより形成された化粧
金属板を提供する。
【0011】昇華捺染用金属板の受像面を形成する染料
受容層に、紫外線による昇華染料の変色を低減する紫外
線阻止剤を添加しておくと、捺染転写した画像の耐光性
が向上して、変色しにくくなる。その結果、出来上がっ
た化粧金属板の受像面を紫外線遮断層で被覆する必要が
なくなる。紫外線阻止剤としては、例えば、紫外線吸収
性物質及び/又は紫外線反射性物質を用いることができ
る。
受容層に、紫外線による昇華染料の変色を低減する紫外
線阻止剤を添加しておくと、捺染転写した画像の耐光性
が向上して、変色しにくくなる。その結果、出来上がっ
た化粧金属板の受像面を紫外線遮断層で被覆する必要が
なくなる。紫外線阻止剤としては、例えば、紫外線吸収
性物質及び/又は紫外線反射性物質を用いることができ
る。
【0012】昇華捺染を行なう際には、染料受容層が、
染料の昇華温度付近、或いは、それ以上の高温に加熱さ
れるので、紫外線阻止剤も高耐熱性のものでなければな
らない。紫外線阻止剤は、昇華捺染の際に加熱された後
も、昇華染料の変色を低減する能力をなお残しているよ
うなものであることが好ましい。昇華捺染を行なう際に
は、捺染紙を160℃以上に加熱することが多い。従っ
て紫外線阻止剤としては、160℃又はそれ以上の高温
に加熱された後でも昇華染料に対する変色低減能力を残
しているものを用いるのが好ましい。無機系の紫外線阻
止剤は、上記のような高耐熱性の紫外線阻止剤として好
適に用いられる。その中でも、酸化亜鉛及び/又は酸化
チタンは特に好ましい。紫外線阻止剤は、染料受容層の
固形分重量に対して10〜50重量%の割合で添加する
のが好ましい。
染料の昇華温度付近、或いは、それ以上の高温に加熱さ
れるので、紫外線阻止剤も高耐熱性のものでなければな
らない。紫外線阻止剤は、昇華捺染の際に加熱された後
も、昇華染料の変色を低減する能力をなお残しているよ
うなものであることが好ましい。昇華捺染を行なう際に
は、捺染紙を160℃以上に加熱することが多い。従っ
て紫外線阻止剤としては、160℃又はそれ以上の高温
に加熱された後でも昇華染料に対する変色低減能力を残
しているものを用いるのが好ましい。無機系の紫外線阻
止剤は、上記のような高耐熱性の紫外線阻止剤として好
適に用いられる。その中でも、酸化亜鉛及び/又は酸化
チタンは特に好ましい。紫外線阻止剤は、染料受容層の
固形分重量に対して10〜50重量%の割合で添加する
のが好ましい。
【0013】また、金属板基材と染料受容層の間に顔料
を添加した下地層を形成して、化粧金属板の下地の風合
いや地色を調節することができる。昇華捺染を行なう場
合には昇華染料の透明性が高いので、画像の下の金属板
基材が透けて見えることがある。従って、昇華捺染の場
合には、顔料を添加して地色や風合いを調節した下地層
を形成しておくことが、極めて有効である。
を添加した下地層を形成して、化粧金属板の下地の風合
いや地色を調節することができる。昇華捺染を行なう場
合には昇華染料の透明性が高いので、画像の下の金属板
基材が透けて見えることがある。従って、昇華捺染の場
合には、顔料を添加して地色や風合いを調節した下地層
を形成しておくことが、極めて有効である。
【0014】本発明においては、上記第2の目的を解決
するために、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、又
はウレタン系樹脂であって、ガラス転移温度が120℃
以上ものを、染料受容層のバインダー樹脂として用い
る。これらの樹脂は、1種単独で又は2種以上組み合わ
せて用いてよい。これらの樹脂は、染料染着性が良好で
あり、しかも昇華捺染紙と熱融着を起こしにくいので、
染料受容層への昇華染料の移行量を増やすために転写の
加熱温度を充分に高くすることができる。その結果、濃
度の高い画像を形成することが可能となる。
するために、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、又
はウレタン系樹脂であって、ガラス転移温度が120℃
以上ものを、染料受容層のバインダー樹脂として用い
る。これらの樹脂は、1種単独で又は2種以上組み合わ
せて用いてよい。これらの樹脂は、染料染着性が良好で
あり、しかも昇華捺染紙と熱融着を起こしにくいので、
染料受容層への昇華染料の移行量を増やすために転写の
加熱温度を充分に高くすることができる。その結果、濃
度の高い画像を形成することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。図1は、本発明にかかる昇華捺染用金属板の一例
(1)の断面を模式的に示した図である。図1におい
て、本発明の昇華捺染用金属板1は、金属板基材2の表
面に下地層3が設けられ、当該下地層の上に、さらに紫
外線阻止剤を含有する染料受容層4が設けられたもので
ある。
する。図1は、本発明にかかる昇華捺染用金属板の一例
(1)の断面を模式的に示した図である。図1におい
て、本発明の昇華捺染用金属板1は、金属板基材2の表
面に下地層3が設けられ、当該下地層の上に、さらに紫
外線阻止剤を含有する染料受容層4が設けられたもので
ある。
【0016】金属板基材2としては、従来から化粧金属
板に用いられている公知の金属板、例えば、ステンレス
鋼板、メッキ鋼板、冷延鋼板のような鋼板類、アルミニ
ウム板のような非鉄金属板を用いることができる。ま
た、立体的形状を有する金属製成形体も、金属板基材と
して使用できる。本発明の昇華捺染用金属板は、立体的
な成形体であってもよい。
板に用いられている公知の金属板、例えば、ステンレス
鋼板、メッキ鋼板、冷延鋼板のような鋼板類、アルミニ
ウム板のような非鉄金属板を用いることができる。ま
た、立体的形状を有する金属製成形体も、金属板基材と
して使用できる。本発明の昇華捺染用金属板は、立体的
な成形体であってもよい。
【0017】紫外線阻止剤を含有する染料受容層4は、
金属板基材2の表面に直接形成してもよいし、下地層3
等の中間層を介して形成してもよい。金属板基材2と染
料受容層4の接着性が悪い場合には、両者の接着を助け
る下地層を介在させるのが好ましい。また、金属板基材
2と染料受容層4の接着性が良好な場合であっても、顔
料を添加した下地層を形成して、化粧金属板の下地の風
合いや地色を調節することができる。
金属板基材2の表面に直接形成してもよいし、下地層3
等の中間層を介して形成してもよい。金属板基材2と染
料受容層4の接着性が悪い場合には、両者の接着を助け
る下地層を介在させるのが好ましい。また、金属板基材
2と染料受容層4の接着性が良好な場合であっても、顔
料を添加した下地層を形成して、化粧金属板の下地の風
合いや地色を調節することができる。
【0018】昇華捺染を行なう場合には、昇華染料の透
明性が高いので転写形成した画像の下の金属板基材が透
けて見えて、金属化粧板の意匠性が損なわれることがあ
る。このような時に、例えば白色の下地層を介して受容
層を形成しておくと、基材の色や風合いに影響されずに
美しい画像を形成できる。従って、昇華捺染の場合に
は、顔料を添加して地色や風合いを調節した下地層を形
成しておくことが、極めて有効である。
明性が高いので転写形成した画像の下の金属板基材が透
けて見えて、金属化粧板の意匠性が損なわれることがあ
る。このような時に、例えば白色の下地層を介して受容
層を形成しておくと、基材の色や風合いに影響されずに
美しい画像を形成できる。従って、昇華捺染の場合に
は、顔料を添加して地色や風合いを調節した下地層を形
成しておくことが、極めて有効である。
【0019】下地層のバインダーとしては、金属板基材
と受像層の両方に接着性の高い樹脂を用いる。例えば、
塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等を例示できる。下
地層には、公知の顔料を添加することができる。
と受像層の両方に接着性の高い樹脂を用いる。例えば、
塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹
脂、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等を例示できる。下
地層には、公知の顔料を添加することができる。
【0020】ブラック系の顔料としては、例えば、カー
ボンブラックや四三酸化鉄などの無機系着色剤、或い
は、シアニンブラックなどの有機系着色剤を使用でき
る。
ボンブラックや四三酸化鉄などの無機系着色剤、或い
は、シアニンブラックなどの有機系着色剤を使用でき
る。
【0021】イエロー系の顔料としては、黄鉛、カドミ
ウムイエロー、黄色酸化鉄、チタン黄、オーカーなどの
無機系顔料を使用できる。イエロー系着色剤としては、
次のような難溶性金属塩(アゾレーキ)も使用できる。
すなわち、アセト酢酸アリリド系モノアゾ顔料である、
ハンザイエローG(C. I. No. pigment Yellow 1)、ハ
ンザイエロー10G(C. I. No. pigment Yellow 3)、
ハンザイエローRN(C. I. No. pigment Yellow 6
5)、ハンザブリリアントイエロー5GX(C. I. No. p
igment Yellow 74)、ハンザブリリアントイエロー10
GX(C. I. No. pigment Yellow 98)、パーマネント
イエローFGL(C. I. No. pigment Yellow97)、シム
ラレーキファストイエロー6G(C. I. No. pigment Ye
llow 133)、リオノールイエローK−2R(C. I. No.
pigment Yellow 169);アセト酢酸アリリド系ジスアゾ
顔料である、ジスアゾイエローG(C. I. No. pigment
Yellow12)、ジスアゾイエローGR(C. I. No. pigmen
t Yellow 13)、ジスアゾイエロー5G(C. I. No. pig
ment Yellow 14)、ジスアゾイエロー8G(C. I. No.p
igment Yellow 17)、ジスアゾイエローR(C. I. No.
pigment Yellow 55)、パーマネントイエローHR(C.
I. No. pigment Yellow 83);縮合アゾ顔料である、ク
ロモフタルイエロー3G(C. I. No. pigment Yellow 9
3)、クロモフタルイエロー6G(C. I. No. pigment Y
ellow 94)、クロモフタルイエローGR(C. I. No. pi
gment Yellow 95);ベンズイミダゾロン系モノアゾ顔
料である、ホスタパームイエローH3G(C. I. No. pi
gment Yellow 154)、ホスタパームイエローH4G(C.
I. No. pigment Yellow 151)、ホスタパームイエロー
H2G(C. I. No. pigment Yellow 120)、ホスタパー
ムイエローH6G(C.I. No. pigment Yellow 175)、
ホスタパームイエローHLR(C. I. No. pigment Yell
ow 156);イソインドリノン系顔料である、イルガジン
イエロー3RLTN(C. I. No. pigment Yellow 11
0)、イルガジンイエロー2RLT、イルガジンイエロ
ー2GLT(C. I. No. pigment Yellow 109)、ファス
トゲンスーパーイエローGROH(C. I. No. pigment
Yellow 137)、ファストゲンスーパーイエローGRO
(C. I. No. pigment Yellow 110)、サンドリンイエロ
ー6GL(C. I. No. pigment Yellow 173)などを使用
できる。
ウムイエロー、黄色酸化鉄、チタン黄、オーカーなどの
無機系顔料を使用できる。イエロー系着色剤としては、
次のような難溶性金属塩(アゾレーキ)も使用できる。
すなわち、アセト酢酸アリリド系モノアゾ顔料である、
ハンザイエローG(C. I. No. pigment Yellow 1)、ハ
ンザイエロー10G(C. I. No. pigment Yellow 3)、
ハンザイエローRN(C. I. No. pigment Yellow 6
5)、ハンザブリリアントイエロー5GX(C. I. No. p
igment Yellow 74)、ハンザブリリアントイエロー10
GX(C. I. No. pigment Yellow 98)、パーマネント
イエローFGL(C. I. No. pigment Yellow97)、シム
ラレーキファストイエロー6G(C. I. No. pigment Ye
llow 133)、リオノールイエローK−2R(C. I. No.
pigment Yellow 169);アセト酢酸アリリド系ジスアゾ
顔料である、ジスアゾイエローG(C. I. No. pigment
Yellow12)、ジスアゾイエローGR(C. I. No. pigmen
t Yellow 13)、ジスアゾイエロー5G(C. I. No. pig
ment Yellow 14)、ジスアゾイエロー8G(C. I. No.p
igment Yellow 17)、ジスアゾイエローR(C. I. No.
pigment Yellow 55)、パーマネントイエローHR(C.
I. No. pigment Yellow 83);縮合アゾ顔料である、ク
ロモフタルイエロー3G(C. I. No. pigment Yellow 9
3)、クロモフタルイエロー6G(C. I. No. pigment Y
ellow 94)、クロモフタルイエローGR(C. I. No. pi
gment Yellow 95);ベンズイミダゾロン系モノアゾ顔
料である、ホスタパームイエローH3G(C. I. No. pi
gment Yellow 154)、ホスタパームイエローH4G(C.
I. No. pigment Yellow 151)、ホスタパームイエロー
H2G(C. I. No. pigment Yellow 120)、ホスタパー
ムイエローH6G(C.I. No. pigment Yellow 175)、
ホスタパームイエローHLR(C. I. No. pigment Yell
ow 156);イソインドリノン系顔料である、イルガジン
イエロー3RLTN(C. I. No. pigment Yellow 11
0)、イルガジンイエロー2RLT、イルガジンイエロ
ー2GLT(C. I. No. pigment Yellow 109)、ファス
トゲンスーパーイエローGROH(C. I. No. pigment
Yellow 137)、ファストゲンスーパーイエローGRO
(C. I. No. pigment Yellow 110)、サンドリンイエロ
ー6GL(C. I. No. pigment Yellow 173)などを使用
できる。
【0022】その他のイエロー系顔料としては、次のよ
うなものを例示できる。すなわち、スレン系顔料であ
る、フラバントロン(C. I. No. pigment Yellow 2
4)、アントラミリミジン(C. I. No. pigment Yellow
108)、フタロイルアミド型アントラキノン(C. I. No.
pigment Yellow 123)、ヘリオファストイエローE3
R(C. I. No. pigment Yellow 99);金属錯体顔料で
ある、アゾ系ニッケル錯体顔料(C. I. No. pigment Gr
een 10)、ニトロソ系ニッケル錯体顔料(C. I. No.pig
ment Yellow 153)、アゾメチン系銅錯体顔料(C. I. N
o. pigment Yellow 117);キノフタロン顔料である、
フタルイミドキノフタロン顔料(C. I. No. pigment Ye
llow 138)などを使用できる。
うなものを例示できる。すなわち、スレン系顔料であ
る、フラバントロン(C. I. No. pigment Yellow 2
4)、アントラミリミジン(C. I. No. pigment Yellow
108)、フタロイルアミド型アントラキノン(C. I. No.
pigment Yellow 123)、ヘリオファストイエローE3
R(C. I. No. pigment Yellow 99);金属錯体顔料で
ある、アゾ系ニッケル錯体顔料(C. I. No. pigment Gr
een 10)、ニトロソ系ニッケル錯体顔料(C. I. No.pig
ment Yellow 153)、アゾメチン系銅錯体顔料(C. I. N
o. pigment Yellow 117);キノフタロン顔料である、
フタルイミドキノフタロン顔料(C. I. No. pigment Ye
llow 138)などを使用できる。
【0023】マゼンタ系の顔料としては、カドミウムレ
ッド、ベンガラ、銀朱、鉛丹、アンチモン朱などの無機
系顔料を使用できる。マゼンタ系着色剤としては、次の
ようなアゾレーキ系顔料も使用できる。すなわち、ブリ
リアントカーミン6B(C. I. No. pigment Red 57:
1)、レーキレッド(C. I. No. pigment Red 53:1)、
パーマネントレッドF5R(C. I. No. pigment Red 4
8)、リソールレッド(C. I. No. pigment Red 49)、
ペルシアオレンジ(C. I. No. pigment Orange 17)、
クロセイオレンジ(C. I. No. pigment Orange 18)、
ヘリオオレンジTD(C. I. No. pigment Orange 1
9)、ピグメントスカーレット(C. I. No. pigmentRed
60:1)、ブリリアントスカーレットG(C. I. No. pigm
ent Red 64:1)、ヘリオレッドRMT(C. I. No. pigm
ent Red 51)、ボルドー10B(C. I. No.pigment Red
63)、ヘリオボルドーBL(C. I. No. pigment Red 5
4)などを使用できる。
ッド、ベンガラ、銀朱、鉛丹、アンチモン朱などの無機
系顔料を使用できる。マゼンタ系着色剤としては、次の
ようなアゾレーキ系顔料も使用できる。すなわち、ブリ
リアントカーミン6B(C. I. No. pigment Red 57:
1)、レーキレッド(C. I. No. pigment Red 53:1)、
パーマネントレッドF5R(C. I. No. pigment Red 4
8)、リソールレッド(C. I. No. pigment Red 49)、
ペルシアオレンジ(C. I. No. pigment Orange 17)、
クロセイオレンジ(C. I. No. pigment Orange 18)、
ヘリオオレンジTD(C. I. No. pigment Orange 1
9)、ピグメントスカーレット(C. I. No. pigmentRed
60:1)、ブリリアントスカーレットG(C. I. No. pigm
ent Red 64:1)、ヘリオレッドRMT(C. I. No. pigm
ent Red 51)、ボルドー10B(C. I. No.pigment Red
63)、ヘリオボルドーBL(C. I. No. pigment Red 5
4)などを使用できる。
【0024】マゼンタ系着色剤としては、次のような不
溶性アゾ系顔料(モノアゾ系、ジスアゾ系、及び縮合ア
ゾ系)も使用できる。すなわち、モノアゾ系またはジス
アゾ系の顔料である、パラレッド(C. I. No. pigment
Red 1)、レーキレッド4R(C. I. No. pigment Red
3)、パーマネントオレンジ(C. I. No. pigment Orang
e 5)、パーマネントレッドFR2(C. I. No. pigment
Red 2)、パーマネントレッドFRLL(C. I. No. pi
gment Red 9)、パーマネントレッドFGR(C. I. No.
pigment Red 112)、ブリリアントカーミンBS(C.
I. No. pigmentRed 114)、パーマネントカーミンFB
(C. I. No. pigment Red 5)、P.V.カーミンHR
(C. I. No. pigment Red 150)、パーマネントカーミ
ンFBB(C. I. No. pigment Red 146)、ノバパーム
レッドF3RK−F5RK(C. I. No. pigment Red 17
0)、ノバパームレッドHFG(C. I. No. pigment Ora
nge 38)、ノバパームレッドHF4B(C. I. No. pigment
Red 187)、ノバパームオレンジHL.HL−70(C.
I. No. pigment Orange 36)、P.V.カーミンHF4
C(C. I. No. pigment Red 185)、ホスタバームブラ
ウンHFR(C. I. No.pigment Brown 25)、バルカン
オレンジ(C. I. No. pigment Orange 16)、ピラゾロ
ンオレンジ(C. I. No. pigment Orange 13)、ピラゾ
ロンレッド(C. I.No. pigment Red 38);縮合アゾ系
顔料である、クロモフタールオレンジ4R(C. I. No.
pigment Orange 31)、クロモフタールスカーレットR
(C. I. No.pigment Red 166)、クロモフタールレッド
BR(C. I. No. pigment Red 144)などを使用でき
る。
溶性アゾ系顔料(モノアゾ系、ジスアゾ系、及び縮合ア
ゾ系)も使用できる。すなわち、モノアゾ系またはジス
アゾ系の顔料である、パラレッド(C. I. No. pigment
Red 1)、レーキレッド4R(C. I. No. pigment Red
3)、パーマネントオレンジ(C. I. No. pigment Orang
e 5)、パーマネントレッドFR2(C. I. No. pigment
Red 2)、パーマネントレッドFRLL(C. I. No. pi
gment Red 9)、パーマネントレッドFGR(C. I. No.
pigment Red 112)、ブリリアントカーミンBS(C.
I. No. pigmentRed 114)、パーマネントカーミンFB
(C. I. No. pigment Red 5)、P.V.カーミンHR
(C. I. No. pigment Red 150)、パーマネントカーミ
ンFBB(C. I. No. pigment Red 146)、ノバパーム
レッドF3RK−F5RK(C. I. No. pigment Red 17
0)、ノバパームレッドHFG(C. I. No. pigment Ora
nge 38)、ノバパームレッドHF4B(C. I. No. pigment
Red 187)、ノバパームオレンジHL.HL−70(C.
I. No. pigment Orange 36)、P.V.カーミンHF4
C(C. I. No. pigment Red 185)、ホスタバームブラ
ウンHFR(C. I. No.pigment Brown 25)、バルカン
オレンジ(C. I. No. pigment Orange 16)、ピラゾロ
ンオレンジ(C. I. No. pigment Orange 13)、ピラゾ
ロンレッド(C. I.No. pigment Red 38);縮合アゾ系
顔料である、クロモフタールオレンジ4R(C. I. No.
pigment Orange 31)、クロモフタールスカーレットR
(C. I. No.pigment Red 166)、クロモフタールレッド
BR(C. I. No. pigment Red 144)などを使用でき
る。
【0025】マゼンタ系顔料としては、次のような縮合
多環系顔料も使用できる。すなわち、アントラキノン系
顔料である、ピランスロンオレンジ(C. I. No. pigmen
t Orange 40)、アントアントロンオレンジ(C. I. No.
pigment Orange 168)、ジアントラキノニルレッド
(C. I. No. pigment Red 177);チオインジゴ系顔料
である、チオインジゴマゼンタ(C. I. No. pigment Vi
olet 38)、チオインジゴバイオレット(C. I. No. pig
ment Violet 36)、チオインジゴレッド(C. I.No. pig
ment Red 88);ペリノン系顔料である、ペリノンオレ
ンジ(C. I. No.pigment Orange 43);ペリレン系顔料
である、ペリレンレッド(C. I. No. pigment Red 19
0)、ペリレンバーミリオン(C. I. No. pigment Red 1
23)、ペリレンマルーン(C. I. No. pigment Red 17
9)、ペリレンスカーレット(C. I. No. pigment Red 1
49)、ペリレンレッド(C. I. No. pigment Red 17
8);キナクリドン系顔料である、キナクリドンレッド
(C. I. No. pigment Violet 19)、キナクリドンマゼ
ンタ(C. I. No. pigment Red 122)、キナクリドンマ
ルーン(C. I. No. pigment Red 206)、キナクリドン
スカーレット(C. I. No. pigment Red 207);ピロコ
リン系顔料;赤色系フルオルビン系顔料を使用できる。
多環系顔料も使用できる。すなわち、アントラキノン系
顔料である、ピランスロンオレンジ(C. I. No. pigmen
t Orange 40)、アントアントロンオレンジ(C. I. No.
pigment Orange 168)、ジアントラキノニルレッド
(C. I. No. pigment Red 177);チオインジゴ系顔料
である、チオインジゴマゼンタ(C. I. No. pigment Vi
olet 38)、チオインジゴバイオレット(C. I. No. pig
ment Violet 36)、チオインジゴレッド(C. I.No. pig
ment Red 88);ペリノン系顔料である、ペリノンオレ
ンジ(C. I. No.pigment Orange 43);ペリレン系顔料
である、ペリレンレッド(C. I. No. pigment Red 19
0)、ペリレンバーミリオン(C. I. No. pigment Red 1
23)、ペリレンマルーン(C. I. No. pigment Red 17
9)、ペリレンスカーレット(C. I. No. pigment Red 1
49)、ペリレンレッド(C. I. No. pigment Red 17
8);キナクリドン系顔料である、キナクリドンレッド
(C. I. No. pigment Violet 19)、キナクリドンマゼ
ンタ(C. I. No. pigment Red 122)、キナクリドンマ
ルーン(C. I. No. pigment Red 206)、キナクリドン
スカーレット(C. I. No. pigment Red 207);ピロコ
リン系顔料;赤色系フルオルビン系顔料を使用できる。
【0026】その他のマゼンタ系顔料としては、染付け
レーキ系顔料であるローダミン6Gレーキ(C. I. No.
pigment Red 81)を使用できる。染付けレーキ系顔料
は、水溶性染料と沈殿剤を反応させてレーキ化し、固着
させるものである。
レーキ系顔料であるローダミン6Gレーキ(C. I. No.
pigment Red 81)を使用できる。染付けレーキ系顔料
は、水溶性染料と沈殿剤を反応させてレーキ化し、固着
させるものである。
【0027】シアン系の顔料としては、群青、紺青、コ
バルトブルー、セルリアンブルーなどの無機系顔料を使
用できる。シアン系着色剤としては、次のようなものも
使用できる。すなわち、フタロシアニン系顔料である、
ファーストゲンブル−BB(C. I. No. pigment Blue 1
5)、スミトン・シアニン・ブルーHB(C. I. No. pig
ment Blue 15)、シアニンブルー5020(C. I. No.
pigment Blue 15:1)、モナストラルブルーFBR(C.
I. No. pigment Blue 15:2)、パロマーブルーB−48
10(C. I. No. pigment Blue 15:3)、モナストラル
ブルーFGX(C. I. No. pigment Blue 15:4)、リオ
ノールブルーES(C. I. No. pigmentBlue 15:6)、ヘ
リオゲンブルーL6700F(C. I. No. pigment Blue
15:6)、スミカプリント・シアニン・ブルーGN−O
(C. I. No. pigment Blue 15)、ヘリオゲンブルーL
7560(C. I. No. pigment Blue 16)、ファスト・
スカイブルーA−612(C. I. No. pigment Blue 1
7)、シアニン・グリーンGB(C. I. No. pigment Gre
en 7)、シアニングリーンS537−2Y(C. I.No. p
igment Green 36)、スミトン・ファストバイオレット
RL(C. I. No. pigment Violet 23);スレン系顔料
である、インダントロンブルー(PB-60P、PB-22、PB-2
1、PB-64);塩基性染料レーキ顔料である、メチルバイ
オレット・リン・モリブデン酸レーキ(PV-3)などを使
用できる。
バルトブルー、セルリアンブルーなどの無機系顔料を使
用できる。シアン系着色剤としては、次のようなものも
使用できる。すなわち、フタロシアニン系顔料である、
ファーストゲンブル−BB(C. I. No. pigment Blue 1
5)、スミトン・シアニン・ブルーHB(C. I. No. pig
ment Blue 15)、シアニンブルー5020(C. I. No.
pigment Blue 15:1)、モナストラルブルーFBR(C.
I. No. pigment Blue 15:2)、パロマーブルーB−48
10(C. I. No. pigment Blue 15:3)、モナストラル
ブルーFGX(C. I. No. pigment Blue 15:4)、リオ
ノールブルーES(C. I. No. pigmentBlue 15:6)、ヘ
リオゲンブルーL6700F(C. I. No. pigment Blue
15:6)、スミカプリント・シアニン・ブルーGN−O
(C. I. No. pigment Blue 15)、ヘリオゲンブルーL
7560(C. I. No. pigment Blue 16)、ファスト・
スカイブルーA−612(C. I. No. pigment Blue 1
7)、シアニン・グリーンGB(C. I. No. pigment Gre
en 7)、シアニングリーンS537−2Y(C. I.No. p
igment Green 36)、スミトン・ファストバイオレット
RL(C. I. No. pigment Violet 23);スレン系顔料
である、インダントロンブルー(PB-60P、PB-22、PB-2
1、PB-64);塩基性染料レーキ顔料である、メチルバイ
オレット・リン・モリブデン酸レーキ(PV-3)などを使
用できる。
【0028】上記した各種顔料のうちでも、高耐熱性の
顔料を用いるのが好ましい。高耐熱性顔料としては、次
のようなものを例示できる。
顔料を用いるのが好ましい。高耐熱性顔料としては、次
のようなものを例示できる。
【0029】先ず、高耐熱性のブラック系顔料として
は、カーボンブラック、アセチレンブラック、黒色酸化
鉄、鉄黒を例示できる。
は、カーボンブラック、アセチレンブラック、黒色酸化
鉄、鉄黒を例示できる。
【0030】また、高耐熱性のイエロー系顔料として
は、黄鉛、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー、ニッケル
チタンイエロー、クロムチタンイエロー及び金属酸化物
顔料等の無機顔料、イソインドリノン系顔料、縮合アゾ
系顔料等の有機顔料を例示できる。イソインドリノン系
顔料としては、例えば、イルガジンイエロー3RLTN
(C. I. No. pigment Yellow 110)、イルガジンイエロ
ー2RLT、イルガジンイエロー2GLT(C. I. No.
pigment Yellow 109)、ファストゲンスーパーイエロー
GROH(C. I. No. pigment Yellow 137)、ファスト
ゲンスーパーイエローGRO(C. I. No. pigment Yell
ow 110)、サンドリンイエロー6GL(C.I. No. pigme
nt Yellow 173)等を使用できる。縮合アゾ系顔料とし
ては、クロモフタルイエロー3G(C. I. No. pigment
Yellow 93)、クロモフタルイエロー6G(C. I. No. p
igment Yellow 94)、クロモフタルイエローGR(C.
I. No. pigment Yellow 95)等を使用できる。また、金
属酸化物顔料としては、ダイピロキサイドカラーイエロ
ー#9110、#9121(大日精化工業製)を使用で
きる。
は、黄鉛、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー、ニッケル
チタンイエロー、クロムチタンイエロー及び金属酸化物
顔料等の無機顔料、イソインドリノン系顔料、縮合アゾ
系顔料等の有機顔料を例示できる。イソインドリノン系
顔料としては、例えば、イルガジンイエロー3RLTN
(C. I. No. pigment Yellow 110)、イルガジンイエロ
ー2RLT、イルガジンイエロー2GLT(C. I. No.
pigment Yellow 109)、ファストゲンスーパーイエロー
GROH(C. I. No. pigment Yellow 137)、ファスト
ゲンスーパーイエローGRO(C. I. No. pigment Yell
ow 110)、サンドリンイエロー6GL(C.I. No. pigme
nt Yellow 173)等を使用できる。縮合アゾ系顔料とし
ては、クロモフタルイエロー3G(C. I. No. pigment
Yellow 93)、クロモフタルイエロー6G(C. I. No. p
igment Yellow 94)、クロモフタルイエローGR(C.
I. No. pigment Yellow 95)等を使用できる。また、金
属酸化物顔料としては、ダイピロキサイドカラーイエロ
ー#9110、#9121(大日精化工業製)を使用で
きる。
【0031】高耐熱性のマゼンタ系顔料としては、縮合
アゾ系顔料等の有機顔料や、カドミウムレッド、モリブ
デンレッド及び金属酸化物顔料等の無機顔料を例示でき
る。縮合アゾ系顔料としては、クロモフタールオレンジ
4R(C. I. No. pigment Orange 31)、クロモフター
ルスカーレットR(C. I. No. pigment Red 166)、ク
ロモフタールレッドBR(C. I. No. pigment Red 14
4)等を使用できる。また、金属酸化物顔料としては、
ダイピロキサイドカラーブラウン#9220(大日精化
工業製)を使用できる。
アゾ系顔料等の有機顔料や、カドミウムレッド、モリブ
デンレッド及び金属酸化物顔料等の無機顔料を例示でき
る。縮合アゾ系顔料としては、クロモフタールオレンジ
4R(C. I. No. pigment Orange 31)、クロモフター
ルスカーレットR(C. I. No. pigment Red 166)、ク
ロモフタールレッドBR(C. I. No. pigment Red 14
4)等を使用できる。また、金属酸化物顔料としては、
ダイピロキサイドカラーブラウン#9220(大日精化
工業製)を使用できる。
【0032】高耐熱性のシアン系顔料としては、フタロ
シアニン系顔料、アントラキノン系顔料等の有機顔料
や、群青(ウルトラマリンブルー)、コバルトブルー、
酸化クロム、スピネルグリーン、金属酸化物顔料等の無
機顔料を例示できる。フタロシアニン系顔料としては、
フタロシアニンブルー(Pigment Blue 15, Pigment Blu
e 15:3, Pigment Blue 15:1)、クロル化フタロシアニ
ン(Pigment Green 7)、ブロム化フタロシアニン(Pig
ment Green 36)等を使用できる。アントラキノン系顔
料としては、スレンブルー(Pigment Blue 60)等を使
用できる。また、金属酸化物顔料としては、ダイピロキ
サイドカラーブルー#9453(大日精化工業製)を使
用できる。
シアニン系顔料、アントラキノン系顔料等の有機顔料
や、群青(ウルトラマリンブルー)、コバルトブルー、
酸化クロム、スピネルグリーン、金属酸化物顔料等の無
機顔料を例示できる。フタロシアニン系顔料としては、
フタロシアニンブルー(Pigment Blue 15, Pigment Blu
e 15:3, Pigment Blue 15:1)、クロル化フタロシアニ
ン(Pigment Green 7)、ブロム化フタロシアニン(Pig
ment Green 36)等を使用できる。アントラキノン系顔
料としては、スレンブルー(Pigment Blue 60)等を使
用できる。また、金属酸化物顔料としては、ダイピロキ
サイドカラーブルー#9453(大日精化工業製)を使
用できる。
【0033】本発明においては、上記顔料の粒子表面に
樹脂をコーティングした、いわゆる加工顔料と呼ばれる
着色剤を使用してもよい。また、上記のような顔料の混
合物や、緑色、オレンジ、紫のような中間色を有する顔
料を添加してもよい。さらに、下地層には、必要に応じ
て、表面粗化剤や接着力向上剤等の添加剤を添加しても
よい。下地層に顔料を添加する場合には、通常、インダ
ー100重量部当り5〜200重量部の顔料を添加す
る。
樹脂をコーティングした、いわゆる加工顔料と呼ばれる
着色剤を使用してもよい。また、上記のような顔料の混
合物や、緑色、オレンジ、紫のような中間色を有する顔
料を添加してもよい。さらに、下地層には、必要に応じ
て、表面粗化剤や接着力向上剤等の添加剤を添加しても
よい。下地層に顔料を添加する場合には、通常、インダ
ー100重量部当り5〜200重量部の顔料を添加す
る。
【0034】金属板基材上に下地層を形成するには、バ
インダー樹脂とその他の必要な顔料等の成分を、トルエ
ン、メチルエチルケトン、エタノール、イソプロピルア
ルコール、シクロヘキサン、DMFのような有機溶媒
や、有機溶媒と水の混合溶媒などに溶解又は分散させて
下地層用塗工液を調製する。そして、得られた塗工液
を、グラビア印刷、スクリーン印刷、グラビア版を用い
たリバースコーティング印刷等の公知の方法で金属板基
材の表面に塗布、乾燥させればよい。下地層の塗布量
は、通常、1〜100μm程度とする。
インダー樹脂とその他の必要な顔料等の成分を、トルエ
ン、メチルエチルケトン、エタノール、イソプロピルア
ルコール、シクロヘキサン、DMFのような有機溶媒
や、有機溶媒と水の混合溶媒などに溶解又は分散させて
下地層用塗工液を調製する。そして、得られた塗工液
を、グラビア印刷、スクリーン印刷、グラビア版を用い
たリバースコーティング印刷等の公知の方法で金属板基
材の表面に塗布、乾燥させればよい。下地層の塗布量
は、通常、1〜100μm程度とする。
【0035】本発明の昇華捺染用金属板の受像面には、
下地層3を介して又は介さずに、染料受容層4が設けら
れている。金属板基材は昇華染料に対して染着性を有し
ていないので、金属板基材に昇華捺染を行なうために
は、染料受容層を設けなければならない。この染料受容
層は、染料染着性を有するバインダー樹脂、紫外線によ
る昇華染料の変色を低減する紫外線阻止剤、及びその他
の添加剤とから形成されている。
下地層3を介して又は介さずに、染料受容層4が設けら
れている。金属板基材は昇華染料に対して染着性を有し
ていないので、金属板基材に昇華捺染を行なうために
は、染料受容層を設けなければならない。この染料受容
層は、染料染着性を有するバインダー樹脂、紫外線によ
る昇華染料の変色を低減する紫外線阻止剤、及びその他
の添加剤とから形成されている。
【0036】昇華染料に対して染着性を有するバインダ
ー樹脂としては、昇華熱転写用受像シートの受像面を形
成するために用いられている公知の樹脂を使用できる。
具体例としては、オルトフタル酸系、イソフタル酸系、
テレフタル酸系、ビスフェノール系、ビニルエステル系
のポリエステル系樹脂;エチレン−アクリル酸、エチレ
ン−アクリル酸エステル、アクリルエステル−ビニル、
メタクリル酸エステル−ビニルのようなアクリル系共重
合樹脂;トリレンジイソシアネート(TDI)、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
リジンエステルトリイソシアネートのような各種イソシ
アネート誘導体やイソシアヌレート誘導体と、ポリエス
テルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポ
リオール、フェノーリックポリオールのような各種ポリ
オールの反応からなるウレタン系樹脂;ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー;ポリ
酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリルエステル、ポリ
スチレン、ポリスチレンアクリル等のビニル系樹脂;ポ
リビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルアセタール等のアセタール系樹脂;ポリカーボネート
系樹脂;セルロースアセテート等のセルロース系樹脂;
ポリオレフィン系樹脂;尿素樹脂、メラミン樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂等のアミノ樹脂などを例示できる。な
お、バインダー樹脂は、1種のみを単独で用いても、或
いは、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ー樹脂としては、昇華熱転写用受像シートの受像面を形
成するために用いられている公知の樹脂を使用できる。
具体例としては、オルトフタル酸系、イソフタル酸系、
テレフタル酸系、ビスフェノール系、ビニルエステル系
のポリエステル系樹脂;エチレン−アクリル酸、エチレ
ン−アクリル酸エステル、アクリルエステル−ビニル、
メタクリル酸エステル−ビニルのようなアクリル系共重
合樹脂;トリレンジイソシアネート(TDI)、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、
リジンエステルトリイソシアネートのような各種イソシ
アネート誘導体やイソシアヌレート誘導体と、ポリエス
テルポリオール、ポリエーテルポリオール、アクリルポ
リオール、フェノーリックポリオールのような各種ポリ
オールの反応からなるウレタン系樹脂;ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ポリマー;ポリ
酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリルエステル、ポリ
スチレン、ポリスチレンアクリル等のビニル系樹脂;ポ
リビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリビニ
ルアセタール等のアセタール系樹脂;ポリカーボネート
系樹脂;セルロースアセテート等のセルロース系樹脂;
ポリオレフィン系樹脂;尿素樹脂、メラミン樹脂、ベン
ゾグアナミン樹脂等のアミノ樹脂などを例示できる。な
お、バインダー樹脂は、1種のみを単独で用いても、或
いは、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0037】これらのうちでも、ポリエステル系樹脂、
アクリル系樹脂、又はウレタン系樹脂は染料染着性が良
好であり好ましい。さらに、これらの樹脂のうちでもガ
ラス転移温度が120℃以上のものは、昇華捺染紙と熱
融着を起こしにくいので、さらに好ましい。昇華捺染を
行なう場合には、捺染紙の熱融着を避けようとして捺染
の加熱温度を低くすると、昇華染料の移行が少なくなっ
て転写画像の濃度不足を招き易い。これに対して、これ
らの好ましいバインダー樹脂を用いて染料受容層を形成
すれば、染料受容層への昇華染料の移行量を増やすため
に転写の加熱温度を充分に高くしても、染料受容層と昇
華捺染紙との熱融着を防止することができる。その結
果、濃度の高い画像を形成することが可能となる。
アクリル系樹脂、又はウレタン系樹脂は染料染着性が良
好であり好ましい。さらに、これらの樹脂のうちでもガ
ラス転移温度が120℃以上のものは、昇華捺染紙と熱
融着を起こしにくいので、さらに好ましい。昇華捺染を
行なう場合には、捺染紙の熱融着を避けようとして捺染
の加熱温度を低くすると、昇華染料の移行が少なくなっ
て転写画像の濃度不足を招き易い。これに対して、これ
らの好ましいバインダー樹脂を用いて染料受容層を形成
すれば、染料受容層への昇華染料の移行量を増やすため
に転写の加熱温度を充分に高くしても、染料受容層と昇
華捺染紙との熱融着を防止することができる。その結
果、濃度の高い画像を形成することが可能となる。
【0038】昇華染料は顔料と比べて耐光性が悪く、光
線、とりわけ紫外線の照射を受けると褪色や色相変化等
の変色を起こしやすい。紫外線による昇華染料の変色を
低減する紫外線阻止剤を染料受容層の中へ添加しておく
と、当該染料受容層の表面に形成された画像の耐光性が
向上して、変色しにくくなる。その結果、染料受容層の
上に紫外線遮断層を設ける必要がなくなり、昇華捺染後
に従来行われていた紫外線遮断層を形成する工程を省略
することが可能になる。
線、とりわけ紫外線の照射を受けると褪色や色相変化等
の変色を起こしやすい。紫外線による昇華染料の変色を
低減する紫外線阻止剤を染料受容層の中へ添加しておく
と、当該染料受容層の表面に形成された画像の耐光性が
向上して、変色しにくくなる。その結果、染料受容層の
上に紫外線遮断層を設ける必要がなくなり、昇華捺染後
に従来行われていた紫外線遮断層を形成する工程を省略
することが可能になる。
【0039】紫外線による昇華染料の変色を低減する紫
外線阻止剤とは、紫外線による変色作用を減弱又は完全
に阻止することができる成分である。そのような紫外線
阻止剤としては、例えば、ベンゾフェノンやベンゾトリ
アゾールのような紫外線吸収性を有する成分や、酸化亜
鉛や酸化チタンのような紫外線反射性を有する成分を用
いることができる。染料受容層の表面を被覆するための
紫外線遮断層に従来から用いられている紫外線吸収剤を
使用してもよい。紫外線阻止剤は、1種のみを単独で用
いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
外線阻止剤とは、紫外線による変色作用を減弱又は完全
に阻止することができる成分である。そのような紫外線
阻止剤としては、例えば、ベンゾフェノンやベンゾトリ
アゾールのような紫外線吸収性を有する成分や、酸化亜
鉛や酸化チタンのような紫外線反射性を有する成分を用
いることができる。染料受容層の表面を被覆するための
紫外線遮断層に従来から用いられている紫外線吸収剤を
使用してもよい。紫外線阻止剤は、1種のみを単独で用
いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0040】昇華捺染を行なう際には、捺染紙の染料層
が、染料の昇華温度以上に加熱される。従って、捺染紙
の染料層と密着させられる染料受容層も、染料の昇華温
度以上、或いは、昇華温度よりもわずかに低い程度の温
度にまで昇温する。このため、染料受容層に添加される
紫外線阻止剤は、昇華捺染の際に加熱された後も、昇華
染料の変色を低減する能力をなお残しているような高耐
熱性のものでなければならない。昇華捺染を行なう際に
は、捺染紙を160℃以上に加熱することが多い。従っ
て紫外線阻止剤としては、160℃又はそれ以上の高温
に加熱された後でも昇華染料に対する変色低減能力を残
しているものを用いるのが好ましい。昇華捺染後におけ
る紫外線阻止剤の変色低減能力は、昇華捺染前と比べて
全く劣化していないのが好ましいが、実用的に満足でき
る程度の変色低減能力が残っていれば、それで充分であ
る。
が、染料の昇華温度以上に加熱される。従って、捺染紙
の染料層と密着させられる染料受容層も、染料の昇華温
度以上、或いは、昇華温度よりもわずかに低い程度の温
度にまで昇温する。このため、染料受容層に添加される
紫外線阻止剤は、昇華捺染の際に加熱された後も、昇華
染料の変色を低減する能力をなお残しているような高耐
熱性のものでなければならない。昇華捺染を行なう際に
は、捺染紙を160℃以上に加熱することが多い。従っ
て紫外線阻止剤としては、160℃又はそれ以上の高温
に加熱された後でも昇華染料に対する変色低減能力を残
しているものを用いるのが好ましい。昇華捺染後におけ
る紫外線阻止剤の変色低減能力は、昇華捺染前と比べて
全く劣化していないのが好ましいが、実用的に満足でき
る程度の変色低減能力が残っていれば、それで充分であ
る。
【0041】以上のような、紫外線阻止能力と高耐熱性
を備えた好適な紫外線阻止剤としては、無機系の紫外線
阻止剤が好ましく、その中でも、酸化亜鉛と酸化チタン
が特に好ましい。酸化チタンとしては、光触媒活性の弱
いルチル型顔料が好ましい。酸化チタン表面の活性サイ
トをアルミナ等の無機表面処理剤で被覆することで、良
好な紫外線カット剤として働く。
を備えた好適な紫外線阻止剤としては、無機系の紫外線
阻止剤が好ましく、その中でも、酸化亜鉛と酸化チタン
が特に好ましい。酸化チタンとしては、光触媒活性の弱
いルチル型顔料が好ましい。酸化チタン表面の活性サイ
トをアルミナ等の無機表面処理剤で被覆することで、良
好な紫外線カット剤として働く。
【0042】染料受容層4には、バインダー樹脂や紫外
線阻止剤と共に、ラジカル捕捉剤のような耐光性向上
剤、抗菌剤、脱臭剤等の添加剤を必要に応じて添加して
もよい。
線阻止剤と共に、ラジカル捕捉剤のような耐光性向上
剤、抗菌剤、脱臭剤等の添加剤を必要に応じて添加して
もよい。
【0043】紫外線阻止剤は、染料受容層中に、当該染
料受容層の固形分重量に対して10〜50重量%の割合
で添加するのが好ましい。紫外線阻止剤の含有率が10
重量%よりも少ないと、紫外線阻止剤としての働きが充
分でない場合がある。一方、この含有率が50重量%よ
りも多いと、分散性の低下、透明性の低下、塗膜強度の
低下が生じやすい。
料受容層の固形分重量に対して10〜50重量%の割合
で添加するのが好ましい。紫外線阻止剤の含有率が10
重量%よりも少ないと、紫外線阻止剤としての働きが充
分でない場合がある。一方、この含有率が50重量%よ
りも多いと、分散性の低下、透明性の低下、塗膜強度の
低下が生じやすい。
【0044】金属板基材又は下地層の上に染料受容層を
形成するには、先ず、バインダー樹脂、紫外線阻止剤、
及び、その他の必要な添加剤を混合し、得られた混合物
を適量の溶媒に溶解又は分散させて、受容層用塗工液を
調製する。そして、得られた塗工液をグラビア印刷、リ
バースコーター、スクリーンコーター、フローコーター
等の公知の方法で金属板基材又は下地層の表面に塗布
し、乾燥させれば染料受容層が出来上がる。染料受容層
の塗布量は特に限定されないが、乾燥時塗工量を0.1
〜20g/m2程度とするのが好ましい。受像層の塗布
量が0.1g/m2よりも少ないと、塗工不良が生じ易
い。一方、この塗布量が20g/m2よりも多いとコス
ト高になり易い。
形成するには、先ず、バインダー樹脂、紫外線阻止剤、
及び、その他の必要な添加剤を混合し、得られた混合物
を適量の溶媒に溶解又は分散させて、受容層用塗工液を
調製する。そして、得られた塗工液をグラビア印刷、リ
バースコーター、スクリーンコーター、フローコーター
等の公知の方法で金属板基材又は下地層の表面に塗布
し、乾燥させれば染料受容層が出来上がる。染料受容層
の塗布量は特に限定されないが、乾燥時塗工量を0.1
〜20g/m2程度とするのが好ましい。受像層の塗布
量が0.1g/m2よりも少ないと、塗工不良が生じ易
い。一方、この塗布量が20g/m2よりも多いとコス
ト高になり易い。
【0045】以上のようにして、金属板基材上に、高耐
熱性の紫外線阻止剤を含有した染料受容層を、下地層を
介して又は介さずに設けた昇華捺染用金属板が作成され
る。そして、本発明の昇華捺染用金属板に公知の方法で
昇華捺染を行なうことにより、化粧金属板を作製するこ
とができる。例えば、昇華染料のトナーを分散させた湿
式現像剤と昇華捺染用の静電記録紙を用意し、これらを
用いて昇華捺染紙を作製し、得られた昇華捺染紙を用い
て本発明の昇華捺染用金属板に捺染を行なうと、化粧金
属板が出来上がる。
熱性の紫外線阻止剤を含有した染料受容層を、下地層を
介して又は介さずに設けた昇華捺染用金属板が作成され
る。そして、本発明の昇華捺染用金属板に公知の方法で
昇華捺染を行なうことにより、化粧金属板を作製するこ
とができる。例えば、昇華染料のトナーを分散させた湿
式現像剤と昇華捺染用の静電記録紙を用意し、これらを
用いて昇華捺染紙を作製し、得られた昇華捺染紙を用い
て本発明の昇華捺染用金属板に捺染を行なうと、化粧金
属板が出来上がる。
【0046】昇華染料トナーを分散させた湿式現像剤を
作製するには、例えば、昇華染料と、定着性或いは帯電
特性を改善するための共重合樹脂と、電荷制御剤との混
合物を、電気絶縁性分散媒中に投入して充分に分散させ
ればよい。昇華染料としては、分散染料が好ましく用い
られる。これらの染料は、約150〜550程度の分子
量を有するものであり、昇華或いは溶融温度、色相、耐
光性、樹脂や現像剤中での溶解性などを考慮して選択さ
れる。
作製するには、例えば、昇華染料と、定着性或いは帯電
特性を改善するための共重合樹脂と、電荷制御剤との混
合物を、電気絶縁性分散媒中に投入して充分に分散させ
ればよい。昇華染料としては、分散染料が好ましく用い
られる。これらの染料は、約150〜550程度の分子
量を有するものであり、昇華或いは溶融温度、色相、耐
光性、樹脂や現像剤中での溶解性などを考慮して選択さ
れる。
【0047】例えば、ジアリールメタン系、トリアリー
ルメタン系、チアゾール系、メチン系、アゾメチン系、
キサンチン系、オキサジン系、アゾ及びアゾ系誘導体、
アントラキノン誘導体、キノフタロン誘導体、スピロジ
ピラン系、インドリノスピロピラン系、フルオラン系、
ローダミンラクタム系の染料が用いられる。
ルメタン系、チアゾール系、メチン系、アゾメチン系、
キサンチン系、オキサジン系、アゾ及びアゾ系誘導体、
アントラキノン誘導体、キノフタロン誘導体、スピロジ
ピラン系、インドリノスピロピラン系、フルオラン系、
ローダミンラクタム系の染料が用いられる。
【0048】例えば、カラーインデックスで示すC.
I.ディスパースイエロー51、3、54、79、6
0、23、7、141;C.I.ディスパースブルー2
4、56、14、301、334、165、19、7
2、87、287、154、26、359;C.I.デ
ィスパースレッド135、146、59、1、73、6
0、167;C.I.ディスパースバイオレット4、1
3、26、36、56、31;C.I.ソルベントバイ
オレット13;C.I.ソルベントブラック3;C.
I.ソルベントグリーン3;C.I.ソルベントイエロ
ー56、14、16、29、105;C.I.ソルベン
トブルー70、35、63、36、50、49、11
1、105、97、11;C.I.ソルベントレッド1
35、81、18、25、19、23、24、143、
146、182などである。
I.ディスパースイエロー51、3、54、79、6
0、23、7、141;C.I.ディスパースブルー2
4、56、14、301、334、165、19、7
2、87、287、154、26、359;C.I.デ
ィスパースレッド135、146、59、1、73、6
0、167;C.I.ディスパースバイオレット4、1
3、26、36、56、31;C.I.ソルベントバイ
オレット13;C.I.ソルベントブラック3;C.
I.ソルベントグリーン3;C.I.ソルベントイエロ
ー56、14、16、29、105;C.I.ソルベン
トブルー70、35、63、36、50、49、11
1、105、97、11;C.I.ソルベントレッド1
35、81、18、25、19、23、24、143、
146、182などである。
【0049】例えば、3,3−ジエチルオキサシアニン
アイオダイド、アストラゾンピンクFG(C.I.48
015、バイエル社製)、2,2−カルボシアニン
(C.I.808)、アストラフィロキシンFF(C.
I.148070)、アストラゾンイエロー7GLL
(C.I.ベーシックイエロー21)、アイゼンカロチ
ンイエロー3GLH(C.I.48055,保土谷化学
社製)、アイゼンカロチンレッド6BH(C.I.48
020)等のモノメチン系、ジメチン系又はトリメチン
系等のメチン(シアニン)系塩基性染料、オーラミン
(C.I.655)等のごときジフェニルメタン系塩基
性染料、マラカイトグリーン(C.I.42000)、
ブリリアントグリーン(C.I.42040)、マゼン
タ(C.I.42510)、メチルバイオレット(C.
I.42535)、クリスタルバイオレット(C.I.
42555)、メチルグリーン(C.I.684)、ビ
クトリアルブルーB(C.I.44045)等のトリフ
ェニルメタン系塩基性染料、ピロニンG(C.I.73
9)、ローダミンB(C.I.45170)、ローダミ
ン6G(C.I.45160)等のキサンテン系塩基性
染料、アクリジンイエローG(C.I.785)、レオ
ニンAL(C.I.46075)、ベンゾフラビン
(C.I.791)、アフィン(C.I.46045)
等のアクリジン系塩基性染料、ニュートラルレッド
(C.I.50040)、アストラゾンブルーBGE/
Xl 25%(C.I.51005)、メチレンブルー
(C.I.52015)等のキノンイミン系塩基性染
料、その他第4級アミンを持ったアントラキノン系塩基
性染料等の塩基性染料類が挙げられる。これらの染料
は、そのままの状態で、或いは、これらの染料をアルカ
リ処理した形態で用いることができ、またこれらの染料
の対イオン交換体或いはロイコ体も用いることができ
る。常態では無色或いは淡色であるロイコ染料等を使用
する場合には、画像形成シート側に顕色剤を包含させて
おけばよい。
アイオダイド、アストラゾンピンクFG(C.I.48
015、バイエル社製)、2,2−カルボシアニン
(C.I.808)、アストラフィロキシンFF(C.
I.148070)、アストラゾンイエロー7GLL
(C.I.ベーシックイエロー21)、アイゼンカロチ
ンイエロー3GLH(C.I.48055,保土谷化学
社製)、アイゼンカロチンレッド6BH(C.I.48
020)等のモノメチン系、ジメチン系又はトリメチン
系等のメチン(シアニン)系塩基性染料、オーラミン
(C.I.655)等のごときジフェニルメタン系塩基
性染料、マラカイトグリーン(C.I.42000)、
ブリリアントグリーン(C.I.42040)、マゼン
タ(C.I.42510)、メチルバイオレット(C.
I.42535)、クリスタルバイオレット(C.I.
42555)、メチルグリーン(C.I.684)、ビ
クトリアルブルーB(C.I.44045)等のトリフ
ェニルメタン系塩基性染料、ピロニンG(C.I.73
9)、ローダミンB(C.I.45170)、ローダミ
ン6G(C.I.45160)等のキサンテン系塩基性
染料、アクリジンイエローG(C.I.785)、レオ
ニンAL(C.I.46075)、ベンゾフラビン
(C.I.791)、アフィン(C.I.46045)
等のアクリジン系塩基性染料、ニュートラルレッド
(C.I.50040)、アストラゾンブルーBGE/
Xl 25%(C.I.51005)、メチレンブルー
(C.I.52015)等のキノンイミン系塩基性染
料、その他第4級アミンを持ったアントラキノン系塩基
性染料等の塩基性染料類が挙げられる。これらの染料
は、そのままの状態で、或いは、これらの染料をアルカ
リ処理した形態で用いることができ、またこれらの染料
の対イオン交換体或いはロイコ体も用いることができ
る。常態では無色或いは淡色であるロイコ染料等を使用
する場合には、画像形成シート側に顕色剤を包含させて
おけばよい。
【0050】さらにこれらの分散染料は1成分のみで用
いるのではなく、2種以上を混合した場合でも用いられ
る。特に混合、溶融された場合、両者がどのような混合
体を形成するかによっても熱的挙動が大きく異なり、こ
れに伴って蒸気圧も組成比によって特有な変化をするの
で、融点温度に低下を起こす場合には活性化エネルギー
も小さくてすみ昇華感度の向上をなし得る。
いるのではなく、2種以上を混合した場合でも用いられ
る。特に混合、溶融された場合、両者がどのような混合
体を形成するかによっても熱的挙動が大きく異なり、こ
れに伴って蒸気圧も組成比によって特有な変化をするの
で、融点温度に低下を起こす場合には活性化エネルギー
も小さくてすみ昇華感度の向上をなし得る。
【0051】定着性を改善するための樹脂としては、湿
式現像剤の帯電特性を制御するのに有効なモノマーと湿
式現像剤の溶剤への溶解性、分散性を制御するのに有効
なモノマーからなる共重合樹脂が挙げられ、特にその樹
脂が(メタ)アクリル系モノマー(ただし、この表現
は、アクリル、メタクリルの両者を表現するものであ
り、以下の(メタ)アクリルも同様である。)を含有す
るビニルモノマー混合物を共重合して得られる樹脂であ
る。具体例としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル等の短鎖メチレン鎖を有する(メタ)
アクリル酸エステルなどであり、(メタ)アクリル酸ジ
メチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミ
ノエチルのような窒素含有アクリル酸エステルであり、
アクリルアミド、イソプロピルアクリルアミド、メチレ
ンビスアクリルアミド、N−アリルアクリルアミド、N
−ジアセトンアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリ
ルアミドのようなアクリルアミド誘導体であり、(メ
タ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルエステル、(メ
タ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、スチレン、メチルスチレン、酢酸ビニルのよう
なモノマーが挙げられる。特に好ましくは、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、メチルスチレン、酢酸ビニルが挙
げられる。
式現像剤の帯電特性を制御するのに有効なモノマーと湿
式現像剤の溶剤への溶解性、分散性を制御するのに有効
なモノマーからなる共重合樹脂が挙げられ、特にその樹
脂が(メタ)アクリル系モノマー(ただし、この表現
は、アクリル、メタクリルの両者を表現するものであ
り、以下の(メタ)アクリルも同様である。)を含有す
るビニルモノマー混合物を共重合して得られる樹脂であ
る。具体例としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ブチル等の短鎖メチレン鎖を有する(メタ)
アクリル酸エステルなどであり、(メタ)アクリル酸ジ
メチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミ
ノエチルのような窒素含有アクリル酸エステルであり、
アクリルアミド、イソプロピルアクリルアミド、メチレ
ンビスアクリルアミド、N−アリルアクリルアミド、N
−ジアセトンアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリ
ルアミドのようなアクリルアミド誘導体であり、(メ
タ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチルエステル、(メ
タ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸シクロヘ
キシル、スチレン、メチルスチレン、酢酸ビニルのよう
なモノマーが挙げられる。特に好ましくは、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、メチルスチレン、酢酸ビニルが挙
げられる。
【0052】特に、溶剤への溶解性、分散性を調製する
のに有効なビニルモノマーとしては、(メタ)アクリル
酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸ステアリルのような長鎖メチレ
ン鎖を有する(メタ)アクリル酸エステルが挙げられ
る。特に好ましくは、(メタ)アクリル酸−2−エチル
ヘキシルである。
のに有効なビニルモノマーとしては、(メタ)アクリル
酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリ
ル、(メタ)アクリル酸ステアリルのような長鎖メチレ
ン鎖を有する(メタ)アクリル酸エステルが挙げられ
る。特に好ましくは、(メタ)アクリル酸−2−エチル
ヘキシルである。
【0053】共重合樹脂は、これらの帯電特性を制御す
るのに好適なモノマーと、溶剤への溶解性、分散性を調
製するのに有効なモノマーのそれぞれを少なくとも1種
ずつ共重合して得られるが、両者の共重合比は5〜30
重量%が好ましく、10〜20重量%がさらに好まし
い。これより少ない場合には、帯電特性の向上が充分に
得られず、これよりも多い場合には、湿式現像剤の凝
集、画像濃度の低下が起こる。
るのに好適なモノマーと、溶剤への溶解性、分散性を調
製するのに有効なモノマーのそれぞれを少なくとも1種
ずつ共重合して得られるが、両者の共重合比は5〜30
重量%が好ましく、10〜20重量%がさらに好まし
い。これより少ない場合には、帯電特性の向上が充分に
得られず、これよりも多い場合には、湿式現像剤の凝
集、画像濃度の低下が起こる。
【0054】特に、共重合樹脂の分子量が、OD値及び
イエローによる画像かぶりに影響を与えるので、共重合
樹脂の好ましい分子量は、GPC測定による重量平均分
子量において、ポリスチレン換算で5万〜20万であ
る。さらに好ましくは、8万〜17万である。分子量が
これより大きい場合には、かぶり、すなわち地汚れが発
生しやすく、分子量がこれよりも小さい場合には、画像
濃度の低下、画像流れが発生しやすい。
イエローによる画像かぶりに影響を与えるので、共重合
樹脂の好ましい分子量は、GPC測定による重量平均分
子量において、ポリスチレン換算で5万〜20万であ
る。さらに好ましくは、8万〜17万である。分子量が
これより大きい場合には、かぶり、すなわち地汚れが発
生しやすく、分子量がこれよりも小さい場合には、画像
濃度の低下、画像流れが発生しやすい。
【0055】帯電特性改善用樹脂としては、その樹脂を
定着剤として使用した際には帯電量が大きくなりすぎて
画像濃度の低下を引き起こすような樹脂が使用可能であ
る。具体的には、帯電特性を調整するのに有効なモノマ
ーと湿式現像剤の溶剤への溶解性、分散性を調整するの
に有効な共重合樹脂が挙げられ、特にその樹脂が塩基性
基を有するビニルモノマーを含有するビニルモノマー混
合物を共重合して得られる樹脂である。
定着剤として使用した際には帯電量が大きくなりすぎて
画像濃度の低下を引き起こすような樹脂が使用可能であ
る。具体的には、帯電特性を調整するのに有効なモノマ
ーと湿式現像剤の溶剤への溶解性、分散性を調整するの
に有効な共重合樹脂が挙げられ、特にその樹脂が塩基性
基を有するビニルモノマーを含有するビニルモノマー混
合物を共重合して得られる樹脂である。
【0056】帯電特性を制御するのに特に良好な塩基性
基を有するビニルモノマーとしては、(メタ)アクリル
酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチル
アミノエチルのような窒素含有アクリル酸エステル;ア
クリルアミド、イソプロピルアクリルアミド、メチレン
ビスアクリルアミド、N−アリルアクリルアミド、N−
ジアセトンアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリル
アミドのようなアクリルアミド誘導体等のモノマーが挙
げられる。
基を有するビニルモノマーとしては、(メタ)アクリル
酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸ジエチル
アミノエチルのような窒素含有アクリル酸エステル;ア
クリルアミド、イソプロピルアクリルアミド、メチレン
ビスアクリルアミド、N−アリルアクリルアミド、N−
ジアセトンアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリル
アミドのようなアクリルアミド誘導体等のモノマーが挙
げられる。
【0057】溶剤への溶解性、分散性を制御するのに有
効なビニルモノマーとしては、(メタ)アクリル酸−2
−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ステアリルのような長鎖メチレン鎖を有
する(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
効なビニルモノマーとしては、(メタ)アクリル酸−2
−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ステアリルのような長鎖メチレン鎖を有
する(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。
【0058】樹脂の好ましい共重合比は、塩基性基を有
するビニルモノマーの含有率が5〜40重量%が好まし
く、10〜20重量%がさらに好ましい。これより少な
い場合には、帯電特性の改善は充分には得られず、これ
よりも多い場合には、湿式現像剤の凝集、画像濃度の低
下が生じる。
するビニルモノマーの含有率が5〜40重量%が好まし
く、10〜20重量%がさらに好ましい。これより少な
い場合には、帯電特性の改善は充分には得られず、これ
よりも多い場合には、湿式現像剤の凝集、画像濃度の低
下が生じる。
【0059】帯電特性改善用樹脂として使用される樹脂
において好ましい分子量は、GPC測定による重量平均
分子量において、スチレン換算で数千〜数十万である。
帯電特性改善用樹脂の含有量は、湿式現像剤に含有され
る電荷制御剤の1〜1000重量%が好ましい。特に好
ましくは、10〜100重量%である。これよりも少な
い場合には帯電制御の効果が小さく、これよりも多い場
合には画像濃度の低下を生じる。
において好ましい分子量は、GPC測定による重量平均
分子量において、スチレン換算で数千〜数十万である。
帯電特性改善用樹脂の含有量は、湿式現像剤に含有され
る電荷制御剤の1〜1000重量%が好ましい。特に好
ましくは、10〜100重量%である。これよりも少な
い場合には帯電制御の効果が小さく、これよりも多い場
合には画像濃度の低下を生じる。
【0060】電荷制御剤としては、昇華熱転写条件にお
いて分解し人体に害を与えることのない電荷制御剤であ
れば、湿式現像剤に使用されるものを使用できる。例え
ば、ジアルキルスルホコハク酸金属塩;ナフテン酸マン
ガン、ナフテン酸カルシウム、ナフテン酸ジルコニウ
ム、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉄、ナフテン酸
鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸クロム、ナフテン
酸亜鉛、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸マンガ
ン、オクチル酸カルシウム、オクチル酸ジルコニウム、
オクチル酸鉄、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オ
クチル酸クロム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸マグネシ
ウム、ドデシル酸マンガン、ドデシル酸カルシウム、ド
デシル酸ジルコニウム、ドデシル酸鉄、ドデシル酸鉛、
ドデシル酸コバルト、ドデシル酸ニッケル、ドデシル酸
クロム、ドデシル酸亜鉛、ドデシル酸マグネシウム等の
金属石鹸;ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸バリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸
金属塩;レシチン、セハリン等の燐脂質;n−デシルア
ミン等の有機アミン類などを使用できる。好ましくは、
ナフテン酸、オクチル酸の金属塩が挙げられ、特に好ま
しくはナフテン酸ジルコニウムである。
いて分解し人体に害を与えることのない電荷制御剤であ
れば、湿式現像剤に使用されるものを使用できる。例え
ば、ジアルキルスルホコハク酸金属塩;ナフテン酸マン
ガン、ナフテン酸カルシウム、ナフテン酸ジルコニウ
ム、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉄、ナフテン酸
鉛、ナフテン酸ニッケル、ナフテン酸クロム、ナフテン
酸亜鉛、ナフテン酸マグネシウム、オクチル酸マンガ
ン、オクチル酸カルシウム、オクチル酸ジルコニウム、
オクチル酸鉄、オクチル酸鉛、オクチル酸コバルト、オ
クチル酸クロム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸マグネシ
ウム、ドデシル酸マンガン、ドデシル酸カルシウム、ド
デシル酸ジルコニウム、ドデシル酸鉄、ドデシル酸鉛、
ドデシル酸コバルト、ドデシル酸ニッケル、ドデシル酸
クロム、ドデシル酸亜鉛、ドデシル酸マグネシウム等の
金属石鹸;ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸バリウム等のアルキルベンゼンスルホン酸
金属塩;レシチン、セハリン等の燐脂質;n−デシルア
ミン等の有機アミン類などを使用できる。好ましくは、
ナフテン酸、オクチル酸の金属塩が挙げられ、特に好ま
しくはナフテン酸ジルコニウムである。
【0061】電気絶縁性分散媒としては、例えば、n−
パラフィン系炭化水素、iso−パラフィン系炭化水
素、ハロゲン化脂肪族炭化水素、或いは、分岐鎖脂肪族
炭化水素等を例示できる。特に好ましいのは、分岐鎖脂
肪族炭化水素である。分岐鎖脂肪族炭化水素は、エクソ
ン社からアイソパーの商品名で供給されている。アイソ
パーには、アイソパーE、アイソパーG、アイソパー
H、アイソパーL、アイソパーM等のグレードがあり、
共重合樹脂の種類に応じて適切なものを選択する。
パラフィン系炭化水素、iso−パラフィン系炭化水
素、ハロゲン化脂肪族炭化水素、或いは、分岐鎖脂肪族
炭化水素等を例示できる。特に好ましいのは、分岐鎖脂
肪族炭化水素である。分岐鎖脂肪族炭化水素は、エクソ
ン社からアイソパーの商品名で供給されている。アイソ
パーには、アイソパーE、アイソパーG、アイソパー
H、アイソパーL、アイソパーM等のグレードがあり、
共重合樹脂の種類に応じて適切なものを選択する。
【0062】また、昇華捺染用の静電記録紙を作製する
には、例えば、紙や耐熱性プラスチックフィルムの表面
に4級アンモニウム塩ポリマー等の高分子電解質や界面
活性剤などの導電性材料を塗布又は含浸して導電性基紙
を調製し、アクリル酸エステル樹脂、ブチラール樹脂、
シリコーン樹脂等の絶縁性樹脂を溶解又は分散した塗工
液を塗布、乾燥させて誘電体層を形成することにより得
られる。
には、例えば、紙や耐熱性プラスチックフィルムの表面
に4級アンモニウム塩ポリマー等の高分子電解質や界面
活性剤などの導電性材料を塗布又は含浸して導電性基紙
を調製し、アクリル酸エステル樹脂、ブチラール樹脂、
シリコーン樹脂等の絶縁性樹脂を溶解又は分散した塗工
液を塗布、乾燥させて誘電体層を形成することにより得
られる。
【0063】上記のような静電記録紙の誘電体層が形成
された面に、イオンプリンターや静電プロッター等で静
電潜像を形成し、次いで、上記のような昇華染料のトナ
ーを分散させた湿式現像剤を用いて現像すると、静電記
録紙上に昇華染料の画像が形成され、昇華捺染紙が出来
上がる。そして、得られた昇華捺染紙の画像形成面と本
発明の昇華捺染用金属板の受容層形成面を向かい合わせ
にして重ね、適切な温度と時間で加熱を行なうと、金属
板の受像面に画像が転写され、化粧金属板が出来上が
る。このようにして作成された化粧金属板は、受像面を
紫外線遮断層で被覆しなくても耐光性に優れている。
された面に、イオンプリンターや静電プロッター等で静
電潜像を形成し、次いで、上記のような昇華染料のトナ
ーを分散させた湿式現像剤を用いて現像すると、静電記
録紙上に昇華染料の画像が形成され、昇華捺染紙が出来
上がる。そして、得られた昇華捺染紙の画像形成面と本
発明の昇華捺染用金属板の受容層形成面を向かい合わせ
にして重ね、適切な温度と時間で加熱を行なうと、金属
板の受像面に画像が転写され、化粧金属板が出来上が
る。このようにして作成された化粧金属板は、受像面を
紫外線遮断層で被覆しなくても耐光性に優れている。
【0064】
【実施例】以下において、本発明に係る昇華捺染用金属
板と化粧金属板について実施例を通じてさらに詳述す
る。
板と化粧金属板について実施例を通じてさらに詳述す
る。
【0065】[実施例1] (1)湿式現像剤の作製 下記組成を有するシアンの湿式現像剤Cyを製造した。
先ず、希釈用分散媒以外の各材料を混合し、その混合物
を分散用ガラスビーズと共に混合容器に入れ、分散機
(レッドデビル社製RC−5000)で3時間分散させ
てから分散用ガラスビーズを取り除き、マスタートナー
を得た。さらに、得られたマスタートナー60重量部
を、660重量部の希釈用アイソパーで希釈して全量を
720gに調整し、湿式現像剤Cyを得た。さらに、下
記のシアン染料を、同量のマゼンタ染料(C.I.Di
sperse Red 60)に変えた以外は上記と同
様に行なって、マゼンタの湿式現像剤Mgを得た。さら
に、下記のシアン染料を、同量のイエロー染料(C.
I.Disperse Yellow 54)に変えた
以外は上記と同様に行なって、イエローの湿式現像剤Y
eを得た。
先ず、希釈用分散媒以外の各材料を混合し、その混合物
を分散用ガラスビーズと共に混合容器に入れ、分散機
(レッドデビル社製RC−5000)で3時間分散させ
てから分散用ガラスビーズを取り除き、マスタートナー
を得た。さらに、得られたマスタートナー60重量部
を、660重量部の希釈用アイソパーで希釈して全量を
720gに調整し、湿式現像剤Cyを得た。さらに、下
記のシアン染料を、同量のマゼンタ染料(C.I.Di
sperse Red 60)に変えた以外は上記と同
様に行なって、マゼンタの湿式現像剤Mgを得た。さら
に、下記のシアン染料を、同量のイエロー染料(C.
I.Disperse Yellow 54)に変えた
以外は上記と同様に行なって、イエローの湿式現像剤Y
eを得た。
【0066】〈湿式現像剤Cyの組成〉 ・2−エチルヘキシルメタクリレート(EHMA)−エ
チルアクリレート(EA)共重合樹脂のワニス(固形
分:40重量%、分散媒:商品名アイソパーG(エクソ
ン社製)、重量比:EHMA/EA=70/30、重量
平均分子量:150,000):10.0重量部 ・シアン染料 C.I.Disperse Blue
60:4.0重量部 ・電荷制御剤 ナフテン酸ジルコニウム(ニッカナフテ
ックスZr、日本化学産業社製):6.0重量部 ・マスタートナー用分散媒 商品名アイソパーG(エク
ソン社製):40.0重量部 (小計:60.0重量部) ・希釈用分散媒 商品名アイソパーG(エクソン社
製):660.0重量部 (合計:720.0重量部)
チルアクリレート(EA)共重合樹脂のワニス(固形
分:40重量%、分散媒:商品名アイソパーG(エクソ
ン社製)、重量比:EHMA/EA=70/30、重量
平均分子量:150,000):10.0重量部 ・シアン染料 C.I.Disperse Blue
60:4.0重量部 ・電荷制御剤 ナフテン酸ジルコニウム(ニッカナフテ
ックスZr、日本化学産業社製):6.0重量部 ・マスタートナー用分散媒 商品名アイソパーG(エク
ソン社製):40.0重量部 (小計:60.0重量部) ・希釈用分散媒 商品名アイソパーG(エクソン社
製):660.0重量部 (合計:720.0重量部)
【0067】(2)帯電量の測定 トナー粒子の帯電量は次のような方法で測定した。間隔
が1.0cm、縦が5.0cm、横が4.5cmの真鍮
性電極板の間に湿式現像剤を満たし、高電圧発生装置
(KEITHLEY社製237型)を使用して両電極間に100
0Vの電圧を印加し、通電開始時から60秒経過するま
での電流値を経時的に測定した。測定値に基づいて、先
ず、初期電流量(I0)から60秒経過後の電流値(I
60)までを積分して通電開始から60秒経過するまでに
費やした初期総電荷量Q0を算出した。次に、通電開始
から60秒後の電流値に基づいて、定常状態の60秒間
に費やされる電荷量Q60を算出した。そして、両電荷量
の差を算出することによりトナー粒子の総帯電量Qtを
算出した。上記計算のための式は次のように表わされ
る。
が1.0cm、縦が5.0cm、横が4.5cmの真鍮
性電極板の間に湿式現像剤を満たし、高電圧発生装置
(KEITHLEY社製237型)を使用して両電極間に100
0Vの電圧を印加し、通電開始時から60秒経過するま
での電流値を経時的に測定した。測定値に基づいて、先
ず、初期電流量(I0)から60秒経過後の電流値(I
60)までを積分して通電開始から60秒経過するまでに
費やした初期総電荷量Q0を算出した。次に、通電開始
から60秒後の電流値に基づいて、定常状態の60秒間
に費やされる電荷量Q60を算出した。そして、両電荷量
の差を算出することによりトナー粒子の総帯電量Qtを
算出した。上記計算のための式は次のように表わされ
る。
【0068】
【数1】Qt=Q0−Q60=Q0−I60×60秒
【0069】その後、湿式現像剤が付着した電極板を電
流値測定用セルから取り出し、乾燥させ、電極板上のト
ナー付着量(M)を測定した。この付着量(M)と総帯
電量Qtに基づいて、トナー比電荷すなわちトナー1g
当りの帯電量Qt/M(μc/g)を算出した。測定結
果を第1表に示す。
流値測定用セルから取り出し、乾燥させ、電極板上のト
ナー付着量(M)を測定した。この付着量(M)と総帯
電量Qtに基づいて、トナー比電荷すなわちトナー1g
当りの帯電量Qt/M(μc/g)を算出した。測定結
果を第1表に示す。
【0070】
【表1】
【0071】(3)現像 上記のようにして作製した昇華捺染用の湿式現像剤C
y、Mg、Yeと、静電プロッター(VERSATEC
8900、ゼロックス社製)を用いて、静電記録紙上
にCy、Mg、Yeのべた画像をそれぞれ形成し、昇華
捺染紙を得た。
y、Mg、Yeと、静電プロッター(VERSATEC
8900、ゼロックス社製)を用いて、静電記録紙上
にCy、Mg、Yeのべた画像をそれぞれ形成し、昇華
捺染紙を得た。
【0072】(4)転写捺染用鋼板の作製 厚さ2kg/m2の鋼板上に、下記組成の下地層用塗工
液を、ミヤバー(#24)を使って塗布、乾燥し、白色
の下地層を形成した。下地層の乾燥後塗工量は20g/
m2だった。次いで、下記組成の受像層用塗工液を調製
し、下地層の上にミヤバー(#12)を使って塗布し、
乾燥した。塗工層の乾燥後塗工量は10g/m2だっ
た。それから、230℃、10分間のアニーリングによ
り硬化させて受容層を形成し、昇華捺染用鋼板を作製し
た。
液を、ミヤバー(#24)を使って塗布、乾燥し、白色
の下地層を形成した。下地層の乾燥後塗工量は20g/
m2だった。次いで、下記組成の受像層用塗工液を調製
し、下地層の上にミヤバー(#12)を使って塗布し、
乾燥した。塗工層の乾燥後塗工量は10g/m2だっ
た。それから、230℃、10分間のアニーリングによ
り硬化させて受容層を形成し、昇華捺染用鋼板を作製し
た。
【0073】〈下地層用塗工液〉 ・アクリル樹脂(BR85、三菱レイヨン社製):10
重量部 ・チタン白(R−820、石原産業社製):2重量部 ・トルエン:100重量部 〈受像層用塗工液〉 ・ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社
製):10重量部 ・メチロールメラミン(サイメル320、三井サイアミ
ド社製):10重量部 ・紫外線阻止剤 超微粒子酸化亜鉛(住友セメント社
製):9重量部 ・メチルエチルケトン:74重量部
重量部 ・チタン白(R−820、石原産業社製):2重量部 ・トルエン:100重量部 〈受像層用塗工液〉 ・ポリエステル樹脂(バイロン200、東洋紡績社
製):10重量部 ・メチロールメラミン(サイメル320、三井サイアミ
ド社製):10重量部 ・紫外線阻止剤 超微粒子酸化亜鉛(住友セメント社
製):9重量部 ・メチルエチルケトン:74重量部
【0074】(5)昇華捺染 上記のようにして得られた昇華捺染紙と転写捺染用鋼板
を重ね合せ、熱転写機(HP−54A、羽島社製)を使
用して200℃で30秒間加熱し、鋼板上にCy、M
g、Yeの各パターンをそれぞれ捺染転写し、化粧金属
板のサンプルを得た。
を重ね合せ、熱転写機(HP−54A、羽島社製)を使
用して200℃で30秒間加熱し、鋼板上にCy、M
g、Yeの各パターンをそれぞれ捺染転写し、化粧金属
板のサンプルを得た。
【0075】(6)耐光性の試験 化粧金属板のサンプルについて、カーボンアーク灯付き
のサンシャインウェザーメーター(スガ試験機)を使用
して、照射時間を200時間にして耐光試験を行なっ
た。鋼板上に形成された各色のパターンについて、照射
開始前の色相(L(0)、a(0)、b(0))と20
0時間照射後の色相(L(200)、a(200)、b
(200))を、グレタグ分光光度計(SPM100−
II、グレタグ社製)を使用して色相を測定した。そし
て測定結果をもとにして、次の式によりΔEを算出し
た。また耐光性を評価した。耐光性の評価基準は次の通
りである。色相の測定結果、耐光性の評価結果を第2表
〜第4表に示す。
のサンシャインウェザーメーター(スガ試験機)を使用
して、照射時間を200時間にして耐光試験を行なっ
た。鋼板上に形成された各色のパターンについて、照射
開始前の色相(L(0)、a(0)、b(0))と20
0時間照射後の色相(L(200)、a(200)、b
(200))を、グレタグ分光光度計(SPM100−
II、グレタグ社製)を使用して色相を測定した。そし
て測定結果をもとにして、次の式によりΔEを算出し
た。また耐光性を評価した。耐光性の評価基準は次の通
りである。色相の測定結果、耐光性の評価結果を第2表
〜第4表に示す。
【0076】
【数2】ΔE={(L(0)−L(200))2+(a
(200)−a(0))2+(b(200)−b
(0))2}1/2
(200)−a(0))2+(b(200)−b
(0))2}1/2
【0077】〈評価基準〉 ・良好:色相変化は小さかった。 ・不良:著しい色相変化が見られた。
【0078】[実施例2]紫外線阻止剤である超微粒子
酸化亜鉛の配合割合を5重量部に変更した以外は実施例
1と同様に行なって化粧金属板のサンプルを作製し、試
験した。得られたサンプルの耐光性は良好であった。試
験の結果を第2表〜第4表に示す。
酸化亜鉛の配合割合を5重量部に変更した以外は実施例
1と同様に行なって化粧金属板のサンプルを作製し、試
験した。得られたサンプルの耐光性は良好であった。試
験の結果を第2表〜第4表に示す。
【0079】[比較例1]紫外線阻止剤を用いなかった
こと以外は実施例1と同様に行なって化粧金属板のサン
プルを作製し、試験した。得られたサンプルの耐光性は
不良であった。試験の結果を第2表〜第4表に示す。
こと以外は実施例1と同様に行なって化粧金属板のサン
プルを作製し、試験した。得られたサンプルの耐光性は
不良であった。試験の結果を第2表〜第4表に示す。
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【発明の効果】本発明の昇華捺染用金属板を用いれば、
耐光性に優れた変色しにくい化粧金属板が得られる。そ
して、受像面の上に紫外線遮断層を形成する必要がなく
なり、生産能率の向上、コストの節減などを図ることが
できる。
耐光性に優れた変色しにくい化粧金属板が得られる。そ
して、受像面の上に紫外線遮断層を形成する必要がなく
なり、生産能率の向上、コストの節減などを図ることが
できる。
【0083】また、本発明によれば、耐光性に優れるだ
けでなく、捺染紙との熱融着を起こしにくい昇華捺染用
金属板も提供される。このような昇華捺染用金属板を用
いれば、染料受容層への昇華染料の移行量を増やすため
に転写の加熱温度を充分に高くすることができる。その
結果、耐光性に優れ、且つ、濃度の高い良好な画像を有
する化粧金属板が得られる。
けでなく、捺染紙との熱融着を起こしにくい昇華捺染用
金属板も提供される。このような昇華捺染用金属板を用
いれば、染料受容層への昇華染料の移行量を増やすため
に転写の加熱温度を充分に高くすることができる。その
結果、耐光性に優れ、且つ、濃度の高い良好な画像を有
する化粧金属板が得られる。
【図1】本発明の昇華捺染用金属板の断面を模式的に示
す図である。
す図である。
1…昇華捺染用金属板 2…金属板基材 3…下地層 4…染料受容層
Claims (12)
- 【請求項1】 金属板基材上に、紫外線による昇華染料
の変色を低減する高耐熱性の紫外線阻止剤を含有した染
料受容層が少なくとも設けられていることを特徴とす
る、昇華捺染用金属板。 - 【請求項2】 前記の紫外線阻止剤として、紫外線吸収
性物質及び/又は紫外線反射性物質を含有することを特
徴とする、請求項1に記載の昇華捺染用金属板。 - 【請求項3】 前記の紫外線阻止剤が、昇華捺染の際に
加熱された後も昇華染料に対する変色低減能力をなお残
しているものであることを特徴とする、請求項1に記載
の昇華捺染用金属板。 - 【請求項4】 前記の紫外線阻止剤が、160℃以上の
温度に加熱された後も昇華染料に対する変色低減能力を
なお残しているものであることを特徴とする、請求項3
に記載の昇華捺染用金属板。 - 【請求項5】 前記の紫外線阻止剤として、無機系紫外
線阻止剤を含有することを特徴とする、請求項1に記載
の昇華捺染用金属板。 - 【請求項6】 前記の無機系紫外線阻止剤として、酸化
亜鉛及び/又は酸化チタンを含有することを特徴とす
る、請求項5に記載の昇華捺染用金属板。 - 【請求項7】 前記の染料受容層が、ポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、及びウレタン系樹脂のうちから選
ばれる少なくとも1種のバインダー樹脂をさらに含有し
ていることを特徴とする、請求項1に記載の昇華捺染用
金属板。 - 【請求項8】 前記のバインダー樹脂が、120℃以上
のガラス転移温度を有するものであることを特徴とす
る、請求項7に記載の昇華捺染用金属板。 - 【請求項9】 前記紫外線阻止剤の含有率が、前記染料
受容層の固形分重量に対して10〜50重量%であるこ
とを特徴とする、請求項1に記載の昇華捺染用金属板。 - 【請求項10】 前記染料受容層の乾燥時の塗布量が、
0.1〜20g/m2であることを特徴とする、請求項
1に記載の昇華捺染用金属板。 - 【請求項11】 前記の金属板基材上に、顔料を含有す
る下地層を介して前記染料受容層が形成されていること
を特徴とする、請求項1に記載の昇華捺染用金属板。 - 【請求項12】 前記の請求項1乃至請求項11のいず
れかに記載された昇華捺染用金属板に昇華捺染を行なう
ことにより形成された化粧金属板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10366398A JPH11277996A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 昇華捺染用金属板及び化粧金属板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10366398A JPH11277996A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 昇華捺染用金属板及び化粧金属板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11277996A true JPH11277996A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14360036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10366398A Withdrawn JPH11277996A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 昇華捺染用金属板及び化粧金属板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11277996A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006248012A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Nisshin Steel Co Ltd | 熱転写用塗装金属板及びそれを用いた印刷塗装金属板 |
| CN101798862A (zh) * | 2010-03-10 | 2010-08-11 | 郭宝恒 | 一种防水防爆高装饰面板 |
| KR20180091513A (ko) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | (주)세경하이테크 | 휴대폰 데코레이션 필름의 제조방법 |
| KR20180091512A (ko) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | (주)세경하이테크 | 휴대폰 데코레이션용 필름 및 이의 제조방법 |
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1998
- 1998-03-31 JP JP10366398A patent/JPH11277996A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006248012A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Nisshin Steel Co Ltd | 熱転写用塗装金属板及びそれを用いた印刷塗装金属板 |
| CN101798862A (zh) * | 2010-03-10 | 2010-08-11 | 郭宝恒 | 一种防水防爆高装饰面板 |
| KR20180091513A (ko) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | (주)세경하이테크 | 휴대폰 데코레이션 필름의 제조방법 |
| KR20180091512A (ko) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | (주)세경하이테크 | 휴대폰 데코레이션용 필름 및 이의 제조방법 |
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