JPH11291284A - 樹脂製品の製造方法 - Google Patents
樹脂製品の製造方法Info
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- JPH11291284A JPH11291284A JP9337298A JP9337298A JPH11291284A JP H11291284 A JPH11291284 A JP H11291284A JP 9337298 A JP9337298 A JP 9337298A JP 9337298 A JP9337298 A JP 9337298A JP H11291284 A JPH11291284 A JP H11291284A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- B29C45/0053—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
- B29C45/006—Joining parts moulded in separate cavities
- B29C45/0062—Joined by injection moulding
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に構成
する第一の部材と第二の部材とが、十分な融着強度をも
って溶融樹脂に融着されて、一体化され得、以て樹脂製
品が、常に安定した品質をもって有利に製造され得る方
法を提供する。 【解決手段】 第一の部材と第二の部材とを互いに突き
合わせた後、それらの突合わせ部位に形成される溶融樹
脂接触部に溶融樹脂を接触せしめて、該第一の部材及び
第二の部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位
の表面に設けられた多数の突起に対して該溶融樹脂を接
触せしめることにより、該多数の突起を加熱、溶融し
て、該溶融樹脂を、前記各部材におけるそれぞれの溶融
樹脂接触形成部位の表面に融着させ、以てそれら第一の
部材と第二の部材とを一体化して、目的とする樹脂製品
を製造するようにした。
する第一の部材と第二の部材とが、十分な融着強度をも
って溶融樹脂に融着されて、一体化され得、以て樹脂製
品が、常に安定した品質をもって有利に製造され得る方
法を提供する。 【解決手段】 第一の部材と第二の部材とを互いに突き
合わせた後、それらの突合わせ部位に形成される溶融樹
脂接触部に溶融樹脂を接触せしめて、該第一の部材及び
第二の部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位
の表面に設けられた多数の突起に対して該溶融樹脂を接
触せしめることにより、該多数の突起を加熱、溶融し
て、該溶融樹脂を、前記各部材におけるそれぞれの溶融
樹脂接触形成部位の表面に融着させ、以てそれら第一の
部材と第二の部材とを一体化して、目的とする樹脂製品
を製造するようにした。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、樹脂製品の製造方法に係り、特
に、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に構成する第
一の部材と第二の部材とが、互いに突き合わされた状態
下で、それらの突合わせ部位の表面において、溶融樹脂
に融着せしめられることにより一体化されてなる樹脂製
品を有利に製造する方法に関するものである。
に、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に構成する第
一の部材と第二の部材とが、互いに突き合わされた状態
下で、それらの突合わせ部位の表面において、溶融樹脂
に融着せしめられることにより一体化されてなる樹脂製
品を有利に製造する方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、熱可塑性樹脂からなる樹脂製品
を製造する際には、各種の方法が採用されており、その
中の一種として、所謂融着法を利用して、目的とする樹
脂製品を得る方法が、知られている。
を製造する際には、各種の方法が採用されており、その
中の一種として、所謂融着法を利用して、目的とする樹
脂製品を得る方法が、知られている。
【0003】この融着法を利用した樹脂製品の製造方法
は、例えば、特公平2−38377号公報に開示される
ように、先ず、目的とする樹脂製品を二つ割りにした形
状を呈する二つの分割体をそれぞれ成形した後、それら
二つの分割体を互いに突き合わせ、その後、該二つの分
割体におけるそれぞれの突合わせ部位の表面の一部にて
内面が形成された溝内に溶融樹脂を充填せしめて、かか
る溝の内面を形成する二つの分割体のそれぞれの突合わ
せ部位の表面に該溶融樹脂を融着せしめることより、そ
れら二つの分割体を一体化し、以て目的とする樹脂製品
を得るものである。
は、例えば、特公平2−38377号公報に開示される
ように、先ず、目的とする樹脂製品を二つ割りにした形
状を呈する二つの分割体をそれぞれ成形した後、それら
二つの分割体を互いに突き合わせ、その後、該二つの分
割体におけるそれぞれの突合わせ部位の表面の一部にて
内面が形成された溝内に溶融樹脂を充填せしめて、かか
る溝の内面を形成する二つの分割体のそれぞれの突合わ
せ部位の表面に該溶融樹脂を融着せしめることより、そ
れら二つの分割体を一体化し、以て目的とする樹脂製品
を得るものである。
【0004】ところで、かかる公報に示される如き樹脂
製品の製造方法においては、よく知られているように、
目的とする樹脂製品を与える二つの分割体が、それらを
成形する成形金型から離型可能な程度に冷却された後、
それら二つの分割体が互いに突き合わされることとなる
が、そのような冷却により、かかる分割体の薄肉部分や
角部は即座に固化されるものの、厚肉部分では、その内
部が、完全に冷却固化された状態とはなっていない。
製品の製造方法においては、よく知られているように、
目的とする樹脂製品を与える二つの分割体が、それらを
成形する成形金型から離型可能な程度に冷却された後、
それら二つの分割体が互いに突き合わされることとなる
が、そのような冷却により、かかる分割体の薄肉部分や
角部は即座に固化されるものの、厚肉部分では、その内
部が、完全に冷却固化された状態とはなっていない。
【0005】そのため、かかる樹脂製品の製造方法で
は、二つの分割体を互いに突き合わせた後、それらの突
合わせ部位の表面の一部にて内面が構成される溝内に溶
融樹脂を充填させた際に、該溝を構成する突合わせ部位
の表面のうち、分割体の厚肉部分からなる突合わせ部位
の表面は、高温の溶融樹脂との接触により直ちに溶融せ
しめられ、それによって、該溶融樹脂が、かかる突き合
わせ部位の表面に対して迅速に融着されることとなるも
のの、分割体の薄肉部分や角部からなる突合わせ部位の
表面は、高温の溶融樹脂との接触によっても即座に溶融
されることがなく、それ故に、そのような突合わせ部位
の表面には、溶融樹脂が融着され難かったのであり、ま
た、例え融着されても、その融着強度が低くなってしま
うことが避けられなかったのである。
は、二つの分割体を互いに突き合わせた後、それらの突
合わせ部位の表面の一部にて内面が構成される溝内に溶
融樹脂を充填させた際に、該溝を構成する突合わせ部位
の表面のうち、分割体の厚肉部分からなる突合わせ部位
の表面は、高温の溶融樹脂との接触により直ちに溶融せ
しめられ、それによって、該溶融樹脂が、かかる突き合
わせ部位の表面に対して迅速に融着されることとなるも
のの、分割体の薄肉部分や角部からなる突合わせ部位の
表面は、高温の溶融樹脂との接触によっても即座に溶融
されることがなく、それ故に、そのような突合わせ部位
の表面には、溶融樹脂が融着され難かったのであり、ま
た、例え融着されても、その融着強度が低くなってしま
うことが避けられなかったのである。
【0006】このように、従来の融着法を利用した樹脂
製品の製造方法においては、二つの分割体の溶融樹脂と
の融着部分の肉厚や形状等によって、融着強度が大きく
左右されることとなり、それによって、最終的に得られ
る樹脂製品の品質が不安定なものとなってしまうといっ
た大きな問題が内在していたのである。
製品の製造方法においては、二つの分割体の溶融樹脂と
の融着部分の肉厚や形状等によって、融着強度が大きく
左右されることとなり、それによって、最終的に得られ
る樹脂製品の品質が不安定なものとなってしまうといっ
た大きな問題が内在していたのである。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述せる如き事
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に
構成する第一の部材と第二の部材とが、それら各部材に
おけるそれぞれの溶融樹脂との融着部分の肉厚や形状等
に拘わらず、十分な融着強度をもって溶融樹脂に融着さ
れて、一体化され得、以て目的とする樹脂製品が、常に
安定した品質をもって有利に製造され得る方法を提供す
ることにある。
情を背景にして為されたものであって、その解決課題と
するところは、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に
構成する第一の部材と第二の部材とが、それら各部材に
おけるそれぞれの溶融樹脂との融着部分の肉厚や形状等
に拘わらず、十分な融着強度をもって溶融樹脂に融着さ
れて、一体化され得、以て目的とする樹脂製品が、常に
安定した品質をもって有利に製造され得る方法を提供す
ることにある。
【0008】
【解決手段】そして、本発明にあっては、かかる課題の
解決のために、目的とする樹脂製品の一部を構成する第
一の部材と、該樹脂製品の残りの部分を構成する第二の
部材とを、互いに突き合わせた際における突合わせ部位
に溶融樹脂が接触せしめられる溶融樹脂接触部が形成さ
れるように、それぞれ成形した後、該第一の部材と該第
二の部材とを互いに突き合わせ、その後、該形成される
溶融樹脂接触部に溶融樹脂を接触せしめて、該第一の部
材及び該第二の部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部
形成部位の表面に該溶融樹脂を融着せしめることによ
り、それら第一の部材と第二の部材とを一体化して、前
記樹脂製品を製造する方法において、前記第一の部材に
おける前記溶融樹脂接触部形成部位の表面と、前記第二
の部材における前記溶融樹脂接触部形成部位の表面とに
対して、多数の突起をそれぞれ設け、それら多数の突起
に対して、前記溶融樹脂を接触させることにより、該多
数の突起を加熱、溶融して、該溶融樹脂を前記各部材に
おけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の表面に融着
せしめるようにしたことを、その特徴とするものであ
る。
解決のために、目的とする樹脂製品の一部を構成する第
一の部材と、該樹脂製品の残りの部分を構成する第二の
部材とを、互いに突き合わせた際における突合わせ部位
に溶融樹脂が接触せしめられる溶融樹脂接触部が形成さ
れるように、それぞれ成形した後、該第一の部材と該第
二の部材とを互いに突き合わせ、その後、該形成される
溶融樹脂接触部に溶融樹脂を接触せしめて、該第一の部
材及び該第二の部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部
形成部位の表面に該溶融樹脂を融着せしめることによ
り、それら第一の部材と第二の部材とを一体化して、前
記樹脂製品を製造する方法において、前記第一の部材に
おける前記溶融樹脂接触部形成部位の表面と、前記第二
の部材における前記溶融樹脂接触部形成部位の表面とに
対して、多数の突起をそれぞれ設け、それら多数の突起
に対して、前記溶融樹脂を接触させることにより、該多
数の突起を加熱、溶融して、該溶融樹脂を前記各部材に
おけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の表面に融着
せしめるようにしたことを、その特徴とするものであ
る。
【0009】すなわち、本発明に従う樹脂製品の製造方
法にあっては、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に
構成する第一の部材と第二の部材とにおける、それぞれ
の融着部分たる溶融樹脂接触部形成部位の表面に多数の
突起が形成されて、それら多数の突起に溶融樹脂を接触
せしめることにより、溶融樹脂接触形成部位の表面にお
いて、それら多数の突起のそれぞれのものに対して、溶
融樹脂の有する熱が、効率的且つ集中的に伝達されて、
該多数の突起が加熱、溶融され得るようになっており、
それによって、溶融樹脂接触部形成部位の平滑な表面に
溶融樹脂を接触させて、該平滑な表面を加熱、溶融させ
る場合に比して、溶融樹脂接触部形成部位の多数の突起
が形成された表面が、より迅速に加熱、溶融せしめられ
得るようになっているのである。
法にあっては、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に
構成する第一の部材と第二の部材とにおける、それぞれ
の融着部分たる溶融樹脂接触部形成部位の表面に多数の
突起が形成されて、それら多数の突起に溶融樹脂を接触
せしめることにより、溶融樹脂接触形成部位の表面にお
いて、それら多数の突起のそれぞれのものに対して、溶
融樹脂の有する熱が、効率的且つ集中的に伝達されて、
該多数の突起が加熱、溶融され得るようになっており、
それによって、溶融樹脂接触部形成部位の平滑な表面に
溶融樹脂を接触させて、該平滑な表面を加熱、溶融させ
る場合に比して、溶融樹脂接触部形成部位の多数の突起
が形成された表面が、より迅速に加熱、溶融せしめられ
得るようになっているのである。
【0010】それ故、かかる樹脂製品の製造方法におい
ては、第一の部材及び第二の部材におけるそれぞれの溶
融樹脂接触部形成部位が、各部材の薄肉部分や角部から
構成されていても、各部材におけるそれぞれの溶融樹脂
接触部形成部位の表面が、溶融樹脂との接触によって、
該溶融樹脂に対して、容易に且つ確実に融着され得るの
である。
ては、第一の部材及び第二の部材におけるそれぞれの溶
融樹脂接触部形成部位が、各部材の薄肉部分や角部から
構成されていても、各部材におけるそれぞれの溶融樹脂
接触部形成部位の表面が、溶融樹脂との接触によって、
該溶融樹脂に対して、容易に且つ確実に融着され得るの
である。
【0011】従って、本発明に従う樹脂製品の製造方法
によれば、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に構成
する第一の部材と第二の部材とが、溶融樹脂との融着部
分たる、それら各部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触
部形成部位の肉厚や形状等に拘わらず、各溶融樹脂接触
部形成部位の表面において、十分な融着強度をもって溶
融樹脂に融着されて、一体化され得るのであり、以て目
的とする樹脂製品が、常に安定した品質をもって有利に
製造され得ることとなるのである。
によれば、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に構成
する第一の部材と第二の部材とが、溶融樹脂との融着部
分たる、それら各部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触
部形成部位の肉厚や形状等に拘わらず、各溶融樹脂接触
部形成部位の表面において、十分な融着強度をもって溶
融樹脂に融着されて、一体化され得るのであり、以て目
的とする樹脂製品が、常に安定した品質をもって有利に
製造され得ることとなるのである。
【0012】なお、そのような本発明に従う樹脂製品の
製造方法にあっては、有利には、第一の部材及び第二の
部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の表面
に形成される多数の突起が、それら各部材のそれぞれの
溶融樹脂接触部形成部位の表面に対して、シボ加工を行
なうことによって、極めて容易に形成されることとな
る。
製造方法にあっては、有利には、第一の部材及び第二の
部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の表面
に形成される多数の突起が、それら各部材のそれぞれの
溶融樹脂接触部形成部位の表面に対して、シボ加工を行
なうことによって、極めて容易に形成されることとな
る。
【0013】また、かかる本発明に従う樹脂製品の製造
方法においては、好ましくは、第一の部材及び第二の部
材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の表面に
形成される多数の突起が、山形形状をもって構成され
る。それによって、それら多数の突起が、溶融樹脂との
接触時に、より迅速に加熱、溶融せしめられ得て、かか
る溶融樹脂に対して、更に一層効率的に融着せしめられ
得ることとなるのである。
方法においては、好ましくは、第一の部材及び第二の部
材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の表面に
形成される多数の突起が、山形形状をもって構成され
る。それによって、それら多数の突起が、溶融樹脂との
接触時に、より迅速に加熱、溶融せしめられ得て、かか
る溶融樹脂に対して、更に一層効率的に融着せしめられ
得ることとなるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより具体的に明ら
かにするために、本発明に係る樹脂製品の製造方法につ
いて、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
かにするために、本発明に係る樹脂製品の製造方法につ
いて、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
【0015】先ず、図1には、本発明手法に従って製造
された樹脂製品の一例が概略的に示されている。かかる
図からも明らかなように、本具体例の樹脂製品10は、
それぞれ段付円筒形状を呈する、第一の部材としての上
側分割体12と、第二の部材としての下側分割体14と
が、それぞれの大径側の開口端縁部において互いに突き
合わされて一体化され、全体として、両端部が小径部と
された段付円筒形状を呈して、構成されている。
された樹脂製品の一例が概略的に示されている。かかる
図からも明らかなように、本具体例の樹脂製品10は、
それぞれ段付円筒形状を呈する、第一の部材としての上
側分割体12と、第二の部材としての下側分割体14と
が、それぞれの大径側の開口端縁部において互いに突き
合わされて一体化され、全体として、両端部が小径部と
された段付円筒形状を呈して、構成されている。
【0016】より具体的には、この樹脂製品10を構成
する上側分割体12と下側分割体14にあっては、それ
ぞれの大径側の端部外周面に、外向フランジ部16,1
8が一体形成されており、また、かかる上側分割体12
の外向フランジ部16の下面には、薄肉の円環突起20
が、周方向に連続して延びるように形成されている。そ
して、そのような上側分割体12の円環突起20の先端
面を下側分割体14の外向フランジ部18の上面に接触
させた状態で、上側分割体12と下側分割体14とがそ
れぞれの大径側の開口端縁部において突き合わされて配
置されており、また、そのような配置状態下で、それら
上側及び下側分割体12,14の突合わせ部位の周囲に
巻き付けられるように配置された、樹脂製の固定リング
22が、その内周面において、上側分割体12における
外向フランジ部16の端面13と下面外周部15及び円
環突起20の外周面17と、下側分割体14における外
向フランジ部18の端面19及び上面外周部21とにて
対して、固着されている。これによって、上側分割体1
2と下側分割体14とが、固定リング22を介して一体
化されているのである。
する上側分割体12と下側分割体14にあっては、それ
ぞれの大径側の端部外周面に、外向フランジ部16,1
8が一体形成されており、また、かかる上側分割体12
の外向フランジ部16の下面には、薄肉の円環突起20
が、周方向に連続して延びるように形成されている。そ
して、そのような上側分割体12の円環突起20の先端
面を下側分割体14の外向フランジ部18の上面に接触
させた状態で、上側分割体12と下側分割体14とがそ
れぞれの大径側の開口端縁部において突き合わされて配
置されており、また、そのような配置状態下で、それら
上側及び下側分割体12,14の突合わせ部位の周囲に
巻き付けられるように配置された、樹脂製の固定リング
22が、その内周面において、上側分割体12における
外向フランジ部16の端面13と下面外周部15及び円
環突起20の外周面17と、下側分割体14における外
向フランジ部18の端面19及び上面外周部21とにて
対して、固着されている。これによって、上側分割体1
2と下側分割体14とが、固定リング22を介して一体
化されているのである。
【0017】ところで、このような樹脂製品10を製造
する際には、例えば、図2に示される如き射出成形用金
型24が、用いられることとなる。
する際には、例えば、図2に示される如き射出成形用金
型24が、用いられることとなる。
【0018】すなわち、ここで用いられる射出成形用金
型24は、固定盤26と、該固定盤26に対して当接せ
しめられ、且つ該固定盤26上を上下方向にスライド移
動可能に配置された固定型30と、該固定型30に対し
て左右方向に対向せしめられ、且つその対向方向に移動
可能に配置された可動型28とを有して、構成されてい
る。
型24は、固定盤26と、該固定盤26に対して当接せ
しめられ、且つ該固定盤26上を上下方向にスライド移
動可能に配置された固定型30と、該固定型30に対し
て左右方向に対向せしめられ、且つその対向方向に移動
可能に配置された可動型28とを有して、構成されてい
る。
【0019】また、この射出成形用金型24を構成する
固定盤26は、厚肉の平板形状を呈しており、その略中
央部に、図示しない射出成形機のノズルに接触せしめら
れるスプルーブッシュ32が取り付けられて、成ってい
る。
固定盤26は、厚肉の平板形状を呈しており、その略中
央部に、図示しない射出成形機のノズルに接触せしめら
れるスプルーブッシュ32が取り付けられて、成ってい
る。
【0020】一方、固定型30は、矩形のブロック形状
を呈している。そして、この固定型30の可動型28と
の対向面には、上側分割体形成凹所40と下側分割体形
成突部42とが、それぞれ、配設されており、また、下
側分割体形成突部42の周囲には、該下側分割体形成突
部42との対向面が段差面とされた段付環状突部52が
形成されている。更に、この固定型30の上側分割体形
成凹所40は、開口周縁部を除いた部分が、目的とする
樹脂製品10の上側半分を与える上側分割体12の外面
に対応した形状を有しており、また、その開口周縁部
が、該樹脂製品10の上側分割体12と下側分割体14
との突合わせ部位の外周面に固着される前記固定リング
22の上側半分の部位に対応した形状を有する固定リン
グ上側部位形成凹部44とされている。一方、下側分割
体形成突部42は、該樹脂製品10の下側半分を与える
下側分割体14の内面に対応して形状を有しており、ま
た、その周囲に形成された段付環状突部52は、該固定
リング22の下側半分の部位に対応した形状を有してい
る。そして、かかる固定型30が、図示しない公知の油
圧機構等により、可動型28との対向方向に直角な上下
方向(図2中、矢印:イにて示される方向)に、前記固
定盤26上をスライド移動せしめられ得るようになって
いるのである。
を呈している。そして、この固定型30の可動型28と
の対向面には、上側分割体形成凹所40と下側分割体形
成突部42とが、それぞれ、配設されており、また、下
側分割体形成突部42の周囲には、該下側分割体形成突
部42との対向面が段差面とされた段付環状突部52が
形成されている。更に、この固定型30の上側分割体形
成凹所40は、開口周縁部を除いた部分が、目的とする
樹脂製品10の上側半分を与える上側分割体12の外面
に対応した形状を有しており、また、その開口周縁部
が、該樹脂製品10の上側分割体12と下側分割体14
との突合わせ部位の外周面に固着される前記固定リング
22の上側半分の部位に対応した形状を有する固定リン
グ上側部位形成凹部44とされている。一方、下側分割
体形成突部42は、該樹脂製品10の下側半分を与える
下側分割体14の内面に対応して形状を有しており、ま
た、その周囲に形成された段付環状突部52は、該固定
リング22の下側半分の部位に対応した形状を有してい
る。そして、かかる固定型30が、図示しない公知の油
圧機構等により、可動型28との対向方向に直角な上下
方向(図2中、矢印:イにて示される方向)に、前記固
定盤26上をスライド移動せしめられ得るようになって
いるのである。
【0021】一方、可動型28も、固定型30と同様な
矩形のブロック形状を呈している。そして、かかる可動
型28の前記固定型30との対向面には、下側分割体形
成凹所36と上側分割体形成突部34とが、上下方向に
並んで配設されており、また、上側分割体形成突部34
の周囲には、環状突部50が形成されている。更に、こ
の可動型28の下側分割体形成凹所36は、開口周縁部
を除いた部分が、前記下側分割体14の外面に対応した
形状とされており、また、その開口周縁部が、前記固定
リング22の下側半分の部位に対応した形状を有する固
定リング下側部位形成凹部38とされている。一方、上
側分割体形成突部34は、前記上側分割体12の内面に
対応した形状を有しており、また、その周囲に形成され
た環状突部50は、該固定リング22の上側半分の部位
に対応した形状を有している。そして、このような可動
型28が、図示しない公知の油圧機構等により、固定型
30との対向方向の左右両方向(図2中、矢印:アにて
示される方向)に移動せしめられ得るようになっている
のである。
矩形のブロック形状を呈している。そして、かかる可動
型28の前記固定型30との対向面には、下側分割体形
成凹所36と上側分割体形成突部34とが、上下方向に
並んで配設されており、また、上側分割体形成突部34
の周囲には、環状突部50が形成されている。更に、こ
の可動型28の下側分割体形成凹所36は、開口周縁部
を除いた部分が、前記下側分割体14の外面に対応した
形状とされており、また、その開口周縁部が、前記固定
リング22の下側半分の部位に対応した形状を有する固
定リング下側部位形成凹部38とされている。一方、上
側分割体形成突部34は、前記上側分割体12の内面に
対応した形状を有しており、また、その周囲に形成され
た環状突部50は、該固定リング22の上側半分の部位
に対応した形状を有している。そして、このような可動
型28が、図示しない公知の油圧機構等により、固定型
30との対向方向の左右両方向(図2中、矢印:アにて
示される方向)に移動せしめられ得るようになっている
のである。
【0022】而して、このような固定盤26と固定型3
0と可動型28とを有する射出成形用金型24にあって
は、図3に示される如く、固定型30がスライド移動位
置の下限に位置せしめられた際に、固定型30の上側分
割体形成凹所40と可動型28の上側分割体形成突部3
4とが互いに対向せしめられると共に、固定型30の下
側分割体形成突部42と可動型28の下側分割体形成凹
所36とが互いに対向せしめられるようになっている。
そして、かかる固定型30と可動型28との対向状態下
で、可動型28が固定型30に対して接近移動せしめら
れて、それら可動型28と固定型30とが型合わせされ
ることにより、互いに対向せしめられた固定型30の上
側分割体形成凹所40と可動型28の上側分割体形成突
部34との間で、前記上側分割体12に対応した形状の
上側分割体成形キャビティ46が形成され、また、固定
型30の下側分割体形成突部42と可動型28の下側分
割体形成凹所36との間で、前記下側分割体14に対応
した形状の下側分割体成形キャビティ48が形成される
ようになっているのである。
0と可動型28とを有する射出成形用金型24にあって
は、図3に示される如く、固定型30がスライド移動位
置の下限に位置せしめられた際に、固定型30の上側分
割体形成凹所40と可動型28の上側分割体形成突部3
4とが互いに対向せしめられると共に、固定型30の下
側分割体形成突部42と可動型28の下側分割体形成凹
所36とが互いに対向せしめられるようになっている。
そして、かかる固定型30と可動型28との対向状態下
で、可動型28が固定型30に対して接近移動せしめら
れて、それら可動型28と固定型30とが型合わせされ
ることにより、互いに対向せしめられた固定型30の上
側分割体形成凹所40と可動型28の上側分割体形成突
部34との間で、前記上側分割体12に対応した形状の
上側分割体成形キャビティ46が形成され、また、固定
型30の下側分割体形成突部42と可動型28の下側分
割体形成凹所36との間で、前記下側分割体14に対応
した形状の下側分割体成形キャビティ48が形成される
ようになっているのである。
【0023】なお、このような固定型30と可動型28
との型合わせ下においては、可動型28の上側分割体形
成突部34の周囲に形成された環状突部50と、固定型
30の下側分割体形成突部42の周りに設けられた段付
環状突部52とが、固定型30の上側分割体形成凹所4
0における固定リング上側部位形成凹部44内と、可動
型28の下側分割体形成凹所36における固定リング下
側部位形成凹部38内とに、それぞれ隙間なく嵌入され
得るようになっている。
との型合わせ下においては、可動型28の上側分割体形
成突部34の周囲に形成された環状突部50と、固定型
30の下側分割体形成突部42の周りに設けられた段付
環状突部52とが、固定型30の上側分割体形成凹所4
0における固定リング上側部位形成凹部44内と、可動
型28の下側分割体形成凹所36における固定リング下
側部位形成凹部38内とに、それぞれ隙間なく嵌入され
得るようになっている。
【0024】また、上述の如くして、上側分割体成形キ
ャビティ46と下側分割体成形キャビティ48とが形成
された状態下では、固定盤26のスプルーブッシュ32
のスプルー54が、固定型30に設けられた二つのサブ
スプルー56a,56bのうち、一方のサブスプルー5
6aと、可動型28に設けられたランナー58と、更に
はそれら固定型30と可動型28とにおいて、それぞれ
の上側分割体形成凹所40内と下側分割体形成凹所36
内とに開口するゲート60,62とを通じて、上側分割
体成形キャビティ46と下側分割成形キャビティ48と
に対して連通せしめられるようになっており、以て、図
示しない射出成形機から射出される溶融樹脂が、かかる
連通路を通じて、上側分割体成形キャビティ46内と下
側分割体成形キャビティ48内とに導入され得るように
なっているのである。
ャビティ46と下側分割体成形キャビティ48とが形成
された状態下では、固定盤26のスプルーブッシュ32
のスプルー54が、固定型30に設けられた二つのサブ
スプルー56a,56bのうち、一方のサブスプルー5
6aと、可動型28に設けられたランナー58と、更に
はそれら固定型30と可動型28とにおいて、それぞれ
の上側分割体形成凹所40内と下側分割体形成凹所36
内とに開口するゲート60,62とを通じて、上側分割
体成形キャビティ46と下側分割成形キャビティ48と
に対して連通せしめられるようになっており、以て、図
示しない射出成形機から射出される溶融樹脂が、かかる
連通路を通じて、上側分割体成形キャビティ46内と下
側分割体成形キャビティ48内とに導入され得るように
なっているのである。
【0025】一方、固定型30がスライド移動位置の上
限に位置せしめられた際には、図10に示される如く、
固定型30の上側分割体形成凹所40と可動型28の下
側分割体形成凹所36とが互いに対向せしめられるよう
なっている。そして、かかる対向状態下で、固定型30
と可動型28とが型合わせされることによって、それら
固定型30の上側分割体形成凹所40と可動型28の下
側分割体形成凹所36との間で、分割体収容空間66が
形成されると共に、固定型30の上側分割体形成凹所4
0における固定リング上側部位形成凹部44と、可動型
28の下側分割体形成凹所36における固定リング下側
部位形成凹部38との間で、固定リング成形キャビティ
68が形成されるようになっているのである。
限に位置せしめられた際には、図10に示される如く、
固定型30の上側分割体形成凹所40と可動型28の下
側分割体形成凹所36とが互いに対向せしめられるよう
なっている。そして、かかる対向状態下で、固定型30
と可動型28とが型合わせされることによって、それら
固定型30の上側分割体形成凹所40と可動型28の下
側分割体形成凹所36との間で、分割体収容空間66が
形成されると共に、固定型30の上側分割体形成凹所4
0における固定リング上側部位形成凹部44と、可動型
28の下側分割体形成凹所36における固定リング下側
部位形成凹部38との間で、固定リング成形キャビティ
68が形成されるようになっているのである。
【0026】また、そのような固定リング成形キャビテ
ィ68が形成された状態下では、固定盤26のスプルー
ブッシュ32のスプルー54が、固定型30の前記二つ
のサブスプルー56a,56bのうち、他方のサブスプ
ルー56bと、可動型28のランナー58と、更には該
可動型28において、下側分割体形成凹所36の固定リ
ング下側部位形成凹部38内に開口するゲート64とを
通じて、固定リング成形キャビティ68に対して連通せ
しめられるようになっており、以て、図示しない射出成
形機から射出される溶融樹脂が、かかる連通路を通じ
て、固定リング成形キャビティ68内に導入され得るよ
うになっているのである。
ィ68が形成された状態下では、固定盤26のスプルー
ブッシュ32のスプルー54が、固定型30の前記二つ
のサブスプルー56a,56bのうち、他方のサブスプ
ルー56bと、可動型28のランナー58と、更には該
可動型28において、下側分割体形成凹所36の固定リ
ング下側部位形成凹部38内に開口するゲート64とを
通じて、固定リング成形キャビティ68に対して連通せ
しめられるようになっており、以て、図示しない射出成
形機から射出される溶融樹脂が、かかる連通路を通じ
て、固定リング成形キャビティ68内に導入され得るよ
うになっているのである。
【0027】そして、特に、このような構成とされた本
具体例の射出成形用金型24にあっては、図4に示され
る如く、可動型28の上側分割体形成突部34の周囲に
おいて、環状突部50の該上側分割体形成突部34との
対向面と、それに連続する、上側分割体形成突部34の
外面の一部、換言すれば、後述する如く、前記上側分割
体12における外向フランジ部16の端面13及び下面
外周部15と円環突起20の外周面17とをそれぞれ形
成する面に対して、深くなるに従って次第に狭くなる逆
山形状の微細な凹所70が、無数に且つ密に設けられて
いる。それによって、それらの微細な凹所70が設けら
れた面が、上側分割体12の外向フランジ部16の端面
13及び下面外周部15と円環突起20の外周面17と
に対して、それぞれの微細な凹所70に対応した山形状
を呈する微細なシボ状突起を、無数に且つ密に形成する
シボ状突起形成面72とされている。
具体例の射出成形用金型24にあっては、図4に示され
る如く、可動型28の上側分割体形成突部34の周囲に
おいて、環状突部50の該上側分割体形成突部34との
対向面と、それに連続する、上側分割体形成突部34の
外面の一部、換言すれば、後述する如く、前記上側分割
体12における外向フランジ部16の端面13及び下面
外周部15と円環突起20の外周面17とをそれぞれ形
成する面に対して、深くなるに従って次第に狭くなる逆
山形状の微細な凹所70が、無数に且つ密に設けられて
いる。それによって、それらの微細な凹所70が設けら
れた面が、上側分割体12の外向フランジ部16の端面
13及び下面外周部15と円環突起20の外周面17と
に対して、それぞれの微細な凹所70に対応した山形状
を呈する微細なシボ状突起を、無数に且つ密に形成する
シボ状突起形成面72とされている。
【0028】また、図5からも明らかなように、固定型
30の下側分割体形成突部42の周囲においても、段付
環状突部52の該下側分割体形成突部42との、段付状
の対向面のうちの上側部分と段差面の一部、換言すれ
ば、後述する如く、前記下側分割体14における外向フ
ランジ部18の端面19及び上面外周部21を形成する
面に対して、上記と同様な微細な凹所70が、無数に且
つ密に設けられており、以て、それらの微細な凹所70
が設けられた面が、下側分割体14の外向フランジ部1
8の端面19及び上面外周部21に、山形状を呈するシ
ボ状突起を、無数に且つ密に形成するシボ状突起形成面
72とされているのである。なお、図4及び図5におい
ては、各シボ状突起形成面72に対して無数に且つ密に
形成された微細な凹所70をより強調するために、それ
らが、射出成形用金型24の各部位との対比において、
実際よりも深く、且つ大きく示されていることが理解さ
れるべきである。
30の下側分割体形成突部42の周囲においても、段付
環状突部52の該下側分割体形成突部42との、段付状
の対向面のうちの上側部分と段差面の一部、換言すれ
ば、後述する如く、前記下側分割体14における外向フ
ランジ部18の端面19及び上面外周部21を形成する
面に対して、上記と同様な微細な凹所70が、無数に且
つ密に設けられており、以て、それらの微細な凹所70
が設けられた面が、下側分割体14の外向フランジ部1
8の端面19及び上面外周部21に、山形状を呈するシ
ボ状突起を、無数に且つ密に形成するシボ状突起形成面
72とされているのである。なお、図4及び図5におい
ては、各シボ状突起形成面72に対して無数に且つ密に
形成された微細な凹所70をより強調するために、それ
らが、射出成形用金型24の各部位との対比において、
実際よりも深く、且つ大きく示されていることが理解さ
れるべきである。
【0029】而して、かくの如き構成を有する射出成形
用金型24を用いて、目的とする樹脂製品10を製造す
る際には、例えば、先ず、図3に示される如く、固定型
30をスライド移動位置の下限に位置せしめた状態で、
可動型28を固定型30に接近移動させることにより、
該可動型28と該固定型30とを型合わせして、それら
の間に、上側分割体成形キャビティ46と下側分割体成
形キャビティ48とを、それぞれ形成する。
用金型24を用いて、目的とする樹脂製品10を製造す
る際には、例えば、先ず、図3に示される如く、固定型
30をスライド移動位置の下限に位置せしめた状態で、
可動型28を固定型30に接近移動させることにより、
該可動型28と該固定型30とを型合わせして、それら
の間に、上側分割体成形キャビティ46と下側分割体成
形キャビティ48とを、それぞれ形成する。
【0030】次に、図6に示されるように、目的とする
樹脂製品10を与える樹脂材料74を、溶融状態下で、
図示しない射出成形機のノズルからスプルー54、サブ
スプルー56a、ランナー58、及び二つのゲート6
0,62からなる流通路を通じて、上側分割体成形キャ
ビティ46内と下側分割体成形キャビティ48内とに射
出して、充填する。
樹脂製品10を与える樹脂材料74を、溶融状態下で、
図示しない射出成形機のノズルからスプルー54、サブ
スプルー56a、ランナー58、及び二つのゲート6
0,62からなる流通路を通じて、上側分割体成形キャ
ビティ46内と下側分割体成形キャビティ48内とに射
出して、充填する。
【0031】その後、各成形キャビティ46,48内に
充填された樹脂材料74を冷却固化せしめて、上側分割
体成形キャビティ46内で、上側分割体12を、また下
側分割体成形キャビティ48内で、下側分割体14を、
それぞれ、成形するのであるが、その際、図7に示され
る如く、上側分割体12の外向フランジ部16の端面1
3及び下面外周部15と円環突起20の外周面17とに
対して、可動型28の各シボ状突起形成面72に密に設
けられた無数の微細な凹所70により、山形状を呈する
微細なシボ状突起76が、それぞれ、無数に且つ密に形
成されることとなる。また、図8からも明らかなよう
に、下側分割体14の外向フランジ部18の端面19及
び上面外周部21に対しても、固定型30の各シボ状突
起形成面72に密に設けられた無数の微細な凹所70に
より、山形状を呈する微細なシボ状突起76が、それぞ
れ、無数に且つ密に形成されることとなるのである。な
お、図7及び図8においては、図4及び図5で大きく強
調されて示された、シボ状突起形成面72の微細な孔の
70と同様に、ここで形成されるシボ状突起76が、そ
れぞれ強調して、大きく示されているが、実際には、上
側分割体12と下側分割体14のそれぞれの成形時に、
その成形収縮によって、各シボ状突起形成凹所70から
離脱せしめられ得る程度の大きさとされている。
充填された樹脂材料74を冷却固化せしめて、上側分割
体成形キャビティ46内で、上側分割体12を、また下
側分割体成形キャビティ48内で、下側分割体14を、
それぞれ、成形するのであるが、その際、図7に示され
る如く、上側分割体12の外向フランジ部16の端面1
3及び下面外周部15と円環突起20の外周面17とに
対して、可動型28の各シボ状突起形成面72に密に設
けられた無数の微細な凹所70により、山形状を呈する
微細なシボ状突起76が、それぞれ、無数に且つ密に形
成されることとなる。また、図8からも明らかなよう
に、下側分割体14の外向フランジ部18の端面19及
び上面外周部21に対しても、固定型30の各シボ状突
起形成面72に密に設けられた無数の微細な凹所70に
より、山形状を呈する微細なシボ状突起76が、それぞ
れ、無数に且つ密に形成されることとなるのである。な
お、図7及び図8においては、図4及び図5で大きく強
調されて示された、シボ状突起形成面72の微細な孔の
70と同様に、ここで形成されるシボ状突起76が、そ
れぞれ強調して、大きく示されているが、実際には、上
側分割体12と下側分割体14のそれぞれの成形時に、
その成形収縮によって、各シボ状突起形成凹所70から
離脱せしめられ得る程度の大きさとされている。
【0032】引き続き、図9に示されるように、可動型
28を固定型30から離隔させて、前の工程で成形され
た上側分割体12と下側分割体14とを、固定型30の
上側分割体形成凹所40内と、可動型28の下側分割体
形成凹所36内とに、それぞれ保持させつつ、型開きす
る。その際、図示されてはいないものの、固定盤26の
スプルーブッシュ32のスプルー54や、固定型30の
サブスプルー56aとゲート60、及び可動型28のラ
ンナー58とゲート62のそれぞれの内部で固化せしめ
られた樹脂材料が、払い出されることとなる。
28を固定型30から離隔させて、前の工程で成形され
た上側分割体12と下側分割体14とを、固定型30の
上側分割体形成凹所40内と、可動型28の下側分割体
形成凹所36内とに、それぞれ保持させつつ、型開きす
る。その際、図示されてはいないものの、固定盤26の
スプルーブッシュ32のスプルー54や、固定型30の
サブスプルー56aとゲート60、及び可動型28のラ
ンナー58とゲート62のそれぞれの内部で固化せしめ
られた樹脂材料が、払い出されることとなる。
【0033】その後、図10に示される如く、固定型3
0を上方にスライド移動させて、その上限に位置せしめ
る一方、再び、可動型28を固定型30に接近移動させ
て、それら可動型28と固定型30とを型合わせする。
それによって、固定型30の上側分割体形成凹所40と
可動型28の下側分割体形成凹所36との間で、分割体
収容空間66を形成すると共に、上側分割体形成凹所4
0内に保持された上側分割体12における円環突起20
の先端面を、下側分割体形成凹所36内に保持された下
側分割体14における外向フランジ部18に当接させつ
つ、それら上側分割体12と下側分割体14とを、それ
ぞれの対向側の開口端縁部において互いに突き合わせ
て、かかる分割体収容空間66内に収容せしめる。ま
た、それと同時に、固定型30の上側分割体形成凹所4
0における固定リング上側部位形成凹部44と、可動型
28の下側分割体形成凹所36における固定リング下側
部位形成凹部38との間で、固定リング成形キャビティ
68を、前記分割体収容空間66内に配置された上側分
割体12と下側分割体14の互いの突合わせ部位を全周
にわたって取り巻くようにして、形成する。
0を上方にスライド移動させて、その上限に位置せしめ
る一方、再び、可動型28を固定型30に接近移動させ
て、それら可動型28と固定型30とを型合わせする。
それによって、固定型30の上側分割体形成凹所40と
可動型28の下側分割体形成凹所36との間で、分割体
収容空間66を形成すると共に、上側分割体形成凹所4
0内に保持された上側分割体12における円環突起20
の先端面を、下側分割体形成凹所36内に保持された下
側分割体14における外向フランジ部18に当接させつ
つ、それら上側分割体12と下側分割体14とを、それ
ぞれの対向側の開口端縁部において互いに突き合わせ
て、かかる分割体収容空間66内に収容せしめる。ま
た、それと同時に、固定型30の上側分割体形成凹所4
0における固定リング上側部位形成凹部44と、可動型
28の下側分割体形成凹所36における固定リング下側
部位形成凹部38との間で、固定リング成形キャビティ
68を、前記分割体収容空間66内に配置された上側分
割体12と下側分割体14の互いの突合わせ部位を全周
にわたって取り巻くようにして、形成する。
【0034】次に、図11に示されるように、上側及び
下側分割体12,14の形成材料と同じ樹脂材料74
を、溶融状態下で、図示しない射出成形機のノズルか
ら、スプルー54、サブスプルー56b、ランナー5
8、及びゲート64からなる流通路を通じて、固定リン
グ成形キャビティ68内に射出して、充填する。
下側分割体12,14の形成材料と同じ樹脂材料74
を、溶融状態下で、図示しない射出成形機のノズルか
ら、スプルー54、サブスプルー56b、ランナー5
8、及びゲート64からなる流通路を通じて、固定リン
グ成形キャビティ68内に射出して、充填する。
【0035】その際、固定リング成形キャビティ68内
に充填された樹脂材料74は、分割体収容空間66内
に、互いに突き合わされた状態で配置された上側分割体
12と下側分割体14とにおける互いの突合わせ部位の
外面、即ち、図12に示される如く、上側分割体12に
おける外向フランジ部16の端面13と下面外周部15
及び円環突起20の外周面17と、下側分割体14にお
ける外向フランジ部18の端面19及び上面外周部21
とに、それぞれ、接触せしめられ、それと同時に、それ
らの面にそれぞれ密に設けられた無数のシボ状突起76
に対して、接触せしめられることとなる。そして、それ
によって、かかる無数のシボ状突起76のそれぞれが、
溶融状態の樹脂材料74から、それの有する高温の熱が
集中的に伝達されて、迅速に加熱、溶融せしめられ、以
て樹脂材料74と接触せしめられる、上側分割体12に
おける外向フランジ部16の端面13と下面外周部15
及び円環突起20の外周面17と、下側分割体14にお
ける外向フランジ部18の端面19及び上面外周部21
とが、樹脂材料74に対して、融着せしめられることと
なるのである。
に充填された樹脂材料74は、分割体収容空間66内
に、互いに突き合わされた状態で配置された上側分割体
12と下側分割体14とにおける互いの突合わせ部位の
外面、即ち、図12に示される如く、上側分割体12に
おける外向フランジ部16の端面13と下面外周部15
及び円環突起20の外周面17と、下側分割体14にお
ける外向フランジ部18の端面19及び上面外周部21
とに、それぞれ、接触せしめられ、それと同時に、それ
らの面にそれぞれ密に設けられた無数のシボ状突起76
に対して、接触せしめられることとなる。そして、それ
によって、かかる無数のシボ状突起76のそれぞれが、
溶融状態の樹脂材料74から、それの有する高温の熱が
集中的に伝達されて、迅速に加熱、溶融せしめられ、以
て樹脂材料74と接触せしめられる、上側分割体12に
おける外向フランジ部16の端面13と下面外周部15
及び円環突起20の外周面17と、下側分割体14にお
ける外向フランジ部18の端面19及び上面外周部21
とが、樹脂材料74に対して、融着せしめられることと
なるのである。
【0036】このことから明らかなように、本具体例で
は、上側分割体12と下側分割体14のそれぞれの外向
フランジ部16,18と、上側分割体12の円環突起2
0にて、溶融樹脂接触部形成部位が構成されており、ま
た、それら上側分割体12における外向フランジ部16
の端面13と下面外周部15及び円環突起20の外周面
17と、下側分割体14における外向フランジ部18の
端面19及び上面外周部21とからなる連続面にて、溶
融樹脂接触部が構成されているのである。
は、上側分割体12と下側分割体14のそれぞれの外向
フランジ部16,18と、上側分割体12の円環突起2
0にて、溶融樹脂接触部形成部位が構成されており、ま
た、それら上側分割体12における外向フランジ部16
の端面13と下面外周部15及び円環突起20の外周面
17と、下側分割体14における外向フランジ部18の
端面19及び上面外周部21とからなる連続面にて、溶
融樹脂接触部が構成されているのである。
【0037】その後、固定リング成形キャビティ68内
に充填された樹脂材料74を冷却固化せしめる。かくし
て、図13に示される如く、固定リング22を、上側分
割体12と下側分割体14の突合わせ部位に巻き付けた
状態で、該上側分割体12における外向フランジ部16
の端面13と下面外周部15及び円環突起20の外周面
17と、該下側分割体14における外向フランジ部18
の端面19及び上面外周部21とに対して固着させて、
それら上側分割体12と下側分割体14とを一体化さ
せ、以て目的とする樹脂製品10を得るのである。そし
て、可動型28を固定型30から離隔させて、射出成形
用金型24を型開きした後、成形された樹脂製品10
を、該射出成形用金型24から離型するのである。
に充填された樹脂材料74を冷却固化せしめる。かくし
て、図13に示される如く、固定リング22を、上側分
割体12と下側分割体14の突合わせ部位に巻き付けた
状態で、該上側分割体12における外向フランジ部16
の端面13と下面外周部15及び円環突起20の外周面
17と、該下側分割体14における外向フランジ部18
の端面19及び上面外周部21とに対して固着させて、
それら上側分割体12と下側分割体14とを一体化さ
せ、以て目的とする樹脂製品10を得るのである。そし
て、可動型28を固定型30から離隔させて、射出成形
用金型24を型開きした後、成形された樹脂製品10
を、該射出成形用金型24から離型するのである。
【0038】このように、本具体例では、上側分割体1
2と下側分割体14との互いの突合わせ部位の外面た
る、上側分割体12における外向フランジ部16の端面
13と下面外周部15及び円環突起20の外周面17
と、下側分割体14における外向フランジ部18の端面
19及び上面外周部21とに、シボ状突起76が、無数
に且つ密に形成されており、それら無数のシボ状突起7
6の形成面に溶融状態の樹脂材料74が接触せしめられ
て、該無数のシボ状突起76に対して、該樹脂材料74
が接触せしめられることにより、それら無数のシボ状突
起76のそれぞれが迅速に加熱、溶融せしめられて、上
側分割体12における外向フランジ部16の端面13と
下面外周部15及び円環突起20の外周面17と、下側
分割体14における外向フランジ部18の端面19及び
上面外周部21とが、樹脂材料74に対して融着せしめ
られるようになっているところから、円環突起20が薄
い肉厚をもって形成されているために、かかる樹脂材料
74との接触時において完全に冷却固化されていても、
該円環突起20の外周面17が、該樹脂材料74に対し
て容易に且つ確実に融着せしめられ得るのであり、ま
た、樹脂材料74に対する融着が比較的困難な円環突起
20の基部側角部においても、該樹脂材料74に対し
て、容易に且つ確実に融着させられ得るのである。
2と下側分割体14との互いの突合わせ部位の外面た
る、上側分割体12における外向フランジ部16の端面
13と下面外周部15及び円環突起20の外周面17
と、下側分割体14における外向フランジ部18の端面
19及び上面外周部21とに、シボ状突起76が、無数
に且つ密に形成されており、それら無数のシボ状突起7
6の形成面に溶融状態の樹脂材料74が接触せしめられ
て、該無数のシボ状突起76に対して、該樹脂材料74
が接触せしめられることにより、それら無数のシボ状突
起76のそれぞれが迅速に加熱、溶融せしめられて、上
側分割体12における外向フランジ部16の端面13と
下面外周部15及び円環突起20の外周面17と、下側
分割体14における外向フランジ部18の端面19及び
上面外周部21とが、樹脂材料74に対して融着せしめ
られるようになっているところから、円環突起20が薄
い肉厚をもって形成されているために、かかる樹脂材料
74との接触時において完全に冷却固化されていても、
該円環突起20の外周面17が、該樹脂材料74に対し
て容易に且つ確実に融着せしめられ得るのであり、ま
た、樹脂材料74に対する融着が比較的困難な円環突起
20の基部側角部においても、該樹脂材料74に対し
て、容易に且つ確実に融着させられ得るのである。
【0039】従って、本具体例の手法によれば、上側分
割体12の外向フランジ部16及び円環突起20と下側
分割体14における外向フランジ部18の肉厚や形状等
に拘わらず、それら上側分割体12における外向フラン
ジ部16の端面13と下面外周部15及び円環突起20
の外周面17と、下側分割体14における外向フランジ
部18の端面19及び上面外周部21とが、樹脂材料7
4に対して、十分な融着強度をもって融着され得るので
あり、その結果として、目的とする樹脂製品10が、常
に安定した品質をもって、極めて有利に製造され得るこ
ととなるのである。
割体12の外向フランジ部16及び円環突起20と下側
分割体14における外向フランジ部18の肉厚や形状等
に拘わらず、それら上側分割体12における外向フラン
ジ部16の端面13と下面外周部15及び円環突起20
の外周面17と、下側分割体14における外向フランジ
部18の端面19及び上面外周部21とが、樹脂材料7
4に対して、十分な融着強度をもって融着され得るので
あり、その結果として、目的とする樹脂製品10が、常
に安定した品質をもって、極めて有利に製造され得るこ
ととなるのである。
【0040】また、そのような本具体例においては、上
側分割体12における外向フランジ部16の端面13と
下面外周部15及び円環突起20の外周面17と、下側
分割体14における外向フランジ部18の端面19及び
上面外周部21とに形成された無数のシボ状突起76の
それぞれが、山形状を有していることから、溶融状態の
樹脂材料74との接触時に、それら各シボ状突起76
が、より一層迅速に加熱、溶融され得、それによって、
各シボ状突起76の形成面が、該樹脂材料74に対し
て、更に一層容易に且つ確実に融着せしめられ得るので
ある。
側分割体12における外向フランジ部16の端面13と
下面外周部15及び円環突起20の外周面17と、下側
分割体14における外向フランジ部18の端面19及び
上面外周部21とに形成された無数のシボ状突起76の
それぞれが、山形状を有していることから、溶融状態の
樹脂材料74との接触時に、それら各シボ状突起76
が、より一層迅速に加熱、溶融され得、それによって、
各シボ状突起76の形成面が、該樹脂材料74に対し
て、更に一層容易に且つ確実に融着せしめられ得るので
ある。
【0041】さらに、かかる本具体例にあっては、上側
分割体12と下側分割体14との突合わせ方向に平行な
方向に延びる面である、上側分割体12における外向フ
ランジ部16の端面13及び円環突起20の外周面17
と、下側分割体14における外向フランジ部18の端面
19とに対して、無数のシボ状突起76が設けられてい
るところから、それら無数のシボ状突起76のうち、互
いに隣り合うシボ状突起76の間に形成される谷間部分
にが入り込んで固化された樹脂材料74の一部によっ
て、上側分割体12と下側分割体14とを離隔させる方
向への作用力に対するアンカー作用が有利に発揮され
得、それによって、最終的に得られる樹脂製品10の強
度がより効果的に高められ得て、該樹脂製品10におい
て、更に一層優れた品質が得られることとなるのであ
る。
分割体12と下側分割体14との突合わせ方向に平行な
方向に延びる面である、上側分割体12における外向フ
ランジ部16の端面13及び円環突起20の外周面17
と、下側分割体14における外向フランジ部18の端面
19とに対して、無数のシボ状突起76が設けられてい
るところから、それら無数のシボ状突起76のうち、互
いに隣り合うシボ状突起76の間に形成される谷間部分
にが入り込んで固化された樹脂材料74の一部によっ
て、上側分割体12と下側分割体14とを離隔させる方
向への作用力に対するアンカー作用が有利に発揮され
得、それによって、最終的に得られる樹脂製品10の強
度がより効果的に高められ得て、該樹脂製品10におい
て、更に一層優れた品質が得られることとなるのであ
る。
【0042】以上、本発明の具体的な構成について詳述
してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであっ
て、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受
けるものではない。
してきたが、これはあくまでも例示に過ぎないのであっ
て、本発明は、上記の記載によって、何等の制約をも受
けるものではない。
【0043】例えば、前記具体例では、目的とする樹脂
製品を成形するために用いられる成形用金型として、第
一の部材たる上側分割体12と第二の部材たる下側分割
体14とが同時成形可能で、且つそれら成形された上側
分割体12と下側分割体14とを互いに突き合わさせて
配置した状態で、それらの突合わせ部位に表面に樹脂材
料74を融着せしめて、それら上側及び下側分割体1
2,14を一体化させ得る、一つの射出成形用金型24
が用いられていたが、上側分割体12の成形と、下側分
割体14の成形と、それら両分割体12,14の一体化
とを、それぞれ、専門的に別個に行なう3種類の金型を
用いて、目的とする樹脂製品を段階的に成形するように
しても良い。
製品を成形するために用いられる成形用金型として、第
一の部材たる上側分割体12と第二の部材たる下側分割
体14とが同時成形可能で、且つそれら成形された上側
分割体12と下側分割体14とを互いに突き合わさせて
配置した状態で、それらの突合わせ部位に表面に樹脂材
料74を融着せしめて、それら上側及び下側分割体1
2,14を一体化させ得る、一つの射出成形用金型24
が用いられていたが、上側分割体12の成形と、下側分
割体14の成形と、それら両分割体12,14の一体化
とを、それぞれ、専門的に別個に行なう3種類の金型を
用いて、目的とする樹脂製品を段階的に成形するように
しても良い。
【0044】また、前記具体例では、それら上側分割体
12の成形と、下側分割体14の成形と、それら両分割
体12,14の一体化とが、全べて射出成形手法を利用
して行なわれていたが、それら3種類の工程を、射出成
形以外の手法にて行なうことも、勿論可能である。
12の成形と、下側分割体14の成形と、それら両分割
体12,14の一体化とが、全べて射出成形手法を利用
して行なわれていたが、それら3種類の工程を、射出成
形以外の手法にて行なうことも、勿論可能である。
【0045】さらに、前記具体例では、溶融樹脂接触部
形成部位の表面の溶融樹脂との接触時に、加熱、溶融さ
れる多数の突起が、上側分割体12における外向フラン
ジ部16の端面13と下面外周部15及び円環突起20
の外周面17と、下側分割体14における外向フランジ
部18の端面19及び上面外周部21とに対して、無数
に且つ密に設けられた、山形状を呈するシボ状突起76
にて構成されていたが、かかる多数の突起の形状は、何
等これに限定されるものではなく、例えば、そのような
突起を、公知の各種のシボ模様の凸部にて構成したり、
また、一定の形状ではなく、互いに異なる様々な形状を
もって構成したり、更に、連続した突条形状をもって構
成したり、或いは角柱形状にて構成したりすることも、
可能である。
形成部位の表面の溶融樹脂との接触時に、加熱、溶融さ
れる多数の突起が、上側分割体12における外向フラン
ジ部16の端面13と下面外周部15及び円環突起20
の外周面17と、下側分割体14における外向フランジ
部18の端面19及び上面外周部21とに対して、無数
に且つ密に設けられた、山形状を呈するシボ状突起76
にて構成されていたが、かかる多数の突起の形状は、何
等これに限定されるものではなく、例えば、そのような
突起を、公知の各種のシボ模様の凸部にて構成したり、
また、一定の形状ではなく、互いに異なる様々な形状を
もって構成したり、更に、連続した突条形状をもって構
成したり、或いは角柱形状にて構成したりすることも、
可能である。
【0046】従って、それら多数の突起を形成するため
に、射出成形用金型24の可動型28と固定型30とに
おける、上側分割体12と下側分割体14の樹脂材料7
4に対する融着面を形成する形成面に対して、逆山形状
の微細な凹所70を、無数に且つ密に設ける代わりに、
公知の各種の凹凸シボを付与したり、また、かかる形成
面に特別な加工を何等施すことなく、各種の成形キャビ
ティのキャビティ面の形成のための放電加工後に、該形
成面に対する研磨を行わないようにすることよって、該
形成面に適当な凹凸を付与したり、或いはその他、公知
の各種の手法を利用して、該形成面に凹凸を付与するよ
うにしても良いのである。
に、射出成形用金型24の可動型28と固定型30とに
おける、上側分割体12と下側分割体14の樹脂材料7
4に対する融着面を形成する形成面に対して、逆山形状
の微細な凹所70を、無数に且つ密に設ける代わりに、
公知の各種の凹凸シボを付与したり、また、かかる形成
面に特別な加工を何等施すことなく、各種の成形キャビ
ティのキャビティ面の形成のための放電加工後に、該形
成面に対する研磨を行わないようにすることよって、該
形成面に適当な凹凸を付与したり、或いはその他、公知
の各種の手法を利用して、該形成面に凹凸を付与するよ
うにしても良いのである。
【0047】更にまた、そのような多数の突起が、溶融
樹脂接触部形成部位の表面の全面に必ずしも設けられて
いる必要はなく、少なくとも、溶融樹脂との融着が比較
的困難な部位の表面に設けられていることが望ましいの
である。
樹脂接触部形成部位の表面の全面に必ずしも設けられて
いる必要はなく、少なくとも、溶融樹脂との融着が比較
的困難な部位の表面に設けられていることが望ましいの
である。
【0048】また、前記具体例では、溶融樹脂接触部形
成部位が、上側分割体12と下側分割体14のそれぞれ
の外向フランジ部16,18と、上側分割体12の円環
突起20にて構成され、また、溶融樹脂接触部が、それ
ら上側分割体12における外向フランジ部16の端面1
3と下面外周部15及び円環突起20の外周面17と、
下側分割体14における外向フランジ部18の端面19
及び上面外周部21とからなる連続面にて構成されてい
たが、それら溶融樹脂接触部形成部位やそれからなる溶
融樹脂接触部の形状は、何等これに限定されるものでは
ない。
成部位が、上側分割体12と下側分割体14のそれぞれ
の外向フランジ部16,18と、上側分割体12の円環
突起20にて構成され、また、溶融樹脂接触部が、それ
ら上側分割体12における外向フランジ部16の端面1
3と下面外周部15及び円環突起20の外周面17と、
下側分割体14における外向フランジ部18の端面19
及び上面外周部21とからなる連続面にて構成されてい
たが、それら溶融樹脂接触部形成部位やそれからなる溶
融樹脂接触部の形状は、何等これに限定されるものでは
ない。
【0049】加えて、前記具体例では、それぞれ段付円
筒形状を呈する、第一の部材としての上側分割体12
と、第二の部材としての下側分割体14とが、それぞれ
の大径側の開口端縁部において互いに突き合わされて一
体化され、全体として、両端部が小径部とされた段付円
筒形状を有して構成された樹脂製品10の製造方法に対
して、本発明を適用したものの具体例を示したが、本発
明は、その他、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に
構成する第一の部材と第二の部材とが、互いに突き合わ
された状態下で、所定の樹脂材料にて融着せしめられて
一体化されてなる樹脂製品の製造方法の何れに対して
も、有利に適用され得るものであることは、勿論であ
る。
筒形状を呈する、第一の部材としての上側分割体12
と、第二の部材としての下側分割体14とが、それぞれ
の大径側の開口端縁部において互いに突き合わされて一
体化され、全体として、両端部が小径部とされた段付円
筒形状を有して構成された樹脂製品10の製造方法に対
して、本発明を適用したものの具体例を示したが、本発
明は、その他、目的とする樹脂製品をそれぞれ部分的に
構成する第一の部材と第二の部材とが、互いに突き合わ
された状態下で、所定の樹脂材料にて融着せしめられて
一体化されてなる樹脂製品の製造方法の何れに対して
も、有利に適用され得るものであることは、勿論であ
る。
【0050】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に従う樹脂製品の製造方法によれば、目的とする樹脂
製品をそれぞれ部分的に構成する第一の部材と第二の部
材とが、溶融樹脂との融着部分たる、それら各部材にお
けるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の肉厚や形状等
に拘わらず、各溶融樹脂接触部形成部位の表面におい
て、十分な融着強度をもって溶融樹脂に融着されて、一
体化され得るのであり、その結果、目的とする樹脂製品
が、常に安定した品質をもって有利に製造され得ること
となるのである。
明に従う樹脂製品の製造方法によれば、目的とする樹脂
製品をそれぞれ部分的に構成する第一の部材と第二の部
材とが、溶融樹脂との融着部分たる、それら各部材にお
けるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の肉厚や形状等
に拘わらず、各溶融樹脂接触部形成部位の表面におい
て、十分な融着強度をもって溶融樹脂に融着されて、一
体化され得るのであり、その結果、目的とする樹脂製品
が、常に安定した品質をもって有利に製造され得ること
となるのである。
【図1】本発明手法に従って製造される樹脂製品の一例
を示す縦断面説明図である。
を示す縦断面説明図である。
【図2】本発明に従う樹脂製品の製造方法において用い
られ成形用金型の一例の、型開き状態を示す縦断面説明
図である。
られ成形用金型の一例の、型開き状態を示す縦断面説明
図である。
【図3】図2に示される成形用金型の型閉め状態を示す
縦断面説明図である。
縦断面説明図である。
【図4】図3における部分拡大断面説明図である。
【図5】図3における、図4とは別の部分拡大断面説明
図である。
図である。
【図6】本発明に従う樹脂製品の製造方法における一工
程例を示す説明図であって、成形用金型内に形成された
上側分割体成形キャビティと下側分割体成形キャビティ
のそれぞの内部に樹脂材料を充填せしめた状態を示して
いる。
程例を示す説明図であって、成形用金型内に形成された
上側分割体成形キャビティと下側分割体成形キャビティ
のそれぞの内部に樹脂材料を充填せしめた状態を示して
いる。
【図7】本発明に従う樹脂製品の製造方法における別の
工程例を示す説明図であって、成形用金型の上側分割体
成形キャビティ内で上側分割体を成形した状態を拡大し
て示している。
工程例を示す説明図であって、成形用金型の上側分割体
成形キャビティ内で上側分割体を成形した状態を拡大し
て示している。
【図8】本発明に従う樹脂製品の製造方法における更に
別の工程例を示す説明図であって、成形用金型の下側分
割体成形キャビティ内で下側分割体を成形した状態を拡
大して示している。
別の工程例を示す説明図であって、成形用金型の下側分
割体成形キャビティ内で下側分割体を成形した状態を拡
大して示している。
【図9】本発明に従う樹脂製品の製造方法における他の
工程例を示す説明図であって、成形された上側分割体と
下側分割体とを保持せしめた状態で、成形用金型を型開
きした状態を示している。
工程例を示す説明図であって、成形された上側分割体と
下側分割体とを保持せしめた状態で、成形用金型を型開
きした状態を示している。
【図10】本発明に従う樹脂製品の製造方法における更
に他の工程例を示す説明図であって、成形用金型を再び
型閉めして、成形された上側分割体と下側分割体とを互
いに突き合わせつつ、分割体収容空間内に位置せしめた
状態をしている。
に他の工程例を示す説明図であって、成形用金型を再び
型閉めして、成形された上側分割体と下側分割体とを互
いに突き合わせつつ、分割体収容空間内に位置せしめた
状態をしている。
【図11】本発明に従う樹脂製品の製造方法における別
の工程例を示す説明図であって、成形用金型の固定リン
グ成形キャビティ内に樹脂材料を充填せしめた状態を示
している。
の工程例を示す説明図であって、成形用金型の固定リン
グ成形キャビティ内に樹脂材料を充填せしめた状態を示
している。
【図12】図11における部分拡大説明図である。
【図13】本発明に従う樹脂製品の製造方法における更
に別の工程例を示す説明図であって、成形用金型を再び
型開きして、成形された樹脂製品を離型せしめた状態を
示している。
に別の工程例を示す説明図であって、成形用金型を再び
型開きして、成形された樹脂製品を離型せしめた状態を
示している。
10 樹脂製品 12 上側分割体 14 下側分割体 16,18 外向
フランジ部 20 円環突起 22 固定リング 24 射出成形用金型 26 固定型 28 可動型 30 スライド型 46 上側分割体成形キャビティ 48 下側分割体
成形キャビティ 68 固定リング成形キャビティ 74 樹脂材料 76 シボ状突起
フランジ部 20 円環突起 22 固定リング 24 射出成形用金型 26 固定型 28 可動型 30 スライド型 46 上側分割体成形キャビティ 48 下側分割体
成形キャビティ 68 固定リング成形キャビティ 74 樹脂材料 76 シボ状突起
Claims (3)
- 【請求項1】 目的とする樹脂製品の一部を構成する第
一の部材と、該樹脂製品の残りの部分を構成する第二の
部材とを、互いに突き合わせた際における突合わせ部位
に溶融樹脂が接触せしめられる溶融樹脂接触部が形成さ
れるように、それぞれ成形した後、該第一の部材と該第
二の部材とを互いに突き合わせ、その後、該形成される
溶融樹脂接触部に溶融樹脂を接触せしめて、該第一の部
材及び該第二の部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部
形成部位の表面に該溶融樹脂を融着せしめることによ
り、それら第一の部材と第二の部材とを一体化して、前
記樹脂製品を製造する方法において、 前記第一の部材における前記溶融樹脂接触部形成部位の
表面と、前記第二の部材における前記溶融樹脂接触部形
成部位の表面とに対して、多数の突起をそれぞれ設け、
それら多数の突起に対して、前記溶融樹脂を接触させる
ことにより、該多数の突起を加熱、溶融して、該溶融樹
脂を前記各部材におけるそれぞれの溶融樹脂接触部形成
部位の表面に融着せしめるようにしたことを特徴とする
樹脂製品の製造方法。 - 【請求項2】 前記第一の部材及び前記第二の部材にお
けるそれぞれの溶融樹脂接触部形成部位の表面に対し
て、シボ加工を行なって、それら各部材のそれぞれの溶
融樹脂接触部形成部位の表面に、前記多数の突起を形成
したことを特徴とする請求項1に記載の樹脂製品の製造
方法。 - 【請求項3】 前記多数の突起のそれぞれを、山形形状
をもって形成したことを特徴とする請求項1又は請求項
2に記載の樹脂製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9337298A JPH11291284A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 樹脂製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9337298A JPH11291284A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 樹脂製品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291284A true JPH11291284A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14080480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9337298A Pending JPH11291284A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | 樹脂製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291284A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002361679A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Polyplastics Co | 管状成形品の成形方法、成形品及び金型 |
-
1998
- 1998-04-06 JP JP9337298A patent/JPH11291284A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002361679A (ja) * | 2001-06-12 | 2002-12-18 | Polyplastics Co | 管状成形品の成形方法、成形品及び金型 |
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