JPH11294500A - 車両の駐車ブレーキ装置 - Google Patents
車両の駐車ブレーキ装置Info
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- JPH11294500A JPH11294500A JP9950598A JP9950598A JPH11294500A JP H11294500 A JPH11294500 A JP H11294500A JP 9950598 A JP9950598 A JP 9950598A JP 9950598 A JP9950598 A JP 9950598A JP H11294500 A JPH11294500 A JP H11294500A
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- brake device
- brake
- brake shoe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ディスクロータに形成されたハッ
ト部に摩擦材を押圧させることにより車輪の回転を抑制
する車両の駐車ブレーキ装置に関し、部品点数の削減お
よび省スペース化を図ることを目的とする。 【解決手段】 車体に固定されたサポート部材16に
は、軸受け23が固定される。軸受け23には、シャフ
ト24が回転可能に支持される。シャフト24には、カ
ム部材32が、シャフト24の回転軸に対して偏心する
ように固定される。ディスクロータ12のハット部20
の内部には、カム部材32に回転可能に保持されたブレ
ーキシュー34が配設される。ブレーキシュー34に
は、ライニング36が、ハット部20の内周面と対向す
るように固定される。ブレーキシュー34の周方向両側
には、アンカーピン38,39が設けられる。
ト部に摩擦材を押圧させることにより車輪の回転を抑制
する車両の駐車ブレーキ装置に関し、部品点数の削減お
よび省スペース化を図ることを目的とする。 【解決手段】 車体に固定されたサポート部材16に
は、軸受け23が固定される。軸受け23には、シャフ
ト24が回転可能に支持される。シャフト24には、カ
ム部材32が、シャフト24の回転軸に対して偏心する
ように固定される。ディスクロータ12のハット部20
の内部には、カム部材32に回転可能に保持されたブレ
ーキシュー34が配設される。ブレーキシュー34に
は、ライニング36が、ハット部20の内周面と対向す
るように固定される。ブレーキシュー34の周方向両側
には、アンカーピン38,39が設けられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の駐車ブレー
キ装置に係り、特に、ディスクロータのハット部の内部
に組み込まれた車両の駐車ブレーキ装置に関する。
キ装置に係り、特に、ディスクロータのハット部の内部
に組み込まれた車両の駐車ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平9−60667号に開
示される如く、ブレーキ装置が知られている。上記従来
の装置は、車輪と共に回転するディスクロータ、およ
び、ディスクロータの外周部に配設されたキャリパを備
えている。キャリパは、ディスクロータの表面に対向す
るように配置されたブレーキパッドを備えている。キャ
リパは、ブレーキ操作量に応じた力でブレーキパッドを
ディスクロータに押圧させる。従って、上記従来のブレ
ーキ装置によれば、ブレーキ操作量に応じた制動力を発
生させることができる。
示される如く、ブレーキ装置が知られている。上記従来
の装置は、車輪と共に回転するディスクロータ、およ
び、ディスクロータの外周部に配設されたキャリパを備
えている。キャリパは、ディスクロータの表面に対向す
るように配置されたブレーキパッドを備えている。キャ
リパは、ブレーキ操作量に応じた力でブレーキパッドを
ディスクロータに押圧させる。従って、上記従来のブレ
ーキ装置によれば、ブレーキ操作量に応じた制動力を発
生させることができる。
【0003】上記従来のブレーキ装置において、ディス
クロータは、その中央部に円筒状に形成されたハット部
を備えている。ハット部の内部空間には、一対のブレー
キシューが配設されている。ブレーキシューは、ハット
部の内壁の形状に対応して円弧状に形成された摩擦部材
である。ブレーキシューは、ハット部の内周面と所定の
間隔を隔てて対向するように、かつ、拡径方向に変位可
能に支持されている。また、ハット部の内部には、車体
側に固定されたアンカーピンが設けられている。アンカ
ーピンは、ハット部の内部においてブレーキシューの回
転を阻止し、ハット部からブレーキシューに作用する摩
擦力を受ける機能を有している。
クロータは、その中央部に円筒状に形成されたハット部
を備えている。ハット部の内部空間には、一対のブレー
キシューが配設されている。ブレーキシューは、ハット
部の内壁の形状に対応して円弧状に形成された摩擦部材
である。ブレーキシューは、ハット部の内周面と所定の
間隔を隔てて対向するように、かつ、拡径方向に変位可
能に支持されている。また、ハット部の内部には、車体
側に固定されたアンカーピンが設けられている。アンカ
ーピンは、ハット部の内部においてブレーキシューの回
転を阻止し、ハット部からブレーキシューに作用する摩
擦力を受ける機能を有している。
【0004】一方のブレーキシューには、ブレーキシュ
ーレバーが連結されている。ブレーキシューレバーは、
ストラット部材を介して他方のブレーキシューに連結さ
れている。また、ブレーキシューレバーは、ワイヤを介
して駐車ブレーキレバーに接続されている。ブレーキシ
ューレバーおよびストラット部材は、駐車ブレーキレバ
ーが操作された場合に、ブレーキシューを拡径方向に変
位させるリンク機構を構成している。従って、上記従来
の装置によれば、駐車ブレーキレバーが操作されると、
ブレーキシューが拡径方向に変位し、ハット部の内周面
に押圧されることで、車輪の回転が抑制される。
ーレバーが連結されている。ブレーキシューレバーは、
ストラット部材を介して他方のブレーキシューに連結さ
れている。また、ブレーキシューレバーは、ワイヤを介
して駐車ブレーキレバーに接続されている。ブレーキシ
ューレバーおよびストラット部材は、駐車ブレーキレバ
ーが操作された場合に、ブレーキシューを拡径方向に変
位させるリンク機構を構成している。従って、上記従来
の装置によれば、駐車ブレーキレバーが操作されると、
ブレーキシューが拡径方向に変位し、ハット部の内周面
に押圧されることで、車輪の回転が抑制される。
【0005】このように、上記従来のブレーキ装置は、
ディスクロータのハット部内にドラムブレーキ装置と同
様の構成を実現することで、車両の走行中に制動力を発
生させるディスクブレーキ装置としての機能と、駐車状
態において車輪の回転を抑制する駐車ブレーキ装置とし
ての機能とを有している。
ディスクロータのハット部内にドラムブレーキ装置と同
様の構成を実現することで、車両の走行中に制動力を発
生させるディスクブレーキ装置としての機能と、駐車状
態において車輪の回転を抑制する駐車ブレーキ装置とし
ての機能とを有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
て、ハット部の内部空間には、上述の如く、一対のブレ
ーキシューがハット部の内周面に対向するように配設さ
れる。このため、ハット部内にこれら一対のブレーキシ
ューを収容するための大きなスペースが必要となり、ブ
レーキ装置が大型化する。
て、ハット部の内部空間には、上述の如く、一対のブレ
ーキシューがハット部の内周面に対向するように配設さ
れる。このため、ハット部内にこれら一対のブレーキシ
ューを収容するための大きなスペースが必要となり、ブ
レーキ装置が大型化する。
【0007】また、上記従来の装置においては、ブレー
キシューを拡径方向に駆動するリンク機構やブレーキシ
ューをハット部の内側に保持する保持機構が必要とされ
る。この場合、部品点数が増大し、組み付け性の低下や
製造コストの上昇を招く。本発明は、上述の点に鑑みて
なされたものであり、ディスクロータのハット部に摩擦
部材を押圧させることにより車輪の回転を抑制する駐車
ブレーキ装置において、部品点数を削減すると共に、ブ
レーキ装置の省スペース化を図ることを目的とする。
キシューを拡径方向に駆動するリンク機構やブレーキシ
ューをハット部の内側に保持する保持機構が必要とされ
る。この場合、部品点数が増大し、組み付け性の低下や
製造コストの上昇を招く。本発明は、上述の点に鑑みて
なされたものであり、ディスクロータのハット部に摩擦
部材を押圧させることにより車輪の回転を抑制する駐車
ブレーキ装置において、部品点数を削減すると共に、ブ
レーキ装置の省スペース化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、ハット部を有し、車輪と共に回転する
ディスクロータと、前記ハット部の内周面に押圧される
ことにより車輪の回転を抑制する摩擦部材とを備える車
両の駐車ブレーキ装置であって、前記摩擦部材を車体側
に保持すると共に、前記摩擦部材を前記ハット部の径方
向に駆動する駆動機構と、前記摩擦部材の、前記ハット
部の周方向への変位を所定範囲に制限する変位制限機構
と、を備える車両の駐車ブレーキ装置により達成され
る。
に記載する如く、ハット部を有し、車輪と共に回転する
ディスクロータと、前記ハット部の内周面に押圧される
ことにより車輪の回転を抑制する摩擦部材とを備える車
両の駐車ブレーキ装置であって、前記摩擦部材を車体側
に保持すると共に、前記摩擦部材を前記ハット部の径方
向に駆動する駆動機構と、前記摩擦部材の、前記ハット
部の周方向への変位を所定範囲に制限する変位制限機構
と、を備える車両の駐車ブレーキ装置により達成され
る。
【0009】本発明において、駆動機構は、摩擦部材を
ディスクロータが有するハット部の径方向に駆動する。
摩擦部材がハット部の内周面に押圧されるまで径方向外
向きに駆動されると、摩擦部材とハット部の内周面との
間に摩擦力が作用する。かかる摩擦力により、ディスク
ロータの回転が抑制される。変位制限機構は、摩擦部材
の周方向への変位を所定範囲内に制限する。このため、
摩擦部材がハット部に押圧された状態でディスクロータ
が回転した場合に、摩擦部材に周方向への過大な変位が
生ずることが防止される。駆動機構は、摩擦部材を車体
側に保持すると共に、摩擦部材をハット部の拡径方向に
駆動する。このため、摩擦部材をハット部内に保持する
機構を別途設けることが不要になる。
ディスクロータが有するハット部の径方向に駆動する。
摩擦部材がハット部の内周面に押圧されるまで径方向外
向きに駆動されると、摩擦部材とハット部の内周面との
間に摩擦力が作用する。かかる摩擦力により、ディスク
ロータの回転が抑制される。変位制限機構は、摩擦部材
の周方向への変位を所定範囲内に制限する。このため、
摩擦部材がハット部に押圧された状態でディスクロータ
が回転した場合に、摩擦部材に周方向への過大な変位が
生ずることが防止される。駆動機構は、摩擦部材を車体
側に保持すると共に、摩擦部材をハット部の拡径方向に
駆動する。このため、摩擦部材をハット部内に保持する
機構を別途設けることが不要になる。
【0010】また、上記の目的は、請求項2に記載する
如く、ハット部を有し、車輪と共に回転するディスクロ
ータと、前記ハット部の内周面に押圧されることにより
車輪の回転を抑制する摩擦部材とを備える車両の駐車ブ
レーキ装置であって、車体に対して軸回りに回転可能に
支持されたシャフトと、前記シャフトの回転に応じて前
記摩擦部材を前記ハット部の径方向に駆動するカム機構
と、前記摩擦部材の、前記ハット部の周方向への変位を
所定範囲に制限する変位制限機構と、を備える車両の駐
車ブレーキ装置により達成される。
如く、ハット部を有し、車輪と共に回転するディスクロ
ータと、前記ハット部の内周面に押圧されることにより
車輪の回転を抑制する摩擦部材とを備える車両の駐車ブ
レーキ装置であって、車体に対して軸回りに回転可能に
支持されたシャフトと、前記シャフトの回転に応じて前
記摩擦部材を前記ハット部の径方向に駆動するカム機構
と、前記摩擦部材の、前記ハット部の周方向への変位を
所定範囲に制限する変位制限機構と、を備える車両の駐
車ブレーキ装置により達成される。
【0011】本発明において、シャフトは、車体に対し
て軸回りに回転可能に支持される。カム機構は、シャフ
トの回転に応じて、摩擦部材をハット部の径方向に駆動
する。摩擦部材がハット部の内周面に押圧されるまで径
方向外向きに駆動されると、両者間に作用する摩擦力に
よりディスクロータの回転が抑制される。変位制限機構
は、摩擦部材の周方向への変位を所定範囲内に制限す
る。このため、摩擦部材がハット部に押圧された状態で
ディスクロータが回転した場合に、摩擦部材に周方向へ
の過大な変位が生ずることが防止される。摩擦部材を駆
動する機構は、シャフトとカム機構のみで構成される。
従って、本発明によれば、少ない部品点数で駐車ブレー
キ装置を実現することができる。また、本発明におい
て、一対の摩擦部材を設けることは不要である。このた
め、ハット部内に確保すべきスペースが低減される。
て軸回りに回転可能に支持される。カム機構は、シャフ
トの回転に応じて、摩擦部材をハット部の径方向に駆動
する。摩擦部材がハット部の内周面に押圧されるまで径
方向外向きに駆動されると、両者間に作用する摩擦力に
よりディスクロータの回転が抑制される。変位制限機構
は、摩擦部材の周方向への変位を所定範囲内に制限す
る。このため、摩擦部材がハット部に押圧された状態で
ディスクロータが回転した場合に、摩擦部材に周方向へ
の過大な変位が生ずることが防止される。摩擦部材を駆
動する機構は、シャフトとカム機構のみで構成される。
従って、本発明によれば、少ない部品点数で駐車ブレー
キ装置を実現することができる。また、本発明におい
て、一対の摩擦部材を設けることは不要である。このた
め、ハット部内に確保すべきスペースが低減される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
る車両の駐車ブレーキ装置が組み込まれたブレーキ装置
10の正面図である。図2は、図1に示すブレーキ装置
10の要部を示す拡大断面図である。図3は、本実施例
のブレーキ装置10を図2に示す直線III −III で切断
した際の断面図である。
る車両の駐車ブレーキ装置が組み込まれたブレーキ装置
10の正面図である。図2は、図1に示すブレーキ装置
10の要部を示す拡大断面図である。図3は、本実施例
のブレーキ装置10を図2に示す直線III −III で切断
した際の断面図である。
【0013】駐車ブレーキ装置10は、ディスクロータ
12を備えている。ディスクロータ12は、例えば鋳鉄
製の耐熱性材料により構成された環状の部材である。デ
ィスクロータ12は、ハット部20を備えている。ハッ
ト部20は、ディスクロータ12の中央部を車両外側
(図2における右側)に向けて円筒状に屈曲させること
により形成されている。ディスクロータ12は、固定ボ
ルト13によってホイール14と共にアクスルシャフト
15に固定されている。アクスルシャフト15は、軸受
け17により車体に対して回転可能に保持されている。
従って、ディスクロータ12は、ホイール14と共に回
転することができる。
12を備えている。ディスクロータ12は、例えば鋳鉄
製の耐熱性材料により構成された環状の部材である。デ
ィスクロータ12は、ハット部20を備えている。ハッ
ト部20は、ディスクロータ12の中央部を車両外側
(図2における右側)に向けて円筒状に屈曲させること
により形成されている。ディスクロータ12は、固定ボ
ルト13によってホイール14と共にアクスルシャフト
15に固定されている。アクスルシャフト15は、軸受
け17により車体に対して回転可能に保持されている。
従って、ディスクロータ12は、ホイール14と共に回
転することができる。
【0014】また、駐車ブレーキ装置10は、サポート
部材16を備えている。サポート部材16は、車両内側
からディスクロータ12に対向するようにナックル(図
示せず)を介して車体に固定されている。サポート部材
16は、一対のアーム部16aを備えている。アーム部
16aには、キャリパ18が取付けられている。キャリ
パ18は、ディスクブレーキパッド(図示せず)を備え
ている。ディスクブレーキパッドは、ディスクロータ1
2の外周部近傍の表面と対向するように配設されてい
る。キャリパ18は、ブレーキ操作量に応じた力でディ
スクブレーキパッドをディスクロータ12に押圧させ
る。従って、ブレーキ装置10によれば、ブレーキ操作
量に応じた制動力を発生させることができる。
部材16を備えている。サポート部材16は、車両内側
からディスクロータ12に対向するようにナックル(図
示せず)を介して車体に固定されている。サポート部材
16は、一対のアーム部16aを備えている。アーム部
16aには、キャリパ18が取付けられている。キャリ
パ18は、ディスクブレーキパッド(図示せず)を備え
ている。ディスクブレーキパッドは、ディスクロータ1
2の外周部近傍の表面と対向するように配設されてい
る。キャリパ18は、ブレーキ操作量に応じた力でディ
スクブレーキパッドをディスクロータ12に押圧させ
る。従って、ブレーキ装置10によれば、ブレーキ操作
量に応じた制動力を発生させることができる。
【0015】ハット部20の内周面より内径側の部位に
は、駐車ブレーキユニット22が設けられている。駐車
ブレーキユニット22は、軸受け23を備えている。軸
受け23は、その車両外側端部(図2における右端部)
がディスクロータ12のハット部20の内部へ進入する
ようにサポート部材16にかしめ固定されている。ま
た、駐車ブレーキユニット22は、シャフト24を備え
ている。シャフト24は、軸受け23によって軸回りに
回転可能に支持されている。シャフト24は、付勢手段
(図示せず)により図1中時計回り方向に付勢されてい
る。
は、駐車ブレーキユニット22が設けられている。駐車
ブレーキユニット22は、軸受け23を備えている。軸
受け23は、その車両外側端部(図2における右端部)
がディスクロータ12のハット部20の内部へ進入する
ようにサポート部材16にかしめ固定されている。ま
た、駐車ブレーキユニット22は、シャフト24を備え
ている。シャフト24は、軸受け23によって軸回りに
回転可能に支持されている。シャフト24は、付勢手段
(図示せず)により図1中時計回り方向に付勢されてい
る。
【0016】シャフト24の一端(車両内側端部)に
は、クランクレバー30が固定されている。クランクレ
バー30には、ワイヤを介して駐車ブレーキレバー(車
内)が接続されている。シャフト24は、駐車ブレーキ
レバーが操作されると図1における反時計回り方向に回
転するように構成されている。シャフト24の他端(車
両外側端部)には、カム部材32が配設されている。カ
ム部材32は、円筒状に形成された部材であり、車両内
側(図2における左側)に向けて開口するガイド穴32
aを備えている。カム部材32は、ガイド穴32aに軸
受け23が嵌挿された状態で、ガイド穴32aの底部に
おいてシャフト24に接合されている。従って、シャフ
ト24が回転すると、カム部材32は、シャフト24と
一体となって回転する。また、カム部材32は、その幾
何学的な中心がシャフト24の回転軸より図3における
右方向に偏心するように配設されている。
は、クランクレバー30が固定されている。クランクレ
バー30には、ワイヤを介して駐車ブレーキレバー(車
内)が接続されている。シャフト24は、駐車ブレーキ
レバーが操作されると図1における反時計回り方向に回
転するように構成されている。シャフト24の他端(車
両外側端部)には、カム部材32が配設されている。カ
ム部材32は、円筒状に形成された部材であり、車両内
側(図2における左側)に向けて開口するガイド穴32
aを備えている。カム部材32は、ガイド穴32aに軸
受け23が嵌挿された状態で、ガイド穴32aの底部に
おいてシャフト24に接合されている。従って、シャフ
ト24が回転すると、カム部材32は、シャフト24と
一体となって回転する。また、カム部材32は、その幾
何学的な中心がシャフト24の回転軸より図3における
右方向に偏心するように配設されている。
【0017】駐車用ブレーキユニット22は、また、ブ
レーキシュー34を備えている。ブレーキシュー34
は、馬蹄型に形成された部材であり、その平面部34a
がハット部20の内周面に対向するように配設されてい
る。ブレーキシュー34の平面部34aには、ライニン
グ36が固定されている。ライニング36は、ハット部
20の内周面の形状に対応して円弧状に形成されてい
る。ライニング36は、耐熱性および耐磨耗性に優れた
材料で構成された部材である。ブレーキシュー34は、
駐車ブレーキレバーが操作されない状態で、ライニング
36とハット部20の内周面との間に所定の微小な隙間
が形成されるように配置されている。
レーキシュー34を備えている。ブレーキシュー34
は、馬蹄型に形成された部材であり、その平面部34a
がハット部20の内周面に対向するように配設されてい
る。ブレーキシュー34の平面部34aには、ライニン
グ36が固定されている。ライニング36は、ハット部
20の内周面の形状に対応して円弧状に形成されてい
る。ライニング36は、耐熱性および耐磨耗性に優れた
材料で構成された部材である。ブレーキシュー34は、
駐車ブレーキレバーが操作されない状態で、ライニング
36とハット部20の内周面との間に所定の微小な隙間
が形成されるように配置されている。
【0018】ブレーキシュー34は、カム受け穴34b
を備えている。カム受け穴34bには、カム部材32が
収容されている。カム受け穴34bの内周面とカム部材
32の外周面とは摺動可能に係合している。すなわち、
ブレーキシュー34は、カム部材32により回転可能に
支持されている。上述の如く、カム部材32は、その幾
何学的な中心がシャフト24の回転軸に対して図3中右
方向に偏心するように配設されている。従って、駐車ブ
レーキレバーの操作に伴ってシャフト24が図1中反時
計回りに回転すると、カム部材32はハット部20の内
周面に向けて揺動し、これに伴ってブレーキシュー34
もハット部20の内周面に向けて変位する。
を備えている。カム受け穴34bには、カム部材32が
収容されている。カム受け穴34bの内周面とカム部材
32の外周面とは摺動可能に係合している。すなわち、
ブレーキシュー34は、カム部材32により回転可能に
支持されている。上述の如く、カム部材32は、その幾
何学的な中心がシャフト24の回転軸に対して図3中右
方向に偏心するように配設されている。従って、駐車ブ
レーキレバーの操作に伴ってシャフト24が図1中反時
計回りに回転すると、カム部材32はハット部20の内
周面に向けて揺動し、これに伴ってブレーキシュー34
もハット部20の内周面に向けて変位する。
【0019】サポート部材16のディスクロータ12に
対向する面には、アンカーピン38,39がかしめ固定
されている。アンカーピン38,39は、ディスクロー
タ12のハット部20の内部へ延在している。アンカー
ピン38,39は、駐車ブレーキレバーが操作されない
状態で、ブレーキシュー34を周方向両側からそれぞれ
所定のクリアランスを隔てて挟むように配置されてい
る。このため、ブレーキシュー34の周方向への変位
は、アンカーピン38,39により所定の範囲内に規制
される。
対向する面には、アンカーピン38,39がかしめ固定
されている。アンカーピン38,39は、ディスクロー
タ12のハット部20の内部へ延在している。アンカー
ピン38,39は、駐車ブレーキレバーが操作されない
状態で、ブレーキシュー34を周方向両側からそれぞれ
所定のクリアランスを隔てて挟むように配置されてい
る。このため、ブレーキシュー34の周方向への変位
は、アンカーピン38,39により所定の範囲内に規制
される。
【0020】本実施例において、上述の如く、駐車ブレ
ーキレバーが操作されると、ブレーキシュー34は、ハ
ット部20の内周面に向けて変位する。また、上述の如
く、ブレーキシュー34は、ライニング36とハット部
20の内周面との間に所定の微小な隙間が形成されるよ
うに配置されている。このため、駐車ブレーキレバーの
操作力に応じたブレーキシュー34の変位が所定量に達
すると、ライニング36はハット部20の内周面に押圧
される。かかる状況下では、ライニング36とハット部
20の内周部との間に作用する摩擦力により、ディスク
ロータ12の回転が抑制される。従って、本実施例のブ
レーキ装置10によれば、駐車ブレーキレバーを操作す
ることにより、車輪の回転を抑制し、車両の停止状態を
確実に維持することができる。
ーキレバーが操作されると、ブレーキシュー34は、ハ
ット部20の内周面に向けて変位する。また、上述の如
く、ブレーキシュー34は、ライニング36とハット部
20の内周面との間に所定の微小な隙間が形成されるよ
うに配置されている。このため、駐車ブレーキレバーの
操作力に応じたブレーキシュー34の変位が所定量に達
すると、ライニング36はハット部20の内周面に押圧
される。かかる状況下では、ライニング36とハット部
20の内周部との間に作用する摩擦力により、ディスク
ロータ12の回転が抑制される。従って、本実施例のブ
レーキ装置10によれば、駐車ブレーキレバーを操作す
ることにより、車輪の回転を抑制し、車両の停止状態を
確実に維持することができる。
【0021】本実施例において、ライニング36がハッ
ト部20の内周面に押圧されている状況下で、車輪と共
にディスクロータ12が回転しようとすると、ライニン
グ36には、ディスクロータ12からその回転方向の摩
擦力が作用する。上述の如く、ブレーキシュー34は、
所定範囲内で周方向に変位することができる。このた
め、上記の摩擦力が作用すると、その摩擦力に応じてブ
レーキシュー34は、アンカーピン38,39に当接す
るまで周方向に変位する。
ト部20の内周面に押圧されている状況下で、車輪と共
にディスクロータ12が回転しようとすると、ライニン
グ36には、ディスクロータ12からその回転方向の摩
擦力が作用する。上述の如く、ブレーキシュー34は、
所定範囲内で周方向に変位することができる。このた
め、上記の摩擦力が作用すると、その摩擦力に応じてブ
レーキシュー34は、アンカーピン38,39に当接す
るまで周方向に変位する。
【0022】上述の如く、ライニング36は、ディスク
ロータ12のハット部20の内周面の形状に対応して円
弧状に形成されている。従って、ディスクロータ12の
回転に伴ってブレーキシュー34が例えば図3中反時計
回り方向に変位すると、ライニング36の図中右半分が
ディスクロータ12に食い込もうとする。また、ブレー
キシュー34が図3中時計回り方向に変位すると、ライ
ニング36の図中左半分がディスクロータ12に食い込
もうとする。
ロータ12のハット部20の内周面の形状に対応して円
弧状に形成されている。従って、ディスクロータ12の
回転に伴ってブレーキシュー34が例えば図3中反時計
回り方向に変位すると、ライニング36の図中右半分が
ディスクロータ12に食い込もうとする。また、ブレー
キシュー34が図3中時計回り方向に変位すると、ライ
ニング36の図中左半分がディスクロータ12に食い込
もうとする。
【0023】従って、上記の構成によれば、ライニング
36がディスクロータ12のハット部20に押圧された
状態で車輪が回転すると、ライニング36とディスクロ
ータ12との間に作用する摩擦力が増大する。以下、ブ
レーキシュー34の周方向の変位により、ディスクロー
タ12に作用する摩擦力が増大する現象を「セルフサー
ボ効果」と称す。本実施例のブレーキ装置によれば、か
かるセルフサーボ効果により車輪の回転をより確実に防
止することができる。
36がディスクロータ12のハット部20に押圧された
状態で車輪が回転すると、ライニング36とディスクロ
ータ12との間に作用する摩擦力が増大する。以下、ブ
レーキシュー34の周方向の変位により、ディスクロー
タ12に作用する摩擦力が増大する現象を「セルフサー
ボ効果」と称す。本実施例のブレーキ装置によれば、か
かるセルフサーボ効果により車輪の回転をより確実に防
止することができる。
【0024】ところで、ライニング36がハット部20
の内周面に過度に食い込むと、駐車ブレーキレバーの操
作を解除しても駐車ブレーキを非作動状態、すなわち、
ライニング36がディスクロータ12から離間した状態
に復帰させることができない不都合が生じ得る。このた
め、ハット部20の内周面へのライニング36の過度の
食い込みを防止することが重要である。
の内周面に過度に食い込むと、駐車ブレーキレバーの操
作を解除しても駐車ブレーキを非作動状態、すなわち、
ライニング36がディスクロータ12から離間した状態
に復帰させることができない不都合が生じ得る。このた
め、ハット部20の内周面へのライニング36の過度の
食い込みを防止することが重要である。
【0025】これに対して、本実施例においては、上述
の如く、ハット部20の周方向へのブレーキシュー34
の変位は、ブレーキシュー34とアンカーピン38,3
9との間のクリアランスに応じた所定の範囲内に規制さ
れている。すなわち、ブレーキシュー34とアンカーピ
ン38,39との間のクリアランスが大きい程、ブレー
キシュー34が大きく変位することで、ライニング36
の食い込み量は大きくなる。一方、上記クリアランスが
小さい程、ブレーキシュー34の変位が小さく制限され
ることで、上記の食い込み量は小さくなる。このよう
に、ライニング36のハット部20の内周面への食い込
み量は、ブレーキシュー34とアンカーピン38,39
との間のクリアランスに応じて変化する。
の如く、ハット部20の周方向へのブレーキシュー34
の変位は、ブレーキシュー34とアンカーピン38,3
9との間のクリアランスに応じた所定の範囲内に規制さ
れている。すなわち、ブレーキシュー34とアンカーピ
ン38,39との間のクリアランスが大きい程、ブレー
キシュー34が大きく変位することで、ライニング36
の食い込み量は大きくなる。一方、上記クリアランスが
小さい程、ブレーキシュー34の変位が小さく制限され
ることで、上記の食い込み量は小さくなる。このよう
に、ライニング36のハット部20の内周面への食い込
み量は、ブレーキシュー34とアンカーピン38,39
との間のクリアランスに応じて変化する。
【0026】また、本実施例において、ブレーキシュー
34がアンカーピン38,39に当接すると、アンカー
ピン38,39には、その曲げ剛性に応じた大きさのた
わみが生ずる。このため、ブレーキシュー34は、アン
カーピン38,39に当接した後、その曲げ剛性に応じ
た量だけ更に周方向に変位することができる。このた
め、ライニング36のハット部20の内周面への食い込
み量は、アンカーピン38,39の曲げ剛性によっても
変化する。
34がアンカーピン38,39に当接すると、アンカー
ピン38,39には、その曲げ剛性に応じた大きさのた
わみが生ずる。このため、ブレーキシュー34は、アン
カーピン38,39に当接した後、その曲げ剛性に応じ
た量だけ更に周方向に変位することができる。このた
め、ライニング36のハット部20の内周面への食い込
み量は、アンカーピン38,39の曲げ剛性によっても
変化する。
【0027】従って、本実施例によれば、アンカーピン
38,39とブレーキシュー34との間のクリアランス
と、アンカーピン38,39の曲げ剛性とによりライニ
ング36の食い込み量を調整することで、適切なセルフ
サーボ効果を確保しつつ、ハット部20の内周面へのラ
イニング36の過度の食い込みを防止することができ
る。
38,39とブレーキシュー34との間のクリアランス
と、アンカーピン38,39の曲げ剛性とによりライニ
ング36の食い込み量を調整することで、適切なセルフ
サーボ効果を確保しつつ、ハット部20の内周面へのラ
イニング36の過度の食い込みを防止することができ
る。
【0028】本実施例のブレーキ装置10は、上述の如
く、シャフト24、カム部材32、及びブレーキシュー
34により構成された一組のカム機構によって、単一の
ライニング36をハット部20の内周面に押圧させる構
成である。従って、本実施例のブレーキ装置10によれ
ば、駐車ブレーキユニット22の小型化を図ることが可
能である。更に、本実施例のブレーキ装置10によれ
ば、単一の駐車ブレーキユニット22を設けるのみであ
るため、ハット部20の内部に一対のブレーキシューを
設ける従来の構成に比して、ハット部20の内部に確保
すべきスペースを小さく抑制することができる。
く、シャフト24、カム部材32、及びブレーキシュー
34により構成された一組のカム機構によって、単一の
ライニング36をハット部20の内周面に押圧させる構
成である。従って、本実施例のブレーキ装置10によれ
ば、駐車ブレーキユニット22の小型化を図ることが可
能である。更に、本実施例のブレーキ装置10によれ
ば、単一の駐車ブレーキユニット22を設けるのみであ
るため、ハット部20の内部に一対のブレーキシューを
設ける従来の構成に比して、ハット部20の内部に確保
すべきスペースを小さく抑制することができる。
【0029】更に、本実施例のブレーキ装置10は、一
組のカム機構によりライニング36を保持すると共に駆
動する構成である。このため、本実施例において、上記
従来の構成の如く、一対のブレーキシューを保持する機
構やブレーキシューを駆動するリンク機構は不要とな
る。従って、本実施例のブレーキ装置10によれば、駐
車ブレーキ装置として有効な動作を確保しつつ、部品点
数を削減し、優れた組み付け性と優れたコスト性とを実
現することができる。
組のカム機構によりライニング36を保持すると共に駆
動する構成である。このため、本実施例において、上記
従来の構成の如く、一対のブレーキシューを保持する機
構やブレーキシューを駆動するリンク機構は不要とな
る。従って、本実施例のブレーキ装置10によれば、駐
車ブレーキ装置として有効な動作を確保しつつ、部品点
数を削減し、優れた組み付け性と優れたコスト性とを実
現することができる。
【0030】尚、上記の実施例においては、シャフト2
4、カム部材32、及びブレーキシュー34が前記請求
項1記載の「駆動機構」に、カム部材32およびブレー
キシュー34が前記請求項2記載の「カム機構」に、ラ
イニング36が前記請求項1および2記載の「摩擦部
材」に、アンカーピン38,39が前記請求項1および
2記載の「変位制限機構」に、それぞれ相当している。
4、カム部材32、及びブレーキシュー34が前記請求
項1記載の「駆動機構」に、カム部材32およびブレー
キシュー34が前記請求項2記載の「カム機構」に、ラ
イニング36が前記請求項1および2記載の「摩擦部
材」に、アンカーピン38,39が前記請求項1および
2記載の「変位制限機構」に、それぞれ相当している。
【0031】次に、図1、図2、および図4を参照し
て、本発明の第2実施例について説明する。本実施例の
ブレーキ装置40は、上記図1および図2に示すブレー
キ装置10において、アンカーピン38,39の周囲に
図4に示すスペーサ42,43を設けることにより実現
される。図4は、本発明の第2実施例であるブレーキ装
置40の図3と同様の断面図である。尚、図4におい
て、上記図3に示す構成と同一の構成部分については、
同一の符号を付してその説明を省略する。
て、本発明の第2実施例について説明する。本実施例の
ブレーキ装置40は、上記図1および図2に示すブレー
キ装置10において、アンカーピン38,39の周囲に
図4に示すスペーサ42,43を設けることにより実現
される。図4は、本発明の第2実施例であるブレーキ装
置40の図3と同様の断面図である。尚、図4におい
て、上記図3に示す構成と同一の構成部分については、
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0032】図4に示す如く、アンカーピン38,39
の周囲には、スペーサ42,43が配設されている。ス
ペーサ42,43は、例えばテフロン等の樹脂やゴム等
の弾性材料で構成された筒状の部材である。上記の第1
実施例においては、ライニング36がハット部20に押
圧された状態でディスクロータ12が回転すると、ブレ
ーキシュー34は、アンカーピン38または39に当接
するまで変位する。その際、ブレーキシュー34とアン
カーピン38または39との当接に伴って、大きな当接
音が発生することがある。
の周囲には、スペーサ42,43が配設されている。ス
ペーサ42,43は、例えばテフロン等の樹脂やゴム等
の弾性材料で構成された筒状の部材である。上記の第1
実施例においては、ライニング36がハット部20に押
圧された状態でディスクロータ12が回転すると、ブレ
ーキシュー34は、アンカーピン38または39に当接
するまで変位する。その際、ブレーキシュー34とアン
カーピン38または39との当接に伴って、大きな当接
音が発生することがある。
【0033】これに対して、本実施例においては、アン
カーピン38,39の周囲に、上述の如く、弾性材料に
より構成されたスペーサ42,43が配設されること
で、ブレーキシュー34の当接に伴って生じる衝撃が緩
和される。従って、本実施例のブレーキ装置40によれ
ば、ブレーキシュー34とアンカーピン38,39との
当接により発生する当接音を有効に抑制することができ
る。
カーピン38,39の周囲に、上述の如く、弾性材料に
より構成されたスペーサ42,43が配設されること
で、ブレーキシュー34の当接に伴って生じる衝撃が緩
和される。従って、本実施例のブレーキ装置40によれ
ば、ブレーキシュー34とアンカーピン38,39との
当接により発生する当接音を有効に抑制することができ
る。
【0034】また、スペーサ42,43の径方向の厚み
に応じてスペーサ42,43とブレーキシュー34との
間のクリアランスが変化する。従って、本実施例によれ
ば、スペーサ42,43の径方向の厚みを変化させるこ
とで、ハット部20の周方向へのブレーキシュー34の
変位、すなわち、セルフサーボ効果の大きさの調整を容
易に行うことができる。
に応じてスペーサ42,43とブレーキシュー34との
間のクリアランスが変化する。従って、本実施例によれ
ば、スペーサ42,43の径方向の厚みを変化させるこ
とで、ハット部20の周方向へのブレーキシュー34の
変位、すなわち、セルフサーボ効果の大きさの調整を容
易に行うことができる。
【0035】次に、図1、図2、および図5を参照し
て、本発明の第3実施例について説明する。本実施例の
ブレーキ装置50は、上記図1および図2に示すブレー
キ装置10において、ブレーキシュー34に代えてブレ
ーキシュー52を用いると共に、アンカーピン38,3
9に代えてブレーキシュー52にストッパ54,55を
設けることにより実現される。
て、本発明の第3実施例について説明する。本実施例の
ブレーキ装置50は、上記図1および図2に示すブレー
キ装置10において、ブレーキシュー34に代えてブレ
ーキシュー52を用いると共に、アンカーピン38,3
9に代えてブレーキシュー52にストッパ54,55を
設けることにより実現される。
【0036】図5は、本発明の第3実施例であるブレー
キ装置50の図3と同様の断面図である。尚、図5にお
いて、上記図3に示す構成と同一の構成部分について
は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施例
のブレーキ装置50は、ブレーキシュー52を備えてい
る。ブレーキシュー52は、平面部52aとその両側に
形成された平面部52b,52cとを有している。ブレ
ーキシュー52は、平面部52a,52b,52cがそ
れぞれハット部20の内周面に対向するように配設され
ている。ブレーキシュー52の平面部52aには、ライ
ニング36が固定されている。また、平面部52b,5
2cには、それぞれストッパ54,55が固定されてい
る。ストッパ54,55は、それぞれハット部20の内
周面の形状に対応して円弧状に形成されている。ストッ
パ54,55は、ライニング36と同様の耐磨耗性材料
により構成されている。
キ装置50の図3と同様の断面図である。尚、図5にお
いて、上記図3に示す構成と同一の構成部分について
は、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施例
のブレーキ装置50は、ブレーキシュー52を備えてい
る。ブレーキシュー52は、平面部52aとその両側に
形成された平面部52b,52cとを有している。ブレ
ーキシュー52は、平面部52a,52b,52cがそ
れぞれハット部20の内周面に対向するように配設され
ている。ブレーキシュー52の平面部52aには、ライ
ニング36が固定されている。また、平面部52b,5
2cには、それぞれストッパ54,55が固定されてい
る。ストッパ54,55は、それぞれハット部20の内
周面の形状に対応して円弧状に形成されている。ストッ
パ54,55は、ライニング36と同様の耐磨耗性材料
により構成されている。
【0037】ブレーキシュー52は、駐車ブレーキレバ
ーが操作されない状態で、ライニング36とハット部2
0の内周面との間、および、ストッパ54,55とハッ
ト部20の内周面との間にそれぞれ所定の微小な隙間が
形成されるように配置されている。ストッパ54,55
とハット部20の内周面との間の隙間は、ライニング3
6がハット部20に所定量食い込んだ状態で、ストッパ
54,55がハット部20の内周面に当接するように設
定されている。
ーが操作されない状態で、ライニング36とハット部2
0の内周面との間、および、ストッパ54,55とハッ
ト部20の内周面との間にそれぞれ所定の微小な隙間が
形成されるように配置されている。ストッパ54,55
とハット部20の内周面との間の隙間は、ライニング3
6がハット部20に所定量食い込んだ状態で、ストッパ
54,55がハット部20の内周面に当接するように設
定されている。
【0038】ブレーキシュー52は、カム受け穴52d
を備えている。カム受け穴52dには、カム部材32が
収容されている。カム受け穴52dの内周面とカム部材
32の外周面とは摺動可能に係合している。すなわち、
ブレーキシュー52は、カム部材32により回転可能に
支持されている。カム部材32は、その幾何学的な中心
がシャフト24の回転軸に対して図5中右方向に偏心す
るように配設されている。従って、ブレーキシュー52
は、上記第1実施例のブレーキシュー34と同様に、駐
車ブレーキレバーの操作に伴ってシャフト24が回転す
ると、ライニング36がハット部20の内周面に押圧さ
れるまで拡径方向に変位することで、車輪の回転を抑制
する。
を備えている。カム受け穴52dには、カム部材32が
収容されている。カム受け穴52dの内周面とカム部材
32の外周面とは摺動可能に係合している。すなわち、
ブレーキシュー52は、カム部材32により回転可能に
支持されている。カム部材32は、その幾何学的な中心
がシャフト24の回転軸に対して図5中右方向に偏心す
るように配設されている。従って、ブレーキシュー52
は、上記第1実施例のブレーキシュー34と同様に、駐
車ブレーキレバーの操作に伴ってシャフト24が回転す
ると、ライニング36がハット部20の内周面に押圧さ
れるまで拡径方向に変位することで、車輪の回転を抑制
する。
【0039】上記第1実施例の場合と同様に、ライニン
グ36がハット部20の内周面に押圧された状態でディ
スクロータ12が回転すると、ブレーキシュー52が周
方向に変位し、ライニング36がハット部20の内周面
に食い込むことで、セルフサーボ効果が得られる。上述
の如く、ストッパ54,55とハット部20の内周面と
の間の隙間は、ライニング36がハット部20に所定量
食い込んだ状態で、ストッパ54,55がハット部20
の内周面に当接するように設定されている。ストッパ5
4または55がハット部20の内周面に当接すると、ブ
レーキシュー52の更なる変位は阻止される。このた
め、本実施例のブレーキ装置50によれば、ハット部2
0の内周面へのライニング36の所定量を越える食い込
みを防止することができる。これにより、駐車ブレーキ
レバーの操作を解除しても、ライニング36がハット部
20の内周面から離間することができない事態を回避す
ることができる。
グ36がハット部20の内周面に押圧された状態でディ
スクロータ12が回転すると、ブレーキシュー52が周
方向に変位し、ライニング36がハット部20の内周面
に食い込むことで、セルフサーボ効果が得られる。上述
の如く、ストッパ54,55とハット部20の内周面と
の間の隙間は、ライニング36がハット部20に所定量
食い込んだ状態で、ストッパ54,55がハット部20
の内周面に当接するように設定されている。ストッパ5
4または55がハット部20の内周面に当接すると、ブ
レーキシュー52の更なる変位は阻止される。このた
め、本実施例のブレーキ装置50によれば、ハット部2
0の内周面へのライニング36の所定量を越える食い込
みを防止することができる。これにより、駐車ブレーキ
レバーの操作を解除しても、ライニング36がハット部
20の内周面から離間することができない事態を回避す
ることができる。
【0040】また、駐車ブレーキレバーの操作が解除さ
れる際、ストッパ54,55とハット部20の内周面と
の間に作用する押圧力が、ライニング36をハット部2
0から離間させる向きの力として作用する。このため、
本実施例のブレーキ装置50によれば、駐車ブレーキレ
バーの操作が解除された場合に、ライニング36をより
確実にハット部20から離脱させることができる。
れる際、ストッパ54,55とハット部20の内周面と
の間に作用する押圧力が、ライニング36をハット部2
0から離間させる向きの力として作用する。このため、
本実施例のブレーキ装置50によれば、駐車ブレーキレ
バーの操作が解除された場合に、ライニング36をより
確実にハット部20から離脱させることができる。
【0041】尚、上記の実施例においては、ストッパ5
4,55が前記請求項1記載の「変位制限機構」に、相
当している。次に、図6を参照して、本発明の第4実施
例について説明する。本実施例のブレーキ装置60は、
上記第1実施例のブレーキ装置10において、サポート
部16と軸受け23とを一体化した構成を有している。
4,55が前記請求項1記載の「変位制限機構」に、相
当している。次に、図6を参照して、本発明の第4実施
例について説明する。本実施例のブレーキ装置60は、
上記第1実施例のブレーキ装置10において、サポート
部16と軸受け23とを一体化した構成を有している。
【0042】図6は、ブレーキ装置60の要部の断面図
を示す。尚、図6において、上記図2に示す構成と同一
の構成部分については、同一の符号を付してその説明を
省略する。本実施例のブレーキ装置60は、サポート部
材62を備えている。サポート部材62は、車両内側か
らディスクロータ12に対向するようにナックルを介し
て車体に固定されている。サポート部材62は、ハット
部20の内部へ向けて突出するシャフト受け64を有し
ている。サポート部材62は、例えばバーリング加工に
よりシャフト受け64と一体に形成されている。
を示す。尚、図6において、上記図2に示す構成と同一
の構成部分については、同一の符号を付してその説明を
省略する。本実施例のブレーキ装置60は、サポート部
材62を備えている。サポート部材62は、車両内側か
らディスクロータ12に対向するようにナックルを介し
て車体に固定されている。サポート部材62は、ハット
部20の内部へ向けて突出するシャフト受け64を有し
ている。サポート部材62は、例えばバーリング加工に
よりシャフト受け64と一体に形成されている。
【0043】また、ブレーキ装置60は、シャフト66
を備えている。シャフト66は、シャフト受け64によ
り軸周りに回転可能に支持されている。シャフト66の
端部(図6中右側)には、円柱状のカム部66aが形成
されている。カム部66aの形状は、その幾何学的な中
心がシャフト66の回転軸に対して偏心するように構成
されている。
を備えている。シャフト66は、シャフト受け64によ
り軸周りに回転可能に支持されている。シャフト66の
端部(図6中右側)には、円柱状のカム部66aが形成
されている。カム部66aの形状は、その幾何学的な中
心がシャフト66の回転軸に対して偏心するように構成
されている。
【0044】ブレーキ装置60は、また、ブレーキシュ
ー68を備えている。ブレーキシュー68は、カム受け
穴68aを備えている。カム受け穴68aには、シャフ
ト66のカム部66aが収容されている。カム受け穴6
8aの内周面とカム部66aの外周面とは摺動可能に係
合している。すなわち、ブレーキシュー68は、カム部
66aにより回転可能に支持されている。ブレーキシュ
ー68には、ライニング36がハット部20の内周面と
所定の隙間を隔てて対向するように固定されている。
ー68を備えている。ブレーキシュー68は、カム受け
穴68aを備えている。カム受け穴68aには、シャフ
ト66のカム部66aが収容されている。カム受け穴6
8aの内周面とカム部66aの外周面とは摺動可能に係
合している。すなわち、ブレーキシュー68は、カム部
66aにより回転可能に支持されている。ブレーキシュ
ー68には、ライニング36がハット部20の内周面と
所定の隙間を隔てて対向するように固定されている。
【0045】本実施例においても、カム部66aの中心
がシャフト66の回転軸に対して偏心していることで、
上記第1〜第3実施例と同様に、駐車ブレーキレバーが
操作されると、シャフト66の回転に伴ってブレーキシ
ュー68が外径側へ変位する。そして、ライニング36
がディスクロータ12のハット部20の内周面に押圧さ
れることで、車輪の回転が抑制される。
がシャフト66の回転軸に対して偏心していることで、
上記第1〜第3実施例と同様に、駐車ブレーキレバーが
操作されると、シャフト66の回転に伴ってブレーキシ
ュー68が外径側へ変位する。そして、ライニング36
がディスクロータ12のハット部20の内周面に押圧さ
れることで、車輪の回転が抑制される。
【0046】上述の如く、本実施例のブレーキ装置60
は、上記ブレーキ装置10が備えるサポート部材16と
軸受け23とをサポート部材62に一体化した構成を有
している。従って、本実施例のブレーキ装置60におい
ては、第1実施例のブレーキ装置10に比較して、更な
る部品点数の削減が図られている。尚、上記の実施例に
おいては、シャフト66、カム部66a、およびブレー
キシュー68が前記請求項1記載の「駆動機構」に、カ
ム部66a、およびブレーキシュー68が前記請求項2
記載の「カム機構」に、それぞれ相当している。
は、上記ブレーキ装置10が備えるサポート部材16と
軸受け23とをサポート部材62に一体化した構成を有
している。従って、本実施例のブレーキ装置60におい
ては、第1実施例のブレーキ装置10に比較して、更な
る部品点数の削減が図られている。尚、上記の実施例に
おいては、シャフト66、カム部66a、およびブレー
キシュー68が前記請求項1記載の「駆動機構」に、カ
ム部66a、およびブレーキシュー68が前記請求項2
記載の「カム機構」に、それぞれ相当している。
【0047】
【発明の効果】上述の如く、請求項1および2記載の発
明によれば、駐車ブレーキ装置として効果的な動作を確
保しつつ、部品点数を削減すると共に、駐車ブレーキ装
置の省スペース化を図ることができる。
明によれば、駐車ブレーキ装置として効果的な動作を確
保しつつ、部品点数を削減すると共に、駐車ブレーキ装
置の省スペース化を図ることができる。
【図1】本発明の第1実施例である車両の駐車ブレーキ
装置が組み込まれたブレーキ装置の正面図である。
装置が組み込まれたブレーキ装置の正面図である。
【図2】本発明の第1実施例である車両の駐車ブレーキ
装置の要部の断面拡大図である。
装置の要部の断面拡大図である。
【図3】本発明の第1実施例である車両の駐車ブレーキ
装置を図2に示す直線III −III で切断した際の断面図
である。
装置を図2に示す直線III −III で切断した際の断面図
である。
【図4】本発明の第2実施例である車両の駐車ブレーキ
装置の図3と同様の断面図である。
装置の図3と同様の断面図である。
【図5】本発明の第3実施例である車両の駐車ブレーキ
装置の図3と同様の断面図である。
装置の図3と同様の断面図である。
【図6】本発明の第4実施例である車両の駐車ブレーキ
装置の要部の断面図である。
装置の要部の断面図である。
【符号の説明】 10,40,50,60 駐車ブレーキ装置 12 ディスクロータ 16,62 サポート部材 20 ハット部 22 駐車ブレーキユニット 24,66 シャフト 32 カム部材 34,52,68 ブレーキシュー 36 ライニング 38,39 アンカーピン 42,43 スペーサ 54,55 ストッパ 66a カム部
Claims (2)
- 【請求項1】 ハット部を有し、車輪と共に回転するデ
ィスクロータと、前記ハット部の内周面に押圧されるこ
とにより車輪の回転を抑制する摩擦部材とを備える車両
の駐車ブレーキ装置であって、 前記摩擦部材を車体側に保持すると共に、前記摩擦部材
を前記ハット部の径方向に駆動する駆動機構と、 前記摩擦部材の、前記ハット部の周方向への変位を所定
範囲に制限する変位制限機構と、 を備えることを特徴とする車両の駐車ブレーキ装置。 - 【請求項2】 ハット部を有し、車輪と共に回転するデ
ィスクロータと、前記ハット部の内周面に押圧されるこ
とにより車輪の回転を抑制する摩擦部材とを備える車両
の駐車ブレーキ装置であって、 車体に対して軸回りに回転可能に支持されたシャフト
と、 前記シャフトの回転に応じて前記摩擦部材を前記ハット
部の径方向に駆動するカム機構と、 前記摩擦部材の、前記ハット部の周方向への変位を所定
範囲に制限する変位制限機構と、 を備えることを特徴とする車両の駐車ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9950598A JPH11294500A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 車両の駐車ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9950598A JPH11294500A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 車両の駐車ブレーキ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294500A true JPH11294500A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14249134
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9950598A Pending JPH11294500A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 車両の駐車ブレーキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294500A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012527582A (ja) * | 2009-05-19 | 2012-11-08 | ヴィーイー・ヴィエナ・エンジニアリング・フォルシュングス−ウント・エントヴィックルングス・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 摩擦ブレーキ |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP9950598A patent/JPH11294500A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012527582A (ja) * | 2009-05-19 | 2012-11-08 | ヴィーイー・ヴィエナ・エンジニアリング・フォルシュングス−ウント・エントヴィックルングス・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 摩擦ブレーキ |
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