JPH1129946A - コンクリート積みブロック - Google Patents
コンクリート積みブロックInfo
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- JPH1129946A JPH1129946A JP20252497A JP20252497A JPH1129946A JP H1129946 A JPH1129946 A JP H1129946A JP 20252497 A JP20252497 A JP 20252497A JP 20252497 A JP20252497 A JP 20252497A JP H1129946 A JPH1129946 A JP H1129946A
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Abstract
けて吊持、小移動されるものであったため、美観保持が
求められる「つら」表面を損傷させることが多かった。
また、「つら」を下方に向けず保管している場合には積
み上げ、積み下ろし時等において荷姿変換のための人的
作業が必要となり、危険であり且つ非能率であった。 【解決手段】 「つら」の周縁後方の少なくとも一部
に、「合端」面後端より更に後方に突出する引掛け凸部
を設ける。この引掛け凸部を利用して吊持すると「つ
ら」は自動的に水平方向を向き、従来のブロックが有し
ていた問題は一掃される。
Description
岸工事などにおいて、石垣を積み上げる要領で使用され
る間知ブロックタイプのコンクリート積みブロックの構
造に関するものである。
擁壁その他を構築する工法は、従来より広く行われてい
る。この時使用されるブロックが「コンクリート積みブ
ロック」である。このブロックは元来は、石垣を積み上
げる際の石材である「間知石」の代替品であり、一般に
「間知ブロック」と呼ばれている。
式に定義されていないいわゆる通称名であるので本明細
書中では、『石垣を積み上げる際に使用される積み石の
市場形状の一つである「間知石」を模してなるコンクリ
ートブロックであり、図5で示すように、構築後露呈す
ることになる「つらA」を前面とし、その後方に「控え
B」と呼ばれる部分を有するブロックである。また、つ
らAの周囲はブロック積層時隣接するブロックと接触す
る面となる「合端C」を有している。』ものである、と
定義する。但し、「つら」の構造や形状については特に
限定するものではなく、また「控え」の位置や形状につ
いても図5のものに限られるものではないとする。ま
た、通常人力での施工が不可能な大きさのブロックにつ
いては「大型ブロック」と呼び、間知ブロックと区別さ
れることが多いが、本明細書中ではそうした区別はせ
ず、従って定義上大きさに関する規定はしないものとす
る。
A中央部背面側にあって左右対称又はほぼ左右対称であ
り、且つ「控え尻」が「つらA」よりも小さいものが基
本である。このタイプのブロックでは積み上げ作業の
際、隣接するブロックと接触するのは合端部分だけであ
る。そこで作業は、1段ごとに「尻飼い」と呼ばれる部
材(石や煉瓦、瓦又はコンクリートの端材等)を控え尻
にあてがって積み上げ勾配を確保した後に胴込めコンク
リートを打設し、その後次の1段を同様にして積み上げ
胴込めコンクリートを打設する、という順序で行なう。
従って、「尻飼い」の的確な設置、1段ずつしか行なえ
ないコンクリートの打設、等々作業性という点で課題を
含んだブロックである。
尻も隣接するブロックと接触するようにすることで、尻
飼いの省略を可能とし、複数段の積み上げの後に1度の
コンクリートの打設で済むようにしたブロックも開発さ
れた。これには図6(a)のように「つらA」と同面積
の控え尻Dを有する鼓型ブロックと呼ばれるものもある
が、これでは、ブロックで構成される擁壁と裏込めコン
クリート又は裏込め砕石と完全に縁切りされることや、
カーブ積みが困難なことといった問題があるため、同図
(b)の如く控えがつら背面の中央ではなくその片側に
偏り、控え尻の面積がつら面積の1/3程度のブロック
が開発された。図6(a)(b)のようなブロックは、
特に「自立安定型ブロック」と呼ばれ近時高頻度で使用
されている。
クは、種々改良が加えられながら現在に至っているが、
その吊持方法に関しては全く考慮されていない。即ち、
ブロックの控えの狭くなった部分の形状を利用する方法
がそれであり、この控え部分にチェーンやワイヤーを架
けわたし吊持する方法、或いはこの部分にカニ挟み方式
の吊り具(やっとこ、或いはトングなどとも呼ばれてい
る)を当てて吊持する方法、等の方法しかなかった。
ロックの「つら」は必然的に下方を向くことになる。つ
らは、工事終了後露呈することとなる面であり外観上最
も重要な部分であるので、ここが下方を向いたまま吊持
されると、車両への積み下ろしや工事現場での小運搬の
際にこのつらを傷つけるおそれがある。実際、美麗であ
ったつら化粧面が修復不可能な状態まで破損してしまう
といった事態もしばしば発生している。
を行なうという状況下では、本体コンクリートの生成物
であるところの石灰化合物及び未水和セメントの遊離石
灰などが雨水などにより溶出して、大気中の炭酸ガスと
再反応することにより生じる炭酸石灰が表面で白色結晶
するいわゆるエフロレッセンス(白華)の発生が「つ
ら」部分に集中することになり、美観の低下を来し易い
こととなっていた。またエフロレッセンスが一旦発生し
た場合には、つらが下方をむいているために発見されに
くいという欠点があった。
搬を行ない、運搬したブロックを自動車荷台等に載置す
る時にはつらを横向き或いは上向きにするということに
なると、この向きの変換作業、及び一旦横向き或いは上
向きになったブロックを吊り下げ可能な荷姿に戻す作業
は、現実的には「人力」に頼らざるをえないので、配送
担当者や工事作業担当者に多大な肉体的負担を強いるこ
とになっていた。
クの載置形状として、つらが下方を向いたものは存在し
ないのであるから荷姿変換作業は、ブロックの積層時に
もあり、安全性という面でも問題があった。即ち施工現
場は通常、地山の切り取り面との距離が小さく、そして
荷姿変換作業はこの狭い空間内に人が入り込んで行なう
ので作業能率が悪く、また足場も悪いので事故が発生し
やすく、且つ事故発生時に作業者が回避しにくい環境に
あるためである。
諸点に鑑み長年鋭意研究の結果遂に本発明を成し得たも
のでありその特徴とするところは、「つら」「合端」
「控え」を有する間知ブロック型コンクリート積みブロ
ックであって、「つら」の周縁後方の少なくとも一部
に、「合端」面後端よりさらに後方に突出する引掛け凸
部を有している点にある。
あてられ物の表面を指す語句であるが、本明細書では、
構築後露呈することになる本発明ブロックの表面をつら
と呼ぶものとする。通常つらは、その表面に種々の加工
が施された化粧面を形成している。
突出部である。なお「後方」とは、つらが前面に位置す
るように本発明ブロックを置いた時の該つらの背部側を
指す語句である。そして、この「控え」の後端面を特に
「控え尻」という。
位置については限定しない。既述した図5、或いは図6
(a)(b)で示したブロックの控えの構造は、すべて
本発明ブロックの控えの構造として採用可能である。な
おこの中で、図6(b)で示した控え構造を採用した本
発明ブロックは特に好適である(理由は後述)。
て、ブロック積層時隣接するブロックと接触する面であ
り、合い口とも呼ばれる部分である。本発明の最大の特
徴である「引掛け凸部」はこの「合端」の後方に存在
し、ブロックの吊持はこの引掛け凸部を利用して行な
う。例えば「つら」が矩形の場合にはその矩形を形成す
る4辺を前端とする4つの合端面が存在することになる
が、引掛け凸部はこれら4つの合端面すべてに存在して
いなくても良い。また、この引掛け凸部の形状は、ブロ
ックを吊り上げるための吊り具の形状や構造と関連する
ものであるので、引っ掛けるための凸部或いは凸条であ
れば全て本発明に含まれるものとし、特に限定はしな
い。
詳細に説明する。
ック1(以下「本発明ブロック1」という)の一例を示
すものであり図より明らかなように、つら2、合端3、
控え4を有する間知ブロックの一種である。ただ通常の
間知ブロックとは異なり、対向する一対の合端3の後端
位置からそれぞれ後方に突出する形で引掛け凸部5が形
成されている。
すものであり、図より明らかなように本例の本発明ブロ
ック1は、図1のブロックと異なり控え4が片方(図で
は下側)に偏って存在する自立安定型のブロックであ
る。そして引掛け凸部5は、控え4が存在するのとは反
対側に一条だけ存在する。こうした自立安定型のブロッ
クは既述した通り、施工現場で積層する際、基本的に尻
飼いを必要としないブロックであるが、同時にコンクリ
ート養生のためストックヤードに積み上げて保管すると
きにも、トラック荷台に積んでおくときにも尻飼いを必
要としないブロックである。そうした自立安定型のブロ
ックが、本発明ブロック1の如く引掛け突部5を具備し
ていると、この引掛け突部5が上層のブロックの載置面
を実質的に広げることになり、安定性の良好な載置が可
能となる。
発明ブロック1を、吊り具6にて吊持している状態を示
す概略図である。本例の吊り具6は、引掛け凸部5の内
側立ち上がり部分51に嵌まり込んでくるL型板61
と、つら周縁のテーパ部分21に沿うべく先端がわずか
に折曲された平板62、及びワイヤーやクレーンフック
等を掛けるための連結環63とにより構成されている。
吊持に関して吊り具6の平板62は、荷重を受ける部分
ではないので、つら周縁のテーパ部分21に沿った折曲
がなくとも、あるいは平板62自体が存在していなくと
も吊持は可能である。
を1基ずつ吊持するタイプのものであるが、図1の如き
形状のものでも吊持可能であるし、L型板61を長尺に
すれば複数基の本発明ブロック1を一度に吊持すること
が可能となる(図示略)。或いは図4で示す如く、カニ
挟み方式の吊り具7によって吊持するようにしても良
い。この吊り具7では、方向を揃えて並べた一列の本発
明ブロック1の引掛け凸部5(これも当然一列に揃って
いる)に、その棒状部71を引っかけて持ち上げれば、
自動的に保持固定され、これを載置すれば自動的にその
挟持力が解除されるので、人力をほとんど要しない簡単
確実な小運搬が可能である。
数並列させ、各々の吊り具6に本発明ブロック1を吊持
させても他の吊り具6に吊持されたブロックとは離反す
る距離を維持するように全吊り具6を固定したものであ
れば、相当数の本発明ブロックを吊持することができる
(図示略)。なお本発明はブロックの構造に関するもの
であって吊り具についてのものではなく、従って吊持の
ための機器の構造は何ら限定しない。
り、この控え4を下方に位置させて地面や自動車荷台面
上に載置すると、尻飼い等を配置しなくとも、つら2が
ほぼ直立する、というタイプのブロックの場合には、製
造工場で生産されたものを養生させる段階から、擁壁な
どの一部となった段階まで、荷姿を変える必要というも
のがほとんどない。即ち、荷姿変換のための人力が不必
要となり、つら2が長時間下方を向くことがなくなるの
で、エフロレッセンスが少なくともつら2には発生しに
くくなる。
ンクリート積みブロックは、「つら」「合端」「控え」
を有する間知ブロック型コンクリート積みブロックであ
って、「つら」の周縁後方の少なくとも一部に、「合
端」面後端よりさらに後方に突出する引掛け凸部を有し
ているものであることを特徴とするものであり、以下述
べる如き種々の効果を有する極めて高度な発明である。
いので、床や自動車荷台、或いは地面などに載置する際
その化粧面を傷つけることがほとんどない。 引掛け凸部に吊り具を架けるだけで吊持可能となる
ので、吊り具固定のための特別な技術は不必要である。 控えが片方に偏ったタイプのものであれば、保管か
ら小運搬、移送中に至るまで一切荷姿を変換させる必要
がなくなる。
を示す斜視図である。
の例を示す斜視図である。
ブロックの吊持状態の一例を示すものであり、同図
(a)は斜視図、同図(b)は側面図である。
る。
それぞれ示すどちらも斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 「つら」「合端」「控え」を有する間知
ブロック型コンクリート積みブロックであって、「つ
ら」の周縁後方の少なくとも一部に、「合端」面後端よ
りさらに後方に突出する引掛け凸部を有しているもので
あることを特徴とするコンクリート積みブロック。 - 【請求項2】 「控え」が、「つら」の背部の片側に偏
っており、該引掛け凸部は、該「控え」の存在する片側
とは反対側の「合端」面の後端位置に設けられているも
のである請求項1記載のコンクリート積みブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09202524A JP3128732B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | コンクリート積みブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09202524A JP3128732B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | コンクリート積みブロック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1129946A true JPH1129946A (ja) | 1999-02-02 |
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Family
ID=16458926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09202524A Expired - Fee Related JP3128732B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | コンクリート積みブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3128732B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007009678A (ja) * | 2005-05-30 | 2007-01-18 | Kyowa Concrete Industry Co Ltd | 擁壁用ブロック及びこれを用いた擁壁 |
| JP2021173098A (ja) * | 2020-04-28 | 2021-11-01 | 太平洋セメント株式会社 | 間知ブロック |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4079651B1 (en) | 2019-12-19 | 2026-04-22 | T-Arts Company, Ltd. | Toy container |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP09202524A patent/JP3128732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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| Publication number | Publication date |
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| JP3128732B2 (ja) | 2001-01-29 |
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