JPH11299877A - 脱臭体 - Google Patents

脱臭体

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JPH11299877A
JPH11299877A JP10104845A JP10484598A JPH11299877A JP H11299877 A JPH11299877 A JP H11299877A JP 10104845 A JP10104845 A JP 10104845A JP 10484598 A JP10484598 A JP 10484598A JP H11299877 A JPH11299877 A JP H11299877A
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JP
Japan
Prior art keywords
weight
base material
catalyst
metal substrate
stainless steel
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10104845A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiyasu Honda
公康 本田
Masato Hosaka
正人 保坂
Hidenobu Wakita
英延 脇田
Yasuhiro Fujii
康浩 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 琺瑯加工の必要のない金属基材を用いた脱臭
体を提供する。 【解決手段】 金属基材表面の少なくとも一部、または
無機質材料層を表面に設けた金属基材の少なくとも一部
に、脱臭機能を有する被膜層を被覆する構成の脱臭体に
おいて、少なくともCrを18重量%以上、Niを8重
量%以上、Moを3重量%以上含むステンレス鋼を金属
基材に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱臭体の耐食性向上
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活空間の快適性向上を目的とし
て、生活臭の脱臭技術が注目され、年々技術も進歩して
いる。空気清浄器などに用いられている脱臭法の一つ
に、循環する空気の通過経路に設けた触媒体で脱臭を行
うものがある。この方法では、触媒体の被膜層に吸着あ
るいは接触した臭気成分を、触媒体の触媒作用により低
温で分解することが出来る。この方法は吸着剤で臭気成
分を吸着するだけの吸着方式と異なり、交換やメンテナ
ンスの必要がなく、触媒体を加熱することで前記触媒体
の再生が可能なのが特徴である。
【0003】前記被膜層は、主に臭気物質を吸着するた
めの吸着剤と、吸着した臭気物質を低温で分解するため
の触媒と結合剤から構成されている。基材には石英、ア
ルミナなどのセラミック材料や、琺瑯用鋼板やアルミの
金属材料にガラス層を被覆した琺瑯基板が主に用いられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】脱臭体の基材には石
英、アルミナ等のセラミック材料を用いることもできる
が、落下に対する強度に課題があり、作業工程あるいは
製品運搬における十分な管理が必要となる。そこで一般
的には金属材料が前記基材に用いられることが多い。こ
の場合、前述したような金属基材を用いる時は、腐食防
止のために琺瑯加工しガラス層を緻密に被覆する必要が
ある。
【0005】前記金属材料に腐食を発生させるメカニズ
ムは次のとおりである。臭気の脱臭工程を繰り返すこと
により、生活空間に存在するClあるいはSを含む物質
が、触媒体表面にしだいに蓄積され、多湿環境における
水分の存在によりこれがHClやH2SO4となり、金属
基材を腐食される。
【0006】しかしながら琺瑯加工をするのはコスト、
手間がかかる。また琺瑯にはピンホールが発生すること
もある。前記ピンホールは腐食の原因となり、長期間の
使用、あるいは酸やアルカリが存在し、腐食しやすい環
境での使用であればなおさら腐食する可能性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、金属基材の表面の少なくとも一部、または
無機質材料層を表面に設けた金属基材の表面の少なくと
も一部に、脱臭機能を有する被膜層を被覆した脱臭体に
おいて、前記金属基材がステンレス鋼であり、前記ステ
ンレス鋼は、Crを18重量%以上、かつNiを8重量
%以上、かつMoを3重量%以上含むことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては、触媒体の金属
基材に直接被膜層を被覆するか、または前記金属基材に
無機質材料を付着させ、前記被膜層を被覆する構成とす
る。こうすると、琺瑯用鋼板やアルミの金属材料にガラ
ス層を緻密に被覆する琺瑯加工をしなくてもよい。しか
し前記触媒体の前記金属基材は、腐食し易い環境におか
れることになる。そこで前記金属基材に塩、硫酸に対す
る耐腐食性の高い基材を選択した。
【0009】オーステナイト系ステンレス鋼はクロムと
ニッケルを含むステンレスで、耐食性の高い鉄鋼材料で
あり、Cr18重量%、Ni8重量%のステンレスが1
8−8ステンレスと呼ばれ、オーステナイト系ステンレ
ス鋼の標準的な組成である。本発明はさらなる耐食性を
実現するため、オーステナイト系ステンレスにMoを3
wt%以上添加した金属基材を用いる。これにより、前
記触媒体の耐食性が著しく向上することを見い出した。
なお本発明において前記金属基材の形状は任意である。
【0010】次に前記金属基材表面に付着させる無機質
材料は、シリカ、酸化鉄、酸化クロム、ジルコニアなど
を用い、リン酸アルミニウム、シリカゾル、金属アルコ
キシドなどの結合剤で前記金属基材表面に付着させるこ
とが可能である。この場合、琺瑯を形成するときのよう
に緻密にする被膜を形成する必要はなく、脱臭機能を有
する被膜の密着性が向上する程度の粗い状態に前記金属
基材に付着させるだけで良い。付着させる方法としては
スプレー法が望ましい。
【0011】また前記触媒体の脱臭機能を有する被膜層
は、主に臭気物質を吸着するための吸着剤と、吸着した
臭気物質を低温で分解するための触媒材料と結合剤から
構成する。吸着剤にはアルミナ、ゼオライト、珪酸マグ
ネシウムなどがあげられるが、とくにゼオライトが有効
である。触媒材料はPt、Pd、Rh、Ru、Irの貴
金属やMnO2に代表される金属酸化物触媒を用いるこ
とが可能である。結合剤にはアルミナ、シリカを含む無
機系結合剤があげられる。前記吸着剤および前記触媒材
料は吸着あるいは分解させる化学物質によって選択する
必要がある。
【0012】前記被膜層を前記金属基材に形成するには
種々の方法を用いることが可能である。例えばスプレー
塗装法、ディップ塗装法、静電塗装法、ロールコート
法、スクリーン印刷法が上げられる。
【0013】(実施例1)本発明を用いた具体的実施例
を以下に説明する。まずサンプルの作製について説明す
る。表1に示すMo含有量の異なるオーステナイト系ス
テンレスの板材(50mm×50mm×1mmt)、琺
瑯基板(アルミ板材)を準備した。次に吸着剤、触媒、
結合剤を混合し、スラリーを作製した。配合量は銅イオ
ン交換A型ゼオライト20重量%、Pt0.2重量%、
シリカゾル40重量%、残分はアルミナ量とした。前記
スラリーをスプレー塗装法で表1に示す基材に塗膜後、
400℃で焼成し、被膜層を被覆した。被膜層重量は全
て1gとなるようにした。
【0014】次に表1のサンプルA〜Qについて表2の
耐食性試験を実施した。この試験条件は生活空間での使
用することを考慮し、塩素、硫酸に対する腐食の加速試
験となるように設定した。表2の行程を1サイクルとし
ている。なお加速は20サイクルで10年に相当する。
結果は表1のとおりである。なお表1において○は腐食
発生無し、×は腐食発生を意味する。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】Mo添加量の影響をみるためにサンプルA
〜Fを比較した。Crを18重量%、Niを8重量%の
とき、Moの添加量が3重量%以上の金属基材において
は30サイクルで腐食の発生は見られなかった。
【0018】Cr添加量の影響をみるためにサンプルA
およびサンプルG〜Kを比較した。Niを8重量%、M
oを3重量%のとき、Crの添加量が18重量%以上の
金属基材においては30サイクルで腐食の発生は見られ
なかった。
【0019】Ni添加量の影響をみるためにサンプルD
およびサンプルL〜Qを比較した。Crを18重量%、
Moを3重量%のとき、Niの添加量が8重量%以上の
金属基材においては30サイクルで腐食の発生は見られ
なかった。
【0020】以上のように少なくともCrを18重量%
以上、Niを8重量%以上、Moを3重量%以上のステ
ンレス鋼を金属基材を用いた触媒体において、塩、硫酸
に対しての耐食効果が確認された。
【0021】なお、本実施例では、琺瑯基板の上に触媒
層を形成したが、上記ステンレス板上に触媒層を形成し
たものも、高い耐食性を有することを確認した。
【0022】
【発明の効果】本発明により、触媒体の基材に破損しや
すく、作業工程あるいは製品運搬における十分な管理が
必要となる石英やセラミック基板を用いる必要はなく、
金属基材を用いることが可能となる。さらに本発明では
金属基材を用いているが、コストと手間のかかる琺瑯加
工の必要はなく、製造コスト低減になる。
フロントページの続き (72)発明者 藤井 康浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属基材の表面の少なくとも一部、また
    は無機質材料層を表面に設けた金属基材の表面の少なく
    とも一部に、脱臭機能を有する被膜層を被覆した脱臭体
    において、前記金属基材がステンレス鋼であり、前記ス
    テンレス鋼は、Crを18重量%以上、かつNiを8重
    量%以上、かつMoを3重量%以上含むことを特徴とす
    る脱臭体。
JP10104845A 1998-04-15 1998-04-15 脱臭体 Withdrawn JPH11299877A (ja)

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