JPH11317585A - 電子機器および回路基板支持装置 - Google Patents

電子機器および回路基板支持装置

Info

Publication number
JPH11317585A
JPH11317585A JP12196398A JP12196398A JPH11317585A JP H11317585 A JPH11317585 A JP H11317585A JP 12196398 A JP12196398 A JP 12196398A JP 12196398 A JP12196398 A JP 12196398A JP H11317585 A JPH11317585 A JP H11317585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
spacer
metal surface
external metal
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12196398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3815528B2 (ja
Inventor
Osamu Ueno
修 上野
Daisuke Iguchi
大介 井口
Hitoshi Aragaki
均 新垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP12196398A priority Critical patent/JP3815528B2/ja
Publication of JPH11317585A publication Critical patent/JPH11317585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3815528B2 publication Critical patent/JP3815528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 共振放射の発生を本質的に防止できるととも
に、回路グランド電位の安定化を実現でき、さらには配
線などからの放射も遮蔽・抑制できるようにする。 【解決手段】 回路基板1と外部金属面2とを、回路基
板1の周辺部において周辺方向に所定以上の長さに渡っ
て回路基板1および外部金属面2と接触する壁状の導電
性のスペーサ3を介して、固定する。スペーサ3を複
数、隣接するスペーサの間に回路基板1を支持し得るよ
うに、対向させて配置して、回路基板1を着脱できる、
または複数の回路基板を収納するラック構造の回路基板
支持装置とすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回路基板をスペ
ーサを介して筐体やフレームなどの外部金属面に固定し
た電子機器(電気機器)、またはスペーサによって回路
基板を支持する装置、特に回路基板からの不要な電磁波
ノイズの発生を防止するようにした電子機器または回路
基板支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の電子機器では、図13に示
すように、回路基板31を、その例えばコーナー4点に
おいて、それぞれ柱状(ピン状)のスペーサ33を介
し、ネジ34によって、筐体やフレームなどの構造体自
体ないしこれに設けられた金属面である外部金属面32
に固定するが、回路基板31内のグランド電位を安定化
させるためには、スペーサ33を金属スペーサとして、
回路基板31のグランド面と外部金属面32とを電気的
に接続することが望ましい。
【0003】しかし、そうすると、今日のように回路基
板31上で用いる信号のスイッチング速度を速くする場
合には、回路基板31で発生した高周波ノイズがスペー
サ33を介して外部金属面32に伝播して、スペーサ3
3間の距離に対応した共振電流などが流れ、大きな放射
ノイズが発生するという問題を生じる。
【0004】そこで、特開平7−225634号には、
回路基板のグランド層と導電性の本体フレームとを複数
の接続点で電気的に接続する場合に、回路基板上でグラ
ンド層を抵抗部材を介して接続パッドに接続することに
よって、回路基板から本体フレームに流れ込むノイズ電
流を抑制する方法が示されている。
【0005】また、特開平9−23083号には、回路
基板のシグナルグランドとフレームグランドを形成する
筐体とを柱状の金属スペーサによって電気的に接続する
場合に、金属スペーサの周面に磁性体コアを装着し、ま
たは金属スペーサとシグナルグランドもしくは筐体との
間に抵抗シートを介在させることによって、回路基板か
ら筐体に流れ込むノイズ電流を抑制する方法が示されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平7−225634号または特開平9−23083号
に示された従来の方法は、一方で、回路基板と外部金属
面とを複数の柱状スペーサによって接続することに変わ
りがないため、スペーサ間の距離に対応した共振放射の
発生を本質的に防止することができないとともに、他方
で、抵抗部材や磁性体コアによって回路グランド電位を
安定化させるための電流を抑制してしまうため、回路グ
ランド電位の不安定化による新たなノイズの発生を招い
てしまう欠点がある。
【0007】そこで、この発明は、共振放射の発生を本
質的に防止することができるとともに、回路グランド電
位の安定化を実現することができ、さらには配線などか
らの放射も遮蔽・抑制することができるようにしたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明(請求項1の
発明)では、回路基板と外部金属面とを、前記回路基板
の周辺部において周辺方向に所定以上の長さに渡って前
記回路基板および前記外部金属面と接触する壁状の導電
性のスペーサを介して、固定する。
【0009】この場合、前記スペーサは、前記回路基板
の全周の80%以上の長さに渡るものとすることが望ま
しい。
【0010】また、前記スペーサによって、前記回路基
板のグランド面と前記外部金属面とを電気的に接続する
ことが望ましい。
【0011】また、前記回路基板のグランド層と前記外
部金属面との間に、前記回路基板の電源層を配置するこ
とが望ましい。
【0012】また、前記スペーサの断面形状を概略U字
状とし、その一方の鍔部を前記回路基板に接触させ、他
方の鍔部を前記外部金属面に接触させることができる。
【0013】また、前記スペーサは、弾性変形して前記
回路基板および前記外部金属面と接触するものとするこ
とが望ましい。
【0014】また、前記スペーサに配線接続部を取り付
けることができる。
【0015】また、前記スペーサに微小な穴を多数、設
けることができる。
【0016】さらに、前記外部金属面は、他の回路基板
に設けられた金属面とすることができる。
【0017】第2の発明(請求項10の発明)では、回
路基板の周辺部において周辺方向に所定以上の長さに渡
って回路基板と接触し得る壁状の導電性のスペーサを、
複数、隣接するスペーサの間に回路基板を支持し得るよ
うに、対向させて配置する。
【0018】この場合、前記回路基板を前記隣接するス
ペーサに対して着脱可能にするとともに、前記回路基板
の非装着時には前記隣接するスペーサが互いに接触する
ものとすることができる。
【0019】なお、壁状スペーサは、一定の損失を持た
せることもできる。
【0020】
【作用】上記のように構成した第1の発明においては、
従来のように柱状スペーサを間隔を置いて配置するので
はなく、回路基板の周辺方向に所定以上の長さに渡る壁
状スペーサを配置するため、従来のような柱状スペーサ
間の距離に起因する共振放射の発生を本質的に防止する
ことができる。
【0021】また、従来のように数本の柱状スペーサを
介して回路基板のグランド面と外部金属面とを接続する
のではなく、回路基板の周辺方向に所定以上の長さに渡
る壁状スペーサを介して回路基板のグランド面と外部金
属面とを接続するため、接続部のインピーダンスを従来
より大幅に低下させることができ、回路グランド電位が
安定化して、回路グランド電位の不安定化によるノイズ
の発生を防止することができるとともに、接続部のイン
ピーダンスに起因する放射ノイズの発生を防止すること
ができる。
【0022】上記のように構成した第2の発明において
は、回路基板を着脱できる、または複数の回路基板を収
納するラック構造の回路基板支持装置において、第1の
発明におけるのと同様の効果を得ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の電子機器の一
実施形態を示す。
【0024】この実施形態では、同図(a)に示すよう
に、回路基板1と外部金属面2との間に介在させる壁状
の導電性のスペーサ3を、回路基板1の全周を取り囲ん
で回路基板1および外部金属面2と接触するものとし、
回路基板1のコーナー4点でネジ4によって、回路基板
1をスペーサ3を介して外部金属面2に固定する。
【0025】また、この実施形態では、同図(b)に示
すように、スペーサ3を、金属によって、断面形状が概
略U(ユー)字状の板バネとして形成し、スペーサ3が
回路基板1および外部金属面2に固定されていない状態
では、同図(c)に示すように、スペーサ3の2つの鍔
部3aおよび3bが、互いに平行な状態に対して、それ
ぞれ角度θだけ開いた状態にあり、ネジ4によってスペ
ーサ3を回路基板1および外部金属面2に固定したと
き、鍔部3aおよび3bが、それぞれ弾性変形して、互
いに平行となるようにする。
【0026】これによって、ネジ4の本数を増加させる
ことなく、回路基板1を外部金属面2に安定に固定する
ことができるとともに、鍔部3aおよび3bが回路基板
1および外部金属面2に確実に接触して、回路基板1と
外部金属面2とを電気的に確実に接続することができ
る。
【0027】図2(a)(b)は、回路基板1の内部構
造と接続部分の一例を示す。この例では、回路基板1の
下面(外部金属面と対向する面)の周辺部に、表面パッ
ド5を所定の幅で形成して、この表面パッド5をビア6
およびネジ穴を兼ねたビア6’を介して回路基板1内の
グランド層7に、直流から高周波までの周波数域に渡っ
て低インピーダンスで接続する。そして、この表面パッ
ド5をスペーサ3と接触させることによって、グランド
層7をスペーサ3に、さらには外部金属面に、低インピ
ーダンスで電気的に接続する。ビア6のピッチは、でき
るだけ細かい方が良く、望ましくは5cm以下、より望
ましくは2cm以下とする。
【0028】回路基板1の、ノイズ電流を発生しやすい
電源層8や配線9は、この発明の後述する放射遮蔽効果
を有効に利用するために、グランド層7より内側に、す
なわちグランド層7と外部金属面との間に、配置するこ
とが望ましい。
【0029】この発明の電子機器の作用および効果を、
従来の電子機器と比較して示す。図3(a)は、図13
に示した従来の電子機器、(b)は、特開平7−225
634号または特開平9−23083号に示された従来
の電子機器、(c)は、この発明の上述した実施形態の
電子機器を、それぞれ示す。
【0030】まず、この発明では、従来のように柱状の
スペーサ33を間隔を置いて配置するのではなく、回路
基板1の周辺方向に所定以上の長さに渡る壁状のスペー
サ3を配置するため、従来のようなスペーサ33間の距
離に起因する共振放射(共振電流12、放射ノイズ1
3)の発生を本質的に防止することができる。以下、こ
れを基本効果と称する。
【0031】次に、この発明では、従来のように数本の
柱状のスペーサ33を介して回路基板31のグランド層
11と外部金属面32とを接続するのではなく、回路基
板1の周辺方向に所定以上の長さに渡る壁状のスペーサ
3を介して回路基板1のグランド層7と外部金属面2と
を接続するため、接続部のインピーダンスを従来より大
幅に低下させることができ、回路グランド電位が安定化
して、回路グランド電位の不安定化によるノイズの発生
を防止することができるとともに、接続部のインピーダ
ンス(17)に起因する放射ノイズ(18)の発生を防
止することができる。以下、これをグランド電位安定化
効果と称する。
【0032】さらに、この発明の上述した実施形態で
は、回路基板1と外部金属面2との間が回路基板1の全
周に渡ってスペーサ3で覆われているため、回路基板1
のグランド層7、スペーサ3および外部金属面2によっ
て、ほぼ完全に密閉されたシールドケースが形成される
ことになり、シールドケースの内部に位置する電源層や
配線(14)から発生する放射ノイズ(電流15、放射
16)を遮蔽することができる。以下、これを放射遮蔽
効果と称する。
【0033】壁状のスペーサ3は、回路基板1の全周に
渡るものが望ましいが、必ずしも回路基板1の全周に渡
るものでなくてもよい。図4は、壁状スペーサを回路基
板の全周に渡るものとしない場合の例を示す。
【0034】同図(a)は、回路基板1の一辺のみに渡
って壁状のスペーサ3Aを配置し、対向する辺の両コー
ナーに柱状のスペーサ33を配置する場合であり、同図
(b)は、回路基板1の一辺をスペーサのない開口部と
し、他の三辺に渡って壁状のスペーサ3Bを配置する場
合であり、同図(c)は、4分割した壁状のスペーサ3
Cを、回路基板1のそれぞれのコーナーを含む周辺部に
配置して、回路基板1のそれぞれの辺の一部を開口部と
する場合であり、同図(d)は、回路基板1の一辺の両
コーナーに柱状のスペーサ33を配置し、対向する辺側
に、その辺側の基板部分を取り囲むように壁状のスペー
サ3Dを配置する場合である。ただし、これらを組み合
わせ、または変形した形態も可能である。
【0035】図4の各例のように、回路基板1の全周に
渡る壁状スペーサを設けず、回路基板1の周辺の一部に
開口部が存在すると、上記の放射遮蔽効果は低下する
が、基本効果およびグランド電位安定化効果は発揮され
る。
【0036】図5は、この開口部の影響を調べた結果を
示し、A4サイズの回路基板の全周の長さに対する、非
開口部、すなわち壁状スペーサが位置する部分の長さの
割合を、被覆率として、その被覆率に対する放射強度の
変化を測定し、プロットしたものである。
【0037】図5から明らかなように、被覆率が40%
未満であると、放射遮蔽効果を期待できないが、被覆率
を40%以上にすると、被覆率を大きくするほど放射が
低減し、基板全周の80%以上の範囲に壁状スペーサを
設けて被覆率を80%以上にすれば、基板全周に壁状ス
ペーサを設けて被覆率を100%にした場合と同程度の
放射遮蔽効果を得ることができる。ただし、この測定は
主として放射遮蔽効果を観測したもので、被覆率が40
%未満でも、他の基本効果およびグランド電位安定化効
果は発揮される。
【0038】また、壁状スペーサは全体が導電体である
ことが望ましいが、通気や後述するケーブル挿入などの
ために、壁状スペーサの図1(c)に示すような壁面部
3cに穴や開口を設けてもよい。特に、壁面部3cに多
数の微小な穴を設ける場合には、穴に起因する新たな放
射の発生や放射遮蔽効果の低下を防止しつつ、十分な通
気性を確保することができる。
【0039】さらに、この発明の効果をシミュレーショ
ンによって確認した。図6は、その結果を示し、170
mm×110mmの回路基板上に80mmのマイクロス
トリップラインが形成されているときの放射スペクトル
の、モーメント法による計算結果である。
【0040】破線が、回路基板のコーナー4点で、柱状
の金属スペーサを介して、回路基板のグランド面と外部
金属面とを接続した従来の電子機器の放射スペクトル、
実線が、この発明の一実施形態の、回路基板の全周に渡
る壁状スペーサを介して、回路基板のグランド面と外部
金属面とを接続した電子機器の放射スペクトルである。
【0041】図6から明らかなように、この発明では、
全ての周波数域で放射強度Eが大きく減少するととも
に、従来機器において観測された700MHz付近の放
射ピークが消失した。700MHz付近の放射ピーク
は、従来機器において柱状スペーサ間のループによって
新たに発生する共振モードであり、この発明によれば、
この新たな共振放射の発生を防止できることが確認でき
た。全周波数帯における大きな放射低減は、この発明の
上述したグランド電位安定化効果と放射遮蔽効果による
ものと考えられる。
【0042】壁状スペーサの断面形状は、図1に示した
ような概略U字状に限らず、概略S(エス)字状、概略
I(アイ)字状、中空のまたは中空でない円形状ないし
楕円形状、中空のまたは中空でない四角形状などでもよ
い。
【0043】図7は、壁状スペーサの断面形状を概略S
字状にした場合で、同図(a)は、回路基板1の下面
(外部金属面2と対向する面)にグランド面が形成され
ている場合であり、同図(b)は、回路基板1の上面に
グランド面が形成されている場合である。また、(a)
(b)は、それぞれ、壁状のスペーサ3を別個のネジ4
aおよび4bによって回路基板1および外部金属面2に
固定する場合であるが、同図(c)に示すように、スペ
ーサ3を共通のネジ4によって回路基板1および外部金
属面2に固定することもできる。
【0044】この発明では、通常は、図2(a)に示し
たように、回路基板1のグランド面(表面パッド5)と
スペーサ3とを直結するが、目的によっては、回路基板
のグランド面と壁状スペーサとを適当な回路素子を介し
て接続してもよい。
【0045】図8は、その場合の一例を示す。この例で
は、回路基板1の表面に、ビア25によって内部のグラ
ンド層に接続された表面グランドパッド22と、壁状ス
ペーサと直結されるスペーサパッド23とを形成し、表
面グランドパッド22とスペーサパッド23とを、両者
にまたがるように回路基板1に取り付けた回路素子24
を介して接続する。回路素子24としては、抵抗素子、
インダクタンス、コンデンサなどを用いることができ
る。この接続部分のインピーダンスが増加すると、上記
のグランド電位安定化効果が抑制されるが、他の基本効
果および放射遮蔽効果は発揮される。ネジ穴26は、図
1などに示したネジ4を挿入するものである。
【0046】壁状スペーサは、通常は低インピーダンス
の金属によって形成するが、壁状スペーサに、数オーム
程度以下の直流抵抗の損失を持たせてもよい。この場合
も、損失の増加によってグランド電位安定化効果が抑制
されるが、他の基本効果および放射遮蔽効果は発揮され
る。
【0047】回路基板を外部に接続する方法としては、
図9、図10または図11に示すような方法をとること
ができる。
【0048】図9は、回路基板1の上面にレセプタクル
42を取り付けて、回路基板1上の配線と接続し、レセ
プタクル42にプラグ43を装着して、ケーブル44を
外部金属面2上に引き出す場合であり、図10は、回路
基板1の下面にレセプタクル42を取り付けて、回路基
板1上の配線と接続し、壁状のスペーサ3の内側におい
て、レセプタクル42にプラグ43を装着して、ケーブ
ル44をスペーサ3に形成した開口45に通して外部金
属面2上に引き出す場合である。
【0049】さらに、図11(a)(b)は、壁状のス
ペーサ3に形成した開口にレセプタクル42を取り付け
て、内部配線46によって回路基板1上の配線と接続
し、スペーサ3の外側において、レセプタクル42にプ
ラグ43を装着する場合である。
【0050】特に、図11のようにスペーサ3にコネク
タ41を取り付ける方法は、(1)ケーブル44と外部
金属面2との距離が近くなるため、相互インピーダンス
が小さくなり、コモンモードノイズの発生を防止するこ
とができる、(2)コネクタ41によってスペーサ3の
開口が塞がれ、放射遮蔽効果に優れる、(3)回路基板
1上にコネクタを設けないため、回路基板1上のスペー
スを有効に利用することができる、などの利点がある。
【0051】図示した例は、いずれも回路基板1より外
部金属面2の方が大きい場合であるが、回路基板と外部
金属面が同じ大きさでも、また外部金属面より回路基板
の方が大きくても、この発明を適用することができる。
外部金属面より回路基板の方が大きい場合には、壁状ス
ペーサを回路基板の最外周部より内側の周辺部に設けれ
ばよい。
【0052】また、外部金属面は、金属板の構造体自
体、ないし金属以外の構造体に設けられた金属面(金属
層)のほかに、他の回路基板に設けられた金属面(金属
層)であってもよい。後者の場合には、複数の回路基板
が積層されて、それら回路基板が壁状スペーサを介して
結合されることになり、その結合された複数の回路基板
につき、上記の効果が実現される。
【0053】なお、図示した例は、回路基板1と外部金
属面2とを壁状のスペーサ3を介して、ネジ4によって
固定する場合であるが、ネジ以外の固定具または導電性
接着剤などによって固定してもよい。
【0054】この発明は、回路基板を着脱できる、また
は複数の回路基板を収納するラック構造の回路基板支持
装置にも適用することができ、その場合でも、上述した
基本効果、グランド電位安定化効果および放射遮蔽効果
を得ることができる。図12は、この場合の一実施形態
を示す。
【0055】この実施形態では、同図(a)に示すよう
に、回路基板1は、表裏両面の全周に渡って、内部のグ
ランド層と直接または間接的に接続された表面パッド5
2を有し、一辺に端子部53を設け、対向する辺に、装
置ケースの表面カバーを構成し、または外部との接続用
コネクタを取り付けるパネル54を設けたものとする。
【0056】同図(b)に示すように、壁状のスペーサ
3は、回路基板1の全周に渡って表面パッド52と接触
する枠状のものにするとともに、図1(c)に示したよ
うな弾性変形部(鍔部)3a,3bを有するものとす
る。ただし、この場合には、スペーサ3を回路基板1に
固定しないので、ネジ穴は不要である。
【0057】そして、図12(c)に示すように、上記
のスペーサ3を複数、所定間隔で配置して、それぞれの
弾性変形部3a,3b間の壁面部を、装置ケース59に
固定し、装置ケース59のバックボード58には、それ
ぞれ回路基板1の端子部53が差し込まれるソケット5
7を取り付け、バックボード58を介して信号が伝送さ
れるようにする。
【0058】隣接する2つのスペーサの間に回路基板1
を挿入しないときには、その2つのスペーサのうちの一
つの片側の弾性変形部3aと、もう一つの片側の弾性変
形部3bとが、それぞれ外側に開いた状態で互いに接触
するようにする。
【0059】隣接する2つのスペーサの間に回路基板1
を挿入すると、挿入された回路基板1に押されて、上記
の弾性変形部3aおよび3bが、それぞれ内側に弾性変
形し、挿入された回路基板1の表裏の表面パッド52と
弾性的に接触して、表面パッド52とこれを挟持する2
つのスペーサとの間で良好な電気伝導性が得られる。
【0060】隣接する2つのスペーサの間に回路基板1
を挿入しないとき、その2つのスペーサの間に隙間が形
成されるようにしてもよいが、上記のように2つのスペ
ーサが互いに接触して、その間に隙間が生じないように
すれば、放射遮蔽効果が高まるという利点がある。
【0061】また、弾性変形部3a,3bは、上記のよ
うにスペーサ3を金属板バネとすることによって形成す
るほか、スペーサ3を導電ゴム、その他の導電性を有す
る弾性材料により形成することによって得ることもでき
る。
【0062】この実施形態によれば、スペーサ3を介し
て複数の回路基板のグランド面を接続することができる
ので、新たな共振放射などを生じることなく、回路グラ
ンド電位を安定化することができるとともに、スペーサ
3による遮蔽作用によって、放射ノイズを大幅に減少さ
せることができる。
【0063】なお、上記の例は、スペーサ3の位置を固
定し、弾性変形部3a,3bの弾性変形によって回路基
板1とスペーサ3の接触を保持する場合であるが、スペ
ーサ3をその配列方向に移動できるようにし、回路基板
1の挿入後、機械的圧力を加える適当な手段によってス
ペーサ3を一方向に押すことによって、回路基板1が一
定の圧力で支持され、回路基板1とスペーサ3の接触が
保持されるようにしてもよい。
【0064】この場合の圧力印加手段は、装置ケース5
9の内外の、いずれに設けてもよい。また、必要に応じ
て、回路基板1の移動に伴ってソケット57がバックボ
ード58上で移動するように構成することができる。
【0065】このように圧力印加手段によって回路基板
1とスペーサ3の接触を保持する場合でも、隣接する2
つのスペーサの間に回路基板1を挿入しないとき、その
2つのスペーサが互いに接触するようにすれば、回路基
板非収納部の放射遮蔽効果が高まる。
【0066】また、図12の例は、スペーサ3を四辺が
閉じた構成とする場合であるが、例えば、スペーサ3を
装置ケース59のパネル54側の辺部のない形状にして
パネル54と接触させるなど、壁状スペーサは一辺部な
どに開口部を有するものでもよい。この場合、放射遮蔽
効果は幾分低下するが、他の基本効果およびグランド電
位安定化効果は十分に発揮される。
【0067】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、共
振放射の発生を本質的に防止することができるととも
に、回路グランド電位の安定化を実現することができ、
さらには配線などからの放射も遮蔽・抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子機器の一実施形態を示す図であ
る。
【図2】回路基板の内部構造と接続部分の一例を示す図
である。
【図3】この発明の電子機器の作用を従来の電子機器と
比較して示す図である。
【図4】壁状スペーサを回路基板の全周に渡るものとし
ない場合の例を示す図である。
【図5】この発明の電子機器におけるスペーサ被覆率と
放射強度との関係の測定結果を示す図である。
【図6】この発明の効果をシミュレーションによって確
認した結果を示す図である。
【図7】壁状スペーサの断面形状を概略S字状にした場
合の例を示す図である。
【図8】回路基板のグランド面と壁状スペーサとを回路
素子を介して接続する場合の例を示す図である。
【図9】回路基板を外部に接続する方法の一例を示す図
である。
【図10】回路基板を外部に接続する方法の他の例を示
す図である。
【図11】回路基板を外部に接続する方法のさらに他の
例を示す図である。
【図12】この発明の回路基板支持装置の一実施形態を
示す図である。
【図13】従来の電子機器の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 回路基板 2 外部金属面 3 スペーサ(壁状スペーサ) 3a,3b 弾性変形部(鍔部) 5 表面パッド 6 ビア 7 グランド層 8 電源層 9 配線 41 コネクタ 44 ケーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 9/00 H05K 9/00 G

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板と外部金属面とが、前記回路基板
    の周辺部において周辺方向に所定以上の長さに渡って前
    記回路基板および前記外部金属面と接触する壁状の導電
    性のスペーサを介して、固定された電子機器。
  2. 【請求項2】請求項1の電子機器において、 前記スペーサが、前記回路基板の全周の80%以上の長
    さに渡ることを特徴とする電子機器。
  3. 【請求項3】請求項1の電子機器において、 前記スペーサによって、前記回路基板のグランド面と前
    記外部金属面とが電気的に接続されていることを特徴と
    する電子機器。
  4. 【請求項4】請求項1の電子機器において、 前記回路基板のグランド層と前記外部金属面との間に、
    前記回路基板の電源層が配置されていることを特徴とす
    る電子機器。
  5. 【請求項5】請求項1の電子機器において、 前記スペーサの断面形状が概略U字状で、その一方の鍔
    部が前記回路基板に接触し、他方の鍔部が前記外部金属
    面に接触していることを特徴とする電子機器。
  6. 【請求項6】請求項1の電子機器において、 前記スペーサが、弾性変形して前記回路基板および前記
    外部金属面と接触していることを特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】請求項1の電子機器において、 前記スペーサに配線接続部が取り付けられていることを
    特徴とする電子機器。
  8. 【請求項8】請求項1の電子機器において、 前記スペーサに微小な穴が多数、設けられていることを
    特徴とする電子機器。
  9. 【請求項9】請求項1の電子機器において、 前記外部金属面が、他の回路基板に設けられた金属面で
    あることを特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】回路基板の周辺部において周辺方向に所
    定以上の長さに渡って回路基板と接触し得る壁状の導電
    性のスペーサが、複数、隣接するスペーサの間に回路基
    板を支持し得るように、対向して配置された回路基板支
    持装置。
  11. 【請求項11】請求項10の回路基板支持装置におい
    て、 前記回路基板が前記隣接するスペーサに対して着脱可能
    にされるとともに、前記回路基板の非装着時には前記隣
    接するスペーサが互いに接触することを特徴とする回路
    基板支持装置。
JP12196398A 1998-05-01 1998-05-01 電子機器 Expired - Fee Related JP3815528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12196398A JP3815528B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12196398A JP3815528B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11317585A true JPH11317585A (ja) 1999-11-16
JP3815528B2 JP3815528B2 (ja) 2006-08-30

Family

ID=14824233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12196398A Expired - Fee Related JP3815528B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3815528B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003131301A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Casio Comput Co Ltd 部材取付構造
JP2009138961A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Panasonic Corp 空気調和機
WO2010047149A1 (ja) * 2008-10-24 2010-04-29 株式会社日立製作所 ノイズ評価装置
JP2013084931A (ja) * 2010-12-03 2013-05-09 Murata Mfg Co Ltd 高周波信号線路及び電子機器

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003131301A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Casio Comput Co Ltd 部材取付構造
JP2009138961A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Panasonic Corp 空気調和機
WO2010047149A1 (ja) * 2008-10-24 2010-04-29 株式会社日立製作所 ノイズ評価装置
JP2010101760A (ja) * 2008-10-24 2010-05-06 Hitachi Ltd ノイズ評価装置
JP2013084931A (ja) * 2010-12-03 2013-05-09 Murata Mfg Co Ltd 高周波信号線路及び電子機器
US8525613B2 (en) 2010-12-03 2013-09-03 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency signal transmission line and electronic apparatus
JP2013211577A (ja) * 2010-12-03 2013-10-10 Murata Mfg Co Ltd 電子機器
US8653910B2 (en) 2010-12-03 2014-02-18 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency signal transmission line and electronic apparatus
US8659370B2 (en) 2010-12-03 2014-02-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. High-frequency signal transmission line and electronic apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3815528B2 (ja) 2006-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201014079A (en) Electrical connector assembly
WO1987004892A1 (fr) Structure de mise a la terre d'une carte de circuits imprimes a noyau metallique
TW201440631A (zh) 具有散熱電磁干擾屏蔽結構之電子器件
CN104918471A (zh) 电磁干扰滤波器组件
JPWO1987004892A1 (ja) 金属芯プリント基板のア−ス構造
JP4794819B2 (ja) 電子機器
JPH1055859A (ja) シェル付コネクタ
JP4731788B2 (ja) ケーブル配線構造およびケーブル配線構造を有する電子機器
US6707675B1 (en) EMI containment device and method
JPH11317585A (ja) 電子機器および回路基板支持装置
JP2948914B2 (ja) 電気コネクタと印刷回路板
JP2900860B2 (ja) コネクタ及びコネクタ取り付け構造
JP3094771B2 (ja) 電子・通信装置ユニット構造
JPH08148877A (ja) 電子機器用遮蔽装置
US6858793B1 (en) EMI-suppression plate for use in IEEE-1394 applications
JPH0222558B2 (ja)
JP2004336036A (ja) 装置エンクロージャ部分における低周波伝送線路からの電磁妨害雑音のフィルタリング
JPH08288683A (ja) パッケージ型電子部品ユニットのシールド構造
CN101855954B (zh) 调谐器壳体
JP3346510B2 (ja) ボードコネクタ及びそれに用いられるシールドシェル
JP2917943B2 (ja) 同軸コネクタのアース構造
JPH1174669A (ja) 無線周波シールド電子回路基板
JP3093733B2 (ja) フラットケーブル接続構造とこれを用いた表示装置
JP2010153415A (ja) 電子機器
JPH11284291A (ja) 回路基板およびこの回路基板を搭載した液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051214

A521 Written amendment

Effective date: 20060210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20060517

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060530

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees