JPH11347708A - 鋳ぐるみパイプの遮蔽部材及びそれを用いた鋳造方法 - Google Patents
鋳ぐるみパイプの遮蔽部材及びそれを用いた鋳造方法Info
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- JPH11347708A JPH11347708A JP15585698A JP15585698A JPH11347708A JP H11347708 A JPH11347708 A JP H11347708A JP 15585698 A JP15585698 A JP 15585698A JP 15585698 A JP15585698 A JP 15585698A JP H11347708 A JPH11347708 A JP H11347708A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鋳造時には鋳ぐるみパイプの巾木形成部と
し、ショットブラスト等の研掃処理時には遮蔽具として
用いることにより、製造コストを低減するとともにパイ
プ内周面の傷つき等を防止することができる鋳ぐるみパ
イプの遮蔽部材及びそれを用いた鋳造方法を提供する。 【解決手段】 鋳ぐるみパイプ端から挿入される圧入部
3と、鋳造の主型に設置する巾木6を形成可能な巾木形
成部4と、を具備することを特徴とする鋳ぐるみパイプ
の遮蔽部材2である。
し、ショットブラスト等の研掃処理時には遮蔽具として
用いることにより、製造コストを低減するとともにパイ
プ内周面の傷つき等を防止することができる鋳ぐるみパ
イプの遮蔽部材及びそれを用いた鋳造方法を提供する。 【解決手段】 鋳ぐるみパイプ端から挿入される圧入部
3と、鋳造の主型に設置する巾木6を形成可能な巾木形
成部4と、を具備することを特徴とする鋳ぐるみパイプ
の遮蔽部材2である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳造時には鋳ぐる
みパイプの巾木取付け部とし、ショットブラスト等の研
掃処理時には遮蔽具として用いることにより、製造工程
を簡素化するとともに、製造コストを低減することがで
き、更に、鋳ぐるみパイプに対する遮蔽部材の取付け、
取り外しを容易とすることができる鋳ぐるみパイプの遮
蔽部材、及びそれを用いた鋳造方法に関する。
みパイプの巾木取付け部とし、ショットブラスト等の研
掃処理時には遮蔽具として用いることにより、製造工程
を簡素化するとともに、製造コストを低減することがで
き、更に、鋳ぐるみパイプに対する遮蔽部材の取付け、
取り外しを容易とすることができる鋳ぐるみパイプの遮
蔽部材、及びそれを用いた鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、排気マニホルドや吸気マニホ
ルド等の鋳造時、内管とされる素管を鋳ぐるんで成形す
ることが行われており、例えば特開平8−42366号
公報、特開平8−276243号公報、及び特開平8−
121158号公報に記載されているものが挙げられ
る。
ルド等の鋳造時、内管とされる素管を鋳ぐるんで成形す
ることが行われており、例えば特開平8−42366号
公報、特開平8−276243号公報、及び特開平8−
121158号公報に記載されているものが挙げられ
る。
【0003】上記鋳造品は、上記鋳造時においては、溶
湯圧や浮力によって動かないように巾木を用いて主型に
固定された後、溶湯を主型に満たして鋳造成形されると
ともに、鋳造後においては、鋳造時に付着した砂等を除
去するためショットブラストが施されていた。
湯圧や浮力によって動かないように巾木を用いて主型に
固定された後、溶湯を主型に満たして鋳造成形されると
ともに、鋳造後においては、鋳造時に付着した砂等を除
去するためショットブラストが施されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の鋳ぐるみパイプの鋳造方法においては、鋳造時には
巾木を取り付け、鋳造後にはこれを取り外してショット
ブラスト処理を施していたので、鋳物の製造工程が煩雑
となり、製造コストが悪化してしまうという問題があっ
た。
来の鋳ぐるみパイプの鋳造方法においては、鋳造時には
巾木を取り付け、鋳造後にはこれを取り外してショット
ブラスト処理を施していたので、鋳物の製造工程が煩雑
となり、製造コストが悪化してしまうという問題があっ
た。
【0005】また、ショットブラスト処理時には、ショ
ット粒が鋳ぐるみパイプの開口部より侵入し、パイプ内
周面を傷つけてしまうという問題もあった。そこで、本
発明は、このような問題点に対処し、鋳造時には鋳ぐる
みパイプの巾木形成部とし、ショットブラスト等の研掃
処理時には遮蔽具として用いることにより、製造コスト
を低減するとともにパイプ内周面の傷つき等を防止する
ことができる鋳ぐるみパイプの遮蔽部材及びそれを用い
た鋳造方法を提供することを目的とする。
ット粒が鋳ぐるみパイプの開口部より侵入し、パイプ内
周面を傷つけてしまうという問題もあった。そこで、本
発明は、このような問題点に対処し、鋳造時には鋳ぐる
みパイプの巾木形成部とし、ショットブラスト等の研掃
処理時には遮蔽具として用いることにより、製造コスト
を低減するとともにパイプ内周面の傷つき等を防止する
ことができる鋳ぐるみパイプの遮蔽部材及びそれを用い
た鋳造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るパイプの遮蔽部材においては、鋳ぐ
るみパイプの端部に取付けられ、該パイプ端開口部を遮
蔽する鋳ぐるみパイプの遮蔽部材であって、前記パイプ
端から挿入される挿入部と、鋳造の主型に設置する巾木
を形成可能な巾木形成部と、を具備することを特徴とす
る。
に、請求項1に係るパイプの遮蔽部材においては、鋳ぐ
るみパイプの端部に取付けられ、該パイプ端開口部を遮
蔽する鋳ぐるみパイプの遮蔽部材であって、前記パイプ
端から挿入される挿入部と、鋳造の主型に設置する巾木
を形成可能な巾木形成部と、を具備することを特徴とす
る。
【0007】かかる構成によれば、挿入部によってパイ
プ端開口部を遮蔽しつつ、巾木形成部によって巾木を形
成する。請求項2に係るパイプの遮蔽部材においては、
前記挿入部は、前記パイプ端内側に圧入され、該パイプ
端内周面と密着する圧入部であり、前記巾木形成部は、
前記パイプ端から外方に突出した突出部であることを特
徴とする。
プ端開口部を遮蔽しつつ、巾木形成部によって巾木を形
成する。請求項2に係るパイプの遮蔽部材においては、
前記挿入部は、前記パイプ端内側に圧入され、該パイプ
端内周面と密着する圧入部であり、前記巾木形成部は、
前記パイプ端から外方に突出した突出部であることを特
徴とする。
【0008】かかる構成によれば、圧入部を鋳ぐるみパ
イプに圧入することで、パイプ端開口部を遮蔽するとと
もに、突出部に巾木を形成して主型に設置可能とされ
る。請求項3に係るパイプの遮蔽部材においては、前記
挿入部は、前記パイプに螺合されるネジが形成され、該
パイプ端と螺着する螺着部であり、前記巾木形成部は、
前記螺着部内部に形成され、前記巾木を形成可能な空間
であることを特徴とする。
イプに圧入することで、パイプ端開口部を遮蔽するとと
もに、突出部に巾木を形成して主型に設置可能とされ
る。請求項3に係るパイプの遮蔽部材においては、前記
挿入部は、前記パイプに螺合されるネジが形成され、該
パイプ端と螺着する螺着部であり、前記巾木形成部は、
前記螺着部内部に形成され、前記巾木を形成可能な空間
であることを特徴とする。
【0009】かかる構成によれば、螺着部を鋳ぐるみパ
イプに螺着することで、パイプ端開口部を遮蔽するとと
もに、突出部に巾木を形成して主型に設置可能とされ
る。請求項4に係る鋳造方法においては、前記請求項2
記載の鋳ぐるみパイプの遮蔽部材を用いて鋳造を行う鋳
造方法であって、前記圧入部を素管に圧入し、前記遮蔽
部材を素管に取り付ける取付工程と、前記突出部を芯と
して巾木を形成する巾木形成工程と、前記巾木を主型の
所定位置に設置し、前記素管を鋳ぐるみつつ所定形状に
鋳造成形する鋳造工程と、該鋳造工程で成形された鋳物
の外周面を研掃処理する研掃処理工程と、を有すること
を特徴とする。
イプに螺着することで、パイプ端開口部を遮蔽するとと
もに、突出部に巾木を形成して主型に設置可能とされ
る。請求項4に係る鋳造方法においては、前記請求項2
記載の鋳ぐるみパイプの遮蔽部材を用いて鋳造を行う鋳
造方法であって、前記圧入部を素管に圧入し、前記遮蔽
部材を素管に取り付ける取付工程と、前記突出部を芯と
して巾木を形成する巾木形成工程と、前記巾木を主型の
所定位置に設置し、前記素管を鋳ぐるみつつ所定形状に
鋳造成形する鋳造工程と、該鋳造工程で成形された鋳物
の外周面を研掃処理する研掃処理工程と、を有すること
を特徴とする。
【0010】かかる構成によれば、鋳造工程では鋳ぐる
みパイプの巾木芯として用いられると共に、研掃処理工
程では研掃手段がパイプ内に侵入するのを防止する遮蔽
具として用いられる。請求項5に係る鋳造方法において
は、前記請求項3記載の鋳ぐるみパイプの遮蔽部材を用
いて鋳造を行う鋳造方法であって、素管の端部にネジ加
工を施すネジ形成工程と、前記螺着部を素管に螺着し、
前記遮蔽部材を素管に取り付ける取付工程と、前記螺着
部内部空間に巾木を形成する巾木形成工程と、前記巾木
を主型の所定位置に設置し、前記素管を鋳ぐるみつつ所
定形状に鋳造成形する鋳造工程と、該鋳造工程で成形さ
れた鋳物の外周面を研掃処理する研掃処理工程と、を有
することを特徴とする。
みパイプの巾木芯として用いられると共に、研掃処理工
程では研掃手段がパイプ内に侵入するのを防止する遮蔽
具として用いられる。請求項5に係る鋳造方法において
は、前記請求項3記載の鋳ぐるみパイプの遮蔽部材を用
いて鋳造を行う鋳造方法であって、素管の端部にネジ加
工を施すネジ形成工程と、前記螺着部を素管に螺着し、
前記遮蔽部材を素管に取り付ける取付工程と、前記螺着
部内部空間に巾木を形成する巾木形成工程と、前記巾木
を主型の所定位置に設置し、前記素管を鋳ぐるみつつ所
定形状に鋳造成形する鋳造工程と、該鋳造工程で成形さ
れた鋳物の外周面を研掃処理する研掃処理工程と、を有
することを特徴とする。
【0011】かかる構成によれば、鋳造工程では鋳ぐる
みパイプの巾木取付け部として用いられると共に、研掃
処理工程では研掃手段がパイプ内に侵入するのを防止す
る遮蔽具として用いられる。請求項6に係る鋳造方法に
おいては、前記研掃処理工程は、ショットブラストであ
ることを特徴とする。
みパイプの巾木取付け部として用いられると共に、研掃
処理工程では研掃手段がパイプ内に侵入するのを防止す
る遮蔽具として用いられる。請求項6に係る鋳造方法に
おいては、前記研掃処理工程は、ショットブラストであ
ることを特徴とする。
【0012】かかる構成によれば、ショットブラストで
用いられるショット粒が鋳ぐるみパイプ内に侵入するの
を防止する。
用いられるショット粒が鋳ぐるみパイプ内に侵入するの
を防止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1
の実施形態における鋳ぐるみパイプの製造工程を示す模
式図である。まず、同図(a)に示すように、鋳ぐるみ
される素管1の開口部1aに遮蔽部材2を取り付ける
(取付工程)。遮蔽部材2は、例えば金属製の中空部材
から成るもので、圧入部3と、突出部4と、先端部5と
から構成される。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の第1
の実施形態における鋳ぐるみパイプの製造工程を示す模
式図である。まず、同図(a)に示すように、鋳ぐるみ
される素管1の開口部1aに遮蔽部材2を取り付ける
(取付工程)。遮蔽部材2は、例えば金属製の中空部材
から成るもので、圧入部3と、突出部4と、先端部5と
から構成される。
【0014】圧入部3は、素管1の内径より若干小さい
外径を有する円筒状の部位であり、素管1端内側への圧
入時には、この外周面と素管1内周面とが密着し、素管
1端の開口部を遮蔽する。突出部4は、遮蔽部材2が素
管1に取付けられた際、圧入部3から素管1の外側へ突
出する部位であり、圧入部3の外径より小さい外径とさ
れている。この突出部4は、後述する巾木6がその外周
面に形成されることにより巾木6の芯とされるため、所
定の剛性及び耐熱性を有する材質から成るものである。
外径を有する円筒状の部位であり、素管1端内側への圧
入時には、この外周面と素管1内周面とが密着し、素管
1端の開口部を遮蔽する。突出部4は、遮蔽部材2が素
管1に取付けられた際、圧入部3から素管1の外側へ突
出する部位であり、圧入部3の外径より小さい外径とさ
れている。この突出部4は、後述する巾木6がその外周
面に形成されることにより巾木6の芯とされるため、所
定の剛性及び耐熱性を有する材質から成るものである。
【0015】先端部5は、遮蔽部材2が素管1に圧入さ
れる際の先端に位置する部位であり、先端に向かって細
くなるテーパが形成されている。このテーパにより素管
1の開口部に遮蔽部材1を容易に圧入することができ
る。尚、遮蔽部材2の圧入の際には、素管1端面より深
く押し込むことにより、後述する鋳造工程において遮蔽
部材2が溶湯と接触してしまうのを防ぐことができる。
れる際の先端に位置する部位であり、先端に向かって細
くなるテーパが形成されている。このテーパにより素管
1の開口部に遮蔽部材1を容易に圧入することができ
る。尚、遮蔽部材2の圧入の際には、素管1端面より深
く押し込むことにより、後述する鋳造工程において遮蔽
部材2が溶湯と接触してしまうのを防ぐことができる。
【0016】次に、同図(b)に示すように、突出部4
の外周面に中子型としての巾木6を形成する(巾木形成
工程)。このとき、突出部4が巾木6の芯となるため、
後工程の鋳造工程で主型に対する固定を確実とすること
ができ、主型キャビティ内の素管1をしっかり拘束する
ことができる。そして、同図(c)に示すように、砂型
である主型7内に巾木6を固定した後、キャビティ7a
内に溶湯を流し込んで鋳造成形し、素管1を鋳物中に溶
着させることによって鋳ぐるみパイプを製造する(鋳造
工程)。
の外周面に中子型としての巾木6を形成する(巾木形成
工程)。このとき、突出部4が巾木6の芯となるため、
後工程の鋳造工程で主型に対する固定を確実とすること
ができ、主型キャビティ内の素管1をしっかり拘束する
ことができる。そして、同図(c)に示すように、砂型
である主型7内に巾木6を固定した後、キャビティ7a
内に溶湯を流し込んで鋳造成形し、素管1を鋳物中に溶
着させることによって鋳ぐるみパイプを製造する(鋳造
工程)。
【0017】次に、同図(d)に示すように、鋳造工程
で得られた鋳物を主型から取出し、鋳物外周面に対し研
掃処理としてショットブラストを施す(研掃工程)。シ
ョットブラストは、加速された鋼粒等からなるショット
を鋳物外周面に衝突させ、鋳造工程で付着した砂を除去
する研掃作用を目的とする処理であり、巾木6を鋳ぐる
みパイプの開口部に取付けたまま研掃工程が行われるこ
とにより、ショットが鋳ぐるみパイプの中へ侵入し、パ
イプ内周面が傷つくのを防止する。これにより、鋳ぐる
みパイプ内の内周面精度を維持することができる。
で得られた鋳物を主型から取出し、鋳物外周面に対し研
掃処理としてショットブラストを施す(研掃工程)。シ
ョットブラストは、加速された鋼粒等からなるショット
を鋳物外周面に衝突させ、鋳造工程で付着した砂を除去
する研掃作用を目的とする処理であり、巾木6を鋳ぐる
みパイプの開口部に取付けたまま研掃工程が行われるこ
とにより、ショットが鋳ぐるみパイプの中へ侵入し、パ
イプ内周面が傷つくのを防止する。これにより、鋳ぐる
みパイプ内の内周面精度を維持することができる。
【0018】最後に鋳物から遮蔽部材2を取り外し、同
図(e)に示すような鋳ぐるみパイプを得る。この時、
突出部4を把持しつつ外側へ引張ることにより、遮蔽部
材2を鋳ぐるみパイプから容易に取り外すことができ
る。上記一連の工程において、鋳造工程の巾木芯をその
ままショットブラスト時の遮蔽具として用いているた
め、巾木芯や遮蔽具を別途取付取り外すよりも工程が簡
素化され、製造コストを低減することができる。
図(e)に示すような鋳ぐるみパイプを得る。この時、
突出部4を把持しつつ外側へ引張ることにより、遮蔽部
材2を鋳ぐるみパイプから容易に取り外すことができ
る。上記一連の工程において、鋳造工程の巾木芯をその
ままショットブラスト時の遮蔽具として用いているた
め、巾木芯や遮蔽具を別途取付取り外すよりも工程が簡
素化され、製造コストを低減することができる。
【0019】以上、第1の実施形態について述べたが、
素管1は、断面円形に限らず異形のものにも適用するこ
とができ、その場合には、圧入部3外周面形状を素管1
の内周面形状に倣わせて適用するか、或いは、素管1の
開口部を圧入部3の外周面形状に対応するように予め加
工して適用するのが好ましい。図2は、本発明の第2の
実施形態における鋳ぐるみパイプの製造工程を示す模式
図である。尚、第1の実施形態と同一部材或いは同一部
位については、同一の符号を付した。
素管1は、断面円形に限らず異形のものにも適用するこ
とができ、その場合には、圧入部3外周面形状を素管1
の内周面形状に倣わせて適用するか、或いは、素管1の
開口部を圧入部3の外周面形状に対応するように予め加
工して適用するのが好ましい。図2は、本発明の第2の
実施形態における鋳ぐるみパイプの製造工程を示す模式
図である。尚、第1の実施形態と同一部材或いは同一部
位については、同一の符号を付した。
【0020】まず、同図(a)に示すように、素管1端
面の中心近傍を打ち抜くことによって内側に向かうフラ
ンジを形成し、これを素管1の雌ネジ1bとする(ネジ
形成工程)。次いで、同図(b)に示すように、鋳ぐる
みされる素管1の開口部1aに遮蔽部材2' を取り付け
る(取付工程)。遮蔽部材2' は、例えば金属製部材か
ら成るもので、図3に示すように、雄ネジ8aと内部空
間9とを有する螺着部8から構成される。
面の中心近傍を打ち抜くことによって内側に向かうフラ
ンジを形成し、これを素管1の雌ネジ1bとする(ネジ
形成工程)。次いで、同図(b)に示すように、鋳ぐる
みされる素管1の開口部1aに遮蔽部材2' を取り付け
る(取付工程)。遮蔽部材2' は、例えば金属製部材か
ら成るもので、図3に示すように、雄ネジ8aと内部空
間9とを有する螺着部8から構成される。
【0021】雄ネジ8aは、螺着部8の外周に形成さ
れ、素管1の雌ネジ1bに螺着する。螺着時には、素管
1の雌ネジ1bと雄ネジ8aとが緊密に螺合するため、
素管1端開口部を確実に遮蔽することができる。尚、雄
ネジ8aに対応して雌ネジ8bが形成されているが、こ
れを平坦な内壁としてもよい。また、遮蔽部材2' 内側
には、内部空間9が形成されており、後述する巾木6を
形成することが可能となっている。
れ、素管1の雌ネジ1bに螺着する。螺着時には、素管
1の雌ネジ1bと雄ネジ8aとが緊密に螺合するため、
素管1端開口部を確実に遮蔽することができる。尚、雄
ネジ8aに対応して雌ネジ8bが形成されているが、こ
れを平坦な内壁としてもよい。また、遮蔽部材2' 内側
には、内部空間9が形成されており、後述する巾木6を
形成することが可能となっている。
【0022】尚、遮蔽部材2' のフランジ8cは、外方
に向かって屈曲して形成されており、遮蔽部材2' の更
なる螺合を規制するストッパとされている。次に、同図
(c)に示すように、内部空間9に中子型としての巾木
6を形成する(巾木形成工程)。このとき、雌ネジ8b
の形状に倣って巾木6が形成され、遮蔽部材2' と巾木
6とが確実に固定されるため、後工程の鋳造工程で主型
に対する固定を確実とすることができ、主型キャビティ
内の素管1をしっかり拘束することができる。
に向かって屈曲して形成されており、遮蔽部材2' の更
なる螺合を規制するストッパとされている。次に、同図
(c)に示すように、内部空間9に中子型としての巾木
6を形成する(巾木形成工程)。このとき、雌ネジ8b
の形状に倣って巾木6が形成され、遮蔽部材2' と巾木
6とが確実に固定されるため、後工程の鋳造工程で主型
に対する固定を確実とすることができ、主型キャビティ
内の素管1をしっかり拘束することができる。
【0023】そして、同図(d)に示すように、砂型で
ある主型7内に巾木6を固定した後、キャビティ7a内
に溶湯を流し込んで鋳造成形し、素管1を鋳物中に溶着
させることによって鋳ぐるみパイプを製造する(鋳造工
程)。次に、同図(e)に示すように、鋳造工程で得ら
れた鋳物を主型から取出し、鋳物外周面に対し研掃処理
としてショットブラストを施す(研掃工程)。ショット
ブラストは、加速された鋼粒等からなるショットを鋳物
外周面に衝突させ、鋳造工程で付着した砂を除去する研
掃作用を目的とする処理であり、遮蔽部材2'を鋳ぐる
みパイプの開口部1aに取付けたまま研掃工程が行われ
ることにより、ショットが鋳ぐるみパイプの中へ侵入
し、パイプ内周面が傷つくのを防止する。これにより、
鋳ぐるみパイプ内の内周面精度を維持することができ
る。
ある主型7内に巾木6を固定した後、キャビティ7a内
に溶湯を流し込んで鋳造成形し、素管1を鋳物中に溶着
させることによって鋳ぐるみパイプを製造する(鋳造工
程)。次に、同図(e)に示すように、鋳造工程で得ら
れた鋳物を主型から取出し、鋳物外周面に対し研掃処理
としてショットブラストを施す(研掃工程)。ショット
ブラストは、加速された鋼粒等からなるショットを鋳物
外周面に衝突させ、鋳造工程で付着した砂を除去する研
掃作用を目的とする処理であり、遮蔽部材2'を鋳ぐる
みパイプの開口部1aに取付けたまま研掃工程が行われ
ることにより、ショットが鋳ぐるみパイプの中へ侵入
し、パイプ内周面が傷つくのを防止する。これにより、
鋳ぐるみパイプ内の内周面精度を維持することができ
る。
【0024】最後に、鋳物から遮蔽部材2' を取り外
し、同図(f)に示すような鋳ぐるみパイプを得る。こ
の時、遮蔽部材2' を螺着時と逆向きに回転させること
により、鋳ぐるみパイプから容易に取り外すことができ
る。上記一連の工程において、鋳造工程の巾木取付け部
をそのままショットブラスト時の遮蔽具として用いてい
るため、巾木取付け部や遮蔽具を別途取付取り外すより
も工程が簡素化され、製造コストを低減することがで
き、更に、遮蔽部材1を回転させるだけで、鋳ぐるみパ
イプに対する取付け取り外しができ、作業性を向上する
ことができる。
し、同図(f)に示すような鋳ぐるみパイプを得る。こ
の時、遮蔽部材2' を螺着時と逆向きに回転させること
により、鋳ぐるみパイプから容易に取り外すことができ
る。上記一連の工程において、鋳造工程の巾木取付け部
をそのままショットブラスト時の遮蔽具として用いてい
るため、巾木取付け部や遮蔽具を別途取付取り外すより
も工程が簡素化され、製造コストを低減することがで
き、更に、遮蔽部材1を回転させるだけで、鋳ぐるみパ
イプに対する取付け取り外しができ、作業性を向上する
ことができる。
【0025】以上、第2の実施形態について述べたが、
本発明はこれに限定されず、例えば研掃工程を、ショッ
トブラスト以外の研掃処理とすることができる。また、
素管1は、図4に示すような矩形状のものにも適用する
ことができ、その場合には、ネジ形成工程にて素管1の
雌ネジを遮蔽部材2' の雄ネジに対応するように素管1
端面を断面円形に加工し雌ネジ1bを形成する。
本発明はこれに限定されず、例えば研掃工程を、ショッ
トブラスト以外の研掃処理とすることができる。また、
素管1は、図4に示すような矩形状のものにも適用する
ことができ、その場合には、ネジ形成工程にて素管1の
雌ネジを遮蔽部材2' の雄ネジに対応するように素管1
端面を断面円形に加工し雌ネジ1bを形成する。
【0026】更に、ネジ形成工程で素管1端面に形成さ
れる雌ネジ1bを素管外周面に形成して雄ネジとし、螺
着部8の内周面に雌ネジを形成して、これらを螺着させ
る遮蔽部材としてもよい。
れる雌ネジ1bを素管外周面に形成して雄ネジとし、螺
着部8の内周面に雌ネジを形成して、これらを螺着させ
る遮蔽部材としてもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されたの
で、請求項1に係るパイプの遮蔽部材によれば、遮蔽具
と巾木形成とを一部材に構成するので、製造コストを低
減するとともにパイプ内周面の傷つき等を防止すること
ができる。請求項2に係るパイプの遮蔽部材によれば、
鋳造時には鋳ぐるみパイプの巾木芯とし、ショットブラ
スト等の研掃処理時には遮蔽具として用いることによ
り、製造コストを低減するとともにパイプ内周面の傷つ
き等を防止することができる。
で、請求項1に係るパイプの遮蔽部材によれば、遮蔽具
と巾木形成とを一部材に構成するので、製造コストを低
減するとともにパイプ内周面の傷つき等を防止すること
ができる。請求項2に係るパイプの遮蔽部材によれば、
鋳造時には鋳ぐるみパイプの巾木芯とし、ショットブラ
スト等の研掃処理時には遮蔽具として用いることによ
り、製造コストを低減するとともにパイプ内周面の傷つ
き等を防止することができる。
【0028】請求項3に係るパイプの遮蔽部材によれ
ば、螺着部のネジによって鋳ぐるみパイプに螺着される
ため、鋳ぐるみパイプに対する取付け取り外しを容易と
し、作業性を向上することができる。請求項4に係る鋳
造方法によれば、鋳造時に用いた巾木芯をそのまま遮蔽
具として用いるので、製造工程を簡略化して製造コスト
を低減するとともに、鋳ぐるみパイプ内周面が研掃手段
によって傷つくのを防止することができるので、鋳ぐる
みパイプの内周面精度を維持することができる。
ば、螺着部のネジによって鋳ぐるみパイプに螺着される
ため、鋳ぐるみパイプに対する取付け取り外しを容易と
し、作業性を向上することができる。請求項4に係る鋳
造方法によれば、鋳造時に用いた巾木芯をそのまま遮蔽
具として用いるので、製造工程を簡略化して製造コスト
を低減するとともに、鋳ぐるみパイプ内周面が研掃手段
によって傷つくのを防止することができるので、鋳ぐる
みパイプの内周面精度を維持することができる。
【0029】請求項5に係る鋳造方法によれば、鋳造時
に用いた巾木取付け部をそのまま遮蔽具として用いるの
で、製造工程を簡略化して製造コストを低減するととも
に、鋳ぐるみパイプ内周面が研掃手段によって傷つくの
を防止することができるので、鋳ぐるみパイプの内周面
精度を維持することができる。請求項6に係る鋳造方法
によれば、研掃処理として一般的であるショットブラス
ト時のショット粒による鋳ぐるみパイプ内周面の傷つき
を防止することができる。
に用いた巾木取付け部をそのまま遮蔽具として用いるの
で、製造工程を簡略化して製造コストを低減するととも
に、鋳ぐるみパイプ内周面が研掃手段によって傷つくの
を防止することができるので、鋳ぐるみパイプの内周面
精度を維持することができる。請求項6に係る鋳造方法
によれば、研掃処理として一般的であるショットブラス
ト時のショット粒による鋳ぐるみパイプ内周面の傷つき
を防止することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態による鋳ぐるみパイプ
の製造工程を示す断面図
の製造工程を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施形態による鋳ぐるみパイプ
の製造工程を示す断面図
の製造工程を示す断面図
【図3】本発明の第2の実施形態による鋳ぐるみパイプ
の遮蔽部材を示す拡大断面図
の遮蔽部材を示す拡大断面図
【図4】本発明の第2の実施形態を断面矩形状の鋳ぐる
みパイプに適用した場合の2面図
みパイプに適用した場合の2面図
1…素管 2、2' …遮蔽部材 3…圧入部 4…突出部 8…螺着部 8a…雄ネジ 8b…雌ネジ 9…内部空間
Claims (6)
- 【請求項1】鋳ぐるみパイプの端部に取付けられ、該パ
イプ端開口部を遮蔽する鋳ぐるみパイプの遮蔽部材であ
って、 前記パイプ端から挿入される挿入部と、 鋳造の主型に設置する巾木を形成可能な巾木形成部と、 を具備することを特徴とする鋳ぐるみパイプの遮蔽部
材。 - 【請求項2】前記挿入部は、前記パイプ端内側に圧入さ
れ、該パイプ端内周面と密着する圧入部であり、前記巾
木形成部は、前記パイプ端から外方に突出した突出部で
あることを特徴とする請求項1記載の鋳ぐるみパイプの
遮蔽部材。 - 【請求項3】前記挿入部は、前記パイプに螺合されるネ
ジが形成され、該パイプ端と螺着する螺着部であり、前
記巾木形成部は、前記螺着部内部に形成され、前記巾木
を形成可能な空間であることを特徴とする請求項1記載
の鋳ぐるみパイプの遮蔽部材。 - 【請求項4】前記請求項2記載の鋳ぐるみパイプの遮蔽
部材を用いて鋳造を行う鋳造方法であって、 前記圧入部を素管に圧入し、前記遮蔽部材を素管に取り
付ける取付工程と、 前記突出部を芯として巾木を形成する巾木形成工程と、 前記巾木を主型の所定位置に設置し、前記素管を鋳ぐる
みつつ所定形状に鋳造成形する鋳造工程と、 該鋳造工程で成形された鋳物の外周面を研掃処理する研
掃処理工程と、 を有することを特徴とする鋳造方法。 - 【請求項5】前記請求項3記載の鋳ぐるみパイプの遮蔽
部材を用いて鋳造を行う鋳造方法であって、 素管の端部にネジ加工を施すネジ形成工程と、 前記螺着部を素管に螺着し、前記遮蔽部材を素管に取り
付ける取付工程と、 前記螺着部内部空間に巾木を形成する巾木形成工程と、 前記巾木を主型の所定位置に設置し、前記素管を鋳ぐる
みつつ所定形状に鋳造成形する鋳造工程と、 該鋳造工程で成形された鋳物の外周面を研掃処理する研
掃処理工程と、 を有することを特徴とする鋳造方法。 - 【請求項6】前記研掃処理工程は、ショットブラストで
あることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の鋳造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15585698A JPH11347708A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 鋳ぐるみパイプの遮蔽部材及びそれを用いた鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15585698A JPH11347708A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 鋳ぐるみパイプの遮蔽部材及びそれを用いた鋳造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11347708A true JPH11347708A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15615004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15585698A Pending JPH11347708A (ja) | 1998-06-04 | 1998-06-04 | 鋳ぐるみパイプの遮蔽部材及びそれを用いた鋳造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11347708A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103611920A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-03-05 | 中国北车集团大连机车车辆有限公司 | 铸件内钢管镶铸方法 |
| JP2014124639A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 鋳ぐるみ用のパイプの保持装置 |
-
1998
- 1998-06-04 JP JP15585698A patent/JPH11347708A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014124639A (ja) * | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 鋳ぐるみ用のパイプの保持装置 |
| CN103611920A (zh) * | 2013-11-06 | 2014-03-05 | 中国北车集团大连机车车辆有限公司 | 铸件内钢管镶铸方法 |
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