JPH11349678A - 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents
芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方法Info
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- JPH11349678A JPH11349678A JP10154462A JP15446298A JPH11349678A JP H11349678 A JPH11349678 A JP H11349678A JP 10154462 A JP10154462 A JP 10154462A JP 15446298 A JP15446298 A JP 15446298A JP H11349678 A JPH11349678 A JP H11349678A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】優れた耐衝撃性、耐熱性と高いアッベ数と低い
光弾性定数を有し、さらに色調にも優れた芳香族−脂肪
族共重合ポリカーボネートを提供すること。 【解決手段】鉄含有量が1ppm以下である脂肪族ジヒ
ドロキシ化合物を用いて芳香族−脂肪族共重合ポリカー
ボネートを製造する。
光弾性定数を有し、さらに色調にも優れた芳香族−脂肪
族共重合ポリカーボネートを提供すること。 【解決手段】鉄含有量が1ppm以下である脂肪族ジヒ
ドロキシ化合物を用いて芳香族−脂肪族共重合ポリカー
ボネートを製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐衝撃性、低い光
弾性定数、高い屈折率および逆分散値を有し、優れた透
明性、耐熱性を有する芳香族−脂肪族ポリカーボネート
の製造方法に関するものであり、さらに詳しくは色調の
良好な芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方
法に関するものである。
弾性定数、高い屈折率および逆分散値を有し、優れた透
明性、耐熱性を有する芳香族−脂肪族ポリカーボネート
の製造方法に関するものであり、さらに詳しくは色調の
良好な芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビスフェノールA等の芳香族ジヒドロキ
シ化合物とホスゲンとを酸結合剤の存在下、界面重合さ
せて得られるポリカーボネート樹脂は、耐衝撃性等の機
械的特性に優れ、しかも耐熱性、透明性にも優れている
ことから、光学材料として各種レンズ、プリズム、光デ
ィスク基板などに利用されている。しかしながら、芳香
族ジヒドロキシ化合物としてビスフェノールAだけを用
いてなるポリカーボネートでは、光弾性定数が大きく、
溶融流動性が比較的悪いために成型品の複屈折が大きく
なり、また屈折率は1.58と高いもののアッベ数が3
0と低いため、広く光記録材料や光学レンズ等の用途に
用いられるには十分な性能を有していないという欠点が
ある。このようなビスフェノールA−ポリカーボネート
の欠点を解決する目的で、本発明者らは、先に芳香族−
脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂(特願平8−276
260)を提案した。この芳香族−脂肪族共重合ポリカ
ーボネート樹脂は、優れた耐衝撃性、耐熱性を有し、そ
の上光弾性定数が小さく、アッベ数が高いことから、広
く光学材料として用いることが可能である。このような
芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートは、通常のホス
ゲン法では製造することが困難であり、エステル交換法
として知られる方法、すなわち芳香族ジヒドロキシ化合
物と脂肪族ジヒドロキシ化合物、およびジフェニルカー
ボネートなどの炭酸ジエステルとを溶融状態でエステル
交換反応によって重縮合させる方法が好適に用いられ
る。
シ化合物とホスゲンとを酸結合剤の存在下、界面重合さ
せて得られるポリカーボネート樹脂は、耐衝撃性等の機
械的特性に優れ、しかも耐熱性、透明性にも優れている
ことから、光学材料として各種レンズ、プリズム、光デ
ィスク基板などに利用されている。しかしながら、芳香
族ジヒドロキシ化合物としてビスフェノールAだけを用
いてなるポリカーボネートでは、光弾性定数が大きく、
溶融流動性が比較的悪いために成型品の複屈折が大きく
なり、また屈折率は1.58と高いもののアッベ数が3
0と低いため、広く光記録材料や光学レンズ等の用途に
用いられるには十分な性能を有していないという欠点が
ある。このようなビスフェノールA−ポリカーボネート
の欠点を解決する目的で、本発明者らは、先に芳香族−
脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂(特願平8−276
260)を提案した。この芳香族−脂肪族共重合ポリカ
ーボネート樹脂は、優れた耐衝撃性、耐熱性を有し、そ
の上光弾性定数が小さく、アッベ数が高いことから、広
く光学材料として用いることが可能である。このような
芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートは、通常のホス
ゲン法では製造することが困難であり、エステル交換法
として知られる方法、すなわち芳香族ジヒドロキシ化合
物と脂肪族ジヒドロキシ化合物、およびジフェニルカー
ボネートなどの炭酸ジエステルとを溶融状態でエステル
交換反応によって重縮合させる方法が好適に用いられ
る。
【0003】エステル交換反応では、ポリカーボネート
を製造する際に、通常200℃〜330℃の温度に加熱
しながら重縮合を行うために、高温で長時間の熱履歴を
受け色調の悪化等、品質的に優れたものを得るのが困難
であるという欠点を有する。このため、この方法により
得られるポリカーボネートは色調が要求される分野に用
いることが困難であった。この問題を解決するため、特
開平6−179744号に反応器の材質を鉄含有量が少
ない材質または、鉄が含まれていない材質を用いて着色
を改善することが提案されている。
を製造する際に、通常200℃〜330℃の温度に加熱
しながら重縮合を行うために、高温で長時間の熱履歴を
受け色調の悪化等、品質的に優れたものを得るのが困難
であるという欠点を有する。このため、この方法により
得られるポリカーボネートは色調が要求される分野に用
いることが困難であった。この問題を解決するため、特
開平6−179744号に反応器の材質を鉄含有量が少
ない材質または、鉄が含まれていない材質を用いて着色
を改善することが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであ
り、優れた耐衝撃性、耐熱性と高いアッベ数と低い光弾
性定数を有し、さらに色調にも優れる芳香族−脂肪族ポ
リカーボネート樹脂の製造方法を提供することを目的と
している。
な従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであ
り、優れた耐衝撃性、耐熱性と高いアッベ数と低い光弾
性定数を有し、さらに色調にも優れる芳香族−脂肪族ポ
リカーボネート樹脂の製造方法を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のポリカーボネー
ト樹脂は、下記式(1)で表される芳香族ジヒドロキシ
化合物から誘導される構成単位と下記式(2)で表され
る脂肪族ジヒドロキシ化合物から誘導される構成単位と
炭酸ジエステルから誘導される構成単位とからなること
を特徴としている。
ト樹脂は、下記式(1)で表される芳香族ジヒドロキシ
化合物から誘導される構成単位と下記式(2)で表され
る脂肪族ジヒドロキシ化合物から誘導される構成単位と
炭酸ジエステルから誘導される構成単位とからなること
を特徴としている。
【化4】 (上記式(1)において、Xは
【化5】 であり、ここに、R3およびR4はそれぞれ水素原子、炭素
数1〜10のアルキル基またはフェニル基であり、R3とR4
が結合し環を形成していてもよい。R1およびR2はそれぞ
れ水素原子、炭素数1〜10のアルキル基またはハロゲン
であり、R1とR2は同じでも異なっていてもよい。また、
mおよびnは置換基数を表し0〜4の整数である。)
数1〜10のアルキル基またはフェニル基であり、R3とR4
が結合し環を形成していてもよい。R1およびR2はそれぞ
れ水素原子、炭素数1〜10のアルキル基またはハロゲン
であり、R1とR2は同じでも異なっていてもよい。また、
mおよびnは置換基数を表し0〜4の整数である。)
【化6】 (上式(2)において、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ
水素原子または炭素数1〜10の1価のアルキル基であ
る。)
水素原子または炭素数1〜10の1価のアルキル基であ
る。)
【0006】本発明者らは、かかる目的を達成すべく鋭
意検討した結果、上記芳香族−脂肪族共重合ポリカーボ
ネートの色調と、用いる脂肪族ジヒドロキシ化合物中に
含有される鉄濃度との間に相関関係があることを見出
し、鉄含有量が特定値以下である脂肪族ジヒドロキシ化
合物を用いることにより、色調の良好な樹脂が得られる
ことを見出し本発明を完成するに至った。
意検討した結果、上記芳香族−脂肪族共重合ポリカーボ
ネートの色調と、用いる脂肪族ジヒドロキシ化合物中に
含有される鉄濃度との間に相関関係があることを見出
し、鉄含有量が特定値以下である脂肪族ジヒドロキシ化
合物を用いることにより、色調の良好な樹脂が得られる
ことを見出し本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、式(1)で表される芳
香族ジヒドロキシ化合物と、式(2)で表される脂肪族
ジヒドロキシ化合物と、炭酸ジエステルとを加熱溶融下
重縮合せしめて芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート
を製造するに際して、鉄含有量が1ppm 以下、好ましく
は0.5ppm 以下、さらに好ましくは0.2ppm 以下の
脂肪族ジヒドロキシ化合物を用いることを特徴とする芳
香族−脂肪族ポリカーボネートの製造方法である。
香族ジヒドロキシ化合物と、式(2)で表される脂肪族
ジヒドロキシ化合物と、炭酸ジエステルとを加熱溶融下
重縮合せしめて芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート
を製造するに際して、鉄含有量が1ppm 以下、好ましく
は0.5ppm 以下、さらに好ましくは0.2ppm 以下の
脂肪族ジヒドロキシ化合物を用いることを特徴とする芳
香族−脂肪族ポリカーボネートの製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わる芳香族−脂
肪族ポリカーボネートの製造方法を具体的に説明する。
肪族ポリカーボネートの製造方法を具体的に説明する。
【0009】本発明に関わるポリカーボネートは、上式
(1)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物から誘導さ
れる構成単位と上式(2)で表される脂肪族ジヒドロキ
シ化合物から誘導される構成単位と、炭酸ジエステルと
から誘導される構成単位からなる。
(1)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物から誘導さ
れる構成単位と上式(2)で表される脂肪族ジヒドロキ
シ化合物から誘導される構成単位と、炭酸ジエステルと
から誘導される構成単位からなる。
【0010】芳香族ジヒドロキシ化合物としては、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペ
ンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルフェ
ニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシフェニルスルフ
ィド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルジ
フェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3−ジ
メチルジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,
3’−ジメチルジフェニルスルホン等が用いられる。
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペ
ンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルフェ
ニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシフェニルスルフ
ィド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルジ
フェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3−ジ
メチルジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,
3’−ジメチルジフェニルスルホン等が用いられる。
【0011】これらのうちで、特に2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、すなわちビスフェノー
ルA、あるいは、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサンが好ましい。
ヒドロキシフェニル)プロパン、すなわちビスフェノー
ルA、あるいは、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサンが好ましい。
【0012】脂肪族ジヒドロキシ化合物としては、3,
9−ビス(2−ヒドロキシエチル−2,4,8,10−
テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカン、3,9−ビ
ス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカ
ン、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジエチル
エチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
(5.5)ウンデカン、3,9−ビス(2−ヒドロキシ
−1,1−ジプロピルエチル)−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ(5.5)ウンデカンなどが用いられ
る。好ましくは、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,
1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ(5.5)ウンデカンが用いられる。
9−ビス(2−ヒドロキシエチル−2,4,8,10−
テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカン、3,9−ビ
ス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカ
ン、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジエチル
エチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
(5.5)ウンデカン、3,9−ビス(2−ヒドロキシ
−1,1−ジプロピルエチル)−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ(5.5)ウンデカンなどが用いられ
る。好ましくは、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,
1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキ
サスピロ(5.5)ウンデカンが用いられる。
【0013】本発明においては、上記脂肪族ジヒドロキ
シ化合物として、鉄含有量が1ppm以下であるものを用
いることを特徴とする。
シ化合物として、鉄含有量が1ppm以下であるものを用
いることを特徴とする。
【0014】上式(1)で表される脂肪族ジヒドロキシ
化合物は、一般に、下記反応式(3)で表されるアルデ
ヒドとペンタエリスリトールから公知のアセタール化反
応によって製造される。ここに任意の強酸が触媒として
用いることができ、硫酸、p−トルエンスルホン酸が好
ましく使用される。
化合物は、一般に、下記反応式(3)で表されるアルデ
ヒドとペンタエリスリトールから公知のアセタール化反
応によって製造される。ここに任意の強酸が触媒として
用いることができ、硫酸、p−トルエンスルホン酸が好
ましく使用される。
【化7】 (ここに、R5、R6、R7、R8は水素原子または炭素数1〜
10の1価のアルキル基である。また、上式中のアルデヒ
ドは下記反応式(4)の反応により、対応するアルデヒ
ドとホルムアルデヒドから公知の方法により容易に合成
される。)
10の1価のアルキル基である。また、上式中のアルデヒ
ドは下記反応式(4)の反応により、対応するアルデヒ
ドとホルムアルデヒドから公知の方法により容易に合成
される。)
【化8】 (上記反応式(4)において、R5 、R6 は水素原子ま
たは炭素数1〜10の1価のアルキル基である。また、
置換基R5 、R6 をR7 、R8 に置き換えたヒドロキシ
アルデヒドも同様に合成できる。)
たは炭素数1〜10の1価のアルキル基である。また、
置換基R5 、R6 をR7 、R8 に置き換えたヒドロキシ
アルデヒドも同様に合成できる。)
【0015】これらの反応に用いられる原料および副原
料として、実質的に鉄が含まれないものを用い、さらに
プロセス中の釜、配管などから鉄の汚染がないようにす
ることにより、目的とする鉄含有量1ppm 以下の脂肪族
ジヒドロキシ化合物を得ることができる。
料として、実質的に鉄が含まれないものを用い、さらに
プロセス中の釜、配管などから鉄の汚染がないようにす
ることにより、目的とする鉄含有量1ppm 以下の脂肪族
ジヒドロキシ化合物を得ることができる。
【0016】しかしながら、市販されている上記ジヒド
ロキシ化合物の場合には、不純物としてかなりの鉄が含
有されている場合がある。本発明者らは、市販品中の鉄
の含有量を低減させる方法を鋭意検討した結果、上記脂
肪族ジヒドロキシ化合物を溶媒に加熱溶解後、適当な孔
径のフィルターを用いて熱時濾過を行い、その後該溶液
を冷却して再結晶させて得られる脂肪族ジヒドロキシ化
合物には、実質的に鉄が含有されないことを見出した。
ロキシ化合物の場合には、不純物としてかなりの鉄が含
有されている場合がある。本発明者らは、市販品中の鉄
の含有量を低減させる方法を鋭意検討した結果、上記脂
肪族ジヒドロキシ化合物を溶媒に加熱溶解後、適当な孔
径のフィルターを用いて熱時濾過を行い、その後該溶液
を冷却して再結晶させて得られる脂肪族ジヒドロキシ化
合物には、実質的に鉄が含有されないことを見出した。
【0017】本発明に用いることのできる再結晶溶媒と
しては、脂肪族ジヒドロキシ化合物の溶解度が高温にお
いて十分に高く、且つ室温付近での溶解度が十分低いも
のであることが好ましく、さらにこの再結晶の操作によ
って樹脂の着色成分が除去されるものであればさらに好
ましい。このような特性を持つ溶媒としては、アルコー
ル、エーテル、エステル、ケトン、芳香族炭化水素、等
が挙げられる。
しては、脂肪族ジヒドロキシ化合物の溶解度が高温にお
いて十分に高く、且つ室温付近での溶解度が十分低いも
のであることが好ましく、さらにこの再結晶の操作によ
って樹脂の着色成分が除去されるものであればさらに好
ましい。このような特性を持つ溶媒としては、アルコー
ル、エーテル、エステル、ケトン、芳香族炭化水素、等
が挙げられる。
【0018】さらに具体的な化合物を例示すれば、アル
コール系溶媒として、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソ
ブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノール、1−
ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、イソアミ
ルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコー
ル、オクチルアルコール、カプリルアルコール、ノニル
アルコール、デシルアルコール、ウンデシルアルコー
ル、ラウリルアルコール、アリルアルコール、クロチル
アルコール、プロパギルアルコール、シクロペンタノー
ル、シクロヘキサノール、2−メトキシエタノール、2
−エトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、エチ
レングリコール、等を挙げることができる。
コール系溶媒として、メタノール、エタノール、n−プ
ロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソ
ブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノール、1−
ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール、イソアミ
ルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコー
ル、オクチルアルコール、カプリルアルコール、ノニル
アルコール、デシルアルコール、ウンデシルアルコー
ル、ラウリルアルコール、アリルアルコール、クロチル
アルコール、プロパギルアルコール、シクロペンタノー
ル、シクロヘキサノール、2−メトキシエタノール、2
−エトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、エチ
レングリコール、等を挙げることができる。
【0019】エーテル系溶媒としては、ジエチルエーテ
ル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジ−n−アミ
ルエーテル、ジイソアミルエーテル、メチルブチルエー
テル、メチル−n−アミルエーテル、メチルイソアミル
エーテル、エチルプロピルエーテル、エチルイソプロピ
ルエーテル、エチルブチルエーテル、エチルイソブチル
エーテル、エチル−n−アミルエーテル、エチルイソア
ミルエーテル、ジアリルエーテル、エチルアリルエーテ
ル、アニソール、フェネトール、ジフェニルエーテル、
ジベンジルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジ
オキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、エチレングリコール
ジブチルエーテル等を挙げることができる。
ル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、ジ−n−アミ
ルエーテル、ジイソアミルエーテル、メチルブチルエー
テル、メチル−n−アミルエーテル、メチルイソアミル
エーテル、エチルプロピルエーテル、エチルイソプロピ
ルエーテル、エチルブチルエーテル、エチルイソブチル
エーテル、エチル−n−アミルエーテル、エチルイソア
ミルエーテル、ジアリルエーテル、エチルアリルエーテ
ル、アニソール、フェネトール、ジフェニルエーテル、
ジベンジルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジ
オキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、エチレングリコール
ジブチルエーテル等を挙げることができる。
【0020】エステル系溶媒としては、酢酸エチル、酢
酸イソブチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸
n−アミル、酢酸イソアミル、プロピオン酸メチル、プ
ロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン
酸イソプロピル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イ
ソブチル、プロピオン酸n−アミル、プロピオン酸イソ
アミル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、酪酸
イソプロピル、酪酸ブチル、酪酸イソブチル、酪酸n−
アミル、酪酸イソアミル、イソ酪酸メチル、イソ酪酸エ
チル、イソ酪酸プロピル、イソ酪酸イソプロピル、イソ
酪酸イソブチル、イソ酪酸イソアミル、吉草酸メチル、
吉草酸エチル、吉草酸プロピル、吉草酸ブチル、吉草酸
n−アミル、吉草酸イソアミル、イソ吉草酸メチル、イ
ソ吉草酸エチル、イソ吉草酸プロピル、イソ吉草酸イソ
プロピル、イソ吉草酸イソブチル、イソ吉草酸イソアミ
ル、安息香酸メチル、安息香酸エチルなどを挙げること
ができる。
酸イソブチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸
n−アミル、酢酸イソアミル、プロピオン酸メチル、プ
ロピオン酸エチル、プロピオン酸プロピル、プロピオン
酸イソプロピル、プロピオン酸ブチル、プロピオン酸イ
ソブチル、プロピオン酸n−アミル、プロピオン酸イソ
アミル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プロピル、酪酸
イソプロピル、酪酸ブチル、酪酸イソブチル、酪酸n−
アミル、酪酸イソアミル、イソ酪酸メチル、イソ酪酸エ
チル、イソ酪酸プロピル、イソ酪酸イソプロピル、イソ
酪酸イソブチル、イソ酪酸イソアミル、吉草酸メチル、
吉草酸エチル、吉草酸プロピル、吉草酸ブチル、吉草酸
n−アミル、吉草酸イソアミル、イソ吉草酸メチル、イ
ソ吉草酸エチル、イソ吉草酸プロピル、イソ吉草酸イソ
プロピル、イソ吉草酸イソブチル、イソ吉草酸イソアミ
ル、安息香酸メチル、安息香酸エチルなどを挙げること
ができる。
【0021】ケトン系溶媒としては、アセトン、メチル
エチルケトン、イソプロピルメチルケトン、ブチルメチ
ルケトン、イソブチルメチルケトン、ピナコロン、ジエ
チルケトン、ブチロン、ジイソプロピルケトン、メチル
ビニルケトン、メシチルオキシド、メチルヘプテノン、
シクロブタノン、シクロヘキサノン等を挙げることがで
きる。
エチルケトン、イソプロピルメチルケトン、ブチルメチ
ルケトン、イソブチルメチルケトン、ピナコロン、ジエ
チルケトン、ブチロン、ジイソプロピルケトン、メチル
ビニルケトン、メシチルオキシド、メチルヘプテノン、
シクロブタノン、シクロヘキサノン等を挙げることがで
きる。
【0022】芳香族炭化水素化合物としては、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、メシチレン等を挙げることが
できる。
ン、トルエン、キシレン、メシチレン等を挙げることが
できる。
【0023】これらのうち、特に好ましい再結晶溶媒と
してはアルコール類であり、さらに好ましくは炭素数が
1〜10のアルコールである。また、上記の溶媒を2種
以上、混合して用いることもできる。
してはアルコール類であり、さらに好ましくは炭素数が
1〜10のアルコールである。また、上記の溶媒を2種
以上、混合して用いることもできる。
【0024】上式(2)で表される粗脂肪族ジヒドロキ
シ化合物を溶媒に加熱溶解後、フィルターを通して熱時
濾過を行う。フィルター孔径は1μm以下が好ましく、
さらに好ましくは0.5μm以下であり、さらに好まし
くは0.1μm以下である。フィルター孔径が1μm以
上のフィルターでは鉄を含有した微細な異物を十分とり
きることができず、目的とする鉄含有量を達成すること
ができない。フィルターの材質としては、加熱溶媒に対
して溶解や膨潤などのない材質が好ましく、アセテー
ト、ポリエーテルサルホン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ナイロン、ポリエステル不織布にセルロースアセテ
ートをコーティングしたもの、ポリプロピレン、濾紙、
ガラス繊維濾紙、ステンレス、燒結金属などから適宜選
択して用いることができる。フィルターは、孔径の大き
い順に数本直列に接続して用いることもできる。濾過は
減圧または加圧のいずれを用いても良い。熱時濾過温度
は、濾過中に結晶が析出してフィルターの目詰まりが生
じないように結晶析出温度よりやや高めに設定する。
シ化合物を溶媒に加熱溶解後、フィルターを通して熱時
濾過を行う。フィルター孔径は1μm以下が好ましく、
さらに好ましくは0.5μm以下であり、さらに好まし
くは0.1μm以下である。フィルター孔径が1μm以
上のフィルターでは鉄を含有した微細な異物を十分とり
きることができず、目的とする鉄含有量を達成すること
ができない。フィルターの材質としては、加熱溶媒に対
して溶解や膨潤などのない材質が好ましく、アセテー
ト、ポリエーテルサルホン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ナイロン、ポリエステル不織布にセルロースアセテ
ートをコーティングしたもの、ポリプロピレン、濾紙、
ガラス繊維濾紙、ステンレス、燒結金属などから適宜選
択して用いることができる。フィルターは、孔径の大き
い順に数本直列に接続して用いることもできる。濾過は
減圧または加圧のいずれを用いても良い。熱時濾過温度
は、濾過中に結晶が析出してフィルターの目詰まりが生
じないように結晶析出温度よりやや高めに設定する。
【0025】熱時濾過の溶液から、冷却操作によって脂
肪族ジヒドロキシ化合物の結晶を析出させる。得られた
結晶は濾過によって溶液と結晶を分離し、必要であれば
結晶を溶媒によってリンスし、乾燥によって溶媒を除去
することによって鉄含有量の低い脂肪族ジヒドロキシ化
合物を得ることができる。さらに、必要であれば再結晶
を2回以上実施することによってより高純度の脂肪族ジ
ヒドロキシ化合物を得ることも可能である。
肪族ジヒドロキシ化合物の結晶を析出させる。得られた
結晶は濾過によって溶液と結晶を分離し、必要であれば
結晶を溶媒によってリンスし、乾燥によって溶媒を除去
することによって鉄含有量の低い脂肪族ジヒドロキシ化
合物を得ることができる。さらに、必要であれば再結晶
を2回以上実施することによってより高純度の脂肪族ジ
ヒドロキシ化合物を得ることも可能である。
【0026】本発明では、再結晶工程中に吸着剤と接触
させる工程を含ませることを妨げない。すなわち、脂肪
族ジヒドロキシ化合物を溶媒に溶解後、吸着剤と接触さ
せる。その方法として、溶液中に吸着剤を添加し撹拌を
行うバッチ法、カラム中に充填した吸着剤層に溶液を通
す流通法のいずれによっても好適に実施される。
させる工程を含ませることを妨げない。すなわち、脂肪
族ジヒドロキシ化合物を溶媒に溶解後、吸着剤と接触さ
せる。その方法として、溶液中に吸着剤を添加し撹拌を
行うバッチ法、カラム中に充填した吸着剤層に溶液を通
す流通法のいずれによっても好適に実施される。
【0027】吸着剤としては、活性炭、アルミナ、シリ
カ、ゼオライト、等が好適に使用されるが、活性炭が特
に好ましい。
カ、ゼオライト、等が好適に使用されるが、活性炭が特
に好ましい。
【0028】吸着処理を行った溶液から上記のフィルタ
ーによる濾過により吸着剤を完全に除去した後は、上述
した通常の再結晶により脂肪族ジヒドロキシ化合物の結
晶が得られる。
ーによる濾過により吸着剤を完全に除去した後は、上述
した通常の再結晶により脂肪族ジヒドロキシ化合物の結
晶が得られる。
【0029】本発明に関わるポリカーボネート樹脂は、
上式(1)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物から誘
導される構成単位と、上式(2)で表せる脂肪族ジヒド
ロキシ化合物から誘導される構成単位からなり、ランダ
ム、ブロック、交互共重合体または上式(1)で表され
る芳香族ジヒドロキシ化合物から誘導される構成単位
と、上式(2)で表される脂肪族ジヒドロキシ化合物か
ら誘導される構成単位からなるポリカーボネートのブレ
ンド等を含むものであるため、優れた耐熱性および色
相、さらにバランスのとれた屈折率および分散特性を示
し、複屈折率が低いという特徴を示す。
上式(1)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物から誘
導される構成単位と、上式(2)で表せる脂肪族ジヒド
ロキシ化合物から誘導される構成単位からなり、ランダ
ム、ブロック、交互共重合体または上式(1)で表され
る芳香族ジヒドロキシ化合物から誘導される構成単位
と、上式(2)で表される脂肪族ジヒドロキシ化合物か
ら誘導される構成単位からなるポリカーボネートのブレ
ンド等を含むものであるため、優れた耐熱性および色
相、さらにバランスのとれた屈折率および分散特性を示
し、複屈折率が低いという特徴を示す。
【0030】本発明において、芳香族ジヒドロキシ化合
物から誘導される構成単位(以下、Iと称する。)と、
脂肪族ジヒドロキシ化合物から誘導される構成単位(以
下、IIと称する。)のモル比(I/II)が、90/
10〜10/90であることが好ましく、さらに好まし
くは80/20〜20/80が好ましい。すなわち、該
ポリカーボネート中の芳香族ジヒドロキシ化合物(1)
と脂肪族ジヒドロキシ化合物(2)から誘導される構成
単位のモル比(I/II)が10/90より低いと耐熱
性に劣るものとなり、90/10より高いと光弾性定
数、吸水率などが高くなり、さらに屈折率とアッベ数の
バランスが悪くなり光学材料としては好ましくない。
物から誘導される構成単位(以下、Iと称する。)と、
脂肪族ジヒドロキシ化合物から誘導される構成単位(以
下、IIと称する。)のモル比(I/II)が、90/
10〜10/90であることが好ましく、さらに好まし
くは80/20〜20/80が好ましい。すなわち、該
ポリカーボネート中の芳香族ジヒドロキシ化合物(1)
と脂肪族ジヒドロキシ化合物(2)から誘導される構成
単位のモル比(I/II)が10/90より低いと耐熱
性に劣るものとなり、90/10より高いと光弾性定
数、吸水率などが高くなり、さらに屈折率とアッベ数の
バランスが悪くなり光学材料としては好ましくない。
【0031】本発明では、炭酸ジエステルとしては、ジ
フェニルカーボネート、ジトリールカーボネート、ビス
(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジルカーボ
ネート、ジナフチルカーボネート、ジメチルカーボネー
ト、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジ
シクロヘキシルカーボネート等が用いられる。これらの
中でも特にジフェニルカーボネートが好ましい。ジフェ
ニルカーボネートは、芳香族ジヒドロキシ化合物と脂肪
族ジヒドロキシ化合物の合計1モルに対して0.97〜
1.2モルの量で用いられることが好ましく、特に好ま
しくは0.99〜1.10モルの量である。
フェニルカーボネート、ジトリールカーボネート、ビス
(クロロフェニル)カーボネート、m−クレジルカーボ
ネート、ジナフチルカーボネート、ジメチルカーボネー
ト、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジ
シクロヘキシルカーボネート等が用いられる。これらの
中でも特にジフェニルカーボネートが好ましい。ジフェ
ニルカーボネートは、芳香族ジヒドロキシ化合物と脂肪
族ジヒドロキシ化合物の合計1モルに対して0.97〜
1.2モルの量で用いられることが好ましく、特に好ま
しくは0.99〜1.10モルの量である。
【0032】本発明に用いられるポリカーボネート樹脂
の重量平均分子量は30,000〜200,000であ
ることが好ましく、さらに好ましくは50,000〜1
20,000である。
の重量平均分子量は30,000〜200,000であ
ることが好ましく、さらに好ましくは50,000〜1
20,000である。
【0033】本発明に関わるポリカーボネートの製造方
法では、触媒として、塩基性化合物が用いられる。この
ような塩基性化合物としては、特にアルカリ金属および
/またはアルカリ土類化合物、含窒素化合物等があげら
れる。
法では、触媒として、塩基性化合物が用いられる。この
ような塩基性化合物としては、特にアルカリ金属および
/またはアルカリ土類化合物、含窒素化合物等があげら
れる。
【0034】このような化合物としては、アルカリ金属
およびアルカリ土類化合物等の有機酸、無機塩類、酸化
物、水酸化物、水素化物あるいはアルコキシド、4級ア
ンモニウムヒドロキシドおよびそれらの塩、アミン類等
が好ましく用いられ、これらの化合物は単独もしくは組
み合わせて用いることができる。
およびアルカリ土類化合物等の有機酸、無機塩類、酸化
物、水酸化物、水素化物あるいはアルコキシド、4級ア
ンモニウムヒドロキシドおよびそれらの塩、アミン類等
が好ましく用いられ、これらの化合物は単独もしくは組
み合わせて用いることができる。
【0035】このようなアルカリ金属化合物としては、
具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化セシウム、水酸化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸リチ
ウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸セシウム、
酢酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸
カリウム、ステアリン酸セシウム、ステアリン酸リチウ
ム、水素化ホウ素ナトリウム、フェニル化ホウ素ナトリ
ウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香
酸セシウム、安息香酸リチウム、リン酸水素2ナトリウ
ム、リン酸水素2カリウム、リン酸水素2リチウム、フ
ェニルリン酸2ナトリウム、ビスフェノールAの2ナト
リウム塩、2カリウム塩、2セシウム塩、2リチウム
塩、フェノールのナトリウム塩、カリウム塩、セシウム
塩、リチウム塩等が用いられる。
具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化セシウム、水酸化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸リチ
ウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸セシウム、
酢酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸
カリウム、ステアリン酸セシウム、ステアリン酸リチウ
ム、水素化ホウ素ナトリウム、フェニル化ホウ素ナトリ
ウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香
酸セシウム、安息香酸リチウム、リン酸水素2ナトリウ
ム、リン酸水素2カリウム、リン酸水素2リチウム、フ
ェニルリン酸2ナトリウム、ビスフェノールAの2ナト
リウム塩、2カリウム塩、2セシウム塩、2リチウム
塩、フェノールのナトリウム塩、カリウム塩、セシウム
塩、リチウム塩等が用いられる。
【0036】また、アルカリ土類金属化合物としては、
具体的には、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、
水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、炭酸水素マグ
ネシウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素ストロンチウ
ム、炭酸水素バリウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシ
ウム、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、安息香酸カ
ルシウム、フェニルリン酸マグネシウム等が用いられ
る。
具体的には、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、
水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、炭酸水素マグ
ネシウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素ストロンチウ
ム、炭酸水素バリウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシ
ウム、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、安息香酸カ
ルシウム、フェニルリン酸マグネシウム等が用いられ
る。
【0037】また、含窒素化合物としては、具体的に
は、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモ
ニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロ
キシド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド
等のアルキル、アリール、アルアリール基などを有する
アンモニウムヒドロキシド類、トリエチルアミン、ジメ
チルベンジルアミン、トリフェニルアミン等の3級アミ
ン類、ジエチルアミン、ジブチルアミン等の2級アミン
類、プロピルアミン、ブチルアミン等の1級アミン類、
2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール等
のイミダゾール類、あるいは、アンモニア、テトラメチ
ルアンモニウムボロハイドライド、テトラブチルアンモ
ニウムテトラフェニルボレート、テトラフェニルアンモ
ニウムテトラフェニルボレート等の塩基性塩等が用いら
れる。
は、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモ
ニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロ
キシド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド
等のアルキル、アリール、アルアリール基などを有する
アンモニウムヒドロキシド類、トリエチルアミン、ジメ
チルベンジルアミン、トリフェニルアミン等の3級アミ
ン類、ジエチルアミン、ジブチルアミン等の2級アミン
類、プロピルアミン、ブチルアミン等の1級アミン類、
2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール等
のイミダゾール類、あるいは、アンモニア、テトラメチ
ルアンモニウムボロハイドライド、テトラブチルアンモ
ニウムテトラフェニルボレート、テトラフェニルアンモ
ニウムテトラフェニルボレート等の塩基性塩等が用いら
れる。
【0038】これらの触媒は、芳香族ジヒドロキシ化合
物と脂肪族ジヒドロキシ化合物との合計1モルに対し
て、10-9〜10-3モルの量で、好ましくは10-7〜1
0-5モルの量で用いられる。
物と脂肪族ジヒドロキシ化合物との合計1モルに対し
て、10-9〜10-3モルの量で、好ましくは10-7〜1
0-5モルの量で用いられる。
【0039】本発明に関わるエステル交換反応は、公知
の溶融重縮合法により行うことができる。すなわち、前
記の原料、および触媒を用いて、加熱下に常圧または減
圧下にエステル交換反応により副生物を除去しながら溶
融重縮合を行うものである。反応は、一般には二段以上
の多段工程で実施される。
の溶融重縮合法により行うことができる。すなわち、前
記の原料、および触媒を用いて、加熱下に常圧または減
圧下にエステル交換反応により副生物を除去しながら溶
融重縮合を行うものである。反応は、一般には二段以上
の多段工程で実施される。
【0040】具体的には、第一段目の反応を120〜2
60℃、好ましくは180〜240℃の温度で0〜5時
間、好ましくは0.5〜3時間反応させる。次いで反応
系の減圧度を上げながら反応温度を高めて芳香族ジヒド
ロキシ化合物と脂肪族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエス
テルとの反応を行い、最終的には1mmHg以下の減圧
下、200〜300℃の温度で重縮合反応を行う。この
ような反応は、連続式で行っても良くまたバッチ式で行
っても良い。上記の反応を行うに際して用いられる反応
装置は、槽型であっても押出機型であってもよい。
60℃、好ましくは180〜240℃の温度で0〜5時
間、好ましくは0.5〜3時間反応させる。次いで反応
系の減圧度を上げながら反応温度を高めて芳香族ジヒド
ロキシ化合物と脂肪族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエス
テルとの反応を行い、最終的には1mmHg以下の減圧
下、200〜300℃の温度で重縮合反応を行う。この
ような反応は、連続式で行っても良くまたバッチ式で行
っても良い。上記の反応を行うに際して用いられる反応
装置は、槽型であっても押出機型であってもよい。
【0041】本発明の重合終了時の生成物であるポリカ
ーボネートには、熱安定性、および加水分解安定性を保
持するために、触媒を除去もしくは失活させることが好
ましく、公知の酸性物質の添加によるアルカリ金属ある
いはアルカリ土類金属等のエステル交換触媒の失活を行
う方法が好適に実施される。これらの物質としては、具
体的には、p−トルエンスルホン酸のごとき芳香族スル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸ブチル、p−トルエン
スルホン酸ヘキシル等の芳香族スルホン酸エステル類、
ステアリン酸クロライド、酪酸クロライド、塩化ベンゾ
イル、p−トルエンスルホン酸クロライドのごとき有機
ハロゲン化物、ジメチル硫酸のごときアルキル硫酸、塩
化ベンジルのごとき有機ハロゲン化物等、ホウ酸、リン
酸等の無機酸等が好適に用いられる。
ーボネートには、熱安定性、および加水分解安定性を保
持するために、触媒を除去もしくは失活させることが好
ましく、公知の酸性物質の添加によるアルカリ金属ある
いはアルカリ土類金属等のエステル交換触媒の失活を行
う方法が好適に実施される。これらの物質としては、具
体的には、p−トルエンスルホン酸のごとき芳香族スル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸ブチル、p−トルエン
スルホン酸ヘキシル等の芳香族スルホン酸エステル類、
ステアリン酸クロライド、酪酸クロライド、塩化ベンゾ
イル、p−トルエンスルホン酸クロライドのごとき有機
ハロゲン化物、ジメチル硫酸のごときアルキル硫酸、塩
化ベンジルのごとき有機ハロゲン化物等、ホウ酸、リン
酸等の無機酸等が好適に用いられる。
【0042】触媒失活後、ポリマー中の低沸点化合物を
0.1〜1mmHgの圧力、200〜300℃の温度で
脱気除去する工程を設けても良く、このためには、パド
ル翼、格子翼、メガネ翼等、表面更新性の優れた撹拌翼
を備えた横型装置、あるいは薄膜蒸発器が好適に用いら
れる。
0.1〜1mmHgの圧力、200〜300℃の温度で
脱気除去する工程を設けても良く、このためには、パド
ル翼、格子翼、メガネ翼等、表面更新性の優れた撹拌翼
を備えた横型装置、あるいは薄膜蒸発器が好適に用いら
れる。
【0043】さらに本発明において、上記熱安定化剤、
加水分解安定化剤の他に、酸化防止剤、顔料、染料、強
化剤や充填剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、結晶核
剤、可塑剤、流動性改良材、帯電防止剤などを添加する
ことができる。
加水分解安定化剤の他に、酸化防止剤、顔料、染料、強
化剤や充填剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型剤、結晶核
剤、可塑剤、流動性改良材、帯電防止剤などを添加する
ことができる。
【0044】これらの添加剤は、従来から公知の方法で
各成分をポリカーボネート樹脂に混合することができ
る。例えば、各成分をターンブルミキサーやヘンシェル
ミキサー、リボンブレンダー、スーパーミキサーで代表
される高速ミキサーで分散混合後、押し出し機、バンバ
リーミキサー、ロールなどで溶融混練する方法が適宜選
択される。
各成分をポリカーボネート樹脂に混合することができ
る。例えば、各成分をターンブルミキサーやヘンシェル
ミキサー、リボンブレンダー、スーパーミキサーで代表
される高速ミキサーで分散混合後、押し出し機、バンバ
リーミキサー、ロールなどで溶融混練する方法が適宜選
択される。
【0045】
【発明の効果】本発明ポリカーボネート樹脂は、ポリカ
ーボネートの優れた耐衝撃性、耐熱性、等の特性を維持
しながら、屈折率、分散のバランスおよび光弾性定数な
どが改善されたものなので、各種レンズ、プリズム、光
ディスク基板などのプラスチック光学材料用として好適
に利用できる。
ーボネートの優れた耐衝撃性、耐熱性、等の特性を維持
しながら、屈折率、分散のバランスおよび光弾性定数な
どが改善されたものなので、各種レンズ、プリズム、光
ディスク基板などのプラスチック光学材料用として好適
に利用できる。
【0046】以下、実施例により本発明を具体的に説明
するが、本発明は以下の実施例に何ら制限されるもので
はない。
するが、本発明は以下の実施例に何ら制限されるもので
はない。
【0047】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は、以下の実施例に何らの制限を受けるも
のではない。
るが、本発明は、以下の実施例に何らの制限を受けるも
のではない。
【0048】鉄の定量は、所定量の脂肪族ジヒドロキシ
化合物を自動湿式灰化装置により湿式灰化(硫酸、硝
酸)後、ICP発光分析により定量した。
化合物を自動湿式灰化装置により湿式灰化(硫酸、硝
酸)後、ICP発光分析により定量した。
【0049】実施例1 市販の3,3’−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメ
チルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
(5.5)ウンデカン(以下スピログリコールという)
800gをメタノール10リットルに温度60℃で完全
に溶解させた後、孔径0.1μmのPTFEメンブラン
フィルター(アドバンテック社製TCF010)を通し
て熱時濾過を行った。得られた溶液を室温まで冷却しス
ピログリコール結晶を得た。結晶を濾別し、結晶とほぼ
同体積のメタノールでリンスした後、真空乾燥機で60
℃で乾燥させ結晶560gを得た。得られたスピログリ
コール中の鉄含有量は0.2ppmであった。2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン22.8g
(0.10モル)、上で得た精製スピログリコール3
0.4g(0.10モル)、ジフェニルカーボネート4
3.3g(0.202モル)、炭酸水素ナトリウム6.
0×10−7モルを撹拌機および留出装置つきの300
cc四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下180℃に加
熱し、30分間撹拌した。その後、減圧度を150mm
Hgに調整すると同時に、60℃/hrの速度で200
℃まで昇温を行いエステル交換反応を行った。さらに、
フェノールを留去しながら260℃まで昇温し、10分
間その温度で保持した後、1時間かけて減圧度を1mm
Hg以下とした。合計6時間撹拌下で反応を行い、反応
終了後、反応器内に窒素を吹き込み常圧に戻し、生成ポ
リカーボネートを取り出した。このポリカーボネートの
物性を表1に示す。
チルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
(5.5)ウンデカン(以下スピログリコールという)
800gをメタノール10リットルに温度60℃で完全
に溶解させた後、孔径0.1μmのPTFEメンブラン
フィルター(アドバンテック社製TCF010)を通し
て熱時濾過を行った。得られた溶液を室温まで冷却しス
ピログリコール結晶を得た。結晶を濾別し、結晶とほぼ
同体積のメタノールでリンスした後、真空乾燥機で60
℃で乾燥させ結晶560gを得た。得られたスピログリ
コール中の鉄含有量は0.2ppmであった。2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン22.8g
(0.10モル)、上で得た精製スピログリコール3
0.4g(0.10モル)、ジフェニルカーボネート4
3.3g(0.202モル)、炭酸水素ナトリウム6.
0×10−7モルを撹拌機および留出装置つきの300
cc四つ口フラスコに入れ、窒素雰囲気下180℃に加
熱し、30分間撹拌した。その後、減圧度を150mm
Hgに調整すると同時に、60℃/hrの速度で200
℃まで昇温を行いエステル交換反応を行った。さらに、
フェノールを留去しながら260℃まで昇温し、10分
間その温度で保持した後、1時間かけて減圧度を1mm
Hg以下とした。合計6時間撹拌下で反応を行い、反応
終了後、反応器内に窒素を吹き込み常圧に戻し、生成ポ
リカーボネートを取り出した。このポリカーボネートの
物性を表1に示す。
【0050】実施例2 市販のスピログリコール800gをメタノール10リッ
トル中に温度60℃で完全に溶解させた後、孔径0.6
5μmのポリエステル不織布にセルロースアセテートを
コーティングしたフィルター(アドバンテック社製TC
YE-HS)を通して熱時濾過を行った。得られた溶液を
室温に冷却しスピログリコール結晶を得た。結晶をヌッ
チェを用いて溶液と分離し、結晶とほぼ同体積のメタノ
ールでリンス後、真空乾燥機を用いて60℃で乾燥させ
てスピログリコール560gを得た。得られたスピログ
リコール中の鉄含有量は0.5ppmであった。この精製
スピログリコールを用いた他は、実施例1と全く同様の
操作を行い、ビスフェノールA−スピログリコール共重
合ポリカーボネートを得た。得られたポリカーボネート
の物性を表1に示す。
トル中に温度60℃で完全に溶解させた後、孔径0.6
5μmのポリエステル不織布にセルロースアセテートを
コーティングしたフィルター(アドバンテック社製TC
YE-HS)を通して熱時濾過を行った。得られた溶液を
室温に冷却しスピログリコール結晶を得た。結晶をヌッ
チェを用いて溶液と分離し、結晶とほぼ同体積のメタノ
ールでリンス後、真空乾燥機を用いて60℃で乾燥させ
てスピログリコール560gを得た。得られたスピログ
リコール中の鉄含有量は0.5ppmであった。この精製
スピログリコールを用いた他は、実施例1と全く同様の
操作を行い、ビスフェノールA−スピログリコール共重
合ポリカーボネートを得た。得られたポリカーボネート
の物性を表1に示す。
【0051】実施例3 市販のスピログリコール800gを2−エトキシエタノ
ール10リットルに90℃で溶解させた後、孔径0.5
μmのSUS316L製フィルター(ティーエフエスジャ
パン製)を通して熱時濾過を行った。得られた溶液を室
温に冷却しスピログリコール結晶を得た。得られた溶液
を室温に冷却しスピログリコール結晶を得た。結晶をヌ
ッチェを用いて溶液と分離し、結晶とほぼ同体積の2−
エトキシエタノールでリンスした後、真空乾燥機を用い
て60℃で乾燥させてスピログリコール720gを得
た。得られたスピログリコール中の鉄含有量は0.30
ppmであった。この精製スピログリコールを用いた他
は、実施例1と全く同様の操作を行い、ビスフェノール
A−スピログリコール共重合ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの物性を表1に示す。
ール10リットルに90℃で溶解させた後、孔径0.5
μmのSUS316L製フィルター(ティーエフエスジャ
パン製)を通して熱時濾過を行った。得られた溶液を室
温に冷却しスピログリコール結晶を得た。得られた溶液
を室温に冷却しスピログリコール結晶を得た。結晶をヌ
ッチェを用いて溶液と分離し、結晶とほぼ同体積の2−
エトキシエタノールでリンスした後、真空乾燥機を用い
て60℃で乾燥させてスピログリコール720gを得
た。得られたスピログリコール中の鉄含有量は0.30
ppmであった。この精製スピログリコールを用いた他
は、実施例1と全く同様の操作を行い、ビスフェノール
A−スピログリコール共重合ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの物性を表1に示す。
【0052】実施例4 スピログリコール800gを2−エトキシエタノール1
0リットルに完全に90℃で完全に溶解させた溶液を、
市販の活性炭カートリッジフィルター(アドバンテック
東洋(株)社製TCC−W1)を通した後、室温に冷却
しスピログリコールを再結晶させた。結晶を濾別後、ケ
ーキをほぼ同体積の2−エトキシエタノールを用いてリ
ンスし、真空乾燥機で80℃で乾燥させ結晶720gを
得た。得られたスピログリコール中の鉄含有量は0.3
0ppmであった。この精製スピログリコールを用いた他
は、実施例1と全く同様の操作を行い、ビスフェノール
A−スピログリコール共重合ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの物性を表1に示す。
0リットルに完全に90℃で完全に溶解させた溶液を、
市販の活性炭カートリッジフィルター(アドバンテック
東洋(株)社製TCC−W1)を通した後、室温に冷却
しスピログリコールを再結晶させた。結晶を濾別後、ケ
ーキをほぼ同体積の2−エトキシエタノールを用いてリ
ンスし、真空乾燥機で80℃で乾燥させ結晶720gを
得た。得られたスピログリコール中の鉄含有量は0.3
0ppmであった。この精製スピログリコールを用いた他
は、実施例1と全く同様の操作を行い、ビスフェノール
A−スピログリコール共重合ポリカーボネートを得た。
得られたポリカーボネートの物性を表1に示す。
【0053】比較例1 実施例1において、鉄含有量が2.1ppmの市販のスピ
ログリコールをそのまま用いた他は実施例1と同様な操
作を行った。得られたポリカーボネートは色調が非常に
悪いものであった。
ログリコールをそのまま用いた他は実施例1と同様な操
作を行った。得られたポリカーボネートは色調が非常に
悪いものであった。
【0054】比較例2 市販のスピログリコール800gをメタノール10リッ
トルに60℃で溶解させた後、孔径1μmのコットン製
ワインドカートリッジフィルター(アドバンテック製T
CW−1)を通して熱時濾過を行った。得られた溶液を
室温に冷却しスピログリコール結晶を得た。結晶をヌッ
チェを用いて溶媒と分離し、結晶とほぼ同体積のメタノ
ールでリンスした後、真空乾燥機を用いて60℃で乾燥
させてスピログリコール560gを得た。得られたスピ
ログリコール中の鉄含有量は1.4ppmであった。この
スピログリコールを用いた他は、実施例1と全く同様の
操作を行い、ビスフェノールA−スピログリコール共重
合ポリカーボネートを得た。得られたポリカーボネート
の物性を表1に示す。
トルに60℃で溶解させた後、孔径1μmのコットン製
ワインドカートリッジフィルター(アドバンテック製T
CW−1)を通して熱時濾過を行った。得られた溶液を
室温に冷却しスピログリコール結晶を得た。結晶をヌッ
チェを用いて溶媒と分離し、結晶とほぼ同体積のメタノ
ールでリンスした後、真空乾燥機を用いて60℃で乾燥
させてスピログリコール560gを得た。得られたスピ
ログリコール中の鉄含有量は1.4ppmであった。この
スピログリコールを用いた他は、実施例1と全く同様の
操作を行い、ビスフェノールA−スピログリコール共重
合ポリカーボネートを得た。得られたポリカーボネート
の物性を表1に示す。
【0055】なお、表1中の物性は、下記の方法により
測定したものである。
測定したものである。
【0056】(1)分子量:GPC(Shodex G
PC system 11)を用い、ポリスチレン換算
分子量(重量平均分子量:Mw)として測定した。展開
溶媒にはクロロホルムを用いた。 (2)樹脂YI:得られた樹脂を、40mmφ、3mm厚のデ
ィスクにプレス成形し、色差計(東京電色 TC−18
00MK2)によりYI値(黄色度)を測定した。
PC system 11)を用い、ポリスチレン換算
分子量(重量平均分子量:Mw)として測定した。展開
溶媒にはクロロホルムを用いた。 (2)樹脂YI:得られた樹脂を、40mmφ、3mm厚のデ
ィスクにプレス成形し、色差計(東京電色 TC−18
00MK2)によりYI値(黄色度)を測定した。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 崇泰 茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学 株式会社総合研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 下記式(1)で表される芳香族ジヒドロ
キシ化合物と下記式(2)で表される脂肪族ジヒドロキ
シ化合物と炭酸ジエステルとを加熱溶融下重縮合させる
芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方法にお
いて、脂肪族ジヒドロキシ化合物中の鉄含有量が1pp
m以下であることを特徴とする芳香族−脂肪族共重合ポ
リカーボネートの製造方法。 【化1】 (上記式(1)において、Xは 【化2】 であり、ここに、R3およびR4はそれぞれ水素原子、炭素
数1〜10のアルキル基またはフェニル基であり、R3とR4
が結合し環を形成していてもよい。R1およびR2はそれぞ
れ水素原子、炭素数1〜10のアルキル基またはハロゲン
であり、R1とR2は同じでも異なっていてもよい。また、
mおよびnは置換基数を表し0〜4の整数である。) 【化3】 (上式(2)において、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ
水素原子または炭素数1〜10の1価のアルキル基であ
る。) - 【請求項2】脂肪族ジヒドロキシ化合物が、3,9−ビ
ス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−2,
4,8,10−テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカ
ンである請求項1記載の芳香族−脂肪族共重合ポリカー
ボネートの製造方法。 - 【請求項3】脂肪族ジヒドロキシ化合物が、粗脂肪族ジ
ヒドロキシ化合物を溶媒に加熱溶解後、熱時濾過を行
い、該濾液より再結晶により精製して得られたものであ
る請求項1記載の芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネー
トの製造方法。 - 【請求項4】再結晶に用いる溶媒が炭素数1〜10のア
ルコールである請求項3記載の芳香族−脂肪族共重合ポ
リカーボネートの製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10154462A JPH11349678A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方法 |
| US09/323,134 US6265523B1 (en) | 1998-06-01 | 1999-06-01 | Processes for producing aromatic/aliphatic copolycarbonate |
| DE69917129T DE69917129T2 (de) | 1998-06-01 | 1999-06-01 | Verfahren zur Herstellung aromatisch-aliphatischer Polycarbonate |
| EP99109347A EP0962478B1 (en) | 1998-06-01 | 1999-06-01 | Process for producing aromatic/aliphatic copolycarbonate |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10154462A JPH11349678A (ja) | 1998-06-03 | 1998-06-03 | 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11349678A true JPH11349678A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=15584781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10154462A Pending JPH11349678A (ja) | 1998-06-01 | 1998-06-03 | 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11349678A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008143269A1 (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Teijin Limited | 植物由来成分を有するポリカーボネートの製造方法 |
| JP2009161746A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-23 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネートの製造方法およびポリカーボネート成形物 |
| US7906612B2 (en) | 2006-09-01 | 2011-03-15 | Teijin Limited | Plant-derived component-containing polycarbonates and process for their production |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH0327384A (ja) * | 1989-06-26 | 1991-02-05 | Koei Chem Co Ltd | β,β,β′,β′―テトラメチル―2,4,8,10―テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン―3,9―ジエタノールの製造方法 |
| JPH04332726A (ja) * | 1991-05-08 | 1992-11-19 | Daicel Chem Ind Ltd | ポリカーボネートの製造法 |
| JPH0753430A (ja) * | 1993-05-17 | 1995-02-28 | General Electric Co <Ge> | 実質的に純粋なビスフェノール及びビスフェノールを含有してなる重合体 |
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| JPH1067850A (ja) * | 1988-09-22 | 1998-03-10 | Nippon G Ii Plast Kk | ポリカーボネートの製造方法 |
| JPH10120777A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-12 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 新規なポリカーボネート樹脂 |
-
1998
- 1998-06-03 JP JP10154462A patent/JPH11349678A/ja active Pending
Patent Citations (9)
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|---|---|---|---|---|
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| WO2008143269A1 (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Teijin Limited | 植物由来成分を有するポリカーボネートの製造方法 |
| US8017722B2 (en) | 2007-05-17 | 2011-09-13 | Teijin Limited | Polycarbonate containing plant-derived component and process for the preparation thereof |
| JP2009161746A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-23 | Mitsubishi Chemicals Corp | ポリカーボネートの製造方法およびポリカーボネート成形物 |
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| JPH11349676A (ja) | 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂 |
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