JPH1135727A - 断熱パネル - Google Patents

断熱パネル

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Publication number
JPH1135727A
JPH1135727A JP9191130A JP19113097A JPH1135727A JP H1135727 A JPH1135727 A JP H1135727A JP 9191130 A JP9191130 A JP 9191130A JP 19113097 A JP19113097 A JP 19113097A JP H1135727 A JPH1135727 A JP H1135727A
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JP
Japan
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weight
heat insulating
polyisocyanate
component
panel
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Application number
JP9191130A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yakura
和夫 矢倉
Naoyuki Omori
直之 大森
Kazuhiko Mizuta
和彦 水田
Masashi Ishii
正史 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH1135727A publication Critical patent/JPH1135727A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 難燃性及び断熱性に優れた断熱パネルを提供
する。 【解決手段】 ポリイソシアネート成分と、ポリオール
成分、発泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助剤とを混
合、発泡してなるイソシアヌレート変性硬質ポリウレタ
ンフォーム原料をパネル本体1の空洞部に注入成型して
なる断熱パネル。ポリオール成分は、ヒドロキシ成分
と、o−,m−,p−フタル酸及びこれらの誘導体の1
種又は2種以上の多塩基酸成分とのエステル化で得られ
る、酸価が5.0mg−KOH/g以上のポリエステル
ポリオール化合物を50重量%以上含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵ないし冷凍倉庫
やクリーンルーム、戸建て住宅などの建築用パネル材な
いしボード材として有用な断熱パネルに係り、特に、断
熱性及び難燃性に優れた断熱パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵ないし冷凍倉庫やクリーンル
ーム、戸建て住宅などの建築用パネル材やボード材に
は、省エネルギーの観点から、断熱性、気密性に対する
要求が増々高くなってきている。
【0003】従来、これらの用途に用いられる主な断熱
材料としては、グラスウール、ロックウール等の綿状材
料、或いはポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォー
ム、硬質ポリウレタンフォーム等の板状材料がある。
【0004】例えば、冷蔵・冷凍倉庫やクリーンルーム
の断熱や間仕切りに用いられるパネル材としては、硬質
ポリウレタンフォームを金属面材間に挟み込んだサンド
イッチパネルなどがあり、流通拠点の整備や半導体関連
産業の旺盛な設備投資により、大規模倉庫やクリーンル
ームでの需要が高まっている。また、硬質ポリウレタン
フォームの断熱性能の高さから、こうしたサンドイッチ
パネルの市場は今後伸長が期待されている。
【0005】一方、戸建て住宅の断熱材料には、従来、
グラスウール、ロックウール等が用いられてきたが、こ
れらの綿状材料は、施工後にズレ易く、その部分の断熱
性が保たれなくなったり、吸湿や内部結露で断熱性能が
低下したりするなど、品質安定性の面で問題があった。
【0006】このような綿状材料の問題を解決するもの
として、構造用合板を面材とし、断熱性能の高い硬質ポ
リウレタンフォームを挟み込んだ断熱パネルが開発され
た。このような断熱パネルであれば、綿状材料の問題点
を解決すると同時に、高い断熱性と気密性を発揮し、し
かも、パネル化による施工省力化及び工期の短縮化が可
能である。
【0007】なお、硬質ポリウレタンフォームを断熱材
料とする上述のような断熱パネルは、一般に、ポリイソ
シアネート成分と、ポリオール成分、発泡剤、触媒、整
泡剤及びその他の助剤を混合した配合液とを混合、発泡
させて得られるイソシアヌレート変性硬質ポリウレタン
フォーム原料を、表面材と側枠材とで構成される空洞部
を有する中空パネル本体の空洞部に注入して一体成型す
る注入成型法により製造されている。注入成型法は、製
品寸法を任意に設計することができ、しかも表面材と一
体成型することが可能で生産性が高いため、硬質ポリウ
レタンフォームを用いた断熱パネルの代表的な製造法と
して広く採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】住宅、その他の用途に
用いられる断熱パネルの断熱材料としての硬質ポリウレ
タンフォームにあっては、長期間安定した断熱性と気密
性を保持できることに加えて、難燃性が高く、火災時に
延焼し難いことが要求される。
【0009】即ち、表面材として合板を用いたものはも
とより、金属面材を用いたものであっても、表面材の材
質や厚さ、パネル構造等によっては、十分な耐火性が得
られず、火災時には短時間で内部の硬質ポリウレタンフ
ォームに着火する恐れがある。従って、硬質ポリウレタ
ンフォームの難燃性は断熱パネルとしての用途上極めて
重要である。
【0010】また、注入成型による断熱パネルにあって
は、硬質ポリウレタンフォーム原料の充填性及び収縮性
も重要である。即ち、硬質ポリウレタンフォーム原料の
充填性が悪いと、パネル内に硬質ポリウレタンフォーム
の未充填部分が発生し、この部分において断熱性が得ら
れなくなる。また、硬質ポリウレタンフォームの収縮率
が大きいと、注入成型後、パネル内に収縮による空隙が
生じ、この空隙部分において断熱性が得られなくなる。
【0011】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、硬質ポリウレタンフォームの注入成型により得
られる断熱パネルであって、フォームの難燃性に優れ、
また内部の空隙がなく断熱性に優れた断熱パネルを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱パネルは、
表面材を側枠材とで構成される空洞部を有する中空パネ
ル本体の該空洞部内に、ポリイソシアネート成分と、ポ
リオール成分、発泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助剤
を混合した配合液とを混合、発泡して得られるイソシア
ヌレート変性硬質ポリウレタンフォーム原料を注入成型
してなる断熱パネルにおいて、該ポリオール成分は、ヒ
ドロキシ化合物と、o−フタル酸、m−フタル酸、p−
フタル酸及びこれらの誘導体よりなる群から選ばれる1
種又は2種以上の多塩基酸成分とをエステル化反応させ
て得られる、酸価が5.0mg−KOH/g以上のポリ
エステルポリオール化合物(以下「特定酸価フタル酸系
ポリエステルポリオール」と称す。)を50重量%以上
含むことを特徴とする。
【0013】上記特定酸価フタル酸系ポリエステルポリ
オールであれば、良好な難燃性と充填性を有し、低収縮
な硬質ポリウレタンフォームにより、難燃性及び断熱性
に優れた断熱パネルが提供される。
【0014】本発明においては、特に、触媒として1分
子中に水酸基を1個以上有するアミン化合物よりなる反
応型アミン触媒を、ポリオール成分に対して10重量%
以下用いるのが好ましく、この場合には、上記特定酸価
フタル酸系ポリエステルポリオールと、上記反応型アミ
ン触媒との併用で著しく良好な難燃性を得ることができ
る。
【0015】また、ポリイソシアネート成分としては、
下記一般式(I)で表されるポリイソシアネート化合物
であり、該ポリイソシアネート化合物中、n≧3のポリ
メリックイソシアネートの割合が30重量%未満であり
(以下、この割合を「ポリイソシアネート中の5核体以
上含有量」と称す。)であり、かつ、n=0の2核体ジ
イソシアネートのうち、下記構造式(II)で表される
4,4’−メチレンジイソシアネート(以下「4,4’
−MDI」と称す。)の割合(以下、この割合を「MD
I中の4,4’体含有量」と称す。)が85重量%以上
である(以下このようなポリイソシアネートを「核体制
御ポリイソシアネート」と称す。)ものが好ましく、前
記特定酸価フタル酸系ポリエステルポリオールと共に、
或いは前記特定酸価フタル酸系ポリエステルポリオール
及び反応型アミン触媒と共に、このようなポリイソシア
ネート成分を併用することにより、著しく良好な難燃性
を得ることができる。
【0016】
【化2】
【0017】更に、発泡剤として、常温常圧で気体の発
泡剤(以下「低沸点発泡剤」と称す。)を、ポリオール
成分とポリイソシアネート成分の合計に対して10重量
%以下用いることが好ましく、このような低沸点発泡剤
を用いることにより、収縮率を小さく抑え、パネル内の
空洞の形成を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0019】まず、本発明の断熱パネルの断熱材料とし
てのイソシアヌレート変性硬質ポリウレタンフォーム原
料について説明する。
【0020】イソシアヌレート変性硬質ポリウレタンフ
ォーム原料に用いるポリオール成分は、ヒドロキシ化合
物と、o−フタル酸、m−フタル酸 p−フタル酸及び
これらの誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以
上の多塩基酸成分とをエステル化反応させて得られるフ
タル酸系ポリエステルポリオールであって、酸価が5.
0mg−KOH/g以上の特定酸価フタル酸系ポリエス
テルポリオールを50重量%以上含む。
【0021】本発明では、酸価が5.0mg−KOH/
g以上のポリエステルポリオールを用いることにより、
イソシアヌレート変性硬質ポリウレタンフォーム原料の
注入成型に当り、良好な充填性を得ることができる。ポ
リエステルポリオールの酸価が5.0mg−KOH/g
未満では反応が速くなりすぎて、大型パネル或いは厚物
パネルに注入する場合には充填の過程でゲル化が進んで
増粘し、内部のボイドや未充填部分が顕著となって良好
な断熱パネルが得られない。ポリエステルポリオールの
酸価が高すぎると触媒を添加しても反応が進まず、かえ
って充填性が低下する。ポリエステルポリオールの好ま
しい酸価は6〜12mg−KOH/g、より好ましくは
8〜10mg−KOH/gである。なお、酸価の調整
は、通常、エステル合成の途中で反応を止めて未反応の
多塩基酸成分の量を制御したり、或いは、合成終了後に
酸成分を添加したりすることにより行うことができる。
【0022】本発明では、また、ポリオール成分とし
て、芳香環を含むフタル酸系ポリエステルポリオールを
多く用いることにより、安定な難燃性を得る。
【0023】ポリオール成分中の特定酸価フタル酸系ポ
リエステルポリオール含有量が50重量%未満では十分
な難燃性及び充填性を得ることはできない。ポリオール
成分中の特定酸価フタル酸系ポリエステルポリオール含
有量は好ましくは60重量%以上、より好ましくは70
重量%以上であり、特に、特定酸価フタル酸系ポリエス
テルポリオールを70重量%以上用いることにより、安
定かつ確実な難燃効果を得ることができ、また、良好な
充填性を確保することができる。
【0024】このフタル酸系ポリエステルポリオールを
形成するヒドロキシ化合物としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、フェノール、或いはフェノ
ールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等を
開環付加重合させた化合物等が挙げられ、フタル酸誘導
体としてはフタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル等が挙
げられる。この他、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)等の残査より再生、製造されたポリエステルポリオ
ールも含まれる。フタル酸系ポリエステルポリオールの
好ましい水酸基価は150〜450である。フタル酸系
ポリエステルポリオールは、特に、多塩基酸中のm−フ
タル酸及び/又はp−フタル酸の割合の高いものが難燃
性の面からは好ましい。
【0025】なお、本発明に係る特定酸価フタル酸系ポ
リエステルポリオールの含有量とは、純粋な特定酸価フ
タル酸系ポリエステルポリオールとしての割合であり、
エステル合成反応の生成物中に未反応の状態で含まれる
ヒドロキシ化合物や多塩基酸成分、その他の添加剤等は
含まれない。
【0026】本発明においては、ポリオール成分とし
て、特定酸価フタル酸系ポリエステルポリオールの他、
本発明の目的を損なわない範囲で更にマンニッヒ変性ポ
リオール、エチレンジアミン、トリレンジアミン、シュ
ークロース、アミノアルコール、ジエチレングリコール
等のポリオール化合物をポリオール成分中30重量%以
下の範囲で併用しても良い。
【0027】一方、ポリイソシアネート成分としては、
前記一般式(I)で表されるポリイソシアネート化合物
であって、このポリイソシアネート化合物中、n≧3の
ポリメリックイソシアネートの割合(ポリイソシアネー
ト中の5核体以上含有量)が30重量%未満であり、か
つ、n=0の2核体ジイソシアネートのうち、下記構造
式(II)で表される4,4’−MDIの割合(MDI中
の4,4’体含有量)が85重量%以上の核体制御ポリ
イソシアネートを用いる。
【0028】この核体制御ポリイソシアネートのポリイ
ソシアネート中の5核体以上含有量が30重量%以上で
ある場合、或いは、MDI中の4,4’体含有量が85
重量%未満である場合は、良好な難燃性を達成すること
はできない。
【0029】本発明に係る核体制御ポリイソシアネート
のポリイソシアネート中の5核体以上含有量は好ましく
は5〜25重量%であり、これが5重量%未満のものは
合成プロセスが複雑で現状では工業生産が難しい。ま
た、MDI中の4,4’体含有量は好ましくは90重量
%以上、より好ましくは95重量%以上である。
【0030】なお、核体制御ポリイソシアネートのイソ
シアネート指数は130〜350であることが好まし
く、難燃性の向上や収縮率の抑制等の全体の性能バラン
スを考慮した場合150〜250であることがより好ま
しい。
【0031】本発明においては、ポリイソシアネート成
分として、上記核体制御ポリイソシアネート以外のポリ
イソシアネート化合物、例えば、イソホロンジイソシア
ネート等の脂環族系イソシアネート類、ヘキサメチレン
ジイソシアネート等の脂肪族系イソシアネート類等を用
いても良いが、この場合においても全ポリイソシアネー
ト成分中の前記5核体以上含有量及び4,4’体含有量
が本発明の範囲内であることが必要となる。
【0032】本発明で用いる反応型アミン触媒は、1分
子中に水酸基を1個以上含有するアミン化合物であり、
具体的にはジメチルアミノヘキサノール、ジメチルアミ
ノエトキシエタノール、トリメチルアミノエチルエタノ
ールアミン、その他4級アンモニウム塩類等が挙げられ
る。
【0033】即ち、従来、硬質ポリウレタンフォームの
触媒として用いられてきたアミン触媒は、トリエチレン
ジアミン、テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ペン
タメチルジエチレントリアミン等の化合物であるが、こ
れらは官能基をもたず発泡体中にフリーの状態で残留す
るため、これが燃焼の核となっていたものと推定され
る。従って、本発明ではこうした従来のアミン触媒に代
えて反応型アミン触媒を用いることにより難燃性を高め
る。
【0034】なお、ジブチル錫ジラウレート、オクチル
酸鉛、スタナスオクトエート、オクチル酸カリウム(2
−エチルヘキシル酸カリウム)、酢酸カリウムなどの有
機金属系触媒は、ウレタン結合やイソシアヌレート変性
促進において必須の成分であり、また、使用により難燃
性を損なうものではないので、その使用は何ら差し支え
ない。
【0035】本発明において、上記反応型アミン触媒の
使用量は主に注入成型条件によっても異なるが、ポリオ
ール成分に対して10重量%以下、好ましくは5重量%
以下、より好ましくは0.1〜5重量%である。反応型
アミン触媒の使用量がポリオール成分に対して10重量
%を超えると難燃性能がかえって低下する上に、充填性
が損なわれる恐れがあり、好ましくない。
【0036】また、上記有機金属系触媒の使用量(反応
型アミン触媒を用いる場合は反応型アミン触媒との合計
量)は、ポリオール成分に対して1〜10重量%とする
のが好ましい。
【0037】発泡剤としては、ジクロロモノフルオロエ
タン、ペンタフルオロプロパン、水等、好ましくはジク
ロロモノフルオロエタンが用いられる。
【0038】本発明においては、発泡剤として上記発泡
剤と共に、常温常圧で気体の発泡剤、例えば、ハイドロ
フルオロカーボン類のテトラフルオロエタン(R134
a)や、ハイドロクロロフルオロカーボン類のジフルオ
ロモノクロロメタン(R22)、炭酸ガス等を併用する
のが好ましく、このような低沸点発泡剤を用いることに
より、低官能基数のフタル酸系ポリエステルポリオール
を用いたことによる強度低下を抑え、気泡内圧を上昇さ
せることで収縮率を小さくし、寸法安定性を高めること
ができる。
【0039】この場合、この低沸点発泡剤の使用量はポ
リオール成分とポリイソシアネート成分との合計に対し
て10重量%以下、特に1〜8重量%とするのが好まし
い。低沸点発泡剤の使用量がポリオール成分とポリイソ
シアネート成分との合計に対して10重量%を超える
と、気化力が高くなりすぎて、発泡が不安定となり、気
泡も粗大で良好なフォームが得られなくなる。
【0040】この低沸点発泡剤を用いる場合、低沸点発
泡剤は、予めポリオール成分と混合したり、発泡時に第
3成分として単独でポリオール成分及びポリイソシアネ
ート成分に直接混合する方法等がある。
【0041】なお、発泡剤の合計の使用量は、目的とす
る硬質ポリウレタンフォームの密度によって任意に決定
されるが、通常の場合、ポリオール成分とポリイソシア
ネート成分との合計に対して3〜25重量%好ましくは
5〜15重量%である。
【0042】整泡剤としては、硬質ポリウレタンフォー
ム製造用として効果のあるものは全て使用できる。例え
ばポリオキシアルキレンアルキルエーテル等のシリコー
ン系のもの等を通常の使用量で用いることができる。ま
た、本発明においては、上記以外の任意の成分、例えば
難燃剤、充填剤等も本発明の目的を妨げない範囲で使用
することができる。
【0043】本発明に係るイソシアヌレート変性硬質ポ
リウレタンフォーム原料は、前記特定酸価フタル酸系ポ
リエステルポリオールを使用することを必須とするが、
反応型アミン触媒及び/又は核体制御ポリイソシアネー
トとを併用することにより、更に、低沸点発泡剤を併用
することで、より一層良好な特性を得ることができる。
【0044】本発明の断熱パネルは、発泡剤、触媒、整
泡剤及びその他の助剤をポリオール成分に混合した配合
成分と、ポリイソシアネート成分と、更に低沸点発泡剤
を用いる場合はこの低沸点発泡剤の第3成分とを常法に
従って15〜50℃でミキシングヘッドで混合、発泡し
て得られるイソシアヌレート変性硬質ポリウレタンフォ
ーム原料を、表面材と側枠材とで構成される中空パネル
本体の空洞部に注入し、発泡させて成型することにより
容易に製造することができる。
【0045】この中空パネル本体の表面材としては、断
熱パネルの使用目的により異なるが、アルミ、鉄、ステ
ンレス、塩ビ鋼板等の金属ないし合金板、構造用合板、
オリエンテッドストランドボード(OSB)等の集成材
等が挙げられる。
【0046】また、側枠材としては、塩ビやABS等の
樹脂成型品や木材等が一般に用いられる。
【0047】本発明の断熱パネルは、その寸法に特に制
約を受けるものではないが、一般的には、30〜150
cm×150〜800cm×厚さ2〜20cm程度とさ
れる。
【0048】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明をよ
り具体的に説明する。なお、以下において「%」は特記
しない限り「重量%」を示す。
【0049】実施例1〜4,比較例1〜4 表1に示した配合処方に従って、まず配合液Aを調製
し、ポリイソシアネートA,Bと必要に応じて発泡剤C
を用意した。
【0050】なお、用いた原料は次の通りである。 ポリオールA: 東邦理化工業(株)製 m,p−フタル酸ベースポリエステルポリオール、 水酸基価430,酸価8.9mg−KOH/g ポリオールB: 東邦理化工業(株)製 o−フタル酸ベースポリエステルポリオール、 水酸基価300,酸価1.0mg−KOH/g ポリオールC: 第一工業製薬(株)製 マンニッヒ変性ポリエーテルポリオール、 水酸基価470 難燃剤: ストファージャパン(株)製「ファイロールPCF」 整泡剤: 日本ユニカー(株)製「L5420」 触媒A: 花王(株)製「カオライザーNo.1」 テトラメチルヘキサメチレンジアミン 触媒B: 花王(株)製「カオライザーNo.3」 ペンタメチルジエチレントリアミン 触媒C: 花王(株)製「カオライザーNo.25」 反応型アミン触媒ジメチルアミノヘキサノール(1分子中の水酸 基数1) 触媒D: 日本化学産業(株)製「B−15G」 2−エチルヘキシル酸カリウム 発泡剤A: ダイキン工業(株)製「ダイフロン141b」 ジクロロモノフルオロエタン 発泡剤B: 水 発泡剤C: 三井フロロケミカル(株)製「HFC−134a」 1,1,1,2−テトラフルオロエタン ポリイソシアネートA: 日本ポリウレタン(株)製 粗製ジフェニルメタンジイソシアネート (NCO % 30.2、ポリイソシアネート中の5核体以上含 有量24%、MDI中の4,4’体含有量99%) ポリイソシアネートB: 住友バイエルウレタン(株)製 粗製ジフェニルメタンジイソシアネート (NCO % 31.4、ポリイソシアネート中の5核体以上の 含有量24%、MDI中の4,4’体含有量77%) また、パネル本体1としては、図1に示す如く、2枚の
表面材:OSB(オリエンテッドストランドボード)
(910mm×2730mm×11mm厚さ)2A,2
Bと、側枠材3(厚さ60mmの角材)とで構成され
る、空洞部(内のり)810mm×2600mm×60
mmのものを用いた。この側枠材3の長辺部の中央部に
は、原料の注入孔3Aが設けられている。このパネル本
体1は高圧プレス機で圧締し、水平に設置した。また、
表面材2A,2Bの温度は30℃に保持した。
【0051】発泡機として東邦機械(株)製NR−20
0型PU高圧発泡機を用い、配合液A及びポリイソシア
ネートA又はBを、或いは発泡剤Cを用いる場合は更に
第3成分として発泡剤Cを常温で予め配合液Aに加圧混
合、発泡させ、得られたイソシアヌレート変性硬質ポリ
ウレタンフォーム原料をパネル本体1の長手方向中央部
の注入孔3Aより注入し、注入20分後にプレス機より
取り出した。
【0052】得られた断熱パネルについて、下記方法で
性能の評価を行い、結果を表1に示した。
【0053】充填性:注入20分後に表面材を剥がし、
内部を観察した。末端まで原料が充填されているものを
○、未充填部や空隙部分があるものを×とした。
【0054】厚み収縮:注入20分後に対する24時間
常温放置後のフォーム厚み方向の寸法変化率を測定し
た。なお、寸法変化率はパネル中央部と端部の2箇所の
測定値の平均値とした。
【0055】表面試験:フォームコア部分(厚み20m
m)について、東洋精機製作所製燃焼試験機によりJI
S A1321に基く表面試験(加熱時間10分)を行
った。
【0056】
【表1】
【0057】表1より、本発明の断熱パネルは、フォー
ムの難燃性及び充填性に優れ、収縮率も少ないことか
ら、良好な断熱性を示すことがわかる。
【0058】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の断熱パネル
によれば、高い断熱性と気密性を有し、パネル化による
施工省力化、工期の短縮が可能なイソシアヌレート変性
硬質ポリウレタンフォーム原料の注入成型による断熱パ
ネルであって、難燃性及び断熱性が著しく良好な断熱パ
ネルが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例で用いたパネル本体を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
1 パネル本体 2A,2B 表面材 3 側枠材 3A 注入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 1/80 E04B 1/80 V E04C 2/38 E04C 2/38 S // B29K 75:00 (72)発明者 石井 正史 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町1 株式会社 ブリヂストン横浜工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面材と側枠材とで構成される空洞部を
    有する中空パネル本体の該空洞部内に、ポリイソシアネ
    ート成分と、ポリオール成分、発泡剤、触媒、整泡剤及
    びその他の助剤を混合した配合液とを混合、発泡して得
    られるイソシアヌレート変性硬質ポリウレタンフォーム
    原料を注入成型してなる断熱パネルにおいて、 該ポリオール成分は、ヒドロキシ化合物と、o−フタル
    酸、m−フタル酸、p−フタル酸及びこれらの誘導体よ
    りなる群から選ばれる1種又は2種以上の多塩基酸成分
    とをエステル化反応させて得られる、酸価が5.0mg
    −KOH/g以上のポリエステルポリオール化合物を5
    0重量%以上含むことを特徴とする断熱パネル。
  2. 【請求項2】 請求項1において、1分子中に水酸基を
    1個以上有するアミン化合物よりなる反応型アミン触媒
    を、前記ポリオール成分に対して10重量%以下用いた
    ことを特徴とする断熱パネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記ポリイソ
    シアネート成分は、下記一般式(I)で表されるポリイ
    ソシアネート化合物であり、該ポリイソシアネート化合
    物中、n≧3のポリメリックイソシアネートの割合が3
    0重量%未満であり、かつ、n=0の2核体ジイソシア
    ネートのうち、下記構造式(II)で表される4,4’−
    メチレンジイソシアネートの割合が85重量%以上であ
    ることを特徴とする断熱パネル。 【化1】
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項におい
    て、常温常圧で気体の発泡剤を、前記ポリオール成分と
    ポリイソシアネート成分の合計に対して10重量%以下
    用いたことを特徴とする断熱パネル。
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