JPH1143670A - 着色蛍光体粒子、および蛍光体層形成用組成物 - Google Patents

着色蛍光体粒子、および蛍光体層形成用組成物

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JPH1143670A
JPH1143670A JP9215825A JP21582597A JPH1143670A JP H1143670 A JPH1143670 A JP H1143670A JP 9215825 A JP9215825 A JP 9215825A JP 21582597 A JP21582597 A JP 21582597A JP H1143670 A JPH1143670 A JP H1143670A
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JP
Japan
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phosphor
phosphor particles
phosphor layer
pigment
forming
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JP9215825A
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English (en)
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Takashi Miyama
貴司 三山
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外光反射率を低減すると共にコントラストの
向上した蛍光体層を形成できるものであり、特に、プラ
ズマディスプレイパネル、蛍光表示管、ブラウン管、陰
極線管等における蛍光体層の形成用として有用な着色蛍
光体粒子及び蛍光体層形成用組成物の提供 【解決手段】 本発明の着色蛍光体粒子は、顔料を蛍光
体粒子の表面に融着・被覆したものであり、また、蛍光
体層形成用組成物は、顔料をその表面に融着・被覆した
着色蛍光体粒子と、焼成により除去可能な樹脂及び溶剤
とからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体放電を用いた
自発光形式の平板ディスプレイであるプラズマディスプ
レイパネル(以下、PDP)、蛍光表示管、ブラウン
管、陰極線管等における蛍光体層の形成に適した着色蛍
光体粒子、および蛍光体層形成用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明が適用される蛍光体層について、
PDPを例にして説明する。PDPには交流型(AC)
型と直流型(DC)型とがあるが、AC型PDPは、例
えば、図1に示すように、2枚のガラス基板1、2が互
いに平行に且つ対向して配設されており、両者は背面板
となるガラス基板2上に互いに平行に設けられたセル障
壁3により一定の間隔に保持されている。前面板となる
ガラス基板1の背面側には、放電維持電極である透明電
極4とバス電極である金属電極5とで構成される複合電
極が互いに平行に形成され、これを覆って、誘電体層6
が形成されており、さらにその上に保護層(MgO層)
が形成されている。また、背面板となるガラス基板2の
前面側には介して前記複合電極と直交するようにセル障
壁3の間に位置してアドレス電極8が互いに平行に形成
されており、さらにセル障壁3の壁面とセル底面を覆う
ようにして蛍光体層9が設けられている。
【0003】また、図2に示すように下地層10を背面
板となるガラス基板2に形成した後、アドレス電極8、
誘電体層6′、セル障壁3、蛍光体層9を順次設けた構
造とする場合もある。
【0004】このAC型PDPは面放電型であって、両
基板間にNe等を主体とするガスを封入した構造を有す
るものであり、前面板上の複合電極間に交流電圧を印加
し、空間に漏れた電界で放電させる構造である。この場
合、交流をかけているために電界の向きは周波数に対応
して変化する。そして、この放電により生じる紫外線に
より蛍光体層9を発光させ、前面板を透過する光を観察
者が視認できるものである。なお、DC型PDPにあっ
ては、電極は誘電体層で被覆されていない構造を有する
点で相違するが、その放電現象は同一である。DC型、
AC型双方とも表示機能や駆動方法の違いにより、レフ
レッシュ駆動方式とメモリー駆動方式に分類されてい
る。
【0005】従来、このようなPDPや、またブラウン
管等に用いられている蛍光体は、蛍光体自身が白色であ
るため外光反射率が高く、蛍光体を発色させてもコント
ラストを低下させる原因となっている。そのため、この
ような外光反射率を低下させる方法として、ブラックマ
トリックスを形成したり、また、酸化ネオジム(Nd2
3 ガラス、NDフィルター、カラーフィルターを使用
する方法、更に、蛍光体層自体を着色する方法が採用さ
れている。
【0006】着色蛍光体層による外光反射率を低下させ
る方法は、他の方式に比して低コストであり、また、プ
ロセスが簡便である等の利点があるが、顔料と蛍光体粒
子とを単に混合したものであるため、顔料と蛍光体粒子
とが分離しており、そのため顔料により被覆効果が低
く、外光反射率の充分な低減効果が得られない。また、
顔料により被覆効果を上げるために、顔料の添加量を多
くすると蛍光体粒子への被覆力は大きくなるが、逆に蛍
光体の発色強度が低下し、コントラストの低下を招くと
いう問題があり、顔料の添加量による調整も限界があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような問題点を解消するためになされたものであり、外
光反射率を低減すると共にコントラストの向上した蛍光
体層を形成できる着色蛍光体粒子、および蛍光体層形成
用組成物の提供にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の着色蛍光体粒子
は、顔料を蛍光体粒子の表面に融着・被覆したことを特
徴とする。
【0009】また、上記の顔料の平均粒子径が蛍光体粒
子の平均粒子径以下であり、かつ、該顔料の融着・被覆
量が蛍光体粒子に対して0.1重量%〜50重量%であ
ることを特徴とする。
【0010】また、上記の顔料が蛍光体粒子の発光色と
同色系であることを特徴とする。
【0011】、または請求項2記載の着色蛍光体粒子。
【0012】また、上記の顔料が黒色顔料であることを
特徴とする。
【0013】また、本発明の蛍光体層形成用組成物は、
顔料をその表面に融着・被覆した着色蛍光体粒子と、焼
成により除去可能な樹脂及び溶剤とからなることを特徴
とする。
【0014】上記の蛍光体層が、プラズマディスプレイ
パネルにおける蛍光体層であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の着色蛍光体粒子について
説明する。着色蛍光体粒子は、顔料をその表面に融着・
被覆したものである。
【0016】蛍光体粒子としては、紫外光により励起さ
れ発光するものであり、例えば発光色が赤色のものとし
ては、Y2 3 :Eu、YVO4 :Eu、Y2 Si
5 :Eu、Y3 Al5 12:Eu、γ−Zn3 (PO
4 2 :Mn、YBO3 :Eu、(Y,Gd)BO3
Eu、ScBO3 :Eu、LuBO3 :Eu等が例示さ
れ、また、Y2 3 S:Eu、(Zn,Cd)S:Ag
+In2 3 等も挙げられる。
【0017】発光色が緑色のものとしては、Zn2 Ge
2 :Mn、Zn2 SiO4 :Mn、Zn2 SiO4
Mn,As、BaAl1219:Mn、SrAl1319
Mn、CaAl1219:Mn、YBO3 :Tb、BaM
gAl1423:Mn、BaAl1219:Mn、LuBO
3 :Tb、LaPO4 :Tb、GdBO3 :Tb、Sc
BO3 :Tb、Sr6 Si3 3 Cl4 :Eu等が例示
され、また、ZnS:Cu,Al、ZnS:Au,C
u,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、Y3Al5
12:Ce、Gd2 2 S:Tb、Y3 Al5 12:T
b、ZnO:Zn等も挙げられる。
【0018】発光色が青色のものとしては、Sr5 (P
4 3 Cl:Eu、Y2 SiO5:Ce、Y2 SiO
3 :Ce、CaWO4 :Pb、BaMgAl1423:E
2+、BaMgAl1627:Eu等が例示される。
【0019】蛍光体粒子が球形の場合には、その粒径と
しては、平均粒径で0.1μm〜15μm、好ましくは
0.5μm〜8μmである。また、蛍光体粒子は球形以
外の形状、例えば平板状であってもよい。
【0020】蛍光体粒子の表面に融着・被覆された顔料
は、PDP等の基板作製工程中の焼成時の温度以上の耐
熱性を有するものであればよく、例えば、赤色顔料とし
ては、硫セレン化カドミウム、弁柄(Fe2 3 )、亜
酸化銅、カドミウム水銀赤(CdS+HgS)、クロム
バーミリオン、銀朱、アンチモン赤、ヨード赤、ジンク
アイアンレッド、モリブデン赤、鉛丹、カドミウムレッ
ド等が挙げられ、緑色顔料としては、クロムグリーン、
亜鉛緑、コバルトグリーン、酸化クロム等が挙げられ、
青色顔料としては、エメラルドグリーン、群青、紺青、
コバルトブルー、セルリアンブルー、硫化銅等が挙げら
れ、黒色顔料としては、チタンブラック、黒色酸化鉄
(Fe3 4 )等が挙げられる。また、複合酸化物系顔
料(Cr,Co,Ni,Fe,Mn,Cu,Sb,A
s,Bi,Ti,Cd,Al,Ca,Si,Mg,Ba
等の2種以上の金属の酸化物からなる顔料)も例示され
る。
【0021】着色蛍光体粒子における蛍光体粒子の発色
性と顔料の着色とは、コントラスト向上の観点からは同
色系とさせるとよく、例えば、蛍光体が赤に発色する場
合には赤色顔料、青に発色する場合には青色顔料、緑に
発色する場合には緑色顔料とするとよい。また、黒色顔
料とすると外光反射率の低減効果に優れるものとでき
る。
【0022】蛍光体粒子の表面への着色用顔料の融着・
被覆方法としては、メカノフュージョンシステム(ホソ
カワミクロン社製)、ハイブリダイゼーションシステム
(奈良機械製作所社製)、クリプトロンシステム「KO
SMOS」(川崎重工業社製)、スーパーハイブリッド
ミル(石川播磨重工業社製)等の粒子複合化装置が使用
される。これらの装置は、一般に、粒子の表面改質や粒
子形状制御に使用されるものであるが、本発明において
は、これらの装置により、蛍光体粒子の周りに顔料を被
覆させて被覆型複合粒子化させるものである。これらの
装置においては、被覆に使用する顔料の粒径を調整する
ことにより、表面が平滑で、緻密な膜状態の被覆形態と
もでき、また、蛍光体粒子の周りに顔料が融着した被覆
形態ともできる。
【0023】蛍光体粒子に融着・被覆した顔料粒子の平
均粒子径は、蛍光体粒子の平均粒子径以下、好ましくは
0.01μm〜3μmとするとよく、3μmを越えると
蛍光体の発光を阻害するので好ましくなく、また、0.
01μmより小さいと着色の効果が低下し、外光反射率
を低下させることができない。また、顔料の融着・被覆
量は、蛍光体に対して0.1重量%〜50重量%、好ま
しくは0.5重量%〜30重量%の範囲で蛍光体および
顔料の平均粒子径の組合せにより、適宜、融着・被覆さ
せるとよく、50重量%を越えると蛍光体の発光を阻害
するので好ましくなく、また、0.1重量%より少ない
と着色の効果がなく、また、外光反射率が低下するので
好ましくない。蛍光体粒子への顔料の被覆の程度は、上
記の粒子複合化装置において制御することが可能であ
る。
【0024】このように顔料をその表面に融着・被覆し
た着色蛍光体粒子は、平均粒径で0.1μm〜15μ
m、好ましくは0.5μm〜8μmのものとされる。
【0025】本発明の着色蛍光体粒子は、顔料を蛍光体
粒子表面に融着・被覆したものであるので、蛍光体の発
色性と外光反射性を顔料の膜厚で制御することを可能と
するものであり、例えば、蛍光発色を外光の下で観察す
るPDP等における蛍光体層への使用に適したものとで
きる。
【0026】次に、本発明の蛍光体層形成用組成物は、
着色蛍光体粒子と焼成により除去される樹脂および溶剤
とからなる。焼成により除去される樹脂はバインダーで
あり、熱可塑性樹脂、感光性樹脂等が挙げられる。
【0027】熱可塑性樹脂は、例えばメチルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチ
ルメタクリレート、n−プロピルアクリレート、n−プ
ロピルメタクリレート、イソプロピルアクリレート、イ
ソプロピルメタクリレート、sec−ブチルアクリレー
ト、sec−ブチルメタクリレート、n−ブチルメタク
リレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリ
レート、イソブチルメタクリレート、tert−ブチル
アクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n−
ペンチルアクリレート、n−ペンチルメタクリレート、
n−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキ
シルメタクリレート、n−オクチルアクリレート、n−
オクチルメタクリレート、n−デシルアクリレート、n
−デシルメタクリレート、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキプロピ
ルアクリレート、ヒドロキプロピルメタクリレート、ス
チレン、α−メチルスチレン、N−ビニル−2−ピロリ
ドン等の1種以上からなるポリマーまたはコポリマー、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース等のセルロース誘導体等が挙げら
れる。また、水溶性樹脂であるポリビニルアルコール、
ポリ−N−ビニルピロリドン、カゼイン等も使用でき
る。
【0028】熱可塑性樹脂は、着色蛍光体粒子100重
量部に対して0.5重量部〜30重量部、好ましくは1
重量部〜20重量部の割合とするとよい。熱可塑性樹脂
の割合が0.5重量部より少ないと蛍光体層の保持性が
低く、また、30重量部より多いと、焼成後の膜中にカ
ーボンが残り、品質が低下するので好ましくなく、ま
た、蛍光体層をサンドブラスト加工によりパターン化す
る場合にはサンドブラスト性が低下する。
【0029】また、塗布液には、その塗布性等を改善す
るために、可塑剤、分散剤、沈降防止剤、消泡剤、剥離
剤、レベリング剤等が添加される。
【0030】可塑剤は、インキの流動性及び乾燥速度の
制御を目的として添加され、例えばジメチルフタレー
ト、ジブチルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート
等のノルマルアルキルフタレート類、ジ−2−エチルヘ
キシルフタレート、ジイソデシルフタレート、ブチルベ
ンジルフタレート、ジイソノニルフタレート、エチルフ
タルエチルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコ
レート等のフタル酸エステル類、トリ−2−エチルヘキ
シルトリメリテート、トリ−n−アルキルトリメリテー
ト、トリイソノニルトリメリテート、トリイソデシルト
リメリテート等のトリメリット酸エステル、ジメチルア
ジペート、ジブチルアジペート、ジー2−エチルヘキシ
ルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジブチルジグ
リコールアジペート、ジー2−エチルヘキシルアゼテー
ト、ジメチルセバケート、ジブチルセバケート、ジー2
−エチルヘキシルセバケート、ジー2−エチルヘキシル
マレート、アセチル−トリ−(2−エチルヘキシル)シ
トレート、アセチル−トリ−n−ブチルシトレート、ア
セチルトリブチルシトレート等の脂肪族二塩基酸エステ
ル類、ポリエチレングリコールベンゾエート、トリエチ
レングリコール−ジ−(2−エチルヘキソエート)、ポ
リグリコールエーテル等のグリコール誘導体、グリセロ
ールトリアセテート、グリセロールジアセチルモノラウ
レート等のグリセリン誘導体、セバシン酸、アジピン
酸、アゼライン酸、フタル酸などからなるポリエステル
系、分子量300〜3,000の低分子量ポリエーテ
ル、同低分子量ポリ−α−スチレン、同低分子量ポリス
チレン、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェ
ート、トリブチルホスフェート、トリ−2−エチルヘキ
シルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、
トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェー
ト、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニル
ホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、2
−エチルヘキシルジフェニルホスフェート等の正リン酸
エステル類、メチルアセチルリシノレート等のリシノー
ル酸エステル類、ポリ−1,3−ブタンジオールアジペ
ート、エポキシ化大豆油等のポリエステル・エポキシ化
エステル類、グリセリントリアセテート、2−エチルヘ
キシルアセテート等の酢酸エステル類が例示される。
【0031】分散剤、沈降防止剤としては、着色蛍光体
粒子の分散性、沈降防止性の向上を目的とするものであ
り、例えば燐酸エステル系、シリコーン系、ひまし油エ
ステル系、各種界面滑性剤等が例示され、消泡剤として
は、例えばシリコーン系、アクリル系、各種界面滑性剤
等が例示され、剥離剤としては、例えばシリコーン系、
フッ素油系、パラフィン系、脂肪酸系、脂肪酸エステル
系、ひまし油系、ワックス系、コンパウンドタイプが例
示され、レベリング剤としては、例えばフッ素系、シリ
コーン系、各種界面滑性剤等が例示され、それぞれ、適
宜量添加される。
【0032】上記材料は、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、トル
エン、キシレン、シクロヘキサノン等のアノン類、塩化
メチレン、3−メトキシブチルアセテート、エチレング
リコールモノアルキルエーテル類、エチレングリコール
アルキルエーテルアセテート類、ジエチレングリコール
モノアルキルエーテル類、ジエチレングリコールモノア
ルキルエーテルアセテート類、プロピレングリコールモ
ノアルキルエーテル類、プロピレングリコールモノアル
キルエーテルアセテート類、ジプロピレングリコールモ
ノアルキルエーテル類、ジプロピレングリコールモノア
ルキルエーテルアセテート類、α−若しくはβ−テルピ
オネール等のテルペン類、N−メチル−2−ピロリドン
に溶解、又は分散させて、適宜の粘度とされ、塗布液と
される。
【0033】次に、焼成により除去される樹脂が、感光
性樹脂である場合の蛍光体層形成用組成物について説明
する。
【0034】感光性樹脂は、バインダーポリマーと重合
性モノマーとからなり、必要に応じて光開始剤、増感
剤、重合停止剤、連鎖移動剤からなる。
【0035】バインダーポリマーとしては、アクリル
酸、メタクリル酸、アクリル酸の二量体(東亜合成
(株)製M−5600)、イタコン酸、クロトン酸、マ
レイン酸、フマル酸、酢酸ビニルの酸無水物の1種以上
と、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピル
アクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロ
ピルアクリレート、イソプロピルメタクリレート、se
c−ブチルアクリレート、sec−ブチルメタクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、イソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレー
ト、tert−ブチルアクリレート、tert−ブチル
メタクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ペン
チルメタクリレート、n−ヘキシルアクリレート、n−
ヘキシルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチ
ルアクリレート、n−オクチルメタクリレート、n−デ
シルアクリレート、n−デシルメタクリレート、スチレ
ン、α−メチルスチレン、N−ビニルピロリドンの1種
以上からなるポリマー、またはコポリマー、また、これ
らコポリマーを2種以上混合したものでもよく、また、
これらのコポリマーにグリシジル基または水酸基を有す
るエチレン性不飽和化合物を付加させたポリマーが挙げ
られる。また、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチ
ラール、アクリル酸エステル重合体、メタクリル酸エス
テル重合体、ポリスチレン、α−メチルスチレン重合
体、1−ビニル−2−ピロリドン重合体、又はこれらの
共重合体等も挙げられる。
【0036】得られる感光性樹脂組成物を稀アルカリ現
像型とするには、アクリル酸、メタクリル酸等のエチレ
ン性不飽和カルボン酸を共重合させ、酸価が50〜15
0mgKOH/gとされる。バインダーポリマーの重量
平均分子量は3,000〜200,000、好ましくは
10,000〜100,000である。
【0037】重合性モノマーとしては、少なくとも1つ
の重合可能な炭素−炭素不飽和結合を有する化合物が挙
げられる。例えばアリルアクリレート、ベンジルアクリ
レート、ブトキシエチルアクリレート、ブトキシエチレ
ングリコールアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテ
ニルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
グリセロールアクリレート、グリシジルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、イソボニルアクリレート、イソデ
キシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ラウ
リルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、
メトキシエチレングリコールアクリレート、フェノキシ
エチルアクリレート、ステアリルアクリレート、エチレ
ングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート、1,3−プロパン
ジオールジアクリレート、1,4−シクロヘキサンジオ
ールジアクリレート、2,2−ジメチロールプロパンジ
アクリレート、グリセロールジアクリレート、トリプロ
ピレングリコールジアクリレート、グリセロールトリア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ポリオキシエチル化トリメチロールプロパントリア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
のプロピレングリコール変性体、ペンタエリスリトール
トリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、トリエチレングリコールジアクリレート、ポリ
オキシプロピルトリメチロールプロパントリアクリレー
ト、ブチレングリコールジアクリレート、1,2,4−
ブタントリオールトリアクリレート、2,2,4−トリ
メチル−1,3−ペンタンジオールジアクリレート、ジ
アリルフマレート、1,10−デカンジオールジメチル
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート、及び上記のアクリレート体をメタクリレート体に
変えたもの、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、1−ビニル−2−ピロリドン等の1種または2
種以上の混合物が挙げられる。
【0038】重合性モノマーの使用量は、架橋性バイン
ダーポリマー100重量部に対して20重量部〜200
重量部含有させるとよい。
【0039】また、光開始剤としては、ベンゾフェノ
ン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4,4−ビス(ジ
メチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4−ビス(ジエチ
ルアミノ)ベンゾフェノン、α−アミノアセトフェノ
ン、4,4−ジクロロベンゾフェノン、4−ベンゾイル
−4−メチルジフェニルケトン、ジベンジルケトン、フ
ルオレノン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,
2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、p−tert
−ブチルジクロロアセトフェノン、チオキサントン、2
−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、
2−イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサン
トン、ベンジルジメチルケタール、ベンジルメトキシエ
チルアセタール、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンブチルエーテル、アントラキノン、2−tert−ブ
チルアントラキノン、2−アミルアントラキノン、β−
クロロアントラキノン、アントロン、ベンズアントロ
ン、ジベンズスベロン、メチレンアントロン、4−アジ
ドベンジルアセトフェノン、2,6−ビス(p−アジド
ベンジリデン)シクロヘキサン、2,6−ビス(p−ア
ジドベンジリデン)−4−メチルシクロヘキサノン、2
−フェニル−1,2−ブタジオン−2−(o−メトキシ
カルボニル)オキシム、1−フェニル−プロパンジオン
−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、1,3−
ジフェニル−プロパントリオン−2−(o−エトキシカ
ルボニル)オキシム、1−フェニル−3−エトキシ−プ
ロパントリオン−2−(o−ベンゾイル)オキシム、ミ
ヒラーケトン、2−メチル−〔4−(メチルチオ)フェ
ニル〕−2−モルフォリノ−1−プロパン、2,2−ジ
メトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−
ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリ
ノフェニル)−ブタノン−1、2,4−ジエチルチオキ
サントン、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエス
テル、p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、ナ
フタレンスルホニルクロライド、キノリンスルホニルク
ロライド、n−フェニルチオアクリドン、4,4−アゾ
ビスイソブチロニトリル、ジフェニルジスルフィド、ベ
ンゾチアゾールジスルフィド、トリフェニルホスフィ
ン、カンファーキノン、四臭素化炭素、トリブロモフェ
ニルスルホン、過酸化ベンゾイル、エオシン、メチレン
ブルー等の光還元性の色素とアスコルビン酸、トリエタ
ノールアミン等の還元剤の組合せ等が挙げられる。ま
た、これらの光開始剤の1種または2種以上を組み合わ
せて使用してもよい。
【0040】感光性樹脂は、ネガ型の場合、着色蛍光体
粒子100重量部に対して5重量部〜60重量部、好ま
しくは10重量部〜40重量部の割合で含有させるとよ
い。感光性樹脂が60重量部より多いと、焼成後の膜中
にカーボンが残り、品質が低下するので好ましくない。
【0041】また、塗液には、必要に応じて上述した可
塑剤、分散剤、沈降防止剤、消泡剤、剥離剤、レベリン
グ剤等が添加され、上記同様の溶剤に溶解、又は分散さ
せて塗布液とされる。
【0042】また、蛍光体層形成用組成物を塗布液とす
る以外に、塗布液をベースフイルム上に塗布して蛍光体
層形成層を形成した転写シートとし、蛍光体層形成用転
写シートとしてもよい。転写シートを使用してセル内に
蛍光体層形成層を充填するには、転写シートをセル上に
重ねた後、セルの凹部に合致する凸型金型やロールを使
用して蛍光体層形成層をセル内に圧入するとよい。その
ため、ベースフイルムとしては、形成用塗液における溶
剤に侵されず、また、溶剤の乾燥工程により収縮延伸し
ないことが必要であるが、また、柔軟性が要求される。
【0043】ベースフイルムとしては、例えばポリエチ
レンテレフタレート、1,4−ポリシクロヘキシレンジ
メチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、
ポリフェニレンサルファイド、ポリスチレン、ポリプロ
ピレン、ポリサルホン、アラミド、ポリカーボネート、
ポリビニルアルコール、セロハン、酢酸セルロース等の
セルロース誘導体、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ナ
イロン、ポリイミド、アイオノマー等の各フイルム、シ
ート、更にアルミニウム、銅等の金属箔が例示され、膜
厚4μm〜400μm、好ましくは4.5μm〜200
μmである。
【0044】次に、本発明の蛍光体層形成用組成物が適
用される例として、PDP作製用基板について説明す
る。
【0045】次に、本発明の蛍光体層形成方法につい
て、PDP背面板における蛍光体層を例として説明す
る。
【0046】図1を例として蛍光体層の作製方法につい
て簡単に説明すると、まず、背面板となるガラス基板2
上に下地層を介すか、介さないでアドレス電極8をパタ
ーン形成する。
【0047】電極の形成方法としては、(1)スパッタ
法、真空蒸着法等の薄膜形成プロセスとフォトプロセス
を組み合わせる方法、(2)スクリーン印刷法を利用し
たぺ一ストによる方法、(3)プレードコート、リバー
スコート等のコーティング法とフォトプロセスを組み合
わせた方法等がある。フォトプロセスとしては、フォト
レジストを塗布して乾燥させた後、露光及び現像工程に
よりパターニングを行う方法、或いは、ドライフィルム
レジストを用いて同様にパターニングする方法がある。
電極の膜厚としては、例えば、電極材料としてCrを用
い、スパッタ法により成膜を行った場合、0.05μm
〜0.2μm程度であり、成膜されたCr薄膜をフォト
レジストを用いてパターニングを行い電極が形成され
る。なお、電極材料及びパターニング方法はこれらの方
法に限られるものではない。
【0048】上記いずれかの方法を使用して所定パター
ンのアドレス電極8を形成した後、バリヤーリブ3を形
成する。リブ材としては、酸化鉛を主体とした低融点ガ
ラスの粉末とエチルセルロース等の焼成により除去可能
な樹脂と溶剤等を混合したガラスペーストを使用し、ス
クリーン印刷の重ね刷りによりパターン状のバリヤーリ
ブ3を形成する。或いは、ベタのスクリーン印刷、また
はブレードコーティング、リバースコーティング等によ
りリブ材を全面塗布を行って乾燥させた後、全面にレジ
ストを塗布するか、或いはドライフィルムレジストを貼
付し、バリヤーリブ3のパターンに露光およぴ現像して
パターニングを行い、その後サンドブラストによりリブ
材の不要部分を除去して所定のリブ形状にする。スクリ
ーン印刷法、サンドブラスト法の何れの場合でもその後
に焼成を行う。形成するバリヤーリブの高さは10μm
〜200μm程度である。
【0049】なお、図2に示すような形状のPDPにお
いては、その誘電体層6′としては低融点ガラスからな
るガラスペーストを使用して形成されるとよく、また、
膜厚としては1μm〜50μmとするとよい。
【0050】このような、PDP基板に蛍光体層を形成
するには、塗布液を各セル障壁間における電極12上に
スクリーン印刷により塗布形成される。蛍光体層形成用
組成物は、その後の乾燥、焼成によりセル中に充分な放
電空間が形成されるように、その濃度、塗布量が適宜設
定されるとよい。また、塗布方法としては、スクリーン
印刷の他にディスペンスコート、ダイコート、ブレード
コート、コンマコート、ロールコート、グラビアリバー
スコート法、スリットリバース法等を使用してもよい。
【0051】また、上記の塗布方法の他に、セル間も含
めて塗布、または転写シートを使用して蛍光体層形成層
を転写した後、蛍光体層パターン以外の箇所をサンドブ
ラスト用マスクを介してサンドブラスト加工により除去
することにより蛍光体層を形成してもよい。サンドブラ
スト加工は、圧縮気体と混合された研磨剤微粒子を高速
で噴射して物理的にエッチングする方法である。
【0052】塗布液が感光性樹脂からなる場合には、上
述した熱可塑性樹脂同様の塗布方法に塗布した後、光硬
化させてもよく、また、サンドブラスト加工も同様に適
用できる。感光性樹脂がアルカリ現像型バインダーポリ
マーの場合には、セル間も含めて塗布、または蛍光体層
形成層を転写した後、蛍光体層パターンを有するフォト
マスクを介して露光・現像処理して蛍光体層を形成する
ことができる。
【0053】PDPをカラー表示させるには、赤、緑、
青のそれぞれの表示部に、各色の塗布液または転写シー
トを使用して蛍光体層形成層を順次形成するとよい。
【0054】蛍光体層形成層を形成した後、300℃〜
550℃に焼成し、蛍光体層とされる。
【0055】このようにして形成された背面板を、図1
に示すように前面板と合わせ、封着した後、セル中にネ
オン、キセノン等のガスを封入することにより、AC型
PDPが作製される。
【0056】
【実施例】以下、本発明を実施例に従い説明する。実施
例中「部」は重量部を示す。
【0057】(実施例1) (発光色が赤の着色蛍光体粒子の作製)赤に発光する蛍
光体粒子(Y,Gd)BO3 :Eu(化成オプトニクス
社製、平均粒径4.7μm)200部と、赤色顔料TO
R(大日精化工業社製、平均粒径0.05μm)4部と
を、メカノフュージョンシステム(ホソカワミクロン社
製、型式AM−15F)に投入し、ローター回転数15
50rpm、ステータクリアランス2mm、スクレーパ
ークリアランス1mmの操作条件で45分処理し、本発
明の赤色蛍光体粒子を作製した。
【0058】原料とした蛍光体粒子の電子顕微鏡写真
(2万倍)を図3(a)に、また、顔料を被覆した蛍光
体粒子の電子顕微鏡写真(2万倍)を図3(b)に示
す。図3(b)から蛍光体粒子表面に赤色顔料が被覆・
融着していることが観察される。 (赤色蛍光体層形成用組成物の作製)下記の組成 ・上記で作製した赤色蛍光体粒子 ・・・ 100部 ・エチルセルロース(ダウケミカル社製STD−100) ・・・ 8部 ・溶剤(ターピネオール) ・・・ 72部 を、三本ロールミルC−4・3/4×10(井上製作所
製)を使用して混練後、溶剤により希釈し、本発明の蛍
光体層形成用組成物(粘度250ポイズ、23℃)を調
製した。
【0059】(実施例2) (発光色が緑の着色蛍光体粒子の作製)緑に発光する蛍
光体粒子Zn2 SiO4 :Mn(化成オプトニクス社
製、平均粒径約3.9μm)200部と、緑色顔料「ダ
イピロキサイドグリーン#3340(大日精化工業社
製、平均粒径0.04μm)10部とを、メカノフュー
ジョンシステム(ホソカワミクロン社製、型式AM−1
5F)に投入し、ローター回転数1550rpm、ステ
ータクリアランス2mm、スクレーパークリアランス1
mmの操作条件で45分処理し、本発明の緑色蛍光体粒
子を作製した。
【0060】原料とした蛍光体粒子の電子顕微鏡写真
(2万倍)を図4(a)に、また、本発明の緑色蛍光体
粒子の電子顕微鏡写真(2万倍)を図4(b)に示す。
図4(b)から蛍光体粒子表面に緑色顔料が被覆・融着
していることが観察される。
【0061】(緑色蛍光体層形成用組成物の作製)下記
の組成 ・上記で作製した緑色蛍光体粒子 ・・・ 100部 ・エチルセルロース(ダウケミカル社製STD−100) ・・・ 8部 ・溶剤(ターピネオール) ・・・ 72部 を、三本ロールミルC−4・3/4×10(井上製作所
製)を使用して混練後、溶剤により希釈し、本発明の蛍
光体層形成用組成物(粘度250ポイズ、23℃)を調
製した。
【0062】(実施例3) (発光色が青の着色蛍光体粒子の作製)青に発光する蛍
光体粒子BaMgAl1423:Eu(化成オプトニクス
社製、平均粒径約4.0μm)200部と、青色顔料
「ダイピロキサイドブルー#3450(大日精化工業社
製、平均粒径0.04μm)20部とを、メカノフュー
ジョンシステム(ホソカワミクロン社製、型式AM−1
5F)に投入し、ローター回転数1550rpm、ステ
ータクリアランス2mm、スクレーパークリアランス1
mmの操作条件で45分処理し、本発明の青色蛍光体粒
子を作製した。
【0063】原料とした蛍光体粒子の電子顕微鏡写真
(2万倍)を図5(a)に、また、本発明の青色蛍光体
粒子の電子顕微鏡写真(2万倍)を図5(b)に示す。
図4(b)から蛍光体粒子表面に青色顔料が被覆・融着
していることが観察される。
【0064】(青色蛍光体層形成用組成物の作製)下記
の組成 ・上記で作製した青色蛍光体粒子 ・・・ 100部 ・エチルセルロース(ダウケミカル社製STD−100) ・・・ 8部 ・溶剤(ターピネオール) ・・・ 72部 を、三本ロールミルC−4・3/4×10(井上製作所
製)を使用して混練後、溶剤により希釈し、本発明の蛍
光体層形成用組成物(粘度250ポイズ、23℃)を調
製した。
【0065】 (比較例1) 実施例1における蛍光体層形成用組成物において、着色蛍光体粒子に代えて ・蛍光体粒子(Y,Gd)BO3 :Eu(化成オプトニクス社製、平均粒径4. 7μm) ・・・ 200部 ・赤色顔料TOR(大日精化工業社製、平均粒径0.05μm) ・・・ 4部 とをオーダードミックスし、その100部を同様に使用
して、蛍光体層形成用組成物を調製した。
【0066】 (比較例2) 実施例2における蛍光体層形成用組成物において、着色蛍光体粒子に代えて、 ・蛍光体粒子Zn2 SiO4 :Mn(化成オプトニクス社製、平均粒径約3.9 μm) ・・・ 200部 ・緑色顔料「ダイピロキサイドグリーン#3340(大日精化工業社製、平均粒 径0.04μm) ・・・ 10部 とをオーダードミックスし、その100部を同様に使用
して、蛍光体層形成用組成物を調製した。
【0067】 (比較例3) 実施例3における蛍光体層形成用組成物において、着色蛍光体粒子に代えて ・蛍光体粒子BaMgAl1423:Eu(化成オプトニクス社製、平均粒径約4 .0μm) ・・・ 200部 ・青色顔料「ダイピロキサイドブルー#3450(大日精化工業社製、平均粒径 0.04μm) ・・・ 20部 とをオーダードミックスし、その100部を同様に使用
して、蛍光体層形成用組成物を調製した。
【0068】(比較例4)実施例1における蛍光体層形
成用組成物において、着色蛍光体粒子に代えて、蛍光体
粒子(Y,Gd)BO3 :Eu(化成オプトニクス社
製、平均粒径4.7μm)100部を使用し、同様に蛍
光体層形成用組成物を調製した。
【0069】(比較例5)実施例2における蛍光体層形
成用組成物において、着色蛍光体粒子に代えて、蛍光体
粒子Zn2 SiO4 :Mn(化成オプトニクス社製、平
均粒径約3.9μm)100部を使用し、同様に蛍光体
層形成用組成物を調製した。
【0070】(比較例6)実施例3における蛍光体層形
成用組成物において、着色蛍光体粒子に代えて蛍光体粒
子BaMgAl1423:Eu(化成オプトニクス社製、
平均粒径約4.0μm)100部を使用し、同様に蛍光
体層形成用組成物を調製した。
【0071】(パネル背面板の作製)ガラス基板上に下
地層としてELD−1155〔奥野製薬工業(株)製〕
を積層した後、下地層上にアドレス電極としてD−59
0−HV−MOD〔イー・エス・エル日本(株)製〕を
スクリーン印刷法によりパターニングした。
【0072】次いで、酸化鉛を主体とした低融点ガラス
の粉末と、エチルセルロースと溶剤からなるバインダー
とを混合したガラスペーストPLS−3550〔日本電
気硝子(株)製〕を使用し、スクリーン印刷の重ね刷り
によりパターン状に積層した後、ピーク温度560℃で
焼成し、高さ120μmのバリヤーリブを形成し、図1
に示すPDPの背面板を作製した。
【0073】(蛍光体層の形成方法)上記で得たPDP
の背面板におけるセル障壁間に、スクリーン版を使用し
てスキージにより実施例1〜3、比較例1〜3、比較例
4〜6で作製した蛍光体層形成用組成物のそれぞれを充
填した後、ピーク温度450℃、30分で焼成し、有機
分を焼失させ、これにより、実施例1〜3、比較例1〜
3、比較例4〜6の各R、G、Bの組合せの蛍光体層を
形成した3種類の背面板を得た。
【0074】(AC型PDPの作製)ガラス基板上に透
明電極材料を成膜した後、エッチングにより維持電極を
形成し、次いでバス電極を導体ペーストを用いてスクリ
ーン印刷し、焼成して形成し、更に、誘電体層6、Mg
O層を順次形成して作製した前面板を、上記で作製した
背面板と合わせ、封着した後、セル中にネオン、キセノ
ン等のガスを封入してAC型PDPを作製した。
【0075】(評価 1)各実施例、各比較例の蛍光
体層形成用組成物を使用し、ガラス基板上に膜厚25μ
mとなるように、スクリーン印刷により5×5cmのベ
タ膜を印刷し、乾燥、ピーク温度450℃、30分で焼
成した後、400nm〜700nm域における反射率を
測定した。反射率の測定には(株)ミノルタ製分光測色
計CM−1000を使用した。
【0076】実施例1〜3の結果を表1に、比較例1〜
6の結果を表2に示す。
【0077】 表1と表2との比較からわかるように、実施例1〜3の
ものは、反射率が低いことがわかる。
【0078】(評価 2)実施例1〜3の各R、G、
Bの組合せの蛍光体層を形成した背面板を用いて作製し
たPDPパネル(本発明パネル)、また、比較例1〜3
を使用して作製したPDPパネル〔比較パネル
(1)〕、更に、比較例4〜6を使用して作製したPD
Pパネル〔比較パネル(2)〕の3種類のPDPについ
て、暗室下、また、230ルックス照度下での輝度、コ
ントラストを求めた。暗室下での輝度、コントラストを
表3に、230ルックス照度下での輝度、コントラスト
を表4に示す。なお、輝度の単位はcd/m2 である。
【0079】 1) :未着色品のW輝度を基準とした。
【0080】 表3と表4との比較からわかるように、本発明パネル
は、コントラストに優れ、特に表4からみて、外光下で
の反射率、コントラストに優れるものであることがわか
る。
【0081】
【発明の効果】本発明の着色蛍光体粒子及び蛍光体層形
成用組成物は、外光反射率を低減すると共にコントラス
トの向上した蛍光体層を形成できるものであり、特に、
プラズマディスプレイパネル、蛍光表示管、ブラウン
管、陰極線管等における蛍光体層の形成用として有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 AC型プラズマディスプレイパネルを説明す
るための斜視図である。
【図2】 AC型プラズマディスプレイパネルの他の例
を説明するための断面図である。
【図3】 実施例1で作製した着色蛍光体粒子の電子顕
微鏡写真である。
【図4】 実施例2で作製した着色蛍光体粒子の電子顕
微鏡写真である。
【図5】 実施例3で作製した着色蛍光体粒子の電子顕
微鏡写真である。
【符号の説明】
1は前面板、2は背面板、3はセル障壁、4は維持電
極、5はバス電極、6、6′は誘電体層、7はMgO
層、8はアドレス電極、9は蛍光体層、10は下地層で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01J 11/02 H01J 11/02 B 17/04 17/04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料を蛍光体粒子の表面に融着・被覆し
    たことを特徴とする着色蛍光体粒子。
  2. 【請求項2】 顔料の平均粒子径が蛍光体粒子の平均粒
    子径以下であり、かつ、該顔料の融着・被覆量が蛍光体
    粒子に対して0.1重量%〜50重量%であることを特
    徴とする請求項1記載の着色蛍光体粒子。
  3. 【請求項3】 顔料が、蛍光体粒子の発光色と同色系で
    あることを特徴とする請求項1、または請求項2記載の
    着色蛍光体粒子。
  4. 【請求項4】 顔料が、黒色顔料であることを特徴とす
    る請求項1、または請求項2記載の着色蛍光体粒子。
  5. 【請求項5】 顔料をその表面に融着・被覆した着色蛍
    光体粒子と、焼成により除去可能な樹脂及び溶剤とから
    なることを特徴とする蛍光体層形成用組成物。
  6. 【請求項6】 蛍光体層が、プラズマディスプレイパネ
    ルにおける蛍光体層であることを特徴とする請求項5記
    載の蛍光体層形成用組成物。
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