JPH1149573A - セラミック複合材料の製造方法 - Google Patents
セラミック複合材料の製造方法Info
- Publication number
- JPH1149573A JPH1149573A JP9219981A JP21998197A JPH1149573A JP H1149573 A JPH1149573 A JP H1149573A JP 9219981 A JP9219981 A JP 9219981A JP 21998197 A JP21998197 A JP 21998197A JP H1149573 A JPH1149573 A JP H1149573A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composite material
- ceramic powder
- ceramic composite
- ceramic
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/01—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
- C04B35/46—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates
- C04B35/462—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates based on titanates
- C04B35/465—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates based on titanates based on alkaline earth metal titanates
- C04B35/468—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on titanium oxides or titanates based on titanates based on alkaline earth metal titanates based on barium titanates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/80—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone of only ceramics
- C04B41/81—Coating or impregnation
- C04B41/82—Coating or impregnation with organic materials
- C04B41/84—Compounds having one or more carbon-to-metal of carbon-to-silicon linkages
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Glanulating (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の被覆方法では、粒径を非常に細かくし
た場合、セラミック粉末の凝集力が増加してその分散性
が悪くなり、他の組成材料を均一に被覆させるのが困難
になり、しかも、セラミック粉末を乾燥させる際に他の
組成材料が偏析してしまうという問題があった。 【解決手段】 この発明に係るセラミック複合材料の製
造方法は、分子構造中に金属元素を有する低分子ポリマ
ーとセラミック粉末とを混合して該セラミック粉末の表
面に該低分子ポリマーを吸着させる工程を備えることに
より上記課題を解決した。ここで、低分子ポリマーは、
カルボキシル基を有するキレート剤と金属化合物とを反
応させてカルボキシル基を有する錯体を形成させ、水酸
基を有するモノマーと該錯体とをエステル重合させるこ
とにより得ることができる。
た場合、セラミック粉末の凝集力が増加してその分散性
が悪くなり、他の組成材料を均一に被覆させるのが困難
になり、しかも、セラミック粉末を乾燥させる際に他の
組成材料が偏析してしまうという問題があった。 【解決手段】 この発明に係るセラミック複合材料の製
造方法は、分子構造中に金属元素を有する低分子ポリマ
ーとセラミック粉末とを混合して該セラミック粉末の表
面に該低分子ポリマーを吸着させる工程を備えることに
より上記課題を解決した。ここで、低分子ポリマーは、
カルボキシル基を有するキレート剤と金属化合物とを反
応させてカルボキシル基を有する錯体を形成させ、水酸
基を有するモノマーと該錯体とをエステル重合させるこ
とにより得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はセラミック粉末の
表面に金属元素を均一に被覆させるセラミック複合材料
の製造方法に関するものである。
表面に金属元素を均一に被覆させるセラミック複合材料
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セラミック電子部品は小型化と高性能化
が進められ、微粉化技術や高分散技術が開発され、粉体
技術は高速な進歩を示している。そのような背景の下
で、粉体表面に他の組成材料を被覆する技術が注目され
ている。
が進められ、微粉化技術や高分散技術が開発され、粉体
技術は高速な進歩を示している。そのような背景の下
で、粉体表面に他の組成材料を被覆する技術が注目され
ている。
【0003】例えば、セラミック粉末と液状の添加物を
溶媒を用いて混合し、充分混合・撹拌した後、溶媒を除
去して乾燥する方法で、セラミック粉末の表面を他の組
成材料で被覆する方法が知られている。
溶媒を用いて混合し、充分混合・撹拌した後、溶媒を除
去して乾燥する方法で、セラミック粉末の表面を他の組
成材料で被覆する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の被覆方
法では、粒径を非常に細かくした場合、セラミック粉末
の凝集力が増加してその分散性が悪くなり、他の組成材
料を均一に被覆させるのが困難になり、しかも、セラミ
ック粉末を乾燥させる際に他の組成材料が偏析してしま
うという問題があった。
法では、粒径を非常に細かくした場合、セラミック粉末
の凝集力が増加してその分散性が悪くなり、他の組成材
料を均一に被覆させるのが困難になり、しかも、セラミ
ック粉末を乾燥させる際に他の組成材料が偏析してしま
うという問題があった。
【0005】この発明は、セラミック粉末の表面を他の
組成材料で均一に被覆させるようにしたセラミック複合
材料の製造方法を提供することを目的とする。
組成材料で均一に被覆させるようにしたセラミック複合
材料の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るセラミッ
ク複合材料の製造方法は、分子構造中に金属元素を有す
る低分子ポリマーとセラミック粉末とを混合して該セラ
ミック粉末の表面に該低分子ポリマーを吸着させる工程
を備えていることを特徴とするものである。
ク複合材料の製造方法は、分子構造中に金属元素を有す
る低分子ポリマーとセラミック粉末とを混合して該セラ
ミック粉末の表面に該低分子ポリマーを吸着させる工程
を備えていることを特徴とするものである。
【0007】ここで、前記低分子ポリマーと前記セラミ
ック粉末とは例えば水及び/又はアルコールからなる溶
媒を介在させた状態で混合してもよいし、水、アルコー
ル以外の溶媒を介在させた状態で混合してもよい。
ック粉末とは例えば水及び/又はアルコールからなる溶
媒を介在させた状態で混合してもよいし、水、アルコー
ル以外の溶媒を介在させた状態で混合してもよい。
【0008】また、溶媒として水及び/又はアルコール
を用いた場合、前記低分子ポリマーは親水性の官能基を
有していることが好ましい。前記親水性の官能基として
は例えば水酸基、カルボキシル基を挙げることができる
が、親水性であればこれら以外の官能基を有していても
よい。
を用いた場合、前記低分子ポリマーは親水性の官能基を
有していることが好ましい。前記親水性の官能基として
は例えば水酸基、カルボキシル基を挙げることができる
が、親水性であればこれら以外の官能基を有していても
よい。
【0009】また、前記低分子ポリマーの分子量は50
00〜15000が好ましい。前記低分子ポリマーの分
子量が5000未満では吸着点が少ないため、吸着量が
少ないという不都合があり、分子量が15000を超え
ると低分子ポリマーの粘性が増大し過ぎ、セラミック粉
末に均一に吸着されなくなるからである。
00〜15000が好ましい。前記低分子ポリマーの分
子量が5000未満では吸着点が少ないため、吸着量が
少ないという不都合があり、分子量が15000を超え
ると低分子ポリマーの粘性が増大し過ぎ、セラミック粉
末に均一に吸着されなくなるからである。
【0010】なお、前記低分子ポリマーの分子量は錯体
の量とモノマーの量に差を設けるか、錯体とモノマーと
のエステル化反応における反応温度又は反応時間を制御
することによって変えることができる。
の量とモノマーの量に差を設けるか、錯体とモノマーと
のエステル化反応における反応温度又は反応時間を制御
することによって変えることができる。
【0011】また、前記低分子ポリマーの量は前記セラ
ミック粉末の0.1〜20wt%が好ましい。0.1w
t%未満ではスラリーの粘度が悪化するという不都合が
あり、20wt%を超えるとポリマーが乾燥時に接着剤
として作用し、その後の粉体成形に悪影響を残すという
不都合があるからである。なお、前記低分子ポリマーの
量は、金属元素の均一被覆という観点からは、前記セラ
ミック粉末の0.1〜0.5wt%が特に好ましい。
ミック粉末の0.1〜20wt%が好ましい。0.1w
t%未満ではスラリーの粘度が悪化するという不都合が
あり、20wt%を超えるとポリマーが乾燥時に接着剤
として作用し、その後の粉体成形に悪影響を残すという
不都合があるからである。なお、前記低分子ポリマーの
量は、金属元素の均一被覆という観点からは、前記セラ
ミック粉末の0.1〜0.5wt%が特に好ましい。
【0012】また、前記低分子ポリマーは、例えばカル
ボキシル基を有するキレート剤と金属化合物とを反応さ
せてカルボキシル基を有する錯体を形成させ、水酸基を
有するモノマーと該錯体とをエステル重合させることに
よって得ることができるが、分子構造中に金属元素を有
するものが得られる方法であればこれ以外の方法で得て
もよい。
ボキシル基を有するキレート剤と金属化合物とを反応さ
せてカルボキシル基を有する錯体を形成させ、水酸基を
有するモノマーと該錯体とをエステル重合させることに
よって得ることができるが、分子構造中に金属元素を有
するものが得られる方法であればこれ以外の方法で得て
もよい。
【0013】ここで、前記キレート剤としては、例えば
クエン酸又はL−グルタミン酸を使用することができる
が、カルボキシル基を有し、錯化作用を有する化合物で
あればこれら以外の化合物を使用してもよい。
クエン酸又はL−グルタミン酸を使用することができる
が、カルボキシル基を有し、錯化作用を有する化合物で
あればこれら以外の化合物を使用してもよい。
【0014】キレート剤は、前記金属化合物1molに
対し1〜10molの割合で使用するのが好ましい。1
mol未満では金属化合物の全量をキレート化すること
ができないという不都合があり、10molを超えると
それ以上のキレート化に寄与しないばかりか、無用の有
機成分増大によって有機物の脱離が困難となるという不
都合があるからである。
対し1〜10molの割合で使用するのが好ましい。1
mol未満では金属化合物の全量をキレート化すること
ができないという不都合があり、10molを超えると
それ以上のキレート化に寄与しないばかりか、無用の有
機成分増大によって有機物の脱離が困難となるという不
都合があるからである。
【0015】また、前記モノマーとしては、例えばエチ
レングリコール、1,3−プロパンジオール又は1,3
−ブタンジオールを使用することができるが、水酸基を
有し、前記キレート剤とエステル重合する化合物であれ
ばこれら以外の化合物を使用してもよい。
レングリコール、1,3−プロパンジオール又は1,3
−ブタンジオールを使用することができるが、水酸基を
有し、前記キレート剤とエステル重合する化合物であれ
ばこれら以外の化合物を使用してもよい。
【0016】モノマーは、前記金属化合物1molに対
し2〜100molの割合で使用するのが好ましい。2
mol未満ではキレート剤を溶解することが困難となる
という不都合があり、100molを超えると無用の有
機成分増大によって有機物の脱離が困難となるという不
都合があるからである。
し2〜100molの割合で使用するのが好ましい。2
mol未満ではキレート剤を溶解することが困難となる
という不都合があり、100molを超えると無用の有
機成分増大によって有機物の脱離が困難となるという不
都合があるからである。
【0017】また、前記金属化合物としては、例えば酢
酸コバルト3水和物を使用することができるが、これに
限定されるものではなく、目的とするセラミック複合材
料の被覆層の組成に合わせて任意に選択することができ
る。
酸コバルト3水和物を使用することができるが、これに
限定されるものではなく、目的とするセラミック複合材
料の被覆層の組成に合わせて任意に選択することができ
る。
【0018】また、前記セラミック粉末としては、例え
ばチタン酸バリウム粉末を使用することができるが、こ
れに限定されるものではなく、目的とするセラミック複
合材料のコア部の組成に合わせて任意に選択することが
できる。
ばチタン酸バリウム粉末を使用することができるが、こ
れに限定されるものではなく、目的とするセラミック複
合材料のコア部の組成に合わせて任意に選択することが
できる。
【0019】なお、このセラミック複合材料は精密セラ
ミック電子部品、例えば層厚10μm以下のセラミック
材料設計を必要とするような積層セラミックコンデンサ
の誘電体材料に好適である。もちろん、このセラミック
複合材料は焼成して有機物を燃やして使用する。
ミック電子部品、例えば層厚10μm以下のセラミック
材料設計を必要とするような積層セラミックコンデンサ
の誘電体材料に好適である。もちろん、このセラミック
複合材料は焼成して有機物を燃やして使用する。
【0020】
実施例1 まず、エチレングリコール2gに無水クエン酸1.9g
を加え、これらをオイルバスで60℃に加温した。そし
て、マグネチックスターラで撹拌しながらこの混合液に
酢酸コバルト3水和物:0.498gを加え、溶解させ
た。酢酸コバルト3水和物はこの段階で徐々に溶解して
錯体を形成する。
を加え、これらをオイルバスで60℃に加温した。そし
て、マグネチックスターラで撹拌しながらこの混合液に
酢酸コバルト3水和物:0.498gを加え、溶解させ
た。酢酸コバルト3水和物はこの段階で徐々に溶解して
錯体を形成する。
【0021】次に、これらを120℃で、温度を精密に
制御しながら加熱した。この加熱によりクエン酸のカル
ボキシル基とエチレングリコールのヒドロキシル基は脱
水エステル重合反応を起こし、コバルトを内包したオリ
ゴマーが形成される。
制御しながら加熱した。この加熱によりクエン酸のカル
ボキシル基とエチレングリコールのヒドロキシル基は脱
水エステル重合反応を起こし、コバルトを内包したオリ
ゴマーが形成される。
【0022】そして、この脱水エステル重合反応を起こ
してから5分経過後、反応物を冷却して反応を停止させ
た。この反応により分子量が1万程度のポリマーが形成
される。
してから5分経過後、反応物を冷却して反応を停止させ
た。この反応により分子量が1万程度のポリマーが形成
される。
【0023】次に、粒径0.5μmのチタン酸バリウム
466.4gにイオン交換水700mlとエタノール3
00mlとを混合し、10時間ボールミルで撹拌してス
ラリーを得た。そして、このスラリーに上記ポリマーを
加え、3時間撹拌してセラミック複合粒子を得た。
466.4gにイオン交換水700mlとエタノール3
00mlとを混合し、10時間ボールミルで撹拌してス
ラリーを得た。そして、このスラリーに上記ポリマーを
加え、3時間撹拌してセラミック複合粒子を得た。
【0024】次に、このようにして得られたセラミック
複合粒子を電子顕微鏡で観察したところ、チタン酸バリ
ウム粒子の表面にチタン酸バリウムに対し1000分の
1のモル比でCoを内包したポリマーがほゞ全量均一に
吸着した状態のものが観察された。
複合粒子を電子顕微鏡で観察したところ、チタン酸バリ
ウム粒子の表面にチタン酸バリウムに対し1000分の
1のモル比でCoを内包したポリマーがほゞ全量均一に
吸着した状態のものが観察された。
【0025】また、このようにして得られたセラミック
複合粒子を蛍光X線装置(XRF)を用いて分析し、そ
のマクロ的な組成分散を調べたところ、表1の試料N
o.1〜4に示す通り、偏析が見られず、高い分散性を
示すことがわかった。
複合粒子を蛍光X線装置(XRF)を用いて分析し、そ
のマクロ的な組成分散を調べたところ、表1の試料N
o.1〜4に示す通り、偏析が見られず、高い分散性を
示すことがわかった。
【0026】比較例1 チタン酸バリウム粉末466g、水700ml、酢酸コ
バルト3水和物0.498gを混合分散させ、これをス
プレードライ法によって乾燥させ、得られた粉末を実施
例1と同様にして分析したところ、表1の試料No.5
に示す通りとなった。
バルト3水和物0.498gを混合分散させ、これをス
プレードライ法によって乾燥させ、得られた粉末を実施
例1と同様にして分析したところ、表1の試料No.5
に示す通りとなった。
【0027】
【表1】
【0028】表1に示す結果から、実施例1の試料では
Coの偏析は見られず、均一に被覆されていることがわ
かる。これに対し、比較例1の試料ではCoの偏析が大
きいことがわかる。
Coの偏析は見られず、均一に被覆されていることがわ
かる。これに対し、比較例1の試料ではCoの偏析が大
きいことがわかる。
【0029】実施例2 錯体とモノマーの反応時間を変えてポリマーの分子量を
変化させた他は実施例1と同様にして実験した。その結
果、ポリマーの分子量が5000未満では吸着点が少な
いため、吸着量が少ないという不都合が生じ、分子量が
15000を超えると低分子ポリマーの粘性が増大し過
ぎ、セラミック粉末の表面に均一に吸着されなくなるこ
とが分った。
変化させた他は実施例1と同様にして実験した。その結
果、ポリマーの分子量が5000未満では吸着点が少な
いため、吸着量が少ないという不都合が生じ、分子量が
15000を超えると低分子ポリマーの粘性が増大し過
ぎ、セラミック粉末の表面に均一に吸着されなくなるこ
とが分った。
【0030】実施例3 セラミック粉末と混合する低分子ポリマーの量を変えた
他は実施例1と同様にして実験した。その結果、低分子
ポリマーの量が0.1wt%未満ではスラリーの粘度が
悪化するという不都合が生じ、20wt%を超えるとポ
リマーが乾燥時に接着剤として作用し、その後の粉体成
形に悪影響を残すという不都合が生ずることが分った。
また、金属元素の均一被覆という観点からは低分子ポリ
マーの量が0.1〜0.5wt%が好ましいことも分っ
た。
他は実施例1と同様にして実験した。その結果、低分子
ポリマーの量が0.1wt%未満ではスラリーの粘度が
悪化するという不都合が生じ、20wt%を超えるとポ
リマーが乾燥時に接着剤として作用し、その後の粉体成
形に悪影響を残すという不都合が生ずることが分った。
また、金属元素の均一被覆という観点からは低分子ポリ
マーの量が0.1〜0.5wt%が好ましいことも分っ
た。
【0031】実施例4 金属化合物に作用させるキレート剤をL−グルタミン酸
とした他は実施例1と同様の実験をした。その結果、実
施例1と同様の結果が得られた。
とした他は実施例1と同様の実験をした。その結果、実
施例1と同様の結果が得られた。
【0032】実施例5 金属化合物に作用させるキレート剤の量を変えた他は実
施例1と同様にして実験した。その結果、キレート剤の
量が、金属化合物1molに対し1mol未満では金属
化合物の全量をキレート化することができないという不
都合が生じ、10molを超えるとそれ以上のキレート
化に寄与しないばかりか、無用の有機成分増大によって
有機物の脱離が困難となるという不都合が生ずることが
分った。また、キレート剤の量が4mol前後の時が好
ましいことも分った。
施例1と同様にして実験した。その結果、キレート剤の
量が、金属化合物1molに対し1mol未満では金属
化合物の全量をキレート化することができないという不
都合が生じ、10molを超えるとそれ以上のキレート
化に寄与しないばかりか、無用の有機成分増大によって
有機物の脱離が困難となるという不都合が生ずることが
分った。また、キレート剤の量が4mol前後の時が好
ましいことも分った。
【0033】実施例6 錯体とエステル化重合するモノマーとして、1,3−プ
ロパンジオール及び1,3−ブタンジオールを使用した
他は実施例1と同様にして実験した。その結果、実施例
1と同様の結果が得られた。
ロパンジオール及び1,3−ブタンジオールを使用した
他は実施例1と同様にして実験した。その結果、実施例
1と同様の結果が得られた。
【0034】実施例7 錯体とエステル化重合するモノマーの量を変えた他は実
施例1と同様にして実験した。その結果、モノマーの量
が、前記金属化合物1molに対し2mol未満ではキ
レート剤を溶解することが困難となるという不都合が生
じ、100molを超えると無用の有機成分増大によっ
て有機物の脱離が困難となるという不都合が生ずること
が分った。また、モノマーの量が10mol前後の時が
好ましいことも分った。
施例1と同様にして実験した。その結果、モノマーの量
が、前記金属化合物1molに対し2mol未満ではキ
レート剤を溶解することが困難となるという不都合が生
じ、100molを超えると無用の有機成分増大によっ
て有機物の脱離が困難となるという不都合が生ずること
が分った。また、モノマーの量が10mol前後の時が
好ましいことも分った。
【0035】
【発明の効果】この発明によれば、金属元素を内包した
ポリマーがセラミック粉末の表面に均一且つ強固に吸着
するので、乾燥時にこのポリマーが偏析を生ずることが
なく、従って、セラミック粉末の表面に他の組成材料と
して金属元素を均一に被覆させることができるという効
果がある。
ポリマーがセラミック粉末の表面に均一且つ強固に吸着
するので、乾燥時にこのポリマーが偏析を生ずることが
なく、従って、セラミック粉末の表面に他の組成材料と
して金属元素を均一に被覆させることができるという効
果がある。
【0036】また、この発明によれば、低分子ポリマー
の立体障害によってセラミック粒子同士が反発するの
で、セラミック粉末の分散が向上するという効果があ
る。
の立体障害によってセラミック粒子同士が反発するの
で、セラミック粉末の分散が向上するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を説明するための工程図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茶園 広一 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内
Claims (14)
- 【請求項1】 分子構造中に金属元素を有する低分子ポ
リマーとセラミック粉末とを混合して該セラミック粉末
の表面に該低分子ポリマーを吸着させる工程を備えてい
ることを特徴とするセラミック複合材料の製造方法。 - 【請求項2】 前記低分子ポリマーと前記セラミック粉
末とを溶媒を介在させた状態で混合させることを特徴と
する請求項1に記載のセラミック複合材料の製造方法。 - 【請求項3】 前記溶媒が水及び/又はアルコールであ
ることを特徴とする請求項2に記載のセラミック複合材
料の製造方法。 - 【請求項4】 前記低分子ポリマーが親水性の官能基を
有していることを特徴とする請求項3に記載のセラミッ
ク複合材料の製造方法。 - 【請求項5】 前記親水性の官能基が水酸基及び/又は
カルボキシル基であることを特徴とする請求項4に記載
のセラミック複合材料の製造方法。 - 【請求項6】 前記低分子ポリマーの分子量が5000
〜15000であることを特徴とする請求項1〜5のい
ずれかに記載のセラミック複合材料の製造方法。 - 【請求項7】 前記低分子ポリマーを前記セラミック粉
末の0.1〜20wt%の割合で混合することを特徴と
する請求項1〜6のいずれかに記載のセラミック複合材
料の製造方法。 - 【請求項8】 カルボキシル基を有するキレート剤と金
属化合物とを反応させてカルボキシル基を有する錯体を
形成させ、水酸基を有するモノマーと該錯体とをエステ
ル重合させて前記低分子ポリマーを形成させることを特
徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のセラミック複
合材料の製造方法。 - 【請求項9】 前記キレート剤がクエン酸又はL−グル
タミン酸であることを特徴とする請求項8に記載のセラ
ミック複合材料の製造方法。 - 【請求項10】 前記キレート剤を、前記金属化合物1
molに対し、1〜10molの割合で混合することを
特徴とする請求項8又は9に記載のセラミック複合材料
の製造方法。 - 【請求項11】 前記モノマーがエチレングリコール、
1,3−プロパンジオール又は1,3−ブタンジオール
であることを特徴とする請求項8に記載のセラミック複
合材料の製造方法。 - 【請求項12】 前記モノマーを、前記金属化合物1m
olに対し、2〜100molの割合で混合することを
特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載のセラミッ
ク複合材料の製造方法。 - 【請求項13】 前記金属化合物が酢酸コバルト3水和
物であることを特徴とする請求項8〜12のいずれかに
記載のセラミック複合材料の製造方法。 - 【請求項14】 前記セラミック粉末がチタン酸バリウ
ム粉末であることを特徴とする請求項1〜13のいずれ
かに記載のセラミック複合材料の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219981A JPH1149573A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | セラミック複合材料の製造方法 |
| KR1019980030556A KR100533427B1 (ko) | 1997-07-31 | 1998-07-29 | 세라믹복합재료인제조방법 |
| MYPI98003497A MY132425A (en) | 1997-07-31 | 1998-07-30 | Process for preparing ceramic composite material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9219981A JPH1149573A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | セラミック複合材料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149573A true JPH1149573A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16744062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9219981A Pending JPH1149573A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | セラミック複合材料の製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1149573A (ja) |
| KR (1) | KR100533427B1 (ja) |
| MY (1) | MY132425A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008198421A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固体酸化物形燃料電池用電極の製造方法及び固体酸化物形燃料電池 |
| JP2008198422A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固体酸化物形燃料電池用電極の製造方法及び固体酸化物形燃料電池 |
| JP2008247725A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Kanazawa Univ | セラミックス・有機物複合構造体の製造方法 |
| JP2009091232A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-04-30 | Technical Univ Of Denmark | 重合された無機−有機前駆物質溶液および焼結膜 |
| JP2020524724A (ja) * | 2017-06-09 | 2020-08-20 | ザ ペン ステイト リサーチ ファウンデーション | イオン架橋化ポリマー組成物又はオリゴマー組成物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100627248B1 (ko) * | 2005-09-13 | 2006-09-25 | 한국과학기술연구원 | 고유전율 고분자-티탄산바륨 복합체 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61151059A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-09 | 株式会社東芝 | セラミツク粉末の成形方法 |
| JPH04260654A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-09-16 | Toyota Motor Corp | セラミックス粉末への焼結助剤のコーティング方法 |
| JPH07157368A (ja) * | 1993-12-02 | 1995-06-20 | Murata Mfg Co Ltd | セラミック原料粉体の製造方法 |
| JPH0826833A (ja) * | 1994-07-19 | 1996-01-30 | Murata Mfg Co Ltd | セラミック原料粉体の製造方法 |
| JPH0987039A (ja) * | 1995-09-29 | 1997-03-31 | Taiyo Yuden Co Ltd | セラミック材料粉末の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0869712A (ja) * | 1994-08-29 | 1996-03-12 | Kyocera Corp | 樹脂−セラミックス複合材及びこれを用いた電子部品用配線板 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP9219981A patent/JPH1149573A/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-29 KR KR1019980030556A patent/KR100533427B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1998-07-30 MY MYPI98003497A patent/MY132425A/en unknown
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61151059A (ja) * | 1984-12-24 | 1986-07-09 | 株式会社東芝 | セラミツク粉末の成形方法 |
| JPH04260654A (ja) * | 1991-02-13 | 1992-09-16 | Toyota Motor Corp | セラミックス粉末への焼結助剤のコーティング方法 |
| JPH07157368A (ja) * | 1993-12-02 | 1995-06-20 | Murata Mfg Co Ltd | セラミック原料粉体の製造方法 |
| JPH0826833A (ja) * | 1994-07-19 | 1996-01-30 | Murata Mfg Co Ltd | セラミック原料粉体の製造方法 |
| JPH0987039A (ja) * | 1995-09-29 | 1997-03-31 | Taiyo Yuden Co Ltd | セラミック材料粉末の製造方法 |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008198421A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固体酸化物形燃料電池用電極の製造方法及び固体酸化物形燃料電池 |
| JP2008198422A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 固体酸化物形燃料電池用電極の製造方法及び固体酸化物形燃料電池 |
| JP2008247725A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Kanazawa Univ | セラミックス・有機物複合構造体の製造方法 |
| JP2009091232A (ja) * | 2007-08-31 | 2009-04-30 | Technical Univ Of Denmark | 重合された無機−有機前駆物質溶液および焼結膜 |
| EP2030960A3 (en) * | 2007-08-31 | 2012-04-18 | The Technical University of Denmark | Polymerised inorganic-organic precursor solutions and sintered membranes |
| JP2020524724A (ja) * | 2017-06-09 | 2020-08-20 | ザ ペン ステイト リサーチ ファウンデーション | イオン架橋化ポリマー組成物又はオリゴマー組成物 |
| JP2021191861A (ja) * | 2017-06-09 | 2021-12-16 | ザ ペン ステイト リサーチ ファウンデーション | イオン架橋化ポリマー組成物又はオリゴマー組成物 |
| JP2023103197A (ja) * | 2017-06-09 | 2023-07-26 | ザ ペン ステイト リサーチ ファウンデーション | イオン架橋化ポリマー組成物又はオリゴマー組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| MY132425A (en) | 2007-10-31 |
| KR100533427B1 (ko) | 2006-01-27 |
| KR19990014262A (ko) | 1999-02-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN101137712B (zh) | 粘合剂树脂组合物及无机微粒分散膏状组合物 | |
| JPS606961B2 (ja) | 光重合性被着組成物及びその被着方法 | |
| WO2009081700A1 (ja) | ポリマー被覆無機物微粒子とその製造方法 | |
| JP7354829B2 (ja) | 接合用ペースト、それを用いた接合体、並びに接合体の製造方法 | |
| JPH0371726B2 (ja) | ||
| JPH1149573A (ja) | セラミック複合材料の製造方法 | |
| JP2565773B2 (ja) | 艶消し電着塗装用組成物を製造するためのコア・シェル型樹脂水性エマルジョンおよびその製造方法 | |
| JP5692066B2 (ja) | 導電性ペーストおよび金属薄膜 | |
| JP2004315719A (ja) | 焼成用樹脂組成物 | |
| CN108047434B (zh) | 一种水溶性不饱和聚酯及光固化组合物 | |
| JP2010184864A (ja) | 化学的作用基を導入しセラミック粉末及びスラリーを安定化させる方法 | |
| CN107636087A (zh) | 金属纳米油墨及使用了该金属纳米油墨的金属膜的制造方法 | |
| JP2001067951A (ja) | 導電性厚膜ペーストの製造方法,導電性厚膜ペーストおよび積層セラミック電子部品 | |
| WO2018163543A1 (ja) | 銅粉の製造方法、樹脂組成物、硬化物を形成する方法および硬化物 | |
| JPH03210336A (ja) | 架橋樹脂粒子の製造法 | |
| JP2008124030A (ja) | 導電性ペースト組成物、転写フィルムおよびプラズマディスプレイパネル | |
| CN102214495B (zh) | 导电性金属糊用金属微粒子以及导电性金属糊和金属膜 | |
| JP2004315720A (ja) | 焼成用樹脂組成物 | |
| HU192359B (en) | Process for producing activated-surface laminar-structure silver pigment suitable for electronics purpose | |
| CN107793539B (zh) | 一种丙烯酸共聚环氧酯的水分散体及其制备方法 | |
| Jiao et al. | Preparation of magnetic scaffolds via supercritical carbon dioxide foaming process using iron oxide nanoparticles coated with CO2‐philic materials as nucleating agents | |
| JP2026002684A (ja) | 銅インク、電子回路基板および電子回路基板の製造方法 | |
| JPH0456784B2 (ja) | ||
| JPH0379604A (ja) | ポリマー粒子の製造方法 | |
| TW201713710A (zh) | 中空聚合物組合物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040406 |