JPH1167698A - 半導体チップおよび半導体チップの製造方法 - Google Patents

半導体チップおよび半導体チップの製造方法

Info

Publication number
JPH1167698A
JPH1167698A JP22790897A JP22790897A JPH1167698A JP H1167698 A JPH1167698 A JP H1167698A JP 22790897 A JP22790897 A JP 22790897A JP 22790897 A JP22790897 A JP 22790897A JP H1167698 A JPH1167698 A JP H1167698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
cutting
semiconductor chip
separation
assisting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22790897A
Other languages
English (en)
Inventor
Goro Nakaya
吾郎 仲谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP22790897A priority Critical patent/JPH1167698A/ja
Publication of JPH1167698A publication Critical patent/JPH1167698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dicing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウエハから半導体チップを破損させる
ことなく分離することができ、かつ、製造工程において
流動性材料が流出しにくい半導体チップの製造方法等を
提供する。 【解決手段】 RIE工程において、チップ分離用領域
34の層間膜42を点状に除去し、小さい切断補助用穴
90を多数形成する。したがって、後に塗布されるレジ
スト(図示せず)が切断補助用穴90に流れ込むことは
あまりない。また、小さい切断補助用穴90の上に形成
された第1USG層44の上面に生じた凹部も小さい点
状になっている。したがって、第1USG層44の上面
に塗布したSOG層46が、当該凹部に大量に流れ込ん
でしまうことはない。一方、半導体ウエハを切断する
際、クラック等が生じたとしても、生じたクラック等の
進行を、切断補助用穴90、92、94、96のいずれ
かにおいて食止めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体チップに
関し、特に、半導体ウエハの所定のチップ分離用領域に
おいて半導体ウエハから半導体チップを分離するチップ
分離工程を有する半導体チップの製造方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子を多数形成した1枚のウエハ
をダイシングソー等により切り分けることにより、複数
のダイ(半導体チップ)を得る技術が知られている。シ
リコンウエハからダイを切出す作業のようす(フルカッ
トの場合)を、図8に示す。まず図8Aに示すように、
ウエハ2を、表面に粘着材を塗布したプラスチックフィ
ルム4に貼りつける。つぎに、図8Bに示すように、貼
りつけたウエハ2をダイシングソー6により完全に切断
する。
【0003】ウエハ2からダイ8を切出す際、ダイシン
グソー6により、ダイ8の一部(特に上部)が破損する
のを防止するために、ウエハ2の切断線10、12(図
9参照)に沿って、図8Aに示すような切断補助用溝1
8が設けられている。この切断補助用溝18は、ウエハ
2の絶縁層24(図10A参照)をエッチングする際
に、同時にエッチングにより形成される。
【0004】このように、切断補助用溝18を設けるこ
とにより、ウエハ2から多数のダイ8を、破損させるこ
となく切出すことができる(図9参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の方法には、次のような問題点があった。切
断補助溝18は、ウエハ2の絶縁層24のエッチング工
程において同時にエッチングにより形成される。したが
って、このエッチング工程の後にアルミ配線等の形成工
程がある場合には、アルミ配線20をパタニングするた
めに図10Aに示すように形成したレジスト22の一部
が、図10Bに示すように、切断補助用溝18により生
じた凹みに流れ込んでしまう。
【0006】このため、このようなレジスト22をマス
クとして、アルミ配線20をエッチングすると、図10
Cに示すように、切断補助用溝18近傍のアルミ配線2
0の形状が、所望の形状と異なった形状になってしま
う。これでは、得られたダイ8の機能を阻害するおそれ
がある。
【0007】また、アルミ配線20の下地となる絶縁層
24を平坦化するために、SOG(Spin On Glass)法
を用いることがある。SOG法は、絶縁層24の上面の
凹部(図示せず)を埋めるように、流動性を有する絶縁
材料を塗布する手法であるが、このとき、塗布した絶縁
材料が切断補助用溝18に流れ込んでしまうため、絶縁
層24の平坦化を所期のように行なうことができないこ
とがある。
【0008】この発明は、このような問題点を解決し、
半導体ウエハから半導体チップ(ダイ)を破損させるこ
となく分離(切断)することができ、かつ、レジストや
SOG用の絶縁材料等の流動性材料が流れ込みにくい分
離補助用凹部(切断補助用溝)を有する半導体チップお
よび半導体チップの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体チップ
の製造方法は、半導体ウエハに形成された絶縁層をエッ
チングする絶縁層エッチング工程と、半導体ウエハの所
定のチップ分離用領域において半導体ウエハから半導体
チップを分離するチップ分離工程と、を有する半導体チ
ップの製造方法であって、チップ分離工程に先立つ少な
くとも一つの絶縁層エッチング工程において、前記チッ
プ分離用領域における当該絶縁層に、複数の分離補助用
凹部をエッチングにより形成すること、を特徴とする。
【0010】請求項2の半導体チップの製造方法は、請
求項1の半導体チップの製造方法において、前記複数の
分離補助用凹部を、複数の線状凹部としたこと、を特徴
とする。
【0011】請求項3の半導体チップの製造方法は、請
求項1の半導体チップの製造方法において、前記複数の
分離補助用凹部を、複数の点状凹部としたこと、を特徴
とする。
【0012】請求項4の半導体チップの製造方法は、請
求項1ないし請求項3のいずれかの半導体チップの製造
方法において、2以上の絶縁層エッチング工程におい
て、2層以上の当該絶縁層に前記複数の分離補助用凹部
をそれぞれ形成すること、を特徴とする。
【0013】請求項5の半導体チップの製造方法は、請
求項4の半導体チップの製造方法において、前記チップ
分離用領域において上下に接する2つの絶縁層にそれぞ
れ前記複数の分離補助用凹部を形成する際、それぞれの
絶縁層に形成される複数の分離補助用凹部が上下に重な
らない位置に形成すること、を特徴とする。
【0014】請求項6の半導体チップは、半導体ウエハ
の所定のチップ分離用領域において半導体ウエハから分
離された半導体チップであって、エッチングにより所定
形状に形成された1層以上の絶縁層を有する半導体チッ
プにおいて、チップ分離用領域における当該絶縁層に、
エッチングにより形成された複数の分離補助用凹部を設
けたこと、を特徴とする。
【0015】
【発明の作用および効果】請求項1の半導体チップの製
造方法は、チップ分離工程に先立つ少なくとも一つの絶
縁層エッチング工程において、チップ分離用領域におけ
る当該絶縁層に、複数の分離補助用凹部をエッチングに
より形成することを特徴とする。
【0016】したがって、半導体ウエハから半導体チッ
プを分離する場合、複数の分離補助用凹部のいずれかに
おいて破損の進行を食止めることができる。また、チッ
プ分離用領域に複数の分離補助用凹部を設けたので、チ
ップ分離用領域に一つの分離補助用凹部を設ける場合に
比し、一つひとつの分離補助用凹部の開口面積を小さく
することができる。このため、レジストやSOG用の絶
縁材料等の流動性材料が、分離補助用凹部に流れ込みに
くい。
【0017】すなわち、半導体ウエハから半導体チップ
を破損させることなく分離することができ、かつ、レジ
ストやSOG用の絶縁材料等の流動性材料が流れ込みに
くい分離補助用凹部を有する半導体チップの製造方法を
実現することができる。
【0018】請求項2の半導体チップの製造方法は、複
数の分離補助用凹部を、複数の線状凹部としたことを特
徴とする。したがって、半導体ウエハから半導体チップ
を分離する際の破損の進行を、より確実に食止めること
ができる。このため、半導体ウエハから半導体チップを
破損させることなく、より確実に分離することができ
る。
【0019】請求項3の半導体チップの製造方法は、複
数の分離補助用凹部を、複数の点状凹部としたことを特
徴とする。したがって、一つひとつの分離補助用凹部の
開口面積を、さらに小さくすることができる。このた
め、流動性材料が分離補助用凹部に、より流れ込みにく
い。
【0020】請求項4の半導体チップの製造方法は、2
以上の絶縁層エッチング工程において、2層以上の当該
絶縁層に複数の分離補助用凹部をそれぞれ形成すること
を特徴とする。したがって、半導体ウエハから半導体チ
ップを分離する際の破損の進行を、より確実に食止める
ことができる。このため、半導体ウエハから半導体チッ
プを破損させることなく、より確実に分離することがで
きる。
【0021】請求項5の半導体チップの製造方法は、チ
ップ分離用領域において上下に接する2つの絶縁層にそ
れぞれ複数の分離補助用凹部を形成する際、それぞれの
絶縁層に形成される複数の分離補助用凹部が上下に重な
らない位置に形成することを特徴とする。
【0022】したがって、上層の分離補助用凹部を形成
するに際し、下層に形成された分離補助用凹部と同じ部
分がエッチングにより再度除去されることはない。この
ため、同じ部分を再度除去する場合のように過度のエッ
チングによって半導体チップに悪影響をおよぼすことが
ない。
【0023】請求項6の半導体チップは、チップ分離用
領域における絶縁層に、エッチングにより形成された複
数の分離補助用凹部を設けたことを特徴とする。
【0024】したがって、半導体ウエハから半導体チッ
プを分離する場合、複数の分離補助用凹部のいずれかに
おいて破損の進行を食止めることができる。また、チッ
プ分離用領域に複数の分離補助用凹部を設けたので、チ
ップ分離用領域に一つの分離補助用凹部を設ける場合に
比し、一つひとつの分離補助用凹部の開口面積を小さく
することができる。このため、レジストやSOG用の絶
縁材料等の流動性材料が、分離補助用凹部に流れ込みに
くい。
【0025】すなわち、半導体ウエハから半導体チップ
を破損させることなく分離することができ、かつ、レジ
ストやSOG用の絶縁材料等の流動性材料が流れ込みに
くい分離補助用凹部を有する半導体チップを実現するこ
とができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よる半導体チップであるダイ32を切出す前の半導体ウ
エハであるウエハ30の平面構成の一部を示す図面であ
る。図2は、図1における断面II−IIを示す図面であ
る。この実施形態においては、ダイ32がMOS−FE
T(Metal Oxide Semiconductor − Field Effect Tran
sistor)である場合を例に説明する。
【0027】図1に示すように、ウエハ30には、縦横
に配置されたチップ分離用領域34によって区画された
多数のダイ32が配置されている。チップ分離用領域3
4には、多数の点状凹部(分離補助用凹部)である切断
補助用穴96(94)が形成されている。
【0028】図1においては、縦横に配置されたチップ
分離用領域34それぞれについて、切断補助用穴96
(94)を3列に配置した例を示したが、切断補助用穴
96(94)の列数はこれに限定されるものではない。
なお、実際にはもっと多い列数の切断補助用穴96(9
4)が配置される場合が多い。
【0029】図2に断面を示すように、ウエハ30のチ
ップ分離用領域34は、大略、シリコン基板40の上
に、絶縁層である層間膜42、49、55およびパッシ
ベーション膜56を積み上げた構成を有している。な
お、図中の破線41は、シリコン基板40と層間膜42
との境界を表わす。
【0030】層間膜42には、シリコン基板40に達す
る点状凹部である切断補助用穴90が多数形成されてい
る。
【0031】この切断補助用穴90を埋めるように、層
間膜49が形成されている。層間膜49には、層間膜4
2に達する点状凹部である切断補助用穴92が多数形成
されている。この切断補助用穴92は、下層の層間膜4
2に形成された切断補助用穴90と重ならない位置に設
けられる。
【0032】切断補助用穴92を埋めるように、層間膜
55が形成されている。層間膜55には、層間膜49に
達する点状凹部である切断補助用穴94が多数形成され
ている。この切断補助用穴94は、下層の層間膜49に
形成された切断補助用穴92と重ならない位置に設けら
れる。
【0033】最上部に設けられたパッシベーション膜5
6には、切断補助用穴94に連続する点状凹部である切
断補助用穴96が多数設けられる。したがって、切断補
助用穴94と切断補助用穴96とは、上下に重なる位置
に設けられていることになる。
【0034】つぎに、図3A〜図5Bおよび図2に基づ
いて、このようなウエハ30を製造する方法を説明す
る。まず、図3Aに示すシリコン基板40の上部であっ
てダイ32(図1参照)の所定部分にゲート(図示せ
ず)を形成し、これを覆うように層間膜42を形成す
る。層間膜42は、CVD法(化学反応を伴う気相成長
法)等によりBPSG(ホウ素−リン−ケイ酸ガラス)
を堆積させることにより形成する。
【0035】その後、ダイ32の所定部分におけるシリ
コン基板40とのコンタクト(図示せず)をとるための
絶縁層エッチング工程であるRIE(反応性イオンエッ
チング)工程において、チップ分離用領域34の層間膜
42を点状に除去し、切断補助用穴90を形成する。エ
ッチングは、切断補助用穴90の底部が、シリコン基板
40にやや食込む程度になるまで行なう。
【0036】その後、ダイ32(図1参照)の所定部分
に、第1のアルミ配線(図示せず)を形成する。上述の
ように、チップ分離用領域34の切断補助用穴90が、
細かい点状に形成されているので、第1のアルミ配線を
形成する際のレジスト(図示せず)が切断補助用穴90
に流れ込むことはあまりない。このため、従来のように
(図10C参照)、第1のアルミ配線の形状が所望の形
状と異なった形状になってしまうことはない。
【0037】つぎに、上述の第1のアルミ配線を覆うよ
うに、図3Bに示す層間膜49を形成する。層間膜49
を形成することにより、前に開けた切断補助用穴90は
埋め戻される。層間膜49は、第1USG層44、SO
G層46、第2USG層48をこの順に形成することに
より得られる。
【0038】すなわち、まず、第1USG層44を形成
する。第1USG層44は、CVD法等によりUSG
(非ドープケイ酸ガラス)を堆積させることにより形成
する。つぎに、SOG(Spin On Glass)法を用いて、
第1USG層44の上面の凹部を埋めるように、絶縁物
で構成されたSOG層46を塗布する。これにより、実
質的に第1USG層44の上面を平坦化することができ
る。つぎに、実質的に平坦化された第1USG層44の
上面に、第2USG層48を形成する。このようにし
て、平坦な上面を有する層間膜49を得ることができ
る。
【0039】上述のように、チップ分離用領域34の切
断補助用穴90が、細かい点状に形成されているので、
この上に形成された第1USG層44の上面に生じた凹
部も細かい点状になっている。したがって、第1USG
層44の上面に塗布したSOG層46が、当該凹部に大
量に流れ込んでしまうことはない。このため、従来のよ
うに、層間膜49の平坦化が損われることはない。
【0040】つぎに、上述の第1のアルミ配線とのコン
タクトをとるための絶縁層エッチング工程であるRIE
(反応性イオンエッチング)工程において、図4Aに示
すように、チップ分離用領域34の層間膜49を点状に
除去し、切断補助用穴92を形成する。エッチングは、
切断補助用穴92の底部が、層間膜42に達する程度に
なるまで行なう。
【0041】この切断補助用穴92は、下層の層間膜4
2に形成されて埋め戻された切断補助用穴90と重なら
ない位置に設けられる。したがって、上層の切断補助用
穴92を形成するに際し、下層の層間膜42に形成され
て埋め戻された切断補助用穴90がエッチングにより再
度除去されることはない。このため、埋め戻された切断
補助用穴90が再度エッチングされる場合のように、シ
リコン基板40が過度にエッチングされることはない。
【0042】その後、ダイ32(図1参照)の所定部分
に、第2のアルミ配線(図示せず)を形成する。第1の
アルミ配線の場合(上述)と同様に、チップ分離用領域
34の切断補助用穴92が、細かい点状に形成されてい
るので、第2のアルミ配線を形成する際のレジスト(図
示せず)が切断補助用穴92に流れ込むことはあまりな
い。このため、従来のように、第2のアルミ配線の形状
が所望の形状と異なった形状になってしまうことはな
い。
【0043】つぎに、上述の第2のアルミ配線を覆うよ
うに、図4Bに示す層間膜55を形成する。層間膜55
を形成することにより、前に開けた切断補助用穴92は
埋め戻される。層間膜55も、前述の層間膜49と同様
に、第1USG層50、SOG層52、第2USG層5
4をこの順に形成することにより得られる。
【0044】すなわち、まず、第1USG層50を形成
する。第1USG層50は、CVD法等によりUSGを
堆積させることにより形成する。つぎに、SOG法を用
いて、第1USG層50の上面の凹部を埋めるように、
絶縁物で構成されたSOG層52を形成する。つぎに、
この上に、第2USG層5を形成する。このようにし
て、平坦な上面を有する層間膜55を得ることができ
る。
【0045】上述の層間膜49の場合と同様に、チップ
分離用領域34の切断補助用穴92が、細かい点状に形
成されているので、この上に形成された第1USG層5
0の上面に生じた凹部も細かい点状になっている。した
がって、第1USG層50の上面に塗布したSOG層5
2が、当該凹部に大量に流れ込んでしまうことはない。
このため、従来のように、層間膜55の平坦化が損われ
ることはない。
【0046】つぎに、上述の第2のアルミ配線とのコン
タクトをとるための絶縁層エッチング工程であるRIE
(反応性イオンエッチング)工程において、図5Aに示
すように、チップ分離用領域34の層間膜55を点状に
除去し、切断補助用穴94を形成する。エッチングは、
切断補助用穴94の底部が、層間膜49に達する程度に
なるまで行なう。
【0047】この切断補助用穴94は、下層の層間膜4
9に形成されて埋め戻された切断補助用穴92と重なら
ない位置に設けられる。したがって、上層の切断補助用
穴94を形成するに際し、下層の層間膜49に形成され
て埋め戻された切断補助用穴92がエッチングにより再
度除去されることはない。このため、埋め戻された切断
補助用穴92が再度エッチングされる場合のように、層
間膜49が過度にエッチングされることはない。
【0048】その後、ダイ32(図1参照)の所定部分
に、第3のアルミ配線(図示せず)を形成する。第1の
アルミ配線の場合(上述)と同様に、チップ分離用領域
34の切断補助用穴94が、細かい点状に形成されてい
るので、第3のアルミ配線を形成する際のレジスト(図
示せず)が切断補助用穴94に流れ込むことはあまりな
い。このため、従来のように、第3のアルミ配線の形状
が所望の形状と異なった形状になってしまうことはな
い。
【0049】つぎに、図5Bに示すように、基板全体を
覆うようにパッシベーション膜56を形成する。パッシ
ベーション膜56を形成することにより、前に開けた切
断補助用穴94は埋め戻される。パッシベーション膜5
6は、CVD法等によりPSG(リン−ケイ酸ガラス)
等を堆積させることにより形成する。
【0050】つぎに、上述の第3のアルミ配線とのコン
タクトをとるための絶縁層エッチング工程であるRIE
(反応性イオンエッチング)工程において、図2に示す
ように、チップ分離用領域34のパッシベーション膜5
6を点状に除去し、切断補助用穴96を形成する。この
切断補助用穴96は、下層の層間膜49に形成されて埋
め戻された切断補助用穴94と重なる位置に設けられ
る。また、エッチングは、穴の底部が、層間膜49に達
する程度になるまで行なう。したがって、このエッチン
グにより、前の工程で埋め戻された切断補助用穴94が
再び掘返されることになる。すなわち、結果として、切
断補助用穴96と切断補助用穴94とが上下に連続した
穴となっている。このようにして、ウエハ30が形成さ
れる。
【0051】つぎに、形成されたウエハ30(図1参
照)からダイ32を切出すチップ切断工程(チップ分離
工程)について説明する。チップ切断工程の手順は、図
8A、図8Bに示す手順と同様である。すなわち、ウエ
ハ30を、表面に粘着材を塗布したプラスチックフィル
ム(図示せず)に貼りつけ、貼りつけたウエハ30をダ
イシングソー(図示せず)により切断する。
【0052】図1に示すチップ分離用領域34の幅より
も狭い幅のダイシングソーを用い、該チップ分離用領域
34において、ウエハ30を切断する。図2に、ウエハ
30のチップ分離用領域34のうちダイシングソーによ
り除去される部分36を示す。ウエハ30を切断する
際、ダイシングソーにより除去される部分36の近傍か
らクラック(ひび割れ)等が生じたとしても、生じたク
ラック等の進行を、切断補助用穴90、92、94、9
6のいずれかにおいて食止めることができる。このた
め、ウエハ30から、ダイ32を破損させることなく切
出すことができる。
【0053】なお、上述の実施形態においては、図2に
示すように、チップ分離用領域34のパッシベーション
膜56を点状に除去して切断補助用穴96を形成するよ
う構成したが、たとえば図6に示すように、チップ分離
用領域34のパッシベーション膜56を全面的に除去し
て、チップ分離用領域34全域に及ぶひとつの切断補助
用凹部98を形成するよう構成してもよい。
【0054】また、上述の実施形態においては、複数の
分離補助用凹部を、複数の切断補助用穴(複数の点状凹
部)とした場合(ウエハ30)を例に説明したが、図7
に示すように、複数の分離補助用凹部を、複数の切断補
助用溝102(複数の線状凹部)とすることもできる
(ウエハ100)。
【0055】図7は、ダイ32を切出す前のウエハ10
0の平面構成の一部を示す図面である。ウエハ100の
チップ分離用領域34の断面構造は、大略、図2または
図6と同様である。また、図7に示すように、ウエハ1
00には、縦横に配置されたチップ分離用領域34によ
って区画された多数のダイ32が配置されており、チッ
プ分離用領域34には、多数の線状凹部(分離補助用凹
部)である切断補助用溝102が形成されている。
【0056】図7においては、縦横に配置されたチップ
分離用領域34それぞれについて、切断補助用溝102
を3列に配置した例を示したが、切断補助用溝102の
列数はこれに限定されるものではない。なお、実際には
もっと多い列数の切断補助用溝102が配置される場合
が多いのは、上述のウエハ30(図1参照)の場合と同
様である。
【0057】なお、上述の各実施形態においては、4層
の絶縁層を持つ半導体チップを例に説明したが、この発
明はこれに限定されるものではない。5層以上の絶縁層
を持つ半導体チップや、1層〜3層の絶縁層を持つ半導
体チップにも適用することができる。
【0058】また、上述の各実施形態においては、全て
の絶縁層に、複数の分離補助用凹部をそれぞれ形成する
場合を例に説明したが、この発明はこれに限定されるも
のではない。たとえば、複数の絶縁層のうち1層おき
に、当該複数の分離補助用凹部をそれぞれ形成するよう
構成することもできる。また、複数の絶縁層のうち特定
の1層のみに、当該複数の分離補助用凹部を形成するよ
う構成することもできる。
【0059】また、上述の各実施形態においては、ひと
つの半導体ウエハにおける各層の分離補助用凹部を全て
点状凹部とする場合と、ひとつの半導体ウエハにおける
各層の分離補助用凹部を全て線状凹部とする場合につい
て説明したが、この発明はこれに限定されるものではな
い。たとえば、ひとつの半導体ウエハにおいて、ある層
の分離補助用凹部を点状凹部とするとともに他の層の分
離補助用凹部を線状凹部とするよう構成することもでき
る。また、ひとつの層の分離補助用凹部として、点状凹
部と線状凹部とが混在するよう構成することもできる。
さらに、流動性材料が流れ込みにくい形状であれば、点
状凹部や線状凹部以外の分離補助用凹部を用いることも
できる。
【0060】なお、上述の実施形態においては、MOS
−FETにこの発明を適用した場合を例に説明したが、
この発明はこれに限定されるものではない。この発明
は、MOS−FET以外のトランジスタや、IC、LS
I等、半導体チップ一般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による半導体チップであ
るダイ32を切出す前のウエハ30の平面構成の一部を
示す図面である。
【図2】図1に示すウエハ30の断面II−IIを示す図面
である。
【図3】図3Aおよび図3Bは、ウエハ30を製造する
方法を説明するための断面図である。
【図4】図4Aおよび図4Bは、ウエハ30を製造する
方法を説明するための断面図である。
【図5】図5Aおよび図5Bは、ウエハ30を製造する
方法を説明するための断面図である。
【図6】チップ分離用領域34のパッシベーション膜5
6を全面的に除去する例を示した断面図である。
【図7】この発明の他の実施形態によるウエハ100の
平面構成の一部を示す図面である。
【図8】図8Aおよび図8Bは、従来のシリコンウエハ
からダイを切出す作業の様子を示す図面(断面図)であ
る。
【図9】従来のシリコンウエハからダイを切出す作業の
様子を示す図面(平面図)である。
【図10】図10A、図10Bおよび図10Cは、従来
のシリコンウエハの製造工程の一部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
34・・・・・チップ分離用領域 42・・・・・層間膜 44・・・・・第1USG層 46・・・・・SOG層 90・・・・・切断補助用穴 92・・・・・切断補助用穴 94・・・・・切断補助用穴 96・・・・・切断補助用穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウエハに形成された絶縁層をエッチ
    ングする絶縁層エッチング工程と、半導体ウエハの所定
    のチップ分離用領域において半導体ウエハから半導体チ
    ップを分離するチップ分離工程と、を有する半導体チッ
    プの製造方法であって、 チップ分離工程に先立つ少なくとも一つの絶縁層エッチ
    ング工程において、前記チップ分離用領域における当該
    絶縁層に、複数の分離補助用凹部をエッチングにより形
    成すること、 を特徴とする半導体チップの製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1の半導体チップの製造方法におい
    て、 前記複数の分離補助用凹部を、複数の線状凹部としたこ
    と、 を特徴とするもの。
  3. 【請求項3】請求項1の半導体チップの製造方法におい
    て、 前記複数の分離補助用凹部を、複数の点状凹部としたこ
    と、 を特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの半導
    体チップの製造方法において、 2以上の絶縁層エッチング工程において、2層以上の当
    該絶縁層に前記複数の分離補助用凹部をそれぞれ形成す
    ること、 を特徴とするもの。
  5. 【請求項5】請求項4の半導体チップの製造方法におい
    て、 前記チップ分離用領域において上下に接する2つの絶縁
    層にそれぞれ前記複数の分離補助用凹部を形成する際、
    それぞれの絶縁層に形成される複数の分離補助用凹部が
    上下に重ならない位置に形成すること、 を特徴とするもの。
  6. 【請求項6】半導体ウエハの所定のチップ分離用領域に
    おいて半導体ウエハから分離された半導体チップであっ
    て、エッチングにより所定形状に形成された1層以上の
    絶縁層を有する半導体チップにおいて、 チップ分離用領域における当該絶縁層に、エッチングに
    より形成された複数の分離補助用凹部を設けたこと、 を特徴とする半導体チップ。
JP22790897A 1997-08-25 1997-08-25 半導体チップおよび半導体チップの製造方法 Pending JPH1167698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22790897A JPH1167698A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 半導体チップおよび半導体チップの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22790897A JPH1167698A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 半導体チップおよび半導体チップの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1167698A true JPH1167698A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16868194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22790897A Pending JPH1167698A (ja) 1997-08-25 1997-08-25 半導体チップおよび半導体チップの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1167698A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103178032B (zh) 使用穿透硅通道的半导体封装方法
JP4869664B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US5766984A (en) Method of making a vertical integrated circuit
JP5474002B2 (ja) マルチチップ・ウェハレベル・パッケージを形成する方法
JPH0532905B2 (ja)
US20200075457A1 (en) Semiconductor device and fabrication method thereof
JP2000232104A (ja) チップサイズパッケージ
US11646223B2 (en) Metal lead, semiconductor device and methods of fabricating the same
JPH0982804A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH01315163A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
US20040124546A1 (en) Reliable integrated circuit and package
JPH10199925A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2972484B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6677193B2 (en) Method of producing semiconductor device and its structure
JP6762897B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
US20240304580A1 (en) Bonding structure and method thereof
JPH1167698A (ja) 半導体チップおよび半導体チップの製造方法
US6348414B1 (en) Method for forming fine metal patterns by using damascene technique
US7411268B2 (en) Fabricating deeper and shallower trenches in semiconductor structures
TWI812000B (zh) 半導體裝置
JP2993339B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH021917A (ja) 半導体集積回路
JP2000012604A (ja) 半導体装置およびその製造方法
WO2022257313A1 (zh) 半导体器件及其制造方法
JPH09232429A (ja) 多層配線半導体装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070123

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20070604

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070918

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20071012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081226