JPH1170599A - 分岐型パウチの製造方法及びその装置 - Google Patents
分岐型パウチの製造方法及びその装置Info
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- JPH1170599A JPH1170599A JP9247618A JP24761897A JPH1170599A JP H1170599 A JPH1170599 A JP H1170599A JP 9247618 A JP9247618 A JP 9247618A JP 24761897 A JP24761897 A JP 24761897A JP H1170599 A JPH1170599 A JP H1170599A
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Abstract
は分岐した小室を有するパウチ等の新規な分岐型自立性
パウチを、連続的に効率良く製造することができ、また
分岐室を個別にバリヤー性包材での被覆も連続的にでき
る。 【解決手段】 長尺の胴壁材から胴壁材搬送方向とパウ
チの天地方向が直角になる状態で連続的に且つ自動的に
製造するパウチの製造方法において、少なくとも片側の
胴壁材20の一部を搬送方向に沿って第1折曲と第2折
曲を行うことにより、パウチ本体室と、第1分岐室15
と、第2分岐室16とを形成し、第1分岐室を充填口部
5とし、第2分岐室に注出口部4として構成する。
Description
分岐したパウチ、又は分岐した小室を有するパウチ等の
分岐型パウチの製造方法及びその装置に関する。
て、平袋、自立性袋、ガセット袋等種々の形態がある。
これらの袋に内容物を充填するには、充填口の開口が大
きい方が有利であり、逆に袋から内容物を注出するに
は、注出口が細い方が雫れずに注出でき有利である。例
えば、平袋や側縁部にガセットを有するガセット袋の場
合は、底部の未シール部から内容物を充填し、充填後に
底部をヒートシールして密封することができるので、上
部に一体又は別体の細い注出口を形成することができ
る。従って、この場合は、充填性及び注出性の両方を満
足させることが可能である。しかしながら、底部に底壁
を有する自立性袋等の場合は、内容物を底部から充填す
ることができないので、上部の未シール開口から充填せ
ざるを得ないため、小さい注出口を設けると充填に著し
く不利となる。従って、自立性袋の場合は、充填性又は
注出性の何れかを犠牲にしなければならず、一般には充
填性の向上から細い注出口を設けずに注出性を犠牲にし
ている。そのため、例えば詰替用洗剤等を充填した自立
性袋の場合、液垂れや液こぼれを生じさせることなく詰
替ボトルに注ぎ出すのが困難であり、取扱難いという欠
点がある。また、平袋等は上記のように細い注出口を設
けることはできるが、自立性を有してないので、保管性
や陳列性に欠ける欠点がある。
して、積層プラスチックフィルムで形成されたパウチが
多く採用されているが、これらの内容物の場合、内容成
分を混合した状態で保存するよりも、使用時に混合した
場合が経時的な反応や劣化を避けることができる点で有
利な場合がある。そのため、例えば、生理食塩水と粉末
状薬品等、内容成分を別々の室に充填して使用時に混合
できるようにした多室パウチが提案されているが、従来
の多室パウチは、表壁と裏壁の対向する一部を、例え
ば、クランプで挟むか弱ヒートシール等で密着させて分
離隔壁を形成している。弱ヒートシール等で密着させる
のは、表壁と裏壁の対向する一部をヒートシールしてい
るため、流通段階等で袋が圧迫されたとき、圧力が内容
物を介して直接ヒートシール部に作用するので、弱ヒー
トシール部は容易に剥離し、内容物が混合してしまう欠
点がある。そのため、流通段階で容易に剥離しないため
には、クランプを用いるか強接着をしなければならず、
従来のパウチでは使用時には簡単に剥離するが、流通段
階では容易に剥離しないという相反する要求を満たす分
離隔壁を形成することはできなかった。
ス遮断性に優れた包材が要求されるが、混合する内容物
によって遮蔽性の要求度合いが相違し、例えば一方の少
量の内容物は高ガスバリヤー性と高光バリヤー性を要求
されるが、他方の内容物はそれ程高いガスバリヤー性や
光バリヤー性を要求しない場合、少量の内容物を保護す
るためにはパウチ全体を高ガスバリヤー性と高光バリヤ
ー性を有する包材で作成しなければならず、パウチがコ
スト高となる等の問題があった。
情に鑑み、充填口と注出口を別々に形成でき、充填性と
注出性の両方を満足させることができる自立性袋と、使
用時には簡単に剥離するが流通段階では容易に剥離しな
いという相反する要求を同時に満たすことができる剥離
部を有する分岐室を形成することができるという全く新
しい形式の分岐型パウチを先に提案した。
分岐したパウチ、又は分岐した小室を有するパウチ等の
新規な分岐型パウチを、連続的に効率良く製造すること
ができ、また必要に応じて分岐室を内容物の条件に応じ
て個別にバリヤー性包材でのラミネートも連続的にでき
るという、分岐型パウチの製造方法とその装置を提供す
ることを目的とするものである。
明の分岐型パウチの製造方法は、長尺の胴壁材からパウ
チを胴壁材搬送方向とパウチの天地方向が直角になる状
態で連続的に且つ自動的に製造するパウチの製造方法に
おいて、少なくとも片側の胴壁材の一部を搬送方向に沿
って地方向に第1折曲を行い且つ該第1折曲位置から所
定距離で再び天方向に第2折曲を行うことにより、パウ
チ内をパウチ本体室と、前記第1折曲位置から第2折曲
位置を介して前記第1折曲位置に達する片側側壁材で形
成される第1分岐室と、第1折曲位置から天側に延びる
部分に形成される第2分岐室とに分岐したことを特徴と
する。
開口し第1分岐室を充填口部に形成し、且つ前記第2分
岐室の頂部にパウチ幅より幅が狭い注出口を形成して第
2分岐室を注出口部にすることによって、簡単に充填口
と注出口が分岐した分岐型パウチを得ることができる。
そして、前記注出口部を前記パウチ本体室側に折り返
し、前記充填口部を天側に折り返す工程を含むことによ
って、充填口部が天側に位置する分岐型パウチが得ら
れ、そのまま内容物充填装置に供給することができ、且
つ充填後は注出口部に剥離圧が作用しない状態となり望
ましい。さらに、前記パウチ本体室側に折り返された注
出口部を、不用意に起き上がらないように胴壁側縁部に
点付けする耳止め工程を有するのが望ましい。なお、第
2分岐室を充填口部とし、第1分岐室を注出口部とする
ことも可能である。
該第2分岐室基部をシールして、該第2分岐室をパウチ
本体室と隔離した副収納室に形成することによって、パ
ウチ本体室と副室に別々の内容物を完全に分離して収納
できる分岐型パウチが得られる。前記シールを易開封性
シールにすることによって、使用時に簡単に前記シール
を剥離してパウチ内で内容物を混合して注出することが
できるパウチが得られる。パウチ本体室と副室に別々に
収納された内容物をパウチ内で混合する必要がない内容
物の収納容器として使用する場合は、前記シールを強接
着シールとしても良い。
リヤーフィルムで被覆する工程を含むことによって、内
容物が収納される室ごとに内容物に要求されるバリヤー
性を有するバリヤーフィルムで被覆することができ、望
ましい。また、前記複収納室は1室に限らず、必要に応
じて分岐室を複数個形成して複数の副収納室を形成して
も良い。また、前記胴壁材から同時に複数個の分岐型パ
ウチを製造することが、生産性を向上させるのに望まし
い。
めの本発明の分岐型パウチ製造装置は、長尺プラスチッ
クフィルムからなる胴壁材の搬送路に面して少なくとも
胴壁側縁部ヒートシールプレス、形成されたパウチを長
尺フィルムから切り離すカッターを備え、前記胴壁材か
ら該胴壁材の搬送方向とパウチ天地方向が直角な状態で
パウチを自動的に製造するパウチ自動製造装置におい
て、前記胴壁側縁部ヒートシールプレスより上流側の胴
壁材搬送路に、少なくとも片側の胴壁材の一部を搬送方
向に沿って地方向に第1折曲を行い且つ該第1折曲位置
から所定距離で再び天方向に第2折曲を行う折曲手段を
配置したことを特徴とするものである。
曲位置よりも天側に注出口を形成する注出口形成用ヒー
トシールプレスを配置することによって、第2分岐室に
注出口部を形成できるようにした。そして、前記注出口
形成用ヒートシールプレス装置の下流側に該ヒートプレ
ス装置により形成された注出口のヒートシール部よりも
外側を切り抜き除去するパンチを配置して、突出した注
出口を形成した。注出口部をパウチ本体室側に折り返す
折り返し手段を設けて、注出口部をパウチ本体室側に折
り返すようにした。さらに、前記第2分岐室の前記第1
折曲位置近傍で該第2分岐室基部をシールするシールプ
レス装置を設けて、第2分岐室基部のシールを可能にし
た。そして、該シールプレス装置の温度及び加圧制御に
よって、シールの接着強度を制御できるようにすること
が望ましい。上記本発明の分岐型パウチの製造方法及び
製造装置は、特に分岐型パウチが分岐型自立性パウチの
製造に好適である。
説明する。まず、本実施形態で製造する分岐型パウチを
図5により説明する。本実施形態の分岐型パウチは、自
立性パウチとして構成され、該分岐型自立性パウチ1
は、胴壁2又は胴壁3を折り込んで形成した注出口部4
と充填口部5が第1折曲位置6で折り返し自在に分岐し
て別々に形成されていることが特徴である。充填口部5
はパウチ幅と同幅に形成されているが、注出口部4は、
詰替ボトル等への詰替が容易なように、テーパ状に先細
の注出口7を有するように形成されている。それによ
り、袋幅一杯に開口している充填口から内容物を充填し
て充填後に図5(a−1)にハッチングで示すように充
填口8をヒートシールすれば良く、充填が容易である。
また、内容物を注ぎ出す場合は、図5(a−2)に示す
状態から、注出口部4を垂直に起こすことにより、図5
(b−1)(b−2)に示すように、注出口7が上部に
位置し、逆に充填口部5が胴壁側に折り込まれた状態と
なる。この状態で自立性パウチを逆にして細い注出口を
詰替ボトルの口に差し込むことにより、液こぼれするこ
となく、簡単に詰替ができる。
(a−2)に示すように、注出口部4が胴壁側に折り返
されて充填口部5が頂部に位置している。この状態で胴
壁が圧迫されると、内溶液はストレートに延びている充
填口部側に拡がり充填口シール部には直接圧力が作用す
るが、屈曲している注出口部4には第1折曲位置で圧力
が緩和され、注出口部4内に液は殆ど流出せずにその先
端の注出口7には殆ど圧力が作用しない。従って、注出
口は開封し易いように弱接着シールで密封しても、流通
過程で注出口が開いて内溶液が漏れる恐れはない。この
作用効果は、本発明の分岐型パウチの構造から生じる大
きな特徴点である。特に、流通過程で該パウチを寝かし
た状態で重ねてダンボール箱等に充填してある場合、各
自立性パウチに強い加圧力が作用して例え充填口のヒー
トシール部は破壊されても、折り曲げてある注出口部の
シール部が破壊されることは皆無であり、その作用効果
は著しい。そのため、本実施形態では、注出口7を易開
封性シールテープ9を介在させて密封し、詰替時には簡
単に注出口が開口できるようにしてあるが、勿論胴壁同
士を直接ヒートシールして、使用時には適宜注出口を切
断して開口するようにしても良い。なお、図5におい
て、10は底壁であり、11は胴壁の両側縁部をヒート
シールした胴壁側縁シール部、12は底壁シール部、1
3は注出口形成シール部である。
口部が分岐した分岐型自立性パウチの製造方法及び製造
装置の実施形態を示している。本実施形態では、自立性
パウチを形成する少なくとも内面が熱接着性を有し、外
面が非熱接着性を有するフィルム層となっているプラス
チックフィルム積層体をロール状に巻いた原反から表側
と裏側の一対の長尺の胴壁材を得て、該胴壁材の幅方向
が形成されるパウチの天地方向として幅方向に2個の自
立性パウチを互いに注出口が向かい合うように形成し
て、同時に2袋づつ製造する場合の実施形態を示してい
る。原反は図示しない位置で巻戻されながら中心部から
スリッターで切断され、2枚の胴壁材20、21に分離
され、図2に示すように、適宜のガイドローラ機構に互
いに内側面が対面するようにガイドされる。また、胴壁
材の間に介在して送り方向中心に沿って注出口をシール
するための易開封性シールテープ22が送られる(図1
及び図3(a)参照)。
中に配置した折り返し手段である折り込みガイドによっ
て、図3に明示するように、中心位置から点対称位置で
充填口部5となる第1分岐室15を形成するように次第
に折り込まれる(図3(b)、(c)参照)。その間に
胴壁材20、21間の両端部には、底壁材23が原反か
ら巻戻されて2枚に折り込まれた状態で供給される。そ
して、該底壁材の搬送位置に、該底壁材が胴壁側縁シー
ル部と重なる位置に、該底壁部材を貫通して胴壁材同士
をスポット溶着するためのシール孔24を形成するパン
チ25が配置され、自立性パウチの胴壁側縁シール部の
間隔に対応して底壁材にシール孔24が形成される(図
1)。
18で完全に折り込まれ、第1分岐室15及び第2分岐
室16が形成された状態で図1のD−D位置に達する
と、該位置に上下に一対配置してある胴壁側縁ヒートシ
ールプレス26によって上下から挟まれて胴壁側縁シー
ル部11のシールが行われる。該ヒートシールプレス
は、胴壁材送り方向の幅が図5に示す自立性パウチの胴
壁側縁シール部の2倍の幅を有し、胴壁材が自立性パウ
チの幅と等しい距離送られるごとに間欠的に作動する。
それにより、送り方向隣同士の自立性パウチの胴壁側縁
シール部が同時にシールされることになる。なお、原反
から連続的に巻戻されて搬送される胴壁材は、少なくと
もD−D位置から下流側では胴壁材は、パウチ幅と同幅
づつ間欠的に送られる。そのために胴壁材の搬送中の張
力を調整するダンサロール38を設けてある。また、E
−E位置には、注出口シール用ヒートシールプレス27
が上下に一対配置され、該位置で易開封性シールテープ
22を介在させて注出口7が易開封シールされる。
に示す注出口形成シール部13の形状をした一対の注出
口形成用ヒートシールプレス28が配置され、第2分岐
室16の胴壁材同士を熱接着して先細状の注出口部を形
成する。また、F−F位置の両側部には底壁ヒートシー
ルプレス29が配置され、同時に底壁材もヒートシール
される。G−G位置には、注出口形成シール部13の外
周縁部を打ち抜きダイ30が配置され、該ダイが作動す
ることにより、注出口形成部から注出口以外のところが
カットされて除去され、注出口同士が向かい合って連な
った2個の自立性パウチが形成される。
性パウチを切り離すためのスリッター31が刃先を搬送
面に突出して配置され、該位置を通過することによって
側壁材は中央から分離される。それにより、図1におい
て上側パウチ列33と下側パウチ列34に分離されるこ
とになる。その下流側には、注出口部4を胴壁側に折り
返すための折り返しガイド部材群32が上側列と下側列
が互いに反対側に配置され、第2分岐室16(注出口
部)が胴壁側に折り返される。それに伴い、逆に胴壁側
に折り返されていた第1分岐室15(充填口部)が起こ
されて、I−I位置を経てJ−J位置に到達するまでに
は互いに充填口部が対向する状態となる。なお、本実施
形態では、J−J位置には、折り返した注出口部が不用
意に起き上がらないように、点付けシールプレス35を
配置して注出口部の耳の部分を胴壁側縁に軽く点付けす
るが、該点付け工程は省いても良い。そして、K−K位
置には、充填口部先端を切断して充填口を開口するカッ
ター36を配置し、該位置を通過することにより、充填
口が開口される。そして、最後に胴壁側縁シール部の中
間をカッタ−37によって切断することによって、図1
の左端に示されるような注出口部が胴壁側に折り返され
た状態の分岐型自立性パウチ1が順次2個づつ得られ
る。以上のように、本実施形態によれば、充填口と注出
口が分岐した自立性パウチが原反から自動的に連続して
製造することができる。
チ1の注出口7を易開封密封する手段として、易開封性
シールテープ22を用いたが、それに代わる手段とし
て、注出口部の開封線部にパウチ両外側からレーザ光を
照射し、胴壁材の一部を除去して弱め線加工を行うこと
も可能である。この場合、照射加工は任意の工程で行う
ことが可能であるが、胴壁材表裏の位置決め等を考慮す
ると注出口シールを施した直後に行うことが望ましい。
図6に示すような分岐した小室を有する多室分岐型自立
性パウチの製造方法及び製造装置の実施形態について説
明する。本実施形態の多室分岐型パウチは、自立性パウ
チとして構成され、前記実施形態の分岐型自立性パウチ
と基本構造は同じであり、前記実施形態の注出口部に相
当する第2分岐室がパウチ本体室51と分離した副収納
室52となっており、第1分岐室は前記実施形態と同様
に充填口部55となっている。本実施形態では第2分岐
室の胴壁との1次折返し位置53から少し離れた内側位
置を易開封性シール部54を形成し、副収納室52をパ
ウチ本体室と完全に分離し、それぞれの室に収納した内
容物が流通過程等で不用意に混ざり合うことがないよう
になっている。なお、59は注出口兼副収納室への充填
口となる副収納室端部口である。
の特徴は、前記実施形態の特徴点と同様に、胴壁を折り
込むことによって充填口部55及び副収納室兼ね注出口
部(以下、単に副収納室という)52を構成し、且つ流
通段階では図6に示すように第1折曲位置から副収納室
52をパウチ本体室側に折重ねた状態にすることによっ
て、胴壁が圧迫されても圧力は第1折曲位置で緩和さ
れ、副収納のシール部への剥離圧は殆ど作用しない。従
って、副収納室の分岐部のシールを易開封性ヒートシー
ルや、擬似接着等剥離し易い状態でシールしても、流通
段階でシールが剥離して不用意に内容物が混ざり合うこ
とがない多室分岐型自立性パウチが得られる。そして、
使用時には、該副収納室を起こして、パウチ本体室の延
長上に位置させた状態でパウチ本体室の胴壁を押圧する
と、パウチ本体室内に収納されている内容液を介して副
収納室入口部の易開封性シール部54に加圧力に対応し
た強い剥離圧が作用するので、簡単に剥離して両室に収
納されている内容物がパウチ内で容易に混合する。
チ50の他の特徴点は、副収納室52がそこに充填され
る内容物に応じて要求されるバリヤー性の高いフィルム
56、57で個別に被覆又はラミネート(単に被覆とい
う)されている点にある。例えば、副収納室に収納され
る内容物が外気や水分あるいは光等からの遮蔽性を必要
とし、パウチ本体室に収納される内容物がそれらを必要
しない場合、副収納室のみをこれらのバリヤー性の高い
フィルムで被覆することによって、これらの内容物の充
填に適した低コストの多室分岐型自立性パウチを得るこ
とができる。また、これらのフィルムを副収納室壁を構
成する壁材と完全に一体にしないで、周縁部のみを接着
して壁材との間に空間部を形成し、該空間部に図5
(c)に示すように例えば脱酸素剤58を収納すれば、
壁材がガスバリヤー性に劣る包材で形成されている場
合、副収納室に充填されている内容物の酸化・劣化を防
止することができる等、壁材とバリヤーフィルムとの間
の空間を利用して他のものを収納することができる。
パウチの製造方法及び装置の一実施形態を図7及び図8
により説明する。該実施形態において、胴壁の折り込み
手段等主要な構成は前記実施形態とほぼ同様であるの
で、前記実施形態と相違している特徴点のみを説明す
る。図7、図8において、60、61が胴壁材であり、
前記実施形態と同様に該胴壁材の第1分岐室(充填口
部)を構成する部分が搬送中に搬送方向に沿って配置さ
れた折り返し手段によって、形成されるパウチの地方向
への第1折曲と該第1折曲位置から所定距離で再び天方
向への第2折曲が行われて、第1分岐室である充填口部
55が形成されると共に、搬送方向中心線cを挟んで、
第2分岐室である副収納室52が形成される。62、6
2は副収納室の分岐口部を易開封シールするための易開
封シール材であり、胴壁材60、61間の副収納室の分
岐基部に相当する位置に供給され、L−Lの位置で図示
しないシールプレスで胴壁材60、61間にヒートシー
ルされ、副収納室の分岐基部が易開封シールされる。
ール部にもかかっているが、胴壁側縁シール部をシール
する胴壁側縁ヒートシールプレスの温度を前記易開封シ
ール材のヒートシール温度よりも高くすることによっ
て、易開封性が破壊されてヒートシールされるので、縁
部シール部は必要なシール強度を維持して接着される。
また、易開封シールは、必ずしも易開封剤テープを用い
なくても、胴壁材のこの部分に基材シートとは非相溶性
の合成樹脂をブレンドした層を形成しても良い。さらに
は、特別な易開封材を用いずに、ヒートシールプレスの
温度及び圧力を制御して、胴壁同士を溶着温度以下で擬
似溶着する等、適宜の手段が採用できる。
成する底壁材であり、前記実施形態と同様に胴壁材間に
供給されて熱溶着される。64、65は副収納室の両壁
面を覆うためのバリヤー材であり、ロールボビンから巻
戻されて適宜の案内手段により、副収納室を構成する位
置の胴壁材60、61の外面に供給され(図8
(b))、図7のN−N位置でバリヤー材ヒートシール
プレス66によって副収納室の両壁面を覆って熱溶着さ
れる。該熱溶着は、副収納室壁全面に熱溶着しても良
く、周縁部のみを溶着しても良く、必要に応じて適宜選
択できる。また、バリヤー材64、65は必ずしも同じ
材質でなく、例えば通常の状態で表面となる側に供給さ
れるバリヤー材を透明にして、副収納室に収納されてい
る内容物が外部から見えるようにするなど、必要に応じ
て適宜選択できる。その後、O−O位置で中心線cに沿
ってカッター67に切断して、2列に分離し、次いで胴
壁縁部シール部に沿って切断することによって図7の左
端に示すような、多室分岐型自立性パウチ50が得られ
る。なお、上記工程で説明されていないが、前記実施形
態と同様に、充填口部及び注出口となる副収納室端部を
幅方向に切断して開口する工程が含まれている。
体側に折り込む工程は特に設けてないが、それは例えば
副収納室に内容物を充填して副収納室端部をシールした
後、パウチ本体室に内容物を充填する場合は、充填工程
に供給されるパウチは、パウチ本体室の延長上部に副収
納室が位置しているのが便利であるためであり、必要に
応じて前記実施形態と同様に副収納室をパウチ本体室壁
側に折重ねる工程を設けることができる。
分岐型自立性パウチは、副収納室52に粉末剤等の内容
物を副収納室端部口59より充填してヒートシールし、
該副収納室52をパウチ本体室壁上に折重ね、その状態
で充填口部55よりパウチ本体室51内に充填する内容
物を充填し、充填口部の開口部を密封シールすることに
よって、図6に示すような内容物が充填密封された多室
分岐型自立性パウチが得られる。
納室を有する多室分岐型自立性パウチを自動的に連続工
程で製造できる。そして、上記実施形態によれば、副収
納室基部をシールしない場合は勿論、完全に強くヒート
シールする場合や、易開封シールする場合も連続工程で
出来る。しかも、副収納室とパウチ本体室を必要に応じ
て別々にバリヤー材で被覆することができる。さらに、
パウチの内部殺菌が必要な場合には、胴壁材に紫外線透
過性の良い材料を採用し、バリヤー材で被覆する前工程
で胴壁材を紫外線殺菌を行うことにより、無菌状態の袋
を製造することができる。
明したが、本発明は上記実施形態に限らず種々の変更が
可能である。例えば、上記実施形態では、注出口を互い
に中心線側に向けて形成した場合を示したが、これと反
対に、図9に示すように、注出口を互いに外側に向けて
製造することもできる。その場合の利点として、分岐部
が折り返し易くなることがあげられる。図9は図5と同
じ形状の多室分岐型自立性パウチを製造する場合を示
し、図において、75、76は胴壁材、77は底壁材で
あり、78が第2分岐室である注出口部、79が第1分
岐室である充填口部である。なお、図9においては、片
側の胴壁材75のみを折り返して充填口部を形成してい
るが、図1に示す実施形態と同様に、2列の多室分岐型
自立性パウチの内、1列の充填口部を胴壁材75で形成
し、他の1列の充填口部は胴壁材76で形成するように
しても良い。また、逆に図1に示す実施形態において、
図9に示す実施形態のように片側の胴壁材のみで充填口
部を形成するようにしても良い。また、上記実施形態で
はパウチ製造工程において、第2折曲位置を切断して充
填口を開口する工程を設けたが、該工程は製袋工程では
行わずに、充填工場で内容物充填直前に行うことによっ
て、内容物充填までパウチ内を密封状態に保たつことが
でき、衛生上好ましい。
造方法は、上記実施形態のような2列取りに限らず、例
えば図10に模式的に示すように、1列取りの場合
((a)及び(b))、3列取りの場合等、パウチの大
きさ及び胴壁材の原反の幅に応じて任意に選択可能であ
る。また、例えば、図10(b)に示すように、スタン
ディングパウチであっても、底壁材を胴壁材と別材とせ
ずに、単一の胴壁材82を折曲して底壁86を形成する
こともできる。その場合、底部の側縁シール部固定用の
パンチ孔は折り曲げの前に予め設けておくと良い。ま
た、胴壁材が外側層も熱接着性を有するものである場合
は、前記パンチ孔を設ける必要がなく、望ましい。な
お、図10において80〜84は胴壁材、85、87、
88は底壁材である。
造できる分岐型パウチは上記実施形態のものに限らず、
スタンディングパウチ、平袋等種々の形態のパウチに適
用できる。そして、その形状も例えば分岐袋の注出口に
別体の注出口を設けたものなど、本発明者らが先に提案
した特願平8−354216号及び特願平8−3542
17号に実施例として例示した種々の形式のパウチの製
造に適用できるものである。
と注出口を別々に形成して、充填性と注出性の両方を満
足させることができる分岐型自立性パウチと、パウチ本
体室と分岐した副収納室を有し、副収納室がパウチ本体
室と分離され、副収納室の内容物とパウチ本体室内の内
容物とは流通段階では混ざらないが使用時には簡単に分
岐シール部を破壊して混合できるという全く新しい形式
の多室分岐型パウチを、連続的に効率良く製造すること
ができる。従って、分岐型自立性パウチの内容物充填口
と注出口をそれぞれの内容品及びその使用目的に応じて
最適な形状に形成することができる。
材を折り込んで形成するので、パウチ本体室部と分岐室
部との間で印刷表示のずれのないパウチを製造すること
ができる。また必要に応じて分岐室を内容物の条件に応
じて個別にバリヤー性包材でラミネートも連続的にで
き、内容品保護機能と保管性や陳列性に優れたパウチを
低コストで得ることができる。
法及び製造装置を模式的に示す平面図である。
おけるパウチ製造工程を説明するための断面模式図にそ
れぞれ相当する。
−K断面におけるパウチ製造工程を説明するための断面
模式図にそれぞれ相当する。
示し、(a−1)は注出口部を折り込んだ状態の正面
図、(a−2)は内容物を充填している状態での中央断
面模式図、(b−1)は注出口部を起こした状態の正面
図、(b−2)は内容物を充填している状態での中央断
面模式図である。
態を示し、(a)は斜視図、(b)は内容物を充填して
いる状態での中央断面模式図、(c)はバリヤーフィル
ムと副収納室壁との間に脱酸素材を収納した状態の要部
断面模式図である。
パウチの製造方法及び製造装置を模式的に示す平面図で
ある。
おけるパウチ製造工程を説明するための断面模式図にそ
れぞれ相当する。
ウチの製造方法模式的に示す平面図、(b)は中心断面
模式図である。
造方法のさらに異なる実施形態をそれぞれ模式的に示す
断面図である。
壁材 22 易開封性シールテープ 23、63、77、85、87、88 底壁材 26 胴壁側縁ヒートシールプレス 30 打ち抜きダイ 31 スリッター 32 折り返しガイド部材群 33 上側パウチ列 34 下側パウチ列 36、37、67 カッター 50 多室分技型自立性パウチ 51 パウチ本体室 52 副収納室 54 易開封シール
部 58 脱酸素剤 62 易開封シール
材 64、65 バリヤー材 66 バリヤー材ヒ
ートシールプレス
Claims (15)
- 【請求項1】 長尺の胴壁材からパウチを胴壁材搬送方
向とパウチの天地方向が直角になる状態で連続的に且つ
自動的に製造するパウチの製造方法において、少なくと
も片側の胴壁材の一部を搬送方向に沿ってパウチの地方
向に第1折曲を行い且つ該第1折曲位置から所定距離で
天方向に第2折曲を行うことにより、パウチ内をパウチ
本体室と、前記第1折曲位置から第2折曲位置を介して
前記第1折曲位置に達する片側の側壁材で形成される第
1分岐室と、第1折曲位置から天側に延びる部分に形成
される第2分岐室とに分岐することを特徴とする分岐型
パウチの製造方法。 - 【請求項2】 前記第2分岐室の頂部に注出口を形成し
て第2分岐室を注出口部にし、前記第1分岐室を充填口
部にすることを特徴とする請求項1記載の分岐型パウチ
の製造方法。 - 【請求項3】 前記第2分岐室を前記パウチ本体室側に
折り返し、前記第1分岐室を天側に折り返す工程を含む
請求項1又は2記載の分岐型パウチの製造方法。 - 【請求項4】 前記パウチ本体室側に折り返された第2
分岐室を、不用意に起き上がらないように胴壁側縁部に
点付けする耳止め工程を有する請求項3記載の分岐型パ
ウチの製造方法。 - 【請求項5】 前記第2分岐室の前記第1折曲位置近傍
で該第2分岐室基部をシールして、該第2分岐室をパウ
チ本体室と隔離した副収納室に形成したことを特徴とす
る請求項1記載の分岐型パウチの製造方法。 - 【請求項6】 前記シールが易開封性シールである請求
項5記載の分岐型パウチの製造方法。 - 【請求項7】 前記副収納室又はパウチ本体室を別個に
バリヤーフィルムで被覆する工程を含む請求項5又は6
記載の分岐型パウチの製造方法。 - 【請求項8】 前記分岐室を複数個形成して複数の分岐
室を有する多室分岐型パウチを製造する請求項1、5、
6、7何れか記載の分岐型パウチの製造方法。 - 【請求項9】 前記胴壁材から同時に複数個の分岐型パ
ウチを製造する請求項1〜8何れか記載の分岐型パウチ
の製造方法。 - 【請求項10】 長尺の胴壁材の搬送路に面して、少な
くとも胴壁側縁部をヒートシールする胴壁側縁ヒートシ
ールプレスと、該ヒートシールされた胴壁側縁部に沿っ
て胴壁材を切断するカッターを備え、前記胴壁材から該
胴壁材の搬送方向とパウチ天地方向が直角な状態でパウ
チを自動的に製造するパウチ自動製造装置において、少
なくとも前記胴壁側縁ヒートシールプレスより上流側の
胴壁材搬送路に、少なくとも片側の胴壁材の一部を搬送
方向に沿って地方向に第1折曲を行い且つ該第1折曲位
置から所定距離離れた位置で再び天方向に第2折曲を行
う折曲手段を配置したことを特徴とする分岐型パウチ製
造装置。 - 【請求項11】 前記折曲手段よりも下流側に、前記第
1折曲位置よりも天側に注出口を形成する注出口形成用
ヒートシールプレスを配置した請求項10記載の分岐型
パウチ製造装置。 - 【請求項12】 前記注出口形成用ヒートシールプレス
装置の下流側に該ヒートプレス装置により形成された注
出口のヒートシール部よりも外側を切り抜き除去するダ
イカット装置を配置した請求項11記載の分岐型パウチ
製造装置。 - 【請求項13】 前記第2分岐室をパウチ本体室側に折
り返す折り返し手段を有する請求項10〜13何れか記
載の分岐型パウチ製造装置。 - 【請求項14】 前記第2分岐室の前記第1折曲位置近
傍で該第2分岐室基部をシールするシールプレス装置を
有する請求項10記載の分岐型パウチ製造装置。 - 【請求項15】 前記分岐型パウチが分岐型自立性パウ
チである請求項10〜14何れか記載の分岐型パウチ製
造装置。
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1997
- 1997-08-29 JP JP24761897A patent/JP3456382B2/ja not_active Expired - Fee Related
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