JPH117627A - 磁気記録媒体と、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体の製造装置 - Google Patents
磁気記録媒体と、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体の製造装置Info
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- JPH117627A JPH117627A JP15886897A JP15886897A JPH117627A JP H117627 A JPH117627 A JP H117627A JP 15886897 A JP15886897 A JP 15886897A JP 15886897 A JP15886897 A JP 15886897A JP H117627 A JPH117627 A JP H117627A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁変換特性に優れた蒸着型の磁気記録媒体
を、高い製造効率で製造する。 【解決手段】 磁性層の非磁性支持体表面から50nm
の深さ位置での酸素含有量を規制する。また、磁気記録
媒体を製造するに当たって、蒸着源9から蒸発せしめら
れた蒸気流を、円筒キャン6の外周面に沿って連続走行
する非磁性支持体5表面に入射させることで蒸着膜を形
成する際に、非磁性支持体5表面に入射する蒸気流に、
第1の酸素ガス導入管14によって非磁性支持体5の導
入側から酸素ガスを供給するとともに、第2の酸素ガス
導入管17によって非磁性支持体5の送り出し側から酸
素ガスを供給するようする。
を、高い製造効率で製造する。 【解決手段】 磁性層の非磁性支持体表面から50nm
の深さ位置での酸素含有量を規制する。また、磁気記録
媒体を製造するに当たって、蒸着源9から蒸発せしめら
れた蒸気流を、円筒キャン6の外周面に沿って連続走行
する非磁性支持体5表面に入射させることで蒸着膜を形
成する際に、非磁性支持体5表面に入射する蒸気流に、
第1の酸素ガス導入管14によって非磁性支持体5の導
入側から酸素ガスを供給するとともに、第2の酸素ガス
導入管17によって非磁性支持体5の送り出し側から酸
素ガスを供給するようする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸着法によって磁
性層を形成する磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒
体の製造装置に関する。
性層を形成する磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒
体の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ビデオテープレコーダ等の分野
においては、近年、高画質化を図るために高密度記録化
が一層強く要求されている。これに対応する磁気記録媒
体として、金属磁性材料を、メッキや真空薄膜形成技術
(真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティン
グ法等)により、直接非磁性支持体上に被着せしめて磁
性層を形成する、いわゆる金属磁性薄膜型の磁気記録媒
体が提案されている。
においては、近年、高画質化を図るために高密度記録化
が一層強く要求されている。これに対応する磁気記録媒
体として、金属磁性材料を、メッキや真空薄膜形成技術
(真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティン
グ法等)により、直接非磁性支持体上に被着せしめて磁
性層を形成する、いわゆる金属磁性薄膜型の磁気記録媒
体が提案されている。
【0003】この金属磁性薄膜型の磁気記録媒体は、保
磁力、角形比及び短波長領域における電磁変換特性に優
れるばかりでなく、磁性層の薄膜化が可能であり、加え
て塗布型の磁気記録媒体のように結合剤等の非磁性材料
を磁性層に含ませなくてよいことから磁性材料の充填密
度を高くできること等、数々の利点を有している。
磁力、角形比及び短波長領域における電磁変換特性に優
れるばかりでなく、磁性層の薄膜化が可能であり、加え
て塗布型の磁気記録媒体のように結合剤等の非磁性材料
を磁性層に含ませなくてよいことから磁性材料の充填密
度を高くできること等、数々の利点を有している。
【0004】中でも真空蒸着法によって磁性層が形成さ
れる蒸着タイプの磁気テープ(蒸着テープ)は、生産効
率が高く特性も安定していることから、既に実用化され
ている。
れる蒸着タイプの磁気テープ(蒸着テープ)は、生産効
率が高く特性も安定していることから、既に実用化され
ている。
【0005】ところで、上記蒸着テープにおいて、磁性
層を形成するための蒸着は、真空槽内に、非磁性支持体
を案内する円筒キャンと、蒸着源となる磁性材料と、蒸
着源を加熱するための加熱手段等を有する蒸着装置によ
って行われる。
層を形成するための蒸着は、真空槽内に、非磁性支持体
を案内する円筒キャンと、蒸着源となる磁性材料と、蒸
着源を加熱するための加熱手段等を有する蒸着装置によ
って行われる。
【0006】このような蒸着装置では、例えばCoを主
体とする磁性材料を、電子線の照射等によって蒸気流と
し、円筒キャンの外周面に沿って走行する非磁性支持体
上に入射させることによって蒸着膜が形成される。
体とする磁性材料を、電子線の照射等によって蒸気流と
し、円筒キャンの外周面に沿って走行する非磁性支持体
上に入射させることによって蒸着膜が形成される。
【0007】蒸着テープの磁性層は、基本的には以上の
ような方法で形成されるが、さらに磁性層の保磁力や飽
和磁束密度等を改善するために各種改良がなされてい
る。
ような方法で形成されるが、さらに磁性層の保磁力や飽
和磁束密度等を改善するために各種改良がなされてい
る。
【0008】例えば、保磁力を改善するために、非磁性
支持体の幅方向に沿ったスリット状の吹き出し口を有す
る酸素ガス導入管を用い、これを通じて供給される酸素
ガスによって蒸気流を酸化することが行われている。
支持体の幅方向に沿ったスリット状の吹き出し口を有す
る酸素ガス導入管を用い、これを通じて供給される酸素
ガスによって蒸気流を酸化することが行われている。
【0009】しかしながら、磁性層を酸化すると保磁力
は高められるものの、酸化物は非酸化の磁性材料に比べ
て磁束密度が低いことから、この方法では電磁変換特性
をある程度までしか向上させることができない。
は高められるものの、酸化物は非酸化の磁性材料に比べ
て磁束密度が低いことから、この方法では電磁変換特性
をある程度までしか向上させることができない。
【0010】また、金属粒子の成長方向や酸化度の異な
る蒸着膜を多数層形成することで、出力を高める試みも
なされている。
る蒸着膜を多数層形成することで、出力を高める試みも
なされている。
【0011】しかし、この方法では、磁性層を多層にす
る分だけ蒸着源の使用量が多くなり、プロセスも層数分
だけ繰り返さなければならないことから、製造効率の点
で問題がある。
る分だけ蒸着源の使用量が多くなり、プロセスも層数分
だけ繰り返さなければならないことから、製造効率の点
で問題がある。
【0012】さらに、特定の入射角で入射する蒸気流の
みによって蒸着膜を形成する方法も提案されているが、
この方法では、この入射角で入射する蒸気流以外の蒸気
流を用いないために蒸着効率が低くなる。また、この蒸
着膜の形成に用いられない蒸気流が無駄になり、蒸着源
の使用量が多くなるという不都合がある。
みによって蒸着膜を形成する方法も提案されているが、
この方法では、この入射角で入射する蒸気流以外の蒸気
流を用いないために蒸着効率が低くなる。また、この蒸
着膜の形成に用いられない蒸気流が無駄になり、蒸着源
の使用量が多くなるという不都合がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、これまで
蒸着テープの製造方法については様々な改良がなされて
いるが、蒸着テープの特性を十分に改善することができ
ず、また製造効率の点で問題が生じ、さらなる検討が求
められる。
蒸着テープの製造方法については様々な改良がなされて
いるが、蒸着テープの特性を十分に改善することができ
ず、また製造効率の点で問題が生じ、さらなる検討が求
められる。
【0014】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、良好な電磁変換特性を有
する磁気記録媒体と、電磁変換特性に優れた磁気記録媒
体が高い製造効率で製造できる磁気記録媒体の製造方法
及び磁気記録媒体の製造装置を提供することを目的とす
る。
鑑みて提案されたものであり、良好な電磁変換特性を有
する磁気記録媒体と、電磁変換特性に優れた磁気記録媒
体が高い製造効率で製造できる磁気記録媒体の製造方法
及び磁気記録媒体の製造装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に、蒸
着法によってCoを含有する磁性層が形成されてなり、
上記磁性層は、非磁性支持体表面から50nmの深さ位
置での酸素含有量がCo含有量に対して25原子%以上
であることを特徴とするものである。
めに、本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上に、蒸
着法によってCoを含有する磁性層が形成されてなり、
上記磁性層は、非磁性支持体表面から50nmの深さ位
置での酸素含有量がCo含有量に対して25原子%以上
であることを特徴とするものである。
【0016】また、本発明の磁気記録媒体の製造方法
は、蒸着源から蒸発せしめられた蒸気流を、円筒キャン
の外周面に沿って連続走行する非磁性支持体表面に入射
させることで蒸着膜を形成するに際して、非磁性支持体
表面に入射する蒸気流に、非磁性支持体の導入側と送り
出し側の両側から酸素ガスを供給することを特徴とする
ものである。
は、蒸着源から蒸発せしめられた蒸気流を、円筒キャン
の外周面に沿って連続走行する非磁性支持体表面に入射
させることで蒸着膜を形成するに際して、非磁性支持体
表面に入射する蒸気流に、非磁性支持体の導入側と送り
出し側の両側から酸素ガスを供給することを特徴とする
ものである。
【0017】また、本発明の磁気記録媒体の製造装置
は、非磁性支持体を案内する円筒キャン、蒸着源、蒸気
流に非磁性支持体の導入側から酸素ガスを供給する第1
のガス導入管及び蒸気流に非磁性支持体の送り出し側か
ら酸素ガスを供給する第2のガス導入管とを有してなる
ことを特徴とするものである。
は、非磁性支持体を案内する円筒キャン、蒸着源、蒸気
流に非磁性支持体の導入側から酸素ガスを供給する第1
のガス導入管及び蒸気流に非磁性支持体の送り出し側か
ら酸素ガスを供給する第2のガス導入管とを有してなる
ことを特徴とするものである。
【0018】蒸着法によって磁性層が形成される磁気記
録媒体において、磁性層の酸素含有量が、非磁性支持体
表面から50nmの深さ位置においてCo含有量に対し
て25原子%以上に規制されていると、高い保磁力が得
られ、良好な電磁変換特性が得られる。
録媒体において、磁性層の酸素含有量が、非磁性支持体
表面から50nmの深さ位置においてCo含有量に対し
て25原子%以上に規制されていると、高い保磁力が得
られ、良好な電磁変換特性が得られる。
【0019】また、磁気記録媒体の磁性層を蒸着法によ
って成膜するに際して、非磁性支持体表面に入射する蒸
気流に、非磁性支持体の導入側と送り出し側の両側から
酸素ガスを供給すると、深部から表面部に亘って適度に
酸化された磁性層が形成される。この磁性層は、酸化に
よる磁束密度の低下が小さく抑えられており、また保磁
力は大きく増大している。したがって、良好な電磁変換
特性が得られる。
って成膜するに際して、非磁性支持体表面に入射する蒸
気流に、非磁性支持体の導入側と送り出し側の両側から
酸素ガスを供給すると、深部から表面部に亘って適度に
酸化された磁性層が形成される。この磁性層は、酸化に
よる磁束密度の低下が小さく抑えられており、また保磁
力は大きく増大している。したがって、良好な電磁変換
特性が得られる。
【0020】さらに、この場合、特定の入射角で入射し
た蒸気流のみを使用する方法に比べて、蒸着源の使用量
が少なくて済むでの高い蒸着効率で磁性層が形成され
る。
た蒸気流のみを使用する方法に比べて、蒸着源の使用量
が少なくて済むでの高い蒸着効率で磁性層が形成され
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0022】本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上
に斜方蒸着法によってCoを含有する磁性層が形成され
てなるものである。
に斜方蒸着法によってCoを含有する磁性層が形成され
てなるものである。
【0023】上記磁性層は、非磁性支持体表面から50
nmの厚さ位置での酸素含有量がCo含有量に対して2
5原子%以上に規制される。このように比較的非磁性支
持体表面に近い磁性層の深部において、25原子%以上
の酸素が含有されていることによって高保磁力が得ら
れ、良好な電磁変換特性が得られる。
nmの厚さ位置での酸素含有量がCo含有量に対して2
5原子%以上に規制される。このように比較的非磁性支
持体表面に近い磁性層の深部において、25原子%以上
の酸素が含有されていることによって高保磁力が得ら
れ、良好な電磁変換特性が得られる。
【0024】なお、より良好な電磁変換特性を得るため
には、さらに磁性層表面から25nmの深さ位置での酸
素含有量がCo含有量に対して50原子%以下であるの
が望ましい。磁性層表面に酸化度の高い表面酸化層が形
成されてしまうと、酸化層は非酸化の磁性材料に比べて
磁束密度が低いことから、この酸化層が磁気的なスペー
シングとなり、電磁変換特性が損なわれる。このような
スペーシングによる電磁変換特性の劣化を抑えるため
に、磁性層表面から25nmの深さ位置での酸素含有量
は50原子%以下に抑えられていることが望ましい。
には、さらに磁性層表面から25nmの深さ位置での酸
素含有量がCo含有量に対して50原子%以下であるの
が望ましい。磁性層表面に酸化度の高い表面酸化層が形
成されてしまうと、酸化層は非酸化の磁性材料に比べて
磁束密度が低いことから、この酸化層が磁気的なスペー
シングとなり、電磁変換特性が損なわれる。このような
スペーシングによる電磁変換特性の劣化を抑えるため
に、磁性層表面から25nmの深さ位置での酸素含有量
は50原子%以下に抑えられていることが望ましい。
【0025】次に、本発明の磁気記録媒体の製造方法に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0026】本発明の製造方法によって磁気記録媒体を
製造するには、まず、非磁性支持体上に蒸着法によって
磁性層を形成する。ここで、特にこの製造方法では、蒸
着のための蒸気流に2方向から酸素ガスを導入すること
で電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を製造する。
製造するには、まず、非磁性支持体上に蒸着法によって
磁性層を形成する。ここで、特にこの製造方法では、蒸
着のための蒸気流に2方向から酸素ガスを導入すること
で電磁変換特性に優れた磁気記録媒体を製造する。
【0027】この磁性層を形成するための蒸着装置の一
例を図1に示す。
例を図1に示す。
【0028】この蒸着装置は、蒸着源となる金属磁性材
料を蒸発せしめ、この蒸気流に酸素ガスを導入しながら
磁性層を形成するものである。
料を蒸発せしめ、この蒸気流に酸素ガスを導入しながら
磁性層を形成するものである。
【0029】この蒸着装置は、内部が排気装置1によっ
て高真空状態となされた真空槽2内に、図中の時計回り
方向に回転する供給ロール3と、図中の時計回り方向に
回転する巻取りロール4とが設けられ、これら供給ロー
ル3から巻取りロール4にテープ状に非磁性支持体5が
順次走行するようになされている。
て高真空状態となされた真空槽2内に、図中の時計回り
方向に回転する供給ロール3と、図中の時計回り方向に
回転する巻取りロール4とが設けられ、これら供給ロー
ル3から巻取りロール4にテープ状に非磁性支持体5が
順次走行するようになされている。
【0030】これら供給ロール3から巻取りロール4側
に上記非磁性支持体5が走行する中途部には、上記各ロ
ール3,4の径よりも大径となされたクーリングキャン
6が設けられている。このクーリングキャン6は、上記
非磁性支持体5を図中右方に引き出すように設けられ、
図中の時計回り方向に定速回転する構成とされる。尚、
上記供給ロール3,巻取りロール4及びクーリングキャ
ン6は、それぞれ非磁性支持体5の幅と略同じ長さから
なる円筒状をなすものであり、また上記クーリングキャ
ン6には、内部に図示しない冷却装置が設けられ、上記
非磁性支持体5の温度上昇による変形等を抑制し得るよ
うになされている。なお、このクーリングキャンの温度
は例えば−25℃程度に設定される。
に上記非磁性支持体5が走行する中途部には、上記各ロ
ール3,4の径よりも大径となされたクーリングキャン
6が設けられている。このクーリングキャン6は、上記
非磁性支持体5を図中右方に引き出すように設けられ、
図中の時計回り方向に定速回転する構成とされる。尚、
上記供給ロール3,巻取りロール4及びクーリングキャ
ン6は、それぞれ非磁性支持体5の幅と略同じ長さから
なる円筒状をなすものであり、また上記クーリングキャ
ン6には、内部に図示しない冷却装置が設けられ、上記
非磁性支持体5の温度上昇による変形等を抑制し得るよ
うになされている。なお、このクーリングキャンの温度
は例えば−25℃程度に設定される。
【0031】さらに、上記供給ロール3と上記クーリン
グキャン6の間及び上記クーリングキャン6と上記巻取
りロール4の間には、それぞれ回動ロール7が設けら
れ、上記供給ロール3、クーリングキャン6、巻取りロ
ール4に順次亘って走行する非磁性支持体5に所定のテ
ンションがかけられ、非磁性支持体5が円滑に走行する
ようになされている。
グキャン6の間及び上記クーリングキャン6と上記巻取
りロール4の間には、それぞれ回動ロール7が設けら
れ、上記供給ロール3、クーリングキャン6、巻取りロ
ール4に順次亘って走行する非磁性支持体5に所定のテ
ンションがかけられ、非磁性支持体5が円滑に走行する
ようになされている。
【0032】また、上記真空槽2内には、上記クーリン
グキャン6に対して、図中の右側斜め下方にルツボ8が
設けられ、このルツボ8内に金属磁性材料が蒸着源9と
して充填されている。このルツボ8は、上記クーリング
キャン6の長手方向の幅と略同一の幅を有している。
グキャン6に対して、図中の右側斜め下方にルツボ8が
設けられ、このルツボ8内に金属磁性材料が蒸着源9と
して充填されている。このルツボ8は、上記クーリング
キャン6の長手方向の幅と略同一の幅を有している。
【0033】一方、上記真空槽2の側壁部には、上記ル
ツボ8内に充填された蒸着源9を加熱蒸発させるための
電子銃10が取り付けられている。この電子銃10は、
当該電子銃10より放出される電子線11が上記ルツボ
8内の蒸着源9に照射されるような位置に配設される。
ツボ8内に充填された蒸着源9を加熱蒸発させるための
電子銃10が取り付けられている。この電子銃10は、
当該電子銃10より放出される電子線11が上記ルツボ
8内の蒸着源9に照射されるような位置に配設される。
【0034】また、この蒸着装置では、非磁性支持体5
から外れた蒸気流が拡散し、真空槽2の内壁に付着する
のを防止するために防着板12が設けられている。この
防着板12は、クーリングキャン6の幅と略等しい幅を
有する板材が略直角に曲折された形状となされており、
一端部がクーリングキャン6側に向き、他端部がルツボ
8よりも外側で真空槽2の底面側に向くように設けられ
ている。なお、この防着板12には、電子銃10から出
射した電子線11が通過するスリット12aが設けら
れ、電子線11がこのスリット12aを通過して蒸着源
9に照射されるようになっている。
から外れた蒸気流が拡散し、真空槽2の内壁に付着する
のを防止するために防着板12が設けられている。この
防着板12は、クーリングキャン6の幅と略等しい幅を
有する板材が略直角に曲折された形状となされており、
一端部がクーリングキャン6側に向き、他端部がルツボ
8よりも外側で真空槽2の底面側に向くように設けられ
ている。なお、この防着板12には、電子銃10から出
射した電子線11が通過するスリット12aが設けら
れ、電子線11がこのスリット12aを通過して蒸着源
9に照射されるようになっている。
【0035】そして、この防着板12の一端部には、ア
ーム13を介して第1の酸素ガス導入管14が取り付け
られている。上記アーム13は、第1の酸素ガス導入管
14と略等しい長さとなされ、図2及び図3に示すよう
に断面鈎状に成形されており、両側にサイドカバー15
が取り付けられている。また、第1の酸素ガス導入管1
5は、クーリングキャンの幅と略等しい長さの円筒状の
管であり、長さ方向に沿って等間隔にガス吹き出し口が
穿設されている。なお、このガス吹き出し口は、例えば
0.5mm径で20mmの間隔で設けられるがこれに限
るものではなく、適宜調整が可能である。
ーム13を介して第1の酸素ガス導入管14が取り付け
られている。上記アーム13は、第1の酸素ガス導入管
14と略等しい長さとなされ、図2及び図3に示すよう
に断面鈎状に成形されており、両側にサイドカバー15
が取り付けられている。また、第1の酸素ガス導入管1
5は、クーリングキャンの幅と略等しい長さの円筒状の
管であり、長さ方向に沿って等間隔にガス吹き出し口が
穿設されている。なお、このガス吹き出し口は、例えば
0.5mm径で20mmの間隔で設けられるがこれに限
るものではなく、適宜調整が可能である。
【0036】この第1の酸素ガス導入管14は、ガス吹
き出し口が非磁性支持体側の斜め下方に向くように、上
記アーム13に取り付けられている。このようにアーム
13に取り付けられた第1の酸素ガス導入管14では、
アーム13とサイドカバー15で囲まれた空間が酸素室
として機能し、この空間において高い酸素分圧となる。
このため、この第1の酸素ガス導入管14から吹き出さ
れる酸素ガスによって蒸気流を容易に酸化することがで
きる。なお、この第1の酸素ガス導入管14のガス吹き
出し口から吹き出す酸素ガスの吹き出し方向を図中矢印
dで示す。
き出し口が非磁性支持体側の斜め下方に向くように、上
記アーム13に取り付けられている。このようにアーム
13に取り付けられた第1の酸素ガス導入管14では、
アーム13とサイドカバー15で囲まれた空間が酸素室
として機能し、この空間において高い酸素分圧となる。
このため、この第1の酸素ガス導入管14から吹き出さ
れる酸素ガスによって蒸気流を容易に酸化することがで
きる。なお、この第1の酸素ガス導入管14のガス吹き
出し口から吹き出す酸素ガスの吹き出し方向を図中矢印
dで示す。
【0037】さらに、図1に示すように、クーリングキ
ャン6の近傍であって上記第1の酸素ガス導入管14よ
りも非磁性支持体5の送り出し側には、非磁性支持体5
の所定領域を覆うシャッター16が設けられ、所定の蒸
着領域以外の領域に蒸気流が付着するのを遮るようにな
っている。
ャン6の近傍であって上記第1の酸素ガス導入管14よ
りも非磁性支持体5の送り出し側には、非磁性支持体5
の所定領域を覆うシャッター16が設けられ、所定の蒸
着領域以外の領域に蒸気流が付着するのを遮るようにな
っている。
【0038】そして、このシャッター16の先端部に
は、第2の酸素ガス導入管17が取り付けられている。
この第2の酸素ガス導入管17は、クーリングキャン6
の幅と略等しい長さとなされ、図4に示すように角柱状
の外形形状を有しており、一側面にガス吹き出し口17
aがスリットとして設けられている。この第2の酸素ガ
ス導入管17のガス吹き出し口17aから吹き出す酸素
ガスのガス吹き出し方向を図中矢印eで示す。
は、第2の酸素ガス導入管17が取り付けられている。
この第2の酸素ガス導入管17は、クーリングキャン6
の幅と略等しい長さとなされ、図4に示すように角柱状
の外形形状を有しており、一側面にガス吹き出し口17
aがスリットとして設けられている。この第2の酸素ガ
ス導入管17のガス吹き出し口17aから吹き出す酸素
ガスのガス吹き出し方向を図中矢印eで示す。
【0039】以上のような蒸着装置では、図5に示すよ
うに、電子銃10から出射した電子線11が蒸着源9表
面の点Aに入射し、蒸着源9を溶融、蒸発させる。蒸発
させられた蒸気流18は、上昇して第1の酸素ガス導入
管14及び第2の酸素ガス導入管17から吹き出す酸素
ガスによって酸化され、クーリングキャン6の外周面を
定速走行する非磁性支持体5に入射する。非磁性支持体
5上では、連続走行しながら蒸気流18が被着堆積する
ことによって、金属粒子が斜め方向に成長した磁性層が
形成される。
うに、電子銃10から出射した電子線11が蒸着源9表
面の点Aに入射し、蒸着源9を溶融、蒸発させる。蒸発
させられた蒸気流18は、上昇して第1の酸素ガス導入
管14及び第2の酸素ガス導入管17から吹き出す酸素
ガスによって酸化され、クーリングキャン6の外周面を
定速走行する非磁性支持体5に入射する。非磁性支持体
5上では、連続走行しながら蒸気流18が被着堆積する
ことによって、金属粒子が斜め方向に成長した磁性層が
形成される。
【0040】なお、このように金属粒子を斜め方向に成
長させる斜方蒸着においては蒸気流の入射位置により入
射角度が異なる。ここでは蒸気流の入射角度は、クーリ
ングキャンの法線と蒸気流の入射方向とのなす角度とす
る。この場合の蒸気流の最大入射角度は、クーリングキ
ャンの接線方向に入射する蒸気流の入射角であり、接線
方向に入射する蒸気流の入射位置Cにおける法線O−C
と、接線A−Cのなす角度α(すなわち90°)であ
る。一方、蒸気流の最小入射角度は、蒸着領域Dに最短
距離で入射する蒸気流の入射角であり、最短距離で入射
する蒸気流の入射位置Bにおける法線O−Bと蒸気流の
入射位置Bと蒸着源上の点Aを結ぶ線A−Bとのなす角
度βである。この最小入射角度βは40〜55゜である
のが望ましい。なお、最大入射角度αはクーリングキャ
ンに対する蒸着源の位置によって制御され、また最小入
射角度βは、クーリングキャンに対する蒸着源の位置
や、シャッター16及び第2の酸素ガス供給管17の位
置によって制御することができる。
長させる斜方蒸着においては蒸気流の入射位置により入
射角度が異なる。ここでは蒸気流の入射角度は、クーリ
ングキャンの法線と蒸気流の入射方向とのなす角度とす
る。この場合の蒸気流の最大入射角度は、クーリングキ
ャンの接線方向に入射する蒸気流の入射角であり、接線
方向に入射する蒸気流の入射位置Cにおける法線O−C
と、接線A−Cのなす角度α(すなわち90°)であ
る。一方、蒸気流の最小入射角度は、蒸着領域Dに最短
距離で入射する蒸気流の入射角であり、最短距離で入射
する蒸気流の入射位置Bにおける法線O−Bと蒸気流の
入射位置Bと蒸着源上の点Aを結ぶ線A−Bとのなす角
度βである。この最小入射角度βは40〜55゜である
のが望ましい。なお、最大入射角度αはクーリングキャ
ンに対する蒸着源の位置によって制御され、また最小入
射角度βは、クーリングキャンに対する蒸着源の位置
や、シャッター16及び第2の酸素ガス供給管17の位
置によって制御することができる。
【0041】このように非磁性支持体5表面に入射する
蒸気流18に、最大入射角側(非磁性支持体の導入側)
と最小入射角側(非磁性支持体の送り出し側)から酸素
ガスを供給すると、深部から表面部に亘って適度に酸化
された磁性層が形成される。この磁性層は、酸化による
磁束密度の低下が小さく抑えられており、また保磁力は
大きく増大している。したがって、良好な電磁変換特性
が得られる。
蒸気流18に、最大入射角側(非磁性支持体の導入側)
と最小入射角側(非磁性支持体の送り出し側)から酸素
ガスを供給すると、深部から表面部に亘って適度に酸化
された磁性層が形成される。この磁性層は、酸化による
磁束密度の低下が小さく抑えられており、また保磁力は
大きく増大している。したがって、良好な電磁変換特性
が得られる。
【0042】また、この場合、磁性層を多層化したり、
被着させる蒸気流の入射角を制限する方法に比べて、蒸
着源の使用量が少なくて済み、また蒸着回数も1回で済
むので高い製造効率が得られる。
被着させる蒸気流の入射角を制限する方法に比べて、蒸
着源の使用量が少なくて済み、また蒸着回数も1回で済
むので高い製造効率が得られる。
【0043】なお、このように出力、C/N比に優れた
磁性層を形成するためには、第1の酸素ガス導入管14
の位置や、第2の酸素ガス導入管17のガス吹き出し方
向やスリット幅が重要になる。
磁性層を形成するためには、第1の酸素ガス導入管14
の位置や、第2の酸素ガス導入管17のガス吹き出し方
向やスリット幅が重要になる。
【0044】まず、第1の酸素ガス導入管14による酸
素ガスの導入は、蒸着膜の比較的深部(非磁性支持体表
面近傍)における酸化度を高めるのに寄与する。
素ガスの導入は、蒸着膜の比較的深部(非磁性支持体表
面近傍)における酸化度を高めるのに寄与する。
【0045】この第1の酸素ガス導入管14は、図3に
示すクーリングキャン6との間の隙間fが1〜15mm
であるのが望ましい。第1の酸素ガス導入管14とクー
リングキャン6との隙間fが1mmより狭い場合には、
当該第1の酸素ガス導入管14と非磁性支持体5とが近
接するために、両者が接触してしまう等、装置構成上の
不都合が生じる。また、第1の酸素ガス導入管14とク
ーリングキャン6との隙間が15mmを越えている場合
には蒸気流18を十分に酸化することができなくなる。
示すクーリングキャン6との間の隙間fが1〜15mm
であるのが望ましい。第1の酸素ガス導入管14とクー
リングキャン6との隙間fが1mmより狭い場合には、
当該第1の酸素ガス導入管14と非磁性支持体5とが近
接するために、両者が接触してしまう等、装置構成上の
不都合が生じる。また、第1の酸素ガス導入管14とク
ーリングキャン6との隙間が15mmを越えている場合
には蒸気流18を十分に酸化することができなくなる。
【0046】一方、第2の酸素ガス導入管17からの酸
素ガスの導入は、第1の酸素ガス導入管14からの酸素
ガスの導入が蒸着膜の比較的深部における酸化度を高め
るのに比べて、それよりも浅い部分における酸化度を高
める。
素ガスの導入は、第1の酸素ガス導入管14からの酸素
ガスの導入が蒸着膜の比較的深部における酸化度を高め
るのに比べて、それよりも浅い部分における酸化度を高
める。
【0047】この第2の酸素ガス導入管17からの酸素
ガスのガス吹き出し方向は、図5に示す最大入射角で入
射する蒸気流の入射方向との角度θが65〜115゜で
あるのが好ましい。この角度θが65゜よりも小さい場
合には、第2の酸素ガス導入管17のガス吹き出し口に
蒸気が当たり、時間とともに蒸着物が吹き出し口周りに
堆積する。その結果、ガス吹き出し口からの吹き出しが
均一に行えなくなり、成膜が不安定になる。また、第2
の酸化ガス導入管17から吹き出す酸素ガスによって蒸
気流が乱れ、それによって蒸着膜の膜構造(柱状構造)
も乱れ、角形比が低下する。
ガスのガス吹き出し方向は、図5に示す最大入射角で入
射する蒸気流の入射方向との角度θが65〜115゜で
あるのが好ましい。この角度θが65゜よりも小さい場
合には、第2の酸素ガス導入管17のガス吹き出し口に
蒸気が当たり、時間とともに蒸着物が吹き出し口周りに
堆積する。その結果、ガス吹き出し口からの吹き出しが
均一に行えなくなり、成膜が不安定になる。また、第2
の酸化ガス導入管17から吹き出す酸素ガスによって蒸
気流が乱れ、それによって蒸着膜の膜構造(柱状構造)
も乱れ、角形比が低下する。
【0048】また、この角度θが115゜よりも大きい
場合には磁性層表面に酸化度の高い表面酸化層が厚く形
成されてしまう。表面酸化層は、非酸化の磁性材料に比
べて飽和磁束密度が低いことから、この厚さが厚いと磁
気ヘッドとの間の磁気的なスペーシングとなり、電磁変
換特性が損なわれる。
場合には磁性層表面に酸化度の高い表面酸化層が厚く形
成されてしまう。表面酸化層は、非酸化の磁性材料に比
べて飽和磁束密度が低いことから、この厚さが厚いと磁
気ヘッドとの間の磁気的なスペーシングとなり、電磁変
換特性が損なわれる。
【0049】第2の酸素ガス導入管17のガス吹き出し
口17aは、図4に示すスリット幅gが、1.0〜1
0.0mmであるのが好ましい。スリット幅gが1.0
mm未満であると、磁性層を十分に酸化することができ
ず、保磁力Hcが低くなる。また、スリット幅gが1
0.0mmを越える場合には酸化が進み過ぎ、電磁変換
特性に悪影響を与える。
口17aは、図4に示すスリット幅gが、1.0〜1
0.0mmであるのが好ましい。スリット幅gが1.0
mm未満であると、磁性層を十分に酸化することができ
ず、保磁力Hcが低くなる。また、スリット幅gが1
0.0mmを越える場合には酸化が進み過ぎ、電磁変換
特性に悪影響を与える。
【0050】なお、以上は蒸着装置の一例であり、この
蒸着装置には各種変更が可能である。例えば、この例で
はシャッターと第2の酸素ガス導入管が別々の部品とし
て設けられているが、同一部材であっても構わない。ま
た、第2の酸素ガス導入管をシャッターの円筒キャン側
の側面に取り付けたり、その裏側の面に取り付けるよう
にしても差し支えない。
蒸着装置には各種変更が可能である。例えば、この例で
はシャッターと第2の酸素ガス導入管が別々の部品とし
て設けられているが、同一部材であっても構わない。ま
た、第2の酸素ガス導入管をシャッターの円筒キャン側
の側面に取り付けたり、その裏側の面に取り付けるよう
にしても差し支えない。
【0051】さらに、ここでは蒸着源を加熱する熱源と
して電子ビームを用いているが、高周波誘導加熱源等の
他のヒータを用いることも可能である。
して電子ビームを用いているが、高周波誘導加熱源等の
他のヒータを用いることも可能である。
【0052】また、蒸着源や非磁性支持体としては、蒸
着タイプの磁気記録媒体において通常用いられているも
のがいずれも使用可能である。
着タイプの磁気記録媒体において通常用いられているも
のがいずれも使用可能である。
【0053】蒸着源となる強磁性金属材料としては、F
e、Co、Ni等の金属やCo−Ni系合金、Co−P
t系合金、Co−Pt−Ni系合金、Fe−Co系合
金、Fe−Ni系合金、Fe−Co−Ni系合金、Fe
−Ni−B系合金、Fe−Co−B系合金、Fe−Co
−Ni−B系合金等やCo−Cr系合金等が挙げられ
る。
e、Co、Ni等の金属やCo−Ni系合金、Co−P
t系合金、Co−Pt−Ni系合金、Fe−Co系合
金、Fe−Ni系合金、Fe−Co−Ni系合金、Fe
−Ni−B系合金、Fe−Co−B系合金、Fe−Co
−Ni−B系合金等やCo−Cr系合金等が挙げられ
る。
【0054】また、非磁性支持体としては、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル類、ポリエチレン,
ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリ
アセテート,セルロースジアセテート,セルロースアセ
テートブチレート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニ
ル,ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボ
ネート,ポリイミド,ポリアミド,ポリアミドイミド等
のプラスティック等が用いられる。
ンテレフタレート等のポリエステル類、ポリエチレン,
ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリ
アセテート,セルロースジアセテート,セルロースアセ
テートブチレート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニ
ル,ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボ
ネート,ポリイミド,ポリアミド,ポリアミドイミド等
のプラスティック等が用いられる。
【0055】なお、このようにして製造される磁気記録
媒体は磁性層が単層であっても十分に良好な電磁変換特
性が得られるが、蒸着条件を変えて磁性層を多数層形成
するようにすれば、より一層高出力や高C/N比を発揮
するものとなる。
媒体は磁性層が単層であっても十分に良好な電磁変換特
性が得られるが、蒸着条件を変えて磁性層を多数層形成
するようにすれば、より一層高出力や高C/N比を発揮
するものとなる。
【0056】
【実施例】以下、本発明について実験結果に基づいて説
明する。
明する。
【0057】この実施例では、Coを蒸着源として磁性
層を形成する際に、第1の酸素ガス導入管及び第2の酸
素ガス導入管からの酸素ガスの供給条件を変化させ、そ
の最適な条件を検討した。なお、最大入射角度αは90
゜、最小入射角度は50゜に設定した。
層を形成する際に、第1の酸素ガス導入管及び第2の酸
素ガス導入管からの酸素ガスの供給条件を変化させ、そ
の最適な条件を検討した。なお、最大入射角度αは90
゜、最小入射角度は50゜に設定した。
【0058】第1の酸素ガス導入管による最大入射角側
からの酸素ガス供給の検討 第2の酸素ガス導入管からの酸素ガス流量を2600c
c/分に固定し、第1の酸素ガス導入管からの酸素ガス
流量を0cc/分、400cc/分、1000cc/分
と変化させて膜厚200nmの磁性層を形成し、各種サ
ンプルテープを作製した。なお、第2の酸化ガス導入管
のスリット幅は1.0mm、吹き出し方向の角度θは8
0゜である。
からの酸素ガス供給の検討 第2の酸素ガス導入管からの酸素ガス流量を2600c
c/分に固定し、第1の酸素ガス導入管からの酸素ガス
流量を0cc/分、400cc/分、1000cc/分
と変化させて膜厚200nmの磁性層を形成し、各種サ
ンプルテープを作製した。なお、第2の酸化ガス導入管
のスリット幅は1.0mm、吹き出し方向の角度θは8
0゜である。
【0059】この3種類のサンプルテープの、電子分光
法による厚さ方向における酸素及びコバルトの組成を図
6に示す。
法による厚さ方向における酸素及びコバルトの組成を図
6に示す。
【0060】図6に示すように、第1の酸素ガス導入管
による酸化を行っていない場合に比べて、第1の酸素ガ
ス導入管による酸化を行った場合には、特に磁性層の深
い部分(150〜200nm)において酸素濃度が高く
なる。そして、第1の酸素ガス導入管による酸化を行わ
ないで形成された磁性層の保磁力が97kA/mである
のに対して、第1の酸素ガス導入管によって400cc
の流量で酸化を行った磁性層の保磁力は115kA/m
である。このことから、第1の酸素ガス導入管による酸
素ガスの供給は、磁性層の保磁力を高めるのに効果があ
ることがわかった。
による酸化を行っていない場合に比べて、第1の酸素ガ
ス導入管による酸化を行った場合には、特に磁性層の深
い部分(150〜200nm)において酸素濃度が高く
なる。そして、第1の酸素ガス導入管による酸化を行わ
ないで形成された磁性層の保磁力が97kA/mである
のに対して、第1の酸素ガス導入管によって400cc
の流量で酸化を行った磁性層の保磁力は115kA/m
である。このことから、第1の酸素ガス導入管による酸
素ガスの供給は、磁性層の保磁力を高めるのに効果があ
ることがわかった。
【0061】次に、第1の酸素ガス導入管からの酸素ガ
ス流量を400cc/分、第2の酸素ガス導入管からの
酸素ガス流量を2600cc/分に固定して磁性層を形
成し、サンプルテープを作製した。なお、磁性層の厚さ
は170nm以上の範囲で変化させた。また、比較とし
て第1の酸素ガス導入管による酸化を行わずに、厚さの
異なる各種磁性層を形成し、サンプルテープを作製し
た。
ス流量を400cc/分、第2の酸素ガス導入管からの
酸素ガス流量を2600cc/分に固定して磁性層を形
成し、サンプルテープを作製した。なお、磁性層の厚さ
は170nm以上の範囲で変化させた。また、比較とし
て第1の酸素ガス導入管による酸化を行わずに、厚さの
異なる各種磁性層を形成し、サンプルテープを作製し
た。
【0062】そして、作製されたサンプルテープについ
て出力及びC/N比を測定した。なお、出力及びC/N
比の測定条件は次の通りである。
て出力及びC/N比を測定した。なお、出力及びC/N
比の測定条件は次の通りである。
【0063】 測定方式 :回転ヘッドによる電磁変換特性 テープ走行速度Vt :10m/秒 トラック幅Tw :13.0μm 記録周波数f :20MHz 記録波長λ :0.5μm 磁気ヘッドのギャップ幅:0.22μm 磁性層の膜厚と出力の関係を図7に、磁性層の膜厚とC
/N比の関係を図8に示す。なお、出力及びC/N比
は、第1の酸素ガス導入管から酸素ガスを導入せず、磁
性層の膜厚を190nmまたは180nmとした場合に
対する相対値で示す。
/N比の関係を図8に示す。なお、出力及びC/N比
は、第1の酸素ガス導入管から酸素ガスを導入せず、磁
性層の膜厚を190nmまたは180nmとした場合に
対する相対値で示す。
【0064】図7、図8からわかるように、第1の酸素
ガス導入管による酸化を行ったサンプルテープは、第1
の酸素ガス導入管による酸化を行っていないサンプルテ
ープに比べて大きな出力が得られる。
ガス導入管による酸化を行ったサンプルテープは、第1
の酸素ガス導入管による酸化を行っていないサンプルテ
ープに比べて大きな出力が得られる。
【0065】また、C/N比も、第1の酸素ガス導入管
による酸化を行ったサンプルテープの方が第1の酸素ガ
ス導入管による酸化を行っていないサンプルテープに比
べて大きな値になる。
による酸化を行ったサンプルテープの方が第1の酸素ガ
ス導入管による酸化を行っていないサンプルテープに比
べて大きな値になる。
【0066】このことから、第2の酸素ガス導入管によ
って最小入射角側から酸素ガスを供給するとともに、第
1の酸素ガス導入管によって最大入射角側から酸素ガス
を供給することによって、磁気テープの電磁変換特性が
改善できることがわかった。
って最小入射角側から酸素ガスを供給するとともに、第
1の酸素ガス導入管によって最大入射角側から酸素ガス
を供給することによって、磁気テープの電磁変換特性が
改善できることがわかった。
【0067】第2の酸素ガス導入管による低入射角側か
らの酸素ガス供給の検討 第1の酸素ガス導入管からの酸素ガス流量を400cc
/分、第2の酸素ガス導入管からの酸素ガス流量を26
00cc/分に固定して磁性層を形成し、サンプルテー
プを作製した。なお、第2の酸素ガス導入管の酸素吹き
出し口のスリット幅は0.9mmまたは1.2mmとし
た。また、第2の酸化ガス導入管の吹き出し方向の角度
θは80゜である。
らの酸素ガス供給の検討 第1の酸素ガス導入管からの酸素ガス流量を400cc
/分、第2の酸素ガス導入管からの酸素ガス流量を26
00cc/分に固定して磁性層を形成し、サンプルテー
プを作製した。なお、第2の酸素ガス導入管の酸素吹き
出し口のスリット幅は0.9mmまたは1.2mmとし
た。また、第2の酸化ガス導入管の吹き出し方向の角度
θは80゜である。
【0068】この2種類のサンプルテープの、電子分光
法による厚さ方向における酸素の濃度プロファイルを図
9に示す。なお、酸素濃度は、コバルト含有量に対する
酸素含有量の割合を百分率で表したものである。
法による厚さ方向における酸素の濃度プロファイルを図
9に示す。なお、酸素濃度は、コバルト含有量に対する
酸素含有量の割合を百分率で表したものである。
【0069】図9に示すように、第2の酸素ガス導入管
のスリット幅を1.2mmとしたサンプルテープは、第
2の酸素ガス導入管のスリット幅を0.9mmとしたサ
ンプルテープに比べて、100〜180nmの深さ範囲
において酸素濃度が高くなる。このことから、第2の酸
素ガス導入管による酸素ガスの供給は、第1の酸素ガス
導入管による酸素ガスの供給の場合よりも、磁性層の浅
い部分における酸素濃度に影響することがわかった。な
お、このスリット幅を1.2mmとした例では、非磁性
支持体表面から50nmの深さ位置での酸素含有量がC
o含有量に対して25原子%以上、磁性層表面から25
nmの深さ位置での酸素含有量がCo含有量に対して5
0原子%以下となることが確認された。
のスリット幅を1.2mmとしたサンプルテープは、第
2の酸素ガス導入管のスリット幅を0.9mmとしたサ
ンプルテープに比べて、100〜180nmの深さ範囲
において酸素濃度が高くなる。このことから、第2の酸
素ガス導入管による酸素ガスの供給は、第1の酸素ガス
導入管による酸素ガスの供給の場合よりも、磁性層の浅
い部分における酸素濃度に影響することがわかった。な
お、このスリット幅を1.2mmとした例では、非磁性
支持体表面から50nmの深さ位置での酸素含有量がC
o含有量に対して25原子%以上、磁性層表面から25
nmの深さ位置での酸素含有量がCo含有量に対して5
0原子%以下となることが確認された。
【0070】次に、第2の酸素ガス導入管のスリット幅
を、さらに0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.
2mmと変化させてサンプルテープを作製し、保磁力と
出力を測定した。スリット幅と保磁力Hcの関係を図1
0に、スリット幅と出力の関係を図11に示す。
を、さらに0.9mm、1.0mm、1.1mm、1.
2mmと変化させてサンプルテープを作製し、保磁力と
出力を測定した。スリット幅と保磁力Hcの関係を図1
0に、スリット幅と出力の関係を図11に示す。
【0071】図10,図11に示すように、保磁力Hc
と出力はともに、第2の酸素ガス導入管のスリット幅が
広くなる程増大する。ここで高密度記録を行う磁気テー
プでは、保磁力Hcが100kA/m以上であることが
必要であり、そのような特性が得られるのは第2の酸素
ガス導入管のスリット幅を1.0mm以上とした場合で
ある。
と出力はともに、第2の酸素ガス導入管のスリット幅が
広くなる程増大する。ここで高密度記録を行う磁気テー
プでは、保磁力Hcが100kA/m以上であることが
必要であり、そのような特性が得られるのは第2の酸素
ガス導入管のスリット幅を1.0mm以上とした場合で
ある。
【0072】このことから、第2の酸素ガス導入管のス
リット幅は1.0mm以上とするのが望ましいことがわ
かった。但し、第2の酸素ガス導入管のスリット幅が
3.0mmを越えると非磁性の酸化コバルトの割合が多
くなり過ぎ、電磁変換特性の悪影響を及ぼすようになる
ことから、1.0〜10.0mmの範囲とするのが望ま
しい。
リット幅は1.0mm以上とするのが望ましいことがわ
かった。但し、第2の酸素ガス導入管のスリット幅が
3.0mmを越えると非磁性の酸化コバルトの割合が多
くなり過ぎ、電磁変換特性の悪影響を及ぼすようになる
ことから、1.0〜10.0mmの範囲とするのが望ま
しい。
【0073】第1の酸素ガス導入管からの酸素ガス流量
を400cc/分、第2の酸素ガス導入管からの酸素ガ
ス流量を2600cc/分に固定して磁性層を形成し、
サンプルテープを作製した。なお、第2の酸素ガス導入
管のガス吹き出し方向の角度θは85゜または120゜
とした。また、第2の酸化ガス導入管のスリット幅は
1.0mmである。
を400cc/分、第2の酸素ガス導入管からの酸素ガ
ス流量を2600cc/分に固定して磁性層を形成し、
サンプルテープを作製した。なお、第2の酸素ガス導入
管のガス吹き出し方向の角度θは85゜または120゜
とした。また、第2の酸化ガス導入管のスリット幅は
1.0mmである。
【0074】この2種類のサンプルテープの、厚さ方向
における酸素の濃度プロファイルを図12に示す。な
お、酸素濃度は、コバルト含有量に対する酸素含有量の
割合を百分率で表したものである。
における酸素の濃度プロファイルを図12に示す。な
お、酸素濃度は、コバルト含有量に対する酸素含有量の
割合を百分率で表したものである。
【0075】図12に示すように、いずれのサンプルテ
ープにおいても磁性層の表面近傍には酸素濃度が40原
子%以上の領域(表面酸化層)が形成されるが、この厚
さは、、第2の酸素ガス導入管のガス吹き出し方向の角
度θを85゜とした場合(約20nm)の方が、角度θ
を120゜とした場合(約30nm)に比べて薄くな
る。
ープにおいても磁性層の表面近傍には酸素濃度が40原
子%以上の領域(表面酸化層)が形成されるが、この厚
さは、、第2の酸素ガス導入管のガス吹き出し方向の角
度θを85゜とした場合(約20nm)の方が、角度θ
を120゜とした場合(約30nm)に比べて薄くな
る。
【0076】このことから、第2の酸素ガス導入管のガ
ス吹き出し方向を規制することによって表面酸化層の厚
さを制御できることがわかる。ここで、表面酸化層は、
ほとんど非磁性であり、磁気ヘッドとの間の磁気的スペ
ーシングとなるため、厚さをある値以下に抑えることが
必要である。そのためには、第2の酸素ガス導入管の吹
き出し方向の角度θは65〜115゜であることが必要
である。
ス吹き出し方向を規制することによって表面酸化層の厚
さを制御できることがわかる。ここで、表面酸化層は、
ほとんど非磁性であり、磁気ヘッドとの間の磁気的スペ
ーシングとなるため、厚さをある値以下に抑えることが
必要である。そのためには、第2の酸素ガス導入管の吹
き出し方向の角度θは65〜115゜であることが必要
である。
【0077】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気記録媒体では、磁性層の非磁性支持体表面から
50nmの深さ位置での酸素含有量が、Co含有量に対
して25原子%以上に規制されているので、良好な電磁
変換特性が得られる。
明の磁気記録媒体では、磁性層の非磁性支持体表面から
50nmの深さ位置での酸素含有量が、Co含有量に対
して25原子%以上に規制されているので、良好な電磁
変換特性が得られる。
【0078】また、本発明では、磁気記録媒体を製造す
るに当たって、連続走行する非磁性支持体表面に蒸着膜
を形成する際に、非磁性支持体表面に入射する蒸気流
に、非磁性支持体の導入側と送り出し側の両側から酸素
ガスを供給するので、電磁変換特性に優れた磁気記録媒
体を得ることが可能である。
るに当たって、連続走行する非磁性支持体表面に蒸着膜
を形成する際に、非磁性支持体表面に入射する蒸気流
に、非磁性支持体の導入側と送り出し側の両側から酸素
ガスを供給するので、電磁変換特性に優れた磁気記録媒
体を得ることが可能である。
【0079】また、この場合、特定の入射角で入射した
蒸気流のみを使用する方法に比べて、蒸着源の使用量が
少なくて済むでの蒸着効率も高く、高い製造効率が得ら
れる。
蒸気流のみを使用する方法に比べて、蒸着源の使用量が
少なくて済むでの蒸着効率も高く、高い製造効率が得ら
れる。
【図1】本発明の製造方法を実施するための蒸着装置の
一例を示す模式図である。
一例を示す模式図である。
【図2】蒸着装置に設けられる第1の酸素ガス導入管を
示す要部概略斜視図である。
示す要部概略斜視図である。
【図3】第1の酸素ガス導入管の断面図である。
【図4】蒸着装置に設けられる第2の酸素ガス導入管を
示す要部概略斜視図である。
示す要部概略斜視図である。
【図5】蒸気流の入射角度及び第2の酸素ガス導入管の
吹き出し方向を説明するための模式図である。
吹き出し方向を説明するための模式図である。
【図6】第1の酸素ガス導入管のガス流量を変えた磁性
層について、磁性層の膜厚方向における酸素及びコバル
トの組成プロファイルを示す特性図である。
層について、磁性層の膜厚方向における酸素及びコバル
トの組成プロファイルを示す特性図である。
【図7】磁性層の膜厚と出力の関係を示す特性図であ
る。
る。
【図8】磁性層の膜厚とC/N比の関係を示す特性図で
ある。
ある。
【図9】第2の酸素ガス導入管のスリット幅を変えた磁
性層について、磁性層の膜厚方向における酸素の濃度プ
ロファイルを示す特性図である。
性層について、磁性層の膜厚方向における酸素の濃度プ
ロファイルを示す特性図である。
【図10】第2の酸素ガス導入管のスリット幅と保磁力
の関係を示す特性図である。
の関係を示す特性図である。
【図11】第2の酸素ガス導入管のスリット幅と出力の
関係を示す特性図である。、
関係を示す特性図である。、
【図12】第2の酸素ガス導入管のガス吹き出し方向の
異なる磁性層について、磁性層の膜厚方向における酸素
の濃度プロファイルを示す特性図である。
異なる磁性層について、磁性層の膜厚方向における酸素
の濃度プロファイルを示す特性図である。
6 円筒キャン、9 蒸着源、14 第1の酸素ガス導
入管、17 第2の酸素ガス導入管
入管、17 第2の酸素ガス導入管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】このことから、第2の酸素ガス導入管のス
リット幅は1.0mm以上とするのが望ましいことがわ
かった。但し、第2の酸素ガス導入管のスリット幅が1
0.0mmを越えると非磁性の酸化コバルトの割合が多
くなり過ぎ、電磁変換特性に悪影響を及ぼすようになる
ことから、1.0〜10.0mmの範囲とするのが望ま
しい。
リット幅は1.0mm以上とするのが望ましいことがわ
かった。但し、第2の酸素ガス導入管のスリット幅が1
0.0mmを越えると非磁性の酸化コバルトの割合が多
くなり過ぎ、電磁変換特性に悪影響を及ぼすようになる
ことから、1.0〜10.0mmの範囲とするのが望ま
しい。
Claims (11)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に、蒸着法によってCo
を含有する磁性層が形成されてなり、 上記磁性層は、非磁性支持体表面から50nmの深さ位
置での酸素含有量がCo含有量に対して25原子%以上
であることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 上記磁性層は、磁性層表面から25nm
の深さ位置での酸素含有量がCo含有量に対して50原
子%以下であることを特徴とする請求項1記載の磁気記
録媒体。 - 【請求項3】 蒸着源から蒸発せしめられた蒸気流を、
円筒キャンの外周面に沿って連続走行する非磁性支持体
表面に入射させることで蒸着膜を形成するに際して、 非磁性支持体表面に入射する蒸気流に、非磁性支持体の
導入側と送り出し側の両側から酸素ガスを供給すること
を特徴とする磁気記録媒体の製造方法。 - 【請求項4】 非磁性支持体の導入側に入射する蒸気流
の入射方向を、円筒キャンの接線方向と略一致させるこ
とを特徴とする請求項3記載の磁気記録媒体の製造方
法。 - 【請求項5】 非磁性支持体の送り出し側から供給する
酸素ガスの吹き出し方向を、円筒キャンの接線方向に入
射する蒸気流の入射方向に対して65゜〜115゜の角
度をなすようにすることを特徴とする請求項4記載の磁
気記録媒体の製造方法。 - 【請求項6】 非磁性支持体を案内する円筒キャン、蒸
着源、蒸気流に非磁性支持体の導入側から酸素ガスを供
給する第1のガス導入管及び蒸気流に非磁性支持体の送
り出し側から酸素ガスを供給する第2のガス導入管とを
有してなることを特徴とする磁気記録媒体の製造装置。 - 【請求項7】 非磁性支持体の導入側に入射する蒸気流
の入射方向は、円筒キャンの接線方向と略一致すること
を特徴とする請求項6記載の磁気記録媒体の製造装置。 - 【請求項8】 非磁性支持体の送り出し側から供給する
酸素ガスの吹き出し方向は、円筒キャンの接線方向に入
射する蒸気流の入射方向に対して65゜〜115゜の角
度をなすことを特徴とする請求項7記載の磁気記録媒体
の製造装置。 - 【請求項9】 第1のガス導入管はアームに取り付けら
れ、このアームが第1の酸素ガス導入管から吹き出す酸
素ガスのガス分圧を高めるための酸素室として機能する
ことを特徴とする請求項6記載の磁気記録媒体の製造装
置。 - 【請求項10】 非磁性支持体上の蒸着領域よりも、非
磁性支持体の送り出し側にシャッターが設けられ、この
シャッターの先端に第2の酸素ガス導入管が設けられて
いることを特徴とする請求項6記載の磁気記録媒体の製
造装置。 - 【請求項11】 第2の酸素ガス導入管のガス吹き出し
口の幅は、1.0〜10.0mmであることを特徴とす
る請求項6記載の磁気記録媒体の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15886897A JPH117627A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 磁気記録媒体と、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15886897A JPH117627A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 磁気記録媒体と、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体の製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH117627A true JPH117627A (ja) | 1999-01-12 |
| JPH117627A5 JPH117627A5 (ja) | 2004-09-30 |
Family
ID=15681168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15886897A Abandoned JPH117627A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | 磁気記録媒体と、磁気記録媒体の製造方法及び磁気記録媒体の製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH117627A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4849438A (en) * | 1987-11-18 | 1989-07-18 | Agro-Kanesho Co., Ltd. | 1,2-benzoisothiazol-3(2H)-one 1,1-dioxide, ion(1-),2-hydroxy-N,N,N-trimethyl-ethanaminium which is plant protection agent for control of fungi and bacteria |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15886897A patent/JPH117627A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4849438A (en) * | 1987-11-18 | 1989-07-18 | Agro-Kanesho Co., Ltd. | 1,2-benzoisothiazol-3(2H)-one 1,1-dioxide, ion(1-),2-hydroxy-N,N,N-trimethyl-ethanaminium which is plant protection agent for control of fungi and bacteria |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041207 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20050207 |