JPH118224A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH118224A
JPH118224A JP9156796A JP15679697A JPH118224A JP H118224 A JPH118224 A JP H118224A JP 9156796 A JP9156796 A JP 9156796A JP 15679697 A JP15679697 A JP 15679697A JP H118224 A JPH118224 A JP H118224A
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Takeshi Tokashiki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ均一性をモニタする手法としてのラ
ングミュアプローブ法を用いてプラズマ量を調節しても
チャージアップダメージが発生するという問題がある。 【解決手段】 半導体装置の微細化、ゲート絶縁膜の薄
膜化が進む中、プラズマによるチャージアップダメージ
を抑制するために、ドライエッチング工程、特に金属配
線のドライエッチング工程において、プラズマの電子温
度分布のばらつきを0.5eV以下に調整したプラズマ
を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板をプラ
ズマエッチング装置を用いて、特に金属配線をエッチン
グする際の半導体装置の製造方法に関するものである。
【0001】
【従来の技術】LSIの超微細化に伴いゲート酸化膜の
薄膜化が進むため、プラズマプロセス、特にプラズマエ
ッチング時のチャージングによるゲート酸化膜破壊は深
刻な問題となっている。特に、トランジスタ形成後の金
属配線エッチング時にチャージングダメージは顕著にな
る傾向がある。そのため、チャージングダメージの少な
いエッチング装置の開発やチャージングダメージを避け
るための指標となるものを見出すことが必要である。そ
んな装置の一例が特開平8−255787にて提案され
ている。このエッチング装置は、エッチングが行われる
基板バイアス電極側に13.56MHzの高周波信号を
デューティ比50/50%を有する周波数600〜80
0kHzのパルス信号により変調した高周波電力を加え
る(以後パルスバイアス法と称する)ことにより、プラ
ズマに曝される半導体基板の表面の電位差を小さく抑え
チャージアップ低減を図ることを目的とするものであ
る。
【0002】また、チャージアップダメージの少ないプ
ラズマ、すなわち均一なプラズマの指標としてプラズマ
中の正イオン飽和電流密度分布が多用されている。プラ
ズマエッチングを行うに際し、イオン電流密度分布が均
一になるよう放電時の制御パラメータを設定することで
プラズマダメージを避けることができるとしていた。こ
のイオン飽和電流密度分布は、ラングミュアプローブ法
を用いて容易に測定することができる。例えば、Gab
riel等(J.Vac.Sci.Technol.B
12 p454、1994)は誘導結合型プラズマ放
電を利用したエッチング装置において、上記プローブ法
を用いてイオン電流密度及びプラズマ電位の均一性を測
定しており、それぞれ5.3%及び3.7%を得てい
る。そしてこのプラズマをエッチングに適用することで
ダメージの少ないエッチングが実現できたと報告してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8−255787で示したパルスバイアス法は、エッチ
ングガスの種類によりデューティ比50/50%やパル
ス周波数600〜800kHzは常に最適になり得ると
はいえない。それはガスの種類(He、Ar等の希ガス
やハロゲンガスに代表される負性ガス)によりプラズマ
のインピーダンスが大きく異なるからである。よって、
必ずしもプラズマに曝される半導体基板の表面の電位差
を小さく抑えられる保証はない。また、上記特開平8−
255787に示された表面電位分布の測定は、プラズ
マの均一性をモニタする手段として有効な方法である
が、測定手段として簡便な方法とは言えない。最も簡便
な方法は前述のラングミュアプローブ法を用いたプラズ
マ諸量の測定である。
【0004】しかしながら、前記に示したイオン飽和電
流密度分布は必ずしも低チャージアップダメージの指標
とはならないことが本発明者の実験で明らかとなった。
その具体例を以下に示す。
【0005】図3は、150mm径の半導体基板上にお
けるイオン飽和電流密度分布を3種類の放電条件に対し
て示したものである。これらの放電条件は、極めて均一
な電流密度分布を与えるものと対照的に極めて不均一な
分布を与えるものとに大別できる(イオン飽和電流密度
分布の均一性が±4.6%の放電条件を条件1、同様に
±7.1%の放電条件を条件2、±40.4%の放電条
件を条件3とそれぞれ称する)。そこで、従来のイオン
飽和電流密度を用いたプラズマ均一性の判定に従うと条
件1や2は条件3に比べプラズマ均一性が極めて良く、
従ってチャージアップダメージが最も低いと予想され
る。一方、条件3は最もダメージが生じるはずである。
しかしながら、ダメージが生じたのは条件1や2であ
り、条件3が最もダメージが少ないことが明らかとなっ
た。
【0006】図4は半導体装置におけるゲート絶縁膜の
耐圧の指標となる、Qbd(ゲート絶縁膜に定電流を流し
破壊に至るまでの時間から見積もられた、絶縁破壊に至
るまでの単位面積を通過する電荷量で定義される)のア
ンテナ比依存性(ゲート電極に電気的に接続された配線
が有する面積をゲート電極面積で割った値)を示したも
のである。これは一般的に良く知られたダメージ評価方
法のひとつであり、用いられる半導体装置としてはMO
SキャパシタやMOSトランジスタ等がある。さて、チ
ャージアップダメージの影響はゲート絶縁膜の耐圧低下
として現れる。すなわち、アンテナ比の増加に伴いQbd
は劣化(低下)していく。上記各条件において、Qbdの
劣化度合いの激しい順に並べると、条件1、2、3とな
る。すなわち、イオン飽和電流密度の均一性が最も良い
ものほどチャージアップダメージが激しい結果となっ
た。
【0007】よって、イオン飽和電流密度分布をチャー
ジアップダメージの少ないプラズマ均一性の指標として
用いるには必ずしも十分でないことがわかる。
【0008】本発明は、半導体装置の製造方法において
プラズマが引き起こすチャージアップダメージを低減さ
せることを目的とし、高い信頼性及び生産性のもとで且
つ容易に製造することができる方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、プラズマエッチングの為のプラズマの電子温
度を半導体基板上で空間的に均一にすることを特徴とす
る。
【0010】また、その電子温度のばらつきが0.5e
V以下であることを特徴とする。
【0011】本発明の作用について説明する。シリコン
半導体デバイスのドライエッチング工程において、デバ
イスのゲート電極とシリコン基板間に発生する電位差又
は電界をできるだけ抑制する必要がある。その目安とし
て、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜の真性破壊が
生じる電界強度は8MV/cmと言われている。シリコ
ン半導体デバイスをドライエッチングする時、シリコン
半導体デバイスのゲート電極は電気的に浮いた状態にな
っている。よって、ゲート電極の電位はドライエッチン
グ装置内で生成されたプラズマが与える浮遊電位(以後
Vf と称する)と等しくなる。さらにシリコン基板の電
位もこのVf によって決定される。理由として、プラズ
マに照射されたシリコン半導体基板(以後シリコン基板
と称する)の端もプラズマに直接曝される。加えて、シ
リコン基板はバイアス電極に設置されるとともに、直流
的に浮いた状態にある。よって、ゲート電極の電位と同
様、Vf と等しくなる。一般に、Vf はバイアス電極に
RF高周波を印加した際に生じる直流の自己バイアス電
圧(以後Vdcと称する)とプラズマの基準電位となるプ
ラズマ電位(以後Vp と称する)とで決定される。また
Vdcは、プラズマの電子温度(以下Te と称する)、プ
ロセスガス元素の質量(M)、電子質量(m)、バイア
ス電極に印加したRF高周波の電圧(Vrf)で決定され
る。ボルツマン定数をk、素電荷をeとすると、関係式
は以下の通りである。
【0012】Vdc=Vrf+(1/2)(kTe /e)
{ln(M/2πm)−ln(2πeVrf/kTe )} Vf −Vp =Vdc また、Vp とTe は Vp =Te /2 よって、Te が空間的に均一であればVf も空間的に均
一となることが、上の二式から明らかである。例えば、
塩素ガスを用いたドライエッチングにおいて、Te のば
らつきが0.5eVとし、真性破壊に至る電界強度を前
述の8MV/cmとすると、原理的に、2.9nmのゲー
ト絶縁膜までチャージアップダメージに耐えうることと
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1につ
いて詳細に説明する。図1は本発明の実施例で用いたド
ライエッチング装置の構成図である。1はプラズマを発
生させる真空装置であり、口径357mm、高さ125
mmの金属製容器2と高さ60mm、口径100mmの
石英製ベルジャ3で構成されている。エッチング時の真
空装置は10mTorr程度に保たれる。エッチングに
用いられるプラズマは、プラズマ中に励起されるヘリコ
ン波により生成される。ヘリコン波は、13.56MH
zの高周波が印加されるRFアンテナ4と二対のソレノ
イドコイル5から発生する静磁場により励起される。内
側と外側のソレノイドコイルから発生する磁場の向きは
互いに逆向きであり、内側が下向き、外側が上向きにな
っている。6はバイアス電極であり、半導体基板7はこ
のバイアス電極6上に設置される。バイアス電極6には
13.56MHzの高周波が印加され、プラズマ中のイ
オンが半導体基板7へ入射する際のエネルギーを制御す
る役割をもつ。
【0014】プラズマ測定は、ラングミュアプローブ8
を用いて行われた。プローブ8は、半導体基板7の25
mm上に位置するようになっている。プローブ8の先端
はタングステンからなる円筒状の針になっており、その
表面積は0.05cm2 である。プローブ先端8のタン
グステンには直流電圧が−50Vから70Vまで掃引さ
れ、それに伴いプラズマ中の荷電粒子を取り込み、その
電流−電圧特性により、電子温度、プラズマ電位、フロ
ーティング電位、イオン飽和電流密度等のプラズマ諸量
を見積もることができる。
【0015】次に本発明に関わるダメージ測定に用いた
半導体装置およびドライエッチング条件について述べ
る。ダメージ測定用半導体装置は150mm径のP型シ
リコン基板上に形成したNチャネルMOSFET群から
なる。トランジスタの設計ルールは、ゲート絶縁膜は
6.0nm、ゲート長は0.35μm、ゲート幅は10μ
mである。ゲート電極はアルミ合金からなる金属配線
(アンテナ)と電気的に接続されており、アンテナ比は
53倍から26000倍で変化させた。エッチングガス
は、塩素と三塩化ホウ素の混合ガスを用いた。ガス総流
量は100sccm、ヘリコン波を励起させるための高
周波パワーは1000W、イオン入射エネルギーを制御
するための基板バイアスパワーは140Wとした。
【0016】ダメージ測定に至るまでの手順を述べる。
二対のソレノイドコイル電流値を変えることで所望のプ
ラズマ状態を生成する。プラズマ状態は、ラングミュア
プローブで診断する。プラズマ状態を確認した後に、ダ
メージ測定用半導体装置のアルミ合金をレジストマスク
に従ってドライエッチングすることにより金属配線が形
成される。不要になったレジストマスクは酸素と水の混
合ガスプラズマにより灰化除去される。その後、トラン
ジスタ特性測定器にて電気特性を調べることにより、チ
ャージアップダメージ量を見積もる。
【0017】図2は、半導体基板上の電子温度分布を示
す図面である。内側ソレノイドコイル電流値を50A、
外側電流値を30Aとすると、150mm径のダメージ
測定用半導体装置で山形の分布になり、最大6eVの温
度ばらつきが生じる。次に、内側コイル電流値を40
A、外側電流値を25Aとすると、温度ばらつきは3e
Vとなった。さらに、内側コイル電流値を10A、外側
電流値を10Aとすると、その温度ばらつきは0.5e
Vへ抑制された。このように、コイル電流値を変えるこ
とでプラズマ状態を任意に変えることができることがわ
かる。さて、前述の〔発明が解決しようとする課題〕で
も示したが、図4に示される条件1、2及び3は、上記
の内外ソレノイド電流値50A/30A、40A/25
A、10A/10Aにそれぞれ対応する。すなわち、電
子温度のばらつきが最小なプラズマ状態(本実施例で
は、内外のソレノイド電流値が10A/10Aで放電し
たプラズマ)でエッチングしたほうがダメージが最も少
ないことが結論付けられる。一方、電子温度のばらつき
が大きくなるに従いダメージの度合いも大きくなる。
【0018】なお、上記実施例では、ヘリコン波プラズ
マエッチャに関して例を述べたが、本発明はエレクトロ
ンサイクロトロンレゾナンスプラズマ(ECRプラズ
マ)装置や、誘導結合型プラズマ装置、容量型結合型プ
ラズマ装置などを用いても、電子温度分布が均一になる
プラズマを用いればチャージアップダメージを抑制でき
ることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】効果は、チャージアップダメージを抑制
できることにある。これにより、生産歩留まりが飛躍的
に向上する。それは、プラズマの電子温度ばらつきを最
小限にしたプラズマでドライエッチングする方法を選択
したため、ゲート電極と半導体基板間に生じる電界強度
を抑制したからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いたドライエッチング装置
である。
【図2】本発明の実施例で得られた電子温度分布を示し
たものである。
【図3】発明が解決しようとする課題を説明するため
の、イオン飽和電流密度分布を示したものである。
【図4】本発明の実施例で得られた半導体装置のゲート
絶縁膜耐圧の指標となるQbdを示したものである。ま
た、本発明の実施例の結果も兼ねている。
【符号の説明】
1 真空装置 2 金属製容器 3 石英製ベルジャ 4 RFアンテナ 5 ソレノイドコイル 6 バイアス電極 7 半導体基板 8 ラングミュアプローブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマエッチングの為のプラズマの電
    子温度を半導体基板上で空間的に均一にすることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記電子温度のばらつきが0.5eV以
    下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7135722B2 (en) 2003-09-08 2006-11-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Wiring layout of semiconductor device and design method of the same

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US7135722B2 (en) 2003-09-08 2006-11-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Wiring layout of semiconductor device and design method of the same
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