JPH1199990A - 船外機の弾性マウントを介した連結構造 - Google Patents

船外機の弾性マウントを介した連結構造

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JPH1199990A
JPH1199990A JP10218332A JP21833298A JPH1199990A JP H1199990 A JPH1199990 A JP H1199990A JP 10218332 A JP10218332 A JP 10218332A JP 21833298 A JP21833298 A JP 21833298A JP H1199990 A JPH1199990 A JP H1199990A
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和之 塩見
Mitsuharu Tanaka
充治 田中
Kazuomi Kiku
和臣 禧久
Akihisa Saito
彰久 斎藤
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機の推力が小さい場合の振動吸収を行え
るように柔らかい緩衝特性を、推力が大きい場合に、剛
の緩衝特性を得て、船外機の推力伝達を効率良く行いた
い。 【解決手段】 スイベル軸の上部に設けたブラケットの
左右に船外機本体側に突出するボルト部材201を設
け、ボルト部材201の外周部には弾性体203を備
え、弾性体203を船外機本体の前部の左右に設けた収
納部204に収納し、ブラケットと船外機本体とを弾性
体203を介して連結し、船外機の推力方向の直交する
面において、弾性体203のこの面と、弾性体を収納す
る収納部204の弾性体のこの面と当接する対向する面
の双方に、凹凸部203−1a,203a−2,205
a−1,205a−2を設け、弾性体203の面と、収
納部204の対向する面との間に、常時接する面203
a−1,205a−1と、推力が大きくなった場合に接
する面203a−2,205a−2とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機を弾性マウ
ントを介して船体に連結する連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に船外機は、クランク軸を縦置きと
した、いわゆるバーチカルエンジンを、クランク軸を収
容するクランク室を前方に、燃焼室を形成するシリンダ
部、及びシリンダヘッド部を後方となるように配置し、
船外機本体を構成するエクステンションに結合されてい
る。このエクステンションケース内に、エンジンからプ
ロペラヘの動力伝達のためのバーチカル軸が上下方向に
廷在するように配置されいる。
【0003】この船外機と船体とを連結する部分の構造
とし、特開昭56−116597号、米国特許第2,9
16,007号、米国特許第3,002,489号、或
いは米国特許第3,500,594号に開示される溝造
が知られている 特開昭56−116597号、米国特許第2,916,
007号に開示される構造は、インナカラーとアウタカ
ラーとの間にゴムを介在させ、インナカラーを一方の部
材に、アウタカラーを他方の部材に連結するようにした
ものである。米国特許第3,002,489号に開示さ
れる構造は、互いに連結される部材間の上下部のそれぞ
れに、3個のゴム片を介在せしめたものである。米国特
許第3,500,594号に開示される構造は、他方の
部材を貫通して一方の部材にその両端が固着されるクロ
スバーの周囲に、筒状ゴムを巻回形成するととも、一方
の部材の一部に帯状ゴムを介在せしめたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、船体と船外
機との間の連結構造にあっては、推進時に船外機の推進
力を無駄なく有効に船体に伝達し、且つ船外機の振動が
船体に伝達しないものが望まれる。このため、上述した
先行例にあっても、連結部に弾性体を介在せしめて振動
吸収を行なうようにしているが、推進力の伝達と、振動
の伝導防止とは相反するため、十分な効果が得られてい
ない。また、弾性体のバネ特性の設定にかなりの労力を
費やすものであった。さらに、別の問題点として、次の
ことが挙げられる。
【0005】従来の船外機において、エンジンの駆動ト
ルクの反力によって発生する振動の中心線、すなわち、
トルクロール軸は、実質的にバーチカル軸付近か、又は
それよりやや後方位置にある。しかし、従来の連結構造
においては、アッパーマウント又はロアマウントの位置
は、バーチカル軸と干渉しないよう、間隔を空けたエク
ステンションケースの周壁によって制約を受け、トルク
ロール軸からある程度離間した位置に設定される。この
ことは、ゴム等からなる弾性体の剛性を、結果として高
くすることになり、船外機の自重を支える目的や、好ま
しい操舵感覚を得る目的と振動の伝達防止の目的とを同
時に達成することを困難にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、船体のブラケットと、該ブラケットにス
イベル軸を中心として左右に回動自在に支持された船外
機本体とからなり、該スイベル軸に設けたブラケットと
船外機本体とを弾性マウントを介して連結した船外機の
弾性マウントを介した連結構造において、前記スイベル
軸の上部に設けたブラケットの左右に船外機本体側に突
出するボルト部材を設け、該ボルト部材の外周部には弾
性体を備え、該弾性体を船外機本体の前部の左右に設け
た収納部に収納し、該ブラケットと船外機本体とを弾性
体を介して連結し、船外機の推力方向の直交する面にお
いて、前記弾性体のこの面と、該弾性体を収納する収納
部の弾性体のこの面と当接する対向する面の双方に、凹
凸部を設け、前記弾性体の面と、収納部の対向する面と
の間に、常時接する面と、推力が大きくなった場合に接
する面とを設けたことを特徴とする。
【0007】請求項1では、船外機の低回転域で推力が
小さい場合には、弾性体と、これの収納部の対向する面
の双方に設けた凹凸部による常時接する面により、船外
機の推力方向に柔らかい緩衝特性を発揮し、十分の振動
吸収を行うことができる。そして、船外機の推進力が大
きくなると、弾性体、収納部の対向する凹凸部の全面
が、凹凸部間の隙間を無くして当接することとなり、剛
牲が高くなり、推進力の伝達が効率良くなされる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は乃至図15は、本願発明の第1実施
例を示す図であり、このうち図1は、本発明に係る連結
構造を適用した船体後部を示す図、図2は、スイベルケ
ース廻りの分解斜視図、図3は、船外機のエクステンシ
ョンケースの斜視図、図4は、本発明に係る連結構造の
要部拡大側断面図、図5は、図4のA−A線断面図、図
6は、弾性体部の取付け状態を示す平断面図、図7は、
図6のB−B線断面図、図8は、図6のC−C線断面
図、図9は、船外機のエクステンションケースの平断面
図、図10は、船外機を前方から見た状態の一部断面
図、図11は、アッパマウントの拡大断面図、図12
は、図11のD−D矢視図、図13は、図11のE−E
矢視図、図14は、ロアマウントの別実施例を示す分解
斜視図、図15は、アッパマウントの別実施例を示す分
解斜視図である。
【0009】図1に示すように、船体1の船尾板1aに
は、左右一対のスターンブラケット2を固着し、これら
スターンブラケット2の上端部間にスイベルケース3を
チルト軸4で上下回動自在に枢支する。このスイベルケ
ース3に、図2に示すように、操舵のため左右回動自在
に設けたスイペルシャフト5aを含むマウントフレーム
5、及びスイペルシャフト5aの上端部にスプライン嵌
合されたセンターハウジング5bに、ロアマウント手段
100、及びアッパマウント手段200を介して、船外
機Aを取付ける。又、基端部をスターンブラケット2
に、先端部をスイベルケース3に連結したチルトシリン
ダ7を伸縮動させることで、船外機Aを上下回動せしめ
る。
【0010】ここで、船外機Aは、外側部をエクステン
ションケース8、及びエンジンカバー9で構成し、エン
ジンカバー9内のエンジン10の駆動カを、エクステン
ションケース8内を上下に貫通するように設けたバーチ
カル軸11を介して、プロペラ軸12に伝え、プロペラ
13を回転させる。ところで、前記したように、船外機
において、エンジンの駆動トルクの反力によって発生す
る振動の中心線、すなわち、トルクロール軸は、実質的
にバーチカル軸付近か、又はそれよりやや後方位置にあ
る。
【0011】次に、ロアマウント手段100、及びアッ
パマウント手段200について述べる。先ず、ロアマウ
ント手段100について、図5乃至図9を中心にして説
明する。ロアマウ ント手段100は、船体側の部材と
しての前記したマウントフレーム5の下部に、スプライ
ン嵌合したセンターハウジング6(単体の斜視図を図2
で示した)の左右それぞれに、ボルト101,101を
介して、十分な剛性を有する軽合金等の筒状の内側部材
102,102を取り付ける。この各内側部材102の
外周に、ゴム等からなる弾性マウントを構成する弾性体
である弾性体部103を焼き付け等によって一体的に形
成する(図6参照)。
【0012】弾性体部103で構成される弾性体の断面
は、船外機の推進方向(船外機の前後方向)から見てそ
の断面は非円形である。後述する弾性体部203も同様
にその断面が非円形である。弾性体部103は、前記エ
クステンションケース8の左右の部分に設けた収納部1
04,104(エクステンションケース単体は図9参
照)内に収められ、これにより船体1に船外機Aの下部
が連結される。弾性体部103は、ラバー本体103
a、前進ストッパラバー部103b、及び後進ストッパ
ラバー部103cからなる。ラバー本体103a、及び
前進ストッパラバー部103b内には、内側部材102
に一体的に形成した弾性体の変形を規制するフランジ部
102a、102bを位置せしめ、圧縮方向の剛を高
め、推進力の伝達が効率良く行なわれるようにする。
【0013】またラバー本体1103aの断面(船外機
の推力が作用する方向と直交する面。即ち、前後方向か
ら見て)は、図8明示のように略矩形状で、前後面の四
隅には凸部103a−1を前後方向(ボルト101の軸
方向)に突出して形成する。左右の側面には凸部103
a−2を形成し、上下の面には凸部103a−3を形成
した。前後端面の凸部103a−1は、左右のボルト1
01,101の軸間距離の大きい部位に設ける。即ち、
凸部103a−1は、ラバー本体103のボルト101
の外周と最も近いの左右の部分に設けず、四隅、或いは
後述する図図14、図15のように四隅、上下の端面に
設ける。
【0014】これらの凸部103a−1,103a−
2,103a−3は、前記エクステンションケース8の
左右の部分に設けた各収納部104の内面に部分当接さ
せる。このように部分当接せしめることで、全面当接す
る場合に比較して、圧縮カが作用した場合に、容易に変
形させ、柔らかい緩衝特性を発揮して、振動を吸収す
る。そして、特に、前後面の凸部1103a−1につい
ては、推進力が大きくなると、完全に庄潰してラバー本
体103aの前端面、又は後端面が、収納部104の内
面と全面当接して剛牲が高くなり、前進、または後進の
推進力の伝達が効率良くなされる。図示例にあっては♯
弾性体部103に凸部を設けて、収納部104内面と部
分当接させたが、収納部1044内面に凸部形成して部
分当接させるようにしてもよい。
【0015】一方、前記収納部104は、エクステンシ
ョンケース8の両側に形成した凹部105に、外側から
十分な剛性をもつ樹脂、又は軽合金製のカバー106を
嵌め付けることで溝成した。これら凹部105、及びカ
バー106には、内側に突出する突起105a,106
aを形成し、これら突起105a,106aにラバー本
体103a、前進ストッパラバー部103b、及び後進
ストッパラバー部108cの端面が当接するようさせ
た。そして、ロアマウント手段100を組み立てるに
は、両外側のカバー106を外した状態で、凹部105
に、内側部材102の外側に一体的に設けた弾性体部1
03をセットした後、カバー106を固着する。
【0016】図14は、上述のロアマウントの別実施例
を示す分解斜視図である。この実施例にあっては、弾性
体部103を前後のハウジング109,110に収納
し、且つ弾性体部103の前後の端面(船外機の推力方
向と直交する面)の四隅の部分に凸部103a−1を設
け、前後端面側で、上下の部分に形成した凸部103a
−2については、左右方向(幅方向)に連続したものと
し、左右の側面に形成する凸部103a−2について
は、高さ方向の中間部が切断されたものとし、左右方向
の緩衝特性が上下面のものよりも柔らかくなるようにし
た。
【0017】次に、ア ッパマウント手段200につい
て図2、図4、及び図11乃至図13を中心にして説明
する。アッパマウント手段200は、船体側の部材とし
てのマウントフレーム5の上部の左右それぞれの取り付
け部5bに、ボルト201を介して筒状の内側部材20
2を取付ける。この内側部材202の外周には、ゴム等
からなる弾性体部203を焼き付け等によって一体的に
形成する。弾性体部203は、前記エクステンションケ
ース8に設けた収納部204内に収納され、キャップ2
05により前端部から閉塞され、これにより船体1に船
外機Aの上部が、マウントフレーム5に連結される。
【0018】本実施例では、収納部204は、エクステ
ンションケース8に結合されている部材8b(図2参
照)の、スイベルケース3に対面する前端壁に、前後方
向を向いて凹設され、船外機本体の前方に開口する。ま
た、上述の収納部204の前方を向く開口内に挿入さ
れ、これを塞ぐキャップ205は、弾性体部203を、
後方に延びる部分205aで保持し、かつ、後方に延び
る部分205aの前端部に設けたフランジ部205b
で、ボルト209などにより、エクステンションケース
8の前壁に固着した(図4参照)。
【0019】キャップ205の後方延出部205aは、
後端面の上下に設けられた当接面205a−1と、左右
に設けられ、図11の(b)に示すように、前記当接面
205a−1からL3だけ後方に突出している後方凸部
205a−2とを備える。従って、後方凸部205a−
2に対し、上下の当接面205a−1は、L3だけ前方
に位置する。
【0020】又前記収納部204内に収納され、スイベ
ル軸5aの上端部に設けたセンターハウジング5bにボ
ルト201を介して設けられた弾性体部203の前端面
の上下には、エンジンの低回転域、つまり推進力が小さ
い場合に、部分当接して十分な振動吸収を行なうための
凸部203a−1,203a−1を図13に示すように
形成する。又弾性体部203の前端面で、前記した上下
の凸部203a−1,203a−1の左右側には、平面
部203a−2,203a−2を形成する。この平面部
203a−2は凸部203a−1よりも後方に配置され
ており、前記キャップ205の当接面205a−1、従
って、これと当接する上下の凸部203a−1からL4
だけ後方に形成されている。従って、凸部203a−1
は、平面部203a−2からL4だけ前方に突出して形
成した。
【0021】これにより、弾性体部203の側面には、
組付時のエアー抜き用の溝203a−3を形成した。弾
性体部203の前端面の構造を、図13で示した。そし
て、キャップ205の後端面上下の当接部205a−1
には、弾性体部203の前端面上下に設けた前記の凸部
203a−1が当接する。又キャップ205の前記した
後方凸部205a−2には、弾性体部203前端面に設
けた前記の平面部203a−2が、L4−L3の分の隙間
ΔSだけ、距離をもって離間し、対面する。例えば、船
外機Aの後進下でのその荷重の変化に伴う船外機Aの変
位は、図22に示す如くである。
【0022】以上においては、エンジンの低回転域、つ
まり推進力が小さい場合には、弾性体部203の凸部2
03a−1と、キャップ205の後方延出部205aの
後端面設けた前記当接面205a−1とが常時部分当接
しており、凸部203a−1と当接面205a−1との
間で、このような運転状況下における十分な振動吸収を
行なう。即ち、凸部203a−1と当接面205a−1
とで、常時接する面を構成する。又エンジンの中・高回
転域、つまり推進力が大きくなると、弾性体部203の
凸部203a−1が変形して潰れ、前記した隙間ΔSが
無くなり、凹部側の弾性体部203の前端面の平面部2
03a−2、キャップ205の前記した後方凸部205
a−2とが当接し、弾性体203全体としての緩衝特性
を得る。従って、推力の大きい場合に必要とする剛の緩
衝特性を得ることができる。
【0023】従って、推進力が小さい場合の運転状況、
推進力が大きい場合の運転状況に応じて、夫々に好まし
い緩衝特性を得ることができる船外機の弾性マウント連
結構造を得ることができる。
【0024】図15は、アッパマウ ント200の別実
施例を示す分解斜視図である。この実施例にあっては、
ボルト201を介して取り付けられ筒状の内側部材20
2の外周に弾性体部203を設け、前後のハウジング2
06,207に収納するとともに、弾性体部203の前
後の端面の上下部に、略台形状をなす凸部203a−1
を形成した。弾性体部203の前後の端面に設けた凸部
203a−1は、収納部206,207の対向する内側
面と当接し、当接部を構成する。
【0025】弾性体部103、及び203は、図8、及
び図13に示すように、船外機の推力方向からみて、そ
の縦寸法Llよりも横寸法L2を小さくする。図5に示す
ように、左右のボルト101,101間に、前記第1図
で示したバーチカル軸11が位置し、トルクロール軸
は、実質的にバーチカル軸11の近傍か、或いはこれの
後方ある。弾性体を構成する弾性体部103,及び20
3の断面は、前記したように非円形であり、且つ縦寸法
Llと横寸法がL2とが、Ll >L2 である。
【0026】これにより、弾性体部103,203を備
える左右のボルト101,101(アッパーマウントで
は左右のボルト201)間の距離を従来に比較し、可及
的に近づけることができる。即ち、左右のボルト10
1,101を、この間に配置されるバーチカル軸11に
近接させることができ、即ち、実質的にバーチカル軸1
の近傍、或いはこれのやや後方に位置するトルクロール
軸に近づけることができる。これにより、相対的に弾性
マウントは柔らかくなったこととなり、防振効果が向上
する。従って、エンジンの低速運転時の全体での左右方
向の緩衝特色を柔らかいものとすることができる。
【0027】又、図10に示すように、アッパーマウン
ト200に応用し、左右のロアマウント100,100
の間の距離L100より、左右のアッパマウント200,
200の間L200を小さくした。このように、L100 >
L200とすることで、アッパーマウント200,200
全体としては、上述のように、柔らかい緩衝特性を示す
ようなセッテイングをしながら、アッパーマウント単体
では、従来の硬さが維持でき、好ましい操舵感覚を得る
ことができる。尚、弾性体部103が直方体形状をして
いる場合は、上下方向の緩衝特性を柔らかくしたいとき
には、90°廻してハウジング内に収納することもでき
る。
【0028】次に、図16乃至図21に基いて第2実施
例を説明する。ここで、図16は、第2実施例を示した
図4と同様な側断面図、図17は、図16のF−F線断
面図、図18、は図17のG−G線断面図、図19は、
ロアマウントを前方から見た図、図20は、図19のH
−H線断面図、図21は、図19のI−I線断面図であ
る。尚、第1実施例と共通する部材については同一の番
号を付して説明を省略する。
【0029】第2実施例にあっても、第1実施例と同様
に、マウントフレーム5の下部のセンターハウジング6
にアマウント手段100、及びアッパマウント手段20
0を介して、船外機Aを取付けている。ロアマウント手
段100は、第1実施例と同様に、マウントフレーム8
の下部センターハウジング6の左右に、それぞれフラン
ジ部101aを備えた内側部材としてのボルト101を
取付け、このボルト101の外周に、ゴム等からなる弾
性体部103を焼き付け等によって一体的に形成し、こ
の弾性体部103を、エクステンションケース8に設け
た収納部104内に収める。
【0030】そして、この第2実施例にあっては、第1
実施例の如き前進ストッパラバー部、及び後進ストッパ
ラバー部を設けず、また弾性体部103の前端面には、
推進力が小さい場合の振動吸収を行なうための凸部10
3a−1を設け、上下面はフラ ットとし、左右面には
凹溝103a−3を形成し、更に収納部104の一部を
凹部104aとし、収納部内周面と、弾性体部103周
面との間に隙間106を形成し、収納部104内面と弾
性体部103表面とが部分当接するようにしている。
【0031】一方、アッパマウント手段200は、船体
側の部材としてのマウントフレーム5の上部の左右に、
それぞれフランジ部201aを備えた内側部材としての
ボルト201を取付け、このボルト201の外周に、弾
性体部203を一体的に形成し、この弾性体部203
を、エクステンションケース8に設けた収納部204内
に収め、キャップ205により閉塞している。弾性体部
203は、図19乃至図21に示すように、縦寸法Ll
よりも横寸法L2を小さくし、左右方向の緩衝特性を柔
らかいものとし、且つ弾性体部203の前端面には、推
進力が小さい場合に、部分当接して十分な振動吸収を行
なうための凸部203a−1を形成し、上下方向はフラ
ットとし、上下方向の微小な振動吸収を行なうよりも重
量を支えることを第1としために凸部は形成せず、左右
の側面には凹溝203a−3を形成し、更に収納部20
4の一部を凹部204aとし、収納部材内周面と弾性体
邸203外周面との間に、隙間206を形成し、収納部
204内面と弾性対部203表面とが部分当接するよう
にしている。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、船体のブラケットと、該ブラケッ
トにスイベル軸を中心として左右に回動自在に支持され
た船外機本体とからなり、該スイベル軸に設けたブラケ
ットと船外機本体とを弾性マウントを介して連結した船
外機の弾性マウントを介した連結構造において、スイベ
ル軸の上部に設けたブラケットの左右に船外機本体側に
突出するボルト部材を設け、該ボルト部材の外周部には
弾性体を備え、該弾性体を船外機本体の前部の左右に設
けた収納部に収納し、該ブラケットと船外機本体とを弾
性体を介して連結し、船外機の推力方向の直交する面に
おいて、前記弾性体のこの面と、該弾性体を収納する収
納部の弾性体のこの面と当接する対向する面の双方に、
凹凸部を設け、弾性体の面と、収納部の対向する面との
間に、常時接する面と、推力が大きくなった場合に接す
る面とを設けたので、船外機の低回転域で推力が小さい
場合には、弾性体と、これの収納部の対向する面の双方
に設けた凹凸部による常時接する面により、船外機の推
力方向に柔らかい緩衝特性を発揮し、十分の振動吸収を
行うことができる。
【0033】船外機の推進力が大きくなると、弾性体、
収納部の対向する凹凸部の全面が、凹凸部間の隙間を無
くして当接することとなり、弾性体の剛牲が高くなり、
推進力の伝達が効率良くなされる。従って、船外機の低
回転域のように、船外機の推力が小さい場合には、弾性
体と収納部との間の常時接する面の作用により、推力方
向に柔らかい緩衝特性を発揮し、低回転域、推力が小さ
い場合において、船外機の十分の振動吸収を行うことが
できる。船外機から船体に伝達される推進力が大きくな
ると、弾性体と収納部との間の推力が大きな場合の接す
る部分が当接し、推力方向に剛な特性を発揮し、無駄の
ない有効な推進力の伝達が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連結構造を適用した船体後部を示
す図
【図2】スイベルケース廻りの分解斜視図
【図3】船外機のエクステンションケースの斜視図
【図4】本発明に係る連結構造の要部拡大側断面図
【図5】図4のA−A線断面図
【図6】弾性体部の取付け状態を示す平断面図
【図7】図6のB−B線断面図
【図8】図6のC−C線断面図
【図9】船外機のエクステンションケースの平断面図
【図10】船外機を前方から見た状態の一部断面図
【図11】アッパマウントの拡大断面図
【図12】図11のD−D矢視図
【図13】図11のE−E矢視図
【図14】ロアマウントの別実施例を示す分解斜視図
【図15】アッパマウントの別実施例を示す分解斜視図
【図16】第2実施例を示した図4と同様な側断面図
【図17】図16のF−F線断面図
【図18】図17のG−G線断面図
【図19】ロアマウントを前方から見た図
【図20】図19のH−H線断面図
【図21】図19のI−I線断面図
【図22】変位と荷重の関係を示すグラフ
【符号の説明】
1…船体、 5…スイベル軸を構成するフレーム、 2
03…弾性体、 205…収納部、 203a−1,2
05a−1…常時接する面、 203a−2,205a
−2…推力が大きくなった場合に接する面、 A…船外
機。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】次に、ロアマウント手段100、及びアッ
パマウント手段200について述べる。先ず、ロアマウ
ント手段100について、図5乃至図9を中心にして説
明する。ロアマウント手段100は、船体側の部材とし
ての前記したマウントフレーム5の下部に、スプライン
嵌合したセンターハウジング6(単体の斜視図を図2で
示した)の左右それぞれに、ボルト101,101を介
して、十分な剛性を有する軽合金等の筒状の内側部材1
02,102を取り付ける。この各内側部材102の外
周に、ゴム等からなる弾性マウントを構成する弾性体で
ある弾性体部103を焼き付け等によって一体的に形成
する(図6参照)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】次に、アッパマウント手段200について
図2、図4、及び図11乃至図13を中心にして説明す
る。アッパマウント手段200は、船体側の部材として
のマウントフレーム5の上部の左右それぞれの取り付け
部5bに、ボルト201を介して筒状の内側部材202
を取付ける。この内側部材202の外周には、ゴム等か
らなる弾性体部203を焼き付け等によって一体的に形
成する。弾性体部203は、前記エクステンションケー
ス8に設けた収納部204内に収納され、キャップ20
5により前端部から閉塞され、これにより船体1に船外
機Aの上部が、マウントフレーム5に連結される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】図15は、アッパマウント200の別実施
例を示す分解斜視図である。この実施例にあっては、ボ
ルト201を介して取り付けられ筒状の内側部材202
の外周に弾性体部203を設け、前後のハウジング20
6,207に収納するとともに、弾性体部203の前後
の端面の上下部に、略台形状をなす凸部203a−1を
形成した。弾性体部203の前後の端面に設けた凸部2
03a−1は、収納部206,207の対向する内側面
と当接し、当接部を構成する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 彰久 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体のブラケットと、該ブラケットにス
    イベル軸を中心として左右に回動自在に支持された船外
    機本体とからなり、該スイベル軸に設けたブラケットと
    船外機本体とを弾性マウントを介して連結した船外機の
    弾性マウントを介した連結構造において、 前記スイベル軸の上部に設けたブラケットの左右に船外
    機本体側に突出するボルト部材を設け、該ボルト部材の
    外周部には弾性体を備え、該弾性体を船外機本体の前部
    の左右に設けた収納部に収納し、該ブラケットと船外機
    本体とを弾性体を介して連結し、 船外機の推力方向の直交する面において、前記弾性体の
    この面と、該弾性体を収納する収納部の弾性体のこの面
    と当接する対向する面の双方に、凹凸部を設け、 前記弾性体の面と、収納部の対向する面との間に、常時
    接する面と、推力が大きくなった場合に接する面とを設
    けた、 ことを特徴とする船外機の弾性マウントを介した連結構
    造。
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