JPS588074A - 高純度無水フタル酸の製造方法 - Google Patents

高純度無水フタル酸の製造方法

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JPS588074A
JPS588074A JP10319781A JP10319781A JPS588074A JP S588074 A JPS588074 A JP S588074A JP 10319781 A JP10319781 A JP 10319781A JP 10319781 A JP10319781 A JP 10319781A JP S588074 A JPS588074 A JP S588074A
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phthalic anhydride
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裕一 喜多
Kentaro Sakamoto
健太郎 坂本
Takahisa Sato
高久 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ナフタリンの接触気相酸化によって−えられ
た粗製無水フタル酸を精製し、高純度の無水フタル酸を
製造する方法に関する。詳しく述べると本発明は、上記
粗製フタル酸中に含まれ、分離が困難である不純物のナ
フトキノンを効率よく除去することによる高純度無水フ
タル酸の製造方法に関する。
通常一般に、ナフタリンを原料としてバナジウム系触媒
を用い接触気相酸化して無水フタル酸をえることは、工
業的に広く行なわれている。
この方法によりえられる粗製無水7タル酸中には、不純
物としてナフタリンからの中間酸化物であるナフトキノ
ンが05〜5重i%もの量で存在し、単なる蒸留による
精製操作では、えられる精製無水フタル酸中に無視しえ
ない量(数ppm)が混入してくること、この混入する
ナフトキノンは、製品品質の色調や熱安定性を低下させ
るため、きわめて不都合な化合物であることもよく知ら
れている。製品無水フタル酸は無色の液状ないし白色の
結晶であるが、この中にナフトキノンがo、 s pp
m (重量)も存在するようになると製品を黄色に着色
する。このことは、それだけで製品としての価値を落と
してしまうことになる。
従来製品無水フタル酸中にナフトキノンを混入せしめな
いため、多くの方法が提案されてきた。それらを大きく
分けると以下のごとくになるであろう。
(イ)粗製無水フタル酸中のナフトキノンを他の化合物
と反応させることにより1.無水フタル酸よりも高沸点
の化合物を形成させ、蒸留して分離する。たとえば、無
水マレイン酸などの不飽和化合物とナフトキノンとを反
応せしめ(特公昭45−16937号公報参照)たり、
テトラハイドロアントラキノンをナフトキノンと反応せ
しめて無水フタル酸を蒸留分離する(特開昭53−68
740号公報参照)方法。
(O)  粗製無水フタル酸中のナフトキノンを硫酸な
どの酸化合物で重合処理する方法(Ullmann。
j− Encyclopedia &Chemical Te
chno1ogy第13巻第720〜721頁参照)。
(ハ) フタル酸カリウムのようなアルカリ金属化合物
を添加して粗製無水フタル酸中のナフトキノンを重合処
理する方法(米国特許第3155688号参照)。
ところで(イ)の方法において、ナフトキノンを減少せ
しめる目的で添加される処理剤は、ナフトキノンと当モ
ルあるいはそれに近い量であるため多くの量を必要とす
る。しかもこれら処理剤はかなり高価であり、ナフトキ
ノンの分離除去の費用は大巾に上昇せざるをえない。
また(口)の方法についていえば、ナフトキノンの重合
速度も高く、処理剤も安価に入手しうるので(イ)にく
らベニ業的にもよく利用されてはいる。
しかし、ナフトキノンを高温下に重合処理せしめたのち
、残存している硫酸を、中和除去しなければならない。
一般には炭酸ナトリウムなどの塩基性アルカリ金属塩で
中和するが、結果的には2種類の処理剤による2回の処
理操作を要することになり、工程それ自身複雑化してく
る。
そして硫酸そのものが装置を腐食しゃすい薬品であるこ
とと、加熱処理中にイオウ酸化物が発生したり、蒸留後
の残置中に混入してくるイオウ化合物の処理も公害防止
の点で費用が高くつく欠点がある。
(・→の方法は、(イ)や(ロ)の方法と比較して用い
る処理剤も安価かつ操作も簡単であり、装置上の腐食も
比較的少なく有利である。しかしナフトキノンの重合速
度がきわめて遅く、処理時間を長くとる必要がある。そ
うでなければアルカリ金属化合物を多量に添加せねばな
らず、これら化合物自身無水7タル酸に不溶解性である
ために処理槽中で堆積したり、配管や蒸留塔のトレイを
閉塞させるなどの欠点i有する。確かに、ナフトキノン
の重合速度を高め、処理剤量を減少せしめようとする試
みはある。たとえばアルカリ金属化合物と過酸化物とを
併用する方法が米国特許第3338924号に開示され
ている。
しかし当該特許明細書の記載によれば炭酸ナトリウムと
過酸化水素を併用する方法が適用できるのは、少くとも
オルソキシレンより生成せしめた無水フタル酸を25重
量%以上含有している粗製無水フタル酸(すなわち、ナ
フタリンより生成せしめた無水フタル酸とオルソキシレ
ンより生成せしめた無水フタル酸の混合物)にであって
、ナフタリンから生成された粗製無水フタル酸のみに対
しては有利な方法とはならないと明言しており、事実当
該特許発明は、ナフトキノンの重合処理に関して何も記
載していない。
しかも粗製無水フタル酸の高温熱処理に際して、当該米
国特許発明のように危険な過酸化物を投入することは、
その安全性を維持するのに多大の困難性を克服せねばな
らず、また過酸化物としてたとえば過酸化水素を用いた
場合、生成する水分が無水フタル酸を有水化したフタル
酸とし、このフタル酸がアルカリ金属の触媒作用により
脱炭酸反応を起し、安息香酸に変化し、精製無水フタル
酸の収率の低下、品質の低下をも招きかねない欠点もあ
る。さらに過酸化物は熱処理操作されている高温では、
短時間のうちに分解し、その有効性が長期間維持されな
いため、操作をコントロールしにくい欠点も指摘される
本発明の目的は、ナフタリンを接触気相酸化としてえら
れるナフトキノンを含有する粗製無水フタル酸から、ナ
フトキノンを実質的に含まぬ高純度の無水フタル酸をえ
るための工業的な安全かつ効果的な粗製無水フタル酸の
処理方法を提供することにあり、当該処理操作によシナ
フトキノンの減少速度を著しく高め、余分な副反応も起
こさず、また余分な分解生成物も残さず、実質的に無水
フタル酸の収率を低下せしめることのない高品質の無水
フタル酸を製造することにある。
すなわち、本発明は以下の如く特定される。
山 ナフタリンの接触気相酸化によってえられた粗製無
水フタル酸にアルカリ金属化合物を添加し、さらに分子
状酸素含有ガスを吹き込みつつ熱処理したのち、蒸留に
供することを特徴とする高純度無水フタル酸の製造方法
(2)熱処理の温度が150〜300℃、好ましくは2
50〜280℃、処理時間が1〜15時間であり、吹込
まれる分子状酸素量として粗製無水フタル酸1kgMり
少くともlXl0’モル/時、好ましくは2X10’〜
lXl0−3モル/時であることを特徴とする上記(1
)記載の方法。
(3)  アルカリ金属化合物の添加量が、粗製無水フ
タル酸に対し、0.0001〜0.5重量係、好ましく
は0.001〜01重量%、より好ましくは0.005
〜0.05重景係の範囲であることを特徴とする上記(
1)または(2)記載の方法。
(4)  アルカリ金属化合物が、アルカリ金属の塩基
性の無機酸塩および有機酸塩よりなる群から選ばれた少
くとも1種であることを特徴とする上記(1)、(2)
または(3)記載の方法。
本発明方法を以下にさらに詳しく説明する。
ナフタリンを接触気相酸化してえられた粗製無水フタル
酸中には、ナフトキノンが約0.5〜5重t %含まれ
ているのが通常である。この粗製無水フタル酸を200
〜300℃、好ましくは250〜280℃で添加剤を加
えて加熱処理し、不純物のナフトキノンを重合させて高
沸点物に転化せしめて蒸留するのが、工業的に有利に採
用しうる方法である。
使用するアルカリ金属化合物としては、リチウム、ナト
リウム、カリウム、ルビジウム、センラムの塩基性の無
機酸塩たとえば炭酸塩、重炭酸塩、硝酸塩など、同じく
有機酸塩、たとえば、マレイン酸、フマル酸、コノ1り
酸、アジピーン酸、安息香酸、フタル酸などのモノ塩、
ジ塩、など、その池水酸化物などが具体的に挙げられる
。そのうちとくに好ましいものは、ナトリウム、カリウ
ムなどの炭酸塩、重炭酸塩であシ、サラニマレイン酸、
フマル酸、安息香酸、フタル酸のモノ塩、ジ塩である。
吹込まれる分子状酸素含有ガスは、通常空気にさらに窒
素ガスを混合して酸素濃度を1〜10容量チ、好適には
3〜8容量チとせしめたものを使用する。粗製無水フタ
ル酸液中に分散して吹込むことによりその添加効果が発
揮される。。
以下の比較例からも明らかなように供給酸素量が少ない
と効果が十分ではなく、上記処理剤の使用を多量にせね
ばならない。一方酸素量を多くすることによりそれ相応
の効果は認められるが、高温処理のためもあり危険防止
さらに公害防止のためにあまり多量に分散供給すること
′は避けるべきである。
以下本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
実施例1 ナフタリンの接触気相酸化によって、下記組成の粗製無
水フタル酸をえた。
無水フタル酸    97.9重量% 安息香酸   0.05 p マレイン酸    0.05  p ナフトキノン      2.0  #この粗製無水フ
タル酸1 kgをフラスコにとシ、窒素雰囲気下270
℃に加熱し、炭酸ナトリウノ、0.19 (l OOp
pmに相当)を添加した。ついてこれに酸素5容量チ、
窒素95容量チの混合ガスを120cc/時(粗製無水
フタル酸1 kgに対し酸素ガスとして2.5X10’
モル/時に相当する)吹込み10時間熱処理を行った。
かくしてえられた無水フタル酸を、実段IO段の多孔板
を有する蒸留塔(内径32龍グ、高さ500mm)を用
いて55 mmHg (絶対圧)の圧力下、還流比0.
5で蒸留した。その結果APIA10、凝固点131.
12℃の精製無水フタル酸をえた。250℃で2時間加
熱による熱安定度もAPIA 10で高品質のものであ
り、結晶の色調も白であった。この精製品中のナフトキ
ノンは0、1 ppm以下、安息香酸0.07重量%、
無水フタル酸分99.93重量%であった。精製収率は
97.5重量係であった。
比較例1 実施例1で用いたと同じ組成の粗製無水フタル酸1 k
gをフラスコにより、窒素雰囲気下270℃に加熱し、
炭酸ナトリウムを0,1g添加した。
さらに過酸化水素水(30重量%)を無水フタル酸に対
して0.7重量%投入し、その後10時間加熱処理した
。なお、過酸化水素は、添加時激しく分解した。ついで
、えられた無水フタル酸を実施例1におけると同様にし
て蒸留し、結晶外観が黄色味のある無水フタル酸かえら
れた。
APHA 200であり、凝固点1309℃、精製品中
のナフトキノンは500ppm1安息香酸03重量%、
無水フタル酸分99.6’5重量%、精製収率97.O
重量係であった。
実施例2〜17および比較例2〜4 実施例1で用いたと同じ組成の粗製無水フタル酸をそれ
ぞれ1kgをフラスコにとり、以下第1表に示すように
処理剤、その使用量を変え、さらに吹込み酸素量、熱処
理温度、処理時間を変えて、あとは実施例1におけると
同様に行ない、精製無水フタル酸中のナフトキノン量を
測定した。結果を第1表に示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ナフタリンの接触気相酸化によってえられた
    粗製無水フタル酸にアルカリ金属化合物を添加し、さら
    に分子状酸素含有ガスを吹き込みつつ熱処理したのち、
    蒸留に供することを特徴とする高純度無水フタル酸の製
    造方法。
  2. (2)熱処理の温度が150〜300℃、処理時間が1
    〜15時間であり、吹込まれる分子状酸素量として粗製
    無水フタル酸1 kg当シ少くともI X 10 ’モ
    ル/時であることを特徴とする特許請求の範囲(1)記
    載の方法。
  3. (3)  アルカリ金属化合物の添加量が、粗製無水フ
    タル酸に対し、0.0001〜0.5重量%の範囲であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲(1)または(2)
    記載の方法。
  4. (4)  アルカリ金属化合物が、アルカリ金属の塩基
    性無機酸塩および有機酸塩よりなる群から選ばれた少く
    とも1種であることを特徴とする特許請求の範囲(1)
    、(2)または(3)記載の方法。
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