JPS5914244B2 - 凝集剤用前駆体及びその製造法並びにそれを用いた凝集剤 - Google Patents

凝集剤用前駆体及びその製造法並びにそれを用いた凝集剤

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JPS5914244B2
JPS5914244B2 JP14568280A JP14568280A JPS5914244B2 JP S5914244 B2 JPS5914244 B2 JP S5914244B2 JP 14568280 A JP14568280 A JP 14568280A JP 14568280 A JP14568280 A JP 14568280A JP S5914244 B2 JPS5914244 B2 JP S5914244B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無定形炭酸根含有アルミニウム・鉄水酸化物か
ら成る新規凝集剤用前駆体及びこの前駆体を用いて製造
した凝集剤に関する。
本発明は更に凝集剤用前駆体の製造方法にも関する。
塩基性塩化アルミニウム塩は凝集剤として有用であり、
その製法についても従来多くの提案がなされている。
その代表的な方法として、水酸化アルミニウムを塩酸に
溶解せしめる方法があるが、通常の水酸化アルミニウム
は塩酸に概して溶解し難く、塩酸に溶解するものでも生
成する塩基性塩化アルミニウム塩溶液が安定性に乏しい
という欠点がある。
塩基性塩化アルミニウムに代えて、鉄含有アルミニウム
の塩基性塩を液体の形で凝集剤として使用することも既
に提案されており、例えば、特公昭41−17048号
公報には、アルミニウム及び鉄の塩化物水溶液に炭酸カ
ルシウム、炭酸ナトリウム、苛性ソーダ等のアルカリ物
質を添加反応せしめて、溶液状の塩基性塩を製造するこ
とが開示されている。
この発明は、鉄含有アルミニウムの塩基性塩から成る液
体凝集剤を提供したものとして重大な意義を有している
が、未だ改善されるべき幾つかの問題点を有している。
先ず、この液体凝集剤には、前述した中和手段を用いる
ことに関連して多量の夾雑塩類が含有されるという問題
がある。
また、この液体凝集剤の製法では、有効成分即ち含鉄ア
ルミニウム塩基性塩を高濃度にすることが困難である。
更に、この液体凝集剤はpHが1.2乃至1.6の低い
範囲にあり、凝集剤として使用する際アルカリを必要と
するのみならず容器等を腐食するという好ましくない影
響がある。
一般に、塩基性塩のpHは、この塩基性塩の重合の程度
と関連するものと認めらね、このようにpHの低い塩基
性塩は凝集作用も概して低いという問題もある。
本発明者等は、可溶性アルミニウム塩と可溶性鉄塩とを
、一定の組成比で、炭酸アルカリを含有する水性媒体中
で且つpHが鉄塩の配合比に応じて一定の範囲となるよ
うに中和するときには、夾雑塩類の極めて少ない状態で
塩酸に易溶な無定形炭酸根含有アルミニウム・鉄水酸化
物が得られること、及びこの無定形炭酸根含有アルミニ
ウム・鉄水酸化物は単に塩酸への溶解性に優れているば
かりではなく、長期間にわたって放置した場合にもその
優れた溶解性が失われることがなく、従って、凝集剤と
しての用途に用いる場合にも、費用のかかる液状で輸送
する必要がなく、現地でこれを溶解して液状で供給する
ことにより輸送コストの著しい節減を行い得、更にこの
凝集剤は凝集性能の点でも際立って優れていることを見
出し、本発明に到達した。
本発明によれば、酸化物基準のモル比で表わして 〔C02〕よ。
1、〔R2O3〕− 〔Fe2O3〕−0,01〜0.88 〔R2O3〕 の組成を有し且つ塩酸に易溶な無定形炭酸根含有アルミ
ニウム・鉄水酸化物から成ることを特徴とする凝集剤用
前駆体が提供される。
本発明によれば更に、酸化物基準のモル比で表わして 〔CO2〕≧o2□ 〔R2O3 〔F・203〕=o、o□〜。
、88〔R2O3〕 の組成を有する無定形炭酸根含有アルミニウム・鉄水酸
化物を塩酸或いは塩酸−硫酸に溶解した溶液から成り、
該溶液は下記式 %式% 式中、工、ま式〔1−よ〔Cl〕+2〔S03〕〕6
〔R2O3〕 ×100で定義される塩基度を表わし、XはCFe2O
3)のモル分率を表わす、 〔R2O3〕 を満足する塩基度と、2.5乃至3,5のpHとAl2
O3とF e 203との合計量として表わして5乃至
30重量係の濃度とを有することを特徴とする液体凝集
剤が提供される。
本発明によれば、可溶性アルミニウム塩と可溶性鉄塩(
III)とを、炭酸アルカリを含有する水性媒体中で、 音のモル比閃が0.01乃至0.88と なるように、且つpHが6.5−0.7 X乃至9.8
−1.1.Xとなるように中和して、 〔002〕のモル比(至)が021以上となる無定形〔
R2O3〕 炭酸根含有アルミニウム水酸化物を生成させることを特
徴とする凝集剤用前駆体の製法が提供される。
本発明において、可溶性アルミニウム塩としてはアルミ
ニウムの鉱酸塩、例えば硫酸塩、硝酸塩、塩化物等、特
に硫酸塩か、またアルミン酸アルカリが使用される。
可溶性鉄塩〔■〕としては、3価の鉄の鉱酸塩、例えば
硫酸塩、硝酸塩、塩化物等、特に硫酸塩が使用される。
これらの原料は、アルミニウム塩と鉄塩とを混合して調
製し、後述する中和反応に供してもよいが、一挙に調製
することもできる。
例えば酸性白土等のモンモリロナイト族粘土鉱物或いは
焼成カオリン等の他の粘土鉱物は、シリカの他にアルミ
ナ分及び鉄分を成る組板で含有しているので、これらを
硫酸で抽出することにより、硫酸アルミニウムと硫酸鉄
とを含有する原料溶液が容易に得られる。
勿論、この抽出液に、両原料の組成比を調節するために
、アルミニウム原料や鉄原料を添加してもよい。
また、これらの原料の中には、三価の鉄塩の他に二価の
鉄塩が含有されていても、これは中和工程で酸化される
ので同等差支えない。
このような原料溶液は、粘土鉱物の代りに、バイヤー法
で副生ずる赤泥を硫酸抽出することによっても容易に得
られる。
また、アルミニウム原料として用いられるアルミン酸ア
ルカリ溶液は、ボーキサイト等のアルミナ原料から、バ
イヤー法や特開昭54−107900号公報記載の方法
で抽出することにより製造される。
可溶性アルミニウム塩は単独でも2種以上の組合せでも
使用でき、例えば後に詳述する通り、硫酸アルミニウム
溶液とアルミン酸ナトリウムとの組合せを用いることも
できる。
本発明においては、上述した可溶性アルミニウム塩と可
溶性鉄塩(III)とを、炭酸アルカリを含有する水性
媒体中で、 〔”e203〕0’)−E−JIi比□Qf)So、
01 乃至0.88 (!:〔R2O3〕 なるように、且つpHが6.5−0.7X乃至9.8−
1.1.Xとなるように中和することが、塩酸易溶性の
無定形炭酸根含有アルミニウム水酸化物を生成させる点
で極めて重要となる。
この中和は、可溶性アルミニウム塩及び鉄塩が鉱酸塩で
ある場合には、アルカリを使用して行えばよく、アルカ
リとしては、炭酸アルカリ単独を使用しても、或いは炭
酸アルカリと他のアルカリ、例えば水酸化アルカリや、
アルミン酸アルカリとの組合せを使用してもよい。
また、原料アルミニウム塩がアルミン酸アルカリの場合
には、鉄塩を、必要により塩酸、硫酸等の鉱酸類と共に
使用して中和を行えばよい。
尚、前述したように、硫酸鉄とアルミン酸アルカリとを
混合して、複分解による中和を行ってもよいことが理解
されるべきである。
前述したモル分率間を0.01以上、特に0.1以上と
することは、凝集剤としての使用に際して、生成フロッ
クを重質のものとし、しかも生成フロックを抱水の少な
い緻密なものとするために重要であり、一方液体凝集剤
としての安定性の点で、モル比Xを0.88以下、特に
0.62以下とすることが重要である。
更に、この中和反応を、炭酸アルカリを含む水性媒体中
でしかも前述した6、5−0.7X乃至9.8−1.I
XのpHで行うことが、無定形カーボネート凝集剤前駆
体を得る上で極めて重要である。
即ち、pHが6−0.7Xよりも低い条件やpHが9.
8−1.IXよりも高い条件で中和を行う場合には、水
性媒体中に炭酸アルカリが含まれていても、生成するア
ルミニウム・鉄水酸化物にAl2O3とF e 203
との合計量1モル当り0.1モル以上の炭酸根を含有せ
しめることが困難である。
しかも炭酸根の含有量が本発明に規定した範囲よりも低
いアルミニウム・鉄水酸化物は本発明による無定形カー
ボネート前駆体に比して塩酸への溶解性が低く、しかも
この溶解性の経時的低下傾向も著しい。
本発明による無定形カーボネート前駆体においては、炭
酸根は元の炭酸アルカリとは異なった形でアルミニウム
・鉄水酸化物に結合しているものと思われる。
即ち、この事実は、無定形カーボネート前駆体を反復し
て洗浄した場合にも、炭酸根が殆んど減少しないか、減
少するとしても付着している炭酸ソーダ分に相当する炭
酸根のみが減少することによって確められる。
無定形カーボネート前駆体中に含有される炭酸根の量は
、中和時のpHによって変化し、更にこのpHは鉄の含
有モル分率■によっても影響を受ける。
即ち、pH8,5−Xで中和した場合に、中間体中に最
も多く炭酸根が含まれ、この値からpH6,5−0,7
X側或いはpH9,8−1,I X側の力へpHが移動
するにつれて、炭酸根の含有量は減少することが認めら
れる。
本発明に近い塩基性塩化物の製法として、特公昭45−
38121号公報には、アルミン酸アルカリ溶液を炭酸
ガス気流中に循環噴霧して急速に反応させ、析出する微
細な水酸化アルミニウムを酸溶液に溶解して塩基性アル
ミニウム塩とすることが開示されている。
この方法においても、確かに液中には炭酸アルカリが形
成され、また生成する水酸化アルミニウムにも炭酸根が
含有されるが、この方法では、液中のpHが10.2程
度に低下するにすぎず、pHを6.5−0.7 X乃至
9.8−1.1Xの範囲とすることが困難である。
また、生成する水酸化アルミニウムにAl2O3当り0
.1モル以下の炭酸根を有するにすぎない。
かくして、この方法により形成される水酸化アルミニウ
ムは、重合がかなり進行しており、溶解性や溶解性の経
時的低下傾向の上で未だ改善すべき問題があることが了
解されよう。
これに対して、本発明によれば、鉄分の含有モル分率X
にも関連して中和をpH6,5−0,7X乃至9、8−
1.1.Xの範囲で行うことにより炭酸根含有量の多い
水酸化アルミニウム・鉄を形成させ、これにより水酸化
アルミニウム・鉄の重合を抑制して、塩酸への溶解性を
高め、且つ溶解性の経時的低下を解消することに成功し
たものである。
添付図面第1図は、中和時のpHと無定形炭酸根含有ア
ルミニウム・鉄水酸化物中の炭酸根濃度との関係を示す
線図であり、中和時のpHが炭酸根濃度にクリテカルな
影響を与えることが明白となろう。
本発明の中和工程において、水性媒体中に添加する炭酸
アルカリの量は、無定形カーボネート前駆体中に含有さ
せるべき炭酸根に見合った量以上であり、一般に可溶性
アルミニウム塩及び鉄塩のAl2O3とFe2O3との
合計量1モル当りNa2CO3として0.1モル以下特
に0.2乃至2モルの量で用いるのが望ましい。
一方、原料アルミニウム塩及び鉄塩は、Al2O3+
Fe2O3として、反応媒体中に1乃至80グ/f、特
に10乃至50グ/lの濃度で用いるのがよい。
中和時の温度は、常温で十分であるが、所望によって加
温下に反応を行ってもよい。
ただし、高温での反応では、炭酸ガスが反応系外に逃げ
ることがあるので、80℃以下の加温とすべきである。
中和反応の際の混合も、炭酸ガスの逸散が生じないよう
な配慮が必要となる。
かくして、反応器内にアルカリ性物質を先ず充填し、次
いでこの中に酸性物質を添加しつつ攪拌を行う方式や、
或いは前述したpH範囲の水性媒体内に、酸性物質とア
ルカリ性物質とを同時注加して、攪拌する方式を採用し
得る。
かくして、無定形カーボネート中間体が沈澱の。
形で得られるので、これを濾過し、必要により水洗して
夾雑塩類を除去し、次の塩酸溶解工程に賦するための前
駆体を得る。
本発明による無定形カーボネート前駆体は、塩酸への溶
解性に際立って優れており、しかもこの中間体は長期間
にわたって保存した場合にも、溶解性が低下することが
ない。
かくして、この中間体は輸送に便利な固体の形で最終使
用地へ供給し、その場で溶解して凝集剤としての用途等
に供することができる。
この溶解工程においては、無定形カーボネート前駆体を
、塩酸或いは塩酸−硫酸の混酸に溶解して、 下記式 %式% ) ) 式中、Yは式〔□−去(C1)+2 (80,) 〕C
6〔R2O3〕 ×100で定義される塩基度チを表わし、Xは(【辺り
のモル分率を表わす、 〔R2O3〕 を満足する塩基度、一層好適には (1)X≧0.01 (21,7≦¥≦84〕(2)
¥≧72X+21 (0,01≦X≦0.62)(3)
¥≦84 〔0,01≦X≦0.62)(4)X≦0
.62 を満足する塩基度と、2.5乃至3.5のpHと、Al
2O3とFe2O3との合計量として表わqて5乃至3
0重量係の濃度とを有する塩基性塩化アルミニウム・鉄
の水溶液を形成させる。
第2図は、塩基度(至)を縦軸、鉄モル分率■を横軸と
して、この液体凝集剤の安定性をプロットした図面であ
り、第3図は同様の縦軸、及び横軸に凝集剤として使用
したときのフロック生成状態をプロットした図である。
尚、図中の直線1,2゜3及び4は上述した式の内等号
の場合の式に対応する直線である。
これらの第2図及び第3図を参照すると、塩基度(Y)
と鉄モル分率閃とを本発明で規定した範囲とすることに
より、著しく優れた安定性と凝集効果との組合せが達成
されることがわかる。
のみならず、本発明による凝集剤は、上述した特異な無
定形カーボネート前駆体から誘導されることに関連して
、従来の塩基性アルミニウム鉄塩化物系凝集剤のpH1
,2乃至1.6に比して、2.5乃至3.5のかなり高
いpHを有しているという驚くべき特徴を有している。
塩基性塩化物のpHがそのものの重合度が高い程低くな
ることは既に前述したが、本発明による凝集剤がこのよ
うに高いpHを示すという事実は、この凝集剤の重合の
程度が従来のものに比して低いものであることを示唆し
ており、従ってこのことは貯蔵安定性が極めて犬で、且
つ凝集性能が優れているという事実とも良く符号するも
のである。
更に、この液体凝集剤は、濃度が5乃至30チと著しく
高く、これは輸送及び貯留コストの面でも顕著な利点を
もたらすものである。
尚、この塩基性塩中の 〔803〕のモル比閃は、凝集性能の点で、0〔R2O
3〕 乃至0.65特に0.2乃至0.4の範囲とすることが
望ましい。
この液体凝集剤は、10乃至30重量係の高濃度で最終
用途に供することができ、また0、01乃至10重量係
の稀釈濃度で同様の用途に供することもできる。
以下に本発明を実施例によりさらに詳しく説明する。
尚、実施例における成分測定法及び凝集試験法(ジャー
テスト法)は次のとおりである。
(1)成分測定法 、成分中、Al2O3及びFe2O3については一般の
キレート滴定法により測定し、CO2含有量はシュレツ
ターアルカリメーターにより測定した。
(2)凝集試験法(ジャーテスト法) 試験水(原水)500rrllまたは1,000yd(
試料の凝集剤原液を希釈して注入するときは試験水50
0紘原液をそのまま注入するときは試験水1,000r
Ill)を採取し、各試料液〔凝集剤原液又は希釈液(
A1203として0.15(w/v ) %の濃度に希
釈)〕をそれぞれAl2O3として3.14ppInト
ナル量スツ注入シ、急速攪拌(120rl)m)を3分
間、緩速攪拌(60rpりを10分間行なった後、生成
したフロックの大きさを肉眼観察し、さらに10分間静
置後、水面より約2cIIL下の部分の上澄液を採り、
濁度およびpHを測定する。
なお、フロックの大きさの表示は次の規準に従った。
第3図凝集能の表示 大人 1後 ◎ (4))SO,o、:3”°′犬
3〜5w1 ■ ・ / R203−mo l中
2〜3M 口 小 1原前後 ◇ 極小 0.5 M以下 △ 実施例 1 硫酸アルミニウム(18水塩、試薬−級)2.221グ
及び硫酸第二鉄(試薬−級)1,665グを水に溶解し
て4.09tとなした液と炭酸ナトリウム(試薬−級)
23=H’及び水酸化ナトリウム(試薬−級)1.07
9グを水に溶解して4.091となした液をあらかじめ
水6.827入れておいた反応容器に攪拌しながら同時
に同速度で注加し、注加終了後もそのまま攪拌を続け、
30分間熟成反応を行なう。
反応後のpHは8.2であった。これをろ過・水洗する
と、Al2O3: 7.11%、Fe2O3:15.5
9%、Na2O”、 0.03%、 CO2: 2.6
5%(R2O31モiLyニ対するCO□含有量:0.
360モル)を含有する炭酸根含有アルミニウム・・鉄
水酸化物2.50Orが得られた。
つぎに、別の容器に35係塩酸8631と水1、O′0
0ydを入れ、このケーキ全量を加えゆるく攪拌すると
、ただちに気泡と熱を発生しながら溶解がはじまり、さ
らに加熱すると40℃で完全に溶解し、暗褐色になり、
つぎの組成の塩基性塩化アルミニウム・鉄の水溶液4,
300 fが得られた。
塩基性塩化アルミニウム・鉄の組成: Alo、52Fet、1s(OH)4.o3clt97
塩基度:67% 水溶液のR2O3濃度:13.69係 pH:2.9 本実施例によって得られた炭酸根含有アルミニウム・鉄
水酸化物(凝集剤用前駆体)は塩酸に対する溶解性が極
めて優れ、さらに得られた塩基性塩化アルミニウム・鉄
水溶液の長期間保存(6ケ月以上)による安定性も極め
て高いものであった。
第1表に本実施例によって得られた塩基性塩化アルミニ
ウム・鉄水溶液の凝集剤としての性能試験結果を示す。
実施例 2 アルミン酸ソーダ(A!’20318.69%。
Na2017.96%)13.72 yと炭酸ナトリウ
ム(試薬−級)234S’を水に溶解して4.091と
なした液と塩化第二鉄(大水塩、試薬−級)1.07O
fを水に溶解して4.09tとなした液をあらかじめ水
6.82を入れておいた反応容器に攪拌しながら同時に
同速度で注加し、注加終了後もそのまま攪拌を続け、3
0分間熟成反応を行なう3反応後のpHは9.3であっ
た。
これをろ過・水洗すると、Al2O3ニア、22 %
v Fe2O3”、 8.56 % 。
Na2O: 0.83 % = C1,” 0.26
% 、CO2”、2.34係(R2031モルに対する
CO□含有量:0.427モル)を含有する炭酸根含有
アルミニウム・鉄水酸化物3,500 fが得られた。
つぎに、別の容器に35係塩酸963グを入れ、このケ
ーキを全量加えゆるく攪拌すると、ただちに気泡と熱を
発生しながら溶解がはじまり、反応熱で約40℃まで温
度が上昇し、該ケーキは完全に溶解し、暗褐色の溶液に
なる。
さらに、攪拌しながら80〜85℃に加熱することによ
り濃縮すると、つぎの組成の塩化アルミニウム・鉄の水
溶液2,800 Pが得られた。
塩基性塩化アルミニウム・鉄の組成式: %式% :69 本実施例によって得られた炭酸根含有アルミニウム・鉄
水酸化物(凝集剤用前駆体)は塩酸に対する溶解性が極
めて優へ さらに得られた塩基性塩化アルミニウム・鉄
水溶液の長期間保存(6ケ月以上)による安定性も極め
て高いものであった。
第1表に本実施例によって得られた塩基性塩化アルミニ
ウム・鉄水溶液の凝集剤としての性能試験結果を示す。
実施例 3 アルミン酸ソーダ(Al2O318,69%、 Na2
017.96係)1,426f及び炭酸ナトリウム(試
薬−級)234S’を水に溶解して4.09Aとなした
液と硫酸第二鉄(試薬−級)659f及び酸性の工業廃
液(成分: Al2O34,48% 、 Fe2030
.96%、 5O319,25係)1,629S’を水
に溶解して4.091となした液をあらかじめ水6.8
21入れておいた反応容器に攪拌しながら同時に同速度
で注加し、注加終了後もそのまま攪拌を続け、30分間
熟成反応を行なう。
反応後のpHは9.6であった。
これをろ過・水洗すると、Al2O3:8.94%、
Fe2O3: 4.77%、 SO3: 0.90%。
CO2: 1.93係(R2031モルに対するCO□
含有量:0.373モル)を含有する炭酸根含有アルミ
ニウム・鉄水酸化物3,700S’が得られた。
つぎに、別の容器に35係塩酸1,057 L?を入れ
、このケーキを全量加えゆるく攪拌すると、ただちに気
泡と熱を発生しながら溶解がはじまり、さらに80〜8
5℃に加熱すると該ケーキはまもなく完全に溶解し、暗
褐色になり、つぎの組成の塩基性塩化アルミニウム・鉄
の水溶液4,700 ?が得られた。
塩基性塩化アルミニウム・鉄の組成式: %式%) :66 水溶液のR2O3濃度:10.70係 tt pH: 3.1 本実施例によって得られた炭酸根含有アルミニウム・鉄
水酸化物(凝集剤用前駆体)は塩酸に対する溶解性が極
めて優れ、さらに得られた塩基性塩化アルミニウム・鉄
水溶液の長期間保存(6ケ月以上)による安定性も極め
て高いものであった。
第1表に本実施例によって得られた塩基性塩化アルミニ
ウム・鉄水溶液の凝集剤としての性能試験結果を示す。
実施例 4 アルカリ性の工業廃液(成分;Na203.00 %
+Al2030.38%)13,700グに炭酸ナトリ
ウム(試薬−級)65.8fを加えて溶解した液に酸性
の工業廃液(成分: Al2O34,38% t F
e2030.95係、 80318.96係)3.31
3fを攪拌しながら注加し、注加終了後もそのまま攪拌
を続け、30分間熟成反応を行なう。
反応後のpHは7.6であった。
これをろ過・水洗すると、Al2O3:10.38%
、 Fe2O3”、 1.72% 、804 ”、 0
.83係、 CO□:2.79係(R2031モルに対
するCO□含有量:0.563モル)を含有する炭酸根
含有アルミニウム・鉄水酸化物1.80 Ofが得られ
た。
つぎに、別の容器に35%塩酸8641を入札このケー
キを加えゆるく攪拌すると、ただちに気泡と熱を発生し
ながら溶解がはじまり、さらに80〜85℃に加熱する
と該ケーキは約10分間で完全に溶解し、暗褐色となる
さらに、そのまま加熱と攪拌をつづけることによって水
分を蒸発濃縮し、全体の液量を1,146SFとする。
得られた溶液に、さらに攪拌下、水832rn1.と前
記の酸性の工業廃液1791を加えることにより、つぎ
の組成の塩基性塩化アルミニウム・鉄の水溶液2.15
7グを得た。
塩基性塩化アルミニウム・鉄の組成式: %式%)(30 :62 扛 水溶液のR2O3濃度:10.50係pH:2.5 本実施例によって得られた炭酸根含有アルミニウム・鉄
水酸化物(凝集剤用前駆体)は塩酸に対する溶解性が極
めて優れ、さらに得られた塩基性塩化アルミニウム・鉄
水溶液の長期間保存(6ケ月以上)による安定性も極め
て高いものであった。
第1表に本実施例によって得られた塩基性塩化アルミニ
ウム・鉄水溶液の凝集剤としての性能試験結果を示す。
尚、第1表に記載の比較例は市販の塩基性塩化アルミニ
ウム(PAC)を凝集剤として用いた例である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によって得られる無定形炭酸根含有ア
ルミニウム・鉄水酸化物の生成pH(中和時pH)とC
O2含有率の関係を示す線図であり、縦軸にはCO2含
有率(CO2/R2O3モル分率)、横軸には田がとっ
である。 図中、曲線A、B、C,D及びEは、それぞれ炭酸含有
アルミニウム・鉄水酸化物のF e203 /R2O3
モル分率が0 、0.26 、0.59 、0.86
。 1であるときの関係を示している。 第2図は、塩基性塩化アルミニウム・鉄溶液の安定性を
プロットした図であり、縦軸は塩基度Y(支)、横軸は
鉄モル分率X (F e2 o3/ R20aモル分率
)がとっである。 図中、直線1,2,3及び4は、安定領域と不安定領域
の境界を示す線であり、下記の式で表わされる直線であ
る。 (1) X=0.01 (2)Y=72X+21 (3)Y二84 (4) X=0.62 なお塩基性塩化アルミニウム・鉄溶液の安定性の表示は
下記によった。 溶液濃度:R20310%以上、放置時間=6ケ月 第3図は、第2図と全く同様の縦軸及び横軸に塩基性塩
化アルミニウム・鉄のフロック生成状態をプロットした
図である。 第4図は、第1図に示されている関係から求められる易
溶解炭酸根含有アルミニウム・鉄水酸化物の生成pH(
中和時pH)と鉄モル分率の関係を示す線図であり、縦
軸にはpH,横軸には鉄モル分率(Fe2O3/R2O
3モル分率)がとっである。 図中、点線はCO2含有率(CO□/R2O3モル分率
)が極大となるときの関係を示し、実線a。 bはそれぞれ酸性側とアルカリ性側でCO2含有率が0
.1であるときの関係を示している。 第5図は、第1図に示されている関係から求められる炭
酸根含有アルミニウム・鉄水酸化物の鉄モル分率とCO
□含有率が極大となるときのCO2含有率の関係を示す
線図であり、縦軸には鉄モル分率(F e2 o3/
R203モル分率)、横軸には極大CO2含有率(CO
□/R2O3モル分率)がとっである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化物基準のモル比で表わして 〔CO2〕≧0.□ 〔R2O3〕 〔Fe2O3〕−〇、01〜0.88 〔R2O3〕 但し、〔R2O3〕はモル濃度〔Al2O3〕とモル濃
    CFe2O3)の和であり、以下〔R2O3〕はすべて
    この意味を表わす。 の組成を有し且つ塩酸に易溶な無定形炭酸根含有アルミ
    ニウム・鉄水酸化物から成ることを特徴とする凝集剤用
    前駆体。 2 酸化物基準のモル比で表わして 〔CO2〕〉。 1、〔R2O3〕− 〔Fe2O3〕−〇、01〜0.88 〔R2O3〕 の組成を有する無定形炭酸根含有アルミニウム・鉄水酸
    化物を塩酸或いは塩酸、硫酸に溶解した溶液から成り、
    該溶液は下記式 %式% 式中、Yは式〔1t((jll+z(803)〕×6
    〔R2O3〕 100で定義される塩基度を表わし、XはCFe2O3
    )のモル分率を表わす、 〔R2O3〕 を満足する塩基度と、2.5乃至3.5の田と、Al2
    O3とFe2O3との合計量として表わして5乃至30
    重量係の濃度とを有することを特徴とする液体凝集剤。 3 可溶性アルミニウム塩と可溶性鉄塩(III)とを
    、炭酸アルカリを含有する水性媒体中で、〔”e203
    〕CD%yv比CyOカ0.01 乃至0.88〔R2
    O3〕 となるように、且つ…が6.5−0.7 X乃至9.8
    −1、IXとなるように中和して、 〔C02〕のモル比(1)が0.1以上 〔R2O3〕 である無定形炭酸根含有アルミニウム鉄水酸化物を生成
    させることを特徴とする凝集剤用前駆体の製法。
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