JPS5926708B2 - 合成皮革の製造方法 - Google Patents

合成皮革の製造方法

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JPS5926708B2
JPS5926708B2 JP51025241A JP2524176A JPS5926708B2 JP S5926708 B2 JPS5926708 B2 JP S5926708B2 JP 51025241 A JP51025241 A JP 51025241A JP 2524176 A JP2524176 A JP 2524176A JP S5926708 B2 JPS5926708 B2 JP S5926708B2
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liquid
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JP51025241A
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久貢 富岡
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Lonseal Corp
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は柔軟で微細多孔質を有する合成皮革の製造方法
に関するものである。
一般に擬革状シートは重合体溶液を織布、不織布、編布
等の基材に塗布し、凝固液(重合体には不溶性で重合体
の溶剤とは相溶性を有する)中に浸漬して溶剤を抽出置
換して重合体を多孔状構造に凝固せしめ、更に水槽で溶
剤を完全に除去した後、乾燥して製造するものであつた
しかし、上記方法では基材として伸縮性の大きいメリャ
ス生地のような物を利用した場合、基材の表面に重合体
溶液を直接塗布し、擬革を形成させることは技術的に困
難であることが知られている。
また、基材に重合体溶液を直接塗布すると、基材への重
合体溶液のしみ込みによつて繊維と樹脂が強固に接着し
た状態で基材が固定化されるので風合がかたくなり軟質
性が著しく損われる欠点を有している。
更に、脱溶剤のための水槽及び溶剤と非溶剤を分離回収
するのに多額の設備を要し経済的ではなかつた。
本発明はかかる欠点を解消し、経済的に有利な製造方法
について研究した結果、到達したものでその実施の一例
を図面について説明すると、ポリエチレンフィルム又は
ポリエステルフィルム若しくはシリコン樹脂を塗布した
紙などの離型性帯状体1の表面に、ウレタンエラストマ
ーなどの軟質重合体をジメチルホルムアミド(DMF)
、テトラ・・イドロフラン(THF)等の溶剤に溶かし
た重合体溶液2を塗布する。離型性帯状体への重合体溶
液の塗布は第1図に示すドクター刃101を用いるほか
、リバースロール方式など適宜の方法で行ラことが出来
る。次いで該重合体溶液の塗膜面上に通気性、吸湿性を
有する両面メリャス編布、織布、不織布等の基布よりな
る基材3に、予め水等の凝固液を含浸せしめ、好ましく
は基材を凝固液中に浸漬後、マングルで圧搾して凝固液
を適宜量含浸せしめ基材片面から噴霧機(図示せず)で
凝固液を噴霧・含浸せしめた基材(凝固液の含浸量は約
100〜2007/Rrl)を押圧ロール102、バッ
クアップゴムロール103により貼着する。
上記の如き凝固液の含浸量は重合体溶液が基材中に過度
に浸み込むのを防止するには適しているが、重合体溶液
層を凝固せしめるには不充分である。従つてその基材を
貼着した後、更に基材の裏面から塗膜層を凝固せしめる
に足りる程度の凝固液5、噴霧機104により噴霧・含
浸せしめるか、或いはPVAスポンジロールなどのスポ
ンジロールに凝固液を充浸せしめたロールを用いて凝固
液を基材に移動せしめる。また水槽に短時間(水槽内で
完全な凝固状態とすることを目的としていないので数秒
間で良い)浸漬して基材中の凝固液の含浸量が約400
〜6007/イになるよう含浸せしめる。勿論、上記の
ように2段階的に凝固液を含浸せしめずに予め基材中に
塗膜を凝固せしめるに足る程度即ち400〜6007/
イ量の凝固液を含浸せしめた状態で貼着しても良い。基
材3と塗膜層2とが接触すると直ちに白色化現象と共に
凝固が生じる。
この現象は塗膜中の重合体の溶剤と基材中に含浸してい
る凝固液とが抽出・置換して重合体溶液の溶解度を急速
に低下せしめることにより、重合体を凝固させると同時
に多孔質化せしめていることを示す。そして凝固が更に
進み、塗膜層が形態的に固定化された状態(即ちゲル化
状態)の時点で、この塗膜積層体(塗膜層と基材とから
なるもの)を剥離ロール105、バツクアツプロール1
06とにより離型性帯状体から剥離せしめる(第3図)
。重合体の溶剤と凝固液とが抽出置換して塗膜層を凝固
せしめる際に塗膜層と離型性帯状体との界面に溶剤と凝
固液からなる混合液膜が生じているので、この剥離作業
は極めて容易に行うことができる。
この時点では塗膜層の多孔質化は完成されており、多少
の押圧力が加わつてもその変形は極めて僅かであること
からその凝固状態を知ることが出来る。次に離型性帯状
体1から離型した塗膜面2上に通気性及び吸水性を有す
る表面が平滑で、重合体溶液の溶剤に不要の繊維からな
る不織布、フエルト、厚紙等の間挿体5を押圧ロール1
07、バツクアツプロール108により軽く当接・押圧
しながら第4図に示すように巻取軸109上にロール状
に巻取る。
この場合巻取り張力が過度にならぬ様に注意すべきであ
る。張力が強すぎる場合は吸湿による間挿体5の収縮と
相俟つて塗膜層に波打ちなどの変形をもたらすことがあ
るので注意を要する。この間挿体5を介在させた巻取り
によつて、塗膜積層体中に残存する溶剤及び凝固液が間
挿体繊維の毛管作用により間挿体中に吸い取られる。
12〜24時間の養生後、塗膜積層体を間挿体から剥離
し、金属押圧ロール間で軽く圧搾してから乾燥すること
によつて、両面メリヤスの風合いを生かした柔軟で表面
が平滑な微細多孔質状の合成皮革を得ることが出来る。
尚、多孔質化の手段として重合体溶液中に炭酸カルシウ
ム、パルプ繊維等の溶剤に対して不溶性の充填剤を添加
混入せしめることにより上記の多孔質化反応を迅速に行
うことが出来、且水蒸気透過性を高めることが出来。第
5図に、第1図乃至第4図において円で示した各部分即
ち、A,B,C,D,Eの拡大図を示す。第5図−Aは
離型性帯状体1上に重合体溶液の塗膜2を塗布した状態
で均質で無気泡状の塗膜であることを示す。
第5図−Bは離型性帯状体1上に塗布された塗膜2上に
、凝固液4が含浸された基材3が積層され、或る程度凝
固・多孔質化が進行した段階の状態を示したもので塗膜
2は凝固液と溶剤との抽出置換によつて多孔質塗膜(或
いはゲル化塗膜)2′に変化している。
第5図−Cは塗膜の多孔質化(或はゲル化)が進行し、
塗膜が形態的に固定化された後、離型性帯状体1を剥離
除去した状態を示したもので基材3には凝固液と溶剤と
の混合液4′が飽充されており、多孔質塗膜2/表面に
は凝固液と溶剤との混合液膜42が薄く存在する。
第5図−Dでは第5図−Cに次いで多孔質塗膜z上に不
織布等の通気性で吸水性に富む間挿体5を当接した状態
を示したもので、多孔質塗膜上に薄膜状に存在する凝固
液一溶剤の混合液42が矢印の如く間挿体5中に吸収さ
れることを示している。
勿論、この場合、多孔質塗膜層中に存在する凝固液−溶
剤の混合液も矢印方向に順次移動・吸収される。第5図
−Eは間挿体5を当接した状態で巻取軸109に巻取つ
た際の間挿体5塗膜積層体2の重なり状態と凝固液一溶
剤の混合液の間挿体への移動状態を示したものでD1上
にある間挿体5には、D1の多孔質塗膜27からの凝固
液一溶剤の混合液47の移動・吸収と同時に、D1上に
密接状態で巻取られているD2の基材3中に含まれる凝
固液溶剤の混合液4′が夫々矢印の方向に間挿体に移動
吸収されることを示している。
間挿体5の使用効果は上述の如き凝固液一溶剤の混合液
の吸収の他に、巻取軸に巻取つた状態で12〜24時間
の養生時にこれらの吸収した混合液を巻取状態における
間挿体の両端末から徐々に揮散させる(ここに通気性を
有する材料であることの作用効果が発揮される)ことに
より、凝固・固定化がより一層進行されることになるの
である。
上記のように、本発明は転写法により、そして前処理と
して基材が凝固液で含浸されているので、重合体溶液の
布目への過度のしみ込みが少なく、基材と多孔質化体と
の接着を基材の風合を損わない程度に接着されるので、
従来の方法では困難とされていたフラツトな伸縮性の大
きいメリャス生地を基材に使用しても柔軟性を有する合
成皮革を得ることができる。,本発明の方法は基材に含
浸せしめた凝固液で塗膜の重合体溶液を凝固せしめるこ
とを特徴とするもので、凝固液は基材を通して均一に塗
膜層に拡散されて均一に凝固せしめる。
その結果、塗膜層は微細多孔状に形成される。本発明に
おいて使用される重合体は前述のポリウレタン系エラス
トマーの他にアクリル樹脂系エラストマー、熱可塑性ポ
リエステル系エラストマ、塩素化ポリエチレン系エラス
トマー、クロロスルホン化ポリエチレン系エラストマー
、あるいはアクリロニトリル−ブタジエン系エラストマ
ーエチレン一酢酸ビニル共重合体系エラストマーなど、
重合体自体が常温下で柔軟で且つ適度の伸張性と強度を
有するものが適しており、またこれらのエラストマーと
相溶する軟質塩化ビニル樹脂などを上記エラストマーと
混合して使用することが出来る。
これらの重合体を溶解し重合体溶液を得るのに必要な溶
剤としては、前記のDMF..THFの他に、アセトン
、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケ
トン(MlBK)、シクロヘキサノン(アノン)、酢酸
エチル、酢酸グチル、トルエン、キシレン、セロソルブ
、トリクレン等の各種の溶剤が使用されるが、最適溶剤
は各重合体により夫々異なるので陳重に選択する必要が
あろう。
重合体溶液に対する強固液は、使用する重合体およびそ
の溶剤によつて夫々著しく異なるが、般に水、エチルア
ルコールと水の混合溶液、ソルベントナフサの如き石油
系溶剤などが用いられるが、夫々の組合せにより何を凝
固液として使用するか前記同様著しく異なるので慎重に
選択すべきであろう。
ウレタンエラストマーの溶剤であるジメチルホルムアル
デヒドは水と発熱溶解性があるので、ジメチルホルムア
ルデヒドと水が抽出置換する際に熱を生じ、溶剤の一部
は霧状に飛散するので、基材は通気性を有するメリヤス
生地や低密度の不織布等が好ましい。
そして、発熱効果によつて凝固が促進されるので、塗膜
層厚が約0.6mm以下であれば10分程で形態的に固
定化された状態に凝固する。
又、本発明は従来のように水槽に浸漬して塗膜層に残存
する溶剤を水と抽出置換して脱溶剤せしめることなく、
吸湿性を有する支持体を塗膜構造物の塗膜面に接するよ
うに載置して塗膜構造物に残存する溶剤を凝固液と共に
その支持体の毛管作用を利用して吸取することによつて
言わば、乾式法で脱溶剤せしめることを特徴とする。
この際に、塗膜層に残存する溶剤は凝固液と混和されて
いるので溶剤の重合体への溶解性は低下し、更に形態的
に固定化された状態であるので、多孔質構造は破壊され
ることなく吸取される。
また、吸水性の高い支持体を使用しているので溶剤及び
凝固液は均一すみやかに吸取、拡散されるので脱溶剤に
要する時間が短縮できる。支持体の飽和含浸量は好まし
くは基材の飽和含浸量より多いほうが良い。
更に、溶剤と非溶剤を分離回収するために多額の設備を
要することなく乾燥工程で溶剤処理できるので経済的で
ある。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 上記組成物を攪拌混合、脱泡して均一なウレタンエラス
トマー溶液を得る。
この溶液を離型紙面上に0.55mm厚に塗布し、その
塗布面に水を含浸せしめた両面メリャス(含浸量約15
0ク/イ)を貼着後、更に水を両面メリャスの裏面より
スプレーで飽充する。両面メリヤスに含浸した水がウレ
タンエラストマー溶液の溶剤と抽出置換をおこなつてウ
レタンエラストマーを凝固せしめる。
10分程で形態的に固定化された状態に凝固するので離
型紙を剥離し、次に乾燥した不織布を載置して軽く押圧
しながら巻取つて10分間保持し、塗膜構造物に残存す
る溶剤及び凝固液を吸取する。
そして、不織布を剥離し80〜90℃で乾燥する。得ら
れたものは柔軟で水蒸気透過性(水蒸気透過率3750
7/イ24hrs)の高い微細多孔状の合成皮革であつ
た。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の合成皮革の製造方法の実施の一例を示す
もので第1図乃至第4図は工程順を示す断面図、第5図
A,B,C,D,Eは、第1図乃至第4図に円で示した
部分の拡大図であり、図中、1は離型性帯状体、2は重
合体溶液、3は基材、4は凝固液、5は間挿体、である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 離型性帯状体の表面に重合体溶液を塗布し、その塗
    布面に該重合体に対しては不溶性で、かつ重合体の溶液
    とは相溶性を有する凝固液を含浸せしめた基材を貼着せ
    しめ、必要に応じて更に基材に凝固液を含浸・飽充させ
    、その凝固液で重合体溶液を形態的に固定化された状態
    に凝固せしめた後、前記離型性帯状体を剥離し、その剥
    離面に通気性及び吸水性を有する不織布等の間挿体を当
    接させて軽く押圧しながら巻取り、その儘の状態で凝固
    液と重合体の溶剤を吸取るまで保持し、該間挿体を剥離
    除去した後、基材及び重合体層を乾燥することを特徴す
    る合成皮革の製造方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の基材が両面メリヤスで
    あることを特徴とする合成皮革の製造方法。 3 特許請求の範囲第1項記載の重合体がポリウレタン
    エラストマーであることを特徴とする合成皮革の製造方
    法。
JP51025241A 1976-03-08 1976-03-08 合成皮革の製造方法 Expired JPS5926708B2 (ja)

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