JPS5928253B2 - 血液等の凝集状態を検出する方法 - Google Patents

血液等の凝集状態を検出する方法

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JPS5928253B2
JPS5928253B2 JP10917976A JP10917976A JPS5928253B2 JP S5928253 B2 JPS5928253 B2 JP S5928253B2 JP 10917976 A JP10917976 A JP 10917976A JP 10917976 A JP10917976 A JP 10917976A JP S5928253 B2 JPS5928253 B2 JP S5928253B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は血液等の凝集反応状態を光学的、電気的に検出
する方法に関するものである。
検体のある成分に対して試薬あるいは血清等を混入して
凝集反応させ、母体の検体に凝集が起るか否かを調べて
、検体の生理的状態を判定する医学的検査が従来から行
なわれている。
これらの検査はその操作、最終判定を共に人為的に行な
うものであるから誤判定の危険性を多分に含んでいる。
フ 本発明は、凝集反応の結果を凝集あるいは非凝集の
いずれかに判定する作業を電子的に行なうよう構成し、
判定動作が迅速であり、信頼性の高い判定をすることの
できる方法を得ることを目的としたものである。透明基
板上で凝集反応させた検体を光学的に見ると次のような
特徴が現われる。
1)非凝集状態では反応域における光透過率は、場所的
にその変動が少なくほぼ一様な値となつている。
92)凝集状態では、反応域上に光透過率の小さい凝集
塊と光透過率の大きい液状部とが発生するため光透過率
は場所的に大きな差異を生じる。
本発明は上記(1)(2)の相対的な特徴に着目して発
明されたものである。即ち、微小断面積の光束で5反応
域を走査して微小断面積の光透過量を得、これを光電変
換して電気信号とし、この電気信号を上記特徴に応じて
置き換えた電気的な条件によつて識別し、検体の凝集状
態を判別するように構成したものである。0 次に本発
明方法を実施するように構成した装置を示す図面につい
て本発明を説明する。
第1図は本装置の検出部を略示するもので、透明基板1
の上には、検体を載せ試薬を注入して反応域2が形成さ
れている。
図示例は凝集を生じて5いる場合を示す。光源3から照
射された微小断面積の光束4は反応域2を透過してレン
ズ系5により集束され、光導電素子6に入射する。光束
4は矢印7,8に示すように直角方向の移動を組み合わ
せて動かされ、反応域2をくまなく等速走査する。光導
電素子6を含む電気閉回路9には、直流電源10、固定
抵抗11を直列接続してある。該固定抵抗11の両端電
圧は電気信号12となり接地電位に対して図示の極性を
有する。この装置において例えば、光束4が凝集塊に当
つている時は光透過量が少なく、従つて光導電素子6へ
の光照射量も少ないため、該素子6の抵抗は大きくなる
従つて閉回路9を流れる電流が少なく、出力電圧たる電
気信号12も小さい。しかし光束4が凝集塊を外れた液
状部にあるときは、光透過量が大きく、光導電素子6へ
の光照射が強いため、電気信号12は大きな値となる。
このように電気信号12は反応域2の光透過量に対応し
た大きさの電気信号として得られる。第2図は電気信号
12を入力信号として凝集塊の有無を判定する識別装置
のプロツク図である。
13はある期間において入力した電気信号12の極大値
を保持し出力信号32とするピーク値ホールド回路、1
4は信号32からある基準値15(後述)を引算した値
を出力信号33とする引算回路、16は引算回路14の
出力信号33と電気信号12とを比較して引算回路14
の信号33が電気信号12に比べて大きい場合(比較条
件)に一定振幅のパルス信号34を発生する比較器であ
る。
17は比較器16のパルス信号34を微分する微分器、
18は微分器17の出力信号35の中から負の信号のみ
を通す整流器であり、この負の信号はピーク値ホールド
回路13の動作をリセツトする。
ピーク値ホールド回路13のりセツトはこの他に、一走
査の完了時毎に走査駆動系(図示せず)から発せられる
一定走査完了信号19によつても行なわれる。20は比
較器16の出力信号34を反応域全体を走査する全走査
時間に亘つて積分する積分器、21は比較器で、積分器
20の出力信号36を基準値22(後述)と比較して積
分器20の出力信号36の方がより大きければ凝集あり
の信号23を出す。
基準値15は、しきい値変動幅とも称するものであり、
凝集状態を呈する反応域において、凝集塊を示すに十分
な大きさの電圧Xからなる電気信号と、同じく液状部を
示すに十分な大きさの電圧Y(Y>X)からなる電気信
号との電位差(Y−X)に相当する電位とする。
基準値22は、凝集ありと判定するに十分な凝集塊の面
積に相当する走査時間を電気信号に変換したものである
以上の各基準値15,22は判定の正確さを確保するた
め重要な値であるから、それぞれ検体の性質や、判定目
的に応じて適正な大きさに設定する。
次に、実際の検査例を示す第3〜4図について本発明を
説明する。
第3図は、凝集のある場合(A列)と非凝集の場合(B
列)とについて本装置の各部における出力信号波形を示
したものである。
AOは凝集、BOは非凝集の各状態を示す反応域2a,
2bの光学的特徴を示すモデル図であり、AOは凝集塊
と一部未反応検体とが共に液状部に浮遊している状態を
示し、BOは検体がほぼ均質に分布している状態を示す
。A1〜A5,Bl〜B4,Cに示す出力信号波形は、
全走査線の中でA。,BOに示す一本の走査線29a,
29bで走査した場合の波形を示す。A1は固定抵抗1
1の両端に発生する電気信号12aを示す。A2はピー
ク値ホールド回路13の出力信号32aを示す。A2に
おいてはC,dの2個所でりセツトされているがこれに
ついては後述する。A3はピーク値ホールド回路13の
出力信号32aから基準値15を引いた大きさの引算回
路14の出力信号33aを示す。またA3には原電気信
号12aを破線で示してある。A3に示す出力信号33
aと原電気信号12aとは比較器16で比較され、前述
の比較条件を満す部分E,fにおいて該比較器16から
A4に示す一定振幅のパルス信号34aが発生される。
B列について同様にして見ると、゛電気信号12bはB
1の通りほぼ平担となり、ビーク値ホールド回路13の
出力信号32bはB3の通りとなる。
引算回路14の出力信号33bはB3に示すように原電
気信号12bより小さいため、前述の比較条件を満さな
いからB4の通り比較器16の出力は無い。A4の出力
信号34aは微分器17で微分されてC,に示すパルス
信号35aとなり、その負信号がピーク値ホールド回路
13をC,dの2個所でりセツトさせている。
そのC,dの時刻はA4のパルス信号34aの立下り時
点である。この走査線29aの途中におけるりセツトは
、電気信号12aの変動幅の検討を、走査方向に対して
凝集塊より前部(AOにおいて左部)であり該凝集塊に
なるべく近い反応域部分における電気信号12aの極大
値を基準にして行なうために必要である。一方B列では
、比較器16からの出力信号がないので、走査終了後一
定走査完了信号19によりりセツトされる。比較器16
から出たパルス信号34aの中、積分器20へ進んだも
のはA5〜A7に示すように処理される。
即ちA4に示すパルス信号34aは積分器20によりパ
ルス発生時間を積算されてA5に示す積算時間信号36
aとなり、比較器21に入る。A6は全走査時間Tに亘
つて得られた積算時間信号36aと基準値22を示す。
積算時間信号36aが基準値22を越えると比較器21
から凝集ありの信号23が発せられる。このA,〜A7
に示す判定方法は特許請求の範囲1に記載した方法であ
る。
この判定方法は、亀気信号12aが直前の極大値から基
準値15の幅以上に減少しているときは、光束4が凝集
塊上を走査しているときであるという対応から、全走査
時間の中でこのような状態の起つている全時間は凝集塊
の総面積に比例したものになるという原理に基づくもの
であり、凝集状態を検出するための有力な方法であると
いえる。なお上記した方法はおいて、基準値15を各凝
集塊の検出の始めと終りとにおいて異なる値とすると、
第4図に示すように凝集塊に相当する電気信号の微変動
に基づく識別装置の誤判定を防ぐことが可能である。
第4図D2〜D4は誤動作の場合を示し、同図E,〜E
3は基準値15を変えて正常動作させた場合の信号波形
を示す。
例えば同図D。
に示すような微小間隔30を介して2つの凝集塊が隣接
する反応域2dにおいて、該間隔30を通る走査線29
dにより得られる電気信号12dは、D,に示す通り該
間隔30に応じた小ピーク値31がg点に形成される。
この電気信号12dを第2図に示す装置により、前記の
方法と同様に処理すると次のようになる。
即ち、ヒータ値ホールド回路13の出力信号32dはD
2に示す通りとなりg点でりセツト(後述)されている
。引算回路14の出力信号33dはD3に示す通りとな
り、比較器16のパルス信号34dはD4に示す通り左
方の凝集塊に相当する信号のみとなる。このパルス信号
34dは凝集塊の大きさと対応しない不都合がある。パ
ルス信号34dの立下り部(g点)の微分信号によりヒ
ータ値ホールド回路13はりセツトされてしまう。そこ
で今、基準値15をD4のパルス侶号34dが発生して
いる時は電位差(Y−X)からある値F(第4図E2)
だけ減じた小さな値とすると、引算回路14からE2に
示す出力信号33eが発せられる。
この出力信号33eと原電気信号12dとを比較すると
、E3に示すように小ピーク値31の存在には左右され
ることなく2つの凝集塊の大きさに応じたパルス信号3
4eが発せられる。このパルス信号34eの立下り部(
h点)の微分信号によりピーク値ホールド回路13は初
めてりセツトされる。上記したある値Fは基準値15と
同様に十分吟味して定める必要がある。
なお、E3のパルス信号34eはその後積分器20に進
んで、それぞれの判定を受ける。
このD,,E,〜E3に示す処理方法を付加した判定方
法は特許請求の範囲2に記載した方法である。
なお、実際にこのような処理方法に基づいて第2図に示
す識別装置を動作させるには、比較器16のパルス信号
を受けて基準値15をある値Fだけ減少させるバイアス
回路(図示せず)を付加すればよい。
以上に各実施例から判るように本発明の方法は、凝集反
応させた検体の凝集有無を光学的、電気的に判定するも
のであるから、判定時間が短かく、常に一定条件の下で
判定することができて信頼性の高い判定が得られ、肉眼
で行なう従来法のような個人差も生じない等効果が大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明を実施する装置の概略を示し、第1
図は査走および光電変換装置の概略図、第2図は識別装
置のプロツク図、第3図A−Cは検体例とそれぞれの検
体における走査信号とを示す説明図、第4図A−Bは第
3図同様の説明図である。 2:反応域、6:光導電素子、12,12a,12b,
12d:電気信号、15:基準値、16,21:比較器
、22:基準値。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 検体を微小断面積の光束で走査し、該検体を通過し
    た光につき光電変換を行なつてその透過光量に応じた大
    きさの電気信号を取出し、該電気信号の隣接する極大値
    と極小値との変動幅が基準値の幅を越えている時間を全
    走査時間に亘つて積算し、この積算時間が基準時間を越
    えた場合に凝集有りと判定することを特徴とする血液等
    の凝集状態を検出する方法。 2 検体を微小断面積の光束で走査し、該検体を通過し
    た光につき光電変換を行なつてその透過光量に応じた大
    きさの電気信号を取出し、該電気信号の隣接する極大値
    と極小値との変動幅が基準値の幅を越えている時間を全
    走査時間に亘つて積算し、この積算時間が基準時間を越
    えた場合に凝集ありと判定する血液等の凝集状態を検出
    する方法において、該電気信号の極大値から極小値へ変
    動する時と、極小値部において細かく変動している時と
    をそれぞれ異なつた基準値を用いて電気信号を識別する
    ことを特徴とする血液等の凝集状態を検出する方法。
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