JPS5932523B2 - 金属磁性粉末の製造方法 - Google Patents
金属磁性粉末の製造方法Info
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- JPS5932523B2 JPS5932523B2 JP55095403A JP9540380A JPS5932523B2 JP S5932523 B2 JPS5932523 B2 JP S5932523B2 JP 55095403 A JP55095403 A JP 55095403A JP 9540380 A JP9540380 A JP 9540380A JP S5932523 B2 JPS5932523 B2 JP S5932523B2
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は金属鉄を主体とする金属磁性粉末の製造方法
に関するものである。
に関するものである。
一般的に、金属鉄を主体とする磁性粉末は、Fe3o4
やに−Fe2O3などの酸化鉄系磁性粉末に比較して保
磁力(Hc)などの磁気特性に優れる利点を有しており
、磁気テープを始めとする種々の磁気記録媒体用の記録
素子として脚光を浴びている。
やに−Fe2O3などの酸化鉄系磁性粉末に比較して保
磁力(Hc)などの磁気特性に優れる利点を有しており
、磁気テープを始めとする種々の磁気記録媒体用の記録
素子として脚光を浴びている。
しかしながら、この種の磁性粉末は通常、オキシ水酸化
鉄もしくはこれを加熱脱水して得られる酸化鉄の針状粒
子からなる粉末を気相中で加熱還元して製造されるため
、加熱還元時に粒子相互間の焼結や個々の粒子の部分的
な溶融による形崩れが起こり易く、粒度の不均一化や斜
状性が損なわれることによつて磁気特性が著しく低下す
る欠点がある。さらに、上記の原料となるオキシ水酸化
鉄は、普通には水酸化鉄の懸濁液中に酸素含有ガスを吹
き込んで酸化する方法によつて生成させるが、針状粒子
以外に樹枝状粒子が副生し易く、また粒度も不均一とな
り易い傾向がある。
鉄もしくはこれを加熱脱水して得られる酸化鉄の針状粒
子からなる粉末を気相中で加熱還元して製造されるため
、加熱還元時に粒子相互間の焼結や個々の粒子の部分的
な溶融による形崩れが起こり易く、粒度の不均一化や斜
状性が損なわれることによつて磁気特性が著しく低下す
る欠点がある。さらに、上記の原料となるオキシ水酸化
鉄は、普通には水酸化鉄の懸濁液中に酸素含有ガスを吹
き込んで酸化する方法によつて生成させるが、針状粒子
以外に樹枝状粒子が副生し易く、また粒度も不均一とな
り易い傾向がある。
このような樹枝状粒子の存在や粒度の不均一さは直接に
磁気特性に悪影響を及ぼすばかりか、上記の加熱還元時
の粒子間の焼結をより顕著にする要因となる。したがつ
て優れた磁気特性を有する磁性粉末を得るには、α−オ
キシ水酸化鉄の生成段階において樹枝状粒子の副生を抑
制し、かつ粒度を均一化し、しかも加熱還元時の粒子の
焼結や形崩れを防止する必要があるが、まだ充分に満足
できる方法は知られていない。この発明者らは、アルカ
リ領域に調整した水酸化第1鉄の懸濁液中に酸素含有ガ
スを導入する方法によれば、生成したα−オキシ水酸化
鉄を原料として最終的に得られる金属鉄を主体とする磁
性粉末が緻密な粒子となつて磁気特性が改善されること
を既に究明している。
磁気特性に悪影響を及ぼすばかりか、上記の加熱還元時
の粒子間の焼結をより顕著にする要因となる。したがつ
て優れた磁気特性を有する磁性粉末を得るには、α−オ
キシ水酸化鉄の生成段階において樹枝状粒子の副生を抑
制し、かつ粒度を均一化し、しかも加熱還元時の粒子の
焼結や形崩れを防止する必要があるが、まだ充分に満足
できる方法は知られていない。この発明者らは、アルカ
リ領域に調整した水酸化第1鉄の懸濁液中に酸素含有ガ
スを導入する方法によれば、生成したα−オキシ水酸化
鉄を原料として最終的に得られる金属鉄を主体とする磁
性粉末が緻密な粒子となつて磁気特性が改善されること
を既に究明している。
この発明は、さらに継続する研究過程で、上記のα−オ
キシ水酸化鉄の生成反応をアルカリ領域で行なう方法に
おいて、水酸化第1鉄の懸濁液中に水酸化ニツケルを存
在させ、かつ生成したα−オキシ水酸化鉄もしくはこれ
を加熱脱水した酸化鉄を加熱還元するに際し、被還元物
の粒子表面にアルミニウム化合物および亜鉛化合物から
選ばれる少なくとも1種の化合物を含む下層とケイ素化
合物を含む上層とから構成される2重の被覆層を形成し
たとき、上記α−オキシ水酸化鉄が樹枝状粒子の副生が
抑制されて粒度の揃つた針状粒子となり、しかも加熱還
元時の粒子の焼結や形崩れが効果的に防止され、優れた
磁気特性を有する磁性粉末が得られることを見い出し、
到達したものである。
キシ水酸化鉄の生成反応をアルカリ領域で行なう方法に
おいて、水酸化第1鉄の懸濁液中に水酸化ニツケルを存
在させ、かつ生成したα−オキシ水酸化鉄もしくはこれ
を加熱脱水した酸化鉄を加熱還元するに際し、被還元物
の粒子表面にアルミニウム化合物および亜鉛化合物から
選ばれる少なくとも1種の化合物を含む下層とケイ素化
合物を含む上層とから構成される2重の被覆層を形成し
たとき、上記α−オキシ水酸化鉄が樹枝状粒子の副生が
抑制されて粒度の揃つた針状粒子となり、しかも加熱還
元時の粒子の焼結や形崩れが効果的に防止され、優れた
磁気特性を有する磁性粉末が得られることを見い出し、
到達したものである。
水酸化第1鉄の懸濁液中に水酸化ニツケルを存在させる
手段は種々あり、たとえば上記懸濁液に水酸化ニツケル
自体を添加してもよいが、普通には上記懸濁液中ないし
水酸化第1鉄を生成させる反応の系内に種々の水可溶性
ニツケル塩の形で加え、PH調整によつて水酸化物とす
ればよく、特に第1鉄塩とアルカリとの反応にて水酸化
第1鉄を析出させる際に同時に水酸化ニツケルを析出さ
せて共沈物とする方法が推奨される。
手段は種々あり、たとえば上記懸濁液に水酸化ニツケル
自体を添加してもよいが、普通には上記懸濁液中ないし
水酸化第1鉄を生成させる反応の系内に種々の水可溶性
ニツケル塩の形で加え、PH調整によつて水酸化物とす
ればよく、特に第1鉄塩とアルカリとの反応にて水酸化
第1鉄を析出させる際に同時に水酸化ニツケルを析出さ
せて共沈物とする方法が推奨される。
水酸化ニツケルは、水酸化第1鉄の懸濁液中に存在する
ことにより、この懸濁液中に酸素含有ガスを導入してα
−オキシ水酸化鉄を生成させる反応において、樹枝状粒
子の生成を抑制し、かつ析出粒子の粒度を均一にすると
いう作用を示す。
ことにより、この懸濁液中に酸素含有ガスを導入してα
−オキシ水酸化鉄を生成させる反応において、樹枝状粒
子の生成を抑制し、かつ析出粒子の粒度を均一にすると
いう作用を示す。
その量は、水酸化第1鉄に対してNlAeの原子比で0
.001〜0.15となる量が好適であり、過少では実
質的な効果が期待できず、過多ではそれ以上の効果の上
昇を望めず、磁気特性面でも悪影響がある。なお、この
発明では上記の水酸化ニツケルを共に水酸化第1鉄の懸
濁液中にアルミニウム化合物、亜鉛化合物およびケイ素
化合物から選ばれる1種以上の化合物を含有させてもよ
い。
.001〜0.15となる量が好適であり、過少では実
質的な効果が期待できず、過多ではそれ以上の効果の上
昇を望めず、磁気特性面でも悪影響がある。なお、この
発明では上記の水酸化ニツケルを共に水酸化第1鉄の懸
濁液中にアルミニウム化合物、亜鉛化合物およびケイ素
化合物から選ばれる1種以上の化合物を含有させてもよ
い。
これらの含有量の加減によつて析出するα−オキシ水酸
化鉄の粒度調整が可能となり、したがつて加熱還元を経
て最終的に得られる金属鉄を主体とする磁性粉末を用途
や目的性能に適した粒度とすることができる。さらに、
これらは析出したα−オキシ水酸化鉄粒子の内部ないし
表面にイオン状態で捕捉されて残留し、加熱還元や加熱
脱水などの熱処理工程における粒子の焼結や形崩れを抑
制する効果も示す。上記で使用するアルミニウム化合物
としては硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化ア
ルミニウムなど、亜鉛化合物では硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、
塩化亜鉛など、ケイ素化合物ではオルトケイ酸ナトリウ
ム、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、種々
の組成の水ガラスなどの水溶性ケイ酸塩類が挙げられ、
これらはアルミニウム、亜鉛、ケイ素の原子をMeとし
たとき、Me/Feの原子比で0.1以下となる量が推
奨され、多過ぎると磁気特性の低下を招来するので望ま
しくない。
化鉄の粒度調整が可能となり、したがつて加熱還元を経
て最終的に得られる金属鉄を主体とする磁性粉末を用途
や目的性能に適した粒度とすることができる。さらに、
これらは析出したα−オキシ水酸化鉄粒子の内部ないし
表面にイオン状態で捕捉されて残留し、加熱還元や加熱
脱水などの熱処理工程における粒子の焼結や形崩れを抑
制する効果も示す。上記で使用するアルミニウム化合物
としては硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化ア
ルミニウムなど、亜鉛化合物では硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、
塩化亜鉛など、ケイ素化合物ではオルトケイ酸ナトリウ
ム、メタケイ酸ナトリウム、メタケイ酸カリウム、種々
の組成の水ガラスなどの水溶性ケイ酸塩類が挙げられ、
これらはアルミニウム、亜鉛、ケイ素の原子をMeとし
たとき、Me/Feの原子比で0.1以下となる量が推
奨され、多過ぎると磁気特性の低下を招来するので望ま
しくない。
この発明では水酸化第1鉄の懸濁液中に酸素含有ガスを
導入してα−オキシ水酸化鉄を生成させる反応をアルカ
リ領域下で行なうが、アルカリ領域とする手段は種々存
在する。たとえば、硫酸第1鉄などの第1鉄塩の水溶液
と水酸化ナトリウムなどのアルカリ成分を反応させて水
酸化第1鉄を生成させる一般的な方法において過剰量の
アルカリ成分を使用したり、あるいは種々の方法にて得
られた水酸化第1鉄の懸濁液に後からアルカリ成分を添
加してもよい。いずれの場合でも酸素含有ガスの導入前
の懸濁液のPHが1L以上の高アルカリ領域であればよ
く、このようなアルカリ領域下の反応によつて最終的に
得られる金属鉄を主体とする磁性粉末粒子が緻密性に富
むものとなる。生成したα−オキシ水酸化鉄は、水洗、
P過、乾燥の後、直接もしくは加熱脱水して酸化鉄とし
てこれを水素気流中などの還元雰囲気中で300〜60
0℃程度で加熱すれば、金属鉄を主体とする磁性粉末と
なるが、この発明では被還元物の粒子表面にアルミニウ
ム化合物および亜鉛化合物から選ばれる少なくとも1種
の化合物を含む下層とケイ素化合物を含む上層とから構
成される2重の被覆層を形成する。この被覆層が存在す
ること、ならびに被還元物が均一で樹枝状粒子を殆んど
含まないことにより、加熱還元時の粒子の焼結や形崩れ
が効果的に抑制される。上記の被覆層を形成するには、
アルミニウム化合物では硫酸アルミニウム、塩化アルミ
ニウム、硝酸アルミニウムなどの水可溶性塩類、もしく
はアルミン酸ナトリウムなどの水可溶性アルミン酸塩、
亜鉛化合物では硫酸亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛など、ケ
イ素化合物ではオルトケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナ
トリウム、メタケイ酸カリウム、種々の組成の水ガラス
などの水溶性ケイ酸塩類を使用し、これらを含むアルカ
リ性水溶液中に被還元物粉末を分散させ、粒子表面に単
に吸着させてもよいが、好適には上記懸濁液中に炭酸ガ
スを吹き込んだり、酸を添加することによつてアルミニ
ウム成分では結晶質ないし非晶質の水酸化物やアルミナ
ゾル、亜鉛成分では水酸化物、ケイ素成分ではケイ酸ゾ
ルとして粒子表面に沈着させる。
導入してα−オキシ水酸化鉄を生成させる反応をアルカ
リ領域下で行なうが、アルカリ領域とする手段は種々存
在する。たとえば、硫酸第1鉄などの第1鉄塩の水溶液
と水酸化ナトリウムなどのアルカリ成分を反応させて水
酸化第1鉄を生成させる一般的な方法において過剰量の
アルカリ成分を使用したり、あるいは種々の方法にて得
られた水酸化第1鉄の懸濁液に後からアルカリ成分を添
加してもよい。いずれの場合でも酸素含有ガスの導入前
の懸濁液のPHが1L以上の高アルカリ領域であればよ
く、このようなアルカリ領域下の反応によつて最終的に
得られる金属鉄を主体とする磁性粉末粒子が緻密性に富
むものとなる。生成したα−オキシ水酸化鉄は、水洗、
P過、乾燥の後、直接もしくは加熱脱水して酸化鉄とし
てこれを水素気流中などの還元雰囲気中で300〜60
0℃程度で加熱すれば、金属鉄を主体とする磁性粉末と
なるが、この発明では被還元物の粒子表面にアルミニウ
ム化合物および亜鉛化合物から選ばれる少なくとも1種
の化合物を含む下層とケイ素化合物を含む上層とから構
成される2重の被覆層を形成する。この被覆層が存在す
ること、ならびに被還元物が均一で樹枝状粒子を殆んど
含まないことにより、加熱還元時の粒子の焼結や形崩れ
が効果的に抑制される。上記の被覆層を形成するには、
アルミニウム化合物では硫酸アルミニウム、塩化アルミ
ニウム、硝酸アルミニウムなどの水可溶性塩類、もしく
はアルミン酸ナトリウムなどの水可溶性アルミン酸塩、
亜鉛化合物では硫酸亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛など、ケ
イ素化合物ではオルトケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナ
トリウム、メタケイ酸カリウム、種々の組成の水ガラス
などの水溶性ケイ酸塩類を使用し、これらを含むアルカ
リ性水溶液中に被還元物粉末を分散させ、粒子表面に単
に吸着させてもよいが、好適には上記懸濁液中に炭酸ガ
スを吹き込んだり、酸を添加することによつてアルミニ
ウム成分では結晶質ないし非晶質の水酸化物やアルミナ
ゾル、亜鉛成分では水酸化物、ケイ素成分ではケイ酸ゾ
ルとして粒子表面に沈着させる。
アルミニウム化合物または/および亜鉛化合物の被着処
理とケイ素化合物の被着処理は下層の被着後、加熱処理
を経て、上層を被着するという段階的工程をとる。また
、被還元物としてα−オキシ水酸化鉄の加熱脱水を経た
酸化鉄を使用するときは、加熱脱水前のα−オキシ水酸
化鉄に対して上記の両被着処理を施してもよいし、一方
の被着処理のみを行なつて加熱脱水して得られた酸化鉄
に対して他方の被着処理を行なうこともできる。特に両
被着処理を段階的に行なう場合には、アルミニウム化合
物または/および亜鉛化合物の被着後に150℃以上の
温度で加熱処理を行ない、被覆層の組成を酸化物ないし
含水酸化物の形とし、次いで水溶性ケイ酸塩のアルカリ
性水溶液中に分散して液を中和し、粒子表面に2重の被
覆層を形成する方法が推奨され、この方法によれば先に
被着した前者の被覆層が後者の被着処理時に液中に溶出
することが防止される他、同時被着処理および逆の順序
の被着処理に比較して、得られる金属鉄を主体とする磁
性粉末の磁気特性が良好である。この場合の加熱処理は
上記のα−オキシ水酸化鉄から酸化鉄への加熱脱水工程
で兼ねてもよい。アルミニウム化合物または/および亜
鉛化合物の被着量は(Al/Zn)/Feの原子換算重
量%で0.01〜10wt%となる量が好ましく、過少
では実質的な効果が期待できず、過多では逆に粒子の多
孔化や形崩れをきたす恐れがあり、磁気特性面でも問題
がある。またケイ素化合物の被着量はS1/Feの原子
換算重量?で0.1〜10wt01)、好適には0.1
〜5wt(f)となる量であり、過少では実質的な効果
が期待できず、また多くなるほど飽和磁化(σS′X)
5低下する傾向がある。以下、この発明を実施例にて具
体的に示す。
理とケイ素化合物の被着処理は下層の被着後、加熱処理
を経て、上層を被着するという段階的工程をとる。また
、被還元物としてα−オキシ水酸化鉄の加熱脱水を経た
酸化鉄を使用するときは、加熱脱水前のα−オキシ水酸
化鉄に対して上記の両被着処理を施してもよいし、一方
の被着処理のみを行なつて加熱脱水して得られた酸化鉄
に対して他方の被着処理を行なうこともできる。特に両
被着処理を段階的に行なう場合には、アルミニウム化合
物または/および亜鉛化合物の被着後に150℃以上の
温度で加熱処理を行ない、被覆層の組成を酸化物ないし
含水酸化物の形とし、次いで水溶性ケイ酸塩のアルカリ
性水溶液中に分散して液を中和し、粒子表面に2重の被
覆層を形成する方法が推奨され、この方法によれば先に
被着した前者の被覆層が後者の被着処理時に液中に溶出
することが防止される他、同時被着処理および逆の順序
の被着処理に比較して、得られる金属鉄を主体とする磁
性粉末の磁気特性が良好である。この場合の加熱処理は
上記のα−オキシ水酸化鉄から酸化鉄への加熱脱水工程
で兼ねてもよい。アルミニウム化合物または/および亜
鉛化合物の被着量は(Al/Zn)/Feの原子換算重
量%で0.01〜10wt%となる量が好ましく、過少
では実質的な効果が期待できず、過多では逆に粒子の多
孔化や形崩れをきたす恐れがあり、磁気特性面でも問題
がある。またケイ素化合物の被着量はS1/Feの原子
換算重量?で0.1〜10wt01)、好適には0.1
〜5wt(f)となる量であり、過少では実質的な効果
が期待できず、また多くなるほど飽和磁化(σS′X)
5低下する傾向がある。以下、この発明を実施例にて具
体的に示す。
実施例 12009/10FeS04・7H20を溶解
した水溶液1.51中に攪拌しつつ114g/10)N
iSO4・6H20を溶解した水溶液0.11および2
009/l濃度のNaOH水溶液1.51を添加し、F
e(0H)2とNl(0H)2との共沈物を含みPHl
2以上である懸濁液を得た。
した水溶液1.51中に攪拌しつつ114g/10)N
iSO4・6H20を溶解した水溶液0.11および2
009/l濃度のNaOH水溶液1.51を添加し、F
e(0H)2とNl(0H)2との共沈物を含みPHl
2以上である懸濁液を得た。
次いで液温を40℃に加温し、液中に1.61/分の割
合で空気を10時間吹き込んで、Niを固溶したα−F
eOOHを得た。このα−FeOOHを水洗、ろ過、乾
燥後、その109を採取し、800m1の水中に分散さ
せ、この液中に、1N−NaOHlOOmlと1m01
e/2濃度のZnsO4、水溶液5m1との混合液を攪
拌しながら添加し、続いて液中にCO2ガスを液のPH
が7〜8となるまで吹き込み、Zn(0H)2を被着し
たα−FeOOHを得た。このα−FeOOHを空気中
で300℃にて2時間脱水焼成してα−Fe2O3とし
た。続いてこのα−Fe2O3を800m1の水中に分
散させ、攪拌しつつ1N−NaOH水溶液100m1お
よび1m01e々濃度のNa4SlO4水溶液20m1
とを添加混合し、ついで液中にCO2ガスを液のPHが
7〜8となるまで吹き込んで、水洗、ろ過、乾燥し、上
層がSiO2、下層がZnOである2重被覆層を有する
α−Fe2O3(Zn/Fe=4.9wt0I)、Si
/Fe=2wt(I:/)を得た。得られたα−Fe2
O3を電気炉中でH2流量11/分にて第1表記載の温
度、時間条件で還元してNi,ZnおよびS1を含む金
属鉄粉末を得た。この粉末の磁気特性を第1表に示す。
実施例 2 実施例1と同一の方法によつて得られたNi固溶のα−
FeOOHlO9を用いて、これを800dの水中に分
散し、この液中に1N−NaOH水溶液100m1と0
.01m01e/l濃度のAl2(SO4)3水溶液2
0m1とを添加混合し、次いで液中に002ガスを液の
PHが7〜8となるまで吹き込み、水洗、ろ過、乾燥し
てAl(0H)3を被着したα−FeOOHを得た。
合で空気を10時間吹き込んで、Niを固溶したα−F
eOOHを得た。このα−FeOOHを水洗、ろ過、乾
燥後、その109を採取し、800m1の水中に分散さ
せ、この液中に、1N−NaOHlOOmlと1m01
e/2濃度のZnsO4、水溶液5m1との混合液を攪
拌しながら添加し、続いて液中にCO2ガスを液のPH
が7〜8となるまで吹き込み、Zn(0H)2を被着し
たα−FeOOHを得た。このα−FeOOHを空気中
で300℃にて2時間脱水焼成してα−Fe2O3とし
た。続いてこのα−Fe2O3を800m1の水中に分
散させ、攪拌しつつ1N−NaOH水溶液100m1お
よび1m01e々濃度のNa4SlO4水溶液20m1
とを添加混合し、ついで液中にCO2ガスを液のPHが
7〜8となるまで吹き込んで、水洗、ろ過、乾燥し、上
層がSiO2、下層がZnOである2重被覆層を有する
α−Fe2O3(Zn/Fe=4.9wt0I)、Si
/Fe=2wt(I:/)を得た。得られたα−Fe2
O3を電気炉中でH2流量11/分にて第1表記載の温
度、時間条件で還元してNi,ZnおよびS1を含む金
属鉄粉末を得た。この粉末の磁気特性を第1表に示す。
実施例 2 実施例1と同一の方法によつて得られたNi固溶のα−
FeOOHlO9を用いて、これを800dの水中に分
散し、この液中に1N−NaOH水溶液100m1と0
.01m01e/l濃度のAl2(SO4)3水溶液2
0m1とを添加混合し、次いで液中に002ガスを液の
PHが7〜8となるまで吹き込み、水洗、ろ過、乾燥し
てAl(0H)3を被着したα−FeOOHを得た。
このα−FeOOHを空気中で300℃にて2時間脱水
焼成してα−Fe2O3とした。続いてこのα−Fe2
O3を800m1の水中に分散させ、攪拌しつつ1N−
NaOH水溶液50dおよび1r]])1e/l濃度の
Na4SiO4水溶液20m1とを添加混合し、続いて
液中にCO2ガスを液のPHが7〜8となるまで吹き込
んで、水焼、ろ過乾燥し、上層がSlO2、下層がAl
2O3である2重被覆層を有するα−Fe2O3(Al
//1?e=0.2wt%)を得た。この500Tn9
を採取して電気炉中でH2流量11/分、温度500℃
にて1時間の加熱還元を行なつて、Nl,Allおよび
Slを含む金属鉄粉末を得た。この粉末の磁気特性は、
Hc=14000e1σs=154emu/9、σr/
σs=0.51であつた。参考例実施例1の方法におい
て、FesO4水溶液中へNlSO4水溶液と共に35
9/l(7)Al2(SO4)3・17H20を溶解し
た水溶液を種々の添加量で配合して、実施例1と同様の
条件でα−FeOOHを析出させた。
焼成してα−Fe2O3とした。続いてこのα−Fe2
O3を800m1の水中に分散させ、攪拌しつつ1N−
NaOH水溶液50dおよび1r]])1e/l濃度の
Na4SiO4水溶液20m1とを添加混合し、続いて
液中にCO2ガスを液のPHが7〜8となるまで吹き込
んで、水焼、ろ過乾燥し、上層がSlO2、下層がAl
2O3である2重被覆層を有するα−Fe2O3(Al
//1?e=0.2wt%)を得た。この500Tn9
を採取して電気炉中でH2流量11/分、温度500℃
にて1時間の加熱還元を行なつて、Nl,Allおよび
Slを含む金属鉄粉末を得た。この粉末の磁気特性は、
Hc=14000e1σs=154emu/9、σr/
σs=0.51であつた。参考例実施例1の方法におい
て、FesO4水溶液中へNlSO4水溶液と共に35
9/l(7)Al2(SO4)3・17H20を溶解し
た水溶液を種々の添加量で配合して、実施例1と同様の
条件でα−FeOOHを析出させた。
得られたα−FeOOHの平均長径とAl/Feの原子
比の関係を第1図に示す。また同様に、上記Al2(S
O4)3水溶液の代わりに、31.19/l(7)Zn
SO4・7H20を溶解した水溶液を使用した場合、な
らびに20.09/l濃度のNa4SiO4水溶液を使
用した場合の析出α−FeOOH粒子の平均長径とZn
/TeおよびSl/Feの原子比との関係を図面に示す
。図中、曲線AはAll曲線BはZnl曲線CはS1を
意味する。比較例 1実施例1、7i62の方法におい
て、ZnsO4水溶液を使用せず、他の条件を全て同一
として、NlおよびSiを含む金属鉄粉末を得た。
比の関係を第1図に示す。また同様に、上記Al2(S
O4)3水溶液の代わりに、31.19/l(7)Zn
SO4・7H20を溶解した水溶液を使用した場合、な
らびに20.09/l濃度のNa4SiO4水溶液を使
用した場合の析出α−FeOOH粒子の平均長径とZn
/TeおよびSl/Feの原子比との関係を図面に示す
。図中、曲線AはAll曲線BはZnl曲線CはS1を
意味する。比較例 1実施例1、7i62の方法におい
て、ZnsO4水溶液を使用せず、他の条件を全て同一
として、NlおよびSiを含む金属鉄粉末を得た。
この粉末のHc=9600e1σs=156emu/9
、σr/0s=0.45であつた。比較例 2 実施例1、試料滝2の方法において、NiSO4水溶液
を使用せず、他の条件を全て同一として、ZnおよびS
lを含む金属鉄粉末を得た。
、σr/0s=0.45であつた。比較例 2 実施例1、試料滝2の方法において、NiSO4水溶液
を使用せず、他の条件を全て同一として、ZnおよびS
lを含む金属鉄粉末を得た。
この粉末のHc=12500e1σs=164emu/
9、σr/σs=0.49であつた。比較例 3 実施例2の方法において、Na4SiO4水溶液による
被着処理を行なわず、他の条件を同一としてAlおよび
Niを含む金属鉄粉末を得た。
9、σr/σs=0.49であつた。比較例 3 実施例2の方法において、Na4SiO4水溶液による
被着処理を行なわず、他の条件を同一としてAlおよび
Niを含む金属鉄粉末を得た。
この粉末のHc=8000e1σs=150emu/9
、σr/σs=0.43であつた。比較例 4 実施例1、試料/164の方法において、ZnsO4水
溶液およびNa4SlO4水溶液による被着処理を行な
わず、他の条件を同一としてNiを含む金属鉄粉末を得
た。
、σr/σs=0.43であつた。比較例 4 実施例1、試料/164の方法において、ZnsO4水
溶液およびNa4SlO4水溶液による被着処理を行な
わず、他の条件を同一としてNiを含む金属鉄粉末を得
た。
この粉末のHc=5600e1σs=178emu/9
、σr/σs=0.28であつた。以上の実施例および
比較例の結果から明らかなように、この発明の方法によ
れば、樹枝状粒子の混入が少なく粉度の揃つたα−オキ
シ水酸化鉄が得られ、これを直接もしくは加熱脱水した
酸化鉄を原料として加熱還元を行なつた際に粒子の焼結
や形崩れが極めて効果的に抑制される結果、優れた磁気
特性を有する金属鉄を主体とする磁性粉末が得られる。
また、α−オキシ水酸化鉄の生成反応をアルミニウム化
合物、亜鉛化合物およびケイ素化合物の存在下で行なえ
ば、図面に示すようにその量の増減によつて、生成する
α−オキシ水酸化鉄の粒度を用途や目的性能に応じた大
きさに調整することが可能である。
、σr/σs=0.28であつた。以上の実施例および
比較例の結果から明らかなように、この発明の方法によ
れば、樹枝状粒子の混入が少なく粉度の揃つたα−オキ
シ水酸化鉄が得られ、これを直接もしくは加熱脱水した
酸化鉄を原料として加熱還元を行なつた際に粒子の焼結
や形崩れが極めて効果的に抑制される結果、優れた磁気
特性を有する金属鉄を主体とする磁性粉末が得られる。
また、α−オキシ水酸化鉄の生成反応をアルミニウム化
合物、亜鉛化合物およびケイ素化合物の存在下で行なえ
ば、図面に示すようにその量の増減によつて、生成する
α−オキシ水酸化鉄の粒度を用途や目的性能に応じた大
きさに調整することが可能である。
図面は、参考例の方法におけるアルミニウム化合物、亜
鉛化合物およびケイ素化合物の各使用量と析出するα−
オキシ水酸化鉄の平均長径との関係を示す図である。 A・・・・・・アルミニウム化合物、B・・・・・・亜
鉛化合物、C ・・・・・・ケイ素化合物。
鉛化合物およびケイ素化合物の各使用量と析出するα−
オキシ水酸化鉄の平均長径との関係を示す図である。 A・・・・・・アルミニウム化合物、B・・・・・・亜
鉛化合物、C ・・・・・・ケイ素化合物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 pH11以上に調整した水酸化第1鉄のアルカリ性
懸濁液中に酸素含有ガスを導入してα−オキシ水酸化鉄
もしくはこれを加熱脱水した酸化鉄を気相中で加熱還元
して金属鉄を主体とする磁性粉末とするに当たり、上記
懸濁液中に水酸化ニッケルを存在させ、かつ加熱還元に
供するα−オキシ水酸化鉄もしくは酸化鉄の粒子表面に
アルミニウム化合物および亜鉛化合物から選ばれる少な
くとも1種の化合物を含む下層を被着させ150℃以上
の温度で加熱処理を行ないその後、ケイ素化合物を含む
上層を被着させ2重の被覆層を形成したことを特徴とす
る金属磁性粉末の製造方法。 2 水酸化第1鉄の懸濁液中に水酸化ニッケルと共に、
アルミニウム化合物、亜鉛化合物およびケイ素化合物よ
り選ばれる少なくとも1種を含有させる特許請求の範囲
第1項記載の金属磁性粉末の製造方法。 3 加熱還元に供するオキシ水酸化鉄もしくは酸化鉄の
粒子表面にアルミニウム化合物および亜鉛化合物から選
ばれる少なくとも1種の化合物を被着し、これを気相中
で150℃以上の温度で加熱処理し、次いで水溶性ケイ
酸塩のアルカリ性水溶液中に分散し、液を中和して粒子
表面にケイ酸ゾルを沈着させることによつて2重の被覆
層を形成する特許請求の範囲第1項または第2項記載の
金属磁性粉末の製造方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55095403A JPS5932523B2 (ja) | 1980-07-11 | 1980-07-11 | 金属磁性粉末の製造方法 |
| EP81104423A EP0041727B1 (en) | 1980-06-11 | 1981-06-10 | Process for preparing ferromagnetic particles comprising metallic iron |
| DE8181104423T DE3176436D1 (en) | 1980-06-11 | 1981-06-10 | Process for preparing ferromagnetic particles comprising metallic iron |
| US06/272,722 US4390361A (en) | 1980-06-11 | 1981-06-11 | Process for preparing ferromagnetic particles comprising metallic iron |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55095403A JPS5932523B2 (ja) | 1980-07-11 | 1980-07-11 | 金属磁性粉末の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5723003A JPS5723003A (en) | 1982-02-06 |
| JPS5932523B2 true JPS5932523B2 (ja) | 1984-08-09 |
Family
ID=14136695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55095403A Expired JPS5932523B2 (ja) | 1980-06-11 | 1980-07-11 | 金属磁性粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5932523B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62219326A (ja) * | 1986-03-20 | 1987-09-26 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
| JP2670901B2 (ja) * | 1990-11-27 | 1997-10-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 透明度の改良された磁性材料 |
| US11830533B2 (en) * | 2018-03-30 | 2023-11-28 | Sony Corporation | Method of producing magnetic powder and method of producing magnetic recording medium |
-
1980
- 1980-07-11 JP JP55095403A patent/JPS5932523B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5723003A (en) | 1982-02-06 |
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