JPS598299B2 - ポリオレフイン系可剥性保護フイルム - Google Patents

ポリオレフイン系可剥性保護フイルム

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JPS598299B2
JPS598299B2 JP9544176A JP9544176A JPS598299B2 JP S598299 B2 JPS598299 B2 JP S598299B2 JP 9544176 A JP9544176 A JP 9544176A JP 9544176 A JP9544176 A JP 9544176A JP S598299 B2 JPS598299 B2 JP S598299B2
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ethylene
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film according
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JP9544176A
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秀男 伊藤
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリオレフィン系可剥性保護フィルムに関する
可剥性保護フィルムは、金属製品、プラスチック製品、
ゴム製品等の加工時、輸送時あるいは保管時の傷付き、
汚染、腐食を防止するために一時的に表面に被膜を形成
させ、上記目的を果した後は容易にかつ一体的に剥ぎ取
ることのできるものである。
従つて可剥性保護フィルムには次のような性能が要求さ
れる。(a)基材に対し、適度な密着性を有すること。
(剥離強度が100ないし500g/inchの範囲に
あること。)(b)剥離する際一体的かつ連続的に剥ぎ
取ることができること。
(c)密着性の経時変化が少ないこと。
(2)フィルム被覆時の熱処理により基材が変形、変質
を生じないよう低温で基材に密着しうること。
(e)粘着性がないこと。
(f)基材の表面を汚染するような可塑剤、溶剤等を含
まないこと。
(g)金属製品の加工時に使用されるものは冷間加工適
性があること。
(れ)使用後、廃棄処理が容易であること。
これまで特にアルミ板やステンレス板などの金属材料の
絞リカ旺、ロール加工時の剥離性保護材としては、被膜
が粘着性を持たず、密着力が比較的良好で、適当な引張
り強さと伸びが必要なためポリ塩化ビニル系オルガノゾ
ル、ブラスチゾルまたはポリ塩化ビニルフイルムの片面
に粘着剤を塗布したもの等が用いられていた。しかしな
がら上記ポリ塩化ビニル系保護フイルムには可塑剤およ
び有機溶剤が含まれているため焼付時の作業環境上、あ
るいは大気汚染を生じる等の点で好ましくない。更にポ
リ塩化ビニル系可剥性保護フイルムは、剥離後のフィル
ムを処分する場合、焼却時に塩化水素を発生するため、
通常の焼却炉が使用できないという問題点があり、ポリ
オレフインへの代替が望まれている。しかしながら、ポ
リオレフインフイルムを可剥性保護フイルムとして使用
するには、次の課題を解決しなければならない。
まず第一点はポリオレフインは金属に対する接着性を持
たないことである。この課題に対しては、これまでにポ
リオレフィンに接着性付与物質を含有せしめる方法、お
よびポリオレフインと金属の間に接着層を設ける方法が
提案されている。このうちポリオレフインに接着性付与
物質を含有せしめる方法としては例えば、ポリオレフイ
ンに炭化水素樹脂、ロジン類等の粘着性付与剤を配合す
る方法が提案されている。(例えば、特公昭42−87
83号、特公昭46一26339号、特公昭48−44
928号など)しかし、このような方法では、組成物が
粘着性を持つため剥離性保護フイルムとしては使用でき
ない。一方、カルボキシル基含有ポリオレフインをポリ
オレフインに含有せしめることによりポリオレフインに
接着性を付与することも知られている。しかし例えば特
公昭44−12580号、特公昭45−27235号、
特公昭49−4822号などで提案されている 方法は
いずれも高温で処理することにより、金属に強固に密着
する方法に関するものであり、本発明の如く、剥離性保
護フイルムに関する検討はなされていない。特に可剥性
保護フイルムの場合、基材の保護を目的とするだけに、
熱処理により基材の品質が変化することは避けなければ
ならない。従つて、フイルムの被覆処理は、できるだけ
低温で行えることが望まれる。本発明の第一の目的は特
に金属材料に対し手で容易に剥離しうる程度の密着性を
有し、かつ基材を冷間加工した際加工治具に付着したり
、切断、剥離を生じないポリオレフイン系可剥性保護フ
イルムを提供することにある。本発明の他の目的は、特
に低温で熱接着でき、かつ熱接着後の密着性の経時変化
が少ないポリオレフイン系町剥性保護フイルムを提供す
ることにある。すなわち、本発明は、結晶化度10ない
し50%、密度0、87ないし0,91g/D,エチレ
ン含有率88ないし96モル%、融点100℃以下のエ
チレン一1−ブテンランダム共重合体99.9ないし8
0重量部、(b)一部もしくは全部が不飽和カルボン酸
もしくはその誘導体でグラフト変性された結晶化度30
%以下の軟質オレフイン重合体もしくはオレフイン系合
成ゴム0.1ないし20重量部とからなるポリオレフィ
ン組成物(計100重量部)を素材とすることを特徴と
する可剥性保護フイルムである。
本発明につき詳しく説明する。
本発明では、フイルムの主成分として、エチレン一1−
ブテンランダム共重合体を使用する。
本発明でいうエチレン一1−ブテンランダム共重合体と
は、密度0.87ないし0.91g/Cd、エチレン含
有率88ないし96モル%のエチレン一1−ブテンラン
ダム共重合体であり、該共重合体は冷間加工性が最も優
れており、融点も100℃以下であるため、特に好まし
い。興昧あることに、後述の接着性付与剤(b)成分は
このような低結晶性樹脂に対し最も効果を発揮するので
ある。次に、本発明の可剥性保護フイルムでは、接着性
付与剤として、一部もしくは、全部が不飽和カルボン酸
もしくはその誘導体でグラフト変性された結晶化度30
%以下の軟質オレフイン重合体もしくはオレフイン系合
成ゴムを用いる。
ここで、結晶化度30%以下の軟質オレフイン重合体と
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ベンゼン
、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル
−1−ベンゼン、4−メチル−1−ベンゼン等のα−オ
レフインの2種以上からなる共重合体およびそれらの混
合物であつて、結晶化度30%以下の樹脂をいう。
結晶化度を30%とした理由は、結晶化度30%以下の
樹脂は、融点が100℃以下か、あるいはほとんど認め
られないからである。一方、オレフイン系合成ゴムとは
、エチレンープロピレンゴム、エチレン−1−ブテンゴ
ム、ポリイソブチレン、エチレンープロピレンージエン
ゴム等をいう。
以上述べた結晶化度30%以下の軟質オレフイン重合体
もしくはオレフイン系合成ゴム(以下総称してオレフイ
ン系エラストマーという。
)は一部もしくは全部が不飽和カルボン酸またはその誘
導体でグラフト変性される。不飽和カルボン酸としては
、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、シトラコン酸等がある。また不飽和
カルボン酸の誘導体としては、酸無水物、エステル、ア
ミド、イミド、金属塩等があり、例えば無水マレイン酸
、無水シトラコン酸、無水イタコン酸、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル、マレ
イン酸モノエチルエステル、マレイン酸ジエチルエステ
ル、フマル酸モノメチルエステル、フマル酸ジメチルエ
ステル、イタコン酸モノメチルエステル、イタコン酸ジ
エチルエステル、アクリルアミド、メタクリルアミド、
マレイン酸モノアミド、マレイン酸ジアミド、マレイン
酸−N−モノエチルアミド、マレイン酸−N,N−ジエ
チルアミド、マレイン酸−N−モノブチルアミド、マレ
イン酸−N,N−ジブチルアミド、フマル酸モノアミド
、フマル酸ジアミド、フマル酸−N−モノエチルアミド
、フマル酸−N,N−ジエチルアミド、フマル酸−N−
モノブチルアミド、フマル酸−N,N−ジブチルアミド
、マレイミド、N−ブチルマレイミド、N−フエニルマ
レイミド、アクリル酸ナトリウム、メタクリル酸ナトリ
ウム、アクリル酸カリウム、メタクリル酸カリウム等を
挙げることができる。これらの中では、無水マレイン酸
を使用するのが最も好ましい。上記モノマーをオレフイ
ン系エラストマーにグラフトする方法としては、公知の
種々の方法を採用することが出来る。
例えば、オレフイン系エラストマーとグラフトモノマー
を溶媒の存在下または不存在下でラジカル開始剤を添加
してまたは添加せずに高温で加熱することによつて行わ
れる。反応に際し、スチレンのような他のビニルモノマ
ーを共存させてもよい。オレフイン系エラストマーへの
グラフトモノマーのグラフトされる量(以下グラフト率
という)は、1×10−2ないし5重量%の範囲にある
よう調製するのが好ましい。オレフイン系エラストマー
は、一部がグラフトされていても、全体がグラフトされ
ていてもさしつかえないが、工業的製造上からは、予め
グラフト率10−1ないし6重量%の変性エラストマー
を製造しておき、次に未変性オレフイン系エラストマー
にこの変性オレフイン系エラストマーを混合することが
組成物中のグラフトモノマーの濃度を適当に調整できる
ため、好ましい。本発明はこのような変性オレフイン系
エラストマー(b)成分を(a)成分に配合することに
より、低温で熱接着できる可剥性保護フイルムが得られ
ることを見出したことに基く。
本発明の可剥性保護フイルムでは、(a)成分と(6)
成分の比は99.9ないし80重量部、好ましくは99
.5ないし95重量部対0.1ないし20重量部、好ま
しくはO.5ないし5重量部の範囲にあることが必要で
、(b)成分が上記範囲より少ないとフイルムの金属等
に対する密着性が劣り、逆に20重量部を超えるとフイ
ルムがブロツキングしやすくなる。
また金属等の基材に対する密着性が大きくなり過ぎて剥
離できなくなる。本発明の保護フィルムの素材となるポ
リオレフイン組成物には、前記(a)成分と(b)成分
の外、本発明の目的を損なわない範囲で、耐候安定剤、
耐熱安定剤、顔料、染料、允填剤、核剤、ブロツキング
防止剤、滑剤、スリツプ剤、帯電防止剤、可塑剤等を含
んでいてもよい。
特に、上記組成物に耐候安定剤をO.1ないし1.0重
量%程度配合すると基材に保護フイルムを被覆後屋外に
放置した場合、密着性の経時変化を阻止する効果がある
ため屋外用保護フイルムには配合することが好ましい。
以上述べた素材から保護フイルムを得る方法としては、
周知の方法を採用することができる。例えば各成分を一
旦別の混練機で造粒したもの、または造粒せず、単に混
合したものを押出機、ニーダー等で可塑化した後、周知
のインフレーシヨン法またはTダイ法により押出成形す
ることができる。フイルム成形時の樹脂温度は150な
いし250℃が好ましい。保護フイルムの厚さは40な
いし200μの範囲のものが好適に使用される。本発明
の可剥性保護フイルムの最大の特徴は従来の感圧接着性
フイルムに比ベプロツキングせずかつ従来の感熱接着性
フイルムに比べ低温で熱接着できる点で、80性Cない
し200℃、特に90℃ないし150℃の温度で良好な
接着性を得ることができる。本発明の可剥性保護フイル
ムは金属等の基材に対し手で剥離しうる範囲の適度な密
着性を有している。しかも密着性の経時変化力炒ない。
また冷間加工適性も優れており、金属の冷間プレス加工
時に破断や剥離を生じない、粘着性を持たない等可剥性
保護フイルムとして必要な性能を具備している。また本
発明の保護フイルムはポリオレフインを主成分としてい
るため使用後廃棄する際、従来使用されているポリ塩化
ビニル系保護剤の如く特別の炉を使用することなく容易
に焼却しうる。次に実施例を挙げて更に詳しく説明する
が、本発明はその要旨を越えない限りこれらの例に何ら
制約されるものではない。
実施例 1 エチレン一1−ブテンランダム共重合体(メルトインデ
ツクス(190ンC)4.0、エチレン含有率91モル
%、密度0.887g/d、結晶化度17%、融点71
℃以下EB共重合体という)98重量部と無水マレイン
酸を2.5重量%グラフトしたエチレン−プロピレンゴ
ム(メルトインデツクス0.45、エチレン含有率80
モル%、以下マレイン化EPR(4)という)2重量部
を混合後押出機で造粒した。
得られたペレツトを通常の熱可塑性樹脂用Tダイフイル
ム成形機を用いて厚さ100μのフイルムを成形した。
次に脱脂処理した200×200×0.27nLのステ
ンレス板を60℃に予熱し、上記フイルムをゴムロール
で予備接着し、続いて加熱炉で1000C−5分、11
0着C−5分、130熱C−3分の4条件で再加熱処理
を行い、フイルムを接着させた。以上の方法で得たフイ
ルム被覆ステンレス板を巾1インチの細長片に切削し、
インストロン試験機により100m1L/―で180ス
剥離を行つた。
また110℃−5分の条件でフイルムを積層した当該ス
テンレス板を5枚重ね、60℃、80RHの恒温恒湿槽
に一週間放置したものについてプロツキングの有無を観
察した。またプロツキングのないものについて剥離試験
を同様に行つた。実施例 2実施例1で用いたEB共重
合体95重量部と無水マレイン酸を0.3重量%グラフ
トした無水マレイン酸グラフトエチレン−プロピレンゴ
ム(メルトインデツクス0.70、エチレン含有率80
モル%、以下マレイン化EPR(2)という)5重量部
とからなる組成物を用いる以外は実施例1と同様に行つ
た。
実施例 3 実施例1で用いたEB共重合体99重量部とアクリル酸
グラフトエチレン−プロピレンゴム(メルトインデツク
ス0.77、グラフト率1.6重量%、エチレン含有率
80モル%、以下アクリル化EPRという)1重量部の
組成物を用いる以外は実施例1と同様に行つた。
実施例 4 (b)成分としてマレイン化EPRの代りに実施例1の
(a)成分として用いたEB共重合体に無水マレイン酸
を1.4重量%グラフトしたもの(以下マレイン化EB
Cという)を用いる以外は実施例1と同様に行つた。
比較例 1 (a)成分として、実施例1で用いたEB共重合体の代
りにエチレン−プロピレン共重合体(メルトインデツク
ス1.0、エチレン含有率97.5モル%、密度0.9
35g/CTit、結晶化度73%、以下EP共重合体
という)を用いる以外は実施例1と同様に行つた。
以上の実施例1〜4、比較例1の結果を第1表に示す。
比較例 2 実施例1で用いたEB共重合体のみからなるフィルムを
実施例1と同様にして成形し、また、同様にしてステン
レス板にフイルムを被覆処理したが、いずれもフイルム
が試験前に剥雛した。
比較例 3実施例1で用いたEB共重合体95重量部、
エチレン−プロピレンゴム(メルトインデツクス0.7
、エチレン含有率80モル%、以下EPRという)5重
量部の組成物からなるフイルムを実施例1と同様にして
成形し、ステンレス板に被覆処理したが、いずれもフイ
ルムが試験前に剥離した。
比較例 4実施例1のマレイン化EPRの・代りに高密
度ポリエチレン(メルトインデツクス14、密度0.9
7g/d)に無水マレイン酸1重量%グラフトしたもの
(以下マレイン化HDPEという)を用いる以外は実施
例1と同様に行つた。
結果を第1表に示す。比較例 5 実施例1で用いたEB共重合体とマレイン化EPRの組
成比を60重量部対40重量部とする以外は実施例1と
同様に行つた。
結果を第1表に併記する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)結晶化度10ないし50%、密度0.87な
    いし0.91g/cm^3、エチレン含有率88ないし
    96モル%、融点100℃以下のエチレン−1−ブテン
    ランダム共重合体99.9ないし80重量部、(b)一
    部もしくは全部がカルボン酸もしくはその誘導体でグラ
    フト変性された結晶化度30%以下の軟質オレフィン重
    合体もしくはオレフィン系合成ゴム0.1ないし20重
    量部とからなるポリオレフィン組成物(計100重量部
    )を素材とすることを特徴とする可剥性保護フィルム。 2 (b)の軟質オレフィン重合体がエチレン含有率8
    6ないし95モル%、密度0.87ないし0.90g/
    cm^3のエチレン−1−ブテンランダム共重合体であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフィル
    ム。 3 (b)のオレフィン系合成ゴムがエチレン−プロピ
    レンゴム、ポリイソブチレンもしくは、エチレン−プロ
    ピレン−ジエンゴムであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のフィルム。 4 不飽和カルボン酸もしくはその誘導体がマレイン酸
    もしくは無水マレイン酸であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のフィルム。 5 不飽和カルボン酸もしくはその誘導体のグラフト率
    が0.1ないし5重量%の範囲にあることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のフィルム。 6 (a)成分と(b)成分の重量比が99.5ないし
    95対0.5ないし5の範囲にあることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のフィルム。
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