JPS6028941A - 14−メチル−1−オクタデセン,その製造法およびその化合物を有効成分とする昆虫誘引剤 - Google Patents

14−メチル−1−オクタデセン,その製造法およびその化合物を有効成分とする昆虫誘引剤

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JPS6028941A
JPS6028941A JP13521783A JP13521783A JPS6028941A JP S6028941 A JPS6028941 A JP S6028941A JP 13521783 A JP13521783 A JP 13521783A JP 13521783 A JP13521783 A JP 13521783A JP S6028941 A JPS6028941 A JP S6028941A
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Yoshio Tamaki
玉木 佳男
Hajime Sugie
元 杉江
Masaaki Kumakura
熊倉 正昭
Rikio Sato
佐藤 力郎
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NORIN SUISANSYO NOGYO KANKYO GIJUTSU KENKYUSHO
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NORIN SUISANSYO NOGYO KANKYO GIJUTSU KENKYUSHO
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はモモハモグリガ及びその近縁種の防用物質とし
て有用な新規化合物及びその製造法並びにそれを有効成
分とする誘引剤に関する。
モモハモグリガ(Lyonetia clerhell
a Lin−n4)はモモの重要害虫である。この害虫
が一葉に数頭寄生するとモモの葉の生理的な落葉を誘起
し、果実の肥大や翌年の花芽の形成を著しく阻害する被
害をもたらす。水種の幼虫は葉肉内に生息しているため
に、防除は殺虫剤に対する感受性の高い若令幼虫期−こ
限られる。このため水種の発生時期を適確に知ることは
きわめて重要である。才た、水種の年間発生回数は4〜
7回とリン翅目昆虫としては非常lこ多く、さらに車種
の防除に有効な殺虫剤が数種類に限られているために、
これらの殺虫剤に対する抵抗性系統の出現が危惧されて
いる。
一方、最近多くの害虫について、いわゆる性フェロモン
の化学構造が明らかlこされており、この性フェロモン
を用いて害虫の発生消長調査が能率的に行なわれるよう
になってきている。
性フェロモンとは一般に雌成虫が分泌する化学物質で、
同種の雄成虫に対して種特異的な誘引作用を示す。この
ような防用性の性フェロモンの化学構造を明らかにし、
この物質を化学合成して、いわゆる性誘引物質として用
いることにより、効率的に発生消長を調査することが可
能となる。さらに、この性誘引物質を用いて大量の雄を
誘殺したり、雌雄の交尾行動を撹乱したりすることによ
って成虫期を対象とした害虫の防除を行なうこともでき
る。
本発明者らはこれらの事情に鑑み、モモハモグリガの性
誘引物質の研究を行ない、モモハモグリガの処女雌から
雄に対する誘引活性を有する成分を抽出し、その化学構
造を決定した。さらに化学的に合成した化合物が、モモ
ハモグリガに対して有効な誘引作用を示すことを知った
本発明はこれらの知見に基づいて完成されたものであす
る。
本発明における新規化合物は示性式: CHm CHs −(CHt)s−CH−(CHt)s+ −C
Hm CHt (rlで示されるものである。この化合
物は、例えば以下のような方法で合成することができる
fll 0H−C+tHt4−OH+HBr→Br−C
11H14−OH(璽) +21 (曹)+)リフエニルホスフィンーー−→(p
hsP(C1tHnOH)) BrTff+ +31 (ff) + C,Ho −C−CHs1 (V) e C,H,−CH−C,、H,、OHVII (■) (A) この化合物をモモハモグリガ用誘引剤の有効成分として
使用する場合、種々の形態が可能である。この化合物は
きわめて微量で著効を奏すること、および揮発性の油状
液であることから、そのま\、あるいはヘキサン等の適
当な溶媒に溶解したものを適当な担体(各種合成高分子
体。
天然ゴム、合成ゴムなど)に吸着させたり、これらの担
体素材の成型物に封入した形態で使用することが奸才し
い。
有効成分の含有量は適宜に定めることができるが、担体
に吸着させたり担体素材成型物に封入する場合は、担体
1f中に0.11−1oo1r!程度が好ましい。
このような有効成分を含有する担体あるいは担体素材成
型物を適当な支持体によって、例えば、その他の液体を
入れた容器(バットなど)上あるいは適当な粘着物質を
塗布した物体上才たはその付近に設置することJこより
モモノ・モグリガが誘引され、容器(バットなど)中壷
こ落下または粘着物質に捕捉されて死亡する。
次lこ本発明に係わる化合物の単離上その構造決定につ
いて説明する。
野外から採集した輔を20℃の全目下に置き羽化した成
虫の雌を50〜75匹ずつ200 mlの三角フラスコ
に収容し、20℃の暗条件下に9時装置いたのちジクロ
ルメタンに浸漬して抽出物を得た。
試料の誘引活性はモモハモグリガの発生している野外で
試験した。試料は20〜30雌分を脱脂綿に浸みこませ
て粘着板上ζこおいた。これを夜間の10時〜12時の
間にモモ園に設置し、翌朝、粘着板上に捕獲された虫数
を調査した。
活性物質の単離は次のようにして行なった。
雌雄合せて約1oooo匹からの抽出物をロータリーエ
バポレーターで濃縮後無水硫酸ナトリウムで脱水し、高
速液体クロマトグラフィをゲルパーミェーションクロマ
ト用(GPC)カラムを用いて行ない、トリグリセライ
ドを含む分子量の大きな両分とこれより小さな両分の2
つにわけた。誘引活性は後者の低分子量の両分に認めら
れた。そこで、この両分をメタ亜硫酸ナトリウム飽和溶
液で処理して、カルボニル化合物を含む両分とこれを含
まない両分とζこ分けた。誘引活性はカルボニル化合物
を含まない両分にあったので、次にフロリシルを用いた
液体クロマトグラフを行なった。ヘキサン、5%エーテ
ル/ヘキサン、25%エーテル/ヘキサンによって順次
溶出し誘引活性を調べたところ、ヘキサン溶出画分に活
性が認められた。この両分を温度80℃から220℃ま
で毎分5℃の昇温条件下で、6%ov−1oiカラムを
用いたガスクロマトグラフによって分析を行なったぁこ
ろ、誘引活性は195〜22.5分ζこ流出する部分に
認められた。この条件でテトラデセニルアセタートは1
8.7分に、ヘキサデセニルアセタートは22.6分に
溶出された。さらに、別の雌雄合計20000匹のジク
ロルメタン抽出物についてフロリシルカラム、GPCカ
ラム、硝酸銀含浸シリカゲルカラムによって精製を行な
い、次いで、10%Pg G−20Mカラムによるガス
クロマトグラフ(オーブン温度170℃)によって分画
したところ、すてに0V−101カラムで精製した活性
成分が溶出されたと同じ時間、すなわち6〜8分に活性
が認められた。
このようにして単離した物質を水素添加して、ガスクロ
マトグラフ質量分析計(GC−M8 )で分析したとこ
ろ、メチル側鎖のある炭素数が19の炭化水素と推定さ
れ、側鎖が5位にあるものの質量スーベクトルが、これ
と一致した。水添物と5−メチルオクタデカン合成品の
質量スペクトルの特徴的なフラグメントは表1のとおり
である。
表1 活性物質の水素添加産物と合成した5−メチルオクタデ
カンの特徴的なフラグメント活性物質をオゾン分解した
ものは、GC−MS分析で親イオン(M+)のM/Z 
(相対強度)が268という結果が得られたので、2重
結合は分子の末端にあると推定された。そこで、5−メ
チル−1−ヘプタデカナールを合成してGC−M8分析
を行なったところ、活性物質のオゾン分解物の質量スペ
クトルと良く一致した。
表2 活性物質のオゾン分解産物と5−メチルヘプタデカナー
ル合成品の特徴的なフラグメントさらに、これらのこと
から推定された2重結合、メチル側鎖の位置をもつ推定
化合物を合成し、そ′の質量スペクトルを天然物と比較
したところ、両者はよく一致した。
表3 活性物質と14−メチル−1−オクタデセン合成化合物
の特徴的なフラグメント 実施例 1 ) 0H−C11H1+ −0H−Q r −Ct
*11z+−0H(■)(組 1.12−ドデカンジオール+IIIを199とHBr
30mをマグネチツクスターラーで撹拌し、加温した。
12時間毎にヘキサンで抽出を行なつた。抽出物は濃縮
後フロリシルカラムで精製し、7tの12−ブロモ−1
−ドデカノール(薯)を得た。
2) Br−C+1H24−OH−+(phsP(C+
tHtcOH))Br(冒) (■) 1)で得た化合物(組(6,3f)とトリフェニルフォ
スフイン6.6fを75 mlのアセトニトリルに溶か
し、2日間還流した。10.6Fの(12−ヒドロキシ
ドデシル)トリフェニルポスフォニウムプロマイド(I
VIが得られ収率は83%であった。
CHs −→C4HI −C= CH−CBH** −0H(V
l 次いで乾燥した丸底フラスコIこNaHを2f入れ、D
M80を25m加え、加温しながら1時間撹拌を続けた
。室温までひゃし、40 mlの無水THFを加えた。
これを氷冷しておきそこに上記2)で得たホスホニウム
塩(ff) 1 o、6tをDM8025wllに溶か
したものをゆっくり滴下した。マグネチツクスターラー
で1時間撹拌を続けた後、2fのメチルブチルケトンを
少量づつ滴下し、さらに1時間撹拌した。反応を止める
ため氷水中に注ぎ込み、エーテルで抽出を行なった。エ
ーテル層を飽和食塩水で洗いNa1SO4で脱水した後
、エーテルを留去した。白色油状物をヘキサンで3回抽
出し、濃縮した後、70リシルカラムで精製し、13−
メチル−12−へブタデセン−1−オール(Vlを得た
。収率は31%であった。
GC−M8の結果 M/Z (相対強度)26BCM+
)(139%) 、 250(0,08%)、211(
0,52%)4) CH。
C4H@ −C= CH−Cat Htt 0H(V) CH。
一シ C,H,−CH−CH,−C,、H□0H(Vl
l 24 sIlのヒドラジン、 3.3mlの30%過酸
化水素水、及び220dのエタノールの混合物に3)で
得た化合物間を4.81加え、7日間50℃に保って反
応を進めた。HCノを加えて反応を止め、エーテルで抽
出を行なった。脱水した後、フロリシルカラムで精製し
、4fの13−メチル−1−ヘプタデカノールtvnを
得た。収率は83%であった。
GC−M8の結果 M/Z (相対強度)252〔虻−
Ha0)(0,24%)、210(0,76%)、19
5(1,48%)5 ) CHa C,H,−CH−C1tH,40H (■) − + C,H,−CH−C,、H茸、CHO(■) 5dの″ピリジンに0.5fの無水クロム酸を加えてお
き、4)で得た化合物(Vl)をゆっくり加え酸化を行
なった。収率49%で13−メチル−ヘプタデカナール
(■)を得た。
6) CH。
(phs(CHs) )Br + C4H@−CH−C
11HHCHO(■) CH。
一〉 C4−CH−CtIH□−CH=CH。
[11 乾燥したミロフラスコ中に15m+#の無水エーテルと
ブチルリチウムヘキサン溶液3,6dを入れておき、ホ
スホニウム塩1.41を入れた。1時間マグネチツクス
ターラーで撹拌を続けた後、1fの13−メチル−ヘプ
タデカナール面を加え2時間撹拌を続けた。氷水中にこ
れをそそぎ込み反応を止め、エーテルで抽出を行なった
脱水後濃縮しヘキサンで抽出を3回行ない、それを70
リシルカラムで精製した。66*の14−メチル−1−
オクタデセンtl+が得られ、収率は21%であった。
試験例1 合成化合物の野外での誘引性について試験を行った。
合成化合物14−メチル−1−オクタデセン(純度93
%)の1.10,100μ2および処女雌抽出物約40
雌分を夫々脱脂綿に浸みこ寸せたものを誘引源とし、1
983年4月27日に福島系果樹試験場の6カ所のモモ
園でモモハモグリ雄蛾に対する誘引性を検討した。誘引
源を粘着剤を塗布したトラップ上に置き、これを地上1
.5〜2mの高さの枝に、約10m間隔に設置し、翌朝
、モモハモグリガの捕獲数を調査した。
各区fこおける捕獲数は下記表4のとおりで、合成化合
物10μ2以上を処理した区で、顕著な誘引活性が認め
られた。10(Jarを処理した区では処女雌抽出物4
0頭分と同等ないしは、これに優る誘引活性を示した。
表4 合成化合物と処女雌抽出物質との誘引活性の比較 ※1 タンカンの多重検定により同一符号のものは5%
の危険率で有意差なし。
※2 平均値 ※3 標準偏差 試験例2 合成化合物14−メチル−1−オクタデセン(純度93
%)1キをプラスチックカプセル(安元化成(株)製)
に含浸させ、これを粘着式のトラップ上に置き、198
3年4月5日ζこ福島系果樹試験場内のモモ園に設置し
た。対照として誘引源をとりつけないトラップも同図に
設置し、これらのトラップでのモモハモグリガの捕獲数
をほぼ毎日調査した。才た、場内の予察灯(100W水
銀灯、粘着式トラップから約200m離れている)ζこ
誘殺されたモモハモグリガ雌雄の数と比較した。
合成品1WIgを誘引源としたトラップには、対照のト
ラップおよび予察灯よりも明らかに多くの雄蛾が捕獲さ
れており、14−メチル−1−オクタデセンの顕著な誘
引活性が認められた。
表5 合成化合物の誘引活性

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 示性式(1): %式% で表わされる14−メチル−1−オクタデセン0 2、 次の諸工程: a)1.12−ドデカンジオールttnと臭化水素を下
    式(1)の如く反応させて得られる12−ブロモ−1−
    ドデカノールII+ヲ)リフェニルホスフインと下式[
    111の如く反応させて(12−ヒドロキシドデシル)
    トリフェニルホスフォニウムブロマイド(IVIを生成
    せしめる工程、 8O−CutTo4−OH+ HBr ull −→Br −CHH14−OH+H!O(+1(組 Br−CHH14−OH+(phH)P(1) (phsP(CttH*+−0H))Br (Illb
    )前記工程a)で得られた(12−ヒドロキシドデシル
    )トリフェニルホスフォニウムブロマイドIIVIをウ
    イテイツヒ反応を利用してメチルブチルケトンと下式(
    lul+の如く反応させて13−メチル−12−ヘプタ
    デセン−1−オール(vlを得る工程、 (Ml (iiil + (phs)P+HBr C)前記工程b)で得られた13−メチル−12−ヘプ
    タデセン−1−オール(■を下式6■)の如く水素添加
    して還元し13−メチル−1−ヘプタデカノール[VI
    lとなしたる後クロム酸で酸化して13−メチル−ヘプ
    タデカナール(■)゛に変える工程、 CHa CH3−(CH2)s −CH=CH−Cl、H,、O
    H+V+ lll11 d)次いで該16−メチル−へブタデカナール(■)を
    トリフェニルメチルホスフォニウム塩とウイテイツヒ反
    応を利用して下式(■)の如く反応させる工程、 ?” CHa−(CHI)j−C−C,lHt、・CHO−1
    (ph3P(CHa))Br(■) よりなることを特徴とする示性式【■):CH。 cn、 −(CHt)s−C−c、、u、、c H=c
    n、 illで表わされる14−メチル−1−オクタデ
    センを製造する方法。 五 示性式(I):  Hs CHs−CCHv)s−CH−CCH!>ll−CH=
    CH2IIIで表わされる14−メチル−1−オクタデ
    センを有効成分とするモモハモグリガ及びその近縁1に
    対する誘引剤。
JP13521783A 1983-07-26 1983-07-26 14−メチル−1−オクタデセン,その製造法およびその化合物を有効成分とする昆虫誘引剤 Expired JPS6039651B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003043416A3 (en) * 2001-11-23 2004-02-12 Univ Degli Studi Udine Methods and reagents for the control of infestations of parasites
CN1333025C (zh) * 2005-12-27 2007-08-22 云南农业大学 枇杷潜叶蛾引诱剂

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003043416A3 (en) * 2001-11-23 2004-02-12 Univ Degli Studi Udine Methods and reagents for the control of infestations of parasites
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