JPS6047394B2 - 獣毛繊維からなる布帛の捺染方法 - Google Patents

獣毛繊維からなる布帛の捺染方法

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JPS6047394B2
JPS6047394B2 JP52069010A JP6901077A JPS6047394B2 JP S6047394 B2 JPS6047394 B2 JP S6047394B2 JP 52069010 A JP52069010 A JP 52069010A JP 6901077 A JP6901077 A JP 6901077A JP S6047394 B2 JPS6047394 B2 JP S6047394B2
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恒男 羽生
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は獣毛繊維からなる布帛の捺染方法に関するもの
であり、その目的は捺染布帛の着用中における糸がえり
または色柄模様の表裏反転現象を防止するにある。
通常、獣毛布帛に捺染を施すにあつては尖鋭な図柄を得
るために高粘度の捺染糊を用いて捺染する。
このため布帛は生地の表側部分だけ染色され生地の裏側
は未染色のままとなり、羊毛プリント編織物に見られる
如く、獣毛布帛特有の糸がえりまたは表裏反転現象が生
じた時白色部分が表面に、着色部分が裏面に反転する。
この現象はことにスポーツシヤツのような薄地で、しか
も着用時に激しい運動を伴うものの場合、脇の下やベル
ト付近で特に顕著に観察され、また洗濯等によつても表
われる。これらの反転現象は外部応力による糸条の回転
やねじれ、および獣毛繊維が表面に特有のスケールを有
しその摩擦により復元性が劣ること等に起因する。また
低粘度の捺染糊で捺染すると色柄がぼけ尖鋭線を得るこ
とが不可能となり商品価値が大きく低下する。本発明者
等はこのような色柄反転現象を防止する方法として、合
成重合体で予め処理した獣毛繊維布帛に捺染を施すか、
または布帛に捺染した後に合成重合体で処理する方法を
発明し、先に出願した(昭和51年特許願第78305
号)。
本発明者は上記発明の方法における多段工程の効果を低
減させることなく単純工程に改善する研究を続け、本発
明の方法に到達した。すなわち本発明は、獣毛繊維から
なる布帛に獣毛繊維と反応する合成重合体を含む捺染糊
で捺染することを特徴とする獣毛繊維からなる布帛の捺
染方法である。本発明の方法による時は従来と同様に高
粘度の捺染糊を使用するこができ、表面部のみの染着に
よつてすぐれた尖鋭線を与えた捺染品の場合においても
着用中における糸がえりまたは色柄の表裏反転現象を防
止するこができ、染料を節約して商品価値の極めて大き
い捺染品を提供することができる。
更にまた得られる捺染品は型際が尖鋭であり、かつ樹脂
を併用したにも拘らず色相が変らず、安定した鮮明色の
染色物を得ることができる。また染色物の抗ビル性、高
湿度下での皺回復性も改良される。J 本発明の方法を
更に詳しく説明すると、本発明は獣毛繊維からなる布帛
に獣毛繊維と反応する合成重合体を含む捺染糊を用いて
常法によつて捺染、染料固着処理を行い、染料固着と同
時に合成重合体を獣毛繊維上に固着させる。獣毛繊維か
ら7なる布帛は常法によつて編成または織成され、通常
好ましくはまず溶剤洗浄することにより編成時の汚れお
よび獣毛自身のもつ残存ワックス類を洗浄し、合成重合
体の接着性または反応性を改善して反転防止効果の均一
性および耐久性を改善する。用いられる溶剤としてはパ
ークロルエチレン、トリクロルエチレンのようなハロゲ
ン化炭化水素溶剤が好ましい。この溶剤精練はもみ作用
を低減し、しわ発生をてきるだけ防止するため拡布状で
行なうのが好ましいが、タンブラー等の転動装置内で行
なうときは、おそい回転で袋等を用いずに行なうのが好
ましい。通常数分〜数十分間処理する。その後所望によ
りニ酸化チオ尿素等で漂白(下晒兼螢光増白)した後、
好ましくは巾出ししてから蒸絨処理する。蒸絨処理は前
工程で生じた歪を除去して安定状態にセットすることに
より型際の尖鋭な、かつ安定した捺染品を得るために必
要であり、通常比較的時間を長くし数分間以上行なうの
が好ましい。本発明を適用することができる獣毛繊維と
しては羊毛、アルパカ、ラクダ等が挙げられるが、本発
明は特に羊毛繊維に有用である。
獣毛繊維は予め繊維、スライバー状等に常法により塩素
化もしくは酸化処理等の前処理を施すことにより、少量
の合成重合体でよりすぐれた効果を発揮させることがで
きる。本発明に用いられる合成重合体は、糊剤、染料、
助剤との相溶性が良く染料と互いに影響して染色性を低
下せないものであることが必要である。
用いられる合成重合体としては獣毛繊維のア5ミノ基、
チオール基、カルボキシル基等とアミド結合、尿素結合
、エステル結合、チオエステル結合等の結合反応を生じ
るもの、繊維のジスルフアイド結合と置換反応を生じる
もの等を用い、その例としてポリウレタン、ポリサルフ
ァイド、ポリチオール、ポリオレフィン、ポリアミド等
が挙げられる。これらの重合体のうちことに水溶性ポリ
ウレタンが好ましい。ポリウレタンとしてはヘキサメチ
レンジイソシアネート、テトラメチレンイソシアネート
のような脂肪族ポリイソシアネー3ト、pーフェニレン
ジイソシアネート、ジフエニルメタンジイソシアネート
、トリレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシ
アネートのような芳香族ポリイソシアネート等とエチレ
ングリコール、ブタンジオールのようなジオール、ポリ
プ4口ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリロピレングリコール
のようなポリエーテルジオール、ポリエチレンセバケー
ト、ポリエチレンアジペートのようなポリエステルジオ
ール、2価の高級脂肪アルコールまたは高級脂肪酸とア
ルキレンオキシドとの付加体のようなジオール、ポリエ
チレングリコール●ポリエチレンセバケートブロック共
重合体のようなポリエーテルポリエステルジオール等と
を反応させて得られる末端イソシアネート基を有するポ
リウレタンポリマーを挙げることができる。これらのプ
レポリマーを更に水、アルコール、アミン等で鎖延長し
てポリウレタン樹脂としフたもの、およびプレポリマー
における末端イソシアネート基を亜硫酸水素塩で封鎖し
た水溶性ポリウレタン樹脂は、捺染糊剤との相溶性に優
れ、好ましい合成重合体である。これらの重合体の内、
とにわけ末端イソシアネート基を亜硫酸水素塩で・封鎖
した水溶性ポリウレタンは蒸熱処理により封鎖されてい
た末端イソシアネート基が性化され、獣毛繊維のアミノ
基、チオール基、カルボキシル基等と反応するため特に
好ましい重合体である。なお高分子重合体の付与量は布
帛の目付、塩素化または酸化処理等の前処理の有無等に
よつても異なるが、通常繊維重量に対し0.2〜10.
0重量%であり、好ましくは0.5〜5.睡量%である
。塩素化前処理繊維に対しては使用量も少なくてよく通
常0.3〜1.5重量%で充分である。また捺染糊剤と
しては染料および合成重合体と反応しないかまたは反応
し難い糊剤を用いるのが好ましい。
アルギン酸系、エマルジョン糊等が好ましい糊剤として
挙げられるが、とりわけアルギン酸プロピレングリコー
ルエステル、またはミネラルターペン等のO/Wエマル
ジョン糊などの如く活性水素を含まない糊剤が好ましい
。以下、実施例により本発明を説明する。
なお実施例中の部および%は重量部および重量%である
。実施例1 酸性亜硫酸ソーダ旧0qを600m1の水に溶解し、更
にメチルアルコール1200mtを加えた。
この溶液をシンタプレフトLKF(バイエル社製、ポリ
イソシアネート樹脂)1000gに加えて約2時間継続
して強く攪拌し、合成重合体1を得た。編地用梳毛糸(
2/60″つを用いて200y1dの目付で編成した天
竺組織の編地を、パークロルエチレンを用いて室温5分
間溶剤洗浄し、更に二酸化チオ尿素で下晒した。
次いで乾燥後、開反し、ブラネツトー3(ケトリングブ
ラウン社製オープンタイプ蒸絨機)を用いて2.5分間
蒸絨処理した。次いで捺染糊処方1の捺染糊を用いて1
00y1ボの付着量で印捺し、常圧3吟間蒸熱処理して
染料と合成重合体を固着した後、水洗、ソーピン!グ、
水洗、乾燥した。また比較例として同様の前処理を施し
た編地用梳毛糸に合成重合体1を含まない捺染糊を用い
て同様の処理を行なつた。捺染糊処方1.スプラノール
フアーストレツドBRl部1(バイエル社製 酸性染料
) 尿素 1部 合成重合体15部 酒石酸アンモン 1部ミネラルター
ペンO/Wエマルジョン (4)部,温水
41部グリエシンA1 1部(B
ASF社製 染料溶解剤)次いで本発明の方法によつて
得られた合成重合体処理編地と比較例の編地に、各々編
地重量に対=し50〜80%の水分を付与した後、耐揉
試験機(東洋精機製作所製)にはさんで、圧力0.5ボ
ンドで50回処理し、色の反転程度を肉眼判定した。
以上の如く、本発明の方法により得られた捺染編地は激
しい揉試験を行なつても全く色柄の反転現象が認められ
ず、極めて商品価値の高いものである。実施例2 実施例1と同様の捺染用下晒編地に捺染糊処方2によつ
て得られた捺染糊2を用いて捺染し、印捺量150ダノ
弊のものを得た。
その後、常圧で3吟間蒸熱処理し、染料と合成重合体を
同時に固着した後、アンモニアソーピング、水洗、乾燥
を順次行なつた。捺染糊処方2. ラナゾールブルー3R2部 (チバ・ガイギー社 反応性染料) 尿素 1部 合成重合体17部 アルギン酸プロピリングリコールエステル (3%)
(イ)部温水
4娼その結果、合成重合体で処理した本発明は実用上
ほぼ許容できる反転防止効果を与えた。
実施例3 チオコールLP−3(チオコールケミカル社製ポリオー
ル樹脂)1(1)部、ポーラミンE−10(東邦化学社
製 ポリアミド◆エピクロルヒドリン樹脂)加部を組み
合わせて合成重合体■を得た。
実施例1と同様の捺染用下晒編地に捺染糊処方3の捺染
糊で捺染し印捺量150gIdのものを得た。次いで常
圧で3吟間蒸熱処理し、染料と合成重合体を同時に固着
させ、水洗、ソーピング、水洗、乾燥を順次行なつた。
捺染糊処方3. ラナゾールレツドG3部 (チバ・ガイギー社製 反応性染′114)尿素
1部合成重合体■ w部
n−オクチルアルコール 2部温水
34部 ミネラルターペンO/Wエマルジョン (イ)部その
結果、本発明によるときは風合も柔軟でかつ実用上ほぼ
許容できる程度の反転防止効果を得た。
実施例4 羊毛トップを硫酸4CCIeの水溶液中に浸漬し、10
0%絞り率に絞液した後水洗し、再び絞り”率50%に
絞液し、次いでジクロイルイソシアヌール酸ナトリウム
2091e1タージトールTMN(ユニオンカーバイト
社製 浸透剤)5y1eからなるPH6の防縮加工浴を
用いて、サクションドラム式強制液流装置により約5秒
間浸漬処理し、100j%絞り率に絞液した後、空気中
を約1.5分間走行させ、水洗、更に酸性亜硫酸ナトリ
ウム109ノeと亜硫酸ナトリウム10yI′の混合の
水溶液で脱塩素処理し、湯洗、水洗、乾燥した。
得られた防縮加エスライバーを用いて天竺編地フ(目付
200yIrf1)と編成し、パークロルエチレンを用
いて室温で5分間溶剤洗浄した後、テツクライト(東海
電化工業社製 二酸化チオ尿素)6%、イルミナールB
BS(昭和電化工社製 螢光増白剤)3%からなる漂白
浴中で4紛間85゜Cで処理し、水洗、乾燥、開反した
その後、ピンテンターを用いて130℃で巾出し、更に
ブラネツトー3を用いて2.紛間蒸絨処理してから捺染
糊処方1の捺染糊を印捺し、蒸熱固着後、ソーピング、
乾燥した。その結果、鮮明かつ型際の尖鋭なしかも発色
性が約5割も改善された捺染品が得られた。
またスポーツシヤツに縫製し、運動選手が繰り返し着用
テストした結果、色柄の反転は全く難められず、風合、
伸縮性も極めて良好であつた。実施例5 実施例1と同様にして得られた捺染用下晒編地を捺染糊
処方4の捺染糊を用いて捺染し、常圧下で3紛間蒸熱処
理後水洗し、更にアンモニア水1cc11とレバポン1
50(バイエル社製 柔軟剤)2y11からなる水溶液
で2分間50℃でソーピングした後、乾燥した。
捺染糊処方4. アイソラン グレイBRLS3部 (バイエル社製1:2含金属染料) シンタプレツトWFl娼 (バイエル社製 水溶性ポリウレタン) 尿素 2部 レバポン1501部 グリエシンA3部 (BASF社製 染料溶解剤) ミネラルターベンO/Wエマルジョン (1)部硫酸ア
ンモニウム 1部温水 2
0m 得られた捺染品は色柄の反転は全く認めれず、風合、伸
縮性の極めて優れたものであつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 獣毛繊維からなる布帛に、獣毛繊維と反応する合成
    重合体を含む捺染糊で捺染することを特徴とする獣毛繊
    維からなる布帛の捺染方法。
JP52069010A 1977-06-10 1977-06-10 獣毛繊維からなる布帛の捺染方法 Expired JPS6047394B2 (ja)

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JP52069010A JPS6047394B2 (ja) 1977-06-10 1977-06-10 獣毛繊維からなる布帛の捺染方法

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JPS546983A JPS546983A (en) 1979-01-19
JPS6047394B2 true JPS6047394B2 (ja) 1985-10-21

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ID=13390185

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239395U (ja) * 1985-08-28 1987-03-09
JPS6482800A (en) * 1987-09-24 1989-03-28 Sanon Kk Manufacture of diaphragm for speaker
KR20240102342A (ko) * 2022-12-26 2024-07-03 한국과학기술연구원 지능형 로봇

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