JPS6140763B2 - - Google Patents
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- JPS6140763B2 JPS6140763B2 JP11066478A JP11066478A JPS6140763B2 JP S6140763 B2 JPS6140763 B2 JP S6140763B2 JP 11066478 A JP11066478 A JP 11066478A JP 11066478 A JP11066478 A JP 11066478A JP S6140763 B2 JPS6140763 B2 JP S6140763B2
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Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
本発明は合成繊維の溶融紡糸において、口金か
ら吐出後冷却された糸条に計量した油剤を付与し
て引取る紡糸方法に関するものである。 近年、新しい織編物の風合、高級な外観の追求
からフイラメント繊度が1デニール前後というよ
うな、極細繊維やPOY−DTY技術の進展に伴い
2500m/min〜4000m/minというような高速で紡
糸した繊維が要求されるようになつてきた。しか
しこれらの繊維を生産するには、フイラメントデ
ニールが2〜5デニール、紡糸速度が1000〜1500
m/min程度の従来の溶融紡糸において問題視さ
れなかつた紡糸中の糸条に作用する空気抵抗によ
る紡糸張力の増加、油剤付着量のバラツキなどが
大きな問題となつてきた。これらの問題を解決す
るために従来のオイリングロールによる給油方法
に代つて計量ポンプで計量した油剤を紡糸中の糸
条に連続的に付着せしめる方法(以下計量給油法
と呼ぶ)が提案されている。この方法は、紡出糸
条に従来のオイリングロールより口金に近い位置
に油剤付与具を設け、集束しながら計量した油剤
を付与することにより、給油後の紡糸張力の増大
を防止し、油剤の付着斑を少なくしようとするも
のである。 この計量給油法を実際に実施するに際しては、
従来の紡糸機を改造することが多い。ここで従来
の紡糸機を図を用いて説明する。第1図はオイリ
ングロール方式、第2図は計量給油方式の紡糸機
を示す正面図である。オイリングロール方式の紡
糸機においては通常第1図に示すように、紡糸頭
1、紡糸口金11、紡出糸条13を冷却する冷却
装置2など紡出部分を階上に、そして冷却円筒ダ
クト3を介してオイリングロール4、第1、第2
ゴデツトロール5,6、巻取装置14などの巻取
部分を階下の床9に設けた構造を有している。 かかるオイリングロール方式の紡糸機を計量給
油方式に改造する場合の計量給油装置の取付位置
は前述した空気抵抗による紡糸張力の増大を防ぐ
ために、オイリングロール方式における給油位置
よりも口金に近くする必要があり、紡糸の糸掛け
作業性などを考慮すると第2図に示す如く階上の
冷却装置2と床10との中間に油剤付与具7を設
けるとか、特開昭52−70110号公報、特開昭52−
70111号公報にみられるように冷却室の下端や冷
却室の内部に油剤付与具を設けると好都合であ
る。しかしこのようにオイリングロール方式より
も口金に近い位置で計量給油する方式について、
検討した結果、次のような欠点があることがわか
つた。 例えば第2図に示すように階上で計量給油を実
施する場合には、油剤付与具7と糸押えガイド8
を使用して、紡出糸条を集束しながら計量した油
剤を100%糸条に付着せしめても、糸押えガイド
8と第1ゴデツトロール5の間の距離が建物の各
階の高さにより変るが通常2〜5m程度と長いた
め、この間で空気抵抗や糸条の弦振動によつて集
束した糸条からフイラメントが分離して走行する
結果、分離したフイラメントに異常張力が作用し
たり、フイラメント切れ、ゴデツトロールへの糸
巻付き、巻上ドラムにおける毛羽、タルミの発生
などを引き起すという問題がある。 本発明者らはこれらの問題を解決するために、
種々検討した結果、本発明に到達した。 すなわち、本発明は計量した一定量の油剤を紡
出糸条に付着させる油剤付与具の下方に設けた糸
押えガイドと第1ゴデツトロールの間の距離が
1.0mを越える紡糸機を使用して溶融紡糸をする
に際し、該糸押えガイドと、該第1ゴデツトロー
ルの間に糸条集束ガイドを設けるとともに、該糸
押えガイド出口の糸条張力(T1)と該糸条集束ガ
イド入口の糸条張力(T2)の差(T)が(1)式を満
足することを特徴とする溶融紡糸方法である。 T≦0.2To+0.8Tc ……………(1) 但し T=T2−T1 Toは完全未集束糸条の糸押えガイドと糸条集
束ガイド間における空気抵抗によつて生ずる張力
の理論値であり(2)式により計算される。 To=0.37・Red-0.61・(ρa/2)・π・V2・D・n・L/980(g) ……………(2) Red:フイラメントのレイノルズ数 Red=D・V・ρa・μa-1 D:フイラメントの直径(cm) (異形断面糸の場合は丸断面に換算した場合の
相当直径とする) V:紡糸速度(cm/sec) n:糸条を構成するフイラメントの数(nは2以
上) ρa:標準空気(温度20℃、絶対圧力760mmHg、
相対湿度75%)の密度 1.20×10-3g・cm-3 μa:標準空気粘度 1.82×10-4g・cm-1・sec-1 L:糸押えガイドと糸条集束ガイド入口の間の距
離(cm) Tcは完全集束糸条の糸押えガイドと糸条集束
ガイド間における空気抵抗によつて生ずる張力の
理論値であり(3)式によつて計算される。 Tc=0.37・Redc-0.61・(ρa/2)・π・V2・Dc・L/980(g) ……………(3) Redc:完全集束糸条のレイノルズ数 Redc=Dc・V・ρa・μa-1 Dc:完全集束糸条の外接円の直径(cm) ここでTは前述したように糸押えガイド出口の
糸条張力T1と糸条集束ガイド入口の糸条張力T2
の差、すなわち糸押えガイドから糸条集束ガイド
に至る間で走行糸条が受ける空気抵抗による張力
の増加分である。 したがつて、糸条の集束状態が良好な時にはT
の値は小さくなり、反対に集束状態が不良の時に
は大きくなる。 Toは前述したように、糸条を構成する各フイ
ラメントが完全に互に分離して走行している場合
の、糸押えガイドと、糸条集束ガイドにおける空
気抵抗によつて生ずる張力の理論値である。 一方Tcは糸条を構成する各フイラメントが完
全に集束して走行する場合の糸押えガイドと糸条
集束ガイドの間における空気抵抗によつて生ずる
張力の理論値であり、完全集束した糸条を、該糸
条の外接円相当の直径を有する1本のフイラメン
トとみなして計算した空気抵抗値である。 したがつて通常紡糸する場合にはTはToより
小さくTcより大である。 本発明はTが(1)式を満足する条件下で紡糸する
時に達成されるものであつて、Tが(1)式を満足し
ない条件すなわち、T>0.2To+0.8Tcの条件下
では、糸条の集束性が不良で、糸切れ、毛羽、巻
上ドラムにおけるタルミなどが発生し、紡糸性が
不良となる。 次に本発明を図を用いて説明する。 第3図は本発明の好ましい実施態様を示す紡糸
機の正面図である。本発明は糸押えガイド8と第
1ゴデツトロール5の間の距離Loが1mを越え
る場合に有効である。Loが1m以下の場合に
は、特に本発明の方法を用いなくとも、油剤付与
具7と糸押えガイド8で紡出糸条を集束させれ
ば、前述した問題は発生しない。しかしLoが1
mを越えると油剤付与具7と糸押えガイド8で糸
条を集束しても、前述したように第1ゴデツトロ
ール5に到るまで走行中にフイラメントが分離し
て問題となるので、これを解決するために糸押え
ガイド8と第1ゴデツトロール5の間に糸条の集
束度を調節できる糸条集束ガイド12を設けて、
糸条の集束状態を調節することが必要である。糸
条集束ガイド12の取付位置は第1ゴデツトロー
ル5と該糸条集束ガイド12の距離が1m未満に
なるように設定するのが好ましい。糸条集束ガイ
ドでの集束度の調節方法は前述(1)式を満足するこ
とができれば特に限定はしない。 本発明で使用する糸条集束ガイド12は前述し
た条件を満足することができれば、特に限定はな
いが、第4図、第5図、第6図に示すような、2
または3個のガイド片を組合せたもので、糸条と
ガイド片との接触状態を変更、例えば第4図にお
けるθを変更して集束状態を変化させられるよう
に少なくとも1個のガイド片は他のガイド片に対
する位置を変更できるような配置とするのが好ま
しい。第4,5,6図においてイは正面図ロは側
面図であり、13は紡出糸条である。なお、2ま
たは3個のガイド片から構成される糸条集束ガイ
ド12のうち少なくとも1個のガイド片は、糸条
の走行位置を確実に規制できるように凹部を有す
る構造のものであるのが好ましい。また、糸条集
束ガイド12の各ガイド片の材質はアルミナ含有
率が85〜95%の低純度アルミナセラミツク、アル
ミナ含有率が99%以上の高純度アルミナセラミツ
クやチタン磁器などが使用できるが、なかでも高
純度アルミナセラミツクが特に好ましく、ガイド
片の表面粘度は3S以下が好ましい。 具体的な糸条集束ガイドの調節方法は、糸押え
ガイド直下の糸条張力T1と糸条集束ガイド入口
の糸条張力T2を実測し、その差Tが(1)式を満す
ように、糸条集束ガイドを調節して、例えば、第
4図においてθを変化させて行なえばよい。 以上、本発明を採用することにより、紡出糸条
の集束度が向上し、フイラメント切れ、ゴデツト
ロールへの巻付き、巻上ドラムにおけるタルミの
発生が皆無となり、長時間の連続紡糸が可能とな
つた。 本発明はナイロン6、ナイロン6・6、ポリエ
ステルなどの熱可塑性合成繊維の溶融紡糸に有効
であるが、特に少くともその構成単位の85モル%
以上がエチレンテレフタレートよりなるポリエス
テルの溶融紡糸に有効である。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 オルトクロロフエノール溶媒中25℃で測定した
極限粘度が0.63のポリエチレンテレフタレートチ
ツプを、紡糸温度290℃、吐出量37.5g/min、紡
糸速度2500m/minの条件で135デニール72フイラ
メントの未延伸糸を紡糸するに際し、計量ポンプ
で濃度13%の紡糸油剤を2.0c.c./minの割合で計量
して口金下130cmの位置で油剤付与具により糸条
に給油した。この場合糸押えガイド下端と糸条集
束ガイド入口の間の距離は450cm、糸条集束ガイ
ド入口と第1ゴデツトロール間の距離は50cm、糸
条集束ガイドは第4図に示した形状の表面粗度
1.5Sの高純度アルミナセラミツクガイドを使用
し、ガイド間距離(第4図のa)を4.5cmにして
糸条と糸条集束ガイドとの接触状態(第4図にお
けるθ)を変化させて、第1表に示すように糸押
えガイド出口の糸条張力(T1)と糸条張力(T2)
の差Tを変更し、それぞれ12時間連続紡糸した。
結果は第1表のとおりであつた。 なお、実験No.1、2は本発明を明確にするた
めの比較例である。
ら吐出後冷却された糸条に計量した油剤を付与し
て引取る紡糸方法に関するものである。 近年、新しい織編物の風合、高級な外観の追求
からフイラメント繊度が1デニール前後というよ
うな、極細繊維やPOY−DTY技術の進展に伴い
2500m/min〜4000m/minというような高速で紡
糸した繊維が要求されるようになつてきた。しか
しこれらの繊維を生産するには、フイラメントデ
ニールが2〜5デニール、紡糸速度が1000〜1500
m/min程度の従来の溶融紡糸において問題視さ
れなかつた紡糸中の糸条に作用する空気抵抗によ
る紡糸張力の増加、油剤付着量のバラツキなどが
大きな問題となつてきた。これらの問題を解決す
るために従来のオイリングロールによる給油方法
に代つて計量ポンプで計量した油剤を紡糸中の糸
条に連続的に付着せしめる方法(以下計量給油法
と呼ぶ)が提案されている。この方法は、紡出糸
条に従来のオイリングロールより口金に近い位置
に油剤付与具を設け、集束しながら計量した油剤
を付与することにより、給油後の紡糸張力の増大
を防止し、油剤の付着斑を少なくしようとするも
のである。 この計量給油法を実際に実施するに際しては、
従来の紡糸機を改造することが多い。ここで従来
の紡糸機を図を用いて説明する。第1図はオイリ
ングロール方式、第2図は計量給油方式の紡糸機
を示す正面図である。オイリングロール方式の紡
糸機においては通常第1図に示すように、紡糸頭
1、紡糸口金11、紡出糸条13を冷却する冷却
装置2など紡出部分を階上に、そして冷却円筒ダ
クト3を介してオイリングロール4、第1、第2
ゴデツトロール5,6、巻取装置14などの巻取
部分を階下の床9に設けた構造を有している。 かかるオイリングロール方式の紡糸機を計量給
油方式に改造する場合の計量給油装置の取付位置
は前述した空気抵抗による紡糸張力の増大を防ぐ
ために、オイリングロール方式における給油位置
よりも口金に近くする必要があり、紡糸の糸掛け
作業性などを考慮すると第2図に示す如く階上の
冷却装置2と床10との中間に油剤付与具7を設
けるとか、特開昭52−70110号公報、特開昭52−
70111号公報にみられるように冷却室の下端や冷
却室の内部に油剤付与具を設けると好都合であ
る。しかしこのようにオイリングロール方式より
も口金に近い位置で計量給油する方式について、
検討した結果、次のような欠点があることがわか
つた。 例えば第2図に示すように階上で計量給油を実
施する場合には、油剤付与具7と糸押えガイド8
を使用して、紡出糸条を集束しながら計量した油
剤を100%糸条に付着せしめても、糸押えガイド
8と第1ゴデツトロール5の間の距離が建物の各
階の高さにより変るが通常2〜5m程度と長いた
め、この間で空気抵抗や糸条の弦振動によつて集
束した糸条からフイラメントが分離して走行する
結果、分離したフイラメントに異常張力が作用し
たり、フイラメント切れ、ゴデツトロールへの糸
巻付き、巻上ドラムにおける毛羽、タルミの発生
などを引き起すという問題がある。 本発明者らはこれらの問題を解決するために、
種々検討した結果、本発明に到達した。 すなわち、本発明は計量した一定量の油剤を紡
出糸条に付着させる油剤付与具の下方に設けた糸
押えガイドと第1ゴデツトロールの間の距離が
1.0mを越える紡糸機を使用して溶融紡糸をする
に際し、該糸押えガイドと、該第1ゴデツトロー
ルの間に糸条集束ガイドを設けるとともに、該糸
押えガイド出口の糸条張力(T1)と該糸条集束ガ
イド入口の糸条張力(T2)の差(T)が(1)式を満
足することを特徴とする溶融紡糸方法である。 T≦0.2To+0.8Tc ……………(1) 但し T=T2−T1 Toは完全未集束糸条の糸押えガイドと糸条集
束ガイド間における空気抵抗によつて生ずる張力
の理論値であり(2)式により計算される。 To=0.37・Red-0.61・(ρa/2)・π・V2・D・n・L/980(g) ……………(2) Red:フイラメントのレイノルズ数 Red=D・V・ρa・μa-1 D:フイラメントの直径(cm) (異形断面糸の場合は丸断面に換算した場合の
相当直径とする) V:紡糸速度(cm/sec) n:糸条を構成するフイラメントの数(nは2以
上) ρa:標準空気(温度20℃、絶対圧力760mmHg、
相対湿度75%)の密度 1.20×10-3g・cm-3 μa:標準空気粘度 1.82×10-4g・cm-1・sec-1 L:糸押えガイドと糸条集束ガイド入口の間の距
離(cm) Tcは完全集束糸条の糸押えガイドと糸条集束
ガイド間における空気抵抗によつて生ずる張力の
理論値であり(3)式によつて計算される。 Tc=0.37・Redc-0.61・(ρa/2)・π・V2・Dc・L/980(g) ……………(3) Redc:完全集束糸条のレイノルズ数 Redc=Dc・V・ρa・μa-1 Dc:完全集束糸条の外接円の直径(cm) ここでTは前述したように糸押えガイド出口の
糸条張力T1と糸条集束ガイド入口の糸条張力T2
の差、すなわち糸押えガイドから糸条集束ガイド
に至る間で走行糸条が受ける空気抵抗による張力
の増加分である。 したがつて、糸条の集束状態が良好な時にはT
の値は小さくなり、反対に集束状態が不良の時に
は大きくなる。 Toは前述したように、糸条を構成する各フイ
ラメントが完全に互に分離して走行している場合
の、糸押えガイドと、糸条集束ガイドにおける空
気抵抗によつて生ずる張力の理論値である。 一方Tcは糸条を構成する各フイラメントが完
全に集束して走行する場合の糸押えガイドと糸条
集束ガイドの間における空気抵抗によつて生ずる
張力の理論値であり、完全集束した糸条を、該糸
条の外接円相当の直径を有する1本のフイラメン
トとみなして計算した空気抵抗値である。 したがつて通常紡糸する場合にはTはToより
小さくTcより大である。 本発明はTが(1)式を満足する条件下で紡糸する
時に達成されるものであつて、Tが(1)式を満足し
ない条件すなわち、T>0.2To+0.8Tcの条件下
では、糸条の集束性が不良で、糸切れ、毛羽、巻
上ドラムにおけるタルミなどが発生し、紡糸性が
不良となる。 次に本発明を図を用いて説明する。 第3図は本発明の好ましい実施態様を示す紡糸
機の正面図である。本発明は糸押えガイド8と第
1ゴデツトロール5の間の距離Loが1mを越え
る場合に有効である。Loが1m以下の場合に
は、特に本発明の方法を用いなくとも、油剤付与
具7と糸押えガイド8で紡出糸条を集束させれ
ば、前述した問題は発生しない。しかしLoが1
mを越えると油剤付与具7と糸押えガイド8で糸
条を集束しても、前述したように第1ゴデツトロ
ール5に到るまで走行中にフイラメントが分離し
て問題となるので、これを解決するために糸押え
ガイド8と第1ゴデツトロール5の間に糸条の集
束度を調節できる糸条集束ガイド12を設けて、
糸条の集束状態を調節することが必要である。糸
条集束ガイド12の取付位置は第1ゴデツトロー
ル5と該糸条集束ガイド12の距離が1m未満に
なるように設定するのが好ましい。糸条集束ガイ
ドでの集束度の調節方法は前述(1)式を満足するこ
とができれば特に限定はしない。 本発明で使用する糸条集束ガイド12は前述し
た条件を満足することができれば、特に限定はな
いが、第4図、第5図、第6図に示すような、2
または3個のガイド片を組合せたもので、糸条と
ガイド片との接触状態を変更、例えば第4図にお
けるθを変更して集束状態を変化させられるよう
に少なくとも1個のガイド片は他のガイド片に対
する位置を変更できるような配置とするのが好ま
しい。第4,5,6図においてイは正面図ロは側
面図であり、13は紡出糸条である。なお、2ま
たは3個のガイド片から構成される糸条集束ガイ
ド12のうち少なくとも1個のガイド片は、糸条
の走行位置を確実に規制できるように凹部を有す
る構造のものであるのが好ましい。また、糸条集
束ガイド12の各ガイド片の材質はアルミナ含有
率が85〜95%の低純度アルミナセラミツク、アル
ミナ含有率が99%以上の高純度アルミナセラミツ
クやチタン磁器などが使用できるが、なかでも高
純度アルミナセラミツクが特に好ましく、ガイド
片の表面粘度は3S以下が好ましい。 具体的な糸条集束ガイドの調節方法は、糸押え
ガイド直下の糸条張力T1と糸条集束ガイド入口
の糸条張力T2を実測し、その差Tが(1)式を満す
ように、糸条集束ガイドを調節して、例えば、第
4図においてθを変化させて行なえばよい。 以上、本発明を採用することにより、紡出糸条
の集束度が向上し、フイラメント切れ、ゴデツト
ロールへの巻付き、巻上ドラムにおけるタルミの
発生が皆無となり、長時間の連続紡糸が可能とな
つた。 本発明はナイロン6、ナイロン6・6、ポリエ
ステルなどの熱可塑性合成繊維の溶融紡糸に有効
であるが、特に少くともその構成単位の85モル%
以上がエチレンテレフタレートよりなるポリエス
テルの溶融紡糸に有効である。 以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 オルトクロロフエノール溶媒中25℃で測定した
極限粘度が0.63のポリエチレンテレフタレートチ
ツプを、紡糸温度290℃、吐出量37.5g/min、紡
糸速度2500m/minの条件で135デニール72フイラ
メントの未延伸糸を紡糸するに際し、計量ポンプ
で濃度13%の紡糸油剤を2.0c.c./minの割合で計量
して口金下130cmの位置で油剤付与具により糸条
に給油した。この場合糸押えガイド下端と糸条集
束ガイド入口の間の距離は450cm、糸条集束ガイ
ド入口と第1ゴデツトロール間の距離は50cm、糸
条集束ガイドは第4図に示した形状の表面粗度
1.5Sの高純度アルミナセラミツクガイドを使用
し、ガイド間距離(第4図のa)を4.5cmにして
糸条と糸条集束ガイドとの接触状態(第4図にお
けるθ)を変化させて、第1表に示すように糸押
えガイド出口の糸条張力(T1)と糸条張力(T2)
の差Tを変更し、それぞれ12時間連続紡糸した。
結果は第1表のとおりであつた。 なお、実験No.1、2は本発明を明確にするた
めの比較例である。
【表】
実施例 2
実施例1と同じポリエチレンテレフタレートチ
ツプを使用して、紡糸温度285℃、吐出量42.0g/
min、紡糸速度3000m/minの条件で126デニール
36フイラメントの未延伸糸を紡糸するに際し、計
量ポンプで濃度15%水溶液の紡糸油剤を2.24c.c./
minの割合で計量して口金下145cmの位置で油剤
付与具により給油した。 この場合糸押えガイド下端と糸条集束ガイド入
口の距離は260cmであり、糸条集束ガイド入口と
第1ゴデツトロール間の距離は70cm、集束ガイド
は第5図に示した形状の表面粗度0.8Sの高純度ア
ルミナセラミツクガイドを使用し、ガイド間距離
(第5図のb)を5cmにして、糸条と糸条集束ガ
イドとの接触状態を変化させて、第2表に示すよ
うに糸押えガイド出口の張力(T1)と糸条集束ガ
イド入口の糸条張力(T2)の差Tを変更し、それ
ぞれ12時間連続して紡糸した。結果は第2表の通
りであつた。 なお、実験No.5は本発明を明確にするための
比較例である。
ツプを使用して、紡糸温度285℃、吐出量42.0g/
min、紡糸速度3000m/minの条件で126デニール
36フイラメントの未延伸糸を紡糸するに際し、計
量ポンプで濃度15%水溶液の紡糸油剤を2.24c.c./
minの割合で計量して口金下145cmの位置で油剤
付与具により給油した。 この場合糸押えガイド下端と糸条集束ガイド入
口の距離は260cmであり、糸条集束ガイド入口と
第1ゴデツトロール間の距離は70cm、集束ガイド
は第5図に示した形状の表面粗度0.8Sの高純度ア
ルミナセラミツクガイドを使用し、ガイド間距離
(第5図のb)を5cmにして、糸条と糸条集束ガ
イドとの接触状態を変化させて、第2表に示すよ
うに糸押えガイド出口の張力(T1)と糸条集束ガ
イド入口の糸条張力(T2)の差Tを変更し、それ
ぞれ12時間連続して紡糸した。結果は第2表の通
りであつた。 なお、実験No.5は本発明を明確にするための
比較例である。
第1図、第2図はオイリングロール方式、計量
給油方式による従来の紡糸機を示す正面図、第3
図は本発明の好ましい実施態様を示す紡糸機の正
面図である。第4図、第5図、第6図は本発明に
おける糸条集束ガイドを示す正面図イ側面図ロで
ある。 1:紡糸頭、2:冷却装置、3:冷却円筒ダク
ト、4:オイリングロール、5:第1ゴデツトロ
ール、6:第2ゴデツトロール、7:油剤付与
具、8:糸押えガイド、9:床(階下)、10:
床(階上)、11:紡糸口金、12:糸条集束ガ
イド、13:紡出糸条、14:巻取装置。
給油方式による従来の紡糸機を示す正面図、第3
図は本発明の好ましい実施態様を示す紡糸機の正
面図である。第4図、第5図、第6図は本発明に
おける糸条集束ガイドを示す正面図イ側面図ロで
ある。 1:紡糸頭、2:冷却装置、3:冷却円筒ダク
ト、4:オイリングロール、5:第1ゴデツトロ
ール、6:第2ゴデツトロール、7:油剤付与
具、8:糸押えガイド、9:床(階下)、10:
床(階上)、11:紡糸口金、12:糸条集束ガ
イド、13:紡出糸条、14:巻取装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 計量した一定量の油剤を紡出糸条に付着させ
る油剤付与具の下方に設けた糸押えガイドと第1
ゴデツトロールの間の距離が1.0mを越える紡糸
機を使用して溶融紡糸をするに際し、該糸押えガ
イドと該第1ゴデツトロールの間に糸条集束ガイ
ドを設けるとともに、該糸押えガイド出口の糸条
張力(T1)と該糸条集束ガイド入口の糸条張力
(T2)の差(T)が(1)式を満足することを特徴と
する溶融紡糸方法。 T≦0.2To+0.8Tc ……………(1) 但し T=T2−T1 Toは完全未集束糸条の糸押えガイドと糸条集
速ガイド間における空気抵抗によつて生ずる張力
の理論値であり(2)式により計算される。 To=0.37・Red-0.61・(ρa/2)・π・V2・D・n・L/980(g) ……………(2) Red:フイラメントのレイノルズ数 Red=D・V・ρa・μa-1 D:フイラメントの直径(cm) (異形断面糸の場合は丸断面に換算した場合の
相当直径とする) V:紡糸速度(cm/sec) n:糸条を構成するフイラメントの数(nは2以
上) ρa:標準空気(温度20℃、絶対圧力760mmHg、
相対湿度75%)の密度 1.20×10-3g・cm-3 μa:標準空気粘度 1.82×10-4g・cm-1・sec-1 L:糸押えガイドと糸条集束ガイド入口の間の距
離(cm) Tcは完全集束糸条の糸押えガイドと糸条集束
ガイド間における空気抵抗によつて生ずる張力の
理論値であり(3)式によつて計算される。 Tc=0.37・Redc0.61・(ρa/2)・π・V2・Dc・L/980(g) ……………(3) Redc:完全集束糸条のレイノルズ数 Redc=Dc・V・ρa・μa-1 Dc:完全集束糸条の外接円の直径(cm)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11066478A JPS5540807A (en) | 1978-09-11 | 1978-09-11 | Melt spinning |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11066478A JPS5540807A (en) | 1978-09-11 | 1978-09-11 | Melt spinning |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5540807A JPS5540807A (en) | 1980-03-22 |
| JPS6140763B2 true JPS6140763B2 (ja) | 1986-09-11 |
Family
ID=14541335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11066478A Granted JPS5540807A (en) | 1978-09-11 | 1978-09-11 | Melt spinning |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5540807A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2957349B2 (ja) * | 1992-03-31 | 1999-10-04 | 帝人株式会社 | 糸条付着油剤の検知方法及び装置 |
-
1978
- 1978-09-11 JP JP11066478A patent/JPS5540807A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5540807A (en) | 1980-03-22 |
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