JPS6147524B2 - - Google Patents
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- JPS6147524B2 JPS6147524B2 JP16338179A JP16338179A JPS6147524B2 JP S6147524 B2 JPS6147524 B2 JP S6147524B2 JP 16338179 A JP16338179 A JP 16338179A JP 16338179 A JP16338179 A JP 16338179A JP S6147524 B2 JPS6147524 B2 JP S6147524B2
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- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は加熱方式を改良した被炊飯器に関す
る。
る。
従来、電気炊飯器は例えば電気ヒータを有する
熱板の上部に鍋を着脱可能に載置し、前記電気ヒ
ータの熱を熱板から鍋の底部に伝達して被炊する
方式である。しかしながら、斯る従来構造の炊飯
器で米を炊飯した場合、上部は水分の少ないぱさ
ぱさした状態となり、下部は水分の多いべとべと
した状態に炊飯され、所謂炊きむらができて全体
として味が落ちる欠点があつた。
熱板の上部に鍋を着脱可能に載置し、前記電気ヒ
ータの熱を熱板から鍋の底部に伝達して被炊する
方式である。しかしながら、斯る従来構造の炊飯
器で米を炊飯した場合、上部は水分の少ないぱさ
ぱさした状態となり、下部は水分の多いべとべと
した状態に炊飯され、所謂炊きむらができて全体
として味が落ちる欠点があつた。
また、従来構造のものは熱板と鍋が密着するよ
うに厳密な寸法精度を要してコスト高であり、使
用中に両者の密着面が変形したり或いは腐蝕した
りすると、熱伝達が不均一となつて炊きむらが一
層多くなる欠点がある。
うに厳密な寸法精度を要してコスト高であり、使
用中に両者の密着面が変形したり或いは腐蝕した
りすると、熱伝達が不均一となつて炊きむらが一
層多くなる欠点がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、外ケースの鍋収納部内に、底面部に平坦部を
有するともに該底面部と側面部との間に円弧面を
形成した鍋を配設し、前記鍋収納部及び鍋により
形成される加熱用の空間部内に前記鍋から離間さ
れるとともに前記平坦部よりも外側領域に対向位
置させて電気ヒータを配設する構成とすることに
より、炊きむらのない炊飯ができ、被炊飯物の炊
き上りの味を大巾に向上することができ、しかも
コストが安く取扱いも簡便な炊飯器を提供するこ
とを目的とする。
り、外ケースの鍋収納部内に、底面部に平坦部を
有するともに該底面部と側面部との間に円弧面を
形成した鍋を配設し、前記鍋収納部及び鍋により
形成される加熱用の空間部内に前記鍋から離間さ
れるとともに前記平坦部よりも外側領域に対向位
置させて電気ヒータを配設する構成とすることに
より、炊きむらのない炊飯ができ、被炊飯物の炊
き上りの味を大巾に向上することができ、しかも
コストが安く取扱いも簡便な炊飯器を提供するこ
とを目的とする。
以下本発明の一実施例について第1図及び第2
図を参照して説明する。1は上面が開口する略有
底円筒状の外ケースで、これの下端部に支持脚2
を有する底枠3が嵌着固定されている。4は外ケ
ース1の内部に断熱材5を介して配設された鍋収
納部としての上面が開口する有底円筒状の内ケー
スで、これは上端部が外ケース1の上端部内周面
に嵌着された例えば耐熱プラスチツク製の環状の
化粧枠6にねじ止めによつて固着されている。そ
して、内ケース4は例えばアルミニウムのプレス
成形品で少なくとも内面側は化学研磨又は電解研
磨により鏡面処理が施されており、側面部4aは
上方に向うに従つて僅かに径大となるテーパ状に
形成されている。7は例えば容量600Wで環状に
曲成されたシーズヒータで、これは支持部材8及
び碍子9を介して内ケース4の底面部4bから所
定の間隔を存して支持されており、両端部に設け
られた端子部7aを内ケース4の底部に設けられ
た差込端子10に着脱可能に差込接続している。
11は上端部に環状のフランジ部11aを形成し
た有底円筒状の鍋で、これは底面部が平坦部11
bを有し、且つ側面部11cが側面部4aと同様
に傾斜するテーパ状に形成されていて、底面部と
側面部11cとの賀間に滑らかな円弧面11dが
形成されている。そして、この鍋11はフランジ
部11aを化粧枠6上に全周が密着状態を呈する
ように載置することにより内ケース4内に配設さ
れるようになつているが、高さ寸法Hは内ケース
4より小さく設定されていて平坦部11bがシー
ズヒータ7から寸法h離間するようになつてお
り、また、両側面部11c及び4aは僅かな隙間
(例えば約1mm)をもつて近接するようになつて
いる。ところで、前述のシーズヒータ7の直経d
は鍋11の下部の直径Dより若干小さく設定され
ていてシーズヒータ7は鍋11の底面部の平坦部
11bよりも外側領域たる円弧面11dの下方に
対向位置されている。そして、この鍋11は例え
ばアルミニウムのプレス成形品で、外側面はアル
マイト処理が施されており、内面側はアルマイト
処理又はフツ素樹脂によるコーテイングが施され
ている。12は下面が開口する有底円筒状の保護
ケースで、これは内ケース4の内底部に立設され
た案内筒13に上下動可能に支持され、且つ該保
護ケース12の下端部に設けた鍔部12aと内ケ
ース4との間に配設された圧縮コイルばね14に
よつて常に上方に付勢されて、その保護ケース1
2の上面が鍋11の平坦部11bに圧接されてい
る。そして、前述の案内筒13の上端部には内方
に曲成された鍔部13aが形成されていて、鍋1
1を内ケース4から外した時保護ケース12の鍔
部12aがその案内筒13の鍔部13aに掛合し
て抜け外れないようにしている。15は保護ケー
ス12の内底面に貼着した整磁材料からなる磁性
体である。16は一端部に摘み17を一体モール
ド等によつて取着したレバーで、これの中間部は
内ケース4の下面に突設された支持腕18にピン
19を介して回動可能に支持されており、且つ他
端部に設けられた立上り部16aを内ケース4の
底面部4bに設けられた孔4cを介して案内筒1
3内に挿通させ、その立上り部16aの上端部に
永久磁石20を固着している。そして、レバー1
6に取着された摘み17は外ケース1の側面に設
けた操作パネル21の孔21aから外部に突出さ
れており、又レバー16はねじりコイルばね22
によつて常に矢印a方向に付勢されている。尚、
図示はしないが内ケース4の下部にはレバー16
の押下げ操作に基づいて閉成するマイクロスイツ
チが設けられており、レバー16の押下げ操作に
よつて永久磁石20を磁性体15に吸着させた時
そのマイクロスイツチが閉成されてシーズヒータ
7に通電するようになつている。23は外ケース
1の上端部に固着されたヒンジ部材24にピン2
4aを介して回動可能に支持された例えばプラス
チツク製の外蓋で、上面に持ち運び用の把持部2
5が一体に形成されている。26は内カバーで、
これは断熱材27を介して外蓋23の内面に固着
されている。28はヒンジ部材24と反対側に位
置して外ケース1の上端部に固着された係合部材
で、これは外蓋23を閉塞した時把手部25に設
けられた図示しない係合部に係合して外蓋23を
閉塞状態に保持するようになつており、押釦29
によつてその係合を解除できるようにしている。
30は支持凸部31を介して内カバー26の下面
に設けられた係合部26aに係合支持した内蓋
で、これは外蓋23を閉塞すると鍋11のフラン
ジ部11aに圧接するようになつている。32は
内蓋30に設けた蒸気抜筒で、これは外概23に
設けた挿通孔33内に挿入されており、内部に弁
体として球体34が配設されている。
図を参照して説明する。1は上面が開口する略有
底円筒状の外ケースで、これの下端部に支持脚2
を有する底枠3が嵌着固定されている。4は外ケ
ース1の内部に断熱材5を介して配設された鍋収
納部としての上面が開口する有底円筒状の内ケー
スで、これは上端部が外ケース1の上端部内周面
に嵌着された例えば耐熱プラスチツク製の環状の
化粧枠6にねじ止めによつて固着されている。そ
して、内ケース4は例えばアルミニウムのプレス
成形品で少なくとも内面側は化学研磨又は電解研
磨により鏡面処理が施されており、側面部4aは
上方に向うに従つて僅かに径大となるテーパ状に
形成されている。7は例えば容量600Wで環状に
曲成されたシーズヒータで、これは支持部材8及
び碍子9を介して内ケース4の底面部4bから所
定の間隔を存して支持されており、両端部に設け
られた端子部7aを内ケース4の底部に設けられ
た差込端子10に着脱可能に差込接続している。
11は上端部に環状のフランジ部11aを形成し
た有底円筒状の鍋で、これは底面部が平坦部11
bを有し、且つ側面部11cが側面部4aと同様
に傾斜するテーパ状に形成されていて、底面部と
側面部11cとの賀間に滑らかな円弧面11dが
形成されている。そして、この鍋11はフランジ
部11aを化粧枠6上に全周が密着状態を呈する
ように載置することにより内ケース4内に配設さ
れるようになつているが、高さ寸法Hは内ケース
4より小さく設定されていて平坦部11bがシー
ズヒータ7から寸法h離間するようになつてお
り、また、両側面部11c及び4aは僅かな隙間
(例えば約1mm)をもつて近接するようになつて
いる。ところで、前述のシーズヒータ7の直経d
は鍋11の下部の直径Dより若干小さく設定され
ていてシーズヒータ7は鍋11の底面部の平坦部
11bよりも外側領域たる円弧面11dの下方に
対向位置されている。そして、この鍋11は例え
ばアルミニウムのプレス成形品で、外側面はアル
マイト処理が施されており、内面側はアルマイト
処理又はフツ素樹脂によるコーテイングが施され
ている。12は下面が開口する有底円筒状の保護
ケースで、これは内ケース4の内底部に立設され
た案内筒13に上下動可能に支持され、且つ該保
護ケース12の下端部に設けた鍔部12aと内ケ
ース4との間に配設された圧縮コイルばね14に
よつて常に上方に付勢されて、その保護ケース1
2の上面が鍋11の平坦部11bに圧接されてい
る。そして、前述の案内筒13の上端部には内方
に曲成された鍔部13aが形成されていて、鍋1
1を内ケース4から外した時保護ケース12の鍔
部12aがその案内筒13の鍔部13aに掛合し
て抜け外れないようにしている。15は保護ケー
ス12の内底面に貼着した整磁材料からなる磁性
体である。16は一端部に摘み17を一体モール
ド等によつて取着したレバーで、これの中間部は
内ケース4の下面に突設された支持腕18にピン
19を介して回動可能に支持されており、且つ他
端部に設けられた立上り部16aを内ケース4の
底面部4bに設けられた孔4cを介して案内筒1
3内に挿通させ、その立上り部16aの上端部に
永久磁石20を固着している。そして、レバー1
6に取着された摘み17は外ケース1の側面に設
けた操作パネル21の孔21aから外部に突出さ
れており、又レバー16はねじりコイルばね22
によつて常に矢印a方向に付勢されている。尚、
図示はしないが内ケース4の下部にはレバー16
の押下げ操作に基づいて閉成するマイクロスイツ
チが設けられており、レバー16の押下げ操作に
よつて永久磁石20を磁性体15に吸着させた時
そのマイクロスイツチが閉成されてシーズヒータ
7に通電するようになつている。23は外ケース
1の上端部に固着されたヒンジ部材24にピン2
4aを介して回動可能に支持された例えばプラス
チツク製の外蓋で、上面に持ち運び用の把持部2
5が一体に形成されている。26は内カバーで、
これは断熱材27を介して外蓋23の内面に固着
されている。28はヒンジ部材24と反対側に位
置して外ケース1の上端部に固着された係合部材
で、これは外蓋23を閉塞した時把手部25に設
けられた図示しない係合部に係合して外蓋23を
閉塞状態に保持するようになつており、押釦29
によつてその係合を解除できるようにしている。
30は支持凸部31を介して内カバー26の下面
に設けられた係合部26aに係合支持した内蓋
で、これは外蓋23を閉塞すると鍋11のフラン
ジ部11aに圧接するようになつている。32は
内蓋30に設けた蒸気抜筒で、これは外概23に
設けた挿通孔33内に挿入されており、内部に弁
体として球体34が配設されている。
次に以上のように構成した本実施例の作用につ
いて説明する。鍋11内に水洗いした米35とそ
の米35の炊き上りに必要な水36を収納し、フ
ランジ部11aを化粧枠6上に載置して鍋11を
内ケース4内に収納し、外蓋23を閉塞し、以つ
て内蓋30を鍋11の上面に圧接させて該鍋11
を閉塞する。次に摘み17押し下げ操作によつて
レバー16を反矢印a方向に回動させて永久磁石
20を磁性体15に吸着させるようにする。而し
て、摘み17の押し下げ操作に基づいて図示しな
いマイクロスイツチが閉成され、シーズヒータ7
が通電されて発熱する。さて、シーズヒータ7が
鍋11の円弧面11dと対向するように配設され
ていることにより、シーズヒータ7からの幅射熱
は円弧面11dに最も効率よく伝達され、円弧面
11dに接触する鍋11内の水36が高温に加熱
されて第1図に矢印bで示すような局部的な対流
を起す。すなわち鍋11の内壁に接した水36が
鍋11中央部の水36よりも対流が起り易く鍋1
1の内壁に沿つて上昇し上部に行く。又この作用
と同時に内ケース4の底面部4bもヒータ7によ
り加熱され、この際内ケース4の内面は鏡面処理
が施され熱を反射させるようになつているが、内
ケース4自体板厚が約1mm程度で薄いため熱伝導
作用も生じ、この熱伝導により内ケース4の側面
部4aへ均等に熱が伝わり、内ケースと僅かな隙
間を介して位置している鍋11の側面部11cを
加熱する。このため鍋11内に収納された米35
の上部、中間部及び下部(第1図にA,B及びC
で示す)の温度は、上部Aの温度が中間部B及び
下部Cの温度より先に上昇する傾向になる。そし
て、シーズヒータ7からの熱は伝熱によつて鍋1
1の全域に伝達されようとするが、前述したよう
にシーズンヒータ7に最も近い円弧面11dに接
する水36に最も効率よく伝達されかつ側面部1
1cが加熱されることから、シーズヒータ7の熱
は炊飯の初期及び中期には鍋11の底面部11b
にはほとんど熱が供給されず下部Cの温度上昇が
遅くなる。そして炊飯時間の経過にともなつて上
部Aの光35の吸水が進むと、水位が低下し、上
部Aでは今まで水36があつた場合よりも熱伝導
が悪くなり(米が一種の熱絶縁物となる)熱の移
行が上部Aからだんだんと下部Cに進み炊飯末期
には鍋11の平坦部11bに充分熱が伝達され、
鍋11の平坦部11bから水36に熱が与えられ
ることとなる。さて、米35の吸水率は温度が60
℃及至70℃の範囲にある時が最も顕著であり、鍋
11の上部Aの温度が中間部B及び下部Cより先
に前述した理由により60℃及至70℃の範囲に達す
ることにより、まず、上部Aに位置する米35が
吸水作用を行うこととなる。そして、炊飯時間の
経過にともなつて鍋11内の水36は米35によ
つて吸水されることによつて水位が下り、上部A
に位置する米35が必要以上に吸水することが自
動的に防止され、上部Aより後で温度が上昇する
中間部Bが次第に60℃乃至70℃の範囲に達して、
その中間部Bに位置する米36の吸水作用が多く
なる。更に時間が経過し中間部Bに位置する米3
6の吸水作用が進行すると前述と同様に鍋11内
の水位が更に下つて中間部Bに位置する米36も
必要以上に吸水することが防止され、中間部Bよ
り後で温度が上昇する下部Cに位置される米36
の吸水作用が多くなる。而して、鍋11内の水3
6が米35に全て吸水されてなくなると、その鍋
11の平坦部11bが所謂空炊き状態となつて急
激に温度上昇することにより、保護ケース12を
介して磁性体15も温度上昇するようになり、磁
性体15の透磁率が急激に低下する。すると、磁
性体15と永久磁石20との間に作用する吸着力
が減少し、その吸着力が所定値以下になるとばね
22によつてレバー16に矢印a方向に作用する
回動力がその吸着力を上回るようになり、永久磁
石20が磁性体15から離間して下方に移動変位
され、レバー16ともに摘み17が上方に復帰移
動され、図示しないマイクロスイツチが開放され
てシーズヒータ7が断電される。
いて説明する。鍋11内に水洗いした米35とそ
の米35の炊き上りに必要な水36を収納し、フ
ランジ部11aを化粧枠6上に載置して鍋11を
内ケース4内に収納し、外蓋23を閉塞し、以つ
て内蓋30を鍋11の上面に圧接させて該鍋11
を閉塞する。次に摘み17押し下げ操作によつて
レバー16を反矢印a方向に回動させて永久磁石
20を磁性体15に吸着させるようにする。而し
て、摘み17の押し下げ操作に基づいて図示しな
いマイクロスイツチが閉成され、シーズヒータ7
が通電されて発熱する。さて、シーズヒータ7が
鍋11の円弧面11dと対向するように配設され
ていることにより、シーズヒータ7からの幅射熱
は円弧面11dに最も効率よく伝達され、円弧面
11dに接触する鍋11内の水36が高温に加熱
されて第1図に矢印bで示すような局部的な対流
を起す。すなわち鍋11の内壁に接した水36が
鍋11中央部の水36よりも対流が起り易く鍋1
1の内壁に沿つて上昇し上部に行く。又この作用
と同時に内ケース4の底面部4bもヒータ7によ
り加熱され、この際内ケース4の内面は鏡面処理
が施され熱を反射させるようになつているが、内
ケース4自体板厚が約1mm程度で薄いため熱伝導
作用も生じ、この熱伝導により内ケース4の側面
部4aへ均等に熱が伝わり、内ケースと僅かな隙
間を介して位置している鍋11の側面部11cを
加熱する。このため鍋11内に収納された米35
の上部、中間部及び下部(第1図にA,B及びC
で示す)の温度は、上部Aの温度が中間部B及び
下部Cの温度より先に上昇する傾向になる。そし
て、シーズヒータ7からの熱は伝熱によつて鍋1
1の全域に伝達されようとするが、前述したよう
にシーズンヒータ7に最も近い円弧面11dに接
する水36に最も効率よく伝達されかつ側面部1
1cが加熱されることから、シーズヒータ7の熱
は炊飯の初期及び中期には鍋11の底面部11b
にはほとんど熱が供給されず下部Cの温度上昇が
遅くなる。そして炊飯時間の経過にともなつて上
部Aの光35の吸水が進むと、水位が低下し、上
部Aでは今まで水36があつた場合よりも熱伝導
が悪くなり(米が一種の熱絶縁物となる)熱の移
行が上部Aからだんだんと下部Cに進み炊飯末期
には鍋11の平坦部11bに充分熱が伝達され、
鍋11の平坦部11bから水36に熱が与えられ
ることとなる。さて、米35の吸水率は温度が60
℃及至70℃の範囲にある時が最も顕著であり、鍋
11の上部Aの温度が中間部B及び下部Cより先
に前述した理由により60℃及至70℃の範囲に達す
ることにより、まず、上部Aに位置する米35が
吸水作用を行うこととなる。そして、炊飯時間の
経過にともなつて鍋11内の水36は米35によ
つて吸水されることによつて水位が下り、上部A
に位置する米35が必要以上に吸水することが自
動的に防止され、上部Aより後で温度が上昇する
中間部Bが次第に60℃乃至70℃の範囲に達して、
その中間部Bに位置する米36の吸水作用が多く
なる。更に時間が経過し中間部Bに位置する米3
6の吸水作用が進行すると前述と同様に鍋11内
の水位が更に下つて中間部Bに位置する米36も
必要以上に吸水することが防止され、中間部Bよ
り後で温度が上昇する下部Cに位置される米36
の吸水作用が多くなる。而して、鍋11内の水3
6が米35に全て吸水されてなくなると、その鍋
11の平坦部11bが所謂空炊き状態となつて急
激に温度上昇することにより、保護ケース12を
介して磁性体15も温度上昇するようになり、磁
性体15の透磁率が急激に低下する。すると、磁
性体15と永久磁石20との間に作用する吸着力
が減少し、その吸着力が所定値以下になるとばね
22によつてレバー16に矢印a方向に作用する
回動力がその吸着力を上回るようになり、永久磁
石20が磁性体15から離間して下方に移動変位
され、レバー16ともに摘み17が上方に復帰移
動され、図示しないマイクロスイツチが開放され
てシーズヒータ7が断電される。
ところで、本出願人は近時、従来の炊飯器の欠
点を除去すべく、第3図に示す概略図のように、
鍋50の外周面に鍋収納部51によつてその鍋5
0の外底面から外側面に連続的に対向する加熱用
の空間部52を設け、且つこの空間部52内に鍋
50から所定の間隔を存してシーズヒータ53を
配設する構成として米を一様な炊き上り状態に炊
飯できるようにした炊飯器を発明したが、この炊
飯器はヒータ53の熱を空間部52内に生ずる空
気の対流を利用して鍋50に伝達するため熱効率
が比較的悪くなる傾向があり、熱効率を向上すべ
く研究開発を続けていたものである。
点を除去すべく、第3図に示す概略図のように、
鍋50の外周面に鍋収納部51によつてその鍋5
0の外底面から外側面に連続的に対向する加熱用
の空間部52を設け、且つこの空間部52内に鍋
50から所定の間隔を存してシーズヒータ53を
配設する構成として米を一様な炊き上り状態に炊
飯できるようにした炊飯器を発明したが、この炊
飯器はヒータ53の熱を空間部52内に生ずる空
気の対流を利用して鍋50に伝達するため熱効率
が比較的悪くなる傾向があり、熱効率を向上すべ
く研究開発を続けていたものである。
さて、第2図は、第1図に示す本発明実施例の
炊飯器と第3図に示す炊飯器によつて、米35を
1.4炊飯する場合の実施例を示すものであり、
縦軸に温度T(℃)を取り、横軸に時間t(分)
を取つて示すものである。また、第1図及び第3
図において、鍋11,50の下部の直径D=190
mm,高さH=140mm,間隔h=10mm,シーズヒー
タ7,53の直径d=150mmであり、鍋50の円
弧面50aを鍋11の円弧面11dに比べて径小
に設定しているためにシーズヒータ53は鍋50
の平坦な底面部50bに対向している。また1.4
の米35の炊飯を行なう場合の水+米容量は約
2300c.c.で水位線Wは85mmである。そして、シーズ
ヒータ7,53の断面の直径は8mmであり、従つ
て鍋11の外底面とシーズヒータ7の上表面との
間隔は6mmとなる。又シーズヒータ7,53の容
量はいずれも600Wである。第2図において、
A,A′は米35の上部(鍋11,50の水面下
10mmの中心点)、C,C′は米35の下部(鍋1
1,50の内底面より10mm上方の中心点)、B,
B′は米35の中間部A,A′とB,B′の中間位置
5の温度変化を示すものであり、各測定点を第1
図及び第3図に同一符号で示している。
炊飯器と第3図に示す炊飯器によつて、米35を
1.4炊飯する場合の実施例を示すものであり、
縦軸に温度T(℃)を取り、横軸に時間t(分)
を取つて示すものである。また、第1図及び第3
図において、鍋11,50の下部の直径D=190
mm,高さH=140mm,間隔h=10mm,シーズヒー
タ7,53の直径d=150mmであり、鍋50の円
弧面50aを鍋11の円弧面11dに比べて径小
に設定しているためにシーズヒータ53は鍋50
の平坦な底面部50bに対向している。また1.4
の米35の炊飯を行なう場合の水+米容量は約
2300c.c.で水位線Wは85mmである。そして、シーズ
ヒータ7,53の断面の直径は8mmであり、従つ
て鍋11の外底面とシーズヒータ7の上表面との
間隔は6mmとなる。又シーズヒータ7,53の容
量はいずれも600Wである。第2図において、
A,A′は米35の上部(鍋11,50の水面下
10mmの中心点)、C,C′は米35の下部(鍋1
1,50の内底面より10mm上方の中心点)、B,
B′は米35の中間部A,A′とB,B′の中間位置
5の温度変化を示すものであり、各測定点を第1
図及び第3図に同一符号で示している。
即ち、炊飯中にいずれも上部A,A′が先に温
度上昇し、下部C,C′は上部A,A′及び中間部
B,B′より後から上昇する傾向にあり、炊飯所要
時間は下部C,C′が100℃に達する迄の時間であ
り、第1図に示す本実施例の炊飯器では26分で炊
飯が完了し、第3図に示す炊飯器では炊飯完了迄
27分を要する。従つて、本実施例の炊飯器では第
3図に示す炊飯器より炊飯時間が1分短縮でき、
電力が600(W)×1(分)/60(分)=10(W)節
減でき、こ の10Wに相当する熱交率の向上が図られたのであ
る。
度上昇し、下部C,C′は上部A,A′及び中間部
B,B′より後から上昇する傾向にあり、炊飯所要
時間は下部C,C′が100℃に達する迄の時間であ
り、第1図に示す本実施例の炊飯器では26分で炊
飯が完了し、第3図に示す炊飯器では炊飯完了迄
27分を要する。従つて、本実施例の炊飯器では第
3図に示す炊飯器より炊飯時間が1分短縮でき、
電力が600(W)×1(分)/60(分)=10(W)節
減でき、こ の10Wに相当する熱交率の向上が図られたのであ
る。
このように本実施例によれば、鍋11内の温度
分布は、上部Aの温度が高く、中間部B及び下部
Cに向うに従つて低くなる傾向となり、従つて炊
飯の進行に基ずく鍋11内の水位低下によつて最
も早く水36がなくなる鍋11の上部Aの米35
は炊飯の初期に吸水最適温度(60℃及至70℃)に
達し、最後まで水36がある鍋11の下部Cの米
35は炊飯の末期に吸水最適温度に達する。即
ち、鍋11の上部は吸水最適温度に達するのが早
い代りに水36がなくなるもの早く、また、鍋1
1の下部Cは炊飯の末期近く迄水36が存在する
が吸水最適温度に達するのも遅いので、鍋1内の
米35は上部A,中間部B及び下部Cのどの位置
に位置していても吸水状態となつている時間が略
一定時間であり、全体として一様な吸水率で炊き
上げることができ、しかも、炊飯末期には上部A
及び中間部Bに位置する米35が断熱層として作
用するから下部Cの米35が急激に温度上昇し
得、いたずらに炊飯時間が長引くこともない。と
ころで、従来構造のものはヒータを有する熱板に
よつて鍋の底部のみを加熱する構成であつたの
で、ヒータに近い鍋の下部の温度が上部の温度よ
り先に高くなる傾向にあり、炊飯の進行にともな
つて最も早く水のなくなる鍋の上部の温度の上昇
が遅れるために吸水率の低いぱさぱさした状態に
炊き上り、逆に炊飯の末期迄水のある鍋の下部の
温度上昇が最も早く長時間高温状態になされるた
め必要以上に吸水されてべとべとした状態に炊き
上り、炊きむらがあつてまずかつた。しかしなが
ら、本実施例では鍋11内の米35が略一様な吸
水状態で炊き上ることから、炊きむらがなく、味
が大巾に向上できる。
分布は、上部Aの温度が高く、中間部B及び下部
Cに向うに従つて低くなる傾向となり、従つて炊
飯の進行に基ずく鍋11内の水位低下によつて最
も早く水36がなくなる鍋11の上部Aの米35
は炊飯の初期に吸水最適温度(60℃及至70℃)に
達し、最後まで水36がある鍋11の下部Cの米
35は炊飯の末期に吸水最適温度に達する。即
ち、鍋11の上部は吸水最適温度に達するのが早
い代りに水36がなくなるもの早く、また、鍋1
1の下部Cは炊飯の末期近く迄水36が存在する
が吸水最適温度に達するのも遅いので、鍋1内の
米35は上部A,中間部B及び下部Cのどの位置
に位置していても吸水状態となつている時間が略
一定時間であり、全体として一様な吸水率で炊き
上げることができ、しかも、炊飯末期には上部A
及び中間部Bに位置する米35が断熱層として作
用するから下部Cの米35が急激に温度上昇し
得、いたずらに炊飯時間が長引くこともない。と
ころで、従来構造のものはヒータを有する熱板に
よつて鍋の底部のみを加熱する構成であつたの
で、ヒータに近い鍋の下部の温度が上部の温度よ
り先に高くなる傾向にあり、炊飯の進行にともな
つて最も早く水のなくなる鍋の上部の温度の上昇
が遅れるために吸水率の低いぱさぱさした状態に
炊き上り、逆に炊飯の末期迄水のある鍋の下部の
温度上昇が最も早く長時間高温状態になされるた
め必要以上に吸水されてべとべとした状態に炊き
上り、炊きむらがあつてまずかつた。しかしなが
ら、本実施例では鍋11内の米35が略一様な吸
水状態で炊き上ることから、炊きむらがなく、味
が大巾に向上できる。
しかも、上記実施例では鍋11がシーズヒータ
7から所定の間隔を存した状態で内ケース3内に
収納される構成であるから、従来構造の熱板に密
着させる鍋のように厳密な寸法精度を全く必要と
せず、且つ熱板を設ける必要もないことから、加
工が非常に簡単でコストを大巾に低下し得、更に
変形及び腐蝕等によつて熱伝導が大巾に変化する
こともないから取扱いも簡便になる。
7から所定の間隔を存した状態で内ケース3内に
収納される構成であるから、従来構造の熱板に密
着させる鍋のように厳密な寸法精度を全く必要と
せず、且つ熱板を設ける必要もないことから、加
工が非常に簡単でコストを大巾に低下し得、更に
変形及び腐蝕等によつて熱伝導が大巾に変化する
こともないから取扱いも簡便になる。
加えて、本実施例ではシーズヒータ7を鍋11
の底面部の平坦部11bよりも外側領域即ち円弧
面11dと対向させているから、第3図に示した
ように鍋50の平坦な底面部50bにシーズヒー
タ53を対向させる構成としたものに比して鍋1
1内の水に矢印bで示す局部的な対流が生じ易い
ものであり、鍋11に収納した米35の上部Aの
温度上昇が顕著であり、米35を炊きむらのない
一様な炊飯状態になし得るものである。
の底面部の平坦部11bよりも外側領域即ち円弧
面11dと対向させているから、第3図に示した
ように鍋50の平坦な底面部50bにシーズヒー
タ53を対向させる構成としたものに比して鍋1
1内の水に矢印bで示す局部的な対流が生じ易い
ものであり、鍋11に収納した米35の上部Aの
温度上昇が顕著であり、米35を炊きむらのない
一様な炊飯状態になし得るものである。
尚、上記実施例では鍋11の側面部11cと内
ケース4の側面部4aを1mmの間隔をもつて近接
させたが、第4図に示すように、鍋11の側面部
11cと内ケース4の側面部4aとを上方に向う
に従つて拡開するテーパ状に形成して、鍋11の
フランジ部11aが化粧枠6より上方に位置した
状態で側面部11c及び4aが密着状態に接触す
るようにしてもよく、この場合も要はシーズヒー
タ7を鍋11の底面部の平坦部11bよりも外側
に対向させれば、シーズヒータ7から内ケース4
に輻射により伝達された熱も側面部4aから側面
部11cに効率良く伝導されることとなつて一層
熱効率の向上を図り得る。
ケース4の側面部4aを1mmの間隔をもつて近接
させたが、第4図に示すように、鍋11の側面部
11cと内ケース4の側面部4aとを上方に向う
に従つて拡開するテーパ状に形成して、鍋11の
フランジ部11aが化粧枠6より上方に位置した
状態で側面部11c及び4aが密着状態に接触す
るようにしてもよく、この場合も要はシーズヒー
タ7を鍋11の底面部の平坦部11bよりも外側
に対向させれば、シーズヒータ7から内ケース4
に輻射により伝達された熱も側面部4aから側面
部11cに効率良く伝導されることとなつて一層
熱効率の向上を図り得る。
更に、上記実施例では内ケース4の表面に鏡面
処理を施して熱の反射を良好にするとともに鍋1
1の外側面にアルマイト処理を施して熱の吸収を
良好にしたから、熱効率を一層良好になし得る
が、これらの処理は必要に応じて設けるようにす
ればよい。
処理を施して熱の反射を良好にするとともに鍋1
1の外側面にアルマイト処理を施して熱の吸収を
良好にしたから、熱効率を一層良好になし得る
が、これらの処理は必要に応じて設けるようにす
ればよい。
本発明は以上説明したように炊きむらがなくて
炊き上りの味を大巾に向上することができるとと
もにコストが安くでき取扱も簡便であり、加えて
熱効率に優れた炊飯器を提供することができる。
炊き上りの味を大巾に向上することができるとと
もにコストが安くでき取扱も簡便であり、加えて
熱効率に優れた炊飯器を提供することができる。
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示すも
のであり、第1図は縦断面図、第2図は実験結果
を示す温度特性図、第3図は従来構造を示す概略
構成図、第4図は本発明の他の実施例を示す主要
部の縦断面図である。 図面中、1は外ケース、4は内ケース(鍋収納
部)、7はシーズヒータ、11は鍋、11bは平
坦部、11cは側面部、11dは円弧面、15は
磁性体、20は永久磁石、23は外蓋、26は内
カバー、30は内蓋、35は米、36は水、50
は鍋、51は鍋収納部、53はシーズヒータであ
る。
のであり、第1図は縦断面図、第2図は実験結果
を示す温度特性図、第3図は従来構造を示す概略
構成図、第4図は本発明の他の実施例を示す主要
部の縦断面図である。 図面中、1は外ケース、4は内ケース(鍋収納
部)、7はシーズヒータ、11は鍋、11bは平
坦部、11cは側面部、11dは円弧面、15は
磁性体、20は永久磁石、23は外蓋、26は内
カバー、30は内蓋、35は米、36は水、50
は鍋、51は鍋収納部、53はシーズヒータであ
る。
Claims (1)
- 1 被炊飯物を収納すべく設けられ底面部に平坦
部を有するとともに該底面部と側面部との間に円
弧面を形成してなる鍋と、この鍋を収納する鍋収
納部を有する外ケースと、前記鍋収納部によつて
前記鍋の外周面に設けられた加熱用の空間部と、
この空間部内に前記鍋から所定の間隔を存して設
けられ且つ前記底面部の平坦部よりも外側領域に
対向位置された電気ヒータとを具備してなる炊飯
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16338179A JPS5623920A (en) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | Rice cooker |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16338179A JPS5623920A (en) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | Rice cooker |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5623920A JPS5623920A (en) | 1981-03-06 |
| JPS6147524B2 true JPS6147524B2 (ja) | 1986-10-20 |
Family
ID=15772796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16338179A Granted JPS5623920A (en) | 1979-12-14 | 1979-12-14 | Rice cooker |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5623920A (ja) |
-
1979
- 1979-12-14 JP JP16338179A patent/JPS5623920A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5623920A (en) | 1981-03-06 |
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