JPS6212334B2 - - Google Patents
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- JPS6212334B2 JPS6212334B2 JP55083648A JP8364880A JPS6212334B2 JP S6212334 B2 JPS6212334 B2 JP S6212334B2 JP 55083648 A JP55083648 A JP 55083648A JP 8364880 A JP8364880 A JP 8364880A JP S6212334 B2 JPS6212334 B2 JP S6212334B2
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Description
本発明は、フラノ調織物、詳しくは主としてフ
イラメント混繊糸からなる綾織物であつてその緯
糸のみが起毛され少なくとも一部が切断されてな
るフラノ調の織物に関する。 フラノには、経緯糸共に梳毛糸を使用した織
物、経糸に梳毛糸又は綿糸、緯糸に紡毛糸を用い
た織物があるが、何れにしても平織又は綾織等を
軽く縮絨し起毛したものである。このようなフラ
ノは、密度が高く、そのために保温性に優れ、ま
た適度の張りや腰感を有するものであつて、更に
外観的には組織(綾目)が見えないまでフエルト
化されている独特のものであるが、上記特性や強
力、特に引裂強力を維持しようとするため目付を
大きく(重く)することが必要となり、そのため
に厚手のものとなり軽量感を失うことは勿論、ド
レープ性やプリーツ保持性、防しわ性まで低下せ
しめている。 一方、フラノ調を有する織物として、ポリエス
テルやアクリル等の合成繊維とウールとの混紡糸
を用いたものもあるが、耐ピリング性が劣り、張
り、腰感がなく、その上フラノ独特の綾目の見え
ない杢調の外観を十分表現し得ていないといつた
問題を残している。 本発明者らは、このような混紡糸によるフラノ
調の織物の諸欠点を解消し、しかも通常のフラノ
の欠点である目付を減少せしめ、軽量感を増すに
も拘らず、高度の保温性や適度の張り、腰感を保
持する上に薄手でドレープ性やプリーツ保持性に
も優れ、引裂強力も十分なフラノ調の織物を提供
することを目的として鋭意研究の結果、特定の混
織糸からなる綾織物であつて、その緯糸のみが起
毛され少なくとも一部が切断されてなる織物が上
記目的を達成し得るものであることを見い出し、
本発明を完成するに到つた。 即ち本発明は、緯糸が主として、単糸繊維0.05
〜1.5デニールの細繊維束(A)と塩基性染料可染性
ポリエステル繊維束(B)と単糸繊度0.5〜5デニー
ルの繊維束(C)とからなり、且つ繊維束(A)と(B)は引
揃え仮撚を施されている混繊糸よりなる綾織物で
あつて、該緯糸は起毛され少なくとも一部が切断
されているが、経糸は実質的に起毛切断されてい
ないフラノ調織物にある。 そこで先ず本発明に使用する混繊糸について説
明する。 該混繊糸は、単糸繊維0.05〜1.5デニール、好
ましくは0.1〜1.0デニールの細繊維束(A)と好まし
くは1.0〜5.0デニールの各種塩基性染料可染性ポ
リエステル繊維束(B)と単糸繊度0.5〜5.0、好まし
くは0.5〜3.0デニールの繊維束(C)とからなるもの
であつて、細繊維束(A)は細繊度ポリエステル繊維
の束からなるか、又は各成分の接合部が剥離して
フイブリル化したフイブリル化型複合繊維の束か
らなるものが好ましく、また繊維束(C)はポリアミ
ド、ポリエステル、ポリオレフイン、ポリアクリ
ロニトリル系重合体、ポリビニル系重合体(例え
ばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン)等の繊
維形成性重合体繊維の束からなるが、中でもポリ
アミド又はポリエステル繊維の束、好ましくはポ
リエステル繊維の束からなるのがよい。 上記フイブリル化型複合繊維としては、相互親
和性の低い複数種の繊維形成性重合体からなるフ
イブリル化型複合繊維が好適で、中でも一成分が
それ以外の成分を完全に包囲することなく複数の
成分が接合された横断面を有するものであること
が望ましく、具体的な例を示せば、第1図の如き
2成分がサイドバイサイドを繰り返し接合された
横断面を有するもの、第2図の如き2成分がサイ
ドバイサイドを繰り返し中空部分を形成するが如
く接合された横断面を有するもの、第3図〜第6
図の如き放射型形状の成分と該放射部を補完する
形状の他の成分が接合された横断面を有するも
の、第7図の如き放射型形状の成分と該放射部を
補完し且つ中心方向に向いたV字型の凹部のある
形状の他の成分と該凹部を補完するV字型形状の
更に他の成分、又は該放射型形状の成分と同一の
成分が接合された横断面を有するもの等を挙げる
ことができる。これらの複合繊維の中でも複合紡
糸時に均一な横断面形状のフイラメントを安定し
て得易いといつた点で、第3図〜第7図の如き横
断面に放射型形状のセグメントのあるものが好ま
しい。 またフイブリル化型複合繊維を形成する重合体
は、相互親和性の低い繊維形成性重合体であれ
ば、どのような組み合わせでもよいが、ポリアミ
ド、ポリエステル及びポリオレフインからなる群
より選ばれた2種以上の組み合せであることが望
ましい。こゝでいうポリアミドとは、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6、10などの脂肪族ポ
リアミド、ポリキシリレンアジパミド、ポリヘキ
サメチレンフタラミド等の芳香族ポリアミドを挙
げることができ、ポリエステルとしては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレ
ート、共重合ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等が、またポリオレフイ
ンとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
プテン−1等が挙げられるが、複合紡糸、延伸等
の工程で問題が少なく、仮撚時にフイブリル化し
易く、且つ染色性のよいポリアミドとポリエステ
ルの組み合わせが最も望ましい。このようなフイ
ブリル化型複合繊維を用いれば織物にフラノ独特
の杢調を極めて容易に与えることができるので好
ましい。 以上3種の繊維束(A)、(B)及び(C)の単糸繊度を前
記のように特定することによつて、織物の目付を
減少せしめ軽量感を増すにも拘らず織物に高度の
保温性とフラノ本来の異繊糸混繊効果に基づく独
特の張り、腰感を与えることができると共に外観
をフラノ独特の数段の色調のコントラストに基づ
くマイルドな杢調となすことができる。 また本発明では、繊維束(B)が塩基性染料可染性
ポリエステル繊維からなるものであるから、その
異色効果により上記フラノ独特のマイルドな杢調
が極めて優れたものとなる。 更に繊維束(A)、(B)及び(C)の繊度が混繊糸の繊度
に対し夫々次式()、()及び() 0.3≦DA・D-1≦0.6 ……() 0.2≦DB・D-1≦0.5 ……() 0.1≦DC・D-1≦0.4 ……() 〔但しDA、DB、DCは繊維束(A)、(B)、(C)夫々の繊
度を、またDは混繊糸の繊度を示す。〕 を満足するものであれば、混繊糸を構成する各繊
維束の繊度比と夫々の単糸繊度が均衡のとれたも
のとなつて、前記した織物の軽量感が増し且つ保
温性やフラノ本来の張り、腰感が維持でき、しか
も外観的にも極めてフラノ調のものとなるといつ
た本発明織物の特長が特に顕著となるので好まし
い。 本発明に用いる混繊糸は、以上のような3種の
繊維束(A)、(B)及び(C)からなるもので、しかも繊維
束(A)と繊維束(B)は引揃えて(この場合は予め合糸
したものでもよい。)仮燃を施したもので、更に
両繊維束(A)、(B)はインターレースが付与され単糸
交絡状態にあつてもよい。尚、該インターレース
は仮撚の前後何れにおいて付与されたものでもよ
い。また、上記仮撚を受けることにより、前記し
たようなフイブリル化型複合繊維束を用いた場合
は、複合繊維の各成分の接合部が剥離して実質的
にフイブリル化し、細繊維束(A)となるのである。 繊維束(C)は、このような繊維束(A)及び(B)と引揃
え乃至は合糸されるか或いは合撚されて、混合状
態にある繊維束(A)と(B)の嵩高化(ふかつき)を抑
制し、織物の厚みを減少せしめて、そのドレープ
性やプリーツ保持性並びに耐ピリング性を向上
し、適度の張り、腰感やフラノ独特の外観を織物
に付与するのであるが、かゝる特性を付与するに
最も効果的であるのは合撚することである。 また繊維束(C)の熱水収縮率、即ち例えば98℃の
熱水で処理した場合の収縮率は、仮燃を施された
繊維束(A)と(B)の熱水収縮率よりも大きければ上記
繊維束(A)と(B)の嵩高化(ふかつき)をより一層抑
制できるので好ましい。 前記のようにインターレースが付与されている
場合、単糸交絡の度合を表わすエンタングル数
は、通常10〜120回/mでよいが、20〜60回/m
が好ましくは、特に30〜50回/mが好ましい。 また繊維束(A)及び(B)と、繊維束(C)が合撚されて
いる場合、撚数は50〜400T/mが好ましく、100
〜300T/mであるのが更に好ましい。 本発明に用いることのできるフイブリル化複合
繊維の外形は円形であつても非円形であつてもよ
く、また繊維束(B)や(C)を構成する単糸は必要に応
じ中空糸、異形糸、異形中空糸も使用できる。 本発明のフラノ調織物は、緯糸が、好ましくは
経緯糸が主としてこのような混繊糸よりなる綾織
物であるが、経緯糸の80%以上、特に90%以上が
該混繊糸からなる綾織物が本発明においては望ま
れる。 該綾織物の組織としては2/2、3/3、1/2、バラ
ツシヤー、破れ斜文等が挙げられ、中でも2/2、
3/3、1/2の組織が、特に2/2の組織が好ましい。 また、該綾織物の目付は310g/m2以下である
のがよいが、好ましくは280g/m2以下、より好
ましくは250g/m2以下がよい。目付が余りに大
きいと厚手の織物となり軽量感を失うのは勿論の
こと、ドレープ性やプリーツ保持性を低下するの
で好ましくない。 本発明のフラノ調織物は、前記したような綾織
物の少なくとも一方の面を針金起毛機等を用いて
第10図に示す如く、針金ローラ11の回転軸は
綾織物の緯糸2と平行に、経糸3と直角になるよ
う配置し、起毛針4を緯糸2に対し直角に接触せ
しめつつ起毛して目的とする緯巾以上に収縮せし
め、次いで巾出しにより緯巾の調整を行ない、そ
の後必要に応じて染色やサンデイングを施して得
られるのである。かゝる起毛の方法としては、ル
ープ起毛やカツト起毛があるが、少なくともカツ
ト起毛を施すのが好ましく、特に織物表裏両面に
ループ起毛を施した後カツト起毛を施すのが好ま
しい。またループ起毛、カツト起毛共に同一面に
ついて複数回施するのがよい。巾出しは、通常の
方法、例えばピンテンター等を用いて所定巾に拡
布後、例えば乾熱で120〜200℃程度の温度に加熱
すればよい。 斯くて本発明の綾織物であつて、その緯糸は起
毛され少なくとも一部が切断されているが、経糸
は実質的に起毛切断されていないフラノ調織物が
得られるのである。 尚、本発明の織物の組織部分(表面毛羽下部で
毛羽を支える基材部分)に高分子弾性体や軟質合
成樹脂が付着していると、織物の充実感を増し風
合をよりフラノ調とし、また耐ピリング性も高め
るので好ましい。またその付着量としては、織物
重量に対し0.1〜3重量%、好ましくは1.5〜3重
量%がよい。 かゝる高分子弾性体や軟質合成樹脂の付与工程
は、フラノ調織物製造工程の如何なる段階に挿入
実施してもかまわない。 しかし、該製造工程においてサンデイングを実
施する場合は、サンデイング以前に行なうのがよ
い。又、サンデイングは、起毛により浮き上つた
緯糸のみにサンドペーパー等の研磨材が接触する
よう調整する。 高分子弾性体としては、ポリウレタン、アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム等が、軟質合成樹脂としてはポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル等が挙げられるが、中でもポ
リウレタン、特に水溶性ポリウレタンが実用的に
も、風合面(ソフトである。)からも好適であ
る。 斯くて本発明によれば、薄もので軽量感に豊む
が密度が高く保温性に優れ、また適度の張りや腰
感を有する耐ピリング性に優れた、外観的には組
織(綾目)が見えず且つフラノ独特のマイルドな
杢調を呈する織物が得られるのである。しかも
かゝる織物は、用いる素材の特性から見ても、通
常のフラノや混紡糸使いのフラノ調品にない優れ
た強力特に引裂強力を有するものであるのはいう
までもない。 更に、本発明の織物は、通常のフラノにはない
優れたドレープ性やプリーツ保持性、防しわ性を
有しており、且つまた耐洗濯性の点でも洗濯収縮
率が極めて低度であるため、通常のフラノのよう
に洗濯により縮む心配がなく、水洗も十分可能な
ものである。 また、本発明の織物の厚みは0.3〜0.8mm程度と
するのが本発明の目的からして好ましい。 尚、本発明の織物は緯糸が起毛され少なくとも
一部が切断されており、経糸が実質的に起毛切断
されていない構成を採るものであるが、そのこと
は、該織物を分解して採取した経緯糸夫々の側面
顕微鏡写真である第8図(経糸)〜第9図(緯
糸)及び緯糸を採取し軽い張力をかけただけでそ
れが長手方向に切断されるという事実を参照すれ
ば明白であろう。 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 第5図の如き横断面を有し、放射部を構成する
重合体が、ナイロン6であり、該放射部を補完す
る形状の重合体がポリエチレンテレフタレートで
あり、且つその比率がナイロン6/ポリエチレン
テレフタレート=1/3の75d/14fの複合繊維束(A)
と、エチレンテレフタレートを主成分とする塩基
性染料可染性ポリエステル(スルホイソフタル酸
3モル%共重合ポリエチレンテレフタレート)か
らなる75d/36fの繊維束(B)とを引揃えインターレ
ース処理により混繊絡合糸となした。このときの
エンタングル数は40〜50回/mであつた(ロツシ
ルドーセラニーズ社製オートマチツクヤーンエン
タルグルメントテスターR2040で測定)。次にか
かる混繊絡合糸に仮撚ヒーター温度195℃、撚数
2700T/Mで仮撚加工を施し、仮撚加工糸となし
た。 しかる後、該仮撚加工糸と該加工糸を構成する
何れの繊維束よりも熱水収縮率の大きいポリエチ
レンテレフタレートからなる50d/48fの繊維束(C)
とを撚数200T/Mで合撚し、続いて得られた合
撚糸2本を逆方向に撚数150T/Mで双糸合撚
し、約400dの双糸を得た。 斯くして得られた双糸を経、緯に打込み、生機
緯巾210cmの2/2組織の綾織物とした。 次に、該生機をリラツクス処理後、表裏合計9
回ループ起毛し、続いて表裏合計11回カツト起毛
した。その後プレセツト時に190℃で2回巾出し
し、更に塩基性染料及び分散染料による2段染色
を行なつた後、水溶性ポリウレタンを固形分付与
量3%owfとなるように付与、キユアリングし両
面をサンデイング起毛して目付310g/m2、緯巾
155cmの綾織物を得た。 該綾織物は、比較的軽量であるにも拘らず、保
温性に優れ、また適度の張り、腰感を有するもの
であつた。更に、外観はフラノ独特のマイルドな
杢調を呈していた。 実施例 2 繊維束(B)としてエチレンテレフタレートを主成
分とする塩基性染料可染性ポリエステル(スルホ
イソフタル酸3モル%共重合ポリエチレンテレフ
タレート)からなる50d/24fの繊維束を、繊維束
(C)としてポリエチレンテレフタレートからなる
30d/24fの繊維束を用いる以外は実施例1と同様
にして約310dの双糸を得た。 該双糸を経、緯に打込み、生機緯巾200cmの2/2
組織の綾織物を得た。 次に該生機を実施例1と同様に処理して、目付
270g/m2、緯巾150cmの綾織物を得た。 得られた綾織物は、かなりの軽量でありながら
保温性に優れ、また適度の張り、腰感を有し、更
にドレープ性にも優れ、外観もフラノ独特のマイ
ルドな杢調を呈していた。更にまた実用上問題と
なる項目について市販フラノ(鐘紡カレツジフラ
ノ#1001)と比較した結果は、下表の通りであつ
た。
イラメント混繊糸からなる綾織物であつてその緯
糸のみが起毛され少なくとも一部が切断されてな
るフラノ調の織物に関する。 フラノには、経緯糸共に梳毛糸を使用した織
物、経糸に梳毛糸又は綿糸、緯糸に紡毛糸を用い
た織物があるが、何れにしても平織又は綾織等を
軽く縮絨し起毛したものである。このようなフラ
ノは、密度が高く、そのために保温性に優れ、ま
た適度の張りや腰感を有するものであつて、更に
外観的には組織(綾目)が見えないまでフエルト
化されている独特のものであるが、上記特性や強
力、特に引裂強力を維持しようとするため目付を
大きく(重く)することが必要となり、そのため
に厚手のものとなり軽量感を失うことは勿論、ド
レープ性やプリーツ保持性、防しわ性まで低下せ
しめている。 一方、フラノ調を有する織物として、ポリエス
テルやアクリル等の合成繊維とウールとの混紡糸
を用いたものもあるが、耐ピリング性が劣り、張
り、腰感がなく、その上フラノ独特の綾目の見え
ない杢調の外観を十分表現し得ていないといつた
問題を残している。 本発明者らは、このような混紡糸によるフラノ
調の織物の諸欠点を解消し、しかも通常のフラノ
の欠点である目付を減少せしめ、軽量感を増すに
も拘らず、高度の保温性や適度の張り、腰感を保
持する上に薄手でドレープ性やプリーツ保持性に
も優れ、引裂強力も十分なフラノ調の織物を提供
することを目的として鋭意研究の結果、特定の混
織糸からなる綾織物であつて、その緯糸のみが起
毛され少なくとも一部が切断されてなる織物が上
記目的を達成し得るものであることを見い出し、
本発明を完成するに到つた。 即ち本発明は、緯糸が主として、単糸繊維0.05
〜1.5デニールの細繊維束(A)と塩基性染料可染性
ポリエステル繊維束(B)と単糸繊度0.5〜5デニー
ルの繊維束(C)とからなり、且つ繊維束(A)と(B)は引
揃え仮撚を施されている混繊糸よりなる綾織物で
あつて、該緯糸は起毛され少なくとも一部が切断
されているが、経糸は実質的に起毛切断されてい
ないフラノ調織物にある。 そこで先ず本発明に使用する混繊糸について説
明する。 該混繊糸は、単糸繊維0.05〜1.5デニール、好
ましくは0.1〜1.0デニールの細繊維束(A)と好まし
くは1.0〜5.0デニールの各種塩基性染料可染性ポ
リエステル繊維束(B)と単糸繊度0.5〜5.0、好まし
くは0.5〜3.0デニールの繊維束(C)とからなるもの
であつて、細繊維束(A)は細繊度ポリエステル繊維
の束からなるか、又は各成分の接合部が剥離して
フイブリル化したフイブリル化型複合繊維の束か
らなるものが好ましく、また繊維束(C)はポリアミ
ド、ポリエステル、ポリオレフイン、ポリアクリ
ロニトリル系重合体、ポリビニル系重合体(例え
ばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン)等の繊
維形成性重合体繊維の束からなるが、中でもポリ
アミド又はポリエステル繊維の束、好ましくはポ
リエステル繊維の束からなるのがよい。 上記フイブリル化型複合繊維としては、相互親
和性の低い複数種の繊維形成性重合体からなるフ
イブリル化型複合繊維が好適で、中でも一成分が
それ以外の成分を完全に包囲することなく複数の
成分が接合された横断面を有するものであること
が望ましく、具体的な例を示せば、第1図の如き
2成分がサイドバイサイドを繰り返し接合された
横断面を有するもの、第2図の如き2成分がサイ
ドバイサイドを繰り返し中空部分を形成するが如
く接合された横断面を有するもの、第3図〜第6
図の如き放射型形状の成分と該放射部を補完する
形状の他の成分が接合された横断面を有するも
の、第7図の如き放射型形状の成分と該放射部を
補完し且つ中心方向に向いたV字型の凹部のある
形状の他の成分と該凹部を補完するV字型形状の
更に他の成分、又は該放射型形状の成分と同一の
成分が接合された横断面を有するもの等を挙げる
ことができる。これらの複合繊維の中でも複合紡
糸時に均一な横断面形状のフイラメントを安定し
て得易いといつた点で、第3図〜第7図の如き横
断面に放射型形状のセグメントのあるものが好ま
しい。 またフイブリル化型複合繊維を形成する重合体
は、相互親和性の低い繊維形成性重合体であれ
ば、どのような組み合わせでもよいが、ポリアミ
ド、ポリエステル及びポリオレフインからなる群
より選ばれた2種以上の組み合せであることが望
ましい。こゝでいうポリアミドとは、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6、10などの脂肪族ポ
リアミド、ポリキシリレンアジパミド、ポリヘキ
サメチレンフタラミド等の芳香族ポリアミドを挙
げることができ、ポリエステルとしては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレ
ート、共重合ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート等が、またポリオレフイ
ンとしてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
プテン−1等が挙げられるが、複合紡糸、延伸等
の工程で問題が少なく、仮撚時にフイブリル化し
易く、且つ染色性のよいポリアミドとポリエステ
ルの組み合わせが最も望ましい。このようなフイ
ブリル化型複合繊維を用いれば織物にフラノ独特
の杢調を極めて容易に与えることができるので好
ましい。 以上3種の繊維束(A)、(B)及び(C)の単糸繊度を前
記のように特定することによつて、織物の目付を
減少せしめ軽量感を増すにも拘らず織物に高度の
保温性とフラノ本来の異繊糸混繊効果に基づく独
特の張り、腰感を与えることができると共に外観
をフラノ独特の数段の色調のコントラストに基づ
くマイルドな杢調となすことができる。 また本発明では、繊維束(B)が塩基性染料可染性
ポリエステル繊維からなるものであるから、その
異色効果により上記フラノ独特のマイルドな杢調
が極めて優れたものとなる。 更に繊維束(A)、(B)及び(C)の繊度が混繊糸の繊度
に対し夫々次式()、()及び() 0.3≦DA・D-1≦0.6 ……() 0.2≦DB・D-1≦0.5 ……() 0.1≦DC・D-1≦0.4 ……() 〔但しDA、DB、DCは繊維束(A)、(B)、(C)夫々の繊
度を、またDは混繊糸の繊度を示す。〕 を満足するものであれば、混繊糸を構成する各繊
維束の繊度比と夫々の単糸繊度が均衡のとれたも
のとなつて、前記した織物の軽量感が増し且つ保
温性やフラノ本来の張り、腰感が維持でき、しか
も外観的にも極めてフラノ調のものとなるといつ
た本発明織物の特長が特に顕著となるので好まし
い。 本発明に用いる混繊糸は、以上のような3種の
繊維束(A)、(B)及び(C)からなるもので、しかも繊維
束(A)と繊維束(B)は引揃えて(この場合は予め合糸
したものでもよい。)仮燃を施したもので、更に
両繊維束(A)、(B)はインターレースが付与され単糸
交絡状態にあつてもよい。尚、該インターレース
は仮撚の前後何れにおいて付与されたものでもよ
い。また、上記仮撚を受けることにより、前記し
たようなフイブリル化型複合繊維束を用いた場合
は、複合繊維の各成分の接合部が剥離して実質的
にフイブリル化し、細繊維束(A)となるのである。 繊維束(C)は、このような繊維束(A)及び(B)と引揃
え乃至は合糸されるか或いは合撚されて、混合状
態にある繊維束(A)と(B)の嵩高化(ふかつき)を抑
制し、織物の厚みを減少せしめて、そのドレープ
性やプリーツ保持性並びに耐ピリング性を向上
し、適度の張り、腰感やフラノ独特の外観を織物
に付与するのであるが、かゝる特性を付与するに
最も効果的であるのは合撚することである。 また繊維束(C)の熱水収縮率、即ち例えば98℃の
熱水で処理した場合の収縮率は、仮燃を施された
繊維束(A)と(B)の熱水収縮率よりも大きければ上記
繊維束(A)と(B)の嵩高化(ふかつき)をより一層抑
制できるので好ましい。 前記のようにインターレースが付与されている
場合、単糸交絡の度合を表わすエンタングル数
は、通常10〜120回/mでよいが、20〜60回/m
が好ましくは、特に30〜50回/mが好ましい。 また繊維束(A)及び(B)と、繊維束(C)が合撚されて
いる場合、撚数は50〜400T/mが好ましく、100
〜300T/mであるのが更に好ましい。 本発明に用いることのできるフイブリル化複合
繊維の外形は円形であつても非円形であつてもよ
く、また繊維束(B)や(C)を構成する単糸は必要に応
じ中空糸、異形糸、異形中空糸も使用できる。 本発明のフラノ調織物は、緯糸が、好ましくは
経緯糸が主としてこのような混繊糸よりなる綾織
物であるが、経緯糸の80%以上、特に90%以上が
該混繊糸からなる綾織物が本発明においては望ま
れる。 該綾織物の組織としては2/2、3/3、1/2、バラ
ツシヤー、破れ斜文等が挙げられ、中でも2/2、
3/3、1/2の組織が、特に2/2の組織が好ましい。 また、該綾織物の目付は310g/m2以下である
のがよいが、好ましくは280g/m2以下、より好
ましくは250g/m2以下がよい。目付が余りに大
きいと厚手の織物となり軽量感を失うのは勿論の
こと、ドレープ性やプリーツ保持性を低下するの
で好ましくない。 本発明のフラノ調織物は、前記したような綾織
物の少なくとも一方の面を針金起毛機等を用いて
第10図に示す如く、針金ローラ11の回転軸は
綾織物の緯糸2と平行に、経糸3と直角になるよ
う配置し、起毛針4を緯糸2に対し直角に接触せ
しめつつ起毛して目的とする緯巾以上に収縮せし
め、次いで巾出しにより緯巾の調整を行ない、そ
の後必要に応じて染色やサンデイングを施して得
られるのである。かゝる起毛の方法としては、ル
ープ起毛やカツト起毛があるが、少なくともカツ
ト起毛を施すのが好ましく、特に織物表裏両面に
ループ起毛を施した後カツト起毛を施すのが好ま
しい。またループ起毛、カツト起毛共に同一面に
ついて複数回施するのがよい。巾出しは、通常の
方法、例えばピンテンター等を用いて所定巾に拡
布後、例えば乾熱で120〜200℃程度の温度に加熱
すればよい。 斯くて本発明の綾織物であつて、その緯糸は起
毛され少なくとも一部が切断されているが、経糸
は実質的に起毛切断されていないフラノ調織物が
得られるのである。 尚、本発明の織物の組織部分(表面毛羽下部で
毛羽を支える基材部分)に高分子弾性体や軟質合
成樹脂が付着していると、織物の充実感を増し風
合をよりフラノ調とし、また耐ピリング性も高め
るので好ましい。またその付着量としては、織物
重量に対し0.1〜3重量%、好ましくは1.5〜3重
量%がよい。 かゝる高分子弾性体や軟質合成樹脂の付与工程
は、フラノ調織物製造工程の如何なる段階に挿入
実施してもかまわない。 しかし、該製造工程においてサンデイングを実
施する場合は、サンデイング以前に行なうのがよ
い。又、サンデイングは、起毛により浮き上つた
緯糸のみにサンドペーパー等の研磨材が接触する
よう調整する。 高分子弾性体としては、ポリウレタン、アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム等が、軟質合成樹脂としてはポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル等が挙げられるが、中でもポ
リウレタン、特に水溶性ポリウレタンが実用的に
も、風合面(ソフトである。)からも好適であ
る。 斯くて本発明によれば、薄もので軽量感に豊む
が密度が高く保温性に優れ、また適度の張りや腰
感を有する耐ピリング性に優れた、外観的には組
織(綾目)が見えず且つフラノ独特のマイルドな
杢調を呈する織物が得られるのである。しかも
かゝる織物は、用いる素材の特性から見ても、通
常のフラノや混紡糸使いのフラノ調品にない優れ
た強力特に引裂強力を有するものであるのはいう
までもない。 更に、本発明の織物は、通常のフラノにはない
優れたドレープ性やプリーツ保持性、防しわ性を
有しており、且つまた耐洗濯性の点でも洗濯収縮
率が極めて低度であるため、通常のフラノのよう
に洗濯により縮む心配がなく、水洗も十分可能な
ものである。 また、本発明の織物の厚みは0.3〜0.8mm程度と
するのが本発明の目的からして好ましい。 尚、本発明の織物は緯糸が起毛され少なくとも
一部が切断されており、経糸が実質的に起毛切断
されていない構成を採るものであるが、そのこと
は、該織物を分解して採取した経緯糸夫々の側面
顕微鏡写真である第8図(経糸)〜第9図(緯
糸)及び緯糸を採取し軽い張力をかけただけでそ
れが長手方向に切断されるという事実を参照すれ
ば明白であろう。 以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例 1 第5図の如き横断面を有し、放射部を構成する
重合体が、ナイロン6であり、該放射部を補完す
る形状の重合体がポリエチレンテレフタレートで
あり、且つその比率がナイロン6/ポリエチレン
テレフタレート=1/3の75d/14fの複合繊維束(A)
と、エチレンテレフタレートを主成分とする塩基
性染料可染性ポリエステル(スルホイソフタル酸
3モル%共重合ポリエチレンテレフタレート)か
らなる75d/36fの繊維束(B)とを引揃えインターレ
ース処理により混繊絡合糸となした。このときの
エンタングル数は40〜50回/mであつた(ロツシ
ルドーセラニーズ社製オートマチツクヤーンエン
タルグルメントテスターR2040で測定)。次にか
かる混繊絡合糸に仮撚ヒーター温度195℃、撚数
2700T/Mで仮撚加工を施し、仮撚加工糸となし
た。 しかる後、該仮撚加工糸と該加工糸を構成する
何れの繊維束よりも熱水収縮率の大きいポリエチ
レンテレフタレートからなる50d/48fの繊維束(C)
とを撚数200T/Mで合撚し、続いて得られた合
撚糸2本を逆方向に撚数150T/Mで双糸合撚
し、約400dの双糸を得た。 斯くして得られた双糸を経、緯に打込み、生機
緯巾210cmの2/2組織の綾織物とした。 次に、該生機をリラツクス処理後、表裏合計9
回ループ起毛し、続いて表裏合計11回カツト起毛
した。その後プレセツト時に190℃で2回巾出し
し、更に塩基性染料及び分散染料による2段染色
を行なつた後、水溶性ポリウレタンを固形分付与
量3%owfとなるように付与、キユアリングし両
面をサンデイング起毛して目付310g/m2、緯巾
155cmの綾織物を得た。 該綾織物は、比較的軽量であるにも拘らず、保
温性に優れ、また適度の張り、腰感を有するもの
であつた。更に、外観はフラノ独特のマイルドな
杢調を呈していた。 実施例 2 繊維束(B)としてエチレンテレフタレートを主成
分とする塩基性染料可染性ポリエステル(スルホ
イソフタル酸3モル%共重合ポリエチレンテレフ
タレート)からなる50d/24fの繊維束を、繊維束
(C)としてポリエチレンテレフタレートからなる
30d/24fの繊維束を用いる以外は実施例1と同様
にして約310dの双糸を得た。 該双糸を経、緯に打込み、生機緯巾200cmの2/2
組織の綾織物を得た。 次に該生機を実施例1と同様に処理して、目付
270g/m2、緯巾150cmの綾織物を得た。 得られた綾織物は、かなりの軽量でありながら
保温性に優れ、また適度の張り、腰感を有し、更
にドレープ性にも優れ、外観もフラノ独特のマイ
ルドな杢調を呈していた。更にまた実用上問題と
なる項目について市販フラノ(鐘紡カレツジフラ
ノ#1001)と比較した結果は、下表の通りであつ
た。
【表】
尚、本実施例により得られた織物を分解し、経
緯糸夫々を採取してそれらの側面を観察した写真
が第8図(経糸)及び第9図(緯糸)であり、ま
た緯糸に軽い張力をかけただけでそれが長手方向
に切断されたが、これからも緯糸が起毛されほぼ
切断されて、経糸が実質的に起毛切断されていな
いことが理解できよう。 実施例 3 繊維束(A)として実施例1と同じではあるがその
繊度が50d/14fである繊維束を、繊維束(B)として
実施例2と同じ繊維束を用いる以外は実施例1と
同様にして約300dの双糸を得た。 該双糸を経、緯に打込み、生機緯巾200cmの2/2
組織の綾織物を得た。 次に該生機を実施例1と同様に処理して目付
260g/m2、緯巾150cmの綾織物を得た。 得られた綾織物は、かなり軽量でありながら保
温性に優れ、また適度の張り、腰感を有してい
た。更にドレープ性、プリーツ保持性、引裂強力
も優秀で、しかも外観は、フラノ独特のマイルド
な杢調を呈していた。 実施例 4 繊維束(A)及び(B)として実施例3と同じものを、
繊維束(C)として実施例2と同じものを用いる以外
は実施例1と同様にして約260dの双糸を得た。 該双糸を経、緯に打込み、生機緯巾200cmの2/2
組織の綾織物を得た。 次に該生機を実施例1と同様に処理して目付
245g/m2、緯巾150cmの綾織物を得た。 得られた織物は、極めて軽量でありながら保温
性に優れ、また適度の張り、腰感を有していた。
更に引裂強力も経8000g、緯1700g(ベンジユラ
ム法)と優秀で、外観もフラノ独特のマイルドな
杢調を呈していた。 実施例 5 繊維束(A)としてポリエチレンテレフタレートか
らなる75d/72fの繊維束を用いる以外は実施例1
と同様にして約400dの双糸を得た。 得られた双糸を経、緯に打ち込み、生機緯巾
210cmの2/2組織の綾織物とした。 次に該綾織物を実施例1と同様に処理し、目付
310g/m2、緯巾155cmの綾織物を得た。 該綾織物は、比較的軽量であるが、保温性に優
れ、また適度の張り、腰感を有するものであつ
た。更に外観はフラノ独特のマイルドな杢調を良
好に表現していた。
緯糸夫々を採取してそれらの側面を観察した写真
が第8図(経糸)及び第9図(緯糸)であり、ま
た緯糸に軽い張力をかけただけでそれが長手方向
に切断されたが、これからも緯糸が起毛されほぼ
切断されて、経糸が実質的に起毛切断されていな
いことが理解できよう。 実施例 3 繊維束(A)として実施例1と同じではあるがその
繊度が50d/14fである繊維束を、繊維束(B)として
実施例2と同じ繊維束を用いる以外は実施例1と
同様にして約300dの双糸を得た。 該双糸を経、緯に打込み、生機緯巾200cmの2/2
組織の綾織物を得た。 次に該生機を実施例1と同様に処理して目付
260g/m2、緯巾150cmの綾織物を得た。 得られた綾織物は、かなり軽量でありながら保
温性に優れ、また適度の張り、腰感を有してい
た。更にドレープ性、プリーツ保持性、引裂強力
も優秀で、しかも外観は、フラノ独特のマイルド
な杢調を呈していた。 実施例 4 繊維束(A)及び(B)として実施例3と同じものを、
繊維束(C)として実施例2と同じものを用いる以外
は実施例1と同様にして約260dの双糸を得た。 該双糸を経、緯に打込み、生機緯巾200cmの2/2
組織の綾織物を得た。 次に該生機を実施例1と同様に処理して目付
245g/m2、緯巾150cmの綾織物を得た。 得られた織物は、極めて軽量でありながら保温
性に優れ、また適度の張り、腰感を有していた。
更に引裂強力も経8000g、緯1700g(ベンジユラ
ム法)と優秀で、外観もフラノ独特のマイルドな
杢調を呈していた。 実施例 5 繊維束(A)としてポリエチレンテレフタレートか
らなる75d/72fの繊維束を用いる以外は実施例1
と同様にして約400dの双糸を得た。 得られた双糸を経、緯に打ち込み、生機緯巾
210cmの2/2組織の綾織物とした。 次に該綾織物を実施例1と同様に処理し、目付
310g/m2、緯巾155cmの綾織物を得た。 該綾織物は、比較的軽量であるが、保温性に優
れ、また適度の張り、腰感を有するものであつ
た。更に外観はフラノ独特のマイルドな杢調を良
好に表現していた。
第1図〜第7図は、本発明に係るフイブリル化
型複合フイラメントの横断面である。第8図は、
本発明織物の経糸側面顕微鏡写真であり、第9図
は同じく緯糸の写真である。第10図は本発明に
おける起毛方法の説明図である。 1……針金ローラ、2……緯糸、3……経糸、
4……起毛針。
型複合フイラメントの横断面である。第8図は、
本発明織物の経糸側面顕微鏡写真であり、第9図
は同じく緯糸の写真である。第10図は本発明に
おける起毛方法の説明図である。 1……針金ローラ、2……緯糸、3……経糸、
4……起毛針。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 緯糸が主として、単糸繊度0.05〜1.5デニー
ルの細繊維束(A)と塩基性染料可染性ポリエステル
繊維束(B)と単糸繊度0.5〜5デニールの繊維束(C)
とからなり、且つ繊維束(A)と(B)は引揃え仮撚を施
されている混繊糸よりなる綾織物であつて、該緯
糸は起毛され少なくとも一部が切断されている
が、経糸は実質的に起毛切断されていないフラノ
調織物。 2 細繊維束(A)がフイブリル化したフイブリル化
型複合繊維束である特許請求の範囲第1項記載の
織物。 3 繊維束(B)が単糸繊度1〜5デニールの繊維の
束である特許請求の範囲第1又は第2項記載の織
物。 4 繊維束(A)、(B)及び(C)の繊度が混繊糸の繊度に
対し夫々次式()、()及び() 0.3≦DA・D−1≦0.6 ……() 0.2≦DB・D−1≦0.5 ……() 0.1≦DC・D−1≦0.4 ……() 〔但しDA、DB、DCは繊維束(A)、(B)、(C)夫々の繊
度を、またDは混繊糸の繊度を示す。〕 を満足する特許請求の範囲第1〜3の何れかの項
記載の織物。 5 綾織物の目付が310g/m2以下である特許請
求の範囲第1〜4の何れかの項記載の織物。 6 綾織物が2/2組織を有する特許請求の範囲第
1〜5の何れかの項記載の織物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8364880A JPS5711244A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Flano like fabric |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8364880A JPS5711244A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Flano like fabric |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5711244A JPS5711244A (en) | 1982-01-20 |
| JPS6212334B2 true JPS6212334B2 (ja) | 1987-03-18 |
Family
ID=13808262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8364880A Granted JPS5711244A (en) | 1980-06-19 | 1980-06-19 | Flano like fabric |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5711244A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02125708U (ja) * | 1989-03-29 | 1990-10-17 |
-
1980
- 1980-06-19 JP JP8364880A patent/JPS5711244A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5711244A (en) | 1982-01-20 |
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