JPS6213031B2 - - Google Patents

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JPS6213031B2
JPS6213031B2 JP13904580A JP13904580A JPS6213031B2 JP S6213031 B2 JPS6213031 B2 JP S6213031B2 JP 13904580 A JP13904580 A JP 13904580A JP 13904580 A JP13904580 A JP 13904580A JP S6213031 B2 JPS6213031 B2 JP S6213031B2
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JP
Japan
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clutch
cam
feed
sewing machine
control
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JP13904580A
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Inventor
Masao Ogawa
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、ジグザグミシンにおいて任意長さ
の釦孔かがりを自動的に遂行し得る釦孔かがり装
置に関するものである。
従来技術 一般に、ミシンによる釦孔かがりはジグザグ縫
にて行われる。そして、釦孔かがり終了時には、
孔かがり縫目が解けるのを防止するためにその釦
孔かがり終了に連続してほぼ同一位置に2〜4針
止め縫を行うのが好ましい。ところが従来の一般
的な釦孔かがり装置においては、この止め縫を行
うためには釦孔かがり終了時にジグザグ縫を直線
縫に切換えるとともに、送り歯による加工布の送
り量を0に切換える必要があり、煩雑であつた。
この問題を解決するために、止め縫を伴なう所
望長さの釦孔かがりが自動的に遂行され得る装置
が既に提案されている。然しながら、その装置に
おいて釦孔かがりの二重縫を行うと、1回目と2
回目の縫製サイクル共に同一位置に止め縫が遂行
されて縫目のこぶが生じたり、或いは1回目と2
回目とにおいて形成される釦孔かがり縫目の形成
位置がずれたりする欠点を有している。
発明の目的 この発明の目的は、上述した釦孔かがり装置の
欠点を解消し得、止め縫を伴なう所望長さの釦孔
かがりを自動的に遂行し得る改良された釦孔かが
り装置を提供することにあり、より具体的には、
釦孔かがりの二重縫を遂行する場合、1回目の縫
製サイクルにおいては止め縫目が形成されず2回
目の縫製サイクルの終了時においてのみ止め縫が
遂行され得る釦孔かがり装置を提供することにあ
る。
実施例 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。第3図に示すように、ミシン
機枠11にはミシン主軸12と、カム軸13とが
支持されている。針棒14に固定された針15に
横方向揺動運動を付与するための模様カム群16
と、送り歯により加工布に付与される送り量及び
送り方向を周期的に変化させるための1個の送り
カム17とが、歯車18とともに合成樹脂材料に
より一体形成されて、前記カム軸13上の軸筒1
9の周りに回転可能に装着されており、前記ミシ
ン主軸12上の歯車20と前記歯車18との噛合
によりミシン主軸12の回転と連動して減速回転
される。
前記軸筒19の一端部には振幅制御カム21が
固定され、その外周には制御カム面22と等半径
カム面23とが並設されるとともに、側面には制
御カム溝24が形成されている。その振幅制御カ
ム21と隣接するように、前記模様カム群16の
一端部にはジグザグ基本カム25が配置されてい
る。前記制御カム面22は第5図〜第8図に示す
ように、前記ジグザグ基本カム25のカム面と同
一形状をなす凹凸カム部22aと、その凹凸の高
低の中間より若干高く形成された平坦部22bと
を有しており、又、前記制御カム溝24は、小半
径溝部24aと、大半径溝部24bと、その両溝
部24a,24bを連絡する傾斜溝部24cとか
ら構成されている。
第3図において、前記送りカム17の右側に隣
接位置する送り制御カム26は、第9図及び第1
0図に示すように、外周に送り設定用カム面27
を有しており、又、内側部に形成された一対の突
起28が前記軸筒19に形成された係止溝19a
に嵌合し、この送り制御カム26が軸筒19を介
して前記振幅制御カム21と一体的に回転可能で
ある。送り制御カム26には段軸29により係止
爪30が回動可能に取付けられ、その一端が折曲
されて送り制御カム26の開口31を通つて延
び、前記送りカム17のボス部外周に形成された
複数個の係止溝32のいずれか1個に嵌合可能で
ある。係止爪30と前記開口31の端縁との間に
介装されたスプリング33は、係止爪30に対し
て第9図における時計方向への回動力を付与して
いる。前記送り設定用カム面27は大半径カム部
27aと、小半径カム部27bと、中半径カム部
27cとから構成されており、それらの各カム部
27a,27b,27cは、後述するように、そ
れぞれ正送り、逆送り及び送り0を設定するため
に作用する。そして、前記係止爪30と係止溝3
2とにより、前記振幅制御カム21及び送り制御
カム26を前記ミシン主軸12の回転と同期して
回転させたり、停止させたりするために連結・解
離されるクラツチ手段が構成されている。この詳
細については後述する。
第11図に示す送り調節カム部体34は合成樹
脂材料により歯車35と一体に形成され、前記送
り制御カム26に隣接してカム軸13に挿嵌され
ている。その送り調節カム部体34の一側面に
は、第13図に示す釦孔の両側かがり部H2,H
4の送り量をそれぞれ設定するための正送り量調
節用カム面36と、逆送り量調節用カム面37と
が互いに対向するカム溝38として形成されてい
る。そして、前記両調節用カム面36,37は送
り調節カム部体34の回動中心を中心とした送り
基準線Cの両側に位置しており、又、前記正送り
量調節用カム面36及び逆送り量調節用カム面3
7は対応的に6つの領域P1〜P6に区分され、
その高さが順次わずかずつ異なつている。
第3図、第9図及び第10図に示すように、前
記歯車35に噛合する歯車39は段軸40により
ミシン機枠11固定された補助機枠11aに支持
されており、その歯車39はミシン機枠11の外
側に一部が露出する手動ダイヤル41(第1図参
照)に別の歯車42(第9図参照)を介して作動
連結されている。従つて、この手動ダイヤル41
を回動操作することにより、前記送り調節カム部
体34が回動操作され、その回動位置は手動ダイ
ヤル41の前面側の表示43(第12図参照)
と、ミシン機枠11の外側面の指針44との協働
により指示される。
前記カム軸13と平行するように、ミシン機枠
11には支持軸45が固定されており、その支持
軸45には第一及び第二の揺動枠46,47が揺
動のみ可能に支持されている。その両揺動枠4
6,47はともに平面形ほぼコ字状に形成されて
おり、第5図及び第9図に示すように、第一及び
第二のカム追従子48,49が前記両揺動枠4
6,47内にそれぞれ位置して前記支持軸45に
沿つて移動し得るようにその支持軸45に挿嵌さ
れている。又、前記両揺動枠46,47には連結
軸50,51がそれぞれ装着されており、その連
結軸50,51には前記カム追従子48,49が
それぞれ挿嵌されて、揺動枠46,47とカム追
従子48,49とがそれぞれ一体的に揺動可能で
ある。
前記第一のカム追従子48には、前記模様カム
群16中の任意の1個のカム、振幅制御カム21
の制御カム面22、あるいはその振幅制御カム2
1の等半径カム面23に選択的に係合可能な接触
部52が形成されている。又、第二のカム追従子
49には前記送りカム17のカム面に係合可能な
接触部53が形成されている。
そして、前記第一及び第二のカム追従子48,
49は、公知の模様選択手段の作用により所望の
縫目模様に対応するカムにそれぞれ選択的に係合
可能であり、この実施例においては第1図に示す
操作つまみ54の回動操作により模様選択作動が
遂行され、選択された縫目模様はミシン機枠11
外側の模様表示板55と指針56との協働作用に
より指示される。
又、第一の揺動枠46はリンク57を介して揺
動リンク58に作動的に連結され、第二の揺動枠
47はロツド59を介して公知の送り調節器(図
示しない)に作動的に連結されている。
第5図の左側に示すように、ミシン機枠11に
は軸ピン60を有する支持板61が固定されてお
り、前記揺動リンク58がその軸ピン60に回動
可能に支持されている。前記針棒14を支持する
公知の針棒支持(図示しない)に一端にて連結さ
れた針棒連杆62は、その端部にコロ63を支持
しており、そのコロ63が前記揺動リンク58の
当接面58aに係合している。さらに、前記針棒
連杆62はリンク64を介してミシン機枠11外
の第一の手動調節つまみ65(第1図参照)に作
動的に連結されており、その調節つまみ65の回
動操作により、前記揺動リンク58の揺動支点に
対するコロ63の位置が変更される。前記第一の
手動調節つまみ65に隣接する第二の手動調節つ
まみ66は、前記送り調節器に作動的に連結され
ている。
なお、前記第一のカム追従子48の接触部52
を制御カム面22等に係合させるための回動力
は、図示しない公知の針棒支枠とミシン機枠との
間に設けられ、前記針棒連杆62を第5図の左方
へ付勢するばね手段(図示しない)の作用により
生じ、又、前記第二のカム追従子49の接触部5
3を前記送りカム17に係合させるための回動力
は前記送り調節器を一方向に付勢するばね手段
(図示しない)の作用により生じる。
第3図及び第5図〜第8図に示すように、前記
ジグザグ基本カム25に一端にて相対する補助カ
ム追従子67は補助機枠11aに固着された支持
片68に段ねじ69により回動可能に支持され、
巻きばね70の作用により、常にジグザグ基本カ
ム25に係合している。前記段ねじ69には切換
レバー71が回動可能に支持され、その一端側の
ピン72が前記振幅制御カム21の制御カム溝2
4に嵌合している。その切換レバー71の他端に
は二腕レバー73が回動可能に支持され、その一
腕に固定されたピン74が前記補助カム追従子6
7に形成されたスロツト75に嵌合している。二
腕レバー73の他腕側縁には回動支点側に位置す
る第一の当接面76と、先端側に位置する第二の
当接面77とが連続して形成され、前記第一のカ
ム追従子48に設けた接触ピン78が係合可能で
ある。
第3図、第9図、第10図及び第11図に示す
ように、前記支持軸45には第一及び第二の接触
腕79,80が回動のみ可能に支持されており、
その両接触腕79,80の先端間に張設された引
張りばね81の作用により、第一の接触腕79の
折曲部82が第二の接触腕80の折曲部83に固
定された当接ねじ84に相対している。第一の接
触腕79には前記送り調節カム部体34のカム溝
38に遊嵌するピン85が固定されるとともに、
前記第二のカム追従子49の先端に形成された係
合部86に係合可能な係合肩部87が形成されて
おり、又、前記第二の接触腕80には前記送り制
御カム26の送り設定用カム面27に相対する接
触部88が形成されている。前記第一の接触腕7
9とミシン機枠11との間に張設された引張りば
ね89は、前記引張りばね81より弱いばね力を
有しており、両接触腕79,80を第9図におけ
る反時計方向へ付勢している。
又、前記第一の接触腕79のピン85の前記両
カム面36,37に対する位置は、前記手動ダイ
ヤル41の回動操作によつて変更可能である。す
なわち、第11図に示す前記ピン85の位置は、
第12図に示す手動ダイヤル41の表示43の数
字3が指針44に合致したときに相当し、そのピ
ン85は領域P3に位置している。そして、手動
ダイヤル41を回動すれば、前記歯車39,42
等の連結手段を介して送り調節カム部体34が回
動され、前記ピン85に対する両カム面36,3
7の相対角度位置が変更される。
第3図、第9図及び第10図に示すように、三
腕状のクラツチ制御部体90は前記段軸40に回
動可能に取付けられ、その2つの腕の先端には前
記送り制御カム26に接近した状態にして前記係
止爪30の他端の作動部30aに相対係合可能な
第一、第二の当接部92,93がそれぞれ形成さ
れている。そして、第9図においては、クラツチ
制御部体90の第二の当接部93が送り制御カム
体26の送り設定用カム面27に近接するように
このクラツチ制御部体90が回動配置されてお
り、係止爪30が係止溝32に嵌合されて前記振
幅制御カム21と送り制御カム26との間のクラ
ツチが結合された状態にあり、この状態において
振幅制御カム21及び送り制御カム26が矢印方
向に回転されると、両カムとともに回転する係止
爪30の作動部30aが第二の当接部93に係合
して係止爪30が係止溝32から外れ、クラツチ
が解離されるようになつている。又、第10図に
二点鎖線で示すように第一の当接部92が前記制
御カム面27に近接するようクラツチ制御部体9
0が回動配置されたときには、係止爪30の作動
部30aがこの第一の当接部92に係合してクラ
ツチが解離されるようになつており、この際、第
一のカム追従子48の接触部52は、第5図に示
すように、振幅制御カム21の凹部に相対するよ
うに制御カム面22の平坦部22bの端部に相対
するようになつている。なお、クラツチ制御部体
90が第10図における実線位置及び二点鎖線位
置に配置されたときには、後述する線ばね106
の作用、及び前記第二又は第一の当接部92,9
3と前記送り調節カム部体34の外周面との係合
によりそれらの位置で保持される。
前記段軸40上には四腕状のクラツチ解離部体
94が回動可能に支持され、その2つの腕の先端
に送り制御カム26に近接して前記係止爪30の
作動部30aに相対係合可能な第一、第二の係合
部95,96がそれぞれ形成されている。このク
ラツチ解離部体94は線ばね97のばね力、及び
第一又は第二の係合部95,96と送り調節カム
部体34の外周面との係合により第9図に示す位
置と第10図に示す位置とに弾性的に保持される
ようになつている。そして第9図に示すように、
第一の係合部95が送り設定用カム面27に接近
するようにクラツチ解離部体94が回動配置され
たときには、その第一の係合部95は、前記クラ
ツチ制御部体90の第一の当接部92の位置に対
応する送り制御カム26の回転角度位置に続く回
転角度位置に対応して配置され、その位置におい
て前記係止爪30の作動部30aがこの第一の係
合部95に係合されて、振幅制御カム21及び送
り制御カム26とミシン主軸12との間の連結が
解離されるようになつており、且つこの際前記第
一の接触子48の接触部52は、第14図に示す
ように係止爪30が前記クラツチ制御部体90の
第一の当接部92に係合したときに相対していた
制御カム面22の平坦部22bに続く凹凸カム部
22aの山部に係合するようになつている。又、
クラツチ解離部体94が第10図の実線位置に回
動配置されたときには、第二の係合部96が前記
第一の係合部95とクラツチ制御部体90の第二
の当接部93との間において前記送り設定用カム
面27に接近しており、係止溝32に嵌合した状
態で回転してきた係止爪30の作動部30aがこ
の第二の係合部96に係合する時には、その係止
爪30は係止溝32から離脱することなく移動
し、それ故に、クラツチ解離部体94は第10図
に示す二点鎖線位置に強制的に回動されるように
なつている。
第4図に示すように、二腕状の連結レバー98
は段ねじ99により補助機枠11aに回動可能に
支持され、その一腕に穿設されたスロツト100
に前記クラツチ制御部体90の残りの一腕が嵌合
している。その連結レバー98に隣接して二腕状
の連係部体101が補助機枠11aに穿設された
小孔(図示せず)に嵌合する突起101aの周り
に回動可能に支持され、その一腕部に透設された
スロツト102に前記クラツチ解離部体94の残
りの一腕が嵌合している。又、連係部体101の
残りの腕の先端にはフツク部103が形成される
とともに、そのフツク部103の端縁には斜状の
カム面103aが形成されている。
第2図、第9図及び第10図に示すように、連
係レバー104は段ねじ105によりミシン機枠
11に回動可能に支持され、その一端には前記連
結レバー98の他腕が嵌合されている。この連係
レバー104は線ばね106により2つの回動位
置のいずれか一方に弾性的に保持される。
制御レバー107は段ねじ108によりミシン
機枠11に回動可能に支持され、その上端に前記
連係レバー104の他端が連結されている。操作
レバー109は前記制御レバー107の下端に上
下方向への摺動可能に支持されており、制御レバ
ー107と一体的に回動可能である。弾性材料か
らなる作用片110はミシン機枠11に固着され
ており、その先端部には、前記操作レバー109
が最下位置に引出された状態にてその上端に相対
し、操作レバー109が最下位置から上方へ押上
げられる際、その上端に係合可能な傾斜面110
aが形成されている。
第1図に示す通常の押え足111に代えて使用
される釦孔かがり用布押え装置112は、針落下
用矩形状開口113aを有するとともに、前記操
作レバー109の下端に前方より係合可能な当接
片114を有する加工布係合用底板113と、そ
の底板113に相対移動可能に挿嵌され、公知の
押え棒115にねじ116により取付けられる押
え足117と、係合突起118を有し、前記底板
113の後端に固定された案内部体119と、そ
の案内部体119に相対移動可能に嵌合され、前
記係合突起118に対向する釦挾持用突起120
及び前記操作レバー109の下端に後方より係合
可能に相対する当接部121を有する調節部体1
22とから構成されている。そして、前記底板1
13は加工布の移動にともなつて移動可能であ
り、又、前記釦挾持用突起120と係合突起11
8との間に釦が挾持されたときには前記当接片1
14と当接部121との間の間隔が釦の直径とほ
ぼ同一に設定されるようになつている。
第9図及び第10図に示すように、切換レバー
123は段ねじ124によりミシン機枠11に回
動可能に支持されており、第1図に示すミシン始
動停止のためのスイツチレバー125に連動して
回動される。そして、ミシンの停止状態において
は第9図に示されている位置にあり、ミシン運転
時には第9図の位置から反時計方向へ回動され、
第10図に示されている位置をとる。切換レバー
123上には切換部体126が回動可能に支持さ
れており、その切換部体126には係合突片12
7が一体形成されている。この係合突片127は
前記切換レバー123が第9図の位置から反時計
方向へ回動されることにより、前記連係部体10
1のカム面103aに係合するようになつてお
り、これにより連係部体101が第4図の反時計
方向へ回動されて、クラツチ解離部体94が第9
図の位置から第10図の実線位置に回動されるよ
うになつている。切換部体126と切換レバー1
23との間にはコイルばね128が張設されてお
り、常にはその切換部体126を切換レバー12
3に突設された係止ピン129に当接する状態に
保持している。
次に、以上のように構成された釦孔かがり装置
の作用を説明する。さて、第2図〜第5図及び第
9図は釦孔かがり作業の開始直前の状態を示すも
ので、押え棒115の下端に固定された布押え装
置112の一対の突起118,120間に所要の
釦(図示しない)が挾持されることにより当接部
121の位置が決定されている。又、操作レバー
109が最下位置に引下げられて前方から押圧さ
れ、制御レバー107を介して連係レバー104
が線ばね106の作用により第9図に示す位置に
保持されている。従つて、クラツチ制御部体90
が第9図に示されている位置に配置され、係止爪
30がコイルばね33の作用により係止溝32の
一つに嵌合するか、あるいは係止溝32間の山部
に当接している。
一方、切換レバー123は第9図の位置に配置
されており、切換部体126の係合突片127が
連係部体101から離間し、クラツチ解離部体9
4は線ばね97の作用により第一の係合部95が
送り設定用カム面27に近接する位置に配置され
ている。
そして、操作つまみ54により釦孔かがりが選
択されると、第一のカム追従子48はその接触部
52が振幅制御カム21の制御カム面22に係合
するとともに、その接触ピン78が二腕レバー7
3の一側縁に相対するように移動配置され、又、
第二のカム追従子49はその接触部86が第二の
接触腕79の係合肩部87に当接するように移動
配置される。この場合、前記第二のカム追従子4
9の接触部53は前記制御カム面27に相対する
が、それに係合しない。
この状態において、ミシン運転のためにスイツ
チレバー125を回動操作すると、切換レバー1
23が第9図の位置から反時計方向に回動され
て、切換部体126により連係部体101が第4
図の二点鎖線位置に回動され、クラツチ解離部体
94が第10図に実線で示す位置に回動配置さ
れ、線ばね97のばね力によりその位置で保持さ
れる。
そして、ミシンが運転されると、模様カム群1
6及び係止溝32を有する送りカム17がミシン
主軸12の回転と連動して回転される。従つて、
係止爪30が前記係止溝32に嵌合しておれば、
振幅制御カム21及び送り制御カム26も直ちに
前記模様カム群16及び送りカム17と一体的に
回転し、又係止爪30が係止溝32間の山部に当
接している場合には最も近い係止溝32に嵌合し
た後に両制御カム21,26が回転される。
その振幅制御カム21の第5図における時計方
向の回転により、第一のカム追従子48がその接
触部52を介して制御カム面22の凹凸カム部2
2aの作用を受け、第6図に示すように第一の揺
動枠46とともに実線位置と2点鎖線位置との間
において揺動される。その揺動運動は、リンク5
77、揺動リンク58及び針棒連杆62等からな
る伝達手段を介して針棒14に伝達され、針15
は大振幅にて横方向に揺動される。この場合、ジ
グザグ基本カム25の作用によつて補助カム追従
子67が揺動され、二腕レバー73が揺動される
が、補助カム追従子67がジグザグ基本カム25
の山部に係合するとき、前記第一のカム追従子4
8の接触部52は制御カム面22の凸部に係合す
るように両カム25,21の回転位相関係が前記
クラツチ手段により設定されているため、第一の
カム追従子48の接触ピン78が前記二腕レバー
73の一側縁と干渉することがなく、そのカム追
従子48の揺動運動に支障を来たすことはない。
又、制御カム溝24の作用により切換レバー71
が第5図に示す位置から第6図に示す位置に回動
され、二腕レバー73の第一の当接面76が前記
接触ピン78に相対する状態にある。
一方、前記送り制御カム26の第9図における
時計方向への回転により、第二の接触腕80の接
触部88は送り設定用カム面27の中半径カム部
27cに係合する。これにより、第一の接触腕7
9が当接ねじ84と折曲部82との係合を介して
回動され、その第一の接触腕79のピン85の軸
心が第11図に示す送り基準線Cに合致する。そ
して、その第一の接触腕79の肩部87に係合部
86にて係合する第二のカム追従子49が第二の
揺動枠46とともに追従回動し、ロツド59を介
して送り調節器が送り量Oを設定する位置へ回動
操作される。
このようにして振幅制御カム21及び送り制御
カム26が回転されると、係止爪30もその送り
制御カム26と一体的に移動され、クラツチ解離
部体94の第二の係合部96に係合する時そのク
ラツチ解離部体94を第10図の実線位置から二
点鎖線の位置に回動させる。それにより、連係部
体101が第4図の実線位置に回動され、その後
係止爪30がクラツチ制御部体90の第二の当接
部93に当接してコイルばね33の作用に抗して
回動され、係止溝32から離脱する。それまでに
前記両制御カム21,26がほぼ120度回転し、
その間に前記布押え装置112により押圧された
加工布には第13図に示す釦孔の一端閂止め部H
1が大振幅、送り量Oにて形成される。
そして、前記係止爪30が係止溝32から離脱
したとき、前記両制御カム21,26の回転が停
止され、第7図に示すように第一のカム追従子4
8の接触部52は制御カム面22の凹凸カム部2
2aの凹部に相対し、第二の接触腕80の接触部
88が送り設定用カム面27の小半径カム部27
bに相対する。従つて、引張ばね81により前記
第二の接触腕80と一体的に結合されている第一
の接触腕79は、別の引張りばね89の作用によ
り第9図における反時計方向へ回動され、ピン8
5が逆送り量調節カム面37に係合する。その係
合により第一の接触腕79のそれ以上の回動が停
止され、第二の接触腕80もその接触部88が前
記送り設定用カム面27の小半径カム部27bと
離間した状態にて保持される。そして、前記第一
の接触腕79の係合肩部87に係合部86を介し
て係合する第二のカム追従子49が第二の揺動枠
47とともに前記第一の接触腕79の回動に追従
して対応する位置へ回動され、送り調節器が微少
逆送り量を設定すべく操作される。その微少送り
量は、前記ピン85が係合する逆送り量調節用カ
ム面37の高さにより決定されるものであり、手
動ダイヤル41の表示43の数字「3」が指針4
4に合致した状態に対応する第11図において
は、前記ピン85は逆送り量調節用カム面37と
領域P3の中央において係合し、それにより対応
する逆送り量が設定される。
この状態におけるミシンの運転継続により、ジ
グザグ基本カム25は他の模様カム群16ととも
に回転を継続し、補助カム追従子67に第7図に
示す実線位置と二点鎖線との間における揺動運動
が付与される。従つて、二腕レバー73も同図に
おける実線位置と二点鎖線との間において揺動さ
れ、その第一の当接面76に相対する接触ピン7
8を介して第一のカム追従子48に揺動運動が付
与される。その揺動運動は、前記補助カム追従子
67がジグザグ基本カム25の山部に係合して二
腕レバー73が時計方向に最大に回動され、第一
のカム追従子48がその接触ピン78と前記第一
の当接面76との係合部を介して回動された第7
図における二点鎖線位置と、前記補助カム追従子
67がジグザグ基本カム25の谷部と係合すべく
回動されて二腕レバー73が同図における実線位
置に向かつて回動され、第一のカム追従子48が
追従回動してその接触部52が停止している振幅
制御カム21の凹凸カム部22aの凹部に係合す
る第7図における実線位置との間において行わ
れ、第13図における釦孔の左側かがり部H2の
形成が中振幅、微少送り量にて遂行される。
このように、両制御カム21,26が停止した
状態にて左側かがり縫が遂行され、加工布を押圧
している布押え装置112の底板113はその加
工布とともに第2図における矢印方向へわずかず
つ移送される。そして、前記左側かがり部H2の
形成が前記一対の突起118,120間に挾持さ
れた釦の大きさにほぼ対応する長さだけ行われた
とき、調節部体122の当接部121が操作レバ
ー109に後方より当接し、その操作レバー10
9は制御レバー107とともに段ねじ108の周
りに第2図の反時計方向へ回動される。それによ
り連係レバー104が段ねじ105の周りに線ば
ね106の作用に抗して回動され、連係レバー1
04が他方の位置に回動されると、その線ばね1
06は付勢力の方向を変更し、連係レバー104
はその位置で保持される。これに基づき、連結レ
バー98を介してクラツチ制御部体90が第10
図の二点鎖線位置へ回動され、その第二の当接部
93と係止爪30との係合が解離される。従つ
て、その係止爪30がコイルばね33の作用によ
り回動されて係止溝32に嵌入される。それによ
り、今まで停止していた両制御カム21,26の
回転が再開される。
振幅制御カム21が第7図に示す位置から時計
方向への回転を再開すると、第一のカム追従子4
8はその接触部52にて制御カム面22の凹凸カ
ム部22aの作用を受けて揺動し、針15に大な
る横方向揺動運動が付与される。又、送り制御カ
ム26の回転再開により、第二の接触腕80の接
触部88が送り設定用カム面27の中半径カム部
27cと係合する。従つて、第一の接触腕79は
引張りばね89の作用に抗して第二の接触腕80
と一体的に回動され、前記と同様にそのピン85
の軸心が第11図における送り基準線C上に位置
する状態に移動保持される。それにより送り調節
器が第二のカム追従子49、第二の揺動枠47及
びロツド59等を介して送り量Oを設定する位置
へ回動される。この状態にて第13図における他
端閂止め部H3が大振幅、送り量Oにて左側かが
り部H2に続いて形成される。この閂止部H3の
形成の際、補助カム追従子97及び二腕レバー7
3はジグザグ基本カム25の作用を受けて揺動す
るが、第一のカム追従子48の揺動運動を干渉し
ないことは前記の一端閂止部H1の場合と同様で
ある。さらに、前記二腕レバー73の揺動支点
は、前記閂止部H3の後半部において、切換レバ
ー71のピン72と制御カム溝24の傾斜溝部2
4cとが係合することにより移動されて第8図に
示す位置に達し、ピン72が小半径溝部24aと
嵌合している間その位置に保持される。
第8図において第一のカム追従子48の接触部
52は制御カム面22の平坦部22bに相対し、
接触ピン78は二腕レバー73の第二の当接面7
7に相対している。そして、二腕レバー73は、
ジグザグ基本カム25の回転による補助カム追従
子67の揺動に連動して同図における実線位置と
二点鎖線位置との間において揺動を継続する。従
つて、前記第一のカム追従子48は二腕レバー7
3の二点鎖線位置への回動の際、その第二の当接
面77と接触ピン78との係合を介して同図にお
ける二点鎖線位置へ移動し、かつ二腕レバー73
の実線位置への回動の際その接触部52が前記制
御カム面22の平坦部22bに当接する位置まで
回動される。その第一のカム追従子48の二点鎖
線位置への移動は、接触部52が制御カム面22
の凹凸カム部22aの凸部に係合するときと同一
であり、従つてその位置における針落ち位置は前
記閂止部H3の形成の際の右端針落ち位置と一致
する。
又、前記閂止部H3の形成後に第二の接触腕8
0の接触部88は送り設定用カム面27の大半径
カム面27aに係合することになり、第一の接触
腕79は引張りばね81の作用により第11図の
反時計方向へ追従回動される。そしてピン85が
正送り量調節用カム面36に当接することにより
第一の接触腕79のその後の回動が阻止され、第
二の接触腕80のみが前記引張りばね81の作用
に抗して単独で回動して前記大半径カム部27a
に係合する。従つて、第二のカム追従子49、第
二の揺動枠47及びロツド59等を介して送り調
節器が微少正送りを設定する位置へ回動され、前
記 上部H3に続く右側かがり部H4の形成が中
振幅、微小正送り量にて行われる。
この右側かがり部H4の形成の初期において
は、前記両制御カム21,27は回転している
が、7針分に相当する縫製が行われた後係止爪3
0がクラツチ制御部体90の第一の当接部92に
係合し、スプリング33の作用に抗して回動され
て係止溝32から離脱し、両制御カム21,27
の回転が停止される。この回転停止時における両
制御カム21,27の位置は、それぞれ第5図及
び第9図に示されている位置と同一である。従つ
て、ミシンの運転の継続により、前述と同様の態
様にて右側かがり部H4の形成が引続き行われ
る。
このようにして右側かがり部H4の縫製が継続
され、その右側かがり部H4の形成が最初に形成
された閂止め部H1にほぼ達すると、加工布係合
用底板113の当接片114が操作レバー109
に前方より当接し、制御レバー107、連係レバ
ー104及び連結レバー98を介してクラツチ制
御部体90が第9図の位置に回動配置され、線ば
ね106のばね力によりその位置で保持される。
従つて、それまで係止爪30と係合していたクラ
ツチ制御部体90の第一の当接部92が係止爪3
0の作動部30aと当接しない位置に移動され、
係止爪30はスプリング33の作用により再度係
止溝32に嵌合され、今まで停止していた両制御
カム21,26が回転を再開する。
そして、その回転再開直後に係止爪30がクラ
ツチ解離部体94の第一の係合部95に係合し、
その係合により係止爪30と係止溝32との嵌合
が再び解放され、両制御カム21,26が停止さ
れる。このとき、第二の接触腕80の接触部88
は送り設定用カム面27の中半径カム部27cに
相対して、第一の接触腕79上のピン85が第1
1図の送り基準線C上に配置され、送り調節器が
送り量Oの位置に回動される。又、第一のカム追
従子48の接触部52は、第14図に示すよう
に、制御カム面22の凹凸カム部22aの凸部に
係合する。この状態において、ジグザグ基本カム
25の作用により補助カム追従子67が揺動し、
二腕レバー73が第14図における実線位置と二
点鎖線位置において揺動されるが、カム追従子4
8は何ら揺動しない。従つて、右側かがり部H4
の形成後に前記閂止め部H1の右針落点と同一位
置において止め縫H5が遂行されることになり、
作業者は3〜4針縫つたところでミシンを停止す
ればよい。
その止め縫が数針行なわれた後ミシンを停止す
れば、切換レバー123が第10図の位置から時
計方向へ回動され、切換部体126が引張りばね
128のばね力に抗して回動され、連係部体10
1を何ら回動させることなくその下方に移動す
る。従つて、2回目以降の釦孔かがりは係止爪3
0がクラツチ解離部体94の第一の係合部95と
係合している位置から開始されることになり、振
幅制御カム21は第14図の位置から回転を開始
することになる。なお、第13図では止め縫縫目
を釦孔かがりから離間した位置において互いに独
立して描いたが、実際には釦孔かがり閂止め部H
1の右端部同一位置に形成されるものである。
このように、止め縫を伴なう所望長さの1個の
釦孔かがりを自動的に行うことができるが、新た
な釦孔かがりを遂行するためには、前述の操作を
行えばよく、その際、両制御カム21,26の回
転開始位置が若干異なるが、作動態様上何ら関係
ないことは前述の説明から十分に理解されよう。
又、この釦孔かがり装置においては釦孔かがり
の二重縫を遂行する際、以下に述べる操作を行な
うことによつて1回目の縫製サイクルにおいては
止め縫縫目が形成されず、2回目の縫製サイクル
の終了時においてのみ止め縫が遂行される。即
ち、初回の釦孔かがり遂行時において、係止爪3
0の作動部30aがクラツチ解離部体94の第二
の係合部96に係合して第一の係合部95が係止
爪30との係合可能範囲内に位置された後から、
係止爪30が第一の係合部95に係合している時
点までの間、換言すれば、釦孔かがりの一端閂止
め部H1の形成後から止め縫縫目H5の形成前ま
での間においてミシンを一旦停止すべく切換レバ
ー123を復帰回動させ、切換部体126を連係
部体101の下方へ位置させる。そして、再びミ
シンを始動すベく切換レバー123を第9図の反
時計方向に回動すれば、切換部体126によりク
ラツチ解離レバー94が第10図に実線で示す位
置に回動配置される。
従つて、右側かがり部H4の形成が一端閂止め
部H1に達した時点において係止爪30がクラツ
チ制御部体90の第一の当接部92から解放さ
れ、両制御カム21,26の回転が前述の如く再
開された時、係止爪30の作動部30aがクラツ
チ解離部体94の第一の係合部95に係合せず、
送り制御カム26及び振幅制御カム21はそのま
ま回転を続行し、初回の釦孔かがりサイクルに連
続して2回目の釦孔かがりサイクルに入ることが
できる。そして、係止爪30がクラツチ解離部体
94の第二の係合部96に係合してそのクラツチ
解離部体94が第9図の位置に配置され、2回目
の右側かがり部H4の縫製が終了した後係止爪3
0がクラツチ解離部体94の第一の係合部95に
係合して前述した止め縫が行われる。
このように、外観のよい2重釦孔かがり縫を連
続的に行つてその最後にのみ止め縫を行うことが
できる。
さらに、この釦孔かがり装置においては、縫製
途中において何らかの意図しない原因によつて上
糸又は下糸が切れた場合にも、前述した従来の釦
孔かがり装置とは異なり、それに容易に対処して
釦孔かがり縫を最後まで遂行して止め縫を行うこ
とができる。つまり、糸が切れた場合には新たな
糸をリセツトしたりするためにミシンを一旦停止
する必要があり、この停止後の再起動により前記
と同様にクラツチ解離部体94が第10図の実線
位置に切換配置される。従つて、糸切れ後引続い
てそのまま釦孔かがりを遂行すれば、1回目の釦
孔かがりサイクルが終了した後、止め縫に入らず
に2回目の釦孔かがりサイクルに自動的に移行
し、その2回目の右側かがり部H4の終了に引続
いて止め縫が行われる。
このように、糸切れ後、糸のリセツト等のため
にミシンを一旦停止した後運転を再開すれば釦孔
かがりの全縫製部位の少なくとも1回の完全な形
成とその後の止め縫とを遂行し得、その糸切りに
も拘らず正常な釦孔かがりを遂行し得る。
なお、この発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、次のような態様で具体化してもよい。
(イ) 止め縫を微少の後退送りピツチにて行い得る
ように、送り制御カム26に止め縫用の送りカ
ム面を設けること。
(ロ) クラツチ解離部体94を不作用状態に移行さ
せるための切換手段としてソレノイドを使用す
ること。
(ハ) クラツチ解離部体94を作用状態へ移動させ
るための作動部(前記実施例では係止爪30の
作動部30a)を送り制御カム26上に設ける
こと。
発明の効果 以上実施例にて例示したように、この発明は釦
孔かがりの全縫製部位の形成後にその最終縫製部
位の形成に対応する振幅及び送り制御カムの回転
角度位置に続く回転角度位置にてその両制御カム
を停止させるために、クラツチ手段に作用してそ
のクラツチ手段に解離作動を行わせるクラツチ解
離部体を設けるとともに、ミシンの運転を開始す
るための手動操作に関連して前記クラツチ解離部
体を不作用状態に移行させる切換手段と、ミシン
の運転開始後の前記両制御カムの回転に関連して
前記クラツチ解離部体を前記不作用状態から作用
可能状態へ移行させる作動手段とを設け、さら
に、クラツチ解離部体の作用により両制御カムが
停止された状態において針の横方向揺動運動をと
もなわず、かつ0又は微少の送りピツチにて止め
縫が遂行されるように前記両制御カムのカム部を
形成したことにより、次に挙げるような優れた効
果を発揮する。
(イ) 所望長さの止め縫付き釦孔かがりを連続して
自動的に行うことができ、釦孔かがり縫目が解
けることがない。
(ロ) 釦孔かがり遂行途中において一旦ミシンの運
転を停止し、再度ミシンの運転を開始する操作
を行うことによつて釦孔かがりの二重縫を遂行
し得、しかも止め縫は二重縫製後においてのみ
実行される。従つて、不必要に止め縫が施され
ることがなく、且つ1回目と2回目とにおいて
形成される釦孔かがり縫目の形成位置がずれる
こともなく、外観を良好にし得る。
(ハ) 糸切れ時、前記と同様にミシンの運転停止、
再開の操作を行うことにより釦孔かがりと止め
縫を完成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明を具体化した釦孔かがり装置を
示すものであつて、第1図はミシンの外観を示す
斜視図、第2図は釦孔かがり用布押え装置及びそ
れに関連する部材を示す斜視図、第3図は振幅及
び送り制御カム等の主要部を一部断面にして示す
側面図、第4図は第9図の4−4線からみた側面
図、第5図は第3図の5−5線における断面図、
第6図〜第8図はそれぞれ異なる作動状態を説明
するための第5図対応部分断面図、第9図及び第
10図はそれぞれ第3図の9−9線における異な
る作動状態を示す断面図、第11図は第3図の1
1−11線における断面図、第12図は手動ダイ
ヤルの正面図、第13図は釦孔かがりの形成過程
を説明するための図、第14図は止め縫遂行状態
を説明するための第5図対応断面図である。 ミシン主軸……12、針……15、振幅制御カ
ム……21、制御カム面……22、送り制御カム
……26、送り設定用カム面……27、係止爪…
…30、作動部……30a、係止溝……32、ク
ラツチ制御部体……90、クラツチ解離部体……
94、第二の係合部……96、連係部体……10
1、切換レバー……123、切換部体……12
6、閂止部……H1,H3、左側かがり部……H
2、右側かがり部……H4、止め縫縫目……H
5。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の縫製部位H1,H2,H3,H4から
    なる釦孔かがりの遂行時における各縫製部位H
    1,H2,H3,H4の形成に適する針15の横
    方向揺動運動及び送り歯の送り運動を行わせるた
    めの回転可能な釦孔かがり用の振幅制御カム21
    及び送り制御カム26と、 その両制御カム21,26をミシンの主軸12
    の回転と同期して回転させたり、停止させたりす
    るために連結・解離作動可能なクラツチ手段3
    0,32と、 そのクラツチ手段30,32に作用し、送り歯
    の送り運動による加工布の移送に関連してそのク
    ラツチ手段30,32の連結・解離作動を制御す
    るクラツチ制御部体90と を備え、任意長さの釦孔かがりを自動的に遂行し
    得るジグザグミシンにおける釦孔かがり装置にお
    いて、 前記クラツチ制御部体90とは別個に設けら
    れ、釦孔かがりの全縫製部位H1,H2,H3,
    H4の形成後に、その最終縫製部位H4の形成に
    対応する前記両制御カム21,26の回転角度位
    置に続く回転角度位置にてその両制御カム21,
    26を停止させるために、前記クラツチ手段3
    0,32に作用してそのクラツチ手段30,32
    に解離作動を行わせるクラツチ解離部体94と、 そのクラツチ解離部体94の作用により両制御
    カム21,26が停止された状態において、針1
    5の横方向揺動運動を伴わず、且つ0又は微少の
    送りピツチにて止め縫H5が遂行されるように前
    記両制御カム21,26のカム部22,27が形
    成されていることと、 ミシンの運転を開始するための手動操作に関連
    して前記クラツチ解離部体94を不作用状態に移
    行させる切換手段101,126と、 ミシンの運転開始後の前記両制御カム21,2
    6の回転に関連して前記クラツチ解離部体94を
    前記不作用状態から作用可能状態へ移行させる作
    動手段96,30aと を設け、 所望長さの釦孔かがりが止め縫を伴つて自動的
    に形成されるようにしたことを特徴とするジグザ
    グミシンにおける釦孔かがり装置。 2 前記クラツチ解離部体94は、クラツチ手段
    30,32に係合してそのクラツチ手段30,3
    2に解離作動を行わせる作用位置と、クラツチ手
    段30,32に係合しない不作用位置とに移動可
    能であり、 前記作動手段が、クラツチ解離部体94上に形
    成された係合部96と、前記両制御カム21,2
    6の一方に支持され、その一方の制御カムの回転
    に伴つて前記係合部96に当接してクラツチ解離
    部体94を作用位置へ移動させる作動部30aと
    からなる 特許請求の範囲第1項に記載のジグザグミシンに
    おける釦孔かがり装置。 3 前記切換手段が、ミシンの運転の開始のため
    の手動操作に関連して移動される切換レバー12
    3に支持された切換部体126と、前記クラツチ
    解離部体94に連結され、その切換部体126に
    当接して移動されクラツチ解離部体94を作用可
    能状態へ移行させる連係部体101とからなる特
    許請求の範囲第1項又は第2項に記載のジグザグ
    ミシンにおける釦孔かがり装置。
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