JPS6213996B2 - - Google Patents
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- JPS6213996B2 JPS6213996B2 JP8932579A JP8932579A JPS6213996B2 JP S6213996 B2 JPS6213996 B2 JP S6213996B2 JP 8932579 A JP8932579 A JP 8932579A JP 8932579 A JP8932579 A JP 8932579A JP S6213996 B2 JPS6213996 B2 JP S6213996B2
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- parts
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Description
本発明はとくに耐候性および耐汚染性のすぐれ
た硬化塗膜を形成しうると共に、皮膚刺激性の改
善されたポリエステル・エポキシ系粉体塗料用樹
脂組成物に関するものである。 カルボキシル基含有ポリエステル樹脂にビスフ
エノールA・ジグリシジルエーテルを配合したポ
リエステル・エポキシ系粉体塗料を被塗物に塗装
し、加熱硬化させた塗膜は耐食性および機械的性
質にすぐれてはいるけれども、耐候性が悪く、2
〜3ケ月の屋外曝露により光沢が消失し、いわゆ
るチヨーキング現象を起こす。また、このカルボ
キシル基含有ポリエステル樹脂にp―オキシ安息
香酸グリシジルエステルエーテルを硬化剤として
配合したポリエステル・エポキシ系粉体塗料は、
耐候性のすぐれた硬化塗膜を形成しうるが、この
p―オキシ安息香酸グリシジルエステルエーテル
は皮膚刺激を起こし易く、粉体塗料製造時や粉体
塗装時などにおいて労働衛生上問題となつてい
る。 しかも、このp―オキシ安息香酸グリシジルエ
ステルエーテルを硬化剤に用いたポリエステル・
エポキシ系粉体塗料は貯蔵時においてブロツキン
グし易く、当該グリシジルエステルエーテル硬化
剤の配合量を減量するだけでは解決が困難である
ことも懸案の問題となつており、さらに、かかる
ポリエステル・エポキシ系粉体塗料は総じて耐汚
染性に劣り、とくにこの耐汚染性が厳しく要求さ
れる冷蔵庫ないしは洗濯機などの家電製品には使
用することもできず、その用途はおのずから限定
されていた。 しかるに、本発明者らは上述した如き種々の欠
点を改善することを目的として鋭意研究した結
果、本発明を完成させるに至つた。 すなわち、本発明者らは酸価が20〜300mg
KOH/gで、かつ、軟化点(環球法による;以
下同様)が70〜140℃であるポリエステル樹脂8
〜93重量部、およびp―オキシ安息香酸ジグリシ
ジルエステルエーテルと一般式 (式中、R1およびR2は水素原子または炭素数
1〜8個のアルキル基であるものとする。) で示される複素環式化合物との付加反応により得
られ、末端にグリシジル基を有する、軟化点50〜
150℃なる付加物92〜7重量部を含有して成る粉
体塗料用樹脂組成物を提供するにある。 ここにおいて、上記ポリエステル樹脂とは多価
アルコール成分と多塩基酸成分とをカルボキシル
基が残存するような条件下で反応せしめて得られ
るものを指称するが、このうち多価アルコール成
分として代表的なものを挙げれば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3―ブタン
ジオール、1,4―ブタンジオール、1,6―ヘ
キサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1,4―シクロヘキサンジメ
タノール、ネオペンチルグリコール、イソペンチ
ルグリコール、ビスヒドロキシエチルテレフタレ
ート、水添ビスフエノールA、水添ビスフエノー
ルAのエチレンオキサイド付加物、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、2,2,4―トリメチルペンタン―1,3―
ジオールあるいはモノエポキシ化合物などであ
り、他方、多塩基酸成分として代表的なものを挙
げればテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
メチルテレフタル酸、トリメリツト酸、ピロメリ
ツト酸、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸、マ
レイン酸、フマル酸、テトラヒドロフタル酸、メ
チルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸あるいはメチルヘキサヒドロフタル酸などであ
り、そしてこれらの多塩基酸のアルキルエステル
の如き反応性誘導体であり、フタル酸無水物、ト
リメリツト酸無水物もしくはピロメリツト酸無水
物などの多塩基酸無水物である。 そして、本発明組成物を構成する第一の成分で
あるポリエステル樹脂は、カルボキシル基が残存
するような方法であれば、公知慣用のいずれの方
法によつても得ることができるが、最も好ましい
方法としては次のような方法がある。それぞれ上
記した多価アルコールと、多塩基酸もしくはこれ
らの反応性誘導体とを、水酸基がカルボキシル基
に対して過剰になるような割合で反応させて、ま
ず水酸基を含有した分子量が1000〜30000なるポ
リエステルを作り、次に多塩基酸無水物を反応さ
せる。かくして、本発明組成物に好適な酸価と軟
化点とを有する、つまり20〜300なる範囲の酸価
を有し、かつ、70〜140℃、より好ましくは100〜
130℃なる範囲の軟化点を有するポリエステル樹
脂を得ることができる。 他方、本発明組成物を構成する第二の成分であ
る前記付加物とは、p―オキシ安息香酸ジグリシ
ジルエステルエーテルと前記一般式〔〕にて示
された複素環式化合物との付加反応生成物を指称
するものであり、このうちp―オキシ安息香酸ジ
グリシジルエステルエーテルは次の如き一般式
〔〕で表わすことができるものである。 (式中のmは0〜4が好ましい。) まず、上記一般式〔〕においてmが1〜4で
表わされるp―オキシ安息香酸ジグリシジルエス
テルエーテルを得るには、mが0で表わされるp
―オキシ安息香酸ジグリシジルエステルエーテル
とp―オキシ安息香酸とを、たとえばトリエチル
ベンジルアンモニウムクロライドの如き第四級ア
ンモニウム塩、トリエチルアミンもしくはジメチ
ルベンジルアミンの如き第三級アミン、あるいは
トリフエニルホスフインの如きトリアルキルホス
フインなどの塩基性触媒の存在下で反応させれば
よく、このさいp―オキシ安息香酸ジグリシジル
エステルエーテルとp―オキシ安息香酸との配合
比率を適宜調節することによつてmを所望の数値
に調整することができる。 一方、前記一般式〔〕で示される複素環式化
合物の代表的なものを例示すれば、ヒダントイ
ン、5,5―ジメチルヒダントイン、5,5―ジ
エチルヒダントイン、5,5―ジプロピルヒダン
トイン、5,5―ジブチルヒダントイン、5,5
―ジペンチルヒダントイン、5―メチルヒダント
インあるいは5―エチルヒダントインなどであ
る。 そして、本発明組成物の第二成分である前記付
加物は、基本的には、次のような一般式〔〕で
示すことができるものであり、 〔式中、nは1〜10が好ましく、Rは式 (但し、式中のmは0〜4が好ましい。) を意味し、R1およびR2は水素原子または炭素数
1〜8個のアルキル基であるものとする。〕 該付加物は前記した如き塩基性触媒の存在下、
100〜200℃、好ましくは130〜180℃でそれぞれ前
記した一般式〔〕および〔〕で示される複素
環式化合物とp―オキシ安息香酸ジグリシジルエ
ステルエーテルとの両者を反応させることにより
容易に製造することができ、この両者の配合比率
を調節することによつて上記一般式中のnを所望
の数値に調節することができ、かくして本発明組
成物に好適な軟化点が50〜150℃、より好ましく
は80〜120℃なる範囲の、末端にグリシジル基を
有する付加物となすことができる。 而して、本発明に係る粉体塗料用樹脂組成物
は、前記したポリエステル樹脂と付加物とをそれ
ぞれ8〜93重量部と92〜7重量部含有して成るも
のである。 この付加物の使用比率が7重量部未満ともなる
と、本発明の特長の一つである耐汚染性が低下す
るし、逆に92重量部を越えると、耐候性が著しく
低下してくるので、いずれも好ましくない。 また、本発明組成物はそれ自体ですぐれた硬化
性を有しているので、本発明組成物から得られる
粉体塗料は、通常の焼付条件を充分満たすもので
あるけれども、一層低温で、あるいは一層短時間
で硬化させるためには、必要に応じて、たとえば
第三級アミン、イミダゾール誘導体あるいはカル
ボン酸金属塩の如き硬化促進触媒を添加すること
ができる。これら硬化促進触媒のうち、イミダゾ
ール誘導体は塗膜面でのピンホールの生成を抑制
する作用もあるので、とくに有用である。 粉体塗料を調製するには、本発明組成物に公知
慣用の流れ調整剤、顔料その他の充填剤、場合に
よつては色焼け防止剤あるいは上記した如き硬化
促進触媒などを配合し、次いで溶融混練せしめた
のち微粉砕する方法が適している。 かくして得られた粉体塗料はたとえば流動浸漬
塗装あるいは静電吹付塗装の如き公知慣用の方法
で被塗物に塗装し、130℃以上、好ましくは160〜
230℃で焼付けて硬化せしめると、鮮映性、耐食
性および機械強度などにすぐれる他に、とくに耐
候性および耐汚染性にすぐれた硬化塗膜を形成し
うるものであり、また本発明組成物は皮膚刺激を
起こし易いp―オキシ安息香酸ジグリシジルエス
テルエーテルとは異り、皮膚刺激性のないp―オ
キシ安息香酸ジグリシジルエステルエーテル誘導
体を用いるので、労働衛生上安全に使用できる
し、しかも本発明組成物は貯蔵安定性にもすぐれ
るという利点がある。 次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 以下、部とあるのはすべて重量に基くものとす
る。 参考例1(ポリエステル樹脂の調整例) ネオペンチルグリコール1162部、ジメチルテレ
フタレート1085部および酢酸亜鉛1部から成る混
合物を、生成するメタノールを反応系外に除去し
ながら150℃で1時間加熱し、次いで210℃で2時
間加熱したのち、イソフタル酸780部およびジブ
チルチンオキサイド1部を追加し、さらに同温度
に4時間保持してから240℃で10時間加熱した。 しかるのち、反応混合物を180℃に降温して無
水トリメリツト酸312部を添加し、同温度に3時
間保持して、軟化点(環球法による)が118℃
で、かつ、酸価が65であるポリエステル樹脂(以
下、これをポリエステル樹脂1と記す。)を得、
次いで冷却し、粗砕した。 参考例2(同上) ネオペンチルグリコール、ジメチルテレフタレ
ートおよび酢酸亜鉛の量をそれぞれ2049部、1911
部および1,1部とする以外は、参考例1と同様
の操作を繰返して、210℃で2時間加熱したの
ち、アジピン酸67部、テレフタル酸1375部および
ジブチルチンオキサイド1.5部を追加した。以後
も、無水トリメリツト酸の量を330部に変更して
行なう以外は、参考例1と同様の操作を繰返し
て、軟化点が126℃で、かつ、酸価が35であるポ
リエステル樹脂(以下、これをポリエステル樹脂
2と記す。)を得たのち、冷却し、次いで粗砕し
た。 参考例3(付加物の調製) エポキシ当量150のp―オキシ安息香酸ジグリ
シジルエステルエーテル1000部と5,5―ジメチ
ルヒダントイン206部とから成る混合物を窒素ガ
ス雰囲気中で撹拌しながら160℃に加熱して、エ
ポキシ当量が450で、かつ、軟化点が95℃である
付加物(以下、これを付加物1と記す。)を得
た。 実施例1および2ならびに比較例1 第1表に所定の組成(使用量はすべて部単位で
ある。)のものをドライブレンドしたのち、スイ
ス国ブス社製「コニーダ―PR―46」を用いて溶
融混練してから微粉砕し、150メツシユ金網を通
して各種の白色粉体塗料を得た。 次いで、この粉体塗料を各別に静電吹付法によ
りリン酸亜鉛処理鋼板に塗布し、200℃で15分間
焼付けた。 これら各種の塗膜厚は約60ミクロンであり、そ
れぞれの塗膜性能および貯蔵安定性は第1表に示
す通りである。 別に、皮膚刺激性を試験するために、大正製薬
(株)より販売されているテストプラスターを使用し
て、p―オキシ安息香酸ジグリシジルエステルエ
ーテル、参考例3において得られた付加物1なら
びに実施例1および2の粉体塗料を10人の人間の
上腕部に接触させて一定時間経過後に剥離して皮
膚の状態を判定した。 その結果、p―オキシ安息香酸ジグリシジルエ
ステルエーテルの場合は12時間経過後既に10人全
員が接触部分において赤く腫れ、皮膚刺激性が著
しかつたが、その他の試料の場合は48時間経過後
も依然として異状は認められなかつた。
た硬化塗膜を形成しうると共に、皮膚刺激性の改
善されたポリエステル・エポキシ系粉体塗料用樹
脂組成物に関するものである。 カルボキシル基含有ポリエステル樹脂にビスフ
エノールA・ジグリシジルエーテルを配合したポ
リエステル・エポキシ系粉体塗料を被塗物に塗装
し、加熱硬化させた塗膜は耐食性および機械的性
質にすぐれてはいるけれども、耐候性が悪く、2
〜3ケ月の屋外曝露により光沢が消失し、いわゆ
るチヨーキング現象を起こす。また、このカルボ
キシル基含有ポリエステル樹脂にp―オキシ安息
香酸グリシジルエステルエーテルを硬化剤として
配合したポリエステル・エポキシ系粉体塗料は、
耐候性のすぐれた硬化塗膜を形成しうるが、この
p―オキシ安息香酸グリシジルエステルエーテル
は皮膚刺激を起こし易く、粉体塗料製造時や粉体
塗装時などにおいて労働衛生上問題となつてい
る。 しかも、このp―オキシ安息香酸グリシジルエ
ステルエーテルを硬化剤に用いたポリエステル・
エポキシ系粉体塗料は貯蔵時においてブロツキン
グし易く、当該グリシジルエステルエーテル硬化
剤の配合量を減量するだけでは解決が困難である
ことも懸案の問題となつており、さらに、かかる
ポリエステル・エポキシ系粉体塗料は総じて耐汚
染性に劣り、とくにこの耐汚染性が厳しく要求さ
れる冷蔵庫ないしは洗濯機などの家電製品には使
用することもできず、その用途はおのずから限定
されていた。 しかるに、本発明者らは上述した如き種々の欠
点を改善することを目的として鋭意研究した結
果、本発明を完成させるに至つた。 すなわち、本発明者らは酸価が20〜300mg
KOH/gで、かつ、軟化点(環球法による;以
下同様)が70〜140℃であるポリエステル樹脂8
〜93重量部、およびp―オキシ安息香酸ジグリシ
ジルエステルエーテルと一般式 (式中、R1およびR2は水素原子または炭素数
1〜8個のアルキル基であるものとする。) で示される複素環式化合物との付加反応により得
られ、末端にグリシジル基を有する、軟化点50〜
150℃なる付加物92〜7重量部を含有して成る粉
体塗料用樹脂組成物を提供するにある。 ここにおいて、上記ポリエステル樹脂とは多価
アルコール成分と多塩基酸成分とをカルボキシル
基が残存するような条件下で反応せしめて得られ
るものを指称するが、このうち多価アルコール成
分として代表的なものを挙げれば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3―ブタン
ジオール、1,4―ブタンジオール、1,6―ヘ
キサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1,4―シクロヘキサンジメ
タノール、ネオペンチルグリコール、イソペンチ
ルグリコール、ビスヒドロキシエチルテレフタレ
ート、水添ビスフエノールA、水添ビスフエノー
ルAのエチレンオキサイド付加物、トリメチロー
ルプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、2,2,4―トリメチルペンタン―1,3―
ジオールあるいはモノエポキシ化合物などであ
り、他方、多塩基酸成分として代表的なものを挙
げればテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
メチルテレフタル酸、トリメリツト酸、ピロメリ
ツト酸、アジピン酸、セバシン酸、コハク酸、マ
レイン酸、フマル酸、テトラヒドロフタル酸、メ
チルテトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸あるいはメチルヘキサヒドロフタル酸などであ
り、そしてこれらの多塩基酸のアルキルエステル
の如き反応性誘導体であり、フタル酸無水物、ト
リメリツト酸無水物もしくはピロメリツト酸無水
物などの多塩基酸無水物である。 そして、本発明組成物を構成する第一の成分で
あるポリエステル樹脂は、カルボキシル基が残存
するような方法であれば、公知慣用のいずれの方
法によつても得ることができるが、最も好ましい
方法としては次のような方法がある。それぞれ上
記した多価アルコールと、多塩基酸もしくはこれ
らの反応性誘導体とを、水酸基がカルボキシル基
に対して過剰になるような割合で反応させて、ま
ず水酸基を含有した分子量が1000〜30000なるポ
リエステルを作り、次に多塩基酸無水物を反応さ
せる。かくして、本発明組成物に好適な酸価と軟
化点とを有する、つまり20〜300なる範囲の酸価
を有し、かつ、70〜140℃、より好ましくは100〜
130℃なる範囲の軟化点を有するポリエステル樹
脂を得ることができる。 他方、本発明組成物を構成する第二の成分であ
る前記付加物とは、p―オキシ安息香酸ジグリシ
ジルエステルエーテルと前記一般式〔〕にて示
された複素環式化合物との付加反応生成物を指称
するものであり、このうちp―オキシ安息香酸ジ
グリシジルエステルエーテルは次の如き一般式
〔〕で表わすことができるものである。 (式中のmは0〜4が好ましい。) まず、上記一般式〔〕においてmが1〜4で
表わされるp―オキシ安息香酸ジグリシジルエス
テルエーテルを得るには、mが0で表わされるp
―オキシ安息香酸ジグリシジルエステルエーテル
とp―オキシ安息香酸とを、たとえばトリエチル
ベンジルアンモニウムクロライドの如き第四級ア
ンモニウム塩、トリエチルアミンもしくはジメチ
ルベンジルアミンの如き第三級アミン、あるいは
トリフエニルホスフインの如きトリアルキルホス
フインなどの塩基性触媒の存在下で反応させれば
よく、このさいp―オキシ安息香酸ジグリシジル
エステルエーテルとp―オキシ安息香酸との配合
比率を適宜調節することによつてmを所望の数値
に調整することができる。 一方、前記一般式〔〕で示される複素環式化
合物の代表的なものを例示すれば、ヒダントイ
ン、5,5―ジメチルヒダントイン、5,5―ジ
エチルヒダントイン、5,5―ジプロピルヒダン
トイン、5,5―ジブチルヒダントイン、5,5
―ジペンチルヒダントイン、5―メチルヒダント
インあるいは5―エチルヒダントインなどであ
る。 そして、本発明組成物の第二成分である前記付
加物は、基本的には、次のような一般式〔〕で
示すことができるものであり、 〔式中、nは1〜10が好ましく、Rは式 (但し、式中のmは0〜4が好ましい。) を意味し、R1およびR2は水素原子または炭素数
1〜8個のアルキル基であるものとする。〕 該付加物は前記した如き塩基性触媒の存在下、
100〜200℃、好ましくは130〜180℃でそれぞれ前
記した一般式〔〕および〔〕で示される複素
環式化合物とp―オキシ安息香酸ジグリシジルエ
ステルエーテルとの両者を反応させることにより
容易に製造することができ、この両者の配合比率
を調節することによつて上記一般式中のnを所望
の数値に調節することができ、かくして本発明組
成物に好適な軟化点が50〜150℃、より好ましく
は80〜120℃なる範囲の、末端にグリシジル基を
有する付加物となすことができる。 而して、本発明に係る粉体塗料用樹脂組成物
は、前記したポリエステル樹脂と付加物とをそれ
ぞれ8〜93重量部と92〜7重量部含有して成るも
のである。 この付加物の使用比率が7重量部未満ともなる
と、本発明の特長の一つである耐汚染性が低下す
るし、逆に92重量部を越えると、耐候性が著しく
低下してくるので、いずれも好ましくない。 また、本発明組成物はそれ自体ですぐれた硬化
性を有しているので、本発明組成物から得られる
粉体塗料は、通常の焼付条件を充分満たすもので
あるけれども、一層低温で、あるいは一層短時間
で硬化させるためには、必要に応じて、たとえば
第三級アミン、イミダゾール誘導体あるいはカル
ボン酸金属塩の如き硬化促進触媒を添加すること
ができる。これら硬化促進触媒のうち、イミダゾ
ール誘導体は塗膜面でのピンホールの生成を抑制
する作用もあるので、とくに有用である。 粉体塗料を調製するには、本発明組成物に公知
慣用の流れ調整剤、顔料その他の充填剤、場合に
よつては色焼け防止剤あるいは上記した如き硬化
促進触媒などを配合し、次いで溶融混練せしめた
のち微粉砕する方法が適している。 かくして得られた粉体塗料はたとえば流動浸漬
塗装あるいは静電吹付塗装の如き公知慣用の方法
で被塗物に塗装し、130℃以上、好ましくは160〜
230℃で焼付けて硬化せしめると、鮮映性、耐食
性および機械強度などにすぐれる他に、とくに耐
候性および耐汚染性にすぐれた硬化塗膜を形成し
うるものであり、また本発明組成物は皮膚刺激を
起こし易いp―オキシ安息香酸ジグリシジルエス
テルエーテルとは異り、皮膚刺激性のないp―オ
キシ安息香酸ジグリシジルエステルエーテル誘導
体を用いるので、労働衛生上安全に使用できる
し、しかも本発明組成物は貯蔵安定性にもすぐれ
るという利点がある。 次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 以下、部とあるのはすべて重量に基くものとす
る。 参考例1(ポリエステル樹脂の調整例) ネオペンチルグリコール1162部、ジメチルテレ
フタレート1085部および酢酸亜鉛1部から成る混
合物を、生成するメタノールを反応系外に除去し
ながら150℃で1時間加熱し、次いで210℃で2時
間加熱したのち、イソフタル酸780部およびジブ
チルチンオキサイド1部を追加し、さらに同温度
に4時間保持してから240℃で10時間加熱した。 しかるのち、反応混合物を180℃に降温して無
水トリメリツト酸312部を添加し、同温度に3時
間保持して、軟化点(環球法による)が118℃
で、かつ、酸価が65であるポリエステル樹脂(以
下、これをポリエステル樹脂1と記す。)を得、
次いで冷却し、粗砕した。 参考例2(同上) ネオペンチルグリコール、ジメチルテレフタレ
ートおよび酢酸亜鉛の量をそれぞれ2049部、1911
部および1,1部とする以外は、参考例1と同様
の操作を繰返して、210℃で2時間加熱したの
ち、アジピン酸67部、テレフタル酸1375部および
ジブチルチンオキサイド1.5部を追加した。以後
も、無水トリメリツト酸の量を330部に変更して
行なう以外は、参考例1と同様の操作を繰返し
て、軟化点が126℃で、かつ、酸価が35であるポ
リエステル樹脂(以下、これをポリエステル樹脂
2と記す。)を得たのち、冷却し、次いで粗砕し
た。 参考例3(付加物の調製) エポキシ当量150のp―オキシ安息香酸ジグリ
シジルエステルエーテル1000部と5,5―ジメチ
ルヒダントイン206部とから成る混合物を窒素ガ
ス雰囲気中で撹拌しながら160℃に加熱して、エ
ポキシ当量が450で、かつ、軟化点が95℃である
付加物(以下、これを付加物1と記す。)を得
た。 実施例1および2ならびに比較例1 第1表に所定の組成(使用量はすべて部単位で
ある。)のものをドライブレンドしたのち、スイ
ス国ブス社製「コニーダ―PR―46」を用いて溶
融混練してから微粉砕し、150メツシユ金網を通
して各種の白色粉体塗料を得た。 次いで、この粉体塗料を各別に静電吹付法によ
りリン酸亜鉛処理鋼板に塗布し、200℃で15分間
焼付けた。 これら各種の塗膜厚は約60ミクロンであり、そ
れぞれの塗膜性能および貯蔵安定性は第1表に示
す通りである。 別に、皮膚刺激性を試験するために、大正製薬
(株)より販売されているテストプラスターを使用し
て、p―オキシ安息香酸ジグリシジルエステルエ
ーテル、参考例3において得られた付加物1なら
びに実施例1および2の粉体塗料を10人の人間の
上腕部に接触させて一定時間経過後に剥離して皮
膚の状態を判定した。 その結果、p―オキシ安息香酸ジグリシジルエ
ステルエーテルの場合は12時間経過後既に10人全
員が接触部分において赤く腫れ、皮膚刺激性が著
しかつたが、その他の試料の場合は48時間経過後
も依然として異状は認められなかつた。
【表】
【表】
【表】
なお、耐塩水性は検体塗膜面にナイフでカツト
線を入れ、35℃で5%食塩水を1000時間噴霧した
のち、カツト部にセロハンテープを貼着し、剥が
したときの塗膜の剥離幅を示す。 また、耐汚染性はマジツクインキを塗布したの
ち、ベンジンを含ませた脱脂綿で拭取り、インキ
の付着程度を比較判定する。
線を入れ、35℃で5%食塩水を1000時間噴霧した
のち、カツト部にセロハンテープを貼着し、剥が
したときの塗膜の剥離幅を示す。 また、耐汚染性はマジツクインキを塗布したの
ち、ベンジンを含ませた脱脂綿で拭取り、インキ
の付着程度を比較判定する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 酸価が20〜300mgKOH/gで、かつ、軟化点
(環球法)が70〜140℃であるポリエステル樹脂8
〜93重量部、およびp―オキシ安息香酸ジグリシ
ジルエステルエーテルと一般式 (式中、R1およびR2は水素原子または炭素数
1〜8個のアルキル基であるものとする。) で示される複素環式化合物との反応により得ら
れ、末端にグリシジル基を有し、かつ、軟化点
(環球法)が50〜150℃である付加物92〜7重量部
を含有して成る粉体塗料用樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8932579A JPS5614567A (en) | 1979-07-16 | 1979-07-16 | Resin composition for powder paint |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8932579A JPS5614567A (en) | 1979-07-16 | 1979-07-16 | Resin composition for powder paint |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5614567A JPS5614567A (en) | 1981-02-12 |
| JPS6213996B2 true JPS6213996B2 (ja) | 1987-03-30 |
Family
ID=13967509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8932579A Granted JPS5614567A (en) | 1979-07-16 | 1979-07-16 | Resin composition for powder paint |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5614567A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU2003252728A1 (en) * | 2003-07-30 | 2005-02-15 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Resin composition |
| JP2009256448A (ja) * | 2008-04-16 | 2009-11-05 | Nippon Kayaku Co Ltd | エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、及びその硬化物 |
-
1979
- 1979-07-16 JP JP8932579A patent/JPS5614567A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5614567A (en) | 1981-02-12 |
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